「月吼のアルケイデス」

GM:ヤヒロギンジ サブGM:そごう

メイン / 見学室
キャラシート
PC1:花町日織(キャラシート) PL:いちま
PC2:大橋綺羅星(キャラシート) PL:しお
PC3:朱南文尊(キャラシート) PL:白金
PC4:晩翠凍衿(キャラシート) PL:敗者T
目次
■ プリプレイ
自己紹介

■ オープニング ~Fly Me to the Moon~
OP1 花町日織
OP2 朱南文尊
OP3 大橋綺羅星
OP4 晩翠凍衿

■ ミドルフェイズ ~The Seven Deadly Luna Seas~
ミドル1:中央の入江
ミドル2:嵐の大洋
マスターシーン:Arcturus
ミドル3:雨の海
ミドル4:静かの海
マスターシーン:Alrescha
ミドル5:澪標す航路
ミドル6:太陽の舟

■クライマックス ~Moon Fall/Night Mare~
クライマックス:賢者の海
マスターシーン:Arche-Id.Es/Arch-Eidos
クライマックス2:夜空の海

■エンディング
ED:大橋綺羅星
ED:朱南文尊
ED:晩翠凍衿
ED:花町日織
自己紹介
GM:それではセッションを初めていきましょう。
GM:皆さんよろしくお願いします!
晩翠凍衿:よろしくお願いします!
大橋綺羅星:よろしくおねがいします!
花町日織:よろしくお願いします!
朱南文尊:よろしくお願いします。
サブGM:よろしくお願いします~
花町日織:では自己紹介いきます
サブGMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY6aScngMM
GM:お願いします!
花町日織:あっキャラシありがとうございます
花町日織:花町日織!花の17歳です!今年で昏睡入院患者の4年生!
花町日織:というのも、中学入学の直前くらいに崩落戦の何かしらに巻き込まれて
花町日織:倒れている所をUGNの人に保護してはもらいましたが、そのまま目が醒めず……という感じで今に至っています。
花町日織:今回のOPで覚醒して目を醒ますらしいです。
GM:そうらしいのだ!
花町日織:性格的にはやけに元気がよく、青春という曖昧な概念に焦がれている浮かれ女です。
花町日織:中学デビューし損ねたってレベルじゃないけどこっから巻き返していく所存です
GM:頑張ってほしい……
花町日織:能力は……視界内の相手と瞬間移動して手を繋ぐ感じの縮地と、
花町日織:手を繋いだ相手のちからを借りたり、逆に貸したりというウロボロスっぽい事ができます。
GM:みんななかよし!
花町日織:データ的には縮地バクスタと間隙の魔術師をクロスの最大レベルまで取っており
花町日織:自分で殴りつつ他の白兵さんの支援もできたらなという感じです。バトロワなので回数制限には気を付けます。
花町日織:あとはあやうくミドルでやれることが無になりそうだったので、原初の赤:サイコメトリを取りました。
GM:全方位に有能……一筋縄では行かなそうね
花町日織:マスターズコネクションも1枚備えているよ。
花町日織:そんな感じ!友達ができるようにがんばりたいと思います。
GM:百人できてくれ~!そんな花町さんのHOはこちら!
シナリオロイス:"ロレム・イプサム"

"黒い月"が現れてから、人々は奇妙な夢を見るようになった。
夜空に満ちる"海"を渡って、月へと至る旅路の夢。
多くの者は旅の半ばで目を醒ますが、一部の辿り着いた者たちは
その魂を月に囚われ、二度と目覚めることはないという。
「だから、こうなったのは必然かもね」
「ようこそ、僕の ゆめ へ。未だ生まれざるあなた」
少年はそう言って手を差し伸べる。
君は、その手を──────

花町日織:え~誰だろう
GM:友だちになれるといいね
花町日織:ロレム・イプサム……外国人さんなのかな……?
花町日織:がんばるぞ~
GM:がんばれ~!よろしくお願いします!
大橋綺羅星:というわけで
大橋綺羅星http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYn9vHmwMM
大橋綺羅星:阿修羅地獄堂女学院スケバン八大天王が一、スナイパースケバンこと
大橋綺羅星:大橋 綺羅星 すぴか です。
大橋綺羅星:周りがスケバン以外の人ばっかりなのは初めてなので緊張?しているぞ
大橋綺羅星:スケバンと言っても実質友達思いのギャルなので
大橋綺羅星:ギャルのコミュ力の高さでなんとかしていこうと思います。
GM:光のギャル……
大橋綺羅星:性能は名前の通りのエンハイ/モルのスナイパー
大橋綺羅星:リビルドしてカスタマイズ剣精を抜いた結果モルフェウス要素が無となりました
大橋綺羅星:そのかわり一撃の威力と侵蝕軽減に成功しています
サブGM:経験点が増えたら片方ブリード要素が全滅する人、珍しい。
大橋綺羅星:ロレムイプサム許せねえ!という気持ちを常に持っていこうと思います。よろしくおねがいします。
GM:因縁に決着を付けてくれ!そんな大橋さんのHOはこちら!
シナリオロイス:"アルレシャ" 澪標深々子

君は"阿修羅地獄堂女学院"に通うスケバン 超人 オーヴァード だ。
"黒い月"が現れる数日前、君の友人『澪標深々子』は前触れもなく失踪した。
時を同じくして、君の妹『大橋月』とUGNチルドレンの友人『柳生咲玖夜』から極秘の情報が齎される。
かつての事件の折"ミネラウヴァ"の学院侵入を内部より手引きした『もうひとりのFHエージェント』
行方を晦ました『澪標深々子』こそがその 裏切り者 ダブルクロス 、"アルレシャ"だというのだ。
君は、君の生が未だ"ロレム・イプサム"の箱庭の内にあることを知る。
ならば、やるべきことは一つだ。

大橋綺羅星:どうしちまったんだよ深々子さん
GM:阿修女を潰してくださぁイ……
大橋綺羅星:叩いて直すしかないのか……
GM:スケバンなんだから叩けば治る。これ常識
大橋綺羅星:ならばやるべきことは一つ!やるぜ!
GM:押忍!よろしくお願いします!
GM:続いてPC3、朱南くん!
朱南文尊:はい!
朱南文尊http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYsfiylAMM
朱南文尊:朱南文尊です。コードネームはL.A / D.A。査察部
朱南文尊:エリートチルドレンですが特別な特殊性のあるチルドレンではありません。
朱南文尊:標準的なチルドレンの生い立ちから、うまく立ち回って生き残って順当に出世したタイプです。
朱南文尊:そこそこのベテランですが、思春期の虚無感とUGN特有のブラック環境に心を蝕まれ、世界を守護するとか、うぜー とか思っています!仕事は給料分しかしませんよ!
GM:ほんとかな~?
朱南文尊:基本的に。基本が破れるとしたら、多分、絆とか友情とか愛とか、そう言う不合理な理由だと思います。
朱南文尊:でも、そう言う展開になるかな~?世界の危機とか世界の危機なんだし他の人がやってくれるでしょ。仕事じゃない限り関係ないかな。
朱南文尊:性能は スピードフォース疾風迅雷マン 獅子奮迅を絡ませて範囲攻撃もする。レイジングブレイド使い。イニシアチブ行動がデフォ!
朱南文尊:さらにマスターコネクションも1枚持っていて、鬼札判定もぶち抜きますよ。普通に優秀ですからね。嘘発見もできます。
朱南文尊:さらに虚空の残影による絶対ドッジから朧の旋風に繋げる必殺ムーブも持ちますが、侵蝕的に重すぎで魅せ技です。
朱南文尊:ここら辺は、こういうコンボする人があんまりいないから持ってる感じですね。
朱南文尊:それと本部エージェントエンブレムでダメージも増強させています。
朱南文尊:こんなところでしょうか、やる気のない男ですがPLはやる気満々です。よろしくお願いします。
GM:朱南くんはやる時はやる男!よろしくお願いします!
GM:そんな朱南くんのHOはこちら!
シナリオロイス:"マッドペッカー" 守屋間伊空

君はUGN本部査察四課の分署"N市臨時査察部"に所属するエージェントだ。
腐れ縁のFHエージェント"マッドペッカー"は、いつものように君に割の合わない話を持ちかけてきた。
曰く、以前の事件でコードウェル派の恨みを買った彼女は、粘り強い交渉の末に和解の条件を取り付けた。
結果として、今度は彼らと敵対するリエゾンロードの秘密を暴く羽目になったのだと言う。
即ち、リエゾンロード"ロレム・イプサム"の『原本』の在り処を探ること。
特別手当が出る宛てはないが、話ぐらいは聞いてやるといいだろう。

GM:今度はリエゾンだって。かわいいね
朱南文尊:伊空さんはさぁ。
朱南文尊:完全に給料外案件かな。困るなぁ。男が試されている。
GM:甲斐性の見せどころだね
朱南文尊:甲斐性見たいのは一人だけでしょ!
GM:というわけで私のために頑張ってくれ!頼んだぞ!
GM:最後はPC4、晩翠さん!
晩翠凍衿:はーい!
晩翠凍衿http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2JqVlQMM
晩翠凍衿:晩翠凍衿(ばんすい しえり)。大鎌のゾディアックウェポン“キャンサー”を預かるエリートチルドレンです。
晩翠凍衿:元々は外部から派遣されてきた身で、N市に来てから一年も経っていないのですが、その間にだいぶ色々あり
晩翠凍衿:お嬢様学校に潜入したらそのまま何となく担当者っぽい感じになったり、その縁でやたら顔が良くて不老の彼女ができたり、ついでに自分も不老になったり、楽園の十三人を二人ほど倒したりしました。
晩翠凍衿:チルドレンにしては明るく社交的な性格をしている反面、他人の気持ちに疎く、調子に乗りやすく無神経だったりした……のですが、その辺りも経験を積んで変わりつつあるのかもしれません。どうだろう。
晩翠凍衿:性能としてはほぼ純粋に白兵型。
晩翠凍衿:大鎌使いの嗜みであるガー不攻撃を行ったり、ダメージダイスを振り直したりします。100%を超えれば範囲攻撃もできる。
晩翠凍衿:あとは異世界の因子を持っているのと、250点という高経験点&バトロワという環境に合わせて援護の風を持ってきました。頑張るぞ。
晩翠凍衿:こんなところです。よろしくお願いします!
GM:エリートですって……本当かしら……?
GM:そんな晩翠さんのHOはこちら!
シナリオロイス:"アリアンロッド"

月面基地からのSOSを受け、UGNは君を含む救援部隊を世界中から招集した。
複数の『楽園の十三人』討伐に貢献した大殊勲者である君が名を連ねるのは、最早当然と言っていいかも知れない。
現在月は物理的干渉が一切通じず、UGNの宇宙戦力であるスターダスト隊も手出しができない状況だが
例外的に、ここN市からなら侵入出来る可能性があるという。
一筋縄では行かないだろう同行者達との顔合わせに先駆けて行われる接続実験。
そこで、君たちは敵に先手を打たれる事になる。

晩翠凍衿:先手だァ……?
晩翠凍衿:面白いじゃないスか やってやりますよ
GM:見せてもらおうじゃねえかよ十三人殺しさまの実力ってやつをよぉ~~~?
GM:というわけで以上のメンバーでセッションをやっていきます!
GM:よろしくお願いします!
大橋綺羅星:よろしくおねがいしまーす!
晩翠凍衿:よろしくお願いします!
オープニング ~Fly Me to the Moon~
OP1 花町日織
GM:それでは早速花町さんのOPに入っていきましょう。
花町日織:はーい
GM:覚醒前なので侵蝕は振らなくて大丈夫です。
GM:花町さんが昏睡する前の回想から初めていきます。
■4年前 花町家
GM:春のある日、中学校への入学を間近に控えた君は
GM:届いたばかりの新しい制服を手に自室へ駆け上がり、早速袖を通していた。
花町日織:「ふっふっふ……」鏡の前、まだ折れ目もついていない新品の制服を纏って。
花町日織:「我ながらこれは……中々着こなせてるのでは……?」にまにましている。
花町日織:やや色素の薄い黒髪に、金色の瞳の少女。紺のブレザーにチェックスカートという装いは、数日後に入学の決まっている中学校のもの。
花町日織:ぐい、と身体をよじる。そうやって、背中側まで一通り確認してから。
花町日織:「お父さん!お母さん!」足音を立てて廊下を歩き、リビングへと向かう。
花町日織:「見て見て~」
花町玲紗:「全く陽介さんは……とっくにベテランなのだし、もう少し強く……あら?」
花町日織:「じゃん!」廊下の陰から姿を現す。
花町日織:「えへへ~。着ちゃった♪」
花町玲紗:「良く似合っていますよ。日織さん」険のある目許が。君を視界に入れると同時に緩む。
花町陽介:「うおお……日織~」
花町日織:「うふふ~」ご機嫌になっている。「お父さんは?どう?」
花町陽介:「うん、とても似合ってるよ。やっぱりママの娘だなぁ……」
花町陽介:先程まで叱られて丸くなっていた男がぱっと表情を輝かせる。
花町日織:「うぇへへ……照れちゃうな~」
花町日織:調子に乗ったまま、くるり、とその場でターンして見せようとして
花町日織:「あうっ」扉に爪先をぶつけたらしい。
花町玲紗:「あっ……! 日織さん」
花町日織:「う。大丈夫、大丈夫……!」照れ笑いを浮かべて、よろよろと立ち上がる。
花町陽介:「ははは、おっちょこちょいなのはパパににたのかなあ」暢気に笑っている
花町玲紗:「……全く」
花町玲紗:君の頭を撫でる。
花町日織:「あ……」
花町玲紗:「格好いいですよ。たまにスーツを引っ張り出すお父さんにも見習わせたいくらい」
花町日織:「え、えへへ……」
花町玲紗:「一族で一番ブレザーを着るのが上手いと言っても過言ではないですね」
花町玲紗:放っておくと際限なく撫で続けそうな感じでよしよししている。
花町陽介:「ははは、もの書きはスーツが似合うようになったらおしまいだって言うのが先生の教えでね」
花町日織:「そ、そこまで似合うかな……」
花町玲紗:「そうやってのらりくらりとすることばかり上手いのですから、もう」
花町日織:「あ、っていうかもう良いよ!大丈夫!」やけになでなでが長いので自分からしゅっと離れる。
花町陽介:「そりゃもう、毎朝出勤する時のママに勝るとも劣らない凛々しさだぞ~」
花町陽介:離れた先に手を伸ばし、今度は自分の番とばかりに娘の頭を撫でる
花町玲紗:その言葉に機嫌をよくしたのか、どうか。
花町玲紗:「少し早いですけど、記念撮影しましょう」
花町玲紗:和室の箪笥からデジタルカメラを引っ張り出してくる。
花町日織:「あわ……もう、お父さんも……」しょうがないなあ、と頭を預けるように傾ける。
花町陽介:「お、流石ママ!ナイスな提案だ」
花町日織:「その、撫でられるの、嬉しくないわけじゃないけど……ほら」
花町日織:「もうランドセルの似合う子供じゃないんだから……みたいな?」
花町陽介:「ひ、日織……!」
花町玲紗:「子供が成長するのは早いものね……」
花町玲紗:夫と一緒にしみじみしている。
花町日織:「そういうこと!……ほら、写真、撮ろっか」
花町陽介:「そうだね……こうやって巣立っていくんだね……」
花町日織:自分を撫でていた父の手に触れて、握るようにして
花町日織:その隣に立つ。
花町玲紗:「髪が崩れたりはしていませんね」「さすが陽介さんは加減がよろしい」
花町陽介:「ふふん、慣れてますから」妙に得意げな表情
花町日織:「あっ、髪……」左手で前髪をくしゃくしゃと触れて整える。「うん、大丈夫」
花町玲紗:タイマーをセットして、夫と挟むように娘の隣側に立つ。
花町玲紗:「笑顔ですよ。さん、はい。1たす1は?」
花町陽介:「ほら、日織」
花町日織:「にーっ!」満面の笑み。
サブGM:パシャッ
サブGM:フラッシュが焚かれ、家族三人の映る写真が保存された。
サブGM:穏やかに笑う父、満面の笑みのつもりの母。
サブGM:その真ん中でおろしたての中学制服に身を包む、花町日織。
GM:それが、この家族が揃って撮った最後の写真となった。
GM:数日後、彼女はN市全域を襲った震災に巻き込まれて重症を負う。
GM:それが後に、裏の社会においては『崩落戦』と呼ばれることになる大規模テロだということを、彼女たちは知らない。
GM:花町日織とその家族に残されたのは、この少女が一命を取り留めたものの、昏睡したまま目を覚まさなかったという事実と
GM:そこから先に横たわる、4年間という歳月だけだった。
GM: 
■?????
GM:さざ波の音が聞こえる。
GM:音に合わせて、規則的なリズムで体が揺れている。
GM:どこか、水の上に浮かぶ小舟の上。
GM:君は、そこで目を覚ます。
花町日織:「……う」
花町日織:少しずつ霧が晴れるように、ゆっくりと意識が覚醒して。
花町日織:「あれ……ええ、っと」まばたきをしながら、目元を擦って
花町日織:(……今日、何曜日だっけ……? 学校……)
花町日織:(なんか、ふわふわして……んん……)そうして、足元を見て。自分が今いる場所を認識する。
花町日織:「え……ええええ!?」
GM:船が浮く水面には小さく波紋が広がっている。
GM:その水は恐ろしく透明で、水底の風景がはっきりと見える。
GM:それは、巨大な都市の光だ。
花町日織:「ふ、舟……! なんで私、こんなとこで寝て……」
花町日織:「な……」水面を覗き込んで、思わず目を見開く。「なにこれ……」
花町日織:これが観光だったなら、美しい光景だと思ったかもしれないが。今はその美しさがいっそう不気味で、孤独を引き立てる。
GM:まわりを見ると、船の他には景色を遮るものは何もなく、星の明かりが妙に近い。
GM:そして前方には、巨大な月が水平線に浮かんでいる。
花町日織:「や……やばいよ……どうしよう……」
花町日織:「おとうさん……おかあさん……」
?????:「ここはね」
花町日織:「漕ぐ……漕ぐやつ……」オール、という言葉が出てこない。舟の縁や足元をきょろきょろと探して回る。
花町日織:「ひゃっ!?」不意にかけられた声に、悲鳴が漏れる。
GM:あたふたする君に、船の前方から声がかけられる
花町日織:おそるおそる、声のした方を見る。
?????:巨大な月の光を背に受けて
?????:蒼白く輝く月よりなお白い髪を靡かせて、黒い肌の少年が君を見つめている。
少年:「ここは、夢だよ」
花町日織:「あ……」人がいる。ひとまずはその事実に、僅かばかりの安堵を覚えて。
花町日織:「夢……? ……な、なるほど」
花町日織:「そっか、夢かあ……」
少年:「安心した?」
花町日織:「え、えっと……そうだね、ちょっとは?」
花町日織:「冷静に考えると、いかにも夢っぽいもんねえ……こんなシチュエーション」
少年:「うん。でも君の夢じゃない」
花町日織:「ふえっ?」ぐいい、と自分の頬を抓りながら。
少年:「いや、君の夢でもあるのだけど……でも君だけのものじゃない」
花町日織:(ど……どうしよう、全然醒めない……)頬を何度も引っ張っている。
少年:「醒めたいかい?」
花町日織:「醒めて……ないです……」
花町日織:赤くなった頬を撫でながら、僅かに涙を浮かべて。
少年:「じき醒めるよ。だからそうだな……」
少年:「向こう岸まで行ってみようか」
花町日織:「え……本当?」
花町日織:「じき醒めるって……ほんとにここから出られるの!?」
GM:漕ぎ手もなしに船が動き出す。
GM:少しずつ前へ……月へと近づいていく。
花町日織:「あわっ」動き出した船の上で、驚いて尻餅をつく。
少年:「この場所、嫌い?」
少年:「僕は好きだけど……綺麗だから」
花町日織:「え、えっと……」すぐに出て行きたい、と言うのが率直な本心だけど。どこか寂しそうな少年の言葉に、少し言葉を選んで。
花町日織:「私も、綺麗だとは思うよ。思う……けど」
花町日織:「今は、はやくうちに帰りたい、な」
花町日織:言っている内に、こちらもどこか寂しそうな声音になって。
少年:「うち、か……」
少年:「……そうだね。僕も帰りたい」
少年:寂しげに目を伏せる。
花町日織:「あなたも……?そうだ、えっと」そこで、何かを思い出したように。
花町日織:「私、花町日織っていうの」
花町日織:「それで。良かったら、あなたの名前も聞きたいかな……って」
花町日織:「ほら、何にしても今ここ、二人しかいないみたいだし」
花町日織:「仲良くなった方がいいかな……って思うの。どうかな?」
少年:「日織」
少年:「いい名前だね。あったかそう」
花町日織:「あ……えへへ。そう、いいでしょ」笑顔になる。「私も好き」
少年:「仲良くって、それは、友だちになるってこと?」
花町日織:「いきなり友だちは嫌?」
花町日織:「私は大丈夫だけど……うん、こういうのは人それぞれペースがあるものね」
少年:「……ううん、いいよ。友達」
少年:「でもその前に、一つ教えて欲しいな」
花町日織:「ん……?なにかな」首を傾げる。
少年:「きっと、そうしてる内に向こうに着くから」
少年:「日織は、目を覚ましたら何がしたい?」
少年:船は夜空の海を渡って、徐々に月へと近づいていく。
花町日織:「目を醒ましたら……」
花町日織:「……ふふ、なんだか不思議な質問」
花町日織:「眠ったまま『目を醒ましたら何をしよう』、なんて考えるの。私は初めてだよ」
少年:「普通の夢は、誰もこれが夢だなんて教えてくれないからね」
花町日織:「んんー、そうだなあ。着替えて、顔を洗って……お父さんとお母さんと一緒に朝ご飯食べて……」
花町日織:「後は……春休みのうちに見に行きたい映画があって……あとは美容院にも行っときたくて……」
花町日織:「……って、こういうこと?」思う付くまま列挙して、首を傾げる。
少年:「うーん……まあいいや」表情を変えず、しかしどこか可笑しそうに
少年:「きっと、そういう夢もあるんだろうね」独り言のように呟いて月へと振り返る。
少年:「さ、着いたよ」
花町日織:「……?」どういう意味だろう、と思いながら。
GM:舟は、静かに月へと接岸している。
花町日織:「うん……えっと」着いたよ、と彼が示す場所へと歩み向かい。
花町日織:「ここ……もしかしなくても……月、だよね?」
少年:「そうだよ。ずっと見てたじゃない」
GM:荒涼とした白い砂と岩の景色の上に、小さな船が浮かんでいる。
花町日織:「そ、そりゃ見てたけど……見るのと来るのは全然違うよ」
少年:「揺れるから危ないよ。ちょっと待ってて」
少年:先にふわりと地面へと降り、君に向き直る。
少年:「ここは月。失われたものが辿り着く場所」
少年:「だから、こうなったのは必然かもね」
少年:そう言って、君へと手を伸ばす。
花町日織:「……?」首を傾げる。「どういうこと……?」
少年:「ようこそ、僕の ゆめ へ。未だ生まれざるあなた」
花町日織:「生まれざる、って……」
花町日織:「生まれてない、って意味だよね」
花町日織:「私は、そうじゃないと思うんだけどな。生きてるし……」
花町日織:なぜか断言できないような口調になる。この夢の中に来てから、何もかもが曖昧に感じられて。
少年:「もしも、君がこの夢から醒めたいなら」
少年:「友だちになろう」
花町日織:「それはそれとして……うん」
花町日織:「友達になるのは、もちろんOK!」
花町日織:「私から言い出した事だしね」
花町日織:そう言って、手を差し伸べながら。
少年:「よかった」
花町日織:「それでさ、ほら」
花町日織:「私まだ、あなたの名前を教えてもらってないんだ」
花町日織:「友達なら、呼び名がないと困るじゃない?」
花町日織:「困るっていうか──ううん、私が呼びたいから」
少年:「うん、いいよ。友達だから」初めて微かに笑って、その手を繋ぐ
少年:「僕は──────」
花町日織:こちらも笑顔で応じて、ぎゅっと握り返す。
GM:そうして、君が彼の手を握った瞬間。
GM:ちくりと、掌に刺すような感覚を感じる。
GM:そこから体の内側に向けて、突如として身を焦がすような熱が駆け上がり
GM:ドクン ドクン ドクン
花町日織:「っ──!?」
花町日織:何、と思う間もなく。意識が熱に蝕まれる。
GM:心臓の鼓動が早鐘を鳴らし、その熱を全身に行き渡らせる
GM:強烈な嫌悪感と同時に、今まで感じたことのない力強い高揚感が身の内から湧き上がり
GM:その熱に塗りつぶされるように、次第に意識が朦朧としていく
少年:「これで、君は目を覚ませる」
少年:「また会おう。君の夢を叶えたら、きっと僕の夢も叶えに来てね」
少年:「おやすみ。そしておはよう。花町日織」
少年:「僕の名前は」
少年:「───"ロレム・イプサム"」
花町日織:遠くにその声を聞いた。……『待って』、と口にしようとして、声が出ない。
花町日織:(ロレム、イプサム……)
花町日織:無重力の中、どこかへと"落ちて"いく意識と共に。その名前を記憶して。
GM:そして、君は目覚める。
GM:しかしそこは───
GM:OP終了。ロイス取得が可能です。
花町日織:"ロレム・イプサム":〇友情/不満 で。
花町日織:友達になれたとは思ってるけど、なんか色々隠してるし、すぐ私を置いてっちゃうし……
少年:そんなことないのに……
GM:【トレーラー】
人は、闇を恐れる。
それは太古の昔、牙持たぬ獣であった頃の名残なのだろうか。
その手に炎を持つより以前、人は月の光を頼りに夜を耐えた。
されど月は外敵の姿のみならず、夜に蠢く一切を遍く照らし。
眼に見えぬ狂気は、光に暴かれて悪意の輪郭を得、牙を剥く。
故に人は、闇を恐れるのと同じく、月の光をも、また畏れた───

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
しかし、秩序の帳の裏側で世界は既に変貌していた。

突如として世界中で観測された"永久月蝕"。通称『 黒い月 ダークムーン 』。
UGNは即座に衛星間ネットワークを駆使して夜空に仮初の月を投影し、これを隠蔽するが、
抜本的な対策の目処は立たず、その間『黒い月』は欠けることなく天に昇り続けた。
発生から三日、解決の糸口を探すUGNは宇宙からのSOSを受信する。
発信元は、UGN月面基地支部 "アリアンロッド"。

『───我ラ月ノ獣ト交戦セリ。救援ヲ求ム』
『敵首魁ノ名ハ、"ロレム・イプサム"』
『繰リ返ス、救援ヲ───』

人は、月を畏れる。
されど、畏れるが故に、
我らは、月へ吼えるのだ。

Double Cross The 3rd edition『 月吼 げっこう のアルケイデス』
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。
OP2 朱南文尊
GM:次は朱南くんのOPです。
GM:ここからは普通に侵蝕がかかります。登場侵蝕をどうぞ!
朱南文尊:1D10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 7[7]+34 → 41

■イタリアンレストラン 『ダイアナ』
GM:夜、君は腐れ縁の人物からの誘いを受けて、少し遅めのディナーを楽しんでいた。
GM:もっとも、本題はこの後ではあるのだが……。
朱南文尊:「それで、祝杯をあげるような事って何かあったのかな?もしくは……」
朱南文尊:銀のフォークで赤いパスタを巻き取る。目の前の人と同じ色だな。と、なんとなしに思う。
朱南文尊:もしくは……の先の言葉は言わない。自分から無茶な事を言いたくもなし、溜息をつきたくもない。
守屋間伊空:「祝杯なら毎日あげたいんじゃない?こんないい女とお酒が飲めるんだからさ」
守屋間伊空:「ああごめん。飲めるのはまだ私だけだったかな」
朱南文尊:「残念。俺は未成年だから何時だって素面かな。酔わせるにはあと2年は待ってくれなきゃね」
守屋間伊空:赤いジャケットの女がシャンパンのグラスを傾ける。
朱南文尊:こちらはノンアルコールのシャンパン。せめて形だけは合わせている。
守屋間伊空:「酔うのがお酒だけとは限らないけど。まあそれは追々教えてあげよう」
守屋間伊空:「祝杯はそれで良いとして」ふうと一息ついて
朱南文尊:「伊空さんの言葉に一々酔ってたら、今頃破滅してるでしょ。二日目どころか、何処までも後を引く訳じゃない」
守屋間伊空:「もしくは……の先も教えちゃおうかな。聞きたいでしょ?」
守屋間伊空:「そう。キミの言う通り後を引くお話なのさこれは」
朱南文尊:パスタを突きつつ覚悟を決める。表情は変えずに、相手の望む言葉を口に出す。
朱南文尊:「物凄く聞きたいかな。凄い興味あるね」
朱南文尊:少しだけ笑ってみる。嘘つきは地獄行きかもしれないな。そんな事を思いながら。
守屋間伊空:「ふふ、素直でよろしい」満足気に微笑みながらワインをグラスに注ぐ。
守屋間伊空:「そうそう、最初に言っておくけど」
守屋間伊空:「今回は迂遠な例え話は最低限で行くからね。時間がなさそうだから」
朱南文尊:「対面の相手の期待に添うようにするのが食事のマナーだからね………ああ」
朱南文尊:「だから、わざわざ個室を予約したわけだ」
守屋間伊空:「そういうこと。期待を外しちゃってたらごめんね」
朱南文尊:「期待を外れてるかな。それって凄いヤバい事言うけど、ごめんね。って事でしょ」
朱南文尊:額を指でわざとらしく押さえるが、慣れたものだ。
守屋間伊空:「そんなこと無いよ。それじゃあ良い知らせから言おうか」
朱南文尊:「それは女にとって?男にとって?」
守屋間伊空:手元で遊ばせていたワインを一口飲み込んで
守屋間伊空:「お互いにとってだよ。男と女は一心同体だろ?」
朱南文尊:「喜ばしいね。二人の為に乾杯しようかな」
守屋間伊空:「実はね、"博士"の派閥と手打ちの算段がついた」
朱南文尊:「成程ね。先が見えたのは良い事だよ。でも、手打ちした訳じゃないと、まだ」
守屋間伊空:「うん。なんといい話はここで終わり」
守屋間伊空:「ここから先は悪い話だが、見ようによっては"美味い話"ではあるかな」
朱南文尊:「前菜にしても量が少なくないかな?」
守屋間伊空:「その分メインディッシュは豪華ってことさ」
朱南文尊:「いいよ。メインに期待しよう。俺の舌に合えば良いんだけどね」
守屋間伊空:「では早速。朱南くん、"ロレム・イプサム"って知ってるかな?」
朱南文尊:「名称だけくらいだね。俺の仕事とはそんなに関係ない名前だ」
朱南文尊:「他の部署は年末に向けて対処に忙しいみたいだね。世界を救う部署じゃなくて良かったと思ってるかな」
守屋間伊空:「なるほどなるほど。おかげでこうして会えるんだから感謝しないとね」くつくつと笑い
朱南文尊:グラスに口をつける。世界が滅ぶかもしれない大事は、しかるべきやる気のある人間がどうにかしてくれるだろう。
朱南文尊:UGNが発足してからずっとそうだった。
守屋間伊空:「けど、内輪の権力争いの話は親近感が湧くんじゃないかな」
朱南文尊:「親近感って言うよりも近親憎悪とかそう言う方に近いんだけどね」
朱南文尊:「良いよ。続けて欲しい。話は最後まで聞こうじゃないか」
守屋間伊空:「じゃあ一通り言ってしまおう。オチまでが長い話だからね」
守屋間伊空:「"ロレム・イプサム"はね、長老たちの間じゃ味方が少ないみたいなんだ」
朱南文尊:「長い話は大歓迎かな。伊空さんの声は好きだからね」
朱南文尊:少しだけ笑う。話していて次に何が来るか純粋に楽しめる相手だ。
朱南文尊:「味方が少ない。つまり敵が多いんだね」
守屋間伊空:「うん。元々は、最近ハワイで死んだっていう別の長老の手下で、その跡目を継いだ形にはなってるんだけど」
守屋間伊空:「当のそいつを推した後見人、"イデア"って言ったかな」
守屋間伊空:「そいつが敵対勢力の筆頭らしいね」
朱南文尊:「ふぅん。なんでまたそういう事に?」
朱南文尊:「あぁ、本題に関係ない質問だと思ったら流してくれて良いよ」
守屋間伊空:「嫌がらせじゃない?裏でコソコソ動くのが得意なやつだったから、あえて重役につけて身動き取りにくくしたとかなんとか」
守屋間伊空:「実際、奴がロードになってから関わった事件、全部邪魔が入ってるらしいしね」
朱南文尊:「仕事は給料分しかしない俺だけどさ。良くわかる例えかな、それは」
朱南文尊:「でも、良いよね、FHはさ。大っぴらに妨害が出来て。そこだけは本当に羨ましいよ」
朱南文尊:「こっちは回りくどいし、証拠を掴むなり大変ですよ」
守屋間伊空:「正義の味方の辛いところだね。そういう所も嫌いじゃないけど」
朱南文尊:「ま、今は正義の味方じゃなくて、君だけの味方だよ。って言う程、正義の味方はしてないけど」
守屋間伊空:「それで"ロレム・イプサム"だけど、何回邪魔が入って倒されても、次の日にはけろっとして姿を表す」
朱南文尊:「面の皮が厚いやつだね、それは。俺だったら恥ずかしくて引き籠るかな。有休を全部消化するまでは」
守屋間伊空:「なんでも、そういう"スペア"やら"影武者"やらをたくさん作り出すのがお仕事らしい」
守屋間伊空:「 衛星細胞 サテライトセル って言ったかな」
守屋間伊空:「経営陣には有給なんて無いからねえ。そこは可哀想なところかな」
朱南文尊:「要は妨害しても倒しても、倒してもキリがない。ってことで理解は正しいかな?」
守屋間伊空:「概ね正しい。ただどうにも、無限に株分けされてくプラナリアみたいなものでもないらしい」
守屋間伊空:「博士の話だと、どこかに"原本"があるんだってさ」
朱南文尊:パスタを巻いたフォークを口に運ぶ、
朱南文尊:「それがあるとしても、そんなものは金庫にしまうでしょ」
朱南文尊:「一番頑丈で凶悪な罠を仕掛けるわけだよ。俺だったらそうするし、誰でもそうする」
朱南文尊:「ああ。でも俺は伊空さんを金庫に監禁したりはしないから安心して良いかな」
守屋間伊空:「そうだね。原本はおろかその金庫の有りかもだれも知らない。お手上げだ」
守屋間伊空:「そ、こ、で」
朱南文尊:「そ、れ、で?」
守屋間伊空:「この怪盗伊空さんの出番というわけだよ。朱南くん」
朱南文尊:「伊空さんさぁ。前回、一人勝ちしたと思ったけど、一人負けしてない?」
朱南文尊:「それか、言いたくなかったんだけどさ。少しだけ前から思ってた事なんだけど」
朱南文尊:「特殊な馬鹿かなにかかな?実はルパンの末裔?」
守屋間伊空:「ノンノンノン、勝った分のチップを全額張り直してるだけさ」
朱南文尊:「貯金してほしいと思うんだけどね。二人の将来の為に」
朱南文尊:肩を軽く竦める。
守屋間伊空:「もちろん馬鹿というのもルパンってのもあながち間違っちゃいない」
守屋間伊空:「だってほら、ここに五右衛門もいるし?」
朱南文尊:「そう来たか。クソ、言うんじゃなかった。剣士でもストイックでもないんだけどね。くらいしか返せない」
朱南文尊:「よし。今日は皿まで食おうじゃないか。続けて」
守屋間伊空:「ま、安心しなよ。私は相棒につまらないものは斬らせないからさ」
朱南文尊:「つまらないものしか斬りたくないんだけどね」
朱南文尊:「歯応えとかいらないかな。デザートはイタリアンプディングにしようと思うよ」
守屋間伊空:「ふーん、それじゃあ私が何かやらかしても朱南くんは手出しできないね。残念」
守屋間伊空:「まあ待ち給え。メインディッシュはまだ残ってるから」
朱南文尊:「斬らない。とは言ってないでしょ。不満を表明しただけ」
守屋間伊空:「はいはい」苦笑して
守屋間伊空:「さて、この怪盗伊空さんは既に金庫の目星を付けているのです」
朱南文尊:軽く拍手。
朱南文尊:「それは流石。出来るおねーさんだよね。それで何処?やっぱりハワイ」
守屋間伊空:「さっき偉くなって動きが目立つようになったって言ったよね」
朱南文尊:「聞いたね」
守屋間伊空:「それで一つわかったことがある。奴が現れる時の法則だ」
朱南文尊:「コンビニに買いものに行く時間が決まってる訳だ」
朱南文尊:「ロードもニートも俺もそこは変わらない。って考えると少しは気が楽だね」
守屋間伊空:「"ロレム・イプサム"がその手下に乗り移るのは常に夜間。それも……」
朱南文尊:相手の言葉の続きに耳を立てる。
守屋間伊空:ふと、右隣の大きなガラス窓の向こうに広がる夜空を見上げる
守屋間伊空:その頂上を指差して
守屋間伊空:「朱南くん、月が綺麗だと思わないかい?」
朱南文尊:「死んでもいいよ」
朱南文尊:「お約束だから勘弁してほしいかな」肩を竦める。
守屋間伊空:「ふふ、それじゃあもう一つ、お約束のお願いだ」
守屋間伊空:「朱南くん」
朱南文尊:「なに?」
守屋間伊空:静かに席を立ち、君の隣へかがみ込む
守屋間伊空:「私を月につれてってくれ」
守屋間伊空:言い終わると、その頬に小さく口づける。
守屋間伊空:「これは前金。どうかな?」
朱南文尊:少しだけ呆然とする。告げられた言葉をまず理論的に構築する。
朱南文尊:金庫はあの空に浮かんでる黄色くて丸いやつだ。
朱南文尊:つまり
朱南文尊:「つまりハネムーンは月が良い。今ので手付は済ませた。と」
朱南文尊:片手で頭を抱える。
朱南文尊:「柳さんにまた何か言われるな、これは」
朱南文尊:「どうせさ。俺が頷かなかったら1人でやるでしょ、伊空さんは」
守屋間伊空:「まあね、けどそうしたら朱南くんは拗ねるじゃない」
朱南文尊:「年下に包容力は期待しないで欲しいかな」
朱南文尊:冗談めかして笑う。
朱南文尊:「それは、まあ、困る。万が一上手くいったら、FHの勢力バランスも変わるわけだしね。誰かが見届けなきゃいけないわけだ」
守屋間伊空:「お、いいね。正義の味方っぽい」
朱南文尊:「君の味方なんじゃない。FHの敵だけどね」
朱南文尊:「いいよ。有休を全部使うよ。少し早いクリスマスプレゼントって事で、他には何もないから」
朱南文尊:「前金の分は働くよ」
守屋間伊空:「ふふ、ありがと。これは成功報酬も奮発しないとね」
守屋間伊空:満足気に笑って席に戻り、もう一度月を見上げる。
守屋間伊空:「それじゃあ早速───」
守屋間伊空:「…………」
守屋間伊空:「……不味い」
朱南文尊:「ん?甘い時間を過ごしてるのに?」
守屋間伊空:にやけていた表情に微かに緊張が走る。
守屋間伊空:見上げる先を指差す
朱南文尊:そちらを見る。
守屋間伊空:「次からは窓のない個室にしよう」
守屋間伊空:月が、黒く染まっている。
GM:月が、黒く染まっている。
GM:その虚空に一筋の線が走り
GM:金色の瞳のようなものが見開かれる。
守屋間伊空:「"見られた"」
守屋間伊空:そう言った次の瞬間
守屋間伊空:守屋間伊空の姿が忽然と消え去っている。
朱南文尊:軽くため息をつく。さて、舐めたことをしてくれたものだ。
朱南文尊:見ているのなら、宣戦布告をしておこう。
朱南文尊:その黒い月に向かって……
朱南文尊:中指を立てる。
GM:月の瞳は嘲笑するようにその輪郭を細めて、閉じられた。
GM:程なくして、月は元の輝きを取り戻す。
GM:それがUGNの施した偽装工作であり
GM:彼女を連れ去った 黒い月 ダークムーン は未だ空に昇りつ付けていることを君が知るのは
GM:そう遠い話ではないだろう。
GM:OP終了!ロイス取得が可能!
朱南文尊:なんと初期ロイスです!
朱南文尊:以上になります。
守屋間伊空:へへへ
OP3 大橋綺羅星
GM:続いて大橋さんのOPです。
GM:登場侵蝕をどうぞ!
大橋綺羅星:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+1[1] → 34

■N市タワー 最上階展望台
GM:夜、既に営業が終わった展望台。
GM:そこで君は、愛銃を抱え息を潜めて"あるもの"を待っている。
GM:ことの発端は数時間前に遡る───
■数時間前 阿修羅地獄堂女学院  校庭
茜屋笑:「おい!待てや大橋ィ!」
GM:学院を後にする君の背を、友人……茜屋笑が呼び止める。
GM:君が澪標深々子についての一連の話を聞いて間もなくのことだった。
大橋綺羅星:「エミー……」背を向けたまま立ち止まる
茜屋笑:「おま……どういうつもりや!」
GM:直前、君は清塚卯月……プランナーから一つの情報を提供されていた。
GM:『"ロレム・イプサム"に近づきたいのなら』
GM:『指定した時間、場所で月へ向けて銃弾を放て』
GM:予言めいたそのメッセージを君は他の誰にも見せることなく
GM:こうして、一人発とうとしている。
大橋綺羅星:「どういうつもりって」
大橋綺羅星:「……別に、深い意味はないよ」
茜屋笑:「こんな形で"八大天王"になってもなあ……!」腰のホルスターから拳銃を抜き放つ
茜屋笑:「こっちはちっとも嬉しくないんじゃ!ボケェ!!」
大橋綺羅星:「エミーは十分資格があるよ。あーしが保証する」
大橋綺羅星:「あーしみたいにふらふらしてるやつより、エミーがやったほうが良いと思うよ」
茜屋笑:「んなこと言われんでもわ—っとる!筋が通らんっちゅー話をしとるんや!!」
茜屋笑:「……なあ、大橋」
大橋綺羅星:「……ん」
茜屋笑:「ワイもついていったらアカンのか」
大橋綺羅星:「…………」
茜屋笑:「"八大天王"の資格があるっちゅうなら」
茜屋笑:「お前の隣に立つ資格もあるんとちゃうのか」
大橋綺羅星:「……ダメだよ」背を向けたまま、拳を握る
茜屋笑:「どうなんや、大橋……」すがるような目で見つめる
茜屋笑:「……っ!」
大橋綺羅星:「これはあーしのケジメだからさ」
大橋綺羅星:「これ以上は、ゴメンね」
茜屋笑:「待てや……だったら」
茜屋笑:もう片方のホルスターから二丁目の拳銃を引き抜き、君へ投げ渡す。
大橋綺羅星:「!」受け取る
茜屋笑:「こっちのケジメも付けてけや」
茜屋笑:君へ向けて撃鉄を起こす。
茜屋笑:「ワイが"八大天王"になるんは、アンタに勝ったときって決めとる」
大橋綺羅星:「……」「わかった」茜屋に向き直る
大橋綺羅星:同じように撃鉄を起こす。
大橋綺羅星:「合図は?」
茜屋笑:「こいつが落ちた時。勝負は一回きりや」懐からコインを取り出す。
大橋綺羅星:「うん。いいよ」
茜屋笑:「…………っ」その表情に苦々しく舌打ちして
茜屋笑:「行くで!大橋ィ!」
大橋綺羅星:集中する。拳銃を両手で構える。
GM:キン、と音を響かせて、コインが空高く弾かれる。
GM:それは大きく放物線を描いて二人の中間へと飛んでいき
GM:地に落ちる
大橋綺羅星:同時に、引き金を引く
茜屋笑:無言のまま引き金を引く
大橋綺羅星:——狙いは
GM:ほぼ同時に響く二つの銃声
大橋綺羅星:放たれた銃弾が、ぶつかる音
大橋綺羅星:銃弾を空中で撃ち落とす神業
大橋綺羅星:その一点を狙った
茜屋笑:「なっ……」
大橋綺羅星:きっと、勝っても負けてもエミーは納得しないだろう
大橋綺羅星:それならば——
大橋綺羅星:「引き分け、だね」
大橋綺羅星:「だから、一旦お預け」
茜屋笑:「おま、ふざけ……!」激昂する寸前で、しかし
茜屋笑:「ふざけんなや……」
茜屋笑:銃を取り落し、肩を震わせる。
茜屋笑:「こんなんでワイが……納得すると……」
大橋綺羅星:「絶対、帰ってくるから」
大橋綺羅星:「だから、それまで……月ちゃんと、みんなをよろしくね」
茜屋笑:「…………」
茜屋笑:「絶対……」
茜屋笑:「次は、絶対勝つ。それまで勝負は預けちゃる」
茜屋笑:「せやから……マジで帰ってこんと承知せんからな……」
大橋綺羅星:「うん」「約束」
茜屋笑:「……っ」
茜屋笑:「覚えとけよ!大橋!」
茜屋笑:「約束破ったら絶対許さんからなーっ!!」
大橋綺羅星:「うん……ありがと」
大橋綺羅星:「……ごめんね」小さくつぶやき、踵を返す
GM:そうして、君は学院を後にした。
■現在 N市タワー 最上階展望台
GM:そして今、君はこの街で最も月に近いここN市タワーに忍び込み、時を待っている。
大橋綺羅星:「(実際ワケわかんないケド)」
GM:端末の電源も全て落とし、ここに来るまでの足跡も可能な限り消した。
GM:刻限は近い。
大橋綺羅星:「(きっと、何か意味があるんだよね)」
???:……天然石材の床を靴底が擦る、音が響く。
???:「…………ん」
???:気配が立ち止まり、暫く。
風吹リュー:「居るだろ、出て来いよ」
大橋綺羅星:「……リューたん?」
風吹リュー:「ああ。スピカ」
風吹リュー:そのいらえを認め、君のもとへ歩いてゆく。
風吹リュー:「喧嘩しに行くんだって? 連れてけよ」
風吹リュー:「オレ達に相談しなかったのは不問にしといてやるからさ。こっちも黙ってたし」
風吹リュー:少し不機嫌そうにしながら、君の傍にどっかりと腰をおろす。
大橋綺羅星:「……だめだよ、あーしの喧嘩だもん」
サブGM:風吹リュー。阿修羅地獄堂女学院に通う君の学友だ。
風吹リュー:「そういうと思ったから現地集合にした。不屈のやつが」
大橋綺羅星:「ふーちゃんが?」
風吹リュー:もうすぐ来るぜ、あいつも、デュカも。と呟く。
大橋綺羅星:「……なあんだ。せっかくエミーに任せてきたのに」
風吹リュー:「ま、オレも」
風吹リュー:「直談判じゃ同じように納得して、ついてこれなくなるかもしれないって思ったから、さ」
風吹リュー:「なースピカ」
大橋綺羅星:「ん?」
風吹リュー:「お前は"サテライト・セル"なのか。阿修羅地獄堂女学院なのか」
風吹リュー:「"ロレム・イプサム"とやらは」
大橋綺羅星:その名前に、わずかに反応する
風吹リュー:「お前だけで片づけなきゃならんモンなのか? オレ達がぶん殴りに行く筋じゃないって?」
風吹リュー:「そりゃ冷たいってもんだろ」
大橋綺羅星:「……」
風吹リュー:「当ててやろうか」
大橋綺羅星:「何を?」
風吹リュー:「テメーは仲間を撃てない。仲間と同じ姿をした奴を撃つにも、きっと躊躇する」
大橋綺羅星:「……うん。そうかも」
風吹リュー:「ダチが『居るかもしれない』場所で、それと同じ顔をした奴に引鉄を引くのが」
風吹リュー:「怖いんじゃないのか……って。お、半々くらいのつもりだったけど、ちょっとはいい線行ってたか」
大橋綺羅星:「……はぁ。リューたんにはかなわないなぁ」諦めたように笑う
風吹リュー:ふっ、と笑う。
風吹リュー:「んなんでどうすんだよ。相手は深々子だぜ」
大橋綺羅星:「……うん」
大橋綺羅星:「それでも、あーしは」
大橋綺羅星:「学園を守るためなら……」「撃てる。撃つよ」
風吹リュー:「それも知ってる」
大橋綺羅星:「なんでもお見通しだなあ」
風吹リュー:「 ルナ のやつを引っ張り戻すのは、お前がやり遂げた」
風吹リュー:「この目で見てたとは言わねーよ、こっちはこっちでいっぱいいっぱいだったし?」
風吹リュー:冗談めかして手を広げる。
大橋綺羅星:「あのときは大変だったしねえ」
風吹リュー:「なぁ、オレ達の誰も、腹に据えかねてる。阿修女を荒らした奴のこと、深々子がそこに噛んでるかもしれないってこと」
風吹リュー:「……それにさ」
風吹リュー:夜の闇の中で、蒼い瞳だけが浮かび上がるように君を見ている。
風吹リュー:「スピカの力になりたいと思ってる」
大橋綺羅星:「ふふっ」
風吹リュー:「足手まといになると思うか?」少しばつ悪げに。
風吹リュー:「それでもついてくために、いきなりここに来たんだ」
大橋綺羅星:「本当にずるいよリューたん」
大橋綺羅星:「そうやってみんなをオトしてきたのかな~?」
大橋綺羅星:普段のように、ニコニコ笑う
風吹リュー:「なぁーーに言ってんだか、こいつは」
大橋綺羅星:「……ありがと」
風吹リュー:悪態をつきながらも、少しほっとした表情だ。
大橋綺羅星:「足手まといどころか」
大橋綺羅星:「百人力、だよ」
風吹リュー:「は」
風吹リュー:「良かった。ここでお前に逃げられたら、不屈とデュカになんつって──」
GM:カタカタカタカタカタカタカタカタ
GM:君の言葉を遮って、抱えていたスケボーが震えだす。
風吹リュー:「──! どうした太郎!」
風吹リュー:黒いスケボーバッグから、群青のペイントが施されたスケートボードを取り出す。
喪神春花:「太郎さんは深夜なのでお休み中です!それよりリューちゃん!空!空見て下さい!」
喪神春花:スケボーの中から女の声が響く
風吹リュー:「このおじいちゃんめ……!」
風吹リュー:吐き捨てながら空を見上げる。
大橋綺羅星:「えっえっ、なになに!?」
風吹リュー:「…………な」
GM:月が、黒く染まっている。
風吹リュー:「ま」スマートフォンを開き、時刻を確認する。
風吹リュー:刻限は、訪れていないはずだ────が。「ずいっ!」
喪神春花:「早すぎる……キョウちゃんの予言が外れるなんて……!」
大橋綺羅星:「——!」反射的に、ライフルを構える
GM:虚空に金色の瞳が開き、君たちを睥睨する。次の瞬間。
GM:展望台だったはずの空間が黒く塗りつぶされ、君たちは闇の中へと沈んでいく。
風吹リュー:手を伸ばす、友へ。その五指が空を掻く。
風吹リュー:君の名前を呼ぼうとする、呼吸の音だけを残して、気配が完全に消失する。
大橋綺羅星:こちらも手をのばすが、同じく空を切る
GM:やがて、君も全身を闇に飲み込まれ
GM:その意識もまた、黒く塗りつぶされていく。
GM:やがて欠けていた月が再び満ち、その光が展望台に差し込む。
GM:無人となった展望台は、ただ静かに偽りの月を見上げていた。
GM:OP終了!ロイスが取れます!
大橋綺羅星:深々子さんはまだ遭遇してないから保留しといて、エミーに取っちゃう
大橋綺羅星:信頼○/悔悟で!
茜屋笑:大橋……こんアホォ……
OP4 晩翠凍衿
GM:晩翠さんのOPです。朱南くんも引き続き出演。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:33->40)
GM:朱南くんはさっき振ったので登場侵蝕は1でいいよ
朱南文尊:41→42
■N市 UGN第四支部
GM:"黒い月"の出現より3日。
GM:UGNの施した偽装の裏で、未だ異変解決の糸口は掴めずにいた。
GM:これまでの間に市内で不可解な行方不明事件の報告がいくつも寄せられ
GM:極めつけの月からのSOSに至って、UGNは大規模な救援隊を編成。
GM:現状で唯一、月にアクセスできる可能性があるというここ第4支部の一角に集められた。
GM:君、"スワッシュバックラー"もその中のひとりだ。
柳生咲玖夜:「こちらです。晩翠さん」
柳生咲玖夜:眼鏡を描けた同年代くらいのチルドレンが君を案内する。
晩翠凍衿:「はーい。どうも……」研究所じみた内装を物珍し気に眺めながら続く。第四支部に来たことはほとんどない。
晩翠凍衿:「月って聞いたけど。ロケットとか乗れるの?」
柳生咲玖夜:「あはは、流石に 第四 うち もそんな設備はないですねぇ」
晩翠凍衿:「なんだ。ちょっと残念」
柳生咲玖夜:「月軌道だとどこからでも打ち上げられるものでもないみたいですし。種子島とか……」
柳生咲玖夜:「(うは~生晩翠さんだ~!この前はぜんぜん話せなかったけどまさかの役得!チルドレンやっててよかった~!)」
晩翠凍衿:「あ、そうなの?知らなかった……」相手の胸中には気付かず。
晩翠凍衿:「そういえば」
柳生咲玖夜:「なのでやっぱり、うちの得意分野を使うらしいですよ。アーティファクト」
柳生咲玖夜:「は、はい。何でしょう?」
晩翠凍衿:「なるほどねえ。バロールの人に頼むのかとも思ったけど」返しながら懐を探り、小刀を取り出す。
晩翠凍衿:「これ。こないだ咲玖夜ちゃんから借りたやつ……」
柳生咲玖夜:「あっ、あの時の……」
晩翠凍衿:「……で、いいんだよね?」差し出しながら首を傾げて。
晩翠凍衿:姉妹の肉体共有の事情はよく知らないでいる。
柳生咲玖夜:「貸したのは日那多ですけど。はい」
柳生咲玖夜:「きっと私でも、晩翠さんにこれを渡したと思います」
柳生咲玖夜:どこか気恥ずかしそうに「それで……その」
柳生咲玖夜:「……上手くいきましたか?」
晩翠凍衿:「えっ」赤面する。
柳生咲玖夜:彼女に渡した小刀に付いているのは、縁結びのお守りだ。
晩翠凍衿:「……まあ……」
晩翠凍衿:声を潜めて。「……無事なんとかなって、一緒に住むことになった」
柳生咲玖夜:「い、一緒に!?」
晩翠凍衿:「こ、声! 声大きい!」
柳生咲玖夜:「す、すいません……おめでとうございます……でも」
柳生咲玖夜:「お嬢様学校ってやっぱり進んでるんですね……そういうの……」
晩翠凍衿:「いやお嬢様学校だからかは分かんないけど……」
晩翠凍衿:「って言うかあそこをお嬢様学校に分類していいのかも分かんないけど」
晩翠凍衿:「……へへ、でもありがと。確かにご利益あったのかも」
柳生咲玖夜:「あ……えへへ、そう言って頂けると嬉しいです」
晩翠凍衿:「で、こんなのを持ってたってことはー」
晩翠凍衿:目を細めて顔を寄せる。
柳生咲玖夜:「う……なんですか」
晩翠凍衿:「そっちにも必要だってわけだ」
晩翠凍衿:「どうなの?その辺の話」
柳生咲玖夜:「んんっ!……えーと、まあ」赤面し
柳生咲玖夜:「そ、それなりには……必要でしょうか」
晩翠凍衿:「…………それなりに」
柳生咲玖夜:「効果は晩翠さんが証明して下さいましたし、うん。期待できそうです!」
晩翠凍衿:「ふうん……?」
晩翠凍衿:差し出していた手を引っ込める。
柳生咲玖夜:「あっえっ」掴もうとしていた手が空を切る
柳生咲玖夜:「……返してくれるのでは?」
晩翠凍衿:「なんだかなー……」
晩翠凍衿:「そんなに切実じゃない事情のために買って人を実験台にしたみたいな感じじゃない……?」
晩翠凍衿:「ほんとに必要かー? そんな子に」
柳生咲玖夜:「ええ!?ちょっ、ちょっと待って下さい!!」
柳生咲玖夜:「そんなつもり無かったんです!嘘です!嘘つきました!!」君の腰にすがりつく
柳生咲玖夜:「ホントはめちゃくちゃ必要なんです~!お願いですから返して下さい~~!!」
晩翠凍衿:「えー? どうしよう」遠ざけるように小刀を掲げる。完全に面白がっている顔。
晩翠凍衿:「本気さを見せてくれないと……例えば」
晩翠凍衿:「どこの誰をどれくらい好きなのか詳細に述べてくれるとか」
柳生咲玖夜:「なっ……!」
晩翠凍衿:「具体的に。事細かに。さあさあ」
柳生咲玖夜:「うう~~~!そ、それを言うなら!」
柳生咲玖夜:「まず晩翠さんがどこのどなたと結ばれたのか事細かに説明するのが先じゃないですか!」
柳生咲玖夜:「それなら私だっていくらでもお話します!」
晩翠凍衿:「む、結ばれっっ」
晩翠凍衿:「……んん。た、立場が分かってないみたいだね」
晩翠凍衿:「物はこっちの手にあるんだよ。そっちが沈黙を守るならこのままあたしの元に残り続けるだけ……」
柳生咲玖夜:「結ばれてないんですか?結ばれましたよね?」
晩翠凍衿:「話聞いてんの!?」
柳生咲玖夜:「だって晩翠さんが~!」しばらくじたばたして
柳生咲玖夜:「…………」
柳生咲玖夜:「………」
晩翠凍衿:「……?」
柳生咲玖夜:少し恥ずかしそうな顔で立ち上がり、埃を払う。
柳生咲玖夜:「あの……また後にしましょうか。この話」
柳生咲玖夜:「時間無いですし……」
晩翠凍衿:「……そうじゃん」
晩翠凍衿:「緊急事態だよ」
柳生咲玖夜:「はい……。この件は後ほど、お互い腹を割って話す必要があると見ました。なので」
柳生咲玖夜:「それはもうしばらくお貸しします」
晩翠凍衿:「む……」
柳生咲玖夜:「今回私はついていけませんし、晩翠さんがその人の元にちゃんと戻れるように」
柳生咲玖夜:「もう少しだけ、ご利益を発揮してもらうことにします」
晩翠凍衿:「……オーケー」
晩翠凍衿:表情を緩める。「ありがたく。戻ってきたらそっちの相談にも乗るよ」
晩翠凍衿:「先達としてね」
柳生咲玖夜:「はい!胸を借ります!」そう返事をしたところで、ふと立ち止まる
柳生咲玖夜:「っと、この部屋です」
晩翠凍衿:「ほうほう」
GM:両開きの大きな扉、横には第16研究室と書かれている。
晩翠凍衿:ノックの後、扉を開ける。
GM:広い部屋の中は所狭しと機材の類が置かれている。
晩翠凍衿:「失礼します。“スワッシュバックラー”、招集により参上──」
晩翠凍衿:言いながら室内に視線を走らせて。
晩翠凍衿:「──しました?」
GM:部屋の中央には、大きな石造りの扉。話にあったアーティファクトだろう。
GM:その周囲に数人の研究者。
GM:救援チームとやらのメンバーは見当たらない。
柳生咲玖夜:「誰も来てませんね……」
晩翠凍衿:「……あらら」声に反応した研究者に改めて会釈しつつ。
晩翠凍衿:「一番乗りか。ここで待ってればいいの?」
柳生咲玖夜:「ええと、はい。奥に待合所がありますので」
柳生咲玖夜:「あのお茶とか置いてる辺りですね」
柳生咲玖夜:「すみません、私はここまでです。実験の立ち会い許可が下りてないので」
柳生咲玖夜:「どうかご無事で。応援してます!」
晩翠凍衿:「了解。案内ありがとう」
晩翠凍衿:「ばっちりやっつけてくるからね!」手を振って別れる。
晩翠凍衿:そうして、完全に最初の一人のつもりで椅子とテーブルが並ぶスペースに近付く。
朱南文尊:「1799年7月15日、ナポレオン・ボナパルトがエジプト遠征を行った際、発見された石碑。8文字 か」
晩翠凍衿:「…………」
朱南文尊:「おっと、どうも。ようやく誰かが来たかな」
朱南文尊:クロスワードのシートをデスクに広げ、手に持ったペンをゆるく回しながら、ダークスーツの青年が首を向け言葉を投げる。
朱南文尊:腰には船舶刀めいた形状の長物を差している。
晩翠凍衿:「あ……っと」慌てて姿勢を正す。
朱南文尊:「わかります?それとも、自己紹介の方が先ですかね?」
晩翠凍衿:「“スワッシュバックラー”晩翠凍衿です。この度の作戦のため招集されました」
晩翠凍衿:「で、答えはロゼッタストーンかと」
朱南文尊:「へぇ、それは凄いな。“スワッシュバックラー” 12本の内の1本か。正真正銘のエリートだ」
朱南文尊:「縦の3 ロゼッタストーン。と」などと書き込み。「UGNも本腰を入れてるみたいですね、流石に月は規模が大きいものな」
晩翠凍衿:「ふふ。それほどでもありますが」胸を張って見せて。
朱南文尊:「俺はL.A / D.A 朱南文尊 この作戦限りの出張員ですが、よろしくお願いしますね」
晩翠凍衿:「……変わったコードですね。一回聞いたら忘れなさそう」
晩翠凍衿:その上で、聞いた覚えは無い……が。
晩翠凍衿:(……リラックスしてる感じだったのに、居るのに全然気付かなかった)
晩翠凍衿:「……心強いお仲間って感じ。こちらこそよろしくお願いします」
朱南文尊:「聞かない方が良いコードかな、普段ならね」
朱南文尊:「査察対象とかになるのは嫌だと思いますので」
朱南文尊:軽く笑って、よろしくと言う言葉に頷く。
晩翠凍衿:「ああ。なるほど」頷いて対面の席に腰を下ろす。
晩翠凍衿:「考えてみれば当然か。使える人材は部署問わず駆り出さなきゃって状況ですもんね」
朱南文尊:「いや、まあ、有給使ってコネを駆使して無理やりに参加した感じなんで、上からどうこうでは実はないかな」
朱南文尊:「月面基地は監査対象でもないので。個人的な事情ですよ、給料も出やしませんね」
晩翠凍衿:「あら? そうなんだ」意外そうにする。
朱南文尊:「ええ。そうなんですよ。同僚の早坂さんには性格の悪い笑みをむけられました」
朱南文尊:肩を竦めてため息をつく。
晩翠凍衿:「立派ですねえ……自分の意志で参加して、誰よりも早く来てとは」
研究員A:「お話中のところ失礼します」機材を弄っていた研究員の一人が話しかけてくる。
晩翠凍衿:「査察部、細かいことにうるさくて陰湿ーってイメージでしたけど。朱南さんみたいな人もいるんだ……っと」
晩翠凍衿:研究員へ顔を向ける。
研究員A:「じきに一次接続実験が始まります」
朱南文尊:「細かい所にうるさくて陰湿かな。合ってるな、それは。おっと、そろそろ出発だ」
研究員A:「他の方はまだいらっしゃらないみたいですが……お二人だけでも先に見て頂ければ」
朱南文尊:シートを器用に折り畳み懐にしまうと立ち上がる。
晩翠凍衿:「はあい」同じく立ち上がって石の扉に向かう。
研究員A:「まず今回の作戦の要となるのが、中央のアーティファクト」
研究員A:「チベットから回収された"天梯"です」
研究員A:「大戦期にナチスドイツが用いた月への直通ゲートという触れ込みで、第四の特級保管庫で眠っていたものを引っ張り出しました」
晩翠凍衿:「……どうなるんですか? 月への直通って」
朱南文尊:「ムーンライトラダーか。成程、スペースジェットだと迎撃されたら宇宙の藻屑と言う試算が出たってところかな」
晩翠凍衿:「主に空気とか……重力とか……」
研究員A:「本来なら、月面基地の中に出られます」
研究員A:「あの基地は大戦期にナチスが放棄したものを改修したものですから」
研究員A:「ただ、現在はそうも行かないようでして」
研究員A:「先程スペースジェットの話が出ましたが、現在の月は物理的干渉を受け付けていません」
研究員A:「おそらくは、 神性圏界 ドミニオン 。強大な力を持ったレジェンド種RBの大ワーディングの影響下にあるものと思われます」
晩翠凍衿:「神性圏界……」
朱南文尊:「そうなると帰りの方を考慮しないと駄目じゃないかな。それを打倒すると神性圏界が消える可能性が大きいでしょ」
朱南文尊:「生存環境が物理法則に則った月に逆戻りだ」
研究員A:「はい。ですので先ずは接続実験を行い、月面基地の無事を確認します」
研究員A:「あそこが生きていれば、月が原生環境下に戻ってもしばらくは安心ですので」
晩翠凍衿:「基地が無事じゃなかったらどうなるんです?」
研究員A:「その場合は上の判断にもよりますが……人員の選び直しは発生するでしょうね」
研究員A:「宇宙で問題なく生存可能なオーヴァードが選び直されるかと」
晩翠凍衿:「うええ。そんな時間ないのに」
晩翠凍衿:さっきまで雑談に花を咲かせていたことは棚に上げている。
朱南文尊:「平和にしてしまえばディメンジョンゲートを使える人がいれば、無理矢理帰れないこともないか」
研究員A:「ええ……ですので、先ずはこの実験を成功させないと」
研究員A:「"黒い月"の影響とされる行方不明事件の報告から」
研究員A:「あの月はこちらに干渉する際、夢を媒介にしているであろうことが推測されます」
研究員A:「今回、睡眠下で高い演算能力を発揮するノイマン能力者に協力して頂き」
研究員A:「逆に夢の中でこちらからハッキングを仕掛け、"天梯"のゲートを繋ぎます」
晩翠凍衿:「ふむふむ」
研究員A:「本来なら、管理局や討滅局の人員が到着してから行いたかったのですが……」
研究員A:「事態は一刻を争います。お二人は不測の事態に備えて下さい」
朱南文尊:「介入するのが夢だけに時間がきっちり決まってるわけじゃない。って感じかな」
晩翠凍衿:「……了解」
朱南文尊:「不確定な話に乗るのは趣味じゃないですけどね。ギャンブル好きだったからな、あの人は。チップを全部賭けろって話だ、これは」
晩翠凍衿:大きな漆黒のケースを背負い直し、このまま任務に臨める状態であることを確認する。
GM:研究員は前に進み出て、"天梯"に接続された端末を操作する。
朱南文尊:「怖かったりするかな?」晩翠さんに声をかけよう。
晩翠凍衿:「月ってどんな感じなのかなーって思ってます」気負いない様子で返す。
朱南文尊:「それは心強い。俺は臆病でね、やること早くやって欲しいって思ってるよ」
晩翠凍衿:「ウサギとかいるかもですよ。レネゲイドアニマルの」
朱南文尊:「木槌で餅にされないか、不安かな」
晩翠凍衿:「やるならロレム・イプサムをぺしゃんこにしてほしいですねえ」
朱南文尊:「話が早くて助かるかな、それ。雑煮にすることを許すよ」
朱南文尊:冗談めかして笑う。誰かが片付けてくれるなら、それに越したことはない。
晩翠凍衿:「新年のお祝いにぴったりですね。二重の意味で」
晩翠凍衿:こちらもくすくすと笑って。
GM:君たちが取り留めのない話をしている間に
朱南文尊:「お。出来る口だ。新年が近いのにかけたんだけど」
朱南文尊:「あぁ。でも、ちょっとばかりロレムには貸しがあるからね。俺が取り立てた後にしてもらおう」
GM:幾度化の再試行が行われ、殊の外あっさりと
GM:扉の中に光が灯る。ゲートが繋がった証だ。
研究員B:「成功したようですね」
研究員B:「困るなあ」
研究員B:すると、君たちの隣りにいた研究員の一人が立ち上がり
研究員B:その顔がボコボコと膨れ上がり、形を変えていく。
研究員B?:「一人ひとりならどうとでもなるけど、結託されると流石に厄介だ」
研究員B?:中肉中背の日本人男性だったはずの研究員は、中性的な金髪の青年に変貌している。
研究員B?:「厄介な相手はこうして」指を鳴らし
研究員B?:「先手を打って潰すに限る」
朱南文尊:「つまり兎かな?」
GM:地面に広がった影が研究員たちを絡め取ると同時に
GM:"天梯"から影の触手が伸び、救援隊の二人を引き寄せる。
研究員B?:「さあね、君たちはせいぜいヒキガエルと言ったところか」
晩翠凍衿:「!」既に飛び蹴りの姿勢で空中にあった。それ故に避けられない。
朱南文尊:「おっと、これは動けないかな。厄介な話だ」
研究員B?:応戦する君たちに先んじて、幾筋もの影が絡みついて扉へと引き寄せる力を強めていく。
朱南文尊:「支部の中枢まで手が伸びてるとかね。心の中の鷹山先輩も冗談じゃないって言ってるよ」
研究員B?:「恨み言は向こうで聞こう」
研究員B?:「"ロレム・イプサム"が君たちを歓迎するよ」
研究員B?:君たち二人を吸い込んだ後、扉は停止する。
研究員B?:そして、その扉に無数の亀裂が走り
GM:ガラガラと音をたてて、"天梯"は瓦礫と化した。
研究員B?:「さて、俺も向こうへ行かないとな」
研究員B?:青年は懐から拳銃を取り出してこめかみに当て
GM:パ ン ッ
GM:乾いた音とともに青年の頭が撃ち抜かれ、絶命する。
GM:その亡骸は、元の日本人男性のものに戻っていた。
GM:OP終了です。ロイス取得可能!
朱南文尊:もう少し仲良くなってからにします!以上で。
晩翠凍衿:“ロレム・イプサム” 感服/〇敵愾心 で
晩翠凍衿:こちらも朱南くんにはまた改めて!
■ミドルフェイズ ~The Seven Deadly Luna Seas~
ミドル1:中央の入江
GM:では次に行きましょう!
GM:合流シーンです。全員登場。
GM:ここからは花町さんも侵蝕をふって下さい。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:40->41)
大橋綺羅星:大橋綺羅星の侵蝕率を5上昇(侵蝕率:34->39)
朱南文尊:42+1d10
DoubleCross : (42+1D10) → 42+2[2] → 44

