死灰戦線
GM:いちま
本セッションは、「矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
キャラシート
目次
プリプレイ
GM:時間!
GM:やっていきましょう よろしくお願いします~
大門トオル:よろしくお願いします!
村上希:よろしくお願いします~
中渡瀬理:よろしくお願いします!
三輪 空道:よろしくお願いします!
GM:まずはHOじゅんばんで自己紹介していくフェイズだぜ
GM:じゃあ中渡瀬くんから~
中渡瀬理:は~い
GM:キャラシを貼り、自分について語ってください!
中渡瀬理:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=Rin3mL
中渡瀬理:中渡瀬 理です。どこか朧げな、儚い雰囲気をまとった青年。一応身体年齢は20歳程度と見られています。
GM:色気がある…
中渡瀬理:なんでそんな曖昧な表現になるかというと、重篤な記憶喪失者であり、自分の名前以外のほぼ全ての記憶を失った状態で発見されているからです。年齢だって分からない!
GM:じつは4歳とかなのかも
中渡瀬理:困ったな エッチなサイトを見られないぞ
中渡瀬理:大人しく穏やかで、落ち着いた性格。記憶喪失なのにかだからかは定かではないですが、あまり物怖じもしないタイプ。それでいて、対人関係は結構気さくな振る舞いをします。
中渡瀬理:自分の意志を出すことが少なく流されがちですが、だからと言って好き勝手されて平気な顔をしているという訳でもありません。自分が自分を軽視するのは良いが、他人に軽視されるのはお断りだぜ!
GM:男の子だぜ
中渡瀬理:能力も、ミストルティンシンドロームにより発現するアーキタイプの生成・行使に傾倒しています。アーキタイプ『翼の聖剣』により、風の操作を交えた白兵戦を行える。
中渡瀬理:それ以外に目立つ能力はほとんどないです。実際データ的にも、まずアーキタイプを作り出せないとほとんど戦えないのだ。一応シーン攻撃とかも搭載してるんだけどね……!
GM:ははあ 言われてみれば…
中渡瀬理:侵蝕率ってこんな感じで大丈夫だっけ? どうだっけ!? とUA環境にビクつきながら戦っていきます。よろしくお願いします!
GM:私も久々・GMだから侵蝕への負荷のかけ方これくらいで大丈夫だっけ??ってビクついているので仲間ですね
GM:よろしくお願いします HOをひっぱってきますね
・HO1:中渡瀬理
シナリオロイス:”アンジェン”
君はUGNの監視下で生活する、記憶喪失のオーヴァードだ。
過去を持たない君の前に、かつての君を知るRBの少女が現れてこのように告げる。
「私は」「”ストライフ”セルの兵にして、貴方の”天敵”です」
「進歩の為に必要なのは、身近に脅威となる敵を置く事ですから」
「貴方と、互いを知り尽くし、殺し合うために用意された存在。それが私」
そうして彼女は、君こそがこの戦争に勝利し、”エンバー”の遺志の行く末を決めるべきだと主張する。
GM:不審者が来ます
中渡瀬理:ようやく僕を知っている人が現れたと思ったら……不審者!
"アンジェン":扱いとしてはめちゃくちゃ重んじてきて、かなりの決定権を預けてくる傾向にあります
"アンジェン":よろしくお願いしますね
中渡瀬理:アッ 美少女だ
中渡瀬理:よろしくお願いします! 一体何を決定できるというんだ……
"アンジェン":さあ……夕飯の献立かも
GM:じゃあ次!三輪くん~
三輪 空道:はーい
三輪 空道:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDAg4OA7QgM
三輪 空道:”キラービー”三輪空道です
三輪 空道:坊主頭に眼鏡をかけた、落ち着いた雰囲気の男子高校生。16歳という年齢ですが、チルドレンではなくエージェントとして働いています。
三輪 空道:性格は概ね雰囲気通り。地に足付いたリアリストって感じです。
GM:さめてる雰囲気だ
三輪 空道:”対象を殺す事”に特化した特異な能力を持っており、自分の中では折り合いをつけているつもりですが…といった、精神的な悩みを抱えていたりします
三輪 空道:大人びているがまだまだ若造ってワケ
GM:新たにコロシの世界に入ってきた若人…
三輪 空道:性能的にはサングインを使わない方のブラムス。血染めの庭園と起源種を組み合わせ、あらゆるタイミングで発生する高係数ダメージソースを飛ばしていくスタイルです
GM:サングインを使わないブラムスだって~?そんなもん大したこと無……グァァーッ!!
三輪 空道:高まる侵蝕を活用するためにアージエフェクトなんかも取ってます
三輪 空道:なりたくない…ジャームに…
三輪 空道:このメモリー1枚が有効に働くと信じて…!
GM:無事に戻ってきてね…
三輪 空道:頑張ります!こんな感じ!
GM:うす!では三輪くんのHOがこんな感じ
・HO2:三輪空道
シナリオロイス:”ディレンダ”
君は特異な殺傷能力を持つUGNエージェントだ。
セルリーダーがグレイプニルに感染した事を契機に混乱に陥ったFHセル”ストライフ”。
その残党の掃討任務をこなしていた君は、”ディレンダ”を自称するジャームに遭遇する。
彼は君の”特別な才能”を見出し一方的に教授すると同時に、君の中にその力を行使する事への恐れが残っていると語る。
「その根本的な愚鈍さは死ぬことでしか治らん。俺のように」
「ならば貴様に”死練”を与えてやる」
GM:若干テキストを修正しましたが起きてることはおおむねおなじです
三輪 空道:恐ろしそうな存在が
三輪 空道:師匠キャラなのか…!?
"ディレンダ":不審な師匠です よろしくしなくていいよ
三輪 空道:うおっ…顔が良い…
"ディレンダ":色近いから外しとくか
三輪 空道:気遣いいたみ入るぜ
GM:あとなんかそれとは別に女の子との縁もありますが、HOに書いてる場合じゃなかったので書いていません
三輪 空道:なに~~~!?
GM:なんか出現するんだなあと思っててください
三輪 空道:サプライズだ。頑張ります!
GM:よろしくね~ ではつぎ!
村上希:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=6AGujW
村上希:”アーサール”村上・希(むらかみ・のぞみ)。19歳大学生女子です~。
GM:ウィンクしてる かわいいね
村上希:夕焼け色の眼と、顔を覆うように長く伸ばした髪が特徴的な女の子。
村上希:物静かで落ち着いた物腰の持ち主ですが、近くで触れてみると結構ほわほわしてるタイプの女の子です。
GM:癒し系だ~
村上希:能力としては、血を媒介にした生命エネルギーの投射であり、戦闘時は応用として、
村上希:石板(ラプトルソー)に保存したOVの血から、かつての姿を血で再現して戦わせるみたいなことをします。FFの召喚獣魔法みたいなイメージ。
村上希:特筆事項としては、元々OVカルトみたいになってたSOG支部に家族ともども居たこと。
GM:召喚士様だったとはね
村上希:能力として、外見上死者の再生に見えることを起こせることもあって、そこのカルトの巫女さん的なことをやったり、衝動解消のために色々働いたりしました。
村上希:召喚士風な事は出来るけど、血で再現してるだけなのでウロボロスとかエグザイルみたいな能力コピーは出来ないぜ。
村上希:カルトはUGNのおかげで今は辞められてせいせいしています。カルトなんてダッセーよな!
GM:これはおそらくみんなが思っているはずなので代表して言うんですが、衝動解消ってえっちな響きですよね
村上希:データ的には、ラプトルソーとかいうRC射撃武器を用いてブラッドウェブに火力を持たせて殴るだけな感じです。一応範囲はある!サングインに色々売ったデータです。
村上希:なんかそう言うのいいよねって思って作りました。
村上希:後はイージーで超越的能力:生命治癒とか持ってるくらいです。活かせたらうれしい。
GM:正直でよろしい
GM:癒し系(物理)だ
村上希:hp回復エフェクトとかは…持ってないけど、これで生命力を補充してやるぞ 以上です!よろしくおねがいします。
GM:やっぱりえっちな話してます?
GM:よろしくね~ 村上ちゃんのHOはこちら
・HO3:村上希
シナリオロイス:村上愛
君はUGNに協力しているイリーガルだ。
君の姉である村上愛は、教団の解散後もOVの力に魅入られてFHの側へと身を寄せていたようだ。
彼女にはどうも才能がなく、君のように容易には覚醒しなかった。だからこそその力に執着したのか。
どうあれ彼女をUGNに保護したいと考えていた君は、この街のFH施設を暴くと同時に彼女を追い詰め──その時、空の色を翻す砲火が放たれた。
彼女は降り注ぐ死の灰によって覚醒し、君が振るう血の絆しを振り切った。
去り行くその瞳は、魅入られたように街の中央に聳え立った銃身を仰ぎ見ていた。
村上希:ねえさーん!?
村上愛:姉だよ
村上希:たいへんなことですよ…… あっ美人 目の色とか似せてくれてる!
村上愛:素体は似てるけど美容がいいかげんなのでぼっさりしている状態です
村上希:もっと活かした方がいいよ 折角美人なんだし
村上愛:さっそく空気をゆるくしやがって 敵なんだからね
GM:なんか適当にしばいたり姉妹喧嘩したりしといてください
村上希:うおおーっ しばきます あんなカルトはもうないんだからさあっ
GM:では次!
大門トオル:はーい
GM:大門くん~
大門トオル:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDA89iD-woM
大門トオル:"シルバーハンドガン"大門トオル 25歳男UGNエージェントです。
大門トオル:職務にはかなり真面目ですが、ノリもそれなりに弁えています。
GM:25歳!おとなだ
大門トオル:おとなです
大門トオル:資産家の親と関係がうまくいかず、家を継ぐのではなくUGNエージェントの道を選びました。
大門トオル:また、榊・K・ピーターという同僚を任務中に失っており、任務中の危険に慎重な傾向があります。
GM:長いことエージェントやってるとそうよね…
大門トオル:とはいえエージェントである以上、自分や周りの人々を前線に送り出さざるを得ず、大変といえば大変!
大門トオル:シンドロームはエグザイル/モルフェウスで、銀色の腕の遺産を装着しており、
GM:今回も最年長だぜ がんばってくれ
大門トオル:生成した無数の結晶を拳圧で吹き飛ばして散弾銃のように攻撃します。
GM:ははあ そういう感じなんだ
大門トオル:データ的には伸縮椀を使った視界白兵攻撃に、砂塵霊で攻撃力を上乗せ、あと砂の祝福等をつかったカバーリングもできます!
GM:優等生にまとまっている…
大門トオル:火力もある程度出しつつ、サポートしていきたいです!
GM:わいわい では大門さんのHOをもってくるね
・HO4:大門トオル
シナリオロイス:榊アリア
君は経験豊富なUGNエージェントであり、今回発生したR案件を解決するために派遣された即席部隊のリーダーだ。
その一員の榊アリアは君の戦友の妹であり、生真面目なUGNチルドレンである。
過去何度となく兄に心配されていても戦線を退く様子のなかった彼女は、兄の遺産を継承して以後いっそう危なっかしい部分があり、君は亡き戦友からその身を任せられた立場である。
しかし、今は近隣支部と連携した大規模作戦に人手を割かれていた都合もあり、彼女を戦力の外として数えられるような余裕は到底存在しない。私情を押し殺し、君は部隊の指揮を取る。
大門トオル:ピーターの妹!
GM:というわけで班長をおねがいします
大門トオル:リーダーも頑張ります!
榊アリア:妹だよ
大門トオル:かわいい 生真面目そう
榊アリア:小さく、かわいく、つよいよ 頼りにしてね
榊アリア:※実際にはこのような言動をするキャラクターではありません。
大門トオル:www
GM:リーダーやりつつなんか……保護者もやってください 余裕があれば
大門トオル:頼りにしつつ、おっかなびっくりしつつ指揮を取ります
GM:ではみんなの自己紹介もおわったのでトレるわね
地を焦がすようなワーディングと共に、丹葉市の一角に巨大な白亜の塔が築かれた。
グレイプニルの異端のRB”エンバー”が生み出した規格外の銃型アーキタイプであり、彼の墓標であり、新たに生まれた遺産でもあった。
地を揺らす砲火の一射ごとに、死の遺灰が降り注ぎ、生存のための覚醒を喚起する。
爆ぜる風の中に、その遺言が聞こえた。
「……どうやら無駄に長く生きすぎたらしい。俺という個の進歩は限界を迎えた」
「この停滞は死ぬ事でしか治らん。貴様らの愚鈍さもだ。だから……」
「蒙昧な患者ども。これより貴様らに死練を与える」
「これは、継承戦争だ。俺の力を継ぎたければ──」
灼熱と死灰の中、行者たちは己が天敵に見える。
Duoble Cross the 3rd Edition「死灰戦線」
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
オープニング:三輪 空道
GM:三輪くんは登場侵蝕をお願いします。
三輪 空道:三輪 空道の最大HPを1D10(→ 4)増加(26 → 26)
三輪 空道:違った
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(32 → 37)
某市 廃ビル街
GM:今回君に与えられたのは、先だって大規模戦闘があった地区の後始末のようなものだ。
GM:“ストライフ”セルは元より鍛錬の一環として構成員同士の殺傷を許容しているようなセルであったが、セルリーダーのグレイプニルへの感染によりその傾向は加速化していたらしく
GM:数日前にこの廃ビル街で発生した内部抗争、それに伴う他の複数セルを巻き込んでの戦闘は
GM:多くの死者と凍結処理者を伴った後に、ようやく沈静化しつつあった。
GM:セルリーダーであった”エンバー”や多くの構成員も(あるいは死亡したのかもしれないが)既に現場から消えていたが、
GM:そこに残存するジャーム──大半は重傷を負っている──を掃討する事が目下の君の役割だ。
GM:……瓦礫の下から這い出して来る、腐食した植物めいたRB。誰かの千切れ飛んだ腕だけが蠢いているようなもの。
GM:その血を啜る、以前はヒトであっただろう甲殻類のようなもの。
GM:随所に爆薬や火器や毒類が使用された痕跡もある中で、君はその眼でもって今もうごめくものを捕捉し、終わらせていく。
鹿取ののは:『くーちゃん、そこ奥に二つ~!あと後ろからひとつ!』通信機越しに少女の声が響いて、君をガイドしている。
三輪 空道:「了解す」
三輪 空道:ミリタリーカラーのボアジャケットを羽織った、坊主頭の少年。
三輪 空道:一見、体格のいいスポーツマンのようである。強いて変わった所を挙げるなら、鼻元を横切るような、大きな傷痕だろうか。
三輪 空道:ハーフリムの眼鏡の下から覗く鋭い目つきが、廃墟に蠢く魑魅魍魎達に向けられる。
三輪 空道:──視える
三輪 空道:──聴こえる
三輪 空道:──匂う
三輪 空道:──感じる
三輪 空道:仄暗く光るような、脈打つような、どこか懐かしいような、僅かに熱を帯びるような
三輪 空道:──"生命の核" が。
三輪 空道:数多の死戦を潜り抜けてきたエージェントであれば、図らずとも到達するような、"命のやり取り"を肌で感じ取る領域。
三輪 空道:それを、経験則に依らずさも当たり前のように直感する事こそが、"キラービー"三輪空道の能力であった
三輪 空道:地面に撒いた自身の血液、そこに触れた存在を視認して
三輪 空道:知覚した”何か”に、任意のイメージで干渉する。
三輪 空道:切る 潰す 裂く
三輪 空道:今しがた通信機越しに伝えられた3つの存在は、ただそれだけで生命活動を停止した。
三輪 空道:「───OK、かな。鹿取サン、まだ残ってますか?」
鹿取ののは:『んっ、キル確認~。この辺りは大丈夫だけど……』
鹿取ののは:『その先の壁になんかありそう?深呼吸のあと蹴っ飛ばしてくれると視界取れて助かるかも~』
・“ロロギア”鹿取ののは
UGNイリーガル。18歳。
元々駆け出しのプロゲーマーで、オンラインゲームをやり込んでいる内にノイマンとして覚醒しUGNに保護された。
現実世界にゲームウィンドウを幻視して情報を得ており、戦場を俯瞰できるほか、不随意なタイミングで「システムメッセージ」を受け取る事がある。
しばしば本人にとっても説明のつかない内容だが、大きく外れた事はないため無視できない。
三輪 空道:(深呼吸…間を置けって事か?まぁ、鹿取サンの能力を深く考えても仕方ないか)
三輪 空道:言われたとおりに一つ深呼吸。息を吐き切った後に吸って 留めた
三輪 空道:ドゴ ッ
三輪 空道:壁に向かって前蹴りを放った
三輪 空道:そして空いた穴越しに、向こう側の空間を見やる。
鹿取ののは:『おっ、ナイス~……その先はえーっと』
鹿取ののは:同時に、「うぁえっ」通話越しに変な声が漏れた。
鹿取ののは:「あっやば、これ」
三輪 空道:「え、どうしたんすか?」
鹿取ののは:ひどく焦っている声音。「逃げて!撤退撤退!なんかわかんないけど……」
三輪 空道:普段とはかけ離れた声音だ。緊急事態なのは感じ取れた
???:「……」君が振り返ろうとした矢先。いつの間にかそこに立っている。
???:その男のいのちは、ひどくねじれた形をしていた。
三輪 空道:「………!」いつの間にかそこに在った者を見て、ブワ と身が総毛だつのを感じる。
???:剣士のようだった。道中のものを斬り捨てて来たらしい刃を降ろしたまま、じっと君の目を覗き込んでいる。
鹿取ののは:『くーちゃん、早くし』
???:ジッ、と羽虫の焼き切れるような音がした。
三輪 空道:関わってはいけない気がする こと生命に関わる事であれば、三輪の直感は自身にも働いた。
???:男の振るった切っ先が宙を撫でて、”なにか”を断った。……それが、電波通信の接続を断絶させたとでも言うのだろうか?
???:だが事実として、君の耳元に聞こえていた声が今は不通を示すノイズになっている。
三輪 空道:「鹿取さ……っ…!」
???:「……感じているのか?俺と同じ形ではないにしろ……」
三輪 空道:(なんだ、切断!?俺と同じで、見えないものに干渉する能力か?)
???:「様式自体はどうでもいいが」
三輪 空道:「───“ストライフ”セル」
三輪 空道:「の者すか」
三輪 空道:”対話をもちかけてくる相手ではある” その現状から、この場を切り抜ける方法を模索する。
"ディレンダ":「"ディレンダ"」溜息を吐いて応じる。「下らん事を気にかけるな。生き死にの懸かっている時に」
三輪 空道:「……」対話を持ちかけてきたのは、絶対的上位の余裕から…ということか
三輪 空道:(───殺す ───殺せるか?)
"ディレンダ":「……貴様には確かに才があるが」
"ディレンダ":「それに怯えさせられているのでは意味がない」
"ディレンダ":察した様な口ぶりの言葉とともに振るった刃が君の傍、何もない場所をゆるりと撫でるように動いた。……切っ先が肌を浅く切っただけだ。
"ディレンダ":それで、身の凍るような感覚が肌を包んだ。右腕の感覚が、鉄にでもなったかのように動かせなくなって、だらりと垂れている。
三輪 空道:「言ってくれるじゃないすか。見ただけで───」
"ディレンダ":「俺の話をするならば」
三輪 空道:ショットガンに伸ばされていた右腕が、いつの間にか感覚を失い、糸を切られたマリオネットのようにぶら下がっている。
"ディレンダ":「生命は、いくつもの"鎖"に吊られてそこにある」
"ディレンダ":「世界の何とも繋がらずに成立する事はなく」
"ディレンダ":「支えを断てば自ずと朽ちていく。このように」
"ディレンダ":返す刃が足元と左腕を掠める。君の身体に繋がる、致命的な何かがぶつりと斬り落とされたような。そういう音が聞こえた。
三輪 空道:「───ッ!」身体が頽れる。あるいは、出血さえあれば一矢報いることも出来たのかもしれない。だが
三輪 空道:薄く肌を切っただけの状態。身体の自由も効かず、レネゲイドコントロールもままならない。
三輪 空道:外傷こそないが、既に趨勢は決したようなものであった。
三輪 空道:(これじゃ……まるで)
"ディレンダ":「……血が必要か」そのまま手首を捻るようにして刃を戻し、次いで直に心臓を突く。
"ディレンダ":重ねて両の足、脇腹の横、左肩の外側。術としての形もない、ただ必要な順に地面を踏みしめているような所作。
"ディレンダ":深紅の刃は肉を引き裂き、砂を叩き、あるいは空を掻き切って、しかしその全ては必中している。
三輪 空道:自分の能力のようだ と考える。それぐらいしか出来る事はなかった
"ディレンダ":君の肉体と、それ以外のものを重ねて斬り裂いていく。執拗なほどに。
"ディレンダ":君の肉体を繋ぎ留め再生するはずのレネゲイドが、その一振りごとに、なにかに凍えたように滞る。
三輪 空道:───頽れた身体が、更に倒れる 否、崩れ落ちていく。
"ディレンダ":「……鈍い。愚かしい」ひどく苛立ったように呟く。「それほどの才覚がありながら」
三輪 空道:頬の下に自身の血溜まりを感じながら、”ディレンダ”見上げる。
"ディレンダ":「万全のオーヴァードが相手であれば、心臓を掴んだとて握り潰すだけで足りるものか。貴様がいま生きているのがその証だ」
"ディレンダ":「抜き取ったとしても足りん。連なる体組織を引き剝がし、血を抜き取り、二つ目の心臓を探し、潰す……」ぶつぶつとうわごとのように垂れている。「何度も繰り返し、その手順を効率化する」
三輪 空道:「………なんなんだよ、あんた……何がしたいんすか…」絞り出すようにして声を発する
"ディレンダ":「その才能に嘘を吐くな。技を研ぎ澄ませ。危機感が足りん。死のかたちが見えていながら……」
"ディレンダ":「俺は」「変革と進歩を欲しているだけだ」
"ディレンダ":「己を研ぎ澄ませ。恐怖を直視しろ。それができない愚鈍さは」
"ディレンダ":「死んで改める他にない」
"ディレンダ":「これは、俺が貴様に贈る死練だ」
"ディレンダ":ぞぶり、とその最後の一突きが君の中の何かを砕いたように感じる。
三輪 空道:聞いてはみたものの、結局何を言っているのかはよく分からなかった。
GM:Eロイス:【予告された終焉】。この効果により、三輪くんはセッション終了時に死亡します。
三輪 空道:分からないまま、無限に引き伸ばされたような時間の中で
三輪 空道:目の前に居る存在の言葉を反芻しつつ、自らの生命の終着点を、文字通り直感するほかなかった。
GM:……どれほどの時間が経ってからか。君は魘されたような記憶と共に、どこかの病院のベッドの上で覚醒する。
三輪 空道:まず聞こえたのは音だった。固い床を、数人の人影が行き交うような歩行音。
三輪 空道:次いで、薄く目を開く。白い天井、薄い天幕のようなものが脇に見えて
三輪 空道:ここが、病院なのだという事を悟った。
三輪 空道:(───いや、待て)
三輪 空道:(いつから いつまで………俺はあの時……)
鹿取ののは:「ううう”、ごめんねぇ~~!」その思索のさなか、横からすっ飛んでくるピンク色の影!
鹿取ののは:「私が……私がうまく指示出してあげられなかったから……!」
鹿取ののは:「う”わ~~~っっ よかったよぉ~~!!」
鹿取ののは:君の腕を掴み、顔を真っ赤に泣き腫らしながらべそべそやっている。
GM:その触れ合う感覚はしかし、今もどこか冷たいままだ。……何か致命的なものが、君の中から欠落したような。
三輪 空道:「うおっ」急な来訪に戸惑い、どうしたものかと手を宙に浮かそうとして…覚醒直後とはまた違う、違和感があることに気付く。
GM:しかし同時に、感覚を研ぎ澄ませば、君の持つ能力の感覚がより鋭くなってもいる事がわかるかもしれない。いのちの放ついろが、よりつぶさに鮮明に見える。
三輪 空道:「ちょ…ちょ、鹿取サン。取り敢えず落ち着いて…一応病院なんすから」
GM:あるいはどうすれば潰せるか、というイメージも。よりはっきりと。
鹿取ののは:「あ、うう……ごめんね"ぇ……そうだったね……」そっと離れてハンカチで目元を拭いながら。
三輪 空道:触感とは裏腹に、熱く鼓動するような、目の前の少女の生命の核を鮮明に感じる。矛盾するような違和感
三輪 空道:「すいません。心配かけて」
三輪 空道:「鹿取サンも無事なようで何よりっす」
鹿取ののは:「あ、謝らないでよ……!くーちゃんが謝るのは絶対おかしいじゃん」
鹿取ののは:「私はそりゃ無事だよ~~後ろでガイドしてただけだもん……」
鹿取ののは:「ていうか、大丈夫……?ほんとに無事?」
鹿取ののは:「なんかおかしな感じとか……後遺症とか……」
鹿取ののは:じろじろと顔色を覗き込んでくる。
三輪 空道:「一応最悪も想定してたんで、取り敢えずは安心しました。」鹿取の無事に対して、そのような言葉を返し
鹿取ののは:「あ、喉渇いてるならポカリあるよ!バナナとりんごと……みかんと……なんかのお菓子も」
鹿取ののは:「みんなからのお見舞いでいろいろ溜まっちゃって……」
三輪 空道:「無事かどうかって言われたら───」じろじろと覗き込まれて、思わず顔をしかめる。彼女の気安さ…距離感には未だに慣れない
三輪 空道:(……溜まった?)
三輪 空道:「ちなみになんすけど…自分、どのくらい寝てました?」
鹿取ののは:「4日と10時間くらい……」ノイマンなので割とすぐにこういう数字が出てくる。
三輪 空道:「おお…マジすか。それは…だいぶっすね」病室に入ってきた時の彼女の反応も致し方なし というところだろうか。
三輪 空道:「まぁ」
三輪 空道:「そんだけ寝たんで、体調的には問題ないっすよ。お見舞い、ありがたくいただいときます。」
鹿取ののは:「そう?ちゃんと歩ける?肩とか全然貸すけど……」罪悪感なのか、とにかく君に何かしたいような様子でそわそわしている。
鹿取ののは:「あ、じゃあお皿持ってくるね……!」
三輪 空道:「ありがとうございます。必要な時はお願いします」
鹿取ののは:とっとこと急ぎ足で部屋を出ていく。
三輪 空道:───さて、嘘をついた。それが正しいことなのか、間違いなのかは分からないが
三輪 空道:目の前で不安に駆られる彼女の顔を見るのは、どうにも……なんとも言い難い抵抗があったのは事実だ。
三輪 空道:(鹿取サンが居ない内に、ちゃんと歩けるのか確かめなきゃな)
三輪 空道:ベッドの上で半回転するように身体を動かして、床に足をつけてみる。
GM:……運動能力に問題がないことは確認できる。しかし果たして、君の身体に生じた無形の破綻については、UGNの医師であっても原因を説明しきる事はできなかった。
三輪 空道:───立てる が、やはり感覚がどこか希薄だ。
三輪 空道:……取り敢えず腰を下ろして、再び横になる。
GM:というわけで……以下のギミックカードを獲得します。(ギミックカードとは、何かの力で盤面に影響が出ている要素を表現したものです)
三輪 空道:なにっ
★”ディレンダ”の教導
・常時:三輪空道のエフェクトを使用した攻撃のダメージを+2Dする。この効果を適用するたびに侵蝕が+2する。
・セッション終了時・自動発動:【予告された終焉】の効果が発動し、死亡する。このとき意志判定に成功すると、ジャームのRBとして再生し生存できる。
・排除方法:”ディレンダ”の殺害
GM:攻撃力が上がるよ よかったですね
三輪 空道:不安だった初撃が強くなるの助かる…!
三輪 空道:(………やっぱり、あいつのせい…なのか)
GM:本当にたすかってる いっぱい殺してね
三輪 空道:”ディレンダ”と名乗った謎のオーヴァードを想起する。
三輪 空道:───己を研ぎ澄ませ 恐怖を直視しろ
三輪 空道:(……恐怖……か)自分が鹿取に嘘をついた理由も、あいつは”恐怖”と呼ぶのだろうか。
GM:あるいは過去に一度、死に近づいた事で目覚めた君の力が、再び彼岸の淵に立った事で研ぎ澄まされたとでも言うのだろうか。
GM:想像したところで解決にはならなかった。……君の感覚は、状況の打開に必要な行動自体は感じ取っていた。あるいは、誰に死を与えるべきかを。
GM:シーン終了。ロイスのみ処理可能です。
三輪 空道:”ディレンダ”:興味/〇恐怖 で!
オープニング:中渡瀬理
GM:中渡瀬くんは登場侵蝕をお願いします。
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(35 → 40)
GM:君は少し前に記憶を失った状態で発見され、いろいろな検査を受け、この世界について一通りのレクチャーを聞かされ、UGNという組織のもとでやや軟禁気味の入院生活を送っていた。
GM:身体はいたって健常である。無論、レネゲイドウイルスなどというものに感染している事を除けばだが。
GM:酷く多忙な組織でもあるらしい。君自身の素性調査も、全く手を付けいていない訳ではないが、どうも他の業務で逼迫しているためか本格的な調査が後回しになっているような気配もあったかもしれない。
GM:……夜、ふと目が覚める。
GM:表向きは大学病院となっているこの施設の入院室の一つが、今は君の寝床になっていた。
GM:白い壁。薄暗い街灯の明かり。……そして、窓が開いている。
中渡瀬理:(…………)(寒いな)
中渡瀬理:(寒い……ということも、覚えている。それが、窓を開いているせいだということも分かる……)
中渡瀬理:――なぜ記憶を失っても、風が冷たいことを覚えているのだろうか。
中渡瀬理:心臓を動かすことを、呼吸することを、歩き方を、言葉を、法を忘れないのだろうか?
中渡瀬理:実のところ、これは原理が判明している。曰く、そういったものは『意味記憶』と称され、生きるのに必要であるからして失われづらいのだという。
中渡瀬理:……であれば、失われてしまったものは、僕が生きるのに必要なかったのだろうか?
