典外魔道 / 一限目:暴走する熱霊体について

GM:いちま
メイン / 見学室
キャラシート
PC1:ルクス・フェインベルク(キャラシート) PL:みつ
[ ナイトメア:デーモンルーラー2 / セージ1 / アルケミスト1 ]
PC2:シタン・サイアミーズ(キャラシート) PL:嗣子
[ メリア:フェアリーテイマー2 / スカウト1 / セージ1 ]
PC3:ライエル・スターク(キャラシート) PL:いちま
[ 人間:ソーサラー2 / スカウト1 / レンジャー1 ]
Log
  1. 一限目:暴走する熱霊体について
  2. 二限目:古き森との共存関係について
Index
  1. キャラメイク
  2. 自己紹介
  3. 選択講義「魔法生物実技演習Ⅰ」
  4. 霊薬研究会”神秘の霞”部室
  5. 本校舎・大図書館
  6. 学園鉄道部"JR"・路線エリア
  7. 霊薬研究会”神秘の霞”部室-2
  8. 美食研究会"竜の食卓"キャンプ地
  9. 研究棟・第四魔法生物準備室
  10. 数日後
  11. リザルト
キャラメイク
嗣子:キャラメイク!私のキャラの技能等決まりましたので宣言しまする
嗣子:メリアの生まれ妖精使いで、フェアリーテイマー2、スカウト1でやろうと思います
嗣子:これでフェアリーテイマーlv1、技8、体7、心14 経験点2千点になって…能力値ダイス振ってく感じかしら
GM:OK!
GM:振っちゃっていいぜ
嗣子:1d6+1d6+1d6+2d6+6+1d6+1d6 一回目
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6+2D6+6+1D6+1D6) → 1[1]+6[6]+3[3]+10[6,4]+6+4[4]+1[1] → 31

GM:例によって3回まで振って選んで良い感じで
嗣子:ありがとうございます~
嗣子:極端すぎる
嗣子:1d6+1d6+1d6+2d6+6+1d6+1d6 二回目
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6+2D6+6+1D6+1D6) → 5[5]+2[2]+4[4]+8[2,6]+6+3[3]+4[4] → 32

嗣子:1d6+1d6+1d6+2d6+6+1d6+1d6 3回目
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6+2D6+6+1D6+1D6) → 4[4]+5[5]+5[5]+8[3,5]+6+1[1]+3[3] → 32

GM:合計値はよこならびだ
嗣子:もっと高くなってくれたら嬉しかったがしょうがない
GM:いっぱいやってそだちましょう
嗣子:2回目選択します…!計算中
嗣子:13,10,11,21,17,18
GM:知力Bがおしい
嗣子:1足りないよ~~
嗣子:フェアリーテイマー2、スカウト1だと残り500点か どうせだしセージも1で取っちゃいます
GM:両方こなせてる
嗣子:人数少ない分判定チャンスはきちんと押さえてた方がよいとおもい
GM:えらい
嗣子:セージ1で言語は汎用蛮族語の会話で取って
嗣子:後戦闘特技、買い物、経歴表か
嗣子:戦闘特技は…ちょっと悩ましいけどターゲッティングで一応
嗣子:買い物は時間かかるし先に経歴表振っちゃうのでいいかしら
GM:あってこまることないからね
GM:振っていいよ~ 全部チョイスしてもいいけど
嗣子:敢えて振っていこうと思います
みつ:振ってからチョイスしたっていい
嗣子:1d6+1d6+1d6
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6) → 6[6]+5[5]+6[6] → 17

みつ:いいんだっけ
GM:いいよ しょせんバックボーンのヘルプやし
嗣子:C、5-6 異性の家族がいない かな
嗣子:1d6+1d6+1d6
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6) → 4[4]+4[4]+4[4] → 12

嗣子:B4-4 大切な約束をしている
嗣子:1d6+1d6+1d6
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6) → 2[2]+2[2]+5[5] → 9

嗣子:A2-5 かつては貴族だった
GM:メリアの貴族かあ
嗣子:貴族だったの!?ってなっちゃった
みつ:ぼつらく!
嗣子:うーんうーん 妖精使いのメリアは結構よくいるんだよね となると…
GM:まあ細かいバックボーンとかは開始までに埋めるみたいなのでもいいとおもうぜ
嗣子:強大な妖精に魅入られて、彼女といつか契約するという約束をしてしまったので、このままだとコイツとその周りにも危険だからということでユーシズにほぼ追放じみた感じで飛ばされた感じ…かなあ
嗣子:それもそう!
みつ:興奮するな
嗣子:じゃあ大体埋まりましたし シート書いてきますね~
GM:おねがいよ~
GM:みつさんもふっていくかい
みつ:ふる~
みつ:人間生まれのナイトメア、生まれは錬金術師だぜ
みつ:2d+2d+1d+1d+2d+2d
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+1D6+1D6+2D6+2D6) → 9[6,3]+7[5,2]+2[2]+5[5]+8[3,5]+8[6,2] → 39

みつ:2d+2d+1d+1d+2d+2d
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+1D6+1D6+2D6+2D6) → 6[5,1]+6[3,3]+6[6]+4[4]+7[1,6]+6[1,5] → 35

みつ:2d+2d+1d+1d+2d+2d
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+1D6+1D6+2D6+2D6) → 4[2,2]+4[1,3]+5[5]+5[5]+6[3,3]+6[4,2] → 30

みつ:一番上だわ
GM:一発だ
みつ:あまりにも最強すぎた
みつ:あ、技能はデモルラ2アルケミ1セージ1にします
GM:デモルラ、学科がどこにあるのかよくわかんないらしいんだよな 頑張って見つけてください
みつ:なので普段は賦術科にいる感じ
GM:なるほどね
みつ:ほなら一応経歴表も振ってくか
みつ:1d6+1d6+1d6
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6) → 3[3]+6[6]+5[5] → 14

みつ:1d6+1d6+1d6
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6) → 6[6]+3[3]+4[4] → 13

みつ:1d6+1d6+1d6
SwordWorld2.5 : (1D6+1D6+1D6) → 2[2]+2[2]+1[1] → 5

みつ:B:6-5「引きこもっていたことがある」 C:3-4「はずかしいあだ名を持っている(いた)」 A:2-1「臨死体験したことがある」
みつ:うーんそれっぽさある
GM:考えておいてください、恥ずかしいあだ名
みつ:考えておくか~ 地雷スイッチを
GM:ふたりだと心もとないのでGM・キャラシも作っていきます
みつ:やった~
嗣子:わあい
GM:人間の一般人生まれでやっていきます 平凡の凡
みつ:human...
GM:ナイトメアとかいるし逆にオーソドックス存在がいてほしくなっちゃった
GM:2d6+2d6+2d6+2d6+2d6+2d6 1回目
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 7[2,5]+4[2,2]+3[2,1]+4[2,2]+9[3,6]+7[2,5] → 34

GM:2d6+2d6+2d6+2d6+2d6+2d6 2回目
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 8[5,3]+9[3,6]+5[1,4]+6[4,2]+5[4,1]+10[6,4] → 43

GM:2d6+2d6+2d6+2d6+2d6+2d6 3回目
SwordWorld2.5 : (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 4[1,3]+7[2,5]+5[4,1]+12[6,6]+6[2,4]+3[1,2] → 37

みつ:真ん中つよくない?
GM:知力5だけどうーむ
嗣子:合計地すご
みつ:1人目のが知力高いか
嗣子:精神力は二人目?
GM:どれも微妙でなやむな~
GM:まあ2番めでいっか
GM:技能はソーサラー2と~
GM:レンジャー1スカウト1
GM:後は経歴表とかは振らない派なのでとばして
GMhttps://charasheet.vampire-blood.net/5217729こんなで~
自己紹介
GM:では揃ったので始めて行くわよ!
シタン・サイアミーズ:宜しくお願いします~!
GM:最初にサクッと自己紹介をお願いします どんなやつなのかとか持ってる技能とかを教えて下さい ルクスちゃんからどうぞ
ルクス・フェインベルク:はーい
GM:キャラシも改めて貼ってくれるとうれC
ルクス・フェインベルクhttps://charasheet.vampire-blood.net/5216382
ルクス・フェインベルク:私だ!
ルクス・フェインベルク:ルクス・フェインベルク。人間生まれナイトメアです
ルクス・フェインベルク:結構でかめの会社やってるお家の一人娘ですが、いろいろあって引きこもってました。
GM:インドア角っ子だ
ルクス・フェインベルク:七色のマナの白リボンな1年生で、一応賦術学科に籍を置いています。
GM:部活とかはやってたりするのかな
ルクス・フェインベルク:よくぞ聞いてくれました
ルクス・フェインベルク:霊薬研究会「神秘の霞」に所属しております もしかしたら一応会長かもしれないが、そのへんのことはまだふわっとしてる
GM:会長じゃない可能性があるとは…
ルクス・フェインベルク:部室にほとんど住んでいるので、部屋にあるものの半分程度はルクスの私物だったりするとかしないとか
ルクス・フェインベルク:会長らしいことはあんましてなさそう
GM:なるほどね
GM:でも実はやっぱり会長なんじゃないですか?
ルクス・フェインベルク:そうかも 自覚はないが……そういう細々したことは誰かがやってくれてるだろう はっはっは!
GM:適当だ……だいじょうぶかなあ
GM:持ってる技能もやっぱりアルケミストなのかな
ルクス・フェインベルク:そうです
ルクス・フェインベルク:技能はデーモンルーラー2/アルケミスト1/セージ1 契約している扉の小魔は球体を中心に小さな球体がいくつか回ってるようなやつ
GM:わりかし無機質系だ
ルクス・フェインベルク:ルクスの興味はどっちかというと錬金術の方に向いており、「世界は何で出来ているのか」を知りたいと思っています
ルクス・フェインベルク:それは魔神も例外ではなく
GM:世界の外から来るものだからおもしれ~ってなってるのかな
ルクス・フェインベルク:そうですね。外側にあるものを調べることで世界の内側も知れるんじゃない?みたいなアプローチです
GM:だいぶマクロの物理学だ そこまで掘り下げたむずかしい話をGMができるかはわからないが……がんばってくれ!
ルクス・フェインベルク:それっぽいことを、なんとかするぜ!
GM:いえい ぽさ出せればなんとかなるからね
GM:では次!シタンちゃん~
シタン・サイアミーズhttps://charasheet.vampire-blood.net/5216356
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズです。21歳のローズウッド長命種メリア。
シタン・サイアミーズ:同じく七色のマナ一年生、白リボンです。学科は妖精魔法なのかな?
GM:じゃあ妖精魔法だったことになりました
シタン・サイアミーズ:わあい 一番取ってるからね…
シタン・サイアミーズ:一応は元貴族だったり 地元で高位妖精と契約するよ~という約束をしてしまったりしていますが、本人は見た限りあまり動揺せず
GM:大きめの将来性フックだ
シタン・サイアミーズ:とにかく妖精魔法や自己を鍛える事に注力しているように見えるそうです
シタン・サイアミーズ:ルクスさんと同じく というか引き摺り込まれたのか、神秘の霞の部員のひとりでもあります。主に担当してるのは店番。
GM:こっちは真面目に自己を高めているわけね
シタン・サイアミーズ:本人的には約束を大事にしていて、自分の実力が足りなかったことを気にしてるようです。
GM:良い子やんけ…
シタン・サイアミーズ:その為、文字や理論で学ぶ事が出来る他の魔法と違う妖精魔法を、上手くとらえるアプローチの一助になるんじゃないかと部の活動にも協力してるようです。
シタン・サイアミーズ:というわけで、データ的には フェアリーテイマー2/スカウト1/セージ1.
シタン・サイアミーズ:妖精とは世界の真理の表出である、という理論には少し共感するところがあるのでこういう並びなようです。
シタン・サイアミーズ:あ、契約属性は今回、土、水、火、光です!
GM:なるほどな~
GM:光属性たすかる プリおらんので
シタン・サイアミーズ:早く魔法制御も取らないといけないのでは?と思っています
シタン・サイアミーズ:ともあれ長くなっちゃいましたが、どうかよろしくお願いします!
GM:なかなか遠いのよね 頑張って育ってください
GM:よろおね~
GM:じゃあ最後にGMのPCをちょろっと出しときます
ライエル・スタークhttps://charasheet.vampire-blood.net/5217729
ライエル・スターク:ライエル・スターク。真語魔法学科所属の人間です。同じく白リボンの1年生。
ライエル・スターク:ド田舎一般人の出自ながら魔術の神童ともてはやされ、親戚が持ち寄ったお金で学園に送り出されましたが、
ライエル・スターク:学園でさらなる世間の広さを知り、井の中の蛙で終わらんように真面目に精進しています。
ライエル・スターク:常にごつい仮面を装着しており素顔を見せませんが、これはルクスさんの作った薬で常に笑顔になってしまう呪いを受けてしまったせいで
ライエル・スターク:早く治療法を見つけてくれとせっつく形でよく「神秘の霞」に出入りしています。
ライエル・スターク:正式な部員ではないけどなんやかんや治療薬の役に立つといえば部活の用事も手伝ってくれる。騙されやすいのかも。
ライエル・スターク:技能的には ソーサラー2/スカウト1/レンジャー1 です。薬草消費担当になりそう。
ライエル・スターク:そういう感じです 頑張ります
選択講義「魔法生物実技演習Ⅰ」
GM:ここはユーシズ魔導公国、魔法学園「七色のマナ」の本校舎講義室の一つ。
GM:始業のベルと同時、黒いローブを纏った鋭利な雰囲気の女性が扉を開けて教壇に上がっています。
ゼナ・アクウェイン:「……」
《"冷たき瞳"のゼナ・アクウェイン》
七色のマナ教授にして遺跡探索者。多系統魔術に精通するシャドウの魔女。教師としては厳格で、例年講義単位を落とす生徒が大量に出ている。