花町日織:あ、ここで「覚醒」を決めてくださいとの事だったので。「感染」にします
GM:了解しました!
花町日織:初期侵蝕値は36から。
花町日織:花町日織の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:36->44)
■?????
GM:君、花町日織は硬いベッドの感触で目を覚ます。
花町日織:「う……んん」ぎこちなく身を捩る。
GM:真っ白で簡素な内装の広い部屋だ。
花町日織:「……」ぼうっとした様子で周囲を見渡す。
GM:いくつかの器具や並んでいるベッドから、どうやら医務室のようなものだとわかる。
GM:半円形の部屋の窓はガラス張りとなっており、外には暗黒の空に浮かぶ青い星が見える。
花町日織:「……?えっと……」夢の中であった事は、朧気に覚えている。
花町日織:海中都市。船で海を渡って、月に辿り着いたこと。そして、その案内をしてくれたロレム・イプサムという少年。
花町日織:だけど、この場所に見覚えは……
花町日織:窓をよく見ようと、ベッドの上に手をついて身を起こそうとして。
?????:「まだ寝ていた方がいいんじゃないか」
花町日織:「あうっ」前のめりに転ぶ。数年間もまともに動かしていない四肢だ。……当人はまだそうと知らないが。
花町日織:「あ、っ……誰?」鼻先をさすりながら、声のする方へ振り返って。
?????:振り返った君の前に小さな手が差し出される。
花町日織:「ありがと」微笑んで、その手を取る。
?????:金色の髪に白い肌の、怜悧な印象を抱かせる少女だ。
?????:小柄な身体に似合わない力で君を引き上げ、立ち上がらせる。
花町日織:「わっと」その力にびっくりしつつ。
花町日織:(綺麗な人だなあ)なんて、呑気な感想を抱いたりして。
?????:「二重の意味で目覚めたばかりだ。少しずつ慣らしていかないと怪我の元だぞ」
?????:「ああ、失礼。名前を聞かれていたな」
花町日織:「二重の……?」首を傾げつつ。
?????:「私の名はエイル・ファウストゥス」
エイル・ファウストゥス:「仲間内では"アリアンロッド"と呼ばれている」
花町日織:「え、かっこいい名前……」
花町日織:「エイルさん、でいいかな。あ……それとも、私もアリアンロッドさんって呼んだ方がいい?」
エイル・ファウストゥス:「エイルでいいよ。君はUGNの人間でもないのだろうし」
花町日織:取ってもらった手をするりと解く。ややふらついた足取りで、ひとり立ち直して。
花町日織:(……? なんか、背……伸びた……?)ちょっとした違和感だと、今は気にも留めず。
エイル・ファウストゥス:「さて、君の名前も聞いておこうか」君より少し低い目線から尋ねる
花町日織:「UGN……? なんだっけ……ごめんなさい、勉強不足で」外国の医療系団体とかかな?と思っている。
花町日織:「あ、そうだった」
花町日織:「私、花町日織です。日織って呼んでくれると嬉しいな」
花町日織:「ほら、エイルって名前だよね。外国の人って、苗字より名前が前に来るんでしょ?」
エイル・ファウストゥス:「ヒオリ……日織、かいい名前だな」
エイル・ファウストゥス:「ああ、エイルは父より授かった私の名前だ」
エイル・ファウストゥス:「だから実際のところ、この名前で呼ばれるのが一番嬉しい」
花町日織:「ふふ。じゃあ、お互いそれで行こ」
エイル・ファウストゥス:「ああ、ようこそ日折」
エイル・ファウストゥス:「UGN月面基地支部は、君を歓迎する」
花町日織:「うん。……うん?」
花町日織:「今……月面、って」
エイル・ファウストゥス:「……?見ての通りだが」
エイル・ファウストゥス:窓の外を指差して「ほら、今日は地球があんなに青く見える」
花町日織:「見ての通り、って……」促されるまま、もう一度。窓の方へ視線を向ける。
花町日織:いや、確かにさっきなんか青いのが見えたなとは思ったけど……。
花町日織:「……えええ!? じゃあ……あれ、地球なの!?」
花町日織:「そ、そんなことある……?」
エイル・ファウストゥス:「さっきからそう言っているが……最近の子供は察しが悪いのか?」
花町日織:「う……だ、だって」
花町日織:「私、ロケットに乗ったりした覚えないよ」
花町日織:「あっ」
花町日織:「もしかして、ものすごい速度で飛んだから記憶が飛んじゃった……?」
エイル・ファウストゥス:「ふふ」思わず吹き出す
花町日織:「そういえばなんか……小舟に乗って月に来る夢は見た気がするけど……」
花町日織:「あんな船で月に来れる訳ないもんな……そもそも夢だし……」
エイル・ファウストゥス:「夢か……そこについては後ほど詳しく聞きたいところだが」
エイル・ファウストゥス:「出来るさ。ロケットなんて無くても私達の力なら月にだって到達出来る」
エイル・ファウストゥス:「君が手に入れたのはそういった力だ」
花町日織:「……え、いやいやいや!」
花町日織:「無理でしょ!できないよ私そんなの!」
エイル・ファウストゥス:「誰でも最初はそう言うんだ。……とはいえ、参ったな」頬を掻いて
花町日織:「ええー……じゃあ、エイルはできるの?」
花町日織:「ここから……あっちに飛んで行ったりとか……」窓の外、青い星を指さして。「そういうことが?」
エイル・ファウストゥス:「やりようによってはね」
エイル・ファウストゥス:「しかし参ったな。実を言うと覚醒したての子を預かった経験はないんだ」
エイル・ファウストゥス:「どう順序立てて説明したものか……ああ、そうだ」
花町日織:「ええー……それってめっちゃすごいんじゃ……」
花町日織:「テレビとか出ようよ。ぜったい人気者になれるよ! youtuberでもいいかも」
エイル・ファウストゥス:「ラグが酷くて見れたもんじゃないと思うがね。それよりも、ほら」
エイル・ファウストゥス:君が寝ていたベッドの隣を指差す。
GM:そこにはもうひとり、君より少し年上の少女が、今まさに起き上がろうとしている。
エイル・ファウストゥス:「もうひとりもお目覚めだ。挨拶しないと」
花町日織:「あ……」口に手を当てる。「うるさくしちゃったかな。ごめんなさい」
大橋綺羅星:「ん……」「リューたん!」ガバッと飛び起きる
大橋綺羅星:「……あれ?どこここ?」
花町日織:「りゅー……? えっと、おはようございます」
エイル・ファウストゥス:「おはよう。お嬢さん」ベッドの脇へと歩いてくる。
大橋綺羅星:「おはよ!」「……えっと」
大橋綺羅星:「会ったコトないよね?」
エイル・ファウストゥス:「りゅうたんといえば、柳但。柳生但馬守宗厳の愛称だろう。私は日本の文化に詳しいんだ」
エイル・ファウストゥス:「ああ、初対面だが」少し考えて
花町日織:「あ、そうだね……!初めまして、私、花町日織っていいます」
花町日織:「で、ここは月面」足元を指さす。
花町日織:「この子……エイルがそう言ってるの。私も、まだ正直ピンと来てないんだけど」
エイル・ファウストゥス:「私は"アリアンロッド"エイル・ファウストゥス」
エイル・ファウストゥス:「UGNだ。といえばわかるかな」
大橋綺羅星:「ヤギューはさくやんじゃない?」
大橋綺羅星:「あ、あーしはスピカ!大橋綺羅星だよ」
大橋綺羅星:「……月面、って」窓を見る
大橋綺羅星:「マ?」
花町日織:「マなの?」エイルの方を見る。
エイル・ファウストゥス:「マ……ってなんだ……?あ、マジ?の略か」
エイル・ファウストゥス:「いけないな……ここにいるとどんどん流行に置いていかれてしまう」
大橋綺羅星:「うーん、UGNならそういうのもあるのかな」
花町日織:「えっ。納得が早い……」
大橋綺羅星:「ひおりんはUGNの人じゃないの?」
エイル・ファウストゥス:「オーヴァードならそんなものだ。だがその様子だと、どうやら君も正規エージェントではないらしいな」
花町日織:「あ……その事なんですけど」やや縮こまって。
花町日織:「その……質問!」しゅっと右手を挙げる。「UGNってなんですか?」
大橋綺羅星:「あー……」
大橋綺羅星:「あーしもあんまりうまく説明できないんだよねえ」
大橋綺羅星:「もしかして、"なりたて"なのかな。うちのガッコだとそういうのはさくやんとかが説明してくれるんだけど」
エイル・ファウストゥス:「うん。そのあたりの質問はだな」
エイル・ファウストゥス:「説明に慣れてる連中を少し前に拾ったから、そいつらにやってもらおう」
エイル・ファウストゥス:「少し待つといい。もうしばらくしたら帰って───」
花町日織:「え、他にまだ誰か……?」きょろきょろと周囲を見渡す。
朱南文尊:「パスしたいかな。俺の給料の内にその項目は入ってないんですよね」
朱南文尊:そんな事を言いながら部屋に入ってくる。ダークスーツの青年。
朱南文尊:腰には船舶刀のような形状の長物を差している。
晩翠凍衿:「元からお休みなんでしょ、朱南さんは」
晩翠凍衿:続いて、黒いケースを背負った、高校生らしい制服姿の少女。
晩翠凍衿:「あたしがしますよ」
大橋綺羅星:「お。たっすかるぅ」
朱南文尊:「ま、それを言われるとね。でも元から業務外ですよ。任せました」
エイル・ファウストゥス:「では頼む。"スワッシュバックラー"」
エイル・ファウストゥス:「ただその前に」
晩翠凍衿:「はーい。おはよう、二人とも」
晩翠凍衿:「その前に?」
花町日織:「え、またかっこいい名前……」小声。
エイル・ファウストゥス:「二人とも、自己紹介をするように」
エイル・ファウストゥス:「挨拶は大事だ」
花町日織:「あっ。私もしますね!」
大橋綺羅星:「あーしも!」
朱南文尊:「順番に行きましょうか。ごちゃごちゃしないように」
朱南文尊:「俺はじゃあ3番目で」
晩翠凍衿:「説明役だし、最後に」
花町日織:「えっ……じゃあ」一瞬、皆を見渡して。「花町日織、1番もらいます!」
花町日織:「あ、もう名乗っちゃった」
GM:そうして、君たちはお互いの素性と、レネゲイドに関する最低限の知識の共有を行った。
エイル・ファウストゥス:「とまあ、こんなところか。簡潔でわかりやすい良い講義だった。"スワッシュバックラー"」
晩翠凍衿:「えへへ。どうも」誇らしげにする。
花町日織:「な……」
花町日織:「なんだかとんでもない話だった……」理解はした……けれど。どこかまだ現実味のない様子で。
エイル・ファウストゥス:「後のことは追々実地で……」
朱南文尊:「漫画原作実写ドラマの方に脱線することも普通はないんだな。と再確認したかな」
大橋綺羅星:「なにそれウケる」
GM:その時
GM:ジリリリリリリリリリリリリ!!!!
GM:基地内に警報が鳴り響く。
朱南文尊:「俺の先輩の一人がそんな感じでね。ん?」
大橋綺羅星:「なになに?火事?」
GM:窓の外、白い岩と砂の地平線の向こうから
GM:夥しい砂煙を上げて、何かが近づいてくる。
花町日織:「わわっ……!?」驚き、窓の方を見やる。
エイル・ファウストゥス:「ああ、丁度いい」
エイル・ファウストゥス:「諸君、少し手伝ってくれ」黒い手袋を締め直す
エイル・ファウストゥス:「敵襲だ」
花町日織:「何か近付いて来てますけど……」
朱南文尊:「覚醒したての娘を荒事に?」ため息をつく。
朱南文尊:UGNのそのような体質は我ながら嫌う所だ。出来るならやめさせたいが。
花町日織:「丁度いいって……えっ」
花町日織:「わ、私もやるんですか……!?」おろおろしている。
晩翠凍衿:「……戦えるの? この子」戦わせるの、とは聞かない。
大橋綺羅星:「とりあえずあーしらでやっちゃったほうが良くない?」
大橋綺羅星:「うちのガッコ的には、新入生はとりあえず後ろで見ててもらうケド」
エイル・ファウストゥス:「そういうものなのか。いかんな、我々は基本新しい方が強いからこの辺の感覚が麻痺してしまう」
エイル・ファウストゥス:「ならば日織は一旦後ろに下がっていろ。オーヴァードの戦いを良く見ておくように」
エイル・ファウストゥス:「月面基地支部、出撃する」
GM:月面基地の外に出た君たちは、迫りくる軍勢と対峙する。
GM:本来大気がないはずの月面だが、不思議と地球と同様に呼吸することができ
GM:本来六分の一のはずの重力も、地球にいる時と大差ない
エイル・ファウストゥス:「見えてきたぞ。あれが我々の敵、月の獣だ」
GM:地平線を埋め尽くす、痩せ細った蒼白い四足獣のようなシルエット。
GM:その肉体は白い影で作られているかのように不定形に揺らめいており
GM:どの個体も一様に顔を漆黒の仮面で隠している。
花町日織:「わ、意外と普通だ……」一瞬、興味深そうに足元を見やり。
花町日織:「なんて、言ってる場合じゃなさそう……!」すぐに敵の軍勢に向き直る。
花町日織:「ほっ……本当に大丈夫なの、みんな……?」
朱南文尊:「どれどれ、兎じゃないな。ムーンビーストっての言うのも暗黒神話にはいるけど、それにも似てないかな」
GM:その数、1000に迫ろうかという獣達の姿に、どこか見覚えのあるものもいるかも知れない
大橋綺羅星:「うーん、なんかよくわかんないケド、多分イケるんじゃないかな」
晩翠凍衿:「ヒキガエルでもないですね。何だろあの仮面」
晩翠凍衿:「輪廻の獣……とは違うんだろうけど」
朱南文尊:「大丈夫でもないね。俺は大人数で1人を相手する方が好きかな」
花町日織:「けっこう余裕ありげだ……!?」指示通り、皆のいる場所からは下がった位置にいる。
GM:"輪廻の獣"と呼ばれるRB、それをそのまま反転させたような外見だ。
エイル・ファウストゥス:「いや、近いところを付いているぞ"スワッシュバックラー"」
エイル・ファウストゥス:「我々はあれを 涅槃の獣 ネルウス・ウァグス と呼んでいる」
朱南文尊:「通常兵器は効くんですか?鬼切相当の武器しか効かないとかなら、お手上げかな」
エイル・ファウストゥス:「なに、似ているのは見た目とその性質だけだ」
エイル・ファウストゥス:「初期状態の輪廻の獣とでも言うのかもな。なにせこの月では乗り移る対象がいない」
エイル・ファウストゥス:「一体一体は驚くほど弱いぞ」
花町日織:「え、詳しい……。もしかして割と日常的に戦ってるんですか?あれと……」
大橋綺羅星:「それじゃ肩慣らしにはちょうどいいカモ。ちょっと発散しなきゃだし」
朱南文尊:「成程。攻撃無効化能力を持ってるのが、あんなにいたら迎撃行動なんて選択しませんね」
晩翠凍衿:「……倒すと取り憑かれたりは?」
エイル・ファウストゥス:「しないな。だが学習能力だけはウロボロスのそれだ」
花町日織:「いや、UGNがそういう組織だってのは聞きましたけども……」改めて感嘆しつつ。「あ、ごめんなさい!静かにしてますっ」
花町日織:会話がプロっぽくなってきたので邪魔をしないように引っ込む。
朱南文尊:(にしても数が多すぎるかな。まったくほっぺた一つで高くつきすぎたよ)
エイル・ファウストゥス:「手の内を見せすぎるのは良くない。倒すなら一撃で、だな」
朱南文尊:「いや、参加するんだから遠慮なく言ってね。こういう戦いだと俺も素人みたいなものだからさ」
朱南文尊:「経験差を気にすることはないさ」
花町日織:「あっ……」「ありがとうございます、朱南さん」頷き、形ばかり拳を固める。
朱南文尊:「いえいえ。ともかくとして花町さんはすぐにシェルターに避難できるように位置取りに気を付けて」
朱南文尊:「俺から言えるのはそのくらいかな」
大橋綺羅星:「なるべく撃ち漏らさないようにはするかんね」
花町日織:「あ、はい……!気を付けますね!」
朱南文尊:「頼りになるね。大橋さん、お手並み拝見と、俺が動かなくて済むように頼むよ」
朱南文尊:「ちょっと能力は温存したいかな。先が見えないからね」
涅槃の獣:獣達が低い唸り声を上げて、ひとかたまりになって君たちへ襲いかかる。
GM:ミドル戦闘を開始します。
エイル・ファウストゥス:「では、迎撃開始と行こう」
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エンゲージはこちら
[涅槃の獣×200(10)]−5m−[涅槃の獣×200(10)]−5m−[涅槃の獣×200(10)]

5m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)]

GM:涅槃の獣は200体でひとまとめのトループとなります。
晩翠凍衿:だいぶ景気のいい数だ
GM:それではセットアップから。宣言をお願いします。
大橋綺羅星:《光の銃》武器作成
花町日織:溶け出す残照/《尾を喰らう蛇》《背徳の理》
大橋綺羅星:侵蝕39→41
花町日織:判定ダイス+6個。HP-1d10
涅槃の獣A:ABC共になし
晩翠凍衿:怨念の呪石は……まだいいか。無しです
朱南文尊:僕はなしです。
花町日織:27-1d10
DoubleCross : (27-1D10) → 27-3[3] → 24

花町日織:花町日織の侵蝕率を+7した(侵蝕率:44->51)

GM:ではイニシアチブ21 大橋さんの手番からです
大橋綺羅星:スピフォなしでいいかな 動きます
朱南文尊:うん。なし。
大橋綺羅星:省エネ攻撃だ マイナーなし
朱南文尊:エンゲージきれば?
大橋綺羅星:ああ確かに
大橋綺羅星:では5m右へ
大橋綺羅星:メジャーで《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》
[涅槃の獣×200(10)]−5m−[涅槃の獣×200(10)]−5m−[涅槃の獣×200(10)]

5m

[花町日織(7)][朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)]−5m−[大橋綺羅星(21)]

大橋綺羅星:涅槃の獣Aの群れを狙います
涅槃の獣A:こい!
大橋綺羅星:15dx7+4 サイドリール使用
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[2,4,5,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9,9,10]+10[2,3,3,4,4,4,6,10,10,10]+10[1,4,9]+10[7]+10[10]+5[5]+4 → 59

涅槃の獣A:ひえ~、回避はイベイジョン11!
大橋綺羅星:ダメージ!
大橋綺羅星:6d10+17+1d10
DoubleCross : (6D10+17+1D10) → 38[8,9,8,3,7,3]+17+8[8] → 63

涅槃の獣A:吹っ飛びます。戦闘不能
大橋綺羅星:侵蝕値41→47

GM:では続いてイニシアチブ10 晩翠さんの手番!
晩翠凍衿:はーい
晩翠凍衿:マイナーで戦闘移動、涅槃の獣Bにエンゲージ。
晩翠凍衿:メジャーでコンボ【風を駆る】。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》で白兵攻撃します。
[涅槃の獣×200B(10)]−5m−[涅槃の獣×200C(10)]
[晩翠凍衿(10)]

5m

[花町日織(7)][朱南文尊(6)]−5m−[大橋綺羅星(21)]

涅槃の獣B:どうぞ!
晩翠凍衿:8dx7+6
DoubleCross : (8R10+6[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,10,10]+5[2,5]+6 → 21

涅槃の獣B:イベイジョン11で命中
晩翠凍衿:3d10+11+2d10
DoubleCross : (3D10+11+2D10) → 20[8,6,6]+11+18[9,9] → 49

晩翠凍衿:振り直しなし。諸々有効!
涅槃の獣B:蒸発!戦闘不能です。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+9した(侵蝕率:41->50)
GM:大橋さんと晩翠さんまとめて演出していきましょう

涅槃の獣A:「fshururururururururururu……」
大橋綺羅星:「んじゃ、行こっか」その手にスナイパーライフルが生成される。
朱南文尊:「反応速度が良いね。言葉通り頼りになりそうだ」
涅槃の獣A:黒い仮面の獣達が爪を振り上げる。統率された動きではなく、ただ本能のままに暴れているように見える。
大橋綺羅星:「二人とも近接っぽいから、数減らしとくね」たん、と跳躍し、距離を取る
大橋綺羅星:殺到する獣に狙いをつけ、引き金を引く
大橋綺羅星:光の弾丸は確実に一体づつ獣の数を減らしていく
涅槃の獣:がむしゃらに突進する獣達の群れが1体、また1体と脱落していく
大橋綺羅星:「……多すぎ!近づいてくるのはお願い!」
晩翠凍衿:「任された!」
晩翠凍衿:背負った黒い箱に手を伸ばす。長柄を掴み出すのに伴ってケース本体が脱落し、真紅の刃を持つ大鎌の姿が露わになる。
涅槃の獣:しかしそれでも元の数が多い。より密集して君たちへと近づいてくる。
朱南文尊:「俺が動けるまで残っていたら善処するかな」
晩翠凍衿:ゾディアックウェポン“キャンサー”。それをゆらりと構えた──と見えるのも束の間。
晩翠凍衿:たん、と青白い地面を蹴る音と共に、その姿が消える。直後、群れの先頭を走る獣数体の首がまとめて宙を舞う。
涅槃の獣:「gegyagya!?」
晩翠凍衿:さらに数度。獣たちの只中をジグザグに走る真紅の軌跡が、草でも刈るように彼らを断ち切っていく。
涅槃の獣:自らが斬られたことすら知覚できず、獣の亡骸が地面に転がる。
朱南文尊:「あれがゾディアックウェポン。破壊力だけを重視した12本の至宝か。いや、腕も良いかな、あれは」
朱南文尊:「さてと、逃げてくれると楽なんだけど」
花町日織:「えええ、すっごい……!」
大橋綺羅星:「しえりーカッコイイー!」獣を撃ちながら声援を送る
涅槃の獣:死神の鎌に刈り取られ、獣達の陣形が散り散りに千切れていく
花町日織:「これなら、ほんとに全部倒せちゃうかも……」
エイル・ファウストゥス:「こいつは想像以上だな。だが……」
涅槃の獣:しかし、それでもごく僅かに
涅槃の獣:同胞の亡骸を盾とし、銃弾の雨と死の旋風を抜けて獣の爪が君たちへと辿り着く
エイル・ファウストゥス:「来る。日織は私の後ろに下がっていろ」
晩翠凍衿:「……っごめん、取り零した!」未だ切り伏せ続けながら、後方へ向かって叫ぶ。
花町日織:「っ、はい……!」
朱南文尊:「後始末はしますよ。それがチームですから」

GM:イニシアチブ10 涅槃の獣Cの手番です
涅槃の獣C:オートで《万象の虹》制限なしエフェクトを取得《原初の白:異世界の因子》エフェクトを取得
涅槃の獣C:晩翠さんの《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》をLV1で所得します
晩翠凍衿:こっこいつ
涅槃の獣C:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4

涅槃の獣C:マイナーで戦闘移動。晩翠さんにエンゲージ
[涅槃の獣×200C(10)]
[晩翠凍衿(10)]

5m

[花町日織(7)][朱南文尊(6)]−5m−[大橋綺羅星(21)]

涅槃の獣C:メジャー《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》《フィジカルエンハンス》爪(ナイフ)で攻撃
涅槃の獣C:6dx9+3
DoubleCross : (6R10+3[9]) → 10[1,1,7,8,10,10]+3[2,3]+3 → 16

晩翠凍衿:ドッジ。破壊者のデメリットで-3d
晩翠凍衿:1dx+1>=16
DoubleCross : (1R10+1[10]>=16) → 4[4]+1 → 5 → 失敗

晩翠凍衿:惜しかった
涅槃の獣C:ダメージ出します
涅槃の獣C:2d10+2
DoubleCross : (2D10+2) → 10[2,8]+2 → 12

涅槃の獣C:2を振り直し
涅槃の獣C:1d10+10
DoubleCross : (1D10+10) → 9[9]+10 → 19

涅槃の獣C:19ダメージ諸々有効!
晩翠凍衿:使いこなしやがってーッ
晩翠凍衿:29-19で残りHP10!

涅槃の獣:大鎌を振り回す晩翠さんの背後、獣達の亡骸の下から
涅槃の獣:辛うじて致命傷を免れた手負いの獣たちが一斉に飛び出す。
大橋綺羅星:「!」「しえりー後ろ!」
涅槃の獣:その青白い腕が奇怪に変形し
晩翠凍衿:「……!」
涅槃の獣:幅広の刃を持つ鎌のような形状に変化する
涅槃の獣:ゆらりと低い姿勢のまま身体を揺らす独特の歩法。君のよく知る動きで
涅槃の獣:四方からほぼ同時に、旋風のごとく大鎌が迫る!
晩翠凍衿:警告を受け、危ういタイミングで身を翻す。
晩翠凍衿:すんでの所で致命傷を避けるも、背中を斜めに切り裂かれる。鮮血が噴き出す。
涅槃の獣:「gururururu……」嘲笑うように唸り声をあげる
花町日織:「ぁ……! 晩翠さんっ!」
花町日織:血、傷、苦悶。
晩翠凍衿:「つっ……なるほど、学習能力……」
花町日織:視界に舞う、その赤色。
花町日織:オーヴァードは負傷しても大抵の事では死なないのだと、言葉には聞いた。だけど……
花町日織:(嘘、あんなの……)
花町日織:(キツいに決まってるじゃん!大丈夫なわけない……!)
朱南文尊:「大丈夫?まだ、致命傷じゃないけどキツいなら、下がっていても良いよ」
晩翠凍衿:「平気。慣れてるっての!」
晩翠凍衿:言葉の通り。刻まれた傷もそのままに、再度嘲笑う獣たちへと襲いかかる。
朱南文尊:花町さんを横目で見やり。
朱南文尊:「君に言った言葉でもあるかな。今のは」
花町日織:「……っ」

GM:イニシアチブ8 花町さんの手番です
花町日織:マイナー、比する翼/《縮地》獣と晩翠さんのエンゲージへ
花町日織:花町日織の侵蝕率を+2した(侵蝕率:51->53)
花町日織:メジャー、セッション/《コンセントレイト》《シャドーテンタクルス》 対象は獣C!
[涅槃の獣×200C(10)]
[晩翠凍衿(10)][花町日織(7)]

5m

[朱南文尊(6)]−5m−[大橋綺羅星(21)]

涅槃の獣C:来な!
花町日織:8dx+4@7 命中!
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,3,4,6,8]+6[6]+4 → 20

涅槃の獣C:イベイジョン11で命中
花町日織:3d10+10+25 ダメージ!
DoubleCross : (3D10+10+25) → 12[1,7,4]+10+25 → 47

花町日織:花町日織の侵蝕率を+3した(侵蝕率:53->56)
朱南文尊:コンセが抜けてるけど結果同じですね
花町日織:@7の場所が変になっちゃったけど入ってはいるはず?
朱南文尊:ああ。本当だ。失礼。
花町日織:いえいえ。ダメージ諸々有効です
涅槃の獣C:跡形も残らず爆散。戦闘不能です
GM:エネミー全滅。戦闘終了です。

花町日織:何も分からない自分を、教え導いてくれた──そして、今も身を張って
花町日織:あの軍勢から私のことを守ろうとしてくれている、やさしいひとが。目の前で傷ついている。
花町日織:(なんとか、しないと)
花町日織:自分に何ができるのかも分からないまま、そう思った。次の瞬間に、
花町日織:「──え」目を見開く。花町日織は、晩翠凍衿に触れていた。
花町日織:さながら再生中の動画を10秒分飛ばしたみたいに、経過を飛ばして
花町日織:左手を繋いでいる。
晩翠凍衿:「なっ……」
エイル・ファウストゥス:「日織!?」先程まで自分が背で守っていたはずの少女が、彼方に突然現れる様に目を剥く
花町日織:自分の手がその掌に収まるかわり。ゾディアックウェポン"キャンサー"──彼女が振るっていた大鎌は、今は僅かに手を離れ、宙に浮いていて。
花町日織:(やば、い──)
花町日織:冷や汗が噴き出る。今、背後に何があるか、振り返らずともわかる。
涅槃の獣:理性なき獣は、目の前の異変に目もくれず一心不乱に鎌を振り回す。
花町日織:(どうしよう、私──どうすれば、)
花町日織:走馬燈めいて駆け巡る思考。それと同時、
花町日織:重ねた掌の先から、刹那に溶け出し混ざり合う。互いのレネゲイド、身に宿す技術と記憶。
花町日織:そこから獲得した戦士としての直感が、彼女の身体を動かした。
花町日織:瞬時に足元──自身の影の中へと手を伸ばす。
花町日織:ずぶり、と
花町日織:不定形の影の沼から、掴み引き抜いたもの。そのかたちは、大鎌の姿を取っていて。
花町日織:──低く沈み込んでから、独楽のように身を捻る動き。振り返るに合わせて、少女の振るう刃先が
花町日織:黒い軌線を描き、迫っていた獣の軍勢を二つに断った。
涅槃の獣:「g─────────」
晩翠凍衿:「──ぅええ!?」
朱南文尊:(月の主はこれを見ているかな?何時までも抜かないなんて無理だろうけど、今回は技を見せずに済んだな)
大橋綺羅星:「やっるう!本当に素人?」
花町日織:「──ぇ」身体が先立って動いている。自分でも何が起きているのか分かっていない。
涅槃の獣:胴体を真っ二つに寸断され、獣たちが倒れ伏す。
エイル・ファウストゥス:「驚いたな。こいつは……」
朱南文尊:「切れ味抜群だ。深呼吸すると良いですよ、そうすれば少しは落ち着くかな」
花町日織:「っ、は……ああ……」息を切らして、目の前の倒れ伏した骸の山を見る。
花町日織:頷く。言われるがまま、何度か深呼吸をして。
花町日織:「な……なんとか、なった……?」まだ冷や汗が止まらない。
GM:君達に襲いかかってきた獣の群れは一掃された。残りは恐れをなしたのか、遠巻きに君達を取り囲んで動こうとしない。
GM:しかしその中で、君達に倒された内の1体がふらふらと起き上がり
涅槃の獣:「…………」
涅槃の獣:黒い仮面に手をかけ
涅槃の獣:それを剥ぐ。
GM:漆黒の血飛沫が上がると同時に、その体がボコボコと波打って変形し
GM:人の形を取っていく。
花町日織:「うぇ……!?な、何……?」その光景に慄き、数歩後退る。
?????:「gu……a…あ、あー。あー」
?????:「参った参った。コイツラじゃとても敵わない」
晩翠凍衿:「……“ロレム・イプサム”!」
晩翠凍衿:花町さんを背に庇って前に出る。
花町日織:「ロレム……え!?」
大橋綺羅星:「!!」その名前を聞き、表情がこわばる
?????:金髪の青年。第四支部の研究室を襲った人物と同じ姿だ。
花町日織:夢の中で、そう名乗る少年に出逢ったのを覚えている。だけど……どう見ても、いま目の前にいるのは
?????:「その通り、"ロレム・イプサム"だ。また会ったなお嬢さん方」ニヤリと笑う
朱南文尊:「続きやる気あるかな?俺としてはさっさと終わらせたいのが本音だけど」
?????:「いやいや、今回の所は退散するとしよう」
花町日織:(別人、だよね……?あれ……?)しかし現に本人がそう名乗っていて。
朱南文尊:「"ロレム・イプサム"って言っても原本じゃないでしょ、君」
朱南文尊:「だから、そうやって気軽に姿を見せる。って踏んでるけど」
?????:「いいや?俺が本物の"ロレム・イプサム"だよ」
朱南文尊:《真偽感知》
GM:では、朱南くんにはわかる。
朱南文尊:44→46
GM:彼は"衛星細胞"。"ロレム・イプサム"の原典ではありません。
GM:ただし
GM:君が"黒い月"から感じた気配と非常に近いものを感じるのも事実です。
GM:原典ではないが、それにかなり近い存在と見ていいでしょう
朱南文尊:(上級端末と言ったところかな)
朱南文尊:「じゃあ、俺からは一つだけだね」
朱南文尊:「君が攫った女は何処にいる?」
?????:「多すぎて誰のことかわからないな」
?????:「けどそうだな、安心すると良い。監禁するような真似はしていないよ」
?????:「月の海のどこか出会えるんじゃないかな。もっとも」
?????:「どの様な姿でかは予想できないが」
朱南文尊:眉を顰める。感情に任せて能力を発動させてもいいのだが
朱南文尊:「皆も聞きたいことがあれば質問すると良いんじゃないかな?」
花町日織:「あっ、あの……じゃあ、私!」手を挙げる。
花町日織:「ごめんね。すっごく変なこと聞くんだけど」
花町日織:「私……もしかして夢の中で、あなたに会ったりした?」
?????:「お、元気がいいねえ。なにかな?」緊張感のない声で
?????:「夢……?」
?????:「はて……ああ、そういうことか」暫し考えて
?????:「君が花町日織か」
花町日織:「そういうことって……どういうこと?」
花町日織:「ふえっ、そうだけど」
朱南文尊:後ろ手で大橋さんに指鉄砲の形を見せておく。
?????:「なら、先程の非礼を詫びよう。そこの彼にはバレてたみたいだけど」
?????:「俺は──────」
花町日織:「当てられた、って事は……やっぱり私達、初めましてじゃないのかな?」
大橋綺羅星:たん、と軽い銃声が響く
?????:「っ─────────」
大橋綺羅星:"ロレム・イプサム"を名乗る男の頭、胸、足を狙い撃つ
?????:弾丸は青年の眉間、心臓、膝を正確に撃ち抜いて
大橋綺羅星:「……ごめんねひおりん。ちょっと限界だったから」
?????:声すら上げること無く、男は地面に崩れ落ちる
花町日織:「……えっ」数秒、唖然として。
晩翠凍衿:「……偽者だって?」背後の少女を気にかけつつ、朱南さんへ尋ねる。
大橋綺羅星:「これで終わりだったら苦労はしないんだけどね」
朱南文尊:「端末かな。権限レベルは高いみたいだけれど」
朱南文尊:「『本物』と言うのは虚偽かな」
晩翠凍衿:「なるほど。まあ正直に答えてくれてるわけもないですね」淡々と言う。
花町日織:「な……」
花町日織:「なんで、撃ったの……?」動揺、大橋さんの方を見る。
花町日織:「いや、確かにその……敵、だったのかもしれないけど……!」あの獣の中に紛れていた事からも、そう判断するのはきっと仕方ない。
?????:『いやいや、こっちは答えようとしていたんだがね』空間に声だけが響く
?????:『話の途中だっていうのに躾がなってないな"スピカ"』
晩翠凍衿:「!」
?????:青年の亡骸は獣の姿に戻っている。
?????:辺りに新たに立ち上がる姿はなく、ただ気配だけが漠然と漂っている。
大橋綺羅星:「……とりあえず、殺しても死なない相手だってのはわかったと思うんだけど」
大橋綺羅星:「ちょっとイロイロ、ね」
花町日織:「って……あれ?まだいる……?」きょろきょろと周囲を見渡す。
?????:『さっきの続きだ。俺は"アークトゥルス"』
"アークトゥルス":『いずれまた迎えに来るよ。花町日織』
"アークトゥルス":次の瞬間には、辺りの気配は消えている。
朱南文尊:「本当に。給料分ですらなく、出ない仕事だから、これで終わらないのは嫌なんだよな」
花町日織:「アークトゥルス……?」
花町日織:「ロレムさんじゃなくて……?」
花町日織:「あれ……もう行っちゃったの!?」
花町日織:「ちょ、ちょっと……迎えに来るってどういうこと……!?」
GM:同時に、遠巻きに眺めていた獣たちも退いていく。
晩翠凍衿:「……とりあえず、撃退成功かな」
晩翠凍衿:「良ければ基地で状況を纏め直したいんだけど」エイルさんに振り返って。
朱南文尊:「俺の知りたい情報は得られなかったけど、取りあえずはそうみたいかな」
エイル・ファウストゥス:「ああ、みんなよくやってくれた」
大橋綺羅星:「うん。あーしもちょっと整理したいかな」
エイル・ファウストゥス:「ああ、そうしよう。日織の初陣も労ってあげないといけないしな」
花町日織:「あ……私も、いろいろ聞きたいです」
花町日織:「いや、さっきいっぱい説明してはもらったんだけど……また一気に増えたっていうか……」
朱南文尊:「そうだね。これ以上動くなら、疑問とかない方が良いでしょ」
朱南文尊:「体張るならせめて折り合いつけるか、納得しなきゃいけないかな」
大橋綺羅星:「怖がらせちゃってゴメンね」日織さんに
花町日織:「う、ううん……」かぶりを振る。
花町日織:そうしてふと、自分の掌へと視線を落とす。異形たちを切り捨てた時の感触が、今もじんわりと残っていて。
花町日織:(この先も、まだ……こんな事が続くのかな)その不安を一人、呑み込む。
エイル・ファウストゥス:「だが、基地には戻らん」
晩翠凍衿:「……と言うと?」
エイル・ファウストゥス:「込み入った話は……」
エイル・ファウストゥス:手元の端末を操作する。
GM:すると、月の地面に大きな波紋が拡がり
GM:次の瞬間、巨大な衝角が地中から突き出す。
GM:大地から浮かび上がったそれは、巨大な船……
GM:純白の装甲を纏った潜水艦だ
大橋綺羅星:「スッゴ」潜水艦を見上げてつぶやく
朱南文尊:「UGNって本当に変な所に金使いますね。エフェクトによるものじゃなかったらだけど」
エイル・ファウストゥス:「諸君の戦力は十分に確認できた。本来ならさらなる増員を待ちたいところだが」
エイル・ファウストゥス:「これ以上の籠城は基地が保たん」
エイル・ファウストゥス:「よって、これより反攻作戦を開始する」
花町日織:「えええ……!?す、すごい!」
花町日織:「名前……名前なんていうんですか、この船!」
エイル・ファウストゥス:「月の海を渡る船、『レヴァニア号』だ」
花町日織:「レヴァニア号……!ええー、かっこいい……」
晩翠凍衿:「はー……」しげしげと眺める。
朱南文尊:(帰ったら月の資金を洗うように三条さん仕向けてみるかな)
エイル・ファウストゥス:「……無茶を言っていることは重々承知している」
エイル・ファウストゥス:「しかし、君達を無事に送り返すためにも、今は動くしか無い」
エイル・ファウストゥス:「それも含めて詳しいことは中で、だ」
大橋綺羅星:「マジヤバ。映えそう」さすがに写真は撮らないが
花町日織:「あ……」やっぱり何事もなく地球には帰れないんだ、と理解して。
花町日織:「……うん、お願い」
エイル・ファウストゥス:「なに、茶菓子の一つくらいは出せる。艦内環境には特に拘ったからな」
朱南文尊:「前金は既に貰っているので、その分お仕事はしますよ。給料よりは高いので、かなり働くかな、俺は」
エイル・ファウストゥス:そうしてハッチを開けて、君達へ入るよう促す
晩翠凍衿:「へえ。良いじゃない」そう聞いて表情を綻ばせる。
花町日織:「月のお菓子……え~、なんだろう。宇宙食かな」
大橋綺羅星:「楽しみだねえ」
晩翠凍衿:「月面基地の備え、一つ見学していくとしますか」
晩翠凍衿:軽く艦に飛び乗り、率先してハッチを降りていく。
大橋綺羅星:「おー!」晩翠さんの後ろに続く
花町日織:「えいやっ」晩翠さんの真似をして、軽やかに艦へ飛び乗ろうとするが。先ほどと違い、動きは素人のそれである。
朱南文尊:振り向いて空(?)を見上げ、青と白の故郷を見る。目にしっかり焼き付け、そして乗り込んだ。
エイル・ファウストゥス:「よし、みんな乗ったな」どこか感慨深くうなずき、自らも乗り込む
エイル・ファウストゥス:「大変な処女航海になるが……頼んだぞ。レヴァニア」
GM:ハッチが閉まってからしばらくして、純白の潜水艦は再び地中へと潜航していった。
GM:それでは、ミドル進行のルールについて説明します。
GM:先ずはお手元のマップを御覧ください。
GM:現在皆さんがいるのは月面基地がある『中央の入江』です。
GM:その他の月全域は、現在"ロレム・イプサム"の支配下にあります。
晩翠凍衿:くっ許せないぜ
GM:皆さんには潜水艦『レヴァニア号』に乗って各エリアを強襲。奪い返して頂きます。
GM:各エリアにはエネミーが配置されており、倒すことで海域を解放することができます。
GM:エネミーには複数のタイプがあります。
・UGNエネミー
本来なら救援チームとして参加するはずだったUGN所属のNPC。
離れ離れに転送され、各々が独自の判断で抵抗を開始している。
本来PC達と敵対する理由はないが、全員それまでの戦闘で"衛星細胞"の偽物による騙し討ちを経験しており、PC達に対しても警戒を顕にしてくる。

・中立エネミー
UGNでも"ロレム・イプサム"傘下でもない第三勢力。

・ボスエネミー
"ロレム・イプサム"傘下のエネミー。
このエネミーとの戦闘を回避した場合、エリア制圧失敗となる。

涅槃の獣 ネルウス・ウァグス
トループエネミー。
エリアにこのエネミーしか存在しない場合、戦闘は行われず判定で撃退できる。

GM:以上4種類となります。
GM:各エリアには★1~3の難易度が設定されており、数によって登場エネミーの強さ、報酬グレードが変化します。
GM:配置中……
GM:現在の難易度はマップの通りになっています。
GM:皆さんには移動値として1点が与えられており
GM:各シーン、これを消費して一点につき1マス移動できます。
GM:なお、既に制圧したエリアは移動値を消費せず通過できます。
GM:各エリアを制圧した際は、表のような侵蝕値減少ボーナス、経験点、戦利品を得ることができます。
GM:原則、侵蝕値の減少はそのシーン内で行い、経験点の消費は戦闘中以外のいつでも行って良いこととします。
GM:通常のバトロワからの追加ルールとして、AP(エリアポイント)とMP(ムーンポイント)が存在します。
GM:APはシナリオ進行度と同義です。
GM:累計30点獲得することで、クライマックスへ移行できます。
GM:現在の皆さんのAPは(1/30)点です
GM:MPについては以下の通りになります。
・MP(ムーンポイント)
涅槃の獣討伐数÷100+1点がMP(ムーンポイント)として与えられる。
MPはPCの共有財産としてプールされ、様々な用途に使用できる。
1.判定サポート 各種判定で財産点のように使うことができる。
2.移動ブースト 5点につき1マス、移動数を増やすことが出来る。
3.成長リソース MP5点を経験点1点に変換し、1名に付与する。

GM:トループを倒すことによるボーナスと考えて下さい。
晩翠凍衿:移動ブーストの移動数増加は恒久的なものでしょうか?
GM:そのシーンだけとします。
晩翠凍衿:理解!
GM:先程のシーンで涅槃の獣を600体倒したので
GM:現在の獲得MPは7点!
大橋綺羅星:ヤッター
GM:ちょっと優しくしすぎたわね
GM:次からは厳しく行くからな
花町日織:パパありがと~♡
花町日織:厳しくなっちゃった……
晩翠凍衿:日織がしょげちゃったじゃないかい
GM:エリア内での各所判定についてもここで説明してしまいます。
■情報判定・情報開示
PCは以下の3つから1つを選択する。

・戦況調査
現在の戦況や情勢の情報を収集する。
調査項目を全てクリアした時点でトリガーイベントが発生する。

・索敵
使用技能:任意の≪情報≫
現在周辺にいる敵を探知する。
敵によって判定難易度は変わる。
GMは判定達成値に応じて、発見できたエネミーを開示する。

・情報収集
使用技能:任意の≪情報≫
索敵で1体以上のエネミーを発見した場合に実行可能。
敵の痕跡や残されたUGNデータベースなどから情報を収集する。
達成値6でプロフィール、9でシンドロームと主力エフェクト、15で行動値と各種判定の難易度が開示される

≪索敵≫で発見したエネミーに対しては、1エネミーにつき1回、以下の行動が選択できる。

・奇襲
敵に奇襲を仕掛ける。
エネミーと≪知覚≫による判定で対決を行い、勝利することで、1回メインプロセスで攻撃が行える。この攻撃にエネミー側はリアクション可能。
判定の成否に関わらず、その後、戦闘を発生させる。

・懐柔
停戦や協力の交渉を試みる。
エネミーに応じた難易度で≪意志≫による判定を行う。
事前の情報収集で達成値15以上を出していた場合、達成値に+3の補正が掛かる。
判定の成否に関わらず、この行動の対象となったエネミーの戦闘参加までのラウンド数を+1する。
成功した場合、エネミーと接触した際に懐柔して仲間に加える、もしくは一時停戦としてそのシーン間の戦闘を避けることができる。
失敗した場合、戦闘を発生させる。

・逃走
その場から逃走する、もしくは身を隠す。
エネミーに応じた難易度で≪回避≫による判定を行う。
判定に成功した場合、エネミーの戦闘参加までのラウンド数を+2する。
失敗した場合、戦闘を発生させる。

GM:各エリアへの進入時に上記の判定をして頂きます。この辺は通常のバトロワルールとほぼ同じです。
GM:尚、エネミーの種類によっては最初から懐柔できなかったり奇襲できなかったりするものもあります。
GM:ルール説明は以上となります。
GM:ここまでで質問はありますか?
晩翠凍衿:こちら無し!
朱南文尊:大丈夫です。
花町日織:ひとまず大丈夫!
大橋綺羅星:OK!
GM:では次のシーンから早速やっていきましょう!
GM:シーン終了。購入とロイスが取れます。
朱南文尊:BCスーツに挑戦します。
朱南文尊:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 8[2,8]+3 → 11

朱南文尊:買えたのでウェポンケース2に放り込みましょう
大橋綺羅星:とりあえず応急手当が有用そうなので
花町日織:応急キット狙います。
大橋綺羅星:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3

花町日織:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[6,7] → 7 → 失敗

晩翠凍衿:ロイスは保留して応急手当を
大橋綺羅星:ぜんぜんだめ。
晩翠凍衿:2dx+3>=8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 5[3,5]+3 → 8 → 成功

花町日織:失敗!ロイスは保留です
晩翠凍衿:買えた!さっそく使います
晩翠凍衿:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+11[8,3] → 21

晩翠凍衿:まずまず。以上です
大橋綺羅星:ロイス ロレム・イプサム/殺意○/殺意で
朱南文尊:ロイスは花町さん 感服/同情〇で
GM:OK!
■ミドル2 嵐の大洋
GM:次のシーンに移ります。全員登場推奨!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:50->57)
花町日織:花町日織の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:56->58)
大橋綺羅星:大橋綺羅星の侵蝕率を10上昇(侵蝕率:47->57)
GM:あ!ごめんなさい!
朱南文尊:1D10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 8[8]+46 → 54

GM:一つ大事なことを伝え忘れていました。
花町日織:もしかして……登場ダイスが変わるとか?
GM:そうです……
以降のシーンでは、登場侵蝕を1d3+3で振ることが出来る。
これは潜水艦『レヴァニア』乗船中のカンパニー効果として扱う。

大橋綺羅星:そうとはね
花町日織:なるほどね!
晩翠凍衿:なるほど
GM:艦内環境に拘ったので、侵蝕が安定します。
大橋綺羅星:47+1d3+3 あらためて
DoubleCross : (47+1D3+3) → 47+3[3]+3 → 53

晩翠凍衿:じゃあそっち使う!
朱南文尊:じゃあそっちを
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:57->63)
花町日織:あたしは2が出たので振り直さない感じで……
朱南文尊:46+1d3+3
DoubleCross : (46+1D3+3) → 46+2[2]+3 → 51

晩翠凍衿:あ、さっきの足したままだ
晩翠凍衿:正しくは56!
GM:OK!
GM:それではまず行き先を決定して下さい。
晩翠凍衿:嵐の大洋で?
大橋綺羅星:嵐で問題ないと思います
朱南文尊:そこ!
花町日織:賛成!
GM:では嵐の大洋へGO!
■ミドル2 嵐の大洋
GM:まず、ランダムイベントチャートを振ります。
GM:シークレットダイス
GM:うわっ
GM:そう来るとはね……
GM:続いてトループの数を決定します。これはシークレットじゃなくていいや
GM:1d6
DoubleCross : (1D6) → 6

GM:600体です
晩翠凍衿:最大値
GM:トループは基本何体でも一まとめのエネミーとして扱いますが
GM:出現数はHPにも影響するので、結構硬くなりました。
GM:それでは、各種判定をやっていきましょう。
・戦況調査
現在の戦況や情勢の情報を収集する。
調査項目を全てクリアした時点でトリガーイベントが発生する。

・索敵
使用技能:任意の≪情報≫
現在周辺にいる敵を探知する。
敵によって判定難易度は変わる。
GMは判定達成値に応じて、発見できたエネミーを開示する。

・情報収集
使用技能:任意の≪情報≫
索敵で1体以上のエネミーを発見した場合に実行可能。
敵の痕跡や残されたUGNデータベースなどから情報を収集する。
達成値6でプロフィール、9でシンドロームと主力エフェクト、15で行動値と各種判定の難易度が開示される

GM:戦況調査については以下の項目に挑戦できます。
・UGN月面支部について 
〈情報:UGN〉難易度8
・涅槃の獣について
〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉難易度9

GM:それぞれなにをやるかを選んで下さい。
GM:各手番は一回だけですが、他の人が挑んだ判定に再挑戦するのはOKです。
大橋綺羅星:感覚以外はクソザコなので
朱南文尊:僕は情報UGNだけなので獣か支部が良いかな
晩翠凍衿:まずは索敵と情報収集を成功させて、手番が残った人が戦況調査をやるのが手堅い印象でしたが
花町日織:わたしサイコメトリーあるので5dx7で情報振れるわ
花町日織:侵蝕4点はかかるけど
朱南文尊:花町さんがそうすると索敵が良いかしら
晩翠凍衿:索敵担当が花町さんかなあ
大橋綺羅星:ですかね
花町日織:じゃあ索敵いきます
晩翠凍衿:あ、じゃあ
晩翠凍衿:花町さんに援護の風を
花町日織:あっありがたい
花町日織:+3個ね。じゃあ判定いきます
晩翠凍衿:ダイス+3個!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:56->58)
花町日織:掬い取る湖光/《コンセントレイト》《原初の赤:サイコメトリー》
花町日織:8dx7+1 情報:噂話を使用して索敵。
DoubleCross : (8R10+1[7]) → 10[1,2,3,5,5,8,9,10]+10[1,4,7]+1[1]+1 → 22

花町日織:花町日織の侵蝕率を+4した(侵蝕率:58->62)
GM:丸裸にされてしまったわね
GM:それでは索敵結果を開示します
【索敵結果】
・"機神"オーダイン
・"フリージア" 夏目靖章
・"スケボー・スケバン"風吹リュー

晩翠凍衿:すごいことになってる
サブGM:スーパー知ってる人大戦
GM:以上のエネミーが見つかりました。
花町日織:夏目さん敵にしたくなさすぎるな……
GM:これらのエネミーに対して、情報収集を仕掛けることができます。
GM:まあ知ってる人のほうが多いけど……
晩翠凍衿:では情報収集をこちらが
晩翠凍衿:情報UGNにコネUGN幹部を合わせまして
GM:どうぞ!一回の判定で3体分わかるよ!
晩翠凍衿:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[1,2,3,8]+2 → 10

晩翠凍衿:ふむう。財産点5突っ込んでしまうか
朱南文尊:MPもありますしね。いきましょう
GM:おや、それでは各種難易度は開示できま……なんだと……
大橋綺羅星:やっちゃおう
晩翠凍衿:ではマネーパワーで達成値15に!
花町日織:やったぜ
GM:チッ……ではまるっとわかります
・"フリージア" 夏目靖章

ブリード:サラマンダー/ソラリス/ウロボロス

行動値4

探知難易度 5
知覚判定 不可
懐柔判定 15(女性PCが判定する場合6)
逃走判定 18

主要エフェクト
《解放の雫》《雲散霧消》《異形の加護》

救援メンバーとして送り込まれるはずだった遺産管理局のエージェント。
遺産探索の過程で起源種のレネゲイドウイルスに感染し、情報の熱量を操る特異なサラマンダー能力を得ている。
実数情報を虚数域に放熱して運動エネルギーを霧散させる鉄壁の防御領域を有するが、その分攻撃手段は貧弱。
今回の任務に当たってはその弱点を補う遺産を持ち出しているらしい。

・"スケボー・スケバン"風吹リュー

ブリード:ハヌマーン/ノイマン

行動値9

探知難易度 9
知覚判定 4DX+1
懐柔判定 15 (大橋綺羅星が判定した場合9)
逃走判定 18

主要エフェクト
《フェイタルヒット》《神機妙算》《神の眼》

阿修羅地獄堂女学院、スケバン 超人 オーヴァード の一人。
最強のスケバンの座を虎視眈々と狙う野心家であり、仁義に篤く面倒見もいいが粗野で威圧的。
考えるより先に走り出すタイプであり、咄嗟の判断は早いが大局を見渡すのは不得手。
能力は身体制御特化型のノイマンであり、特にバランス感覚に優れる。
EXレネゲイドアイテムであるスケボーによって風と雷を起こし、人機一体の SS スケバンスケボー 殺法を操る。

・"機神"オーダイン

ブリード:ブラックドッグ他

行動値5~9

探知難易度 3
知覚判定 4DX
懐柔判定 不可
逃走判定 22

主要エフェクト
《世界樹の葉》《雷鳴の申し子》《インフェルノ》《風の渡し手》《虚空の陥穽》

大戦期にナチスドイツと旧日本軍が共同で開発した史上最大規模の鉄鬼兵。
胴体、両腕、両脚の5箇所にコアが埋め込まれており、異なるシンドロームを有するEXレネゲイドの並列処理によって100mを近い巨体を駆動させている。
未完成で放棄されていたものを"アリアンロッド"が改修し戦力として保管していたが、今回の襲撃で制御を奪われ敵の尖兵となった。

GM:オーダインのエフェクトがばらばらなのは
GM:胴体、両腕、両脚の5体いるからです
晩翠凍衿:ははあ
GM:このラウンドの残りの手番では戦況調査に挑戦することができます。
GM:各エネミーへの対応判定は次のラウンドとなります。
朱南文尊:涅槃の獣について〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉難易度9を振ります。
朱南文尊:コネ:UGN使用。
朱南文尊:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 8[2,4,6,8]+3 → 11

朱南文尊:成功です。
大橋綺羅星:月面支部について 情報:UGN
大橋綺羅星:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 6[6] → 6

大橋綺羅星:とりあえず財産1と
大橋綺羅星:MP1使っちゃっていいすかね
朱南文尊:いいよ!
朱南文尊:こういうのは使うためにある。
花町日織:どうぞどうぞ~
大橋綺羅星:では共有財産くんからMP1を使用で成功させます
GM:ではどちらもわかります
涅槃の獣 ネルウス・ウァグス

ブリード:ウロボロス?

行動値10

探知難易度 0
知覚判定 不可
懐柔判定 不可
逃走判定 不可

主要エフェクト
《異世界の因子》《万象の虹》《パーフェクトサクセス》

月に大量に発生している正体不明の獣。
痩せ細った蒼白い四足獣のようなシルエットを持ち、一様に顔を漆黒の仮面で隠している。
その姿は地球における"輪廻の獣"を彷彿とさせるが、個々の力は比べ物にならないほど貧弱。
月が黒化した直後から無数に湧き出ており、数を頼りに版図を拡大している。
シンドロームの垣根超え統一された"組織"を作り出す実験の副産物或いは失敗作とされる。

〈UGN月面基地支部〉
L4ホルス支部を除けば、UGN勢力圏の最外縁部に位置する支部。
第二次世界大戦直前に放棄されたナチスドイツの月面基地を改修し利用している。
月面で発見されたとあるものを監視、調査するために設立された支部であり
その運用目的と補給困難な立地から生身のエージェントは一人も配属されていない。
現在の常駐人員は局地戦闘用人型機械兵"アリアンロッド"のみ。

GM:情報は以上となります。
GM:続いて、各エネミーに対する判定に移りましょう。
≪索敵≫で発見したエネミーに対しては、1エネミーにつき1回、以下の行動が選択できる。

・奇襲
敵に奇襲を仕掛ける。
エネミーと≪知覚≫による判定で対決を行い、勝利することで、1回メインプロセスで攻撃が行える。この攻撃にエネミー側はリアクション可能。
判定の成否に関わらず、その後、戦闘を発生させる。

・懐柔
停戦や協力の交渉を試みる。
エネミーに応じた難易度で≪意志≫による判定を行う。
事前の情報収集で達成値15以上を出していた場合、達成値に+3の補正が掛かる。
判定の成否に関わらず、この行動の対象となったエネミーの戦闘参加までのラウンド数を+1する。
成功した場合、エネミーと接触した際に懐柔して仲間に加える、もしくは一時停戦としてそのシーン間の戦闘を避けることができる。
失敗した場合、戦闘を発生させる。

・逃走
その場から逃走する、もしくは身を隠す。
エネミーに応じた難易度で≪回避≫による判定を行う。
判定に成功した場合、エネミーの戦闘参加までのラウンド数を+2する。
失敗した場合、戦闘を発生させる。

大橋綺羅星:では風吹リューさんの懐柔判定を
晩翠凍衿:そこに援護の風を。+3dよ!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:58->60)
GM:どうぞ!大橋さんのみ難易度は9!
大橋綺羅星:有難ッス!
大橋綺羅星:4d10+3>=9 補正込み
DoubleCross : (4D10+3>=9) → 16[1,5,3,7]+3 → 19 → 成功

大橋綺羅星:めちゃくちゃに懐柔した
GM:姐さんはもうメロメロ
風吹リュー:めちゃくちゃ懐柔されちゃった
花町日織:やった~
風吹リュー:好きにしてくれ
晩翠凍衿:あらあら
花町日織:友達同士で喧嘩なんてやっぱりよくないからね
晩翠凍衿:じゃあこちらは夏目さんの懐柔を
GM:来い!女子高生にはめっぽう弱いぞ!
晩翠凍衿:2dx+9>=6
DoubleCross : (2R10+9[10]>=6) → 9[2,9]+9 → 18 → 成功

夏目靖章:俺はいつだって女の子の味方だ
晩翠凍衿:ヤッタネ
花町日織:素敵!
GM:残るはオーダインのみ!
朱南文尊:奇襲は失敗可能性が高いけどやりましょうか。ダメでも戦闘突入だけですし。
朱南文尊:僕振って良い?
花町日織:お願い!
朱南文尊:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[1,6] → 6

花町日織:わたし即メインプロセスだと命中ダイス全然振れないから……
GM:ではこちらも対抗判定
"機神"オーダイン:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[3,5,6,9] → 9

花町日織:やりおる
大橋綺羅星:ちょっと惜しかった
"機神"オーダイン:危なかった……
朱南文尊:これ同点だと達成?
GM:そうですね!対決ではないので
朱南文尊:後この判定にMPは使えます?
GM:使えます!
朱南文尊:うーん。どうします?3使う?
朱南文尊:僕はガンガン使っても良いと思うポイントではあるとおもいますが。
朱南文尊:特に難易度3のところですし。
晩翠凍衿:どうだろう……
大橋綺羅星:使うに1票
花町日織:3点ならやっといていいかも
花町日織:わたしも賛成で
GM:次の戦闘でトループ倒せばまた7点もらえるよ
晩翠凍衿:じゃあ使用で!
朱南文尊:じゃあ使いましょう!使う。何かあったら僕を罵ってくださいw
朱南文尊:成功となります!
GM:OK!では戦闘開始時に先制攻撃を行えます。
GM:以上の結果を踏まえて、ロールを行っていきましょう!
■潜水艦『レヴァニア』 艦内
GM:月の地中へと潜航して暫く、艦は第一目的地を目指して航行を続けていた。
GM:君達は船内に設けられたサロンスペースで、これからのことについて話し合っていた。
大橋綺羅星:「ええーっ!?それマ?」驚きの声を上げる
朱南文尊:「マジかな。いや、何の事?」
エイル・ファウストゥス:「マ、だぞ。触ってみるか?」
大橋綺羅星:「エーちゃん、スッゴイんだよ」(※エイルさんのこと)
エイル・ファウストゥス:服の袖をめくって、白い腕を差し出す。
花町日織:「触るって、何をですか……?」近付いてきて。
大橋綺羅星:「メカ!全然見えない!」二の腕を触る
朱南文尊:「それはマジで?気づかなかった。本気で凄いな」
晩翠凍衿:「へえーっ?」素っ頓狂な声を出す。
エイル・ファウストゥス:表層こそ人の皮膚に近い手触りだが、握り込むとすぐに硬い金属の感触が伝わってくる。
花町日織:「えっ、そうなの……!?」
晩翠凍衿:そして近付いていって自分もぺたぺたと触る。
花町日織:「外国の人なのに日本語上手だな~とは思ってたけど……」
花町日織:「そっか、メカだから賢い(?)んだ……」
晩翠凍衿:「おお……硬い」
大橋綺羅星:「一人でこれ動かしてるって言ったから、それ人間だと無理くない?って思って聞いたら」
大橋綺羅星:「ショーゲキのジジツ!」
朱南文尊:「だから月面でも平気だったって事かな」
エイル・ファウストゥス:「何だこれは……最近はそういうのが流行りなのか?」ぺたぺたされる感触に戸惑いつつ
花町日織:「ええ~すっごい……!」
花町日織:一緒になってぺたぺた触っている。
朱南文尊:「この構図の間に下手に入らない方が良いね。最近の流行だから」
朱南文尊:机にクロスワードのシート広げていたが、今は皆の話題に入っている。
朱南文尊:「百合の間に挟まるのは、なんとやらかな」
エイル・ファウストゥス:「賢いのは父の教育の賜物だが……まあそういうことだ」
花町日織:「やっぱりこう……体の中に秘密のすごい機能とか搭載してたりするの?」
花町日織:「あ、いや。秘密なら教えちゃいけないか……」
大橋綺羅星:「フミフミいちいちおっさんくさいね……歳そんな離れてないと思うけど」
朱南文尊:「よく言われますよ、同僚に言わせれば、お爺ちゃんのようだとね」
朱南文尊:「と言うか、皆、同じくらいじゃないですか?」
朱南文尊:「俺は18ですけどね。みんなもそんな変わらないでしょ?」
晩翠凍衿:「あたしは17歳でーす」
花町日織:「え、そうかな? みんな年上だと思ってた」
大橋綺羅星:「あーしも17歳」
花町日織:「ほらやっぱり……私は12!今年の春から中学に通うの」
晩翠凍衿:「えっ」まじまじと花町さんを見つめる。
朱南文尊:「随分と大人っぽいかな、それは。そんな年下だったとは」
大橋綺羅星:「ってことはこないだまで小学生……?最近の子は発育が良いねえ……」
エイル・ファウストゥス:「そうとは思わなかったな……機械の身体というわけでもあるまいに」
花町日織:「ええー?そんな大人っぽく見えます……?うぇへへ……」照れている。
晩翠凍衿:「って言うか今年の春って……」
晩翠凍衿:カレンダーでも探すように壁を眺める。
晩翠凍衿:「……来年?」
花町日織:「え?」
大橋綺羅星:「えっじゃあまだ小学生じゃん、やば」
花町日織:「いやいや、もう卒業しましたよ? 今は春休みだから……」
花町日織:「あれ……?」会話の噛み合わなさに首を傾げる。
大橋綺羅星:「んんんん?どゆこと?」
朱南文尊:「花町さん。今年は何年?」
朱南文尊:「ついでに元号も」
花町日織:「えっ……何年って」
花町日織:「2016年でしょ?」
花町日織:「元号はそりゃ、平成……」
エイル・ファウストゥス:「…………」
エイル・ファウストゥス:「ふむ……どうやらこれは……」
朱南文尊:苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべる。
晩翠凍衿:「……2020年」ぽつりと。
花町日織:「えっ、どうしたの?……なんか私変なこと言った?」
エイル・ファウストゥス:「"スワッシュバックラー"。それかスピカでも良いが」
朱南文尊:「あーしさん。この場をなんか良い感じに出来ますかね?」
大橋綺羅星:「???」
エイル・ファウストゥス:「手鏡を持っていないか?」
エイル・ファウストゥス:「彼女に渡してやるといい」
大橋綺羅星:「あ、スマホでいいかな」インカメラを起動
大橋綺羅星:「はい!」日織ちゃんに渡す
花町日織:「んん……?」首を傾げながら受け取って。
エイル・ファウストゥス:「最近の子は自分の携帯を持ってるのか……時代の流れは凄まじいな……」
花町日織:画面の中に映った自分の顔を見つめる。数秒、沈黙。
花町日織:「ええっ」
大橋綺羅星:「いや今は一人に一台くらいは……ん」
花町日織:「せ……成長してる……!?」
花町日織:「いや、なんかちょっと背高いなとは思ってたけど……ええええ……!?」頬を抓っている。
大橋綺羅星:「……つまり、」「どゆこと……?」
朱南文尊:「つまり花町さんは4年近く時間を浪費したって事じゃないかな」
花町日織:「え、えっと……じゃあ、私……4年分の記憶がなくなってるの……?」
花町日織:「う……嘘、そんな事って……」
晩翠凍衿:「……日織ちゃんはたぶん、自分の意志で月に来たわけじゃないよね」
晩翠凍衿:「今回の騒ぎで呼び寄せられて、そのショックか何かで記憶喪失になった……?」
花町日織:「それは、もちろん……」晩翠さんの言葉に頷く。
花町日織:「知りませんでしたし……UGNのことも、自分にこんな力がある事も」
花町日織:「……というか、皆さんは自分の意思で月に来たんですか?」
花町日織:「エイルはずっとここに居るって言ってたけど……」
大橋綺羅星:「あーしは微妙なとこかな……月に用があるにはあったけど」
大橋綺羅星:「"ロレム・イプサム”を撃つっていうのは月に来ても同じ」
朱南文尊:「何か因縁があるんですかね?」
大橋綺羅星:「うん。……アイツを倒さないと、妹が安心して暮らせないから」
花町日織:「え。……やっぱり恨まれるような事してるんだ、ロレムさん……」さっきも人を沢山攫ったような事を自分で言っていたし。
エイル・ファウストゥス:「スピカは妹がいるのか」
大橋綺羅星:「うん。妹」
エイル・ファウストゥス:「羨ましいな。私は父の最後の作品だったから、もう妹ができる見込みもない」
エイル・ファウストゥス:「さぞかわいいだろう」
大橋綺羅星:「超かわいい」
花町日織:(そういえば……お父さんとお母さん、大丈夫かな……)家族の話題になって、ふとそちらに心配が向かう。
エイル・ファウストゥス:「ふふ、ならちゃんと帰ってあげないとな」
朱南文尊:「それはやる気になるわけだ。俺の目的の方を手伝ってくれるなら、こちらも力を貸しますよ」
大橋綺羅星:「そっちの目的って?」
朱南文尊:「俺の方はシンプルだけど、話しておかないと面倒な事になるから、話しますね」
朱南文尊:「女を攫ったか、聞いたでしょう?つまり、そういう事なんですが」
大橋綺羅星:「もしかして、カノジョ?」
朱南文尊:「これが、表向きには交際禁止指定を受けてる人でね」
大橋綺羅星:「禁じられた恋愛……燃えるじゃん」
朱南文尊:「割と組織の力を借りて助けます。とかだと体裁が悪いかな」
晩翠凍衿:「あっ。そういうモチベーションなんですか」
花町日織:「あ。やっぱりいるんだ、彼女さん」
花町日織:(そりゃそうだよね。大人っぽくてかっこいいし、気遣いもできる人だし……)勝手に納得して頷いている。
朱南文尊:「これ、死にそうになってるの2回目なんですよね。その人」
朱南文尊:冗談めかして笑みを浮かべる、
朱南文尊:その後に真面目な顔を作り。
朱南文尊:「俺は世界を救うとか、そういう事は実は考えてなくて、女の為に命を懸けてるわけですよ」
朱南文尊:「UGNとしては不良も良い所だと思うかな。だから、力を貸していただけると、この状況だと皆さんしか当てがない」
花町日織:「かっこいいな……」ぽつり、と零れるように口にして。
花町日織:「じゃ……なかった。えっと……そっか、すごく大切に思ってるんですね」
大橋綺羅星:「いやあ、そんなにはっきり言われるとこっちもなんか照れちゃうねえ」
大橋綺羅星:「あーしはUGN関係ないし。全然オッケー!」
エイル・ファウストゥス:「確かに、UGNの心構えとしては些か問題かもしれんが」
エイル・ファウストゥス:「その騎士道には感じ入るものがあるな。個人的には応援したい」
晩翠凍衿:「……交際禁止指定っていう部分が引っかかりますが、今は追及しないでおきます」
晩翠凍衿:「貴重な戦力ですし。あと……」
晩翠凍衿:「……好きな人が死にそうになってて助けたいって気持ちは、正直すごく理解できるので」溜息を吐いて。
花町日織:「うん。私も、みんなと同じ気持ちです。私にできることなら、お手伝いしますよ!」
朱南文尊:「それは、どうも。うちの職場とノリが違って新鮮かな」
朱南文尊:「本当に有り難いと思ってますよ。俺もその分、みんなに尽力しなきゃな」
朱南文尊:「さっきは、まるで働かなかったけど、頑張ろうかな、珍しく」
花町日織:「え、そんなことは!」ぶんぶん首を振って否定する。
花町日織:「何回か、私に言葉かけてくれたじゃないですか。あれ、だいぶ気が楽になりましたし……私がやれたのも、そのおかげっていうか!」
朱南文尊:「いや、あれは、まあ、俺が無理やり戦わされるの嫌だったから、自分を重ねただけですよ」
朱南文尊:「未成年を戦わせるとかUGNバッカじゃないの?って思ってるかな」
朱南文尊:少しだけ照れ隠しに笑って。
朱南文尊:「晩翠さんとしてはモチベーションは?任務だったら給料分以上の仕事はしない方が良いですよ。って言うけど」
花町日織:「そういうものなんですか……?」首を捻って。「えっと、でも、とにかく私は感謝してますから!」
花町日織:それだけ言って、こちらも晩翠さんの方を見る。
晩翠凍衿:「あたしは戦うのも別に嫌いじゃないですけど……」
晩翠凍衿:「今回だって確かに任務ですが、そうじゃなくても、それこそ有給使ってだって参加したかったところです」
晩翠凍衿:「“ロレム・イプサム”の討伐」
花町日織:「……」息を呑む。彼の名を口にする時の、気魄のようなものを感じ取って。
晩翠凍衿:少しだけ花町さんの様子を見る間を挟んで。
晩翠凍衿:「……UGNの敵、超人たちのテロ組織であるファルスハーツの大幹部」
晩翠凍衿:「今回のUGN月面基地襲撃の首謀者。でもって」
花町日織:(ファルスハーツ……! さっきの晩翠さんの講義で言ってた、悪いテロ組織……)
花町日織:(そこの幹部だったの……?ロレムさんが……?)
晩翠凍衿:「今年中に倒さないと世界が滅ぶ」
花町日織:「……えっ」
大橋綺羅星:「……大物だとは思ってたけど、そこまでのレベルだったんだ……」
花町日織:「せ、世界が滅ぶって……どうしてそんな……?」
朱南文尊:「そうなんですよね。楽園の13人でしたよね」
エイル・ファウストゥス:「そこについては私も把握しているよ。月にいると些か実感のな沸かない話ではあったがね。そうも言ってはいられなくなったが……」
晩翠凍衿:「そう」朱南さんの言葉に頷く。
朱南文尊:「でも、花町さんも大橋さんも気にすることはないですよ。そう言うのをどうにかするのがUGNなんで」
朱南文尊:「世界の危機とかを意識させないための組織がUGNかな。そこの誰かがやってくれると信じて、日常を生きれば良い」
朱南文尊:「なんて、まあ、言える状況じゃないけど、無事に帰れたらそう思うと良いんじゃないかな」
花町日織:「で、でも……」スケール感の大きな話に眩暈がしつつ。
花町日織:「世界が滅んだら、ファルスハーツの人だって死んじゃうんじゃ……!?」
花町日織:「お金を儲けたいとか、世界を支配したいとかなら、まだ分かりますけど……! なんで、ロレムさん達はそんなこと……」
エイル・ファウストゥス:「一線を超えたオーヴァードは、自らの衝動に支配される。或いは運命に、かもしれないが」
エイル・ファウストゥス:「きれいな言い方をすれば願いや夢、というものだが」
エイル・ファウストゥス:「そこに自身や他者の損得を省みる余地はない」
花町日織:「ジャーム化、って言うんですっけ……」晩翠さんの講義を思い出しつつ。
晩翠凍衿:「だから実際、FHの中でも割れてるみたいだよ」
晩翠凍衿:「それどころか楽園の十三人の中にだって、ぜんぜん興味ない奴もいれば、むしろ本人は滅びを回避しようとしてる奴だっていた。方法は良いものじゃなかったけどね」
晩翠凍衿:「ロレム・イプサムがどうなのかは……」
花町日織:「……」
晩翠凍衿:「……実のところ、あなたが何か聞いてないかって思ってるんだけど」
晩翠凍衿:じっと花町さんを見つめる。
晩翠凍衿:「ちょっと変わった反応をしてたよね……あいつに」
花町日織:「えっと、それは……」少し言い淀んで。
花町日織:「……変な夢を見たんです。ここで目を醒ます前に」
晩翠凍衿:無言で頷く。
大橋綺羅星:「夢?」
花町日織:「誰もいない海の上を、舟で渡っていて……夢にしてはやけに、意識がはっきりしてて」
花町日織:「あと、水の中を覗くと……大きな街が見える。そんな場所で」
花町日織:「ちょっとだけ、お話したんです。ロレム・イプサムって子と……」
花町日織:「さっきの、アーク……トゥルス……?って言ってた人とは、顔からして別人だったんですけどね」
朱南文尊:「興味を持たれたのかな。それで花町さんの方も気になってる」
花町日織:「私が会ったのは、色黒で白い髪の男の子」
花町日織:「興味を持ったっていうか……その」
花町日織:「友達になりました」
花町日織:ここまでの流れから、少しばつが悪そうに言う。
晩翠凍衿:「友達」目を丸くする。
エイル・ファウストゥス:「なんと、それはまた剛毅な話だ」
朱南文尊:「交際禁止案件だ。仲間かな」
花町日織:「こっ……」「交際じゃないですよ!?」ぶんぶん手を振って否定する。
大橋綺羅星:「……友達、かあ」
朱南文尊:「ま、なら話は簡単でしょ。直に話せば良いんじゃない。それで納得できる行動すれば良いさ」
花町日織:「……うん」
花町日織:「友達だからって、本当に世界をめちゃくちゃにしようとしてるなら……ほっとく訳にはいかないし」
花町日織:「っていうか、友達だからこそだ」
花町日織:「間違った事してたら、止めてあげないと」
大橋綺羅星:「うん!そうだよ!」
大橋綺羅星:「あ」「(……そういえば、リューたんどうしたんだろ……こっちに来てるはずだけど)」
花町日織:「……それに。なんでそんな事するのかっていうのも、やっぱり気になるし」
花町日織:「もしかしたら、話し合いで解決できるかも……」
エイル・ファウストゥス:「ジャームと人間は理解し合えない。それがUGN発足以降20年の、いや」
エイル・ファウストゥス:「地球にレネゲイドが齎されてからすべての歴史が出した結論だ。しかし……」
花町日織:「……やっぱり、こういうのは良くなかったりするの?UGN的に」
エイル・ファウストゥス:「……いいや。やってみるといいさ。もとより人の魂を持たない私が口を出すことでもない」
晩翠凍衿:「……んんん」唸る。
朱南文尊:「花町さんはUGNじゃないんだし、良いんじゃないですかね」
朱南文尊:「尻拭いを勝手にするってだけかな、UGNは」
朱南文尊:「俺は普段そういう仕事じゃないけど」
大橋綺羅星:「友達って言われたら弱いなあ」
晩翠凍衿:「いや、あたしも……UGN的にも、平和的解決ができるなら越したことはないんだけど」
晩翠凍衿:「“ロレム・イプサム”のこれまでの行動と、日織ちゃんと友達になったっていう話が結びつかないんだよなあ」
花町日織:「う……」そこを言われると、夢の中の話だ。いまいち自信がなくなってくる。
花町日織:「でも……じゃあ、そこも含めて」
花町日織:「やっぱり、知りたいんです」
花町日織:「なんでそんな風になったか。なんでこんな事をしようとしてるのか」
晩翠凍衿:「……」
花町日織:「夢の中の事かもしれないけど」
花町日織:「私は、あの子と友達になるって言った。それは、ぜったいに本当で!」
花町日織:「だから、その言葉を嘘にはしたくないんです」
晩翠凍衿:花町さんに歩み寄って。
花町日織:近付いてくる彼女を、じっと見返す。視線を通して真剣さを伝えようと。
晩翠凍衿:自分とほとんど変わらない高さにあるその顔を無遠慮に触る。
晩翠凍衿:ぐにぐにと半ば揉むように。
花町日織:「うぇ?」
花町日織:「な、なに……!?」
花町日織:なすがまま揉まれながら、びっくり目を見開いて。
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:「やっぱこれで12歳はないでしょ……」
晩翠凍衿:「チルドレンでもない一般家庭の子がこんなしっかりしてるわけなくない?」
晩翠凍衿:ねえ、と同意を求めるように二人を振り返る。
花町日織:「え、えへへ……」
大橋綺羅星:「いやあ、ウチの学園に欲しい逸材だねえ」
朱南文尊:「一般家庭知らないから、何とも言えないかな。でも、根性はありそうですよね」
花町日織:「お父さんとお母さんの教育が良かったから……かもしれないですね!」頬の緩みそうな照れを、誤魔化すように笑って。
エイル・ファウストゥス:「まあ、なにはともあれ」
エイル・ファウストゥス:「まずはこの月の状況を打開しないことには始まらない」
花町日織:「……うん」
エイル・ファウストゥス:「特にいま向かっている"嵐の大洋"は月面で最大の海だ。向こうの戦力も相当のものだろう」
エイル・ファウストゥス:「逆に言えば、この段階でここを陥とせば後が楽になる」
エイル・ファウストゥス:「あてにさせてもらうぞ。諸君」
エイル・ファウストゥス:席を立ち、艦首の方向へと歩いていく。
エイル・ファウストゥス:「『レヴァニア』、浮上する!」
GM:月面。真っ白な砂と岩だけが広がる荒涼とした大地。
GM:その片隅にを更に白く染めて、それは咲き誇っている。
GM:ほのかに青い光を讃えた、氷の薔薇だ。
夏目靖章:「うん、済まないが」黒いスーツの優男が埃を払う。
夏目靖章:「どこかで会ったことでもあるかな?生憎忘れっぽくてね」
夏目靖章:「突然襲い掛かられるようなことをしでかしていたとしたら、謝らないといけない」
風吹リュー:「……効いてねぇ。何されたか分かるか? 春花」
風吹リュー:ざざ。
喪神春花:「うーん、避けられたとかじゃないですよねえ」
風吹リュー:警戒するようにスケボーを後退させる。
風吹リュー:「勢いが死んだ」
喪神春花:「こっちの勢いが勝手に削がれたような……気持ち悪い感じです~」
風吹リュー:「……さて」
風吹リュー:「生憎だがテメーみたいなおっさんには会った覚えがねえ。この前畳んだヤクザどもん中にいたか?」
風吹リュー:「なわきゃねーよな。ここまで見てきた偽もんの類よりゃ、随分やる」
夏目靖章:「ハッハッハ、おっさんは酷いなあ、これでもギリギリ二十代だぞ」
夏目靖章:「いやなに、合ったことがないならそれで構わないさ」
夏目靖章:「これからお互いのことを知っていけばいい」見るからに胡散臭い仕草で手を広げてみせる
風吹リュー:「よし。ぶっとばすか」
喪神春花:「異議なしです。どう見ても変質者ですよアレ」
風吹リュー:「っし。気絶しても見た目変わんなかったら話はそん時聞くから」
風吹リュー:「……あと」スケボーが荒野を駆ける。
風吹リュー:「ギリギリ20代は女子高生的にはおっさんなんだよ!」
風吹リュー:そのまま、ジャンプから蹴りかかろうとして──
夏目靖章:「ははは……今の言葉が一番痛かったぞ!」
夏目靖章:足元の薔薇が輝く。その攻撃を再び受け止めようと───

GM:そこへ
GM:ド ッ パ ァ ァ ア ン ! !
風吹リュー:「!」
GM:砂を天高く巻き上げて、地中から大衝角が飛び出す。
GM:二人の間を遮るように、潜水艦がその巨体を滑り込ませる。
風吹リュー:「おわっ!」気流の隙間を縫って砂煙を抜ける。「────な、何だぁ?」
大橋綺羅星:「——リューたん!」潜水艦のハッチから勢いよく飛び出す。
風吹リュー:「す、スピカ! どーなってるこれ」
大橋綺羅星:「本物、だよね?よかった!」
風吹リュー:「あ、いや!」ズザザッ!
風吹リュー:君の言葉で何かに気付いたように距離を取る。
大橋綺羅星:「!」停止。
風吹リュー:「そう簡単には信じないぞ……さっき同じ調子で騙されたからな……!」
大橋綺羅星:「あー……ええと、どうすればいかな……」
風吹リュー:「えっと…………」
風吹リュー:「勘…………?」
朱南文尊:「二人にしか分からないこと言い合うとか良いんじゃないかな?」
朱南文尊:ハッチから出てきて甲板に降り立つ。
花町日織:「あわわ……ストップ!ストップですよ!」遅れてハッチから這い出てくる。
朱南文尊:手早く状況を確認する。
朱南文尊:「氷の薔薇?凄い出力だな、あれ。ホワイトミュートとかフリージアとかそういうレベルかな。まともに相手したくないな」
喪神春花:「わっ、なんかいっぱい来ましたよリューちゃん!」
晩翠凍衿:「あ、ビンゴ。まさに“フリージア”ですよ」
晩翠凍衿:さらに一人、ハッチからひらりと月面に飛び降りる。
花町日織:「あ、それもコードネーム? みんな持ってるんだなあ」ちょっと羨ましそうに呟いて。
大橋綺羅星:「知ってる人?」
朱南文尊:「ああ、向こうの男の人、そうなんだ。なんとか説得したいかな。防御要員がいると行軍(デスマーチ)はだいぶ楽になるから」
晩翠凍衿:「まあ本物かどうかは知らないんですけど……」それから夏目さんをじっと見て。
夏目靖章:「おや、その声は」様子見しつつ咥えていたタバコの火を消して
夏目靖章:「凍衿くんじゃないか。名簿に名前があったのは覚えていたが、無事だったのか」
花町日織:「ええっと……あっちの帽子のお姉さんはスピカさんのお友達だから、話せば偽物かどうかは分かる……」
花町日織:「で、あっちの氷のお兄さんの事は晩翠さんが知ってる……のかな?」
花町日織:「ならよかった。何とかなるよね、きっと」