中渡瀬理:「…………」「……いや、寒いな」
GM:そもそも、眠る前に閉めたはずではなかっただろうか?と思うかもしれない。
中渡瀬理:肩を縮こまらせて、身を起こす。支給の寝間着は空調前提の軽さで、だからその空気環境が乱されれば寒いのは当然なのである。
中渡瀬理:「何だ、いったい……換気か?」
???:冷ややかな風を縫うようにして、小柄な影が立っている。
???:どこか浮世離れした気配を持つ、暗い少女。
中渡瀬理:誰が、とぼやきながら、身を起こす。サイドテーブルに手をつき、立ち上がろうとして。
中渡瀬理:その姿を認める 「…………」
???:「……ええと」言葉に迷った様子を見せながら。「お久しぶり、です……」
中渡瀬理:「……」 向けられた言葉の理解に、少しばかり時間がかかる
中渡瀬理:(久しぶり、というのは分かる。意味は失われていない)
中渡瀬理:(だが、そう言われる理由が)
中渡瀬理:少し迷って、口を開く 「……この」
中渡瀬理:「窓は君が?」
???:「……え。あ」その言葉が意外だったのか。にわかに目をしばたかせて。
???:「はい……入る時に、使ったので。すみません、お閉めしますね……」
???:そそ……と窓を閉じる。
???:「……。このような場所にいらしたので、あるいはと思いましたが……」
???:「サトル様は、どこか……不調でいらっしゃるのでしょうか……?」
中渡瀬理:窓を閉める様子に、かすかな笑みが浮かんだ。窓からの侵入者だというのに、素直な従いぶりがなんだか面白く――そう、窓からの侵入が普通でないことも分かる。その素直さのおかしみも
中渡瀬理:ただ、分からない。失われているものがあるから 「そうだね。不調はある」
中渡瀬理:「君の言葉の理由が、いくつか分からない。『久しぶり』であったり、僕のことを、名前を知っていて、様付けで呼んでいたり」
中渡瀬理:自分の頭を指差し 「記憶がないんだ。……いわゆる覚えがないとか、そういう話ではなく」
中渡瀬理:「記憶喪失だね。医師のお墨付き」
???:「……記憶を……」灰色の瞳をすこし見開く。「それで、お話しぶりも以前と違うのですね」
中渡瀬理:「以前と違うのか、口調とか。どんな感じだったんだろう……」
中渡瀬理:少し考えて 「ともあれ、そういう訳だ。生憎君の『久しぶり』には応えられないし」
???:「ええと」「もう少し、こう……荒っぽいというか、激しいというのでしょうか……?」
中渡瀬理:「君の名前を呼び返すこともできない。……そうだな、まず改めて教えてくれないか」
中渡瀬理:「何と呼べば良い?」
"アンジェン":「承知、しました……名は、"アンジェン"で通っております」
中渡瀬理:「アンジェン。……中国語みたいな感じ?」 発音だけで当てずっぽうに訊く
"アンジェン":「”ストライフ”セルの兵にして、貴方の”天敵”として用意された存在……」「これも、補足が必要、ですよね」
"アンジェン":「……相違ありませんが。そういった事は分かるのですね」不思議そうに。
中渡瀬理:「エピソード記憶と、意味記憶というのがあるらしくてね」 医者の受け売りである
中渡瀬理:「お察しの通り、今君が言ってくれた言葉も、分からないところの方が多い」
"アンジェン":「まず、セルというのはFHの……」君が既にここで聞かされたような情報についても、一通り順序立てて話してから。
中渡瀬理:ゆるく相槌を打ちながら聞いている。知識を得るというより、認識を合わせることを目的としている。医者と話している時もそうだった
"アンジェン":「言うなれば私は、貴方に宛がわれた訓練用の道具です。……高級な」後半の一言は見栄か何かだろうか。意を汲み切ることはできないが。
中渡瀬理:「……なる、ほど」 その辺りも、なんとか頷いた
"アンジェン":「進歩の為に必要なのは、身近に脅威となる敵を置く事ですから……と、私達の指導者は仰られていました」
"アンジェン":「貴方と、互いを知り合い、感じ合い、殺し合うために用意されたもの。それが私。……でした」
中渡瀬理:「それはまた……剣呑だな」 困ったような笑い
中渡瀬理:「しかし生憎、今の僕はこの通りだ。能力も、まあ使おうと思えば使えるけども……」
"アンジェン":「あ。いえ……過去の話、です、よ」少し慌てたように。
中渡瀬理:「過去の?」
"アンジェン":「その決着は、既に付きましたから」
"アンジェン":「私は、私の持てる可能性を全て使い尽くし……そうして、貴方に征されました」
"アンジェン":「正しい進化の可能性を持っているのは、私ではなく貴方の方だと……その証明が、されたのです」
中渡瀬理:「……へえ」 意外だった。負けて、その後遺症で記憶を失った、なんて、いかにもありそうな話のように感じたからだ
"アンジェン":「私は……」少し考えて。「その結果を覆すような事は、したくありません」
"アンジェン":「……貴方が、いまはこうなっているとしても」
中渡瀬理:だが内心、それは違うだろうとも直感していた 「じゃあ、つまり……」
"アンジェン":「正しく行われた戦いを否定するような行いは、望むところではありません……から」
中渡瀬理:「訓練とか殺し合いとか、改めてしなきゃいけない、とかでは……ない?」
"アンジェン":「…………」曖昧な表情をする。どう切り出すか、考えている。
"アンジェン":「……"ストライフ"の存在理由は」
"アンジェン":「私達の"エンバー"が、後継者を見出すためでした」
中渡瀬理:「なるほど。僕はその候補者だった感じか」
"アンジェン":「はい。……貴方自身がそうであろうと願っていたかは、私にはわかりませんが」
"アンジェン":「間もなく、その最後の選定が行われます」
中渡瀬理:「最後の選定……」
"アンジェン":「私は、貴方こそがこの戦いを制するべきだと、考えて……。いえ」
"アンジェン":「願っているのでしょう。私に意味を与えた、貴方であってほしいと」
中渡瀬理:その言葉の切実さに、眉が下がる
中渡瀬理:彼女のことは何も分からないが、その言葉には凄絶な重量を感じた。自分が、生きるのに必要がないものとして失った何かを
中渡瀬理:「……君のことはひとまず、分かった」
中渡瀬理:「分かりはしたが、じゃあいいよ、と頷くことは難しいな」 目を閉じて笑う 「そんな軽々しいことはできない」
中渡瀬理:「少なくとも、今この瞬間、ここにいる僕はね」
"アンジェン":「……申し訳ありません。私は、貴方を納得させるだけの言葉を持たないのでしょう」
"アンジェン":「ですが……」「……!?」
"アンジェン":不意に何かを感じ取ったように。君の手を引いて、抱きかかえるように床へ倒れ込む。意外と力がある。
中渡瀬理:何も気づけず、されるがままだ 「うわっ!?」
GM:次の瞬間、胸を圧するような威圧感──君の記憶にはこの体験はないかもしれないが、《ワーディング》と呼ばれるものの中でも特に強力なものだ
GM:重ねて、地を揺らすような轟音と共に窓が割れ、熱風が吹き込む。
中渡瀬理:その圧迫感に顔を歪める 「……これは」
"アンジェン":「っ……」息をこぼす。「これが、おそらくは……」
GM:割れた窓から見える、遠く市街地の向こう。薄灰色の影に霞んで、巨大な塔が聳え立っていた。……それによるものだ、と直感できるほどの存在感。
中渡瀬理:「『攻撃』……されたのか?」
中渡瀬理:言いながらも、違和感がある
"アンジェン":「……。こちらを狙ったのであれば、こう温いものではないかと……」「っ」
GM:吹き込んだ灰に触れる。それだけで、何かが肌に焼け付くような感覚がある。
GM:誰かの情念が染み付いたような、高濃度のレネゲイドウイルス。
GM:"……どうやら無駄に長く生きすぎたらしい。俺という個の進歩は限界を迎えた"
GM:"この停滞は死ぬ事でしか治らん。貴様らの愚鈍さもだ。だから"
GM:"俺の器に届かなかった失敗作ども。あるいは蒙昧な患者ども。貴様らに、死練を与える"
GM:"継承戦争だ。俺の力を求めるならば──"
GM:そこまで聞いた意識が、おのずとその塔へと惹きつけられている。そういう引力がある。
中渡瀬理:「……なるほど」 事象を見れば攻撃だ、と判断できた。だがそう口にして違和感を覚えたのは、感じたからだ
GM:もう一度、その先端が揺れるように爆ぜる火を吐いた。それで、塔というよりも砲であると理解できるかもしれない。
中渡瀬理:その背後にある、重い何か。生への必要性ではない――物語
中渡瀬理:「……じゃあいいよ、と頷くことはできないが」 いつのまにか"アンジェン"の身を制し、庇うような態勢に
中渡瀬理:「僕が首をどの方向に振ろうと、来るものは来るらしい」
"アンジェン":「は」反射的に背筋を伸ばすように身をよじる。「はい」
中渡瀬理:「最後の選定、か。しかし逃げるにしても、挑んでみるにしても、今の僕には何もなさすぎる……」
"アンジェン":「……私はおりますが……」かすかに手を引き、主張する。
"アンジェン":「失礼」「……UGNであれば、この状況に対応する事は確かかと思います」
"アンジェン":「"市井の協力者"に対して、懐の広い組織でもあります。腕さえ立つのであれば」
中渡瀬理:顔を向ける 「そうだね。ひとまず彼らに相談しよう」
"アンジェン":「……後半については、差し支えないと……思います」あるいはそう言ってほしいような声色。
"アンジェン":「はい。それでは手配を……」
中渡瀬理:「……念を押しておくけど」
中渡瀬理:「君を計算に入れてなかった訳ではない。どころか、君のことは大いに頼らせて欲しい」
中渡瀬理:自分の薄いパジャマを指す 「頼りなさは見ての通りだ。僕は本当に、生きるのに必要な記憶以外を失ってしまっている」
"アンジェン":「ぁ……」灰色の瞳が、微かに明るく見えたような気がする。「はい。もちろん」
中渡瀬理:「良かった」 笑う 「君のことを思い出せないのは……申し訳ないが」
中渡瀬理:「なんとか思い出せるようにしてみよう。……そして君が良ければ、それを手伝って欲しい」
"アンジェン":「……はい。それが、貴方の望むことであれば、そのように」
"アンジェン":うやうやしさの中に、少し弾んだような色の声音があった。
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
中渡瀬理:"アンジェン" ◯好奇心/猜疑心 なんだか僕のことを知っているらしいがそれ以外のことはわからないぜ
オープニング:村上希
GM:村上さんは登場侵蝕をお願いします。
村上希:村上希の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(38 → 41)
GM:丹葉市内 某医療施設
GM:今しも君達が乗り込み、UGNが制圧しつつあるFH系列の研究施設である。
GM:“ジャーヒリーヤ”は「通常手段で治療できない傷病をRVを用いて癒す」という活動趣旨のセルであり、
GM:レネゲイド秘匿の点で当然問題はあるものの、今まで他の活動的なセルに比べて対処優先度を下げられていた。
GM:しばらく前にその方針が変更され、市内外のFH勢力の掃討整理が進められた結果、先日君達はこの拠点を突き止めた次第である。
GM:滞在していた人員の殆どは戦闘員ではなく、概ね問題なく無力化することができただろう。
四木ミコト:「……”アーサール”、こちらは封鎖しました」
四木ミコト:君と同行していたチルドレンの少年が、《ワーディング》を展開しながら逆側の扉の結合部を凍結させて戻ってくる。
村上希:「ありがとね~、ミコトくん」ほわほわした笑みを浮かべている。
・”エイスフォーゲル”四木ミコト
UGNチルドレン。18歳。
SoGからの救出後、村上希の経過観察を担当しており任務に同行する機会も多い。
チルドレンの中では珍しく人当たりがよく礼節のある人物。
無数の氷の小鳥を生み出し、それらにエネルギーを吸収させる事で攻撃を遮断する防御能力者。
過去に所属していた支部が二度、FHとの交戦によって壊滅し転属しており、その度に「縁起が悪いから」と言ってコードネームを変更している。
村上希:ベルトにカラビナとスプリングコードでつないだ金属製の四角い箱を抱えるように持ち、赤い狭霧を従えて。幾たびか”使った”後もあった。
四木ミコト:「元より戦闘系のセルではありません。護衛要員は撃破しましたし、情報によればこれ以上の戦力はないはずですが……」
村上希:「このままいけばいいんだけどねえ」
GM:大半の研究系スタッフは既に投降を選択していた。次に警戒すべきは、逃げ出そうとする者についてであったが。
GM:──銃声。何かの毒液が込められているらしい弾丸が、氷の小鳥に触れ、揮発する前に白く凍結する。
村上希:「おわ」
村上愛:「っ……」舌打ちをする。君にとっては見覚えのある姿の、白衣の女。
村上希:「………お姉ちゃん?」希の癖として、
村上希:感情が一定以上揺すぶられると、逆に表情が無くなるというものがあった。
村上愛:凍てつかされて完全には閉じれなくなった隔壁を陰にして、抗ワーディング装備を身に着けている姿が見える。そうする必要がある人間ということだ。
四木ミコト:「気をつけてください。オーヴァードではないようですが、こちらに有効な対抗装備は持っている可能性が……」異変を感じて君の方を見やる。「?」
村上愛:「……本当に、どこからでも湧いてくる」
村上希:「--どこかのセルに入ったみたいなことは聞いてたけど…なにやってるの」ミコトくんには視線ひとつで分かってる、と伝えつつ。
村上愛:「それも何故、よりによって君なんだ……」心底嫌そうな声音。
・”ムルタッド”村上愛
“ジャーヒリーヤ”セルの研究員。非OV。21歳。
元々は村上希と同じ宗教団体に属する姉であり、聖者に仕える神官のような役職であった。
教団の解体の時点で(あるいはそれ以前から)両親に植え付けられた信仰心はとうに失っていたようであったが、UGNに対して反発を抱いており、投降を拒否してFHへ身を寄せていた。
村上希:「おしごと。生きてくためには必要だかんね」「そういうお姉ちゃんこそ、さっきも言ったけどなにやってるの。あまり抵抗はしないで欲しいんだけど……」
村上愛:「……権力の走狗よりはマシな仕事をしている自負はあるがな」
村上希:(シルヴィだとちょっと威力高すぎるかな…そこらへん抑制効かすってなると…)自分の中のカードを、周囲の状況を確かめながら確認する。
村上愛:「いまさら私などを確保して、どうする?」
村上愛:「昔のように、こうべを垂れさせ履物の準備でもさせれば満足か」
村上希:「だから、おしごとだってば。其れにそもそも」
村上希:「あたしが、そうされてうれしそうに見えてた?ちょっとショックだな」
村上希:希の背後、血霧が蠢く。そこから歩み出るように。
村上愛:「……偽善者め」吐き捨てながら、次のカートリッジを抜こうとする。
村上希:中東風の鎧兜一式に身をくるんだ、黒い騎士が身を歩み出させる。
村上愛:もっとも、君が見る限り彼女に有効な打開の手段はないように見えた。それはおそらく事実でもあったのだろう。
GM:その時、不意に……遠く、地を揺らすような響きがあって。
村上希:「お願い、”イドリース”。怪我は出来るだけナシで」その黒騎士に告げた、そのとき。
四木ミコト:「──伏せてください、 ”アーサール”!」
GM:君の同僚のチルドレンが叫んで、無数に氷の鳥が羽ばたいたと同時に、空が黒い焔を噴いた。
GM:ガラスが砕け、只人が肌に触れれば朽ちるような灼熱が吹き抜ける。
村上希:「んなっ--」驚きの声よりも、傍らの黒騎士が希を伏せさせる(叩き落とす)方が早かった。
GM:その風を吸い上げた無数の鳥が散らばって、後には黒い灰が渦巻いた。
村上愛:傍らにあるものを守るので手一杯だった。目の前で、君の姉のからだは黒く燃え上がった。
村上希:「、お姉ちゃん……!」
村上愛:「っ……ふ、は」
村上愛:「ああ……」
村上愛:……だが、生きている。煙のような息を吐いて。よごれた口元をうっすらと吊り上げるのが見えた。
村上愛:「はは……はははは」「そうか」
村上愛:同じ色の瞳が君の方を見た。ぬらりとした虹のような輝きを帯びた水が、腕の形をとって伸びる。
村上希:「、この土壇場で……!?」死によって覚醒する、という事はOVの覚醒として有触れたものだ。だが、このタイミングで?と言いたくはなる。
村上希:油断なく剣を構えた黒騎士が、その刃を振るった。切り払う動き。
村上愛:その後背に、なにか守護するものが憑いているかのようだった。
村上愛:二つのかいなが無造作に振るわれる。切り払う刃がぬるりと透けて、触れた部位から力が失われるような感覚がある。
村上愛:四木がその流体を封じるために放った三十の氷鳥もまた、続く一手に薙ぎ払われた。
村上愛:「今……そうか……」「今か!ははは!」
村上希:「--っ、鎮静か解除か何か…?ああもう…!」一度黒騎士の姿が血霧に溶け、希の傍らに再構成される。
村上愛:「ずっと待ち望んでいたことが……ここで、起きるのか!」
村上愛:「ようやく、追いついたぞ……私は……」
四木ミコト:「……見るからに、高揚しています……覚醒直後の暴走状態、でしょう」
四木ミコト:「取り押さえなくてはいけませんが……それよりも、今の爆発は……」
村上希:「覚醒と同時にジャーム化、なんてなって無いのは良いけどさ…!爆発音は遠かった!此処からじゃどうもできないから、無視しちゃおう…!」私情が何処か混ざった判断だ、という意識はあった。
GM:割れたガラスから吹き込んだ炎が屋内を舐めるように走った後だった。確保した研究員も、どれほど保護できたか定かではない。
村上愛:ひどく陶酔した様子で、虹の腕を捩じり戻し、焼け焦げた壁を叩き潰す。そのまま外へと飛び降りる。
村上愛:「神だの、天運だのと……」「今更、そんな戯言を真に受けるはずもないが」
村上愛:「世界を統べるほどの、偉大な力に……」「人が、そのような名を与えたのだとすれば」
村上愛:「ああ……あれが、そうか」
村上愛:遠くを仰ぎ見る。
村上愛:降り注ぐ灰に霞む、その向こうの山中に、薄灰色の塔が聳え立っていた。
GM:そこから重ねてもう一度、噴火めいて焔と灰が噴き上がる。
GM:その衝撃に揺られて、再び追いかけようとしたときには、その姿はなく──あるいは、それどころではなく。
GM:感じ取れるのは、いくつもの《ワーディング》の気配だ。
村上希:「~~~っ、”バクル”!」巨大な穂先を持つ槍を構える西洋鎧--血の放出による衝撃の受け流しをした後からでは、間に合わなかった。
村上希:「う、うわあ……もうメチャクチャだよ~」
四木ミコト:「これは……彼女だけじゃない、大規模な覚醒が……」
四木ミコト:「まだ間に合う人の保護と、状況への対処を……」
四木ミコト:OVの身ですら痛みの走る、肌に触れる熱波に目を微かに閉じながら。
四木ミコト:「……駅のセーフハウスには、緊急用の地下シェルターが並置されていたはずです」
村上希:「う、ん。支部と連絡…は、向かいながらかな…」
四木ミコト:「そうですね、今はとにかく手を動かしながら……」
四木ミコト:既に発作めいた兆候を見せた研究員をふたり、冷凍保存して運ぶ準備をしながら。
四木ミコト:「……動かしながらで良いのですが」「ご家族、だったんですか?」
村上希:こちらも人を運ぶために血霧から黒い騎士を現出させつつ。
村上希:「ん~………まあ、血縁上は姉なんだよ」
村上希:「何というか……うちの家がSOGのどうとかっていうのは知ってるでしょ?あたしがまあ…何か…それなりの地位にいたから」
村上希:「その身の回りのことをさせるために、みたいな感じでお姉ちゃんがあたしの下につけられて……まあ…」
村上希:「あったらすっごい気まずい間柄☆」あえてギャグチックに。
四木ミコト:「それは……」君の言葉を思い出したのだろうか。年上の家族にうやうやしくされるという様子を想像して。「……確かに、いい気分はしないでしょうね」
村上希:「…うん、変に笑いを狙うもんじゃないね。ともあれ…それで、お姉ちゃんはOVに覚醒してないので変に拗らせちゃったのか、いたカルトが吹っ飛んでもFHセルに行ったりしてたらしいんだよね」
四木ミコト:「言い辛い事を聞いてすみません。ただ……」「僕も、こういう仕事なので」監視役という立場のことを言っている。
村上希:「あ、いいよいいよ~。目の前であんなことしたらそりゃ気になるもん!」
村上希:ふふ、と笑いながら。
四木ミコト:「そう無理に明るくしなくても」と言いそうになったが、それもまた気まずくなりそうだと思って、曖昧に返した。
村上希:「……ともあれ、まずは目の前の事をやりつつ、だね!」えいっと彼の手を掴んで、両手で包む。「がんばろ~!」
GM:そのまま、君達は助けられる限りの人を保護し、あるいはジャーム化したものを鎮圧し、一時的にも人々を保護できるだろうセーフハウスの一つへと帰還した。
GM:最も、この状況の解決を考えるなら焼け石に水をかけたようなものだ。まだ為すべき事は多くある。
GM:シーンカット。ロイス処理が可能です。
村上希:まずはお姉ちゃんに取るよ~
村上希:村上愛 親愛/いら立ち〇 で。
GM:いらついてる
オープニング:大門トオル
GM:大門さんは登場侵蝕をお願いします。
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(33 → 41)
GM:「生き延びていた”ストライフ”の“エンバー”が、その遺産を餌にふたたび大規模な戦闘を企図している」。
GM:事件以前に君達が掴んでいた情報はそういうものであり、UGNは近隣支部間で連携を取りながら状況の抑制に務めていた。
GM:つまりは、彼の招集に呼応して集結しようとする敵対勢力の阻止分断であり、情報封鎖であり、社会的に可能な範囲での市民の事前避難だ。
GM:隣接する四つの支部のリソースを費やす形で、可能な限りの対策を講じ、芽となるものを摘んでいた。
GM:村上希に零細FHセルの鎮圧任務が与えられたのも、この潮流の中で行われたことの一つであり、
GM:あるいは中渡瀬理に十分な調査の手を割けていなかったのも、この状況が招いた事かもしれなかった。
GM:UGN丹葉市支部
GM:戦闘待機中の君が、そうした状況下で支部の戦力情報を整理にあたっていた所、まだ幼さの残る少女が傷のある姿で部屋に入ってきた。
榊アリア:「……”ヘリックスⅣ”。ただいま戻りました」
榊アリア:「報告書は帰還の途上で整理していました。こちらです」
榊アリア:オーバーサイズのジャケットを羽織って、身の丈に合わない無骨な戦槍を背負っている。
大門トオル:「おかえり……その傷大丈夫か?」
・”ヘリックスⅣ”榊アリア
UGNチルドレン。14歳。
戦死したUGNエージェント、榊・K・ピーターの妹。
素行はいたって模範的だが、ややオーバーワーク癖がある。
エグザイル/ノイマンであり、本来は肉体を硬化変質させて格闘を行うタイプだったが、兄の遺産”ヘリケヴェナトル牙骨槍”を継承する事を強く主張。
適合予測率は多少危ぶまれたものの継承に成功し、実戦運用でも成果を上げている。
榊アリア:「心配するようなものではありません」即答する。
榊アリア:「帰投後のメディカルチェックでも問題はないとの回答を頂きました」
大門トオル:「それはそうだろうが……」
大門トオル:「いや、いい。少しでも不調があったら誰にでもいいから報告してくれ」
榊アリア:「……医療スタッフよりも上手く診れる自信がおありなら、触診でもなさりますか?」
榊アリア:皮肉とも冗談ともつかないことを真顔で言っている。
榊アリア:「承知しました」脱ぎかけたジャケットの襟を戻す。
大門トオル:「医療スタッフだって触診のみでみてるわけではないだろう……あと脱ごうとするな」嘆息しつつ。
榊アリア:余談だが、このジャケットもまた生前のピーターが着ていたものであることを君は知っているだろう。
榊アリア:「どの道、現在の支部の状況では再出撃があるものと考えた方が良いものかと」
榊アリア:「先刻は戦闘任務への参加が規定時間以上続いたという事で、私にだけ帰還指示が出た形でしたが」
大門トオル:「……そうだな。あまり短時間での再出撃など好ましくないが」
榊アリア:「同じ基準を適用すれば、6時間後には4か所の戦線で戦力が半数程度に減ずるかと」
大門トオル:「そうだな。あまり贅沢を言っている場合でないのもわかる」
大門トオル:「何よりも優先すべきなのは人命だからな」
榊アリア:「……はい。無論、理解しています」少し、ここにいない誰かを想ったような間があった。
大門トオル:「わかっているんだろうが、アリア。お前の人命も含めて、だぞ」
榊アリア:「分かっているから、帰還指示に従ったのですよ」
榊アリア:あまり表情は動かないタイプだが、いくらか不服そうな目で君を見上げる。
大門トオル:「いや、悪いな」
大門トオル:「心配性になるのは、もうそういう人間だと思ってくれ」
榊アリア:「そうですね。慣れるように努めます」
榊アリア:「という訳で提案ですが」しれっと隣に回り込んでくる。「再出撃まで私という人員を持て余すのもよろしくないかと」
榊アリア:「私もここで"シルバーハンドガン"の事務タスクをサポートしたいと考えています」
榊アリア:何か手伝う事はないだろうかと言わんばかりの視線で君のデスク周りをじろじろ見ている。
大門トオル:「……お前もお前でオーバーワークな人間なのはわかっているつもりだが」
大門トオル:「わかったよ。条件として、疲れたら必ず休息を取ること」
榊アリア:「承知しました。……これは確認ですが」
大門トオル:互いに慣れなきゃな……と苦笑しつつ、「ん?」
榊アリア:「"疲れた"かどうかは私の自己申告で決定するものと考えて良いのでしょうか?」
大門トオル:「それはそれで危険だなぁ……」うーん、と考え込み
大門トオル:「時間で決めよう。一時間半経ったら必ず休憩。10分」
榊アリア:「なるほど。ちなみに私は2時間半でも集中を切らさず稼働する事が可能ですが……」
榊アリア:それだけ言ってみて君の反応を待っている。
大門トオル:「効率とか稼働可能時間は聞きませーん」ちょっとふざけつつ。
大門トオル:「もともと休んでいていい時間に仕事するんだ。ちょっと過剰なくらいでいいだろ」
大門トオル:「休憩は」
榊アリア:「……むう。分かりましたよ、にいさ……」
榊アリア:「”シルバーハンドガン”」食い気味に訂正する。
榊アリア:「はい。では具体的には何をお手伝いすればよいでしょうか」
榊アリア:「早くご指示をお願いします」畳みかけるようにトピックを流そうとしている。
大門トオル:「……わかったわかった。じゃあここらへんの整理をまずはお願いしようかな」
大門トオル:疲れてるんじゃないか、と思いつつ。
大門トオル:言ってそう簡単に承知しなさそうだと踏み、
大門トオル:やりたいことをやらせるか、ともともと考えていた作業よりも軽めの仕事を渡してお茶を濁すことにした。
大門トオル:(上司としての仕事だけでなく、"兄"の仕事も置き土産にしやがって)
大門トオル:(おかげでお前の心配性まで移ってしまったぞ、なぁ)
大門トオル:いない誰かを思いだしつつ、アリアの書類整理を視界に収めながら自分も仕事を進め始めた。
GM:……結果として、君達の予防策は奏功し、直後に発生した”エンバー”の扇動による影響は彼の想定よりも減衰したと言える。
GM:事前の準備行動がなければ、最大で4体の”シャルヴ”構成員と7つのセル・犯罪組織が今回の戦闘に加担し、市民への被害も数倍に膨らんでいたというのが後の作戦情報部の見解だった。
GM:だが、そうした成果があってすら──噴煙のごとき”エンバー”の砲火は、市内を魔街化寸前の汚染状態へ追いやる程の影響があった。
GM:周辺の支部戦力の大半は外に向けて割かれている状況下で、待機人員を集結させた即席部隊。
GM:君、大門トオルは、アリアを率いてその部隊長に任命される事になる。
GM:シーンカット。ロイス処理が可能です。
大門トオル:榊アリア 信頼/〇心配 で取得!
ミドルシーン:合流
GM:合流!全員登場ダイスを振ってください。
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(41 → 42)
村上希:村上希の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(41 → 51)
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(37 → 44)
GM:丹葉市内 UGN支部施設
GM:地下鉄駅構内にUGNの手で併設された非常用シェルターの内部は、砲撃始点から遠い事もあり、かろうじて灰による侵蝕の影響を免れた空間であった。
GM:上階の支部施設は、建造物への損壊と汚染の影響で十分には機能していない。
GM:散布された灰熱によって非OVのスタッフにとって有毒性が高い汚染が生じており、実際にUGNとしての基本機能を構成しているのはそうした人々であるからだ。
GM:この地下ですらしかし、能力者の補助によって適切な温度管理を行わなければ、負傷した一般人にとっては苦痛となるほどの熱が気中に満ちていただろう。
GM:運び込まれる人々は、「まだ間に合う」と判断された者だけだ。そうでないものは、更に下層の冷凍施設に送られる……であれば、まだ良い方だ。
GM:討伐されるか、互いに食い合うか、あるいはそうするまでもなく熱によって死滅するか。人ならざるRBも散発的に発生しており、中には体組成が不完全なため数分で崩壊するような個体もあった。
GM:どうあれ……君達はいま、その比較的安全な空間から踏み出し、身を焼くような熱波が立ち込める地上へと続く階段を登っている。
大門トオル:「熱いな……」
榊アリア:「……」大槍を背負ったまま、粛々と一歩ずつ昇っていく。「待機していて正解でしたね」それだけ短く呟く。
三輪 空道:「───そう、すね」言葉もない といった様子で、階段を上がる
三輪 空道:”終わったいのち” ”終わりそうないのち” ”まだ終わっていないいのち” その三種類が混在するこの空間は、身を焼く熱よりも殊更に、三輪空道の感覚に訴えかけてくるようであった。
鹿取ののは:「あー……洒落になんないねこれ。私のマップもぐっちゃぐちゃだよ」
三輪 空道:大門と榊に視線を向けて「みなさんの働きがなければもっと…って思うと、どうも」
鹿取ののは:今回は通信機越しでなく、歩いて同行している。時おり宙にに指で何かを描いて捜査するような仕草。
大門トオル:「それでもこの惨状だ。尽力はしたが……」
大門トオル:「いや」頭を振り、
大門トオル:「足りなかったと思うなら、それを繰り返さないことが肝要だな」
三輪 空道:「───ですね。すいません、後ろ向きなこと言って」
榊アリア:「……はい。まだ反省会の時間には早いかと思います」少し早足になる。
三輪 空道:「追加の応援のこと、大門サンは何か聞いてますか?」
大門トオル:「聞いてないな」
大門トオル:「というより、来ないと考えていたほうがいいだろうな……」
三輪 空道:「やっぱりそうすよね…」
鹿取ののは:「現地で遭遇した協力可能な人員とは臨機応変に現場判断で~、なんて」
鹿取ののは:「そんなどこまで宛にできるんだかって文句はあったけどね」
鹿取ののは:「まあ上もそう言うしかないよなぁ……」
三輪 空道:「とにかく、やれることやるしかないっすよね。自分に出来る事ならなんでもするんで、遠慮なく指示出してください。」
榊アリア:「右に同じです」
三輪 空道:やれること と言っても、自分の場合はそう多くないのだが…今は、そう言う他なかった。
鹿取ののは:少しだけ三輪くんの方を見たようにも見えて。「……あはは。直接戦闘は得意じゃないんだけどね」
鹿取ののは:「まあ今回は覚悟決めてきてるよ~私も」
大門トオル:「あぁ、悪いが協力してもらうしかない」
三輪 空道:任せてください と頷いて
三輪 空道:「───しかし、どんどん熱くなってきてますね。地下でこれなら、地上はどんだけ……」
四木ミコト:「──ああ、こちらが入口です!」ちょうどそこで、何人かの避難者を運んできた二人に出くわす。
村上希:「見てるだけであっつい………!後ちょっとですよ~~!」
四木ミコト:氷の小鳥が展開して、彼らのいる空間だけが熱波の影響から外れている。傍らに眠るのは、まだ息のあるもの、凍結したジャームであるもの。
三輪 空道:すっと道を開けるように、身体を横に向けながら、人影に目を向ける。
村上希:そうしたかれらを、幾つもの球体状の何かが運んでいる。
三輪 空道:───近くで見ると、命の核をより鮮明に感じる。まだ息があるのなら、それに越したことはない。
四木ミコト:他のUGNスタッフにそれらの引き渡しをしてから、改めて君達の方へと向き直る。
大門トオル:「……FHの鎮圧に出向いてた人員か」
村上希:「あっすみませんちょっと通らせてくださ~い~!」夜色の髪と、夕焼け色のひとみがどこか特徴的だった。
四木ミコト:「はい、現場判断により至急の討伐と救助対応を行って帰還しました」
村上希:「ふ~、失礼しました~~」此方もスタッフに引き渡しを終えてから君たちに挨拶する。「”アーサール”、村上希です~」
大門トオル:「妥当な判断だ」
四木ミコト:「”エイスフォーゲル”四木ミコトです」一礼する。
三輪 空道:「対応、感謝します。”キラービー”三輪空道っす。」こちらも一礼
四木ミコト:「ここへ来る途中の支部との連絡で……緊急の対策チームを結成するとの話がありましたが」
四木ミコト:「もしや、貴方がたが?」
三輪 空道:頷きつつ、大門の方へ目を向ける。
大門トオル:「そうだ。こっちに合流することは可能か?」
四木ミコト:話している間にも氷の小鳥が君達の頭上を覆うように散開し、熱を防いでいる。
村上希:「あたしは大丈夫だけど…ミコトくん、だいじょぶ?」
四木ミコト:限界を超えたは熔けて朽ちるが、その矢先に新たなものを生み出して広げている。
四木ミコト:「ええ、問題ありません。まだ本格的な戦闘は行っていませんし」
大門トオル:「連続かつ、そしておそらく激しい消耗を伴う出動になるが……」
四木ミコト:「これでも持久力には自信があります。お役には立てるかと」
大門トオル:その言葉を聞き、
村上希:「ん~、キツいな~って感じたらすぐ言ってよ~。ある程度の体調治癒とかならいけるから」
大門トオル:「悪いな。人員が足りてないんだ。大変助かるよ」
三輪 空道:「ありがたいす」
三輪 空道:「……要救助者は、今ので、全員すか?」まだ生きている者が居るなら そういう意味を込めて問う
四木ミコト:「いえ……僕らがすぐに見つけられた範囲では、全てですが」
GM:熱波や灰の影響は甚大だが、熱源から離れた地域にはまだ生存している市民はそれなりにいそうです。
GM:また、ここ以外にも同様のUGNセーフハウスが存在し、散発的に保護対応を行っている事もあるでしょう。
三輪 空道:「了解す。これ以上取りこぼさないように、頑張ります。」
村上希:「頑張るのもいいけど、外本当に凄い環境だから…まずは自分の身体を大事にしてね~?」
三輪 空道:「ありがとうございます。村上サン」
村上希:「どういたしまして~」にこりというにはほにゃりと柔らかい微笑み。
四木ミコト:「皆さんや保護した一般人への影響は、僕の能力である程度は軽減できるかと思います。……どうせ常時展開しておくなら、多少範囲を広げるのは誤差ですから」
大門トオル:「この熱と灰ではな……少しでも軽減できるのはありがたいものだ」
鹿取ののは:「それは正直すっごくありがた……あっ」
GM:そう話していると、遠くない通りに戦闘の気配が感じられる。彼女のように感度の高い者であれば気付くような。
三輪 空道:「───誰か居る。この感じは……戦闘…?」いのちが躍動してる感覚。あの日以来、ますます強く感じ取れるようになった
榊アリア:「"シルバーハンドガン"、ご指示を」と言いながら既に駆け出している。
大門トオル:「感覚が鋭いんだな。警戒しつつ、こちらの助力が必要なら参戦を」
大門トオル:「ったく、動くのが少し早いって」
GM:そうして君達が何かを感じ取った区画に向かえば、ちょうど一体のジャームが中渡瀬さんに切り裂かれて討伐されている瞬間を目にするでしょう。
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(40 → 43)
中渡瀬理:斜めの刃が不揃いにいくつも連なった、片刃の剣。
中渡瀬理:全てが煙る地上にあっては否応なく目を引く白色の形状は、物理法則によって解釈するならば、不格好で非効率だ。
中渡瀬理:だが事実として、中渡瀬の手により振るわれたそれは、今まさに襲い来たジャームを滑らかに斬撃し、無力化していた。
中渡瀬理:「……うーん」
"アンジェン":「おお……」いざとなれば支援に回ろうと備えていたが、それよりも手際よく仕留めたのを見て漏れたような声である。
中渡瀬理:「やはり以前の僕は、こういう感じでやっていたということなのかな」 "アンジェン"へ問う
中渡瀬理:「それとももっと効率良く?」
"アンジェン":「急の実戦は少し酷かとも思いましたが。流石です」
"アンジェン":「技の冴え、という意味では……そうですね。劣化は見られます」濁さずに口にする。
中渡瀬理:「こいつの出し方、使い方は覚えている。徒歩して、呼吸するように」
中渡瀬理:「けれど、違和感はあって……多分その正体が、もっとそういう、技とかなんだろうな」
"アンジェン":「……状況が許すならば、もう少し具体的なレクチャーを進めさせていただきたい所ですが」
"アンジェン":タイトな戦闘用インナーにジャケットを羽織った小柄な少女が、通りに踏み込んできた君達を見返す。
中渡瀬理:「一体何だったんだ、以前の僕は」 苦々しく笑って、剣を振るう。それはいくつもの白い羽毛へと散って、やがて粒子へ散っていく
中渡瀬理:そして振り返る 「どうも、こんにちは」
榊アリア:振りかざしかけた槍を、構えかけて止める。「……ジャーム、ではなさそうです」
村上希:「わ~……綺麗な剣と、お兄さんと女の子?」「あ、こちらこそこんにちは~」
中渡瀬理:「訳あってUGNというのを探していて……」
大門トオル:「あぁ、こちらがそのUGNだが」
三輪 空道:「どうも」会釈する
鹿取ののは:「だねえ。見た感じ侵蝕域もグリーンっぽい……む、訳があってUGNを?」
中渡瀬理:「ああ、良かった。こんな状態で集団で動く人たちなんてそりゃあUGNだよな」
中渡瀬理:「中渡瀬理、と言います。彼女はアンジェン。僕はUGNの病院で保護されてた身なんですが」
"アンジェン":「こちらのサトル様は、この通り腕の立つ戦士です。現状の皆様にとっては必要な人材かと……」
"アンジェン":食い気味の売り込みフレーズを口にしてから。「"アンジェン"とお呼びください」
三輪 空道:(……この2人、どういう関係性だ…?)
中渡瀬理:「そうそう」 頷く 「なんだか町がすごいことになってしまったので、一旦、協力とかした方が……良いのかな」
"アンジェン":「彼の……従者……のようなもの、です」
中渡瀬理:「みたいな?」 ふんわりしている
大門トオル:「従者、か」訝しむように見つつ。
中渡瀬理:「そうらしいです。まあ、僕の言うことは聞くようなので、そこはどうにか……ね?」 とアンジェンに確認
"アンジェン":「はい。サトル様の意に背く事をするつもりはありません」
村上希:「大分すごい関係なのは伝わってくる……!」
中渡瀬理:「実のところ、UGNに助けて欲しい……ええと、命の危険とかじゃなくて」
中渡瀬理:「協力して欲しいことがあって合流したかったんですが、その辺りは追い追い話せれば良いと思ってます。多分、それは放って置いても死なないと思うので……」
中渡瀬理:「でもそちらは今、放っておいたら死んじゃいそうな辺りを何とかしようとしてる感じでしょ?」
四木ミコト:「違いありませんが……」どうしましょうか?と大門さんの方を伺う視線。
三輪 空道:「────」言うべきか言わざるべきか、逡巡する。”アンジェン”と名乗るこの少女の命の核が…どこか、か細い気がする
大門トオル:「うーん……」しばし逡巡し、しかし決断にはそうかからなかった。
大門トオル:「非常事態だ。こちらの協力がどれだけできるかは内容次第になるが、」
大門トオル:「それでも良ければ、協力を頼む」
中渡瀬理:「もちろん。何もしなきゃ何も分からないままですからね」
鹿取ののは:「んー……」こちらもモニタの方をじろじろ見ていた。傍目には虚空を凝視しているようにしか見えないが。「分かんないけど、戦力的に頼りになる人達なのは違いなさそう……?」
"アンジェン":「はい。それでは、よろしくお願いいたします」うやうやしく頭を下げる。
三輪 空道:(まぁ、言ってどう転ぶかも分からない以上、今は見送るべきだろう)
三輪 空道:「こちらこそ、よろしくお願いします。”キラービー”三輪空道です。」
中渡瀬理:煤のついた顔で柔らかに笑う 「できることは何でもやるよ。どうぞよろしく」
村上希:「追加メンバーだ!人手足りないし、よかったよ~。”アーサール”、村上希です!宜しくお願いします~っ」
大門トオル:「感謝する。”シルバーハンドガン”大門トオル。このチームのリーダーだ」
GM:あ、NPC全員があいさつしてるとごちゃつきそうので、いまの流れでみんな名乗ったんだなあと思っておいてください。
GM:ひとまずここもシーンカット。ロイス処理のみ可能です。
村上希:今のとこロイス保留…かな?以上で!
三輪 空道:ロイス保留!
中渡瀬理:様子をうかがうぜ
大門トオル:保留にしようかな!
GM:OK では次のシーンから進行をやっていきましょう
ミドルシーン2
GM:登場……とかの前に
GM:今後の進行とか現在の状況について説明します。
GM:とりあえず自動獲得情報があり
〇自動獲得情報:現在の状況について
丹葉市供禄山山間部に巨大な銃型アーキタイプ”アルコス”が生成され、上空へ向けて砲撃を繰り返し、高侵蝕の炎と灰を拡散している。
灰に触れた少なくない市民が覚醒し混乱を起こしている他、発生しているジャームの数が明らかに過剰なため、昆虫や無機物も覚醒を促されRB化していると思われる。
“エンバー”は以前からこの騒乱を予告しており、彼の持つ遺産やアーキタイプに関心がある者、単純にこの混乱に乗じてUGNを切り崩そうと考えているFHやシャルヴ勢力が市内へ侵攻する動きを見せている。
近隣UGNの機能の大半はこれらを阻止する対応に割かれている状況であり、君達に対してバックアップはできない。
まだ無事な市民の避難保護と、多数発生しているジャームの討伐と、状況の根本解決。
ここにいるメンバーで、その全てに対応する必要がある。
GM:このような感じです
GM:で、具体的にどう進んでいくのかというと
〇できること(以下はミドルフェイズで1シーンに1人1回、実行可能です)
★「進行」を行う-任意の命中判定
・制限:1シーンの最大上昇値40
・最大値へ到達すると、シーン終了時にクライマックスシーンへの移行を選択できます。
★「避難救助」を行う-任意の情報判定
・制限:1シーンの最大上昇値20
・最大値へ到達しないままクライマックスシーンへ移行した場合、ペナルティが発生する可能性があります。
★事件に関する情報の「調査」を行う-任意の情報技能で目標値10
・成功すると1つ情報を獲得できます。最大6項目。
★ギミックカードの排除
・公開されているギミックカードの中で、「排除方法」が公開されていて実行可能なものがある場合に選択できます。
・ギミックカードを排除した際、対象カードの効果が無効化されるほか、カードごとに設定された一定の報酬を獲得できます。
★交流する
・PCまたは同行NPCの1人を選択し、会話します。
・この行動を行ったキャラクターおよび選択されたキャラクターの侵蝕率は-5されます。
・同行NPCを選択した場合、選択したNPCのNPCカード効果がGMの匙加減により少し強化されます。
GM:まずミドルシーンに登場した際、選択可能なコマンドがこういう感じになっています。
〇現在の進行状況
進行率:0/160
救助率:0/80
調査項目:0/6
GM:こちらは具体的な各進捗の最大値になります。
GM:いろいろあるけどメインは上の二つで、情報を開けまくって命中を振りまくり、ゴールに辿り着いてねという感じです
GM:で、今現在のギミックカードはディレンダの教導だけでしたが
GM:ここで2枚追加されます。
〇ギミックカード
★アルコスの砲火
説明:一定時間ごとに噴火めいた上空への砲撃が発生し、熱波によるダメージが地上の人々を苛む。OVといえども例外ではない。
・シーン登場時:2d10点のダメージを与える。(軽減有効)
・排除方法:クライマックス戦闘での勝利
★エンバーの死灰
説明:高侵蝕の熱灰が空から降り注ぐ。一般人に覚醒を促し、既にOVである者の侵蝕をも喚起する。
・シーン登場時:キャラクター全員の侵蝕率を+2。(同行NPCを含む)
・シーン終了時:侵蝕が120%を超えている場合、対象キャラクターは意志判定を行う。失敗した場合、そのキャラクターは一時的にエネミーとなり、GMが指定した行動を取る。(この効果の解除方法は、発生時に別途GMが指定する)。
・排除方法:クライマックス戦闘での勝利
GM:で、あとはNPCカードが4枚あります これで出す情報はおわり
〇NPCカード
NPCの初期侵蝕率が一律で60となり、NPCカードを使用する事で上昇します。
何かの事情で対象NPCが戦闘不能になった場合、対象のNPCカードは無効化されます。
・自動使用…GMが勝手に判断して使用します。
・常時…常に適用されます。
・宣言使用…PLの提案によって使用されます。
★”エイスフォーゲル”四木ミコト
1.常時:ギミックカードによるPCへのHPダメージを-20する。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+5する。
2.宣言使用(ダメージロール前):対象:範囲(選択)が受けるHPダメージを-5D10点する。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+5する。ラウンド1回。
★”ヘリックス4”榊アリア
1.自動使用(イニシアチブ8):単体に8D10点のダメージを与える。ラウンド1回。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+8する。
★”アンジェン”
1.宣言使用(オートアクション):PC一人が移動する場合に使用できる。その移動の距離を任意にし、封鎖の影響を受けなくなり、同プロセスでの攻撃のダメージを+20する。ラウンド1回。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+8する。
★”ロロギア”鹿取ののは
1.宣言使用(オートアクション):PCひとりの判定後に使用する。その判定ダイスひとつを「10」に変更する。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+5する。シナリオ2回。
2.自動使用(イニシアチブ6):効果不明。このNPCの侵蝕率を+20する。シナリオ1回。
GM:登場時の侵蝕増加とかは次のシーンから適用されます。また、進行に応じてギミックカードが追加される場合もあります。
GM:ちょっと早いけど自動処理とかしとこ
GM:「★エンバーの死灰」シーン登場時に全員の侵蝕を+2します。これにはNPCも含むため、処理を進めておきます。みんなが登場するときも+2しといてね。
GM:”アンジェン”の侵蝕率を2増加(60 → 62)
GM:四木ミコトの侵蝕率を2増加(60 → 62)
GM:榊アリアの侵蝕率を2増加(60 → 62)
GM:鹿取ののはの侵蝕率を2増加(60 → 62)
GM:「★アルコスの砲火」全員に2d10のダメージ。これが「★"エイスフォーゲル"四木ミコト」の常時効果で0点になり、四木の侵蝕率を+5するだけの処理となります。
GM:四木ミコトの侵蝕率を5増加(62 → 67)
GM:PCのみんなも登場して判定しちゃってね~
中渡瀬理:これは登場してからさらに+2?
GM:あっそうです 1d10+2でもいいよ
村上希:理解!
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(43 → 53)
村上希:村上希の侵蝕率を1D10+2(→ 6)増加(51 → 57)
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10+2(→ 10)増加(44 → 54)
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を2増加(53 → 55)
中渡瀬理:もうダメみたいだ
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(42 → 50)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を2増加(50 → 52)
"アンジェン":そんな……
GM:では登場せし者から何に判定するか選んだりしてね
中渡瀬理:ククク……ミストルティン偏重構成はアーキタイプを出さない限りろくなエフェクトを使えないぜえ
村上希:命中判定的にあたしが有利っぽいし あたしが進行やってこうかと いいかしら
中渡瀬理:したってください!
大門トオル:お願いします!
三輪 空道:お願いします~
GM:どうぞ~
村上希:はーい!ではメジャー”インジール” / 《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドウェブ》 にて判定。
村上希:9dx7+9
DoubleCross : (9DX7+9) → 10[1,1,2,3,3,4,8,9,10]+10[4,8,9]+10[5,10]+1[1]+9 → 40
村上希:ぴったり!
GM:強くないか?
村上希:村上希の侵蝕率を5増加(57 → 62)
大門トオル:すごい!
中渡瀬理:スゲエ
三輪 空道:ピピピ 完璧な数値だ…
三輪 空道:これで後のメンバーは他の判定に回れるってワケ
村上希:おねがいします~~
中渡瀬理:するぜ 避難救助をな
中渡瀬理:情報:噂話 コネ使って勝負
中渡瀬理:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 8[1,3,8]+2 → 10
三輪 空道:このパーティ、どうやら社会の最大値が2である事がネックになるようだな
GM:〇現在の進行状況
進行率:40/160
救助率:0/80
調査項目:0/6
中渡瀬理:フッ……この程度よ
GM:あ、すいませんその前に
GM:進行40に到達したことで解放されるものがあります
中渡瀬理:なんだとオ~
大門トオル:なんだろ~
村上希:なにっ
三輪 空道:ふむふむ
GM:ギミックカードの追加だ 震えよ
GM:★マップ情報更新(進行度40)
説明:ある程度の深度へ到達した事で、鹿取ののはの探知処理範囲が広がり、一部の行動が効率化します。
・常時:「情報収集」「避難救助」の達成値+2。
・排除方法:なし
中渡瀬理:やった^~
村上希:たすかるぅ~
三輪 空道:助かりまくる
GM:いきなり空くとは思わなかったよ…
大門トオル:いえいいえい
中渡瀬理:じゃあこっちの達成値も+2して12!
GM:では救助率が12に
三輪 空道:残り8か~、大門さんどっちいきますか?
大門トオル:じゃあ調査行きます~
中渡瀬理:救助に求められるのが6(+2されるので)、調査が10なのだなあ
三輪 空道:じゃあこちらは救助に!
村上希:おねがいします!
三輪 空道:コネ使って情報:UGNで判定します
三輪 空道:3dx+3+2
DoubleCross : (3DX10+5) → 9[8,9,9]+5 → 14
GM:こんな状況でもコネは使えるぜ どうぞ~
GM:ではカンストして20
中渡瀬理:完全救出
村上希:クリティカルしないでこれはすごい
大門トオル:あ、マップ情報更新での情報収集って調査のことであってます?
GM:あっそうです!しつれい
大門トオル:はーい じゃあこっちも+2というわけ
GM:なおしました カードを
大門トオル:情報:UGNでコネ使って調査します
大門トオル:4dx+1+2>=8
DoubleCross : (4DX10+3>=8) → 9[3,7,7,9]+3 → 12 → 成功
大門トオル:よし!