ゼナ・アクウェイン:それなりの広さの講堂。席に着く生徒達の顔を順に見やった後、おごそかに口を開く。
ゼナ・アクウェイン:「──古来、魔術の教授とは秘して行われるべきものでした」
ゼナ・アクウェイン:「魔術の秘奥を探究する事を真に志した者が、深山幽谷に住まう仙人の噂を遥々と尋ね──百の問いと試練を課せられ、」
ゼナ・アクウェイン:「ふるいにかけられた才あるものばかりが、その教えに浴する事ができる」
ゼナ・アクウェイン:カツ、カツとローブの下から靴音を立てながら壇上を歩く。その一挙一投足が新入生達にとってはとりわけ、無視できない存在感を放っている。
ゼナ・アクウェイン:「才あるものにのみ開かれる、狭き叡智。それこそが付け焼き刃ではない"本物の魔術"でした」
ゼナ・アクウェイン:「が、過去の話です」
ゼナ・アクウェイン:「今、諸君らは機会に恵まれています」
ゼナ・アクウェイン:「特別な才のない凡人でもほんの少しの努力を積めば通る事のできる簡単な試験を通り、いくらかばかり懐を痛めるだけで、こうして」
ゼナ・アクウェイン:「魔術的真理を探究する遥かな先達より直々に、教えを受ける事ができる状況にあるのですから」
ゼナ・アクウェイン:「しかし、それは諸君らに価値があるからではありません。ましてや優れているからでもない」
ゼナ・アクウェイン:「ただ時代と場所に恵まれたからです」
ゼナ・アクウェイン:「ならば、諸君らの価値とはどこにあるのでしょうか?その答えを──」
ゼナ・アクウェイン:「卒業までに示していただける事を期待しています」
ゼナ・アクウェイン:冷ややかな三つの碧眼が、教室を見渡している。
ゼナ・アクウェイン:そこから、ひとつ息を吐いて。
ゼナ・アクウェイン:「では、始め。まずは教科書の27ページから……」
シタン・サイアミーズ:檀上にて語る魔女に、ひたりと静かな金瞳が視線を合わせている。ノートは貴重だから、”雑談”は心に止めてもそのまま書き写すようなことはしない。
シタン・サイアミーズ:指示が出れば即時に従って、教科書を開いている。ノートには、予習なのか丁寧な文字でシラバスにある担当箇所について記述されている。
ゼナ・アクウェイン:壇上。教科書の次のページを開こうとして、
ゼナ・アクウェイン:不意に、ごく微かな詠唱と共に右手を振るう。小さな静電気めいたものが迸り、寝惚けていた生徒のこめかみを打つ。
居眠りしていた生徒:「ひぎゃっ!」
ゼナ・アクウェイン:「……入学したてで学園の構造にはまだ暗いですか? ネザー・フレベリン。ここは講義室です」
ゼナ・アクウェイン:「保健室ならば、廊下を出て突き当たりを右ですよ」
居眠りしていた生徒:「あっ……ええっと……」消え入りそうな声。
ゼナ・アクウェイン:「どうしました? 早く移動なさい。それとも、まだ夢心地の中にいるようであれば、もう一発"きつけ"を贈って差し上げますが……」
GM:ガタガタと慌てた音を立てて、うたた寝を注意された生徒は慌てて教室を出て行く。
GM:他の生徒達は口には出さないまでも、おっかねえ……と言わんばかりの空気だ。
ルクス・フェインベルク:噂通りの厳格さだな……と思いながら、眠気を払うために手の甲をつねる。
シタン・サイアミーズ:早く再開しないかなあと教科書の記述を指でなぞっている。事実貴重な時間なのだから勿体ないことをするなあ、と件の学生には思っているようだった。
ライエル・スターク:仮面の裏で冷や汗をかきながら、予習のノートに何度も目を通し直している。
ゼナ・アクウェイン:「……失礼、時間を少々無駄にしました。それでは再開しましょう」
ゼナ・アクウェイン:「続けて、魔法生物の初歩──ガストと呼ばれる霊体生物について。こちらは座学の簡単な復習になりますが」
ゼナ・アクウェイン:「これらはある媒体を通して召喚・封印され得るという性質を持っています」
ルクス・フェインベルク:全く別のページを読んでいたが、音を立てないようにこっそりと指定のページを開き直す。
ゼナ・アクウェイン:「知っている者?──私の講義では長くは待ちません。三秒以内に挙手なさい」
GM:目標値5の魔物知識判定に成功すると、答えが「魔石」である事が分かります。
シタン・サイアミーズ:うおお やります
シタン・サイアミーズ:2d6+1+2>=5 セージ1、知力2
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2>=5) → 3[1,2]+1+2 → 6 → 成功

シタン・サイアミーズ:あ、危なっ
ライエル・スターク:2d6>=5
SwordWorld2.5 : (2D6>=5) → 2[1,1] → 2 → 自動的失敗

ルクス・フェインベルク:2d6+1+3 セージ知力(識別など)
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 4[1,3]+1+3 → 8

ライエル・スターク:??????
ルクス・フェインベルク:ライエルくん!!!
ライエル・スターク:「ああっ」教科書にインクを零してしまい、慌てて拭いている。
シタン・サイアミーズ:ファンブルメモ作って書いておいたよ……
GM:分かった人は挙手回答するとすこし先生の覚えが良くなったりするかもしれないでしょう。
ルクス・フェインベルク:すっ、と手を挙げる。
GM:あっメモありがとう
シタン・サイアミーズ:少し遅れて挙手します。
ゼナ・アクウェイン:「では、そうですね──」
ゼナ・アクウェイン:1d2 ルクス/シタン
SwordWorld2.5 : (1D2) → 2

ゼナ・アクウェイン:「シタン・サイアミーズ。答えなさい」
ゼナ・アクウェイン:小杖で指名する。……先の居眠り生徒にしてもそうだが、今日初めて会ったはずの君達の名前を既に記憶しているようだ。
シタン・サイアミーズ:「はい。その宝石は”魔石”と呼ばれ、ドレイク達に製法が伝わっているという伝承が存在します」
シタン・サイアミーズ:その事に少し背が伸びるような心地があった。傍目には金瞳を微かに揺らした程度ではあったが。
ゼナ・アクウェイン:「よろしい。及第点の回答でしょう」
シタン・サイアミーズ:ありがとうございます、と一礼して着席する。
ゼナ・アクウェイン:「しかし強いて補足するならば、既にそれは伝承ではありません」
ゼナ・アクウェイン:「魔法文明時代に作られた彼らの性質や反応について、現在はある程度解明されています。その魔石についても──」
シタン・サイアミーズ:補足の解説をノートに写してゆく。
ゼナ・アクウェイン:「過去に蛮族との交戦の中で回収したものについて解析を行い、同等の性質の石の錬成に成功しています」
ゼナ・アクウェイン:「さて、些か座学が長くなってしまいましたが。この講義は演習です」
ゼナ・アクウェイン:「諸君らにはこれより、このガストを御する魔術を一つ習得していただきます」
ゼナ・アクウェイン:「小魔法の中でもより簡易な汎系統呪文です。ワードブレイク等と同様、各自が得意とする術式にて解釈する手間はありますが……学科専攻で学ぶ魔術に比べれば習得は容易でしょう」
ゼナ・アクウェイン:そう言って、ローブの懐から魔石を取り出す。
ゼナ・アクウェイン:そのまま何かの呪文を唱えると、青白い霊体のようなものがひとつ、ふたつと次々に石の中から出現し、部屋をふわふわと舞い始める。
GM:それを見た生徒達から微かに悲鳴が上がるが、
ゼナ・アクウェイン:「落ち着きなさい。これは戦闘演習ではありません」
ゼナ・アクウェイン:「このように解析の済んでいる魔法生物は、術者の命令に従い動く魔導機のようなものです」
ゼナ・アクウェイン:「今は戦闘指示は出していません。それを踏まえて……今回の課題は、諸君らの手でこのガストを封印することです」
GM:という訳で、ガストを魔石に封印・回収する演習の判定に入ります。
シタン・サイアミーズ:おお~ はいっ
ルクス・フェインベルク:わいわい
GM:この判定には二つの工程があります。
1.特殊小魔法「小霊縛りの呪文」の習得理解:文献判定で難易度8
2.特殊小魔法の行使:「小霊縛りの呪文」の行使判定で難易度10

GM:このようになります。「1」の判定に成功すると、呪文の詳細まで知ることができます。
GM:それぞれの判定は何度でも再挑戦できますが、なるべく少ない回数でこなせた方が授業成績が良くなり、多少のメリットが発生します。
ルクス・フェインベルク:ほほう
GM:後、1の判定は再挑戦のたびに難易度が-1されることとしましょう。
シタン・サイアミーズ:ふむふむ
ルクス・フェインベルク:見せていくか 我々の優秀さを
GM:という訳で各自判定をどうぞ
ルクス・フェインベルク:いっこ質問いいですか
GM:はいどうぞ
ルクス・フェインベルク:行使判定に使う技能とかも1でわかる感じ?
GM:わかりますが、言ってしまえば任意の魔法技能でいけます
シタン・サイアミーズ:なるほどな~
ルクス・フェインベルク:了解です~ とりあえず文献を爆読みするぞ
シタン・サイアミーズ:まず1の文献判定 セージ技能+知力Bでいくぜ
ライエル・スターク:うおお俺もやるぞ
ライエル・スターク:2d6 平目マン
SwordWorld2.5 : (2D6) → 5[4,1] → 5

ルクス・フェインベルク:2d6+1+3>=8 セージ知力(識別など)
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3>=8) → 2[1,1]+1+3 → 6 → 自動的失敗

シタン・サイアミーズ:2d6+1+2>=8
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2>=8) → 7[3,4]+1+2 → 10 → 成功

ルクス・フェインベルク:んん~~~~???
ライエル・スターク:くそ~1回目失敗
シタン・サイアミーズ:ファンぶってるw
GM:とりあえずシタンちゃんが成功したので呪文について開示します
◯小霊縛りの呪文
GMが認める場合に、戦闘不能状態にある弱い霊体を捕まえる事のできる魔法。
発声必須。消費MP2点。主動作で使用。対象単体。射程至近。
行使にあたっての魔力は任意の魔法技能を参照できる。

GM:という感じ!
シタン・サイアミーズ:なるほどね
ルクス・フェインベルク:ほほう
シタン・サイアミーズ:一応二人が1成功するまで待った方がいいかな
GM:先に行使やっちゃってもいいぜ!
GM:呪文わかんね~ってなってる奴らを尻目にするっと成功させる自由
シタン・サイアミーズ:あ、ありがとうございます!では2の呪文行使をフェアリーテイマー技能で行使します
ライエル・スターク:こちらも2回目行きます 難易度-1されて7
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2>=10 フェアリーテイマー技能2、知力B2
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2>=10) → 10[6,4]+2+2 → 14 → 成功

ライエル・スターク:2d6>=7 うおお
SwordWorld2.5 : (2D6>=7) → 10[5,5] → 10 → 成功

ルクス・フェインベルク:うおお2度目いくぞ
ライエル・スターク:ハア ハア
ルクス・フェインベルク:2d6+1+3>=7 セージ知力(識別など)
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3>=7) → 5[4,1]+1+3 → 9 → 成功

GM:シタンちゃんはストレート成功!すごい
シタン・サイアミーズ:びっくりするくらい出目がいい
GM:ルクスちゃんも間に合っています
GM:地味にMPが2減るんだけど、次のシーンまで日をまたぐのでここでは減らさなくても大丈夫
シタン・サイアミーズ:あっよかった わあい
ルクス・フェインベルク:呪文を唱えるぞ~
ライエル・スターク:こっちも呪文をやるぜやるぜ
ライエル・スターク:2d6+4>=10 ソーサラー知力
SwordWorld2.5 : (2D6+4>=10) → 7[2,5]+4 → 11 → 成功

ルクス・フェインベルク:2d6+2+3>=10 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+2+3>=10) → 7[4,3]+2+3 → 12 → 成功

ライエル・スターク:フン…
ルクス・フェインベルク:まあこのくらいはね
GM:ではシタンくんはストレートで成功、他の二人はちょっと呪文覚えるのに手間取ったけどいけたぜという感じ
シタン・サイアミーズ:やったね
GM:おのおの演出とかしてってください
ライエル・スターク:「……う、んん?」ちょっとインクで汚れた教科書を睨んでいる。「呪文ってことは真語の領域と思ってたけど……そういう訳でもないのか……?」
シタン・サイアミーズ:呪文もある程度予習した成果か、すんなりと理解出来た。別種の魔法技能でも行使できるように作られているから、この場合は--
ルクス・フェインベルク:「んんー……」教科書を睨みつけているが……。「んんー……?」何度見てもそれらしい記述が見当たらない。
シタン・サイアミーズ:『影よ、影よ。影と混ざり合うマナよ。私の声を聴き入れなさい。日は沈み、しじまの夜が参りました』
シタン・サイアミーズ:『あなたの寝所へ戻りなさい。眠り休むように』弾む様な妖精語で、元の呪文構成をなぞるように。
GM:その声に応えるように、シタンさんの持つ魔石の下へ1匹のガストが舞い込んできます。
GM:そのまますがたがかき消えて、石がほのかに熱を持ったように感じるでしょう。
シタン・サイアミーズ:魔石を試し眇め、色々と確かめる。恐らく出来たようだとわかった所で、教授へ提出しにゆく。
ゼナ・アクウェイン:「ほう……」にわかに目を細める。「正直な所、全員がこの時間中に熟せる事までは期待していませんでしたが」
GM:ひときわ早く課題を終わらせたシタンさんの事は特に印象に残ったようです。評定も良好なものになるでしょう。
シタン・サイアミーズ:「ありがとうございます。闇妖精との経験が役立ったようです」少し息を吐く。
ライエル・スターク:(サイアミーズ、もう終わってるのか……くっ、僕もこんな所で遅れを取るわけには……!)
ルクス・フェインベルク:「……ああ、なるほど。そういうことだったか」ぼそりとつぶやき、ページをぺらぺらとめくる。
ルクス・フェインベルク:全く別のところを開いていた。
ライエル・スターク:「行けるはずだ……やってやる……やってやるぞ!」しばらく教科書に何かを書き込んでいたが、ぶつぶつと呟きながら立ち上がって。
ライエル・スターク:「──《虚ろの影、昏き霊のマナよ、我が声に従い、地へと還り眠れ!》」魔法文明語による詠唱が響く。少しの間があって、こちらもガストを回収することに成功している。
ライエル・スターク:……成功した。憔悴からの安堵に額を拭おうとして、仮面が邪魔だったのでできない。地味にいろいろ不便をしている……。
シタン・サイアミーズ:真語魔法的にはああなるのだな…と感心しながら見ている。
ルクス・フェインベルク:『迷える者。彷徨う魂。一時の契約のもと命ずる』一際異質な発声。
ルクス・フェインベルク:『眠れ』
ルクス・フェインベルク:『おい、何を笑っている。見世物じゃないぞ』ガストが回収されていく中、徽章の中の小魔に向けて小声で言う。
ルクス・フェインベルク:「……ふう、こんなものかな」
GM:見慣れない召異魔法の行使を見てこそこそと何やら話していた生徒達がいたが、すぐに散らばっていった。
GM:……と、そうして君達が無事に課題を終えたあたりで講義終了のベルが鳴ります。
ゼナ・アクウェイン:「……ここまで」ぱん、と教科書を閉じると同時、詠唱を行う。浮かんでいたガスト達が一斉に魔石へと戻る。
ゼナ・アクウェイン:「さて、達成者は半分未満という所ですか。ここ5年では最悪の出来ですね」
ゼナ・アクウェイン:「どの道、嫌でも学期末までには熟せるようになっていただきます。既に遅れを取ったものは、どのように穴を埋めるか考えておくこと」
ゼナ・アクウェイン:「以上」
ライエル・スターク:部屋を出ていったのを見て、やや気の抜けたように座り込む。
シタン・サイアミーズ:丁寧にノートに纏めていた。所見としての別技能者たちのそれとの差異、教授のそれの様子をメモしている。
GM:では、ここで授業報酬の精算を行います。
ルクス・フェインベルク:ドゥルルルル
・5-(1と2の合計判定回数)の20倍の経験点(最低0)
・ガストの質問に正解した場合、名誉点+1
・一度も判定に失敗しなかった場合、名誉点+3