大橋綺羅星:「じゃあ無駄な戦いはしたくないね……ええと、そうだ」
大橋綺羅星:「リューたん!あーしの妹の名前!」
風吹リュー:「大橋 ルナ 。つっても、例のあいつァめっちゃ正確な偽もの作るんだろ? こんなんでいいのか?」
大橋綺羅星:「バッチリ!」
風吹リュー:「……まあ」
風吹リュー:「……じゃ、こっちも」
風吹リュー:「地下迷宮に潜るより前に、昔の事をちょっと話してくれたよな。あれァいつだった?」
大橋綺羅星:「あれは……ええと、すみぺの事件の時だから……」
風吹リュー:「あ、それで大丈夫」
大橋綺羅星:「やたっ」「こっちはオッケー!」手で大きく丸を作る
風吹リュー:つかつかと大橋さんに歩み寄る。「あの時、深々子はいなかったはずだ」
大橋綺羅星:「……そういえば」
風吹リュー:「そんなとこまで把握されてたらお手上げだけど……まあ、仕方ないだろ。全部疑ってたら何もできねーしな」

晩翠凍衿:「どうも。お久しぶりです」夏目さんに頭を下げる。
夏目靖章:「遺産貸与の審査以来だね。結局その話は君がゾディアックウェポンを与えられたせいで流れてしまったが。いやああれは残念だった」
朱南文尊:「嗚呼。で、対面のところに水を差すけど、遠巻きに獣に囲まれてるかな。この前と数は同じくらい」
朱南文尊:「襲い掛かってくるまでに話付けておくと良いんじゃない、みんな」
花町日織:「えっ、うそ……!?」きょろきょろと周囲を見渡す。「わ。ほんとだ、またいっぱいいる……」
晩翠凍衿:「こちらはどうしましょうね……」うーんと唸る。
花町日織:「どうしよう……あの、フリージアのお兄さん!」手を振って呼びかける。
花町日織:「私達、あなたと協力したいんですけどー!」
花町日織:「どうやったら偽物じゃないって信じてもらえますか!」
晩翠凍衿:「夏目さんの秘密とかは知らないんだよなあ」
夏目靖章:「ははは、信じるも何も」笑いながら近づいてくる
夏目靖章:「俺はどんな時も 女の子 きみたち の味方だとも」馴れ馴れしく花町さんの手を取る
花町日織:「ひゃわっ」驚いたような声を出して。
晩翠凍衿:「あ、本物だわ」
風吹リュー:「そんなんで大丈夫か……?」
花町日織:「あっ……」頬が朱に染まる。その感情の動きと共に、触れた掌が仄かな熱を帯びる。
花町日織:刹那に二人の一部が入り混じって。「えっと……嘘は、言ってなさそう?」
朱南文尊:「今後の為に俺達の間での符丁作っておきます?」と晩翠さんに言う「あんな風に何時も上手くいくとは思えないからね」
朱南文尊:「その娘、小学生なんで犯罪ですよ。夏目靖章さん」
晩翠凍衿:「それも良いかもですね……まあ今回は」
晩翠凍衿:「いくら衛星細胞でも、夏目さんの能力はそう簡単に真似できないでしょ。おまけに守り専門だから成り済ます意味も薄い」
花町日織:「あっ……あの、ありがとうございます。うれしいです!」夏目さんに笑顔を返しつつ、そっと手をほどく。
花町日織:恥ずかしがるように、そのまま数歩距離を取った。まだ仄かに顔が赤い。
夏目靖章:「む……そうか。法律はどうでもいいが、たしかに不躾だったかな。ごめんね」
花町日織:「い、いえ……私は気にしてないので……!」首をふる。
夏目靖章:「ふふ、こちらこそありがとうお嬢さん」
大橋綺羅星:「法律はどうでもいいんだ……」
風吹リュー:「やべーよあいつ。蹴られながら口説いてくるもん」
大橋綺羅星:「なにそれコワッ」
風吹リュー:「UGNにも変な奴がいるんだな……」
朱南文尊:「女性問題は査察の対象になるんですよね。帰ったら面倒起こさないで下さいね」
朱南文尊:「俺は給料分の仕事しかしたくないので」
夏目靖章:「怖いこと言うなあ。えーと、君は会ったことある?」朱南くんに向けて
夏目靖章:「生憎男の顔は覚えない主義でね」
朱南文尊:「こっちは仕事で顔覚えないといけないんで大変かな」
朱南文尊:ため息をつきわざとらしく笑う。
朱南文尊:「L.A/D.A 朱南文尊 お噂はかねがねと言ったところですね」
夏目靖章:「遺産管理局の夏目だ。こんな可愛い子達に一人囲まれる高待遇でまだ足りないとは」
夏目靖章:「余程の高給取りなのかな?羨ましい限りだ」
朱南文尊:「おっしゃる通り、可愛い子は一人で手一杯ですね」
夏目靖章:「ふむ……ああなるほど」
朱南文尊:「器が小さい小者ですから」
花町日織:「あっ、あの……仲良くしましょう? これから一緒に協力しなくちゃいけないんだし……」ピリピリした空気を感じ取って、思わず言葉を挟む。
夏目靖章:「いやいや、器が小さかったのはこちらの方だったようだ」表情を崩して
夏目靖章:「仲良くできそうで安心したよ。"L.A/D.A"」右手を差し出す。
朱南文尊:「いや花町さん、結構、面白い人だな。と思ってたところかな。心配させたのなら悪かったね」
朱南文尊:「主義が被らないから、そんな喧嘩になりそうにないですね」手を差し出す。「よろしく」
花町日織:「あっ、そうなんですか……ふふ、よかった~」
風吹リュー:「よかったじゃんナンパ男。若干一名から好評で」
風吹リュー:「あ、"スケボー・スケバン"風吹リュー。スピカから聞いてるかもな。よろ」
夏目靖章:「いい男同士は通じ合うということかな」
風吹リュー:君たちに向けて軽く手を振る。
朱南文尊:「いい性格って方に取られるでしょうね、それ」
花町日織:「へえー、スケボーのスケバンさん……」興味深そうにボードを見つめながら。「花町日織です、よろしくねっ」
晩翠凍衿:「どうも。UGNの“スワッシュバックラー”晩翠凍衿です」風吹さんへ笑顔で応じかけて。
晩翠凍衿:「……スケバン?」
大橋綺羅星:「……あ、言ってなかったっけ」
朱南文尊:「よろしく。スケバン?また前時代的な」
晩翠凍衿:「もしかして阿修女?」
風吹リュー:「おう、聞いて驚け」
風吹リュー:「オレたちが」大橋さんを抱き寄せ「阿修羅地獄堂女学院がスケバン八大天王、その1その2だ」
大橋綺羅星:「改めて。"スナイパー・スケバン"大橋綺羅星だよ」ぴーす
風吹リュー:「ふふん」
花町日織:「ええー、スケバン八大天王……!」
晩翠凍衿:「うわっマジか……!」対照的に顔を顰める。
花町日織:「……って何?」
風吹リュー:「めっちゃ最強の女ってこと。頼って良いぜ」
晩翠凍衿:「不良だよ不良!」
風吹リュー:「そう呼ぶやつもいるな」
花町日織:「そっか、不良さんだから毎日いっぱい喧嘩してて強いんだ」
風吹リュー:「そゆこと」
朱南文尊:「スケバンか。大橋さん、ただのギャルじゃなかったんですね」
大橋綺羅星:「ただのギャルが銃持ってなくない?」
朱南文尊:「そういえば、そうか。オーヴァードだとそこら辺の感覚希薄になるかな」
朱南文尊:「それで八大天王っての言うのは、特別に強い人が8人いる。って認識で良いのかな?」
大橋綺羅星:「正解!」
花町日織:「へええ。実は私、スケバンさんってもっと怖い人かと思ってたんだけど」
花町日織:「スピカさんは優しい人だったし……そのお友達なら、きっと良い人だよねっ」
風吹リュー:「いやオレは怖いぞ~スピカは特別優しいってだけで」
花町日織:「そ、そうなの?」
晩翠凍衿:「そうだよ!」
風吹リュー:「なんか日織とは子供と話してるみたいなノリになっちゃうな。なんだこれ」
花町日織:「もしかして、お金とか取る……?」
晩翠凍衿:「そっち行っちゃ駄目だからね!」花町さんの手を掴んで引き寄せる。
風吹リュー:「いい女ってのは孤高……」寂しそうにフライトキャップを直す。

GM:ザ…ザザ……
GM:潜水艦から拡声器越しに声が響く
朱南文尊:「スケバン。世代的には鹿骨部長かな……おっと」
風吹リュー:「よくわからんが花の17歳だっつーの」
風吹リュー:「あ? その表現が古い? いや70年前のやつに言われても……」スケボーに話しかけている。
エイル・ファウストゥス:『諸君!親交を深めるのはそのくらいにしておけ』
花町日織:「う、でも……」まだ何か言いたそうにしながら、引き寄せられて後ろに下がりつつ。「あ、はいっ……!」ぴんと背筋を伸ばす。
大橋綺羅星:「エーちゃん、なんかあったの!?」
エイル・ファウストゥス:『嵐が来る!』
風吹リュー:「月面嵐か!」
大橋綺羅星:「なにそれ!?」
GM:エイルの言葉とほぼ同時に
朱南文尊:「こういう時に気取った比喩表現使われると困るな」
花町日織:「な、何!?わかんない!」
GM:月の大地が大きく振動する。
エイル・ファウストゥス:『比喩表現ではない!ここは神性圏界だ』
エイル・ファウストゥス:『月面にも嵐が吹く!』
晩翠凍衿:「……一旦艦に戻った方がよさそうだね」
花町日織:「え、それってやばい……! 早く戻らないと!」
晩翠凍衿:「夏目さんとそっちのスケバンも回収して──」
風吹リュー:「ああ、まともに動けなくなる前に──」
大橋綺羅星:「やばやばのやばじゃん!」
GM:ド オ オ オ オ ン 
GM:君達が船に戻る間もなく、雷鳴が響く
GM:大気も雲もないはずの月の空に、光り輝く渦が集まり始め
花町日織:「ひゃっ……!? なになになに!」
GM:強烈な重力異常を伴いながら、稲妻と雹が吹き荒れる。
夏目靖章:「不味いな。君達、俺から離れないで───」
花町日織:「うわわわ……!」咄嗟の轟音に耳を塞ぎ、よろめく。
GM:その中心に屹立する、巨大な影がある。
朱南文尊:「洒落にならないね。嵐の大洋か」花町さんの服の端を掴む。
大橋綺羅星:「なにあれなにあれ!」
朱南文尊:「何かいる……かな」
花町日織:「あっ、ありがと──」立て直し、面を上げた所で。それが目に入る。
GM:月の大地を揺らす振動は、それの足音だ。
風吹リュー:「そこの船! 今動けるか!」
GM:徐々に近づくそれは、更に大きさを増し
風吹リュー:「あれは────まずい」
朱南文尊:「俺がミスった時フォローしてくれれば良いですよ」言外に気にするな。というニュアンスで言って。
晩翠凍衿:「既にまずいけど何!?」
GM:100m近い、巨人の如き威容を君達の前に晒す。
エイル・ファウストゥス:『やはりここにあったか……オーダイン!』
花町日織:「ええええ……で、でっかい! 何あれ!」
朱南文尊:「巨大ロボット?」
大橋綺羅星:「知ってるのエーちゃん」
エイル・ファウストゥス:「EXレネゲイドを核とした機械兵、大戦期に日本とドイツが極秘裏に開発していた物だ」
風吹リュー:「……この海域の王だ。由来は知らなかった。詳しいな」
風吹リュー:「つーか月にまで来て旧日本軍かよ」
エイル・ファウストゥス:『廃棄されたそれを我々がどうにか改修し、月の守りとして手元に置いていたのだが……』
花町日織:「スーパーロボット秘密兵器ってこと!?」
エイル・ファウストゥス:『すまん、奪われた』
晩翠凍衿:「あっさり言う……!」
花町日織:「ええええ……!ど、どうするの?逃げる?」
朱南文尊:「逃げられそうにないなら応戦するしかないかな」
朱南文尊:「エイルさん、キャプテンは貴方ですから判断は任せますけど」
エイル・ファウストゥス:『ああ、この距離ではもう逃げられん。どの道あれを止めねば先がないのも事実』
エイル・ファウストゥス:『核の位置はこちらから教える。5つあるそれを壊せば我々の勝ちだ』
大橋綺羅星:「仲間も増えたし、いけるいける!」
エイル・ファウストゥス:『済まない。頼めるか』
風吹リュー:「ケッ。そうだな、腹括るか」
晩翠凍衿:「お力を借りても?」夏目さんに。
夏目靖章:「勿論、大船に乗ったつもりで、というやつだ」
夏目靖章:「俺の後ろにいる限りは、傷一つ付けさせないさ」
晩翠凍衿:「それなら日織ちゃんをお願いします」
晩翠凍衿:「あたしは切り込むのが仕事なので」
花町日織:「う……だったら、私も!手伝いますよ!」
花町日織:「さっきので、少しは力の使い方も分かった気がするし……!」一歩踏み出して、巨体を見上げる。
花町日織:「みんながいるなら、きっと大丈夫だからっ」あるいは自分に言い聞かせるように、そう言って。
GM:月面の"機神"オーダイン。
GM:雷雲に包まれたその頭部が怪しく輝き、咆哮を轟かせる。
GM:そして───
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エンゲージはこちら
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]

30m

[オーダイン・ティール(右手)(5)][オーダイン・スリサズ(左手)(6)]

30m

[オーダイン・ハガル(左足)(8)][)オーダイン・ニイド(右足)(9)][涅槃の獣×600(10)]

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)]
[夏目靖章(4)][サターンキャット(5)][風吹リュー(9)][喪神春花(11)]

GM:奇襲判定に成功しているので、戦闘開始前にメインプロセスが行なえます。
GM:判定者は朱南くん!
GM:誰を攻撃しますか?
朱南文尊:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《さらなる波》《獅子奮迅》《疾風迅雷》対象はハガルとニイド
GM:どうぞ!
朱南文尊:磨光嵐斬刃(レイジングブレイド)の効果も使用します。
朱南文尊:5dx7
DoubleCross : (5R10[7]) → 5[1,2,2,4,5] → 5

朱南文尊:ドッジ不可だよー。
オーダイン・ハガル(左足):ガード
朱南文尊:51→64
オーダイン・ニイド(右足):ガード
朱南文尊:ではダメージ出します。
朱南文尊:3D10+30
DoubleCross : (3D10+30) → 27[8,10,9]+30 → 57

GM:ヤッバ
オーダイン・ハガル(左足):左足はギリギリ生存
オーダイン・ニイド(右足):右足はなんと落ちます
晩翠凍衿:ワオ
朱南文尊:OK。では演出してよいかな?
GM:あ、後すいません!
GM:朱南くんの攻撃は涅槃の獣にも命中
涅槃の獣×600:ギリギリ生き残ります
朱南文尊:了解です。

"機神"オーダイン:機神の右腕に雷鳴が収束する。
"機神"オーダイン:槍のように研ぎ澄まされたそれを、足元の君達に突き立てようと振りかぶり───
朱南文尊:舶刀めいた剣の柄に指をかけた、否、踵を浮かせ相手に足を向けた時点で攻撃は終了している。
朱南文尊:接敵まで零秒、着斬まで零秒。ハヌマーンシンドロームの真髄は他の追随を許さぬ超神速。
朱南文尊:オーヴァードですら視認は不可能。九度響いた斬撃音は駆け抜けた脚と振り抜かれた腕にまるで追いついていない。
朱南文尊:足元から群がる獣迄を一気に抜き去った。
朱南文尊:刃についた血とオイルを超振動で払い風に散らした。舶刀に刻まれた呪い字が七光を淡く揺らめかす。
朱南文尊:「駄目だな。山吹君のようには上手くいかないな。でも」
朱南文尊:「片足はお釈迦かな」
GM:獣達は斬られたことすら気づかず、細切れになって地に転がる
"機神"オーダイン:ズゥン、と地響きを立てて
大橋綺羅星:「はっや……!リューたん見えた?」
風吹リュー:「…………いや──────」
風吹リュー:「まずいなこれ。オレよりはえーじゃん」
"機神"オーダイン:巨体が右膝をつく
風吹リュー:頬を1筋汗が伝う。
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:「負けてらんないな」
花町日織:「わわ……!嘘でしょ!?何やったの今の!」
"機神"オーダイン:投擲寸前だった雷の槍は大きく狙いを外れ、雷雲の中へと消えていく。
朱南文尊:「走って斬っただけですよ。それだけでね。適正さえあれば出来るかな」
花町日織:「だけ、って……ええええっ……」
エイル・ファウストゥス:『よくやった!今の内に畳みかけろ!』
花町日織:「あっ、はい!」驚いてる場合じゃないや、とかぶりを振る。
朱南文尊:くるくると刃を回しながら、後は周りが片付けて欲しいかな。と思っている。

GM:それでは第一ラウンドを開始します。
GM:開始前に補足説明をします。
GM:懐柔したキャラクターは今回戦闘でのみ味方NPCとして戦闘に参加します。
GM:シーンをまたぐと戦闘キャラからは外れますのでご注意下さい。
GM:このあたりの処理はシーン終了後に詳しく説明します。
GM: 
GM:それではセットアップから。数が多いので行動値順に宣言していきましょう。
大橋綺羅星:はーい!《光の銃》!
大橋綺羅星:侵蝕53→55
晩翠凍衿:怨念の呪石を使用。暴走してダメージ+2d!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3した(侵蝕率:60->63)
涅槃の獣×600:なし
オーダイン・ニイド(右足):戦闘不能
風吹リュー:なし
GM:あっ待って
花町日織:《尾を喰らう蛇》《背徳の理》ウロボロスを組み合わせた判定ダイス+6個。HP-1D10
花町日織:24-1d10 HP
DoubleCross : (24-1D10) → 24-2[2] → 22

喪神春花:私の駒がなかった!行動値11!
風吹リュー:あっごめん 春花居ない状態で進行すんのかなって思っちゃった エンゲージ表に居たね
花町日織:花町日織の侵蝕率を+7した(侵蝕率:62->69)
朱南文尊:なしです。
喪神春花:《融合》リューちゃんと一つになります
風吹リュー:《戦いの予感》行動+10
オーダイン・ハガル(左足):なし
オーダイン・スリサズ(左手):《加速装置》ラウンド中行動値+24
オーダイン・ウィルド(胴体):なし
サターンキャット:《フルディフェンス》行動済みになりオート、リアクションの判定ダイス+10
夏目靖章:《氷の城塞》《異形の加護》《バーサークセルフ》《原初の虚:限界突破》
夏目靖章:ラウンド中受けるダメージを-12+3d10する 移動した際解除 シーン中判定ダイスを+2し、変異暴走:解放が発動 行動値0 《雲散霧消》をラウンド2回まで使用可能
夏目靖章:12+3d10
DoubleCross : (12+3D10) → 12+17[9,3,5] → 29

サブGM:盛りだくさんすぎる
GM:ではイニシアチブ30 オーダイン・スリサズ
オーダイン・スリサズ(左手):イニシアチブで《フルインストール》ラウンド中判定ダイスを+18
オーダイン・スリサズ(左手):マイナーなし
朱南文尊:イニシアチブしません。
GM:了解!
オーダイン・スリサズ(左手):改めてメジャー《フラッシングプラズマ》《雷の槍》《マックスボルテージ》《コンセントレイト:ブラックドッグ》
オーダイン・スリサズ(左手):シーン視界攻撃。対象はオーダインと獣以外の全員
オーダイン・スリサズ(左手):22dx7+4
DoubleCross : (22R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,5,5,5,6,6,7,7,8,9,9,9,9,9,10,10]+10[1,1,1,4,4,6,6,7,9,9]+10[2,5,7]+10[8]+5[5]+4 → 49

GM:各々対応しな!
晩翠凍衿:暴走リア不!
花町日織:一応のドッジ。
朱南文尊:ガードします。
大橋綺羅星:ドッジ
花町日織:3dx+1>=49
DoubleCross : (3R10+1[10]>=49) → 5[1,4,5]+1 → 6 → 失敗

大橋綺羅星:2dx+1>=49
DoubleCross : (2R10+1[10]>=49) → 8[6,8]+1 → 9 → 失敗

風吹リュー:ドッジ《リフレックス》《神の眼》《蜃気楼の眼》
風吹リュー:7dx7+1>=49
DoubleCross : (7R10+1[7]>=49) → 10[2,3,3,5,5,6,7]+4[4]+1 → 15 → 失敗

風吹リュー:ぜんぜんだめ! 
夏目靖章:《氷盾》《氷河の壁》《異形の加護》ガード値20 同エン10+3d10ダメージ軽減
夏目靖章:10+3d10
DoubleCross : (10+3D10) → 10+18[9,8,1] → 28

夏目靖章:みんなのダメージを28軽減します。
サターンキャット:《迎撃する魔眼》
サターンキャット:リアクション放棄し反撃
サターンキャット:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[2,3,3,4,4,5,5,6,6,6,7,7,10]+4[1,2,4] → 14

GM:ではダメージ出します
サターンキャット:2d10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 13[6,7]+12 → 25

オーダイン・スリサズ(左手):5d10+32
DoubleCross : (5D10+32) → 31[3,7,10,10,1]+32 → 63

夏目靖章:《雲散霧消》《異形の加護》同エン30+3d10ダメージ軽減
夏目靖章:30+3d10
DoubleCross : (30+3D10) → 30+21[8,10,3] → 51

朱南文尊:ノーダメ
風吹リュー:なんだこのナンパ男
大橋綺羅星:かった
花町日織:頼りになりすぎ
晩翠凍衿:さっきのと合わせて79減るから
晩翠凍衿:喰らわないということ……?
朱南文尊:いうこと
GM:そうなるね……
朱南文尊:よし。どんどん判定していきましょうぜ。
晩翠凍衿:ヤバ……
GM:なんだこれ…
オーダイン・スリサズ(左手):こちらもまだまだ元気

"機神"オーダイン:片膝を付いたまま、再び左手に稲妻を集める。
"機神"オーダイン:雲を突く巨大な雷の剣を形作り、大地へと叩きつける。
"機神"オーダイン:砕けた雷は、矢のように四方八方へ飛び散って君達へ襲いかかる。
朱南文尊:「噂のフリージアのお手並みを拝見しても良いですかね?」
夏目靖章:「男に頼まれたんじゃやる気も出ないが」
夏目靖章:溜息の間に、地面に氷の薔薇が咲き乱れる。
朱南文尊:「女の娘沢山いるじゃないですか。最初に声をかけたのが俺ってだけですよ」
花町日織:「えっと……」促されるような視線を感じて。「お願いしてもいいですか、夏目さん!」
風吹リュー:溜め息「頼むぜ。お前のなら折り紙付きだ。さっき見た」
夏目靖章:「ふ……」
夏目靖章:「ああ、任せておきたまえ!!」薔薇が青白い光を放つ
大橋綺羅星:「うわあ現金」
夏目靖章:迫りくる稲妻は、薔薇の領域に侵入した途端、イオンの粒子となって解けていく。
晩翠凍衿:「……っ、でも流石! 助かりました!」
花町日織:「ひゃっ」間近に電撃が迫るのが見えて、悲鳴を漏らすけれど。「……わ、ホントに何ともない!すごい!」
朱南文尊:「言葉だけで動くんだから、むしろ無料でしょ」
朱南文尊:「安い男って言われないか、他人事ながら心配だな」
朱南文尊:「そして絶対に相手するのは勘弁かな。いくら出されても俺じゃ勝てない」
夏目靖章:「そう長く保つものでもないけどね。ただ今回は……お、帰ってきた」
夏目靖章:雷撃の合間を縫って、黒い猫のような影が足元に走り寄る。
夏目靖章:咥えていた機械の部品のようなものを吐き捨てて、影の中へと消えていく。
晩翠凍衿:「……それは?」
大橋綺羅星:「わっカワイイ」
花町日織:「えっ、猫……?こんなところに……?」
夏目靖章:「猫に好かれる質なんだ」
夏目靖章:「印は付けておいた。多少は壊しやすくなっているはずだよ」

GM:次はイニシアチブ21 大橋さん!
大橋綺羅星:マイナーで《オプティカルレンズ》 メジャー《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》
大橋綺羅星:オーダイン・ハガル(左足)に攻撃
オーダイン・ハガル(左足):どうぞ!
大橋綺羅星:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,3,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[3,3,5,6,6,8,9]+10[4,10]+10[10]+6[6]+4 → 50

オーダイン・ハガル(左足):ガード!
大橋綺羅星:6d10+27+1d10
DoubleCross : (6D10+27+1D10) → 38[10,9,1,3,5,10]+27+8[8] → 73

オーダイン・ハガル(左足):残りHPは一桁でした。戦闘不能
大橋綺羅星:侵蝕は55→64
大橋綺羅星:オーバーキル!
大橋綺羅星:じゃあ演出しときます
GM:あ、演出はサブでね!
GM:続いてイニシアチブ19 風吹さん
風吹リュー:なんとエンゲージ離脱出来たらいいなくらいのつもりで春花に光芒の疾走持たせてるんですよね
風吹リュー:《クイックモーション》《スーパーランナー》《光芒の疾走》ストライクモービルに搭乗して40m戦闘移動
風吹リュー:右手左手のエンゲージに接敵します。
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]

30m

[オーダイン・ティール(右手)(5)][オーダイン・スリサズ(左手)(6])
[風吹リュー(9)]

30m

[涅槃の獣×600(10)]

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)]
[夏目靖章(4)][サターンキャット(5)]

風吹リュー:《コンセントレイト:ノイマン》《スキルフォーカス:運転》《神機妙算》 対象は右手左手
風吹リュー:判定行きます
風吹リュー:9dx7+9 命中
DoubleCross : (9R10+9[7]) → 10[1,2,4,5,7,8,8,9,9]+10[1,1,7,7,10]+10[4,7,9]+10[4,7]+10[8]+1[1]+9 → 60

オーダイン・ティール(右手):ガード!
オーダイン・スリサズ(左手):ガード!
風吹リュー:《フェイタルヒット》+フォールンサラマンダー ダメージ追加6D
風吹リュー:7d10+15+1d10+6d10
DoubleCross : (7D10+15+1D10+6D10) → 32[2,5,6,4,8,2,5]+15+1[1]+30[6,7,8,2,3,4] → 78

風吹リュー:装甲など有効
オーダイン・スリサズ(左手)左手は戦闘不能
オーダイン・ティール(右手):死にそう
風吹リュー:かてえ~

大橋綺羅星:「それじゃ、動きを止めてみよっか!」
大橋綺羅星:《真昼の星》。スナイパー視力で巨大兵器を観る
大橋綺羅星:「……そこ!」
大橋綺羅星:崩れた左膝に、銃弾を続けて撃ち込む
大橋綺羅星:装甲の隙間、配線やパイプなどを寸断し、巨体が崩れる
朱南文尊:「お見事。やっぱりスナイパーと名乗る本職は違うかな。もう体重を支えられないでしょ」
大橋綺羅星:「へへへ」「——リューたん、コンビネーションだよ!」
"機神"オーダイン:ついに両脚の関節が砕かれ、尻餅をつくような格好で倒れ込む
風吹リュー:「おう」
風吹リュー:声は、上空から響く。
風吹リュー:月のクレーター、無数の窪み(ボウル)の上、ひかりの線が引かれている
風吹リュー:スケボーの四輪からゆらめき噴き出す火の通った跡だ。一瞬で最大加速に達し、その巨体を駆けあがっている。
風吹リュー:「 SS スケバンスケボー 殺法──」
風吹リュー:跳躍より先に先端を掴んでいた、ボードを振りぬく。そのストロークの間だけひかりの帯が伸びて、剣のごとく機神の両腕を通過した。
風吹リュー:「アーリーグラブ濶剣斬!」
風吹リュー:反撃よりも先に機体を蹴ってとんぼを打つ。
風吹リュー:「チッ、硬ぇ」
朱南文尊:「アメコミ洋画みたいな攻撃方法だ。あんな小さい足場で良く踊る」
朱南文尊:「八大天王って名称はバカに出来ないって訳だ」
"機神"オーダイン:鈍重さを感じさせない動きで、両腕を交差させてその一撃を受けた。しかし
"機神"オーダイン:先程から蓄積したダメージにより、前方に出した左腕が千切れかける。
風吹リュー:「1つ潰した奴に言われると素直に喜びづらいっての!」エアキャッチ。滑走。
朱南文尊:「足より腕の方が頑丈だったかな。見たところね」
朱南文尊:「君の方が強いでしょ。どう考えても」
朱南文尊:見上げながら言葉を返す。そして視線を戻し。

GM:続いてイニシアチブ10 晩翠さん!
晩翠凍衿:はーい
晩翠凍衿:マイナーで10m戦闘移動、涅槃の獣にエンゲージ。
晩翠凍衿:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》による白兵攻撃をします。
晩翠凍衿:9dx7+6
DoubleCross : (9R10+6[7]) → 10[1,3,3,4,5,6,6,9,9]+5[2,5]+6 → 21

涅槃の獣×600:イベイジョン11で命中です
晩翠凍衿:3d10+11+2d10+2d10
DoubleCross : (3D10+11+2D10+2D10) → 16[8,3,5]+11+9[7,2]+13[3,10] → 49

晩翠凍衿:装甲有効!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+7した(侵蝕率:63->70)
涅槃の獣×600:HPは600/10で60 さっきのと合わせて戦闘不能です。
GM:左足は落ちたので、イニシアチブ8
GM:花町さんの手番です
花町日織:はい。マイナー、比する翼/《縮地》40m先、リューさんと右手のいるところにエンゲージ。
花町日織:花町日織の侵蝕率を+2した(侵蝕率:69->71)
花町日織:縮地使用は2回目。
花町日織:メジャー、セッション/《コンセントレイト》《シャドーテンタクルス》対象右手!
花町日織:9dx+4@7 命中
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[2,3,5,7,8,8,9,10,10]+10[1,2,8,8,9,10]+10[4,6,7,7]+3[2,3]+4 → 37

オーダイン・ティール(右手):7dx ドッジ
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[3,5,5,6,8,8,10]+5[5] → 15

花町日織:4d10+10+25 諸々有効。
DoubleCross : (4D10+10+25) → 26[2,6,10,8]+10+25 → 61

花町日織:花町日織の侵蝕率を+3した(侵蝕率:71->74)
オーダイン・ティール(右手):無理!戦闘不能!
花町日織:わあい
オーダイン・ティール(右手):あっという間に手足が落とされてしまった……

晩翠凍衿:「ふーむ」
晩翠凍衿:解体の進む巨兵の足元で、カン、と大鎌の柄を地面に突く。
晩翠凍衿:「いいなあ。せっかくならあたしもそっち行きたいんだけど」
晩翠凍衿:「掃除しながら地面を進むしかないんだもん、こっちは」
晩翠凍衿:その周囲には、既に残さず刻まれて動かなくなった獣たちの屍が転がっている。
大橋綺羅星:「しえりーもすごいすごい!」
朱南文尊:「目を離した隙にもう終わってる。本当にさっさとあっちに行きたかったんですね」
朱南文尊:「晩翠さんはお仕事熱心だ。これは俺はだいぶ楽が出来るかな」
晩翠凍衿:「まだまだ。全然こんなもんじゃないし」子供のように頬を膨らませて。
花町日織:「すごい……!」息を呑む。「わ、私だって……!」あの巨体を誇った兵器が、今や半壊に瀕している。その事実に勇気を奮い立たせ。
花町日織:「──あのっ!」数十メートル向こうにいる彼女に向かって叫んだ。「スケボー・スケバンさん!」
花町日織:「右手、お借りします!」
風吹リュー:「あん? 借りるって──」
花町日織:そう聞こえた、次の瞬間には。きみと掌を重ねている。
花町日織:絡まった指の間に熱が走る。互いの記憶とレネゲイドが交わる数秒、
花町日織:しゅるり、と伸びあがった影が少女の脚へ絡み付いてボードの形を成した。
風吹リュー:──空中。否、まだ"オーダイン"の上だ。
風吹リュー:戸惑いながらも彼女が落下しないように、手をつないだまま体を入れ替える。踊るように。
風吹リュー:「行け!」
花町日織:「わ──わわっ」黒い火花のようなものが弾けて、弧状に帯を描く。それが道筋となって、
花町日織:「っ──はい!」刹那に呼吸を整え、空を疾走する。
風吹リュー:墜落ざま猫のように身をひねって、下方の地面に着地する。その間も君から目を離さない。
花町日織:捩じり描くような立体軌道の中で、体勢を崩す事もない。風を纏うような身体操術──車輪が、オーダインの装甲に触れて
花町日織:その一点から、ボードが風車のように回転する。ネジ回し式に装甲を削りながら食い込み、引き裂いていく。
花町日織:「これ、」崩れかかった装甲板の上で、一瞬の跳躍。杭打ちの要領でとどめの蹴りを叩き込む。「でっ!」
"機神"オーダイン:『─────────』
"機神"オーダイン:僅かの間に四肢を潰され、虚心が沈黙する。
朱南文尊:「あのスケボースケバンさん。面倒見が良いな。任せても大丈夫そうだ」
大橋綺羅星:「上手上手!」
風吹リュー:「そういう能力……にしても。はー……」
花町日織:「やった、あっ──!」後半は悲鳴めいて。形崩れたボードと共に、ふわりと着地する。
風吹リュー:自慢のスケボー裁きをするっと真似られてちょっとショックを受けている。
花町日織:「す、すごい……スケボーさんって、いつもこんなことにやってるんですね!」ちょっと興奮した様子。
花町日織:「じゃ……なかった、ありがとうございますっ」
風吹リュー:「お、おう。まあな……はは、いいってこと」
風吹リュー:「つーかマジで……どいつもこいつも」周囲を見渡す。転がっている獣たちの亡骸を見遣る。
風吹リュー:「強いな。全然勝てるぜこれ」
晩翠凍衿:「お見事」着地した先で、風吹さんと並んで笑顔を見せる。
花町日織:「ふふっ」こちらも笑顔を向けて。「うん、ほんとに何とかなっちゃいそうですね」
晩翠凍衿:(……能力の特性もあるとは言え、覚醒直後でこれだけの出力)
晩翠凍衿:(“ロレム・イプサム”に引き出されたから……? そうするだけの何かがこの子にあるってこと?)
朱南文尊:「ふぅ、どうやら此処でも俺の最弱は揺らぎそうにないな。皆にはその分頑張って欲しいけど」
大橋綺羅星:「フミフミマジで言ってるそれ?」
朱南文尊:「冗談はそんなに口にしませんよ。自分の評価では」
朱南文尊:肩を竦める。やはりここでも同じように思われている。
朱南文尊:「花町さん。侵蝕には気を付けて、飛ばし過ぎると後が辛いかな」
花町日織:「そんな、私なんて皆がいないと全然……」
花町日織:「あっ、はい!ちゃんと覚えてます」
花町日織:「使い過ぎは毒なんですよね、先生」冗談っぽく、晩翠さんをそう呼んで。
晩翠凍衿:「よろしい。よく出来ました」こちらも悪戯めいた笑いを返す。

GM:それでは次のイニシアチブですが
GM:イニシアチブ8 "アークトゥルス"
大橋綺羅星:何ィ
晩翠凍衿:ああん?
GM:イベントチャート:"アークトゥルス"が乱入するが選択されました。
朱南文尊:乱入。エンゲージはどこでしょう
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]["アークトゥルス"(8)]

30m

[オーダイン・ティール(右手)(5)][オーダイン・スリサズ(左手)(6])
[風吹リュー(9)][花町日織(7)]

30m

[晩翠凍衿(10)]

10m

[大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)]
[夏目靖章(4)][サターンキャット(5)]

GM:胴体の隣に出現し、メインプロセスを行います。
"アークトゥルス":オートで《万象の虹》《原初の白:異世界の因子》
"アークトゥルス":《貪欲なる拳》《フェイタルヒット》を所得します。
"アークトゥルス":《命の黄金律》《形状変化:速》《形状変化:柔》《形状変化:剛》《千変万化の影》《オリジン:ヒューマン》
"アークトゥルス":シーン中肉体の判定ダイスを+3 行動値+12 ガード値+12 攻撃力+12 白兵技能を+7 エフェクト達成値を+6
"アークトゥルス":《無形の影》《影絵の兵士》《虚ろなる影》《コンセントレイト:ウロボロス》《貪欲なる拳》
"アークトゥルス":視界範囲攻撃。対象は
"アークトゥルス":choice[花町,大橋,朱南,晩翠,夏目,風吹,]
"アークトゥルス":choice[花町,大橋,朱南,晩翠,夏目,風吹]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,夏目,風吹]) → 大橋

大橋綺羅星:来いやァ
晩翠凍衿:(最悪のところ引いてる……)
朱南文尊:まだ残ってる。雲散霧消
"アークトゥルス":大橋さんのエンゲージ……マジかよ
"アークトゥルス":20dx7+14 神秘の肉体で肉体置換
DoubleCross : (20R10+14[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,4,4,6,6,7,7,8,9,9,9,9,9,9,10]+10[1,4,7,7,7,7,8,8,10,10]+10[1,2,3,4,7,9,10,10]+10[2,3,4,9]+4[4]+14 → 58

大橋綺羅星:とりあえずドッジ
朱南文尊:ガード
大橋綺羅星:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[3,7,9]+1 → 10

夏目靖章:ガード《氷盾》《氷河の壁》《異形の加護》
夏目靖章:10+3d10
DoubleCross : (10+3D10) → 10+10[3,1,6] → 20

夏目靖章:エンゲージ内ダメージ20軽減
サターンキャット:《迎撃する魔眼》
サターンキャット:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,5,6,6,6,6,7,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,9,10,10]+10[3,7,7]+10[5,10]+5[5] → 45

GM:ダメージ出します
サターンキャット:5d10+12
DoubleCross : (5D10+12) → 34[7,6,10,10,1]+12 → 46

"アークトゥルス":ダメージに《フェイタルヒット》を上乗せ
"アークトゥルス":6d10+14+2d10+2d10
DoubleCross : (6D10+14+2D10+2D10) → 44[3,6,7,10,10,8]+14+10[3,7]+12[3,9] → 80

夏目靖章:《雲散霧消》《異形の加護》
夏目靖章:30+3d10
DoubleCross : (30+3D10) → 30+22[7,7,8] → 52

夏目靖章:72点軽減です
大橋綺羅星:頼れるおじさま……
大橋綺羅星:8点受けます
朱南文尊:ガードで2点受けます。
大橋綺羅星:ダメージペナルティとかないやつですよね
大橋綺羅星:HP25→17
"アークトゥルス":装甲で減らして33。まだまだ元気

GM:崩れ落ちる機神の足元から、突然
GM:影の触手が幾筋も飛び出してくる。
GM:それらは寄り集まって巨大な鎌の形を作り
GM:大きく円を描くように、君達を刈り取ろうとする。
大橋綺羅星:「!」
夏目靖章:「綺羅星くん!後ろへ」
朱南文尊:「ついでに俺も後ろかな」
大橋綺羅星:「りょ!」夏目さんの後ろへさがる
夏目靖章:「料金割増しだぞ」前へ一歩踏み出す。影の刃が糸のように解けていく。
"アークトゥルス":「おいおいなんだそれ」
朱南文尊:「大橋さん。後で夏目さんと握手してあげてくれません?」
大橋綺羅星:「?別にいいけど」「……それより、アイツ」
花町日織:「えっ、今の声……!」
"アークトゥルス":獣達の亡骸の中から、金髪の青年、"アークトゥルス"が再び姿を表す。
大橋綺羅星:「また来た!」
晩翠凍衿:「うわっ」露骨に嫌そうにする。
"アークトゥルス":「随分と嫌われたもんだな」
花町日織:「ロレムさん……! ねえ、どうしてこんな事するの!?」
花町日織:「嫌うっていうか……人を攫ったり、世界を滅ぼそうとしたりしてるって」
花町日織:「本当に本当、なの?」
"アークトゥルス":「ああ、本当に本当だとも」
"アークトゥルス":「まあ別に世界が滅ぼしたくてやってるわけじゃないけどね」
花町日織:「そんな……」あまりに呆気ないその肯定に、言葉に詰まる。
"アークトゥルス":「"ロレム・イプサム"が夢を叶えた結果、世界が滅ぶと言うだけの話さ」
花町日織:「あなたが、そこまでして叶えたい夢ってなんなの!?」
花町日織:「やめた方がいいよ……こんな風にみんなに迷惑をかけなくても」
花町日織:「きっと、もっといい方法があるはずだから……!」
"アークトゥルス":「それは」にんまりと笑って
"アークトゥルス":「それは、俺の口からは言えないな」
花町日織:「うう……何それ!」
花町日織:「言いたい事はちゃんと言わなきゃ、誰にも分かってもらえないよ!」
花町日織:「ちゃんと伝えれば、味方になってくれる人だって……いるかもしれない、のに」
"アークトゥルス":「かわいいお説教ありがとう。けど別にいいんだよなあ」
"アークトゥルス":「"ロレム・イプサム"に味方なんていらないってのが俺のスタンスなんだけど」
"アークトゥルス":「まあ、そんなに言うなら」
"アークトゥルス":「君が味方になってやるといい」
"アークトゥルス":「友達なんだろ。花町日織」
花町日織:「……っ、そうだよ」
花町日織:「友達になったの。だから……放っておけないでしょ、こんな!」
花町日織:「世界中を敵に回すような事して! いっぱいひとに迷惑かけて、悲しませて……!」
花町日織:「それにね、味方になるって決めた訳じゃないよ!」
花町日織:「間違った事をしてたら、止めてあげるのがほんとの友達……そうでしょ!」
"アークトゥルス":「ハァ……なんだかな」少しずつ表情が消えていく
"アークトゥルス":「微笑ましくはあるけど、"俺"とは合わなそうかな。君」
花町日織:「……何よ、それ」
花町日織:「別に、私の事はどう思ってくれてもいいけどさ……!」
花町日織:「こっちは諦めないから。殴ってでも反省してもらう!」
"アークトゥルス":「……俺は"アークトゥルス"」
"アークトゥルス":「"漂白"を経ることなく自己を自在に塗り替える。最も理想的な衛星細胞(サテライト)」
"アークトゥルス":「君を攫いに来た。だが君には特段興味はない」
朱南文尊:「やってることは小学生を口喧嘩でいじめてるだけですけどね」
朱南文尊:「大した理想的だ」
"アークトゥルス":「残りは奴とじっくり話すといい。徒労だと思うけどね」
花町日織:「……言われなくても、そうするよっ!」
大橋綺羅星:「そっちの用は済んだならさっさと帰って欲しいんだケド。うちら忙しいんだよね」ライフルを向ける
"アークトゥルス":「そいつは失敬」両手を上げて「なら遠慮なく」
"アークトゥルス":「ほら、起きろポンコツ」
"アークトゥルス":足元に伏せるオーダインの頭を蹴る
"アークトゥルス":「嵐はこれからだろ」

GM:それではイニシアチブ7、漸くオーダウィン・ウィルドの手番です
GM:ここまで長かったな……
オーダイン・ウィルド(胴体):マイナーなし、メジャー《要の陣形》《未知なる陣形》《世界樹の葉》《導きの花》《解放の雷》 戦闘不能をHP1で復活 次回メジャーアクションのC値-1、達成値+12
オーダイン・ウィルド(胴体):対象はオーダインの五体全て
大橋綺羅星:なんだとぉ……
オーダイン・ニイド(右足):HP1で復活
オーダイン・ハガル(左足):HP1で復活
オーダイン・ティール(右手):HP1で復活
オーダイン・スリサズ(左手):HP1で復活
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]["アークトゥルス"(8)]

30m

[オーダイン・ティール(右手)(5)][オーダイン・スリサズ(左手)(6])
[風吹リュー(9)][花町日織(7)]

30m

[オーダイン・ハガル(左足)(8)][)オーダイン・ニイド(右足)(9)]
[晩翠凍衿(10)]

10m

[大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)]
[夏目靖章(4)][サターンキャット(5)]


"機神"オーダイン:唯一無傷で残ったオーダインの双眸が怪しく輝き
風吹リュー:「あぁ? ぶっ壊れたメカがそんなもんで治るわけ……」
"機神"オーダイン:頭上に渦巻く雷雲から一点に稲妻を集め始める。
風吹リュー:「わけ…………」
"機神"オーダイン:カッ!
"機神"オーダイン:極大の電流が四肢へ向かって放たれると同時に
"機神"オーダイン:地中から鉱物を取り込んで、破損していた関節部が瞬く間に修復されていく
晩翠凍衿:「……ナチスと旧日本軍すごいな……」呆れたように呟く。
"機神"オーダイン:土煙を上げて両腕が振り上げられ、再び山のような巨体が直立する。
朱南文尊:「……先祖の尻拭いって言うのかな、こういうのも」
大橋綺羅星:「直っちゃったね……」「マジ厄介!」
風吹リュー:「治っちゃったよ! アリかそんなの!」
花町日織:「えええ……嘘!壊したはずなのに……!」
"アークトゥルス":「"怨霊装甲"鉄鬼兵とドイツ機械兵団のハイブリッドだ」
"アークトゥルス":「エネルギーリソースならいくらでも転がってるのさ。今の月にはね」
"アークトゥルス":「さあ、後片付けの時間だ」
朱南文尊:「目が光ったって事は、あれがシグナルでしょ。頭部を破壊すれば再起動の雷は呼べないと見たかな」
朱南文尊:「俺はアレを狙う事にするよ」
大橋綺羅星:「おっけ、援護するね」
朱南文尊:「多分シールドあるから、俺が出来るだけ破壊するよ。援護と言うより止めを頼みたいね」
大橋綺羅星:「りょ!」

GM:未行動で蘇生となり、次のイニシアチブは右足!
オーダイン・ニイド(右足):マイナー無し
オーダイン・ニイド(右足):《虚空の陥穽》《因果歪曲》《死神の瞳》《コンセントレイト:バロール》
オーダイン・ニイド(右足):同エンゲージ不可。対象選択
オーダイン・ニイド(右足):choice[風吹,花町,大橋,朱南,夏目,サターンキャット]
DoubleCross : (CHOICE[風吹,花町,大橋,朱南,夏目,サターンキャット]) → 風吹

オーダイン・ニイド(右足):対象はリューと日織ちゃんのエンゲージ
花町日織:きゃあ
オーダイン・ニイド(右足):6dx7+4 命中で引き寄せ 次に受ける攻撃のダメージを+8D
DoubleCross : (6R10+4[7]) → 10[2,3,5,5,6,7]+5[5]+4 → 19

花町日織:ドッジします
風吹リュー:《リフレックス》《神の眼》《蜃気楼の眼》ドッジ
風吹リュー:7dx7+1
DoubleCross : (7R10+1[7]) → 10[2,3,3,4,4,6,8]+10[10]+10[8]+1[1]+1 → 32

風吹リュー:回避成功
花町日織:3dx+1>=19
DoubleCross : (3R10+1[10]>=19) → 6[2,5,6]+1 → 7 → 失敗

オーダイン・ニイド(右足):じゃあ日織ちゃんは足のエンゲージに来て次に受けるダメージ+8Dだ!
花町日織:ぎゃ~
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]["アークトゥルス"(8)]

30m

[オーダイン・ティール(右手)(5)][オーダイン・スリサズ(左手)(6])
[風吹リュー(9)]

30m

[オーダイン・ハガル(左足)(8)][)オーダイン・ニイド(右足)(9)]
[晩翠凍衿(10)][花町日織(7)]

10m

[大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)]
[夏目靖章(4)][サターンキャット(5)]

オーダイン・ハガル(左足):次いで左足の行動
オーダイン・ハガル(左足):イニシアチブに《ウェポンマウント》の効果を適用。対空ミサイルを装備
オーダイン・ハガル(左足):マイナー《ポルターガイスト》対空ミサイルを破壊しシーン攻撃力+15
オーダイン・ハガル(左足):《風の渡し手》《狂乱の一声》《コンセントレイト:ハヌマーン》《援護の風》
オーダイン・ハガル(左足):対象はPC4人、リュー、夏目さん。サターンキャットのみ無視。
オーダイン・ハガル(左足):と思ったけど範囲選択攻撃に2回含んだしな。入れちゃうか。
オーダイン・ハガル(左足):10dx7 命中時、左足への憎悪を付与
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,1,1,2,2,4,5,6,8,10]+10[9,10]+10[7,10]+4[4,4] → 34

オーダイン・ハガル(左足):それぞれリアクションをどうぞ
晩翠凍衿:暴走リア不!
風吹リュー:7dx7+1 春花ドッジ!
DoubleCross : (7R10+1[7]) → 10[2,4,6,7,8,9,10]+3[1,2,2,3]+1 → 14

大橋綺羅星:ドッジ
花町日織:ドッジよ!
朱南文尊:ガード
風吹リュー:当たっちゃった
大橋綺羅星:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[3,8,9]+1 → 10

花町日織:3dx+1>=34
DoubleCross : (3R10+1[10]>=34) → 10[4,10,10]+2[1,2]+1 → 13 → 失敗

花町日織:だめ。
朱南文尊:憎悪あるから行動放棄カバーを 大橋ちゃんにしてもらう?
朱南文尊:視界攻撃が左足は勿体ない
晩翠凍衿:ですねえ
大橋綺羅星:いただけるなら助かリマス
花町日織:賛成の民
朱南文尊:じゃあ、それ。スナイパーよ胴体を落とすのじゃ
大橋綺羅星:承知之助
夏目靖章:色合ってるかな
夏目靖章:では
夏目靖章:《氷盾》《氷河の壁》《異形の加護》ガード値20 同エン10+3d10ダメージ軽減
夏目靖章:10+3d10
DoubleCross : (10+3D10) → 10+21[5,9,7] → 31

夏目靖章:さらに大橋さんを行動放棄カバー
大橋綺羅星:感謝ッス!
サターンキャット:ごめん忘れてた 《迎撃する魔眼》
サターンキャット:13dx7 リアクション不能
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[2,3,4,4,4,5,6,6,9,9,9,10,10]+6[1,2,4,4,6] → 16

サターンキャット:2d10+12 ダメージ
DoubleCross : (2D10+12) → 11[2,9]+12 → 23

オーダイン・ハガル(左足):爆散します
オーダイン・ハガル(左足):さらに《自爆装置》
晩翠凍衿:えっ
オーダイン・ハガル(左足):これは流石に風の渡し手のあとで処理した方が良いな
オーダイン・ハガル(左足):まず攻撃ダメージを出します
オーダイン・ハガル(左足):4d10+17
DoubleCross : (4D10+17) → 24[7,7,9,1]+17 → 41

晩翠凍衿:一度死んでリザレクト!
オーダイン・ハガル(左足):夏目さんエンゲージの人たちは11点通し、夏目さんと大橋さんがノーダメ、リューは25点、花町ちゃんと晩翠さんには41点
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:70->71)
サブGM:エリートのリザレクトだ
朱南文尊:ガードと夏目さん能力で37防いで4点ですね。HP26→22
花町日織:わたしはさらに8d10追加かな
サブGM:あっレイジングブレイド 優秀
花町日織:なにせ倒れる
サブGM:そうですね 死神の瞳
花町日織:リザレクトします
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:74->79)
花町日織:花町日織のHPを5にした(HP:22->5)
オーダイン・ハガル(左足):では続いて自爆装置の8d10
オーダイン・ハガル(左足):8d10
DoubleCross : (8D10) → 50[10,3,2,9,9,10,3,4] → 50

朱南文尊:この自爆装置で右足も落ちます?
オーダイン・ニイド(右足):範囲なので落ちます
花町日織:範囲だからそうなる?
晩翠凍衿:無茶しやがる
大橋綺羅星:かわいそう
晩翠凍衿:もう1回死んでリザレクト!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:71->80)
花町日織:こっちもまたリザレクトよ
花町日織:花町日織の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:79->82)
花町日織:花町日織のHPを3にした(HP:5->3)
晩翠凍衿:まあ合わせて平均くらい……
オーダイン・ハガル(左足):使用者が戦闘不能になったので憎悪が立ち消えます。
サブGM:続いて最後。右手の攻撃
オーダイン・ティール(右手):マイナー《白熱》《ロケットアーム》《雷の大弓》素手データを攻撃力16 ガード4 射程50の射撃武器へ変更 次に行う射撃攻撃のダメージ+18
オーダイン・ティール(右手):choice[風吹,花町,晩翠,大橋,朱南,夏目,サターンキャット]
DoubleCross : (CHOICE[風吹,花町,晩翠,大橋,朱南,夏目,サターンキャット]) → サターンキャット

オーダイン・ティール(右手):おバカ!
オーダイン・ティール(右手):《氷神の悲しみ》《煉獄魔神》《コンセントレイト:サラマンダー》
オーダイン・ティール(右手):9dx7+4
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[1,3,5,5,5,7,8,9,9]+10[3,3,5,8]+2[2]+4 → 26

サターンキャット:リアクション放棄《迎撃する魔眼》
サターンキャット:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,2,3,5,5,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[2,2,5,7,9,10,10]+10[6,7,8,9]+6[5,6,6] → 36

夏目靖章:異形の加護が残り少ないのでここはスルー
夏目靖章:4d10+47
DoubleCross : (4D10+47) → 24[9,6,5,4]+47 → 71

サターンキャット:残HP14。破壊されます。
サターンキャット:4d10+12 反撃
DoubleCross : (4D10+12) → 28[5,9,5,9]+12 → 40

オーダイン・ティール(右手):HP1。当然戦闘不能!
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]["アークトゥルス"(8)]

30m

[オーダイン・スリサズ(左手)(6])
[風吹リュー(9)]

30m

[晩翠凍衿(10)][花町日織(7)]

10m

[大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)]
[夏目靖章(4)]


"機神"オーダイン:大地を震わせて、巨体が右足を踏みしめる。
"機神"オーダイン:内蔵されたコイルが回転し、強大な磁場が周囲に形成される。
風吹リュー:「落ちる向きが変わるぞ! 日織!」
風吹リュー:警告が一手──間に合わない。
花町日織:「う、わっ──!」
花町日織:逃れる間もなく、磁場領域に囚われる。圧し潰されるように転倒して。
"機神"オーダイン:磁場領域は渦を巻いて更に拡大し、周囲を飲み込もうとする。
"機神"オーダイン:磁界が広がると同時に、左脚部に格納された武装が射出される。
"機神"オーダイン:それは空中で爆散し、辺り一帯に奇怪な音を反響させる。
花町日織:「あっ、ぐ──」強烈な圧力によって俯せのまま顔を上げられない。……"手を繋い"で離脱するにも、相手を視認することが必須だ。
風吹リュー:「う、ぐ……おおお!」
"機神"オーダイン:行動を縛る呪言を広範囲に拡散させる音響爆弾。遮るもののないそれが君達を襲う。
花町日織:「ぎ──っ! げほっ、がほっ」咽せながら血を吐く。神経を直に引き裂かれるような感覚。
花町日織:初めて身に受けた致死性の損傷。た致死性の損傷。ともすれば、意識さえ吹き飛びそうに思える。
晩翠凍衿:「……っ……! 日織、ちゃ……!」いま彼女の一番すぐ傍に居るのは自分だ。
晩翠凍衿:助けなければならない──のに。神経を掻き乱され足が震え、伸ばした手の届く距離まで近付けない。
朱南文尊:「大丈夫。リザレクトがまだ効くはず。深呼吸ですよ」
朱南文尊:このような光景は幾度となく見て、幾度となく経験してきた。
朱南文尊:だから焦りはしない。相手がどのような境遇であろうとオーヴァードで戦場に出ているのだから、言葉で手助けをするだけだ。
花町日織:「っ、あ──」肘をついて、堪える。死ぬほど痛い筈なのに、まだ動けるとわかって。
花町日織:(そうなんだ)(……これが……オーヴァードに、なるってこと……)
夏目靖章:「君達はここから離れないように。最悪内側から食い破られるぞ」
夏目靖章:薔薇の領域を拡げる。
夏目靖章:「よし、見えた。行けるな」足元の影を撫でると
夏目靖章:そこから黒い塊が弾丸のように飛び出し、武装を解き放った機神の左足の内側へと潜り込む。
大橋綺羅星:「ありがと!」
"アークトゥルス":「食い荒らす気か……なら」
"機神"オーダイン:直後、次弾を装填しつつあった左足のハッチが全て閉じる。爆発音と共に内部の圧力が急激に上昇していく
"機神"オーダイン:やがて、限界を超えた装甲が弾け飛び、内側から炎と呪いが爆発的に拡散していく
晩翠凍衿:「……ヤバ──」
大橋綺羅星:「……!」「しえりー!ひおりん!」
風吹リュー:「どうせ直るからいくらでもぶっ壊れられるってか……!」
花町日織:「──!」炎の渦の中、声にすらならない苦悶を漏らして。
"機神"オーダイン:骨組みだけとなった左足を辛うじて踏みしめて、右手に雷を収束させる。
"機神"オーダイン:身動きの取れない君達へと、極大の稲妻が落とされる。
朱南文尊:舶刀めいた形状の刃を寝かせ盾にする。フリージアの守りがあれば十分に凌げる攻撃だ。
朱南文尊:「俺は大丈夫かな」
朱南文尊:損傷は軽微。すぐにでも動けるが。
朱南文尊:「遠いな。さて、どうしようか」

サブGM:朱南くんの手番です
朱南文尊:これ間隙で胴体まで飛ばしてもらって良いですかね?
朱南文尊:じゃないと届かないので
花町日織:あ、OK!
花町日織:使いましょう
朱南文尊:後、援護の風のこってたら貰っても?
晩翠凍衿:ラジャ!
朱南文尊:では。対象は胴体で。
朱南文尊:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《さらなる波》《疾風迅雷》
晩翠凍衿:《援護の風》。ダイス+3個!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:80->82)
朱南文尊:8dx7
DoubleCross : (8R10[7]) → 10[2,3,3,5,7,7,9,10]+10[2,5,7,7]+10[3,9]+3[3] → 33

花町日織:一応宣言入れときます。連なる理/《間隙の魔術師》、朱南くんの移動を任意地点までに変更。白兵攻撃力+25
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5した(侵蝕率:82->87)
朱南文尊:ドッジ不可!
朱南文尊:やっぱダイスがあると違うな。
オーダイン・ウィルド(胴体):ガード
朱南文尊:あ。侵蝕でダイス1個増えてたんだ。一応振り足し
朱南文尊:1dx7
DoubleCross : (1R10[7]) → 10[10]+10[8]+4[4] → 24

朱南文尊:変わらず。
朱南文尊:4D10+55
DoubleCross : (4D10+55) → 25[2,4,9,10]+55 → 80

朱南文尊:胴体に80ダメージです。
オーダイン・ウィルド(胴体):《電磁反応装甲》4枚使用。ダメージを0に
大橋綺羅星:マジか
朱南文尊:何切り札4枚よ。此処で切らせて良かった。クリンナップだしね。あ胴体のエンゲージに移動です。
朱南文尊:64→73

花町日織:「う、ぁ……っ」ふらふらとした足取りで、朱南くんの手に触れている。瞬間移動でかろうじて離脱した。
花町日織:「っ、大丈夫……私は、まだ」顔を上げる。眼には闘志がある。
朱南文尊:「大丈夫?いや、大丈夫だね。厳しい事を言ってるとは思うけど、自分で言うなら、信じるかな」
花町日織:「……お願いします、あれを」タクトめいて右手を振るう、それに合わせて
花町日織:足元で混ざり合った二人分の影が、きざはしのような帯を描いて空へと伸び上がった。
花町日織:「止めてくださいっ」
朱南文尊:「了解。少しは、格好良い所を見せようかな」
花町日織:初めに見たときは理解し得なかった彼の異能。しかし、今こうして触れた事で読み取れた。どこまでも純粋無比な超高速。
大橋綺羅星:「いってら!」朱南くんを見送り、ライフルを構える
花町日織:であれば、足を置ける場所さえあれば届くはずだと。
朱南文尊:「止め」
朱南文尊:声は遥か上方から。
朱南文尊:「は」
朱南文尊:さらに上がる
朱南文尊:「よろしく!」
朱南文尊:駆ける。普段なら10歩だけの高速機動が100mを超えて頭上に届いた。
晩翠凍衿:──その速度を確かに捉えて、下から見上げる影がある。
晩翠凍衿:焼け焦げ黒く煤けた体。しかしその双眸には強い意志の光。
晩翠凍衿:取り出した小刀の切っ先を、宙にある青年へと向ける。
晩翠凍衿:それはさもない市販品だ。しかし激しい戦いの中でレネゲイドを浴びたこと、さらに戦いを共にしたという認識それ自体が、異能の焦点としての機能を持たせる。
晩翠凍衿:清冽なる風が吹く。
晩翠凍衿:月に吹き荒れる雹や雷の暴威ではない、それらと互いに干渉することもない、超常の、自由なる風。
晩翠凍衿:それは朱南文尊の体を包み、吹き抜けて、その視界を澄み渡らせる。携える刃のように鋭く、その精神を研ぎ澄ます。
晩翠凍衿:他者のレネゲイドを調律する古代種の力。目覚めたてのその片鱗。
晩翠凍衿:「……やっちゃって!」
朱南文尊:風に後押しされて月に流星が真上に疾った。
朱南文尊:「や。そろそろ寝ない?働きすぎでしょ、君」
朱南文尊:気安く自分よりもはるかに巨大な頭部に声をかける。
朱南文尊:億劫そうに腕を動かす。緩慢なその動作は、その実、世界に焼き付いた残像、極高速の残り香。
朱南文尊:見えない何かが電磁障壁に衝突し、青い火花を散らしながら斬り裂き弾き飛ばした。傍目にはそのようにしか見えなかった。
朱南文尊:「大橋さん。後は任せました。かなり飛ばしたハズ」
"機神"オーダイン:頭部を守る幾層にも及ぶ不可視の障壁、その半分以上に達する深い裂創から
"機神"オーダイン:機神の核、その双眸の内側へと、射線が通る。

[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]["アークトゥルス"(8)]
[朱南文尊(6)]

30m

[オーダイン・スリサズ(左手)(6])
[風吹リュー(9)]

30m

[晩翠凍衿(10)][花町日織(7)]

10m

[大橋綺羅星(21)]
[夏目靖章(4)]

サブGM:クリンナップ。各種効果が終了
サブGM:ラウンド2
GM:第2ラウンドの処理に入る前に
GM:ある条件が達成されましたので、NPCカードを開示します。
GM:★NPCカード開放  条件:涅槃の獣撃破数1000体以上
・NPCカード:エイル・ファウストゥス
『レヴォリューション・アンカー』
《細胞侵蝕》《ダンシングシミター》+〈聖ペトロの槍(鬼斬の古太刀相当)〉〈インフィニティエクリプス〉
オートタイミングで使用できる。
対象に1d10+3点のダメージを与える。対象はこれにリアクションできない。
対象が持つEロイスを一つ無効化し、重圧と邪毒ランク3を与える。
シナリオ中一回のみ使用可能。

涅槃の獣撃破数1000体以上で開放。
基地に遺されていたアーネンエルベの蒐集品に、涅槃の獣の亡骸から生成した対抗因子を付与したもの。
細胞から細胞へと自在に転移する"アークトゥルス"の特性を一時的に封じ込め固定化する。

GM:ここで乱入エネミー"アークトゥルス"について説明します。
GM:"アークトゥルス"は《Eロイス:悪夢の鏡像》により際限なく発生するボスエネミーであり
GM:仮にこれを失った場合も、HP0になると蘇生エフェクトからの《瞬間退場》を行いシーンを離脱し
GM:次回以降、万全の状態で再度立ちふさがります。
GM:しかし、もしこれを阻止してシーン内で"アークトゥルス"を倒した場合は
GM:自動的に、元々"アークトゥルス"が配置されていたエリアも制圧完了したとみなされます。
GM:戦闘一回分避けられるのでかなりお得です。可能なら狙ってみるといいでしょう。可能ならですが……

エイル・ファウストゥス:『諸君。"アークトゥルス"を仕留める時には十分注意しろ』
エイル・ファウストゥス:潜航した艦から声が響く
朱南文尊:「プラナリアみたいに分裂でもするのかな」
大橋綺羅星:「キッッモ!」
大橋綺羅星:「想像しちゃった」
エイル・ファウストゥス:『或いは転移と言ったほうが正しいかも知れないがな。ただ殺すだけでは今まで通り徒労に終わるだけだ』
エイル・ファウストゥス:『だが漸く、"アンカー"の準備が間に合った。諸君らが獣を狩ってくれたおかげだ』
エイル・ファウストゥス:「今度は逃さんよ。使うタイミングは諸君らに任せる」
朱南文尊:「何か方法があるって事ですね。彼が逃げる頃合いを見計らってサインを出せば良いって事でOK?」
花町日織:「アンカーって……リレーの?じゃないよね」
エイル・ファウストゥス:『その認識で大丈夫だ……日織の方じゃないぞ?』
エイル・ファウストゥス:「それでは諸君!健闘を祈る!」

GM:第2ラウンド セットアップから始めます。
GM:各自宣言をどうぞ
朱南文尊:なしお!
晩翠凍衿:なし!
花町日織:なし!
大橋綺羅星:銃は作成済みなのでなし!
喪神春花:リューちゃんに《融合》
風吹リュー:なし
夏目靖章:《氷の城塞》《異形の加護》
夏目靖章:10+3d10
DoubleCross : (10+3D10) → 10+23[8,7,8] → 33

"アークトゥルス":なし
オーダイン・ウィルド(胴体):なし
オーダイン・スリサズ(左手):《加速装置》ラウンド中行動値+24
GM:イニシアチブ 30
GM:オーダイン・スリサズから行動になります
朱南文尊:こい!
オーダイン・スリサズ(左手):《雷の槍》《マックスボルテージ》《雷鳴の申し子》《コンセントレイト:ブラックドッグ》
オーダイン・スリサズ(左手):対象は
オーダイン・スリサズ(左手):choice[花町,大橋,朱南,晩翠]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠]) → 晩翠

晩翠凍衿:グエーッ
オーダイン・スリサズ(左手):晩翠さん!
オーダイン・スリサズ(左手):ダイスは少ないがさっきのバフも乗ってるぜ
オーダイン・スリサズ(左手):4dx6+16
DoubleCross : (4R10+16[6]) → 10[2,3,7,7]+10[3,8]+10[7]+10[10]+5[5]+16 → 61

晩翠凍衿:暴走中!
オーダイン・スリサズ(左手):ダメージ!
オーダイン・スリサズ(左手):7d10+32+59
DoubleCross : (7D10+32+59) → 35[4,4,8,1,7,6,5]+32+59 → 126

風吹リュー:《子羊の歌》ダメージを代替。
オーダイン・スリサズ(左手):諸々有効
晩翠凍衿:姐さん……!
風吹リュー:倒れます──が。
風吹リュー:《蘇生復活》HP1
GM:エネミー野郎め……
オーダイン・スリサズ(左手):雷鳴の申し子使用によりHP0
オーダイン・スリサズ(左手):戦闘不能

"機神"オーダイン:心臓部に迫る危機に反応し、左腕の電磁コイルが限界を超えて収束する。
"機神"オーダイン:固形化した稲妻を剣のように束ねて足元に突き立て、君達を薙ぎ払わんと振り抜く。
晩翠凍衿:その軌道上から逃れようとして、足が縺れる。先ほど浴びた呪詛の影響が未だに残っている。
晩翠凍衿:(……こりゃもう一回死ぬか)
晩翠凍衿:覚悟を決め、迫り来る雷光を受け容れかける。
風吹リュー:「っと」
風吹リュー:割り込むように、もう一つの電光の軌跡。
風吹リュー:「ごほっ──調子に乗るなよ。風は」
風吹リュー:「オレ達のものだ──春花!」
喪神春花:「はい! リューちゃん!」
風吹リュー:大電流のなかを突っ切るように跳び上がり──コイルにスケボーを蹴り込む。「キックフリップ螺旋槍!」
晩翠凍衿:「! あなた──」
機神オーダイン:爆発。
機神オーダイン:それを追うように天空より落雷。再び左腕がはじけ飛ぶ。
風吹リュー:「ッ──やべ、無茶しすぎたか」
大橋綺羅星:「……!」それを横目で見つつも、敵からは目を離さない
朱南文尊:「邪魔は消えたかな。これで射線は通ったね」
朱南文尊:「スケバンって言うのは凄い物ですね。俺より根性がありますよ」
風吹リュー:煙の中からくるりと身を捻り脱出する。これまでに見せたどの動きよりも正確無比で遊びがない。それは余裕がないということだ。
風吹リュー:「おぉ。そうだそうだ。スケバンは根性だ!」
風吹リュー:かすれ気味の声で、上機嫌に笑う。
大橋綺羅星:「伊達に八大天王って名乗ってないんだよ!」
朱南文尊:「いや、そりゃ、そんな大仰な名乗りは伊達じゃできないでしょ」
朱南文尊:こちらもつられて少しだけ笑う。
晩翠凍衿:「…………」

GM:続いてイニシアチブ21 大橋さん!
大橋綺羅星:ほいさ
大橋綺羅星:マイナーで《オプティカルレンズ》
大橋綺羅星:メジャーで《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》《デトネイトチャージ》
大橋綺羅星:オーダイン・ウィルド(胴体)に攻撃!
オーダイン・ウィルド(胴体):こい!
大橋綺羅星:16dx7+4
DoubleCross : (16R10+4[7]) → 10[1,1,3,3,3,4,5,6,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[2,8,9,9,9,9,10]+10[2,3,3,6,9,10]+10[6,7]+4[4]+4 → 48

オーダイン・ウィルド(胴体):ガード
大橋綺羅星:ダメージ
大橋綺羅星:5d10+27+12+1d10
DoubleCross : (5D10+27+12+1D10) → 26[10,7,1,4,4]+27+12+1[1] → 66

大橋綺羅星:武器破壊、侵蝕64→77
大橋綺羅星:諸々有効!
オーダイン・ウィルド(胴体):《電磁反応装甲》2枚で使い切り!
オーダイン・ウィルド(胴体):ダメージを受けます。半壊!
大橋綺羅星:グエー硬い

大橋綺羅星:「それじゃ、おっきいの行くよ……っと!」
大橋綺羅星:狙いをつけたまま、スナイパーライフルが光を纏い
大橋綺羅星:アンチマテリアルライフルのような形状に再構成される
風吹リュー:「見せてやれスピカ! 阿修女魂だ!」
大橋綺羅星:「いっ……けえ!」
大橋綺羅星:ド ガン!
機神オーダイン:着弾の瞬間障壁が輝く。歪みが構造色を析光し、そして。
大橋綺羅星:大砲のような轟音。銃身ごと吹き飛ぶような砲撃!
機神オーダイン:突き破る。ついにその胴に大穴が空く
風吹リュー:「っしゃー!!」
大橋綺羅星:「うまくいった、かな?いえーい!」近くの夏目さんとハイタッチしようと手を挙げる
夏目靖章:「ああ、良くやったぞ綺羅星くん」手を合わせて
夏目靖章:「だが、あっちも存外しぶといみたいだ」
大橋綺羅星:「……ホントだ、流石に一発!とはいかないねえ」
夏目靖章:「なに、後もう少しさ、諦めずに撃ちまくろう」
夏目靖章:「本来射線がバレたスナイパーは移動するのが必定だが」
夏目靖章:「俺がいる限り、反撃される心配はしなくていい」
大橋綺羅星:「頼りにさせてもらうね、やっちん」

大橋綺羅星:次の方どうぞ
サブGM:ではイニシアチブ20
朱南文尊:通す。
アークトゥルス:マイナーなし。
アークトゥルス:choice[花町,大橋,朱南,晩翠]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠]) → 朱南

朱南文尊:きなさい!
アークトゥルス:《無形の影》《影絵の兵士》《虚ろなる影》《コンセントレイト:ウロボロス》《貪欲なる拳》朱南くんに攻撃だ
アークトゥルス:20dx7+14
DoubleCross : (20R10+14[7]) → 10[1,1,1,3,3,3,5,5,6,6,6,7,7,8,9,9,9,9,9,10]+10[1,4,5,5,6,7,8,9,9]+10[3,7,9,10]+10[2,4,7]+3[3]+14 → 57

朱南文尊:ガード!
アークトゥルス:《フェイタルヒット》……はいいかな
アークトゥルス:6d10+14+2d10 装甲有効
DoubleCross : (6D10+14+2D10) → 26[7,3,3,3,7,3]+14+8[5,3] → 48

風吹リュー:《子羊の詩》2回目
朱南文尊:《リザレクト》
朱南文尊:あ。ありがとー!
風吹リュー:倒れます。
朱南文尊:《リザレクト》はなしだ
喪神春花:そしてリューが戦闘不能になったので
喪神春花:隠密状態で盤面に居た春花も特殊処理により戦闘不能。
喪神春花:バタンキュ~

"アークトゥルス":「……ったく、世話の焼けるガラクタだ」
"アークトゥルス":両腕が再び大鎌の形に変形する。そのまま刃を拡げて、オーダインの頭上から舞い降りる。
"アークトゥルス":「まずはお前。一番厄介そうだ」
"アークトゥルス":両腕を伸縮させる。不可解な軌道で朱南くんの左右から刃が迫る。
朱南文尊:「買いかぶりだね。まあ、耐えるかな」
風吹リュー:「待ぁてよ」
風吹リュー:「一番厄介なのは」
風吹リュー:ガキィッ!
風吹リュー:「どう考えてもオレだろうが」
朱南文尊:「本当に。俺はこんな真似できないからね」
風吹リュー:その軌道をどう読んだか。
風吹リュー:否、読んではいない。刃の起こした風の流れに乗るようにして片刃を踏みつけながら滑走し、もう片刃をデッキで跳ね上げ。
アークトゥルス:「正確な評価だろ? だってお前」
アークトゥルス:「もう動けないし」
風吹リュー:そこまでだった。
風吹リュー:先ほどの爆発で限界を越えていたのだろう。糸の切れたように全身から力が抜け、そのまま胴を貫かれ、投げ捨てられる。
大橋綺羅星:「リューたん!」
大橋綺羅星:「また無茶して……っ」
朱南文尊:「お陰で無傷だ。これは頑張らないといけないな」
朱南文尊:「まあ、確かに正確な評価としておこうかな」視線で相手を射抜く。
朱南文尊:「つまり、一番厄介な、俺が」
朱南文尊:舶刀めいた刃を鞘に納める。
朱南文尊:「残ってる」
喪神春花:「リューちゃん!」風吹の身体が地面を跳ねる直前、スケボーから飛び出した半透明の身体がクッションとなりそれを受け止める。
喪神春花:「本当に、無茶するんですから」気絶した風吹の頭を抱えて
喪神春花:「けど、甲斐はありましたよ。きっと」彼女が守った者達の勇姿を見送る。

GM:イニシアチブ10
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]["アークトゥルス"(8)]
[朱南文尊(6)]

60m

[晩翠凍衿(10)][花町日織(7)]

10m

[大橋綺羅星(21)]
[夏目靖章(4)]

GM:晩翠さんの手番です
晩翠凍衿:はい!
晩翠凍衿:まずマイナーで戦闘移動。
花町日織:ここでオート
花町日織:《間隙の魔術師》で縮地移動と白兵攻撃力+25を晩翠さんに付与。
晩翠凍衿:頂戴してオーダイン・ウィルドにエンゲージ!
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5した(侵蝕率:87->92)
晩翠凍衿:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》。胴体に白兵攻撃します
[オーダイン・ウィルド(胴体)(7)]["アークトゥルス"(8)]
[朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)]

60m

[花町日織(7)]

10m

[大橋綺羅星(21)][夏目靖章(4)]

オーダイン・ウィルド(胴体):こい!
晩翠凍衿:10dx7+6
DoubleCross : (10R10+6[7]) → 10[1,3,4,5,6,6,8,9,10,10]+10[1,3,7,9]+10[7,10]+10[1,9]+3[3]+6 → 49

オーダイン・ウィルド(胴体):ガード!
晩翠凍衿:5d10+11+25+2d10+2d10
DoubleCross : (5D10+11+25+2D10+2D10) → 29[10,7,5,6,1]+11+25+16[7,9]+15[8,7] → 96

晩翠凍衿:1を振り直し
晩翠凍衿:95+1d10
DoubleCross : (95+1D10) → 95+7[7] → 102

オーダイン・ウィルド(胴体):ヤバ
晩翠凍衿:諸々有効!
オーダイン・ウィルド(胴体):残りHP37、ガード装甲合わせて6
オーダイン・ウィルド(胴体):戦闘不能です。復活もなし
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+9した(侵蝕率:82->91)
"機神"オーダイン:"機神"オーダイン、完全に沈黙しました。
晩翠凍衿:よっしゃい
GM:ではイニシアチブ8 花町さん
花町日織:はい。マイナーで戦闘移動、《縮地》3回目。"アークトゥルス"のところへエンゲージ
花町日織:花町日織の侵蝕率を+2した(侵蝕率:92->94)
花町日織:メジャー、《コンセントレイト》《シャドーテンタクルス》で"アークトゥルス"を攻撃。
["アークトゥルス"(8)]
[朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)][花町日織(7)]