三輪 空道:流石リーダー
村上希:やったあ
GM:では一個開きます
GM:・情報1:”エンバー”について
古代の戦士系都市国家を起源とするオリジン:コロニーのオーヴァード。
複数の個が融合している上で恒常的に体内闘争を繰り広げており、他者にも同じ行為を求める傾向を持ち、これを「死練」と呼んでいた。
RB化する以前から”骸火”と呼ばれる炎を崇拝していた文化があり、これはRBとなっても体内に燃え続ける遺産となっている。
千年を超えて生きる群体でありながら“エンバー”はRBとしての余命をどこかで自覚していたようで、この”骸火”を受け継ぐべき勇士を求め”ストライフ”セルを立ち上げていた。
また、降ってくる灰の組成を分析した結果これは”エンバー”の遺骸を燃やしたものであり、モルフェウス・グレイプニル・ミストルティン・ウロボロス・エグザイル・バロール他数種のシンドロームが混在していた。これも複数のRBが複合した存在であったためだと思われる。
GM:ということがわかります
村上希:ひええ こわ
三輪 空道:ほうほう
中渡瀬理:とんでもね~やつ
鹿取ののは:「え~~っと壁向こうに4体と……あっ上からも来てる!のんちゃん気を付けて~」
村上希:謡うように、言の葉を紡ぐ。それは、コーランの凝血章。ムハンマドに初めに下された言葉たち。
村上希:「”創造なされる御方,あなたの主の御名において。”」血霧の中から、歩みいずる。
村上希:「”一凝血から,人間を創られた。”」赤い人影が現れる。「来て。シルヴィ」
村上希:天使の羽根を背から生やした、銀髪の少女がそこにいる。
村上希:その手に持った鎚を構え--一筋の赤い線が閃く。衝撃。爆発に近い轟音が幾つか響いた。
四木ミコト:「ふーっ……」凍気の羽がはばたく。返り血めいて跳ね返る血と灰を氷漬けにして沈める。
中渡瀬理:「へえ……そういう感じなんだ」 一仕事終えたので見物していた
四木ミコト:「……一旦、波は落ち着きましたかね。要救助者は……」
村上希:「あ、ありがとね」笑いかけつつ、周囲を羽根の少女が警戒している。…そうして残りが無いと気付くと、その姿を血霧に戻して消える。
村上希:「ま~、あたしのは又面倒な機序を辿ってますけど……RPGの召喚魔法みたいなものだと思って貰えれば~」
中渡瀬理:そしてそのように、落ち着いた理解をしている自分を介して、やはりオーヴァードの能力に慣れていたんだろうな、と憶測する
中渡瀬理:「召喚魔法! そっちの方が良く分からないかも……とりあえずこの辺りは一通り見て回れたはずです」
三輪 空道:「───はい、鹿取サンに指定されたポイントは、一通り見て回りました」両腕に要救助者を抱えたまま、四木にそう返す。
中渡瀬理:「便利な能力だよなあ、三輪くん」 なれなれしい
村上希:「ありゃ。すみません…、と。見て回るの、お二人とも本当に早いなあ」すごいすごい、と無邪気にはしゃいでいる。
大門トオル:「この一帯はやれることをやれたようだな」
三輪 空道:「自分も…もうこの辺りには居ないと思います」と答えて
三輪 空道:「そ、そうすか?」中渡瀬にそう返す。
大門トオル:「”エンバー"の情報をその間に調べておいた」
榊アリア:「はい、救助者も……探せる限りは見つけ出したかと」
三輪 空道:単なる興味のような、品定めされているような、変な感じの視線の人だ と感じる。
村上希:「大門さんもさすが~」
大門トオル:タブレットで情報がまとまった画面を提げてみんなにみえるように。
中渡瀬理:「こんな状況だと特に役立つよね。僕なんか武器振り回すだけだから……」
三輪 空道:「まぁ…そうすね。状況によると思います。今は助けられてますね」
中渡瀬理:大門のタブレット画面を見る 「……難しいことが書いてある気がするな」
三輪 空道:「いいじゃないすか、武器。かっこよくて」と言って、タブレットを覗き込む
"アンジェン":「武器を以て戦う事だけで立派な役目です」卑下するなと言いたげに横から口をはさむ。
村上希:「戦士系都市国家…スパルタみたいなとこなのかな…それに体内に遺産っていうのもすごいのに、6種類くらいのシンドローム?」
鹿取ののは:「あはは、うまく嚙み砕いて説明してあげたいけど……難しいよね初心者へのレクって」
三輪 空道:「………”死練”…」ぽつり と呟く
大門トオル:「それに形式が堅い文ではあるからな。わかりづらくても仕方がない」
大門トオル:データベースから直接参照したので、形式ばった文で読みづらい部分があるのは否めない。
大門トオル:「三輪、なにか気づいたことが?」
中渡瀬理:「そうは言ってもこの状況ではね」 とアンジェンへ 「つまり自分の中で争い合ってたってことだよね?」
"アンジェン":「……」立場上"エンバー"について何か知っている事があるのだろうが、訊ねられた以上の事はどこまで話すべきか迷っているような様子だ。
三輪 空道:「確認なんすけど、この情報が指してるのは”エンバー”…つまり、”ストライフ”セルのリーダーで間違いないんすよね?」
"アンジェン":「はい。その理解で違いないかと……」
四木ミコト:「多重人格とか、RBが憑依しているようなケースのより複雑な状態……という感じでしょうか」
三輪 空道:”ディレンダ”と名乗った存在の言葉を、記憶の底から引っ張り出しながら、思案する。
鹿取ののは:「……くーちゃん?」
三輪 空道:「この…なんすか、”体内闘争”っていうのが、いわゆる”蟲毒”みたいなのを目的にしてるなら」
三輪 空道:「自分、もしかしたらこいつのこと知ってるかもしれないです。」
三輪 空道:「確証はないですけどね。」名前は違う。だが情報の端々から拾える思想は、あの存在と少なからず合致するもののように感じた。
大門トオル:「なるほど」
三輪 空道:「そいつは”ディレンダ”って名乗ってました。そこが引っかかるポイントっすかね」
中渡瀬理:「僕の方も、この話に関連して、いいかな。話しての通り、僕自身は記憶喪失なんだが……」
鹿取ののは:「……それって、あの時の」通信を早期に切断されたため、"ディレンダ"との遭遇をはっきりと見聞した訳ではなかっただろうが。そのまま黙り込む。
大門トオル:「複合RBということだから、そのうちの一つかもな」
村上希:「あんな大砲になる前に会った、ってことかあ…よく無事だったねえ。あ、すみません中渡瀬さんどうぞどうぞ」
大門トオル:「中渡瀬、構わないぞ。情報の共有は必要だ」
中渡瀬理:「うん。彼女、アンジェンは僕のことを知っていて……どうも記憶をなくす前は、この"エンバー"の……蠱毒? に関わっていたっぽいんだ」
"アンジェン":「あ……ええと、いいのですね?」
三輪 空道:鹿取を案ずるような視線を向けて、中渡瀬の話に耳を傾ける。
中渡瀬理:「うん、良いよ。どうせ協力を求めるなら、いつまでも隠していて良い話じゃないと思うし」
"アンジェン":話す事で中渡瀬の立場が不利になる事を思っての言葉だが、特に止めたりはしない。
中渡瀬理:「まあ、そんなことがあった上で記憶喪失だから……それからどうって話ではないんだけど」
"アンジェン":「はい。確かに関わっておられました……より正確に、述べますと」
"アンジェン":「この私"アンジェン"と、どちらが優れた可能性を有しているか」
"アンジェン":「共闘と闘争を以て比べ合う、つがいの仲でした」
中渡瀬理:「で、僕が勝ったらしい」 言葉を続ける
三輪 空道:「…!?つまり、渦中の真っただ中に居たってことすか…!?」
鹿取ののは:「つがい……」一瞬考える。「あ、対ってことね」
村上希:(表現上でしかないんだろうけど、つがいって言い方でちょっとびっくりしちゃうな……)
大門トオル:「ふむ。それで従者というわけ、なのか……?」呑み込むのに少し困惑を混ぜつつ。
中渡瀬理:「のようだね?」 首を傾げ 「僕の方はさっぱりだけど」
四木ミコト:「……非常に特異な関係のようですね。そちらの……"アンジェン"さんも、記憶喪失なのでしょうか?」
中渡瀬理:「うん。そこは今僕がその話をした理由とも関わってて」
中渡瀬理:「つまり"アンジェン"なら、今話に出た”エンバー”とか、"ディレンダ"辺りのことも、もしかしたら分かるのかな? と思ったんだけど……」
中渡瀬理:顔を見る 「実際どう?」
三輪 空道:(……ってことは、”アンジェン”サンのいのちがどこかか細いのは…その闘いで負けたことに関係があるのか…?)
"アンジェン":「え、ええと……」まばたきをして。「すみません、順に……答えます、ので」
GM:こうなると情報2を出さない理由がなくなっちゃったな 出します。
中渡瀬理:「いいよ、ゆっくりで。君が話したいことを話してくれればいい」
・情報2:”骸火”について
“エンバー”が有する、「死体を元に戦闘指向性の高いRBを作り出す」機能を持つ遺産の炎。
“エンバー”の内部で起きた闘争によって敗死した者は、この炎によって別のRBに作り替えられることで群としての全体の数が維持されていた。
“ストライフ”はRBならざるヒトに可能性を見出した”エンバー”が、中渡瀬のように素質のある子供を”骸火”によって覚醒させ鍛える事で”骸火”を継承する器を選別するための組織であった。
その設立以後は”骸火”によって生み出された個体が”エンバー”から分離して活動する事も増え、”アンジェン”のように各構成員を成長させる競争相手の役割を持つ者もいた。
ただし、そうして一度"エンバー"から離れたものは戻る事は出来ず、生存できる時間もあまり永くはない。
"アンジェン":「……ええ、と」ぎこちなく語り終えて、皆の顔を伺いつつ。
中渡瀬理:「…………」 ダメ元で聞いたら結構色々教えてくれたな、という気持ち半分
"アンジェン":「それから、"ディレンダ"様は……名は存じております」
"アンジェン":「手合わせした機会はありませんが。"エンバー"の中の特に優れた勇士であると」
大門トオル:「またすごい情報がでてきたな……」
村上希:「ひええトンデモ遺産にすっごい組織…」
"アンジェン":「……ですが、これ以上……組織の近況については……あまり」
"アンジェン":「暫く離れていましたので……」
鹿取ののは:「優れた勇士……」少しじとっとした声色と共に、俯く少女を見ている。溜息。
大門トオル:「それは仕方ない。ここまで話してくれただけでも有難いことだ」
三輪 空道:「なる、ほど……ありがとうございます。色々と話してもらって」手がかりが一気に増えたことに安堵すると同時、”アンジェン”の死期の早さを悟る自分の感覚の正当性が証明されたようで、複雑な気持ちになる
村上希:「実際どうしてこんなことやってるの?っていうのは大分理解が進んだもんね。理解は出来ても共感できるかっていうと全くそんなことないけど…」
鹿取ののは:「裏取ってる余裕はないけど、とりあえず……絶対嘘!って感じのエモートは出てないよ」
"アンジェン":「……」特に何も反論したりはしない。ただすこし肩を縮めて佇んでいる。
中渡瀬理:「……うん。話してくれてありがとう。状況に対する理解も進められた」
中渡瀬理:「何が起こっているのか分かるのは、良い……三輪くんの話も補強できたし」 とは言いつつも、どこか困惑するような表情である
三輪 空道:頷いて「とは言え、あの火砲がなんなのか とか、分からない事はまだまだ多いすね……中渡瀬サン?」
四木ミコト:「……本当に、何か企んでるって感じはしない顔ですね」中渡瀬さんを見て困ったように笑う。
中渡瀬理:「……うん、ええと……」 あれこれ感想は泡のように浮かぶが
中渡瀬理:最初に浮かんだもう半分の所感について、確かめずにいられない 「……生存できる時間がどうだ、というのは……君もか? アンジェン」
"アンジェン":「……」小さく頷く。自分なんかに心労を割かせることが申し訳ないというような。「やはり、そこを気になさるのですね」
中渡瀬理:「それはまあ。気にするというか、想像していなかったというか……」
中渡瀬理:「……」 ちらっと皆を見る 「え、オーヴァード的に寿命とか少ないのって普通……みたいな話、ないですよね? 僕が忘れてるだけ?」
三輪 空道:「…………」目を伏せる。(そうだな。この人は…何も知らないのと同じだもんな)
"アンジェン":「……私の価値観を押し付けるようなつもりは、ありませんが……」穏やかながら、少しばかり反発するような色の声で。
村上希:「ジャーム化とかはありますけど、普通にはより死に辛く成る方なのが普通ですね~、OV」
"アンジェン":「少なくとも、今この街において……」「オーヴァードの死は、ありふれているものかと」
中渡瀬理:「いやっ、まあ……そういう見方もあるけど」 こめかみを押さえる
中渡瀬理:(……以前の、物語を失う前の僕なら、そういうことも当然受け入れて振る舞えていたんだろうか)
中渡瀬理:(だが、僕の常識は、それはおかしいと思っている……)
中渡瀬理:目を閉じて頷き、アンジェンを見る 「……君の意見は分かった。ひとまずここでは、その話は……ここまでにしよう」
三輪 空道:───真摯な人だな と感じた。それと同時に、”オーヴァードは死に方を選べない” そんな常識みたいな話が頭に浮かんでくる。自身も…恐らくそうなのだろうと悟っているからだ。
大門トオル:(……寿命か。覚悟ができる分まだ、といえなくもないが、リミットがある程度わかる分辛さもあるだろうな)いきなり訪れた"死"に思いを馳せつつ。
"アンジェン":「……はい」微かに君を見上げてその言葉を受け取り、再びふわりと飛び上がり偵察を続ける。
中渡瀬理:次いで、皆を見る 「情報を提供するつもりが、僕らの個人的な話も多分に出てきてしまった。すみません」
村上希:「いやいや、それを言うならこっちこそ個人的な話を聞いちゃってすみませんでした」ぺこりと頭を下げる。
中渡瀬理:「"エンバー"のことについては分かったと思うので、それでトントンということで、ここは一つ」 笑って見せる
三輪 空道:「そうっすよ。気にしないでください。」
榊アリア:「……」こちらも何かに思いを馳せていたような色だったが。「そうですね、有用な情報は手に入った。ので」
鹿取ののは:「……わ、言ってたら次また近付いて来てるかも。ごめんけどみんな準備お願い!」
GM:シーンカット。ロイス処理が可能です。
村上希:此処は…中渡瀬さんに取っておきます 中渡瀬理 〇好感/疑念 で。
三輪 空道:一旦…保留で!
大門トオル:中渡瀬理 〇連帯感/心配 で取得
中渡瀬理:保留かな~ "アンジェン"のロイスだけ変えておこう ◯誠意/不安で
GM:OK!
ミドルシーン3
GM:登場をどうぞ!NPCもさっきと同じ処理をしていきます
村上希:村上希の侵蝕率を1D10+2(→ 6)増加(62 → 68)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(52 → 57)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を2増加(57 → 59)
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10+2(→ 4)増加(54 → 58)
GM:「★アルコスの砲火」「★"エイスフォーゲル"四木ミコト」四木の侵蝕率を+5
GM:四木ミコトの侵蝕率を5増加(67 → 72)
GM:「★エンバーの死灰」NPCの侵蝕率を+2
GM:四木ミコトの侵蝕率を2増加(72 → 74)
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10+2(→ 11)増加(55 → 66)
GM:”アンジェン”の侵蝕率を2増加(62 → 64)
中渡瀬理:終わりだ……
GM:榊アリアの侵蝕率を2増加(62 → 64)
GM:鹿取ののはの侵蝕率を2増加(62 → 64)
〇現在の進行状況
進行率:40/160
救助率:20/80
調査項目:2/6
GM:現在がこう!
GM:登場した人は判定とかをしてってね 後すみません、言い忘れたんですが
GM:単純にミドル突破にシーン数をかけすぎるとペナルティがあることは一応言っておきます これは無限交流とかへの対策なのでそこまでシビアな設定値ではないです
大門トオル:理解!
村上希:アドヴェントあり理解!
三輪 空道:なるほどね
中渡瀬理:は~い
GM:では改めて判定などをどうぞ~
村上希:ではまずあたしが進行判定をします!メジャー”インジール” / 《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドウェブ》 。
村上希:10dx7+9
DoubleCross : (10DX7+9) → 10[1,1,1,2,2,5,6,8,9,9]+10[3,5,8]+10[7]+10[10]+2[2]+9 → 51
三輪 空道:つよい
村上希:今度は溢れた
中渡瀬理:つ……強すぎる
大門トオル:やる気に満ち溢れている
村上希:村上希の侵蝕率を5増加(68 → 73)
GM:何なんだこの女!
村上希:ふはは
GM:くそ~~ じゃあまたギミックが出ます
GM:60と80で2枚
★死灰濃度上昇(進行度60)
説明:中心地へ近付くにつれ、死灰による汚染の影響が濃くなっている。
・常時:「エンバーの死灰」の「シーン登場時」の侵蝕上昇効果が更に+2。
・排除方法:救助率40以上で排除可能。コストとして同行NPC一人を選択し、その侵蝕率を+3Dする。
★熱波強度上昇(進行度80)
説明:中心地へ近付くにつれ、砲撃がもたらす熱波の影響が強くなっている。
・常時:「アルコスの砲火」の「シーン登場時」のダメージ効果が+3D。
・排除方法:救助率50以上で排除可能。コストとして同行NPC一人を選択し、その侵蝕率を+3Dする。
中渡瀬理:アワワワ……
村上希:ごめん調子乗りすぎたかも
GM:いっぱい進むとはそういうこともあるのだ
大門トオル:ひえ~
三輪 空道:ヤバすぎ!
三輪 空道:なおさらもたもたしてられなくなったわね
中渡瀬理:同行NPC一人を……選択……!
GM:適用されるのは次回からだぜ
GM:そのNPCが頑張ってなんとかしてくれるようです
三輪 空道:なるほどね
村上希:救助率をまず上げていかないといけない
中渡瀬理:ですね
三輪 空道:ではこちらは救助判定!コネ使って情報:UGNで判定します
GM:どうぞ~
三輪 空道:3dx+3+2
DoubleCross : (3DX10+5) → 6[2,3,6]+5 → 11
村上希:固定値がやっぱ本当につよい
GM:11ふえて31
三輪 空道:中渡瀬さん頼む…!
中渡瀬理:こちらもコネ使い情報:噂話で参ります
中渡瀬理:4dx+2+2
DoubleCross : (4DX10+4) → 10[4,4,7,10]+3[3]+4 → 17
中渡瀬理:ドバ~
大門トオル:おぉ~
三輪 空道:強い
村上希:すげ~~
GM:40まで!
大門トオル:調査します コネつかって情報:UGNで
大門トオル:4dx+1+2>=10
DoubleCross : (4DX10+3>=10) → 9[1,2,7,9]+3 → 12 → 成功
GM:つよい
三輪 空道:流石の安定感
村上希:安定してつよい
GM:では3つ目の情報が
・情報3:”エンバー”について-2
アドヴェントス事件から間もなく、“エンバー”の本体はシャルヴの接触を受けグレイプニルへ感染した。
彼らの絶滅主義や改変衝動は、あくまでも強い市民を鍛えるためにある”エンバー”本来の「死練」の思想とは異なるものであり、”シャルヴ”への合流は拒んだものの、一度感染したグレイプニルへの改変現象はもはや不可逆であり、次第にその区別もつかなくなっていった。
自我が完全に歪み切る前に”骸火”を託す事を焦った”エンバー”は、”ストライフ”構成員や自身の支配が及ぶセルを大きく巻き込む形での戦儀を行った。
そして、自分達の中で最も優れた戦士である”ディレンダ”を誰一人として撃破できなかった結果を受けて、今回の大規模な自死へと踏み切ったようだ。
GM:ひとまずデータ処理は以上
GM:引き続きジャーム群の掃討は村上たちが先導している中で、君達は逃げ遅れた一般人の捜索を続けていた。
中渡瀬理:「……しかし、熱が強くなってきたな」
中渡瀬理:先ほどよりも気持ち積極的に、辺りを探して回る。相変わらず戦闘は前衛にまかせている
三輪 空道:「そうっすね…」額を拭う「”近づいてる”ってことなんでしょうけど」
三輪 空道:「四木サンの負担が今よりも増えるのは気がかりすね」
三輪 空道:「…………気分、大丈夫すか?」先ほどの話を踏まえての質問
中渡瀬理:「やっぱりそうだよね? あの氷の鳥みたいな……あれで随分熱は和らげられてそうだし」
中渡瀬理:少し笑う 「ありがとう。熱の方は、まあ見ての通り。痩せ我慢はする主義じゃない」
中渡瀬理:「……ただ、まあ、気分は正直落ち着かないかな」
三輪 空道:「そうすよね。急に聞かされて戸惑うのは、当然だと思います」
中渡瀬理:「何だっていずれ死ぬというのは理解しているが、いきなり彼女の命が残り短いと言われると、さすがにびっくりする」
三輪 空道:だから、自分も急に言う訳にはいかないのだろう などと考える。
中渡瀬理:「……とはいえ、じゃあ早く聞いていれば、っていうこともないと思うし、最後まで黙ってられたら、それも困っただろうから」
中渡瀬理:「びっくりするしかできないから、びっくりしているって感じだな、僕は」
三輪 空道:「………そう、すよね。難しいすね。こういうのって」
三輪 空道:瓦礫を起こし上げるようにしてどかす。熱せられたそれを素手で触れば、反射的に手を引っ込めてしまいそうなものではあるが…今の自分には、その感覚がなかった。
三輪 空道:「───こんなこと聞くのも、おかしな話すけど」
三輪 空道:「”負けとけばよかった”とか、思ったりしますか?」
中渡瀬理:「……」
中渡瀬理:「……どうだろう。なるほど、確かにそうしていれば、今こうして思い悩むことはなかったのか」
中渡瀬理:頬に指を当てる 「しかし、負けて死んでいたらそこまでで、それが良いかって言うと、多分違うだろうし」
中渡瀬理:「負けた上で逃げ出していたら……どうなってたかな? ……少なくとも、この熱い中を歩く必要はなかったかもな」
三輪 空道:「確かに」軽く笑う
中渡瀬理:少し笑うが、すぐ真面目な表情 「でも、うん。それでもやっぱり、微妙だな」
三輪 空道:「微妙?」拒絶 ともまた違う、僅かに肯定が含まれた言葉だ
中渡瀬理:「負けたならば負けたなりの道はあるんだろうけど」
中渡瀬理:「今僕は……記憶はないけどどうやら勝っていて、そんな今の僕の立場から、もしそうでなかった時のことを考えると、それは……」
中渡瀬理:「窮屈な気がする」
三輪 空道:「窮屈…すか」
中渡瀬理:「戦わずに済むなら少し安心できるけど」
中渡瀬理:「負けてしまったなら少し肩身が狭いんじゃないだろうか」
中渡瀬理:「想像だけどね」 肩をすくめ、巡回記録をつける
三輪 空道:…確かに。自分も負けた上で、そういう道を選ばざるを得ない状況になっている。
三輪 空道:───目の前の男を見る。従順で、物分かりがいいようで、根底にあるのは理不尽への反発。
三輪 空道:「───面白い人すね、中渡瀬サン。」
中渡瀬理:「そうかい? 三輪くんも、面白い質問するよ。正直、言われなければそんなに、負けたらばなんてことは考えなかったと思う」
中渡瀬理:「頭が良いっていうか……僕は適当だからなあ」
三輪 空道:「自分も、単に気になっただけすよ。日々勉強っす」
三輪 空道:もし逆の立場なら…あなたは自分の死期を、”アンジェン”に伝えたのだろうか
三輪 空道:そのような質問を、胸にしまい込む
三輪 空道:「”オーヴァードは死に方を選べない”なんてよく言われてて、自分は割とすんなり受け入れてたんすけど」
三輪 空道:「中渡瀬サンは多分そうじゃないんすよね。自分はそれ、良い事だと思います」
中渡瀬理:「いやあ、真面目に考えてないだけだよ、きっと……死ぬなんて」
中渡瀬理:手を意味なく動かして 「なんか遠いから……」
中渡瀬理:「……そういう考え方は、君に君の見え方があるからかもしれないな」
三輪 空道:「自分の見え方…すか」
三輪 空道:確かに自分にとって、死とは遠くではなく近くにあるものだ。それこそ…手を伸ばせば届いてしまうほどに。
中渡瀬理:「うん。しっかり聞いた訳じゃないけど、なんかこう……見えるんだろう? 命が」
中渡瀬理:「だとすればやっぱり意識するというか……あ、いや、でもプロのUGNの人はそうなのかな? 分からないな~」
中渡瀬理:情けない笑い 「他のUGNの人はどうなんだろう。あの可愛い子、鹿取さんとかも、結構肝据わってたりするのかな?」
三輪 空道:「大門サンみたいな経験豊富な人は、そうなんだと思います。自分のはちょっと特殊って言うか…」
三輪 空道:「鹿取サンは…」病室に入ってきた時の様子を思い出して「どうでしょうね。もしそうだとしても」
三輪 空道:「そういう姿は、あんまり見たくないすね。」
三輪 空道:なんとなく、そう思う。
中渡瀬理:「そうだね。そんな覚悟なんて、まあ……する機会がない方が良いか」
中渡瀬理:「となると、やっぱり早くこの熱波を止めなきゃな」
中渡瀬理:「僕も君も……その結果どうなるかは分からないけれども、ね」
三輪 空道:「そうっすね───」拾い上げた瓦礫を、遠投のフォームで遠くに放る「っと。」
三輪 空道:「全部終わって、お互い無事なら、今度は身の上話でもしましょう」冗談交じりにそう告げる。
中渡瀬理:「思い出しておくよ」 肩をすくめ、笑みを返す
GM:君達は先鋒としてジャームを薙ぎ払っていく。少しずつ砲塔の影が大きく見えるにつれ、降りかかる灰と熱が強まっていくのを感じる。
村上希:「”ザカート”」その名前を呼ぶと、幾つもの棘を生やした球体群が現れ、
村上希:破裂音。指向したクレイモアの十字砲火めいて、その球体が破裂し、棘を射出している。
大門トオル:袖で隠れていた銀の腕を露出させ、水晶の破片を散弾のように打ち出している。
大門トオル:腕から射出、という形ではなく破片を拳を振るう圧で飛ばしている。
大門トオル:基本的に村上さんが打ち残したり、距離が遠いものを狙って撃った。
村上希:「おお~……助かります!かっこよいですねえ」燃える灰が降り注ぐ中に、どこか相応しくないような明るい笑み。
大門トオル:「召喚魔法みたいなものだといっていたな。そちらは役割の幅がありそうでいいな」
村上希:「あはは、ウロボロスとかじゃないんで、あくまで外見が違うくらいなんですけどね」
村上希:「大門さんのは…義手?ですか。また色々大変そうな……」
大門トオル:「これもまた遺産だな。"エンバー"ほど大仰なものではないが」
村上希:「おおー……やっぱなんかこう…代償とかそういうのあるんですよね。大変じゃないです?衝動とかもあるのに」
村上希:あたしは自分の衝動と向き合うのでいっぱいいっぱいですよー、とぼやきながら。
大門トオル:「これは生命力を消費するという、比較的単純なものだ。そんなに難儀なものじゃないよ」
村上希:「それはそれで大変じゃないですか?色々……」
大門トオル:「まぁそれはそうだな……とはいえ」
村上希:「何か…老化が促進されたりとか……あっはい」
大門トオル:「得られる力も相応のものだ」
村上希:「それはそうなんでしょうけど……」
大門トオル:「人々を守ったり、UGNの職務を行う上では非常に役に立つ」
村上希:「……うーん。なんか、すみません。すっきりした答えを出せなくて。やっぱ、どこかお姉ちゃんの事引っかかってるのかも」
大門トオル:「姉のこと?」
村上希:「あ、そういえば話してなかった。まあ何といいますか…元々、お姉ちゃんは普通の人間で」
村上希:「それで、あたしだけ覚醒して、そして前いたとこがOVの事祀り上げてるみたいなところで…そこからなんか、上手くいかなくなっちゃって」
村上希:「そうこうしてたら、今日の”ジャーヒリーヤ”セル制圧の時になんか、あの大砲で覚醒しちゃったみたいで」整理出来てなくてすみません、と。
大門トオル:「……そうか。そんなことが」
大門トオル:「それはすまなかったな。そんな状態で続投を頼んでしまって」
村上希:「ああいや、大丈夫ですそこは。街がこんな大変なことになっちゃってるんですから」
村上希:「あたし、普通に暮らせる、っていうの、本当に大事というか…凄い事だよなー、って思いますから!」
大門トオル:「あはは、そうだな」
大門トオル:「だからこそ、OVとして生活することがそんなにいいものではないかもしれない、という感じか?」
村上希:「……そですね、後は”経験”と……」そこだけ、明るいはずの光が、雲に遮られたように少し陰ったようにも見えた。
村上希:「普通に暮らせるなら、出来る限り普通に暮らしてほしいなー、って気持ちがあります。…こういうの、おせっかいなんでしょうかね?」
大門トオル:「……いや、気持ちはわかる」
村上希:「お。大門さんもこっち側だった」へにゃっと笑う。
大門トオル:「同行者のアリアはかつての同僚の妹なんだ」
村上希:「ああ、あのすごい槍持ってた子ですよね」かわいかったなー、と。
大門トオル:「うん、あまり前線に立ってほしくないという気持ちはあるが」
大門トオル:「本人の希望、それに人員不足もあってね」
村上希:「ああ…UGNさん、たいへんそーですもんねえ。バイトの身としてはお金助かってますけど」後半はちょっと、暗くなりすぎないように少しふざけて。
大門トオル:「なにも同じ場所に立たなくたっていい、という気持ちもある……」
大門トオル:「が、まぁそれこそおっせかいなのかもな」
村上希:「そうかもですね」ちょっとへにゃっと凹んだような微笑みだった。「でもこう……」
村上希:「大門さん、凄くきっちり考えてるんですから。やっぱりどこかでちゃんとそう言う、考えてるんだよって言うの…伝えてあげるといいかもですよ」
村上希:「あたしはいいな~って思いましたもん~」ぺしぺし大門さんの腕を叩く。
大門トオル:「……そうか。そうかもな。ありがとう」
村上希:「こういうお兄さん欲しかったな~!」
大門トオル:「とはいえ、それは村上自身の悩みにもいえるんじゃないか」
大門トオル:「もし会うことがあったら、伝えることは伝えた方がいいと思う」
村上希:「……」ぴた、と止まって。「……聴いてくれると思います~?」
村上希:どこか不安そうな、見る人が見たら情けない感じの表情だった。
大門トオル:「……それは断定することはできないが」
大門トオル:「伝えたという事実が、村上の気持ちを和らげることはあるかもしれない」
大門トオル:「腕でもぺしぺしと叩けば、聞く意識が向くんじゃないか?」ちょっと冗談めかして。
村上希:「………も~~!そこは気休めくらいは言って下さいよ~~!」
村上希:「でも、こう…ありがとうございます!それはそれとしてもっと優しくしてほしかった……!」
GM:シーン終了。ロイス処理が可能です。
村上希:な、悩ましい……枠が足りねえ
中渡瀬理:三輪空道 ◯好意/隔意 これで取得~
村上希:ともあれ取ろう 大門トオル 〇信頼/嫉妬 で。
三輪 空道:中渡瀬理:〇誠意/劣等感 で!
大門トオル:村上希 〇信頼/心配 こうで!
GM:OK!
ミドルシーン4
GM:開始処理!まず「★アルコスの砲火」が5d10ダメージになっているので
GM:5d1
DoubleCross : (5D1) → 5[1,1,1,1,1] → 5
GM:まちがい
GM:5d10
DoubleCross : (5D10) → 29[6,3,8,10,2] → 29
GM:「★"エイスフォーゲル"四木ミコト」そのうち20軽減。四木の侵蝕率を+5
GM:四木ミコトの侵蝕率を5増加(74 → 79)
GM:9点のダメージが皆さんを襲います。
大門トオル:装甲有効でしたっけ
村上希:村上希のHPを9減少(31 → 22)
GM:あ、有効です
三輪 空道:三輪 空道のHPを9減少(26 → 17)
GM:でもガードはなしとさせてください
中渡瀬理:中渡瀬理のHPを20に変更(29 → 20)
大門トオル:あ、はーい じゃあHP減少なしです
GM:さらに「★エンバーの死灰」こちらも強化されており、全員の侵蝕を+4します
中渡瀬理:あまり続くとマズいぜ
GM:というところで登場をするひとはどうぞ
村上希:痛すぎ!
GM:四木ミコトの侵蝕率を4増加(79 → 83)
GM:”アンジェン”の侵蝕率を4増加(64 → 68)
GM:鹿取ののはの侵蝕率を4増加(64 → 68)
GM:榊アリアの侵蝕率を4増加(64 → 68)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(59 → 62)
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10+4(→ 6)増加(58 → 64)
村上希:村上希の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(73 → 82)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を4増加(62 → 66)
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10+4(→ 8)増加(66 → 74)
村上希:村上希の侵蝕率を4増加(82 → 86)
村上希:痛い……
三輪 空道:いまのところ助かってる…
〇現在の進行状況
進行率:80/160
救助率:40/80
調査項目:3/6
GM:ここから行動などどうぞ~
村上希:救助にチャレンジします!情報UGNで、コネUGN幹部を使用。
GM:どうぞ~
村上希:あ、いや。此処は最後のチャンスかもなので、要人の貸しを使用します。
村上希:6dx+1+2
DoubleCross : (6DX10+3) → 9[2,4,4,8,9,9]+3 → 12
村上希:うーん回んねえ!財産5点ぶち込みます 17に。
中渡瀬理:いや、妖精使うなら
村上希:あ、そっか 回るかもか 妖精貰っていいですか!
中渡瀬理:1dx+13の結果見てからでもね
三輪 空道:どうぞどうぞ
大門トオル:浸かっちゃお
鹿取ののは:てつだうよ~
村上希:ありがたすぎ!ではいきます
村上希:1dx+13
DoubleCross : (1DX10+13) → 1[1]+13 → 0 (ファンブル)
鹿取ののは:1.宣言使用(オートアクション):PCひとりの判定後に使用する。その判定ダイスひとつを「10」に変更する。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+5する。シナリオ2回。
中渡瀬理:の、希お姉ちゃん……
鹿取ののは:ふふ ごめ
村上希:ダメダメすぎてごめん!
GM:鹿取ののはの侵蝕率を5増加(68 → 73)
村上希:財産5点使っておきます これで19!
大門トオル:むしろ今までかなりがんばっててくれすぎだった説あるから大丈夫
村上希:一応これで解除はどっちも出来るはず…
中渡瀬理:いや、やっぱり財産は使わなくて良いと思う……! 次がんばりましょう
三輪 空道:そうだぜ。悪いのはダイスですよ!
中渡瀬理:7は 出るべ
村上希:あ、了解 となると14です もうしわけないぜ
〇現在の進行状況
進行率:80/160
救助率:54/80
調査項目:3/6
GM:ではこう
中渡瀬理:こうして社会弱者は思い出すのだ ダイスの恐ろしさをな
中渡瀬理:このまま救助率を上げきります 情報判定、コネ噂話!
GM:どうぞ~
中渡瀬理:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 10[5,8,10,10]+5[1,5]+2 → 17
中渡瀬理:あのさあ
村上希:かなしい
三輪 空道:張り切ってる
大門トオル:まぁ少ないよりはね
"アンジェン":流石です!
〇現在の進行状況
進行率:80/160
救助率:60/80
調査項目:3/6
GM:こうなりました
三輪 空道:あとは進行か~
三輪 空道:大門さん先に振っていただいてもいいですか?私は色々微妙なラインなので…
村上希:あ、ギミック解除が手番使うはず!
大門トオル:あ、いや今回残り二人でギミックカード排除じゃないです?
三輪 空道:あ、そうか
GM:そうですね あと……すみません 排除のコスト3Dって書いたけどちょっと出目の暴れが怖くなってきたので2Dにします(GM強権)
大門トオル:助かりがあります
中渡瀬理:助かる~
村上希:ありがたい
GM:しました(威風堂々)
三輪 空道:助かる
大門トオル:私は熱波強度上昇のギミックカードを排除します~ アリアに複雑な表情をしながら頼みます!
榊アリア:まかせて
GM:では条件を満たしているので、ギミックの排除ができます。
三輪 空道:死灰濃度上昇のギミックカード排除します。”アンジェン”さんお願いします~
GM:榊アリアの侵蝕率を2D10(→ 4)増加(68 → 72)
GM:つよ!
大門トオル:えらいぞ
"アンジェン":うお~任務了解
GM:榊アリアの侵蝕率を2D10(→ 10)増加(72 → 82)
中渡瀬理:がんばれ~
GM:こちらもほどほど
中渡瀬理:がんばったね
"アンジェン":えへへ
村上希:どっちもアリアちゃんが上がってる?
GM:あっ!
GM:アリア72、アンジェン78になりました。
村上希:ありがとうございます~
GM:でもってえーと
GM:ギミックカードには排除した際のボーナスがあります
GM:この二つのカードは同じ内容で
GM:排除報酬:排除を宣言したキャラクターは経験点15を獲得し成長する。また、次のシーンにおいて任意の「シーン登場時」効果の適用をスキップできる。
GM:というわけで大門さんと三輪くんは次回までに215点になってきてください。
大門トオル:わお はーい!
三輪 空道:マジ~?
村上希:えっつよ!
中渡瀬理:成長している 戦いの中で
三輪 空道:了解です~
GM:また2シーンのあいだ灰やら熱波やらがキャンセルされ、普通に登場できます。
村上希:強い効果だ
GM:ふたりの犠牲ゆえにね
中渡瀬理:ありがて~
三輪 空道:すごい恩恵
GM:経験点を貰った人は成長内容をおしえてね
大門トオル:はーい
三輪 空道:はーい
三輪 空道:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDAg4OA7QgM
三輪 空道:コンセと起点、あとは射撃と情報の技能を上げました
GM:堅実な成長…
大門トオル:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDA89iD-woM
大門トオル:技能白兵+1 情報:UGN+3し、あと守護者の手袋を取得しました
GM:みんな情報に強くなってきたようだな…
GM:ではやってくぜ
"アンジェン":「……記憶を失うというのは、どのような心地なのでしょうか」君の隣で瓦礫を除去していたが、ぽつりと呟く。
中渡瀬理:目を丸くする
中渡瀬理:「いきなりだね。しかもなかなか……難しい」
"アンジェン":「……すみません、ずっと……気にかかっていたもので」
"アンジェン":「私達RBにとってみれば、このような肉体は……いわば、仮初のものですから」
"アンジェン":「過去の自分自身が消えていなくなるというのは」
"アンジェン":「……死ぬことと、どれほど違うのだろうかと」
中渡瀬理:少し考える 「君と会うまでのことであれば……」
中渡瀬理:「実際、死んだのと大して変わりなかったのかも。良いとか悪いとかではなくて」
中渡瀬理:「未来について漠然と不安な感じはあったけど、それもなんだかぼんやりしていたからね」
中渡瀬理:「どうしようもないんだから、どう感じたってしょうがない……という意味では、それは死んだような気持ちだったのかもしれない」
中渡瀬理:「まあ、事実として生きている訳だから、あくまで気分の問題だ」
"アンジェン":「……気分の問題、ですか」
"アンジェン":「そうなのかもしれません。私は……死んだようなもの、とは申し上げながら」
"アンジェン":「貴方をかつてと同じように扱っております。……それは」
"アンジェン":「感情として、そうしたかったから……なのでしょう」手さぐりに、自分自身を紐解くように言葉を紡ぐ。
中渡瀬理:「君と会うまでは、気楽なものだったよ。戻らない記憶のことは、考えたってしょうがない……というのは、ある意味未来だけ見てのんびりできていたのかもしれない」
中渡瀬理:「毎日新聞を読んだり、空を眺めたり……」
中渡瀬理:「……君と会うまでだ。会ってからは、まあこんな状況だからということもあるけど」
中渡瀬理:「君の語るかつての僕のことも知りたいと思っているし、その先にあることにも備えたいと思っている」
中渡瀬理:瓦礫に腰を下ろす 「気楽ではなくなったね。過去の僕という死者、のことを考えるようになったんだろう」
"アンジェン":「……それは……少し、安心しました」
"アンジェン":「いえ。私が平穏を毀損した、という部分については……申し訳ないとも、感じてはおりますが」
"アンジェン":「それでも……貴方が、立ち戻ろうとしてくれることが」完全に拒絶されてもおかしくない立場だ、程度の自認はあるのだろう。
中渡瀬理:ふっと笑う 「これが1年後とかで、新しい僕が新しい生活を始めた後とかだったら、まずかったかもね」
中渡瀬理:「君が早く僕を見つけてくれて良かった。今は君が僕の芯だ」
"アンジェン":「……ふふ。それでは、言いつけを破って急いだ甲斐がありました」
中渡瀬理:「……」 目をしばたたかせる 「言いつけを、破って?」
"アンジェン":「あ、ええと……」目を伏せつつ。「"ストライフ"の近況を知らないと申し上げましたが」
"アンジェン":「この身体を治すようにと、外の施設に預けられたためで……」
"アンジェン":「いえ、私の機能はどこも破損してなどいないのですが」寿命のことだろうか。
中渡瀬理:「……外の施設」
中渡瀬理:"アンジェン"の言葉を確かめるように話す 「治す……というのは」
中渡瀬理:「機能破損でないなら、寿命……君の表現に合わせるなら、耐久……耐用時間のことか?」
"アンジェン":「そう……ですね。私は、貴方に命を所有される身、でしたから」
"アンジェン":「つまらない理由で天に摘まれる事は、貴方の望むところではなかった……のでしょう」推量の言葉であり、詳しく聞かされたわけではないのだろう。それを問い詰めるタイプでもなさそうだ。
中渡瀬理:「……」 顎を撫でる 「死んだ僕は良い判断をしたな」
中渡瀬理:「いや、いずれ息を吹き返すかもしれないけれど……ともかく」
中渡瀬理:「それなら、この件が終わったらまた、君はその施設……が、具体的に何かは分からないが、またそこに向かってもらおう」
中渡瀬理:「今の僕と過去の僕は、一致しないところも多いと思うが、そこの意見は一致していそうだ」
"アンジェン":「……は、はい。まだ無事であれば……」進むにつれて、あるいは時間の経過とともに、視界に入る建物の損壊は大きくなってきている。
"アンジェン":「……噂で、セルの方で大きな戦闘があったと聞いて」三輪が掃討していた件だろう。「貴方とも、連絡がつかなくなって」
"アンジェン":「……不安だったのです。言いつけに背いたのは、そのためでした」
"アンジェン":「……」「罰があれば、申し付けていただければ……そのように」
中渡瀬理:「言っただろう。僕は、君が僕を見つけてくれて良かったと思っている」
中渡瀬理:「そして、今は君が僕の芯だとも。……だから、言いつけを破ったことを罰するつもりはないし」
中渡瀬理:「しかし、失われては困ってしまうということだ」 そっと髪に触れ、頭を撫でる
中渡瀬理:「分かるね?」
"アンジェン":「わ……」声が半音高くなったようになって。「分かりました」
"アンジェン":言葉のままに頷く。「……そのように。胸に刻んでおきます」
中渡瀬理:頷く 「ありがとう、分かってくれて。……それと、案じてくれたのも嬉しいよ」
中渡瀬理:「今の僕には、きっと君が必要だ」
"アンジェン":「……はい」必要、という言葉を噛み締めるように。
"アンジェン":負けたものにも意味がある。短い人生の中で、彼が教えてくれたことだった。(……この方は、変わってしまったけれど)
"アンジェン":(だけど、やはり。変わってはいない)
四木ミコト:「"アーサール"、大丈夫ですか?先程から戦闘の負担を集中させてしまっていますが」
村上希:「ん~、まあ大丈夫。でもちょっと飛ばし過ぎたかな…」
村上希:「そう言うミコトくんこそだいじょーぶ?ずっと防いでるでしょ。さっきはかなり大きい波も着たし…」
四木ミコト:「まだ大きな戦闘も予想されるので、余力は残しておいた方が良いかと……こちら、どうぞ。冷やしておきました」ペットボトルの飲料水を手渡す。
村上希:「あ、ありがと~」
村上希:「ん~……ぷはっ。やっぱ熱い時には美味しいねえ」
四木ミコト:「そうですね……これくらいであれば、まだ大丈夫かと。過去にはもっとハードな状況も経験していますから」
村上希:半分くらい一気に飲んでしまう。汗もやはり相応に出て、水分が減っているのを実感もしている。
村上希:「まだ大丈夫はもう危ない、っていうらしーよ。…飲む?」ふわふわ笑いながら渡されたペットボトルを顔の前で振り子のように振る。
四木ミコト:「オーヴァードとはいえ、水分を欠いてはどうにもなりませんからね。ブラム=ストーカーであれば特に……」
四木ミコト:「飲……」軽く二度ほど見返した。「……いえ、僕は先程補給したので」
村上希:「あらら。ちょっと先走ったかも」そう笑いつつ。「じゃあ、治癒の方はいる~?」薄く笑いながら、瞳をゆっくりと開く。
四木ミコト:「僕よりも、さっきの避難者の治療は……あ、それも終わっているんですね」
村上希:「一応ねえ。結構使ったけど、まだ余裕はあるからね」
四木ミコト:本当に無理しないでくださいよ……?という視線を向けつつ。「……じゃあ、お願いします。お恥ずかしながら」
村上希:「はーい。どういうやり方がいいとかあったら言ってね?」
四木ミコト:「さっき少しだけ防ぎ損ねて」石段に腰を下ろしつつ、上着を捲る。
四木ミコト:「え。貴方の負担が少ないように……?」まだ新しい火傷の残る背中を見せる。
村上希:「ぶー。其処は……男の子なんだから…あるでしょ…!何かが……!」
村上希:そうボケつつ、すぐ隣に座って。火傷跡に触れるか触れないかの所に手をかざす。
村上希:《超越的能力:生命治癒》《生命治癒》を使用します。効果に同意して頂いた場合、本来OVに通用しない能力が通用するようになります。
四木ミコト:「お、男だから婦女子への負担を気遣ってるつもりなんですけどね……」
村上希:同意いただけますか?