GM:今回の場合、シタンさんが60の経験点と名誉点4点。他の二人は40の経験点になります。
ルクス・フェインベルク:シタン、君は我が研究会の星だ
GM:最後のリザルトの時に加算されるので、どっかにメモしておいてね。
シタン・サイアミーズ:ありがとうございます~~ メモにも追記!
シタン・サイアミーズ:ルクスはもうちょっと真面目に授業を受けたらどうなんです…?
ルクス・フェインベルク:なに、私はいつも真面目だぞ。しかし、徹夜したのがまずかったな。
霊薬研究会”神秘の霞”部室
GM:そんな緊張感のある講義があったりした翌日の昼頃。たまたま出る講義のなかった君達は、部室でいつものような日常を過ごしていました。
シタン・サイアミーズ:次の講義に向けた予習を殆ど済ませ、部の経費計算の書類に手を付けている。
ルクス・フェインベルク:「う~~~ん」椅子に座り、窓に向かって何か唸っている。ルクスが唸っているのは概ねいつものことである。
シタン・サイアミーズ:そこらで摘んできたハーブから淹れた茶を飲みながら聞き流し、書類処理や部室--店も含め--の整理をしているのもいつものことだった。
ルクス・フェインベルク:「シタン、設備投資の話についてなんだが」本日10分ぶり5回目であり、すでに4回却下されている。
シタン・サイアミーズ:「なんですか?同じ理由を挙げないという基本的なことくらいはクリアしてくれるんですよね」
ルクス・フェインベルク:「じゃあダメか……。もしかしたら、もうちょっと押してみると案外いけたりしないかという試みだったんだが」
シタン・サイアミーズ:書類処理の手は一切止まっていない。「押して行ける程資金に余裕がないんですよね。もっと真っ当な薬を売りません?」
シタン・サイアミーズ:これも何度も言っては却下されている資金状況の改善案だった。
ルクス・フェインベルク:「購買部に勝てるビジョンがあるなら私も賛同するがねぇ」
シタン・サイアミーズ:「品質と値段もそうですが、なにより信用で一切勝てないですね……」
シタン・サイアミーズ:「前先輩に売った、声変わりの薬ってもう治療法確立してましたっけ」
ルクス・フェインベルク:「あと少しのところまで来てる。元が 魔動機文明時代 アル・メナス のものだったからねえ」
ルクス・フェインベルク:「二、三ほど素材の試験が済めばまあなんとかなるだろう」
シタン・サイアミーズ:「それなら早く治りそうですね…下手なパーティグッズだと思って適当に使うなんて、とても勇気ある方でした」
シタン・サイアミーズ:「そうだ、治療と言えば…笑顔から戻らなくなるやつはどうです?先生たちからもせっつかれてたでしょう」
ルクス・フェインベルク:「そういう蛮勇のおかげで我々も実験体には困らない。ありがたいことにね」
ルクス・フェインベルク:「……それなんだがねえ」
ライエル・スターク:そんな話をしていたおり。コンコンと2回のノックと「失礼するぞ」という挨拶の後、勢いよく扉が開く。
シタン・サイアミーズ:「あ、噂をすればスターク君」
ライエル・スターク:「ルクス・フェインベルク! 頼まれていた薬草を採取してきたぞ……!」
ライエル・スターク:袋に詰まった野草を机の上に置く。
ライエル・スターク:「君が必要だと言っていたものだ。これで本当に僕の呪いの治療薬の研究が進むんだろうな……!」
ライエル・スターク:ローブが少しくたびれている。朝から森を駆け回っていたのだろうか。
シタン・サイアミーズ:「また扱き使ってたんですか、あなたは」少し呆れたような視線でルクスを見る。
ルクス・フェインベルク:「おお、助かるよライエルくん。ああ、そうとも。間違いなく進むね。必要なのは一歩一歩着実な成果であり決して性急さではない……わかってくれるね」
ライエル・スターク:「分かっている……確かに君の言う通り、革新とは一朝一夕で成るものではない……」
ルクス・フェインベルク:正確に言えば、進むのは先の「声変わりの薬」の方の研究である。
ライエル・スターク:話のすり替えにも気付いていない。何かとこういう言い回しに乗せられやすい所がある男だ。
シタン・サイアミーズ:薬草の内容から恐らくそうなんだろうと気付いたが何も言わない。事実そっちだって放って置くとうるさいのは事実だからだ。
シタン・サイアミーズ:「ルクスがこういう時は、まだまだ遠そうですね……」溜息。
ライエル・スターク:「だが進んではいるんだな? 君のような奴を頼るのも不本意だが、しかし、宛にしているからな……!」
ルクス・フェインベルク:「ライエルくん。君の辛い現状は私としても心苦しいものだ。一刻も早く解決したいと、私自身が強く望んでいるとも」
ルクス・フェインベルク:「おかげで一昨日は徹夜してしまったからねえ。アクウェイン先生の授業で危うく寝かけるところだった」
ライエル・スターク:不本意というのは心からの言葉だった。しかし、この学校の教授陣でも解呪法が分からないと言っていた呪いである。学校に入学して日も浅い彼が頼れるものの数も多くはない。
ライエル・スターク:「……! そうか、君も君なりに努力はしているのだな……」
シタン・サイアミーズ:何時か騙されそうだなあ……とスターク君を見ている。
ルクス・フェインベルク:「わかってくれるか、ライエルくぅん!」
ライエル・スターク:「アクウェイン先生の授業で危うく寝かける」事は、確かになんとしても避けたいグレートソード級の危機に違いない。彼女もまたそれほどのリスクを負ってはいるのだ……。
ルクス・フェインベルク:事実、ライエルに掛かった呪いについて考えていない日はない。ないが、
ルクス・フェインベルク:そのどれもが思いつきや机上の空論の域を出ず、実験段階にまで至っていない。
ライエル・スターク:「──だが、それはそれだ。僕はこれでも疑り深い性格だからな」耳を疑うような台詞を口にしている。
シタン・サイアミーズ:「自己評価に大変な問題がある発言が聴こえましたね…」
ライエル・スターク:「今日も君が研究の手を抜いていないか見張るために来た訳だ」
ライエル・スターク:「しばらく机を一つ借りるぞ。僕は僕で自分の次の授業の予習を進めなければならないからな……」
ライエル・スターク:そう言って部室の一角で教科書とノートを開き始めています。
シタン・サイアミーズ:「あ、じゃあいつもの所使ってくださいね……と。ルクス、本当に進んでるんです?」後半だけ囁くように。
ルクス・フェインベルク:「おやおや、それはご苦労。森を駆け回ってくれた礼もある。存分に予習に励むといいよ」
ルクス・フェインベルク:シタンの問いかけには、自信たっぷりの表情のまま首を横に振る。
シタン・サイアミーズ:「……はぁ……」額を手で抑えて天を仰ぐ。
シタン・サイアミーズ:「何時か刺されても知りませんよ」
ルクス・フェインベルク:「近接戦闘の心得でも学ぶべきかな……はっはっは」
ラザリー・シェイ:「フフフ……相変わらずの賑わいぶりじゃあないの」
ラザリー・シェイ:と、そこにノックもなく入ってくるのは肌白いエルフの女。
”彷徨える”ラザリー・シェイ
召異魔法学科の二年生。エルフ。白リボン。
一年間学内を探しても召異魔法の授業を行っている校舎を見つけられず、現在留年の危機にある。
ルクスが召異魔法の使い手であると知ってからは妙に馴れ馴れしく先輩風を吹かしてきている。

ルクス・フェインベルク:「おやおや、これはこれはラザリー先輩」
ルクス・フェインベルク:「どうです?校舎探しの進捗は」
シタン・サイアミーズ:「いらっしゃいませ…ん」店番として染み付いた癖で告げた後、相手に気付く。
ルクス・フェインベルク:ずずい、と近寄る。なんやかんやルクスも珍しく懐いている
ライエル・スターク:「……む」ルクスの知人か……と警戒した様子を見せる。初対面のようだ。
ラザリー・シェイ:「ははは、さっぱりよ! こっちは高い学費を払っているっていうのに……」やれやれのポーズ。
シタン・サイアミーズ:「召異学科の先輩ですね。そう悪い方ではありません」
ラザリー・シェイ:「と、すまない。いつもの如く軽いトークの合間に溢れ出る知性を披露していきたいのは山々なのだけど」
ラザリー・シェイ:「そうもしていられない。実は、今の私はかなり困った状況になっていてさ」
ライエル・スターク:「そうか、サイアミーズがそう言うなら……」と向き直って挨拶している。
ラザリー・シェイ:「聞いてくれない場合は土下座して靴を舐めるのも辞さない構えだよ、フフフ……」
ラザリー・シェイ:胸元の趣味の悪い髑髏のネックレスをチャラチャラさせながらそんなことを宣っている。
シタン・サイアミーズ:「思った以上に追い詰められてますね……」
ルクス・フェインベルク:「なるほど……先輩の土下座が見れるのもなかなか魅力的だが……」
ルクス・フェインベルク:「私としても協力関係にあると思っているからねえ。話は聞きましょうとも。かわいい後輩たるこの我々が!」
ライエル・スターク:(仮に困っているとしてもルクス・フェインベルクを頼るのはやめた方が……)と思ったが、ブーメランなので口にするのはやめた。
ルクス・フェインベルク:「特別価格で!」
ラザリー・シェイ:部室にいる面々を見渡してから、指を5本立てる。「一人頭500Gだ。成功報酬だけれどね」
シタン・サイアミーズ:「…また随分出しますね。私達で対応出来ることなんですか?」
GM:足元を見て揺すればもう少し何かを引き出せる可能性もなくはないかもしれないが、引き出せるのはただの土下座かもしれない。
ラザリー・シェイ:「ああ。そうだね……それだけかなり一大事なんだよ。かいつまんで話すけどね」
ルクス・フェインベルク:「ふぅン、500。500ねえ……」先輩の話を効く姿勢
シタン・サイアミーズ:書類を畳み、メモ用の小さい黒板を取り出している。話をまず聞くつもりのようだ。
GM:という形で、ラザリーは以下のような依頼内容を話してきます。
・ラザリーは現状、先生の授業手伝いのバイトをして交流していく中でなんとか召異魔法のコツと学科校舎の情報を集めようとする方針で活動している。。
・その一環でアクウェイン先生が研究に使用する魔法生物を運んでいたのだが、うっかり校内に逃してしまった。
・逃げ出した魔法生物は、ブロウガストという、遺跡から度々発見されるガストの変異種。放って置くとモノに憑依して暴走させる性質がある。
・今日の5限目(今から3時間後)には先生が出先から戻ってきて教材の確認をするはずなので、それまでに回収できていないととてもまずい。バレたら絶対クビにされてしまう。
・自分はこれから落とすと進級が終わる必修の学外実習に出なければならず、回収を手伝う事はできない。自分の代わりに魔法生物を回収し、何事もなかった形にしておいてほしい。
・報酬は一人頭500G。
・経費として救命草と魔香草を1人につき2つ。
・逃げ出した3体のブロウガストを封印する魔石3つはこちらから貸与する。終わったら第四魔法生物準備室に戻しておいてほしい。

GM:また、魔物知識判定が発生します。目標値8。
ルクス・フェインベルク:2d6+1+3 セージ知力(識別など)
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 4[1,3]+1+3 → 8

シタン・サイアミーズ:2d6+1+2>=8 セージ1、知力B2
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2>=8) → 8[5,3]+1+2 → 11 → 成功

ライエル・スターク:2d6 平目!
SwordWorld2.5 : (2D6) → 10[6,4] → 10

GM:では、みんな知っていましたね。魔物データを貼っておきます。
ルクス・フェインベルク:アクウェイン先生の授業真面目に聞いててよかった~
シタン・サイアミーズ:昨日のやつ関連で予習でもしたのかな
「ブロウガスト」
レベル2
HP:7 MP:-
知能:なし 知覚:魔法
反応:反応による 言語:なし
知名度/弱点値:8/12 弱点:炎属性ダメージ+2点
先制値:8 移動速度:15 / -
生命抵抗力:2(9) 精神抵抗力:3(10)
攻撃方法:腕
命中力2(9) 打撃点2d+2
回避力2(9) 防護点0

・特殊能力
◯器物憑依
GMが認めた物体一つに憑依する。
このモンスターは戦場から消失し、新しいモンスターとして戦場に出現する。
そのモンスターが戦闘不能になった場合、このモンスターも戦闘不能になった状態で戦場に再出現する。

・説明
各所の遺跡から見つかっている、通常のガストよりも戦闘力が低いかわりに、器物に憑依して暴走させる性質を持った特殊なガストです。
作成当時はこれに命令を与えて道具を動かすような使い方をされていたものと思われますが、通常のガストと異なり現代における制御魔術についてはまだ確立されておらず、研究が続いています。

・戦利品
2~9:なし
10~:魔力を帯びた石(250G/金A)

GM:こういったモンスターのようです。
ルクス・フェインベルク:なるほどなあ
シタン・サイアミーズ:「昨日の魔生でやったガストの変異種ですか」
ラザリー・シェイ:「君達も……あの講義は受けているよね。ガストを封印する……」
ラザリー・シェイ:「そう、それだよ」びしっと指を指してからやや不安そうに。「昨日……昨日か」
ルクス・フェインベルク:「ちょうど直近の講義がそれだったねえ。復習にはもってこいじゃあないかな?」
ラザリー・シェイ:「三人とも、ちゃんとできる……? 大丈夫?」
シタン・サイアミーズ:「一応全員時間内に封印は成功させていますよ」
ライエル・スターク:「ああ、問題なくクリアしたとも」三人……?と自分も頭数に入っている事に違和感を覚えつつも一旦スルー。
ルクス・フェインベルク:「自慢じゃないが、ここに最速クリア者がいるとも」
ルクス・フェインベルク:自信満々にシタンちゃんを指差す
シタン・サイアミーズ:「予習した所が丁度出ただけですから…」少し眉を寄せて。
ルクス・フェインベルク:「私も、開いていたページを間違えていなければ、匹敵していただろう……」
ライエル・スターク:「その負け惜しみはどうなんだ……」
ラザリー・シェイ:ほ、と安堵した様子で。「な、ならよかった。じゃあやっぱり頼らせてもらうよ」
シタン・サイアミーズ:「そういう変なミスがなければもうちょっと覚えがいいんじゃないですか」
シタン・サイアミーズ:「とはいえ、仕事の内容は理解しました。私は構いません」二人は、と見やる。
ラザリー・シェイ:「そう……憑依してる状態のあいつらは、とにかく暴れまわって回収どころじゃないだろうから」
ラザリー・シェイ:「憑依対象ごといっぺんボコボコにして、大人しくなった所で魔石に封印してやるんだ」
ルクス・フェインベルク:「睡眠は大事、ということさ。私も受けるとも。……というか、一人頭500と言ったが。先輩は3人分出せるのかい?」
シタン・サイアミーズ:(破損状況とかで結局バレそうだけど大丈夫なのかな……)
ラザリー・シェイ:「物品の破損とかはこう……事故とか故障だったことにして上手く誤魔化してほしい!」
シタン・サイアミーズ:「了解しました。ルクスがいるし…ネタには困らないでしょう」少し息をつく。
ルクス・フェインベルク:「ああ、そうとも。……んん?」
ライエル・スターク:「ああ、それは確かに……」
ルクス・フェインベルク:「んん~~??」
ラザリー・シェイ:「ま、まあ……もしも誤魔化すのが無理だったらその時は……腹を括るよ」
シタン・サイアミーズ:「……まあ、私達だって先輩が酷い目に遭うのは嫌ですから。出来る限り努めます」
ラザリー・シェイ:「死んだ命と思ってアクウェイン先生が引くくらいの勢いで土下座して来るよ」
ラザリー・シェイ:「で、でもできれば死にたくはない……」完全に怯えている!
ラザリー・シェイ:もともと色素の薄い肌が余計に青白くなっている。
ルクス・フェインベルク:「土下座慣れしてるねえこの人」
GM:具体的な方法としては、HPを0にしてから10分以内に目標値9の「小霊縛りの呪文」を一度でも成功させる事で、魔石の中にブロウガストを回収できます。
ラザリー・シェイ:「じゃあ、そういう事だから……頼んだよ君達!」
ルクス・フェインベルク:「任せたまえよラザリー先輩!」
ラザリー・シェイ:そう言って実習に使うのだろう器具がパンパンに詰まっていそうな革鞄を持ち上げ、バタバタと部室を出ていきました。
シタン・サイアミーズ:「はい。出来る限り努めて参ります」
ルクス・フェインベルク:「ふ~~む、さて。これで三回くらいは実験に付き合ってもらえるな」
シタン・サイアミーズ:「…金額を聞いた時、珍しく何も言わないと思ったら…」
ライエル・スターク:「……」その後ろ姿を見送って、溜息をついて。それから、ふと気付いたように。
ライエル・スターク:「……って、おい。ルクス・フェインベルク!」
ルクス・フェインベルク:「ん?どうしたんだいライエルくん」
ライエル・スターク:「こんな面倒事を引き受けている場合なのか……!? 君は僕の為にも研究を進めるべき身だろうッ」
ルクス・フェインベルク:「まあまあそう声を荒げるものじゃあないよ。いいかい、ライエルくん」
ルクス・フェインベルク:「君の解呪はいわば大きなプロジェクトなんだ。当然できるかぎり速さを求めて手を尽くしているが──」
ルクス・フェインベルク:「そればかりに注力しすぎては経済的に逼迫し、この部活どころか、私の在学も危うくなる。極端な話だがね」
ライエル・スターク:「む……」
ルクス・フェインベルク:「いやはや、私が特待生であればもう少し楽はできたのだがねえ。そこはすまないと思っているよ」
ライエル・スターク:「確かに……様々な可能性を模索するにはどの道、資金が必要か」
ルクス・フェインベルク:「世知辛い話だが、そういうことだ」
シタン・サイアミーズ:その会話を半目で見ている。口だけ動かして。(詐欺師でもやってけそうですね)
ルクス・フェインベルク:「というわけだ。君も来てもらおう。資金面でもそうだし、何より発見は実践にこそ眠っているかもしれないからねえ」
ライエル・スターク:「む……良いだろう、そういう事ならば手伝ってやる」
シタン・サイアミーズ:「…そうですね。先輩ですから、やった後で払い渋るとかそう言う事はないでしょうし…」
ルクス・フェインベルク:「万が一あったとしたら、あらゆる手段で回収するとも」
ライエル・スターク:「元々、元凶の君はともかくサイアミーズまで巻き込んでしまっているんだ。その部分に関する負い目は僕にもあるしな」
ライエル・スターク:そそくさと予習の資料を片付け始める。
シタン・サイアミーズ:「まあ同じ部活ですから、変に気になさらないでください」
シタン・サイアミーズ:「さて…まずは、ブロウガスト3体が何処にいるかの探索でしょうか。倒すにも回収するにも、まずどこにいるか分からないと…」
ライエル・スターク:「……ああ、そうだな。さっきの話が本当なら、どこかで騒ぎになっていそうなものだが……」
GM:という感じで調査判定に移行します。
本校舎・大図書館
◯行動選択肢
・学内の異変を調査する(複数回成功可能)…聞き込み判定(冒険者+知力)・目標値8(10分経過)
・ブロウガストの生態について詳細な調査を行う…文献判定(セージ/アルケミ+知力)・目標値9(10分経過)
◯現在の経過時間:0分/180分
◯回収したブロウガスト:0/3体