70m

[大橋綺羅星(21)][夏目靖章(4)]

花町日織:10dx+4@7
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,2,3,5,6,6,6,7,9,9]+6[1,5,6]+4 → 20

花町日織:うええ!
"アークトゥルス":フーン
"アークトゥルス":ドッジ!
"アークトゥルス":20dx+1>=20
DoubleCross : (20R10+1[10]>=20) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,5,7,7,7,7,7,8,8,10,10]+8[1,8]+1 → 19 → 失敗

花町日織:ウワーッ危ない
"アークトゥルス":えええ~~~!
朱南文尊:あたりゃ良いのよ!
花町日織:3d10+10+25 ダメージ!
DoubleCross : (3D10+10+25) → 12[1,8,3]+10+25 → 47

"アークトゥルス":痛い!……が、まだ生きてる
花町日織:花町日織の侵蝕率を+3した(侵蝕率:94->97)
GM:ではイニシアチブ4 夏目靖章
夏目靖章:イニシアチブで《解放の雫》
夏目靖章:朱南くんと自分の次のメジャー達成値+9です
夏目靖章:間違った
朱南文尊:む!
夏目靖章:朱南くん、晩翠さん、花町さんのエンゲージに達成値+9
朱南文尊:強いぜ!
夏目靖章:受ける場合は侵蝕+2して下さい
朱南文尊:73→75
夏目靖章:で、自分は待機します。
晩翠凍衿:こちらは貰わないでおく!
サブGM:ではイニシアチブ2
花町日織:んん、こちらも貰わない!
サブGM:朱南くんの手番どうぞ
朱南文尊:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《さらなる波》対象はアークトゥルス
晩翠凍衿:《援護の風》。ダイス+3
朱南文尊:では。判定。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:91->93)
朱南文尊:9dx7+9
DoubleCross : (9R10+9[7]) → 10[2,4,6,6,7,7,7,7,8]+10[2,3,5,6,7]+4[4]+9 → 33

アークトゥルス:ドッジ!
アークトゥルス:17dx+1
DoubleCross : (17R10+1[10]) → 10[1,1,2,3,4,4,4,5,6,6,7,7,8,8,8,9,10]+10[10]+5[5]+1 → 26

アークトゥルス:命中! ダメージどうぞ!
朱南文尊:4d10+30
DoubleCross : (4D10+30) → 24[6,10,4,4]+30 → 54

朱南文尊:どうだ!
アークトゥルス:あっドッジダイス間違えてた まぁいいや
アークトゥルス:残HPは27……戦闘不能!
朱南文尊:『レヴォリューション・アンカー』
朱南文尊:アークトゥルスに止め+重圧をさします。
朱南文尊:75→81
アークトゥルス:では戦闘不能時に《魂の錬成》を使おうとしますが失敗。悪夢の鏡像も解除。
アークトゥルス:そのまま死亡──し。
アークトゥルス:死亡時に《蘇生復活》。
アークトゥルス:イベントが発生します。

花町日織:「……あの、晩翠さんっ」攻撃の波を逃れて、君の傍へ。右手を差し出している。
花町日織:「でっかい方、任せてもいいですか!」
晩翠凍衿:「うん」
花町日織:この二つの手が、誰かとの距離を結び繋げる力を持つのなら。……きっと、こういう事もできるはず。
晩翠凍衿:その手に手を重ねる。
晩翠凍衿:「任せて。だから」
晩翠凍衿:「任せる」
花町日織:「──っ。はいっ!」確かめるように一度、その手を握り直してから。
花町日織:空いたもう一つの左手を──巨人の傍らに居る、"アークトゥルス"へと繋げた。すなわちは、
花町日織:二つの影が同時、彼の間近へと出現する。
"アークトゥルス":「お、なんだい?付いてくる気になった?」
花町日織:ぐい、と──少女の左手が青年を手繰り寄せる。金色の瞳が、刺すような光を放って。
花町日織:「違う!──言ったでしょ、止めるって!」
"アークトゥルス":「そりゃ無理な話だろ。少なくとも」
"アークトゥルス":「君にはさ!」
"アークトゥルス":鎌を跳ね上げ、その腕を絶とうとする。
花町日織:「っ──!」晩翠凍衿から流れ込んだ力が、少女の世界を加速させている。超反応。右手を躱すように引いて──
花町日織:その所作に沿うようにして、彼女の足元の影が跳ね上がる。"アークトゥルス"の身体を弾き、宙へと打ち上げる。
花町日織:「そうだね、一人なら。でも──」
"アークトゥルス":「なに……?」防御でも回避でもない、自分を遠ざけるかのような挙動。それを一瞬訝しんで
"アークトゥルス":「───!まさか!!」
晩翠凍衿:「──誰も彼も見る目が無さすぎでしょ」
晩翠凍衿:浮いた“アークトゥルス”の更に上方から声。
晩翠凍衿:花町日織の両手は空いていて、その傍らにあった姿も既にない。
"アークトゥルス":「くっ……!」空中で身をひねり、背後を鎌で横薙ぎにしようとするが───
朱南文尊:「本命を目立たせちゃいけないかなと思ったんですよ」肩を竦める。
晩翠凍衿:一拍早く、振り向いた青年の腹に衝撃。回転跳躍の勢いを乗せた踵の打ち下ろし。月の地面へと再び打ち落として。
花町日織:墜落の瞬間。彼の影の中に融け込んだ花町日織の影が、牙となって伸び上がる。互いが影使い故に含み得た毒。
花町日織:落下速度をそのまま刺突速度へと変えて、肉体を穿った。
"アークトゥルス":声を発する暇すら無く、ただ穿たれた地面から土埃が上がる。
晩翠凍衿:自身はその反動でさらに別方向へ。向かう先は四肢を破壊され、半ば蹲った機神の胴部。
晩翠凍衿:「一番厄介なのは」
晩翠凍衿:表面装甲へ着地。大橋綺羅星の穿った穴へと、大鎌の刃を突き立てて。
晩翠凍衿:奔る。胴から右肩、背中、脇腹を経て、元の位置へとぐるりと一周。巨躯に襷を掛けるように、刃の軌跡が真紅の輪で描かれる。
晩翠凍衿:「あたしだっての!」
"機神"オーダイン:赫刃の軌跡が一文字に引かれ、巨体がのけぞる。
大橋綺羅星:「……うーん、お見事」手を庇にしてその光景を見る。《真昼の星》による視界拡張。
"機神"オーダイン:再び四肢に向けて放たれようとしていた雷光が、その傷から一斉に宙へと溢れ出し
"機神"オーダイン:光の粒子となって月の空へ溶けていく。
"機神"オーダイン:天を仰ぎ、"機神"は完全に沈黙した。
夏目靖章:「よし、残るは一人。一気に決めてもらおう」
朱南文尊:「一番厄介な人は、一番厄介な相手が分かってる。ってことだったな。さて、いよいよ終局、どう詰めるか」
夏目靖章:氷の薔薇が遠く"アークトゥルス"と対峙する仲間たちの足元へと放たれる。
夏目靖章:それは溶け出して青白い雫となり、周囲の活力を湧き上がらせる。
朱南文尊:手をひらひらと揺らす。動きが軽くなった感じだ。
朱南文尊:「地上の事は知ってるかな?そこにさ統戦部ってのがあるんだけど」
朱南文尊:無造作な足取りで誰もいないかのようにアークトゥルスの横をすれ違う。
朱南文尊:相手を後ろ目に見やる頃には、空手だったその手に、鞘に収められていた舶刀めいた刃が手品のように何時の間にか握られていた。
朱南文尊:「統戦部の鬼札、七赤君と速さだけは張るかな、俺は」
朱南文尊:手の中でくるりと刃を回す。同時、すれ違ったアークトゥルスの半身が斜めにずるりとズレた。
"アークトゥルス":「なん──────の」
朱南文尊:指をパチンと鳴らす。アンカーの合図。
エイル・ファウストゥス:『射出!!』
GM:潜水艦が地上に乗り上げ、基底部からワイヤーに結ばれた大槍が射出される
GM:大戦期にアーネンエルベが収集した遺物、遺産
GM:月に遺された数少ない真作。異端審問官聖ペテロの槍。
GM:ジャームの特異性を剥奪するとされるその穂先には、月の獣より生成された対抗因子が充填されている。
GM:槍は過たず"アークトゥルス"の上半身を貫き
GM:同時、穂先から因子を注入し、千変する細胞を侵食し始める。
"アークトゥルス":「な……転移が……!?」
"アークトゥルス":異様に脈打っていた切断面が静かになり、再生が停止する。
"アークトゥルス":切断された下半身は、地に倒れる前に塵のように崩れ去った。
"アークトゥルス":「……あ……こん……な……」
"アークトゥルス":人の形を留めていた上半身からも、次第に血の気が失せ
"アークトゥルス":やがて鼓動が止まると同時に、瞳から光が失われる。
"アークトゥルス":その骸は獣の姿に戻らず、金髪の青年のまま
"アークトゥルス":長い沈黙が流れる。
朱南文尊:「…………」残心は解かない。本来なら自分がやるべき仕事ではないが、これは本来の仕事ではないからだ。
"アークトゥルス":パキ パキ
"アークトゥルス":何かが割れるような音
"アークトゥルス":そして間を置かず
"アークトゥルス":《蘇生復活》《脱皮する蛇》
"アークトゥルス":HP1で復活し、状態異常を全て回復。
"アークトゥルス":石のように硬化した亡骸を二つに割って、万全の姿で立ち上がる。
"アークトゥルス":「ああ……かなりびっくりしたかな。今のは」
"アークトゥルス":「けどお生憎様、この通り」
大橋綺羅星:「……ほんっと、しつこい!」
朱南文尊:「面倒だな。で、続けますか?」
朱南文尊:「ついでに言うと、そう言う台詞は勝ってから言わないと、負け惜しみですよ」
朱南文尊:「と、負け惜しみを言っておこうかな」
"アークトゥルス":「なら、ここは君らの勝ちってことで帰らせてもらうよ」
"アークトゥルス":「一番効率のいい変異がパターンが潰されたのは実際痛いからね。戻って色々慣らさないと」
花町日織:「……また来るの? 言っておくけど」
花町日織:「本当に怒ってるからね、私。なんでって、あなた達が友達を傷付ける事をするから」
花町日織:倒れている風吹をちらと見やり。
花町日織:「それが分からないうちは、ぜったい付いて行ってあげたりしないから」
"アークトゥルス":「あの子は勝手に前に出てきたように見えたけど?随分優しいね君は」
花町日織:「それも、他の人を守ろうとしたからでしょ!あなたこそ、何を見てたのよ」
"アークトゥルス":「生憎こっちはそこまで優しくもない。元々五体満足でと言うつもりもないしね」
花町日織:「……っ」その眼差しの色に、不気味なものを感じつつ。「何それ。脅したって、私は変わらないからね」
"アークトゥルス":「好きにすれば良いさ、そのままの君を"ロレム・イプサム"はご所望だ」
"アークトゥルス":「ま、"俺達"の総意とはいい難いが」
"アークトゥルス":そうして、顔に右手を当てる。
"アークトゥルス":「そろそろ失礼しよう、次は──────」
"アークトゥルス":「─────────」
"アークトゥルス":「─────────……?」
"アークトゥルス":顔に、手が、触れる。
サブGM:め ごん
"アークトゥルス":その指先は、するりと
サブGM:顔の皮膚が、内側にめり込んでいる。これまでの変異の兆候とは真逆。
"アークトゥルス?":虚空を擦りぬける。
サブGM:そのまま潰れるように裏返るように『穴』が拡張し、昏い奈落となる。
サブGM:そして次の瞬間には指先に何かが振れている。白い、ごつごつした。
"アークトゥルス?":「これ───は───」奈落の底から、困惑する声が響く
"アークトゥルス?":「これ……は……!馬鹿な……!!」
花町日織:「こ、今度は何……!?」これまで再三の変化を見せている相手の異常な様子に、怯えつつも警戒を強める。
"アークトゥルス?":両腕でその下面の感触を確かめる。砕こうと、或いは剥がそうと
"アークトゥルス?":爪を食い込ませるが、仮面はピクリとも動かない。
?????:『馬鹿な、じゃあない。俺の名を』
?????:どこからか声が響く。
?????:「忘れたのか? いや、忘れたか。この世の誰も忘れ去った」
"アークトゥルス?":「違う!そんなことはあり得ない……!!」
"アークトゥルス?":体の内側から、何かが燻るような匂いがする。
?????:直後。
"アークトゥルス?":「お前は……」
?????:"アークトゥルス"の肉体が燃え上がる。
"アークトゥルス?":「お前は死んだはず──────」
?????:炎は膨張し渦巻き、小さな恒星のごとく球状を成す。
?????:「く……ははははは……」
?????:「はははははははは!!」
?????:それが大地を赤く染める。代償無数のクレーターの陰影がくっきりと浮かび上がる。
?????:「天に蓋し耳を塞ぐことで俺を葬り去った──だが、それで?」
?????:「"ロレム・イプサム"いや、今はただの端末か。簒奪者よ、それは優位ではないぞ。同じだ。同じ級位まで降りてきてやっただけのこと……」
?????:炎の中から現れた、それは異国の仮面だ。
?????:朱南文尊、晩翠凍衿。もしかしたら君たちには見覚えがあるかもしれない。
?????:「この世ならざる圏界」「俺と起源の重なる」「そして誰にでもなれる"衛星"などを遊ばせておく──」
?????:「全てが!」
?????:「この俺を呼び込むために設えた祭壇のごとく、あるいは。そうか」
?????:「イデアのやつが"そう"作るように仕向けたな。どこまでもどこまでも可愛げのない布石を打つ小僧だ! はは!」
?????:討伐対象に連なる資料として──それはハワイで討たれた。"ロレム・イプサム"の元上司。
?????:"イデア"エルドラ・ユニオンと並ぶ反"オーガン"筆頭にして、最大規模、最初の作戦を敷いたリエゾンロード。
"フィネガンズ・ウェイク":"フィネガンズ・ウェイク"
晩翠凍衿:「…………嘘でしょ」口の端から零すような声。
大橋綺羅星:「……!?」困惑。だが、狙いは新たな闖入者に向けたまま
花町日織:「な、何……? "アークトゥルス"じゃ、ないよね……」
朱南文尊:首の後ろを撫でる。月の世界は何でもありだな。と独り言ち。
"フィネガンズ・ウェイク":「嘘であるものかよ。"アークトゥルス"は──」
"フィネガンズ・ウェイク":「焼き尽くされた。五体満足でと言うつもりもない──だったか?」
"フィネガンズ・ウェイク":「我が太陽の名のもとに。これがその因果応報の代償だ」
"フィネガンズ・ウェイク":輪郭の所々が白くぼやけ、霞む。仮面の内側で笑声が零れる。
朱南文尊:「えーと、それで貴方、これからどうします?」
朱南文尊:「俺としては恩返しをしてほしいとは思うんですけどね」
大橋綺羅星:「ええと、知ってるヒト、かな?」
朱南文尊:「リエゾンロードっていう敵の会社の偉い人」
朱南文尊:「一応、元かな?」
大橋綺羅星:「リエゾンロード……」その言葉は知っている。
花町日織:「敵って……つまり、ファルスハーツの?」
晩翠凍衿:「そう。死んだ……って聞いてたんだけど」花町さんに応じる。いつになく硬い口調。
夏目靖章:「まあこの業界、心だと思ったやつが生きてるのはザラではあるけどね」
夏目靖章:「死んでてほしい奴ほど世に憚るってのはどこも一緒なのかな」
晩翠凍衿:「同じ大幹部でも、元は……“ロレム・イプサム”よりも格上だった」
"フィネガンズ・ウェイク":「そんなイスに興味はない、もっとも、当然の立場ではあったけどな」
"フィネガンズ・ウェイク":「恩か……恩と言ったな? これはそういう話じゃあないだろう。利害が一致しただけだ──そして」
"フィネガンズ・ウェイク":「これからも暫くはそうだろう。……調べものだ。智慧ある俺は今はこの場を去るが」
"フィネガンズ・ウェイク":「奴を殺すのに貴様らが役立つと思えば……まあ態度と実力次第だな、ハハハ!」
"フィネガンズ・ウェイク":《瞬間退場》
"フィネガンズ・ウェイク":現れた時のように、数千度の火がその身体を飲み込み、消えた。
花町日織:「あ……そっか、ロレム・イプサムみたいに世界を滅ぼそうとするのには、ファルスハーツの中でも反対してる人がいるんだったっけ」
朱南文尊:「まあ、放っておいて良いでしょう。どんなに強くても、今回のミッションには関係ないですし。それに」
朱南文尊:「そう。楽園の13人じゃないんですから」
朱南文尊:「討伐が必要なら後で、その手の任務が組まれるかな……みんな、お疲れ様」
晩翠凍衿:「っ……」腕を庇にしてその焔を見送って。
晩翠凍衿:「……はあああ……」へなへなとその場に座り込む。
大橋綺羅星:「……ふう」銃を下ろす
大橋綺羅星:「おつおつ~……っと、そうだ!リューたん!」
風吹リュー:「う…………」
風吹リュー:「……なっさけねぇ。寝てたか。なんとかなったか?」
大橋綺羅星:「うん。お疲れ様」
花町日織:「あ……そっか。これで、終わり……」
花町日織:戦場に在って、知らず気を張っていた力が抜ける。
花町日織:「……うう、痛っ」再生の途中、まだ焼け跡の残った腕を擦っている。
大橋綺羅星:「ひおりんも。お疲れ様……あと、ありがとね」
大橋綺羅星:「あーしのダチのために怒ってくれて、嬉しかったよ」
花町日織:「あっ……えへへ。つい言いたくなっちゃって」笑みが零れる。
朱南文尊:「晩翠さん、大丈夫ですか?」
晩翠凍衿:「今の瞬間だけでここまでの3倍疲れた……」
晩翠凍衿:「って言うか朱南さんの対応がおかしいんですけど!?」
晩翠凍衿:「ヤバいからねあいつ! たぶん強さで言ったらロレム・イプサムよりもよっぽど!」
朱南文尊:晩翠さんに掌を見せる。冷たい汗でじっとりと濡れている。
晩翠凍衿:「……っ……」押し黙る。
朱南文尊:「まあ、でも、まだリザレクトも効きますしね。それに、元々、命を懸けてきてますから」
朱南文尊:「ビビるのだけはしないって決めてます」
朱南文尊:「再会するタイミングも分からないから、常に格好つけておかないといけないんですよね」
朱南文尊:「まったく面倒かな」
晩翠凍衿:「……むうう」
晩翠凍衿:「士道不覚悟だ。……お見それしました」
朱南文尊:手を差し出して晩翠さんを起こして。
朱南文尊:「それじゃ、生存の点呼と次の方針ですかね。上級端末は排除したで、いいのかな?」
エイル・ファウストゥス:「ああ、最後は面食らったが、大金星だ」艦から降りて歩いてくる。
エイル・ファウストゥス:「"嵐の大洋"の奪還は完了した。おそらく"アークトゥルス"が受け持っていた海域も今なら手薄だろう」
エイル・ファウストゥス:「初戦の戦果としては最上だろう。勿論先は長いがな」
晩翠凍衿:スカートの裾を払いながら。「じゃあ、ここは良しで次に行くとして」
晩翠凍衿:後方を振り返る。「夏目さんはどうします?」
大橋綺羅星:「はぁ~つかれたねえ」
晩翠凍衿:「……それと、そっちの。風吹さんも」
朱南文尊:「少なくとも手当は必要かな」
花町日織:「どうするって……一緒に付いてくるんじゃないの?」
花町日織:「船、乗せられるよね?エイル」
エイル・ファウストゥス:「艦内環境に指針ありと言っただろう。余裕はある。しかし……」
風吹リュー:「……ん。そだな」
風吹リュー:「誰か要るだろ。無限湧きするザコどもを食い止めとく係。」
風吹リュー:「オレはそれでもいいぜ。調査とかは苦手だし……」
エイル・ファウストゥス:「ああ、解放したからと言って放ったらかしにするわけにもいかない」
風吹リュー:「悔しいがそれなりに疲弊してる。最前線は任せた」
夏目靖章:「着いて行けないのは残念、いや、死ぬほど辛いが」苦み走った顔
花町日織:「食い止めとく、って……」ふと、地平線の方を見やり、あらたな獣の群れを見止め。やや辟易したような顔色になる。「わ、まだいる……」
朱南文尊:「まあ、でも夏目さん、女の子と二人きりですよ。しかも女子高生かな」
風吹リュー:「うっわ、マジかよ」
風吹リュー:「そっちの優男と交換できない?」
風吹リュー:「……まあいいや。深々子見つけたらよろしくぶっちめて来いよ。その後どうするにしてもな」
大橋綺羅星:「そっちもね」
風吹リュー:大橋さんにひらひらと手を振る。
風吹リュー:「おう」
花町日織:「あっ……無理はしないでくださいね!」こちらも手を振り。
朱南文尊:「それは俺が刺されるので、手っ取り早いかもしれないけど勘弁かな」
朱南文尊:「ああ、そうだ」
朱南文尊:「風吹さん。さっきはどうもありがとうございます。俺の中では一番厄介って事にしておきますよ」
風吹リュー:「はぁーーん」
夏目靖章:「まあ、任せておきなさい。元々こっちが専門のようなものだ」
大橋綺羅星:「やっちんと……ハルセンパイも。リューたんをお願いね」
風吹リュー:「最後まで立ってた奴にそういうこと言われてもよ!」
風吹リュー:嬉しそうな顔でそう返す。
喪神春花:「スピカちゃんも、ファイトですよ!」
晩翠凍衿:「よろしくお願いします。風吹さんも」頭を下げる。
晩翠凍衿:「咲玖夜ちゃんたちを除けば、スケバンなんて碌なもんじゃないと思ってたけど」
晩翠凍衿:「助けられちゃったしね。ありがと」
風吹リュー:「オレ達はしたいようにするだけだ。だから碌でもないってのは、別に間違っちゃあいない」
風吹リュー:「でも」
風吹リュー:「悪い気はしないよ。頑張れよ。みんな」
花町日織:「……やっぱり、怖くなんかないじゃん」ぼそっと呟く。
大橋綺羅星:「また、あとでね!」
花町日織:「うん。みんなで一緒に帰りましょ、地球に」
朱南文尊:その言葉で、なんとはなしに地球を見る。
朱南文尊:「俺のコードは、太陽や月を食う ハティスコル じゃないんだけどなぁ。なんだって、こんな目に」
朱南文尊:「まったく高くついた前金で、やれやれだよ」
GM:シーン終了。戦闘リザルト処理に入ります。
GM:まず今回解放したエリアです。"アークトゥルス"の乱入により、彼が元々配置されていたエリアも自動的に陣地となります。
GM:制圧エリアはこちら
・嵐の大洋 ★3
・神酒の海 ★3

GM:合計AP20点獲得。所持APは21点となります。
GM:続いて侵食率減少処理です。
GM:★3エリアの減少数は1d3+3
GM:こちらも2エリア制圧したので、2d3+6振れることとします
GM:更に、エネミー一体に付き5点の侵蝕減少。ただしこれは敵対エネミーのみとします。
GM:オーダイン×5、"アークトゥルス"の6体で、30点減少
GM:合計2d3+36!振りたきゃ振りな!
晩翠凍衿:振る!
花町日織:もらうわ!
花町日織:2d3+36
DoubleCross : (2D3+36) → 3[1,2]+36 → 39

晩翠凍衿:2d3+36
DoubleCross : (2D3+36) → 5[2,3]+36 → 41

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を-41した(侵蝕率:93->52)
花町日織:花町日織の侵蝕率を-39した(侵蝕率:97->58)
朱南文尊:81-2d3-36
DoubleCross : (81-2D3-36) → 81-3[2,1]-36 → 42

GM:みんな減ったねえ……
大橋綺羅星:ふる!
大橋綺羅星:77-2d3+36
DoubleCross : (77-2D3+36) → 77-5[2,3]+36 → 108

大橋綺羅星:足しとる
朱南文尊:増やすなw
GM:姐さん!
大橋綺羅星:77-2d3-36
DoubleCross : (77-2D3-36) → 77-4[2,2]-36 → 37

GM:OPかな?
サブGM:オーダイン君、とにかく派手なやつだった
GM:さらに経験点が獲得できます。
GM:★3エリアは5点。これが二箇所で合計10点
GM:さらにエネミーに付き3点。先程と同様6体で18点
GM:合計28点を進呈します!
晩翠凍衿:すごい(すごい)
サブGM:イニ表に経験点のとこ作りました。戦闘中以外ならいつでも消費可能です。
朱南文尊:これは1人28点ですっけ?
GM:ありがとー!
朱南文尊:全員ですっけ
大橋綺羅星:真実?幻想じゃねえよな……?
GM:一人28点です
GM:ひとりにつき、か
花町日織:めっちゃ成長するじゃん
GM:各PCに28点ずつ配られます
朱南文尊:一人。じゃあ。此処でちょっと使いましょう。SFを3→5 10点 獅子奮迅を1→3 10点 白兵を2→6 8点
朱南文尊:これで28点。
GM:決断的消費。流石ね
GM:みなさんも消費する際は宣言をお願いします
大橋綺羅星:ハーイ
花町日織:了解です
GM:そして戦利品!
GM:★3エリアの戦利品テーブルは『ナチスの遺産』
GM:ナチスが集めたものなんでたまにパチもんも混ざってます
GM:これは申し訳ありませんが、オーダイン、アークトゥルスでそれぞれ一回
GM:2回ガチャるということにさせて下さい。
晩翠凍衿:まあそこはさすがにね
GM:1d12 一回目
DoubleCross : (1D12) → 6

花町日織:まんなか!
⑥AIDA
所得時に能力値を二つ選択すること。
その能力値を使用した判定のダイスを+3する。

GM:1d11 二回目
DoubleCross : (1D11) → 9

⑩滅びの刃
種別:白兵 命中:0 攻撃力:10 ガード:6 射程:至近
侵食率100%の時
命中:-2 攻撃力:20 ガード:9
この武器による攻撃を行う度、メインプロセス終了時に侵蝕率を+2する 

GM:君達めっちゃいいの引くね
GM:これらは所得時に誰が装備するか決めてもらい、基本的に受け渡しはできません。
GM:ですが!
GM:現在はどの道装備できません。
晩翠凍衿:なにっ
花町日織:あっそうなんだ
朱南文尊:それはなぜ!
大橋綺羅星:なんやてっ
GM:これは先に、味方NPCの拠点配置効果についての説明を行ってからの方がいいでしょう。
GM:味方になったNPCには拠点配置効果を持つキャラクターがいます。
GM:現在の味方の効果はこちら
・"フリージア"夏目靖章
『遺産貸与限定許可証』
遺産継承者専用アイテムをオートアクションで装備できる。

GM
・"スケボー・スケバン"風吹リュー
『レジェンダリーカスタマイズ』
秘密兵器アイテムをオートアクションで装備できる。

GM:というわけで、FHアイテムに対応したNPCが仲間になると装備できるようになります。
花町日織:なるほどね~
晩翠凍衿:FHアイテムに対応したNPCで仲間になりそうな人……いったい誰なんだ
朱南文尊:なるほど
GM:そして最後にトループ撃破報酬、MP獲得!
GM:今回は600体なので、7点差し上げます。
大橋綺羅星:リザルトも多い!
花町日織:わぁい
晩翠凍衿:3点残ってたので10点になるというわけね
GM:そういうこと!
GM:バトルリザルトは以上となります。
GM:何かご質問は!
朱南文尊:ないです!
大橋綺羅星:こちらは特にないデース
晩翠凍衿:夏目さんや風吹さんの拠点配置効果ですが
花町日織:FH許可キャラが仲間になった時に装備者を決める、でいいのかな?
朱南文尊:それで良いでしょう
花町日織:既に獲得したものについても
晩翠凍衿:既に持っているアイテムもこれから手に入れるアイテムもオートアクションで装備できるようになるということでしょうか
GM:それでOK!
花町日織:理解龍!
晩翠凍衿:理解王
GM:ではこのシーンを終了します。
GM:購入とロイスが可能よ!
大橋綺羅星:とりあえず応急を
大橋綺羅星:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[1,6] → 6

晩翠凍衿
花町日織 〇感服/12歳……?
朱南文尊 〇連帯感/競争心

晩翠凍衿:購入は応急手当を
晩翠凍衿:2dx+3>=8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 10[7,10]+1[1]+3 → 14 → 成功

晩翠凍衿:成功して、使用!
晩翠凍衿:9+2d10
DoubleCross : (9+2D10) → 9+9[2,7] → 18

朱南文尊:仲間 晩翠凍衿 親近感〇/隔意 仲間 大橋綺羅星 感服〇/脅威 で。
晩翠凍衿:以上です
朱南文尊:購入はアームドスーツ
大橋綺羅星:ここは花町さんにロイスを 友情○/脅威
朱南文尊:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 6[3,6]+3 → 9

朱南文尊:以上で。
花町日織:悩んだけどひとまずは 晩翠凍衿:〇信頼/劣等感 で!
花町日織:応急買います
花町日織:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[4,7] → 7 → 失敗

花町日織:だめ。以上です
大橋綺羅星:以上!
■ マスターシーン Arcturus
■ 30年前 ロンドン
"アークトゥルス":『友達になろう』
"アークトゥルス":そう言って奴は手を差し出した。
"アークトゥルス":その髪は裏路地に積もる煤混じりの雪より余程白く
"アークトゥルス":しかしその肌はガス灯の明かりに照らされて尚表情が読めぬ程黒い。
"アークトゥルス":今となってはそれが男だったのか女だったのかも曖昧な、古い記憶。
"アークトゥルス":手を差し伸べられた金髪の若い男は、役者だった。
"アークトゥルス":当たり前に才能に恵まれ、当たり前に努力を惜しまず
"アークトゥルス":当たり前に評価され、当たり前に大成した。
"アークトゥルス":そして当たり前のように、堕落した男だった。
"アークトゥルス":失う物のない男は、興味本位でその手を取った。
"アークトゥルス":残っていたのは深い諦観と
"アークトゥルス":"誰でもなく、誰にでもなれる"演者たらんと願った夢の残滓だけ
"アークトゥルス":そして、男は月に魅入られた。
"アークトゥルス":盃から万化と不変の性質を授かった男は、それを注ぐ器を育てることにした。
"アークトゥルス":彼が率いた小さな劇団"アヴァロン"はその尖兵となった。
"アークトゥルス":星の名は"アークトゥルス"。細胞を育て、細胞に潜む者。
"アークトゥルス":"シリウス"と"カノープス"に次ぐ、第三の輝きだった。
"アークトゥルス":───太陽に灼かれて燃え尽きる間際、ふと、あの時の光景が蘇った。
"アークトゥルス":(ああ───)
"アークトゥルス":("ロレム・イプサム"……どうか)
"アークトゥルス":(良い、夢を)
■ミドル3 雨の海
GM:ミドル3 全員登場推奨です。
GM:侵蝕をどうぞ
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+4(1d3+3->1+3)した(侵蝕率:52->56)
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:58->63)
朱南文尊:42+1d3+3
DoubleCross : (42+1D3+3) → 42+3[3]+3 → 48

大橋綺羅星:37+1d3+3
DoubleCross : (37+1D3+3) → 37+1[1]+3 → 41

GM:ではまず行き先を決定して下さい。
GM:皆さんの行動値は1、MP5点で1増やせます。
朱南文尊:雨の海です!
GM:了解!では雨の海へ!
GM:イベントチャート振ります。
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:ナルホドね……
GM:続いてトループ出現数
GM:1d6
DoubleCross : (1D6) → 2

GM:200体です
晩翠凍衿:少なめだなーって感想になる不思議
GM:それでは判定に入りましょう。
GM:なんとこのエリアにはトループ以外のエネミーが配置されておりません。
GM:そのため、判定で撃退することが可能です。
花町日織:ということは……
花町日織:わあい
大橋綺羅星:ひゃっほう
晩翠凍衿:200体ごときの軍勢じゃ止められないおれたち
朱南文尊:よーし。判定しようぜぃ
大橋綺羅星:ええと、獣撃退判定はどっかにあるかな
・戦況調査
月の神性圏界について
〈情報:UGN〉難易度9

・涅槃の獣撃退
〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉〈交渉〉難易度20 達成値合算可

GM:こちらになります
GM:ですが!
花町日織:が……?
GM:ランダムイベントチャートが選択されました。
F:月面嵐の発生
月の神性圏界特有の災害。暴風に加えて重力異常、電波障害により慎重な行動を強いられる。
シーン中各種判定の難易度が+3される

晩翠凍衿:また嵐!
花町日織:まだ嵐ってる
朱南文尊:つまり12と23になる
大橋綺羅星:A・RA・SHI
・戦況調査月の神性圏界について
〈情報:UGN〉難易度12

・涅槃の獣撃退
〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉〈交渉〉難易度23 達成値合算可

GM:さらに!
GM:もう一つイベントが選択されてます
GM:早速ですが皆さん、知覚判定です。
GM:難易度は15
大橋綺羅星:11dx+1>=15 知覚
DoubleCross : (11R10+1[10]>=15) → 10[1,2,4,4,5,5,5,7,7,7,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

GM:全員振って下さい
花町日織:2dx+1>=15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 4[2,4]+1 → 5 → 失敗

朱南文尊:うちにはスナイパー様がいらっしゃるぜ!
晩翠凍衿:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 9[4,9] → 9 → 失敗

朱南文尊:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[3,8] → 8

花町日織:ぼんやり
G:隕石が降ってくる
PC全員に目標値12の知覚判定。失敗すると3d10のダメージを受ける。
シーン内のトループは自動的に撃退される

大橋綺羅星:隕石
GM:隕石が降ってきました
花町日織:!??
大橋綺羅星:隕石!?
朱南文尊:トループは死んだw
GM:月なので
花町日織:月の天候過激すぎるだろ
晩翠凍衿:どういう天気?
大橋綺羅星:獣死んだが?
GM:獣は死にました
GM:MP3点を差し上げます
晩翠凍衿:しんじゃった
花町日織:なんかもらった……
大橋綺羅星:アッハイ
・戦況調査月の神性圏界について
〈情報:UGN〉難易度12

GM:というわけで残るはこれだけ!
朱南文尊:ああ。これ大橋さんが成功したんでダメージは受けない?
GM:うーんこれどうしようかなーと思ったんですけど
GM:大橋さんパワーでみんな助かってハッピーな様子が見たいので
GM:全員助かることとします
朱南文尊:やったー!w
大橋綺羅星:寛大!
晩翠凍衿:ありがとうスナイパー姐さん……
花町日織:やった~
朱南文尊:じゃあ情報UGNで振ります。コネも使用。
朱南文尊:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 5[1,1,4,5]+3 → 8

朱南文尊:無理でしたので。次の方どうぞ。ラストでポイント使えば良い
花町日織:皆が素振りで駄目だったらサイコメトろうかな
大橋綺羅星:やることないし振るか
大橋綺羅星:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[5,8] → 8

大橋綺羅星:だめ!
晩翠凍衿:うーんと
晩翠凍衿:じゃあここで経験点を使って情報:UGNを2→6にします。元々情報伸ばすつもりだったので
花町日織:あっかしこい
GM:エリートかよ
晩翠凍衿:所持経験点は28→24に。
晩翠凍衿:で、改めて情報UGNで判定!
晩翠凍衿:4dx+6>=12
DoubleCross : (4R10+6[10]>=12) → 10[8,9,10,10]+10[6,10]+8[8]+6 → 34 → 成功

花町日織:え……エリート!
晩翠凍衿:?
大橋綺羅星:ハイパーエリートじゃん
GM:ヤバすぎ
GM:では成功!
GM:今回情報項目はロールの中で開示していきますので
GM:順次演出していきましょう。
朱南文尊:「大橋さんが嫌な予感がする。って言って一旦停止して大正解だったかな、これは」
朱南文尊:窓の外の無残な光景を見て苦笑する。
朱南文尊:地面に刺さった尖った無数の岩塊はまるで卒塔婆のようだった。と言うのは言い過ぎだろうか。
花町日織:「や、やばかったですね……!いつも月の天気ってこんな感じなんだ、エイル?」
大橋綺羅星:「いやあ、あーしもここまでとは思わなかったケドね……」
晩翠凍衿:「綺羅星ちゃんのおかげで助かったってことだね。気付かず進んでたらと思うとぞっとしないかも」
エイル・ファウストゥス:「月面嵐が大洋を超えてくることは稀にある。まあ月がこうなってからそう時間は立っていないが……」
エイル・ファウストゥス:「これも雨といえば雨なのか……?」
大橋綺羅星:「宇宙、スッゴ」
朱南文尊:「流星雨って言うけど、にわか雨みたいに言われても。ま、獣の群れもこれは本当に涅槃行きでしょ」
花町日織:「あ、やっぱりそうある事じゃないんだ……だよね、流石にね」
花町日織:「獣はともかく、誰か巻き込まれてなければいいけど……」
エイル・ファウストゥス:「むしろ隕石の方は日常茶飯事ではあるんだぞ。本来の月野環境下では」
エイル・ファウストゥス:「ああ……」その言葉に暫し考え込んで
花町日織:「そうなの? あっ、だから月って穴ぼこなんだ」
晩翠凍衿:「……そもそも」腕組みをする。
晩翠凍衿:「神性圏界が張られる前と後で、月って何が変わったの?」
晩翠凍衿:「月面基地とかは元からあるわけだよね……隕石もか」
エイル・ファウストゥス:「良い質問だな。丁度話す頃合いかと思っていた」
朱南文尊:「なにかな?」
エイル・ファウストゥス:「諸君の中で、月の裏側を見たことのある者はいるか?」
大橋綺羅星:「裏側?見たことないねー」
晩翠凍衿:「ないです。地球からだと見えないって話だよね」
朱南文尊:「俺はないですね」
花町日織:「裏側……?」首を傾げる。
花町日織:「表とか裏とかってあるの?」
エイル・ファウストゥス:「月は地球に常に同じ面を向けて回っているんだ」花町さんに諭すように
エイル・ファウストゥス:「そう、誰も見たことはない。地球で生まれた生命は例外なく、月の裏側を観測できない」
エイル・ファウストゥス:「それが、"元々あった"月の神性圏界だ」
朱南文尊:「でも今は探査機使えば見ることは出来ますよね」
晩翠凍衿:「元々……」
花町日織:「例えばこのまま……私達が裏側まで歩いて行こうとしても、できないってこと?」
大橋綺羅星:「見ようとしてもふしぎな力で見えないのかなあ」
エイル・ファウストゥス:「できない。例え探査機を用いても、それを通して観測するのが人であれば同じことだ」
朱南文尊:「深海よりも神界であるかは怪しいかもしれないかな。まあ、それで要点はなんです?」
エイル・ファウストゥス:「おそらく、"ロレム・イプサム"の本拠地は月の裏側にある」
大橋綺羅星:「……!」
朱南文尊:「観測されない領域だから、誰も手を出せない。って理屈かな」
朱南文尊:「それで行くあたりはつけてるんですか?キャプテン」
エイル・ファウストゥス:「そうだな。だが勿論、観測できないことはUGNも知っていたし、何も対策を打っていなかったわけじゃない」
エイル・ファウストゥス:「そもそも月面基地支部は、月の裏側を調査するために設立されたものだからな」
エイル・ファウストゥス:「私は地球で生まれた生命ではない。月で造られた機械だ」
エイル・ファウストゥス:「そのため、私一人なら裏側へ侵入できる」
大橋綺羅星:「なるほど。地球からじゃダメなら直で歩いていけばいーじゃん!あったまいい~」
エイル・ファウストゥス:「だがおそらく、君達は弾かれてしまうだろう。このレヴァニアに乗ったとしてもな」
朱南文尊:「それ意味なくないです?俺達もいけなきゃ、向こうに1人で言って仕掛けを解くなら話は別ですけど」
エイル・ファウストゥス:「意味が無くはないさ。表側が平穏になれば、私が裏に行く余裕もできる」
エイル・ファウストゥス:「それに、"ロレム・イプサム"の配下だって元は地球の生命体だ。必ず抜け道は存在する」
エイル・ファウストゥス:「つまり、なんだ……」
エイル・ファウストゥス:「敵を蹴散らしてる内にわかるかも知れないだろ」
晩翠凍衿:「……」優しく微笑む。
大橋綺羅星:「言ってることがリューたんとかと同じだぁ……」
花町日織:「敵がそんなの教えてくれるかな……?」
朱南文尊:「えぇ……俺のカラーじゃないなぁ」
エイル・ファウストゥス:「教えて貰うんじゃない。吐かせるんだ」
エイル・ファウストゥス:「なんだ君達……その生暖かい目付きは」
花町日織:「そ、そっか……」
朱南文尊:「あぁ、それは選任が査察部にもいますね。分かりやすくなってきたかな」
エイル・ファウストゥス:「まあ確かに入るあてはないがな、場所のあてくらいはちゃんと付けてある。見ろ」
エイル・ファウストゥス:スクリーンに画像が映し出される
朱南文尊:「拷問めいた尋問で吐かせる。問題はそんな都合の良い奴がいますかね。ん?どれどれ」
エイル・ファウストゥス:「以前、月がこのようなことになる前の調査記録だ。私の目を通してなら諸君らにも見えるはず」
GM:表側では見たこともないような巨大なクレーターの中心に、大きな空洞が口を開けている。
GM:その中に半ば埋まるようにして、銀色の光沢を放つ球体がある。
大橋綺羅星:「おお……」
エイル・ファウストゥス:「月面最大のクレーター"南極エイトケン盆地"」
花町日織:「ええっ、綺麗……なにこれ?」
晩翠凍衿:「うわー……知ってる月と違う」
朱南文尊:「秘密基地?かな」
エイル・ファウストゥス:「その北西部で発見した不明物体だ。当時はどの様な手段でも動きも開きもしなかった」
花町日織:「今は……?」
エイル・ファウストゥス:「わからん。この様な状況だからな。だが、神性圏界の展開範囲から考えて」
エイル・ファウストゥス:「ここに何かあるのは間違いない。……と思う」
晩翠凍衿:「はい。整理させて」挙手。
エイル・ファウストゥス:「どうぞ、"スワッシュバックラー"」
大橋綺羅星:「おねがいしまーす」
朱南文尊:「どうぞ。俺は推理とかしたくないので大歓迎ですよ」
晩翠凍衿:「今回の件が起こる前から、月の裏側はずっと、“地球の者には観測できない領域”という性質を持つ神性圏界になっていた」
晩翠凍衿:「“ロレム・イプサム”はそこに……可能性としては、いま見た銀色の何かの場所にいる。月で生まれたエイルちゃんならそこに行ける。地球生まれのあたしたちは無理……」
晩翠凍衿:指を折りながら事実を数えて。
晩翠凍衿:「……ん、待って」
晩翠凍衿:「じゃあ、今あたしたちがいる神性圏界と、月の裏側に前からあったそれとは性質が違うってこと?」
エイル・ファウストゥス:「その通りだ」
エイル・ファウストゥス:「月の表側は本来尋常の物理法則が支配する不毛の大地。嵐も海も存在しない」
エイル・ファウストゥス:「この船だって、元々裏側ように作っていたのを急遽改造したんだ」
朱南文尊:「つまり裏面があるってことだ」
晩翠凍衿:「……裏側は、今の表側ともまた環境が違いますか?」少し難しい顔。
晩翠凍衿:「具体的には宇宙服が必要だったりするのかどうかですが」
エイル・ファウストゥス:「かつては環境そのものに大きな変化はなかった。ただ地球の者には見えないと言うだけ」
エイル・ファウストゥス:「今はわからん。神性圏界が二重に溶け合った結果どうなるのかは予想がつかないからな」
エイル・ファウストゥス:「専門家でもいれば別だが、できる準備をするべきとしか言えないな」
大橋綺羅星:「専門家、かあ」
晩翠凍衿:「ふーむ……」
朱南文尊:「都合よく落ちてませんかね」
花町日織:「夏目さん達みたく、こっちに来てたりしないかなあ」
晩翠凍衿:「あっ」
朱南文尊:「まあ、そう言うのはあらかた調べてからかな。ん?」
晩翠凍衿:「あー…………」非常に苦い声。
花町日織:「ん。どうかしたの?」
晩翠凍衿:「フィネガンズ・ウェイク……?」
大橋綺羅星:「それってさっきのやたらテンアゲの仮面さん?」
晩翠凍衿:「それ……」
エイル・ファウストゥス:「アレをこの艦に乗せるのか……」げんなりした表情
花町日織:「ううん、教えてくれるかなあ……」尊大な態度を思い出し。
花町日織:「じゃなかった、"吐かせる"んだっけ」
朱南文尊:「当てがないより良いんじゃないですか?」
エイル・ファウストゥス:「……うむ、背に腹は変えられんとも言う」
朱南文尊:「月面を探索しつつ、件のロードと遭遇したら交渉を試みる」
朱南文尊:「方針決まりましたね」
晩翠凍衿:「リエゾンロードに、情報を、吐かせる」天を仰ぐ。「……覚悟はしときます。はい」
花町日織:「あ、やっぱり厳しいよね……?」晩翠さんの顔色を見て。
大橋綺羅星:「なんとかなるなる!……といいケド」
晩翠凍衿:「利害の一致ぶりに期待したいところかなあ」花町さんに苦笑を向ける。
晩翠凍衿:「もしくは“アリアンロッド”の調査手腕に期待だ」
朱南文尊:「皆さん、頑張って欲しいかな」
朱南文尊:「夏目さんみたいな性格なら楽だったんでしょうけどね」
朱南文尊:手を軽く開いてジョークのように言った。
花町日織:「んん……頑張ってお願いしてみるよ」
花町日織:「世界を滅ぼすのに反対って人なんだったら、案外話は通じやすい……かもしれないしね」
花町日織:それを真に受けたように頷いて。
エイル・ファウストゥス:「ああ、こちらからも期待させてもらうぞ、諸君」
大橋綺羅星:「あ!そういえばちょっと気になってたんだケド」
大橋綺羅星:「フミフミの"LA/DA"ってどういうイミ?」
朱南文尊:「まあ、そうですね。言っても良いんですけど」
朱南文尊:少し意味深に唇に指を当て
朱南文尊:「ドン引きする可能性が高いかな」
朱南文尊:「聞きます?」
大橋綺羅星:「聞きたいような聞きたくないような……」
晩翠凍衿:(ちょっと聞きたい)
花町日織:「え、なんか怖い意味なのかな……」
花町日織:「ていうか、スピカさんや晩翠さんにも分からないやつだったんだ」
大橋綺羅星:「コードネーム、いろいろあるからねえ」
朱南文尊:「そんなに良い意味じゃないかな。どうしても聞きたいなら言いますよ」
花町日織:「私は英語、ちょっと授業でやったことあるんですけど。本格的なのはまだ全然だったから……」分からないまま、なんとなく響きだけで流していた。
朱南文尊:「大橋さんはまんまスナイパースケバンがコードでしたっけ?」
大橋綺羅星:「あーしとかリューたんはスケバンネームがそのまま登録されてるみたいだねー」
晩翠凍衿:「基本、識別さえ出来ればいいってものだからなあ」
花町日織:「あ、でもスナイパーは分かりますよ! あれですよね、あの……狙い撃つ人」狙撃手という言葉が出てこない。
大橋綺羅星:「そうそう。しえりーのは……"スワッシュバックラー"だっけ?」
エイル・ファウストゥス:「これと言って審査もされないからな。そのせいで若年のエージェントが後から見ると気恥ずかしいコードを申請し受理されてしまうというのもよく聞く話だ」
晩翠凍衿:「そうそう。かっこいいでしょ」
花町日織:「スワッシ……どういう意味なんですか?聞いても大丈夫なやつ?」
花町日織:「うん、かっこいい名前だと思います。いいなあ」
朱南文尊:「活劇剣士ですよね。鎌使ってますけど」
晩翠凍衿:「担当の教官に付けてもらったんだよね。そうそう、活劇剣士」
晩翠凍衿:原義の方の意味は知らない。ついでにそっちが主たる由来であることも知らない。
朱南文尊:「晩翠さんはでもキャンサーの異名の方が有名かな」
花町日織:「へええ……」
大橋綺羅星:「へえ~……」
朱南文尊:「あの武器はUGNにも12本しかないものですからね」
朱南文尊:「実際エリートですよ、この人」
晩翠凍衿:「ふふん。そうなのです」遠慮なく胸を張る。
花町日織:「え。すっごく強いとは思ってたけど、そんなになんだ!」
大橋綺羅星:「すごいすごい!」
晩翠凍衿:「そんなになの!」
晩翠凍衿:「へへ……へへへへ……」
晩翠凍衿:とても締まりのない笑顔になっている。
朱南文尊:(成程な、わかってきたかな。おだてに弱くて、負けず嫌いなんだな)
エイル・ファウストゥス:「ゾディアックウェポンか。私は開発された当時の担い手しか知らなかったが」
花町日織:「じゃあ、私も担当の教官さんとかが付いたらつけて貰えるのかなあ」
晩翠凍衿:「ゾディアックウェポンを貰う前は剣を使ってたんだよね。そのせいで最初は慣れるの大変だったったら……」
晩翠凍衿:「あ、そっか」
大橋綺羅星:「あー、ひおりんはコードないよね、そりゃ」
晩翠凍衿:「日織ちゃんにもあったほうがいいな」
朱南文尊:「ああ。花町さんもコードネーム欲しいですか?登録だけはしておいた方が良いですしね」
大橋綺羅星:「へんなのつけられる前にうちらで考えちゃう?」
エイル・ファウストゥス:「かなり扱いの難しい代物だったはずだ。それを実戦であそこまで使いこなすのは本当にすごいぞ」
花町日織:「え、いいんですか?もう付けちゃっても!」
花町日織:目を輝かせている。
朱南文尊:「登録しておくと、UGNがバックにつくって事ですから、周りの人間に手を出しにくくなるんですよね」
朱南文尊:「家族や友人がいるならやっておいた方がいいかな」
花町日織:「あ、それは……」地球に残っているだろう、両親の事を思いだして。「うん。だったら絶対、したいです」
晩翠凍衿:「じゃあここで付けちゃおっか」
晩翠凍衿:「上に任せるとたまにやたらと皮肉効いたのになったりするし……」
花町日織:「そう言われると、知らない人に任せるのは怖いかも……」「うーん、何がいいかな」
朱南文尊:「勝手して暴れてるオーヴァードとかも、認識名としてコード付くこともありますよ。花町さんはそんな心配なさそうですが」
大橋綺羅星:「うーん、そうだなあ~」
朱南文尊:「自分の能力名をコードにするのがスタンダートかな。例えば先刻の戦闘見るとシャドウリンクとか、そういう」
花町日織:「えー、しないしない! むしろそんな人がいたら止めますよっ」
大橋綺羅星:「ナカヨシ・スケバンとか!」
花町日織:「あ、かっこいい……! "シャドウリンク"の花町日織……!」
晩翠凍衿:「勝手にスケバンにしない」
花町日織:「ナカヨシ……スケバンって勝手に名乗っていいものなのかなあ」
晩翠凍衿:「シャドウリンク……もいいけど」
晩翠凍衿:「もっとかわいい方がイメージに合ってる気がするなあ」
花町日織:「スピカさんやリューさんを見てて、ちょっと楽しそうだな~とは思ったけど……スケバン」
大橋綺羅星:「たのしいよ~~~」
晩翠凍衿:「……」
晩翠凍衿:(まずい、このままじゃスケバンになる)
晩翠凍衿:「手! 手を繋ぐことが起点の能力だったでしょ」強引に身を乗り出して。
晩翠凍衿:「だからえっと……」
晩翠凍衿:「ハンド……」
花町日織:「あ、そうだね……手……」
朱南文尊:「目指せ八大天王かな?おっと……晩翠さんはどういう案を言うか」
晩翠凍衿:「……ナカヨシハンド……?」
花町日織:「ナカヨシハンド……」一瞬、悩ましそうな表情になって。
花町日織:「……結構、ありかも。可愛いし……」
大橋綺羅星:「お、決まっちゃう……?」
晩翠凍衿:「……どうする?」露骨に期待した顔。
大橋綺羅星:「エーちゃんは何か案あったり?」
エイル・ファウストゥス:「え、私か?うーん……」
花町日織:「ナカヨシハンドの花町……私は、ナカヨシハンド……」眼を閉じて名乗りをイメージしているらしい。
花町日織:「…………う。やっぱりちょっと恥ずかしいかも」
エイル・ファウストゥス:「そうだな、ナカヨシがダメとは言わないが」
エイル・ファウストゥス:「戦いの場で名乗る事が多い言葉だ、士気の妨げになるような語感は後々後悔するかもな」
晩翠凍衿:「えっ」
大橋綺羅星:「うーん、もっとグローバルな感じのやつのほうがいいのかな……」
花町日織:「あとなんか漫画雑誌っぽいなって思っちゃって……」
朱南文尊:「適当につけると5年後くらいに枕に顔うずめて足バタバタさせる羽目になるかな」
花町日織:ごめんね、と晩翠さんに向かって手を合わせて。
晩翠凍衿:「……いや、日織ちゃんのコードだし、自分が気に入ったやつにした方がいいと思うよ。うん」
エイル・ファウストゥス:「とはいえ能力から連想するのは悪くない。コードから戦い方が類推されるのを嫌うエージェントも多いのは事実ではあるが」
エイル・ファウストゥス:「オーヴァードの能力は多くがその願望に根ざしたものだ。初心を忘れないためにあえて関連した名前をつけるのもいいだろう」
花町日織:「そうなんだ、願望……」手をぐっぱぐっぱと握り。
エイル・ファウストゥス:「うん……いつの間にかくっついている……手……」
エイル・ファウストゥス:「"ネバネバハンド"なんてどうだ?」名案を思いついたという顔
花町日織:「え……嫌」すごく嫌そうな顔。
大橋綺羅星:「士気の妨げになりそう」
花町日織:「納豆とかついてそう……」
朱南文尊:「納豆と白飯が食べたくなってきたな」
エイル・ファウストゥス:「そ、そうか……」肩を落とす
花町日織:「ご、ごめんねエイル……!」
晩翠凍衿:(恥ずかしい……士気の妨げ……漫画雑誌……)
エイル・ファウストゥス:「いや、良いんだ……私の父はドイツ系でな、英語や日本語のニュアンスにはさほど詳しくない」
エイル・ファウストゥス:「かっこ悪かったんだな……ネバネバハンド……」
朱南文尊:「素直にドイツ語のネーム付ければ良かったでしょ、それ」
大橋綺羅星:「ネバーランドみたいな感じだと思えば……でもねばねばかあ」
朱南文尊:「まぁ、この居た堪れない空気をリセットしたいね」
エイル・ファウストゥス:「いやドイツ語のコードネームは大人になった後変更申請を出す者が多いと聞くからな……何故かは知らんが」
朱南文尊:「近い音のを使いましょうか、ああ、大橋さんそれだ」
大橋綺羅星:「ほえ?」
花町日織:「近い音……?」
朱南文尊:「ネバネバじゃなくてネバーとかネイバー」
晩翠凍衿:(漫画雑誌……?)
大橋綺羅星:「ネバー……ネイバー……」
花町日織:「あ、いけるかも……」
花町日織:「えっと、ネバーは"ずっとない"って感じの意味だっけ。ネイバーは……」
朱南文尊:「ネイバーって言うのは隣人って意味ですからね。手をつなぐ人にもピッタリじゃないかな?」
大橋綺羅星:「おっ、それよさそうじゃん?」
花町日織:「あ、良いですね!ぴったり!」
エイル・ファウストゥス:(ネバネバとあまり変わらなくないか……?)
花町日織:「"ネイバーハンド"の花町日織……よし、これでいきます!」
大橋綺羅星:「ネイバーハンド……うん、いいじゃん!」
エイル・ファウストゥス:「……あ、うん、そうか。日織が良いならそれが一番いい」
花町日織:「えへへ、みんなありがとうございます!」嬉しそうに笑う。「……あ、どこかになんか書いたりします?申請書類とか」
晩翠凍衿:「……んんん。確かにちょっとだけナカヨシハンドより良いかも」
晩翠凍衿:「ちょっとだけ……」
朱南文尊:「意味は仲良しハンドと同じかな」
晩翠凍衿:「あっそう? そうですよね!」ぱっと顔を輝かせる。
花町日織:「そ、そうそう……後半部分は晩翠さんが考えたそのままですしっ」ハンドだけ。
花町日織:「だから……晩翠さんも、この名前気に入ってくれると……嬉しい、な」
大橋綺羅星:「(いい子だなあ~)」しみじみ
晩翠凍衿:「もちろん。よろしくね、“ネイバーハンド”」
花町日織:「……! ふふ、はい、"スワッシュバックラー"!」
朱南文尊:「よし、休憩は終わりにしましょうか。申請書類は地球に帰ってから。月はまだまだ静かじゃないですしね」
花町日織:「あっ、そうなんですね。やっぱり何はともあれ、無事に帰らないとだ」
朱南文尊:「キャプテン号令を」
エイル・ファウストゥス:「そうだな、大抵は近場の支部で受け付けているだろう」
エイル・ファウストゥス:「よし、では休憩はここまでだ」
エイル・ファウストゥス:「本艦は雨の海を抜けて、次の海域へと向かう」
エイル・ファウストゥス:「出航だ!」
大橋綺羅星:「ごーごー!」
GM:シーン終了。エリア制圧リザルト
GM:制圧エリアはこちら
GM:・雨の海 ★1
GM:AP1点を獲得し、総AP22点。
GM:後8点でクライマックスフェイズに移行可能となります
GM:今回は戦闘を行っていないため、エリア固定の報酬のみ獲得できます。
GM:まず侵食率減少が1d10+7
GM:これ以上下げたくない場合は振らなくても大丈夫です。
朱南文尊:僕は下げよう。%エフェクトが回避アージだけなので
晩翠凍衿:下げる!
花町日織:下げます~
晩翠凍衿:1d10+7
DoubleCross : (1D10+7) → 9[9]+7 → 16

花町日織:1d10+7
DoubleCross : (1D10+7) → 9[9]+7 → 16

花町日織:花町日織の侵蝕率を-16した(侵蝕率:63->47)
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を-16した(侵蝕率:56->40)
朱南文尊:48-10-7
朱南文尊:28-1d10-7
DoubleCross : (28-1D10-7) → 28-5[5]-7 → 16

大橋綺羅星:こちらはこのままで。
朱南文尊:+20して36
GM:初期侵蝕かよ…
GM:そして経験点をそれぞれ1点差し上げます。
朱南文尊:1点!はい。
花町日織:29点に
GM:戦利品ガチャはトループエネミーしかいなかったため今回は回しません
GM:以上!リザルトを終了します!
朱南文尊:では購入とロイスですね。
GM:ロイス・購入が可能です
朱南文尊:アームドスーツ狙います。 ロイスは保留。
大橋綺羅星:ロイスは保留で 応急手当
朱南文尊:2dx+3
DoubleCross : (2R10+3[10]) → 10[9,10]+3[3]+3 → 16

大橋綺羅星:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 1[1] → 1 → ファンブル

晩翠凍衿:ロイス保留。購入は応急手当を
大橋綺羅星:だめ!以上!
晩翠凍衿:2dx+3>=8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 2[1,2]+3 → 5 → 失敗

晩翠凍衿:だめ!以上!
朱南文尊:買えた! BCスーツをポンケから外してアームドスーツを入れて、磨光嵐斬刃を再びポンケに 以上です。
花町日織:うーんん。ロイス取っちゃおう 朱南文尊:〇感服/隔意 大橋綺羅星:〇親近感/羨望
朱南文尊:これ。ポイントつかって医療トランク買っちゃいません?
花町日織:あ、いいかも
大橋綺羅星:ふむ
朱南文尊:まだシーンありますし。俺は買い物しちゃったけど。
晩翠凍衿:20かー
晩翠凍衿:ある程度はMP残しておきたいですが。達成値次第……?
大橋綺羅星:ですねえ
晩翠凍衿:挑戦するなら援護の風を飛ばします
花町日織:まだ購入してないの私だけか。2dxしかないけど
花町日織:とりあえず判定チャレンジして、あんまり低い達成値だったら考え直す?
大橋綺羅星:そうっすね
朱南文尊:そんな感じで良いと思いますよ
朱南文尊:今なんぼ溜まってるっけ
花町日織:押忍。じゃあ援護ください~
大橋綺羅星:10!
晩翠凍衿:はーい
晩翠凍衿:花町さんに《援護の風》。ダイス+3!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:40->42)
花町日織:ありがとう!では購入を
花町日織:5dx>=20 医療トランク!
DoubleCross : (5R10[10]>=20) → 10[2,3,7,7,10]+4[4] → 14 → 失敗

花町日織:がんばった
朱南文尊:俺は買うに1票いれておきます14なら。
大橋綺羅星:6点なら使っちゃう?
花町日織:買っちゃおうかな寄りです
晩翠凍衿:じゃあ買いますか
朱南文尊:買おう!そして使おう!
大橋綺羅星:イエー
花町日織:じゃあ6点消費で購入!
花町日織:後そのまま使ってもいいでしょうか……セットアップでHP1d10減るんだけど今HP3しかなくて。
朱南文尊:花町さん、さっそくお使い
晩翠凍衿:どうぞどうぞ
花町日織:わぁい。いただきます~
大橋綺羅星:お使い
花町日織:3+2d10
DoubleCross : (3+2D10) → 3+19[9,10] → 22

花町日織:花町日織のHPを22にした(HP:3->22)
花町日織:元気!
朱南文尊:よし。出航だー
晩翠凍衿:MPは10→4というわけね
大橋綺羅星:デッパツよ
GM:OK!
■ ミドル4 静かの海"
GM:ミドル4 全員登場推奨です
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:47->52)
大橋綺羅星:大橋綺羅星の侵蝕率を5上昇(侵蝕率:41->46)
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:42->47)
朱南文尊:36+1d3+3
DoubleCross : (36+1D3+3) → 36+1[1]+3 → 40

GM:では行き先はどうしますか?
晩翠凍衿:静かの海?
大橋綺羅星:静かの海で良いですかね?
朱南文尊:静かの海
花町日織:静かの海~!
GM:OK!
GM:ではイベントチャートを振ります
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:ふむふむ
GM:トループ配置
GM:1d6
DoubleCross : (1D6) → 6

GM:600体。ですが……
D:涅槃の獣が大量発生する
そのエリアのトループの配置数を2倍にする。戦闘時のHP、判定時の難易度も2倍となる。
このエリアの難易度を+1(最大3)する。

GM:イベントチャートで大量発生が選択されました。
大橋綺羅星:ワオ
晩翠凍衿:つまり……?
GM:涅槃の獣は1200体(HP120)となり
GM:エリア難易度が★3に変化します
GM:というわけで最初の判定に入っていきましょう!
GM:実は今回挑戦できる情報項目がなく、その代わりとして新しい判定を用意しました。
・威力偵察
戦闘前にトループ撃退判定を行う。
使用技能:〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉〈交渉〉
戦闘時のトループのHPから、達成値分の値を引く。(最小0)


・索敵
使用技能:任意の≪情報≫
現在周辺にいる敵を探知する。
敵によって判定難易度は変わる。
GMは判定達成値に応じて、発見できたエネミーを開示する。

・情報収集
使用技能:任意の≪情報≫
索敵で1体以上のエネミーを発見した場合に実行可能。
敵の痕跡や残されたUGNデータベースなどから情報を収集する。
達成値6でプロフィール、9でシンドロームと主力エフェクト、15で行動値と各種判定の難易度が開示される

GM:威力偵察の値は複数人分加算されます。
GM:それぞれ何するか決めな!
花町日織:索敵に行く!……の前に、経験点5点使用で情報:噂話を1→6に。残り経験点24/29
花町日織:《コンセントレイト》《原初の赤:サイコメトリー》で、情報:噂話を使用して判定に向かいます。
晩翠凍衿:《援護の風》。ダイス+3!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:47->49)
花町日織:ありがたく!では判定
花町日織:8dx@7+6
DoubleCross : (8R10+6[7]) → 10[1,2,3,5,6,7,8,8]+10[5,5,9]+10[7]+3[3]+6 → 39

花町日織:花町日織の侵蝕率を+4した(侵蝕率:52->56)
大橋綺羅星:グレイト
GM:神の瞳か?
花町日織:えへへ
サブGM:全ての敵が暴かれてしまうな
晩翠凍衿:えらいぞ~
GM:では開示します
・アルレシャ"澪標深々子
・"ネメシス・インバース"フェリドン・スタラグリフ
・"マーキュリー"

花町日織:ここでか……!
GM:以上3体となります
大橋綺羅星:来たわね
晩翠凍衿:ではそれらのユニットに対して情報収集を
GM:どうぞ!
晩翠凍衿:判定前に
晩翠凍衿:情報:UGNを6→9に上げます。経験点は13/29
晩翠凍衿:そしてコネUGN幹部使用で判定!
晩翠凍衿:4dx+9
DoubleCross : (4R10+9[10]) → 10[3,8,10,10]+8[4,8]+9 → 27

GM:やるじゃん
晩翠凍衿:ふふん
GM:ではあらゆる情報がわかってしまいます
・"ネメシス・インバース"フェリドン・スタラグリフ

行動値7

探知難易度 15
知覚判定 11DX+4
懐柔判定 15
逃走判定 22

主要エフェクト
《狂想の旋律》《ナーブジャック》《超人的弱点Ⅱ》

UGN本部直轄の対神秘・対神話災害特別支部、神禍討滅局に名を連ねる壮年の男。
ゾロアスターの悪神アエーシェマが宿る呪われし朱殷の杖の所持者であり、いかにしてか継承者史上唯一、正義の心を喪わぬままかの悪魔と契約を果たした男。
広汎な攻撃に対する実質的不死と扇動、狂奔、副次的な白兵戦闘能力を持つ。
人狼の影(アヴァター)を従え、月面での戦闘能力が討滅局員の中でも抜きんでて高いため今回の作戦に抜擢された。

・"マーキュリー"

行動値16

探知難易度 12
知覚判定 7DX+1
懐柔判定 25
逃走判定 15

主要エフェクト
《猛毒の雫》《異形の祭典》《亡者の爪牙》

ゼノス所属。水銀をオリジンとするレネゲイドビーイング。長髪の男性の姿を取る。
大規模な流体操作の能力を持ち、刃へと変成させた肉体で毒の斬撃を振るう他、月の地下7㎝に存在が確認された水の層を引きずり出し自在に操ることができる。
(達成値15以上)
その能力の本質は『汚染』であり、死亡と同時に全身を特殊な鉱毒に変え拡散、土壌を蝕む。彼の刃がロレム・イプサムに届かなかった場合は、彼の死が月を蝕み、"ロレム・イプサム"の力を削ぐ。

・"アルレシャ"澪標深々子

ブリード:キュマイラ/ハヌマーン/オルクス

行動値3

探知難易度 20
知覚判定 9DX+9
懐柔判定 不可
逃走判定 12

主要エフェクト
《破壊の爪》《一閃》《バックスタブ》

"ロレム・イプサム"に従うFHエージェント。
阿修羅地獄堂女学院に八大天王の一人"チェンソー・スケバン"として潜伏していた。
学院の地下に"地獄洞"が出現した折にはFHへと情報を送り、内部よりその侵入を手引したと見られる。
イタチザメのキュマイラ因子を持ち水中同様に地面を遊泳するが、それは本来の能力の一端でしかないという。

GM:情報は以上となります。
GM:エネミーへの各種判定は次のラウンドで行います。
GM:トループ撃退を行う方は先に判定して下さい!
大橋綺羅星:ウーム それでは威力偵察……の前に
大橋綺羅星:経験点10使用して感覚を10→11に成長させます
GM:最強の能力値、感覚
大橋綺羅星:射撃で判定
大橋綺羅星:11dx+1
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[2,2,3,4,5,5,6,7,8,9,10]+1[1]+1 → 12

GM:おやおや
大橋綺羅星:あ、エフェクト使ってもいいですかって菊の忘れてた
大橋綺羅星:使ってもいいですか
GM:あ、良いよ!
大橋綺羅星:では改めて
GM:今回だけ振り直しを認めます
大橋綺羅星:《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》で判定
大橋綺羅星:16dx7+1
DoubleCross : (16R10+1[7]) → 10[2,3,4,5,6,6,7,7,7,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,4,6,6,6,6,9]+3[3]+1 → 24

GM:達成値24 涅槃の獣HP96/120
GM:朱南くんも振れます
朱南文尊:では俺も白兵で判定《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》40→44 磨光嵐斬刃を装備して判定 行動値6→2
朱南文尊:5dx7+4
DoubleCross : (5R10+4[7]) → 10[3,4,4,8,9]+10[4,8]+3[3]+4 → 27

大橋綺羅星:侵蝕46→52
GM:達成値27 涅槃の獣HP69/120
GM:HP69から戦闘がスタートします。
GM:それでは次のラウンド!エネミーへの各種判定です
GM:奇襲、懐柔、逃走が選べます
朱南文尊:"マーキュリー"に懐柔判定をします。秘密兵器《マスターズコネクション》使用。
朱南文尊:判定を成功させます。
GM:OK!マーキュリーが仲間になった!
晩翠凍衿:こちらはフェリドンさんに懐柔判定を
GM:どうぞ。難易度は15
晩翠凍衿:判定前に自身に《援護の風》。ダイスを+3しまして
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:49->51)
晩翠凍衿:4dx+6+3>=15
DoubleCross : (4R10+6+3[10]>=15) → 10[1,3,7,10]+7[7]+9 → 26 → 成功

朱南文尊:ヒュウ♪
大橋綺羅星:ナイスエリート!
GM:マーキュリーさんすら懐柔できる達成値
晩翠凍衿:ウィーアーフレンズ
花町日織:めちゃくちゃたよれる~
GM:ではUGN、中立共に味方になりました。
大橋綺羅星:ではこちらは"アルレシャ"に奇襲を
GM:残るはボスエネミーのみ
GM:了解。こちらで目標値出します。
"アルレシャ"澪標深々子:9dx+9
DoubleCross : (9R10+9[10]) → 10[1,1,2,2,4,7,7,10,10]+10[4,10]+9[9]+9 → 38

大橋綺羅星:マジか
"アルレシャ"澪標深々子:かかってきな
大橋綺羅星:やるしかねえ
大橋綺羅星:11dx+1 知覚で判定!
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[1,2,3,6,6,7,7,8,9,10,10]+10[8,10]+2[2]+1 → 23