四木ミコト:え。はい、同意します……
村上希:ありがとね!hp1点消費。
村上希:村上希のHPを1減少(22 → 21)
村上希:血霧がてのひらから滑り落ち、傷に触れる。そのときに、ぶわりと何らかの風が起きて。
村上希:四木ミコトは、背中から痛みや疼きが剥がれ落ちて、取り去られるような感覚を覚える。
村上希:「……はい、おしまい。色々オプションはナシでやりましたよ~」
村上希:ぺたぺた背中を手のひらで触れている。そうしても、痛みも違和感もない。
四木ミコト:「ありがとうございます。……いつもながら、流石の精度ですね」
村上希:「生命力の操作が本領だからねっ」どや顔。
四木ミコト:上着をかけ直しながら。「……ちなみに、オプションとは何でしょうか?」
村上希:「え、今聞くの?」
村上希:「それはほらこう……」ぺたっと身体をくっつける。
村上希:「こう言うのとか、後なんか荘厳な風にやってくれとか……あるかなって…」
村上希:言葉を乗せた吐息が首筋を撫でた。
四木ミコト:「どうも聞いてほしそうだったので……分かりました。次からは聞かない様にしますね」曖昧に微笑む。
村上希:「え~」
四木ミコト:肩に手をやって、力をかけすぎないように身体も離しつつ。
村上希:「きゃ~~」そういいつつ逆らわずそのまま離れる。結構柔らかい体温も。
四木ミコト:「……昨日今日で貴方と組んだ訳ではなし、こういうコミュニケーションを好む人だというのも理解してはいるのですが」
村上希:「はい」
四木ミコト:「そのですね」少しだけ真顔で覗き込んで。「こういう戯れは、できれば同性の方とやるべきかと」
村上希:「え~…そう言うものなの?」
村上希:「触られたりするのいやだった?なら本当ごめんなんだけど……」
四木ミコト:「嫌という訳ではないですが……」上手いこと言えそうな理屈を考える間。
四木ミコト:「……一応、僕は今も監視役という立場なので。あまり個人的に馴れ合い過ぎていると不適切と見做される可能性があります」
村上希:「あ、なるほど。お仕事的に癒着は駄目よってことかあ」
四木ミコト:「そういう形で離れる事になった場合、僕としても残念なので」
村上希:「う~ん………」丁度みぞおちあたりで腕を組む。
村上希:「あ、一応誤解されてると困るから、言っておくんだけど」
四木ミコト:きわめて社交的な言い回しを使っているが、そんな理由で外されたというケースについては別に聞いたことはない。
村上希:「別に、誰にでもこんなこと言ったりしてるわけじゃないからね?」
村上希:「まあともかく」急に早口。
四木ミコト:単純に年上の女の子がすごいべたべたしてくるので困っているだけだ。だが、それを直截に口にしないという程度の【社会】能力値を持っていた。
四木ミコト:「え?ええ……はい」
村上希:「ミコトくん的に色々困る…というのも理解しました。あたまがいいので」精神はすごく高いぞ。
村上希:「じゃあ、これくらいならだいじょぶ?」隣に座ったまま、彼の手を握る。
村上希:…背は平均以上にあるが、手はきみよりも明確に細く小さく、そしてどこか白い。
四木ミコト:「……」振り払うのもよくないと、そっと握り返しつつ。眉間には少し皺が寄る。「そうですね……」
四木ミコト:「個人的な感性よりも、事実ベースで話をしましょうか」
村上希:「世界は全て解釈に過ぎないという理論も…はい」
四木ミコト:「少なくとも僕の物心がついてから……単なるスキンシップとして、女性とこの距離で隣に座って手を繋いだ事はありません」
村上希:「えっそうなの!?」
四木ミコト:「そうですね。今、それくらい稀な事象が発生しています」
四木ミコト:「一般的ではない、と言い換える事もできるでしょう」
村上希:「そ、そうなんだ……」戦慄している。
四木ミコト:その反応を見て少し安堵している。話せば分かってくれる人なんだ……!
村上希:自分が何というか極端な環境にいたことは分かっているのだ…!
四木ミコト:「はい。貴方の経験上……そうした偏りも、あるものだとは理解していますから」
村上希:「いや何か……うーん……ごめんね?」ちょっと申し訳なさそうに笑う。
四木ミコト:「僕に気付く事の出来る範囲であれば、このようにお伝えさせていただきます。その、どうか気を悪くしないでいただけると……」
村上希:「こっちこそだよ~……あたしが甘えてるってことじゃん」
村上希:「あ、でもこう……アレだけど」そこで口を耳元に近づけて。
村上希:「もし、してほしくなったら言ってくれていいから。ね?」それだけ囁いて元の位置に戻る。
四木ミコト:「…………」
四木ミコト:「これも心配から発する言葉なのですが」
四木ミコト:「……今のも、"誰にでもこんなこと言ったりしてるわけじゃない"と?」
村上希:「…………ふふふ。どっちだと思う~?」どこか楽しそうに笑っている。
四木ミコト:「この人は……」溜息をついていたが。
四木ミコト:不意に、君の手を掴んで手繰り寄せるようにする。
四木ミコト:次に大きな物音がして、今しも君が進もうとしていた方で、爆風に煽られた建物が崩れ落ちている。
村上希:「っひゃ、」
村上希:「……わ~~」思わずといったふうに抱き着いている。「ありがと……?」
四木ミコト:その無事を確認してから、タイミングがタイミングだったために言葉に詰まって。「いえ」
四木ミコト:「その」言葉を選ぶ。「……こういう、状況的に必要なものについては、ノーカウントという事で」
村上希:「えっ、と……」
四木ミコト:周囲を確認してから、細い体をその場に立たせるようにして離す。
村上希:「あはは。そだね」頬を珍しく赤く染めながら、微笑む。
村上希:後ろ手を組んで、くるんと回る。「ありがとう。……へへ、それだけ」
四木ミコト:その姿を見送る。気温とは別の理由で、すこし身体が熱っぽい。……自分の氷で頬をひっぱたいて覚ます。
四木ミコト:少し冷静になった思考で思うのは、ただ。この人は死なせたくはないな、ということだった。
鹿取ののは:「ん~、とりあえずこれで少しはマシになる?かな……」半壊した支部から抗レネゲイド装備を運びだしてきたようだ。
鹿取ののは:「あ、私じゃなくてアリアちゃんが取ってきてくれたんだけどね。はい」押し付けるように手渡す。
三輪 空道:「助かります。アリアサンにも後でお礼言っときます」受け取って、装着する
三輪 空道:「鹿取サンは異常ないすか?四木サンほどじゃないにせよ、ずっと索敵するのも気を張りますよね」
鹿取ののは:「いやいや。これでも後ろで楽させてもらってる方だよ~」
鹿取ののは:「みこっちゃんもだけど、のんちゃんの方もちょっと心配かなー私は。かなり敵のお掃除してもらってるし」
鹿取ののは:村上さんの事を言っているのだろう。
三輪 空道:「確かに、そうっすね。迎撃役の交代も提案しときます。あとどれくらい続くのかも分かりませんし」
三輪 空道:「ミイラ取りがミイラになったら元も子もないですしね」
三輪 空道:ただでさえ人員が少ないのだ、これ以上数を減らす事を考えたくない。
鹿取ののは:「あはは。そうだね~……負荷のかかりすぎた子を討伐する羽目になったなんて、洒落にもならない話だけど」
鹿取ののは:「現実にあるもんね」ふう、と溜息をついて。
三輪 空道:「………」その様子を見て
三輪 空道:「答えたくなかったら、別にいいんすけど」
鹿取ののは:「ん~?」
三輪 空道:「経験、あります?そういうの」
鹿取ののは:「ううん、ナイナイ」小さく手を振る。「先輩とかから聞いたのと、情報整理してた時にそういうケースの資料を読んだだけ」
三輪 空道:「そっすか」軽く息を吐くように「お互い、未経験のまま居られるといいっすね」
三輪 空道:”もしその時が来たら”なんていうのは、こういう仕事をやってると常に付きまとう課題のようなものではあるが
三輪 空道:それを解くために机に向かいたくはなかった。
鹿取ののは:「うん。……ほんとにね」
鹿取ののは:「っていうか……こういう時だからぶっちゃけ、聞いちゃうんだけど」
三輪 空道:ましてや、目の前の彼女は……そういうのを、人より多く見送る立場なのだろうから。
三輪 空道:「どうしたんすか、改まって。」
鹿取ののは:「くーちゃんは、しんどくない?生きるの死ぬのって言うのが、一番よく見える場所にいるの」
鹿取ののは:「や、私も大概見えてる方じゃあるけどさ。……そういう意味だと、いろいろ見えてる仲間?」
三輪 空道:言われて、改めて考えるように
三輪 空道:「ん~…そうっすね…」
鹿取ののは:「先言っちゃうか。私も……」繕うように笑いつつ。「流石にこんな状況だと、ちょっと滅入るな~~って感じだよ」
三輪 空道:”ちょっと滅入る”……若干オブラートに包んではいるが、今すぐ目を背けてしまいたい というのが本心なのだろう
三輪 空道:それを選ばないのは、そういう役割で、仕事で、使命だから……というのは、あくまで自分の所感でしかない。
三輪 空道:「───自分は、もうそれなりに割り切ってます。それこそ、この力を手に入れた時からずっと」
三輪 空道:「自分のは、雷を出したり、火を噴いたり、そういう”結果として殺す”って力じゃない」
三輪 空道:「過程がそのまま結果になるって言うんすかね。直接、命に触れてる感じです。」
三輪 空道:「だからかな…普通の人生っていうのに、そこまで執着はないんです。自分はもう”そういうもの”だから」
鹿取ののは:「……なんだかな~~」
三輪 空道:野球を辞めたのも、エージェントとして働いているのも、必要とあらばこの力を振るうのも、全部”そういうものだから”
三輪 空道:そう…思うようにしている。
鹿取ののは:「うーーん……いや……これだいぶ、失礼かもしれないんだけど」
三輪 空道:「え、なんすか…?」
鹿取ののは:「……カッコつけすぎじゃない?」
三輪 空道:「────」ぽかん としてしまった。
鹿取ののは:「そんなまだ16で……16だよね?そんなおっさんみたいなシビアさキメなくたってさ」
鹿取ののは:「もうちょっとこう……イヤなもんはイヤだな~って感じで行っていいんじゃない?っていうか……」
鹿取ののは:「ほら、そこまで硬いと大人びすぎててあんまりモテないかもだし?」わざと軽いノリに持っていこうとするような口ぶり。
三輪 空道:「モ、モテ……」そう言ったことは、特に考えてこなかった────いや
三輪 空道:「………」鹿取のことをじっと見て
鹿取ののは:「な、なにさ~……」
三輪 空道:「ああ、いや。母親にも似たようなこと言われ続けてたの思い出しました。」
三輪 空道:「あれも要らないこれも要らない、お前は修行僧か だのなんだのと…」
鹿取ののは:「あ、結構普通のお母さんなんだ?それはちょっと安心したかも」親が健在でない者も少なくない業界だから、そういうニュアンスもあるのだろう。
鹿取ののは:「ってか、実際そうでしょ。モテたいくらい普通じゃないの~?高校生くらいの年頃なんてさぁ」
三輪 空道:「普通っすよ。母子家庭だったんで、だいぶ苦労かけてました」
鹿取ののは:「ぶっちゃけ私なんて素敵な男のヒトとお近づきになるためにこうやってみんなに優しくしてるようなもんだよ」
鹿取ののは:「そういう良い女のとこにはいい男が寄ってくるって。うちのママの教えね」
三輪 空道:「なる、ほど…………”普通”か……」
三輪 空道:”そういうの”は、余裕のある人がやるものだと思っていた。自分には野球と勉強があったし、野球がなくなったらその分勉強、力に目覚めたら勉強と仕事…
三輪 空道:「───あれ、もしかして自分って……生きててつまんなそうに見えます…?」
鹿取ののは:「…………」5秒ほど再考するような、あるいは観察するような間があって。
鹿取ののは:「うん……見えるねえ」肯定。
三輪 空道:誰かのためにやっている事で、負担に感じた事はないが…鹿取の言う”普通”とは、自分のためにやる事 のようなニュアンスに感じた。
三輪 空道:「マジすか…」驚きはしたが、不思議と反論などは浮かばなかった。
鹿取ののは:「こう……FHじゃないけど、欲望っていうか。好きな事とか……やりたいこととか」
鹿取ののは:「私みたいに可愛い女の子と組めてうれしいな~とか」
鹿取ののは:「ない?そういうの」
鹿取ののは:「あ、後半はちょっと恥ずくなってきたからログから消しといて」
鹿取ののは:指で一部のテキストチャットを消すような動作をしているが、特にtekeyに対する影響力はないぞ。
三輪 空道:生憎そんな便利な脳ではないです と苦笑して
三輪 空道:「……まぁ、そうっすね。野球は好きです。そこそこいい成績でしたし、それで食べていくことも、考えなかった訳じゃないです。」
三輪 空道:「それと…」
三輪 空道:「”組めて嬉しい”とはちょっと違うかもしれないすけど」
三輪 空道:「相方が鹿取サンで、良かったなとは思ってます。」
三輪 空道:どういう意味で”良かった”なのか、その辺りは…まだハッキリとは見えてこないが、なんとなくそう感じている。それだけは確かだ。
鹿取ののは:「ふふーん、そうでしょうそうでしょう」
鹿取ののは:半ば軽口のようににやにやとしてその言葉を受け取りつつ。それから、少し真面目な顔になって。
鹿取ののは:「……この事件が片付いた後にさ」
鹿取ののは:「もう一度今のやつ、言わせられるように。私も頑張るからさ」
鹿取ののは:「そしたら、一緒においしいゴハンでも食べに行こ」
鹿取ののは:「……できれば冷たい系のやつかな。蕎麦とか?」
三輪 空道:「─────」飯の誘い、今まで経験がなかった訳ではない。だが、今この時のそれは…経験してきたものとは、少し違うような気がした。
三輪 空道:「はい……そっすね。自分も、もう一回言えるように頑張ります」
三輪 空道:「蕎麦派なんで、そこもばっちこいです。」
三輪 空道:そう言って、この後…そして、その先の事へと思いを馳せる。
三輪 空道:────”可愛いとも思ってます”
三輪 空道:喉につっかえるようにして出てこなかったその言葉を、胸の奥へと呑み込みながら。一つ増えた死ねない理由を、今はただ、ゆっくりと噛み締めていた。
榊アリア:熱風の吹く市街を駆けていく。手首がねじれるように駆動するに合わせて大槍が旋回し、ジャームを薙ぎ払う。
榊アリア:切り裂くというよりも叩き飛ばす嵐のような立ち回り。
大門トオル:「何度見ても圧巻だな……」
大門トオル:「暑さとか大丈夫か?」
榊アリア:「このくらいの敵なら当然でしょう。伊達に遺産使いをやっている訳ではないですから」
榊アリア:「……今は。大丈夫です、が」
榊アリア:「決着を急いだほうがいいのは、違いないかと」
大門トオル:「そうだな。いつまでも耐えられる状況ではないな」
大門トオル:「根本を経てば熱もおさまるのかもしれないが……」
大門トオル:「かといって急いて救助がおろそかになってはいけない」
大門トオル:「なんとも悩ましい状況下だな」
榊アリア:「そうですね。人命を貴んでこそのUGNですから」
榊アリア:「にいさ……兄がこの場にいたとしても、迷いなくそう判断した事でしょう」
大門トオル:「そうだな」
大門トオル:「ところで、無理して”兄”呼びじゃなくてもいいんじゃないか?」
榊アリア:「……任務中にそう呼ぶと、叱られたので」
大門トオル:「……まぁ、あいつはそうだったが」
大門トオル:「でも任務中じゃなくてもそこ徹底してないか?」
大門トオル:「自分を律するのも大事だが、公私を分けるのも大事だぞ」
榊アリア:「む……では、"シルバーハンドガン"」
榊アリア:「それは貴方自身も、コードではなく他の呼び方を希望しているという事でしょうか」
榊アリア:槍に付いたものを落としつつ訊ねる。
大門トオル:「いや、言い間違えるくらい無理するならやめておけば、という話だったのだが……」そしてしばし思案し
大門トオル:「呼びやすい呼び名があるなら、それでもかまわない」
榊アリア:「…………」じっと見上げたまま少し考え込む。
榊アリア:「……トオルさん?」
榊アリア:言ってから自分で首を傾げる。「やっぱり"シルバーハンドガン"でいいかな……」失礼なことも呟いている。
大門トオル:「はは、しっくりこなかったか」
大門トオル:「コードが楽ならそれでいいよ」
大門トオル:「楽な呼び名で呼ぶということは、それだけ気を許しているということだろう?」
榊アリア:「気を許してるから、という訳では……」なんか微妙に不服そうだが。
大門トオル:「なんだ、気を許してなかったのか?」
榊アリア:「まあ、そういう事にしても構いません」
榊アリア:「よって許しついでに聞くのですが、そちらの遺産」
榊アリア:「代償は確か……その」言葉を濁しつつ。「平気なもの、なのでしょうか」
大門トオル:「どう答えたものかな」
大門トオル:「個人的には他の遺産よりきつくなく、単純なものだと思っている」
大門トオル:「が、それをいったところでアリアは納得するのか?」
榊アリア:「……他より苦しいかどうかなど、測れるようなものではないと思いますが」
榊アリア:深く息を吐く。手に汗が滲んでいる。
榊アリア:ヘリケヴェナトル牙骨槍。その齎す代償は、炎への恐怖。
榊アリア:「……ただ。どんな形であれ、こういうものに苦しんでいる人が」
榊アリア:「今、この場で。私だけではないのだろうと……」
榊アリア:「それを、確かめたくて」後になるにつれて消えそうになる声音。
大門トオル:「……そうか。アリアは思ったより」
大門トオル:「いや、なんでもない」気を許してくれてたんだな、という言葉を呑み込んで。
大門トオル:「そうだな。疲弊もするし、代償でいつか本当に死ぬのではないかと思ったりもする」
大門トオル:「でも同じように歯を食いしばって踏みとどまっている人が目の前にいるんだ」
榊アリア:「……」
大門トオル:「それだけで勇気をもらえる気がするから、踏みとどまっている」
榊アリア:「……。では、私も負けていられませんね」
榊アリア:「兄はよく、些細な事でも貴方との勝ち負けに拘っていましたから」
榊アリア:「それを継ぐ私も、顔向けのできるように振る舞わなければ」
大門トオル:「そうしてくれると張り合いが出る」
大門トオル:「……」
大門トオル:村上さんとの会話を思い出して。
大門トオル:「ありがとな。いつも助かっている」
榊アリア:「という訳で、休憩は以上としましょう」こちらはぶんぶんと大槍を素振りしながら次のジャーム群へ飛んでいく。
榊アリア:その背から、「こちらこそ」と返答があった。
GM:シーンカット。ロイスのみ可能!
村上希:ミコトくんに取ります 四木ミコト 〇好意/恥辱 で。
大門トオル:榊アリア 信頼/〇心配→〇信頼/心配 に変更で!
GM:わあい
中渡瀬理:アンジェンに対しては取得済みだ……保留します
三輪 空道:鹿取ののは:〇幸福感/不安 で!
GM:OK!
ミドルシーン5
GM:ギミックカードとかは無効化されているため、なんと普通に1d10登場になります
大門トオル:わぁい
村上希:やったね
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(74 → 75)
三輪 空道:やった~
中渡瀬理:おだやか……
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(64 → 66)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(66 → 76)
村上希:村上希の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(86 → 89)
村上希:あぶね~
大門トオル:やる気が出すぎてしまった
〇現在の進行状況
進行率:80/160
救助率:60/80
調査項目:3/6
GM:現状こうかな
GM:その他特に状況に変化はありません
大門トオル:進行振ります! メジャーで《伸縮椀》《コンセントレイト:エグザイル》、オートで《砂の加護》を使って命中判定!
GM:どうぞ~
大門トオル:9dx7+2
DoubleCross : (9DX7+2) → 10[2,3,3,3,4,5,6,6,8]+6[6]+2 → 18
GM:かなしみ
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を7増加(76 → 83)
村上希:わ、悪い出目を此処で使ったと思いましょう
大門トオル:大門トオルのHPを2減少(29 → 27)
大門トオル:遺産の代償分です
〇現在の進行状況
進行率:98/160
救助率:60/80
調査項目:3/6
GM:こうなっています
三輪 空道:続けて進行振ります!《C:ブラムス》《滅びの一矢》で…
三輪 空道:これサイドリール乗りますか?
GM:乗ってOKとします
三輪 空道:了解です~、じゃあショットガン使って判定します
三輪 空道:8dx8+5
DoubleCross : (8DX8+5) → 10[1,2,4,5,7,8,9,9]+4[3,4,4]+5 → 19
三輪 空道:微妙に届かない…!
〇現在の進行状況
進行率:117/160
救助率:60/80
調査項目:3/6
GM:こうですね
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を4増加(66 → 70)
三輪 空道:三輪 空道のHPを2減少(17 → 15)
中渡瀬理:救助行きます! 情報:噂話 コネ使用
中渡瀬理:4dx+2 コネ:噂好きの友人←病院で知り合っためちゃくちゃおしゃべりなやつ
DoubleCross : (4DX10+2) → 10[4,8,10,10]+10[3,10]+10[10]+10[10]+7[7]+2 → 49
中渡瀬理:!?
村上希:す、すごすぎ
GM:??????
大門トオル:!!??
中渡瀬理:お……おしゃべりすぎ!!
三輪 空道:www
中渡瀬理:おしゃべり野郎にそんなミラクルな活躍させなくて良いから……(良心)
三輪 空道:なんだこれは(なんなんだこれは)
村上希:4dx+2で49、すさまじい
中渡瀬理:ともかくめちゃくちゃおしゃべり野郎のお陰で救助は完了です すごい奴と知り合ったもんだ
三輪 空道:これは社会弱者の希望の星
GM:ではえーっと
〇現在の進行状況
進行率:117/160
救助率:80/80
調査項目:3/6
GM:こうなりまし
村上希:では調査にいきます!
村上希:コネUGN幹部を起動し、判定!
村上希:5dx+1>=10
DoubleCross : (5DX10+1>=10) → 10[3,6,8,8,10]+3[3]+1 → 14 → 成功
村上希:よし
大門トオル:優秀~
三輪 空道:ばっちりだ
GM:あッ すみません一個ギミック忘れてた
村上希:あっそうとは
GM:進行110で出てきます
中渡瀬理:なんだとお……
★第八セーフハウスからの救難要請(進行度110)
説明:事件中心にほど近い山麓部付近のUGNの地下シェルターにも、一部市民とUGNスタッフが避難している。周辺ジャームの侵入が過激化しているようで、救難要請を発信している。
・シーン終了時:「救助率」の最大値が5上昇する。
・排除方法:進行度150以上の状態で宣言を行う。(イベントが発生)
GM:出すの遅れたので村上さんは行動を変えても大丈夫です
村上希:むむ
中渡瀬理:ははぁ 最大値到達してないとペナルティ出るって話だもんね
GM:すいません 頑張って救助完了してもらったんですが……まだ救助対象がいたぜ!という感じでした
三輪 空道:なるほどね
大門トオル:ふむふむ
GM:最大値が5増えるのは 君達が助けに行かないとヤバいことになる人が増えるというイメージです
村上希:なるほど…理解しましたが、このシーンだと手が出せぬため 調査のままで…!
GM:はあい では情報4つ目
・情報4:”エンバー”について-3
ミストルティンの力を取り込んでもなお自分自身の変容を断ち止める事ができなかった”エンバー”は、自分達の魂を削り出して構築したアーキタイプ砲”アルコス”を”骸火”によって起動。
“エンバー”の骸を灰として散布する事で大量の覚醒者を生み出し、その灰を絶え伸びて”アルコス”へ辿り着く、炎を受容できるだけの強度を持つ者の中に継承者を求めた。
それから、彼らが考えるもう一つの資格は、”エンバー”において最強の戦士であった”ディレンダ”を打倒する能力を備えていることだ。
現時点で”骸火”との契約を仮に結んでいるのは彼であり、”アルコス”の元にて遺産の力を求める者の選別を行っている。
GM:という感じなので、救助とかしてる君達より先に辿り着いた有象無象はなんか倒しておいてくれてる親切な人がいます よかったね
大門トオル:親切~
中渡瀬理:ディレンダ大暴れ
村上希:ヒエ…
三輪 空道:そうとはね
GM:砲塔の姿もかなり大きく見えるようになってきた。もう半ばは超えた頃だろうか。
GM:湧き出るジャームも幾らか侵蝕域の高い、強力なものが増えてきたように感じる。先までと同じようなペースでは進めていない。
中渡瀬理:迎撃にあたり、アーキタイプを抜いていた。とはいえ前衛はUGNの主力陣に任せている
"アンジェン":姿が消えたかと思えば、敵の背後に回り込み、手慣れた動きで切り裂いている。時折その背に不可視の翼のようなものが見える。
中渡瀬理:その前衛の背面や側面を脅かすものを、こうして"アンジェン"と共に潰すのが中渡瀬の務めであった
"アンジェン":陣形のひとつを切り崩し、続く主人が踏み込みやすくするための立ち回りにも感じられる。
三輪 空道:───血液を固めた弾丸を、ショットガンから放つ。着弾を確認し、まろび出た命の核を切断する。
三輪 空道:「大門サン、こっちは片付きました。」
中渡瀬理:「良い調子だ。戦いやすいよ」 振るわれる大剣は、まるでその過程に何もなかったかのようにジャームの傷口を斬り貫く
大門トオル:「助かる。いい調子だ……と言いたいところだが」三輪くんに返答しつつ、ジャームを結晶で撃ち落として言う。
大門トオル:「近づいている、んだろうな」
大門トオル:「前より進みづらくなっているな」
"アンジェン":「……はい。幸甚に存じます……」表情はあまり変わらないが、喜んでいるのだろう。
三輪 空道:「そうっすね…なんとか見落としがないように進みたいもんですけど…」
鹿取ののは:「……まあ、そうだよねえ。救助できそうな人自体、減ってきてるし……」つまりは、それだけ敵になったものが増えているという事だ。
村上希:「ひ~……きっつくなってきたみたいだけど、皆大丈夫~?」後ろに下がって後方の支部と連絡を取ったり、見つけた施設を漁ったり幾つかのジャームの血液からのリーディングを試みていた。
四木ミコト:「ええ、問題なく……そちらは何か掴めましたか?」言葉とは裏腹に、少し顔色が白くなっているようにも見える。
三輪 空道:「………」先ほど鹿取に言われた”しんどくない?”という言葉が頭に浮かぶ。少なくとも、今はそういうことを考えている場合じゃない。
三輪 空道:「お疲れ様です、村上サン。」
村上希:「ホント、無理は駄目だよ?ともあれ、ある程度見つかった事があるから、共有するねえ」タブレットを取り出して皆に見せる。
大門トオル:「”エンバー"の情報か」
三輪 空道:村上の背中越しに、画面をのぞき込む。
村上希:「結構推測は多めだけど、”エンバー”の動機とかですね。ミストルティンの因子とかはやっぱり、他より新しくて…」きゅっと身を縮めて見やすくする。
三輪 空道:「アーキタイプ…すか」
中渡瀬理:「大変な状態ですからね。頑張ろうって気分になれる情報があると良いんですが……」
"アンジェン":「……そのような事に……」軽く浮遊し、後ろから覗き見て呟く。セルを離れていたという言葉の通り、この辺りは本当に知らない内容なのだろう。
村上希:「まあ…彼らなりに、ホントに継承はしたいんだろうね、これ。ハードルがすっごい高いけど」灰と熱による覚醒と選別。そして、辿り着けば現状最強の戦士たる”ディレンダ”との戦闘。
鹿取ののは:「自分勝手ぇ」率直な言葉。「それでこんな八つ当たりしてないでよ」
三輪 空道:「なんにせよ、火中に飛び込むしか解決の方法はないってことすね」
大門トオル:「そうなるな……」
村上希:「いやホントにね。遠くから砲撃とかしてそれで止めれるような相手でも環境でもないし…」
中渡瀬理:「……ディレンダに勝って、継承し、止める、か」
三輪 空道:「………これ、仮に自分たちが勝ったとして」
三輪 空道:「誰か一人が継承する事になる…ってことですか?」
中渡瀬理:「ん? そういうことなんじゃないかな」
"アンジェン":「……あるいは」少し渇いたような声。「そこで火を絶やすのも、自由かと」
中渡瀬理:「コロニータイプのレネゲイドビーイング、というものの定義は厳密には分かっていないけど、僕らは隣り合っていても、一つという感じではないし」
中渡瀬理:「継承すれば消すことだってできる、か。その方が収まり方としては落ち着くのかもしれないね」
"アンジェン":「……私達にとって、"骸火"は」上手く通じるような言葉を探るように。「誰もが、そこから生まれてきた……大いなる、もので」
"アンジェン":「親、の存在……を」これで合っているのか不安そうに顔色を窺いながら。「重んじる事に、近いかもしれません」
村上希:「…………な、なるほど……あとこう、思い付きに近いんだけど……」
三輪 空道:「───なるほど。消すって選択肢があるっぽいのは、少し安心しました」強い力には代償が伴う。”遺産”と呼ばれるレネゲイドアイテムを見てもそれは明らかだ。新たな火種になり得るのであれば…絶やすに越したことはない。
村上希:「”アンジェン”ちゃんの寿命の問題、彼女が継承したら解消したり…する?」
中渡瀬理:「それは……」
中渡瀬理:自分の意見を言う前に、"アンジェン"を見る
"アンジェン":「ですが……それは、きっと。私達が私達であるから、そう感じるもので」皆さんにとっては、あるいはこれから勝者になる者にとっては、きっとそうではないのだろうと。それを理解している。
"アンジェン":「……」目を伏せる。かぶりを振る。「あり得るとすれば、むしろ」
"アンジェン":「他の方、が……継承した場合、かと」
"アンジェン":「……あれは、滅んだものを作り替える力、なので……その、原型を」
"アンジェン":「深く識っているものが、同じかたちに戻そうとしたなら……あるいは」
中渡瀬理:「そう言われると……すごい力だな」 苦笑しつつ
村上希:「あ~……なるほど…ごめん、ありがとう。神話的な太陽というか、そういう機能なんですねえ…」太陽が、死と再生を繰り返すような。
中渡瀬理:「とはいえ、アンジェンの先行きについては何とかなりそうではあるんだ。ありがとうございます、村上さん」
大門トオル:「……なるほどな」自分の中で咀嚼し、理解しようとしつつ。
村上希:「あ、いえいえ。何とかなるならそれが一番ですからね!」
三輪 空道:”深く識っているものが、同じかたちに戻そうとしたなら”、その言い方に引っかかりを覚える。それではまるで…”今の自分とは違う自分” として生まれ直す…そう言っているようなものではないだろうか。
中渡瀬理:「……今はともかくあれの下に到達して、”ディレンダ”を倒す。それが第一だね」
"アンジェン":「……」そのまま黙っている。三輪の懸念は事実、その通りであり、
三輪 空道:「……」”アンジェン”を一瞥して「そうっすね。兎にも角にも、優先すべきはそれかと」
"アンジェン":それによって生まれ直した自分が何者であるのかを確信できるほど、強くも思慮深くも、あるいは愚昧でもない。
中渡瀬理:随分大きく見えるようになった砲塔を見上げる。……中渡瀬は、敢えてその先の話を進めようとはしなかった
村上希:「まずは、勝ってから。原始的だけど、大事なとこですねえ。救助もそうすれば、本格化できそうですし…」
大門トオル:「”ディレンダ"のあまりに強大な戦闘力が問題だがな……おそらく時を待てば消耗する、などという話でもないだろう」
GM:では、その辺りで開いていた村上さんのタブレットのアラームが響きます。
中渡瀬理:"アンジェン"の存在が、今の自分の指針であり、彼女がどうやら俺の勝利と継承を望んでいるものだから
中渡瀬理:(もしUGNが遺産の確保を求めるなら)(考えなければいけなくなるな。どうやって皆を――)
中渡瀬理:「……おや?」 音の方を見る
村上希:「おお?どうしました、こちら”アーサール”--」タブレットを確認する。
GM:「──本部!いや、どの部隊でもいい!こちら、丹葉市〇〇区セーフハウス──」侵蝕の影響、あるいは地下等にいるせいか、やや掠れる通信音声が響く。
GM:「──多数市民を保護していますが、治療も掃討も間に合っていません──至急、援護を──」
GM:声に紛れて戦闘を行っているような騒音と、人の叫び声。やがて何かが割れたような音がして通信が途切れる。
村上希:「○○地区って言うと、ここから随分あの砲に近づいた地点…ですよね」あわわ…という顔になっている。
大門トオル:「生存者か。機能しているセーフハウスがあるようだな」
三輪 空道:「手遅れになる前に、向かいましょう。」
村上希:「大分状況的にはヤバそうだし、急がないと……!」
四木ミコト:「あの距離で?それは……」自分と同じように熱波を遮断している能力者を想像したのだろうか。あるいは、それすらいない惨状を。「……そうですね。急ぎましょうか」
中渡瀬理:「いかにもまずそうな状態だ。もう一仕事ですね」
GM:という訳でシーン終了時、ギミック「★第八セーフハウスからの救難要請」の処理。
〇現在の進行状況
進行率:117/160
救助率:80/85
調査項目:4/6
GM:このようになりました。
中渡瀬理:エッホ エッホ 一般市民を助けなきゃ
GM:そしてロイス処理が可能!
村上希:ロイス満タン!以上です
大門トオル:保留で!
三輪 空道:こちらも保留!
GM:OK!
中渡瀬理:保留かな~
ミドルシーン6
GM:ミドルシーン6!今回も普通の登場ができますが、次のシーンからまたそうではなくなります
村上希:そうとはね ともあれ出ます!
GM:報酬分が途切れるからね 登場する人はどうぞ!
村上希:村上希の侵蝕率を1D10+2(→ 8)増加(89 → 97)
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(70 → 71)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(83 → 87)
村上希:泣きそう
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(75 → 83)
三輪 空道:1か~~~
大門トオル:村上さん+2しちゃってない?
GM:ほんとだ
村上希:あ、成長した人だけだと思ってた!
GM:すいませんねややこしいルールで……へへ
村上希:じゃあ2引いて95になります
GM:あっちがいます全員です もし前のシーンもやってたら2減らしといてね
村上希:前のシーンはしてなかった!すみません
GM:よかった では相談しつつ判定をどうぞ~
三輪 空道:では私から~、進行率の判定いきます!
三輪 空道:前回と同じく、《C:ブラムス》《滅びの一矢》で、ショットガン使って判定
GM:どうぞ~
三輪 空道:8dx8+5
DoubleCross : (8DX8+5) → 10[2,3,4,4,5,5,7,8]+3[3]+5 → 18
GM:進行が135に
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を4増加(71 → 75)
三輪 空道:三輪 空道のHPを2減少(15 → 13)
中渡瀬理:進行率判定します ノーエフェクトの素手勝負!
中渡瀬理:6dx+2 白兵判定
DoubleCross : (6DX10+2) → 10[1,2,5,5,9,10]+1[1]+2 → 13
三輪 空道:良い感じ
村上希:回してる!
中渡瀬理:148~ 最大値まであと12か
大門トオル:良いですね
〇現在の進行状況
進行率:148/160
救助率:80/85
調査項目:4/6
GM:では140を超えたので
GM:さいごの進行ギミックが出てきます
★裏切者について(進行度140)
説明:「君達が把握している情報の中にひとつ”裏切者”によって誤認させられているものが含まれており、これに気付かなければ致命的な事態になる」という趣旨のシステムメッセージを見た事が、鹿取ののはから共有される。
・クライマックスシーン開始時:NPCカードがすべて使用不能になる。
・排除方法:救助率80以上の状態で宣言を行う。(イベントが発生)
中渡瀬理:な……なんだア~!?
三輪 空道:なに~~~!?
大門トオル:なに~??
村上希:なにィ~~!?
鹿取ののは:私もよくわかんないけど……なんかそういうことっぽくてぇ……
大門トオル:調査します! コネ使って情報:UGNで
GM:どうぞ~
大門トオル:6dx+4>=10
DoubleCross : (6DX10+4>=10) → 8[1,1,3,5,5,8]+4 → 12 → 成功
三輪 空道:流石だぜ
村上希:すごい!
GM:では情報その5
・情報5:”ディレンダ”について
“エンバー”において最も優れた戦士であったとされるRB。
“骸火”によって生まれたRBはもれなく短命であり、彼も例外ではなかったため、発生から五百年程度の間、何度となく死亡しては”骸火”によって記憶と技術を受け継いだ別個体として再構築されている。
ジャームの持つ妄執のみならず、有形無形の「繋がり」を「鎖」として幻視し、それを切断する事で因果を破断する呪術的兵器。
その武力ゆえに”エンバー”に感染したグレイプニルの鎖を切断する役を受けてミストルティンとなったが、侵蝕を抑えきる事はできず、現在はひとり”エンバー”から分離して”骸火”の継承者の選定を行っている。蘇生させる"エンバー"本体は死亡しているため、放っておけば寿命死するだろうが、それまでの時間だけでも多大な被害が生じるだろう。
遺産分類:鬼切りの古太刀”アナルケイア”の継承者だが、多数の死を経験し精神の摩耗し切った本人がジャームであるため強烈な自己嫌悪を抱いており、同時にそんな自分ごときに簡単に敗北する輩にも侮蔑的な態度を取っている。
村上希:凄い事なってる
村上希:じゃあ最後の手番に、★裏切者ダブルクロスについて のギミックカード排除をしようと思います!
GM:あっはーい
GM:ではですね…
GM:榊アリアのエネミーエフェクト《流言飛語》の効果が解除。偽装されていた情報(侵蝕率)が訂正されます。
GM:榊アリアの侵蝕率を78増加(72 → 150)
村上希:エーッ?!
GM:「★エンバーの死灰」の効果が発動しています。以後、榊アリアはエネミーとしての行動を取ります。
大門トオル:まじー?
中渡瀬理:アワワ……
GM:描写に入ります。
榊アリア:異変があったのは、彼女の持つ遺産だ。
榊アリア:一見して今までと変わりなく、前線でジャームを切り払い続けている。
榊アリア:「っ、はあ……はあっ……」
榊アリア:その切っ先に、切り裂いたものの血と熱がこびり付いている。……にわかに、疲弊した彼女が背を狙われたとき、その柄逆から伸びた鎖がジャームの心臓を貫いたのが見えた。
榊アリア:「っ、あ……」
榊アリア:じゃらり、と溢れ出たそれがそのまま、契約者である彼女の手元を縛るようにして蝕んでいる。
榊アリア:アリア自身もそれに気づきながら、掴んで手放そうとしない。それでも、見られたことへの焦燥はあったのか、青白い顔色でそちらを見返す。
大門トオル:「アリア……?その鎖……」そのような能力であっただろうか?それにその侵蝕具合は?疑問が頭を駆け巡る。
榊アリア:「……ち、ちがいます。大丈夫、ですから……」
村上希:「アリアちゃん、だいじょー……」ぶ、とつなげようとした言葉がそれを見て途切れる。鎖、といえば--「何言ってるのさ!早く…!」
榊アリア:その鎖は君達がこの街で何度として目にしていた、グレイプニルの力の表象のそれに相違ない。
鹿取ののは:「……やば、これ。そういうこと……!?」遅れて声を上げる。「アリアちゃんその槍、早く離して!危ないから!」
GM:ヘリケヴェナトル牙骨槍──ジュラシックレコードに分類されるその遺産が齎す代償は、灼熱への恐怖。その根源は。
GM:太古の時代、空から訪れた焔が地平を焼き、世界が灰に沈んでいく滅びの記憶。それが、今ここにある景色に重なる。
三輪 空道:その切羽詰まった声で、いやでも想起される。”───負荷のかかりすぎた子を討伐する羽目になったなんて” という、鹿取の言葉が。
GM:この遺産の代償負荷が、最も重くなる状況が今であった。彼女自身がそれに耐えられたとして、遺産そのものが。
榊アリア:「あ……危なくなんて、ない、です……」
榊アリア:断言する割には迷いがある。自分がよくないものに蝕まれていると、どこか理性的に理解している。それでも、
榊アリア:「私が、これに相応しくないなんてこと……あるはず、ないんです……!」
大門トオル:「アリア、上官命令だ。いますぐそれを手放せ」すっ、と体の芯が冷えていく感覚がある。外気はこんなにも
大門トオル:熱いはずなのに。
榊アリア:「平気なんです……こ、これくらい……っ!」
榊アリア:彼女個人の妄執が、今までその状況を隠していた。隠せてしまった。
三輪 空道:(くそっ…この場合、こっちが動揺した様子を見せるのはむしろ逆効果か?どうすれば穏便に済ませられる…!)
中渡瀬理:「えっ、何」 一行のどよめきにようやく気付く 「どうかしたのか。何かまずいことでも?」
榊アリア:「っ、うう……ダメです、渡しません」
村上希:かちんとブレーカーが落ちるように、ヒューズが焼け落ちるように。表情が抜け落ちる。「アリアちゃんの槍がグレイプニル侵蝕を受けてます。引きずられてアリアちゃんもまずいです」
榊アリア:《同化侵蝕》というエフェクトがある。グレイプニルに感染したRBが、人の中に元ある感情を刺激し、思う形へと誘導し、支配するもの。
榊アリア:「っ、うう……私から……にいさんとの絆を、奪うって言うなら」
榊アリア:「敵です……敵なんです」じゃり、と鎖を引きずりながら。黒く変質しつつある槍を振りかざす。
榊アリア:「あなたたちで、あっても!」
GM:ミドル戦闘を開始します。
〇エンゲージ
[ 榊アリア(同化侵蝕)-9 ]
10m
[ 村上-13、三輪-10、中渡瀬-7、大門-7 ]
GM:あっまちがい
〇戦闘勝利およびギミック解除の条件
榊アリアの殺害、または彼女の持つ遺産の破壊(アリアを戦闘不能にした後に攻撃可能。一度に30以上のダメージを与える事で破壊できます)
GM:このようになっています。
中渡瀬理:アワワワ……
三輪 空道:おごごご
村上希:条件がひどすぎる
大門トオル:ひん……
GM:ではセットアップから。
村上希:ないです!