GM:現在こういった状況になります。
シタン・サイアミーズ:なるほどなるほど……上手く時間内にやらないといけないんですね
GM:そうですね。ここからは、基本的にPC3人はそれぞれ同時に行動を宣言してください。
GM:その上で、同時に判定の処理→時間経過処理 という流れで繰り返していきます。
シタン・サイアミーズ:あ フェアリーウィッシュを使うのってこれは時間経過になります…?
GM:詠唱に時間かかる系の魔法?
シタン・サイアミーズ:一手番で出来る感じの魔法です 一時間のうち一回、達成値+1してくれる基本妖精魔法
GM:1手番で済むくらいの行動ならカウントしないぜ。経過時間0でやって大丈夫です。
シタン・サイアミーズ:ありがとうございます~ ではフェアリーウィッシュを行使。一時間に一回判定達成値+1です。mp1消費。
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを1減少(24 → 23)
GM:他にそういうのがなければ判定に移ってもらおう
ルクス・フェインベルク:一旦ナシ!
ライエル・スターク:一応確認したけど役に立ちそうなのはないぜ
GM:改めて3人とも、どの判定をするか教えてね 異変調査は2人でやって両方成功すると2個ぶんの情報が判明します
ライエル・スターク:「学内の異変を調査する」をやってきます!冒険者+知力で補正4
シタン・サイアミーズ:異変調査いってきますー
ルクス・フェインベルク:生態調査を担当します 文献判定は補正4だ
シタン・サイアミーズ:フェアリーウィッシュの効果も使おう 失敗すると嫌なので。
GM:OK!ではそれぞれ判定をどうぞ~
ルクス・フェインベルク:2d6+1+3>=9 セージ知力(識別など)
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3>=9) → 2[1,1]+1+3 → 6 → 自動的失敗

ルクス・フェインベルク:んんん~~~~~~~???
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2+1=>8
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2+1>=8) → 7[4,3]+2+2+1 → 12 → 成功

ライエル・スターク:2d6+4>=8
SwordWorld2.5 : (2D6+4>=8) → 4[2,2]+4 → 8 → 成功

GM:おやおや
シタン・サイアミーズ:ファンブルメモ更新したよ
GM:では聞き込みだけ成功
GM:2回成功したので、判明したことを出していきますね。
GM:成功1回目…「学園鉄道部"JR"」の小型通学列車が暴走している事がわかりました。(現場に移動する場合、片道10分が経過します)
GM:成功2回目…「美食研究会"竜の炎舌"」の大鍋が凄まじい火を噴いている事がわかりました。(移動する場合、片道10分が経過します)
ルクス・フェインベルク:なってる とんでもないことに
シタン・サイアミーズ:ヤバ
◯行動選択肢
・学内の異変を調査する(成功回数:2)…聞き込み判定(冒険者+知力)・目標値8(10分経過)
・ブロウガストの生態について詳細な調査を行う(未解明)…文献判定(セージ/アルケミ+知力)・目標値9(10分経過)
・学園鉄道部の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
・美食研究会の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
◯現在の経過時間:10分/180分
◯回収したブロウガスト:0/3体

ルクス・フェインベルク:生態調査したみもあるが現場に行きたくもあるな
GM:現在の状況はこうなりました。
シタン・サイアミーズ:私現在ある攻撃手段がファイアボルトだけなので、火属性っぽい美食研究会は大丈夫かなあ
GM:◯魔法学園「七色のマナ」本校舎大図書館
GM:ラザリーの依頼を受けて急ぎ聞き込みをして回っていたシタンとライエルは、一通りの成果を得た後、この図書館でブロウガストの生態について調査する役目を引き受けたルクスの元を訪れようとしていました。
シタン・サイアミーズ:掌の上できらきらと楽し気に遊ぶ光を撫でるようにしてから、黒の少女は図書館に入る。
シタン・サイアミーズ:「魔法生物の生態ですから、書架番号からすればここら辺に……」
ライエル・スターク:目立つ装いが少し周囲の視線を集めつつも、気にしないと割り切って歩いて行く。
ルクス・フェインベルク:本棚の下で本を開いた姿勢で座っているルクスの後ろ姿が見えるだろう。
ライエル・スターク:「……いたな」
シタン・サイアミーズ:「珍しくすぐ見つかりましたね。大体こういう時は変な所にいるか変な本を引っ張り出そうとしてるものなんですが」
ルクス・フェインベルク:「…………」
シタン・サイアミーズ:「ルクス?戻りましたよ」
ルクス・フェインベルク:「……むにゃ」
ライエル・スターク:「ああ。あいつはすぐに関係ない本を持ち出す悪癖があるらしいが……どうやら今回、は」
シタン・サイアミーズ:「ルークースー?……ああもう」額を抑える。
ライエル・スターク:「……! ルクス・フェインベルク……ッ」図書館内なのですごく抑えた声。
ルクス・フェインベルク:「……はっ!」よだれを袖で拭う
ルクス・フェインベルク:「おやおや、早かったねえ君たち。私もちょうど取り掛かるところで……」
ルクス・フェインベルク:「……」
ライエル・スターク:「おい、どう考えても寝ている状況じゃなかっただろう……!」抑えめの声
シタン・サイアミーズ:「図書館のソファが部室よりマシだからって、寝る人がありますか」起きなければそのままグーで行くつもりだった。
ルクス・フェインベルク:「……それは……そのだね」
ルクス・フェインベルク:「大事だね、睡眠は」
シタン・サイアミーズ:「そうですよ」呆れた声。自分は必要ないのに!
ルクス・フェインベルク:「徹夜は控えるべき、ということがよくわかった……はっはっは」抑えめの声だ
ライエル・スターク:はぁ……と溜息。
ルクス・フェインベルク:「おお、やはり持つべきものは頼れる仲間……!欠点を補え合えることこそ群れの価値というもの……!」
シタン・サイアミーズ:「現状あなたがミスしただけになってますけどね…」やれやれ、と息をついて。
ライエル・スターク:「……いいか、こっちの調査で分かったことを伝えるぞ」
ライエル・スターク:「学園鉄道部ってのは、通学の利便化を進めるって題目のもと、学園の敷地内に小型の魔導列車を走らせようとしてる連中らしいんだ」
ライエル・スターク:「色んな部活と魔技戦をして『鉄道を敷設する権利』ってのを勝ち取りながら路線を地道に広げてる」
シタン・サイアミーズ:「ストラスフォード神の信者とかマギテックあたりが一杯いそうな所ですね……」
ルクス・フェインベルク:「かなり武闘派だな」
ライエル・スターク:「で、そいつらの魔導列車が原因不明のトラブルだと」
ライエル・スターク:「妙な熱量でやってる分、元々機器のメンテなんかには力入れてそうな連中だ。こっちの仕業って可能性は高いんじゃないか」
シタン・サイアミーズ:「こういう機械に取り付いて…っていう事は起こしそうな生態でしたね、ブロウガストも」
シタン・サイアミーズ:「私が聞いたのは、美食研究会"竜の炎舌"の…大鍋が火を噴いているそうです」
ルクス・フェインベルク:「なるほどねえ。 魔動 マギ 騎術 ライダー も、その辺りで手を抜くようなやつはすぐ落ちこぼれるものなあ」
ルクス・フェインベルク:「火を」
ライエル・スターク:「……調理ミスとかではなくか?」
ルクス・フェインベルク:「そういう料理を作ってる可能性もまだあるぞ」
ルクス・フェインベルク:「あるだろう?こう……フランベとか」
シタン・サイアミーズ:「らしいですよ。いくら油と火力を使う料理でも、こんなうわさになる程じゃあないでしょう。ここの学生なら」
ルクス・フェインベルク:「それはそうか……部室の小火程度は日常茶飯事だものねえ」
シタン・サイアミーズ:「まあ、予習範囲内だと、そういう能力があるのかは分からなかったですが…異変ですよね、ということで」
シタン・サイアミーズ:「それこそ噴水みたいに火を噴いてるそうです…って、これは噂ですから何処迄本当かは分からないですけど」
ライエル・スターク:「まあ……鍋とて器物ではあるからな。あるいは着火装置の方という線もあるが……」
ルクス・フェインベルク:「いずれにしたって、噂になるくらいには燃え上がっているわけだ」
シタン・サイアミーズ:「聞いている範囲だと、少しズレがある気もしますが…絞り込む内容もないですからね」
シタン・サイアミーズ:「とはいえ聞き込んでみて思いましたが…この学園、変なコトはいっぱい起きてるんですよね」
ライエル・スターク:「それについてはまったく否定できない」
ルクス・フェインベルク:「ふぅむ、確かに。それが全部件のブロウガストの仕業だと断定できるわけでなし」
ルクス・フェインベルク:「生態の調査が先に必要だと判断できるねえ」
シタン・サイアミーズ:「一度きっちり生態について調べる人員を回して、相互監視しつつやりましょうか」
ライエル・スターク:「……それも、そうだな。絞り込むにしてももう少し指針が欲しい」
ルクス・フェインベルク:「そうとも、シタン。私がまた寝落ちないかきっちり見張ってくれたまえ」
ライエル・スターク:「おお……賢明な案だ。過去の過ちを正しく顧みて対策している……」
シタン・サイアミーズ:「スターク君には申し訳ないけれど、3体いるっていうし調べて来てくれますか?」
シタン・サイアミーズ:「はあ……私が見てなくてもきちんとやればいいでしょうに」
ルクス・フェインベルク:「そのつもりはあったんだけどねえ。君のように眠らなくていい体質だったらどれだけよかったか」
ルクス・フェインベルク:やれやれと肩を竦める
ライエル・スターク:「ああ、分かった。今度は東側の学科棟の方を回って来よう」
ライエル・スターク:「君は少しは反省しろっ」
シタン・サイアミーズ:「隣の花は美しく見えるものですよ、ルクス…ええ、お願いします」
ライエル・スターク:すこし乱暴に手を振って図書室を出ていきます。
GM:という感じでもう一度判定に行きましょうか。
ルクス・フェインベルク:「今夜は早めに眠るとするよ。任せたよライエルくん」
◯行動選択肢
・学内の異変を調査する(成功回数:2)…聞き込み判定(冒険者+知力)・目標値8(10分経過)
・ブロウガストの生態について詳細な調査を行う(未解明)…文献判定(セージ/アルケミ+知力)・目標値9(10分経過)
・学園鉄道部の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
・美食研究会の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
◯現在の経過時間:20分/180分
◯回収したブロウガスト:0/3体

GM:改めてそれぞれの行動を宣言してください。
ルクス・フェインベルク:うおお文献2nd
シタン・サイアミーズ:フェアリーウィッシュを再度自身に使用。文献調査へ。
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを1減少(23 → 22)
ライエル・スターク:引き続き異変調査!
GM:ではダイスを振るが良い
シタン・サイアミーズ:2d6+1+2+1=>9
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2+1>=9) → 7[5,2]+1+2+1 → 11 → 成功

ルクス・フェインベルク:変わらないけどせっかくだしアルケミでやってみよう
ライエル・スターク:2d6+4>=8 聞き込み
SwordWorld2.5 : (2D6+4>=8) → 7[4,3]+4 → 11 → 成功

ルクス・フェインベルク:2d6+1+3 アルケミスト知力
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 4[1,3]+1+3 → 8

GM:成功成功失敗!
GM:ではリザルト出していきます
シタン・サイアミーズ:ダイスbot君が呪っている
ルクス・フェインベルク:今度は他の本に目移りしやがったな
GM:まず学内の異変の方ですが、
GM:成功3回目…これ以上ブロウガストに関係しそうな異変は現在、起きていないようだ。
GM:という形で判定打ち止めになります。
GM:続けて文献の方
GM:生態調査……ブロウガストは「一定以上の質の、炎属性の妖精魔力」を宿した「複雑な構造の金属製品」に好んで憑依する傾向があるようだ。以後、「学内の異変を調査する」の難易度が-2されます。
GM:後半は無ですね。
ルクス・フェインベルク:紆余曲折あり
シタン・サイアミーズ:なるほどな~
GM:でもって、異変と文献の両方を解明できたため、新しい行動選択肢が追加されます。
ルクス・フェインベルク:おおっ
GM:・罠を作ってブロウガストをおびき出す(判定詳細は別途説明)
GM:これは噂が2つしかないので、あと一匹はもしかして気に入った憑依先がなくてどこかを彷徨いているんじゃないか?という可能性を踏まえて
GM:「ブロウガストが憑依した瞬間に爆破する仕掛け等で戦闘不能にできる金属製品」を用意した上で、炎属性の妖精魔法を行使・加熱する事でおびき出し、憑依した瞬間に確保するというものです。
GM:具体的には、仕掛けを用意するのは罠設置判定(スカウト/レンジャー+器用)で目標9。(経過時間10分)魔法行使は任意の炎属性の妖精魔法で目標10。
GM:この2段階の判定をこなすことになります。両方+小霊縛りの呪文に成功すれば、ブロウガストを回収できるでしょう。(戦闘は発生しません。)
GM:では改めて、現在の選択肢は次のようになります。
◯行動選択肢
・学園鉄道部の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
・美食研究会の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
・罠を作ってブロウガストをおびき出す
◯現在の経過時間:20分/180分
◯回収したブロウガスト:0/3体