朱南文尊:へ、仕方ねえ。相手に運を使わせたと思おうぜ
GM:残念!MPがあれば足せますが……
晩翠凍衿:さっき使わなかったとしても無理!
大橋綺羅星:さすがに15Pはなあ
GM:では奇襲は失敗。通常の戦闘が発生します。
GM:以上の結果を踏まえてロールしていきましょう。
■ ミドル4 静かの海
GM:その名とは裏腹に、この海域にはけたたましい咆哮が響いている。
GM:地平線までを埋め尽くす異形の獣の群れ。
GM:これまでのどの海域よりも大量に発生したそれのど真ん中に
GM:君達の艦は浮上した。
大橋綺羅星:「……多すぎ!」
朱南文尊:「同感かな。でもオーヴァードの生体反応があったら無視も出来ないでしょ、他に誰かがやってくれるなら話は別だけど」
涅槃の獣:その巨影を見つけるやいなや
涅槃の獣:仲間の身体を踏み台にして、我先にと一斉に獣たちが群がってくる。
朱南文尊:「給料の内に入らないのによくやるな。もしかして俺は自分で思うより真面目かもしれない」
朱南文尊:甲板から飛び出して、エフェクトを発動する。
朱南文尊:超高速移動に伴う衝撃波で270匹ばかりを斬り飛ばして、獣を指で挑発した。
大橋綺羅星:「とにかくちょっとずつでも減らさないとな~」甲板に出て飛び出す獣を狙撃していく
涅槃の獣:「gurururururu……」その意味を知ってか知らずか、何百匹もの塊が鋭い爪を振り上げて再び突撃する。
涅槃の獣:「gi!!gya!!」
涅槃の獣:一発の弾丸で複数が射抜かれ、少しずつ包囲に穴が空いていく
GM:それでも尚、獣の軍勢は尽きる様子がない。
花町日織:「うわわ、すっごい数……! 地面見えないじゃん!」言いながら、遅れて甲板へ出てきて。
花町日織:「と、思ったらもう結構減ってる……! 相変わらずとんでもない……」いくらか穴の開いた軍勢を見やり。
朱南文尊:「これ、隕石の雨から逃げたやつが、此処に集まってきてたかな」
朱南文尊:相手の挙動より一瞬早く斬りつけることで、ダメージを喰らわないように動く、そのような事が出来る速度だ。
エイル・ファウストゥス:「幸運のしわ寄せがこんなに早く来るとはな……!」取り付かれないように大きく舵を切る
大橋綺羅星:「あー……そゆこと?」会話しながらも確実に引き金を引き、獣を仕留めていく
花町日織:加勢すべく、こちらも甲板から飛び降りた所で。「……あっ」
花町日織:「今度は、こいつらだけじゃないみたいです」接触によるサイコメトリー。着地と同時に踏みつけた岩の影から、何かを読み取ったらしい。「あっちの方に……!」指をさして示す。
?????:君が指差すと同時。
?????:突如として獣の軍勢の一角が狂乱し、共食いを始める。
フェリドン・スタラグリフ:かつり、かつり。悠々とその中を男が往く。その手に握る杖は、ローズウッドをさらに深めたような闇色の赤。
フェリドン・スタラグリフ:「標無き暴力の司、叫ぶもの、滅ぼすもの、真なる火を汚すもの、血に飢えたるもの」
フェリドン・スタラグリフ:呪言を呟くと同時、杖を閃かせ襲い来る獣の一体を裂いた。本来そこにないはずの、鮮血。それが霧のように拡散する。
涅槃の獣:「gu……!?」
朱南文尊:「おっと、生体反応はあの人かな。誰か知り合いだったりします?」
フェリドン・スタラグリフ:獣たちの狂乱が伝播する。「──故に、我は背教の主、涜する夜宴の体現者である」
花町日織:「渋かっこいいおじさん……いえ、知りません!」
フェリドン・スタラグリフ:「……さて、その船の事は聞いているとも。"アリアンロッド"だな」
大橋綺羅星:「あーしも知らない!……味方っぽい?」
晩翠凍衿:「UGN、神禍討滅局の“ネメシス・インバース”ですね」
エイル・ファウストゥス:『いかにも。そう言う貴殿は何者か』
エイル・ファウストゥス:「む、"スワッシュバックラー"、知っているのか」
フェリドン・スタラグリフ:「いかにも。俺が"朱殷の杖"の継承者。討滅局のフェリドンだ」
晩翠凍衿:「今回の人員のリストで見ました。一緒に出発はできなかったんですけど」
フェリドン・スタラグリフ:「"スワッシュバックラー"だな……なるほど」
晩翠凍衿:艦のハッチから月面に飛び降りながら。
晩翠凍衿:「はい。晩翠凍衿と申します」
フェリドン・スタラグリフ:「判ずるに……俺には君を、君には俺を本物かどうか確かめる手段がある」
フェリドン・スタラグリフ:「"キャンサー"は一つだ。同時に、俺の杖も」
フェリドン・スタラグリフ:「俺を攻撃し給え。一撃だ。それで分かる」
花町日織:「えっ。……今あの人、攻撃してって言った?」
晩翠凍衿:「……。ええ」怪訝な顔をしたのは一瞬。
花町日織:びっくりして晩翠さんとフェリドンを交互に見やっている。
朱南文尊:「リザレクト圏内なら良いんじゃないですかね。俺は御免ですけど」
晩翠凍衿:背中のケースが月の地面に落ち、ごとりと音を立て、
晩翠凍衿:その瞬間には既に男の眼前にいて、真紅の大鎌を逆袈裟に斬り上げる。
フェリドン・スタラグリフ:反撃らしい動きはなかった、ただ。不自然な手応えが返ってくる。
フェリドン・スタラグリフ:「グッ……ハハハ。ああ、まさしくゾディアックウェポンだ。そして、"楽園の十三人"を屠ったというのも」
フェリドン・スタラグリフ:傷ついていない……わけではない。だが、そのダメージが本来の斬撃が生むはずのものより不自然に浅い。
晩翠凍衿:「……実質的不死」資料に記載のあった単語を呟いて。
フェリドン・スタラグリフ:「まさしく。理解した。君が"スワッシュバックラー"だと俺の杖が判じている。アエーシェマの守りを貫く真善なる英雄の形質に近い魂のすがただ」
大橋綺羅星:「……認めてくれた、ってコトでいいのかな?」
朱南文尊:「ちなみに俺の同僚に、脳味噌から直接記憶を探れる人がいるんですよね。こういう時に便利かな」
大橋綺羅星:「えっこわ……」
フェリドン・スタラグリフ:リザレクトにより、受けた傷が修復されていく。
花町日織:「え、えっと……とにかく、信じて貰えたって事でいいのかな」
晩翠凍衿:「こちらも分かりました。まあ」
晩翠凍衿:屠られた涅槃の獣たちの屍を見渡す。「元から敵だとは思ってませんが」
花町日織:「……あっ」
花町日織:そういえば今、名乗るチャンスだ。と気付いて手を挙げる。
花町日織:「私、"ネイバーハンド"の花町日織ですっ!」
フェリドン・スタラグリフ:「それは嬉しいがね。警戒は必要経費だ」
フェリドン・スタラグリフ:「どうも初めまして、お嬢さん」
花町日織:「はい。よろしくね、フェリドンさん」
花町日織:ちょっと満足そうな笑顔。
フェリドン・スタラグリフ:「ああ、よろしく。それで──」
?????:ドン!
?????:軍勢の後方で重い破裂音が響く。
フェリドン・スタラグリフ:「む?」
大橋綺羅星:「今度は何なに?」
朱南文尊:「おっと。残りの自己紹介は後になりそうですね」
?????:月の大地が砕け、涅槃の獣を吹き飛ばす。
涅槃の獣:正体不明の圧力に押し上げられ、宙に舞う
花町日織:「わっ!?」
朱南文尊:(この能力は……違うか。今回も外れかな、これは。およそ表の領域の半分を探索したわけだけど、運が弱いかな)
晩翠凍衿:大鎌を構え直す。
?????:動きを阻害しない戦闘プロテクターに身を包んだ長身長髪の男が君たちへ向けて歩いてくる。
"マーキュリー":「随分な行軍ですね」
"マーキュリー":船首を見上げて、君たちに視線を移す。
エイル・ファウストゥス:「何者だ。貴殿もUGNか?」
朱南文尊:「お騒がせしたかな?俺はL.A/D.A 朱南文尊.UGN。君は?」
"マーキュリー":「どうやら目的が遂げられそうだ……ああ」
花町日織:「えっと……こんにちは?」
"マーキュリー":片腕が刃状に変異し、背後の影を切り裂いた。
"マーキュリー":「"マーキュリー"という。ゼノスという若い組織の中では、古株の部類に入るな」
涅槃の獣:「gya!?」忍び寄っていた獣が一太刀で両断される
晩翠凍衿:「……同じくUGN。“スワッシュバックラー”、晩翠凍衿」
朱南文尊:「じゃあレネゲイドビーイングかな。目的が遂げられそうだって言うのは?場合によっては協力しますよ」
晩翠凍衿:「ゼノス──なら」横から襲いかかってきた獣の首を刎ねる。「“ロレム・イプサム”の配下とは違うのかな」
朱南文尊:「と言うか、こっちと利害が一致するなら呉越同舟しません?」
"マーキュリー":「……ふむ」
"マーキュリー":「名乗りはしましたが、あなたたちが敵かそうでないかを判じる気は、実のところ私はあまりなくてね」
"マーキュリー":「しかし……そうだな」
朱南文尊:「それで良いんじゃないですか。役に立たないと思ったら斬れば良い。相応の反撃はお互い様でしょ」
"マーキュリー":「それなら。1つ」
"マーキュリー":「月の裏側に行く当てがあるかな? あるというのなら」
"マーキュリー":「私は最後の手段に出る必要もない。実のところ、途方に暮れていましてね」
"マーキュリー":色のない微笑みを向ける。
朱南文尊:端末(マスコネ)を投げ渡しますね。これまでの月の裏側の情報をまとめたやつ。
朱南文尊:「判断どうぞ」
花町日織:(だ、大丈夫かな……)緊張した様子で見守っている。
"マーキュリー":「…………時間がない。その筈だ。"プランナー"が私を選んだというのは」
"マーキュリー":呟きながら、端末の情報に目を通していく。
"マーキュリー":「ですが」
"マーキュリー":端末を投げ返す。
朱南文尊:片手でキャッチ。もう片方の手は背後から迫る獣を斬り裂いた。
"マーキュリー":「あなたは判断が早いな。どう転ぶにしても、様子を見るべきのようだ」
"マーキュリー":「理解しました。この制圧速度が真実であるのかは、これから見極めていくとしよう」
"マーキュリー":「同道をお許し願いたい」
朱南文尊:「どうも。仲良くやりましょう」
朱南文尊:「で、俺からも1つ良いかな?」
"マーキュリー":「ふむ?」
朱南文尊:「赤毛の気の強そうな女見ませんでした?」
"マーキュリー":「私が戦闘術を伝えた弟子と、敬愛する"プランナー"のもの」
"マーキュリー":「それらの偽物に遭遇しました。他はこの獣たちです」
"マーキュリー":「お力になれず申し訳ないね」
朱南文尊:《真偽感知》40→42
"マーキュリー":真実です。
朱南文尊:「了解です。じゃあ、早速ですけど、こいつら片付けるの手伝ってくれると嬉しいかな」
朱南文尊:「こっちの、手の内も見せますので」
フェリドン・スタラグリフ:「神々の版図において──」
フェリドン・スタラグリフ:「神獣の類を潰すのは一定の攻撃になる」
フェリドン・スタラグリフ:「といっても、こいつらがそうと言えるかは……」
"マーキュリー":「是非もありませんね」
"マーキュリー":「霞むほどに薄いが、手がかりではある」
"マーキュリー":構える。両腕をだらりと下げた独特の姿勢。
GM:すると、君達を取り囲む獣の群れに
GM:一つの異変が起こる。
GM:大地を埋め尽くす密度でひしめき合っていた獣たちが左右に別れ
GM:道を作るように、"静かの海"の地面が顕になる
GM:sosite
GM:そして、その海が『割れる』
GM:大地に開いた次元の陥穽、その中から幾筋もの鎖が飛び出す。
GM:襲いかかるのは君達ではなく、その背後
エイル・ファウストゥス:「な……しまった!」
晩翠凍衿:「!」
GM:浮上した潜水艦に鎖が巻きつく。次元を裂く刃と一体となったそれは
フェリドン・スタラグリフ:「──いかん!」
朱南文尊:「レヴァニアが奪われたら詰みだぞ、これはマズイ!」
GM:同様に次元の狭間を航行する船を捉えと縛り付け、軋み上がらせる。
花町日織:「ひゃっ!?」鎖の向かった先へと振り返る。「──エイルっ!」
?????:君達が潜水艦へと注意を向けた、その背後
大橋綺羅星:「……」その人物を、見ている
?????:地中から細かな刃を連ねた背びれのようなものが飛び出し
?????:凄まじいスピードで迫っていく。
?????:ドルゥン!!
朱南文尊:「次から次へと、みんな仕事熱心だな。月はそんなに給料が良いって事かな」
大橋綺羅星:その、見覚えのある背びれの進行方向に向けて発砲する
?????:エンジンを蒸すような咆哮と同時に、甲高い回転音。
?????:地中から飛び出した影がその刃を振り切る刹那
?????:ギチィッ!
?????:回転する刃が鎖となって解け、その弾丸を絡め取る。
?????:「…………」
?????:「なんだ、来てたのかい」
大橋綺羅星:「そっちこそ」
"アルレシャ"澪標深々子:「すぴか」
大橋綺羅星:「深々っち」
花町日織:「えっ、スピカさんの名前……」「お友達、なんですか?」
"アルレシャ"澪標深々子:肉食獣じみた鋭い眼光を持つ、背の高い少女。
大橋綺羅星:「……うん。友達……」
大橋綺羅星:「だと思ってたけど。どうかな」
花町日織:「……」どういうこと、と問おうとして。いつになく寂しげなその声音に、じっと口を噤む。
フェリドン・スタラグリフ:杖を閃かせ、船体に絡みついた鎖を切断している。赤黒い木の杖は、どういうわけか剣としての形質を兼ね備えているようだった。
大橋綺羅星:「"チェンソー・スケバン"……元、かな」
"アルレシャ"澪標深々子:「アタイは……」言いかけて
"アルレシャ"澪標深々子:「ふ」自嘲気味に笑う
"アルレシャ"澪標深々子:「いや、やめようか。もうごっこ遊びの必要もないしね」
"アルレシャ"澪標深々子:「"アルレシャ"それが"私"の名前」
大橋綺羅星:「……そっか」
"アルレシャ"澪標深々子:「邪魔者が雁首揃えてくれたんなら丁度いい。まとめて始末してやるよ」
"アルレシャ"澪標深々子:「すぴか、アンタもね」
大橋綺羅星:「できるなら」
大橋綺羅星:「ダチを裏切ったっていうなら。あーしも手加減できないかんね」
朱南文尊:「遊びじゃないなら、お仕置きだけじゃ済まなくなるけど、それで良いかな?君たちの因縁に嘴を突っこむとかそうゆう状況じゃないしね」
"マーキュリー":「やれ。こちらの手伝いは頼まれてませんけど、どうやら見逃せない人物ではあるようだ」
大橋綺羅星:「阿修羅地獄堂女学院スケバン八大天王として、オトシマエつけるから」
大橋綺羅星:「……覚悟してよね!」
"アルレシャ"澪標深々子:「ハッ」
"アルレシャ"澪標深々子:「殺す前に一言だけ、前から言いたかったことを伝えておく。すぴか」
"アルレシャ"澪標深々子:「馬っっ鹿じゃねえの?スケバンなんて今時流行んないんだよ」
"アルレシャ"澪標深々子:「ダセ—真似はやめてお家へ帰るんなら」
"アルレシャ"澪標深々子:「おともだちのよしみで見逃してやる」
"アルレシャ"澪標深々子:返答を聞くこと無く、鎖の刃が再び回転する。
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:エンゲージはこちら
["アルレシャ"澪標深々子(3)][涅槃の獣×690(10)]

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

GM:こっち!
GM:第一ラウンド セットアップから宣言をお願いします。
朱南文尊:なし
花町日織:《尾を喰らう蛇》《背徳の理》
花町日織:22-1d10
DoubleCross : (22-1D10) → 22-5[5] → 17

花町日織:花町日織のHPを17にした(HP:22->17)
花町日織:花町日織の侵蝕率を+7した(侵蝕率:56->63)
大橋綺羅星:《光の銃》侵蝕52→54 武器作成
フェリドン・スタラグリフ:《【傍らに立つ影】:狂想の旋律》攻撃力+12と暴走を同エンゲージに。拒否可能。
朱南文尊:貰います。
花町日織:例によってウロボロス判定ダイス+6個です。
フェリドン・スタラグリフ:自身は効果を受け、暴走します。
晩翠凍衿:怨念の呪石を使用。暴走してダメージ+2d。
花町日織:受けます!
大橋綺羅星:いただきます
晩翠凍衿:狂想ももらう!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3した(侵蝕率:51->54)
"マーキュリー":なし
"アルレシャ"澪標深々子:野獣本能使用《破壊の爪》《完全獣化》《限界突破》素手変更 シーン中肉体ダイス+5 《援護の風》のラウンド使用回数+1
涅槃の獣:なし
"マーキュリー":狂想も貰うか
GM:それではイニシアチブ
"アルレシャ"澪標深々子:《加速する刻》
フェリドン・スタラグリフ:あっごめん演出したい
GM:あ、いいよ!
GM:セットアップの演出ある方はどうぞ!

フェリドン・スタラグリフ:「怖れる者も、随う者も刃する者も、悪魔たちの夜に、ただ生あることを願え」
フェリドン・スタラグリフ:カツン。杖が月の大地を叩く。どこからともなく酒気を孕んだ血臭が広がる。
フェリドン・スタラグリフ:それはレネゲイドを励起し、甘い狂奔へと君たちを駆り立てる。
フェリドン・スタラグリフ:「我が武具は鮮血に染まり、憤怒と残虐のままに振るわれるもの」
フェリドン・スタラグリフ:影が伸び、立ち上がり人狼の姿を成す。ウロボロスのアヴァター。

GM:ではイニシアチブ!
朱南文尊:SFは大橋さんの攻撃の後かな。今はまだしません。
"アルレシャ"澪標深々子:《加速する刻》で行動します
"アルレシャ"澪標深々子:マイナー《巨獣の爪牙》メジャーアクションを2回行える
"アルレシャ"澪標深々子:一回目 《一閃》《コンセントレイト:ハヌマーン》《かまいたち》《形なき剣》《要の陣形》《縮地》
"アルレシャ"澪標深々子:全力移動でPC達の背後30mに移動し、三人に攻撃
"アルレシャ"澪標深々子:二回目 《一閃》《コンセントレイト:ハヌマーン》《かまいたち》《形なき剣》《要の陣形》
"アルレシャ"澪標深々子:そこから10m近づき、再度三人に攻撃
"アルレシャ"澪標深々子:一回目の対象
"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー]) → 晩翠

"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,フェリドン,マーキュリー]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,フェリドン,マーキュリー]) → フェリドン

"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,マーキュリー]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,マーキュリー]) → 大橋

"アルレシャ"澪標深々子:大橋さん、フェリドン、マーキュリー
晩翠凍衿:マーキュリーさんじゃなくてこっち!
"アルレシャ"澪標深々子:間違った!
"アルレシャ"澪標深々子:大橋さん、フェリドン、晩翠さん!
"アルレシャ"澪標深々子:16dx7+6
DoubleCross : (16R10+6[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,5,5,6,6,7,8,8,8,9,9]+10[1,3,4,4,7,7]+10[9,10]+10[8,10]+1[1,1]+6 → 47

大橋綺羅星:暴走リア不
フェリドン・スタラグリフ:暴走!
晩翠凍衿:リア不!
朱南文尊:リア不です
"アルレシャ"澪標深々子:ダメージ!
"アルレシャ"澪標深々子:5d10+30 諸々有効
DoubleCross : (5D10+30) → 28[1,8,9,9,1]+30 → 58

大橋綺羅星:死!リザ!
晩翠凍衿:死んでリザレクト!
大橋綺羅星:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+1[1] → 55

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:54->63)
フェリドン・スタラグリフ:《超人的弱点Ⅱ》と装甲で30軽減。立ってます
GM:かたっ!
大橋綺羅星:不死身の男……!
"アルレシャ"澪標深々子:二回目の選択
"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー]) → 花町

"アルレシャ"澪標深々子:choice[大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー]
DoubleCross : (CHOICE[大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー]) → フェリドン

"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,マーキュリー]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,マーキュリー]) → 大橋

"アルレシャ"澪標深々子:以上三名!
フェリドン・スタラグリフ:俺はタンク
"アルレシャ"澪標深々子:16dx7+6
DoubleCross : (16R10+6[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,5,5,5,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,5,8]+2[2]+6 → 28

フェリドン・スタラグリフ:暴走
花町日織:暴走リア不!
大橋綺羅星:ワンチャン有りそうだがリア不
"アルレシャ"澪標深々子:3d10+30
DoubleCross : (3D10+30) → 18[8,8,2]+30 → 48

フェリドン・スタラグリフ:18点通し。半分くらい。
大橋綺羅星:死リザ
大橋綺羅星:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+5[5] → 60

花町日織:戦闘不能、リザレクトします
花町日織:花町日織の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:63->64)
花町日織:花町日織のHPを1にした(HP:17->1)

"アルレシャ"澪標深々子:「まとめて噛み殺す」
"アルレシャ"澪標深々子:その姿が鮫のような流線型へと半獣化し、地中へと飛び込む。
朱南文尊:「チェンソーを背びれに見立てるやつかな?」
"アルレシャ"澪標深々子:同時、地中から夥しい数の鎖が飛び出し、網のように規則的に組合せられる
"アルレシャ"澪標深々子:「それだけじゃないさ」
大橋綺羅星:「気をつけて!」
"アルレシャ"澪標深々子:足元を何かが通り過ぎた感覚、その一呼吸後に
"アルレシャ"澪標深々子:細かな鋸上の刃が敷き詰められた鎖の壁が、同じ速度で君達に叩きつけられる!
花町日織:「う、わ──っ」酩酊。自分の内側にあるものが、引き延ばされ、気中へと溶け出していくような感覚。
花町日織:回避運動もままならない。……万全であったとして、とても躱せるような波ではないが。
晩翠凍衿:「ぐう……っ!」
フェリドン・スタラグリフ:「やはり! 空間断裂を付加して切り裂く類か!」刃は通っていない──にも拘らず、男の全身は所々裂けている。
"アルレシャ"澪標深々子:「まだまだ!」はるか遠くで地上に飛び上がり、腕を振り上げる
朱南文尊:「立ち位置が良かったね、これは。大橋さんに義理立てした分が早速返ってきたかな」
花町日織:「ぎ、っ……!」削るように何度も引き裂かれる。本能的に、蹲るようにして急所を守っている。
"アルレシャ"澪標深々子:その動きに合わせて、君達の足元から鎖の塊が波のように盛り上がり
"アルレシャ"澪標深々子:君達を飲み込んでいく。
大橋綺羅星:「……気をつけても、避けられるもんじゃないケド……っ!」
大橋綺羅星:「来るとわかってれば、ガマンはできるよ!」
朱南文尊:「なら、避けるのは諦めて反撃でしょ。スナイパー頼んだよ」
フェリドン・スタラグリフ:暴走に任せた、獣の生存本能のままに杖をつき出し腕を犠牲に鎖の網目を拡げ、先程より少ない負傷で抜ける。
フェリドン・スタラグリフ:「我が四肢を満たすは肉に非ず。澱たる闇、其は第一の悪徳」
フェリドン・スタラグリフ:呪言とともに、ぐちゃぐちゃに崩壊したはずの腕が形を取り戻す。
"アルレシャ"澪標深々子:「チッ……」
"アルレシャ"澪標深々子:「さっさと沈め。月の海がアンタラの墓場だ」
花町日織:「っ、まだ……!」何度も跳ね上げ、打ち付けられて、しかし立ち上がる。
花町日織:泡立った影が傷痕を埋めるようにして肉体を修復している。「こんなとこじゃ死ねないから!」
晩翠凍衿:刃の網を大鎌で切り裂き、賽の目に刻まれることは避けた。
晩翠凍衿:それだけだ。作り出した隙間はあまりに狭く、夥しく血肉を削られる。

GM:イニシアチブ21 大橋さんの手番
大橋綺羅星:それではマイナー《オプティカルレンズ》
[涅槃の獣×690(10)]

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(21)][朱南文尊(6)][晩翠凍衿(10)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

20m

["アルレシャ"澪標深々子(3)]

大橋綺羅星:メジャー《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》《デトネイトチャージ》
大橋綺羅星:澪標さんに攻撃します
"アルレシャ"澪標深々子:来い!
大橋綺羅星:17dx7+4 サイドリール適用
DoubleCross : (17R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,5,5,7,8,8,9,9,9,9,10]+10[3,5,5,5,6,7,8,10]+6[4,5,6]+4 → 30

"アルレシャ"澪標深々子:《切り払い》《リフレックス:ハヌマーン》
"アルレシャ"澪標深々子:さらに《援護の風》《ウインドブレス》判定ダイス+5 達成値+9
"アルレシャ"澪標深々子:21dx7+15>=30
DoubleCross : (21R10+15[7]>=30) → 10[1,1,2,2,2,3,3,4,6,7,7,7,9,9,9,9,9,9,9,10,10]+10[1,4,5,5,5,5,6,7,7,7,7,8]+10[5,7,7,9,10]+10[1,1,7,10]+10[6,7]+3[3]+15 → 68 → 成功

"アルレシャ"澪標深々子:回避します
大橋綺羅星:つっよ……
サブGM:避けすぎ
大橋綺羅星:侵蝕60→73

大橋綺羅星:暴風のような鋸の嵐に耐え、銃を生成する
大橋綺羅星:「馬鹿みたいって」
大橋綺羅星:「あーしのことはなにを言われてもいいケド。好きでやってるし」
大橋綺羅星:「でもさ」地中に向けて銃を撃つ。
大橋綺羅星:「ハルセンパイとかうづセンパイが」
大橋綺羅星:「頑張って作ってくれた居場所なんだよ」地中では居場所は定まらないが、移動を限定するように撃つ
大橋綺羅星:「それを……」
大橋綺羅星:「あんたが否定するなッ!」中心部。敵がいるであろう場所に向けて、砲撃。
"アルレシャ"澪標深々子:布石として放った弾丸は確かに地中の敵の道筋を狭め
"アルレシャ"澪標深々子:会心の砲撃は過たず追い立てた獲物を仕留めるかに見えた。しかし
"アルレシャ"澪標深々子:ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ!!!!!!
"アルレシャ"澪標深々子:鋸状の刃が連なった鎖が幾重にも編まれた網
"アルレシャ"澪標深々子:予め張り巡らされていたそれに捉えられ、砲弾が寸前で静止する。
"アルレシャ"澪標深々子:「狙いが良すぎるってのも考えもんだね。どこに撃たれるのか丸わかりなんだよ」
"アルレシャ"澪標深々子:地上に姿を表し、砲弾を斬り捨てる。
大橋綺羅星:「そだね。けっこー付き合い長いし」
大橋綺羅星:「知られてることも知ってる」
大橋綺羅星:「……でも」
大橋綺羅星:この場には、自分ひとりだけではない
"アルレシャ"澪標深々子:「知ってるねえ……本当に?」嘲るように笑う
"アルレシャ"澪標深々子:「アンタに見せてたのなんてほんの一部さ。力も、気持ちも、何もかもね」
"アルレシャ"澪標深々子:「 阿修女 あそこ は、最初っから私の居場所なんかじゃなかったんだからね」

GM:では次のイニシアチブ
朱南文尊:《スピードフォース》42→46
GM:来たな……!では朱南くんの手番!
朱南文尊:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《さらなる波》《疾風迅雷》
朱南文尊:標的はアルレシャ
晩翠凍衿:《援護の風》。ダイス+3
"アルレシャ"澪標深々子:ドッジできない……ガード!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:63->65)
朱南文尊:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[3,4,5,6,7,7,10,10]+10[6,7,8,9]+4[2,3,4]+4 → 28

GM:回すじゃん
朱南文尊:あっと磨光嵐斬刃の効果も勿論使用。
GM:ダメージどうぞ
朱南文尊:更にオートでアームドスーツ展開します。
朱南文尊:5d10+45
DoubleCross : (5D10+45) → 29[5,9,9,2,4]+45 → 74

"アルレシャ"澪標深々子:破壊の爪のガード値で1減らして73受けます
"アルレシャ"澪標深々子:まだ元気
朱南文尊:46→55

朱南文尊:敵の攻撃は苛烈だ。月に来て遭遇した戦闘は全てが厄介なものだった。
朱南文尊:今まで考えないようにしていたことだが、彼女はもう既に……。
朱南文尊:否定するように頭を振る。逸る気持ちを抑えつける。
朱南文尊:彼女の能力は自分が一番よく知っている。
朱南文尊:狡猾でタフでしぶとい。だから今回もまだ大丈夫、一週間は粘れるハズだ。
朱南文尊:こちらの心を乱し無理矢理に気持ちを引き出す常套手段に引っかかっているな。と僅かに苦笑いを浮かべる。
朱南文尊:心の速度を標準値に引き戻す。
朱南文尊:だが行動の方は早いに越したことはない。1秒でも早く面倒事を片付ける。
朱南文尊:早く、速く、疾く、迅く、誰よりも速度を上げる。それが出来る。
朱南文尊:「よし。ナイス狙撃。姿をまんまと現したかな」
朱南文尊:一瞬という言葉は既に遅い。
朱南文尊:風よりも音よりも雷よりも光りが走るよりも尚速く。
朱南文尊:そこに至るのは先天性の限られた特権。
朱南文尊:純血のハヌマーンシンドロームにのみ許された零の速度域。
朱南文尊:メインステージよりも一つ上の次元。
朱南文尊:思考と同時に────零閃────攻撃動作は完了している。
朱南文尊:「俺も物事が上手くいかなくて気が立ってるんだ。そこを 退 け」
"アルレシャ"澪標深々子:「───!」液状化した地面に広がる波紋に気付いた時には、もう遅い
朱南文尊:刃のルーンが七光を放ち、千切れた鎖を照らす。
朱南文尊:「俺の動きだし良く読めましたね。射線上に雑魚が寄ってこないので楽でしたよ。スワッシュバックラー」
晩翠凍衿:「どういたしまして。こっちは任せて」
"アルレシャ"澪標深々子:少女の体が鎖ごと斬り裂かれて宙に舞う。
"アルレシャ"澪標深々子:大地に叩きつけられる直前、再び獣化して地中へと消えていく。
"アルレシャ"澪標深々子:(クソッ……これでもまだ近かったか。なら……)
"アルレシャ"澪標深々子:更に深く潜航していく。

GM:続いてイニシアチブ16
GM:マーキュリーの手番
"マーキュリー":《オリジン:ミネラル》《猛毒の雫》 装甲獲得 メインプロセスでの攻撃に邪毒3付与
"マーキュリー":《コンセントレイト》《無機なる四肢》《亡者の爪牙》《異形の祭典》 対象は"アルレシャ"と涅槃の獣
"マーキュリー":11dx7+9 命中
DoubleCross : (11R10+9[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,6,6,8,8,9]+10[1,5,7]+2[2]+9 → 31

"マーキュリー":躱されそう
涅槃の獣:イベイジョン11で命中
"アルレシャ"澪標深々子:《切り払い》《リフレックス:ハヌマーン》
"アルレシャ"澪標深々子:13dx7+6>=31 ドッジ
DoubleCross : (13R10+6[7]>=31) → 10[1,1,1,3,4,4,4,5,6,7,8,10,10]+10[1,4,7,9]+10[4,7]+1[1]+6 → 37 → 成功

"アルレシャ"澪標深々子:あぶなかったけど回避
"マーキュリー":クソー
"マーキュリー":4d10+33 装甲無視
DoubleCross : (4D10+33) → 32[10,6,7,9]+33 → 65

"マーキュリー":邪毒をプレゼントだ!
涅槃の獣:残りHP4で生存
涅槃の獣:邪毒が痛い……

"マーキュリー":「役に立たないと思ったら斬れば良い。なるほど強者の理論ですね、あながちハッタリでもない」
"マーキュリー":風を受けたようにその髪が広がる。何らかの攻撃動作を予感させる挙措。
"マーキュリー":直後。
"マーキュリー":彼が現れた時のような爆発がそこかしこで起きる。
"マーキュリー":月の表面──その地下には大規模な伏水が存在する。それが分かったのはそれほど昔ではない──ともあれ。
"マーキュリー":月の"神性圏界"──それを目にして、彼はおおよその自身の役割を判じていた。
"マーキュリー":すなわち、水流と土壌を操ってかのロードの手勢を削る。水流と土壌を汚染してかのロードの力を削ぐ。
"マーキュリー":大規模に展開された一本一本は細い──細すぎるほどに細い水の刃が浸透するがごとく獣たちに浸透するがごとくするりと沈み込み、ばらばらに切り裂く。
朱南文尊:「こちらには一番厄介なエリート活劇剣士がいるってだけかな。自分が強者である必要はないって事ですよ。一人じゃないんですから」
朱南文尊:「お見事。味方にして良かったな、これは」
朱南文尊:(スケボースケバンの人も一番厄介に認定したけど、晩翠さんは譲らないだろうしな、まあ)
"マーキュリー":「……いえ、位置は補足したつもりだったが敵が一枚上手だったか。巧妙に位置を偽装されたようだ」
"マーキュリー":振るわれた刃には、彼自身から流れ出た毒が仕込まれている。殺戮を生き延びた獣の命も、長くはない。
涅槃の獣:水の刃に気づかぬままに斬り裂かれ、肉片となって次々に崩れていく
"アルレシャ"澪標深々子:月の海の内側は不気味な静寂を保っている。
大橋綺羅星:「……いつまでも潜ってる、ってわけにはいかないハズ。気をつけてね、みんな」

GM:イニシアチブ10 晩翠さんの手番です
晩翠凍衿:はーい
晩翠凍衿:マイナーで戦闘移動、涅槃の獣にエンゲージ。
晩翠凍衿:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。素手で涅槃の獣を攻撃します。
[涅槃の獣×690(10)]
[晩翠凍衿(10)]

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(23)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

20m

[朱南文尊(6)]
["アルレシャ"澪標深々子(3)]

朱南文尊:あ。行動値が落ちて今は0になってます。
GM:そうだった!直しとこう
晩翠凍衿:8dx7+6
DoubleCross : (8R10+6[7]) → 10[1,2,4,5,5,7,7,8]+10[3,6,9]+10[7]+2[2]+6 → 38

涅槃の獣:イベイジョン11で命中!
晩翠凍衿:4d10-5+12+1d10+2d10
DoubleCross : (4D10-5+12+1D10+2D10) → 18[1,7,2,8]-5+12+3[3]+11[2,9] → 39

晩翠凍衿:諸々有効!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+5した(侵蝕率:65->70)
涅槃の獣:残りHP4だって言ってるだろ!死ぬよ!
涅槃の獣:戦闘不能です

晩翠凍衿:「一番厄介……はまあそうなんですけど」
晩翠凍衿:群れを外れて朱南さんに向かっていた獣は自身が切り伏せ、主たる集団の側は“マーキュリー”がほぼ殲滅した。
晩翠凍衿:僅かな生き残りの最後の一頭も、たった今大鎌の刃によってその首を断たれる。
晩翠凍衿:それを成して、しかし不満そうに。
涅槃の獣:「gya!?」首と胴を分かたれて倒れ伏す
晩翠凍衿:「さっきから余りものの相手ばっかりじゃないです?」
涅槃の獣:その切断面からは銀色の液体。マーキュリーの攻撃を生き延び、その形質を獲得しつつあった個体だった。
フェリドン・スタラグリフ:「盤面の危機が正確に見えているという事だ。こればかりは」
朱南文尊:「技盗む相手より速く動けるのが晩翠さんだけですからね。これは、もう仕方ないかな」
大橋綺羅星:「頼りにしてる!」
花町日織:「うん、ありがとうね! おかげであっちに集中できそう!」
朱南文尊:「それに本当の大物は見えてるじゃないですか。そこまではオードブルでしょ」
フェリドン・スタラグリフ:「正規の訓練を受けた者の領分だからな。優秀な後進が育っていて嬉しいよ。"スワッシュバックラー"」

GM:イニシアチブ8 花町さんの手番
花町日織:はーい。
花町日織:マイナー、戦闘移動で12m。
花町日織:あっ
花町日織:あの……すみません……
花町日織:こいつの行動値7です……
花町日織:なんか間違って8って入れてそのままになってました……
GM:そうだったとは……
花町日織:+5mだからおかしいな?と思って見たら気付いた 今更ですが修正しました
花町日織:改めて、アルレシャの方向へ12m移動します。
花町日織:で、メジャー。《コンセントレイト》《シャドーテンタクルス》
GM
[晩翠凍衿(10)]

10m

[大橋綺羅星(23)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

12m

[花町日織(7)]

8m

[朱南文尊(0)]
["アルレシャ"澪標深々子(3)]

花町日織:射程10mなので、8m先のアルレシャを攻撃。
"アルレシャ"澪標深々子:こいっ
花町日織:8dx+4@7
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[1,1,4,4,5,9,10,10]+10[3,4,8]+10[8]+5[5]+4 → 39

"アルレシャ"澪標深々子:《切り払い》《リフレックス:ハヌマーン》
"マーキュリー":《妖精の手》
"マーキュリー":あっ待って
花町日織:あっありがとう~!降り足します
花町日織:あっはい
"アルレシャ"澪標深々子:なにぃ~~~
"マーキュリー":こいつリビルドでオルクス抜けてたのを忘れたままシートに妖精入ってた
"マーキュリー":なんでもないです
花町日織:気のせいだった……
"アルレシャ"澪標深々子:ヒヤヒヤさせやがって…
花町日織:当たれば問題ないんだよ~!
"アルレシャ"澪標深々子:では改めてドッジ!
"アルレシャ"澪標深々子:16dx7+6>=39
DoubleCross : (16R10+6[7]>=39) → 10[1,2,2,3,4,4,5,7,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[4,5,6,6,7,7,10,10,10]+10[1,2,3,9,10]+10[1,8]+10[8]+5[5]+6 → 61 → 成功

花町日織:うえーん
花町日織:花町日織の侵蝕率を+3した(侵蝕率:64->67)
花町日織:妖精あっても無理っぽかったわね
GM:演出どうぞ~
花町日織:演出行きます

花町日織:……この力を使うたびに、音が聞こえた。あるいは幻聴かと思う程かすかな。
花町日織:何度も繰り返す中で、やがてそれが間違いではないと分かった。
花町日織:──遠く、深く、 花町日織 わたし の影の中から。電子音のようなさざなみが。
花町日織:初めにこの海へ来て、フェリドン・スタラグリフの存在を示したのと同じように
花町日織:月の地を泳ぐ“アルレシャ”の痕跡、その断片を聞かせてくれる。
花町日織:「見つけ、た──っ!」何かを投擲するような動きで、右手を振りかぶる。それに合わせて、少女の影が伸び上がり
花町日織:放物線を描いて、月の地表を穿ち抉った。
朱南文尊:「月で鮫釣りをやるとは思わなかったね。でも考えてみればクルーザーを持ち出してるわけだ」
朱南文尊:「フィッシュしてしまえ」
"アルレシャ"澪標深々子:「……っ!」影の腕に掴まれ、凄まじい勢いで地表へと引っ張り上げられる
"アルレシャ"澪標深々子:しかし
"アルレシャ"澪標深々子:ブチブチブチッ!!
"アルレシャ"澪標深々子:身体から飛び出した鋸のヒレが、影の腕を引きちぎる。
花町日織:「そんな、っ──」目を見開く。追撃するよりも早く、再び潜航される。
大橋綺羅星:「惜しい!今の感じで行こ!」
花町日織:「うん……! ごめんね、次は離さない!」
朱南文尊:「まだまだ余裕はあるからね。焦らず悔しがらずに」
"アルレシャ"澪標深々子:「あの力、奴が”ロレム・イプサム"の……」地中で一人呟く
"アルレシャ"澪標深々子:「…………」
"アルレシャ"澪標深々子:「……ああ、やるともさ。アイツだけは、なんとしても」

GM:続いてイニシアチブ7
フェリドン・スタラグリフ:マイナー無し
フェリドン・スタラグリフ:いや、待機します
GM:ほほう
GM:では次のイニシアチブですが
GM:ここでエネミーの乱入です。
フェリドン・スタラグリフ:なっ何っ

GM:前触れもなく空から
GM:巨大な質量の物体が落下してくる。
GM:それは君達と敵の中間、花町さんの真上に襲来し
GM:突如その軌道を変え、紙一重でそのすぐ真横に衝突する。
GM:隕石であれば衝撃により巨大なクレーターができるはずだが
花町日織:「ぇ──」あまりに突然の出来事に、ほとんど動けていない。すぐ隣に着弾したそれを、見開き見て。
GM:不思議と小さな土煙が上がるだけで、花町さんには傷一つ無い
花町日織:「うわわわわわ!? やっ、ばっ、何……!」
?????:「っと、悪いねお嬢ちゃん」
GM:それは長大な棍だった。その上に足をかけて黒髪の少女が見下ろしている。
花町日織:腰を抜かしかけて、かろうじて踏みとどまって見上げる。
花町日織:「だ、どなたですか……!?」
花町日織:「私は"ネイバーハンド"の花町日織ですが……!」
フェリドン・スタラグリフ:「…………」
フェリドン・スタラグリフ:サングラスに指をかけてまじまじとその少女を見つめている。
フェリドン・スタラグリフ:「君が来ていたか……いや、ある意味では喜ばしいが」
大橋綺羅星:その様子を横目で見て「フェリどん、知ってるヒト?」
フェリドン・スタラグリフ:「ああ。この場においては厄介この上ない──"小覇王"!!」
フェリドン・スタラグリフ:「(……何か今、イントネーションが)」
フェリドン・スタラグリフ:無意味な思考を追い払う。
朱南文尊:「孫策は実が女性だったとはね?って話じゃなさそうかな」
"小覇王"蔡春嵐:「悪いけど弱え奴に名乗る名前は……っておい」
"小覇王"蔡春嵐:「何勝手にバラしてんだオッサン」
晩翠凍衿:「“小覇王”……?」
花町日織:「えっ」些かショックを受けた様子で。「た、確かに私は弱いかもしれないけど……」
フェリドン・スタラグリフ:「勿体をつけている場面だと思うなら勝手にそうしているといい。いや、やはりだめだ。君に勝手にさせる法などない」
フェリドン・スタラグリフ:困ったように頭を掻く。
フェリドン・スタラグリフ:「"裏九龍城"を勝ち抜いてUGN香港支部最強になった女だ」
花町日織:「むぐ。……フェリドンさんの友達、って訳でもないのかな」
朱南文尊:「端的に聞きますけど、敵ですか?味方ですか?」
"小覇王"蔡春嵐:「それはお前ら次第だ」棍を小さく畳んで構える
朱南文尊:「条件があるなら提示してくれると有難いかな」
朱南文尊:「今立て込んでますんで」
大橋綺羅星:「ホンコンサイキョー……」
花町日織:「それって、どれくらいすごいんですか?」
フェリドン・スタラグリフ:「卓越した武術家であり、道姑でもあり……そうだな」
花町日織:「晩翠さんと同じくらいとか……?」
フェリドン・スタラグリフ:「おお! あまり比較するような事を言うな」日織さんに。
フェリドン・スタラグリフ:サングラスの下で『聞かれたか』と目が泳ぐ。
花町日織:「あっ!失礼ですよね、ごめんなさい……」
"小覇王"蔡春嵐:「ったく、せっかく骨のある奴と立ち会えると思ったら行けども行けども雑魚どもの相手ばかり」地面に転がる獣を蹴りつける
"小覇王"蔡春嵐:「いい加減溜まってんだよ」
"小覇王"蔡春嵐:「ああ?」
"小覇王"蔡春嵐:「ああ……それ」
"小覇王"蔡春嵐:「"キャンサー"じゃねえか!ようやくツキが回ってきた!」
フェリドン・スタラグリフ:頭を押さえる。
晩翠凍衿:「はい?」
花町日織:「えっ。喜んでる……?」
花町日織:「晩翠さんのファンだったのかな」
"小覇王"蔡春嵐:「おいそこのモヤシ、条件と言ったな」
朱南文尊:凄いげんなりした顔を浮かべる。
朱南文尊:「どっちが強いんだ星の人ですか?もしかして」
"小覇王"蔡春嵐:「私と戦え。勝ったら力を貸してやる」
"マーキュリー":「立て込んでいると言ったのが聞こえていないのかな。この人」
大橋綺羅星:「このヒト、リューたんとかエミーと同じタイプだ!」
花町日織:「リューさんはもっと話の分かる人だったけどな……」
晩翠凍衿:「……香港支部」嘆息する。
晩翠凍衿:「噂通りの武術狂いってこと。いや、いっぺん実感もしたけど」
"小覇王"蔡春嵐:「戦場において法とは力であり、力とは常に結果を以て示される」
晩翠凍衿:「ミシェールくんはだいぶマシな部類だったんだ……」
朱南文尊:「まあ、仕方がない。香港支部相手なら多分お仕事でも同じことせざる得ないですからね」
朱南文尊:「給料分の仕事だと思いますよ、クソ、格好つけてくるんじゃなかったかな」
花町日織:「そ、そういうものなの!? 同じUGNなのに……?」
"小覇王"蔡春嵐:「一番強いやつが法だ。私はそいつに従う」
フェリドン・スタラグリフ:「給料泥棒というのはあいつのような奴の事を言うんだ、全く……」
朱南文尊:「俺以外の人が倒してくださいね。男が女を従えるなんて体裁が悪いですから」

GM:敵性UGNエネミー"小覇王"が乱入しました。
・"小覇王" 蔡春嵐 ツァイ・チュンラン

行動値7

探知難易度 18
知覚判定 不可
懐柔判定 27
逃走判定 10

魔境"裏九龍城"の武闘会を勝ち抜いた香港支部最強の人物、当代の"小覇王"。
武術に加えて仙器操法にも卓越し、太古の神仙が用いたとされる武器を使いこなす。
強者との戦いを求めて半ば強引に救援チームに名を連ねた。

GM:乱入後のエンゲージはこちら
[晩翠凍衿(10)]

10m

[大橋綺羅星(23)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

12m

[花町日織(7)]["小覇王"(7)]

8m

[朱南文尊(0)]
["アルレシャ"澪標深々子(3)]

GM:尚、敵性UGNエネミーは一度HPを0にすると、復活して味方NPCとして戦ってくれます。
晩翠凍衿:おもしれー女……
花町日織:有言実行ってワケ
GM:判定情報は索敵成功時の数値なので
GM:この戦闘では挑戦できません。
花町日織:OK!ぶっとばそ!
GM:というわけで小覇王のイニシアチブ!
"小覇王"蔡春嵐:マイナーなし。メジャー《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》《クリスタライズ》
"小覇王"蔡春嵐:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,澪標]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,澪標]) → 朱南

"小覇王"蔡春嵐:朱南くんに攻撃
朱南文尊:そうなるとマイナーは戦闘移動かな。
朱南文尊:それとも武器が長いか
"小覇王"蔡春嵐:長い武器なので視界攻撃できます
晩翠凍衿:長すぎる
朱南文尊:来い。リア不!
"小覇王"蔡春嵐:8dx7+6
DoubleCross : (8R10+6[7]) → 10[2,2,3,4,6,7,7,10]+10[6,6,7]+10[8]+10[10]+2[2]+6 → 48

"小覇王"蔡春嵐:5d10+20 装甲無視
DoubleCross : (5D10+20) → 25[3,4,3,6,9]+20 → 45

朱南文尊:《リザレクト》
朱南文尊:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+1[1] → 56


"小覇王"蔡春嵐:「じゃあ先ずは小手調べ……」低く構えてフェリドン達の咆哮へ飛び出そうとして
"小覇王"蔡春嵐:「そこ」
"小覇王"蔡春嵐:反対方向、予備動作無しで走り出そうとしていた朱南くんの足元を払う
朱南文尊:「お手柔らかに」
朱南文尊:全運動量を攻撃に集中させている。というのは言い訳だ。こんなもの事前に準備に準備を重ねなければ避けれるものでもない。
朱南文尊:払われて転倒。一死を覚悟しておく。
"小覇王"蔡春嵐:2m程だった棍棒は一瞬の内に10m以上に伸長している
朱南文尊:具体的には痛みに耐えて再生する。だけだが。
"小覇王"蔡春嵐:手元で棍を撚る、それが先端へと伝わり、蛇のようにしなって倒れ込んだ鳩尾へ一撃、内臓を揺らす。
朱南文尊:「おっごっ!?がはっ」
朱南文尊:鳩尾を穿たれて喀血。
晩翠凍衿:「……ちょっと。小なんとか」
晩翠凍衿:「いきなり道草食ってる場合?」これ見よがしに大鎌をぐるりと回して。
花町日織:「うえっ、伸びた……!?」ほとんど目で追えていない。かろうじてそれだけが分かった。
朱南文尊:体内でハヌマーンシンドロームの能力を発動させる。逆振動。内臓の揺れを中和する。
朱南文尊:寝てても良いが、まだ敵がいる。柄でもないことをやってるななどと思う。
"小覇王"蔡春嵐:「道草じゃあない。このためにわざわざ月くんだりまで来たんだ」
"小覇王"蔡春嵐:「安心しろ。仕事は私一人でちゃんと済ませといてやる」
大橋綺羅星:「……はあ。こういうのもまあ、よくあるケンカだね」
晩翠凍衿:「こっちに来なさいってことだよ」
朱南文尊:「よくある喧嘩に、文系を巻き込んでほしくないんですけどね」
花町日織:「一人で、って……」傷ついた朱南くんを横目に見やり。
花町日織:「……もう怒った」"小覇王"へ、はっきりとした敵意を向ける。
晩翠凍衿:「あたしも二つ同意見だし」
朱南文尊:「まあ、けど」挑発するように言う。
朱南文尊:「戦力にはなりそうかな」
朱南文尊:言いつつもゲホゲホ咳き込むのだが。
"小覇王"蔡春嵐:「御託は良いって。意見はこいつで聞いてやる」棍棒を構える

GM:イニシアチブ3 澪標の手番
"アルレシャ"澪標深々子:《混沌の宿命:ライトスピード》メジャーアクションを2回行える C値+1
"アルレシャ"澪標深々子:メジャー一回目《一閃》《コンセントレイト:ハヌマーン》《かまいたち》《形なき剣》《要の陣形》《縮地》
GM:晩翠さんのエンゲージに飛び込み、三人に攻撃
"アルレシャ"澪標深々子:メジャー一回目《一閃》《コンセントレイト:ハヌマーン》《かまいたち》《形なき剣》《要の陣形》
"アルレシャ"澪標深々子:間違い、二回目
"アルレシャ"澪標深々子:そこから全力移動で13m離れ、三人に攻撃
"アルレシャ"澪標深々子:一回目対象
"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]) → 大橋

"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]
DoubleCross : (CHOICE[花町,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]) → 花町

"アルレシャ"澪標深々子:choice[朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]
DoubleCross : (CHOICE[朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]) → フェリドン

"アルレシャ"澪標深々子:以上3人
"アルレシャ"澪標深々子:16dx8+6
DoubleCross : (16R10+6[8]) → 10[1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,9,9,9,9,10]+10[2,6,6,8,10]+7[3,7]+6 → 33

フェリドン・スタラグリフ:リア不
大橋綺羅星:リア不!
花町日織:リア不よ
"アルレシャ"澪標深々子:4d10+30
DoubleCross : (4D10+30) → 33[10,10,4,9]+30 → 63

フェリドン・スタラグリフ:つよ めっちゃ痛い
花町日織:もちろん戦闘不能
花町日織:リザレクトします
大橋綺羅星:死ザレクト
花町日織:花町日織の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:67->71)
フェリドン・スタラグリフ:でも立ってる
大橋綺羅星:73+1d10
DoubleCross : (73+1D10) → 73+6[6] → 79

花町日織:花町日織のHPを4にした(HP:1->4)
"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,フェリドン,マーキュリー,小覇王]) → 晩翠

"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,フェリドン,マーキュリー,小覇王]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,フェリドン,マーキュリー,小覇王]) → マーキュリー

"アルレシャ"澪標深々子:choice[花町,大橋,朱南,フェリドン,小覇王]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,フェリドン,小覇王]) → 朱南

朱南文尊:リア不!
"アルレシャ"澪標深々子:二回目は上記3人
"マーキュリー":リア不
晩翠凍衿:リア不よ
"アルレシャ"澪標深々子:判定時に《援護の風》《ウインドブレス》
"アルレシャ"澪標深々子:21dx8+15
DoubleCross : (21R10+15[8]) → 10[1,3,3,3,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,6,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,3,4,8,10]+2[1,2]+15 → 37

"アルレシャ"澪標深々子:4d10+30
DoubleCross : (4D10+30) → 22[10,7,3,2]+30 → 52

"マーキュリー":ごっそり行く!
晩翠凍衿:リザレクト!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:70->80)
朱南文尊:《リザレクト》
"マーキュリー":次のイニシアチブに《概念外装》を予告しておきます
朱南文尊:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+8[8] → 64


"アルレシャ"澪標深々子:混沌とした様相を呈する戦場の足元が大きく波打つ
"アルレシャ"澪標深々子:鎖の刃を巻き込んだ二つの大波が君達を挟み撃ちにする!
大橋綺羅星:「……来る、よ!」
フェリドン・スタラグリフ:「ぬおおお! くっ」
花町日織:「また、来るっ──!」二度目だ。回避するより耐える事に注力した方がいい、そういうものと分かっている。
"アルレシャ"澪標深々子:鎖の波が渦を巻いて君達を絡め取り
"アルレシャ"澪標深々子:その中心から、竜巻を伴って飛び出した流線型の影が、通り過ぎざまに君達を切り裂いていく。
"マーキュリー":刃に巻き込まれ、ばらばらになる──否。
"マーキュリー":断面が銀色に輝いている。"マーキュリー"の起源たる水銀。
"マーキュリー":その肉体は、外世界との対話の為の端末に過ぎない。すぐに集まり、元の姿を取り戻す。
花町日織:「ご、ぶっ!」双方向の刃の波に引き潰されるようになって。血を吐き、膝をつく。
朱南文尊:「来る。なんて分からない方が良いな。何も分からない内に、一死の方がマシでしょ」
晩翠凍衿:「がっ……まずいな、この出力」全身に裂傷を刻まれる。再生は未だ効くものの。
晩翠凍衿:「帰ってくることを全然考えてない」
朱南文尊:「お友達に甘えてるんでしょ、それ」
朱南文尊:肉体は既に高速で再生をはじめている。
朱南文尊:「早く止めて欲しい。ってね。面倒な性格かな、正直」
大橋綺羅星:「まだまだ、寝てられないね」
花町日織:「まだ……」ぐらり、と沈むように立ち上がって。
花町日織:「一回も着て通えてないんだからね、これ……!」斬撃でぼろぼろになった自身の制服へ目を落とし、叫ぶ。
"小覇王"蔡春嵐:「こんなもんでやられてくれるなよー」50m近く伸びた棍棒を突き立ててその上に立ち、波の届かない遥か高みから見下ろしている
フェリドン・スタラグリフ:「蔡春嵐──彼女がなぜ足を止めたか、この攻撃を読んでいたな」
フェリドン・スタラグリフ:「それだけ場が見えていて何故……!」
フェリドン・スタラグリフ:意味のない悪態を吐いている。
朱南文尊:「スレイヤー。まだ味方になってない人間の行動理念を当てにしても意味ないでしょ」
朱南文尊:血を拭って立ち上がる。

GM:イニシアチブ0 朱南くんの手番です
朱南文尊:いや。僕はSFで行動しました
"マーキュリー":イニシアチブなら概念外装使用 演出は先程のもので
"マーキュリー":5d10 HP回復
DoubleCross : (5D10) → 24[2,7,4,8,3] → 24

朱南文尊:あれは連続行動用ではないのでっ!
フェリドン・スタラグリフ:というわけで俺の待機手番だ。
GM:そうだった!
["アルレシャ"澪標深々子(3)]

13m

[晩翠凍衿(10)]

10m

[大橋綺羅星(23)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

12m

[花町日織(7)][小覇王(7)]

8m

[朱南文尊(0)]

GM:ではフェリドンさんお願いします
フェリドン・スタラグリフ:マイナーは一応暴走解除
フェリドン・スタラグリフ:《コンセントレイト》《原初の虚:ナーブジャック》《紡ぎの魔眼》対象は"アルレシャ"
フェリドン・スタラグリフ:10dx7+1 意志で対決
DoubleCross : (10R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,4,4,5,5,5,9]+3[3]+1 → 14

フェリドン・スタラグリフ:嘘だろ
"アルレシャ"澪標深々子:ぐえ~援護の風取っときゃ良かった
"アルレシャ"澪標深々子:4dx+1>=14
DoubleCross : (4R10+1[10]>=14) → 8[1,5,5,8]+1 → 9 → 失敗

フェリドン・スタラグリフ:セーフ……
フェリドン・スタラグリフ:では《一閃》による全力移動を交えてこちらに接近しながら力いっぱいご自分を攻撃してください
"アルレシャ"澪標深々子:おら!女子高生を洗脳して何させる気だ!
"アルレシャ"澪標深々子:ゲーッ!
"アルレシャ"澪標深々子:では《一閃》して晩翠さんのエンゲージへ移動。自分を素手で攻撃
フェリドン・スタラグリフ:あっ、特にそこ封鎖されてないので
"アルレシャ"澪標深々子:16dx+6
DoubleCross : (16R10+6[10]) → 9[1,2,2,2,2,2,3,4,6,6,7,7,8,8,9,9]+6 → 15

フェリドン・スタラグリフ:いや まあいっか
"アルレシャ"澪標深々子:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 6[1,5]+10 → 16

"アルレシャ"澪標深々子:あ、なんか違った?
フェリドン・スタラグリフ:もっと移動してもらおうと思ってたけどあんまり先の展開に関わらなさそうなので大丈夫です
フェリドン・スタラグリフ:あと一閃だけじゃなくてコンセとか諸々火力に関係する使用回数制限のないエフェクトは噛ませてほしいです。
"アルレシャ"澪標深々子:やはりそうか……では振り直します
"アルレシャ"澪標深々子:《一閃》《コンセントレイト:ハヌマーン》
"アルレシャ"澪標深々子:16dx7+6
DoubleCross : (16R10+6[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,4,5,5,5,5,6,7,8,9]+10[3,4,10]+5[5]+6 → 31

"アルレシャ"澪標深々子:4d10+10
DoubleCross : (4D10+10) → 18[5,7,3,3]+10 → 28

フェリドン・スタラグリフ:「退廃の贄を受け入れよ。屠らるるまま首を垂れよ」
フェリドン・スタラグリフ:呪言を呟く。仲間たちを駆り立てた狂奔を
フェリドン・スタラグリフ:地中の一点へ集中する。敵するものの気配を、朱殷の杖に宿る悪魔が捉えている。
"アルレシャ"澪標深々子:「何をする気か知らないが……」刃を交差し空を斬る
フェリドン・スタラグリフ:「そう嫌な声を出すな、神ではないが、その手勢ではあるのだろう」
"アルレシャ"澪標深々子:空間に切れ目が生じ、その奥に海水の充満した空間が現れる。
フェリドン・スタラグリフ:やもすれば聴き取れぬほどの小さな声で、何かに語り掛ける。
フェリドン・スタラグリフ:「ならば貴様の獲物だ。引きずり出してやれ」
フェリドン・スタラグリフ:そうして、振り返る。
フェリドン・スタラグリフ:「──やあお嬢さん」
"アルレシャ"澪標深々子:空間の繋がりを断つ刃と、隔てられたものを結ぶ海の領域、その中を自在に泳ぐ鮫の因子
"アルレシャ"澪標深々子:彼女にとって彼我の距離に限りはなく、どの様な攻撃もこうして───
"アルレシャ"澪標深々子:「───!!」
フェリドン・スタラグリフ:唐突に地上に出現した。自らの刃で自らを裂いた。
フェリドン・スタラグリフ:それはひとつながりの現象だ。
フェリドン・スタラグリフ:狂わされた次元断の刃が、その遊弋の連続に罅を入れた。
"アルレシャ"澪標深々子:「がっ……?」状況を飲み込めぬまま、鎖の刃に肉を抉られる
"アルレシャ"澪標深々子:(流石に……全員ってのは虫が良すぎか……)
"アルレシャ"澪標深々子:「それでも……!」

GM:クリンナップです。
晩翠凍衿:なし!
朱南文尊:なし
大橋綺羅星:ないです
花町日織:なし
GM:エネミーも特に処理はなし!
GM:第二ラウンドに移ります。
GM:ここで、涅槃の獣討伐数が2000体を超えたので
GM:新しいNPCカードが使えます
[晩翠凍衿(10)]["アルレシャ"澪標深々子(3)]

10m

[大橋綺羅星(23)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

12m

[花町日織(7)][小覇王(7)]

8m

[朱南文尊(0)]

・NPCカード:エイル・ファウストゥス②
『ルナティックソナー』
《天使の階梯》
オートタイミングで使用できる。
対象が次に行うメジャーアクションのC値を-1、達成値を+8する。
シーン三回まで使用できる。

晩翠凍衿:つよい
GM:というわけで再びセットアップから!
GM:宣言をお願いします
大橋綺羅星:《光の銃》!
晩翠凍衿:なし!
大橋綺羅星:侵蝕79→81
朱南文尊:ないあるよ
花町日織:ないです
"マーキュリー":なし
フェリドン・スタラグリフ:《狂想の旋律》対象は大橋さんとマーキュリー
フェリドン・スタラグリフ:あと自分
大橋綺羅星:もらいます
"小覇王"蔡春嵐:《ソードマスター》《混沌の宿命:解放の宴》ラウンド中武器の達成値+12 あらゆる判定ダイス+5 飛行
"マーキュリー":受ける
フェリドン・スタラグリフ:当然自分も受けて暴走
"アルレシャ"澪標深々子:最後の《限界突破》援護の風の回数を+2
GM:ではイニシアチブ
GM:23の大橋さんからです
大橋綺羅星:割り込みないですね
GM:エネミーからはないよ!
朱南文尊:SFしないぜ
大橋綺羅星:ではマイナー《オプティカルレンズ》 メジャー《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》《デトネイトチャージ》
大橋綺羅星:NPCカード《天使の階梯》使用してアルレシャの攻撃
大橋綺羅星:の→に
エイル・ファウストゥス:持ってけ!
大橋綺羅星:18dx6+4
DoubleCross : (18R10+4[6]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,3,4,5,5,6,6,6,7,8,9,10]+10[1,1,2,3,3,7,10]+10[1,10]+10[8]+10[6]+10[6]+1[1]+4 → 65

エイル・ファウストゥス:+8も忘れずにね
大橋綺羅星:では73だ!
"アルレシャ"澪標深々子:《切り払い》《リフレックス:ハヌマーン》《援護の風》《ウインドブレス》
"アルレシャ"澪標深々子:本気(タイマン)です。ドッジ
大橋綺羅星:勝負ッ
"アルレシャ"澪標深々子:21dx7+15
DoubleCross : (21R10+15[7]) → 10[2,2,3,3,3,4,4,4,5,5,6,6,6,7,7,7,7,8,9,9,10]+10[1,2,2,3,4,6,7,10]+6[4,6]+15 → 41

"アルレシャ"澪標深々子:ダメ!命中します!
大橋綺羅星:8d10+7+22+1d10
DoubleCross : (8D10+7+22+1D10) → 42[10,5,9,2,1,3,10,2]+7+22+9[9] → 80

大橋綺羅星:+狂騒が
大橋綺羅星:13でしたっけ
フェリドン・スタラグリフ:12よ
大橋綺羅星:では92ダメージ!
大橋綺羅星:もろもろ有効
"アルレシャ"澪標深々子:の、残りHPは50……
"アルレシャ"澪標深々子:戦闘不能です!復活もなし!
晩翠凍衿:スナイパー姐さーん!
大橋綺羅星:悪は滅びた
大橋綺羅星:侵蝕は81→94
大橋綺羅星:では

大橋綺羅星:銃を生成する。
大橋綺羅星:ここに来る前に受け取ったリボルバー式の拳銃を模した光の銃
大橋綺羅星:「オトシマエは……」「あーしがつける」
大橋綺羅星:「それがスケバン八大天王」
大橋綺羅星:「阿修羅地獄堂女学院のやり方、でしょ?」
"アルレシャ"澪標深々子:「…………」
大橋綺羅星:撃鉄を起こし、 引金 トリガー を引く
大橋綺羅星:四肢に一発づつ、腹に一発
大橋綺羅星:「……まだ。聞きたいコトがあるから」
大橋綺羅星:「殺しは、しないよ」
"アルレシャ"澪標深々子:「ハ……そう言う所が」手足を射抜かれ蹲る、しかし
"アルレシャ"澪標深々子:「甘いんだよ……すぴか!」
"アルレシャ"澪標深々子:ぎゅるん、と服の下から鎖が解ける
"アルレシャ"澪標深々子:四肢と脇腹に鎖を巻き付かせて、弾丸の勢いを削いだ。まだ動ける
"アルレシャ"澪標深々子:どぷん、大きな波紋を立てて地中に潜る
朱南文尊:「止めを刺すには脳幹に2発。やろうと思えば出来たかな?喧嘩だから、もう少し手間暇かけて非急所に5発撃ちこむなんて神業だ。あの速さの相手にね」
朱南文尊:「それで動くんだから根性あるな。スケバンってのは怖い」
大橋綺羅星:「元、……ううん」
大橋綺羅星:「あっちも八大天王だからね」
大橋綺羅星:「ごめん、逃しちゃった」
朱南文尊:「俺だって一撃で仕留められなかったので、お相子でしょ」
朱南文尊:「それに、まあ、チームなんですし謝らなくても良いですよ」
花町日織:「……それだったら、私もごめんなさいかも」
花町日織:「ちょっと安心しちゃったから」
"アルレシャ"澪標深々子:君達が弛緩した次の瞬間、
"アルレシャ"澪標深々子:その足元が渦を巻き、水を巻き上げる竜巻の壁となって君達を分断する
花町日織:「友達だった同士が、殺し合うなんて……そんなの、やっぱり」続く言葉が途切れる。「っ、なに──!?」
"アルレシャ"澪標深々子:竜巻の中には、三人
"アルレシャ"澪標深々子:澪標深々子、大橋綺羅星、そして、花町日織
"アルレシャ"澪標深々子:大渦の向こうから、弾丸の如き速さで流線型の塊が迫ってくる。
大橋綺羅星:「……!やっば!」
"アルレシャ"澪標深々子:「すぴか、そこをどきな」
"アルレシャ"澪標深々子:「……とは言わないよ」
"アルレシャ"澪標深々子:ぎゅるん!鎖の刃が螺旋状に回転する
大橋綺羅星:「ひおりん!」花町さんをかばおうとする
花町日織:「ぐっ、う──!」水流の中に囚われ、藻掻いている。水の向こう、大橋綺羅星の背中が目に入る。
"アルレシャ"澪標深々子:「その子はここに居ちゃいけない」
"アルレシャ"澪標深々子:「立ちはだかるなら、まとめて斬る」
"アルレシャ"澪標深々子:「 勝負 タイマン だ」
大橋綺羅星:「……」「上等、だよ!」
大橋綺羅星:退くつもりはない。
"アルレシャ"澪標深々子:更に加速、瓦礫を微塵に砕きながら突っ込んでくる。
大橋綺羅星:リボルバーを構える。突っ込んでくる相手に向けて射撃。
大橋綺羅星:正確に相手を捉えるが、勢いは殺しきれない
"アルレシャ"澪標深々子:弾丸を弾く。生半可な一撃ではこの嵐は止まらない
大橋綺羅星:——更に集中
大橋綺羅星:リボルバーに光の弾丸を装填しながら、一点を狙い連射
"アルレシャ"澪標深々子:幾度も弾きながら前へ、しかし
"アルレシャ"澪標深々子:一点に打ち込まれ続けた弾丸は、ついに回転鋸の継ぎ目を穿ち
"アルレシャ"澪標深々子:砕けた鎖の刃が粉々に飛散する。
"アルレシャ"澪標深々子:それでも、まだ片方
"アルレシャ"澪標深々子:隠していた左腕の回転刃を唸らせて、既に君の眼前に辿り着いている。
大橋綺羅星:それでも退かない
"アルレシャ"澪標深々子:「これで終わりだ!すぴか!!」
大橋綺羅星:「……!」
大橋綺羅星:左腕に向けて、銃を構え
大橋綺羅星:——撃つ
大橋綺羅星:たとえ相打ちでも
大橋綺羅星:後ろには、守るべき友だちがいるから
大橋綺羅星:「終われないっ……!」
"アルレシャ"澪標深々子:その腕が正しく振り抜かれていれば、大橋綺羅星の考える通り相討ちとなっていたかも知れない
"アルレシャ"澪標深々子:しかし、そうはならなかった。回転刃を二人めがけて振り下ろす直前
"アルレシャ"澪標深々子:大橋綺羅星の肩を刳り、そのまま花町日織を仕留め得る絶好の軌道を
"アルレシャ"澪標深々子:僅かに、しかし意図的に逸らした
大橋綺羅星:「(外れ……外した?)」スナイパーの視力で、その僅かな軌道を見た
"アルレシャ"澪標深々子:それが決着となった
"アルレシャ"澪標深々子:「ぐぅっ……!!」
"アルレシャ"澪標深々子:交錯の寸前、左手の刃が弾ける
"アルレシャ"澪標深々子:弾丸に砕かれて鎖は散り散りになり
"アルレシャ"澪標深々子:そのまま大橋の隣へと倒れ込む
大橋綺羅星:「……深々っち」銃を下ろす
"アルレシャ"澪標深々子:「……舐められたもんだね。茜屋の獲物なんざ使いやがって」
"アルレシャ"澪標深々子:「私なんか、本気で撃つ価値もないってか……はは」
"アルレシャ"澪標深々子:「ま、その通りか……」
大橋綺羅星:「違うよ。これは……」
大橋綺羅星:「私だけじゃ勝てないと思ったから。エミーの力も借りたかったんだ」
"アルレシャ"澪標深々子:「は……」倒れたまま目を丸くして
"アルレシャ"澪標深々子:「あはははは!何だそれ……!」
"アルレシャ"澪標深々子:「あー……」仰向けになって
"アルレシャ"澪標深々子:「それじゃあタイマンじゃないじゃん」
大橋綺羅星:「……細かいことはいいの!」
"アルレシャ"澪標深々子:「はは、ああそうだった」
"アルレシャ"澪標深々子:「スピカはそういう、ちょっとずるいところが……」
"アルレシャ"澪標深々子:「あるやつだった……よな……」
大橋綺羅星:「えへへ……」照れたように笑う
"アルレシャ"澪標深々子:そう言って微笑んで、気を失う。

大橋綺羅星:ロイス取ります。 澪標深々子/友情○/不信

GM:イニシアチブ16 マーキュリーさん
"マーキュリー":マイナー無し
[晩翠凍衿(10)]

10m

[大橋綺羅星(23)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

12m

[花町日織(7)][小覇王(7)]

8m

[朱南文尊(0)]

"マーキュリー":《コンセントレイト》《無機なる四肢》《亡者の爪牙》
"マーキュリー":11dx7+9 対象は小覇王!
DoubleCross : (11R10+9[7]) → 10[1,1,2,2,3,5,6,8,8,9,10]+10[2,3,6,10]+6[6]+9 → 35

"小覇王"蔡春嵐:《カウンター》
"マーキュリー":げっ
"小覇王"蔡春嵐:栄光と勝利の槍を射撃で使用し、《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》《クリスタライズ》と組合せます
"小覇王"蔡春嵐:13dx7+17>=35
DoubleCross : (13R10+17[7]>=35) → 10[1,1,4,4,5,5,6,6,7,7,8,10,10]+10[5,7,10,10,10]+10[1,2,3,7]+1[1]+17 → 48 → 成功

"小覇王"蔡春嵐:成功。こちらの攻撃が命中します
"マーキュリー":ギャワーっ
"マーキュリー":こんなやつばっかかよこのステージの敵!
"小覇王"蔡春嵐:5d10+20 装甲無視
DoubleCross : (5D10+20) → 30[3,6,7,10,4]+20 → 50

"マーキュリー":瀕死です
"小覇王"蔡春嵐:しぶといな

"マーキュリー":「……さて」
"マーキュリー":先ほど巻き上げられた水流竜巻の雫、それらが全て空中に留まっている。
"小覇王"蔡春嵐:「何だもう終わりか」棍棒を縮めて地に降り立つ
"マーキュリー":「そのようですが、貴女は?」
"小覇王"蔡春嵐:「あ?まだ何もしてないだろうが。こんなんで終わらせてみろ」
"小覇王"蔡春嵐:「何をしでかすかわかんねーぞ、私は」
"小覇王"蔡春嵐:「わかったらもうちょい付き合え色男」
"マーキュリー":「……裏九龍の武術家でしたか。私は人の産み出した戦闘術を研究していてね」
"マーキュリー":「ならば、一手ご教示願おう」
"小覇王"蔡春嵐:「見たところアンタはUGNでもないみたいだしな始末書が一枚減ってラッキーだ」
朱南文尊:「いや、協力者をぶっ殺そうとしてるんだから始末書物かな、これ」ぼそりとつぶやく。
"マーキュリー":水平に伸ばしていた右腕を、"小覇王"に向けて振る。
"マーキュリー":無数の水刃が襲い掛かると同時弾丸のように駆けだす。身をひるがえしながら胴と水刃の影に隠した後ろ回し蹴り。
"マーキュリー":──ではない。
"マーキュリー":足が銀の刃に変異する。更に遅れて肘。ここまでがフェイントだ。
"小覇王"蔡春嵐:棍棒で地面を刳り抜く。砕け飛んだ岩石が氷刃を正確に撃ち落とす。
"マーキュリー":それを受けた先には、煌めく髪の一本一本が計算された軌道で"小覇王"を切り刻もうとする!
"小覇王"蔡春嵐:その極細の刃が届く寸前
"小覇王"蔡春嵐:「よっ」棍棒から手を話し、震脚。
"小覇王"蔡春嵐:その衝撃は地面を割ること無く、"マーキュリー"の足元を伝って髪の先まで伝わり
"小覇王"蔡春嵐:ぱしゃっ
"小覇王"蔡春嵐:水銀で編まれたそれが、内圧によって弾け飛び露と消える。
"マーキュリー":「さすが、理合の崩し方が、見事……!」
"マーキュリー":瞠目し感嘆する。
"小覇王"蔡春嵐:「どうも」返答と同時に棍棒を縦に回転させ
"マーキュリー":さまざまな人体破壊術を水銀の肉体に適応させた、恐らくは未知であろう戦闘術。だが、そういうものとばかり戦うのがUGNである。
"小覇王"蔡春嵐:間合いに入っていた"マーキュリー"の顎を下からかち上げる
"マーキュリー":「が、ふ」
"マーキュリー":爆発的衝撃、ヒューマンズネイバーが揺らぎ、涙腺や口元から水銀があふれ出る。
"小覇王"蔡春嵐:「今ので变化が解けないのか」
"小覇王"蔡春嵐:「うちの国の妖怪仙人共より根性あるじゃん」
"小覇王"蔡春嵐:「他も期待できそうだ」少し上機嫌になる

GM:イニシアチブ
"小覇王"蔡春嵐:《分割思考》
"小覇王"蔡春嵐:行動値-10で未行動に
GM:続いて晩翠さんの手番です
朱南文尊:《スピードフォース》
朱南文尊:64→68
GM:むっ!では朱南くんの手番!
朱南文尊:マイナーで暴走解除
朱南文尊:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《さらなる波》《獅子奮迅》範囲選択攻撃で蔡春嵐を攻撃。NPC効果も使いましょう。
[晩翠凍衿(10)]

10m

[大橋綺羅星(23)][フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

12m

[花町日織(7)][小覇王(0)][朱南文尊(0)]

"小覇王"蔡春嵐:《孤独の魔眼》範囲攻撃を単体 対象:自分に変更
"小覇王"蔡春嵐:そして《カウンター》
朱南文尊:6dx6+12
DoubleCross : (6R10+12[6]) → 10[2,3,3,9,9,9]+10[5,9,10]+10[6,7]+10[5,7]+10[7]+5[5]+12 → 67

"小覇王"蔡春嵐:栄光と勝利の槍を白兵で使用《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》《クリスタライズ》を組合せて判定
サブGM:!?
"小覇王"蔡春嵐:13dx7+17
DoubleCross : (13R10+17[7]) → 10[1,1,1,5,6,7,7,7,8,8,9,10,10]+10[3,4,4,5,6,7,9,10]+10[2,8,10]+10[8,10]+2[1,2]+17 → 59

"小覇王"蔡春嵐:《剣精の手》
"小覇王"蔡春嵐:1d7+67
DoubleCross : (1D7+67) → 3[3]+67 → 70

朱南文尊:ちょっと待ってね。
朱南文尊:ロイス切りたくなってきたw
サブGM:1dx7+67だよ!
GM:ホントだ!ごめんなさいふり直します
GM:ロイスきるかはそれ見て考えてね
"小覇王"蔡春嵐:1dx7+67
DoubleCross : (1R10+67[7]) → 10[8]+10[9]+5[5]+67 → 92

朱南文尊:切りません。
朱南文尊:ダメージ下さい。
"小覇王"蔡春嵐:10d10+20 装甲無視
DoubleCross : (10D10+20) → 64[4,7,7,6,7,7,9,5,2,10]+20 → 84

朱南文尊:《リザレクト》
朱南文尊:68+1d10
DoubleCross : (68+1D10) → 68+8[8] → 76

朱南文尊:76→86

朱南文尊:成程。常に反撃の姿勢を維持し一方的に攻撃する。ならば広範囲による雑な攻撃で殲滅するのが最善手だ。
朱南文尊:両の脚からレネゲイドを起動させる。超高速移動。ソニックブームで諸共に吹き飛ばす。
朱南文尊:向こうの足技など振動相殺してしまえば良いわけだ。
朱南文尊:どのみち、対処するには何らかの札を切らなければ、一方的に打ち勝てる。
朱南文尊:「言っておきますが」
朱南文尊:「任務の妨害、協力者への暴行。それだけで始」
朱南文尊:機動。
朱南文尊:「末書は免れないかな」
朱南文尊:超音速で迫った。
"小覇王"蔡春嵐:「賢いね」
"小覇王"蔡春嵐:音超えの疾走、朱南文尊の姿は彼女を抜き去り、遥か後ろにあるはずだった
"小覇王"蔡春嵐:しかしそうはなっていない。走り抜けた彼女は朱南の正面に変わらず立っている
朱南文尊:「おっと、いや、これは俺の失点ですね。思考に時間を使った時点で能力の装填の暇を」
"小覇王"蔡春嵐:速さで勝ったのではない。踏み込みの前段階で終着点を予測し、合わせるように退いた。
朱南文尊:言いながら右脚が前方に霞む。頭を刈り取る回し蹴り。
朱南文尊:「与えたか」
朱南文尊:剣の間合いからやや遠い。だが、攻撃は一度でも多く切らせておく必要はある。
"小覇王"蔡春嵐:それもまた、蹴りの回転角度と全く同じ動きで彼女の身体が空転し、完全に勢いを逃している。
"小覇王"蔡春嵐:「けど、お行儀が悪い」
朱南文尊:この人にだけは言われたくないな。という表情。
"小覇王"蔡春嵐:倒立の姿勢から、脚を使って棍棒を持ち上げ、横薙ぎに振り抜く
朱南文尊:「それは」
朱南文尊:胴体を抉られながら言う。
朱南文尊:「大陸式のギャグです……ごほっ、かね?」
朱南文尊:後方に飛び、間合いを整える。肉体は高速で再生していく。
朱南文尊:「笑えないかな」
"小覇王"蔡春嵐:「笑いどころなんてあったか?日本の笑いは陰湿だって聞くもんな」
"小覇王"蔡春嵐:「真理を言ったまでだろ」
"小覇王"蔡春嵐:「強いやつは何しても許される」
朱南文尊:「獣の真理は人間社会の非常識ですよ」
フェリドン・スタラグリフ:「本当にUGNなのか、君は」あきれ声。
花町日織:「あっ」「……もしかして、みんなが言ってた偽物?」
フェリドン・スタラグリフ:苦虫を噛み潰したような顔になる。「それは絶対ない」
朱南文尊:「偽者にしても、この人が二人いるの、嫌じゃありません?」

GM:イニシアチブ10 晩翠さん!
晩翠凍衿:行動としては待機。

晩翠凍衿:「……肝心なシーンを見逃しちゃったんだけど」
晩翠凍衿:月の海に生じた竜巻が消え、その後に立つ大橋さん、倒れ伏す“アルレシャ”の姿を認めて。
晩翠凍衿:「そっちは何とかなったの? 綺羅星ちゃん」
大橋綺羅星:「……うん。ばっちり」
晩翠凍衿:「そう。良かった」微笑む。
晩翠凍衿:「それなら、後はアレか」
晩翠凍衿:視線を移す。朱南さんと蔡春嵐、二人の大立ち回りの決着がちょうど目に入る。
晩翠凍衿:「“荒天龍”を思い出すな……どっちも」
晩翠凍衿:「良いじゃん」

GM:では次のイニシアチブ
GM:フェリドンさんどうぞ
GM:あ、待って
GM:PCが先だね。花町さんからにしましょう
花町日織:あ、そうしますか。OK
花町日織:ではマイナーで一応の暴走解除。
花町日織:メジャー、《コンセントレイト》《シャドーテンタクルス》。蔡春嵐を攻撃。
花町日織:9dx+4@7
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[3,3,3,5,7,8,8,10,10]+10[2,3,3,7,9]+6[2,6]+4 → 30

"小覇王"蔡春嵐:ドッジ
"小覇王"蔡春嵐:11dx+1>=30
DoubleCross : (11R10+1[10]>=30) → 8[2,2,2,3,3,3,6,7,7,8,8]+1 → 9 → 失敗

花町日織:4d10+10 ダメージ。諸々有効
DoubleCross : (4D10+10) → 20[3,9,3,5]+10 → 30

"小覇王"蔡春嵐:そのまま受けます。まだ元気
花町日織:花町日織の侵蝕率を+3した(侵蝕率:71->74)