大門トオル:なし!
三輪 空道:『⬛︎に触れる』《血染めの庭園》ラウンド間、使用するブラムスエフェクトのレベルを+2します
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を7増加(75 → 82)
榊アリア:《破滅の鎖冠》クリンナップに大爆発を起こし、PC全員に8D10点のHPダメージ。更に、この効果が発動すると救助者の最大値が+20されます。戦闘勝利条件を満たす事で解除できます。
中渡瀬理:ウワ~~
村上希:ひ、ヒエ~~
三輪 空道:1ラウンドでどうにかしろってことか~~
GM:そういうこと
大門トオル:ひえ~
中渡瀬理:ちょっと行動順の関係で迷ってたけど、そういうことならねじ伏せます。アンチェインアームズで追加されたハヌマーンの新エフェクト、《嵐の渦》!
GM:なにっ
中渡瀬理:イニシアチブ値を-6し、アリアちゃんの行動を最後に回すことができるが……
中渡瀬理:相談していましたが、使います! アリアチャンの行動値を-6してください
榊アリア:ひい~ 3になりました
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を2増加(83 → 85)
中渡瀬理:これがオトナさ
GM:ではラウンド1イニシアチブ!
GM:村上さんからどうぞ
村上希:はーい!ではマイナー”シルク”《赫き重刃》にてhpを1点消費し、サングイン効果で合計6点消費として計算。ケースから装備したラプトルソーの攻撃力を、+24して両手持ちにします。
村上希:村上希のHPを1減少(21 → 20)
村上希:メジャー。”インジール” / 《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドウェブ》 、ラプトルソーを使用し、アリアちゃんを攻撃!
GM:すごい暴力の予感がする…どうぞ!
村上希:11dx7+6
DoubleCross : (11DX7+6) → 10[2,2,2,4,5,6,7,7,8,8,10]+10[1,3,4,8,10]+10[8,8]+10[9,9]+10[8,9]+10[6,9]+6[6]+6 → 72
村上希:すごいまわった
榊アリア:??
大門トオル:すご
三輪 空道:このセッション中ずっと回してる
村上希:リアクションどうぞ!命中したとき、ドッジ、戦闘移動、全力移動時に10点hpを失う効果を付与します。
榊アリア:が、ガードします。《自動触手》もします。15点のHPダメージ
村上希:ぎえ~
村上希:村上希のHPを15減少(20 → 5)
GM:ダメージどうぞ
村上希:いきます!
村上希:8d10+18+24 装甲等有効。
DoubleCross : (8D10+18+24) → 52[6,9,9,5,2,7,6,8]+18+24 → 94
村上希:なんかブン回った
榊アリア:痛い痛い痛い
榊アリア:ハアハアハア めちゃくちゃ削れていますが倒れてはいません
村上希:命中したのでこのラウンド中、ドッジ、戦闘移動、全力移動時にhp10点失う効果を受けてね。
村上希:村上希の侵蝕率を5増加(95 → 100)
村上希:村上希の侵蝕率を5増加(100 → 105)
榊アリア:このお姉さん怖い……!
榊アリア:「っ、うう……!!」これまで君達に露見しないようにと抑え込んでいた侵蝕の反動が、槍そのものを捩じるようにして浮き上がりつつある。
鹿取ののは:「高い侵蝕反応……これ、放っておくと爆発して大変なことに……!」
鹿取ののは:「はっ、早くどうにかしないと……」
村上希:「槍相手。其れに急いでやらないとか……お願い、シルヴィ」天使の羽根を持つ少女が、大槌を構えて現出する。表情はともに、抜け落ちたようなままだ。
村上希:”ムンタザル”シルヴィ・ラント。キュマイラ/ブラム=ストーカー。
村上希:希の友人だった少女。レネゲイド研究企業からの略取、窃盗任務に多く着いていた、SOG支部の一員だった。
村上希:生命エネルギーを活性・放出するキュマイラ因子:天使の持主であり、背から生やした翼による高速機動と、生命エネルギーの波動による破壊力が特徴。
村上希:窃盗任務についてから二年目、経験という名前の油断を突かれFHセルに捕縛。
村上希:後、ジャーム兵器として運用される。希のSOG支部に突入時に使用され、”イドリース”が撃破。
村上希:ジャーム化後は、髑髏化した頭を持つ、翼持つ巨人である。
村上希:「やるよ」
村上希:天使の姿が、おどろおどろしい巨人に変わる。異形の叫び声と共に、血の爆発が榊アリアを襲った。
榊アリア:「はあ、ぁっ……」
榊アリア:ぎゅるり、と鎖がねじれるに合わせてアリアの身体が回転する。
榊アリア:槍が主体となって、鎖の中に有機的な神経信号が走っているかのような挙動。
榊アリア:元より可動域の広い肉体が、武器と一体になって跳ね飛ぶ。爆風から逃れ切る事はできず、焼かれたような痛みが走るが、同時に村上に刺突を加えている。
榊アリア:「だ、大丈夫……次は、もっとうまくできる、から」あるいは槍に向けているのか。譫言のように呟く。「大丈夫……」
村上希:「う、ぐっ…っ」まともに受ける。元から近接戦闘等を熟せる技能はないし、それを支える身体能力もない。
村上希:「血は…着いた。変に動くと……痛いからね…」
GM:では次イニシアチブ三輪くん……なんだけど
三輪 空道:押忍押忍
榊アリア:先に《星を飲み干す者》を使います
榊アリア:単体に4DのHPダメージを与え、同じだけ回復します ウオオ
三輪 空道:なっ
中渡瀬理:やめてくれ~ッ
GM:1d4 ランダム選択
DoubleCross : (1D4) → 4
GM:大門さんに。
大門トオル:ひん~
榊アリア:4d10
DoubleCross : (4D10) → 22[2,8,10,2] → 22
GM:ダメージを与え、そのぶん回復します。
大門トオル:装甲とかって有効とかどうなんだっけ こういうやつ
GM:これはHPダメージなので有効じゃないやつです
大門トオル:ありがとうございます
村上希:大門さんミコト君の効果2使ってダメージ-5d10しちゃう?
大門トオル:素で!
榊アリア:では22回復!
大門トオル:大門トオルのHPを22減少(27 → 5)
榊アリア:「っ、何……この、纏わりついて……っ」先の攻撃で浴びた血が動きを妨げている。
榊アリア:それを振り切ろうとするようにもがいて、更に鎖を伸ばす。闇雲なようで進路を塞ぐように伸びたそれが、大門を絡め捕る。
大門トオル:「ぐっ……アリア……!」
榊アリア:そこに青褪めるような感覚が走る。「はあっ……ああ、っ」受けた痛みと疲労の渇きを潤そうとするように、君の生気を奪っていく。
大門トオル:「……これは、堪えるな……!」銀の腕の生命力消費とはまた少し異なる、生気簒奪の感覚に疲弊しつつも、振りほどく。
榊アリア:「離、れて……はやく、っ」「私は、大丈夫……ですからっ……!」
榊アリア:することとは裏腹の言葉を吐きながら、なおも歪な舞踏を続けている。
GM:イニシアチブ。改めて三輪くんの手番です
三輪 空道:押忍!
三輪 空道:マイナーで戦闘移動して、榊さんにエンゲージします。
三輪 空道:メジャーで『爪を立てる』《C:ブラムス》《滅びの一矢》《生命吸収》ショットガンで射撃攻撃。ダメージ時にHP吸収が発生します
GM:どうぞ!
三輪 空道:11dx7+5
DoubleCross : (11DX7+5) → 10[1,1,2,2,6,7,7,7,7,9,9]+10[3,3,5,7,9,10]+10[3,6,8]+10[10]+10[8]+10[9]+10[9]+2[2]+5 → 77
三輪 空道:???
大門トオル:!?
GM:?????
村上希:教導パワーすげえ
榊アリア:が、ガードします!
中渡瀬理:これが命を見る力……
三輪 空道:ディレンダの教導の効果って強制発動ですか?
GM:すみませんね、強制なのです
三輪 空道:了解です!
三輪 空道:ではダメージだ
GM:どうぞ~
三輪 空道:10d10+1d10+7
DoubleCross : (10D10+1D10+7) → 60[8,10,1,8,10,6,8,4,2,3]+4[4]+7 → 71
榊アリア:ジュラレコ分の装甲あるけどぜんぜん耐えない!戦闘不能です。
GM:復活もありませんが、終了条件は満たしていないので戦闘自体は続行します。《破滅の鎖冠》の効果もまだ有効です。
三輪 空道:なるほどね、取り敢えず生命吸収の効果で回復するぜ
GM:どうぞ~
三輪 空道:まずHP2点減って、そのあと18点回復。全回復します
三輪 空道:HP26に
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を10増加(82 → 92)
GM:では演出!
三輪 空道:”キラービー”三輪空道の能力の対象となるのは、有機物に限った話ではない。
三輪 空道:故に、彼は直感的に理解していた。戦闘が始まってから、榊アリアが見せた一連の動作は、彼女のものと言うよりも───
三輪 空道:「……」その小さな手に携えた槍を一瞥する。
三輪 空道:(……レネゲイドの活動が活発になったせいか…前よりも感覚が鋭くなってるのが、ハッキリ分かる)
三輪 空道:”奴のおかげ”というのは、癪ではあるが
三輪 空道:やれるか、やれないか。そんな事で悩んでいる場合じゃない事は確かだ。今ここでやらなきゃ…
三輪 空道:榊アリアを見て(俺が)大門を見る(この能力に目覚めた意味がない)
三輪 空道:”───己を研ぎ澄ませ。恐怖を直視しろ”
三輪 空道:「………やってやるよ」
三輪 空道:とはいえ、初めから得物を狙いに行くなど、よほどの達人か…相応の実力差がなければ不可能だ。であるなら
三輪 空道:───まず、彼女を止める。殺さずに、止める。
三輪 空道:ショットガンの銃口を、掌で押さえ込むようにして、そのまま引き金を引く。
榊アリア:「っ、うう……」熱に魘されるような声。鎖がより深く絡みついている。手首から肘へ。肩へ。腹部へ。
三輪 空道:放たれた血の弾丸は、そのまま自身の掌を突き破る。散弾のように吹き出し、飛び散った血液が、榊アリアの全身に浴びせられる。
榊アリア:槍に振り回され、身体そのものが捩じれるようにして、小さな身体が君の視界で動いている。
榊アリア:「っ、ぁ──」鎖がにわかに反応して、弾丸を止めたが。炸裂した血の飛沫までは遮る事ができない。
三輪 空道:先程の村上の攻撃で、生命の核は既に見えている。あとは……
三輪 空道:血液を介し───いのちに触れる。掌で、優しく包み込むようなイメージ。
三輪 空道:そのまま
三輪 空道:グ ッ と押さえつける。
榊アリア:「──」再び槍を振りかぶろうとしたその最中に、息が留まる。呼吸という活動を、直に抑えつけられたようになって。
三輪 空道:熱いのに、寒くて震えているような、ちぐはぐな脈動が止まるまで、ただずっと
三輪 空道:(────すみません) (頼むからもう)(抵抗しないでくれ)
三輪 空道:さらなる抵抗に備え、銃口を向けたまま、榊アリアへと、視線を向けている。
榊アリア:「ふ、っ……ぐ、ぅ……ッ」縫い留められた虫のように、少しの間、じたばたともがいていたが。
榊アリア:やがてその小さな身体は大人しくなる。絡みつく鎖の戒めにも反応せず、だらりと倒れ込む。
三輪 空道:「───止めました」警戒は解かない 「後は…お願いします。」
鹿取ののは:「……くーちゃん……」その横顔を見て、何かを言いかけたが。
鹿取ののは:「ま……まだ、高侵蝕の暴発自体は止まってないです!どうにかするにはあの槍を壊すか、それができなければ──」その先は言葉にできない。
GM:行動値7。中渡瀬さんか大門さんの手番です。
中渡瀬理:アーキタイプを抜きかけていたが、戦況が落ち着いたのを見て止める。
中渡瀬理:刃を向けることに抵抗はない。この剣なら彼女を苦しめる鎖を力ずくで断ち切ることもできるだろう……だが、その結果がどうなるかは未知数だ。
中渡瀬理:ならばここで対応をするべきなのは、自分ではないだろう。
大門トオル:ではこちらいきます!
GM:どうぞ!
大門トオル:30点ならコンセ抜きもありかとおもったけど、まぁ登場侵蝕とかで100はいくからいいや
大門トオル:メジャーで《伸縮椀》《コンセントレイト:エグザイル》オートで《砂の加護》《砂塵霊》を使い、遺産の破壊を目指します!
GM:どうぞ。リアクションはないのでそのままダメージまで出して構いません!
大門トオル:10dx7+2
DoubleCross : (10DX7+2) → 10[2,2,4,5,6,6,8,8,10,10]+10[1,4,6,9]+10[8]+5[5]+2 → 37
大門トオル:ダメージ行きます
大門トオル:4d10+2d10+11+12
DoubleCross : (4D10+2D10+11+12) → 16[2,4,2,8]+12[5,7]+11+12 → 51
GM:30を……超えている!
GM:ジャーム:ヘリケヴェナトル牙骨槍は粉砕されました。ミドル戦闘終了です。
大門トオル:「二人ともアリアの鎮圧、恩に着る。中渡瀬も譲ってくれて助かった」
大門トオル:「これは俺が片付けなければならない問題だ」
大門トオル:アリアに向かって駆ける。問題の遺産──亡き同僚の遺産の破壊のために。
榊アリア:三輪の攻撃によって鎮静化しているが、槍による侵蝕は今なお進んでいる。彼女までもがジャーム化するのも、このままでは時間の問題だろう。
大門トオル:「アリア、すまない。俺の不覚だ」
大門トオル:「奴が、ピーターが遺してくれた一番大事なものを、ちゃんと伝えていなかった、俺の」
大門トオル:「遺産? ……それだって大事な遺品だ。それを見てピーターの面影を思い出されたことだって何度あったか」
大門トオル:「だが。俺たち含むこの街の住民の命!」
大門トオル:「それこそが奴が遺した重要な功績だろう。それを維持し、必要なら助けることが残った俺たちに為せる……」
大門トオル:「最大の感謝だ」
大門トオル:「そう思うからこそ、俺はアリアの命も助けるために破壊させてもらうぞ」
大門トオル:一瞬、瞑目することさえなく。全力を持って銀の腕で砕く。少しでも躊躇ってはいけない。
榊アリア:「っ……」破砕音が響くと同時に、その身体が跳ねて。絡みついていた鎖が燃え落ちるように消えていく。
榊アリア:「……ぁ……」君の腕の中で、ゆっくりと瞳を見開く。
榊アリア:その手にあったもの、ずっと自分に結ばれていたものが、なくなっていることに気付く。君がそうしてくれたことにも。
榊アリア:「……ごめん、なさい」
榊アリア:「わ……私、うまくできなくて……迷惑も、かけて」
榊アリア:小さな手で、鎖が君に与えた傷口を撫でるように触れながら。
榊アリア:「だ……大事なもの、も……預かった、のに」
榊アリア:「ちゃんと、まもれなくて……っ、う……」
大門トオル:「……そうかもな」否定はしない。
大門トオル:「でも、まだ命はある」アリアの頬に手を当て、温かさを確かめるように。
榊アリア:恐怖を植え付ける遺産なんて、本当は怖かった。
榊アリア:それでも、兄さんの形見を他の誰かに渡したくなかった。恐ろしいことも、いやなことも、自分が背負うべきもののひとつだと思った。
榊アリア:でも、いざ手放してみると、今はあまりにも身軽で。それが情けなくて、悔しくて。触れる掌があたたかくて。
榊アリア:「……う、っ……ぁ、ああ……」
大門トオル:「ピーターがしたくてもできないことを、"また”成し遂げてやろうぜ」
榊アリア:そのまま、何かが堰を切ったように、君の腕の中で喚き泣き始めた。
大門トオル:「始末書だって、書くの手伝うからさ」言って、抱きすくめる。大事なものを確かめるように。
大門トオル:この熱気の中でさえ強く感じる熱を誇るように。しばし、瞑目した。
榊アリア:……君は覚えているだろう。兄の葬儀の場で、彼女は堅く作った顔で一度も涙を流さなかった。
榊アリア:その分がいま、いちどに戻ってきたかのようになって。それは、しばらくやむことがなかった。
GM:ギミックカードが解除されました。
GM:NPCカード「榊アリア」は使用不可能になります。その代わりに、バックトラック時、解除済みのギミックカード1枚をEロイス1個分として数えるようになります。
GM:でもって終了処理。再度、第八セーフハウスからの救難要請により
〇現在の進行状況
進行率:148/160
救助率:80/90
調査項目:5/6
GM:このようになりました。また、ロイス処理が可能です
村上希:ロイスは満タン。以上です!
三輪 空道:ロイス保留で!
大門トオル:ロイスは……保留!
中渡瀬理:保留しましょう
GM:はーい。では次!
ミドルシーン7
GM:ミドルシーン7!
GM:再びギミックが有効になっているため
GM:「★アルコスの砲火」「★"エイスフォーゲル"四木ミコト」四木の侵蝕率を+5
GM:四木ミコトの侵蝕率を5増加(83 → 88)
GM:「★エンバーの死灰」NPCの侵蝕率を+2
GM:あ、アリアは離脱したため今後は侵蝕の管理もしません。
GM:四木ミコトの侵蝕率を2増加(88 → 90)
GM:鹿取ののはの侵蝕率を2増加(73 → 75)
GM:”アンジェン”の侵蝕率を2増加(78 → 80)
GM:改めて登場どうぞ!1d10+2です
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(87 → 97)
村上希:村上希の侵蝕率を1D10+2(→ 6)増加(105 → 111)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を2増加(97 → 99)
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10+2(→ 5)増加(92 → 97)
大門トオル:あ、さっきの手番の侵蝕入れてなかった
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を10増加(99 → 109)
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10+2(→ 7)増加(85 → 92)
村上希:進行判定に行きたいです!
GM:どうぞ~
村上希:エフェクトは使用せず、ウェポンケースより取り出したこのラプトルソーでRC素撃ちします!
村上希:12dx+6
DoubleCross : (12DX10+6) → 9[1,1,1,2,2,3,4,5,6,7,9,9]+6 → 15
三輪 空道:完璧だ
大門トオル:やった~
村上希:足りた…かな?
中渡瀬理:助かる~
GM:では進行率:160/160!
GM:また進行度最大値報酬として、全員が+10の補正付きで調達判定をする事が可能です。
村上希:べんりだ!
三輪 空道:デカい!
大門トオル:つよ
中渡瀬理:助かる~
GM:これは今やっても良いしシーン終わりにやってもいいです
三輪 空道:なるほどね
村上希:は~い 一応後回しで良さそう?
三輪 空道:私特に欲しいものないし今やろうかな。強化ビジネススーツに挑みます
中渡瀬理:検討したいので後でやらせてくだし
三輪 空道:1dx+4+10
DoubleCross : (1DX10+14) → 7[7]+14 → 21
三輪 空道:買えた!今装備します!
GM:買えてる!
大門トオル:私も今やっちゃっていいですか? 高性能治療キットねらいます 目標9です
GM:どうぞ~
大門トオル:5dx+1+10>=9
DoubleCross : (5DX10+11>=9) → 9[1,3,4,7,9]+11 → 20 → 成功
GM:上手に買えてる
大門トオル:まぁファンブルしなければかえる!
三輪 空道:強い
大門トオル:即しようします
村上希:さすが
三輪 空道:こちらは救助判定します!
大門トオル:3d10
DoubleCross : (3D10) → 15[2,10,3] → 15
GM:どうぞ~
大門トオル:大門トオルのHPを15増加(5 → 20)
三輪 空道:コネ使って情報:UGNで~
三輪 空道:3dx+4+2+2
DoubleCross : (3DX10+8) → 6[1,4,6]+8 → 14
大門トオル:ナイス~
GM:では救助率も救助率:90/90!
村上希:すごいすごい
大門トオル:調査いきます~
大門トオル:コネ使ってUGNで
大門トオル:7dx+4>=10
DoubleCross : (7DX10+4>=10) → 9[4,5,5,5,7,9,9]+4 → 13 → 成功
大門トオル:よしよし
GM:では最後も開ける!
・情報6:”アンジェン”の延命方法について
“アンジェン”の延命措置について、中渡瀬理が行った依頼によって”ジャーヒリーヤ”セルが研究を進めていた。
セル内の既存の知見によって外科的な部分については既に手が尽くされており、確認できる限りの生命活動上の問題は解消されているはずなのだが、医学的に説明のつかない要因によって彼女の生命活動に制約がかけられていると思われる。
[ この先の内容は特定のギミックカードを解除する事で読むことができます。 ]
GM:こうなっています。
中渡瀬理:何だア~……?
村上希:なにぃ
大門トオル:ほえ~ なんだなんだ
〇現在の進行状況
進行率:160/160
救助率:90/90
調査項目:6/6
GM:ともあれこうなってコンプリートだ シーンスタート時に宣言すればクライマックスへ進めるぜ
中渡瀬理:ああ、別に第八セーフハウスからの救難要請は排除しなくても、システム的にはクライマックスに行けるんだ
GM:一応そうですね
中渡瀬理:だがするぜ! 「第八セーフハウスからの救難要請」を排除します
GM:進行率が到達しているため
中渡瀬理:命の大切さを……思い知れッ!
GM:うおお!では排除シーンが始まるぜ
GM:……力が必要だった。
GM:人を救うための、奇跡のような力だ。
GM:妹にはそれがあった。
GM:あるいは死者蘇生など、仮初の奇術にすぎなくとも。
GM:それによって心の救済を得る人がいた。それが分かっていたから。
GM:私達は子供であることを捨てて、必要な役割を演じてきた。
GM:『聖徒様の為さるような奇跡が、確かにあるんだ……こんな世界なら、いつかカミさんにだってまた会えるのかもしれねえさ』
GM:まやかしの手品によって、妻の喪失を埋めていた初老の信徒がいた。
GM:『ふふ。確かに修行は辛いものですが……いつか、御身にも奇跡を恵んでいただける事を思えばこそ。……それで、もしもまた、普通に歩けるようになったら……』
GM:不治の欠損に挫けそうな心を、いつか降るかもしれない天恵を支えとして繕う少女がいた。
GM:もっと言いようなく愚かな人達も、たくさんいたけれど。
GM:私が目で追って、価値と慰みとしていたのはそういうものだった。
GM:……UGNは、その過去すら消してなかったことにした。
GM:恨むのは筋が違うとも分かっている。まやかしを手段としていたから、まやかしとして消されるのだ。
GM:もっと確実な結果が必要だった。
GM:誰にも消し去る事のできないような、確かな形の。
GM:救済が。
GM:
GM:……この街の景色を変える程の力が、私を呼んでいた。
GM:そのはずだった、のに。
GM:灰が降り続ける死の丘で、砂を掴んで這い逃げる。いったい、どこへ?
GM:浅く息をしながら。焼ける痛みを堪えながら。
"ディレンダ":「……妄執としては悪くはないが」
"ディレンダ":「貴様は今、どうなっている?」
"ディレンダ":「自分一人を救う事もできない個に」
"ディレンダ":「何ができるはずもない」
"ディレンダ":「死んで改めろ」
GM:そうして、致命的な何かを断たれた音がした。
GM:"アルコス"の影も間近に見える。この距離まで来ると多くの地上建造物は損壊がひどいものだった。
GM:君達はジャーム化したものを排除しながら、救助信号のあった地点へと向かう。
GM:……その行く先に、冷ややかな風が吹く。悪寒めいた《ワーディング》の感覚。
四木ミコト:「……待ってください、あれは……」
GM:第八セーフハウスは消防署の地下に増設された避難所であるが、その車両を横薙ぎに押しやりながら
GM:空の星々、あるいは浜の白砂めいた無数の輝きを孕む、不定形の巨人が佇んでいた。
GM:「ぁ、来るなっ……うわあああ!」
GM:人の悲鳴と、そうでないものの声。
GM:ぞぶり、と粘液めいた肉体を枝分かれする触手のように伸ばして
GM:それらを隔てなく取り込み、吸収している。黒い球状の核部に、数十のいのちの影が重なって見える。
三輪 空道:「…………なんだ、あいつ」雑音じみた、複数の音が切れ間なく流れてくるような感覚は…それが異常な存在であることを、一目で知らしめてくるかのようだった。
中渡瀬理:「これはまた……今日だけで随分色々倒してきたけど」
村上希:「…あれは…、ともかく、速く止めないと…」
GM:……その巨躯の腕を、村上希は知っている。おそらくは、君の姉の異能として現れた腕。その全貌があれだとすれば。
中渡瀬理:「ひときわむごいな」 剣を握り直す
村上愛:探せば、巨体の中に飲まれて自らのちからの制御を失っている──あるいは、自分自身との間に本来あるべき繋がりを、何かによって断たれているようにも見える。
村上希:「だからOVなんてそんないいものじゃないって言ったのに。…多分あれ、お姉ちゃんです。触れるとなんか、力が抜けるというか…そう言う力がありました」伝えるべきことを皆に伝える。
四木ミコト:「……そうですね。恐らくはウロボロスかソラリスの系統の……」白い小鳥を飛ばす。
三輪 空道:「───」村上の、どこか冷めたような…あるいは、そう見せようとしているだけかもしれない反応を見て…かえって冷静になる。
四木ミコト:「巻き込まれそうな人がいれば、可能な限りこちらでフォローします。対処をお願いします!」
中渡瀬理:「ねっ……お姉さん?」 あまりに淡々とした語りだったので、一度聞き逃し、二度見のように聞き返す
村上希:「今日、あの大砲の灰を浴びて覚醒したの」
村上希:「だから、もし”なにか”あっても……」
大門トオル:「村上の……姉……」会話で聞いていた話から、ジャームになっている可能性も考慮していたが……
三輪 空道:「………そっすね。やりましょう」肉親がこうなのだ。無関係の外野が、彼女の決意に水を差す訳にもいかない。
村上希:「よくあることのひとつ。…まあ、可能だったら何とか…救助はしてほしいけど、無理にとは」
大門トオル:「まさかこのような姿で、かつ実際に遭遇するとはな」
村上希:そこまで言って、どこかほろ苦く笑う。「言えないなあ」
鹿取ののは:「……た、助けますよ!ただの暴走状態かも、しれませんし……!」
鹿取ののは:「なんでも死ぬの死なないので解決しようとするの、よくないです!」敢えて言い切る。それきり、後は支援の言葉だけを口にする。
中渡瀬理:「……これは、一刻も早くどうにかする以上のことはないんでしょうね……!」
村上希:「…ありがとね、ののはちゃん」その言葉に、少しいつもの調子で返して。「うん。行きましょう」
"アンジェン":「……あの人」何かを呟きかけるが。「……いえ、今は……」そのまま戦闘態勢に移る。
GM:ミドル戦闘を開始します。
〇エンゲージ
[ 村上愛-10 ]
10m
[ 村上希-13、三輪-10、中渡瀬-7、大門-7 ]
GM:今回はシンプル!終了条件は村上愛を戦闘不能にすることです。
GM:あっまた間違えてる
GM:セットアップから!
村上希:うおお条件了解です セットアップなし!
村上愛:《レネゲイドキラー》使用エフェクト1つにつき1点のHPを喪失してもらいます。
村上希:姉ァ!
大門トオル:なし!
三輪 空道:なんてやつだ!
三輪 空道:『⬛︎に触れる』《血染めの庭園》ラウンド間、使用するブラムスエフェクトのレベルを+2します
村上愛:LV1だからまあね?
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を7増加(97 → 104)
中渡瀬理:くすくす……イニシアチブ値10なんだ……
中渡瀬理:じゃあ、するね……《嵐の渦》 行動値を-9して1になってください
村上愛:なんだ……?
村上愛:??????
村上希:嵐の渦、つよい
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を2増加(92 → 94)
〇エンゲージ
[ 村上愛-1 ]
10m
[ 村上希-13、三輪-10、中渡瀬-7、大門-7 ]
村上愛:しおしおになりました
GM:くそ~~ゆるせん 男
GM:ラウンド1イニシアチブ!
GM:13の妹から
村上希:理解!マイナー”シルク”《赫き重刃》。lv2になってるけどhp1点だけ使います。これで、攻撃力が+24されラプトルソーが両手持ちに。
村上希:村上希のHPを2減少(5 → 3)
村上希:レネキラ分も払って。メジャー。”インジール” / 《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドウェブ》 、ポンケから装備したラプトルソーを使用。お姉ちゃんを殴るよ!
GM:どうぞ!
村上希:では行きます
村上希:12dx7+6
DoubleCross : (12DX7+6) → 10[2,3,4,6,7,7,8,8,8,9,9,10]+10[2,3,4,6,6,9,9,10]+6[6,6,6]+6 → 32
村上希:むむむ。
村上愛:だが暴走しているんだよなあ ダメージどうぞ
村上希:4d10+18+24 装甲等有効。
DoubleCross : (4D10+18+24) → 25[7,10,6,2]+18+24 → 67
村上希:命中時、対象はR中戦闘移動・全力移動・ドッジを行う度(100未満:10点、100以上時:12点)のhpダメージを受ける効果を付与します。
村上希:まあまあか そしてメジャーエフェクト2個使ったので2点ダメージ。
村上希:村上希のHPを2減少(3 → 1)
村上希:村上希の侵蝕率を10増加(111 → 121)
村上愛:痛いが?
村上希:処理はこれでOKかな…?
村上愛:続けてイニシアチブがあるので
村上愛:まとめてやりますか
村上希:あっ了解です!
村上愛:《加速する刻》。殴られると条件的にこの動きをします。
村上希:なんだと……
中渡瀬理:何だとオ~
村上愛:マイナーで接敵し、《コンセントレイト》《封印の楔》を使用。
村上愛:今使用した《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドウェブ》《赫き重刃》を封印指定。
村上希:あ、移動時にブラッドウェブの効果でhpダメージ12点が発生します。
村上愛:痛っ!!
村上愛:11dx+4@7 許せね~ 私のRCと対決しろ
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,3,4,6,6,7,8,8,9,10]+10[1,8,10,10,10]+10[2,6,8,10]+4[2,4]+4 → 38
村上希:あ、RC対決なんだ
GM:そうだぜ
村上希:では振ります。回れ~
村上希:12dx+9>=38
DoubleCross : (12DX10+9>=38) → 9[1,3,3,5,5,5,5,5,6,7,7,9]+9 → 18 → 失敗
村上希:ちくしょう
村上愛:では今のエフェクトを封印してもらうよ。
村上愛:解除条件としては私を倒す事か、あとはタイタスの不利効果解除でも一応いけるよ。
村上希:ぎゃ~イージーを使うかラプトルソーで素殴りしかできないよ~
GM:では演出
村上希:「暴走してる。後はあの巨体だ…とにかく数と範囲かな」無表情の--何かブレーカーが落ちたような表情のまま呟く。「来て。”ザカート”」
村上希:希の周囲に幾つもの棘を生やした球体群が、血霧から浮かび上がる。
村上希:”ザカート”灰崎敦人。
村上希:SOGの”洗礼”により覚醒と共にジャーム化、異形化したブラム=ストーカー/キュマイラのOV.
村上希:棘だらけの異形であり、自発的な行動意思を持たないが、異様な攻撃誘引能力と反撃能力、自爆能力を併せ持っていた。
村上希:希のSOG支部における、上級構成員の護衛--正確には防衛システム--として用いられ、多く彼らを守った事から列聖される。
村上希:--そして、ザカートとは、イスラームにて”喜捨”を示す言葉である。
村上希:ず ど ん ッッ ! ! !
村上希:一斉に、指向性を持った爆発に拠って血の棘が巨人に幾重にも突き刺さる。其れはクレイモア地雷の発火にも似ていた。
村上愛:その炸裂に反応するように、ゆるりと巨影が動き出す。村上愛はその行使者であるからか、その能力の核に吸収される事はなく、巨体の胴部に沈んでいる。
村上愛:爆風がその質量を抉り、いくらか吹き飛ばした。だが止まらない。指先が君の前へ伸びて、
村上愛:ぞぶり、飲み込む。
村上愛:その巨人を構成する流体には、反侵蝕作用がある。
村上愛:エフェクトの作用を吸い上げ、レネゲイドへの感染を”治療”する志向。
村上愛:対抗する術を弱め、リザレクトを緩慢化し、ただの人間としたものを大質量で圧倒する。そのような兵器。
村上希:「っ、う--」移動すれば、希の打ち込んだ生命力--それは他者の生命活動を模倣したもの--が、毒のように巨体を蝕んだはずだ。
村上愛:『……っ、ぐ……ッ』そこに触れ呑まれたた時に、かすかに声が流れ込んだ。
村上愛:『……わ、たしの……力、は……』
村上愛:『……者を……救うため、の……っ』
村上希:其れも飲み込まれる。「ぐ、う、あ……、いぎっ……!」身体にあるレネゲイドはどこまで行っても身体とは隣人でありつつも他者である。痛む。義肢を引きはがされるような。
村上愛:『……み……逃げ、ろ……』
村上希:なにを、と思った。「づ、うう………、」何とか藻掻く。指で必死にとっかかりを掴もうとする。
村上希:「ぁ」いつも。あそこにいた時から--「ぁああ」村上希の能力は、生命力の投射である。
村上希:「あああああああああ!!」単純に、爆発するように”それ”を、周囲に投射する。エフェクト作用を吸い上げ、リザレクトの緩慢化を招くものなら、逆に過剰に投与することで--
村上希:一時的に、急速な作用部の交換が発生する。
村上愛:巨体の表面がかすかにしぼむように蠢いて、君の前の空間が開いた。
村上希:その空隙から、飛び込むようにして何とか脱出する。
村上希:「ば、かに…しないでよ」
村上希:「逃がすのは……あたしの仕事だろ………」
GM:イニシアチブ10。三輪さんの手番です
三輪 空道:押忍、マイナーなし。メジャーで『爪を立てる』《C:ブラムス》《滅びの一矢》《生命吸収》ショットガンで射撃攻撃。ダメージ時にHP吸収が発生します
三輪 空道:12dx7+5
DoubleCross : (12DX7+5) → 10[1,5,5,5,7,7,7,8,8,8,8,9]+10[3,5,6,6,8,9,10,10]+6[3,6,6,6]+5 → 31
GM:引き続き暴走!
三輪 空道:ではダメージ!
GM:ダメージまでどうぞ
三輪 空道:4d10+2d10+1d10+7
DoubleCross : (4D10+2D10+1D10+7) → 22[3,5,5,9]+11[4,7]+5[5]+7 → 45
三輪 空道:諸々有効です
村上愛:はあはあ まだセーフ…!
村上愛:ここから生命吸収か!
三輪 空道:そうだぜ
三輪 空道:ダメージ時に《生命吸収》の効果発動。血染めと起源種でレベルが4上がってるので、18点のHPロストです。こちらはその分回復。コスト&レネキラと足し引きしてHP最大なのは変わらず。
村上愛:痛い痛い!
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を10増加(104 → 114)
村上愛:だがタフなので耐える 伊達にでかくはない…
村上愛:そしてラスト在庫の《加速する刻Ⅱ》
村上愛:《コンセントレイト》《封印の楔》を使うぞ……対象は《C:ブラムス》《滅びの一矢》《生命吸収》
村上愛:11dx+4@7 うおお
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[2,3,5,5,5,6,7,8,10,10,10]+10[3,3,6,6,9]+3[3]+4 → 27
三輪 空道:うおおお
三輪 空道:2dx>=27
DoubleCross : (2DX10>=27) → 7[5,7] → 7 → 失敗
村上愛:では封印されてもらおう
三輪 空道:なすすべなく封印されます
GM:演出!
三輪 空道:───攻撃、そして、村上の抵抗に対する反応。
三輪 空道:”生命力”に起因する彼女の能力は、三輪にとって、”よく視える”ものであった。
三輪 空道:故に、何が起きて そうなったのか 周囲の者よりも、一足早く解釈しており…村上が窮地を脱したのも束の間、立て続けに行動を起こす。
三輪 空道:ショットガンより、血の弾丸を放つ。当てて、反応を引き出すための攻撃。
村上愛:かわすという動作は最初から存在しない。ただ鈍く、命中点から波打つようにして巨体が揺れる。
村上愛:飲み込んだ血の塊、その凝固作用が見る間にほどかれて、赤いインクとなってその体内に溶けていく。そうして、意識がそちらを向いた。
村上愛:次の瞬間には指が伸びて目の前にある。緩慢さが問題にならないほどのスケールの差が、距離を一瞬にして詰めてくる。
三輪 空道:抵抗はしない、されるがままに身体を絡めとられ───
三輪 空道:「───俺を、救えるものなら」
三輪 空道:「救ってみてくださいよ」
三輪 空道:エフェクトが…三輪の異能が吸い上げられる。
村上愛:君の力を取り込み、分解していくその腕が、先の銃弾を受けたこととは別の理由でにわかに震えたように感じられた。
三輪 空道:そこに紐づけられた……村上愛にとって、不倶戴天の存在とも言える、”ディレンダ”の力の一片も、また。
三輪 空道:……虚空に向かって手を伸ばす。核に触れるようなイメージで
三輪 空道:───核を覆い隠すような、歪ないのち
三輪 空道:そこを覆ういくつもの皮を、一つ、一つ、むしり取るように
三輪 空道:”死をもたらす”作用を身に取り込んだ、膨張した肉体は、端から解体されるように崩れていく。
村上愛:『 』声にならない悲鳴のような音が、巨体の中で響いた。
三輪 空道:ゆるんだ拘束から、身をよじるようにして脱する。やる事はやった…だが
村上愛:半ばまで脆く崩れ落ちたその核から、取り込まれた人々がどろりと外へ倒れ出る。
三輪 空道:(………レネゲイドが上手く働かない。動作に必要なリソースを奪われた感じだ)これ以上、この戦闘において自分に出来る事がないのは事実だ。
三輪 空道:(あとは……頼みましたよ)
四木ミコト:そこへ飛び込んでいく。氷の鳥がそれを覆うように幕となって、伏せさせる。「……まだ、息があります」
三輪 空道:中渡瀬と大門にあとを託す どうか 出来れば……彼女の存在を、少しの間でも繋ぎ止められますように。
四木ミコト:「こちらは何とかします」そのまま続けてくれ、とあとの二人を見る。
村上愛:……後で調べて知る事には。この人々の身体に傷はなく、大半が未覚醒状態であった。
村上愛:彼女の能力を揺り籠として、その中でオーヴァードの力をそぎ落とされていたかのように。
GM:行動値7。大門さんか中渡瀬さんの手番です
中渡瀬理:中渡瀬が動きましょう。マイナーで《神殺す刃》+《ハンティングスタイル》
中渡瀬理:あっいや、ハンティングスタイルは不要か 《神殺す刃》のみで
中渡瀬理:これで侵蝕率が6上がり……侵蝕率100!
GM:大台だ
中渡瀬理:そこからメジャーで《コンセントレイト:ミストルティン》+《鋭き魔剣》! 愛お姉さんを攻撃しよう
GM:どうぞ!
中渡瀬理:12dx7 固定値はないぞ
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,3,4,4,4,5,6,8,8,9,9,10]+10[1,4,5,5,7]+5[5] → 25
GM:暴走しています ダメージどうぞ!
中渡瀬理:あっしまった 全然エフェクト抜けてた
中渡瀬理:《パワーブレイク》+《覇者の一撃》を……今から追加して良いでしょうか! ダメージに不安が残るので……
"アンジェン":はい、もちろん良いですよ
中渡瀬理:すまないねえ ではダメージ
中渡瀬理:3d10+18+5d10+2d10
DoubleCross : (3D10+18+5D10+2D10) → 13[3,4,6]+18+26[10,9,5,1,1]+10[9,1] → 67
村上愛:いや痛っ
中渡瀬理:死にな~
村上愛:なけなしの《雲散霧消》で軽減し……ても死ぬ!
村上愛:クソ~~手番が来れば回復とかできたのに!
中渡瀬理:危ない危ない……
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を16増加(94 → 110)
中渡瀬理:(侵蝕率かさむな……)
GM:復活はなく、戦闘終了……ですが
中渡瀬理:あとレネゲイドキラーのダメージがあり、嵐の渦の分を忘れていたので、その分も含めて減らしておきます
GM:追加の情報が手に入ります
中渡瀬理:中渡瀬理のHPを14に変更(20 → 14)
中渡瀬理:何ッ
・中渡瀬理の記憶-1
日常の記憶だ。
物心がついてからこのセルの兵士であった君の半生は闘争と共にあった。指示されるがままに目標を斬り、仲間を斬り、自分がそうならないための鍛錬をする。
その傍らにいるパートナーは、季節よりも早い頻度で変わっていた。君が勝利し、殺めたからだ。
その度に新しい相手が用意された。同じ姿を持つ者が再び来ることもあれば、新しい姿のものが来ることもあった。前者と後者は、"骸火"による再構築が上手くいったかどうかの違いで、”エンバー”の言葉に則るなら”死練”を超えたという事らしい。
一度として死ぬ気のない君には興味のない事情だった。全て斬った。
GM:ということを……ちょっと思い出しました 戦いをしたので……
中渡瀬理:なるほどね
GM:ひとまず演出!