GM:改めて3人の次の行動を宣言してください。
シタン・サイアミーズ:3人で罠でおびき出すやつにチャレンジ…でいいよね?
ライエル・スターク:やってやるぜ
ルクス・フェインベルク:そうとも
シタン・サイアミーズ:じゃあスターク君に罠設置判定をお願いして 私が妖精魔法 ルクスさんが小霊縛りでいいかしら
ルクス・フェインベルク:任せたまえよ
ライエル・スターク:してくるぜ 設置をよ
ライエル・スターク:ここでしくじったら普通に10分飛んじゃうからみんな祈ってて
シタン・サイアミーズ:あ、フェアリーウィッシュ使っても…良いすか!
GM:いいよ~
シタン・サイアミーズ:わあいありがと~ フェアリーウィッシュ使用して次の判定に達成値+1します
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを1減少(22 → 21)
ルクス・フェインベルク:安心したまえよライエルくん 寝たやつがここにいる
ライエル・スターク:安心できるか?
ルクス・フェインベルク:なんなら一人で20分無駄にしているからねえ
ルクス・フェインベルク:はっはっは
ライエル・スターク:こいつ……
ライエル・スターク:判定行きます
シタン・サイアミーズ:チームワークで何とかしたから…
ライエル・スターク:2d6+3>=9
SwordWorld2.5 : (2D6+3>=9) → 11[6,5]+3 → 14 → 成功

シタン・サイアミーズ:流石!
ルクス・フェインベルク:やった!
ライエル・スターク:完璧な仕上がりだ
シタン・サイアミーズ:続いて炎属性妖精魔法 ティンダーを行使します。フェアリーウィッシュの達成値+1も使って。
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2+1>=10 フェアテ2、知力2、フェアリーウィッシュ1
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2+1>=10) → 10[6,4]+2+2+1 → 15 → 成功

シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを2減少(21 → 19)
シタン・サイアミーズ:ほっ
GM:では成功したので罠にはめることが出来ます。ここまで一旦ロールしましょうか
ルクス・フェインベルク:最後は私か 小霊縛りの呪文を行使
シタン・サイアミーズ:はーい!
GM:あっ先にそこまで判定やるか じゃあやっちゃうか
GM:どうぞ~
ルクス・フェインベルク:あっあっ やります
ルクス・フェインベルク:2d6+2+3>=10 デーモンルーラー 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+2+3>=10) → 9[5,4]+2+3 → 14 → 成功

ルクス・フェインベルク:ルクス・フェインベルクのMPを2減少(24 → 22)
GM:では無事に成功しました。
ルクス・フェインベルク:ほっ
GM:◯回収したブロウガスト:1/3体
シタン・サイアミーズ:やった~
GM:◯現在の経過時間:30分/180分
GM:改めてロールに移っていきましょう。
ライエル・スターク:部室の工具と作業机を借りて、しばらくガチャガチャと工作をしていたが。「……よし、こんなものだろう」
シタン・サイアミーズ:「出来ましたか?こういうことはあまり得意でないので任せてしまいましたが…」
ルクス・フェインベルク:「きみ、本格的にうちに入らないか?」
ライエル・スターク:「ああ、獣用の罠の応用だよ。ここの紐を引くと、中央の金属部品が発火して炸裂するようになってる」
ライエル・スターク:「入るわけがないだろう……!?」
シタン・サイアミーズ:「ともあれ、これであとはここに入るよう招くだけ…ですね」
ライエル・スターク:「絶対にごめんだぞ。形式上とはいえ君の下につくなんて……今だって自分の事だから手伝っているだけなんだ」
ライエル・スターク:「ああ、失礼。サイアミーズ、頼めるか?」
ルクス・フェインベルク:「うう~ん、だめかぁ~」
ルクス・フェインベルク:「まあ、いいだろう。頼むよ、シタン」格好つけて指を鳴らす
ルクス・フェインベルク:ウインクもする
シタン・サイアミーズ:「はい。やりますよ」耳元の”妖精使いの宝石”に触れる。
シタン・サイアミーズ:ウインクには反応しない。
シタン・サイアミーズ:『--灯よ。舞い散る火の粉よ。私の道を照らして』まずは、準備の詠唱だ。妖精の導きを得る呪文。
シタン・サイアミーズ:ちらちらと火の粉が舞った。妖精と触れ合う術者には、そこから助けを得る事が出来る--
シタン・サイアミーズ:『星のかけら。すれあう火の粉。あなたの明りと熱を頂戴』
シタン・サイアミーズ:ぼしゅ、という音と共に、火が点る。火の妖精たちから力を借り受けて術が編まれた証。
ルクス・フェインベルク:「いつ見ても綺麗なものだねえ。羨ましいくらいだ」
ライエル・スターク:「これで……後はブロウガストがかかるのを待つんだろ。僕達は離れていた方がいいんじゃないか」
シタン・サイアミーズ:「む…そうですね。隠れましょうか」ささっと身を離し下がる。
GM:……と、言うが早いか。香ばしい匂いを嗅ぎつけたかのように、赤い熱を帯びた霊体が部屋の壁をすり抜けて入ってくる。
ルクス・フェインベルク:「思ったんだが」
ルクス・フェインベルク:「火入れは外でやるべきだったんじゃあないかな?」
シタン・サイアミーズ:「なんです?上手く掛からないと大分…………」
GM:まだかけられて間もないシタン・サイアミーズの魔術の残り火。それに誘われるように、捕獲装置へゆっくりと飛び込んで……。
シタン・サイアミーズ:「先に言ってくださいそう言う事は…!スターク君!」小声で叫ぶ。
ライエル・スターク:「今更言われてもだな……やるぞ!」仕掛けを起動する。
ルクス・フェインベルク:「小火になったらなっただ。なあに、私は部室の小火を何度も消してきた実績があるからねえ」
GM:パァン、という破裂音と共に部屋の白い壁を閃光が照らした。
シタン・サイアミーズ:どうなったか息をのんで見守る。
ルクス・フェインベルク:机の下から目だけそうっと覗かせる。
GM:爆発の中でひどく歪んだ薄手の銅板に憑依したままになっている霊体は、今の衝撃で大きなダメージを負ったのか、部室の床に落ちてひくついたように動いている。
ライエル・スターク:「上手く行った……か?」
シタン・サイアミーズ:「見た感じ上手く動けなくなっているようですが…」
ルクス・フェインベルク:「そのようだねえ。あとは私がしくじらなければ、一匹分は完了だ」懐から魔石を取り出す
GM:ちなみにここで失敗しても10分以内ならリトライできます。
GM:魔香草の回復とか挟まなければセーフってわけ
ルクス・フェインベルク:安全安心
シタン・サイアミーズ:ほええ
ルクス・フェインベルク:『迷える者。彷徨う……いいや、お前じゃない。わかっているなら口を挟むなっ』
ルクス・フェインベルク:「こほん」
ライエル・スターク:「……? 何と会話しているんだ」
シタン・サイアミーズ:「……」少し鋭い眼で”いやな”気配らしきものを覚えた所をにらんでいる。
ルクス・フェインベルク:『迷える者。彷徨う魂。火に魅入られ取り憑く者よ。一時の契約のもと命ずる』
ルクス・フェインベルク:『眠れ』
GM:では、ひゅう、と熱っぽい風が吹いて。君の持つ魔石の中にブロウガストが収まるでしょう。
ルクス・フェインベルク:「……ふぅ。さて、あと二匹だったかな」
ライエル・スターク:「手慣れたものじゃないか。……ああ、そうだな」
シタン・サイアミーズ:「後は列車と鍋ですね」
ライエル・スターク:「どっちも放置しておくとろくな事にならなさそうだな……」
GM:という訳で、現在の状況がこちら
◯行動選択肢
・学園鉄道部の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
・美食研究会の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
◯現在の経過時間:30分/180分
◯回収したブロウガスト:1/3体

GM:宣言しな 次の行動を
シタン・サイアミーズ:相談結果 先に列車…学園鉄道部の活動場所へ向かうことにします
GM:OK!では
学園鉄道部"JR"・路線エリア
GM:学園鉄道部"JR(Junior Railway)"とはその名の通り、学園内に鉄道を敷設して移動の利便性を高めようとしている部活動だ。
GM:無論、大抵の場所に線路を引こうとした時点で怒られるのだが、魔技戦での勝利によって「他の部活が持つ敷地に線路を引く権利」をちまちまと集めることで路線を徐々に拡大している。
GM:今では魔導機学科の寮近くから校舎への道の半ばまでを循環する小型の路面電車が引かれており、出席時に若干の時間短縮に成功している……と彼らは主張していたのだが。
GM:現在。
GM:その路面電車が、火花を散らしながら見たこともないスピードで暴走を続けていた。
暴走列車:──ぎゅぉおおおおおお!
シタン・サイアミーズ:「随分スピードが出る乗り物なんですね、鉄道って……」メリアの妖精使い一族にとっては縁遠い技術である。
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「50km/h……55km/h……どんどん加速してるであります!」
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「な、なんだってこんなことに……!先日のメンテナンスに問題はなかったはずで……ぎゃあっ」
GM:運転席でブレーキをかけようとしていた部員が、自ずから強く開いた扉に弾き飛ばされる。電車は無人のまま暴走を続けている。
GM:他の部員達も、あれをなんとかしようとしているが失敗したようだ。死屍累々の様相である。
GM:ブロウガストが原因である、という事にも思い当たっていないらしい。
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「だ、誰か〜ッ!誰でもいい、あれをなんとかしていただきたいのであります……!」
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「このままでは車体が壊れて……部長殿に叱られてしまうであります……!」
シタン・サイアミーズ:「……まず、火の力が出てる所に対処すればいいのか…どうなんでしょう」魔動機術には詳しくない。
暴走列車:その悲鳴も届くことはなく、線路を踏み潰さんばかりの勢いで加速し続けています。ぎゅおおおおおん
ルクス・フェインベルク:「だいたいの設計がわかれば、おおよそ検討はつくが……」一応魔動機文明語が読めるのだ
ルクス・フェインベルク:「最悪、車体の破壊で止めることは可能なはずだよねえ?」
ライエル・スターク:「構造的な弱点があればそれを狙うべきかもしれないが……」鉄道部員達を見やる。「人様のモノを台無しにするのも気が進まないな」
シタン・サイアミーズ:「それにしたって、あの規模だとまず可能か…憑りついている箇所が判明すれば、そこだけを破壊することも出来るでしょうか?」
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「ああっ、なんとかしていただけるのですか……? お願いいたします! なるべく車体は傷つけすぎないように……!」」
GM:具体的には、6ダメージ以上のオーバーキルをすると学園鉄道部からの謝礼がもらえなくなります。
シタン・サイアミーズ:だいじなことだ
ルクス・フェインベルク:運試し
GM:というわけで列車を止めるという事であれば戦闘処理に入っていきましょう。
シタン・サイアミーズ:うおお よろしくお願いします
ルクス・フェインベルク:「まあ、悲しい事故はいつだって起きうることだよ。ライエルくんはよく知っているはずだ」
シタン・サイアミーズ:「今言います?」
ライエル・スターク:「開き直るな! 二度と起こしていいものじゃないぞ……!」
GM:まずは魔物知識判定。知名度/弱点値:9/12 です。
ルクス・フェインベルク:「人命優先といこう。あの質量がどこかにかっ飛んでは、目も当てられないというものだからね」
GM:他に戦闘直前に使用する系の何かがある場合もここで宣言してね
ライエル・スターク:2d6 平目
SwordWorld2.5 : (2D6) → 5[4,1] → 5

シタン・サイアミーズ:戦闘直前は無しです!
シタン・サイアミーズ:2d6+1+2>=12
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2>=12) → 12[6,6]+1+2 → 15 → 自動的成功

シタン・サイアミーズ:????
ルクス・フェインベルク:2d6+1+3>=9 セージ知力
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3>=9) → 4[3,1]+1+3 → 8 → 失敗

ルクス・フェインベルク:シタン、愛されている
ルクス・フェインベルク:妖精の加護受けまくりモテまくりじゃん
GM:つよい では弱点ごとまるっと抜けます
「ブロウガストJRトレイン」
レベル3
HP:20 MP:-
知能:なし 知覚:魔法
反応:反応による 言語:なし
知名度/弱点値:9/12 弱点:炎属性ダメージ+2点
先制値:13 移動速度:50 / -
生命抵抗力:4(11) 精神抵抗力:4(11)
攻撃方法:体当たり
命中力3(10) 打撃点2d+8
回避力4(11) 防護点5

・特殊能力
◯猪突猛進
前のターンに攻撃を行っていた場合、主動作を行えない。

・説明
学園鉄道部の列車にブロウガストが憑依した姿。

・戦利品
2~12:なし(部品とか落ちなくはないけど、回収したら学園鉄道部に怒られるため)

GM:こういったモンスターになります。
シタン・サイアミーズ:炎弱点だ!
ルクス・フェインベルク:やったー!
GM:というわけで爆速につき先制値は13だ。頑張ってくれ
ルクス・フェインベルク:やだー!
シタン・サイアミーズ:敏捷はゴミだけど頑張ります
シタン・サイアミーズ:2d6+1+1>=13
SwordWorld2.5 : (2D6+1+1>=13) → 2[1,1]+1+1 → 4 → 自動的失敗

シタン・サイアミーズ:ここで…!?w
ライエル・スターク:2d6+3 うおお
SwordWorld2.5 : (2D6+3) → 6[2,4]+3 → 9

ルクス・フェインベルク:2d6
SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[1,3] → 4

ライエル・スターク:電車に勝てるわけないだろう!?
ルクス・フェインベルク:ククク……無理だな
GM:では先制を取られた所で、戦闘に入っていきましょう。3人だし簡易戦闘にします
GM:それぞれ前衛・後衛を宣言してください
ブロウガストJRトレイン:こいつはもちろん前衛です
ルクス・フェインベルク:一応後衛って言っとくか
シタン・サイアミーズ:抜かれないために一番頑丈な私が前衛行くべきですね 前衛行きます
ルクス・フェインベルク:シタン……
ルクス・フェインベルク:ヒールスプレーいつでも投げるからな……
シタン・サイアミーズ:スターク君も後ろでいいですよ!
ライエル・スターク:ソロでトップは……危なくないか?
シタン・サイアミーズ:そうかも……
ライエル・スターク:一応前出とくよ 範囲攻撃あるわけでもないし…
シタン・サイアミーズ:たすかりすぎ
ルクス・フェインベルク:頑張りたまえ君たち
ルクス・フェインベルク:一応ルクスはアヴェンジャーでHP削るのでそういう意味でも後ろがありがたいです
シタン・サイアミーズ:はーい
◯位置関係
[敵後衛]-[敵前衛:ブロウガストJRトレイン]-[味方前衛:シタン、ライエル]-[味方後衛:ルクス]

GM:こうなりました
シタン・サイアミーズ:了解です!
GM:では敵の手番から!
ブロウガストJRトレイン:当然体当たりで前衛を攻撃します
ブロウガストJRトレイン:1d2 シタン/ライエル
SwordWorld2.5 : (1D2) → 2

ルクス・フェインベルク:ライエルくぅん!
シタン・サイアミーズ:あわわ
ブロウガストJRトレイン:ライエルに命中10の攻撃!
ライエル・スターク:とうぜん平目なのだなあ
ライエル・スターク:2d6>=10
SwordWorld2.5 : (2D6>=10) → 6[5,1] → 6 → 失敗

ライエル・スターク:あたる!
ルクス・フェインベルク:そんなあ
ブロウガストJRトレイン:ダメージを出します
ブロウガストJRトレイン:2d+8
SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 6[2,4]+8 → 14