花町日織:「……ねえ。あなたが強いのはわかったけどさ」やや怒気を孕んだ声を、蔡春嵐に向ける。
花町日織:「だから何?」
花町日織:「その強い力で、無暗に偉ぶって、敵でもない人をわざわざ傷付けて」
花町日織:「それがあなたのやりたい事なんだ?」
花町日織:佇まいは素人のもの。しかし感情に呼応するように、少女の足元の影がにわかに泡立つのが見えるかもしれない。
"小覇王"蔡春嵐:「あ?急にどうした妹子(お嬢ちゃん)」
"小覇王"蔡春嵐:「学校で嫌なことでもあったか?イジメられてんなら相談乗るぞ」
花町日織:「……」
花町日織:一層ムッとしたような表情になって。
花町日織:「……さっき、私は弱いかもって言ったけど」
花町日織:「あなたのことは、負かしたくなってきたよ」
花町日織:前触れはなく、静から静へ。コンマ0秒の事象改変。
花町日織:蔡春嵐の手にする昆が、少女の手に置き換わる。
花町日織:すぐ隣にいる。
"小覇王"蔡春嵐:「お?」
花町日織:発熱、融合。互いの持つレネゲイドが、双方向に流れ込んで──
花町日織:掴んだ腕を引き、透かすように隙を呼ぶ。重心を円弧にずらす体捌きから、頸を狙う回し蹴り。
"小覇王"蔡春嵐:「お、おぉ……?」
"小覇王"蔡春嵐:「ぁがっ」力の逃げ道を完全に潰され、勢いのままに顎を蹴り抜かれる
朱南文尊:「うん。あれは虎の尾を正確に踏み抜いたかな。体を張った甲斐があった」蹴りの軌跡を眺めつつ、腰を下ろしわずかな時間でも体力の回復に努める。
大橋綺羅星:「ひおりんは、怒ったら怖いよ~」
花町日織:その所作は技量・速度ともオリジナルには及ばない。使い手が違うとは、そういうことだが。
花町日織:逆に言えば、不意を打った有利が須臾の内には覆らない程度の差でしかなかったという事だ。
花町日織:「少しは頭、冷えた?」
花町日織:蹴り飛ばした事で繋いでいた手が離れ──いや、あるいは自分から飛んで逃れたのか。力が抜けていくのを感じながら。
"小覇王"蔡春嵐:「………ああ」
"小覇王"蔡春嵐:がばっ!と
"小覇王"蔡春嵐:花町さんの両肩を掴む
花町日織:「わわっ」
"小覇王"蔡春嵐:「よくわかったよ」
"小覇王"蔡春嵐:「ダメだろ!!そんな戦い方しちゃ!!!!」
花町日織:「えっ」
花町日織:「ごめん、どういうこと……?」
"小覇王"蔡春嵐:「手をつないだ瞬間、レネゲイドをお互いに溶け合わせたろ」
"小覇王"蔡春嵐:「めちゃくちゃ危ないぞそれ」
朱南文尊:(目の前の猛獣がそれを言うのはどうなのかな)
花町日織:「……あれ」
花町日織:「心配、してくれてる……の?」
花町日織:意外、とばかりに目を丸くしている。
"小覇王"蔡春嵐:「お嬢ちゃんいくつ?中学生?」
花町日織:「えっ。12……じゃなかった、16」
花町日織:「いや、17になってたっけ」
"小覇王"蔡春嵐:「えっ意外と歳いってるな……でも見たとこ目覚めたばかりだろ……くそっ……」
"小覇王"蔡春嵐:「いいか、戦士でもない奴がそんな戦い方しちゃいけない」
"小覇王"蔡春嵐:「そもそも、戦わせちゃいけないんだ。お嬢ちゃんみたいな子は」
花町日織:「……」じっとその目を見て。
大橋綺羅星:「実は優しいヒトなのかな」
朱南文尊:「俺は俺を殴った人間を優しいとは到底思いたくないですよ」
晩翠凍衿:「……だね。あれは優しいっていうか」
晩翠凍衿:「勝手」
花町日織:「あの……ありがとう。あなたのこと、少し誤解してたかも」
花町日織:朱南くんの言葉を受けて。「うん……本当に、少しだけだけどね」
"小覇王"蔡春嵐:「強い奴は何をしても良い。なぜなら」
"小覇王"蔡春嵐:「強者とは常に弱者の盾であるからだ」
"小覇王"蔡春嵐:「それを……お前……」
"小覇王"蔡春嵐:立ち上がる
花町日織:「でも、この月で起きてるのは、私の友達のことだから」
"小覇王"蔡春嵐:「見損なったぞお前ら!!こんな子にまで戦わせるほどUGNが落ちぶれてたとはな!!」
"小覇王"蔡春嵐:「絶対に許さねえ!!!!」
大橋綺羅星:「そうなるか~」
花町日織:「私が、自分でやりたいんだ……って」
花町日織:「えっ!もう聞いてなさそう!」
晩翠凍衿:「許さなかったら何なわけ?」
朱南文尊:「それについては同感かな。まったく持って、その通り」
朱南文尊:「でも、俺や晩翠さんもUGNに戦わされてる年端のいかないガキなんですけどね」
"小覇王"蔡春嵐:「戦士であることに歳は関係ないだろ。差別かてめえ」
朱南文尊:「この人、思考形態がジャームっぽいかな。鷹山先輩は本当に理性めいた何かがあったんだな」
フェリドン・スタラグリフ:「さて、誰が強く、誰が弱者なのか」
フェリドン・スタラグリフ:「君の直感は、君の判断に必要なものを選び取っているよ。だがそれを言語化し理屈を通そうとするには」
フェリドン・スタラグリフ:「いかにも知恵と誠実さと態度が足りていない」
フェリドン・スタラグリフ:「──さて、我が罪業に刻まれたる、黒き名を囁こう」
フェリドン・スタラグリフ:呪言を諳んじる。

GM:イニシアチブ フェリドンさん
フェリドン・スタラグリフ:《コンセントレイト》《原初の虚:ナーブジャック》晩翠さんを対象
フェリドン・スタラグリフ:6dx7+1
DoubleCross : (6R10+1[7]) → 10[4,5,6,7,7,7]+10[1,4,7]+6[6]+1 → 27

晩翠凍衿:暴走リア不!
GM:ば、晩翠!
フェリドン・スタラグリフ:ではメジャーで全力移動してもらいます。小覇王のいる方へ!
晩翠凍衿:ありがとう~
[大橋綺羅星(23)]
[フェリドン・スタラグリフ(7)]["マーキュリー"(16)]

12m

[花町日織(7)][小覇王(7)][朱南文尊(0)][晩翠凍衿(10)]

フェリドン・スタラグリフ:「標無き暴力の司、叫ぶもの、滅ぼすもの、真なる火を汚すもの、血に飢えたるもの」
フェリドン・スタラグリフ:言葉とともに、影が大きくなる。天を覆わんばかりに膨れ上がり、"小覇王"を襲う。
"小覇王"蔡春嵐:「小賢しい!」頭に血が上ったまま棍をひと薙ぎし、影を振り払う。
フェリドン・スタラグリフ:実体を伴った、傍らに立つ影。人狼を象ったウロボロスのアヴァター。
フェリドン・スタラグリフ:──酒気を帯びた血臭が薫る。
フェリドン・スタラグリフ:影が吹き払われる。蛮族の夜宴の主の似姿。その本質は狂化であり、一瞬だけ彼女の思考から迫る足音を、気配を消し去った。
フェリドン・スタラグリフ:それで十分だった。吹き払われ解けた影の中から──
フェリドン・スタラグリフ:「──故に、背教の主、涜する夜宴のアエーシェマ」
GM:では次のイニシアチブ!
GM:待機してた晩翠さんですね。お願いします
晩翠凍衿:マイナー無し。メジャーでコンボ【風を駆る】。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》。
晩翠凍衿:判定直前、自身に《援護の風》。エイルさんのNPCカードも使用します。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:80->82)
晩翠凍衿:対象は蔡春嵐!
"小覇王"蔡春嵐:来い!
晩翠凍衿:13dx6+14
DoubleCross : (13R10+14[6]) → 10[1,1,2,2,3,4,7,8,8,9,10,10,10]+10[2,3,6,7,7,8,10]+10[3,5,8,8,8]+10[1,2,9]+10[10]+10[10]+5[5]+14 → 79

"小覇王"蔡春嵐:ひええ……ドッジ!
"小覇王"蔡春嵐:11dx+1
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[2,2,3,3,6,6,8,8,9,9,10]+7[7]+1 → 18

"小覇王"蔡春嵐:無理!命中です!
晩翠凍衿:8d10+11+2d10+2d10
DoubleCross : (8D10+11+2D10+2D10) → 48[10,7,5,10,4,7,2,3]+11+13[9,4]+6[5,1] → 78

晩翠凍衿:1,2,3を振り直し
晩翠凍衿:72+3d10
DoubleCross : (72+3D10) → 72+9[5,3,1] → 81

晩翠凍衿:諸々有効です
"小覇王"蔡春嵐:残りHP57
"小覇王"蔡春嵐:戦闘不能!
晩翠凍衿:やったぜ
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+9した(侵蝕率:82->91)
"小覇王"蔡春嵐:UGNエネミーのルールにより、一回の戦闘不能で有効的エネミーとなり
"小覇王"蔡春嵐:以後敵対はしません。戦闘終了です。

晩翠凍衿:──吹き払われ解けた影の中から、少女の姿が現れる。
晩翠凍衿:"小覇王"より十歩の間合い。大鎌をだらりと無造作に提げ、冷めた視線を対手に向けて。
晩翠凍衿:「あなたと意見が同じことが二つ。弱いのとか、弱ったのの相手ばっかりで不満だったこと。ようやくツキが回ってきたと思ったこと」
晩翠凍衿:「一方で、全然違うこともある」
晩翠凍衿:「あの子の扱いとかね」向き合ったまま、肩越しの手で花町さんの方を示して見せて。
"小覇王"蔡春嵐:「あ?どういう意味だ」
晩翠凍衿:「つまり」
"小覇王"蔡春嵐:「今更自分らの非道を改める気になったか?そいつはちょっとばかり」棍を支えにして空高く飛び上がる
"小覇王"蔡春嵐:「遅かったな!!」空中で棍を収縮
"小覇王"蔡春嵐:回転しながら落下する中で再び伸長させ、遠心力を乗せた一撃を少女の脳天へて振り下ろす。
朱南文尊:「よし。上手い。先に攻撃させた」
晩翠凍衿:「──怒って目ぇ眩ませてんなってことだよ」見上げて、笑う。
"小覇王"蔡春嵐:「───っ!!」
晩翠凍衿:襲い来る棍を体をずらして躱す。同時、最も力の乗った──すなわち逃げようのないタイミングで、その一撃を鎌刃が引っ掛け、真横に向けて思い切り払う。
晩翠凍衿:「“キャンサー”の担い手が敵として真っ向立ってあげてるの。気が散ってたなんて言い訳は許さないから」
"小覇王"蔡春嵐:「そう」振り下ろしの勢いを完全に利用され、棍が弾き飛ばされる。
晩翠凍衿:上空で無手となった相手に手招きする。
"小覇王"蔡春嵐:そう、弾かれたのは棍だけだ。寸前で手を離したその体は、その勢いを加えられて独楽のように高速で回転し
"小覇王"蔡春嵐:「かよ!!」眼前の少女のこめかみ目掛けて回転蹴りを叩きつける。
晩翠凍衿:凄絶な破壊力を秘めて迫るその一撃を、上体をほぼ直角に近い角度で曲げて回避する。
晩翠凍衿:晩翠凍衿はクロスブリードだ。骨肉を露骨に変形させられるほど、エグザイルの因子は濃くないが──
晩翠凍衿:──そのまま両足をプロペラじみて回し、宙にある少女の胴を捉え、月面に叩き落とせる程度には。柔軟性というものがある。
"小覇王"蔡春嵐:「かはっ……!」月の地面を砕いて、小覇王の半身が沈み込む
晩翠凍衿:その首の真横に刃が突き立つ。
晩翠凍衿:血を浴びたかのように赤い、巨蟹宮の刃。
"小覇王"蔡春嵐:「………」その切っ先をじっと睨む
晩翠凍衿:「……」鏡写しのように険しい顔をする。
"小覇王"蔡春嵐:「……どうした?お情けのつもりか?」
晩翠凍衿:「パンクしてんじゃん」
"小覇王"蔡春嵐:「パンクゥ?」
晩翠凍衿:「あたしの対応に割くほど余裕が残ってなかった」
晩翠凍衿:「さっきの……あの人とか」“マーキュリー”を振り返る。「朱南さんに日織ちゃん」
晩翠凍衿:「それでもう手一杯だったってことでしょ。そんな状態で勝ってもつまんない」
"小覇王"蔡春嵐:「へえ~、言ってくれるじゃん」
晩翠凍衿:嘆息する。「いっぺん殺さなきゃ認めないってなら別にやるけど?」
"小覇王"蔡春嵐:「万全で戦って勝てると思われてるとは、"小覇王"も安く見られたもんだな」
"小覇王"蔡春嵐:「いや、この場合は高く買ってくれてるってことか?」
"小覇王"蔡春嵐:「……いや、良いよ」手を下ろす。
"小覇王"蔡春嵐:からん、と
"小覇王"蔡春嵐:晩翠さんの背後で浮遊していた棍棒が地に落ちる。弾き飛ばされた後、死角から魔眼を飛ばして手元に引き寄せていた。
"小覇王"蔡春嵐:「"小覇王"を倒したって栄誉はしばらく預けておいてやる。"十三人殺し"様には今更物足りないかも知れないけどな」
晩翠凍衿:大鎌を地面から引き抜いて戻す。
大橋綺羅星:「……終わった、っぽい?」
朱南文尊:「じゃないかな」
朱南文尊:億劫そうに立ち上がり、手で埃を払う。
花町日織:「あ、良かったあ……」ほっと胸を撫でおろして。
晩翠凍衿:「勝ったつもりだけど」
晩翠凍衿:「朱南さんもいっときます? 一発くらい」
朱南文尊:「晩翠さん、お見事でした。フォローしてもらって気も利くかな」
晩翠凍衿:振り返って拳を振るうジェスチャー。
朱南文尊:「いえ、やめておきます」
朱南文尊:「ほら、弱者を守るのが強者の務め。みたいな事を」
朱南文尊:「どこかの支部長が言ってたかな」
朱南文尊:などと冗談を口にした。
花町日織:「わあ、これが大人の口撃……」
フェリドン・スタラグリフ:「……くくく。良い返報だ」
フェリドン・スタラグリフ:「さて、この 神性圏界 ドミニオン についてだが……」
花町日織:「よ、っと……わっ、だいぶ重いなこれ」落ちた棍棒を両手で抱え上げ、蔡春嵐に返そうとする。
"小覇王"蔡春嵐:「うへぇ、性格わる~」顰めっ面で起き上がる
花町日織:少しふらついた足取りで彼女の元へ向かい、「はい」と渡して。
"小覇王"蔡春嵐:「お?ああ、ありがとお嬢ちゃん。怪我はなかった?」
朱南文尊:「日本の笑いは陰湿なんですよ」
朱南文尊:脇腹を抑える。もう一度この人と戦うのは冬のボーナス3倍くらい貰わないと勘弁かな。などと思う。
フェリドン・スタラグリフ:「我が杖は月の獣たちを抑制することを奨励している、我々が全て固まってしまうのはまずいとな」
フェリドン・スタラグリフ:「通信は可能かね?」"アリアンロッド"へ向けて。
フェリドン・スタラグリフ:神性圏界は、認識の改変、あるいは通信の障害など。
エイル・ファウストゥス:「既に奪回した海域となら問題なく可能だ」
フェリドン・スタラグリフ:情報隔絶を伴う事が多い。その確認だ。
フェリドン・スタラグリフ:頷く「よろしい、では俺は暫くこの海域に残るとしよう」
フェリドン・スタラグリフ:「余裕もあるし……何より俺に獣たちの牙如きは通らない、適役のはずだ」
エイル・ファウストゥス:「知っての通り地上との交信は不可能。最後に送ったSOSが限界だったが、この月の上で私を介する限りは裏側からでも大丈夫だろう」
大橋綺羅星:「フェリどん助かる!」
フェリドン・スタラグリフ:「ああ……俺は神禍討滅局だ。『 神性圏界 ドミニオン 』を荒らしまわる特権を持っている。俺一人なら、いつでも裏側に行ける……」
晩翠凍衿:「UGNの人員ですしね。お願いします」
朱南文尊:「マーキュリーさんと小覇王はどうします?」
花町日織:「他の二人も、それを手伝ってくれる……のかな?」
フェリドン・スタラグリフ:「動きを検知したら、その時は連絡をくれたまえ」
花町日織:マーキュリーさんと春嵐さんの方を見る。
"マーキュリー":「さて」ふらつく体を起こす。
晩翠凍衿:「……フェリドンさんも行けるんだ」やや神妙な顔つきになる。
晩翠凍衿:「その裏側への行き方って、あたしたちにも適用できたりは?」
フェリドン・スタラグリフ:「現状は不可能だが、この場所の性質を掴めば行けるようになる可能性もある」
花町日織:「えっ、ほんとに!」
フェリドン・スタラグリフ:「ただ」難しい表情で。
大橋綺羅星:「ただ?」
フェリドン・スタラグリフ:「契約者でないものが俺の力を浴び続けるには代償が伴う、最後の手段と思ってくれたまえ」
花町日織:「代償……って、どんな?」
フェリドン・スタラグリフ:「奥ゆかしい表現で言えば気が短くなったり、判断力が落ちるなどだ。高じればジャーム化となる。この杖は……」
フェリドン・スタラグリフ:乾いた血のような朱殷色の杖を指す。
フェリドン・スタラグリフ:「聖なる存在から削りだしたものではない。その逆だ。あまり横着には向いていないのだ。悪いがね」
花町日織:「ジャーム化……」表情が強張る。
朱南文尊:(暴走と侵蝕率の上昇ということかな)
朱南文尊:「安全な方法があるなら、それに越したことはないですよね。博打とか奥の手って言うのは他に手がなくなってからやるものですから」
フェリドン・スタラグリフ:「そういうことだ」
花町日織:「そう、ですね……みんな無事で帰らないと、意味ないですから」
晩翠凍衿:「討滅局の人にそういう言い方されると絶対まずいやつなんだなって思えますね……」しみじみと。
大橋綺羅星:「そうだよ。それに、裏に行っただけじゃイミないかんね」
朱南文尊:「突入したけど、それで全てを使い切ったとか笑い話としても程度が低いですしね」
大橋綺羅星:「マジそれ」
"マーキュリー":「私は先程海図を見せて頂いたからな」
"マーキュリー":「そこの神殺しの言葉を標にするなら、君たちの未制圧の海域へ向かおう」
"マーキュリー":「この月の大地を汚染し、戦い続けることが何よりの抵抗になるはずだ。でなkれば」
"マーキュリー":「"プランナー"がゼノス中央24人の中から私を選んだ説明がつかないからね」
"マーキュリー":「それでは、健闘を。運がよければまた会おう」
花町日織:「一人で他の海に攻めに行くんですか?それは……」少し心配そうな色を浮かべて。
"マーキュリー":抑えた跳躍の音が響き、長身長髪の男が姿を消す。
朱南文尊:「そっちには、そっちの事情があるかと思いますが、命より大事な物ってそうないですから、気を付けて」
花町日織:「あの、気を付けてくださいね!」消えた影のあった場所へ向かって声をかけた。
"マーキュリー":「ははは」
"マーキュリー":「覚えておきましょう──できたらね」風に乗って声が届く。
晩翠凍衿:消えた方を一礼して見送る。
大橋綺羅星:「またねーマー君!」
"小覇王"蔡春嵐:「へえ、あいつ強いとは思ったけどゼノスの中核メンバーか」去っていく背を見て
"小覇王"蔡春嵐:「勿体ないことしたな。次あった時はもう少し長く楽しもっと」
花町日織:「……追いかけて戦ったりしちゃダメですからね?」じとっとした目線。
"小覇王"蔡春嵐:「んなことしないよ。同じ相手と同じ日に二度は戦わない主義なんでね」
花町日織:「なら良かった……あ。えっと!」
花町日織:「あの、さっきは心配してくれてありがとうね」
花町日織:「だけど私、無理矢理戦わされてる訳じゃないから!」
"小覇王"蔡春嵐:「……え、そうなの?」
晩翠凍衿:「えっそういう誤解してたわけ……?」
花町日織:「うん。ちゃんと自分の意思でこうしてる」
花町日織:「ロレム・イプサムは……」「いや、同じ名前の人はいっぱいいるみたいだけど」
花町日織:「その中の一人が、私の友達なの。だから……」
花町日織:「あの子の事は、私がなんとかしたいの」
フェリドン・スタラグリフ:「一方で、君の感じ取った危惧は錯覚でもないだろう。"アルレシャ"なる者は──彼女の命を狙っているようだったし」
大橋綺羅星:「……」横で倒れてる深々子さんを見る
花町日織:「……」無言の肯定。窮した彼女が、最後に自分を狙っていたのは明らかだった。
フェリドン・スタラグリフ:「日織君の奇妙な力にも、意味がないとは思えん。心配なら守ってやれ」
フェリドン・スタラグリフ:最後にそう告げて、こちらも背を向ける。
"小覇王"蔡春嵐:「ああいう理屈っぽいオッサン苦手なんだよなあ、師叔を思い出すわ」
フェリドン・スタラグリフ:「全く……香港の連中はどうしてこう、波児といい……」ぶつぶつ。
花町日織:「でも……それにさ」
花町日織:「そりゃ、UGNっていうのは……みんなの知らないところで頑張って、世界を守る人達なのかもしれないけど」
花町日織:「私はもう、仲良くなっちゃったんだもん」
花町日織:「スピカさんも、朱南さんも、晩翠さん、エイルも……」
花町日織:「自分が危険な目に遭ってでも、私や、何も知らないみんなのことを」
花町日織:「何とか力を尽くして、守ろうとしてくれる人なんだってこと。見てきたから」
花町日織:肩越しに少しだけ、皆の方を振り返って。
花町日織:「……それが分かってて。しかも私には、それを助けられる力があって」
花町日織:「私は手伝わないから、ばいばい、がんばってね──なんて」
花町日織:「そんな知らないふりは、できないよ」
花町日織:そう思わない?と、微笑みかける。
"小覇王"蔡春嵐:「そっか……」少し困ったように微笑みを返す
"小覇王"蔡春嵐:「お嬢ちゃん……いや、日織だったっけ?」
花町日織:「ん。そうだよ、花町日織」
"小覇王"蔡春嵐:「日織のその気持ちは、尊いものだ。人間としてとても善良な、かけがえのない感情だ」
"小覇王"蔡春嵐:「日織は優しいね」頭を撫でて
"小覇王"蔡春嵐:「けど、それは戦士ではない」
花町日織:「わ」目を丸くしつつ、それを受け入れて。
"小覇王"蔡春嵐:「さっきのことは詫びよう。日織は自分の意志でここにいる。それは誰にも否定できない選択だ」
花町日織:「……うん。ありがとう」
"小覇王"蔡春嵐:「けど、日織はまだ知らないことが多すぎる」
"小覇王"蔡春嵐:「戦うことで守れるものもあれば、失うものも必ずある」
"小覇王"蔡春嵐:「戦士とは、守ることを誓った者ではなく、失うことを覚悟した者のことを指す」
"小覇王"蔡春嵐:「だから、君はまだ戦士ではない」
花町日織:「……」
"小覇王"蔡春嵐:「けど、それで良い」ふわりと笑って
"小覇王"蔡春嵐:「"小覇王"はすべての戦士の敵であり」
"小覇王"蔡春嵐:「それ以外の全ての人々の盾となる者だ」
"小覇王"蔡春嵐:「だからもう少しだけ、君を守らせてもらおうかな」
花町日織:「……ふふ。ありがとう」花のように笑う。
花町日織:「そういう所、もっとみんなに見せていけばいいのに」
"小覇王"蔡春嵐:「良いんだよそういうのは……」少し照れて
花町日織:「あなたの優しさが伝わってない相手、多いよ。きっと」
晩翠凍衿:「そっちだって大概理屈っぽいじゃん」茶々を挟む。
朱南文尊:「その理屈だと、俺も戦士じゃないんですけどね」
朱南文尊:肩を大仰に竦める。
朱南文尊:「さて、では、そろそろ今後の方針はどうします?」
エイル・ファウストゥス:「うん、協力者も増えて月面の勢力図は我々に覆りつつある」
エイル・ファウストゥス:「しかし、肝心の裏側へ行く方法はわからないまま……」
エイル・ファウストゥス:「しばらくは情報収集に徹しよう」
エイル・ファウストゥス:「ちょうどそこに、期待できそうな情報源も転がっているしな」
大橋綺羅星:「情報源……」
晩翠凍衿:「……」大橋さんの隣に横たわる少女を見る。
大橋綺羅星:「その言い方はひどくない?せめて協力者とか……」
大橋綺羅星:「協力者ではないか……」
大橋綺羅星:「ううん、情報源、でいいか……」
花町日織:「でも、ほら。これから協力者になってくれるかも……協力者候補者?」
エイル・ファウストゥス:「そこの見極めも含めて」
朱南文尊:「艦で一休みしながら、そこら辺の言い方も決めましょう」
エイル・ファウストゥス:「綺羅星、彼女のことは君に任せたい」
花町日織:「者が多くなっちゃった……うん、そうですね」
大橋綺羅星:「りょ!」
朱南文尊:「今回も誰一人欠けることなく勝てて良かったですよ。お疲れさまでした」
朱南文尊:「ああ、そうだ。花町さん」
花町日織:「あっ。何です?」
花町日織:艦に戻ろうとした所、足を止めて振り返る。
朱南文尊:「さっきのUGNの事ですけどね。なんだかんだで給料貰ってるんで、そんな有難がることもないかな」
朱南文尊:「でも、そんな事を言ってくれる人がいないから俺みたいに捻くれる奴が出てくる訳でね」
朱南文尊:少しだけ過去を振り返るような枯れた声で言う。
朱南文尊:「まあ、嬉しかったかな」
朱南文尊:それだけです。と続けて艦に向けて歩き出した。
花町日織:「あ……えへへ」崩れたように笑う。「それなら、良かった!」
花町日織:その後を追うように、小走りでハッチへと向かった。
GM:バトルリザルトに移ります。
GM:今回獲得APは、★3エリア一箇所のため
GM:10AP獲得!合計34/30APで進行条件達成です。
花町日織:ということは……
GM:次回でトリガーシーンが発生し、クライマックスへ行けるようになります
GM:そして侵食率減少!
GM:エリア固定1d3+3に、エネミー2体で10点
GM:-1d3-13で触れます。振りたきゃ振りな!
晩翠凍衿:振る!
花町日織:もらうぜ!
花町日織:1d3+13
DoubleCross : (1D3+13) → 2[2]+13 → 15

花町日織:花町日織の侵蝕率を-15した(侵蝕率:74->59)
晩翠凍衿:1d3+13
DoubleCross : (1D3+13) → 2[2]+13 → 15

大橋綺羅星:なんか振っといたほうが良い気がする!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を-15した(侵蝕率:91->76)
大橋綺羅星:94-1d3-13
DoubleCross : (94-1D3-13) → 94-2[2]-13 → 79

朱南文尊:86-1d3-13
DoubleCross : (86-1D3-13) → 86-2[2]-13 → 71

GM:そして経験点。エリア5点、各エネミー3点で
GM:11点を差し上げます
晩翠凍衿:むっしゃむっしゃ
大橋綺羅星:では合計30点になるので
晩翠凍衿:27点になりました
大橋綺羅星:20点使用して感覚を1上げます
朱南文尊:12点。
花町日織:24+11で35に!
GM:大橋さんの感覚が研ぎ澄まされていく……
GM:次は戦利品!
GM:テーブルは『ナチスの遺産』、エネミー2体で2回ふれます
GM:1d10 一回目
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:⑪聖剣の王者
⑪聖剣の王者
種別:白兵 技能:白兵 命中:0
攻撃力:15 ガード:7 射程:至近
マイナーアクションを使用することで、そのメインプロセスに行うこの武器を使用した攻撃のC値に-2する(下限4)
シナリオに一回まで使用できる。暴走中は使用できない。

GM:1d9 二回目
DoubleCross : (1D9) → 3

GM:③幻燈鏡
③幻燈鏡
対象:範囲または対象:範囲(選択)の攻撃が行われる直前に使用する。
その攻撃の対象を単体に変更する。対象は改めて選択される。
元々の攻撃の対象に貴方が含まれていないと使用不可。シナリオ1回まで。

GM:以上の二つとなります
GM:聖剣は遺産、幻燈鏡はユニークアイテムなので
GM:次の戦闘が始まるまでに所持する人を決めておいて下さい
GM:MPは涅槃の獣を1200体倒したので13点獲得!
晩翠凍衿:17点になった
GM:最後に味方NPCの拠点配置効果を説明します。
・"ネメシス・インバース"フェリドン・スタラグリフ
『随獣使役』
オートアクションで使用
キャラクター1名に対してカバーリングを行う従者を出現させる。
この従者はカバーリング以外の行動は行えず、攻撃命中後に消滅する。
シーン3回まで使用できる。

GM:カバーディフェンスのNPCカードのようなものと考えて下さい
・"マーキュリー"
『水銀の秘薬』
オートアクションで使用。
キャラクター1名のバッドステータス及びエフェクトによる不利な効果を任意の数選択し回復する。
シーン三回まで使用可能。

・"小覇王"蔡春嵐
『よい子の功夫講座』
使用回数制限のあるエフェクトの使用回数を1回分回復する。
キャラクター一人あたり1回まで、シナリオ3回まで使用可能。

GM:バトルリザルトは以上となります。
朱南文尊:小覇王はオートアクションで回復ですか?
GM:あ、そうですね!
GM:オートアクションで回復して大丈夫です
GM:なので戦闘中に選んでもOK
晩翠凍衿:ふむ
朱南文尊:はーい
花町日織:あ、便利!じゃあそうしよ
大橋綺羅星:ラージャ
GM:他に質問は有りませんか~?
晩翠凍衿:こちら大丈夫です!
大橋綺羅星:ないでーす!
花町日織:今は大丈夫!
朱南文尊:ないでーす
GM:それではシーンを終了します!
GM:ロイス、購入が可能です
朱南文尊:購入は応急手当 3dx+3
朱南文尊:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 8[6,7,8]+3 → 11

朱南文尊:即使用
朱南文尊:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 16[7,9]+8 → 24

花町日織:トランクもあるよ(備忘)
花町日織:それはそれとしてこっちも応急買おうかな
晩翠凍衿:大橋綺羅星 〇尽力/不安 で取ります
花町日織:2dx>=8 購入
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 2[2,2] → 2 → 失敗

花町日織:にゃん。
晩翠凍衿:購入はこちらも応急手当を
大橋綺羅星:経験点20点使用で感覚1上昇を撤回して
晩翠凍衿:3dx+3>=8
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 8[2,7,8]+3 → 11 → 成功

晩翠凍衿:使用!
晩翠凍衿:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+7[5,2] → 17

晩翠凍衿:いじょうです
大橋綺羅星:経験点25使用してインフィニティノヴァを取得します
花町日織:あっわたしトランク使ってもいいですか!
GM:ナルホドね
大橋綺羅星:購入は応急手当
大橋綺羅星:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[4,6] → 6

大橋綺羅星:ダメ!以上
朱南文尊:いいよー<トランク
花町日織:じゃあトランクで回復します~
晩翠凍衿:どうぞー
花町日織:2d10+4
DoubleCross : (2D10+4) → 6[5,1]+4 → 10

花町日織:花町日織のHPを10にした(HP:4->10)
花町日織:以上!
朱南文尊:経験点12点使用します 白兵6→10 12→0
朱南文尊:そしてアームドスーツを装備し、ウェポンケースに聖剣の王者IN もう一つのポンケに磨光嵐斬刃をINです。
朱南文尊:行動値は6→4
大橋綺羅星:経験点4使用で射撃を1→3に 残1
晩翠凍衿:幻灯鏡はこちらで所持しておきます
GM:OK!では次のシーン!
■マスターシーン "Alrescha"
"アルレシャ":『友だちになろう』
"アルレシャ":そう言って彼はその手を差し出してきた
"アルレシャ":中学3年の夏、部活の最後の大会が終わった頃だろうか
"アルレシャ":同い年くらいの、不思議な雰囲気を持つ少年だった。
"アルレシャ":透き通るような純白の髪が日差しを受けて輝き
"アルレシャ":しかしその肌は、鮮やかな景色に穴が空いたように光を通さなかった
"アルレシャ":私は大したきっかけもなく、何となくその手を取った
"アルレシャ":ほんの少し何かを期待していたのかも知れない。満たされないものを埋めてくれる何かを。
"アルレシャ":そして、私は月に魅入られた。
"アルレシャ":本来、"それ"を注ぐのに白紙の器など必要ない。
"アルレシャ":心の片隅に、ほんの少しでも空白を持ってさえいれば
"アルレシャ":月の杯は、それを満たすのだから。
"アルレシャ":力を得た私には、確かな高揚と満足感があった。
"アルレシャ":何より、彼の"夢"は確かに共感できて、尊いものに思えたから
"アルレシャ":けれど、他の星は違った。
"アルレシャ":月が欠けるほど、星の明かりは強く大きくなり
"アルレシャ":そして、妖しい光を放っていた。それに私が気付いた時には、もう戻れなかった。
"アルレシャ":星の名は"アルレシャ"
"アルレシャ":月の航路に立つ澪標。彼岸と此岸を紐付けるもの。
"アルレシャ":けれど。本当は───
"アルレシャ":なあ、すぴか、リュー、不屈
澪標深々子:私は、一体何だったんだろう
澪標深々子:どうすれば、良かったんだろうな
■ミドル5 澪標す航路
GM:ミドル5です。シーンプレイヤーは大橋さん。他登場自由!
GM:侵蝕をどうぞ
大橋綺羅星:大橋綺羅星の侵蝕率を+5(1D3+3->2+3)上昇(侵蝕率:79->84)
花町日織:花町日織の侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:59->65)
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+6(1d3+3->3+3)した(侵蝕率:76->82)
朱南文尊:1D3+3+71
DoubleCross : (1D3+3+71) → 2[2]+3+71 → 76

■ 潜水艦『レヴァニア』艦内
GM:医務室。小さなベッドの上に
GM:応急処置を受けた状態で、澪標深々子が寝かされている。
澪標深々子:「………ん」
大橋綺羅星:ベッドの横に腰掛けている。「……あっ」
澪標深々子:「ここは………」目線だけを動かして周囲を確認する
朱南文尊:「医務室ですよ。派手にやり合った直後でしょ、俺達」
朱南文尊:こちらも2つ空いた先のベッドで包帯を巻いている。
花町日織:「あ。えっと……おはようございます?」目が合って、気まずそうに。
晩翠凍衿:「……」花町さんの傍らに立って待機している。表情は険しい。
花町日織:彼女が自分の命を狙っていた事は承知している。警戒を解いてはいない。
澪標深々子:「……成程」
澪標深々子:「一番弱そうな奴を尋問用に残したってわけかい。抜け目ないね」
大橋綺羅星:「弱そうって……冗談」
朱南文尊:「と言うか、敵の内情知ってそうなの、君だけかな」
朱南文尊:「一番暴れてた人は、信じられない事に識別の上では味方でしたので」
"小覇王"蔡春嵐:廊下の奥で大きなくしゃみの音がする
朱南文尊:「と言うのは、建前。大橋さんが心配で心配でたまらないみたいですよ」
大橋綺羅星:「そうだよ!」
GM:艦長のエイルと春嵐は、周囲の警戒のため艦橋で待機している。
澪標深々子:「すぴか……」
大橋綺羅星:「……話してくれる?何があったか……」
大橋綺羅星:「あとひおりんを狙うワケとか」
澪標深々子:「…………」しばらく俯いて
澪標深々子:「……構わない」
大橋綺羅星:「……!」
澪標深々子:「こちとら薄汚い 三枚舌 トリプルクロス だからね。今更義理を通す先なんてどこにもありゃしないのさ」自嘲気味に笑う
澪標深々子:「ただし、一つ忠告しておく」
大橋綺羅星:「忠告?」
澪標深々子:「ここは月の上だ。私が話したことは向こうにも筒抜けだと思ったほうが良い」
大橋綺羅星:「……まあ、今更、かな?」
大橋綺羅星:「上等だよ!」
晩翠凍衿:頷く。
朱南文尊:「覗きが趣味なんて最初から知ってるかな。デートを覗き見、盗聴されましたよ」
澪標深々子:「そりゃお気の毒。ああそれから」
花町日織:驚きはしない。そうだから発言には注意するようにと、皆に言い聞かされていた。
澪標深々子:「おそらくもう向こうからも愛想を尽かされてると思うが、もし私の中から"違う奴"が出てきたら」
澪標深々子:「すぐに殺せ」
大橋綺羅星:「……!」アークトゥルスのことを思い出す
大橋綺羅星:「…………わかった。イヤだけど……」
澪標深々子:「……ん、ありがと。すぴか」
澪標深々子:「それじゃあ……痛っ」上半身を起こす
澪標深々子:「何があったか、からか。ただの身の上話になっちまうけど」
澪標深々子:「アンタ達、"アークトゥルス"とは戦ったな?」
大橋綺羅星:「うん。それで」
大橋綺羅星:「中から……何か出てきた……?」
大橋綺羅星:「アレなんだったんだろ」
澪標深々子:「私も奴も、"ロレム・イプサム"から力を与えられて覚醒したオーヴァードだ」
朱南文尊:「ああ。すみません」
朱南文尊:「会話、録音させてもらっても良いですかね?」
朱南文尊:「此処から先は重要そうかな」
澪標深々子:「いいよ別に。どの道 ここ から帰れなけりゃ消えちまうけどね。好きにすると良い」
澪標深々子:「……"ロレム・イプサム"は」
朱南文尊:「どうも」スィッチを入れる。「では、どうぞ続きを」
澪標深々子:「元々は、単体で強大な力を持ったレネゲイドビーイングだった」
澪標深々子:「それこそ"フィネガンズ・ウェイク"やら"プランナー"に次ぐ規模のね。神様みたいなもんだ」
澪標深々子:「けど何百年か前から、その力を少しずつ他人に分け与えて配下を作っていった」
澪標深々子:「そしてその度に、自分自身は段々と幼く非力な存在へと変わっていった」
花町日織:「……なんで、そんなことしたんだろう」浮かんだ疑問がそのまま口を衝いて出た。
澪標深々子:「"アークトゥルス"は3番目、"ロレム・イプサム"の純化が加速する直前に力を受け継いだ上級端末」
澪標深々子:「私はだいぶ後ろの方、奴の絞りカスを飲み込んだだけの下っ端」
澪標深々子:「それでも、"アークトゥルス"が株分けした"衛星細胞"よりは扱い良かったけどね」
朱南文尊:「3番目って事は1番目と2番目がいるって事かな?」
澪標深々子:「ああ、3番目までは特別強い力を受け継いだ。おかげで全員ジャームになっちまってるが」
澪標深々子:「ジャーム特有の特異性……それを焼き付けられたっていうね」
大橋綺羅星:「特異性……」
澪標深々子:「月の魔性を飲み干した始めの星"シリウス"」
澪標深々子:「太陽の輝きを写す歪んだ鏡として、超文明の遺産の多くを受け継いだ"カノープス"」
澪標深々子:「地に沈みまた昇る衛星、不変にして転変の運行をその身に宿した"アークトゥルス"」
澪標深々子:「大仰な言い回しだろ?あいつらこれ全部自分で言ってるんだから笑っちまうよね」
澪標深々子:「今まで実質的に"ロレム・イプサム"を運営してきたのはこの三人」
朱南文尊:「ふ。笑えるというより、ちょっと特殊な事情で苦笑いするかな」
朱南文尊:「ウチだと、どれも被りそうなコードですよね、これ。ねぇ、晩翠さん」
晩翠凍衿:「……まあ、確かにいそう」眉根を寄せたまま応じる。
花町日織:「あれ。その3人ってみんな、分け与えられた側の人……なんだよね?」
花町日織:「実質的に運営してきたのがその3人……だったら、元々のロレム・イプサムは何をしてるの?」
大橋綺羅星:「……たしかに」
大橋綺羅星:「ひおりんが会った?のがその元のやつなのかな……」
澪標深々子:「"ロレム・イプサム"はただ待っている。力を失いすぎてもう待つしかできないとも言うけどね」
澪標深々子:「ただ、力関係が逆転したとは言え、あいつらは偽り無く"ロレム・イプサム"の夢のために力を尽くしてきた」
澪標深々子:「ジャームらしい方法でね」
大橋綺羅星:「夢」
花町日織:「夢……」僕の夢を叶えに来てね、と。彼との別れ際、そう告げられた事を思いだす。
大橋綺羅星:「その夢って?」
澪標深々子:「それは………」花町さんを見る
花町日織:「?」首を傾げる。
澪標深々子:「……そうさね、その前に」
澪標深々子:「奴がなんのために自分の力を他所に与えていったのかを先に話さないといけないかな」
澪標深々子:「あいつはね、人間と友だちになりたいんだ」
花町日織:「……」
晩翠凍衿:「…………」苦々しさを満面に浮かべる。
澪標深々子:「奴がジャームである限り、絶対にできないことだけどね。けれど」
大橋綺羅星:「……ともだち……」
朱南文尊:「困ってる所を助けたりすれば、好意を懐いてくれるとかそういう?」
朱南文尊:「だから力を分け与えて回ってしまったみたいな事かな」
花町日織:「……そんなの、って」言葉が続かない。
澪標深々子:「どうかな、最初に何を考えてたかはもうあいつにもわからないのかも」
澪標深々子:「けど何となく予想ついてるだろ?奴は月に関連する権能を持つレネゲイドビーイングだ」
澪標深々子:「星の光が増すほどに、月は欠けていった」
澪標深々子:「そして欠ける度に、戻っていってるんだよ」
澪標深々子:「絆を紡げる存在に」
晩翠凍衿:「……まさか」
晩翠凍衿:「ジャームから戻ってくる……?」
大橋綺羅星:「……マジ?」
花町日織:「それは……できないって、聞いたけど……」
澪標深々子:「そんなやつ聞いたこと無いけどね。でも事実、奴はかなり近いとこまで来てた」
澪標深々子:「……花町日織」
澪標深々子:「アンタで最後だ」
澪標深々子:「アンタが、"ロレム・イプサム"の力を受け継いだ最後の一人」
澪標深々子:「そして、最後にアイツと手を繋ぐ人間だ」
花町日織:「──!」
晩翠凍衿:目を瞠る。
晩翠凍衿:向く先は、それを語った澪標深々子ではなく。
朱南文尊:「でも、それって花町さんがジャームに墜ちるって事ですよね、すぐにではないかもしれない。でも、近い内に恐らくそうなる」
晩翠凍衿:「ちょっと!!」
朱南文尊:「手を本当に取ってしまったら、ですよ」
朱南文尊:「裏側に行くという事はそう言うことかもしれないし、ロレム・イプサムを拒絶しなければいけない」
朱南文尊:「と、俺は思うかな」
大橋綺羅星:「……」
花町日織:「そんな、事って……なんで」
大橋綺羅星:「……ひおりん……」
花町日織:「だって、私は……」
澪標深々子:「花町日織、アンタはどう思う」
澪標深々子:「奴を哀れだと思うか。できることなら、その夢が叶えばいいと」
晩翠凍衿:「…………」
花町日織:「ほんの少しだけだけど……あの子と話したんだよ」
花町日織:「ちょっと不思議な所はあった、けど……でも!」
花町日織:「普通に言葉が通じて……私のこと助けてくれて、私と友達になりたいって言ってくれて!」
花町日織:「その気持ちは、嘘じゃなくて……!」
花町日織:「それはあなたも分かってるんでしょ!?」澪標さんを睨みつける。「それなのに、なんで……」
花町日織:「なんで、そんな風に決めつけれるのさ……!」
花町日織:「ジャームだから? ジャームって何? そんなの……私達の事なんて知らない誰かが決めたものでしょ!?」
花町日織:「それだけで全部、はじめっから決めつけなくちゃいけないの!?」
花町日織:「あの子とは友達になんかなれないって! 決して一緒にはいられない、怪物なんだって……!」
花町日織:「分からないよ、そんな理屈っ!!」
花町日織:「……」肩で息をする。拳を握り締めたまま、俯く。
花町日織:「……私には、分からないよ…………」
朱南文尊:「そうですね。人間として花町さんは正しいでしょう。そして、今、花町さんは図らずも正しい事を言った」
朱南文尊:「本当にジャームだとしたら、その子とは友達になんかなれない……決して一緒にはいられない、怪物です」
朱南文尊:「仮に彼が人間になれるとしたら、君がジャームになる。やはり友達にはなれない」
朱南文尊:「UGNの理屈はね。ジャームから人間を守り、レネゲイドから社会秩序を守ることですから」
朱南文尊:「君にどう思われようと、君を護らねばないならないとは思いますよ」
花町日織:「……」
朱南文尊:「まあ、とは言っても、俺は不良なのでね。ギリギリまで試してみます?」
朱南文尊:「彼に会って判断すればいいでしょ。自分が正しいのかなんてのは」
花町日織:「……ごめん。そうだった。皆、何とか私を守ろうとしてくれてるのに……」潤んだ目元を拭いながら。
花町日織:「でも、うん」
花町日織:「……やっぱり、私はそうしたい。今ここで全部を決め切ったら、きっと後悔するから」
朱南文尊:「花町さんはUGNじゃないんだし、良いんじゃないですかね」
朱南文尊:「此処まで頑張ったご褒美はあっても良いかな」
朱南文尊:「何かあったら、そこでどうにかするのがUGNの仕事ですしね。ま。今回、俺は給料出ないんですけどね」
大橋綺羅星:「……うん」
大橋綺羅星:「ひおりんはいい子だねえ」自分より少し背の高い少女の頭を撫でる
大橋綺羅星:「あーしもできるだけなんとかしてみようかな。」「……結局、あーしがぶっとばしたいのはあの"アークトゥルス"だったみたいだし」
花町日織:「……むしろ、悪い子かも」
花町日織:「私の気持ちに、皆を付き合わせようとしてるんだし……」
大橋綺羅星:「あはは、大丈夫!あーしも悪い子だし!」
花町日織:「……そうだった。スケバン、だもんね」力の抜けたように笑う。
晩翠凍衿:「……」
晩翠凍衿:ひとたび目をきつく閉じて。
晩翠凍衿:「“アルレシャ”」
澪標深々子:「もうそんな奴居ないよ」苦笑いで
澪標深々子:「……澪標だ」
晩翠凍衿:「……そう。じゃあ澪標さん」
澪標深々子:「もうスケバンでも星でも無いからね、そう呼んでくれるとありがたい」
朱南文尊:大橋さんに小声で「(スケバンって自由意思で辞められるのかな?)」
大橋綺羅星:「(そもそも勝手に名乗ってるしねえ)」ひそひそ
澪標深々子:「なにか?」
晩翠凍衿:「あなたさっき、日織ちゃんが最後の一人って言ったけど」
晩翠凍衿:「察するに、いま地上で消えて月に来てる人たちは、大なり小なり“ロレム・イプサム”の受け皿になったって理解でいいの?」
澪標深々子:「……いや、それは違う」
晩翠凍衿:「ふむ?」
澪標深々子:「時系列が逆なんだ。この月は、花町日織の覚醒をもって成立した」
晩翠凍衿:「へっ」
花町日織:「えっ」知らない、という顔。
朱南文尊:「ふ」意味あり気に口角を上げるが、特に何も知らない。
大橋綺羅星:「……どゆこと?」
澪標深々子:「夢からこちらに来るにはタイムラグがあるからね。最初に辿り着いた奴が最後に放り出されるってこともある」
澪標深々子:「そこから先、ここに来た人間は2種類」
澪標深々子:「"星"が目をつけた邪魔者を、始末するために敢えて呼び寄せたか」
澪標深々子:「ただ純粋に、引力に惹かれたかだ」
晩翠凍衿:「待って。待って待って。想定外」こめかみを押さえる。
晩翠凍衿:「日織ちゃんの力が、今あたしたちのいる月を作ってる?」
晩翠凍衿:「じゃあ神性圏界の主は日織ちゃんだってこと?」
花町日織:「そ、そうなの……!?」
朱南文尊:「それは4年前?それとも目が醒める直前どちらかな?」
大橋綺羅星:「うええ、わかんなくなってきたよ~」
朱南文尊:「深い意味はそんなないですけどね、この質問は」
花町日織:「えっ、だったら、私が頑張れば解除できたりする……?」
花町日織:右手をぐっぱぐっぱして力を込めたり抜いたりしている。
晩翠凍衿:「あー待って待って!」慌てて止める。
晩翠凍衿:「いま月が元に戻ったらあたしたちはともかく夏目さんとかが!」
大橋綺羅星:「やばいやばい!」
花町日織:「わわっ」止められる。「あ、そうだった……!ごめんなさいっ」
澪標深々子:「はは、少し落ち着こうか」その様子を微笑ましげに見て
朱南文尊:「ああ、で。晩翠さん、聞きたい事はなんだったんです?」
晩翠凍衿:「ええと。だから」花町さんの右手を包み込むようにして握ったまま。
晩翠凍衿:「……“ロレム・イプサム”がジャームじゃなくなるって言うなら、それはいい。生き物みんなにとって素晴らしいニュースだよ」
晩翠凍衿:「ただ、その身代わりに新たなジャームが何百人も生まれるのは許容できないし」
晩翠凍衿:「実際のところ、影響が及ぶ人がどれくらいいるのかを知りたかった。もう一つは」
晩翠凍衿:「そういう人たちを助けるにはどうすればいいか……だけど。そっちは聞いて分かることじゃないかな」
澪標深々子:「なるほどね……晩翠って言ったっけ?」
晩翠凍衿:「ええ。晩翠凍衿」
澪標深々子:「エリートってのは伊達じゃないね。アンタが一番いいとこを突いてる」
澪標深々子:「……………」しばらく俯いて
晩翠凍衿:「…………」ぴくりと唇の端が上がりかけるが、堪える。
澪標深々子:「……花町日織。アイツのことを気にかけてくれてありがとう」
澪標深々子:「私も、できることならアイツの友だちになってあげたかった」
花町日織:「……。だったら、どうして」
澪標深々子:「けどダメだ。ジャームになるとか、それ以前の問題なんだ」
澪標深々子:「破滅は、それよりも早く訪れる」
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 
花町日織:「破滅、って……」
GM:その時
GM:艦、いや"月そのもの"が
GM:巨大な振動に襲われる
大橋綺羅星:「なになに!?」
朱南文尊:「あと4週間弱あったハズという話ではなさそうかな」
晩翠凍衿:「……今まさにとかおっしゃる?」
花町日織:「うえっ、何が……!?」
朱南文尊:「月震って言うんですかね、こういうの」
エイル・ファウストゥス:『諸君!緊急事態だ!!』ブリッジから通信
エイル・ファウストゥス:「月の軌道傾斜角がずれている!!」
晩翠凍衿:「……はあ!?」
大橋綺羅星:「きどーけいしゃかく」
花町日織:「軌道けい……えっ?どういうこと!」
大橋綺羅星:「ぜんぜんわかんないけどなんか大変なことはわかった!」
澪標深々子:「─── 大帰還 ジャイアント・バックトラック
花町日織:「な、何それ?必殺技!?」
澪標深々子:「夢の中でアイツは言ってなかったか?『帰りたい』って」
澪標深々子:「それこそがアイツの夢見たものだ」
花町日織:「あっ──」頷く。「言ってた。僕もうちに帰りたい、って」
澪標深々子:「月ってのは元々地球の一部だったんだってさ。授業で習わなかったか?」
晩翠凍衿:「……! そういえば」
朱南文尊:「地球に落下します?このままだと」
花町日織:「な……えっ」
花町日織:「ええええ、落ちるの!? この月が、地球に!」
澪標深々子:「その通り。月が落ちる」
澪標深々子:「『別かたれたものと再び一つになる』それが"ロレム・イプサム"の根源衝動なのさ」
大橋綺羅星:「帰り方雑くない?」
花町日織:「なっ、なんでそんな……もっと普通の方法じゃ帰れないの……?」
晩翠凍衿:「“ロレム・イプサム”、島を丸ごとN市に接岸させようとしたことがあるって聞いたけど」
晩翠凍衿:「そういう発想ばっかりなわけ!?」
晩翠凍衿:「いや本人じゃなくて星なのかもしれないけどさ……!」
大橋綺羅星:「やばたにえんの無理茶漬けにもほどがあるんだけど!」
朱南文尊:「とはいえ、キャプテン対処方法はあるんですかね?」
朱南文尊:「それと、協力してくれた皆さんも大丈夫かな」
エイル・ファウストゥス:「神性圏界はまだ生きている。これが圏界を通した物理法則への侵蝕なら」
エイル・ファウストゥス:「まだ猶予はある。体感で十数時間に過ぎないがな」
エイル・ファウストゥス:「その間に本拠地を叩くしか無い」
大橋綺羅星:「……そんだけあれば十分、かな?」
朱南文尊:(それまでに見つけられるか解かったもんじゃないな。終わった後に月が生存可能領域かも怪しいし)
朱南文尊:唇に指をあて一瞬だけ考える。
晩翠凍衿:「けど、月の裏側の入り方って」
澪標深々子:「あるよ」
大橋綺羅星:「あるんだ」
花町日織:「ある、って……連れてってくれるの?」
澪標深々子:「言っただろ。" 三枚舌 トリプルクロス "だって」
澪標深々子:「"アークトゥルス"の目を盗んで奴の祭壇を誂えるのは結構苦労したんだ」
晩翠凍衿:「……あっ」
晩翠凍衿:苦虫を噛み潰したような顔。
澪標深々子:「境界線で待ってな。すぐに向こうから来る」
GM:シーン終了。ロイスのみ所得可能です。
晩翠凍衿:満杯!
大橋綺羅星:ロイス満タンです 以上
朱南文尊:医療トランク使っても良いですか?
花町日織:こちらもロイス満杯なので、以上です。
大橋綺羅星:トランクどーぞ
朱南文尊:HP満タンなら運良ければだぜ
朱南文尊:24+2d10
DoubleCross : (24+2D10) → 24+8[6,2] → 32

朱南文尊:全快です。以上
■ミドル6 太陽の舟
GM:ミドル6 最後のミドルパートとなります。
GM:全員登場!侵蝕をお願いします。
朱南文尊:1d3+3+76
DoubleCross : (1D3+3+76) → 3[3]+3+76 → 82

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+4(1d3+3->1+3)した(侵蝕率:82->86)
大橋綺羅星:大橋綺羅星の侵蝕率を+5(1D3+3->2+3)上昇(侵蝕率:84->89)
花町日織:花町日織の侵蝕率を+4(1d3+3->1+3)した(侵蝕率:65->69)
■氷の海 月面境界付近
GM:君達は月の裏と表の境界線のすぐ近くまで辿り着いた。
GM:二つの神性圏界が重なり合う境界の向こう側は、君達の眼には一切の光を通さない闇の壁にしか見えない。
GM:レヴァニアを半潜航状態で待機させて、およそ一時間……
"フィネガンズ・ウェイク":ハワイ四大神の一柱、クーを象った白面を被る男は、そこに居た。
"フィネガンズ・ウェイク":「思ったより有能だったな。月は──」
"フィネガンズ・ウェイク":「動き出したんじゃぁない。動かざるを得なくなったんだ」
"フィネガンズ・ウェイク":ふわり、その肉体が霞み、気付けば艦の内側、手摺に腰掛けている。
花町日織:「わっ」驚いてそちらを見る。
エイル・ファウストゥス:「乗船許可を出した覚えはないぞ。"フィネガンズ・ウェイク"」
エイル・ファウストゥス:警戒心を顕に告げる。
"フィネガンズ・ウェイク":「ん~~?」
"フィネガンズ・ウェイク":「偉大なる俺が無駄を省いてやったんだ。なんだ、問答で時間を潰したいか?」
"フィネガンズ・ウェイク":「神殺しの合流すら放棄してやってきたお前たちが。お笑い草だな」
"フィネガンズ・ウェイク":くっくっく、と。抑えた笑い声。
晩翠凍衿:「……具体的にどうすると?」下腹に力を込めてそれに対する。
朱南文尊:「まあ、一応UGNですからね、うちら。建前ってもんはありますよね」
朱南文尊:「で、そちらはこっちに何を要求するので?」
"フィネガンズ・ウェイク":「ああ、分かっている分かっている」手をひらひらと振る。
"フィネガンズ・ウェイク":「"ロレム・イプサム"の死」
"フィネガンズ・ウェイク":シンプルに、そう口にした。
花町日織:「え……」
花町日織:「……」言葉が続かない。どうして、なんて問うまでもない事だ。……彼がいるから今、この月は。
大橋綺羅星:「……」
大橋綺羅星:「それは、あーしらにやれってコト?」
"フィネガンズ・ウェイク":「妙なことを聞くな。俺たちとお前たちは同じ事をするつもりだと思っていたが」
朱南文尊:「貴方一人ではやれないのかな?」
"フィネガンズ・ウェイク":「恐らくはな」
"フィネガンズ・ウェイク":「不可能だ──というより、不可能だった」
"フィネガンズ・ウェイク":「奴が何者かを話そう」
朱南文尊:「俺達も行くとは思いますけどね。俺達に声をかける理由が分からなかったんですよね。単体では条件突破できない?と」
朱南文尊:「あ。どうぞ。聞きます」
"フィネガンズ・ウェイク":「それも今から分かる」
"フィネガンズ・ウェイク":「──"超起源"。特異点を基準に分岐する過去において」
"フィネガンズ・ウェイク":「人類文明の最源流が1つに収束するパターンが存在する。俺が『ムー大陸(そこ)』より訪れたのはお前たちの知るところだが──」
"フィネガンズ・ウェイク":「奴はその系譜が現象現実から切り取られ、存在不可能になった俺に変わって現れた反証存在」
"フィネガンズ・ウェイク":「架空のムー。太陽神の影たる月だ」
晩翠凍衿:「反証存在……」
朱南文尊:「スペアみたいなもんかな」
大橋綺羅星:「なるほど」ぜんぜんわかってない。
花町日織:「はんしょうそんざい……」難しい顔で呟いている。こちらも分かっていない。
"フィネガンズ・ウェイク":「『補充』だよ。N市でそれなり以上の事件に関わってる奴ならなじみ深いだろ?」
"フィネガンズ・ウェイク":「それの大規模な奴だと思えばいい」
"フィネガンズ・ウェイク":「……傲慢な奴だ。月が月だけで輝こうなんてな」
"フィネガンズ・ウェイク":「今、月の『表』と『裏』を隔てているのは」
"フィネガンズ・ウェイク":「光と闇。地球から見える面が、お前たちの活動可能な範囲として区切られている。だがな、それはおかしいだろう?」
"フィネガンズ・ウェイク":「地球は月を照らさない。この異界法則を月に押し付けているのは『表』じゃない。『裏』の神性圏界(ドミニオン)だ」
"フィネガンズ・ウェイク":「その因子をこちらへ運び、満たし、侵食しているのが──」
"フィネガンズ・ウェイク":「『涅槃の獣』。シリウスの先駆」
"フィネガンズ・ウェイク":「それが減らされたことで、『月面を照らす者』としての太陽(おれ)が──」
"フィネガンズ・ウェイク":「力を取り戻しつつある」
花町日織:「えっと……その、神性圏界っていうのが二つあって」唸りながら、人差し指を二つ立てる。
花町日織:「私のせいで生まれたのが、『表』の方なんだっけ」片方を折り曲げる。
"フィネガンズ・ウェイク":「フン。理解力がある小娘じゃぁないか。それでいい」
"フィネガンズ・ウェイク":「つまりだ」
"フィネガンズ・ウェイク":す、とその指が上空を指さす。
花町日織:「……?」合わせて上を見る。
"フィネガンズ・ウェイク":《Eロイス:神性圏界》を使用。
"フィネガンズ・ウェイク":その指の動くのに合わせて。君たちのやってきた方向の地平線から太陽が昇る。
"フィネガンズ・ウェイク":力の弱まった神性圏界の法則を、同一起源を持つ"フィネガンズ・ウェイク"のそれが上書きしていく。
"フィネガンズ・ウェイク":「月を照らすのは太陽なんだよ。今なら」
"フィネガンズ・ウェイク":「この殺風景な星にそれを思い出させてやることができる」
"フィネガンズ・ウェイク":「月は──地球にずっと同じ面を向けて回る」
"フィネガンズ・ウェイク":「俺にとっては」
"フィネガンズ・ウェイク":闇が晴れる。『向こう側』が現れる。道が────拓ける。
"フィネガンズ・ウェイク":「違う」
エイル・ファウストゥス:「月の神性圏界を、更に書き換えた……?」驚愕の表情で艦の窓から外を眺める。
花町日織:「おおー……」感心したような声。
晩翠凍衿:「……平然とやってくれる」巨大な熱と光の塊を前にしながら、両の指先がひどく冷たい。それを内側に握り込んで。
大橋綺羅星:「スッゴ」
花町日織:「そっか、太陽の神様だからどこでも照らせるんだ……」漠然と理解する。
朱南文尊:「うん。やっぱりわからないな。なんで貴方が1人でやらないんです?」
朱南文尊:「こっちからしたら有難い事ではあるんですけどね」
"フィネガンズ・ウェイク":「ンン~? 面倒な奴だな」
"フィネガンズ・ウェイク":「だが、なら話そう。隠す事でもない」
朱南文尊:「良く言われます。そう言う所が可愛いともね」
"フィネガンズ・ウェイク":「奴を倒す倒さぬに拘わらず、俺はじきに消える。元々須晴のやつの腹の中に残っていた残骸が──」
"フィネガンズ・ウェイク":「存在しないもののみ結実する異界においてかりそめの肉体を取り戻しただけの俺だ。それならば」
"フィネガンズ・ウェイク":「貴様らに俺の雄姿を目撃させない意味はないだろう? 俺は伝承種(オリジン・レジェンド)」
"フィネガンズ・ウェイク":「語り継がれることで、またいずれ現れる。そのために、"オーガン"なんぞに成立されては困るのだ」
朱南文尊:「ああ。観測者を作って、自分の存在の目を残すって話かな」
晩翠凍衿:「……」げんなりした顔。
大橋綺羅星:「つまり目立ちたがりなんだねえ」
花町日織:「んん……色んな人にあなたの事を教えてあげてほしい、ってこと?」
"フィネガンズ・ウェイク":ゲーム的には"フィネガンズ・ウェイク"はEロイス【不滅の妄執】でこの場に存在しています。
"フィネガンズ・ウェイク":これは全てを見通す"太陽"としての性質、即ち因果応報の残滓であり、ムーの栄光の簒奪者である(と認識している)"ロレム・イプサム"を彼自身が攻撃することで解除される。
"フィネガンズ・ウェイク":その後ほどなくして、"フィネガンズ・ウェイク"は死亡し完全に消滅します。
朱南文尊:「成程、理解出来ました。その力を存分に振るって役に立ってくださると、お互いにWIN-WINかな」
"フィネガンズ・ウェイク":「そういう事になるな──さて、もういいな」
花町日織:「あっ……えっと!」呼び止める。
花町日織:「もしも……もしもだよ。太陽の神様」
"フィネガンズ・ウェイク":「何だ小娘。いやさ、花町日織」
"フィネガンズ・ウェイク":君たちの名前は、すべて認識している。
花町日織:「あっ」驚いて。そういえば名乗ってなかった、という顔をする。「そうです。花町日織です」
"フィネガンズ・ウェイク":月の明るい面で起きたことは。月の見ている事であると同じに、太陽の照らすことだからだ。君たちの戦いによって、そうなった。
"フィネガンズ・ウェイク":なればこそ、君たちの艦が現れる場所に先回りして、こうして待っていたのだろう。
花町日織:「もし私達が、"ロレム・イプサム"のせいでいま起きかかってる……この、世界の滅亡を、止める事ができたなら」
花町日織:「それでも、絶対に、彼を死なせなくちゃいけないと思う?」
晩翠凍衿:「…………」
"フィネガンズ・ウェイク":「盗人には死を、以外の言葉を返すことはない。俺はお前たちの分類するところのジャームだからな」
花町日織:彼に反対的な意見を投げかけるのは恐ろしい事だと。本能的に、そう理解はしている。
"フィネガンズ・ウェイク":「お前の置かれてる状況なんぞ知った事じゃあない」
花町日織:震える脚を堪えながら、彼を見る。
"フィネガンズ・ウェイク":憤怒の相の仮面が、君を向く。
花町日織:「でも……」声を振り絞る。
"小覇王"蔡春嵐:「オイ、ちっさいオッサン」
"小覇王"蔡春嵐:その瞬間、外を哨戒していたはずの"小覇王"が花町さんの前に割って入る。
"フィネガンズ・ウェイク":「口を挟むな。たかが人間最強風情が」
"小覇王"蔡春嵐:「なんだ、意外と見る目あるんじゃねーの」
"フィネガンズ・ウェイク":「それともなんだ? 俺の心のうちを変えようとしてみるか?はは」
"小覇王"蔡春嵐:「そこまで暇でも物好きでもね—よ。ただ子供の話は最後まで聞いてやれってだけ」
朱南文尊:「まあまあ、残された時間は少ないなら、何か喋っておく方が良いでしょ」
朱南文尊:「記憶に残る程、蘇りやすくなる性質ですからね。後、艦内で喧嘩はしないように」
"フィネガンズ・ウェイク":「……フン」
花町日織:「……でも、あのひとは」一歩、踏み出る。蔡春嵐の隣に並ぶ。「私の友達だから」
大橋綺羅星:複雑な表情で彼女を見て、微笑む
花町日織:「あなたに言われて、はい死なせます、なんて言えない。言えないよ」
花町日織:「あなたの意思が変わらないんだとしても。……私の心も、変わらないって。それを言いたいの」
"フィネガンズ・ウェイク":傲岸にその顔を見下ろす。
"フィネガンズ・ウェイク":「名すら失った俺を"太陽の神"であると認める者に」
"フィネガンズ・ウェイク":「俺は寛容だ」
"フィネガンズ・ウェイク":「友が──」
"フィネガンズ・ウェイク":少し、何かを思案するようにして。
"フィネガンズ・ウェイク":「失い難いという、お前の矮小な感傷にも一定の理解を示そうとも」
"フィネガンズ・ウェイク":「だがそこまでだ。後は──」
花町日織:「あ……」
"フィネガンズ・ウェイク":「勝手にすればいい。それがFHの流儀だ。俺の偉大さを思えばくだらん分類だがな」
花町日織:「ありがとう、太陽の神様……! もとい……えっと、フィネガンズ・ウェイクさん!」
花町日織:笑顔を浮かべて、深く一礼する。
"フィネガンズ・ウェイク":「ははは! よく感謝感涙しろ! ン? 神前のものには足りんがそれなりの礼節じゃあないか!」
晩翠凍衿:「……待った。FH?」険しい表情のまま割って入る。
"フィネガンズ・ウェイク":「あん?」
晩翠凍衿:「この子を保護してるのはUGNですけど」
"フィネガンズ・ウェイク":「言ったのか? UGNに入ると」
花町日織:「えっ……」思い出して、小さく首を振る。「言ってないかな……」
花町日織:「むしろ、UGNじゃないから良いって……」朱南さんの方をちらと見る。
大橋綺羅星:「もー!うまくまとまりそうだったのに喧嘩しないの!」
"フィネガンズ・ウェイク":「俺に信仰を寄せている以上、この娘の所属は明らかだと思うが」
花町日織:「えっ、そうなるの……!?」
晩翠凍衿:「コードはウチで付けたでしょ! ムー大陸じゃどういう制度だったか知りませんが!」
朱南文尊:「花町さん、こういう風に組織とかしがらみとか面倒なので、帰ったらよく考えると良いかな。お奨めは今のところスケバン」
朱南文尊:肩を竦める。
大橋綺羅星:「おすすめだよ~」
花町日織:「わっ、分かった……!よく考えとく!」
"フィネガンズ・ウェイク":「ほら見たことか。ハハハ! お前たちは多分に優秀だが、自分たちこそが本流だという頭の高さが抜けんな……何?スケバン?」
"フィネガンズ・ウェイク":「まあいい……」
晩翠凍衿:「あとスケバンはダメ!」
"フィネガンズ・ウェイク":「船出だ。空洞(ロア)のまねごとをする羽目になるとは思わなかったが」
"フィネガンズ・ウェイク":月の海をかき分ける飛沫に、日輪の輝きが灯る。
"フィネガンズ・ウェイク":エネルギッシュで幻想的な色彩が揺らめきながら窓を染める。
"フィネガンズ・ウェイク":「俺と共に戦うのだ、敗北は許さんぞ、UGN。ハハハハ!」
花町日織:「うん、ちゃんと勝って帰るよ!お父さんとお母さんも待ってるしね」
朱南文尊:「まったく、寿命が縮むかな。あの人の相手は」
朱南文尊:手をひらひら振って、溜息をつき。
エイル・ファウストゥス:「この船の艦長は私なのだが……」眩しそうに目を細めながら
朱南文尊:「いやぁ、あれはただ偉そうなだけでしょ、キャプテン。今のところは無害なので気が変わらない内に目的果たすのが良いんじゃないかな」
大橋綺羅星:「神様が味方って、なんか頼もしいねえ」
晩翠凍衿:「味方……まあ味方……?」
大橋綺羅星:「とりあえず今のところは……?」
エイル・ファウストゥス:「致し方ないな……月はそうでもないが、本来海の天気は予想がつかないという」
エイル・ファウストゥス:「日が陰る前に進むとしよう」
エイル・ファウストゥス:「諸君、準備はいいな」
花町日織:「ん、こっちはOK!」
晩翠凍衿:「……」深く呼吸して。「勿論」
大橋綺羅星:「イケるよ!」
朱南文尊:「いつでも、どうぞ」
エイル・ファウストゥス:「ならば……」コホン、と咳払いをして
エイル・ファウストゥス:「本艦はこれより決戦へと赴く」
エイル・ファウストゥス:「目標は月の裏側、南極エイトケン盆地北西部。"賢者の海"」
エイル・ファウストゥス:「諸君らの奮戦に期待する!」
GM:シーン終了。最後のロイス購入です。
大橋綺羅星:ロイスはフル 購入はとりあえず応急を
朱南文尊:トランクも使ってね。
朱南文尊:応急手当買います。
晩翠凍衿:ロイスは満杯。購入は強化素材を狙います
大橋綺羅星:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[6,6,8] → 8

晩翠凍衿:4dx+3>=15
DoubleCross : (4R10+3[10]>=15) → 10[2,3,3,10]+7[7]+3 → 20 → 成功

朱南文尊:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 8[3,7,8,8]+3 → 11

花町日織:ロイスはこちらもいっぱい
大橋綺羅星:使用します
大橋綺羅星:6+2d10
DoubleCross : (6+2D10) → 6+13[10,3] → 19

晩翠凍衿:買えた。ゾディポンに付けます
朱南文尊:応急手当使いたい人がいたら使って。置いておくから
朱南文尊:以上。
花町日織:強化素材かなあ
花町日織:3dx>=15
DoubleCross : (3R10[10]>=15) → 9[2,6,9] → 9 → 失敗

花町日織:だめ。ここは諦めとこう
晩翠凍衿:あと成長を
花町日織:わたし応急使ってもいい?
朱南文尊:いいよー
晩翠凍衿:どうぞ!
花町日織:わーい
花町日織:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 7[4,3]+10 → 17

花町日織:花町日織のHPを17にした(HP:10->17)
晩翠凍衿:・デビルストリング取得 28/40
・デビルストリング1→2 33/40
・〈白兵〉7→9 39/40

朱南文尊:トランクもあるからね。
晩翠凍衿:1点残して以上で!
花町日織:こっちも成長します。残り35点なので
花町日織:まず妖精の手をLV2で取得。20点消費 残り15点
花町日織:原初の黒:クリスタライズをLV1で取得。15点消費で残り0点
大橋綺羅星:経験点残1なのでこちらは以上
花町日織:以上で
GM:OK!
花町日織:すみません以上って言ったけど応急トランク余ってたのでやっぱ使います~
花町日織:2d10+17 エイッ
DoubleCross : (2D10+17) → 7[2,5]+17 → 24