中渡瀬理:白く、刃が連なる大剣。
中渡瀬理:過去、これを振るった記憶は未だ戻ることはない。ただ身体が覚えるままに振るう。あるいは剣が覚えているままに、振らされているのか。
中渡瀬理:どちらも自分自身のようには思えない、奇妙な浮遊感があって、しかしそれについて思い詰めるほど余裕のある状況は、病院を出て以降存在しなかった。今もまた然りである。
中渡瀬理:……翼の聖剣は、使用に風が伴う。振るうと風が起こる、というのは正確ではなく、風を操作する前提で振るうことができる。
中渡瀬理:先のアリアとの対峙の時も剣を振るう前から、適切な攻撃のための目に見えぬ妨害が生じていた。此度の戦いでもそうだ。
中渡瀬理:(たかが風だが、動きづらいだろう。そんな柔らかな身体だと、特に鋭い風が効く)
中渡瀬理:そして妨害の風は、そのまま斬撃を運ぶ風となる。中渡瀬自身は決して目まぐるしい速度で動く訳ではないが、どういう訳だか瞬きの合間にずいと距離を詰めている。
中渡瀬理:翼の届く肉薄距離。
中渡瀬理:(――)
村上愛:崩れかけた今なお、その体積は大きく硬度の低さはそのままである。その発生源を補足し、掴みやろうとして、
中渡瀬理:剣を振るう前から、結果が見えた。既視感。
村上愛:ただ風を掴む。巨人の面相のない貌と、視線が交わるようになって。
中渡瀬理:(そうだ。いかに僕の剣が疎ましくとも)
中渡瀬理:(触れることはできない。翼に触れられそうな距離の風が、もっとも激しいのだから)
中渡瀬理:振り抜く。気流を伴う剣閃は、しかしその刃の形状により乱気流を描き出し、だから一様に受けることはできない。
中渡瀬理:あらゆる対応に対応する攻撃だ。……止められることはなく、その巨身を大きく斬って開く。
村上愛:異常を癒す薬液の肉が、風を起こすものを溶かそうとする。だが、触れるよりも削れる方が早く──さらには、その身体は村上と三輪の血によって赤く飽和している。
村上愛:総じてその太刀筋の前には、あまりにも鈍い反応だった。
村上愛:ざらり、と斜めに滑るようにして体躯がずれ落ち、割れるようにして爆ぜた。
中渡瀬理:「……よし」
中渡瀬理:呟いて――ふと、この感慨を憶えていることを発見した。今日の日のように、あれはひときわ大きな『相手』だったと思う。
中渡瀬理:分かち難い相手であったはずだ。一般的な表現に照らせば、大切な相手だった気がする。だが、あの日も自分は、たぶん『よし』と言っていた……
"アンジェン":「……流石は」目を細める。大門と共に援護のために備えて背を取っていたが、それを必要とするよりも早くに終わった。
中渡瀬理:剣を振り抜き少しの間、そのままの姿で動きが止まる。もしも反撃があれば無防備に受けていただろう隙。
"アンジェン":「……サトル、様……?」それから、どこか少し様子がおかしいような気がして、声をかけ直す。
中渡瀬理:だが、その声に背を伸ばす 「……っと、いや」
中渡瀬理:「なんでもない……」 言い訳がましく言うその手から、羽毛の散るように剣が消えて
中渡瀬理:「それより……お姉さんだ。止まりはした、はずだが」
村上愛:砕け落ちたその核から、取り込まれた人々と共に村上愛の身体が落ちている。四木と鹿取に手当をされているが、息があるようだ。
"アンジェン":「はい。その件で……すみません、一つ伝え零した事がありました」
中渡瀬理:「……? 伝え零したこと?」
"アンジェン":「あちらの"お姉さん"は……その、私の」
村上愛:「……治療を、していた」ごほ、と青白い顔で噎せながら続ける。「”アンジェン”。それと、中渡瀬理……」
村上愛:「その症状に対する……回答が……はぁっ、くそ」何かを言おうとして、またぐったりと横たわる。
中渡瀬理:「えっ」
村上希:姉の近くで、何とか無事らしいことに吐息をついて。「無茶したんだから急に動かない」
・情報6:”アンジェン”の延命方法について(完全版)
“アンジェン”の治療方法について、中渡瀬理の依頼によって”ジャーヒリーヤ”セルが治療研究を進めていた。
セル内の既存の知見によって外科的な問題については手を尽くしており、理論上は解消されているはずなのだが、医学的に説明のつかない要因によって彼女の生命活動に制約がかけられていると思われる。
村上愛がピティア(彼女の能力である巨人)を媒介して”エンバー”の遺灰やその影響を受けたものを取り込んで分析・調査していた結果によれば、これは骸火が短命のものにする事を契約的な制約として生命を作り出している為であり、これを無効化するには、現時点での回答としては骸火そのものを絶やす事が考えられる。
GM:こちらはギミック解除報酬のひとつです。
中渡瀬理:やった~ 骸火消すべし!
中渡瀬理:「あ……そうか。お世話になっていたセルって、お姉さんの所だったのか。その節はどうも……こんな所でお礼を言うことになるとは」 頭を掻く
三輪 空道:「───」色々と気になる事はあるが「───取り敢えず、この場の安全は確保出来ましたかね」大門に向けて
村上愛:「……君が、強引に押し付けていったんだろう……」訝るような眼。記憶喪失の事情まで知らないからではあるだろうが。
大門トオル:「そこが線としてつながるとはな……うん。ひとまずは、大丈夫のはずだ」三輪くんに返答する
"アンジェン":「え、えと……お世話になりました……」ぺこぺこしながら治療を手伝っています。
村上希:「……ともあれ、良かった……」ふらふら、と脚を縺れさせて、倒れるように座り込む。
三輪 空道:「村上サンも、大丈夫すか。」
村上希:「正直、血を大分使ったから……輸血パック欲しいかな……」普段のように笑いながら。
四木ミコト:「パック……があるかは分かりませんが。流石に要治療者が多い状況です」
三輪 空道:「自分もっす」苦笑しながら
四木ミコト:「そこで少し休みましょうか」元々救援予定だった地下施設を示しつつ。「長居はできませんが……」
GM:報酬!
★ギミックカード解除報酬
現在の救助率10につきPC全員の侵蝕率を-1されます。
更に、既存のNPCカード効果が強化されます。
また、情報項目6(未獲得)にテキストが追加されました。(適用済み)
GM:現在の救助率は90なので、みんな-9してください。
中渡瀬理:オッ
中渡瀬理:やった^~
大門トオル:わーい
村上希:ありがたすぎる~~!
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を-9増加(110 → 101)
村上希:村上希の侵蝕率を-9増加(121 → 112)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を9減少(109 → 100)
GM:あとNPCアップデートはこういう感じです
三輪 空道:ありがたい…!
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を9減少(114 → 105)
★”エイスフォーゲル”四木ミコト
1.常時:ギミックカードによるPCへのHPダメージを-20する。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+5する。
2.宣言使用(ダメージロール後):対象:範囲(選択)が受けるHPダメージを-5D10点する。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+5する。ラウンド2回。
★”アンジェン”
1.宣言使用(オートアクション):PC一人が移動する場合に使用できる。その移動の距離を任意にし、封鎖の影響を受けなくなり、同プロセスでの攻撃のダメージを+20する。ラウンド1回。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+8する。
2.宣言使用(イニシアチブ):PC一人を即座に行動させる。この行動では行動済にならず、未行動でも行動できる。シナリオ1回。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+20する。
★”ロロギア”鹿取ののは
1.宣言使用(オートアクション):PCひとりの判定後に使用する。その判定ダイスひとつを「10」に変更する。この効果の適用時、このNPCの侵蝕率を+5する。シナリオ4回。(残り3回)
2.自動使用(イニシアチブ6):効果不明。このNPCの侵蝕率を+20する。シナリオ1回。
GM:処理終わり!ロイスと、購入権利を残している人は+10で調達ができます
中渡瀬理:ウワーッ なんかめちゃくちゃ強くなってる!
村上希:ありがとうございます~~ ロイスは満タン 購入は簡易手術キット!
三輪 空道:ロイスは保留!購入権は使ったのでなし!
村上希:4dx+3+10>=18
DoubleCross : (4DX10+13>=18) → 7[1,4,7,7]+13 → 20 → 成功
村上希:やった~成功!自分に使います マジで何もできないため
村上希:4d10+1
DoubleCross : (4D10+1) → 17[9,1,5,2]+1 → 18
村上希:まあわるくはない hp18に回復。
村上希:村上希のHPを-17減少(1 → 18)
村上希:以上!
大門トオル:三輪空道 〇連帯感/心配でとっておこうかな
中渡瀬理:フルにしといた方が良いとかあります? 回復でなければブルーゲイルを買って村上さんに渡すかを考えています
村上希:あっいや 一応お姉ちゃんのロイスのポジネガを反転します。〇親愛/苛立ち。以上。
大門トオル:購入は使用済みです~
GM:女にヤクを買ってあげる男…
村上希:あっありがたい あると早く殴れるため
中渡瀬理:使える人が限られてるけど希さんは使えそうだ ヒュンってなるよ……
中渡瀬理:ではブルーゲイル購入チャレンジ
中渡瀬理:4dx+2+10=>20
DoubleCross : (4DX10+12>=20) → 10[4,5,8,10]+9[9]+12 → 31 → 成功
大門トオル:すご!
中渡瀬理:1.5倍キマるよ……
GM:普通に買い物がうまい
村上希:メチャ購入ウマ男
村上希:ありがとうございます~~アンジェンちゃんにも中渡瀬さんに貰ったって言っておきますね!
"アンジェン":!?
中渡瀬理:ロイスは村上愛さんに取っておこう 村上愛 ◯誠意/憐憫 すみません、お世話になりまして……
クライマックス
GM:では次のシーン……の前に
GM:クライマックスに入るかどうかを決める事ができるぜ
GM:一応すぐ入らずにゆっくりすることも不可能ではないぜ 120を超えるとなんか不穏な判定は発生するけど
中渡瀬理:登場侵蝕と併せて1d10-5の危険なゲームが始まるんだよな
村上希:行きましょ~
大門トオル:クライマックスに……行きたいぜ!
GM:では行ってもらおう!
GM:それはそれとしてギミックの効果自体は有効なので…
GM:「★アルコスの砲火」「★"エイスフォーゲル"四木ミコト」四木の侵蝕率を+5、「★エンバーの死灰」NPCの侵蝕率を+2
GM:”アンジェン”の侵蝕率を2増加(80 → 82)
GM:鹿取ののはの侵蝕率を2増加(75 → 77)
GM:四木ミコトの侵蝕率を7増加(90 → 97)
GM:こう!ただしもうこの先NPCの侵蝕管理は考えなくて大丈夫
GM:エネミーになる処理がシーン終了時だからね
中渡瀬理:よかった~
大門トオル:なるほどね
GM:まあ負けたりした場合はわかんないが…
村上希:やったあ
村上希:怖すぎ
三輪 空道:負けられないぜ
GM:そして改めてみんなも1d10+2で登場をお願いします
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を1D10+2(→ 8)増加(101 → 109)
村上希:村上希の侵蝕率を1D10+2(→ 8)増加(112 → 120)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(100 → 101)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を2増加(101 → 103)
村上希:また120になった……
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を1D10+2(→ 3)増加(105 → 108)
GM:セーフハウスの救援を終えて小休止をした君達は、既に木々は燃え落ちて変わり果てた供禄山へと踏み込み、熱波の源に近づいていく。
GM:氷の小鳥が見る間に熔け落ちて新たなものに入れ替わっていく。まだ時間の経たない血やエフェクトの痕跡、あるいは今も続く《ワーディング》の気配。
中渡瀬理:「地獄というのがあるなら、こんな景色なのかな」
中渡瀬理:行く手に強いレネゲイドの気配を感じながらも、そんなことを軽く言って焼けた山を歩く
村上希:「焦熱地獄とかそっち系ですか~…」あつい~、とハンカチで拭いながら。
三輪 空道:……覚えのある威圧感が肌を撫でる
大門トオル:「四木の鳥さえすぐ溶ける塩梅か……」
三輪 空道:「痕跡もどんどん新しいものになってます。近いすね」
四木ミコト:「はは。もともと数で調整していくタイプの能力なので、一個の強度はこんなものなんです」
四木ミコト:つとめて平気な風に言いながらも顔色は良くない。
三輪 空道:その、四木の様子を見て「一息つくならこの辺がラストチャンスかなって思うんすけど、皆さんどうすか?」
鹿取ののは:(……じゃあ。この先にいるのが、あの時の……)
大門トオル:「そうだな。たどり着いたら、休む暇を与えてくれる敵ではないだろう」
村上希:「確かに…あとはちょっと話せるような時間とかも取り辛そうっていうか、取れなさそうだもんね」
中渡瀬理:「このまま歩き詰めて行ったら、剣を抜いた瞬間に倒れそうだ」 苦笑しつつ賛成
鹿取ののは:「あら。それじゃあ、決戦前に未練を残さないためのトークタイム的な?」
中渡瀬理:「どうせ近付いたらもっとひどくなるだろうしね……良い塩梅だと思う。大丈夫ですかね?」 樹の残骸の根本に腰を下ろしつつ四木さんに聞く
四木ミコト:「縁起悪いでしょ、その言い方」疲れたように笑う。「ええ、こう見えて余力は戦いの為に取ってありますよ」
中渡瀬理:「助かります。ほら、君もだ」 "アンジェン"を手招き
"アンジェン":「は、はい……」とことこと傍に来て。「その……どこか痛められました、か?」
"アンジェン":心配そうに君の身体をじろじろと見ている。「剣を抜いた瞬間に倒れそうだ」という言葉をそのまま素直に受け取ってしまったのかもしれない。
中渡瀬理:「いいや、熱で疲れてるだけだよ。皆のおかげでここまで順調に来れたし……」
中渡瀬理:「病院でずっとだらけていた身体でここまで来れたのでも上等な方だ」
中渡瀬理:肩を回しつつ、笑って見せる 「少し休めば大丈夫。心配ない」
"アンジェン":「ぁ……病院での暮らしは、確かに……」
三輪 空道:こちらも腰を下ろしつつ、”アンジェン”を一瞥する。彼女の命が、具体的にあとどのくらい保つのか、正確なところは分からないままだ。この状態で激しい戦闘を行えばどうなるのか、という予測も立てられない。
"アンジェン":「その現象には、覚えがあります。久々に動こうとすると、鈍くなっていて……どうも、ぞっとしました」
鹿取ののは:「そんなホラーな場所じゃないはずなんだけどなぁ」
中渡瀬理:「それが人体だよ。使い続けることで、少しずつ可動範囲が広げていく器官のかたまりだから……」
村上希:「どうしても間を置くとその分はあるからねえ」
中渡瀬理:言って 「……変な表現をしたな。まあ、そういうことだ」
村上希:「あっと、失礼しました」タイミングが変に被った。
"アンジェン":「……はい。気を……付けます」
大門トオル:「使い始め、または動かしなれてないときついものだ」遺産の義手の掌を開閉しつつ、使いたての頃を思い出しながらつぶやく。
"アンジェン":「その……サトル様は」
"アンジェン":少し周囲の視線を気にするが、今更掻い潜れるものでもないと諦めたようで。「骸火を……どのようにするか、お決めになったのでしょうか」
中渡瀬理:「うん」 頷く。その表情に迷う様子はない
中渡瀬理:「継承しよう。そして絶やす」
"アンジェン":「…………それは。……いえ……」
中渡瀬理:「『骸火』は僕の手で終わりだ。継承するということは、そうする決定権も僕にあるということのはずだからね」
"アンジェン":何か問いをかけそうになったが。「……承知しました。貴方が、そう望むのであれば」
中渡瀬理:「うん。そう思ってくれるなら構わないけど……」
中渡瀬理:「君の望みが別にあるなら、教えて欲しい。僕に継承して、その力を振るって欲しいと言うなら……」
四木ミコト:「…………」にわかに指が動いて、氷の鳥がざわめいた。注意しなければ気付かないようなものではあったが。
中渡瀬理:周囲の面々が気にならないとは言えないが、敢えて"アンジェン"だけを見て続ける
"アンジェン":「…………私、は……」
中渡瀬理:「今じゃなくてもいいよ。……猶予はある」
"アンジェン":「……嘘は、申しません。ただ……」
"アンジェン":「……一つだけ。貴方に求める事が、あるとすれば」
"アンジェン":「今の答えを……彼の火を手にした後に」
"アンジェン":「もう一度……そこで、改めてお答えを……お聞かせ、くだされば」
中渡瀬理:(やはり"アンジェン"の希望……定義には沿わないんだろうな)
三輪 空道:……含みのある言い方だと感じた。”骸火”は遺産に分類されるレネゲイドアイテム、持ち主の精神を変質させても不思議ではない。
"アンジェン":(…………今の貴方は、欠けて、足りないからこそ。私を必要としてくれている)
中渡瀬理:不思議だとは思わない。まるでアリバイ作りのように継承を果たした後に潰えさす、などという手順を持って願いを果たすとは言えないだろう
"アンジェン":(道具が必要とされることに、価値があるのだとすれば)
中渡瀬理:継承するとは、骸火を手にすることではなく、骸火の所有者たり続けることをも含むのだろうとは思う。それでも
"アンジェン":(それは足りている貴方に、求められてこそ……価値となる)
中渡瀬理:(……僕の知らぬ僕よ。今の気持ちと君の気持ちが、そう離れてはいないだろうと、今は楽観させてもらうよ)
中渡瀬理:「……ふぅ」 溜息を吐き、改めて顔を上げる 「すみません、勝手に話しちゃって……まあ、そういうわけなんで」
"アンジェン":謝った選択の先で、無価値で不完全な理由を背負ったまま、ずっと生きていく事は。死ぬよりも恐ろしい事のように感じられた。
中渡瀬理:「いいですよね? 『骸火』は僕の手元で取り扱わせてもらっても」
三輪 空道:「───その話を、自分たちの前ですること自体が、こちらに対する義理通しだと、そう思っていいんすよね。」
中渡瀬理:「そうそう。三輪くんの言う通り……UGNの方針ともそんなに違わないはずです」
四木ミコト:「……こちらで上手く管理できる保証もないですからね。持っていくとなれば話は違いましたが」
村上希:「あたしはそもそもそんな権限ないけど、人命掛ってる事だしね。上手く行きますよーに、と思っておきます」
四木ミコト:「現にこれほどの被害が出ていて、文字通りその火種となっているものです。現場判断としては妥当性があるものかと」
大門トオル:「……」注意深く聴いていた。「元々継承できる器として調整されているのだろう。なら、手綱を握れる人間が握るのが妥当ではあるはずだ」
三輪 空道:「確かなのは、”ディレンダ”に勝たなきゃ話にならなくて、そのためには、この場に居る全員の力が必要ってことです。」
中渡瀬理:「全くだ。まあ、あっちとしては本位でないかもしれないけど……」
中渡瀬理:「そこの手続きまで守って勝てる相手である感じはしませんしね」
三輪 空道:「結果がどうなるにせよ、そこについては頼りにさせてもらいますよ。」中渡瀬と”アンジェン”に
鹿取ののは:「いやいや。あいつの本意なんてどうでもいいでしょ」相応の理由はあるのだが当たりが強い。
中渡瀬理:「もちろん」 頷く
三輪 空道:こちらも頷く。実際に一対一で言葉を交わした自分の所感ではあるが……彼は嘘を吐く人柄ではないし、遺産という理不尽に身を委ねるほど、素直な人でもない。今はただ、それを信じる。
"アンジェン":「では……ええと」何か言葉を続けようとした矢先、
GM:遮るように砲火が爆ぜて、山が揺れる。この距離ではその熱波も烈しいものがある。
GM:にわかに砂を焦がすような風が吹いて、生気のない顔色の剣士がそこにいた。
三輪 空道:「───!」咄嗟に腕で顔を覆い、その隙間から目を細めるようにして、突如現れた剣士を視認する。
村上希:「わっ、うわわっ」
"ディレンダ":「……死人が二人」「死にかけのが一機」「後は知らん顔だが」
中渡瀬理:「おっ……!」 咄嗟、跳ねるように立つ
大門トオル:「休憩のリミットのようだな」
三輪 空道:「……」”死人”という言葉に眉を顰め、腕を降ろしながら”ディレンダ”を睨む。
"ディレンダ":測りがたい佇まいでそこにいる。「……成る程。死んだのは精神だけか」中渡瀬さんを見やって。
中渡瀬理:「……精神の死っていうのは、微妙な言葉だよね。僕の精神は元気にしているよ」
"ディレンダ":「まるで不完全だ。鈍ってすらいる。火の入れ方を間違えたな」
中渡瀬理:「それはまあ……自覚もしてるけど」
"ディレンダ":「……”エンバー”が絶望したのは」
"ディレンダ":「数百年前の骨董品である俺よりも劣ったものしか作り育てる事ができなかった」
"ディレンダ":「その結果ゆえに。貴様らの惰弱ゆえにだ」
"ディレンダ":「もう一度死んで改めろ。あるいは死んで絶えろ」
"ディレンダ":「どちらでも構わん。停滞よりはマシな結果を見られる」
中渡瀬理:「昔の物の中にだって優れたものはあるのに……」
"ディレンダ":ジャームらしい言動ではある。君に興味があるようで、実際のところ、対話をする気に欠けている。
中渡瀬理:「今、それ以上のものを作れないから過激な手を取るというやり方は乱暴だ」
中渡瀬理:「違っているのは尺度の方で、常に現在が一番良いと思いたいね」
中渡瀬理:「……そうでなければ、失ったものを求めて脳を弄り回す人生になってしまうからな、僕もさ」
"アンジェン":「……」それを肯定する言葉を口にしたかったが、できなかった。自分には、この世の何が正しいかを論ずるような知恵や経験がない。
三輪 空道:───あれが”ディレンダ”です と、村上や大門をはじめとしたUGN人員に共有しつつ
"アンジェン":……だけど、それはこの人も同じであるはずだった。……自分と同じでありながら、それができることに、"アンジェン"は一種の羨望めいた感情を知った。
"アンジェン":それから、ただその人の隣に立つことをした。
"ディレンダ":「……死に屈するよりも、立ち向かう道を選んだか」三輪くんの方を見やって。
"ディレンダ":その生命がひどく歪んで見えるのは、何度も滅びの後に作り直されたからであると、今であれば分かる。
三輪 空道:「───悪いけど、これ以上あんたの”死練”とやらには付き合わない」
三輪 空道:「知ってるか?死を取ったら、攻守交替するんだ」
三輪 空道:「今度は、俺があんたを死す」
"ディレンダ":「その抵抗も……正しい。生物としてはな」
"ディレンダ":「俺を、殺すだと?は……ははは」
"ディレンダ":「それこそが、望むところだ」
"ディレンダ":「その才があるのなら、もはや誰でもいい……俺を、"エンバー"を失望させるな」
三輪 空道:「ああ…死に方ぐらいは、選ばせてやる。」そう言って、ゆっくりと向かい合う
"ディレンダ":「最後の死練をくれてやる」
"ディレンダ":ぐらり、と天に影が差す。"アルコス"の砲口が、横倒れになってこちらへと向けられていく。
"ディレンダ":今はその力の番人であり、契約者であるならば。この砲火そのものを支配下に置いている。
村上希:「う、うわあ……」間接的な、振る灰としてだけであれほどの環境変化を齎したものが、武器として向けられている重圧。熱の中で汗が引く感触。
大門トオル:「……来る、か」
大門トオル:「各員。死ぬな、とは言わない。命を捨てることだけはしないでくれ」
三輪 空道:「了解す」その言葉に、短く、端的に返す。
中渡瀬理:「もちろん。試練と言うからには、乗り越えていきましょう」
鹿取ののは:「わ、わかってます……じゃなかった、了解っ」
村上希:「…今更だけど、死ぬだの殺すだの、物騒過ぎるよやっぱ…!死んだら取り返しなんて、付かないんだって。成長も反省も何も出来ないんだってば…」小さく呟いて。
村上希:「了解!もう熱いのはごめんだよ!」
四木ミコト:「…………」応答に代えて、抑え込んでいた冷気を解放する。無数の氷の羽が、熱波と食らい合いながら消えていく。
"ディレンダ":亡霊めいた瞳が、その熱の奥で、君達を見定めるように開いている。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:衝動判定!目標値は9です
村上希:12dx+1>=9
DoubleCross : (12DX10+1>=9) → 10[1,1,3,5,5,5,5,6,7,8,9,10]+10[10]+6[6]+1 → 27 → 成功
三輪 空道:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 6[1,6] → 6
大門トオル:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 7[3,6,6,7] → 7 → 失敗
村上希:此処でそんなに回っても!
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を2D10(→ 13)増加(108 → 121)
村上希:村上希の侵蝕率を2D10(→ 5)増加(120 → 125)
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を2D10(→ 10)増加(103 → 113)
三輪 空道:暴走するぜ!
大門トオル:ガーディアンズサインを使用します!暴走を打ち消します!
GM:なんだと!そんなエンブレムが…
中渡瀬理:4dx+1=>9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 9[4,5,8,9]+1 → 10 → 成功
中渡瀬理:cool...
GM:やりおるわい
GM:ではエンゲージ!
〇エンゲージ
[ “アルコス” ]
10m
[ “ディレンダ” ]
10m
[ 村上-13、三輪-10、中渡瀬-7、大門-7 ]
GM:こういう感じでして……ここですみません 最後のギミックカードが出ます
村上希:きゃあ
★”アルコス”
説明:既に自滅した”エンバー”が最期に作り出したアーキタイプ。骸火を糧に動きながら現状は”ディレンダ”と仮契約を結んでおり、そのコントロール下にある。
・クリンナップ時:PC全員に対して「80D10」点の装甲有効ダメージを二度与えます。ラウンド中に受けたダメージ1点につき、この攻撃のダメージダイスが1個減少します。
・常時:このギミックはエンゲージ上に存在し、移動・ドッジ・リアクションは行いません。
・排除方法:”ディレンダ”が戦闘不能になること。
中渡瀬理:ゲ~ッ
中渡瀬理:ダメージを……2度!
三輪 空道:なんだこいつ~~~
大門トオル:80個ダイス!?
GM:くそ迷惑な極大消滅波マシンです
村上希:えっヤバ
GM:また、クリンナップのダメージ処理順はPC有利になる形で行います
村上希:大体理解しました…!
大門トオル:理解の民です
GM:あ、あと「ラウンド中に受けたダメージ1点につき」って書いたけどHPが減るならどんな方法でも攻撃減衰します
三輪 空道:理解だぜ
GM:ではセットアップから!
村上希:なしです!
"ディレンダ":なし。
三輪 空道:『⬛︎に触れる』《血染めの庭園》ラウンド間、使用するブラムスエフェクトのレベルを+2します
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を7増加(121 → 128)
大門トオル:なし!
中渡瀬理:ディレンダくん……君の行動値はどれくらいなのカナ……?
"ディレンダ":10だが…
中渡瀬理:そっか……
中渡瀬理:《嵐の渦》 行動値を-9しなさい
"ディレンダ":!?
三輪 空道:慈悲はない
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を2増加(109 → 111)
村上希:嵐の渦頼れ過ぎ
大門トオル:助かる~
GM:ではイニシアチブ
"ディレンダ":《スピードフォージ》《神殺す刃》アーキタイプ武器として鬼切を作成します。
"ディレンダ":更に常時エフェクト《モータードウェポン》で行動値が+15。
村上希:げ、げええ
大門トオル:ひん~
中渡瀬理:なんだとお……
"ディレンダ":差し引き16になるぞ
三輪 空道:風をものともしねぇってのかよ…!
中渡瀬理:こいつ……できる
"ディレンダ":マイナー。《狼の魔剣》戦闘移動《縮地》を使用。《バックスタブ》適用
"ディレンダ":PCのみなさんにエンゲージします。
村上希:こないで ひん
"ディレンダ":メジャー、《コンセントレイト》《形なき魔剣》《形なき剣》《チェインブレイカー》《要の陣形》
"ディレンダ":侵蝕低い順で狙うロジックなので、三輪さん以外の3人を攻撃。
"ディレンダ":ドッジダイスを-5個 3体攻撃 命中で次に行うRCの判定を-6
村上希:RC下げるのやめて!!!
"ディレンダ":15dx+12@7 命中
DoubleCross : (15DX7+12) → 10[1,2,2,3,3,3,4,5,5,6,6,6,7,8,8]+10[1,6,7]+10[10]+10[10]+5[5]+12 → 57
三輪 空道:ね、狙われねぇ!
村上希:ドッジします…!
村上希:4dx+1>=57
DoubleCross : (4DX10+1>=57) → 10[1,3,5,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗
村上希:周りはした だが無理!
中渡瀬理:7dx=>57 素ドッジしかねえんだ
DoubleCross : (7DX10>=57) → 10[1,4,6,9,10,10,10]+10[2,6,10]+5[5] → 25 → 失敗
中渡瀬理:頑張るな~
村上希:えっすご!
大門トオル:じゃあ、《砂の結界》村上さんをカバーリングします
村上希:大門さん…!ありがとうございます…
"ディレンダ":6d10+50 ダメージ 諸々有効
DoubleCross : (6D10+50) → 35[6,6,6,7,7,3]+50 → 85
中渡瀬理:耐えようがない……! "ディレンダ"へロイスを取得して即座にタイタス化、昇華し復活します
大門トオル:耐えられなさそ~ 一応ガード分振るが……
中渡瀬理:中渡瀬理のHPを14に変更(14 → 14)
GM:追記:チョイスロジックですが、同じ人を連続で攻撃対象から外すというのはないようにします
大門トオル:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[8,4] → 12
大門トオル:C(85-12-7-3-12)
DoubleCross : c(85-12-7-3-12) → 51
大門トオル:全然無理~
大門トオル:村上さんのロイスをタイタス化して昇華し、復活します
大門トオル:HP14で復活!
GM:処理は終わったかしらね
"ディレンダ":……見えないものを見ている。君達の意識の向く先、心の動き。それを辿り、致死圏へと踏み入る所作は彼にとって呼吸をするにも等しい。
"ディレンダ":幽めく切っ先が肉体を引き裂き、そうでないものを引き裂く。肉体を直節に断たずとも生命機能を停止せしめるその能力は、三輪を通して既に知られてはいるだろうが、
"ディレンダ":実際に目の当たりにしてその防御すべき範囲を正確に把握する事は至難だ。動きを受け、対応するともなれば更に。
"ディレンダ":「後……五本、と」呟いている。君達に連なる何かを見ている。「……そっちは、六本……」
村上希:「、っ……!」碌に反応が出来ない。見ているものが全く違うということは、相手の行動を推測することもまたできない、ということだ。
三輪 空道:「来ます!あいつの攻撃は───」”自分が見たもの”は、既に周囲に伝えてある。だが、それでもなお…共通的な対処の術までは、考案するに至らなかった。
大門トオル:「村上、少し失礼するぞ!」反応できてない村上さんのカバーに動く。
中渡瀬理:その知覚も動作も、文字通り隔絶の領域にある。抜こうとした剣は間に合わず、一方的に攻撃を受ける
中渡瀬理:「これが……君か!」
大門トオル:トン、と体を押し、少しでも位置をずらすと同時、結晶を生成し、村上さんの身体をコーティングするように覆う。
村上希:「大門さっ、」
大門トオル:たとえ結晶自体の防御力は効かなくとも断たねばならないものを増やすことで意識を逸らす狙いだ。
大門トオル:「……っ!」もちろん、自分を守ることは能わず、まともに攻撃を受ける
"ディレンダ":「……個ではなく軍を認識して選択できている。それは悪くないが」
"ディレンダ":「いま求められている資格ではない」一方的な言い分を吐き、虚空を見据えながら、次の構えへと移る。
GM:行動値13、村上さんの手番です。
村上希:はい!
村上希:まずオートでラプトルソーを装備。マイナー、”シルク”《赫き重刃》にてhpを2点消費。こうすることで、ラプトルソーの攻撃力を+28、両手持ちに。
村上希:村上希のHPを2減少(18 → 16)
村上希:メジャー、”インジール” / 《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドウェブ》 にて奥の”アルコス”を攻撃します!
村上希:妨害等ありますか?
GM:妨害はないぜ
GM:ダメージまでどうぞ!
村上希:ありがとうございます。では判定!
村上希:12dx7+6
DoubleCross : (12DX7+6) → 10[2,3,3,4,4,6,6,6,8,8,9,9]+10[7,7,7,9]+10[5,5,7,8]+10[2,8]+3[3]+6 → 49
村上希:…一応妖精貰えたら、おそらく75点まで届きそうかも
鹿取ののは:在庫は3つだよ
村上希:下さい…!
鹿取ののは:どうぞ~ 残り2回
村上希:うおお ありがとうございます
村上希:1dx7+43+7+6
DoubleCross : (1DX7+56) → 2[2]+56 → 58
村上希:ぐぬう。ともあれこれで確定!
村上希:アルコスはドッジ等しないからこのままダメージ…!
GM:リアクションないのでダメージもどうぞ
村上希:6d10+18+28
DoubleCross : (6D10+18+28) → 30[6,6,8,1,7,2]+18+28 → 76
村上希:いよし!
村上希:村上希の侵蝕率を5増加(125 → 130)
"アルコス":ひい……ではクリンナップの火力が4D10になりました
三輪 空道:いいぞ!
村上希:これでダメージダイスがミコト君効果でゼロにできるぞ
村上希:村上希の侵蝕率を5増加(130 → 135)
中渡瀬理:助かりすぎ~
大門トオル:わぁい
GM:では演出!
村上希:「…!大門さん、ありがとうございます……っ」たまたま攻撃範囲から外れる事が出来たのか、無傷の身体を左腕で抱き締めて。そこから、攻撃へ移る。
村上希:すう、と息を大きく吸う。(まずは、あの大砲を抑えなくちゃいけない--撃たれる前に決着出来るほど,易しい相手じゃないから)
村上希:選択する。嘗て石板に己の血を浸した、死者の列から。大規模破壊に長けたOV--
村上希:「行って。”バクル”」
村上希:それは、魁夷な体格を誇る、フルプレートの鎧騎士。手には巨大な穂先を持つ大槍を持ち、周囲に雷と風を従えている。
村上希:”バクル”ユリアン・ジュド。
村上希:巨大な槍を使うハヌマーン/ブラッグドッグのオーヴァード。
村上希:雷と風。即ち嵐の能力を持った、時代錯誤な家伝の鎧と槍を用いる騎士として振舞った狂人。
村上希:希がいたSOG支部が拡大するに至ったスポンサーであり、強大なOVだった。
村上希:幾度かの宗教をカバーとして用いていたFHセルなどとの抗争の際、ジャーム化し、討伐。
村上希:ジャーム化後は、鎧と一体化した騎士。彼に生身はもはやない。
村上希:村上希の能力は、登録した死者をビデオのように再生することができる。
村上希:それは彼らの武技を、ちからの外形を残すことができるということだが、同時に。
村上希:そこに彼らの魂は、人格は存在しない。
村上希:騎士が槍を掲げる。血が風となり雷の様に吹き荒れて。収斂し、集束し、加速、加速、加速。
村上希:「薙ぎ払えぇ……!」一閃。巨大な大砲の砲口。その一部を塞ぐように。
GM:叩き込まれたエネルギーが、その奥に灯る炎に触れて、大きく揺れるような衝撃があった。それでいてなお、アーキタイプの形そのものに歪みはないが
GM:もとより自己侵蝕によって熱を膨らませて周期的に炸裂させる機構であった。そのサイクルを歪ませ、先送りにするには十分な威力の。
"ディレンダ":「……死者ですらない。影絵か」短く吐き捨てながら、自らの方へと降る余波を撫で切った。
中渡瀬理:「壊すことはできなくても……出力は下げられるのか!」
三輪 空道:(これで…)”ディレンダ”を見る(あいつに、集中できる…!)
村上希:「はァっ、はあっ……!」侵蝕はリザレクト限界を超えて危険域に突入しつつある。「ともあれ……あと少しの間は、防げる範疇のはず、です!」
四木ミコト:「ええ、助かります……あれくらいなら、後はどうにか凌いでみせる……!」
GM:イニシアチブ10。三輪さんの手番です
三輪 空道:押忍
三輪 空道:マイナーなし、メジャーで『捻り切る』《C:ブラムス》《滅びの一矢》《生命吸収》《鮮血の修羅》対象はディレンダ。ショットガンで射撃攻撃。ダメージ時にHP吸収、クリンナップでのHPロストが発生します。
GM:妨害ありません。どうぞ!
三輪 空道:12dx7+5
DoubleCross : (12DX7+5) → 10[1,1,1,4,5,5,5,6,7,8,9,10]+10[5,6,9,9]+10[5,10]+6[6]+5 → 41
"ディレンダ":ガードします。そして《歪みの領域》射撃攻撃に対して30のHPダメージを反射。
GM:ダメージどうぞ~
三輪 空道:5d10+2d10+1d10+7
DoubleCross : (5D10+2D10+1D10+7) → 26[8,6,5,6,1]+9[5,4]+1[1]+7 → 43
"ディレンダ":食らいます。まだ元気!
三輪 空道:処理的には反射ダメージの方が先かな
GM:あ~~、そうですね ガードの時だからそうなるかな
三輪 空道:了解です!30ダメージ受けて、そのタイミングで《滅びの遺伝子》を使用
GM:なにっ
三輪 空道:現在のレベルは9…90点ダメージを受けな!
GM:???なんか3倍で帰ってきた???
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を6増加(128 → 134)
三輪 空道:で、こっちは大門トオル:〇信頼/不安 でロイス取って復活します!
"ディレンダ":食らいます。流石に痛いが……まだなんとかなる
三輪 空道:そして《生命吸収》の効果で更に18点のHPロストだ
"ディレンダ":ハアハアハア
"ディレンダ":まだだ 200点ボスだぞッ
三輪 空道:こっちはその分回復して、HPコスト分の7点を消費して…HP19に
GM:もうこれ以上はないよね……?
三輪 空道:ついでに《鮮血の修羅》でクリンナップ時に90点のHPロストを受けてもらうぜ
GM:??????
GM:お……覚えておきます
三輪 空道:これで終わり!
GM:はあはあはあ 死ぬかと思った
GM:演出!
三輪 空道:三輪 空道の侵蝕率を16増加(134 → 150)
三輪 空道:”キラービー”三輪空道は、特異な知覚能力により、血液を介して”死”という現象を相手に齎す事が出来る。
三輪 空道:エフェクトという多種多様な現象に枝分かれしているが、レネゲイドの持つ力の大半は、大きく二種に大別出来る。
三輪 空道:”敵を殺す”か”自らを生かす”か だ。
三輪 空道:故に、三輪が持つレネゲイドは”起源種”と呼ばれるカテゴリに分類されている。
三輪 空道:”敵を殺す能力であるから” ではない
三輪 空道:”自らが生きるために、敵を殺す能力であるから” だ。
三輪 空道:───レネゲイドの働きが高まるほどに、自らが死に瀕するほどに、いち早く敵性存在を殺さんと、その凶暴性を増す。
三輪 空道:それこそが”キラービー”の異能。
三輪 空道:”恐怖を喰らい強くなる”
三輪 空道:世界一臆病な能力である。
三輪 空道:”ディレンダ”が火砲へと気を取られた一瞬の隙をつき、その身に血の弾丸を命中させている。
三輪 空道:それ自体は大した傷にはならないだろう。だが……”傷をつけた”という行為そのものが
三輪 空道:その命を脅かす、死への呼び水となる。
"ディレンダ":「……」回避し損ねた、というのは半分は正しい。火砲へ気を向けた為に遅れた事も。だが、
"ディレンダ":本質的に自己の死を恐れていない。何度も経験し、むしろ望んですらいるその弱さゆえに、死地の選択において敵を殺す事を絶えず優先している。
"ディレンダ":血と行違うように振るわれた切っ先によって、ぶづり、と何かが断たれる。失血もないのに、血の抜けるような感覚。
三輪 空道:(ああ、まただ) (この、感覚だ) この身に、終焉を予告し
三輪 空道:身体的な感覚を剝奪し そして───
三輪 空道:”もう一度今のやつ、言わせられるように。私も頑張るからさ”
三輪 空道:”そしたら、一緒においしいゴハンでも食べに行こ”
三輪 空道:(───ここで死んだら、また悲しませるんだろうな)
三輪 空道:それが嫌で、怖いと感じた。
鹿取ののは:「くーちゃん……!」戦闘中の指示にしては意味のない声。その能力ゆえに、傷を受けた当事者とほぼ同時にその負傷を認識している。
三輪 空道:その恐怖を、殺戮の権能を持つ因子が喰らった。
三輪 空道:───自らを傷つけた刃、そこに付着したレネゲイドが、糸を辿るように……”ディレンダ”の肉体へと襲い掛かる。
三輪 空道:視覚 聴覚 嗅覚 触覚 その全てが、一瞬でブラックアウトするかのような感覚に襲われるだろう。
"ディレンダ":「──っ、ぶ」肉体が沈む。何度となく識っているはずの、死の淵の感覚。
三輪 空道:そして、それで終わりではない。そのねじれた生命の核には…突き立てられている。
三輪 空道:君の終焉を予告するかのような、銀の弾丸が。
三輪 空道:「どうだ、少しは……やり返せただろ」
"ディレンダ":そのまま意識もろとも持っていかれそうな所で。黒刃が揺れる。殺意の呪詛を通すための糸を、視て、断ち切り、
三輪 空道:指を一本立てる
"ディレンダ":その続きが、二十と四条見えた。それほどに深く、強く纏わりつく力だった。全てを切り解すよりも、心臓に届く方が早い。
"ディレンダ":「っ……成る程。これは」膝をつき、弾丸を摘まみ出す。「殺した甲斐があった」
三輪 空道:「一死だ」
"ディレンダ":「もう一度だ。おい……」どこか興奮した、砂漠に宝石を見つけたような、高揚の声音。血濡れた手で剣を握る。「もう一度、やってみろ……!」
鹿取ののは:「…………」
鹿取ののは:もう一度、何か言葉をかけようとして、やめる。自分の為すべきことを考える。(そうだ、私は……)
GM:ではイニシアチブの行動値7!大門さんor中渡瀬さん
中渡瀬理:こちらから……動きます!
大門トオル:あ、お願いします!
中渡瀬理:マイナーで《神殺す刃》+《LO:A》! アーキタイプを作り出し、攻撃力も上げるが、ラウンド終了時それを破壊する
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を8増加(111 → 119)
中渡瀬理:メジャーで《コンセントレイト:ミストルティン》+《鋭き魔剣》+《パワーブレイク》+《覇者の一撃》
中渡瀬理:で、"ディレンダ"を攻撃しましょう。死にゃ!
GM:ひえ~ 命中どうぞ!