シタン・サイアミーズ:いやダメージ高ッ
ルクス・フェインベルク:つっっよ
ライエル・スターク:防護4点退いて10ダメージ いてえ!
ルクス・フェインベルク:痛すぎ!
GM:ライエル・スタークのHPを9に変更(19 → 9)
GM:では敵の動きをやりつつ味方手番の行動を宣言していってもらいましょう
シタン・サイアミーズ:はーい
ルクス・フェインベルク:わおわお
ライエル・スターク:「とにかく、、まずはこいつに接近しないと……」「あっ」
ブロウガストJRトレイン:──ごしゃあ!勢いそのままにライエルを跳ね飛ばして暴走を続ける……!
シタン・サイアミーズ:「ス、スターク君…!」
ルクス・フェインベルク:「ライエルくぅん!!!」
シタン・サイアミーズ:ということで仇を撃つべく列車へファイアボルトを打ちたいと思います
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 6[4,2]+2+2 → 10

ライエル・スターク:「がほっ、ごほっ……だ、大丈夫だ……モロにぶつかったわけじゃない」
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを3減少(19 → 16)
ライエル・スターク:ひいひい言いながらローブを引きずって立ち上がる。
シタン・サイアミーズ:「其れでももう一度受けたらまずいですね…早めに決めましょう!」
シタン・サイアミーズ:抵抗かな…?精神4で11だし
ブロウガストJRトレイン:11なので抵抗!
シタン・サイアミーズ:了解!ダメージを出します
シタン・サイアミーズ:hk10+4@10
SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+4 → 2D:[2,2]=4 → (1+4)/2 → 3

シタン・サイアミーズ:悲惨すぎ 弱点の火属性魔法+2で 合計5点ダメージです。
ブロウガストJRトレイン:ぎゃああ
GM:ブロウガストJRトレインのHPを15に変更(20 → 15)
ライエル・スターク:じゃあ続きます 俺の仇を討つためのエネルギーボルト!
GM:ブロウガストJRトレインのMPを18に変更(0 → 18)
GM:まちがえた
GM:ライエル・スタークのMPを18に変更(23 → 18)
ライエル・スターク:2d6+4 行使
SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 8[5,3]+4 → 12

ライエル・スターク:抜けたぞ
ルクス・フェインベルク:やったぜ
シタン・サイアミーズ:『火よ、火よ!侵し燃えるものよ!汝の熱を矢と変えよ!』放たれた火の矢が撃ち抜かんとする。
シタン・サイアミーズ:流石!
ライエル・スターク:k10+4@10 ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+4 → 2D:[3,6]=9 → 5+4 → 9

ブロウガストJRトレイン:いってえ
GM:ライエル・スタークのHPを6に変更(9 → 6)
GM:またまちがった!
GM:ライエル・スタークのHPを9に変更(6 → 9)
GM:ブロウガストJRトレインのHPを6に変更(15 → 6)
ルクス・フェインベルク:ほな……列車くんにアヴェンジャーします
ルクス・フェインベルク:2d6+2+3 デーモンルーラー 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 8[3,5]+2+3 → 13

ルクス・フェインベルク:抜けてる!
ルクス・フェインベルク:ルクス・フェインベルクのHPを5減少(20 → 15)
ルクス・フェインベルク:k20+5@10 アヴェンジャー ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+5 → 2D:[2,3]=5 → 3+5 → 8

GM:ぎゃあ
GM:残りHP6のため、-2に。戦闘不能です。
ルクス・フェインベルク:ルクス・フェインベルクのHPを4減少(15 → 11)
ライエル・スターク:「だが確かに、これでは人命が優先するしかない……悪いが、火力を上げていくぞ!」
ライエル・スターク:「《スルセア・ヒーティス──》」もう一度前へと駆けて詰めながら、腕を振るう。ローブの袖の下から、矢のごとき電光が放たれる。「《ヴォルギア!!》」
ブロウガストJRトレイン:バッ バヂッ……! 続けざまの魔術を受けて火花が飛び散る。列車の装甲板だけではなく、その内側にいるものが悶えているかのように、炎が明滅する。
ルクス・フェインベルク:「よぉし、よくやったぞ二人共」
ルクス・フェインベルク:「おかげでだいたいわかった」
ルクス・フェインベルク:『捧げる。我が血肉の欠片──』口の端から血が垂れる。『応えよ。我が声に。呪え。我が敵を』
ルクス・フェインベルク:禍々しい呪いの瘴気が、列車に殺到していく。
ブロウガストJRトレイン:形こそ魔導機であるが、それを暴走せしめているのはマナの集合体である──呪術的マナの干渉によって、その活動機能が見る間に弱っていく。
GM:やがて車体から噴いていた火も収まり、列車はゆっくりと君達の前で停止した。
シタン・サイアミーズ:「……何とかあまり壊さないで済んだ…みたいですね」
ルクス・フェインベルク:「ふぅ……、立てるかい?ライエルくん」
ライエル・スターク:「……何とかなるものだな。後は縛りの呪文を……」
ライエル・スターク:「あ、ああ……手当すれば大丈夫だ」
ライエル・スターク:やや片足を引きずる様子はありつつも立ててはいる。
シタン・サイアミーズ:「そう言うルクスこそまたあの自傷の術を使ったんですから…後で二人とも手当しないと」
ルクス・フェインベルク:「私は後でいいさ。まだ一匹残っているのだからねえ」
シタン・サイアミーズ:「…はあ。ともあれ、縛りは私がやりましょう。一番余裕がありますからね」
シタン・サイアミーズ:そう言って、ブロウガストの元へ行き、魔石と共に詠唱を始める。
シタン・サイアミーズ:判定します!小霊縛りの呪文をフェアリーテイマー技能で。
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2>=9
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2>=9) → 6[5,1]+2+2 → 10 → 成功

シタン・サイアミーズ:あぶない。
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを2減少(16 → 14)
シタン・サイアミーズ:『影よ、影よ。影と混ざり合うマナよ。火に惹かれ闇に剥がれたあなた』
シタン・サイアミーズ:『わたしの声を聴きなさい。あなたの住処はここに。穏やかな夜に、影は休むものだから』
シタン・サイアミーズ:静かでありながら弾む様な妖精語の詠唱が終る。
GM:では、今回もまた君の呪文に応えるようにして、2体目のブロウガストが魔石へと封じられることでしょう。
シタン・サイアミーズ:「……ふう…よし。結構マナを使いましたね…」
GM:また、どうにか状況を解決した君達の元へ、学園鉄道部の生徒が声をかけてきます。
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「た、助かったであります……車体も無事であります。なんとお礼を言っていい事か……」
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「ささやかばかりですが、こちらを……」謝礼としてマギスフィア(中)(売値250G)一つがもらえます。
シタン・サイアミーズ:「あまり恐縮なさらないでください。結構遠慮なく打ち込んだものですから…わ」
“学園鉄道部員”エミリオ・スタンベール:「ううむ。しかし、一体なにが原因であのような故障を……」首を傾げながら車体を調べたりしています。
ルクス・フェインベルク:「一体何が原因なんだろうねえ。全く検討もつかないなあ。はっはっは」
ライエル・スターク:「……正直に原因を教えてやる、って訳にもいかないか。僕達の立場を踏まえると」
ライエル・スターク:聞こえないような小声で。
シタン・サイアミーズ:「………まあ…そうですね。終わった後にこう言う魔法生物がいるので注意を、というくらいでしょうか」
ルクス・フェインベルク:「成功条件は先輩の単位の死守と言っても過言じゃあないからねえ」
シタン・サイアミーズ:「流石に単位か生活費の消滅はむごすぎますからね……」
GM:……そうして2体目のブロウガストを回収した君達は、ケガの手当等を行うためにも部室に戻ってきました。
霊薬研究会”神秘の霞”部室-2
◯行動選択肢
・美食研究会の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
◯現在の経過時間:50分/180分
◯回収したブロウガスト:2/3体

GM:現在の状況はこう!
シタン・サイアミーズ:じゃあまず ライエル君にヒールウォーターで作った水を飲んで貰おうかな
シタン・サイアミーズ:抵抗なしだけど一応判定するのか 行使判定!
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 4[3,1]+2+2 → 8

シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを3減少(14 → 11)
ライエル・スターク:助かる~
シタン・サイアミーズ:魔力+4点なので、8点hpを回復してください
GM:ライエル・スタークのHPを17に変更(9 → 17)
ライエル・スターク:かなり生き返った…
ルクス・フェインベルク:シタン水は美味しかったかい?
ライエル・スターク:ヒールウォーターってするのかな 味
ライエル・スターク:そしたらシタンちゃんに魔香草を使います
ライエル・スターク:自前の支給されたやつ1つで
シタン・サイアミーズ:どうなんだろう…そもそも光属性なのに水なんだよな
ライエル・スターク:k0@13+3 回復量
SwordWorld2.5 : KeyNo.0+3 → 2D:[5,6]=11 → 4+3 → 7

シタン・サイアミーズ:ありがとう~
ライエル・スターク:なんかやる気あるな
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを7増加(11 → 18)
シタン・サイアミーズ:これで全員mp18 一応ウィスパーヒールも使っとく?
ルクス・フェインベルク:もらえるとありがたいかも
ライエル・スターク:そうねえ
シタン・サイアミーズ:了解~ではウィスパーヒールをライエルくん、ルクス対象に。
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 5[2,3]+2+2 → 9

シタン・サイアミーズ:二人ともシタンの魔力点なので、hp4点回復してください。
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを4減少(18 → 14)
ルクス・フェインベルク:生き返りが発生
ルクス・フェインベルク:ルクス・フェインベルクのHPを4増加(15 → 19)
ライエル・スターク:作業机の上で魔香草を何かと混ぜながらごりごり磨り潰している。
シタン・サイアミーズ:「まずは…スターク君の方が傷が重かったですね。今用意する水を飲んでください」
ルクス・フェインベルク:「ふぅむ、やはり欲しい人材ではあるな……」
シタン・サイアミーズ:『流れる星よ、天なる川よ。あなたの光より水を汲もう』
シタン・サイアミーズ:そう告げると、手のひらから部室付けのコップへ光の水が注がれてゆく。
ライエル・スターク:「あ……自前の薬草で手当をしようと思っていたんだが」手を止める。「いや、ありがたくいただこう」
シタン・サイアミーズ:「良いわ。一緒に前に出てくれたし…といっても、これだけじゃ足りないですね」
シタン・サイアミーズ:「ルクス、変に動かないでよ。貴方達二人に掛けるから」
ルクス・フェインベルク:「ありがたく固まらせてもらうとも」
シタン・サイアミーズ:『星よ、月よ。やさしきひかり。ウィスプよ、ささやきを此処にちょうだい』きらきらとした光の粉が二人に降り注ぐと、傷の痛みが和らぐのがわかる。
ライエル・スターク:様子を見ながらゆっくりとコップを飲み干す。「む……成程、こういう魔法か」
ルクス・フェインベルク:「……君、シタンに差し出されたものなら疑いもせず飲むんだなあ」
ルクス・フェインベルク:「なるほど」
シタン・サイアミーズ:「魔法で作った所を見せていたでしょう。目の前で言われた手口を疑わないことあります?」
ライエル・スターク:「そもそもサイアミーズはそんな真似をしないだろう。彼女の淹れた茶だって何度か飲ませてもらったが、何ともないぞ」
ルクス・フェインベルク:「いや、なに。私が目の前で作ったところを見せてもきっと口をつけないだろうなと思ってね」
ライエル・スターク:飲むために口元を隠しながらずらしていた仮面を元に戻しつつ。
シタン・サイアミーズ:「あなたの実績を思えば、作っている最中に変なコトが起きてもおかしくないと思われてもおかしくないのでは」
シタン・サイアミーズ:「…くにで修行中、淹れたハーブティです。似た種類のものがあって助かりました」
ルクス・フェインベルク:「変なことが起きたとしたら安心したまえ。概ね意図的だ」
ライエル・スターク:「別に、必要ならどっちも飲むさ。どの道解呪の時にはそうしなくちゃいけないんだしな」
ライエル・スターク:「……ところで、大丈夫か? さっきの呪文も君に任せてしまったが……」シタンの方を見る。
シタン・サイアミーズ:「…少し人を疑うという事を意識した方が良さそうですが……あ、ええ」
シタン・サイアミーズ:「あまり連打したりするなら厳しいですが…あと1戦くらいなら何とかなるはずです」
ライエル・スターク:「だが、余裕はあった方が良いだろう。……よし、待っていろ」
ライエル・スターク:「少し火を借りるぞ」と言って、道具袋から魔香草を取り出しながら調合台の方でぐつぐつ煮立てている。
シタン・サイアミーズ:「手慣れてますね…」
ライエル・スターク:「昔から薬草の味が苦手でな。だが、飲まずには魔術の練習はできないから……こういうのが上手くなった」
ライエル・スターク:砕いた果実やら砂糖やらを入れて更に数分。
ライエル・スターク:「ベースは祖母の作っていた菓子なんだが……よし、いい出来になっている」
ライエル・スターク:少し味見をしてから、ペースト状になったジャムのようなものを小皿に取ってシタンさんの前に差し出します。
シタン・サイアミーズ:「……すごいですね。私の所なんて、大体煙を吸わせるか煮だした汁をそのまま飲むようにって言われたものですが…」
シタン・サイアミーズ:「頂きます」丁寧にスプーンですくってひとくち。
ライエル・スターク:「まあ、出先でまでいちいちこんな事はしていられない事も多いんだが。できる時にはな」甘党である。
ルクス・フェインベルク:「ふぅむ。やはり魔香草が一番手軽で効果も悪くない……」小声でぶつぶつと呟いている
シタン・サイアミーズ:「ん…」少し目を細める。砂糖や果実由来の糖分の甘味が、元々の苦みなどを抑えて上手く収まっている。
シタン・サイアミーズ:「ありがとうございます。美味しいです」
ライエル・スターク:「そうか、口に合ったなら良かった」
ライエル・スターク:煮立てるのに使っていた小鍋を洗いながら。
シタン・サイアミーズ:「ご用意くださってありがとうございました」丁寧に完食してから。
ルクス・フェインベルク:「今度は私の分も用意しておくれよ。つまめる物だとなおありがたい」
ライエル・スターク:「どういたしましてだ。……さて、他にケガやら不調やらの懸念はあるか?」
シタン・サイアミーズ:「此方は大丈夫です。先も言った通り、1戦して、その後の回復魔法くらいならいけそうですね」
ライエル・スターク:「なら、クラッカーにでも塗るか? 茶と合わせると尚いい塩梅になるんだが……ではなく!」
ライエル・スターク:「今のはあくまで戦闘準備だからな。それ以外で僕が君におやつを作ってやるような義理はない……!」
シタン・サイアミーズ:「家庭的ですね……はい。まあこんなことを言えるんですから、問題はないと思っていいですね?」
ライエル・スターク:「ああ。出るぞ、これで最後の一件……のはずだ」
ルクス・フェインベルク:「ええーっ!ちょっとくらいいいじゃないか!」元気である
GM:というところで、改めて現在の状況ですが
◯行動選択肢
・美食研究会の活動場所へ向かう(片道10分・往復20分)
◯現在の経過時間:60分/180分
◯回収したブロウガスト:2/3体