GM:いいよ~
花町日織:花町日織のHPを24にした(HP:17->24)
花町日織:今度こそ以上だぜ
■潜水艦『レヴァニア』 サロンスペース
花町日織:もそもそと、椅子に腰かけてカロリーバーを食べている。
晩翠凍衿:「日織ちゃん、勇気あるよねえ」
花町日織:「……んんっ」軽く喉に詰まったらしい。こほこほと胸を叩きながら、カップの水に口をつける。
晩翠凍衿:その隣の椅子に座って。
晩翠凍衿:「おっとと」
晩翠凍衿:「水もいいけど。こっちどうぞ」
花町日織:「あわっ、お恥ずかしい……」口元を抑えつつ。
晩翠凍衿:ポットからカップに注いだ紅茶をその前に差し出す。
花町日織:「わ、ありがとうございます」受け取って。
花町日織:「紅茶……晩翠さんが淹れたんですか?」そのまま一口飲む。「ん、おいしい……」
晩翠凍衿:「ティーバッグだけどね……それでもこの艦にあっただけでびっくりだけど」
晩翠凍衿:「地上に戻ったら改めてご馳走したいなあ」
花町日織:「へえ……エイル、好きなのかなあ」
花町日織:「あっ、いいんですか? ぜひぜひ!」
晩翠凍衿:「……飲むのかな? あの子……」ロボットのようだが、レネゲイドビーイングはそういう個体もいるようだし。
晩翠凍衿:「うん。仕事柄、お嬢様学校とかに行くこともあってね」
晩翠凍衿:「お茶への拘りがすごいんだから。そこでのやり方を見せたげる」
花町日織:「へええ、お嬢様学校……すごいなあ」心の底から感嘆した様子で。
花町日織:「UGNの中でもすっごく強いエージェントで、そのうえお作法とかお勉強もちゃんとしてるんだ」
晩翠凍衿:「ふふん。まあね」誇らしげにする。
晩翠凍衿:「……日織ちゃんは、いきなりとんでもないことに巻き込まれちゃってるけど」
花町日織:「うん……確かに、すごくとんでもないよね、これ」確認するように頷く。
花町日織:「なんかもう起きてから全部がとんでもないせいで、ちょっと麻痺しかけてたけど……」
晩翠凍衿:「……大丈夫?」少し真面目な顔をして。
晩翠凍衿:「本当は戦うのとか嫌だったら、今からでも言ってくれていいんだからね。それでも“ロレム・イプサム”のところまではあたしたちが連れて行くし」
晩翠凍衿:(……っていう風に、あの人が見たら言いそうな顔。──の気がする)
花町日織:「……それは」僅かに目を伏せる。
花町日織:「大丈夫、じゃ……ないですよ」
花町日織:「あ、いや……」呟いて、慌てて首を振って。
花町日織:「戦うのが嫌だとか、そういう事じゃ……ないんです」
晩翠凍衿:頷く。
花町日織:「むしろ、何もしていないと落ち着かないっていうか」
花町日織:「私の知らない間に、長い時間が経ってて……世界はめちゃくちゃになりかけてて」
花町日織:「お父さんやお母さんが、どうなったのかも……分からなくなってて」
花町日織:「だから……怖いし、不安です。真っ暗な道を、手探りで歩き続けてるみたいな気持ち」
晩翠凍衿:「うん」
花町日織:「でも、だからって足を止めたままでいるのは」
花町日織:「そんなの、一番怖くて落ち着かないじゃないですか」
花町日織:「だから……できる事はやりたいんです。皆のためにって言うのは、もちろんあるけど」
花町日織:「そうするのが一番、私自身が安心できるから……」
晩翠凍衿:「……ううむ」
晩翠凍衿:「あたしも個人的にはよく分かる」
晩翠凍衿:「でも多分、世の中の多くの人は、そういう風には考えない」
晩翠凍衿:「だから……うん」
晩翠凍衿:「やっぱり勇気あるわ、あなた」
晩翠凍衿:手を伸ばして花町さんの頭を撫でる。
花町日織:「あ……」
花町日織:「っ、う……」何かを思い出したのか。少しだけ、泣き出しそうな顔になって。
晩翠凍衿:「えっごめん!」
晩翠凍衿:「何!? ケガしてた!?」
花町日織:「いっ、いえ」
花町日織:「あの、嬉しくないわけじゃ……ないんです、けど」頬を仄かに朱くして、目元を拭いながら。
晩翠凍衿:恐る恐る撫で続ける。
花町日織:「ほら、私……いつのまにか、17歳になっちゃってたみたいですし」
花町日織:「もうランドセルの似合う子供じゃないんだから……みたいな?」
花町日織:すこし腫れた目で笑って見せる。
晩翠凍衿:「……」
晩翠凍衿:「記憶が四年分飛んでるだけ……ってわけじゃ、やっぱりないのかな」
晩翠凍衿:「15歳とか16歳の時の出来事を思い出したりはしてない?」
花町日織:「……」少し考え込んで。静かに首を振る。
晩翠凍衿:「そう…………」腕を組み、こちらもやや黙考する間を挟んで。
晩翠凍衿:「……朱南さんとかはさ」
晩翠凍衿:「UGNの仕事をするのは嫌いみたいだけど。あたしはけっこう好きなんだ」
晩翠凍衿:「仕事って言うか、UGNで生まれ育ったことが、かな」
花町日織:「……だよね。見てて分かりますもん」笑って。
晩翠凍衿:「実の親のことは知らないし、ちっちゃい頃から戦ったりもしてたけど」
晩翠凍衿:「それでも悪くないと思ってたし、今だってそんなに悪い境遇じゃないと思う。だから……」
晩翠凍衿:「……ええと、つまり。変わった身の上も案外面白いかもしれないよってこと」
晩翠凍衿:少し笑って。
晩翠凍衿:「知り合いに、21歳で高校生やってる人もいるけど。けっこう馴染んで楽しそうにしてるし」
晩翠凍衿:「いや22歳だっけ……?」
花町日織:「え。そんな人いるんだ……!」
晩翠凍衿:「いる。めっちゃ自然にやってる」
花町日織:「でも……そっか。私達の知らないところで、こういう戦いがずっとあったんなら」
花町日織:「普通じゃない人って、きっと思った以上に多いんだよね」
花町日織:「UGNがそれを分からないようにしてたってだけで……」
晩翠凍衿:「……特にN市には多いかもね……」神妙な表情をする。
花町日織:「うん……ありがとね。励ましてくれて」
花町日織:「ちょっと自信が出て来たよ。別に普通じゃなくてもいいや、って自信が」
晩翠凍衿:「そう? 良かった」
晩翠凍衿:「文字通り大船に乗ったつもりでさ。安心してて」こんこんと拳で壁を叩いて。
花町日織:「うん。……ね、ところで」
晩翠凍衿:「はい?」
花町日織:「ほら……ずっとタイミング逃しちゃってて」
花町日織:「凍衿ちゃんって呼んでいい?」少し恥ずかしそうに笑う。
花町日織:「いやほら。最初、先生!って感じだったから……でも、よく考えたら年も同じだし……」
晩翠凍衿:「まっ」
晩翠凍衿:「事実上12歳のくせに!」わしわしと髪を掻き乱すようにする。
花町日織:「わーっ!いいじゃんさ!」笑顔のまま、されるがままになる。
晩翠凍衿:「もちろん良いに決まってるでしょ!」動作を止めないまま。
晩翠凍衿:「自分の足で前に進もうとする人に降りかかる危険を払うのも UGN あたしたち の務め。でも」
晩翠凍衿:「それ以上に友達として。日織ちゃんのことはばっちり助けてあげるからね」
花町日織:「えへへ……」乱れた髪を整えながら、笑顔を返す。「よろしくね、凍衿ちゃん!」
■潜水艦『レヴァニア』 医務室
GM:"賢者の海"到着までの僅かな猶予の間、君達は思い思いに時を過ごしていた。
朱南文尊:医務室のデスクの上にクロスワードのシートを広げて寛いでいる。
朱南文尊:一応、見張りと気晴らしの話し相手である。
大橋綺羅星:ベッドに横たわる友人の側に座っている
朱南文尊:「あぁ、で、結局、八大天王ってどういう構成なんですか?」
大橋綺羅星:「ええーっと、今は……」
大橋綺羅星:「あーしでしょ、リューたん、深々っち、ふーちゃん、デュカちん、ナナミン、かなたん……」
大橋綺羅星:「ニンニンは今は違うか」
朱南文尊:「専門用語が多いかな。此処まで行くと暗号文書ですね。デコーダーがないと辛いな」
朱南文尊:シートから目を離し指でペンを回しながら、視線を大橋さんに向け笑う。
大橋綺羅星:「専門用語……ああ、そっか」
朱南文尊:「スナイパーとかスケボーとかチェンソーの方が分かりが良いですかね」
大橋綺羅星:「えっと、あーしがスナイパーでしょ、スケボー、チェーンソー、ナイト、ビースト、ゴースト、スペーススケバン、だよ」
朱南文尊:「スペース!?」
大橋綺羅星:「スペースサムライ。」
朱南文尊:「此処に来るべき適任はその人のような気がしますね」
大橋綺羅星:「たしかに……」
大橋綺羅星:「でもあーしたちも偶然というか」
大橋綺羅星:「地上から月を撃とうとしてたら呼ばれちゃったんだけど」
大橋綺羅星:「フミフミんとこは?他にどんな人がいんの?」
朱南文尊:「偶然というか、地上から月を撃とうとした。って言うのは明確な理由でしょ」
大橋綺羅星:「なんか拷問得意なヒトいるって言ってたっけ……」
朱南文尊:「だって、大橋さんの能力なら届くでしょうから」笑って返し「あぁ、俺の方ですか」
朱南文尊:「まず、柳さんという脳味噌から情報を取り出す性別不詳で虹色に光る眼鏡の人がいますね」
大橋綺羅星:「待って待って」
大橋綺羅星:「いきなり情報が多くない?」
大橋綺羅星:「ヒト?」
朱南文尊:「ヒトとは仲良いですよ。可愛い子は大好物ですしね」
大橋綺羅星:「大好物……」
朱南文尊:「査察部の切り札と言われています。その2いきます?」
大橋綺羅星:脳みそを啜る怪生物を思い浮かべ「……そりゃ切り札だわ」「うん、次よろ」
朱南文尊:「三条さんという20連勤を可能にする査察部最強の人がいます。趣味はサウナですね」
朱南文尊:「彼女も眼鏡です。時間止めたりしますよ。何回もね」
大橋綺羅星:「あーし学生だからわかんないケド、労働キジュン法って大丈夫?」
大橋綺羅星:「あとメガネ多くない?」
朱南文尊:「拷問する人も眼鏡かな」
大橋綺羅星:「メガネ多くない?」
大橋綺羅星:「やっぱり、頭良さそうな部署だからメガネが……?」
朱南文尊:「メンバーの半分が眼鏡ですね。えぇ、眼鏡をかけてるメンバーは確かに頭脳派ですね」
朱南文尊:「それと俺の後輩に山吹さんという方がいるのですが」
大橋綺羅星:「お、コーハイ」
朱南文尊:「なくなった先輩の遺志を継ぎ実写版デスノートの布教をしています」
大橋綺羅星:「実写版デスノート……」
大橋綺羅星:「それって映画のほう?」
大橋綺羅星:「あーしあのキラがたくさん出てくるやつ好きだけど」
朱南文尊:「テレビドラマの方です。映画以外の方をちゃんと知ってるのはポイント高い。とあの人なら言ってたかな」
朱南文尊:「ああ、映画の2。俺も見ましたね。愚者たちの頭脳戦、原作キャラを意地でも殺す作風でしたね」
大橋綺羅星:「なんかみんながんばっててよかった」
朱南文尊:「マシンガンにノートで立ち向かうシーンとか好きなんですが、俺も」
朱南文尊:「考えてみれば、それは、俺達がやってる事とそんな変わらないんですよね」
朱南文尊:と、苦笑して。
大橋綺羅星:「あー。それ」
大橋綺羅星:「わかるカモ」微笑む
朱南文尊:「大橋さんは戦うのとか、怖くないんですか?」
大橋綺羅星:「んー……」
朱南文尊:「ほら、スケバンって言っても一般人でしょ」
朱南文尊:「UGNじゃないんだから、強制もされてないですよね」
大橋綺羅星:「……実を言うと、あーしは一般人かと言われると微妙なんだよねえ」
朱南文尊:「と言うと?結構特殊なのかな?」
大橋綺羅星:「……今更隠すことでもないか。」「あーしも昔はFHだった、かな」
大橋綺羅星:「というか衛星細胞ってやつ?」
朱南文尊:「成程。いいんじゃないですか。俺はFHと裏で取引してるUGNですから」
朱南文尊:「それは、びっくりしましたよ」
朱南文尊:「因縁だ」
大橋綺羅星:「そゆこと」
大橋綺羅星:「……だから、怖いというより複雑かな」
朱南文尊:「逆らって大丈夫なものなんですか?」
大橋綺羅星:「大丈夫、だと思う……ケド」「本体のとこに行ったらどうなるかは正直わかんないねー」
朱南文尊:「難儀かな。面倒事が増えたかな、これは」
大橋綺羅星:「ま、ダメそうだったら……お願いね、フミフミ」何を、とは言わない
朱南文尊:「地上に帰ったら缶珈琲の一本でも奢ってください」
朱南文尊:「それを約束してくれます?」
大橋綺羅星:「そんなんでいいの?給料以上の仕事はしない~、って言われるかと思った」
朱南文尊:「120円。その分の仕事はしますよ。前金貰って、後金貰って、今回はそんなのばっかりかな」
大橋綺羅星:「……うん、じゃあ、そういうことにしとこう」
朱南文尊:起こるかどうかわからないフォローなんて言うのは、精々、そのくらいの値段なのだ。
朱南文尊:上手く片付けて、帰ったら美味しいコーヒーを飲もう。
朱南文尊:「ついでに、学校の歴史も聞きたいかな。さて、そろそろ時間?」
大橋綺羅星:「学校の歴史……話すと長くなるんだよねえ」
大橋綺羅星:「じゃあそれは、地球に帰ってからで」
朱南文尊:「短くても、困りますよ。八大天王やらダンジョンやらが」
朱南文尊:「無事に帰りましょう。帰還するまでがミッションですしね」
大橋綺羅星:「そだね、みんなで揃って帰ろう」
大橋綺羅星:「……フミフミの彼女さんも、ね」
■クライマックスフェイズ ~Moon Fall/Night Mare~
■クライマックス 賢者の海
GM:クライマックスです。全員登場!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:86->91)
朱南文尊:1D3+3+82
DoubleCross : (1D3+3+82) → 1[1]+3+82 → 86

大橋綺羅星:大橋綺羅星の侵蝕率を+5(1D3+3->2+3)上昇(侵蝕率:89->94)
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5(1d3+3->2+3)した(侵蝕率:69->74)
■ 南極エイトケン盆地 賢者の海
GM:月の裏側、月面最大のクレーター、南極エイトケン盆地。その北西部、賢者の海と名付けられた地点。
GM:そこにはクレーターを貫く用に巨大な縦穴が開き、地下には入り口の直径を遥かに超える空洞が広がっている。
GM:その半ばまで埋まる形で、白銀に輝く巨大な球体。
GM:その眼前に、君達の船は浮上した。
エイル・ファウストゥス:「よし、レヴァニア、着港した。各自周囲を警戒……」
エイル・ファウストゥス:「いや……」
エイル・ファウストゥス:「即時戦闘態勢だ。お待ちかねの様だからな」
花町日織:「あっ、あれ」銀色の球体を指さす。「エイルが見せてくれたやつだ」
朱南文尊:「仕事に対するモチベーション高すぎません?月の人達」
"フィネガンズ・ウェイク":「フン。どうにも『近しい』においだな──」球体を一瞥
GM:艦から降りた君達は、巨大な球体の麓に二つの人影を確認するだろう。
大橋綺羅星:「んー……誰か居る?」
晩翠凍衿:「……」重心を低くして警戒する。
"ロレム・イプサム":「…………」
"ロレム・イプサム":一人は、花町日織が夢であった少年、"ロレム・イプサム"
"フィネガンズ・ウェイク":「お前がか。"ロレム・イプサム"。ならば横の男は────」
花町日織:「誰か……あっ!」見覚えのある少年の姿を見つける。「あの子! 私が友達になった子だよ!」
"ロレム・イプサム":その姿は、君が出会った時より更に幼い、5、6歳程度のものに変化している。
花町日織:「……もう少し、背は高かった気もするけど。それは、多分……」澪標の話を思い出す。力を分け与えるごとに、ロレム・イプサムは幼い姿へと変わっていったと。
朱南文尊:「最終的に赤ん坊は何の穢れもない無垢って事なのかな」
朱南文尊:二本の剣を構えて、艦から降りる。一本は舶刀めいた形状の刀身を持つルーンの刃。もう一つは蒼い光が松明のように揺らめき輝く聖剣だ。
GM:そして、その隣にもうひとり。
"シリウス":「思ったより遅かったな。"太陽"」
"シリウス":「そして花町日織。ようこそ、俺達の ゆめ へ」
"シリウス":野性的な雰囲気を纏った背の高い男が、少年を守るように立ちふさがる。
花町日織:「……あなたは」その男へと視線を移す。
"シリウス":「俺は"シリウス"。月の魔性を飲み干した始まりの星」
"シリウス":「こいつの……最初の友達だよ」
花町日織:「……。私は、花町日織」
花町日織:「私も、その子の友達だよ」
花町日織:「だから止めに来た」
"シリウス":「止めにきた?ハッ、妙なことを言う」
"シリウス":「 こいつ を引き寄せたのはお前だろう。花町日織」
"シリウス":「俺からも改めて礼を言おう。あの時」
"シリウス":「" ロレム・イプサム 俺たち "の手を取ってくれてありがとう。ってな」
花町日織:「……間違いだったとは思わないよ」
花町日織:「あの時のあなたの想いは、きっと本物だったって分かるから」シリウスの傍らに立つ少年を見る。
花町日織:「あそこで手を拒むような人間は、そんなのは、私の好きな私じゃない」
"ロレム・イプサム":「………」虚ろな目を君に向けて
"ロレム・イプサム":「……なら」右手を伸ばす
"ロレム・イプサム":「もう一度、握ってくれる?」
花町日織:「……」じっとその手を見つめてから、静かに首を振る。「私は──」
"シリウス":「花町日織。これはお前のためでもある」
"シリウス":「"未だ地上で眠り続けている"お前が、本当の意味で目覚めるために必要な事だ」
花町日織:「……え」一瞬、言葉の意味を理解できずに。
花町日織:「眠り続けている、って……」
"シリウス":「……何だ、誰も教えてくれなかったのか?それとも誰も知らなかったか」
"シリウス":「お前は眠り続けている。4年間、一度も目を覚ますこと無く」
"シリウス":「記憶がないだろう?当然だ」
"シリウス":「この4年間、お前が生きてきた証なぞどこにもない。空白だ」
花町日織:「……」荒唐無稽だ、なんて。否定する事もできない。
花町日織:今の自分の知る全てが、目の前の彼の言葉に符号する。
花町日織:「…………。そう、だったんだ」
"シリウス":「そして本来なら、この先も永遠に目覚めることなど無い。それがお前の星の巡り」
花町日織:「……永遠、に」噛み締めるように、その言葉を呟く。
花町日織:醒める事のない夢。決して出られない暗闇。……その未来を想像するだけで、身が凍える。
"シリウス":「だが、" ロレム・イプサム 俺たち "が手を差し伸べた」
"シリウス":「この月にいるお前は、未だお前の夢に過ぎない」
花町日織:「じゃあ……その手を取れば、私は」
"シリウス":「目覚めるとも。今度こそ本当に」
"シリウス":「"ロレム・イプサム"と一緒にな」
"フィネガンズ・ウェイク":「は、は、は、成程な」
"フィネガンズ・ウェイク":話が終わるのを黙して待っていた──訳ではない。傲岸で人を理解せぬこの男にそのような機微はない。
"フィネガンズ・ウェイク":「まさしく日織がお前たちの鍵というわけだ。お前たちがこの娘を攫ったわけではなく──」
"フィネガンズ・ウェイク":「こいつがお前たちの傍にやってきたんだ。融け合わさり結びつくレネゲイドを橋にして、現象現実から夢界の月へ」
"シリウス":「………」忌々し気に仮面の男を睨んで
"フィネガンズ・ウェイク":「この月が地球へとたどり着いた時──」
花町日織:「……」じっとロレム・イプサムの差しだした手を見つめたまま、その言葉を聞いている。
"フィネガンズ・ウェイク":「夢幻の日織と現実の日織が重なる時。地球はまったく別の歴史と文明を持つ星になる。そこにお前の愛する家族とやらはいないぞ」
"フィネガンズ・ウェイク":「過程はない。対策不可能の"大帰還"」
"シリウス":「……特異点に生きながら、特異点を観測し得ないもの」
"フィネガンズ・ウェイク":「矛盾した存在」
"シリウス":「それこそが"ロレム・イプサム"が探し求めた鍵だ」
"シリウス":「月の裏側は、あの街の裏側に顔を向けている」
"シリウス":「お前が"大帰還"を見届け、然る後に目覚めたのなら」
"シリウス":「その朝を以て世界は新生する。分かたれたものは一つになる」
"フィネガンズ・ウェイク":「くくく……俺たちは全知の神だ。偽証を行わない。俺が全てを理解した風な口を効けば、歪曲した説明を拒むために自ら全てを話さざるを得ない」
"シリウス":「……花町日織。選択の時だ」
"シリウス":「この手を拒み、再び醒めない夢へと帰るか」
"シリウス":「それとも、"ロレム・イプサム"と共に新たなる世界に目覚めるか」
"シリウス":「" ロレム・イプサム 俺たち "は友達なんだろう?」
"シリウス":「一緒に帰ろう。日織」静かに笑いかける。
花町日織:「……私は」
花町日織:「待たせてるんだ、ずっと」
-:PRR……
花町日織:どこかから、間の抜けた電子音が響く。花町日織にだけ聞こえるそれは、
花町日織:スマートフォンの、着信音。
花町日織:「今も、今までも」
-:PRRRR……
花町日織:「私のことを、呼び続けてくれてる」
花町日織:「あなたの言葉を聞いて、それがようやく分かった」
花町日織:果たして、夢を介してこの月へ招かれた彼女は。ただ肉体一つで飛ばされた訳ではない。
花町日織:無意識のレイヤで「自分のもの」と看做す装飾物を伴って来ていた。
花町日織:それは、たとえば『来週』から身に着けて通うはずだった中学校の制服。
花町日織:新品のスニーカー、母のお下がりの腕時計。
花町日織:そして、これが最後のひとつ。
花町日織:『中学生になったら必要だから!みんな持ってるから!』と、両親にねだって買ってもらった。新品のスマートフォン。
花町日織:……月面で目を醒ました時、どこかでなくしたものと思っていたけれど。
花町日織:(そっか。……"そこ"に、あったんだ)
花町日織:オーヴァードは、人との結びつきによって力を得る──だから、だろうか。
花町日織:これから沢山の友達の名前が刻まれるはずだった──彼女にとっての絆の象徴になるはずだったものが、知らずその能力の一部へと同化していたのは。
-:PRRRRRR……
花町日織:電話端末という道具が。混沌として錯綜する人類の 電網 うみ で、友の宛先を報す澪標であるならば。
花町日織:彼女の心が帰るべき 夜道 バックトラック に迷った時、その足元を照らす灯となる。
花町日織:月の海に潜む"アルレシャ"を探り当てたその音は、「花町日織と他者との縁」を示す異能。
花町日織:38万kmの宙海を越えて、今ははっきりと──
-:PRRRRRRRRR!!
花町日織:──呼び声が響く。その音に呼応するように、足元の影が烈しく噴き上がり、少女の周囲で渦を巻く。
花町日織:闇の奥に溶け込み音鳴らしていたその奥で、液晶画面が仄かに光った。
花町日織:そこに映し出されているのは、一枚の写真。
花町日織:眠りにつく以前の花町日織が、最後に設定していた待ち受け画面の。
花町日織: 
花町日織:穏やかに笑う父、満面の笑みのつもりの母。
花町日織:その真ん中でおろしたての中学制服に身を包む、 花町日織 わたし
花町日織:──そのバックライトが、今は月光よりも眩しくて。
花町日織: 
花町日織:「っ……。ありがとう。お父さん、お母さん」
花町日織:「ずっと待っててくれて。私のこと、忘れずにいてくれて」
花町日織:「嬉しいよ。すごく、嬉しい」
花町日織:「だけど……ごめんね」
花町日織:右手を伸ばす。彼女を待つロレム・イプサムの方ではなく──自らの影の中へと。
花町日織:沈んでいたそれを掴む。鳴り響いていたコール音がやんで
花町日織:「私、うちには帰れないみたい」
花町日織:「……だから、この選択は」
花町日織:「私があなたたちに返せる、たった一つのもの」変わらない日常という名前の。
花町日織:「……」スマートフォンを握り締める。渦動する影の中、立ち上がり
花町日織:大きく息を吸う。選択の時だ、と自分に問うた──
花町日織:その男を睨み上げて、肺を振り絞り叫ぶ。
花町日織:「……どうだ! 選んだぞ、私は!」
花町日織:「あなたたちを──ロレム・イプサム! あなたを、止める!」
花町日織:「あなたの友達として! そして、花町日織として!!」
"シリウス":「…………」その答えに、僅かの間瞑目して
"シリウス":「─────そうか」
"シリウス":ズシャアアアアア!!!!!
"シリウス":瞬間、君達の眼前の地面に巨大な割れ目が生じる。
"シリウス":否、それは
"シリウス":爪痕だ。巨大な鉤爪で抉られた跡が三本、地面に深々と刻まれている。
"ロレム・イプサム":「あ………」青年の腕に抱きかかえられる。
サブGM:《Eロイス:飢えの淵》が使用されました。
サブGM:"ロレム・イプサム"は”シリウス"とエンゲージを共有します。行動の制限などは行われません。
"シリウス":「ならば、お前の心は ここ に置いていこう」
"シリウス":「その肉だけを貰い受ける。飲み干し、咀嚼し、全てを我が糧として」
?????:──そう、”シリウス”が言うと同時。
?????:地に埋まっていた球体が浮き上がる。
"シリウス":"シリウス"の身体が膨れ上がる。筋肉が膨張し、全身を白く鋭い毛皮が覆う。
"シリウス":その体が、何倍も、何十倍にも巨大化し、一頭の猛々しくも美しい獣の姿を顕す。
"シリウス":空高く昇る、白銀の球体へと、獣が吠えた。
花町日織:「……三度も言わせないでよ」
花町日織:「言ったでしょ、"止める"って!」
花町日織:「私をここに置いていくと言うなら、あなたたちは」
花町日織:「ここからどこへも行けない……私が、行かせないから!」
エイル・ファウストゥス:「月には──重心の偏りが存在するという。その原因が、あの白銀球体だ」
エイル・ファウストゥス:「巨大な超重量物質。だが、これは──」
"フィネガンズ・ウェイク":「さしずめ” 月輪 ポエラニ ”と言ったところか」
"フィネガンズ・ウェイク":、地球におけるムー大陸と対応する。現象現実における"太陽"の死を契機に夢幻としての存在を確立したもうひとつの『ありえざる構星器官(メロフェティア)』。
"フィネガンズ・ウェイク":「タンガロアの住居であった二枚貝の真珠質だな」
"フィネガンズ・ウェイク":「それも俺のものだ」
"フィネガンズ・ウェイク":ごう、と熱風が吹き、銀の髪をはためかす。
”月輪”:黙して浮遊する球体が、応えるように少し震えた。
"シリウス":『貴様のものなどこの世のどこにも有りはしない』獣が唸る
"フィネガンズ・ウェイク":「盗人風情が、よく吠えるなぁ!」
"シリウス":『月は失われたものが辿り着く場所。貴様の ひかり が届かぬ水底でこそ、月虹の輝石は結実する』
"シリウス":『啓け、月輪』
"月輪":ィィィイイイイイイ
"月輪":何かがこすれ合うような奇怪な音が響く。構造色を伴って煌めく白銀の球体に亀裂が生まれ、黄金の光が漏れ。
"月輪":変形する。
"月輪":巻貝を思わせる機械神へと。
晩翠凍衿:それら夢幻の星たちを前にして。
晩翠凍衿:「水臭いじゃんか」
晩翠凍衿:対峙する少女──花町日織の肩に触れる手がある。
晩翠凍衿:「あたしも。あたしたちも、友達でしょ」
花町日織:「……凍衿ちゃん」その声に小さく振り返り、
花町日織:「ごめん。どうしても、言いたくなっちゃって」ばつが悪そうに笑う。
晩翠凍衿:「うん」
晩翠凍衿:「多少びっくりはしたけどさ……言ったことは変えないよ」
花町日織:「……そっか。うん、」
花町日織:「ありがとね」
晩翠凍衿:「友達として、あなたを助ける。それはここでの戦いだけじゃなくて、その結果についてだってそうだし」
晩翠凍衿:「──UGNとしても、どうですか? 朱南さん」
晩翠凍衿:嫌っていることを知りつつ、あえて軽い調子で問いかける。
朱南文尊:「絆を守る。世界を守護する。なんて言うのはUGNの通常業務ですからね。何時もの事なんじゃないですか」
朱南文尊:「来年にはナンバリングされてファイルにしまわれる、ありふれた事件ですし、まぁ」
朱南文尊:「一般人を庇護するのは結構好きなんですよね。ほら、お礼を言われるので」
朱南文尊:言いながらシリウスに目を向ける。フゥと息を吸い。
朱南文尊:言ってしまおう。相手が誰であれ、気になった事だし戦う相手だ。自分より何倍も強くとも。
朱南文尊:「神とかそう言うのに近いんでしょうけど」
朱南文尊:「やってる事は違法金融と同じかな。勝手に貸し付けて、弱みに付け込んで取り立てる。拒否されたら逆切れして暴力行為」
朱南文尊:「それ、手口が巷のヤクザと変わらないでしょ。最初の一言が『友達になりましょう』なんて言うのも常套句だ」
朱南文尊:「そんな安っぽい存在の相手は」手の中で舶刀をくるくると回す。「査察部最弱の俺で十分かな」
大橋綺羅星:「また最弱とか言っちゃって」
大橋綺羅星:「あーしはUGNとか関係ないけど」
大橋綺羅星:「衛星細胞の"スピカ"でも、八大天王の"スナイパースケバン"でもなくて」
大橋綺羅星:「ただのひおりんのお友達」
大橋綺羅星:「大橋綺羅星として!」
大橋綺羅星:「みんなで地球に帰って」
大橋綺羅星:「いっぱい遊ぶんだよ。4年間なんて、すぐに埋められる」
大橋綺羅星:「だから、やっちゃおう!みんな!」
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:初期エンゲージはこちら
["月輪(ポエラニ)"(20)]

5m

["ロレム・イプサム"(9)]
["シリウス"(13)]   

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(25)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]
["フィネガンズ・ウェイク"(12)]

GM:君達の眼前に浮かび上がる"月輪"、そして吼え猛る"シリウス"から
GM:強大な圧力のレネゲイドが放出される。
GM:《ワーディング》……否
GM:神格に至ったレネゲイドビーイングのみが有する、自らの版図を規定する大ワーディング
GM:《神性圏界》だ。2種類のそれが混ざり合い、月の裏側を満たす。
GM:衝動判定です。難易度は9
朱南文尊:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,7,9,10]+1[1] → 11

大橋綺羅星:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[1,2,6] → 6

朱南文尊:成功。
大橋綺羅星:暴走!
花町日織:4dx+1>=9 意志
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[1,4,9,9]+1 → 10 → 成功

朱南文尊:86+2d10
DoubleCross : (86+2D10) → 86+19[10,9] → 105

花町日織:成功!
晩翠凍衿:3dx+6>=9
DoubleCross : (3R10+6[10]>=9) → 5[2,4,5]+6 → 11 → 成功

花町日織:花町日織の侵蝕率を+12(2d10->2,10)した(侵蝕率:74->86)
晩翠凍衿:91+2d10
DoubleCross : (91+2D10) → 91+13[8,5] → 104

大橋綺羅星:94+2d10
DoubleCross : (94+2D10) → 94+12[2,10] → 106


GM:第一ラウンド
GM:セットアップからです。宣言をお願いします。
"月輪":1d2
DoubleCross : (1D2) → 1

朱南文尊:なしです。
晩翠凍衿:怨念の呪石を使用。暴走してダメージ+2d。
大橋綺羅星:《光の銃》 侵蝕106→108
花町日織:溶け出す残照/《尾を喰らう蛇》《背徳の理》
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3した(侵蝕率:104->107)
"月輪":▼満潮/《グラビティエリア》
花町日織:花町日織の侵蝕率を+7した(侵蝕率:86->93)
"月輪":自身以外全員のあらゆる判定ダイスを-6しイニシアチブエフェクトを封殺
花町日織:このシーン中、ウロボロスを組み合わせた判定ダイス+6個。HP1D10失います
花町日織:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

”シリウス”:なし
花町日織:花町日織のHPを22にした(HP:24->22)
"フィネガンズ・ウェイク":なし
"ロレム・イプサム":《灰色の庭》ラウンド中大橋さんの行動値を-9
大橋綺羅星:ギャー
GM:忘れるところでした。イニシアチブ処理に行く前に
GM:この戦闘では各種NPCの拠点配置効果、及びエイルのNPCカード『ルナティックソナー』が使用できます。
GM:更に追加カードとして
NPCカード:蔡春嵐
『春也戰無敵』
《チェンジ》または《孤独の魔眼》
《カウンター》《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》
一回まで《剣精の手》で振り足し可能。
花町日織への単体攻撃、または花町日織を含む全体攻撃の対象を自分に変更し、判定値13dx7+17のカウンターを行う。
対決に勝利した場合、攻撃力+20の攻撃を行う。
シナリオに1回まで使用できる。

GM:同行している小覇王のNPCカードが追加されます。
花町日織:やった~

"月輪":イィィイイイイイ────────────!!!!!
"月輪":機械神の駆動音が響く。歯車の隙間から黄金の灯りが漏れ広がるにつれて、君たちを取り巻く重力が変化する。
"月輪":肉体にまとわりつく高重力。指一本動かす事すら重い。
"月輪":存在しないはずの一柱。
"月輪":虹(=” 陽光 トト ”)の導く先へ渡り月の神となった主神の分体。
"月輪":” 太陽 ラー ”と同じくそのような伝承は存在せず、ただハワイの女神ヒナについて類似のエピソードが語られる。
"月輪":その能力は──潮汐。
花町日織:「っ……!」僅かにふらつく。体内の血を混ぜ返されるような心地がして。
朱南文尊:「これは、困ったかな。俺の持ち味が半分以上死ぬね」
晩翠凍衿:「まったく神様ってのは人の頭を押さえつけるのが好きなんだから……!」
花町日織:握り締めていたスマートフォンを、再び影の中へと落とす。手放した訳ではない。元より"そこ"は、自分の手足のようなものだ。
花町日織:「これ、くらい……っ! 私だって、同じ力を持ってるのなら!」重力によって沈殿させられていた影が、沸騰するように泡を吹く。
花町日織:再び彼女を取り巻いて巻き上がった。……右手を握り、開く。動かせる。
"ロレム・イプサム":「………」虚ろな目で花町さんを見つめて
"ロレム・イプサム":「"シリウス"、僕は……」
"ロレム・イプサム":「……いいや、なんでも無い」
"ロレム・イプサム":巨狼の背に体を預け「最後のお願いだ・"シリウス"。僕を連れて行って」
"ロレム・イプサム":少年と狼を中心に不可視の圧力が広がる。
"ロレム・イプサム":天蓋を覆うように張られた重力場は、"月輪"の潮汐領域を補強しさらなる重圧となってのしかかる。
大橋綺羅星:「……!? おっ……もい!」

GM:イニシアチブ
GM:特になければ"月輪"の手番です
朱南文尊:拠点効果マーキュリー使用して 《グラビティエリア》を解除して《スピードフォース》をしたいです。
GM:ぐぬぬ……!それは解除されてしまう!
GM:では朱南くんの先手となります!
"マーキュリー":──重力の支配に、月を侵す毒が綻びを生む。
朱南文尊:そしてマイナーで移動ですが、《間隙の魔術師》を頂きたい。月輪にエンゲージしたい。
花町日織:あげます!オート、《間隙の魔術師》。対象に縮地効果を適用し、攻撃力+25します
花町日織:使用数3/3回目
花町日織:花町日織の侵蝕率を+4した(侵蝕率:93->97)
["月輪(ポエラニ)"(20)][朱南文尊(4)]

5m

["ロレム・イプサム"(9)]
["シリウス"(13)]   

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(16)][晩翠凍衿(10)]
["フィネガンズ・ウェイク"(12)]

朱南文尊:あ。いや、ちょっと訂正。マイナーでジェネシフトを1dだけして《一閃》でエンゲージします。
朱南文尊:106→110
朱南文尊:110+1d10
DoubleCross : (110+1D10) → 110+5[5] → 115

朱南文尊:月輪にエンゲージ。メジャー《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《さらなる波》《疾風迅雷》オートでブレード展開。磨光嵐斬刃の効果も使用。
GM:ではその判定に
朱南文尊:妨害があればどうぞ。
守屋間伊空:隠密解除し《支援射撃》朱南くんの判定ダイス+6
朱南文尊:いただきます。物騒で確実性のない勝利の女神だこと!
朱南文尊:14dx7+8
DoubleCross : (14R10+8[7]) → 10[2,2,2,5,6,6,6,6,7,7,7,8,8,10]+10[2,2,3,3,5,7]+6[6]+8 → 34

"月輪":ガード《グラビティガード》
守屋間伊空:《リバーサルショット》対象の達成値+10
朱南文尊:では達成値44
朱南文尊:ダメージ出しても良いでしょうか?
GM:どうぞ!
朱南文尊:5D10+2D10+16+3+16+25
DoubleCross : (5D10+2D10+16+3+16+25) → 26[6,6,4,5,5]+13[9,4]+16+3+16+25 → 99

GM:ひええ……
朱南文尊:ガード装甲共に有効。
"月輪":装甲で10減衰
朱南文尊:115→124
"月輪":89-4d10
DoubleCross : (89-4D10) → 89-35[10,6,9,10] → 54

"月輪":まだ元気!

朱南文尊:「合わせてくださいね」その場にいる"全員"に向けて言葉を飛ばす。
朱南文尊:諸々の手助けを借りて、視線は最奥。割れた銀月。
朱南文尊:靴の調子を確かめるように爪先を三回鳴らす。標的の位置を目で捉える。走りだしたら5秒間ブレーキは利かない。
花町日織:「っ、わかりました!」動き出す準備をした君の、すぐ隣にいる。
花町日織:瞬間移動、君の手を掴んだ。その手に熱が迸る。二者を行き交わるレネゲイドの渦。その操作方法も、少しずつ身体に浸透してきた。
花町日織:目を閉じて、集中する──撹拌するようなその流れに、傾斜を与える。
花町日織:“受け取る”のではなく、”貸し与える”方向へ。花町日織という生命の持つ熱が、きみの中へと流れ込んでいく。
花町日織:「へへ、できた──」僅かな虚脱。眩暈のするような感覚に、くらりと後退りながら離れて。
花町日織:「上手く使ってください、きっと!」解いた右手で、小さく手を振った。
朱南文尊:「当然。では、行こうかな」
朱南文尊:エフェクトを起動させ、戦闘行動を開始する。
朱南文尊:それは、本当に単純に相手の横を走り抜け反転しただけだ。ただその速度が常軌を逸していたに過ぎない。
朱南文尊:結果、正面から突撃をかけた人間が真後ろから現れる。まるで編集動画のような光景が現実に展開している。
朱南文尊:単純に、何時ものように、芸も無く、速度を引き出すだけの 十八番 ワンパターン
朱南文尊:「 おそ い」
朱南文尊:朱南文尊の腕先が弧を描き霞む。背後、完全な死角から超速にて袈裟掛けに斬りつけた。
"月輪":中心部の眼のような機関が、敵意を見失ったのように全方位に重力障壁を展開する。
"月輪":それは超速の剣に比べれば遅い──そもそも重力というのは
"月輪":この世のあらゆる力の中で圧倒的に『弱い』。それを束ねて増幅しているのは、ただ単純な圧倒的質量にすぎない。通常は。
"月輪":神域のジャームの力を以てしても、機械的反射ではその手を鈍らせるのがせいぜい。だが偏差把握が捉え、斥力反発と隔壁変形によるダメージコントロールは成立する。
"月輪":……はずだった。
守屋間伊空:展開された障壁に四箇所、朱南文尊の行く手を囲むように、小剣が投げ放たれる。
守屋間伊空:障壁へと突き刺さったそれの刃が妖しく輝き、刻まれた 呪い字 ルーン が解き放たれる。
朱南文尊:「ああ、こうやって、 わせてくれた」
朱南文尊:障壁を二本の刃で砕く。不意打ちを完遂させた舶刀の 呪い字 ルーン が嘲笑うように七光に揺らめく。
守屋間伊空:ルーンによって囲まれた領域の斥力が反転し、朱南の後を押すように更に加速させる。
"月輪":黄金の輝きに照らされる、生体めいた機関部の一つが切断され、燃料のような体液のような銀色の液体を零しながら崩落する。
朱南文尊:銀色に輝く月を虹色の光が切り裂いた。まだ標的は健在。なれど、そんな事は、この瞬間どうでもいい事だろう。
朱南文尊:「うん。一番良い所を狙ってたかな、ねぇ?」
守屋間伊空:「愁嘆場で暴れまわるロミオの次は月まで迎えに来る貴公子様かい?」
朱南文尊:高速移動。瞬く間もなく相手の隣に。
朱南文尊:その手を取り、片膝をつき。
朱南文尊:手の甲に軽く口づけを。
朱南文尊:「助けに来たよ。お姫様」
守屋間伊空:「ふふん、悪くない貢ぎ物だ」
守屋間伊空:「月まで来た甲斐があったかな」
朱南文尊:「それは、良かったかな。よし。これで前金分の支払いは完済だ」
朱南文尊:「所で良い報せと悪い報せがあるんだけど、どっちから聞きたい?悪い報せは二つだね」
守屋間伊空:「良い知らせも二つじゃないの?」
朱南文尊:「残念ながらね。でも良い所探しをすれば増えるかも」
守屋間伊空:「それは難しいな。こう見えても」離された手の甲に自分も口づける。
守屋間伊空:「今が一番嬉しいかもだからね。じゃあ聞こうか」
守屋間伊空:「悪い知らせから先にお願いしようかな」
朱南文尊:「俺は此処に来る為に有休を全部突っ込んだんだよね。イヴに使うハズだったやつ」
朱南文尊:肩を大仰に竦め首を横に振る。
守屋間伊空:「うわ、それは最悪だ」
朱南文尊:「お正月はどうにかするから、勘弁してほしいね」
朱南文尊:「もう一つは、今まで空気読んでくれた月が再起動しようとしてる。って事かな。うん。倒せなかった」
"月輪":数万の生体鉱物が回転し、組み換わり、あるいは生成されてゆく。
朱南文尊:硬い硬い。と手をひらひらと振る。
守屋間伊空:「なるほどなるほど?ならしょうがない」
守屋間伊空:「開き直ってもう少しお月見を楽しむのも風流じゃないかな。お酒がないのは物足りないけどね」
守屋間伊空:「それで、良い知らせで元は取れそうかい?」
朱南文尊:「君と一緒に一番良い、最高の舞台で大暴れ出来る。ってことかな。実はさ」
朱南文尊:「一回くらい。大真面目に、絆とかを信じて」
朱南文尊:「世界を救ってみたかったんだ。好きな人と一緒にね」
朱南文尊:「以上かな」
守屋間伊空:「なーるほど。ならやっぱり良い知らせは二つだったね」
守屋間伊空:「私も常々、キミが世界を救うところを見てみたいと思ってたところさ」
朱南文尊:「地球じゃ絶対言わないからね、これ。酒もないのに酔ってるようなもんだよ。じゃあ、格好良い所を、たまには見せよう」

GM:イニシアチブ20
GM:"月輪"の手番です
"月輪":《オリジン:レジェンド》《斥力跳躍》
"月輪":”シリウス”のエンゲージへ
"月輪":さらにRC達成+12
[朱南文尊(4)]

5m

["月輪(ポエラニ)"(20)]
["ロレム・イプサム"(9)]
["シリウス"(13)] 10m [守屋間伊空(10)]

10m

[花町日織(7)][大橋綺羅星(16)][晩翠凍衿(10)]
["フィネガンズ・ウェイク"(12)]

"月輪":choice[花町,大橋,朱南,晩翠,夏目,守屋間,フィネガンズ・ウェイク]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,夏目,守屋間,フィネガンズ・ウェイク]) → フィネガンズ・ウェイク

"月輪":フィネガンズ・ウェイク以外の5人を対象に
"月輪":《黒の鉄槌》《斥力の槌》《因果歪曲》《黒星の門》《パラドックス》
"ロレム・イプサム":ではその判定に
"ロレム・イプサム":タイタス効果を使用します。
"ロレム・イプサム":フィネガンズ・ウェイクに対して畏怖/無関心○でロイスを所得。タイタス昇華し
"ロレム・イプサム":月輪の判定のC値を-1します
"月輪":13dx9+17 判定
DoubleCross : (13R10+17[9]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,5,6,7,7,10,10]+10[1,9]+3[3]+17 → 40

朱南文尊:ガードします。
晩翠凍衿:暴走リア不!
大橋綺羅星:暴走!
花町日織:ガード!
守屋間伊空:3dx+1 ドッジ
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[4,7,9]+1 → 10

GM:全員命中。ダメージをお願いします
"月輪":5d10+16 装甲ガード有効 ダメージが入ったら”月輪”のエンゲージへ引き寄せます
DoubleCross : (5D10+16) → 21[3,1,6,6,5]+16 → 37

花町日織:落ちます。リザレクト
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:97->102)
朱南文尊:よし。生き残った。HP28防護点10ガード6 HP7で生存。
花町日織:花町日織のHPを5にした(HP:22->5)
守屋間伊空:まだ元気
晩翠凍衿:死。“ロレム・イプサム”のロイスをタイタス昇華して復活!
大橋綺羅星:死亡!澪標深々子のロイスをタイタスにして昇華
GM:では全員が引き寄せられます
GM:全員が同一エンゲージに移動
朱南文尊:フィネやんだけ遠いハズ!
GM:おっとごめん!
["月輪(ポエラニ)"(20)]
[花町日織(7)][大橋綺羅星(16)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]
[守屋間伊空(10)]
["ロレム・イプサム"(9)]
["シリウス"(13)] 

10m

["フィネガンズ・ウェイク"(12)]

GM:こっちが正解です
"フィネガンズ・ウェイク":ぽつん
GM:"ロレム・イプサム"の所持ロイスについて説明します。
《Eロイス:無貌の月》
このEロイスを取得しているジャームは、PCと同様にロイスの取得及びタイタス昇華を行い、その効果を受けることができる。
また、その効果を他のキャラクターに対しても使用できる。その際Sロイス効果を指定することも可能とする。

GM:このEロイスは"ロレム・イプサム"専用Eロイスとなります。
GM:尚、他に所持しているEロイス、Dロイスは無く、ロイス所持枠はPC同様7つとなります。

"月輪":重力。
"月輪":物理学に示される4つの基本相互作用の中で群を抜いて最弱の力。
"月輪":超弦理論において、それはより上位の次元に力の大部分が拡散しているからだ──という仮説がある。重力だけが、次元の壁を超えるのだと。
"月輪":角貝の突起のように四方八方に伸びた機械腕は、受信機だ。
"月輪":神座よりの力を、地上にて振るう為の。
"月輪": 
"月輪":ぐ
"月輪":   しゃり。
"月輪": 
"月輪":前触れなく、空間が潰れる。月の大地に、”月輪”を中心とした放射方形の溝が生まれている
"月輪":削り取られた空間の分だけ、君たちは急激な──知覚困難な速度で引き寄せられ地面に激突する。
"月輪":速度──否、消し飛んだのだ。時間と空間は、同じものだ。
朱南文尊:激突する寸前、知覚を取り戻した瞬間に肉体を超加速。舶刀めいたルーンの刃を盾にして受け身を取る。コンマの隙間さえあれば肉体は動かせる。致命傷を避けた。
花町日織:「ぁ──!」踏みとどまろうとする、その意思が介在するよりも早く──仮にそう試みたとて叶うはずもないが──気が付けば、圧し潰されている。
花町日織:ぶつかったのか、ぶつけられたのか。その区別も曖昧なまま。
晩翠凍衿:「くあっ……!?」自身が上げた声に遅れて状況を把握する。月面にバウンドして宙を舞った体──衝撃に潰れた肉体から噴き出す血。未だ再生は効くものの。
晩翠凍衿:「こい、つ……!」
大橋綺羅星:「……っぐう!」距離を潰された。"月輪"の真下に転がる。
朱南文尊:「あー。ただいまです。仕留められなくてすみませんね」
花町日織:「っ……みんな、大丈夫……!?」額から流れ出る血を拭う。影を杖のように使いながら、ふらふらと立ち上がる。
大橋綺羅星:「ぜんっぜん、ヨユーだって!」
大橋綺羅星:ふらつきながら立ち上がり、上空の"月"を見上げる
守屋間伊空:「ちょっと……強引が過ぎるかな」ルーンの力場を反転させて空間圧縮の衝撃を幾分か防ぎ、ふらつきながらも立ち上がる。
晩翠凍衿:「平気!」やや危なっかしくも着地して返す。
花町日織:ふと、背筋が凍える。……以前よりも、再生速度が緩慢になっている事に気付いたから。リザレクトの限界値。
花町日織:(──それ、でも!)かぶりを振り、かれを見上げる。
"ロレム・イプサム":「…………」狼の背からそれらを睥睨して
"ロレム・イプサム":「……ありがとう、"月輪"。僕も彼は呼ばないほうが良いと思ってた」
"ロレム・イプサム":遠くただ一人残ったフィネガンズ・ウェイクを見つめて
"ロレム・イプサム":「それとも、君も怖かったのかな。太陽が」
"フィネガンズ・ウェイク":「俺が──お前の事を知ったようには」
"フィネガンズ・ウェイク":「知っているようじゃないか。俺に残された力の事を」
"フィネガンズ・ウェイク":およそ手札を隠そうという様相が感じられない。それは、知っているからだ。知られていると。

GM:イニシアチブ16
GM:大橋さんの手番です
大橋綺羅星:ではマイナー《オプティカルレンズ》
大橋綺羅星:メジャー《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》《デトネイトチャージ》《マスヴィジョン》 サイドリールのみ使用
大橋綺羅星:ペナルティは-6ですね
GM:です!
大橋綺羅星:ケイサンチュウ
サブGM:対象も決めてね
大橋綺羅星:"月輪"に攻撃します
大橋綺羅星:14dx7+6
DoubleCross : (14R10+6[7]) → 10[2,3,3,3,4,5,6,6,6,7,8,8,9,10]+10[1,5,5,7,8]+10[1,7]+10[10]+10[7]+4[4]+6 → 60

"月輪":すご……
GM:ヤバ…
"月輪":8dx ドッジ
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,1,1,6,8,9,9,10]+8[8] → 18

”シリウス”:《軍神の守り》カバーリングします
晩翠凍衿:《デビルストリング》
GM:ひえー!
晩翠凍衿:軍神の守りを打ち消します
”シリウス”:しょんぼり……
"ロレム・イプサム":《万象の虹》
”シリウス”:!
"ロレム・イプサム":デビルストリングを取得。晩翠さんのデビルストリングを打ち消します
晩翠凍衿:うーん
晩翠凍衿:ちょっと待ってね まず万象の虹へのデビストは可能ですか?
晩翠凍衿:タイミング的に
GM:あ~
GM:可能だと思います
晩翠凍衿:では2回目のデビルストリングで万象の虹を打ち消し!
GM:ギェピーッ!!
大橋綺羅星:じゃあ……死んでもらおうかなァ
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+12した(侵蝕率:107->119)
GM:では妨害はありません。
大橋綺羅星:7d10+11+16+20+12+8+1d10
DoubleCross : (7D10+11+16+20+12+8+1D10) → 38[10,3,9,3,6,2,5]+11+16+20+12+8+1[1] → 106

GM:ひええ……
"月輪":そのダメージはですね……
"月輪":戦闘不能!《蘇生復活》で起き上がります
大橋綺羅星:侵蝕値108→125
GM:月輪ーッ!
サブGM:カバーが通る前提でドッジしてなければ生きてた……!

朱南文尊:「大橋さん、いや、スナイパー。あの月、当然、無傷じゃないですよ。相当に硬いですけどね。月落とし、やってくれると嬉しいかな」
大橋綺羅星:「オッケー。ちょうどいい位置だし……」
大橋綺羅星:「あ。そっちのヒト。彼女さん?会えたんだね!」
朱南文尊:「お陰様で。皆さんのお陰ですよ。ありがとうございます」
大橋綺羅星:「それじゃ、お祝いの花火、上げちゃおっかな!」
守屋間伊空:「おやおや、気が利くねえ~いつかの狼ちゃんとは大お違いだ」
大橋綺羅星:光を集める。
大橋綺羅星:巨大な大砲のような銃を生成する。
”シリウス”:『させるかよッ!』
”シリウス”:巨体に見合わぬほど俊敏に割り込むのは、仮面を纏う、輝く箒星の尾の大狼。
大橋綺羅星:妨害は見えている。だが気にすることはない
大橋綺羅星:ここには仲間がいるから!
大橋綺羅星:『合わせる』と言われたなら、『合わせる』
大橋綺羅星:短い付き合いだが、それが出来る
晩翠凍衿:然り。
晩翠凍衿:「待った」
晩翠凍衿:巨獣が一歩を踏み出しかけたその眼前に──文字通り片側の目の間近に、少女の姿が現れる。
晩翠凍衿:俊敏な動き。そうであろうと。ならばこそ。
晩翠凍衿:後れを取るわけには行かない。朱南文尊のような規格外が相手なのでもなければ。
晩翠凍衿:「こんな良い女が目の前にいるのに」
晩翠凍衿:そう口にしながら、姿勢は回転の途上にある。
"ロレム・イプサム":「蟹座の……鎌。それは……知ってる」
"ロレム・イプサム":「"アークトゥルス"が教えてくれた」
"ロレム・イプサム":"シリウス"へと何かを囁く。次の瞬間
"ロレム・イプサム":大狼の毛が影の触手となって寄り集まり、何本もの大鎌を形作る。
晩翠凍衿:螺旋の渦を巻いて月面を蹴った。その総身に満ち満ちた衝撃力が。
晩翠凍衿:「無視して他の子のところに行こうだなんて──」
”シリウス”:『──!!!』咆哮。
"ロレム・イプサム":それらは空中の敵を追い落とすように殺到する。しかし……
晩翠凍衿:それは見えている。注意は向けない。
晩翠凍衿:……既に対処済みだからだ。影の刃に捕らえられる刹那。
晩翠凍衿:“落下してきた”真紅の大鎌が、触れるもの全てを切り裂く円盤状の回転斬撃となって、一纏めにそれらを切り落とす。
”シリウス”:「ッ──」風揺れを早回しにしたような有機的な挙動によって振るわれる斬撃が刈り取られて舞う。
朱南文尊:「いや、まったく、俺なんかとは物が違うな」
朱南文尊:「十二本で一番強いんじゃないですか?晩翠さん」
晩翠凍衿:崩れ落ちる檻の中から、獣の背に跨る少年へ、寸時薄い笑みを向けて。
晩翠凍衿:「──ちょっと節穴が過ぎるんじゃないの?」
大橋綺羅星:「ナーイスしえりー!」
”シリウス”:そのどれもが、大橋綺羅星の射線を避けるように、地へと堕ち、突き刺さる。
晩翠凍衿:妨害への妨害。そのために得物を事前に投げ上げていた。
晩翠凍衿:そして本命。“月輪”の守りに走る獣の顔面へ。砲弾じみた勢いの飛び回し蹴りを叩き込む!
晩翠凍衿:「……なんて。そっちの二人のやり取りっぽく言ってみたり」
大橋綺羅星:「……それじゃ、遠慮なく!」巨大な砲を、上空へ向ける
”シリウス”:まともに喰らう。投げ上げた鎌は妨害であり──ブラインドだ。
”シリウス”:その隙間を縫って、彼女だけが攻撃を加えることができる。誰よりも不可思議な形態の『それ』に熟達した、UGN1の大鎌使い!
大橋綺羅星:「—— SS スケバンスナイパー 殺法。番外編!」
大橋綺羅星:抱えた砲から、巨大な光弾が放たれる。
大橋綺羅星:「"阿修羅地獄堂大花火"!」
朱南文尊:「祝福の花火にしては物騒な名前かな」
花町日織:「まあ、前半は学校名だから……」
大橋綺羅星:"月輪"の下面に光弾が着弾すると同時に、大爆発。
大橋綺羅星:「た~まや~!」
"月輪":甲殻が大破し、黄金の輝きが空を染める。
花町日織:「わ、すご……」空を染める光輝に、僅かに魅入って。
大橋綺羅星:「地球から……は、見えないか。裏側だしね」
大橋綺羅星:「ま、でも」
"月輪":内側の核に罅が入ったのが見えた。君たちを押さえつけていた重力が荒れ狂う。
"月輪":能力の制御が不可能になりつつあるのだ。核は落下しながらパーツを吸着し、月の鉱物を加工し、機能を取り戻そうとしている──。
大橋綺羅星:「……っとと。いい花火だったでしょ」朱南くんと守屋間さんに向けて親指を立てる
花町日織:「っ、やば──」重力場の乱れに、よろめきかかる。「壊れかけってこと、かな!?」
晩翠凍衿:「綺麗だったと思うよ」着地し、先んじて地面に落下した大鎌を回収しながら。
朱南文尊:「えぇ。見事。月に来てよかったかな」
守屋間伊空:「ふふふ、なんだかんだ言ってハネムーンらしくなってきたじゃない」
朱南文尊:「この光景を二人占めと言うには、ギャラリーいるけどね」
晩翠凍衿:「……ううん。お似合いの二人って感じ」
花町日織:「うん。お幸せに、ね……!」ほのかに頬が朱染まっている。
大橋綺羅星:「アツいねぇ~」
朱南文尊:「さて、この勢いのままに月面支部臨時特殊チーム進軍しましょう」

GM:イニシアチブ13
”シリウス”:《ハンティングスタイル》”フィネガンズ・ウェイク”のエンゲージへ。
GM:"シリウス"の手番です
”シリウス”:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,夏目,守屋間,フィネガンズ・ウェイク]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,夏目,守屋間,フィネガンズ・ウェイク]) → 大橋

”シリウス”:ではみんながいるエンゲージを攻撃しよう
["月輪(ポエラニ)"(20)]
[花町日織(7)][大橋綺羅星(16)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]
["フィネガンズ・ウェイク"(12)][守屋間伊空(10)]
  
10m

["ロレム・イプサム"(9)]
["シリウス"(13)] 
["フィネガンズ・ウェイク"(12)]

”シリウス”:《コンセントレイト》《魔獣の衝撃》《魔獣の本能》《破壊の光》対象はPC全員と伊空さん!
GM:どうぞ!
晩翠凍衿:あ、では
晩翠凍衿:幻灯鏡を使用します。その攻撃の対象を単体に。
サブGM:あっごめんマイナー間違えてた
サブGM:《毒持つ獣》《完全獣化》《究極獣化》《破壊の爪》《ハンティングスタイル》ですね
GM:だいぶ厄介になってた
サブGM:肉体ダイス+6 装甲+10 攻撃力+4D このメインプロセスの攻撃に重圧邪毒3放心付与
GM:では"シリウス"くんは改めて対象を決めてね
サブGM:クソー
”シリウス”:大橋さんにしよう。さっきchoiceで出たし
”シリウス”:18dx7+10 命中
DoubleCross : (18R10+10[7]) → 10[2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,7,7,8,9,10,10,10]+10[3,4,4,7,8,8,9]+10[3,3,6,8]+10[9]+10[10]+6[6]+10 → 66

大橋綺羅星:ではフェリドンさんの従者にカバーしてもらいます
フェリドン・スタラグリフ:『随獣使役』
フェリドン・スタラグリフ:その攻撃をカバーリングし消滅します。

”シリウス”:「”月輪”──超弦より来たる重力が」
”シリウス”:『こうも容易く突破されるとはな……なら』
”シリウス”:咆哮とともに輝く尾が振るわれる。それは流星の軌跡だ。
”シリウス”:遠近法を失敗したような“シリウス”の巨体からしてもありえないスケールで、君たちを叩き潰すような攻撃的な輝きが落ちてくる。
”シリウス”:──それは宇宙塵だ。月を穿つ微小隕石たち。
”シリウス”:肉体に変調をきたす高密度の宇宙線とともにそれが降り注ぐ。”シリウス”の持つ破壊の権能。
晩翠凍衿:「……!」今度のそれは阻止の機を逸した。せめて再生困難部位への直撃を防ぐべく身構えるが──
晩翠凍衿:その本人の意識のまったく外。懐から小さな円形の物体が漂い出す。
晩翠凍衿:一足先に重力の影響を抜け出たような挙動で浮くそれは、青銅の、古びたロケットペンダントめいた意匠の代物だ。
晩翠凍衿:構造もまた。音も無くその蓋が開き、内側にある鏡を外気に晒し。
晩翠凍衿:直後、目も眩む光が溢れ出す。
晩翠凍衿:それはレネゲイドを幻惑する輝きだ。神の権能を乱し、散らし、ことごとく狙いを外さんとする。
花町日織:「ええ、わっ──!?」衝撃に備えていた一瞬に、閃光が走った。何が起きたかも分からずに瞑目する。
フェリドン・スタラグリフ:そして、正善なりと定められた神性圏界の主の攻撃を引き寄せるは、あらゆる悪神の源流たるアエーシェマの力。
朱南文尊:「おっと、人助けはしておくものですね。月の宝物だ」
朱南文尊:「かぐや姫が落としたのかな?」
フェリドン・スタラグリフ:いずこからともなく実体化した、酒気と血匂の薫る黒い影。
フェリドン・スタラグリフ:散乱した攻撃が、それらに収束するように吸い込まれ、弾ける。
フェリドン・スタラグリフ:爆発は衝撃を伴わず、灰のように消えた。
大橋綺羅星:「この影……フェリどん?」
大橋綺羅星:「なんだかわかんないけど助かった!」
晩翠凍衿:「……」役目を終えて地に落ちた魔鏡を見つめる。「かぐや姫……」
守屋間伊空:「かぐや姫はがめついからねえ。この手の悪戯はお猿さんかもよ」
"フィネガンズ・ウェイク":「ふぅん──あの神殺し、間に合わぬだに手は打ってたか。善哉善哉」
晩翠凍衿:脳裏に浮かぶのは先に矛を交えた女の姿。自分との交戦における限りは、触れられぬままに打ち倒したと……この瞬間まで考えていたが。
晩翠凍衿:「くっ。あいつ……」
晩翠凍衿:「馬鹿にしてくれる! 助かったけど!」
花町日織:「かぐや姫……?」誰の事だろう、と首を傾げている。
花町日織:「誰か分かんないけど……えっと、ありがと!」
花町日織:どこへともなく大きな声で礼を告げる。

GM:イニシアチブ12
GM:"フィネガンズ・ウェイク"の手番です
"フィネガンズ・ウェイク":行動するぜ
"フィネガンズ・ウェイク":《無形の爪牙》
"フィネガンズ・ウェイク":《コンセントレイト》《伸縮腕》《原初の赤:渇きの主》対象は”ロレム・イプサム”
"ロレム・イプサム":ドッジ
"フィネガンズ・ウェイク":7dx7+4
DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[1,2,3,6,8,8,9]+3[1,2,3]+4 → 17

"フィネガンズ・ウェイク":げっ弱い
"ロレム・イプサム":1dx+1>=17
DoubleCross : (1R10+1[10]>=17) → 9[9]+1 → 10 → 失敗

GM:命中です。ダメージどうぞ
"フィネガンズ・ウェイク":2d10+8 装甲無視
DoubleCross : (2D10+8) → 12[10,2]+8 → 20

"フィネガンズ・ウェイク":ダメージが通ったら《原種暴走》以降の攻撃を範囲(選択)化
"ロレム・イプサム":そのまま受けます。なんとか生きてる。

"フィネガンズ・ウェイク":「さて、”ロレム・イプサム”よ──」
"フィネガンズ・ウェイク":気づけば、狼の上にその男は腰掛けている。
"ロレム・イプサム":「"フィネガンズ・ウェイク"………」眉を顰める
"フィネガンズ・ウェイク":「収奪を始めようか」
"フィネガンズ・ウェイク":その掌が少年の胸板に触れ、破裂音と共に溶解させる──が。
”シリウス”:『随分と──』
”シリウス”:輝く尾が、仮面の男を払いのける。標的は死亡していない。
”シリウス”:『温いな、攻撃を受けなければ因果を紡げないか?』
"ロレム・イプサム":「………」破裂した胸部が逆回しするように再生していく。
”シリウス”:「そしてお前は事ここに至りこいつを攻撃せざるを得ない。それこそが死にぞこないとしての存在目的だからだ」
"フィネガンズ・ウェイク":《Eロイス:不滅の妄執》解除。
"フィネガンズ・ウェイク":「ならば俺を無視し続けてみるか? あるいは」
"フィネガンズ・ウェイク":「合流を許さないために塞いだか」
"ロレム・イプサム":「……太陽はすでに、あなたの玉座ではない」
"ロレム・イプサム":「なにものでもないあなた。あなたは、ここで終わり」
"ロレム・イプサム":「かわいそうだけど」胸元についた血を拭う「これで少しは気が済んだでしょ?」
"フィネガンズ・ウェイク":「あながちそうじゃないとも言えんのがなぁ~~!」
"フィネガンズ・ウェイク":うつろな笑声が爆ぜるように響く。

GM:イニシアチブ10
GM:晩翠さんの手番です
晩翠凍衿:はーい
晩翠凍衿:マイナー無し。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《浸透撃》。
晩翠凍衿:素手で月輪を攻撃します
"月輪":ゲーッガード不可
GM:判定どうぞ!
晩翠凍衿:6dx7+11
DoubleCross : (6R10+11[7]) → 10[3,5,7,8,9,10]+10[1,1,5,8]+10[7]+10[9]+2[2]+11 → 53

晩翠凍衿:ガー不!
"月輪":めちゃくちゃ言うなダイス6個のくせに……
"月輪":8dx ドッジ
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,2,4,4,6,8,9,10]+5[5] → 15

"月輪":無理だよ! ダメージどうぞ!
晩翠凍衿:6d10-5+1d10+2d10
DoubleCross : (6D10-5+1D10+2D10) → 37[2,2,7,7,10,9]-5+9[9]+9[7,2] → 50

晩翠凍衿:装甲有効です
"月輪":お前の素手壊れてない? 死! 復活もない!
"月輪":チラッ
"ロレム・イプサム":"月輪"に親近感○/憐憫 でロイスを取って即昇華。10+肉体値分で復活させます。
"月輪":HP15
晩翠凍衿:ははあ
"ロレム・イプサム":ロイス枠3/7
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+7した(侵蝕率:119->126)

晩翠凍衿:“ロレム・イプサム”と“フィネガンズ・ウェイク”を一瞥するが、この局面における自身の役割は他にある。
晩翠凍衿:すなわち、機能停止しかけた“月輪”の破壊。
晩翠凍衿:地面から引き抜いた大鎌を構え直し、駆け、常人には捉えられない高速の世界にその身を隠す。ただ一陣の風が吹き抜け、直後、真紅の三日月が神の体を喰らう。振るわれた大鎌の斬撃、その軌跡。
晩翠凍衿:──身を翻しながら着地し、残心。大木の幹のような“月輪”の芯は半ばから断った。
"月輪":常軌を逸した速度で再生──否、再構築されていた躯体が『ずれる』。
晩翠凍衿:耐久力の限界を破った、と見るが──
"ロレム・イプサム":「"まだ"」
"月輪":貝殻にも似た生態歯車の破片が飛沫のように舞った。核が砕け散る。
"ロレム・イプサム":「まだだよ"月輪"」その言葉とともに、砕け散る部品の動きが停止する。
"月輪":イィン────────
"ロレム・イプサム":「ぼくが"繋ぎ止める"」
"ロレム・イプサム":「一緒に還ろう」
"月輪":応えるように大気が震える。
朱南文尊:「ふぅ、俺も能力使わずにあのくらい動ければ楽なんだろうけどね……っとぉ、また再起動?」
朱南文尊:「生命力の共有?厄介なもんだな」
大橋綺羅星:「ちょっち面倒だねえ」
晩翠凍衿:「……ちょっと見たことのないパターンかも」
晩翠凍衿:「って言うのも今更か。無理はしてる。確実に」
晩翠凍衿:再度、得物を構え直す。
"月輪":核が再生する。ばらばらになったパズルが組み上がるように巻き戻っていく。
"月輪":機械神性として活動可能な最低限へ。
"ロレム・イプサム":そして、歯車は再び回り始める。
花町日織:「そんなに……それが大事、なの」彼が無理に自分の一部を削ってそこに力を注いでいる事は、見れば分かったから。
花町日織:一緒に還ろう、と──どこか慈しむような言葉さえかける彼に、思わずそう口走って。
"ロレム・イプサム":「大事だよ。友達だもの」花町さんの方を見ずに言う。

GM:同じくイニシアチブ10
GM:守屋間伊空の手番
守屋間伊空:月輪を叩きたいところだけど
守屋間伊空:私のルーチンは決まっているんだ。ゴメンね
守屋間伊空:マイナーなしメジャーで《抜き打ち》《アナトミックラスト》《コンセントレイト:ノイマン》キーンナイフで"ロレムイプサム"へ攻撃
朱南文尊:女の我儘を許すのが男の器量よ。無駄遣い以外は許しちゃう。
守屋間伊空:6dx7+4 ドッジダイス-12
DoubleCross : (6R10+4[7]) → 10[1,1,4,5,6,9]+1[1]+4 → 15

"ロレム・イプサム":ドッジ出来ません。ガード
”シリウス”:《軍神の守り》
守屋間伊空:2d10+20 装甲-5
DoubleCross : (2D10+20) → 13[4,9]+20 → 33

”シリウス”:このエネミーは《無敵の肉体》と基礎ステータスによってシナリオ開始時点で合計40の装甲を所持しています。
”シリウス”:《無敵の肉体》には特殊な解除条件が設定されており
”シリウス”:PC達が獲得したエリアポイントの合計数が装甲からマイナスされる
”シリウス”:現在の装甲は6+究極獣化の10.破壊の爪のガード値が1。装甲無視5が適用され
”シリウス”:21点ダメージ。まだまだ元気です。

守屋間伊空:「さて、私は自分のお仕事をしたいところだけど」ロレム・イプサムを見据え
朱南文尊:「どうぞ。手助けしてくれたのはあれで十分かな」
朱南文尊:「ほら、自由にやってもらった方が伊空さんは強いでしょ、多分。そう言う所を束縛したくもないしね」
守屋間伊空:「なら遠慮なく。まあ安心してよ」
守屋間伊空:「 生かすか殺すか デッド・オア・アライブ は指定されてない」
朱南文尊:「安心させるようなことをするの、随分と久しぶりかな」
守屋間伊空:「今日の私は子供に優しい伊空さんさ。クリスマスも近いしね」
守屋間伊空:手元からノーモーションで小剣を投擲。それらは"ロレム・イプサム"の眼前に飛来すると
朱南文尊:「いつも不安に感じてるんだけどね、最近。あぁ、ノリでサンタの格好やりそうだよね。自分は絶対に似合うと思ってるでしょ」
守屋間伊空:命中の直前で発光、炸裂し、 呪い字 ルーン による束縛の結界を作り出す。
守屋間伊空:「ご希望とあらば披露するけどね。朱南くんもギリギリ子供でいられる最後のクリスマスだろうし。……おっと」
守屋間伊空:「向こうの保護者もだいぶ過保護みたいだ」
”シリウス”:咆哮。”ロレム・イプサム”を守ろうとしたものだ。結界が軋むが、いくらかが衝撃として”シリウス”へと返る。
”シリウス”:そのダメージが、不自然に浅い。この月が”ロレム・イプサム”のものではなく──ほとんど彼(シリウス)の版図であるからだろうか、だとすれば────
朱南文尊:「そういうのはサプライズの方が効果的かな。今の向こうさんみたいにね……残念、弾かれたか」
守屋間伊空:「……参ったな、サボってたツケがここで来ちゃったか」弾かれたルーンの残滓から何かを察して
守屋間伊空:「ここは君達に任せた方が良さそうかも」
朱南文尊:「月での経験値は俺の方が上というわけだ、経験豊富なお姉さん」
守屋間伊空:「へえ~、ならエスコートはよろしくね」

GM:次の攻撃から、”シリウス”の装甲に対して
GM:MPを使用することで、その数値を更に減少すさせることができます。
花町日織:これはそのダメージ計算の時だけ一時的に下がるのかな
GM:シーン継続とします
花町日織:OK!
GM:では次のイニシアチブ
GM:イニシアチブ10 "ロレム・イプサム"
GM:マイナーなし
"ロレム・イプサム":マイナーなし
"ロレム・イプサム":メジャー《アスクレピオスの杖》《原初の赤:要の陣形》《再生の王笏》
"ロレム・イプサム":対象は自分含むエネミー3体 8d10+侵蝕/10のHPを回復
"ロレム・イプサム":8d10
DoubleCross : (8D10) → 40[1,9,6,4,7,2,6,5] → 40

"ロレム・イプサム":全快しました
"月輪":HP55
”シリウス”:全回復
サブGM:いやミスった 侵蝕/10入れてませんでした
サブGM:あるいは侵蝕率は0?
GM:対象の侵蝕率なんで
GM:月輪くんの侵食率/10でいいよ
サブGM:あっそうなるんだ 120くらいにしときます
"月輪":HP67 結構な数字になってしまったな

"ロレム・イプサム":"ロレム・イプサム"の足元から、影絵の蛇が"月輪"と"シリウス"へ伸びる
"ロレム・イプサム":「欠けたものはまた満ちる。なくしたものはここに辿り着く」
"ロレム・イプサム":「不定なる 質料 ヒュレー は大いなる 形相 エイドス と結びつき、一つになる」
"ロレム・イプサム":「還ろう。みんなで」
”シリウス”:『────ああ』
"ロレム・イプサム":機神と大狼の欠損を埋めるように、影が質量を帯びて纏われていく。
”シリウス”:『”アークトゥルス”、”カノープス”、”アルレシャ”──他にも』
”シリウス”:『去っていった。失われた。だが、俺たちは』
朱南文尊:大橋さんをチラと見る。
大橋綺羅星:少し目を閉じる
大橋綺羅星:そして、意を決したように目を開く
大橋綺羅星:ロレム・イプサムのロイスを 友情/隔意○ に変更します

GM:イニシアチブ7
GM:花町さんの手番です
花町日織:マイナー、戦闘移動。《縮地》。ロレム・イプサム達が居る方向に3m移動。
花町日織:縮地使用回数は4/6
花町日織:花町日織の侵蝕率を+2した(侵蝕率:102->104)
花町日織:メジャー、セッション/《コンセントレイト》《シャドーテンタクルス》《原初の黒:クリスタライズ》 対象は月輪
晩翠凍衿:《援護の風》。ダイス+4!
花町日織:ありがたく!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:126->128)
花町日織:11dx+4@7
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,3,4,4,4,4,6,8,9,10,10]+10[2,6,8,10]+10[2,10]+3[3]+4 → 37

"月輪":ガード《グラビティガード》
花町日織:4d10+41 装甲無視!
DoubleCross : (4D10+41) → 19[7,6,5,1]+41 → 60

"月輪":60-4d10
DoubleCross : (60-4D10) → 60-25[6,9,4,6] → 35

花町日織:花町日織の侵蝕率を+9した(侵蝕率:104->113)
"月輪":残32
花町日織:アックス効果も使おうかな。1のやつを振り直しで
"月輪":あっそれがあったわね
"月輪":どうぞ!
花町日織:59+1d10
DoubleCross : (59+1D10) → 59+9[9] → 68

花町日織:花町日織の侵蝕率を+2した(侵蝕率:113->115)
"月輪":メッチャフエルヤン 24です
花町日織:では演出

花町日織:「……ねえ! 寂しくはないの?」シリウスと、その背に乗る少年に向けて。
花町日織:「あなたの友達が、そうやっていなくなっていったこと」
"ロレム・イプサム":「寂しい……?」
"ロレム・イプサム":「それは……」
花町日織:「だって……友達なら、一緒に帰るって約束したんなら」
花町日織:「あなたの中にある、大切な繋がりだったはず」
"シリウス":『知った風な口を利くな』
花町日織:「そうだよ!知らないよ!」
花町日織:「知らないから……知らなくて、あなたのこと知りたいから! 聞いてるの!」
花町日織:「違うなら違うって言えば良い。……私達がこの月でしてきた事が、酷い事だと思うなら。そう言って」
"シリウス":『俺達は"ロレム・イプサム"の友であり、それ以前に"ロレム・イプサム"そのものだ』
"シリウス":『元より我々は一つ。自分の体を好きに使って何が悪い』
花町日織:「……何、それ」
"シリウス":「長い間、”ロレム・イプサム"は分け与えてきた。手を差し伸べ続けてきた」
"シリウス":「そして手を取った誰もが、月に魅入られた」
"シリウス":『何千、何万というそれらの中で、真に"ロレム・イプサム"の友であったものは一人もいない』
花町日織:「力を分け与えた相手だから、何をしても良いってわけ」
花町日織:「元より我々は一つ? 元って何?」
"シリウス":『それが運命だ。星は、自らの軌道を外れることはできない』
花町日織:「あなたに出逢う前の、澪標さん達が生きてきた人生は、なんでもなかったって言うの?」
"シリウス":『なんでも無いさ。"なにものでもない"空白があるからこそ、月の杯はそれを満たした』
花町日織:「……」
"シリウス":『お前だけだ。花町日織』
"シリウス":『 ロレム・イプサム に何かを与えられるのはお前だけだ』
花町日織:「……いいよ。よく分かった」
花町日織:「あなた達が、どうしようもなく凝り固まった見方で生きてるってこと」
花町日織:「知ってる?ジャームって呼ばれる人達はさ」
花町日織:「根っこの部分で、変わる事ができないんだって」
花町日織:「星は、自らの軌道を外れることはできない……なんて」
花町日織:「分かったようなこと言っちゃって」
花町日織:「自分を決めつけてるのがあなたなんだ。それが、分かった」
花町日織:「──だったら!」右手を振るう。その声に応じるように。少女の足元に蠢いていた闇が、
花町日織:"月輪"の根本に巻き付き、伸び上がる──影が銀白色の神体を侵食し、塗りつぶしていく。
花町日織:「私が、あなたを変えてあげる!」
花町日織:花町日織の、他者と混ざり合うレネゲイド。その浸透が、機械動作の調和を乱し狂わせていく。
"月輪":既に主だった機能は復活している。重力支配、真珠質光沢を持つ外殻。
"月輪":抵抗が起きる。高重力が自らへ迫りくる攻撃を抑えつけようとする。
花町日織:「っ……!」その抵抗を、さらに力づくで抑え込もうと歯を食いしばり。「ずっと"一人きり"だったなら、きっと知らないでしょ……!」
花町日織:「人は……他の誰かとの出逢いで、変わるんだよ!自分でも、びっくりするくらいね!」
"月輪":……少しずつ、不和が起きる。
"月輪":異界より力を汲み出す超技術のアンテナが誤作動と修正を繰り返す。
晩翠凍衿:「……日織ちゃん!」
晩翠凍衿:小刀の切っ先を少女に向ける。
晩翠凍衿:超常の風が吹いて抜ける。大気の波とは異なるレネゲイドのうねり。それが浸透し、“月輪”の齎す重圧と拮抗し、その精神を研ぎ澄ます。
晩翠凍衿:「行け!」
花町日織:「あ──」自分の身に起きた変化が、彼女の仕業だと分かって。ただ頷く。握り締めた拳を、そらへと振り上げて
花町日織:「っ──らああああッ!!」吼える。その声と共に、月輪の一部が砕け落ちる。
花町日織:黒い侵蝕が、真珠色の柱に三日月のような欠落を刻んだ。
花町日織:「それを、私が、」
花町日織:息を荒く、ふらついた足取りを立て直して。再び彼を見上げる。
花町日織:「教えてあげる」
"シリウス":『知っているさ』狼の大きく開いた顎門の橋が不気味に歪む
"シリウス":『知っている。教えられなくとも我らは皆知っている』
"シリウス":『星が自らの道を外れるには』
"シリウス":『"衝突"するしか無い。一方を砕き、一つになるしかない』
"シリウス":『我らは自らの 衝動 さだめ に従って、"ロレム・イプサム"の夢に応える。』
”シリウス”:《Eロイス:暴食の胃袋》
サブGM:──そして、君たちは気づく。
サブGM:周辺一帯の空気が変質した。刺すような敵意、それを肌で感じる。
サブGM:かつて月は二つであったのだという。
サブGM:隕石の衝突によって地球と月が分化した際、月軌道上のラグランジェポイントに寄り集まった『月になれなかった小天体たち』が形成した第二の月。
サブGM:ふたつの月は衛星軌道を周回しながら、緩やかに衝突し、固着した。君たちが立っているのは、その埋没地点だ。否。『月の裏側』の大部分がそうなのだ。
”シリウス”:『それが俺だ』
”シリウス”:月を追い、追いつき、喰らう。狼の相だ。
”シリウス”:誰よりも月に焦がれた、”ロレム・イプサム”の実質的運営者。
”シリウス”:嵐が吹き荒れる。虚空より現れる獣の牙の如き裂傷が君たちへと刻まれる。
”シリウス”:以降”シリウス”への攻撃ダイス-2。PCと守屋間伊空、フィネガンズ・ウェイクはクリンナップごとに1d10のダメージを受ける。
"シリウス":『ある者は傷と傷を繋ぎ合わせ、ある者は魂の色を混ぜ合わせ、希釈させ、溶け合った』
"シリウス":『そして俺は喰らう。その血肉を咀嚼し、飲み込み、一つとなる』
"シリウス":『教えてくれ。花町日織』
"シリウス":『お前の味を』
花町日織:「その願いは聞けないよ」
花町日織:「だって、そうでしょう。あなたと一つになった人達は、みんな」
花町日織:「あなたの望む友達じゃなかったんだ。あなたがそう言った。だから、私は──」
花町日織:「 花町日織 わたし のまま、あなたと友達になる!」