中渡瀬理:13dx7
DoubleCross : (13DX7) → 10[2,2,2,4,5,5,6,6,7,7,8,10,10]+10[1,7,8,9,10]+10[1,4,7,9]+10[6,7]+1[1] → 41
"ディレンダ":《幸運の守護》でドッジします。
"ディレンダ":12dx+6@10>=41
DoubleCross : (12DX10+6>=41) → 10[1,2,2,4,5,6,7,9,10,10,10,10]+9[3,3,9,9]+6 → 25 → 失敗
中渡瀬理:コラ! やめなさい
GM:くっ ダメージをどうぞ
大門トオル:こわ~
中渡瀬理:5d10+33+2d10+5d10 武器威力+剛力のイデア+覇者の一撃
DoubleCross : (5D10+33+2D10+5D10) → 37[7,9,8,9,4]+33+13[6,7]+34[6,9,8,3,8] → 117
GM:痛い痛い痛い!
中渡瀬理:死~ッ!
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を10増加(119 → 129)
"ディレンダ":めっちゃ削られる……でも立ってるぞ
中渡瀬理:頑丈な奴め……
GM:さすがにTOUGHなのだ
GM:で、これでまたアレがアレするので
GM:情報を獲得します
・中渡瀬理の記憶-2
変化の記憶だ。
眼前の戦いへの没頭を繰り返していたはずの君の精神は、やがて言葉にし難い苛立ちを覚え始めた。
初めはつまらない敵が宛がわれる事に対する不服だと思っていたが、どうやら違った。
もっと単純な話だ。一度でも肩を並べたものの命を奪うことは、言葉にしがたい不愉快さがあった。
気付くまでに随分かかった。”ラファール”に出会った。戦い、殺した。"パンツィリ"に出会った。戦い、殺した。"アルマータ"に出会った。戦い、殺した。"ライトニング"に出会った。戦い、殺した。"メルカバー"に出会った。戦い、殺した。"アンジェン"に出会った。
戦った。
殺さなかった。
GM:こう!
GM:侵蝕もあげているので 演出にうつります
中渡瀬理:フウン……
中渡瀬理:人を鳥類の身体に当てはめると、翼は腕に当たるらしい。
中渡瀬理:だが中渡瀬の翼はそこではない。利き腕は右。それを左の肩甲骨に伸ばすと、さらりと滑り落ちるように剣が現れる。
中渡瀬理:名を呼ぶ必要もない。人が歩む時に意識を足元へ集中することがないように、その一振りは当然のようにあった。
中渡瀬理:「……君は」
中渡瀬理:"ディレンダ"を見る 「過去の思い出を教えてくれる手合かな?」
"ディレンダ":「……貴様の感傷になど興味はない」
"ディレンダ":「最も、貴様を斬り潰した過去を今一度繰り返す時間の中で」
"ディレンダ":「何をどのように考えながら死んでいくのかも」「その時に何を追想するのかも貴様の勝手だ」
"ディレンダ":「どうせ死ぬなら実のある死に方をしてみろ」
中渡瀬理:「だろうね。君の懸念は結局、骸火のこの先の形だ……」
中渡瀬理:「君の知る僕もそうだったはずだけど、その僕は失われてしまった」
中渡瀬理:「人は必要のない記憶を失う」「必要なかったんだ、僕の未来に、その熱は」
中渡瀬理:――そして、剣を振るうたびに記憶が思い出されるのは
中渡瀬理:(きっと必要だからなんだろう)
中渡瀬理:(この先へ進むために)
"ディレンダ":……悪くない理解をしている、と思った。俺自身も、今に連なる過去の全ての自己を認知している訳ではない。
"ディレンダ":見えるべきでないものを見る恐怖を、己が負う痛みへの怯えを、強くなる事への迷いを。
"ディレンダ":戦士として不要なものを墓に埋めて、自分自身を精錬し続けた。
"ディレンダ":一つの完成の果てに見る景色の果ては、ただ主人を絶望させただけだった。くだらない結果であり、くだらない過程だった。だが、
"ディレンダ":(この程度の結果に敗れ去るものは、それ未満だ)噴き出した風の中、軽く切っ先を払い、余計な思考を断つ。
中渡瀬理:……白く、不揃いな刃が並ぶ剣は中渡瀬の手にある。切っ先は低く、しゃんと立ってはいるが、決して堂に入った構えではない。
中渡瀬理:だがそれは身体にこびりついた最適解だった。そも中渡瀬の強さは剣ではない。
中渡瀬理:空気が動いている。"ディレンダ"の遥かな知覚範囲の僅かに外で。
中渡瀬理:気流が渦を巻いている。この惑星を薄く覆う大気が。
中渡瀬理:"ディレンダ"を見据えている目が、僅かに鋭さを増したその瞬間――
中渡瀬理: ごう と、空気の爆ぜる音がした。正確には、世界の空気が動き出した音が、ようやくこの戦場に到達した。
中渡瀬理:低く長い跳躍で踏み込み、剣を振り下ろす。回避も反撃も容易い動きであるはずが、しかし夥しい風により、容易な対応を許さない。
中渡瀬理:そして風は中渡瀬の挙動をあざといくらいに補助する。返す刃を加速させ、反撃圏外へその身を運び、踏み込みは全力で背中を押す。
中渡瀬理:――渦巻く嵐の、その凪いだ目を指して、これが嵐だと言う者はないように
中渡瀬理:翼持つものの強さは、翼そのものの強さではなく、翼で風を掻き空を飛ぶことにある。
中渡瀬理:彼の本懐は徹底的で圧倒的な気流の操作による、乱暴で執拗な攻撃。
"ディレンダ":「……ッ!」
中渡瀬理:剣は起点にして手段に過ぎない。
中渡瀬理:故に、翼である。
"ディレンダ":"ディレンダ"の機能は事象の因果を鎖として認識し、それを断つ事にある。起点たる剣が地球の気象に干渉する。その繋がりも見えてはいる。
"ディレンダ":だが、それを為す主体は人という枠の形を外れる事ができなかった。"エンバー"が、ヒトの戦士として始まった歴史に根差す故にか。
"ディレンダ":人の丈。四本の手足。一つの刃。二つの眼。
"ディレンダ":普通であれば意味を為さないような、その制約が齎す限界域が、空間を取り巻く風の力場の疾さと流動性、それを振るうものの練度によって可視化されていく。
中渡瀬理:……斬撃が幾烈五月雨れ、炎と塵を掻き毟る最中、無用と手放した記憶が這い上がる。
中渡瀬理:斬って捨てたものの顔は朧げなのに、斬って捨てたことへの不快がいたく訴えかける。
中渡瀬理:斬ること諸共忘れ去ったそれは、しかし斬るのならば思い出せと言っているようで。
中渡瀬理:息を呑み、最後の数撃を捨てて一纏めの大風とし、自身と"ディレンダ"の距離を切り開いた。呼吸を整える時間が欲しかったからだ。
中渡瀬理:「……はは」
中渡瀬理:そして笑う 「君は……僕が分かるか?」
中渡瀬理:全盛期と精度や質に相違なく、しかし量、あるいは無慈悲さには劣後する攻撃だった。それを終えて、そんなことを尋ねる。
"ディレンダ":大きく吹き飛ばされる。疲弊を隠せる様子もない。乱れた呼吸のまま、かろうじて剣を握り直す。
"ディレンダ":「……」「"エンバー"を失望させ、滅びへ追いやったもののひとつ」
"ディレンダ":「記憶する価値もなかった」
中渡瀬理:「……僕はな、知ってるよ。今の僕のことを」
中渡瀬理:かつてサトルと呼ばれた男は、なるほど慈悲なく苛烈で容赦を知らなかったのだろう。黒煙の望む形をし、しかし敗走した彼は、強く静かで、熱く乾いた風を振るっていたに違いない。
中渡瀬理:それは今の自分とは違う。何故今の自分はこんなにも穏やかで、疲労を隠すことなく、困った顔を浮かべて、気を抜くと背が丸くなり、一人称が僕なのか。
中渡瀬理:(……"ラファール")
中渡瀬理:("パンツィリ"、"アルマータ"、"ライトニング"……"メルカバー")
中渡瀬理:斬って捨てた者を斬るまでに、無意味な愛嬌と見出したそれを一つ一つ繋ぎ合わせたら、きっとこんな姿をしている。
中渡瀬理:「無用の集積たることを必要としたんだ」
中渡瀬理:「ここまでの焼けた道を否定してやるためにね」
"ディレンダ":「……その今については、これから定める」
"ディレンダ":掠れた血を吐いて、立ち上がる。「死練はまだ続いている」
中渡瀬理:剣を振るう 「そうだね。続けよう。ここより君のすべてを滅ぼす」
GM:再度イニシアチブ7。大門さんの手番
大門トオル:はーい!
大門トオル:マイナーなし
大門トオル:メジャーで《伸縮椀》《コンセントレイト:エグザイル》オートで《砂の加護》《砂塵霊》!対象は”ディレンダ"!
GM:命中どうぞ~
大門トオル:12dx7+2
DoubleCross : (12DX7+2) → 10[1,3,3,3,4,4,5,5,7,9,9,10]+10[2,5,6,9]+10[7]+10[8]+5[5]+2 → 47
GM:回るやんけ!
大門トオル:へへ
"ディレンダ":またしても《幸運の守護》でドッジ
"ディレンダ":12dx+6@10>=47
DoubleCross : (12DX10+6>=47) → 10[1,3,4,4,4,4,5,7,7,8,8,10]+8[8]+6 → 24 → 失敗
GM:ちっ ダメージをどうぞ!
大門トオル:毎度回すな!こわ~
大門トオル:遺産の銀色の腕のシナリオ一回の効果使います! ダメージ+3D!
GM:ひえ~ ダメージどうぞ!
大門トオル:5d10+11+16+2D10+3D10 装甲有効
DoubleCross : (5D10+11+16+2D10+3D10) → 27[5,2,6,5,9]+11+16+14[6,8]+21[6,9,6] → 89
"ディレンダ":つよ……
大門トオル:大門トオルのHPを2減少(14 → 12)
"ディレンダ":でもまだ無事だぞ
大門トオル:大門トオルの侵蝕率を10増加(113 → 123)
GM:あ、演出どうぞ
大門トオル:……大門トオルの異能は、極端な結晶生成能力である。
大門トオル:結晶を射出する斥力や衝撃操作などは持ち合わせておらず、生成した結晶の時間的維持力も乏しい。
大門トオル:誇れることといえば、「硬さと鋭さ」。一言でまとめ上げれば、生成の際の"精緻性"一点のみに集約される。
大門トオル:故に、拳圧で撃ち出す戦法を選択している。
大門トオル:「──ッ!」浅く息を吐き、拳を放つ。
大門トオル:拳が振りぬかれると同時、空気を叩くような、あるいは破裂するような音。
大門トオル:放たれた結晶が到達する直前、更に。
大門トオル:──両親との決別から始まったこの"道"。
大門トオル:遺された親友の志、人々の盾となる覚悟、そして託された少女の幸福を支える決意。
大門トオル:そのすべてを示すために、達成するために、選んだ"更なる苦難の道"の発露。
大門トオル:「──はああああッ!」
大門トオル:起動・魔を断つ銀の腕。
大門トオル:生命力を代償に指向性を持たないエネルギーを放つことで、衝撃の"圧"が生まれる。
大門トオル:虚を突く形で生み出された追撃は、結晶に推進力を与える。
大門トオル:"精緻性"により鋭く造られた結晶は深く、深く、根元まで。抉りこまんと勢いを増して迫る!
"ディレンダ":精製を伴う見えやすいモーション、攻撃に移る意識の導線は見えていたが。
"ディレンダ":拡散する衝撃が、それを補うほどの散弾範囲を生んでいる。直射線を迂回するように動き、守りに振るった刃先が銀弾のいくらかを落として
"ディレンダ":「っ、が……」尚も十分な弾数と威力が肉体を貫通している。血が噴いて、脚が俄かに止まる。
大門トオル:「止まったな」
"ディレンダ":呼吸を言葉に使うほどの余裕すらないが、真紅の眼は変わりなく語っている。「そのまま、殺してみろ」と。
"ディレンダ":強引な再生が肉体を繋いで、すぐにまた動き出す。君達の力の足るを確かめるためには、自分自身を削り尽くさなければ意味がないとただ確信している。
大門トオル:「削れることはここまでで十分わかったんだ」
大門トオル:「ならば書類整理みたいなもんだろう」書類の山が崩れなくなるまで、やり続ければいい。と
大門トオル:少女との日々を思い返しつつ、その日常に戻るために再び構え、警戒を怠らない。
GM:ではイニシアチブが……
鹿取ののは:6だよぉ
鹿取ののは:自動使用効果を使います。
鹿取ののは:《コンセントレイト》《リミットブレイク》《ナーブジャック》を発動。三輪くんのロイスを切ってダイス数を増加。
鹿取ののは:22dx+2@7 対象は”ディレンダ”。
DoubleCross : (22DX7+2) → 10[1,1,1,1,1,2,4,4,4,5,6,6,7,7,7,7,8,8,10,10,10,10]+6[1,2,2,3,3,3,4,6,6,6]+2 → 18
中渡瀬理:ののはchang……!
村上希:ワッ……ワア
鹿取ののは:1dx+22@7 《妖精の手》
DoubleCross : (1DX7+22) → 6[6]+22 → 28
"ディレンダ":9dx+6 意志でリアクションするらしい
DoubleCross : (9DX10+6) → 10[1,1,2,4,5,6,8,8,10]+9[9]+6 → 25
"ディレンダ":頑張ったんだが……
大門トオル:ぎりぎり、だがののはちゃんが超えた!
鹿取ののは:成功したため、自分自身を攻撃させます。
鹿取ののは:使用回数に制限のない……《コンセントレイト》《形なき魔剣》《形なき剣》《チェインブレイカー》を使ってね
"ディレンダ":15dx+12@7
DoubleCross : (15DX7+12) → 10[1,1,1,2,5,6,6,6,7,7,8,8,9,10,10]+10[3,4,5,5,6,7,9]+10[4,7]+10[9]+10[7]+4[4]+12 → 66
"ディレンダ":回らなくていいのに!
"ディレンダ":7d10+25
DoubleCross : (7D10+25) → 38[1,5,7,10,3,10,2]+25 → 63
"ディレンダ":グウ~~ッ
"ディレンダ":まだ大丈夫……
GM:鹿取ののはの侵蝕率を20増加(77 → 97)
GM:一応の処理
鹿取ののは:……たぶん、隠し通せているつもりでいるんだろうけど。
鹿取ののは:パラメータ欄にに浮かんでいたのは、放っておけば死ぬタイプのバステ。
鹿取ののは:私を傷つけないための嘘なんだろう。そっちはモニタに映ったりしてないけど、まあわかるよ。
鹿取ののは:私の責任だから。見舞いの為と言って時間を空けて、どうにかする方法を調べていた。
鹿取ののは:”ディレンダ”について、その類例について、徹底的に調べた。要するにあれはそういう形態の呪縛で、解くカギは、見えるところにいくつかあった。一番簡単なのは、あいつの土俵に乗っかる事だけど。
鹿取ののは:……その中で一番いいと思う方法も、考えてきた。戦闘の意識が他に向く中で、Rラボとの伝手で作ってもらった赤い薬液を静脈に注射する。
鹿取ののは:私が見ているゲームウィンドウの世界は、私の脳を通して出力されているものだ。外的に神経の認知を騙す事で、意図的なバグを起こして、世界をそれに合わせて歪めるチートプレイ。
鹿取ののは:脳の隙間からなにかぬるいものが漏れ出すような感覚。眼の奥が焼けて吐きそうになる。どうでもいい。飲み込む。
鹿取ののは:毒に蝕まれた意識が。本来敵であるものを、味方であるように誤認する……赤いラインで縁取られていた”ディレンダ”のユニット表記が明滅して、青色へと変わる。
鹿取ののは:指を伸ばし、そこにあるカギを掴む。恐怖が指先に絡みついてきて、視界にノイズが走る。
鹿取ののは:(……熱い)(まわる)(うるさい)(息苦しい)(どうでもいい。やる)(……やるんだ)
鹿取ののは:仮想のモニターをタップして、強く押し込む。”ディレンダ”に対する、自分自身への攻撃指令。「……ッ」
鹿取ののは:「何、が」
"ディレンダ":同系統、オルクスの異能による干渉。……平時であれば触れる前に切り捨てていただろう干渉が、
"ディレンダ":今においては届くだけの条件がそろっている。"捕らえられた"という感覚。切っ先が意に添わず反転する。
鹿取ののは:……殺す事は、あの子の才能だ。それを否定するつもりはないし、どうせ持っているものなら祝福してあげたいとも思う。
鹿取ののは:だけど、そうやって命を奪う事で事態を解決する事に慣れていった彼が、いつか遠くに行ってしまうような。そんな予感がしている。
鹿取ののは:その一押しが私のせいだったら、って考えるとぞっとする。そういう、臆病な心が、どういう訳か自分を追い立ててこんなことをさせていた。
鹿取ののは:そうでないものになりたい。ちょっとでも良い方向に引っ張ってやりたい。
鹿取ののは:それで、どうしてもそれしかないって時には。私が共犯になってやる。
鹿取ののは:「……シレンだ、うちの子を、勝手に仲間扱いしやがって……」
鹿取ののは:だけど、それは今じゃない。
鹿取ののは:「おんぼろの流儀を現代人に押し付けてないでよ。……死なせて解決ってのは、ほんっとうに最悪の手段で」
鹿取ののは:「それ以外にやれることあったらそっちをやるのがUGNなんだ」
鹿取ののは:「鬼切の古太刀」を発動させます。これはEロイスの所持者の方を叩けば解除されるため
鹿取ののは:【予告された終焉】の効果を解除。
鹿取ののは:「ウチのくーちゃんをなあ……アンタの思い通りに」
鹿取ののは:「都合のいい人殺しになんか、させてやらない……から」
"ディレンダ":ぞぶ、と自分の核の一つを抉られたような感覚がして。溢れ出る。血ではなく、自分の内に淀み増えた妄執のちから。
"ディレンダ":はじめは、そういうものだけを断つためのものであったはずだ。
"ディレンダ":すべてを断絶せしめる形に進歩した故に、自分自身ですらも意識の外に置きかけていた。その最も単純な使途が、身を以てあらわれる。
三輪 空道:───ガ ク 膝の裏を叩かれたかのように、両膝が折れる。
三輪 空道:更に感覚を失った……からではない。むしろ逆、戻ったのだ。地面の硬さを知覚し、自身の体重を自覚する、そんな懐かしい感覚に、急に襲われた結果だった。
三輪 空道:つまりそれは─── そこまで考えて、”一体誰が” そんな思いに駆られる。
鹿取ののは:こちらもほぼ同時に崩れ落ちている。普段は使わないような方向性のエフェクトを、外的な作用で無理やり捻じ込んだ反動。
三輪 空道:───”ディレンダ”に呪いを維持させないほどのダメージを与えたから という見方も出来るかもしれないが
鹿取ののは:今日の為に、そういう準備をしていた。「……ふ、ふふ」
三輪 空道:寸前、あのねじれた生命の核がわずかに、外部からの手で歪められたかのような光景を思い出して
鹿取ののは:倒れたまま薄く笑う。「ほら……やっぱり」
鹿取ののは:「……相方、私で良かった……でしょ」
三輪 空道:「────」気づいたことを、わざわざ言うのも野暮だな と思う。
三輪 空道:「………はい」「あとは、ちゃんと勝って帰ります。」
三輪 空道:短く、端的に、それでいて、彼女に対する賛辞と感謝を込めて。
三輪 空道:「礼は直接言うんで、待っててください」そして、そのように付け加えた。
GM:改めてイニシアチブ……はもういないようね
GM:クリンナップ!
中渡瀬理:待ちな……
GM:なんだとぉ
中渡瀬理:イニシアチブで"アンジェン"の効果2を使用してもらいましょう。対象は中渡瀬です
"アンジェン":任せてください
中渡瀬理:動きます。マイナーアクションで移動……0mですが、ここに"アンジェン"の効果1は乗せて大丈夫ですか?
GM:大丈夫なんでしょうか?
"アンジェン":大丈夫ですよ。
GM:大丈夫とのことです
中渡瀬理:やった^~
中渡瀬理:そしてメジャー、《コンセントレイト:ミストルティン》+《鋭き魔剣》+《パワーブレイク》+《覇者の一撃》! 覇者の一撃はこれで打ち止め。一回は死んでいただこう
中渡瀬理:13dx7
DoubleCross : (13DX7) → 10[1,3,3,3,5,5,5,6,6,9,10,10,10]+10[3,6,6,9]+5[5] → 25
中渡瀬理:……妖精の手って
中渡瀬理:あと何回ありますか?
村上希:2回のはず!
鹿取ののは:2回ですね
GM:ちなみにGMが制約を書き忘れたので妖精の輪(重ね掛け)もできます
三輪 空道:使い時!
中渡瀬理:使います!
中渡瀬理:1dx7+30
DoubleCross : (1DX7+30) → 4[4]+30 → 34
中渡瀬理:フン……このくらいでかんべんしておいてやろう
"ディレンダ":いいのか?では…
"ディレンダ":《スモールワールド》達成値-15
中渡瀬理:コラ~ッ!
"ディレンダ":《幸運の守護》でドッジします。
"ディレンダ":12dx+6@10>=19 ドッジ
DoubleCross : (12DX10+6>=19) → 9[1,2,3,4,4,5,6,6,7,7,9,9]+6 → 15 → 失敗
中渡瀬理:やった^~
"ディレンダ":あれ?
"ディレンダ":おかしいな……
三輪 空道:当たった!
GM:ダメージどうぞ
中渡瀬理:びっくりさせおって びっくり罪剣だ
中渡瀬理:2d10+33+2d10+5d10+20
DoubleCross : (2D10+33+2D10+5D10+20) → 14[4,10]+33+10[7,3]+38[10,8,8,8,4]+20 → 115
中渡瀬理:ガード無効!
"ディレンダ":エエ~~ッ
中渡瀬理:ガードはしてないから最初から無効だよ ともかくこのダメージだッ
"ディレンダ":死にます……「不滅の妄執」があるのですが
"ディレンダ":解除条件が、そのR内に自分が出した最大ダメージを上回るダメージを受けることなので
"ディレンダ":今回の場合は85
中渡瀬理:フフンッ
"ディレンダ":装甲5、《デスレスネス》の軽減12を差し引いても98点が入るため
"ディレンダ":解除されて死に……ます
GM:それ以上の復活もありません。クライマックス戦闘終了!
中渡瀬理:終わった……!
大門トオル:わぁ……!
三輪 空道:勝った~~
村上希:やった~~!
GM:いちおう記憶3を渡しておくね
・中渡瀬理の記憶-3
敗北の記憶だ。
“ストライフ”で起きた最後の戦争において、君は”ディレンダ”に敗れた。
そこで初めて、君は自分自身が死によって試される側に立った。
いのちの結び目を断たれた刹那に見たのは、過去に君が死を与えてきた者達の影だった。
いまさら後悔はなかった。罪悪感など無礼ですらあるのだろう。
これまでの変化によって”エンバー”の価値観に反感を覚える点は少なからずあったが、戦士にとっての戦いの結果が覆しがたい重みを持つという点において、”君”の意見は一致していた。ならば、受け入れるべき結果であったはずだ。
……ただ、最後に自らが勝利によって所有している命のことを考えた。
”アンジェン”。”エンバー”の落とし子。君に宛がわれた何番目かの敵。蒙昧で幽かなもの。
自分はあれから、戦いによって死ぬ権利を奪った。
ならば、その選択によって負うべき責任があるのではないかと思った。
死を克した訳ではない。未練があっただけだ。
精神の死と引き換えに、君は生者の淵を掴んだ。
GM:改めて以上です
GM:もろもろよくなったら演出をおねがいします
中渡瀬理:中渡瀬の力の強みとして、風が形状自在なところにある。
中渡瀬理:つまり他のメンバーの攻撃防御を妨げず、間断なく流れ、一息で攻撃に移れるという所だ。
中渡瀬理:今回もそうだった。機序を悟るより前に、彼に生じたの隙……自らの内の炎に刃を差したその瞬間、風向きが鋭く変わった。
中渡瀬理:勝機と思う。確信ではない。事実かつて彼に敗北した時も、勝つつもりで挑んだのだから。それでも
中渡瀬理:「……"ディレンダ"!!」
中渡瀬理:剣を目とし渦巻く気流が、風が、あるいは空が、焦げた灰を吹き散らし、中渡瀬の身を彼との決着圏へと運ぶ。振り下ろす剣。まだ受けられる。
"ディレンダ":「……来い」自分自身の肉体から刃を抜き取り、君を睨み上げる。「示して、みせろ」
中渡瀬理:突き詰めれば硬質な無機物同士の衝突であり、それは有り触れた剣戟と何ら変わりなかった。とめどない風を受けた翼が、断ち切り続ける剣に食らいつく。
"ディレンダ":消耗した肉体とは思えない膂力でそれを受け、あるいは斬り返す。何度も死を踏み越えたという言葉は偽りではなく、死に瀕してこそ活性化するレネゲイドを持っている。
中渡瀬理:戦列を共にする仲間の攻撃と、ここまでに"ディレンダ"が滅ぼした者の刻みつけてきた傷と、時。
中渡瀬理:全てに圧され終焉の淵にあり、それでもなお赤熱する彼と斬り結ぶ。
"ディレンダ":死地において飛躍的に成長する。1割のオーヴァードが死の体験から覚醒するように、それが信ずるところは一面において事実ではあり、この剣士もまたその生き証の一つであった。
中渡瀬理:刃の嵐の中、思い起こされる。"ディレンダ"と刻み合うのは初めてではない。その時彼はもっと強く、自分は間違いなく敗死し
中渡瀬理:それは勝利のために必要だからと積み重ねてきた選択すべてを否定されたに等しく、ゆえに不要の決勝たる今の中渡瀬理が生まれたのだろう。
中渡瀬理:"アンジェン"を生かしたのも、不要たる自分をこの場に導き勝利するための、過去の己の選択――
中渡瀬理:――かは、もう分からない。何故ならもはやここに彼はなく、ただ自らのみが最後の灰を斬り伏せるために在るのだから。
中渡瀬理:結果的に、最後の一合となる数秒が始まる。長い戦いの末に見えた"ディレンダ"のゆらぎ、間隙へ、今までより強引に踏み込む。
"ディレンダ":「ッ……」息を呑む。研ぎ澄まされていく集中の中で、微かな音を聞き届けた。目の前の剣士が呼ぶ風の音とも、刃の響きとも違うそれは。
中渡瀬理:風が吹く。灰混じりの風が"ディレンダ"を少しばかり押さえ込んだ。熱風が中渡瀬の肩を押した。白くいびつな剣が描いた斬軌は伸びやかに風のようで
中渡瀬理:"ディレンダ"の中枢を二つに断ち切り、その存在の最期を決定づける一撃となる。
中渡瀬理:「……ハアッ!」 更に、息を荒く吐きながらの追撃。これは予想以上に"ディレンダ"を深く斬り裂いた。
中渡瀬理:つまり、彼にはもうそれを防ぐ力が残っていなかった。
"ディレンダ":致命に至ったと知り、よろめきながら。もう一度ばかり、切っ先を幽かに揺らす。
"ディレンダ":それが断つのは、己と"骸火"との契約の一条だ。……熱を失った"アルコス"の砲口もまた、そこで静かに熱が引いていく。
三輪 空道:───死地に在ってなお、その音高く、芳しく香り立ち、煌々と輝いて熱を増す、ねじれて複雑に絡み合ったいのち。
三輪 空道:風に吹かれて解けるそれを 風にあおられ消え行くそれを 風を受けて命を燃やし、最期の瞬間まで火を絶やさんとするそれを………他人の気がしなかった忌敵の姿を、ただ黙って見届けている。
中渡瀬理:「……ふ、フ」
中渡瀬理:肩で大きく息をする。動きが緩むと、心臓の音がいやにうるさかった 「終わり……か」
"アンジェン":「……あ」その結果を見届けて、短く声を漏らす。
GM:空を覆っていた灰が、夜風に吹かれて少しずつ晴れ、暗闇の中に霞んでいく。
中渡瀬理:末期の声すら漏らさず散った"ディレンダ"を見て、そして視線を外し、空を見る
GM:それが噴き出していたみなもと。月よりも明るく輝くともしびが、まだひとつ。
中渡瀬理:「これが……盛大なフェイントってことはさすがにないでしょう。……ないですよね?」
"アンジェン":その感嘆から戻ってきて。行儀のいいかたちの礼をする。「……ありがとう、ございます」
四木ミコト:「……何度も死んでるジャームなんでしょう。正直、分からないので……」防御のために拡散させていた氷の鳥を"ディレンダ"のもとへ集めて、凍結処理を施していく。
中渡瀬理:「いや、お礼なんてそんな……あーっ助かる、そういうのすごく安心する……!」
四木ミコト:「こちらは、どうなっても良い様にしておきます」
三輪 空道:───昂るレネゲイドを落ち着けるように長く息を吐き「───大丈夫だと、思います。もう…何にも感じないんで」
"アンジェン":「……いえ。もともと私が、望んだこと……ですから」
中渡瀬理:がっくり肩を下ろし、手にした剣が羽のように散って消える 「ありがとう、三輪くん。これ以上はさすがに……無理だからね」
"アンジェン":「……恐れ入りますが、だとしても」
"アンジェン":まだやってもらう事がある、と言いたげに君の手を取る。
中渡瀬理:「ああ、うん……」 "アンジェン"の顔を見、眉を下げて笑う。その手を握って
"アンジェン":「必要であれば、背負って歩くことも……」幾分と高い場所にある顔を見上げて。「……その、少し靴先が擦れてしまうかもしれませんが」
"アンジェン":「はっ」握られます。
中渡瀬理:「大丈夫だよ。もちろん果たす。僕の……」 義務、と言いかけなんだか納得行かず、反射的に権利、という言葉を思いつき、しかしそれも口にせず
中渡瀬理:「……目的、だからね。では、行こう……ちょっと行ってきます」 "エンバー"の定義したいずれにも属さぬ言葉を口にし、砲塔へと向かう
GM:君が辿り着くまでに、巨大なその砲塔もまた役目を終えたとばかりに朽ちて消えていく。……もとより、死者の創造物が残り続けている方が異質な状況ではあった。
GM:それは武器であると同時に、資格を持つ者が来るまでにそれを守り続ける殻の役を与えられていたのだろう。
GM:崩れ落ちた塔の中心に、ともしびが煌々と燃え続けて、君を待っていた。
GM:熱に呼ばれるようにして、君がそこに触れると。
GM:君の失われた過去を、あるいは塗り潰すような密度の……途方もなく永い時間、その断片が見えた。
"エンバー":……はじめに、解放の記憶があった。
"エンバー":エンバーの始祖レガトゥスは主人殺しの罪を負い、奴隷仲間と共に山を駆けて逃げ延び、故郷を見出した。三日間の嵐の中において彼が手にした灯はなぜか消える事がなく、その道行を照らした。彼らはそれを聖火として崇め、精強なる戦士の街を築いた。
"エンバー":栄光の記憶があった。
"エンバー":エンバーの勇士達の軍勢はホスティリウスの侵攻を三度に渡って退け、その勇名を響かせた。同時に多くの死者が聖火によって天に送られたが、それは誇りであった。最も幸いな者は、エンバーの地の岩によって鍛えられ、雨によって潤い、骸火によって送られる。そのように歌われた。
"エンバー":屈辱の記憶があった。
"エンバー":将リヴィスが毒殺された混乱に乗じて攻め滅ぼされた我々は、生き残った僅かな者と共に故郷を追い立てられた。勇士達は個人的な尊厳と命を捨て、その焔を守った。故郷を亡くした今、同胞とは何かを知る者が他にないと知っていたからだ。
"エンバー":再燃の記憶があった。
"エンバー":船と共に嵐の海に沈んだエンバーの生き残りは、ついに死に絶えてしかし、自らが崇めた聖火によってその命を再鍛された。戦士であること、この焔を聖なるとすること、”エンバー”であること。その三則によって数多の意識は束ねられた。
"エンバー":復讐の記憶があった。
"エンバー":故郷を奪った仇国を打倒するまでに、千年を超える試練の時間があった。敗北によって戦略を磨き、死によって武技を研磨した。人々の戦術と武具が発展し、世代が移り変わって行く中で、戦事については後れを取らない様に研鑽しなければならなかった。その果てに、ついに祖先の屈辱を雪いだ。死もまた試練であると知った。
"エンバー":混迷の記憶があった。
"エンバー":復讐を果たしながらしかし、取り返すはずの故郷の地は海の果てに沈んでいた。エンバーはしかし、既に場所によって定められるものではなく、放浪を続けた。どこに向かうべきか、答えられる者はいなかった。ただ、進歩を続けなければならないという事だけは理解していた。
"エンバー":憔悴の記憶があった。
"エンバー":何度代を取り換えたところで、エンバーの命にも限りがある。星や国ですらそうなのだから、自分達だけがその例に漏れるという道理はなかった。エンバーではないものに火を託すべく、ヒトを育てる事を始めた。死練を繰り返し、新たな力に手を伸ばした。”シャルヴ”もその一つだった。しかしすぐに間違いであったと理解した。
"エンバー":果てを見たときの記憶があった。
"エンバー":ひとたび飲み干したグレイプニルという毒によって、エンバーは変質していく。塗り替えられていく。戦士とは何であるのか。骸火はなんのためにあるのか。エンバーとは誰の事なのか。答えを見失う者が増えて、そのたびに己の一部を殺し、新たに生み出し、それが間違いであればまた殺した。……完結させなくてはならない。何が間違いであるか分かっている内に。そのための戦争を起こした。……しかし結局、己が鍛えたヒトの兵士たちは何者も"ディレンダ"を打倒し得なかった。それが”エンバー”自身の限界であった。
"エンバー":
"エンバー":最期の試みは、もう一度、死を受け入れることだ。
"エンバー":燃え尽きたその遺灰から、また新たな火が生まれるのであれば。
"エンバー":そうなるはずだ。我々の歩みが、真実、世界に肯定されるべきものであったならば。
GM:…………
GM:……永い過去の潮流が見えた。数多の意識が、この熱とあかりの中で生きて消えていった。
GM:その多くが願っていた。「どうか絶やしてくれるな」と。
"アンジェン":「……サトル様」ぎゅ、と握る手が微かに強くなる。
"アンジェン":「ご決断、を」
"アンジェン":……"アンジェン"は、自分がその末の枝にぶら下がる命のひとつであることを自覚している。
"アンジェン":君と同じものを見ている訳ではないのだろうが。それでも、
"アンジェン":重ねられた時間と、消えていったものの重みを、見て知らずとも、理解している。
"アンジェン":自分ひとりがそれに比べられるような存在なのか。そうまでして永く生きて、自分に何か価値のあることができるのか。
"アンジェン":……ひとりでは出せないその答えを、あなたに求めている。
中渡瀬理:中央に黄金を秘めた、繊細な硝子細工があったとして
中渡瀬理:そのきらめきを見事と思う感受性がなければ、容易く踏み割りその黄金を手に入れるだろう。
中渡瀬理:その火を絶やす躊躇を知らぬかつての自分であれば、しかしその火を継いでいただろうし
中渡瀬理:火を絶やす決意を伴いここに到達した今の自分が躊躇の感情を持ち合わせている事実には、冷笑的な運命の作為を感じさせられる。
中渡瀬理:永く、熱く、重く、燃えてきた熱量。続きを願う火。数多の命のように終焉を厭う炎。
中渡瀬理:その一方的な力関係を想えば、花を手折るに似た残酷すら感じられる。
中渡瀬理:「決断、か」
中渡瀬理:重厚な記憶の前に立たされる、数日の記憶のみの自分のいかに矮小なことか。
中渡瀬理:そんな自分の決断よりも、眼前の懇願を優先するべきではないのか。
中渡瀬理:ふう、と嘆息し、目を閉じる。
中渡瀬理:「決断だな」
中渡瀬理:文字通り、断つを決めるという意味。
中渡瀬理:"アンジェン"の顔を見て、わずかに笑い
中渡瀬理:「彼らには済まないが、過ぎ去ったものは、もうない。灰なんだ」
中渡瀬理:「今触れている君の方が、温かいよ」
中渡瀬理:その炎を握り消す。
GM:ともしびが絶える。途方もなく長い時間、そこにあった歴史が
GM:灰と共に夜風に吹かれて、この世界から去っていく。
"アンジェン":……あるいはこうなった時の事を、少しは想像していた。
"アンジェン":少女は言葉もなく、ただ厳粛に、この旅立ちを見送ろうと思っていた。
"アンジェン":ただ、その時に自らの胸にあふれてきた熱は、自分が知る何よりも激しく、あふれ出す嗚咽を抑える事はできなかった。
"アンジェン":少女はそうなってから初めて、生きる事を望む欲望が、ずっと自分の内に在ったという事を知った。
GM:
GM:バックトラックをします
GM:Eロイスが
GM:“ディレンダ”:「不滅の妄執」「予告された終焉」と
GM:解除したギミックがEロイスカウントされるので
GM:★第八セーフハウスからの救難要請
★裏切り者について
★死灰濃度上昇
★熱波強度上昇
★エンバーの死灰
★アルコスの砲火
中渡瀬理:なるほどなあ そこがEロイス相当か……
GM:あとボス戦の”アルコス”と "エンバー"も持ってた不滅の妄執!
GM:合計10個です
中渡瀬理:最後の攻撃の侵蝕率を上げそびれていたので、上げます
中渡瀬理:中渡瀬理の侵蝕率を10増加(129 → 139)
村上希:10個!振ります
三輪 空道:無論振るぜ
村上希:135-10d10
DoubleCross : (135-10D10) → 135-68[6,2,9,9,7,7,9,7,8,4] → 67
GM:ギミックがEロイス相当になるのはアリア倒したときの報酬だぜ
大門トオル:10個!振ります!
大門トオル:あ~
中渡瀬理:なるほどね
三輪 空道:150-10d10
DoubleCross : (150-10D10) → 150-58[2,9,8,9,6,9,5,1,6,3] → 92
中渡瀬理:ここから帰れないなんて有り得ない! 普通の男の子に戻ったとしても振ります
大門トオル:123-10d10
DoubleCross : (123-10D10) → 123-53[4,7,5,8,3,9,5,2,3,7] → 70
中渡瀬理:139-10d10
DoubleCross : (139-10D10) → 139-52[10,3,6,7,5,8,7,1,3,2] → 87
三輪 空道:メモリー+ロイス5個、等倍
村上希:2倍で…振ります!
三輪 空道:92-10-5d10
DoubleCross : (92-10-5D10) → 92-10-26[10,10,4,1,1] → 56
村上希:67-12d10
DoubleCross : (67-12D10) → 67-82[7,10,8,5,10,7,7,8,2,7,1,10] → -15
中渡瀬理:2倍振りだぜ~~
中渡瀬理:87-12d10
DoubleCross : (87-12D10) → 87-70[8,8,2,9,8,3,6,9,6,6,3,2] → 17
村上希:出目が無暗にいいな…
GM:みんな元気よく戻ってきたようだな
中渡瀬理:村上さん……なっちゃった 普通の女の子に
大門トオル:ロイス5個~ 等倍
村上希:あたし!普通の女の子に戻ります!
GM:シナリオ5点といつもの5点とEロイス10点なので20+侵蝕分です よしなにしてね
大門トオル:70-5d10
DoubleCross : (70-5D10) → 70-26[4,1,8,7,6] → 44
GM:よかった 邪悪な力はもう使わないでね
三輪 空道:24点いただきます!
村上希:23点です!
中渡瀬理:23点~
大門トオル:23点!