GM:魔香草使用で10分経ったのでこう!
ルクス・フェインベルク:余裕じゃん 一時間くらい仮眠していこう
シタン・サイアミーズ:あとライエル君がhp全開かな
ライエル・スターク:あっそうだ 直してなかった
GM:ライエル・スタークのHPを18に変更(17 → 18)
GM:ライエル・スタークのHPを19に変更(18 → 19)
GM:仮眠する?
シタン・サイアミーズ:www 普通に行きましょう 美食研究会に
GM:えらい では移動!
ルクス・フェインベルク:いざゆかん
美食研究会"竜の食卓"キャンプ地
GM:美食研究会"竜の食卓"は、未知の味覚を求めて野心的な探索活動を続けるグルメハンター達の集団である。
GM:その勢力は学内に複数ある美食研究会の中でも些か過激であり、竜骨のスープでラーメンを作ろうとしてドラゴンに追い回されただとか、
GM:学園祭で地方によっては聖獣とされている幻獣の刺身を出したら来賓のエルフとバチクソ喧嘩になったとか、何かと問題行動の多い組織でもあった。
GM:とはいえ、今日ばかりはトラブルの原因ではなく被害者の側であった。
GM:月に一度、未知の味を見出すための「闇鍋会」を野外キャンプにて行っていたところ、食材を入れていた大鍋がぐわんぐわんと一人でに激しく揺れ始め──
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「ハーッハハハ! これがあるから料理というものは面白い!!!」
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「臆するな貴様ら!グルメハンターであれば、このような未知の料理を前に味を確かめずしてなんとする……」
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「ふぁっ、あっつ……いや熱い熱い熱いやっぱ無理だ!!!!」
GM:沸騰した汁を独楽のように高速回転しながら撒き散らす大鍋と、それに顔からかぶりつきに行こうとして火の粉をかぶり身悶えるリルドラケンの姿があった。
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「クソッ……あのワケわからん状態になった鍋を味わえぬ己の猫舌が許しがたい……ドワーフに生まれてさえいれば……!」
シタン・サイアミーズ:「あの状況で食べる事優先するんですね……」その様子を見て何処か呆れた口調。
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「クッ、誰かあの鍋の回転を止めてくれ……!どんな味になっているのか知りたい……礼なら俺のとっておきをくれてやる……!」
ルクス・フェインベルク:「グルメハンターと名乗るだけあるねえ。気骨に溢れている」
ライエル・スターク:「もう他の奴らは大体避難しているのに……妙に根性があるな……」
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「あっ!やってくれるのかお前達!?」
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「いいか!?鍋の中身を溢すなよ!!頼むぞ!!!」
シタン・サイアミーズ:「まあそうじゃないと地域の聖獣をその地域の人達に出さないでしょうし…あっ、見つかった」
GM:具体的には、6ダメージ以上のオーバーキルになると鍋がひっくり返ってしまい、ラトスからの報酬がもらえなくなります。
シタン・サイアミーズ:「……努力はします」
ルクス・フェインベルク:「探求者は頭のどこかしらが吹き飛んでいるものだよ」
シタン・サイアミーズ:「実例が言うと説得力が違いますね…」
ライエル・スターク:「自己紹介なのか? まあいい、とにかく抑えるぞ……!」
GM:では、戦闘に入るのでまた魔物知識判定です
GM:9/12!
ルクス・フェインベルク:まも・ちーき
ライエル・スターク:2d6 ひらめ
SwordWorld2.5 : (2D6) → 11[6,5] → 11

シタン・サイアミーズ:2d6+1+2>=12
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2>=12) → 10[5,5]+1+2 → 13 → 成功

ルクス・フェインベルク:2d6+1+3>=9 セージ知力(識別など)
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3>=9) → 8[2,6]+1+3 → 12 → 成功

シタン・サイアミーズ:マジ?
ルクス・フェインベルク:かしこす銀貨
GM:ではデータを出します
「ブロウガストファイアーカルドロン」
レベル3
HP:25 MP:-
知能:なし 知覚:魔法
反応:反応による 言語:なし
知名度/弱点値:9/12 弱点:炎属性ダメージ+2点
先制値:7 移動速度:5 / -
生命抵抗力:4(11) 精神抵抗力:4(11)
攻撃方法:汁
命中力5(12) 打撃点2d+2
回避力2(9) 防護点4

・特殊能力
◯アツアツのお汁
攻撃によるダメージが炎属性の魔法ダメージとなり、至近にいるキャラクター全てを対象にします。

◯アツアツのお鍋
近接攻撃を行った場合、1点の炎属性魔法ダメージを受けます。

・説明
美食研究会の大鍋にブロウガストが憑依した姿。

・戦利品
2~12:なし(具材とか落ちなくはないけど、回収したら美食研究会に怒られるため)

GM:このようなデータだぜ
ルクス・フェインベルク:アツアツなんだ
GM:そらもう
シタン・サイアミーズ:hpが列車よりちょっとたかい
ルクス・フェインベルク:列車よりたかい汁
ルクス・フェインベルク:やはりこの美食研究会は尋常じゃないらしい
GM:魔法の食器加工はされている大鍋+1ですね
シタン・サイアミーズ:魔法の食器なの!?
GM:美食に賭けてるからそれくらいする
GM:さておき先制判定です
GM:先制値は7。でかい鍋に機動力はなかった
シタン・サイアミーズ:いきます!
シタン・サイアミーズ:2d6+1+1>=7
SwordWorld2.5 : (2D6+1+1>=7) → 3[1,2]+1+1 → 5 → 失敗

ルクス・フェインベルク:安心
ライエル・スターク:2d6+3 うおお
SwordWorld2.5 : (2D6+3) → 11[6,5]+3 → 14

ルクス・フェインベルク:2d6
SwordWorld2.5 : (2D6) → 12[6,6] → 12

ルクス・フェインベルク:???
シタン・サイアミーズ:ダメだ~ってなったらクリティカルしてる
GM:鍋に対する先制行動が得意すぎる女
GM:では先制です。前衛・後衛を宣言してね
ルクス・フェインベルク:一応後ろにいようかな ちまいダメージならヒルスプ投げるぞい
シタン・サイアミーズ:私前衛行くよ~
ブロウガストファイアーカルドロン:こいつは当然に前衛です
ライエル・スターク:範囲あるから今回は後ろかな……後の回復がしやすいし
ライエル・スターク:頼んだサイアミーズ
ルクス・フェインベルク:任せたよシタンくん
シタン・サイアミーズ:了解!
GM:では君達から行動をどうぞ
シタン・サイアミーズ:前回と基本同じでいいかな?
ルクス・フェインベルク:よさげ!
シタン・サイアミーズ:じゃあ私から!ファイアボルトを鍋に飛ばすよ!
シタン・サイアミーズ:2d6+2+2
SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 11[5,6]+2+2 → 15

GM:どうぞ~
ブロウガストファイアーカルドロン:ぐええ
ブロウガストファイアーカルドロン:最後の戦闘だし振るか……という気分になったので、振ります
ブロウガストファイアーカルドロン:2d6+4>=15
SwordWorld2.5 : (2D6+4>=15) → 7[4,3]+4 → 11 → 失敗

シタン・サイアミーズ:ひええ
ブロウガストファイアーカルドロン:むり!ダメージをどうぞ
シタン・サイアミーズ:2d6の期待値は7!ではダメージ行きます
シタン・サイアミーズ:k10+4@10
SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+4 → 2D:[5,6 2,6]=11,8 → 6,4+4 → 1回転 → 14

ルクス・フェインベルク:激アツ
シタン・サイアミーズ:マジ?これに弱点抜いてるので炎属性ダメージ+2が入り
ブロウガストファイアーカルドロン:ぐあああ
シタン・サイアミーズ:16点です
GM:ブロウガストファイアーカルドロンのHPを9に変更(25 → 9)
ブロウガストファイアーカルドロン:瀕死
シタン・サイアミーズ:シタン・サイアミーズのMPを3減少(14 → 11)
ブロウガストファイアーカルドロン:そんな…
ライエル・スターク:じゃあ次行こうかな
シタン・サイアミーズ:偶々とは言え、先手を取れた。だから、弱点も見抜いているなら、使うのは当然この呪文だ。
ライエル・スターク:2d6+4 エネルギーボルト!行使!
SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 10[4,6]+4 → 14

ブロウガストファイアーカルドロン:2d6+4 なんでさっきからそう高いのきみたち
SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 10[4,6]+4 → 14

ブロウガストファイアーカルドロン:あっやった半減で受けれた
シタン・サイアミーズ:『火よ、サラマンデルの舌よ!撫ぜ、触れ、抱け!』
ライエル・スターク:k10+4@13 ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+4 → 2D:[4,4]=8 → 4+4 → 8

ライエル・スターク:半減で4
シタン・サイアミーズ:火の矢--火の帯が鍋に入ったブロウガストを撫ぜた。
GM:ブロウガストファイアーカルドロンのHPを5に変更(9 → 5)
ルクス・フェインベルク:仕上げはこの私だ
ブロウガストファイアーカルドロン:炎のマナと好んで同化するからこそ、それによる干渉には脆弱性があった。
ルクス・フェインベルク:やるしかあるまいアヴェンジャー
ブロウガストファイアーカルドロン:矢に射抜かれた箇所から制御を失ったようにぐらついていく。
ルクス・フェインベルク:2d6+2+3 デーモンルーラー 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 8[4,4]+2+3 → 13

ブロウガストファイアーカルドロン:2d6+4>=13 抵抗
SwordWorld2.5 : (2D6+4>=13) → 8[3,5]+4 → 12 → 失敗

ブロウガストファイアーカルドロン:うぎゃん
ルクス・フェインベルク:k20+5@10 アヴェンジャー ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+5 → 2D:[4,1]=5 → 3+5 → 8

ルクス・フェインベルク:ルクス・フェインベルクのHPを5減少(19 → 14)
ルクス・フェインベルク:ルクス・フェインベルクのMPを4減少(18 → 14)
ブロウガストファイアーカルドロン:ぐええ爆散!
ブロウガストファイアーカルドロン:鍋もひっくり返る事なく回収できます。
ルクス・フェインベルク:やった~
シタン・サイアミーズ:調整力流石だぜ
ルクス・フェインベルク:「鍋相手に使うとは思いもしなかったが……仕方ないねえ!」
ライエル・スターク:「くっ……《ヴォルギア》!」電撃の矢を放つが、距離と火炎に阻まれて弱所をうまく射抜く事ができずにいる。だが、確実に追い込んではいる。
ルクス・フェインベルク:『捧げる。我が血肉の欠片……』
ルクス・フェインベルク:『我が敵を呪え』
ルクス・フェインベルク:「なるたけ程よく!」口許の血を拭いながら鍋を指差す。
ブロウガストファイアーカルドロン:その声に反応するように、バギィっ、とヒビの入るような音。
ブロウガストファイアーカルドロン:森を焦がさんばかりの勢いで噴き出していた炎が、にわかに収まっていく……。
シタン・サイアミーズ:「……何とか行けた…のでしょうか」
ライエル・スターク:「ああ。後はブロウガストの縛りを……」
ライエル・スターク:ここまでやってないしやるか
シタン・サイアミーズ:やっていって~~
ルクス・フェインベルク:やってやって~
ライエル・スターク:2d6+4>=9 うおお小霊縛り
SwordWorld2.5 : (2D6+4>=9) → 7[3,4]+4 → 11 → 成功

ルクス・フェインベルク:「すまないが、どっちかに任せる」右手首を抑えている。小魔との間に定期的に必要な、主従関係のわからせだ。
GM:ライエル・スタークのMPを11に変更(18 → 11)
ライエル・スターク:「ああ、やってやる」右手をすうと翳して、
ライエル・スターク:「……《爆ぜる熱のマナ、炎の翳り。地に落ち一の巌へと沈め》」
GM:すう、とその魔力に導かれるようにして、ブロウガストが手の魔石の中へと封じられていく。
ライエル・スターク:(……普通のガストと勝手は違ったが、どうにかなった。こいつら、当然のように修正してやってのけてたんだからな……)
シタン・サイアミーズ:「…よし、これで3体目ですね。スターク君も、流石です」
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「おおお!何とかなったようだな……!助かったぞ!」
ルクス・フェインベルク:「これで一件落着といったところかな?」
シタン・サイアミーズ:「後は気付かれる前に戻さないと、ですよ」
“悪魔舌の”ラトス・ハーデイン:「礼にこの……今日の闇鍋会の為に用意したとっておきの果実をくれてやろう!」
GM:謎の果実×1 を入手しました。
GM:セージ+知力で目標値17の判定に成功すると食べた時の効果が判明するぞ。
GM:わからないまま売ると200Gになります。
ルクス・フェインベルク:ほほう
ライエル・スターク:2d6 看破ぁ
SwordWorld2.5 : (2D6) → 2[1,1] → 2

ルクス・フェインベルク:2d6+1+3 セージ知力(識別など)
SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 5[1,4]+1+3 → 9

ライエル・スターク:スイカかも
ルクス・フェインベルク:おそらく……甘い!
シタン・サイアミーズ:17か……フェアリーウィッシュ使ってもクリティカルしないと無理だなあ 振ります
シタン・サイアミーズ:2d6+1+2>=17
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2>=17) → 4[1,3]+1+2 → 7 → 失敗

ルクス・フェインベルク:よほどレア果実なんだろうなあ
GM:効果がわからないまま食べてもいいし、わからないまま持っててもいいです。
GM:わからないまま持ってる場合、1セッションに1回この判定にチャレンジできます
ルクス・フェインベルク:持っとくとおもろいわけだ
シタン・サイアミーズ:なるほどな~
GM:という感じで帰還するかな
ルクス・フェインベルク:そうしましょう
シタン・サイアミーズ:帰って戻す迄が遠足だぜ
GM:では戻って返す!
ルクス・フェインベルク:待ってろよ先輩の単位
研究棟・第四魔法生物準備室
GM:では、君達は無事にブロウガストを回収し、準備室に戻しに来る事ができた。
GM:立ち入りの為の鍵とかは流石にラザリーが貸してくれていました。これもバレたら絶対怒られるやつですが……。
ルクス・フェインベルク:バレなきゃセーフ
GM:という感じで、少し緊張しながら準備室にやってきた皆さんですが……ここで最後の判定があります。
ルクス・フェインベルク:なにい
シタン・サイアミーズ:なんだとっ
GM:ブロウガスト自体はもちろん、魔石を持ち出したり色々やっちゃった訳なので……その痕跡をきちんと消しておく必要があるでしょう。
GM:・隠蔽工作判定(スカウト+器用)10分・目標値15
ただし、ダイスを振った後に「現在の残り時間」を30分消費するごとに難易度が-2されます。

GM:こういう判定があるわけ
◯行動選択肢
・隠蔽工作(10分)
◯現在の経過時間:80分/180分
◯回収したブロウガスト:3/3体

GM:そして現在の状況がこう
ルクス・フェインベルク:100分もある 余裕じゃん
GM:時間消費で難易度が下がるのは、それだけ時間をかけて入念に痕跡を消しましたということ
GM:1時間仮眠してたら30分しかなかったよ
シタン・サイアミーズ:アブねえ
GM:というわけで誰か……やりなっ
ルクス・フェインベルク:誰だ寝ようなんて言ったやつは
シタン・サイアミーズ:ごめんなし!
ライエル・スターク:してやるぜ 痕跡隠しを
ライエル・スターク:2d6+3>=15 スカウト器用
SwordWorld2.5 : (2D6+3>=15) → 8[3,5]+3 → 11 → 失敗

ライエル・スターク:ハアハア これに60分消費で成功
ルクス・フェインベルク:寝ずにがんばってよかった
シタン・サイアミーズ:残り30分で…成功かな?よかった~~
◯現在の経過時間:150分/180分
◯回収したブロウガスト:3/3体

GM:最終リザルトです。
ルクス・フェインベルク:優秀な部
シタン・サイアミーズ:やった~
ライエル・スターク:「……。いや……ここの魔石が入っていたのは多分こっちのケースだな、埃の感じからして……」
ライエル・スターク:ブツブツと言いながら研究室の物の配置を直して回っている。
ライエル・スターク:「あの先輩、慌てて出てきたから後が散らかってることとか全然気にしていなかったんだろう……」
ルクス・フェインベルク:「……」余計なものを触るなと厳命され、隅に立っている。
シタン・サイアミーズ:「立派なシーフもやれますね、スターク君」あまり変に動かさないよう、そして急に誰かが来ないか、またルクスが変な動きをしないか見張っている。
ルクス・フェインベルク:うずうずしながら隅に立っている。
シタン・サイアミーズ:「動かない」
ライエル・スターク:「アクウェイン先生って神経質そうだしな。髪の毛ひとつだって……おい、動いてないだろうな? ルクス・フェインベルク」
ライエル・スターク:だるまさんが転んだのように時折ルクスに威嚇している。
ルクス・フェインベルク:「動いてないさ。動いてないとも」
ライエル・スターク:「ならいいが……よし、こんなものか」
ルクス・フェインベルク:「くぅ~、こんな時でなければ存分に観察させてもらっていたというのに」
ライエル・スターク:「僕が目に付く限りの痕跡は消したはずだ」手袋を外しながら。
ライエル・スターク:「真っ当な方法で出入りの許可を貰って来い、真っ当な方法で」
シタン・サイアミーズ:「助かりました。私だと、ルクスを見張りながら妖精の助けを借りないといけませんでしたし…」
ルクス・フェインベルク:「当たり前だ。アクウェイン先生相手だぞ」
ルクス・フェインベルク:「私も命は惜しい」
シタン・サイアミーズ:「学籍と学校生活が大変なことになりますね…となると。さっさと現場を抑えられる前におさらばしましょう」
ライエル・スターク:「気にしないでくれ。ここまで来れば僕もとっくに共犯者だ……」
ライエル・スターク:「ああ、帰るぞ。平常心で、途中で他の先生にあっても不審な様子を見せないようにな」
ルクス・フェインベルク:「任せたまえよ。私が不審がられるのはいつものことさ」
シタン・サイアミーズ:「表情を変えない事は慣れてます。…それだから余計早めに離れないと…」
ライエル・スターク:「ふ、僕もだよ。とても不本意な理由でだがな……!」
GM:という感じで、君達は無事に研究棟を後にすることができるでしょう。
数日後
GM:君達がいつものように部室で過ごしていた所へ、またしてもラザリー・シェイが訪れます。
ラザリー・シェイ:「はぁぁ……ひとまずどうにかなったみたいだよ」
シタン・サイアミーズ:「上手くいったようでなによりです」
ラザリー・シェイ:「あれから何度かアクウェイン先生とも顔を合わせたけど、うん、いつも通り普通に叱られるだけだった」
ルクス・フェインベルク:「普通に叱られてはいるんだねえ」
ライエル・スターク:「そこは最初から織り込まれてるんだ」
シタン・サイアミーズ:「そこはあるんですね……」
ラザリー・シェイ:「そりゃあ、あんなミスをしたと知れたらあの程度の叱られ方じゃ済むはずないからなあ」
ラザリー・シェイ:「ともあれ、助かったよ! お礼を……」
ルクス・フェインベルク:「お礼を……?」
ラザリー・シェイ:金貨の入った袋を取り出して、少し(いくら大ピンチだからって気前よく払いすぎたかな……)みたいな名残惜しい色を浮かべて浅ましく躊躇する様子を見せつつ
ラザリー・シェイ:「わ……渡すよ!ほら、約束通り!」
ラザリー・シェイ:「ちゃんと数えてくれていいとも!」
ルクス・フェインベルク:「ふむ。シタン、頼んだ」
ラザリー・シェイ:そう言って押し付けてきます。
シタン・サイアミーズ:「あなたもやれるでしょうに…」そう言って受け取り、ざっと軽く確認。
ルクス・フェインベルク:「いいのかい?アルケミストに金勘定を任せて」
ライエル・スターク:「見た感じちゃんとした数揃っていそうだな。贋金とかでもなさそうだ」後半は流石に失礼だと思ったのかシタンにしか聞こえないような小声で。
ラザリー・シェイ:「? 任せたら何か問題があるの?」
シタン・サイアミーズ:「枚数確認程度ですよ、任せるなら」
シタン・サイアミーズ:「ありがとうございます、スターク君。…ルクス・フェインベルクの場合知らないうちに実験素材やアルケミストカードの購入に当てそうという信頼がありますね」
シタン・サイアミーズ:「確認できました。約束通りです。神秘の霞をご利用頂き、ありがとうございました」
ライエル・スターク:「……サイアミーズがそう言うならそれは"信頼"というか"実績"なんだろうな……」
ルクス・フェインベルク:「投資という意味では絶対に間違いではないのだけどもねえ!賦術科の生徒なら理解してくれるんだが」
ラザリー・シェイ:「ははーん、計画性のない散財はよくないなぁルクスちゃん」
ルクス・フェインベルク:「チッチッチ、先輩。これは計画性がないのではなくてだねえ、計画が大きすぎるために起きることなのだよ」
シタン・サイアミーズ:「冒険者たちだってそんな金を投げつけるみたいな使い方はもっと上級にならないとしませんからね」
ライエル・スターク:「まあ、そっちはそれ以上の収入を得る目処がついてやってるわけだからな」
ラザリー・シェイ:「あー……ところでほら、ルクスちゃん?」急に声が少し甘ったるくなる。「今けっこう懐があったまった所だと思うんだけど」
ラザリー・シェイ:「お昼奢ってくれたりしない?」
ルクス・フェインベルク:「んん?」
ライエル・スターク:(……この人もしかして結構無理して報酬用意したのか……?)
ルクス・フェインベルク:「ふぅむ……」
ルクス・フェインベルク:明らかに悪い笑みを浮かべている。
シタン・サイアミーズ:溜息。
ラザリー・シェイ:「え~?いや……ほら?たまには可愛い後輩と一緒にランチなんてのもいいかな~って」
ラザリー・シェイ:「別に今月の生活費が8割吹っ飛んじゃったとかそういう訳じゃなくてね?全然」
ルクス・フェインベルク:「くっくっく、なるほどねえ。いやあ、私もちょうど先輩とランチがしたくなってきたなあ」
ラザリー・シェイ:「えっ!?いいの?」
ルクス・フェインベルク:「ついでにいくつか、治験のアルバイトも紹介できる」
ラザリー・シェイ:「あっ、助かるな~……割の良いバイト先なんていくらあっても困らないからねぇ」
シタン・サイアミーズ:(碌でもない事考えてるなと思ったらやっぱり)という顔をしている。
ルクス・フェインベルク:「これは一例だけどもね、一時的にカエルになったり、カエル化を解いたりする薬とか……」
ライエル・スターク:「……ちゃんと戻れるやつなんだろうな? それは……」
ルクス・フェインベルク:「……それを確かめるやつだよ」小声でライエルくんに
ルクス・フェインベルク:「一晩寝ているだけで報酬は……」そっと先輩に耳打ち
ライエル・スターク:「じ、人体実験じゃあないか。ルクス・フェインベルク、やはり君は危険だ……!」
ラザリー・シェイ:「え、ええっ! 寝てるだけでそんなに!? え~詳しく聞きたいな~」
ラザリー・シェイ:ライエルが騒いでいるのも耳に入っていない様子だ。
ライエル・スターク:「シェイ先輩と言ったか。こんな危険人物との付き合いに関してはもう少し慎重になった方がいいぞ……!」
ラザリー・シェイ:「ええ~? でも君も友達なんでしょ?」
ラザリー・シェイ:「あんまりそういうひどいこと言っちゃいけないよ?」
ライエル・スターク:「な、友達じゃあないッ! それにひどいことでもないぞ!至って妥当かつ客観的な表現だ……!」
ルクス・フェインベルク:「ええーっ、苦楽を共にし鍋まで囲んだ仲だというのに!」
ライエル・スターク:「僕はちゃんとこいつの危険性を理解した上で慎重に交渉を重ねているだけであってな……!」
シタン・サイアミーズ:「まあ正直スターク君の言う事は正しいので、二人とも実践した方がいいとは思いますが…」
ライエル・スターク:「くっ、確かに鍋は囲んだが……」
シタン・サイアミーズ:「そういう所ですよ」
シタン・サイアミーズ:「そしてルクス、魔道に引き込もうが別段私は構いませんが…親しい人なんですし、きちんと危険性も含めて説明しなさい」
シタン・サイアミーズ:「後で嫌われて泣いても知りませんよ」
ルクス・フェインベルク:「私だって、先輩が苦しんでいるところを後輩として放っては……はい」
ラザリー・シェイ:(す、すごい。一年生なのに私よりもしっかりもの感が出ている……)
ラザリー・シェイ:「ふっ……いいお友達を持ったようね、ルクスちゃん」
シタン・サイアミーズ:「先輩ももっと危機感というか……いえ、私が言うことじゃないですね…」
ルクス・フェインベルク:「……いずれにしても、だ」
ルクス・フェインベルク:「霊薬研究会”神秘の霞”を、今後ともよろしく頼むよ」
ラザリー・シェイ:「ああっ私までお叱りの対象になっている」
ラザリー・シェイ:「へへ、そりゃもちろん。……っていうか、ほら!」
ラザリー・シェイ:「私!先輩だからね!」薄い胸をとんと叩く。
ラザリー・シェイ:「そっちこそ、困ったら頼りに来なさいよ!ね!?」
ラザリー・シェイ:「特別価格で引き受けてあげるからさ」
ルクス・フェインベルク:「ああもちろん!困った時にすぐ思い浮かべるのは先輩の顔だとも……!」
シタン・サイアミーズ:「………」少し沈黙してルクスに視線を向けたりしていた。「ええ、そうですね。またお世話になるかもしれません」
ライエル・スターク:この言葉は流石のライエルにも「嘘っぽい」と感づく事ができたぞ。言っても先輩を傷つけるだけだから何も言わないが……。
ラザリー・シェイ:「ふふん、よろしい」
GM:かくして君達は、少し危なっかしい先輩のバイト解雇の危機を回避することができた。
GM:この事件を通して”神秘の霞”の名が上がった……かというと、特にそんな事はない。
GM:相変わらず薬の売れ行きは微妙な所だし、何も知らないアクウェイン先生からの評定が変わるような事もない。ライエルの呪いの件も一向に解決の糸口は見えないままだ。
GM:ただ、その日の昼食の席はいつもより少しばかり賑やかになった。
リザルト
GM:リザルトの時よ!
ルクス・フェインベルク:やった~~
シタン・サイアミーズ:わあい
◯報酬精算
基本経験点:1000
報酬:500G+戦利品
モンスターボーナス:120点+授業報酬
成長1回

GM:このようになっています。
GM:戦利品というかもらった謝礼やね
GM:全部売ると450Gになるけどどうしましょうか
シタン・サイアミーズ:戦利品は美食研究会の謎果実は残して マギスフィア売る? 売るなら250÷3が個々人追加って感じかしら
GM:マギスフィアは250Gなのだ
シタン・サイアミーズ:なおし!
ルクス・フェインベルク:スフィアは売っちゃおう
GM:果実は残す?
GM:残すなら誰かのアイテム欄に入れておいてね
ルクス・フェインベルク:せっかくだし残したみある おもろいし
シタン・サイアミーズ:マギスフィア売ると3人にそれぞれ83ガメルあまり1Gかな
ルクス・フェインベルク:シタン!頼んだ! 私が持っていると我慢しきれず分解する可能性がある
シタン・サイアミーズ:www 了解、持っておくね
シタン・サイアミーズ:あまり1Gはルクスさんに渡して ルクスさん84G+500Gで584Gにしましょう
GM:我慢して
ルクス・フェインベルク:やった~ あまりが染みる
ライエル・スターク:わーい 584もらいました
シタン・サイアミーズ:後ファンブル分(メモ参照してね)と、授業分の経験点追加して決算かな?
ルクス・フェインベルク:ふっ、2回ファンブル
GM:ですね 2回ファンブルと授業報酬入れて経験点ボーナスは280だ
GM:シタンちゃんは授業でささやかに名誉点も獲得しとるのでそれもよろしくね
GM:後は成長!
ルクス・フェインベルク:名誉あるシタンちゃん
GM:それぞれ1回grしてください
ライエル・スターク:gr うおお
SwordWorld2.5 : [6,6]->(精神力)

ライエル・スターク:まあ精神ならよし
シタン・サイアミーズ:gr
SwordWorld2.5 : [2,4]->(敏捷度 or 生命力)

ルクス・フェインベルク:gr
SwordWorld2.5 : [1,6]->(器用度 or 精神力)

シタン・サイアミーズ:スカウトもやってるし敏捷上げます!
ルクス・フェインベルク:うう~~ん丸いのは精神、広いのは器用
シタン・サイアミーズ:精神でいいんじゃない?MP伸びるし
ルクス・フェインベルク:まあMPはあればあるだけええという教えもあるし
ルクス・フェインベルク:精神にしよ 命中は戦士職取ることになってから考えればいいや
GM:OK
GM:では普通はこれで終わり……なんですが
GM:後はせっかく薬とか売ってる部活動をやってるので そのへんの運営状況をふわっとやっていくルールを追加しています
◯"神秘の霞"部活動予算
・部活動の予算として、初期予算が100Gあります。
・このお金は部員が必要なら引き出して使用する事ができます。
・セッション終了時に精算処理として「(2d6-6)×30G」の増減が発生します。
・赤字になることもあり、部活動予算がマイナスになった場合は部員がお金を出して補填する必要があります。できなかった場合、借金をしていることになり、なんらかのペナルティが発生したりしなかったりします。
・冒険者ランクが上昇すると、精算処理が「(2d6-6)×(20+その冒険者ランクを取得するために必要な名誉点)G」になります。
・セッション中に発生した要因によって、精算処理の出目に補正が発生する場合があります。

GM:という感じ!今回は補正とかも特にないので
GM:代表者が2d6を振ってね
ルクス・フェインベルク:やった~
ルクス・フェインベルク:私が振ろうじゃないか
シタン・サイアミーズ:振って~
GM:がんばれ~
ルクス・フェインベルク:2d6
SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[1,3] → 4

GM:60Gの赤字ですね
GM:現在の予算:100G→40G
GM:こうなりました。
シタン・サイアミーズ:二人で30Gずつ出して補填しておきます?
シタン・サイアミーズ:いや、私出しましょう
ルクス・フェインベルク:そうしよっか
ルクス・フェインベルク:なにっ
GM:あ、マイナスになってからで大丈夫だよ
ルクス・フェインベルク:よかった~
シタン・サイアミーズ:管理が面倒だから…!
シタン・サイアミーズ:あ、なるほど
GM:100G溶けるまでが猶予
ルクス・フェインベルク:つまりまだ40は溶かせる
GM:マイナスになった瞬間ペナとかではない 放置続けるとあれだけど
シタン・サイアミーズ:なるほどね……
ルクス・フェインベルク:存続の危機──!
ルクス・フェインベルク:ユウカがヌッしてくるのかな
GM:後は判定以外でもセッション中に予算獲得イベントがあったりすれば増えることもあるんじゃないでしょうか
ルクス・フェインベルク:学園モノといえば部活、部活といえば予算獲得ですからね
GM:という感じで今度こそ 今回のセッションは以上だぜ
シタン・サイアミーズ:なるほどなるほど
GM:お疲れ様でした!
シタン・サイアミーズ:お疲れ様でした~~
シタン・サイアミーズ:楽しかったです!
ルクス・フェインベルク:お疲れ様でした~~
GM:えへへ GMも好き放題やれてたのしかったです
ルクス・フェインベルク:超楽しかったよ~
シタン・サイアミーズ:先輩可愛かったし先生の授業もよかったし 部活の連中が楽しそうだったのも良かった