村上希:93/3+1だから 32点かな GM
GM:あっありがとう~ 串焼きにして食べます
エンディング:大門トオル
GM:……当然ながら、"アルコス"の撃破によってただちに状況が回復した訳ではない。
GM:街の汚染と残ったジャームの掃討、情報封鎖処理、これを好機と判断してUGN勢力圏を切り崩しにかかろうとする市外勢力への対応。
GM:そもそもにダメージを受けた支部の基本機能を回復するために必要な労務処理もある。君、大門トオルは治療を受けた後もその中心で揉まれ続け、
GM:一通りが落ち着く頃には、かなりその体の方が参ってしまっていたようだ。
榊アリア:「……本当にただの風邪、なんですよね?」
榊アリア:「それはそれである意味、深刻だと思いますが……オーヴァードの免疫機能が普通の風邪のウイルスに負けるような状態という事でしょう」
大門トオル:「……そうなるな」
榊アリア:「はい……ほら、こちらを向いてください」
大門トオル:「これでは今後しばらく、アリアのオーバーワークを諫められる資格がなくなってしまったな……」
榊アリア:ベッドで横たわる君の額に、冷感シートをぺたりと貼る。
榊アリア:「……その件は、私も反省しているところですが……」
榊アリア:いつも背に負っていた槍は、既に彼女の元にはない。
榊アリア:砕け残った断片は、兄の眠る場所に置いてきたと聞いている。
大門トオル:「……まぁ、俺としても若干バツが悪いというか」
大門トオル:「あの時は急を要する事態だったからあぁしたが」
大門トオル:「まったくもって明るい気持ちでいる、ってのも難しいな」
榊アリア:「……」
榊アリア:「……私も、先日まで入院させられていた身ですが」
榊アリア:「そのあいだ、考えていたんです」
大門トオル:「何について?」
榊アリア:「兄の形見を失ったのは、私がうまく使えなかったせいですが」
榊アリア:「その……」少し言い淀んで。
榊アリア:「武器とは道具であり、生きていくための手段です」
榊アリア:「私は、その手段の方を目的にしていました」
榊アリア:「自分に必要だから手に取るのではなく、他の誰かに渡したくないから」
大門トオル:「……」
榊アリア:「それは、いずれ正されるべき間違いだったのではないでしょうか」
大門トオル:「そうかもしれない」
榊アリア:「……ですので。貴方は、正しい事をしたと思います」
大門トオル:「……そうか。そうだといいが……」
榊アリア:「……。飲み物、持ってきますね」とことこと空のコップを手に席を立っていく。
大門トオル:「すまない。助かる」
大門トオル:ふぅ、と息をつく。そして一拍おいて、先の言葉がアリアなりの気遣いだったことに気づく。
大門トオル:(……頭、回ってないのかもな)
榊アリア:少し間があってから、スポドリの入ったグラスを手に戻ってくる。
大門トオル:「ありがとな」
榊アリア:「……いえ」少し伏し目になって。もう一度面を上げる。「トオルさん」
大門トオル:「ん?」
榊アリア:「私、改善ができる人間なので」
榊アリア:「今日から、続けてお休みを取っています。五日ほど」
大門トオル:「……なるほど?それは確かに改善だな」意図が読めず、気の抜けた声を出してしまう。
榊アリア:「……それでですね、取ったはいいのですが」
榊アリア:「特にどういう事をすればいいのか分からず、今朝もつい支部の方に足を運びかけていました」
榊アリア:「こう見えて、危機感を抱いています」
大門トオル:「それは……たしかにな」
榊アリア:「私は……もしかして」
榊アリア:「"勤勉な働き者"という訳ではなく……」
榊アリア:「単にそれ以外の事ができない奴だったのではないか……?と」
大門トオル:「あぁー。いや、勤勉ではあると思うが……」
榊アリア:「私、休めるようになりたいんです……同期の皆に負けないくらい上手に……!」
大門トオル:(もしかして、指導の方針間違えたか……?)思案しつつ、
大門トオル:「興味があるものは?」
榊アリア:「興味…………」
大門トオル:「料理でもアウトドアでも、映画でも」
榊アリア:「………………………………」どんどん険しい貌になっていく。
榊アリア:「……か、風邪の治療法……?」
大門トオル:「おぉ、ひねり出したな……」
榊アリア:「そんな目で見ないでください……流石に自分でも分かっています、今のが誤答であることは……!」
榊アリア:表情は大きくは変わりないが、焦っている事はよくわかる。テーブルの上のスポドリを一口飲んで落ち着ける。
榊アリア:「……に……」
大門トオル:「に……?」
榊アリア:「…………兄さんとは、どんな遊びを……して、いたんでしょうか?」
榊アリア:搾り出すような声で口にする。
大門トオル:「いい切り口だな」
大門トオル:「とはいえ、あいつもあいつで堅物だったからなぁ……なんか遊びらしい遊びしたっけか」
榊アリア:「そ、そうですか……」しおれていく。
大門トオル:「……あー……いや……」しばしためらうように。
大門トオル:「お前、ホラーって大丈夫か?」
大門トオル:「その手の映画が好きだった、のは覚えている」
榊アリア:「……ホラー、と言うと……」
榊アリア:「一般人が死霊系のジャームに襲われて被害に遭う事を鑑賞するような」
榊アリア:「そういう映像作品のことでしょうか」
大門トオル:「まぁ、言い方は気になるが概ね間違ってない」
大門トオル:「別にホラーじゃなくたっていいかもな。映画見に行くのどうだ」
榊アリア:「……そうですね。正直、どのように楽しいものなのか現時点でイメージはつきませんが」
榊アリア:「実物を見てみればその所感にも変化があるかもしれません」
榊アリア:「ぜひ、ご指導をお願いします」
大門トオル:「よし。いいだろう。そうと決まれば、まずは」
榊アリア:「……はい、そのために。早くお身体を治していただく必要がありますね」
大門トオル:「この風邪を治さないとな……」
榊アリア:「そのためには力を尽くしますので。なんでもお申し付けください」
榊アリア:「……服も着替えた方が良いでしょうか?看病に適したものに……」
榊アリア:「ちょっと医療部の方を当たってきます」勝手にやる気を出し、どたどた走り去っていく。
大門トオル:「……あ、あぁ。……ん?」
大門トオル:「ちょっと待て。もう行ってる……行動力はあるんだけどなぁ」
大門トオル:風邪のせいで身体が怠く、慌てて止める気にもならない。
大門トオル:(こりゃまた、ずいぶんな置き土産を……)
大門トオル:溜息をつきつつ、流れに身を任せるしかない、と諦めて身を横たえた。
エンディング:村上希
GM:事件後の丹葉市全域は、依然として灰による汚染の影響が残っており、除染と残存ジャームの掃討にも多大な労力を必要とした。
GM:大掛かりな緊急任務を終えてまだ間もない君達もまた、その中で駆り出さざるを得ないような状況という訳だ。
四木ミコト:ピピ、と手に持つカウンターから電子音が響く。その数値を端末に記録していく。
四木ミコト:「……測定値58。この辺りも、まだ一般の方が立ち入れるまでには時間がかかりそうですね」
村上希:「う~ん、除染機とか回してもらうのも難しいもんなあ」
四木ミコト:汚染状況と施設破損の調査というタスクは、オーヴァードに割り当てられる中では楽な部類であり、一応その辺りの配慮はされているのだろうが。
四木ミコト:「次は……」座標付きのマップに従い歩いていくと、半ばまで黒く焼けたようになっている学校の校舎に踏み込む事になる。
四木ミコト:「……比較的、形としては残っている方ですが……けほっ」
村上希:「色々別のとこ仕掛けてきてるのもあるし、機材も大変だよねえ。…お、学校だ」少し目を輝かせる。
村上希:「だいじょぶ?」ちょっと心配そうに下から君の眼を覗き込む。
四木ミコト:「……いえ、失礼。問題なく」舞った灰が喉にでも入ったのだろうか、かぶりを振って。
四木ミコト:「記録によれば、二年前に大規模な改修がされていたようですね。災難と考えるべきか、あるいはそのお陰でここまで残ったと言うべきか……」
四木ミコト:測定器を回しながら人気のない廊下を歩いていく。
四木ミコト:「……」
村上希:「もう一度大掃除というか、結構な清掃は最低限必要だろねえ……」苦笑気味に笑いながら付いて行く。
四木ミコト:「……そういえば、あのご家族の」
村上希:入り組んだ構造と厚いコンクリート造りが故か、熱が発火点まで至らなかったのだろうか。幾つかの展示物で脚を止めて楽しそうに見ている。
村上希:「あ~…お姉ちゃん?」
四木ミコト:「はい。ひとまず小康で落ち着いていると聞きましたが」
村上希:「ん。身体とかもだいじょぶそう。UGNはすっごい嫌ってるかんじだけど……」苦笑気味に笑いながら。
四木ミコト:「はは。まあ、よくよく嫌われる事をする仕事ですからね」
村上希:「本当、反骨精神というかガッツあって凄いな~と妹としてはもはや感心しちゃうよ。上手い感じにつき合えばいーのにさ」
村上希:「オーヴァードだって所詮は生き物なんだから、活動してればそりゃ…ねえ。あるのに、もう。ご迷惑おかけしてます」
四木ミコト:「そこは、かけられるための仕事でもありますし」苦笑しつつ。
四木ミコト:「ともあれ、そういう軽口を言えるようになっているなら何よりです」
村上希:「まーね、そこは歳近い姉妹ですから。言い合えるくらいが健康なんだと思ってます。ほんと、よかったよ」
村上希:姉があたしに感じている、変な劣等感のようなものも消えてくれるはずだ、と思っている。もうどっちもOVだし、と。
四木ミコト:「……身内の不肖と言っても、この業界。既にある縁は、大切にできるに越したことはないですからね」
村上希:「正直ちょっと諦めてたとこあったからさ、あたし」妙に姉と戦う時の物分かりの良い様子からして、嘘ではないとわかる。
四木ミコト:"大切にする"、ではなく"できる"、だ。時としてそこには逆らい難い力が働く。
村上希:「家族とは、もうどーしよーもないんだなー、って思ってたの」
四木ミコト:「貴方はそのあたり、器用な方ですよね」
村上希:両親は信ずるところの由縁を堂々と否定した娘だし、姉とはまたお互いに不満といら立ちがあり、ある種の決別した関係でさえあった。
四木ミコト:「割り切るべきものと割り切れているというか。……言ったことを翻すように聞こえるかもしれませんが、それはそれで、長生きの素養だと思います」
村上希:「だって」ちょっとミコト君の前に出て、くるりと体を回す。
村上希:「死んだら、絶対そのひとはそのかたちじゃ還ってこないからさ」
村上希:「壊れたら、きっと直しても、治しても、どうしたって別のものになるんだ、って」
村上希:「あたしはそれをよくよく知ってる」己の能力の研鑽こそが、そのまま蘇生不可能性の実証でもあったから。
四木ミコト:「……」
村上希:ふ、と笑った。「ここで選択肢です。1.なんか重たそうな話だしうまい感じに別路線に行く」
村上希:「2.どこかふわふわしてる此奴の腹をしっかり確かめる。……どっちにする?」
四木ミコト:「……」短い溜息。「そういう所も、貴方の割り切りですよね」
四木ミコト:「誰かに胸の内を明かしておきたい欲求と、中を見られて重いやつだと思われたくない怯えと」
四木ミコト:「その両方を客観的に認識し、並置して、人の前に晒しています」
村上希:「真面目になんでもかんでも向き合ってたら、あたし潰れちゃうもん」
村上希:「ミコト君だってそうでしょ?」
四木ミコト:「……まあ、そうですね。全然性格は違う割に、似ているところがあるなとは」
四木ミコト:「なら、潰れる前に聞かせてもらいましょうか」
村上希:「うん。……ありがと」
四木ミコト:「元々、そういう役回りでいますしね。僕は」
村上希:「ミコト君だってさあ」
村上希:「いっていいんだよ。なにせ、そういうの聞いて何とかするお仕事、あたしずっとしてたんだから」
四木ミコト:「それが嫌で離れたのでは?」
村上希:「ミコト君ならいいよ?」そんなことを言いながら、のんきに笑っている。「”別に、誰にでもこんなこと言ったりしてるわけじゃないからね”?」
四木ミコト:回しっぱなしにしていた測定器をそっと止める。どのみち、しばらく仕事にはならなさそうだった。
四木ミコト:「……人に聞かせてどうにかなる訳でもない自分の問題は、わざわざ口にしない主義なんです」
村上希:「じゃあ逆に、人に聞かせてどうにかなる問題じゃなくても、ひとは誰かに喋るのはどうしてだと思う?……楽になるんだ」
村上希:「とゆーか、あたしが喋るのもそうだからね?きっと楽になるな~って思うから言うんだから!」指を胸元に軽くぐりぐりしつつ。
四木ミコト:「だから、それは聞きますと言っているじゃあないですか」
村上希:「うむ……というわけで、あたしが言ったら順番ね!」
四木ミコト:どうにも制止できる空気でなく、指で押されたまま廊下の壁に背を付いている。
村上希:くるんと身を回して、そのそばに此方も背を付ける。
村上希:ふわりと淡く花の匂いがした。サクラの花に似たような。
四木ミコト:「それは承諾はしませんが」きっぱりと言いつつ。「始めてください」
村上希:「じゃ、いちばん村上希!行きまーす!」承諾してないのを無視しつつ。
村上希:「能力関連の話出たから言うんだけど」
村上希:「正直あたしの能力っていうか戦い方、かなり邪悪というか悪役というか…アレだよね」死者の姿を呼び出して使役する手法の事。
村上希:「戦うのさえ人任せっていうか……死者の尊厳とかどうなのよとか……レネゲイドが願望実現っていう説からするとあたし、大事なとこも人任せなんか!?というか…」
四木ミコト:「悪役とかはよく分かりませんが……」
四木ミコト:「願望だとすれば、ごくありふれた当然のものじゃないですか」
村上希:「皆は違うじゃん」ぶすっとした顔だった。
村上希:大門トオルは、己の拳で殺意を飛ばす。三輪空道は、命に直接手を付ける。中渡瀬理は、言うまでもなく己の剣で切らねばならない。
四木ミコト:「……なら、無理に戦闘員として活動する理由もないのでは」
村上希:「オーヴァードって、普通に傷を治そうと思えば治るんだよね」
四木ミコト:「死人に連なるものを無理に使うくらいなら、人を癒す力に頼って生きる道もあります」
四木ミコト:「……。オーヴァードではない負傷者を治す事も、価値のある仕事でしょう」
村上希:「そうやって、お医者さんみたいになる道も、確かにありなんだよな」ぼんやりと視線を上げている。
村上希:「無理だよ」疲れたような声だった。
村上希:「あたしはむり。がんばったけどさ」
四木ミコト:「……」
村上希:「……一回病気を奇跡みたいに治して見せて、そうしたら次は最初から形成不全の腕とか脚を治してくれって言われて」
村上希:「がんばったよ。なんとか”かたち”はそれっぽくしたよ」
村上希:「でも、動かせるところまではいかなかった。………人って、期待を裏切られたら、本当凄い顔をするんだよ。其れで…」
村上希:「寄付が思った額に行かなかったって、うえ…」
村上希:一瞬身を折り曲げて、口元を抑える。
四木ミコト:あえてその姿を視界に収めない様に、人のいない方に視線をやりながら。
村上希:「………ごめん、そこらへん、きちんとした病院とかならこんなことないんだろうし、UGNの人がそうするって思ってるわけじゃないんだ」
四木ミコト:「……人の期待に応えられない苦しみは、戦場にもある」
村上希:「……そうだね。あたしの言ってるのは逃げ言葉だって…分かってはいるの」
村上希:「でも、治すより、壊す方が、簡単なんだよ」
村上希:「ハードルが低い、っていうべきなのかな……あは。ごめん」
村上希:「こんな性根だからなんだよな……」
四木ミコト:「……理由が」
四木ミコト:暫く考え込むような間があった後に。
村上希:ちらりちらりと君の方を伺っている。其処にあったのは、恐怖と、後悔だった。こんなこと言わなければよかった、というような。
四木ミコト:「自分の中にうまく見つけられないまま、惰性で今の環境に身を置いているような」
四木ミコト:「そういう知人を、何人も見てきました。……大抵、いい結果にはならなかった」
四木ミコト:「チルドレンとは少なからず、単一の世界しか知らないままに年月を重ねるものですから」
村上希:「…良くない結果、っていうのは、やっぱりジャーム化とか、離反とかなのかな」
四木ミコト:そこへの回答は濁しつつ。「失礼な言い方かもしれませんが……貴方の話の中にも、それに近いものを感じました」
四木ミコト:「逃げたい理由、いやな理由を口にはできても」
四木ミコト:「自分がどこに向かいたいかという願望が、欠落しているような」
四木ミコト:「……『人の身勝手な悪意が恐ろしい』。『それを資本に取り換えようとする欲望がおぞましい』。『自分が持つ力の形が疎ましい』」
四木ミコト:「そういうものだけで、ずっと歩いていくのは」
四木ミコト:「仮にどちらを選んでも辛い道程になると思います」
村上希:「……」ずるずると壁に沿って体を落とし、膝を抱える。表情が抜け落ちる。まるでブレーカーのように、感情が高ぶったときに、彼女はそうなる。
村上希:……普通の人間の反応では、そう言う時は喜怒哀楽が強く出すものだが、村上希はそうではなかった。ある種の虐待を受けた子供たちのように、それを抑圧する。
村上希:「だって。あたしはさ」膝を見つめて。
村上希:「やりたかったこと、もうできないもん」
村上希:「中学とか、高校行ってみたかったし。其処で友達と一緒に遊びたかったし」
村上希:「勉強して、なりたいものを探して、それを目指したり……」
村上希:「部活で、友達とかと一緒に、記録を打ち立てたり、大会に出ることも出来ない」
村上希:「……彼氏とか作って、素敵な青春過ごして見たりしたかったの」
村上希:「…………青春っぽい事、してみたいな」
村上希:村上希は、普通の人達が羨ましい。
村上希:それは、自分が失ってしまった、自分がなりたかったものだからだ。きらきら輝く硝子のような、脆くて綺麗なものだから。
四木ミコト:「…………」
四木ミコト:その隣に膝をついて、腰を下ろしながら。「……十三の時に」
四木ミコト:「僕も、人並みに異性を好くという経験をしました」
四木ミコト:「歳の同じ同僚です」
村上希:「……」その言葉に、ちらりとあなたの方を夕焼け色のひとみが見つめるのがわかった。
四木ミコト:「ころころと表情がよく変わり、広い外の世間の事に興味を持ち、新しい流行りもの話を持ち込んでは、仲間内へ楽しそうに披露していた」
四木ミコト:「そういう人でした」
四木ミコト:「彼女は」遠い空に焦点を向けたまま。「今も十三歳のままです」
四木ミコト:「氷の棺の中で眠っている」
四木ミコト:「僕の手で、そうさせた」
四木ミコト:あえて面と向かって話す事でもないだろうが、彼の簡単な経歴、つまりは籍を置いていた支部が二度ほど潰れたという風聞くらいは聞いたことがあるかもしれない。
村上希:「……、」何か言おうとして、それを飲み込んだ。「いまも」「今も、好きなの?」
四木ミコト:「……とうに諦めていますよ。だって、どう考えても迷惑でしょう」
四木ミコト:「彼女が目を覚ませるようになる時が来るとしても、早くて十年は先になる」
村上希:「……」あたしは、待ってくれていたら嬉しいけどな、とぽそっと口の中で呟いて。
四木ミコト:「知っていたはずの時代と世界が、いつのまにか自分を置き去りにしている」
四木ミコト:「あるいは、その目覚めさえ永遠に訪れないものかもしれない」
四木ミコト:「……比べる事が、どこか不適切なのは分かっていますが。でも」
四木ミコト:「貴方はここにいるでしょう」
村上希:ゆっくりと、わずかに頭を持ち上げて君を見る。
四木ミコト:「どうしてそう、何もかもできないと決めつけるんです。……そりゃあ、全ては叶いませんけどね」
四木ミコト:「高校に通うくらい、どうとでもなりますよ。潜入任務はそういうものとして需要がありますから……UGNには成人してから三週目に入ってるような人だっています」
村上希:「……それはそれでどうかとおもうな」少しだけ笑って。
四木ミコト:「普通の人と同じ価値観でいられないと言うなら、オーヴァード向けの教育機関だって……」
村上希:「でも。……SOG時代に、なにされてるかあたしも覚えてなくて分かんない身体だもん。気持ち悪いでしょ」
四木ミコト:「……えぇ……あの」
四木ミコト:「まさか、僕がくっつくなって言ったの、そういう理由だと思ってないですよね?」
村上希:「…………」
村上希:「いままで反応悪かったし……」
村上希:「……誰にでもやらないもん。もう嫌だし」
四木ミコト:「…………」今日いちばん疲れたように眉間を抑える。
四木ミコト:「……いや……」
村上希:「……」むすーっとしている。「別に…それだけでこうなってるわけじゃないからね。本当に、あたし」
村上希:「ここにいていいのか、って。思ってるよ」
四木ミコト:「……もう、いいです。面倒くさいわこの人……!」呟いて、その身体をぐっと抱え上げる。
村上希:「ひ、ひどくない!?そのものいい……ッきゃぁ!?」
四木ミコト:「どんどん沈んでしゃがみ込んでしまう人のせいで仕事が遅れすぎたので。このまま計測を進めますね」
四木ミコト:ほら持っててください、と計測器を渡す。
村上希:細くて、でも柔らかな身体だった。
村上希:「な、なっ、ななな」受け取る。
村上希:「え!?も、もうちょっとこう……なかった!?」
四木ミコト:「あんな状態の人を口説いたら、弱りにつけ入るようなものでしょうが。そこまで恥を知らないわけじゃないので」
村上希:「こう……なんというか……!女心に綺麗な感じにやろうと思って……!」
村上希:「く、くどっ」
村上希:「だ、だって好きな人いるんでしょ!?」
四木ミコト:「いや昔の話って言ったでしょうが」
村上希:「え、だ、だってぇ……あたしだったら待っててほしいし……」
四木ミコト:「伝えられてもない相手が待ってても一方的に重いでしょ!というかね」
村上希:「と、ともあれ!こういうカン違いさせることは良くない!良くないよ……えっなにかな」
四木ミコト:「いいですか? 恋愛とかそういうのは、一人前の自分の足で立てるようになってからするもんなんです」
村上希:「……………」ぶーっとした顔になって。
四木ミコト:「グズグズに弱ってる心をどうにか埋めてほしくて求めるようなのはただの依存行為ですから」
村上希:「………いいじゃん!家族全部変なカルトでズタボロで身寄りもない美少女だぞ!」
村上希:「それにあたしだって別に寄りかかるだけになろうなんて思ってないもん!」
四木ミコト:「こうやって仕事中に蹲って抱っこされてしまうような人にはまだまだ早いって事です。まずはご自分を立て直してくださーい」
村上希:「あー!こらーーっ!そ、そもそもさあ!言ってなかったけど--」
四木ミコト:「やっぱり美少女って自認があるんじゃないですか……ええ、何です?」
村上希:「ミコト君がんばってるしあたしもUGNの仕事一杯すれば助かるかなって………始めたんだもん」
村上希:「恥ずかしすぎて言えなかったけど………」
四木ミコト:「…………」
村上希:「なーんーかーいーえーよー!!」彼の腕の中で落ちない程度にじたばたする。
四木ミコト:「……それ、こういう恰好付かないタイミングで伝える話じゃないと思いますよ」
四木ミコト:「一回、聞かなかったことにしておくので」
村上希:「急に抱えたのそっちじゃん!!」
四木ミコト:「今後またもし適切な雰囲気になった時に改めて伝えてください、はい」そっと立たせる。
村上希:「おろすな!」逆ギレ。
村上希:「も、も~~………!」地団駄を踏む。「もっといい感じにするつもりだったのに!」
村上希:最後に思い切り、ミコト君に抱き着く。
四木ミコト:「まあ、誰しも一回目なんて上手くいかないものですか……ら」
四木ミコト:「……早くないですか?二回目来るの」
四木ミコト:されるまま抱き着かれている。それ以前、ずっと前から耳はかなり赤くなっている。
村上希:「--あたし、好きでもない子にこんなことしないからな!」色々と細い身体の中で、どこか柔らかい感触がした。
村上希:そう言って、ばっと離れる。
村上希:「言わないままなんか離れちゃった、そのままお別れです、なんて」
村上希:「あたしはならないぞ!……それだけ!!」ふん!と拗ねたように言って、歩き出す。顔どころか、首まで真っ赤なのが、後ろからでも見えた。
四木ミコト:「……」
GM:そうして、いつになくぎこちない空気を帯びたままその日の調査任務は続いた。
エンディング:三輪 空道
GM:一連の事後整理が落ち着いたある日の仕事上がりに、君は改めて鹿取ののはから食事に誘われた。
GM:彼女が予約した店は、チェーン店ながら学生向けからはワンランク背伸びしたようなところだ。そのまま、小さめの座敷の一つに通される。
鹿取ののは:「ほら、一応お疲れ会みたいな感じだから。ちょっとは落ち着ける所のがいいかなーって」
鹿取ののは:「なんかね、とり天が美味しいらしいよ。先輩のエージェントさんが言ってた」
三輪 空道:(───なんか、意外だな。もっと出不精なのかと思ってた。意外とこういう店知ってるタイプなんだな)
三輪 空道:などと考えながら
鹿取ののは:横にやった膝を組んでメニュー表を開きながら喋っている。
三輪 空道:「確かにそうすね。こういう店初めて来たんで、わくわくしてます」そう答えながら、こちらもメニュー表を開いている。
三輪 空道:とり天…確か、地元からそう遠くない県の名物だっただろうか。
鹿取ののは:実のところ、あまり雑な奴とも見られたくなくて少し下調べをした結果であり、普段行きつけている場所という訳でもない。
三輪 空道:「鹿取サンはもう決めましたか?」
鹿取ののは:「そうね~、この定食の梅セットにしようかな。くーちゃんは?」
鹿取ののは:微妙に落ち着きなく、時おり髪や首筋を撫でたりしながら。
三輪 空道:「そうっすね…自分はとり天の定食」
三輪 空道:「あと別でつけ蕎麦とかつ丼も…かな」
鹿取ののは:「お、育ち盛り男子。いいね~」
鹿取ののは:「じゃあ注文取っちゃうよ~」通りがかる店員さんを引き留めてさっさと注文していく。
三輪 空道:「胃袋、なかなか小さくなんないんすよね」
三輪 空道:「お願いします」そう言いつつ、ここは自分が主導で進めた方が良かったのではないか などと考えている
鹿取ののは:「こんなフツーじゃない力使ってるとそりゃねえ。私はそうでもないタイプだけど……」
三輪 空道:「ああ、いや。自分のこれは野球してた頃の名残みたいなもんです」
鹿取ののは:「女の子だと、周りから大食いに見られるの気にして影でいっぱい食べてる子とかもいたりするのよねぇ」
三輪 空道:「練習よりもご飯食べる方がキツかったかな」
鹿取ののは:「あー。身体作るために増量しなきゃとかあるんだ」
鹿取ののは:「お弁当とか用意する方も大変そうだなあ」
三輪 空道:頷いて「自分はキャッチャーだったんで、当たり負けしないように猶更言われてました」
三輪 空道:苦笑して「そうっすね」「母親には感謝してます」そのように続ける
三輪 空道:「まぁ、だからって言ったらあれですけど、自分はその辺気にしないんで」
三輪 空道:「鹿取サンも特に遠慮しなくていいっすよ」
鹿取ののは:「あはは、大丈夫~大丈夫。遠慮してないのはホントだし」
鹿取ののは:「さっきのは知り合いの話だから。誰のってのは乙女の友誼的に、言えないけどね」
鹿取ののは:「というか……どっちかって言うと私、ちゃんと食べない方があるかも」
三輪 空道:頭…脳機能を多分に使用するタイプの能力者は、その分多くの栄養を消費しているイメージがある。その上での発言だった。
三輪 空道:だから…今の鹿取の発言は、少々意外だった。
鹿取ののは:「こう、集中するとずーっと没頭して時間が飛んじゃう的な」
三輪 空道:「なるほど」感覚としては、理解できる話だ。”だからこそ”とも言えるのだが
三輪 空道:「え、その後ってどうしてるんすか?」
鹿取ののは:「えっ、後っていうか……」少し目が泳ぐ。
鹿取ののは:「……まあ、やばいなーってなったら引き出しの栄養バーとか食べて……?」
鹿取ののは:「更にやばくなったら水飲んで寝る……感じ?」
三輪 空道:「か、鹿取サン...」
鹿取ののは:「……え、遠慮しなくていいって言ったじゃんさ~」
三輪 空道:(その状態でよくあれほど元気な様子で…仕事を…)
三輪 空道:……と、そこまで考えて、”ディレンダ”との戦闘を思い出す
三輪 空道:(………いや、多分…違うんだろう)
鹿取ののは:「ふふふ、まあそこはほら。若いですから?」
三輪 空道:(この人は……そういう様子を見せたくないんだ。優しいから)
三輪 空道:───誰のために?
鹿取ののは:「あっお蕎麦来た。……すみません、麦茶のボトルもいただけますー?」店員とわいわいやっている。
三輪 空道:「………」自分が注文した品を眼前に並べながら、じぃっと鹿取の方を見て
鹿取ののは:「……え、あれ?なんかついてる?私」
鹿取ののは:割り箸を割りながらきょとんとしている。
三輪 空道:「──いえ。鹿取サン、食べながらでいいんすけど」こちらも割りばしを割って、定職についていた小蕎麦から手を付ける
三輪 空道:つる と啜って「美味いすね」と一言
鹿取ののは:「ん、なんでしょ。いただきまーす……っと」
三輪 空道:「さっき自分が”遠慮しなくていい”って言ったの」
鹿取ののは:「ん、なんか出汁が違う気がするねえ。カップの奴とかと比べると全然……」
三輪 空道:とり天を齧る「………別に、自分に対して、そんな気を遣わなくていいですよ って意味です」
鹿取ののは:「お、おお……そう?」
鹿取ののは:「普通……じゃない?そんな遠慮してるように見えるかな、私……」
三輪 空道:つゆを啜る 確かに、なんか違いますね と感想がこぼれ
三輪 空道:「……自分の所感ですけど、元気でいようとしてないすか?じゃあ落ち込め って話でもないんですけど」
鹿取ののは:「んん……そういうのは気遣いっていうか~……ほら?あれじゃん」
鹿取ののは:「女の子は可愛くありたいものっていうか……」
鹿取ののは:「くーちゃんだって、疲れて部屋に帰ってぐてーーってなってる所とか見られたくないじゃん?」
三輪 空道:オペレーターの対応如何で現場担当のパフォーマンスも上がる。合理的な話ではあるが…それで鹿取本人に何かあるのは、こう…嫌だったのだ。
鹿取ののは:「女子はそれの範囲が広めって言うか……そういう?」
三輪 空道:「…………」一瞬言いあぐねて
三輪 空道:「仮に、そういう姿を見たとしても」
三輪 空道:「自分の中で鹿取サンは可愛いまんますよ」
鹿取ののは:「…………」箸を持つ手が宙で固まる。
鹿取ののは:「…………お、おお……そっかぁ」
三輪 空道:「それで一人で無理される方が嫌っすかね」やや早口で付け加える
鹿取ののは:「ま、まあ~……よく考えたら見られちゃったもんなあ、実際。そういう限界なとこ」
鹿取ののは:こちらも少し早口になって、先の戦いの時の事に言及する。
三輪 空道:何か、つっかえていたものが取れた感覚になるが…次いで、堰を切ったように、胸の真ん中から全身に熱が広がる感覚に襲われる。
三輪 空道:「そうっすよ。”ディレンダ”にやられた時よりも…正直、そっちの方が怖かったです」
鹿取ののは:「……でもさあ、あれは……お相子っていうか~」
三輪 空道:「死ぬなら、せめて自分より後に……」とそこまで言って、これは言わない方がいいだろう と取りやめる。
鹿取ののは:「……先に体調とか問題ないって言ってたの、そっちじゃん」
鹿取ののは:「全然平気じゃないのに、嘘吐いて安心させようとしてたじゃん。か」
三輪 空道:ん゛ という音と共に、かつ丼を咀嚼していた口が止まり……ゆっくりと飲み込む。
三輪 空道:(───困った、返す言葉もない)
鹿取ののは:「まあ、その、そういう男の子の意地的なのがあるってのは、わかるし」
鹿取ののは:「だから、こう、無理に問い詰めたりもしなかったんだけど……」
三輪 空道:「………そう、すね。その件は本当に…すみませんでした。」と、謝罪の言葉を返して
三輪 空道:「…………下手でした?自分の嘘」
鹿取ののは:「あ、謝んないでよ~~……私も謝る感じになっちゃうじゃん、それだと」
鹿取ののは:「へ、下手って言うか……ほら、いろいろ見えてるから。私……」
鹿取ののは:「見えてるからって読み解けるとは限らないんだけど、なんか……あれは」
鹿取ののは:「HPのゲージがすんごい色になってたし」
鹿取ののは:「これみたいな……」漬物の一つを箸で示して。
三輪 空道:指された柴漬けを見て、こめかみを押さえる。そこまで分の悪い勝負を挑んでいたとは……
三輪 空道:「───はぁ…アホでしたね…自分」
鹿取ののは:「もう、良いって言ってるのに~……」
三輪 空道:軽く息を吐いて「すみません」苦笑する「もう大丈夫す、切り替えました。」
三輪 空道:「それで、後学のために聞きたい事があるんすけど」
鹿取ののは:「うむ。ほらほら、分かったらその調子で食べて元気出して……ん、後学?」
三輪 空道:つけ蕎麦を啜って
三輪 空道:「もしあの時、自分が何もかも正直に話してたら」
三輪 空道:「鹿取サン、どうしてました?」
鹿取ののは:「ん~……」
鹿取ののは:「……まあ、めっちゃ心配するのは変わんないし、何とかしてあげなくちゃってなるのも変わんないとは思うけど……」
鹿取ののは:「いや…………ううん、分かんないね。選ばなかった選択肢の事なんて」
鹿取ののは:「なのでそこは、次の機会が巡ってきたときに、実際に試してみるという事で」
鹿取ののは:そう言って笑顔を作る。
三輪 空道:「それもそうっすね」……”鹿取サンにも分からない事がある「…学ばせてもらいました」
鹿取ののは:「ふふふ。よろしい」
三輪 空道:つゆを飲み干す「───はい。なんにせよ、色々言い合える関係にはなりたいんすよね。鹿取サンとは」
鹿取ののは:「んー……」こちらも麦茶を飲んでから。
鹿取ののは:「じゃあ、次はくーちゃんにお店選んでもらおっかな」
三輪 空道:その方がお互い仕事もしやすいでしょうし…などと付け加え
三輪 空道:「お……そう来ましたか」
三輪 空道:ん……次?
鹿取ののは:「だって、仕事場よりこういうトコのがいいじゃない?」
三輪 空道:「確かに。仕事と離れた場所の方が、色々と話し易いですね」
三輪 空道:「頑張って見繕っときます。なんか緊張しますね、試合前みたいな…」と、そこまで言って
三輪 空道:”では鹿取サンは?”と考えたが
鹿取ののは:「あはは。別にあんま気遣って選ばなくてもいいからね」自分を棚に上げながらそんなことを言っている。
三輪 空道:(……恥ずかしいな。言うのも聞くのも)そうか、自分は恥ずかしいのか そんな自己分析の結果が返ってくる
鹿取ののは:「私も別に、ごてっとしたラーメン屋とか全然行くタイプだし」
三輪 空道:「マジすか。そういう店なら何軒か知ってるんで」
三輪 空道:「また、何回でも付き合いますよ。」
三輪 空道:無論、これも恥ずかしかった。
三輪 空道:”ディレンダ”なら、これも恐怖で、弱さだと切り捨てるのだろうが
三輪 空道:(こういうのを抱えたまま、強くなる方が…俺の性には合ってるよ)
三輪 空道:(一人で強いままより、よっぽどいい。)
三輪 空道:この先、そのまた先、さらに先の事を考える。
三輪 空道:三輪空道は、死ではなく、生に向かって歩いていく。
エンディング:中渡瀬理
GM:その後のUGNの検査においても、"アンジェン"の身体に不調の兆候は見られなかった。
GM:(この際、要拘束対象である村上愛が、主治医としての責任がどうのと言って直接検診をやりたがったために少し悶着あったらしいが、まあ些細な事であろう)
GM:もともとFHに帰属意識があった訳でもなく、諸般の事情を踏まえてUGNの保護下に置かれた君達は、
GM:とは言えいつまでも入院室に間借りしているのはよくないと、先の報酬と支援費用を元に郊外でアパートを借り、新しい生活を始めつつあった。
"アンジェン":君の隣、大きく膨らんだ買い物袋を持って、人気のない土手を歩いている。
中渡瀬理:「結局、あれもこれもと買ってしまったね」
中渡瀬理:「いざ生活というものを始めようとすると、どうしても何か足りないんじゃないかと思ってしまう……戦うことはあんなにできたのに」
"アンジェン":「なんだか、すみません……本当なら、私がお金をお出ししたかったのですが」
"アンジェン":「ですが、少し……その、新鮮でもあります」
"アンジェン":「これほど多くの買い物をする機会というのは、私が持つ記憶の限り、ありませんでした……から」
中渡瀬理:同じく、荷物を手に歩いている。アンジェンの方が所持量は多い。中渡瀬の身体能力は、アーキタイプを抜かない限り人並みである。
中渡瀬理:「……そうだね」
中渡瀬理:同意、というより、多分そうだろうなという肯定
中渡瀬理:「今日や明日だけのための買い物じゃないからな」
"アンジェン":「……はい。なるべく長く保つよう、大切に使うようにします」どこか少しずれた感のある応答。
中渡瀬理:笑って頷く 「そうしよう。先は長いはずだしね」
"アンジェン":「はい。……きっと、そうです」
"アンジェン":紡ぐ言葉は、そうであってほしいとする祈りのようでもあった。
中渡瀬理:かつ、かつ、と足音を立て、アパートの階段を登る
中渡瀬理:2人で暮らすには十分な広さの部屋ではあったが、それでも質素なものだ。ひどく日常の匂いがして、当然そこには、火や灰や戦いの気配はない
"アンジェン":「ええと……これとこれは冷蔵庫に……」袋を降ろして中身の整理を始めている。
"アンジェン":「あ、こっちは冷凍の方ですね……」
中渡瀬理:「あれ、こんなもの買ったっけな……」 そんなことをぼやきながら、雑貨類を並べ
中渡瀬理:冷蔵庫の前でしゃがみこむ"アンジェン"を見て、ふ、と息を吐く
中渡瀬理:「……面白いな」
"アンジェン":「……あ、えっ。すみません、これは二つ分揃えた方が良いかと思った、ので……」君が机に並べたカップを見てあわあわとする。
中渡瀬理:「ああ、なるほど。うん……合ってるよ。それで良い」
中渡瀬理:「揃いの方が良いね」
"アンジェン":「は、はい……私が、ひとつの同じものを使うのは、迷惑かと思いまして」
"アンジェン":「その……面白い、とは?」
中渡瀬理:「この前はあんなに勇ましく戦って、僕を助けてくれた……いや、多分この前より前だってそんな感じだったろう」
中渡瀬理:「そんな君が、冷蔵庫の前でしゃがみこんで、あれこれ考えてるの見るのは……ちょっと。ふふ」
中渡瀬理:押し殺すように笑う 「ごめん。あんまり笑うようなことじゃないとは思うんだけど、ついね」
"アンジェン":「え、ええ……? それを仰るなら、サトル様の方が勇ましい戦いぶりであったかと……」
中渡瀬理:「そうだね。僕もおかしいか」 楽しそうに笑って、椅子に座り足を伸ばす
"アンジェン":「助けるというよりは助けられた機の方が多かった気もしますし……え、いえっ、滑稽だと言っている訳では」
中渡瀬理:「大丈夫。分かってるよ。君がそうは思わないことは」
中渡瀬理:「僕がおかしいんだ」 立って、片付けを続ける
"アンジェン":「…………」
中渡瀬理:……戦いの果てに何かを掴むために生きたかつての自分が、滅びの淵で全てを託した自分が
中渡瀬理:結局戦いの果てに大願を達成し――彼もそれを望んでいただろうという、かすかな確信がある――その果てに得たものが、劇的な結末ではなく
中渡瀬理:こんな小さな部屋で、買ってきた荷物の重さに肩を落とし、中身を並べる時間なのだから、それはおかしくもなる。
"アンジェン":「……"おかしい"、と感じる事ができるのは」ぽつりと呟く。
中渡瀬理:美しく立派な『翼の聖剣』は、生活の準備には何の役にも立っちゃくれない。
"アンジェン":「普通というものについて知っているからこそ、起きるものだと思います」
"アンジェン":「私はまだ、そういうものを……知識として持つ部分はあっても」
"アンジェン":「正しく自分の内に取り込むことは、まだ。できていないのでしょう」
中渡瀬理:「そうだろうね」
中渡瀬理:自分も言うほど『普通』ではなかったが、"アンジェン"のそれに比べれば大した話ではない。
"アンジェン":「……サトル様は、これから」
"アンジェン":「何を……目指して、進むおつもりなのでしょうか」
中渡瀬理:「うーん? どうだろうな……」
"アンジェン":それが、恐らくは強さを研鑽した道の先にあるようなものではない事は、すでに勘づいている。
"アンジェン":それだけは分かっているが、その一つの尺度と価値の世界でしか生きていなかった自分には、そうでない道の歩き方が分からない。
"アンジェン":それは、たとえばこうして買い物をして、家具や調度品を揃えて、材料を元に食事を作って、家計を記録するような
"アンジェン":そういう営みを続けている内に、自然と見えてくるものなのだろうか。……私のようなものにも?
中渡瀬理:「……この世界の色々な所で戦いは起こっていて、僕の力をもっともよく活かすなら、そういう所を目指して、強くなったり、誰かを助けたりするのが良いんだろう」
中渡瀬理:「けど、まあ見ての通り、こうして部屋を借りた僕としては、そういうことをするつもりはないわけだ」
"アンジェン":「……はい」
中渡瀬理:腕を広げて部屋を横切り、ソファへ沈むように座り込む
中渡瀬理:「ひとまず今は、君とこうしたい以上のことは考えていない」
中渡瀬理:自分の胸を指し 「何かを目指していなくても、心臓は勝手に動いている」
中渡瀬理:「意志がなくたって生きてるんだ、僕らは」
"アンジェン":「…………」台所に立ち尽くしたまま振り返って、じっとそうする姿を見つめている。
"アンジェン":思い立ったように歩き始めて、その傍に来る。ぺしゃりとソファの上に体重を預けて座り込む。
中渡瀬理:「お」
"アンジェン":細い手足から、力を抜く。小さな背中がソファの膨らみの中に埋まる。
"アンジェン":「私と……一緒にこうしたい、との事だったので」
中渡瀬理:「いいだろう」 わずかに背を起こす 「こいつはちょっと贅沢をしたからね」
"アンジェン":身を横に向けて、それから、にわかに視線を迷わせる。「…………次は?」
中渡瀬理:「うーん、次は考えていなかったな。正直、しばらくここでぼうっとしているつもりだったが」
"アンジェン":ソファの揺れに合わせて、ゆっくりと沈むように呼吸をしている。
"アンジェン":エナメルめいた光沢のある戦闘衣に包まれた身体の膨らみが、ソファとの間で窮屈そうに潰れていた。
"アンジェン":「……承知、しました。では、このまま……」
中渡瀬理:手を伸ばし、そっと髪に触れる 「隣に君がいると、したいことは思いつくな」
"アンジェン":心地よさそうに、僅かばかり目を細めて。そのまま君を眺めている。
"アンジェン":「ん……」
"アンジェン":「…………ああ。確かに、これは」
中渡瀬理:髪を梳くように指を通し、さらりと持ち上げ、頭を撫でる。指先が頬とすれ違い、毛先が首筋をくすぐる
"アンジェン":「些細で、単純な……事では、ありますが」
"アンジェン":「私の、望むことの……一つ、かも……しれません」
"アンジェン":そう言って、ソファに片頬を潰されたまま、微笑んだように見える。
中渡瀬理:「目的、とか……次、とか」
中渡瀬理:「そういうのは結局、自分の中から湧き上がってくるものだろうと思うから」
中渡瀬理:「その時を待って、何かが見つかったら、それに従えば良いと思う。それが、見つからない間は……」
中渡瀬理:「……」 言ってから、少し目を逸らし、口元が浮つく
中渡瀬理:「……見つかっても」
中渡瀬理:「僕の近くにいてくれ」
"アンジェン":「……ふふ」
"アンジェン":「はい。きっと……いえ」
"アンジェン":「私も。貴方の傍に、いたいです」
"アンジェン":明日も、明後日も、その先も。
"アンジェン":貴方にもらったこのいのちの時間が、続く限りは。
GM:---
GM:セッション終了!クランクアップです
GM:おつかれさまでした~~!
三輪 空道:お疲れ様でした~!
村上希:おつかれさまでした~~!
中渡瀬理:お疲れ様でした……!!
大門トオル:お疲れ様でした!