GM:クリンナップ
GM:エネミー以外は1d10のダメージを受けて下さい
朱南文尊:7-1d10
DoubleCross : (7-1D10) → 7-2[2] → 5

花町日織:自分でそれぞれ振る感じ?
大橋綺羅星:12-1d10
DoubleCross : (12-1D10) → 12-8[8] → 4

花町日織:そのようね
サブGM:今回はそうしましょう
花町日織:5-1d10
DoubleCross : (5-1D10) → 5-4[4] → 1

"フィネガンズ・ウェイク":1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

朱南文尊:生き残ってしまった。
GM:じぶんで!
晩翠凍衿:14-1d10
DoubleCross : (14-1D10) → 14-10[10] → 4

花町日織:ギリ耐え!ロイスが守られた
晩翠凍衿:ぐえ
花町日織:花町日織のHPを1にした(HP:5->1)
GM:みんな耐えるじゃん
サブGM:つよい
守屋間伊空:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:第1ラウンドを終了します
GM:第2ラウンド
GM:セットアップから!
"月輪":▼干潮/《加速世界》
晩翠凍衿:なし!
"月輪":自身以外が戦闘移動、全力移動、離脱を行うたびHPを2D失う
花町日織:ないです!
大橋綺羅星:《光の銃》 侵蝕125→127
”シリウス”:なし
"ロレム・イプサム":《灰色の庭》大橋さんの行動値-9
大橋綺羅星:ぐぬぬ
守屋間伊空:怨念の呪石使用。暴走し攻撃力+2d10
守屋間伊空:以後、《ミラーパレス》の効果により自分を対象に含む攻撃の判定ダイス-8
朱南文尊:なし
"フィネガンズ・ウェイク":あっごめん なし
GM:また、このタイミングで守屋間伊空の支援効果が適用され
GM:ドロップしたFHアイテムをオートアクションで装備できるようになります。
晩翠凍衿:おお
["月輪(ポエラニ)"(20)]
[大橋綺羅星(16)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)][守屋間伊空(10)]

3m

[花町日織(7)]

7m

["ロレム・イプサム"(9)]
["シリウス"(13)] 
["フィネガンズ・ウェイク"(12)]

GM:イニシアチブ
朱南文尊:スピードフォースはまずはなし。
GM:では"月輪"の手番です
"月輪":choice[花町,大橋,朱南,晩翠,守屋間,フィネガンズ・ウェイク] だれを外すか
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,守屋間,フィネガンズ・ウェイク]) → 晩翠

"月輪":ではマイナーなし
"月輪":《黒の鉄槌》《斥力の槌》《因果歪曲》《黒星の門》《パラドックス》で晩翠さん以外を攻撃します
大橋綺羅星:以外!
"月輪":5dx+17 ミラーパレスでダイス減少
DoubleCross : (5R10+17[10]) → 7[2,3,5,5,7]+17 → 24

GM:各々対応しな!
大橋綺羅星:暴走!
守屋間伊空:暴走
花町日織:ドッジします
花町日織:6dx+1>=24
DoubleCross : (6R10+1[10]>=24) → 6[1,1,1,4,6,6]+1 → 7 → 失敗

朱南文尊:ドッジしよう。ここでAIDAを装備してもOK?
GM:OKです
サブGM:どうぞ!
朱南文尊:では、それで
朱南文尊:9dx-2
DoubleCross : (9R10-2[10]) → 9[3,3,3,3,5,5,7,8,9]-2 → 7

朱南文尊:《虚空の残影》
朱南文尊:ドッジを成功させます。
朱南文尊:124→131
GM:何ィ~!
"フィネガンズ・ウェイク":ガード《蒼き悪魔》《自動触手》《【傍らに立つ影】:歪みの領域》
サブGM:こんなに要らないか 日織ちゃんが攻撃してたんだった
"フィネガンズ・ウェイク":改めて宣言。《自動触手》《【傍らに立つ影】:歪みの領域》30ダメージを与える。
"月輪":HP0になります。以降の処理はダメージロールの後。
花町日織:NPCカードを使います
大橋綺羅星:同じくNPCカード『随獣使役』
花町日織:フェリドン・スタラグリフ『随獣使役』 これ!
サブGM:OKです。
"月輪":3d10+16 ダメージ 装甲有効
DoubleCross : (3D10+16) → 19[1,9,9]+16 → 35

"フィネガンズ・ウェイク":元気です
守屋間伊空:まだ生存
"月輪":フィネガンズ・ウェイクと伊空さんにのみダメージ。さらに1点でも入ったら日織ちゃんのエンゲージに移動させます。
"月輪":この移動は戦闘移動でも全力移動でもありませんが
"月輪":斥力の槌のテキストより『離脱』として扱われ、加速世界が適用!
"月輪":2d10の追加ダメージが発生します。
"フィネガンズ・ウェイク":2d10
DoubleCross : (2D10) → 5[4,1] → 5

守屋間伊空:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[2,8] → 10

["月輪(ポエラニ)"(20)][大橋綺羅星(16)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]

3m

[花町日織(7)]["フィネガンズ・ウェイク"(12)][守屋間伊空(10)]

7m

["ロレム・イプサム"(9)]["シリウス"(13)]

"月輪":そして戦闘不能!
"ロレム・イプサム":"月輪"にロイスを所得、即昇華して復活させます
"月輪":HP15
守屋間伊空:こちらは移動ダメージ含めてまだ立ってる

"月輪":アンテナが折りたたまれ、機械神の甲殻が──閉じる。
"月輪":月に引き寄せる力を絶つ、『干潮』のモード。
"月輪":上位世界から呼び込まれ君たちを抑えつけていた高重力。それらが制御を失い/分断され/されど引力としての形質を保ったまま。
"月輪":いかなる法則によってか、空間にばらばらに配置される。
"フィネガンズ・ウェイク":「む──おお!?」
朱南文尊:敵の鼓動。振動。歌のように広がる共鳴。それを 聞く みる 。同じ事は3度は出来まい、攻撃時以外の緊急駆動。
朱南文尊:レネゲイドの収束、拡散、その瞬間、完全同時。高速移動。
"フィネガンズ・ウェイク":前触れなく男の体が吹き飛ぶ。
朱南文尊:斥力、引力、重力、その隙間を縫って攻撃を避けた。
守屋間伊空:「相変わらず器用だな……!」攻撃を察知して離脱したが、重力の波に追いつかれ捉えられる。
"フィネガンズ・ウェイク":「ッはは! 巻き込んだな。俺を」
"フィネガンズ・ウェイク":ぐしゃり、とその肉体が潰れると同時、全く同じように。
"月輪":真珠質の大甲殻が陥没し、砕ける。
朱南文尊:「此処で助けられないのが俺の甲斐性だね。まぁ、ほらでも、一応宿敵同士ではあるし許して欲しいかな」
”シリウス”:『殺せるようになった。殺す────というだけの話だ』
晩翠凍衿:「……!」配置の偶然が生んだ隙間に助けられ、自身は難を逃れるが。
大橋綺羅星:「うわわ、なにこれ!?」その場にしゃがみ込む。
守屋間伊空:「なあに、待つのが女の甲斐性というものだよ」
晩翠凍衿:「日織ちゃん、綺羅星ちゃん──」
花町日織:「わ、わ──っ!」行きかう重力波の隙間で身体が浮き上がり、身体を捩じられる予兆。視線を彷徨わせる。
"月輪":"ロレム・イプサム"の力を受けて、幾度目かの再生。
"月輪":──まだ、残滓が残っている。迂闊に移動すれば、予期せぬ力によっるダメージを受けるだろう。
フェリドン・スタラグリフ:花町日織を襲うはずだった乱重力が──突如として消える。
フェリドン・スタラグリフ:闇色の獣が君の傍に現れて咆哮した。いくばくかの重力異常が中和──否、収斂したのだろう。君は解放される。
花町日織:「──この、匂い」覚えのある、酒気と血の薫り。「ありがと、フェリドンさんっ!」
大橋綺羅星:「フェリどん!こっちもこっちも!」地面にしゃがみこんでばたばたしている
フェリドン・スタラグリフ:『わおん』
守屋間伊空:「っ……一度死にかけたのに比べれば大したことないかな。このくらいの演出の方がロミオも燃えるだろうさ」
フェリドン・スタラグリフ:応えるように、みたび獣の影が現れる。
大橋綺羅星:「た、助かったぁ」
フェリドン・スタラグリフ:それは君の首根元を咥えて駆け、力場から放り出す。
守屋間伊空:瓦礫と共に"月輪"の真下まで引き寄せられるが、かろうじて立ち上がる
フェリドン・スタラグリフ:先ほどより対処が強引だ。あるいは、遠隔で力を及ぼす限界が訪れているのかもしれない。
大橋綺羅星:「わーっ!」獣にぽいっとされる
大橋綺羅星:「た、助かったぁ」
"フィネガンズ・ウェイク":「力場の異常は風の動きとなって現れる。あの小僧、それを読んだな」
朱南文尊:「たまたまですよ。過大評価は勘弁かな」
朱南文尊:「さて、まだ、みんな無事ですね。元リエゾンロードは流石に抜け目ない、きっちり反撃したな。では、こちらも体勢を立て直しましょう」

GM:イニシアチブ
GM:差し込みなければ大橋の手番です
朱南文尊:スピフォはなし。
大橋綺羅星:では手番もらいます
GM:では大橋さんどうぞ!
大橋綺羅星:マイナー《オプティカルレンズ》
大橋綺羅星:メジャー《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》《デトネイトチャージ》
大橋綺羅星:いいや、《マスヴィジョン》も入れよう
大橋綺羅星:+サイドリールで月輪に攻撃
"月輪":めちゃくちゃ本気でくるじゃん
GM:判定どうぞ!
大橋綺羅星:月輪に対しての攻撃だとダイスマイナスは今ないかな?
サブGM:ありません
大橋綺羅星:あと先にオプティカル分の侵蝕上げて127→130になります
大橋綺羅星:21dx7+6
DoubleCross : (21R10+6[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,4,4,5,5,5,5,6,8,9,9,9,9,9,10]+10[1,4,4,4,4,7,10]+10[8,10]+10[6,7]+10[8]+4[4]+6 → 60

GM:回すじゃん…
"月輪":ひえぇ……《グラビティガード》……
GM:ダメージどうぞ!
大橋綺羅星:7d10+11+16+20+12+8+1d10
DoubleCross : (7D10+11+16+20+12+8+1D10) → 35[1,7,3,9,6,3,6]+11+16+20+12+8+10[10] → 112

"月輪":112-10-4d10 いや無理
DoubleCross : (112-10-4D10) → 112-10-17[2,7,3,5] → 85

"月輪":すごく死にます!
大橋綺羅星:侵蝕は130→144
大橋綺羅星:3回位死んでも良いんだゾ
大橋綺羅星:では演出行きます

大橋綺羅星:「……見えた」《真昼の星》による視界拡張。フェリドンの獣に救い出され、転がった地面で
大橋綺羅星:フィネガンズ・ウェイクの攻撃により綻んだ"月輪"の中心機構を見る
"月輪":『ィィィ』
大橋綺羅星:——"シリウス":『それが運命だ。星は、自らの軌道を外れることはできない』
大橋綺羅星:そんなことはない、と思う。
"月輪":先ほどの銃撃を覚えているのだろう。君を警戒するように、あるいは恐怖するように。爆発反応装甲が形成されつつある
大橋綺羅星:軌道を外れた星が、他の光と出会って星座となる。そんなふうにして、わたしはここまで来た
大橋綺羅星:それを証明するためにも、
大橋綺羅星:かつてともだちだったかもしれないあの子(ロレム・イプサム)にもわかってもらいたいと願いながら
大橋綺羅星:月を、穿つ
大橋綺羅星:「そんな装甲じゃ、止められないよ……!」
大橋綺羅星:装甲の隙間を狙って引き金を引く。
大橋綺羅星:"スナイパー・スケバン"大橋綺羅星なら、それができると信じて撃つ!
"月輪":その弾丸の軌跡はメッセージだ。だから先ほどより速く、鋭く届いた。
"月輪":ひかりの弾丸が、内部の通信波長を乱しながら無数のパーツを破壊してゆく。
"月輪":がくりと高度を落とし、だが、また再生する。
"月輪":その速度が明らかに鈍い。"ロレム・イプサム"の側に限界が訪れようとしている事を、君たちは感じ取るかもしれない。
朱南文尊:「成程ね。実感としてしつこいアプローチは好感度が下がるな。いい加減嫌になってきた」
大橋綺羅星:「あっちも疲れてきてるかな?一気に行こう!」
"ロレム・イプサム":『……もう少しだけ、沈まないで。"月輪"』
"ロレム・イプサム":大橋綺羅星に羨望○/悔悟でロイスを所得、昇華し"月輪"を蘇生
花町日織:「まだ、続けるの……!?」"月輪"に力を注ぐ少年を見て、叫ぶ。
花町日織:「あなたの使ってる力は……それは、きっと」
花町日織:「使い続ければ、その分だけ。あなたの望む夢からは遠ざかる……!」オーヴァードの直感が示したこと。自分にもできる事だからこそ、それが分かる。
"ロレム・イプサム":「……」
"ロレム・イプサム":「……"シリウス"、お願い」

GM:イニシアチブ
GM:差し込みなければ"シリウス"の手番です
朱南文尊:こい!
”シリウス”:まずは移動
”シリウス”:choice[花町,大橋,朱南,晩翠,守屋間,フィネガンズ・ウェイク]
DoubleCross : (CHOICE[花町,大橋,朱南,晩翠,守屋間,フィネガンズ・ウェイク]) → フィネガンズ・ウェイク

”シリウス”:マイナー《ハンティングスタイル》で"ロレム・イプサム"と共に日織ちゃんのエンゲージへ
”シリウス”:《コンセントレイト》《漆黒の波濤》《吹き飛ばし》
["月輪(ポエラニ)"(20)][大橋綺羅星(16)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]

3m

[花町日織(7)]["フィネガンズ・ウェイク"(12)][守屋間伊空(10)]
["ロレム・イプサム"(9)]["シリウス"(13)]

”シリウス”:花町日織、守屋間伊空、フィネガンズ・ウェイクを対象!
”シリウス”:16dx7+10
DoubleCross : (16R10+10[7]) → 10[2,2,2,3,4,4,4,6,6,6,7,8,8,9,9,10]+10[3,4,5,5,6,10]+10[9]+3[3]+10 → 43

花町日織:NPCカード使います!
花町日織:蔡春嵐ちゃんのやつ!
"小覇王"蔡春嵐:出番だぜ!
"小覇王"蔡春嵐:対象を自分に縮小し《カウンター》
"小覇王"蔡春嵐:《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》で判定します
"小覇王"蔡春嵐:13dx7+17
DoubleCross : (13R10+17[7]) → 10[2,4,6,6,6,8,8,8,8,8,9,9,9]+10[1,2,4,4,5,6,10,10]+10[7,8]+10[2,7]+5[5]+17 → 62

花町日織:さすが!
”シリウス”:ほぉーーん…………
朱南文尊:剣精使いましょう
朱南文尊:妨害来るかもしれないし
”シリウス”:なんだその達成値はーっ!
花町日織:使って使って!
"小覇王"蔡春嵐:では《剣聖の手》最後の出目を10に変更
花町日織:普通にびっくりしてただけだった
"小覇王"蔡春嵐:1dx7+67
DoubleCross : (1R10+67[7]) → 1[1]+67 → 68 → ファンブル

”シリウス”:攻撃失敗します……
GM:ささやかな違いだったがまあ良い
GM:ダメージ出します
"小覇王"蔡春嵐:7d10+20 諸々有効
DoubleCross : (7D10+20) → 41[5,2,1,7,6,10,10]+20 → 61

”シリウス”:装甲は16!──ですが!
花町日織:ここで余ってるMPを使うぜ!
GM:では残りMP17点なので
GM:"シリウス"の装甲は0に!
”シリウス”:ゴリっと削れますが割とまだ元気!

”シリウス”:少年の言葉に呼応するように、輝く尾の大狼が吠える。
”シリウス”:花町日織を取り込まんと跳躍し、襲い掛かる────。
花町日織:「……っ、ばか!ばか!!」背の上の少年を睨みつけながら、手を広げる。影が幕のように伸び、展開し
花町日織:──しかし銀狼の一爪のもとに引き裂かれる。
”シリウス”:薙ぎ払うような一振り。怪獣めいたスケールから繰り出されるそれは
”シリウス”:そう見えるよりひどく高速に、無慈悲に、抵抗を刈り取り。
花町日織:(っ、やば──)既に回避は間に合わない距離。続く一撃を、気力任せに堪える備えをして
花町日織:それでも、その視線ばかりは退く事はない。怯えを噛み殺して、目の前の友と向き合おうと。
"小覇王"蔡春嵐:そうして握りしめた手の中に、ふと
"小覇王"蔡春嵐:熱が灯る。細指ながら固く鍛え上げられた戦士の手のひらが、その手を握っている。
花町日織:その感触を、花町日織は知っている。
花町日織:「─春嵐、さん」
花町日織:名前を呼び、こちらもしっかりと手を握り返す。自分の中に湧き立つ想いと力を──託すように、彼女の掌へ流し込んで。
"小覇王"蔡春嵐:「悪いな日織」巨大な柱と化した棍が、大狼の爪を受け止める
”シリウス”:『────!』
”シリウス”:止まる。それは
”シリウス”:異常事態だ。ボクシングに17もの階級が存在するように。体格の差というのは格闘技においてひどく重い壁であり。
”シリウス”:いかに理論に優れていたとして、いかに技巧に優れていたとして。生物としての優勢を覆すことはない。
”シリウス”:千倍以上重さの違うであろう狼。その爪が、しかし。単純な力でも、特殊な力でもなく。
”シリウス”:わずかな時間、単なる技巧によって縫い留められた。
"小覇王"蔡春嵐:「一度きりだ。削りきれはしねーけど」次の瞬間、柱が消える。手の内に収まるサイズに縮小されたそれを
"小覇王"蔡春嵐:反転させ、下段から振り上げる。その僅かな軌跡の間に
"小覇王"蔡春嵐:棍は先程狼の爪を受け止めた時以上に太さと質量を増大し、獣の下顎を砕く勢いで跳ね上げる。
”シリウス”:流星の権能にて叩き潰すべく振り上げた尾が空振りし、少し遠い地面がめちゃくちゃに弾け、穿たれる。
”シリウス”:『がっ、お、あああ!!!』
”シリウス”:星屑を撒き散らしながら、冗談のように。その巨体が転がる。
"小覇王"蔡春嵐:「道は拓く。敵が戦士じゃないのなら、害獣駆除ぐらいしかやることもないしな」
"小覇王"蔡春嵐:実を言えば、晩翠凍衿との戦闘で力の大半は使い切っている。それ故にレヴァニアの防衛に専念していたが
"小覇王"蔡春嵐:「私の意地は通した。あとは」その場に膝をつく
"小覇王"蔡春嵐:「君の戦い方を見せてくれ」
花町日織:「……うん」彼女が言っていた。戦士とは、失う事を覚悟した人のことで。
花町日織:あの子は失う道へと進んでいるけれど、それは覚悟じゃない。失う事の意味をちゃんと理解できていないだけだ。
花町日織:彼が捨て、損なおうとしているものの意味を。
花町日織:だから、
花町日織:「ちゃんと、止めて見せるよ」
花町日織:未だ少女から受け取った熱が残る左手を、ぎゅっと握り締めて。

GM:イニシアチブ
GM:12、フィネガンズ・ウェイクの手番です
朱南文尊:なし
"フィネガンズ・ウェイク":マイナーなし
"フィネガンズ・ウェイク":《コンセントレイト》《オールレンジ》《伸縮腕》《怒涛の大蛇》《原初の赤:渇きの主》《原初の白:生命吸収》
"フィネガンズ・ウェイク":11dx7+4 エネミー全員を対象 暴食の胃袋でダイス-2
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,5,5,8,9,10]+10[1,9,10]+10[9,10]+10[5,10]+1[1]+4 → 45

"月輪":《グラビティガード》
"ロレム・イプサム":ガード
”シリウス”:24dx+10 ドッジ
DoubleCross : (24R10+10[10]) → 10[1,2,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,6,6,7,7,8,8,8,8,9,9,10,10]+5[1,5]+10 → 25

”シリウス”:《軍神の守り》ロレム・イプサムをカバー
晩翠凍衿:《デビルストリング》
"フィネガンズ・ウェイク":5d10+8 ダメージが通ったら追加で9点失わせその分HPを回復
DoubleCross : (5D10+8) → 29[1,10,6,5,7]+8 → 37

晩翠凍衿:軍神の守りを打ち消します
”シリウス”:ゲーッ消えます
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+6した(侵蝕率:128->134)
"ロレム・イプサム":エンブレム;エンジェル
"ロレム・イプサム":《万象の虹》の回数を+1し、《デビルストリング》を取得
"ロレム・イプサム":晩翠さんの《デビルストリング》を打ち消します
晩翠凍衿:“小覇王”のNPCカード使用
晩翠凍衿:《デビルストリング》の回数を+1して万象の虹を打ち消し!
"ロレム・イプサム":ぐえ~
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+6した(侵蝕率:134->140)
"フィネガンズ・ウェイク":5d10+8 打点はマイルドだが装甲無視
DoubleCross : (5D10+8) → 22[10,3,3,4,2]+8 → 30

"月輪":30-4d10 弾けー!
DoubleCross : (30-4D10) → 30-17[2,5,1,9] → 13

”シリウス”:二倍受けます
"フィネガンズ・ウェイク":さらに月輪とシリウスはHPを9点失い、こちらは38点回復
"フィネガンズ・ウェイク":ほぼ初期値になりました。
"ロレム・イプサム":軍神消えてるからシリウスは等倍のはず!
晩翠凍衿:はず
”シリウス”:あっそうだ ロレム君が普通に貰うんだダメージ
"ロレム・イプサム":そしてこちらは普通に食らって戦闘不能になるので
"ロレム・イプサム":"シリウス"の固定ロイス  依存○/隔意 を昇華 蘇生します
"ロレム・イプサム":そこからさらに-9HPを失う!また死にそう
"月輪":戦闘不能。
”シリウス”:結構減ってきています
"ロレム・イプサム":ロイス枠は最後の一個が残っていますが
"ロレム・イプサム":花町日織 憧憬○/不安 これは昇華しません。
"月輪":では復活無し!

"フィネガンズ・ウェイク":「気は済んだか────だったか」
"フィネガンズ・ウェイク":そして、転がされた"シリウス"の上空でそれは笑う。
"フィネガンズ・ウェイク":「一方では──そうだ。だが一方で、貴様等がなお俺のものに手を出すと言うのなら」
"フィネガンズ・ウェイク":花町日織を一瞥する。
"フィネガンズ・ウェイク":「こちらも煮えたぎらざるを得んなぁ! ハハハ!」
"フィネガンズ・ウェイク":強い抑揚がある一方で──その笑声は空々しい。どこまで本気で言っているのか、誰にも伝わらぬような。
"フィネガンズ・ウェイク":男の体が炎に包まれる。瞬間的に月の裏側に"太陽"が顕現する。熱波の暴威が、自らの敵のみを襲う。
"シリウス":『チィッ……!燃え尽きる星の最後の輝きか』
"月輪":天空に浮遊する"月輪"が、初めにそれを受けた。
"シリウス":『だが』身を翻し"ロレム・イプサム"の前に立ち房がる
"月輪":神域の重力は幾度も穿たれ綻び切っている。神域の炎に飲まれ、消える。
"シリウス":『所詮は死にぞこないの悪あがきだ。俺の腹に収まらないでは───』
"フィネガンズ・ウェイク":『生まれても居なかったものがよくほざく!』
"フィネガンズ・ウェイク":──だが。そうだ。この顕身も二度はない。そして
"フィネガンズ・ウェイク":圏界の主たる狼の守りがあるのなら、それが"ロレム・イプサム"へと届くこともない。
晩翠凍衿:故に、その守りを崩す。
晩翠凍衿:"フィネガンズ・ウェイク"。不倶戴天のものではあれど、今は敵を同じくする相手。
晩翠凍衿:──ぶおん、と風を切る音がする。直後。
晩翠凍衿:巨狼の体が唐突に傾ぐ。前腕の力が抜け落ちる。そこに突き刺さった白銀の刃によって。
"フィネガンズ・ウェイク":『ああ──俺はいかにも死にぞこないだが』
晩翠凍衿:それは猛攻によって剥落し、そして投げ放たれた“月輪”の装甲だ。
"シリウス":『グゥゥウ!?』
晩翠凍衿:即席の、かつ文字通りの月牙。
"フィネガンズ・ウェイク":『死にぞこないの相手をするばかりでは立ちゆくまい。我が威光に目が眩んだな! ハハハ!』
晩翠凍衿:──それが二本。“シリウス”と、さらに妨害を先んじて見越し、“ロレム・イプサム”へ飛んでいる。
"フィネガンズ・ウェイク":焦熱が狼の毛皮を焦がし、その奥に匿った少年を焼き尽くす。
"シリウス":巨狼の咆哮。動きを封じられながらもその圧力で月牙を弾き飛ばし、少年への直撃を逸らすが
"ロレム・イプサム":「……!」"シリウス"から引き離され、成すすべもなく焦熱に飲み込まれる。
"フィネガンズ・ウェイク":『太陽は既に俺の玉座ではない。この姿を引きずり出せたのは貴様がいるからだ。"ロレム・イプサム"。架空のムーの月煌の神』
"フィネガンズ・ウェイク":現れた時と同じく唐突に、炎が消える。急激に地表の温度が戻る。
"ロレム・イプサム":「"それ"は殆ど"カノープス"にあげたよ」
"フィネガンズ・ウェイク":仮面に罅が入り、四分の一ほどが剥がれ落ちた。その内側には"アークトゥルス"の中に穿たれたと同じ、虚無の漆黒が広がっている。
"ロレム・イプサム":焼け焦げた皮膚がゆっくりと再生していく
"フィネガンズ・ウェイク":「無かったことにはならなかったということだ。"太陽(おれ)"は」
"フィネガンズ・ウェイク":「罰を下した」
"ロレム・イプサム":「……いらない」
"ロレム・イプサム":「あなたの罰も、あなたの" 太陽 ひかり "も」
"ロレム・イプサム":「この夜に置いていく」

GM:イニシアチブ
朱南文尊:イニシアチブで11で磨光嵐斬刃を破棄。イニシアチブ10で《スピードフォース》 オートで聖剣の王者を装備。
GM:ヤバいの来たな!手番をどうぞ!
朱南文尊:マイナー:聖剣の王者を起動。
朱南文尊:131→135
朱南文尊:支援効果:天使の梯子も使用。
エイル・ファウストゥス:C値-1、達成値+8するぞ
守屋間伊空:《支援射撃》ダイス+6
朱南文尊:メジャー:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《獅子奮迅》《さらなる波》でロレムのエンゲージ敵のみに攻撃。
晩翠凍衿:《援護の風》。ダイス+4!
[大橋綺羅星(16)][晩翠凍衿(10)]

3m

[朱南文尊(4)][花町日織(7)]["フィネガンズ・ウェイク"(12)][守屋間伊空(10)]["ロレム・イプサム"(9)]["シリウス"(13)]

晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:140->142)
朱南文尊:妨害あるならどうぞ
サブGM:ありません。判定を!
朱南文尊:20dx4+18
DoubleCross : (20R10+18[4]) → 10[1,1,2,3,3,4,5,5,6,6,6,6,6,7,8,8,9,9,9,10]+10[1,1,2,5,7,8,8,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,3,4,4,4,5,5,7]+10[2,5,5,8,9,10]+10[3,4,6,8,10]+10[1,1,6,10]+10[4,10]+10[3,10]+10[8]+10[9]+1[1]+18 → 119

守屋間伊空:《リバーサルショット》+10したまえ
”シリウス”:すっご
朱南文尊:達成値129!
"ロレム・イプサム":ガード!
”シリウス”:《軍神の守り》
”シリウス”:"ロレム・イプサム"をカバー! ダメージを!
朱南文尊:13D10+15+3+16
DoubleCross : (13D10+15+3+16) → 85[6,7,5,1,10,1,7,10,10,8,9,2,9]+15+3+16 → 119

朱南文尊:あ。エンブレム効果!
朱南文尊:119+1D10
DoubleCross : (119+1D10) → 119+7[7] → 126

朱南文尊:エフィシェントワークだぜ!
”シリウス”:結構HPあったんですが……それを倍受けると……
”シリウス”:HP0! 《魔獣の証》で復活
GM:演出どうぞ!

朱南文尊:「あぁ、ところで、ロレム・イプサム。俺の用事はほぼ全部終わったんだけどね。君たちの主張に言いたいことがあるんだ」
"ロレム・イプサム":「………」その声で、初めて朱南くんを見る
朱南文尊:「花町さんは諦めてないようだから、これは俺だけの個人的な意見かな」
朱南文尊:舶刀めいたルーンの刃を投げ捨て掲げるは、聖剣の王者《幻蒼光剣クルージーン》大英雄キュクレインが佩いたエリンの三至宝の内一つである。
朱南文尊:もっとも、それは使う借主は銘も来歴も知る由もないが。
朱南文尊:「ロレム・イプサム、そしてシリウス」
朱南文尊:「君達、いや、お前達は…一人で生きて!一人で死ね!!!!」
朱南文尊:聖剣の蒼い光が揺らめき閃光を放つ、そして一瞬の消失。
朱南文尊:光りすら残さない超速機動が開始された。
晩翠凍衿:「ふーっ……!」ハンマー投げじみた二連続の投擲から、息つく暇もなく。振り乱した寒色の双尾を体に張り付かせたまま。
晩翠凍衿:小刀を朱南さんに向ける。共に超速を誇る身であればこそ捕捉できる。その総身に力を満たして。
晩翠凍衿:「──頼みます!」
"シリウス":身を押し留めていた月牙を砕き、狼の巨体が翻る
"シリウス":視認すらできぬ超音速の機動、しかし
GM:すでに三度見ている。得物は剣。見えずともその道筋の予測は容易い。
"シリウス":すでに三度見ている。得物は剣。見えずともその道筋の予測は容易い。
"シリウス":流星の尾が靡き、爪を振りかぶる
"シリウス":加速のピーク、回避不可能の一瞬を見定めて全霊の一撃を合わせようとするが…
エイル・ファウストゥス:その一歩手前で、地中から強靭な鎖が幾筋も飛び出し、狼の身体に巻き付く
エイル・ファウストゥス:拘束はほんの一瞬、大狼の突進を遅らせたに過ぎないが
守屋間伊空:その一瞬で朱南の前に敷かれた 呪い字 ルーン の陣が彼の機動を更に加速させ
"シリウス":振るわれた爪も、落とされた星もすべてが追いつけず空を切る。
朱南文尊:小覇王と同じだ、出所を読まれていた。攻撃が設置されている。
朱南文尊:直撃コースだが、横に飛ぶだけの刹那の時間、そして更なる加速を稼いでくれた。ならば。
朱南文尊:間合いを外し再加速。
朱南文尊:それは、相手の視覚からすれば 前後左右の四方から朱南文尊が襲い掛かってくる。そのようにしか見えぬ代物だった。
朱南文尊:ただ敵の周囲を一巡しながら、立て続けに四度の斬撃を放つ、そのタイムラグが究極に零に近い。
朱南文尊:各種センサーのみならずオーヴァードの生体直感すら補足不能の残像斬撃。
朱南文尊:朱南文尊の体が再び一つに収束する。風が渦を巻いて、月輪の破片と天狼の外殻が 宇宙 そら に舞った。
朱南文尊:「ふぅ。命一つが限界かな?」
朱南文尊:「そろそろ戦いも終盤戦だから言おうかな。仕事もしたしね」
朱南文尊:「俺が最弱を自称してるのはね、最強を討つのは何時だって最弱だっていう、あの眉唾物の御伽噺にあやかってるからですよ」
朱南文尊:「ほら、こうやって刃が届いた」
"シリウス":『ガハッ……グゥゥ……』地に叩きつけられ、呻き声を上げる。白銀の仮面が半ば崩れ落ちる。
"シリウス":『一人で生きて……一人で死ぬ……』深い傷を置いながらも立ち上がる。
"シリウス":『ああ、全く同感だよ。"ロレム・イプサム"はそうあるべきだ』
"シリウス":『そのための俺達、そのための友』
"シリウス":『そのための絆だ。いつか唯ひとつの彼となるための』
"シリウス":『邪魔をするな……!!』満身創痍の獣から、再び月を喰らうほどの圧力が放たれる。

GM:イニシアチブ
朱南文尊:「そのためのが、全て不要なんですよ。俺に言わせればね。絆は誰かの為にあるものらしいですし、UGNの採点なら赤点でしょ」
朱南文尊:「晩翠さん。また後片づけさせますが、すみませんね」
晩翠凍衿:「お気になさらず。頼まれます」
守屋間伊空:「つい最近まで赤点取ってただけあって良いこと言うね。出来の悪い子のほうがいい先生になるってのは本当みたいだ」
GM:晩翠さんの手番です
朱南文尊:「失礼な。俺は心にもない綺麗事書いて点数は取ってたかな」
朱南文尊:「後、先生は勘弁。人生の責任取れるのは先着1名様までですから」
晩翠凍衿:マイナーで戦闘移動。“シリウス”のエンゲージに移動。
晩翠凍衿:オートでゾディアックウェポンを装備。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》《ジャイアントグロウス》。
晩翠凍衿:“シリウス”と“ロレム・イプサム”に白兵攻撃!
[大橋綺羅星(16)]

3m

[朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]
[花町日織(7)]["フィネガンズ・ウェイク"(12)][守屋間伊空(10)]
["ロレム・イプサム"(9)]["シリウス"(13)]

朱南文尊:131→141
GM:判定どうぞ!
晩翠凍衿:11dx7+8
DoubleCross : (11R10+8[7]) → 10[1,1,3,4,4,4,5,7,8,8,10]+10[3,4,5,9]+2[2]+8 → 30

花町日織:妖精の手!振り足して~
晩翠凍衿:わあい
花町日織:花町日織の侵蝕率を+4した(侵蝕率:115->119)
晩翠凍衿:38+1dx7
晩翠凍衿:1dx7+38
DoubleCross : (1R10+38[7]) → 10[9]+2[2]+38 → 50

"ロレム・イプサム":ガード
"シリウス":《軍神の守り》"ロレム・イプサム"をカバーリング
GM:ダメージをどうぞ
晩翠凍衿:6d10+12+2d10+2d10+2d10
DoubleCross : (6D10+12+2D10+2D10+2D10) → 32[6,6,5,1,8,6]+12+10[7,3]+16[6,10]+11[9,2] → 81

晩翠凍衿:1,2,3を振り直し
晩翠凍衿:75+3d10
DoubleCross : (75+3D10) → 75+18[4,10,4] → 93

晩翠凍衿:諸々有効!
"シリウス":無理茶漬け!戦闘不能!
"シリウス":復活フェクトもありません

晩翠凍衿:「……大切な絆っていうのはさ」
晩翠凍衿:「予想外のところから生まれるものだと思うよ」
晩翠凍衿:立ち上がった“シリウス”の、その腹の下から声が届く。
晩翠凍衿:頼みます、と口にした。それは攻め手を任せるという意味ではない。
晩翠凍衿:「最初からぜんぶ決めてかかって、後から来たものを受け容れないのは」
晩翠凍衿:朱南文尊の熾烈なる斬撃の中。その身を影矢の如くして、その位置に潜り込んでいた。
晩翠凍衿:「勿体ないんじゃないのかな」
"シリウス":『それはお前たちが最初から欠けているからだ』
晩翠凍衿:ぐ、と身を屈め、大鎌を振りかぶる。巨体の落とす陰の中にあって、巨蟹宮の刃が真紅に煌く。
"シリウス":『俺達は違う。完全であったものが砕かれたが故に、我らの渇望は尽き得ない』
晩翠凍衿:「……本当に、そう思っているの」
晩翠凍衿:「“ロレム・イプサム”!」
"ロレム・イプサム":『………!』びくりと身を竦ませる
"シリウス":『黙れ』足元で燦めく赤色を払うように、凶爪を横薙ぎに振るう
晩翠凍衿:──月面が弾ける。
晩翠凍衿:獣爪の一閃よりも一拍早く。螺旋の槍が打ち上がって。
晩翠凍衿:竜巻の如きその一撃が、“シリウス”の腹から背へと貫き、遥か上空までも達する。
"シリウス":『ガッ……!?グ、ガアァァアアアアアアアアアアア!!!!!!』
"シリウス":その身の中心を穿たれ、黒銀の巨体が崩れ落ちる
晩翠凍衿:背後にするのは漆黒の星海。回転の最後の名残によって浴びた鮮血を振り散らしながら、厳しい目つきで少年を見下ろす。
晩翠凍衿:「答えを」
晩翠凍衿:「出して」
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+14した(侵蝕率:142->156)
朱南文尊:「本当の強者。って言うのは口よりも手が動くものかな。やっぱりね」
"シリウス":『ガ、フ……"ロレム・イプサム"……』瀕死の獣と少年の瞳が交錯する
"シリウス":その獰猛さはまだ萎えていない。少年の助けさえあれば、今一度息を吹き返し、背後から彼女を蹴散らすことも不可能ではない。
"シリウス":獣の瞳は、暗にそれを訴える。しかし
"ロレム・イプサム":「……いいよ、"シリウス"」
"ロレム・イプサム":「おつかれさま」
"ロレム・イプサム":虚ろな瞳に僅かな光を灯して、眼前に立つ少女へ向き直る。
"シリウス":『……そう……か』一瞬驚き、その後意味深に口を歪めて
"シリウス":『"ロレム・イプサム"……良い……夢、を……』
"シリウス":巨獣が沈黙する。その白い仮面が砕け落ち
"シリウス":それが地に落ちるまでの間に、黒銀の巨体は塵となって宙に散っていった。
"ロレム・イプサム":「……答える」
"ロレム・イプサム":「ぼくの気持ちを言えば良いんだね」
"ロレム・イプサム":「一人は、いや」
晩翠凍衿:「……」
大橋綺羅星:「……」
"ロレム・イプサム":「ぼくは、友だちがほしいんだ」
"フィネガンズ・ウェイク":「"シリウス"はそれを理解することはなかった。当然だな。理解できん部位を切り離した」
花町日織:先ほどまでの死闘が、夢のように過ぎ去った静寂の中で。何も言わず、その言葉を聞いている。
"ロレム・イプサム":「けどそれは、ぼくの気持ちでしかない」
"ロレム・イプサム":「杯の底に最後に残った、ぼくという余り物の、夢でしかない」
"ロレム・イプサム":「"ロレム・イプサム"は……」
"ロレム・イプサム":「ぼくがこれまで捨ててきたぼくは、それを許さない」
晩翠凍衿:「……その願いをこそ最後に残すために、あなたは長い時間をかけてきたんじゃないの」
"ロレム・イプサム":小さく首を横に降る「始まりは違う。僕のこれは残したのではなく、余っただけ」
"ロレム・イプサム":「ごめんなさい。僕の力では"ロレム・イプサム"の根源衝動には抗えない」
"ロレム・イプサム":花町さんへと視線を向けて、力なく微笑む。
"ロレム・イプサム":『だから、さよなら』
"ロレム・イプサム":「"月は満ちた"」
花町日織:「……なに、それ」
花町日織:「あなたは望んでないけど、別のものがあなたを支配してるってこと!?そんなの……っ!」

GM:イニシアチブ
GM:?????の手番です
GM:マイナーなし
GM:《黒星粉砕》
GM:命中判定なし、リアクション不可。"ロレム・イプサム"以外は11D10のダメージを受けて下さい
花町日織:各自で振る感じ?
GM:ややこしいのでこっちで振りましょう
朱南文尊:大橋さんは別エンゲージですね
GM:11d10
DoubleCross : (11D10) → 58[1,8,3,4,8,3,5,3,10,4,9] → 58

花町日織:まあ……私はHP1なので振るまでもないんですが……
GM:そうだった!大橋さんは除外!
"フィネガンズ・ウェイク":余裕の生存
大橋綺羅星:た、助かったんか
晩翠凍衿:出目が全部1でも死ぬ!
晩翠凍衿:朱南さんのロイスをタイタス昇華して復活!
花町日織:青春のロイスをタイタス化して昇華復活。きっともう目覚められないことを受け入れた
花町日織:花町日織のHPを12にした(HP:1->12)
守屋間伊空:こちらもHP0。そのまま倒れます
朱南文尊:この攻撃の主にロイス取ります。 感服/憤懣 で昇華して起きます。
GM:OKではプロセス終了前に
?????:《囚人の鳥籠》
?????:"ロレム・イプサム"をシーンの外に連れ去ります。
晩翠凍衿:なっばっ
?????:そして自分も《瞬間退場》
GM:戦闘を終了します。

GM:"ロレム・イプサム"が最後の言葉を紡ぐと同時に、月の大地が一面黒く染まる。
GM:少年の足元に極小の"瞳"が開き
GM:それがやがて陥穽となって、暗黒の中へ彼を飲み込んでいく。
花町日織:「待、っ──!」連れ去られる彼の手を掴むため、手を伸ばそうとして。シリウスの言葉を思い出し、とどまる。
花町日織:自分がそれを掴む事は、月面衝突のトリガー。選べない選択肢だ。
花町日織:……だとしても、私は。
"ロレム・イプサム":「……日織」闇へと消える直前、口を開いて
"ロレム・イプサム":「手を取ってくれてありがとう。君が、ぼくの」
"ロレム・イプサム":「友だちになってくれて、嬉しかった」
花町日織:「……まだだよ」
花町日織:「まだ全然、私は……あなたに、何もあげられてない」
花町日織:「だから、そんな……諦めたようなこと、言わないでよ!」
花町日織:「そんなものに呑まれないで!諦めないでよ!助けてって、言ってよ!」
花町日織:「私があなたを止めたかったのは!もっと、他に良い方法があるはずだって!そう思ったから、なのに──!」
"ロレム・イプサム":「……やだ」半ばまで闇に飲まれた顔が微笑む
"ロレム・イプサム":「危ないから、来ないで」
花町日織:「っ……! ばか!」
花町日織:「そんなの……そんなのっ、聞くもんか!」
花町日織:「私が、ぜったいに! あなたを助けに行くから!」
花町日織:「手を繋いでなくても!声が聞こえなくても!」
花町日織:「傍に一緒にいなくてもさ!」
花町日織:「私があなたを友達だと思ってること、覚えてて!」
花町日織:「そうやって、想ってくれたら……きっと、伝わってるから!」
花町日織:淀む影の底で、液晶版が薄い光を放つ。
花町日織:……自分が信じたものを、彼にも信じさせてあげたい。
花町日織:私が変えてあげるって、そう言ったんだ。だから、
花町日織:「レネゲイドも、エフェクトも、神様の力なんかも、関係ない!」
花町日織:「私が、あなたを助け出して!」
花町日織:「あなたと私の間にある絆を、本物なんだって!」
花町日織:「信じられるように、してあげるから!!」
"フィネガンズ・ウェイク":「くくく……」背後。抑えたような笑い声が響く。
"フィネガンズ・ウェイク":「ああ、笑わいでいられるか。初めからたばかられていたのだ」
"フィネガンズ・ウェイク":「だが、裁きたる我が欲望(ねがい)。"ロレム・イプサム"の打倒。あの小僧の救出。正しく全てが同じ意味になったな」
"フィネガンズ・ウェイク":「この先何れの選択肢を取っても、それは我が栄光の簒奪者を葬ることに繋がる。"ロレム・イプサム"と呼ばれていた存在は、『そのもの』じゃあなかったということ」
"フィネガンズ・ウェイク":「ならば喜ばしい事だ。お前たちの目的を遂げろ」
"フィネガンズ・ウェイク":現れた時のように、何もかも勝手にまくしたてる。
"フィネガンズ・ウェイク":「神託だ。かつてもっとも偉大な王であった────」
"フィネガンズ・ウェイク":言葉が、途切れる。
"フィネガンズ・ウェイク":微かで捉えどころのなかった気配が消失する。
朱南文尊:「個人的には借りは返したいんですけど、やはり脅威と言えば脅威なので、記録への記述は最小限になると思います」
朱南文尊:「でも、助かりましたよ。元太陽王。それじゃあ」
朱南文尊:手を軽く振って別れの言葉を投げた。
"ロレム・イプサム":偽りの、しかし確かに半身であったそれが消えると同時に
"ロレム・イプサム":"ロレム・イプサム"の姿もまた、完全に闇の底へと飲まれ消失する。
GM:それと同時に、月の裏側、"賢者の海"の全域に
GM:激しい月震が轟き、君達の足場が次々と崩壊する。
大橋綺羅星:「わ、わ、わ!どうなんの、これ!」
朱南文尊:「さて、と言ってる場合じゃないですね。こちらがまずいかな」
朱南文尊:「皆さん、はぐれないように一か所に固まって」
花町日織:「っ、あ──!」自らの影を足場と伸ばし、彼の消えた闇へと近づこうとしていたが。
晩翠凍衿:「今はこっち!」花町さんの手を掴み、共に仲間たちの元へ集まる。
花町日織:「あ、りがと!」崩れ、転倒しかかったところを助けられた。そちらへと引かれて、合流する。
GM:"月輪"が埋没していた地下大空洞の天蓋が陥没し、更に深い闇の中へと落ちていく。
GM:その闇の底に、俄に青白い輝きが灯る
GM:双銀の光を放つ、巨大な結晶体
花町日織:「崩壊してる……!? これ、どうしよう……どっちに逃げれば……!」
GM:その下には同色の液体が溢れ出るマグマの様に沸き立っており
GM:地の底全体を青い光で淡く照らし出す。
朱南文尊:「月の観光ガイド見ておけば良かったですね」
朱南文尊:「せっかく有給使ってきたんですから」
大橋綺羅星:「UGNってそういうのも出してるワケ?」
花町日織:「そ、そんなのあるの!?」
晩翠凍衿:「無いよそんなの!」
守屋間伊空:「なら私がアテンドしたげようかー!」
守屋間伊空:君達の足場から少し離れて、同じ様に落下しながら声を上げる
花町日織:「ないんじゃん!──え、お姉さん分かるの!?」
朱南文尊:「おっと、ハネムーンの下見はばっちりかな」
朱南文尊:「頼める?」
守屋間伊空:「あれが"ロレム・イプサム"の本当の原本だ!"月の賢者の石"」
大橋綺羅星:「賢者の石……そう言えば地下のやつと似てるかも!」
花町日織:「賢者の、石……?」魔法使いの出てくる映画を思い浮かべている。
晩翠凍衿:「賢者の──あれ全部!?」
守屋間伊空:「アレの起源は鉱物(ミネラル)ってわけ。ムーやら何やらの伝説"レジェンド"は」
守屋間伊空:「アレの性質が拾い集めた後付の権能に過ぎない。だから捨てることが出来た」
花町日織:「えっと……つまり、あの石が悪いやつの本体ってこと!?」
守屋間伊空:「君達が目立ってくれたおかげでここまで調べられたけどね。この大きさは流石に……」
守屋間伊空:「怪盗伊空さんでも盗みきれないかな」
朱南文尊:「盗まれたら大事でしょ。交際問題に亀裂が入るんじゃないかな?」
朱南文尊:「いやぁ、不幸中の幸いだね。さりとて、放っておくわけにもいかないけど」
GM:地の底で蠢く液状化した賢者の石が、噴出する溶岩のごとく吹き上がってくる。
GM:それらは君達も含めた足場を粉砕し、散り散りに弾き飛ばす。
GM:君達は寄る辺を失い、空中に投げ出される。しかし
花町日織:「や、ばっ……!」足元へ飛んできた噴石を飛び跳ねて躱しながら。
澪標深々子:ジャララララララララ
花町日織:「あ、わあ──っ!!」着地先の足場が消えている!
澪標深々子:虚空から伸びた鎖が、君達を捕縛する。
大橋綺羅星:「……深々っち!」
朱南文尊:「二人の墓場が月と言うのは、贅沢な事なのかもな。査察部のみんな、仕事を押し付けて逝くことになるけど……おっと」
朱南文尊:「天の助けですかね?」
澪標深々子:『いいや?地獄の渡しかも知れないよ』
花町日織:「うぇ……!?」鎖に吊られて、きょろきょろと辺りを見渡す。「この声、は……!」
澪標深々子:『なんたって助けてほしいのはこっちだ。あんたらにはもうひと仕事してもらわなきゃいけないからね』
朱南文尊:「六文銭も銀貨も持ってないんですよね。コイン収集は趣味じゃないんで」
朱南文尊:「残業かぁ~。上手い話はないかな、これは」
澪標深々子:鎖の主の姿は見えず、声だけが空洞に響く
晩翠凍衿:「……ここまで来たら何だってやるけど」鎖に腕を絡めてぶら下がりながら。
晩翠凍衿:「どうすればいいかあなたには分かってるの?」
澪標深々子:『わかってるさ。わかっていたからこそ、そこのお嬢ちゃんを始末しようとした』
澪標深々子:『ここに来てその子に縋ろうってんだからとんだ間抜けだけどね……』
花町日織:「……もしかして、その続きとか言う?」
花町日織:「あ、違った!」
澪標深々子:『いいかい、あの石ころ相手に今更何をしたところでこの月は止まらない』
大橋綺羅星:「石ころ?……じゃあ、どうすればいいの?」
澪標深々子:『月の力、それが満ちた先を叩く』
澪標深々子:『現実の月は、今黒く欠けている。完全に、跡形もなく』
澪標深々子:『この世界から存在が抜け落ちている』
澪標深々子:『なら、その欠けた分はどこにいったと思う?』
澪標深々子:『花町日織。アンタはそこを通ってきたはずだ』
花町日織:「え、え……? 月が欠けてる……?」
花町日織:目を白黒とさせながら思考を巡らせて。
花町日織:「あの海のこと……?」
花町日織:「あれは、ただ夢で見た場所だけど……いや、今いるこの月も現実じゃないんだっけ……」
花町日織:額を抑えながら、頑張って理解を追いつけようとしている。
澪標深々子:『そうとも。あれはアンタの夢だ。この月はアンタの夢を通じて"裏側"へと接続している』
澪標深々子:『アンタが夢の海を渡って月へ来たように、月は夢幻の空を渡って地に堕ちる、サイズが変わっただけで理屈は同じなんだよ』
大橋綺羅星:「ということは、その夢に行けばいんだね!」
大橋綺羅星:「……どうやって?」
朱南文尊:「寝てみますか?無理だとは思うけど」
花町日織:「私は、行けそうだけど……他の皆は、無理かも……?」
澪標深々子:『行けるさ。私が……いや』
澪標深々子:『アタイが送る』
大橋綺羅星:「……」どうやって、とか、どうして、とか、言いたいことはいろいろあるけど
大橋綺羅星:「お願い。できるんでしょ?」
朱南文尊:「必要経費はUGNに請求しても良いですよ。ねぇ、晩翠さん」
大橋綺羅星:「みんな。阿修羅地獄堂八大天王の"チェンソースケバン"を信じて!」
晩翠凍衿:「その字面で言われるとちょっと複雑なものがあるんだけど……!」
晩翠凍衿:「でも、ええ。経費だって惜しまれはしないでしょ!」
花町日織:「うん、スピカさんの友達なら……大丈夫だよ、きっと!」
花町日織:「あ」言って、口元を抑える。「仲直り……は。できたって事で、いいんだっけ?」スピカちゃんを見て。
大橋綺羅星:親指を立ててにっと笑う
花町日織:安堵したような笑みを返す。
澪標深々子:ギュリィィンン!
澪標深々子:空中に浮かぶ鎖に連なった刃が回転し
澪標深々子:空間を区切る様に四角く囲み、その内側を"切り取る"
澪標深々子:刳りぬかれた空間の先にから、微かにさざ波の音が響く。
澪標深々子:『行ってきな!』勢いよく鎖が引き寄せられて君達の身体が宙に投げ出され
澪標深々子:切り取られた空間の入り口へと吸い込まれていく。
大橋綺羅星:「行ってくる!」吸い込まれる。
朱南文尊:「あの人、やっぱりスケバン辞めませんでしたね」
朱南文尊:「良かったかな。大橋さん」
大橋綺羅星:「良かったよ!」
エイル・ファウストゥス:『日織、みんな』暗闇に飲まれる中で、とぎれとぎれに通信が届く
花町日織:「エイル!」
エイル・ファウストゥス:『話は大凡把握した。本当に済まないが』
エイル・ファウストゥス:『私はそちらに行けない。諸君とはここでお別れだ』
エイル・ファウストゥス:『私は機械だからな。夢を見れないし、夢の中で自分を認識できない』
エイル・ファウストゥス:『その先は君達だけの特権だ』
花町日織:「あっ……そう、なんだ」
花町日織:寂しさに、僅かに表情を歪める。それも、すぐに納得に変えて。
晩翠凍衿:「……。分かった」
エイル・ファウストゥス:『代わりと言ってはなんだが、こちらに残った仲間はなんとしても私が回収する』
エイル・ファウストゥス:『後ろは気にせず、存分にやると良い』
大橋綺羅星:「お願いエーちゃん!」
花町日織:「うん……こっちも、心配いらないから!」
朱南文尊:「キャプテン。実は査察部って言うのは本部エージェント待遇でね。正式に要請しますけど」
朱南文尊:「この事件が終わったら、地球に報告に出頭するように。以上です」
エイル・ファウストゥス:『……ふふ』
エイル・ファウストゥス:『そうも強権を振るわれては断れないな』
エイル・ファウストゥス:『善処するよ。また会おう』
朱南文尊:「じゃあ、地球で。また!」
花町日織:またね、と口にしかかった言葉を呑み込む。自分はきっとそれを守れない。だから……
エイル・ファウストゥス:『ああそうだ、日織、一つ言い忘れていた』
花町日織:「へっ、何?」
エイル・ファウストゥス:『"ネイバーハンド"のコードネームは月面支部からイリーガルとして申請しておいた』
花町日織:「え……」
エイル・ファウストゥス:『受理されたら、UGNのバッジを渡す事になっているんだ。支部長から直接』
エイル・ファウストゥス:『もしかしたら、私が行くほうが速いかも知れないが』小さく笑って
花町日織:「そんな……そんなの、私」そんな風に言われたら。
花町日織:(受け取れない、なんて言えないじゃん)
花町日織:(さよならって、言おうとしたのに)涙ぐんだ瞼を拭って。
エイル・ファウストゥス:『いつか、受け取りに来てほしい。またここへ』
花町日織:「ずるい……」呟いて。
花町日織:「……分かった!覚えとく!」
花町日織:「私は眠ったままかもしれないけど、それでもっ……!ちゃんと、覚えてるから!」
花町日織:「──大好きだよ、エイル!」
GM:虚空の扉が閉じていく。月に残された者たちの耳から、さざ波の音が遠ざかっていく。
GM:月の海を征く舟は、最後に響いたその言葉を背に、"賢者の海"を離脱した。
GM:そして、月は満ちる。

GM:シーン終了。
GM:ロイス処理無しで次へ進みます。
GM:ジャイアント・バックトラックへ移行します。
■ジャイアント・バックトラック
GM:バックトラックです。このバックトラックではPCの侵食率は減りません。
GM:このバックトラックは、"ロレム・イプサム"が発生してからこれまでのすべての活動でばら撒いてきたEロイスを使用し
GM:『?????』もとい
GM:月そのものを地球へと帰還させます。
GM:これまでに使われたEロイスはこちら
GM
《悪夢の鏡像》×10000
《変異する悪夢》×10000
《超越者の戯れ》×8000
《ファイトクラブ》×1250
《憎しみの連鎖》×142
《悪意の爆発》×94
《血飛沫の結末》×82
《奈落の修羅》×78
《惨劇の輪廻》×65
《聖痕陶酔》×61
《深淵の抱擁》×57
《万物嫌悪》×45
《宇宙的恐怖》×43
《本質的虚構》×39
《目覚める魂》×31
《愚者の契約》×13

GM:合計30000d10のバックトラックを行います。
GM:見づらくなるからサブで回すね
?????:10000個→55023
?????:→54930
?????:→54820
?????:合計164,773
GM:クライマックス2に移行します。
GM:クライマックス2では
GM:ジャイアント・バックトラックによって減少した数値×1kmぶんだけ
GM:エネミーとPC達の開始距離が近づきます。
GM:エンゲージはこちら
[月(60)]

384,400-ジャイアント・バックトラックの合計×1km=219,627km

[花町日織(7)][大橋綺羅星(25)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]
[N市]

朱南文尊:武装回収とシーン切り替わりという事なので聖剣の代わりに滅びの刃と磨光嵐斬刃をポンケに詰めます。
■ マスターシーン Arche-Id.Es/Arch-Eidos
"ロレム・イプサム":"分かたれたものと、再び一つになる"
"ロレム・イプサム":今では忘却の彼方へと追いやられた発生の瞬間から、『私』の中心にはその衝動があった
"ロレム・イプサム" 大衝突 ジャイアント・インパクト によって一度は砕かれた原始の惑星。やがて寄り集まり衛星となったもの。
"ロレム・イプサム":月と地球には、互いの欠片が埋まっている。
"ロレム・イプサム":それらは自らの引力で以て自らの欠落を埋めるべく、同じく欠け落ちたものを拾い求めた。
"ロレム・イプサム":異聞に成り果てた歴史の断片も、裏側に食らいついた野良犬の牙も、その一つに過ぎない。
"ロレム・イプサム":月の賢者は、遠い大地の同胞に思いを馳せる。
"ロレム・イプサム":"分かたれたものと再び一つに" "分かたれた歴史を再び一つに" "分かたれた力と再び一つに"
"ロレム・イプサム":それが、"ロレム・イプサム"の 根源 アルケー たる 衝動 イド/エス
"ロレム・イプサム":───本当に?
"ロレム・イプサム?":本当だとも
"ロレム・イプサム":そうだったのだろうか。始まりは、そんな大層なものだったろうか。
"ロレム・イプサム?":そうだ。これこそが"ロレム・イプサム"に定められた大いなる偉業だ
"ロレム・イプサム":『私』は、かつて───
"ロレム・イプサム?":"なにものでもないもの"大いなる" 質量 ヒュレー "
"ロレム・イプサム?":"第一元質"は未だ定まってはいない。
"ロレム・イプサム?":刻印が必要だ。
"ロレム・イプサム":違う
"ロレム・イプサム?":その形を定めるもの、" 大いなる形相 アーク・エイドス "が。
"ロレム・イプサム?":楽園の扉は我が掌の裡にある。
"ロレム・イプサム?":我々は一つとなり
"ロレム・イプサム":『私』は
"ロレム・イプサム?":単一の"器官"へと───
"ロレム・イプサム":……そうではなかったはずだ
"ロレム・イプサム":『私』は、ただ
"ロレム・イプサム":───『友だちになろうよ』と、彼女は言った。
"ロレム・イプサム":女の子だったはずだ。定かでなくなる程、遠い昔の話ではあるが
"ロレム・イプサム":ぼくはただ、その手を
"ロレム・イプサム":その手を取れる存在になりたかっただけなのに───
■ クライマックス2 夜空の海
GM:クライマックス2 全員登場です 侵蝕は不要!
大橋綺羅星:出!
晩翠凍衿:やるぜ!
花町日織:出る
朱南文尊:給料分の仕事はしますよ!
GM:これが最後の戦いだ!
■夜空の海
GM:空に巨大な月が浮かんでいる。
GM:かつて少女が渡ってきた海はその殆どが干上がり
GM:水底に輝いていた都市が、その姿を夜風に晒す。
GM:眠らない街、N市。
GM:そこは夢幻の都、表側の光を写す窓に過ぎないが
GM:鏡一枚を隔てて繋がる、君達の街だ。
GM:君達はそれを覆う水面に降り立つ。
花町日織:「わ、っ……」眼を見開く。やや危なっかしい足取りで着地する。
GM:不思議と中に沈み込む様子はない。
GM:ガラスの上に立つように、硬質な感触が靴の裏から伝わる。
花町日織:「夢……だからかな。なんか、立てるっぽい」靴で水面を軽くコンコンとやりながら。
晩翠凍衿:「摩訶不思議も極まってきたな……」
大橋綺羅星:「これは……あのときと似てる?」阿修羅地獄堂女学院地下ダンジョン決戦を思い出す
朱南文尊:周囲を見回す。さて、倒すべきは。
晩翠凍衿:足元を確かめ、次いで上空の月を見上げる。
:空に浮かぶ月は、次第にその大きさを増している
:刻一刻と、近付いてきているのだ。
大橋綺羅星:「……なんかおっきくない?」
朱南文尊:「近づいてきてますね。雑な帰宅かな」
花町日織:「こっちに……落ちて来てる……?」
GM:この夢の主である君、花町日織は直感的に理解できる。
GM:この月がN市に落ちたらそれで終わりだ。この街も、人間としての君も。
花町日織:「……!」
GM:"月の賢者の石"は、N市に眠る賢者の石の鉱床と結びついて融合し
GM:君の目醒めをトリガーとして、新たな世界を創生する。
GM:惑星単位の事象改変。"月のない世界"の始まりだ。
花町日織:「ダメ!あれを、止めないと……!」
花町日織:「何もかも、終わりになっちゃう! 今とは違う、別の世界が──!」
朱南文尊:「花町さん。つまり、あれを止めれば」
朱南文尊:「終わりですか?」
花町日織:「あ……」
花町日織:「うん。それも、きっとそう」かけられた言葉に、少し落ち着きを取り戻した様子で。
朱南文尊:「なら、話が早いですね。ねぇ、皆さん」ネクタイを緩める。
晩翠凍衿:「条件が分かりやすくて良いことだけど」
晩翠凍衿:「どうするかな。さすがに月を丸ごと壊すのは厳しいよ」
晩翠凍衿:「それとも夢の中だから何とかなったりする?」
大橋綺羅星:「なんとかなる……といいけど」
大橋綺羅星:「ううん、なんとかするんだよ」
朱南文尊:「しかし、今更なんですけどね。俺が世界の命運を懸けた戦いの当事者の一人になるなんてね、不思議な気分ですよ」
朱南文尊:「絶対に縁がないと思ってたのに」
大橋綺羅星:「それ言ったらあーしもだよ」
花町日織:「わ、私の方がずっとそうだよ!」
晩翠凍衿:「ふふん。あたしは3回目」
大橋綺羅星:「プロだ」
朱南文尊:「じゃあ、先輩だ。責任は丸投げしますので」
晩翠凍衿:「えっ」
朱南文尊:「よろしくお願いしようかな」
晩翠凍衿:「……いや、良いよ。どんと来い」
花町日織:「3回!じゃあ、今回も何とかならない理由はないよね」
晩翠凍衿:「そうそう。それで」
晩翠凍衿:「祝勝会をしよう。皆でね」
大橋綺羅星:「うん。皆で!」
朱南文尊:「ふ。良い店知ってますよ」
花町日織:「……うん」返事が少し遅れる。
花町日織:「皆で、には付き合えないかもしれないけど」
花町日織:「それでもさ。月が落ちてくるような事がある世界なんだ」
花町日織:「夜が明けて、明日が来るなら、きっと」
花町日織:あり得ないと言われた可能性──いつか、自分が目を醒ますような。そんな未来が。
花町日織:「何が起きたって、おかしくないよね!」
花町日織:その声は、半ば祈るように紡がれて。迫る月を見上げる。
GM:クライマックス戦闘2を開始します。
GM:エンゲージはこちら
[月(60)]


219,627km


[花町日織(7)][大橋綺羅星(25)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]
[N市]

GM:この戦闘のルールについて説明します。
GM:この戦闘のエネミー『月』は《究極存在》にの効果により、攻撃を受けてもHPが減少しません。
GM:その代わり、Eロイスに付随する特殊処理として
GM:受けたダメージ×1kmだけ後退します。
GM:それを踏まえて、この戦闘の勝利、敗北条件と戦闘処理について開示します。
敗北条件
・月がN市のエンゲージへ到達する。

GM:この条件が満たされた場合、月は花町さんに対して即座にEロイス《超越者の戯れ》を使用し
GM:花町さんはジャームとなり、Eロイス《虚実崩壊》を使用して頂きます。
GM:これにより、花町さんの目醒めとともに世界は改変されます。
GM:それを止めるには
勝利条件
A:月をN市のエンゲージから384,400kmの地点まで後退させる
B:"ロレム・イプサム"を説得する

GM:A、またはB、どちらかを満たせば勝利となります。
GM:この戦闘では、通常の攻撃の他に支援を含めた特殊判定を行えます
・支援①:月影を断つ
対象へ〈白兵〉技能による攻撃を行う。
この攻撃によって対象にダメージを与えることはできない。
次のメインプロセスで対象が受けるダメージを(この判定で算出されたダメージ×10)倍する。
この判定は1ラウンドに1回行える

・支援②:外殻斬壊
月とN市のエンゲージが220,000km以上離れている時のみ選択可能
対象へ〈白兵〉技能による攻撃を行う。
算出されたダメージが目標値を超えた場合、
次のメインプロセスで"ロレム・イプサム"を対象に選択できる。
ダメージ目標値:100

・特殊判定:"ロレム・イプサム"を説得する
対象の至近距離でのみ判定可能
〈任意の技能〉目標値:?????

GM:判定はメジャーアクションを使用して行います。
GM:ここまでで質問はありますか?
大橋綺羅星:〈射撃〉では支援はできないってことですね?
GM:そうですね。射撃では通常攻撃しか出来ません
GM:また、この戦闘では味方NPCの配置効果、NPCカードは使えませんが
晩翠凍衿:説得の判定を行うためには、まず前提として外殻斬壊が必要になるということでしょうか?
GM:ドロップアイテムのオート装備は引き続き可能とします
GM:そうなります。
朱南文尊:支援は接敵してなくても大丈夫?
GM:いえ、白兵技能による攻撃なので
GM:視界変更エフェクトがない限りは接敵する必要があります
朱南文尊:接敵はせよ。ですね。了解。
花町日織:あ、こちらは質問大丈夫です。
大橋綺羅星:こちらも理解しました
晩翠凍衿:同じく以上です!
GM:では戦闘を開始します。
GM:セットアップ
朱南文尊:なしです。
:なし
花町日織:《尾を喰らう蛇》《背徳の理》
花町日織:12-1d10
DoubleCross : (12-1D10) → 12-7[7] → 5

大橋綺羅星:《光の銃》侵蝕144→146
花町日織:花町日織のHPを5にした(HP:12->5)
花町日織:花町日織の侵蝕率を+7した(侵蝕率:119->126)
晩翠凍衿:怨念の呪石を使用
花町日織:ウロボロスエフェクトを使った判定ダイス+8
晩翠凍衿:暴走してダメージ+2d!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+3した(侵蝕率:156->159)
GM:イニシアチブ
朱南文尊:《スピードフォース》
GM:では朱南くんの手番!
朱南文尊:間隙を頂きたく!
花町日織:《間隙の魔術師》。4/4回目!
花町日織:花町日織の侵蝕率を+4した(侵蝕率:126->130)
花町日織:縮地効果と白兵攻撃力+25です。
朱南文尊:では。マイナーで移動接敵。ウェポンケースから滅びの刃を装備。
[月(60)][朱南文尊(4)]


219,627km


[花町日織(7)][大橋綺羅星(25)][晩翠凍衿(10)]

朱南文尊:141→145
朱南文尊:メジャー:《コンセントレイト:ハヌマーン》《一閃》《さらなる波》《疾風迅雷》
朱南文尊:で。支援1を敢行。
GM:どうぞ!
晩翠凍衿:《援護の風》。ダイス+4!
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:159->161)
朱南文尊:14dx7+8
DoubleCross : (14R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,4,5,5,5,6,6,7]+10[7]+10[10]+5[5]+8 → 43

朱南文尊:ダメージ出します。
GM:どうぞ!この判定にはリアクションとかしないぜ!
朱南文尊:5D10+36
DoubleCross : (5D10+36) → 35[5,9,6,9,6]+36 → 71

朱南文尊:145→156 これで次のスピードフォース使用時に160になって回復だ。
GM:ではダメージ71、次回の味方キャラクターの攻撃に×710されます
大橋綺羅星:クソデカ倍率!
GM:演出どうぞ!

朱南文尊:ネイバーハンドの影に手を触れ、足を踏み出す。イメージする、一息で光を超えた速さで、あの月の目の前に。
朱南文尊:夢の世界なら、ネイバーハンドのレネゲイドと相性が良いなら間違いなく飛べる筈。
花町日織:──できる。レネゲイドなんて、元より夢物語のような力だけど。この世界は私の夢そのものだ。
花町日織:無数の黒い手が宙に開き、橋を架ける。足場となる。このひとが辿り着くには、それで十分。
花町日織:何度も戦いを共にした今なら、そう信じられる。
朱南文尊:眼前に月がある。大きいものだと思うが、なに刃が届くならば……。
花町日織:「──斬れます!あなたなら、絶対!」その声は、続く一連の結果から遅れて届いた。花町日織が信じる彼の速さとは、そういう速さだ。
朱南文尊:朱南文尊の指が剣の柄に触れる。瞬間、目の前の大気が爆ぜ細切れになった。
朱南文尊:幾億本の斬線が絡み合う巣のように形成、結合し、惑星級の破壊の塊となって月に襲い掛かる。
朱南文尊:極音速斬撃に伴う不可視の衝撃波の発生により斬撃の隙間は塞がれ、攻撃範囲は爆発的に拡大。
朱南文尊:刃風の天球は死角なく、月の通り道を完全に封鎖、破砕していた。
朱南文尊:「はは。はははは。さて、的に印をつけましたよ」
朱南文尊:眼下に目を向ける。
朱南文尊:「狙撃。お願いしようかな!」
大橋綺羅星:「うん。……見えるよ!」聞こえるはずのない彼方からの声が聞こえる。夢ならば、そういうのもありか。
:風の刃に絡め取られ、月がその動きを鈍らせる。
:しかし刃風の道を前にして尚、それは意思を持つかように
:赫く、妖しく輝いた、

GM:イニシアチブ
GM:60 月の手番です。
GM:この月は通常の攻撃を行いません。その代わりに
GM:運転:天体による移動判定を行い
GM:その数値分だけ前進します。
:マイナーなし
:メジャー《原初の赤:ナイトライダー》《無形の影》《コンセントレイト:ウロボロス》運転:天体で判定
:59dx7+54000
DoubleCross : (59R10+54000[7]) → 10[1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,4,5,5,5,5,5,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,5,5,6,6,7,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[2,4,5,5,7,8,9,10,10,10,10]+10[2,7,8,8,9,10,10]+10[2,3,4,5,7,9]+5[3,5]+54000 → 54055

:54055km前進します
:あ、一個訂正
:マイナーで《原初の青:完全獣化》を使用し
:移動の瞬間、《原初の白:巨獣の背》
:朱南くんを巻き込んで移動します。
[月(60)][朱南文尊(4)]


165,574km


[花町日織(7)][大橋綺羅星(25)][晩翠凍衿(10)]

:手番終了前に《原初の虚:夜魔の領域》
:行動値0で未行動に

:一度はその落下速度を緩めたかに見えた月が
:数秒の後、今度は自らを追い立てるようにその速度を早め、刃風の道を突っ切っていく。
花町日織:「止まれ、止まれ、止まれ……っ!」自分の夢の中ならと、そう念じて動きを抑え込もうとするが。虚空から伸び出した影の防壁は容易く突き破られ、突破される。
花町日織:「ダメ、これじゃ……!スピカさんっ!」
GM:月の影は夢幻の空を覆わんばかりに大きくなって、君達の街へと迫る。

GM:イニシアチブ
GM:大橋さんの手番です
大橋綺羅星:マイナー《オプティカルレンズ》メジャー《コンセントレイト》《小さな塵》《光の指先》《デトネイトチャージ》《マスヴィジョン》
大橋綺羅星:サイドリール+インフィニティノヴァ使用。月を撃つ!
GM:どうぞ!
大橋綺羅星:21dx6+6
DoubleCross : (21R10+6[6]) → 10[1,1,3,3,3,4,5,5,6,7,7,7,8,8,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,3,4,4,5,5,7,7,8,8,9,10]+10[4,5,5,6,8,10]+5[4,5,5]+6 → 41

大橋綺羅星:なぜ減る……
花町日織:妖精の手!2/3回目
花町日織:振り足してください
花町日織:花町日織の侵蝕率を+4した(侵蝕率:130->134)
大橋綺羅星:1d6+46
DoubleCross : (1D6+46) → 5[5]+46 → 51

GM:6dになってるよ!
大橋綺羅星:まちがい
大橋綺羅星:1dx6+46
DoubleCross : (1R10+46[6]) → 3[3]+46 → 49

大橋綺羅星:なぜ減るのか
GM:こればかりは仕方ない
大橋綺羅星:風吹リューさんのロイスをタイタス化、GRロイス効果で達成値を+15します(←※判定前に移動)
大橋綺羅星:達成値64です
:ガード
GM:ダメージをどうぞ
大橋綺羅星:7d10+12+16+20+8+1d10
DoubleCross : (7D10+12+16+20+8+1D10) → 44[2,7,8,10,3,8,6]+12+16+20+8+9[9] → 109

大橋綺羅星:109*710
大橋綺羅星:出ないか
GM:たっか!710倍なので…
GM:77390!
GM:77390km後退し、エンゲージは
[月(60)][朱南文尊(4)]


242,964km


[花町日織(7)][大橋綺羅星(25)][晩翠凍衿(10)]
[N市]

GM:こうなります。
大橋綺羅星:数字がでかすぎてピンとこない
GM:220,000km以上離れたので、支援②が判定可能になります。

大橋綺羅星:「おっけー、任せて。……ここが夢なら」その手に光が集う
大橋綺羅星:その右手に銃が。
大橋綺羅星:いや、巨大な砲が生成される。
大橋綺羅星:「こういうのも、アリだよね!」
大橋綺羅星:ガシャン、と。あまりにも巨大すぎる光線砲を構える。
大橋綺羅星:「……ロックオン!」
花町日織:夜空が透き通る。はるか遠く、肉眼での目視も不可能なはずの距離が。今ははっきりと見える。
花町日織:彼女が夢見る空に、綺羅星の光を遮る塵は一つとしてない。
大橋綺羅星:月を覗き込む。
大橋綺羅星:天の光はすべて星と誰かが言った。
大橋綺羅星:足元の街を横目で見る。
大橋綺羅星:ならば、地上の光はすべて人だ。
大橋綺羅星:人の絆の光を集めて、星座を成す
大橋綺羅星:星座の光が、エネルギーとなって充填される
大橋綺羅星:「——エネルギー充填、100%、150%、……200%!」
大橋綺羅星:引き金を引く。再び、月を撃つ!
大橋綺羅星:「 SS スケバンスナイパー 殺法。最終奥義!」
大橋綺羅星:「S・P・I・Ca(Star Prism Illminate Canon)!」
大橋綺羅星:巨大な砲から、極太の光線が放たれる。
朱南文尊:「いつも思うんですけどね。そう言うの、100%超えたら暴発しそうなもんでしょ」笑いながら自分の真横を巨大レーザーの瀑布が通過するのを眺める。
GM:光の柱が、夜空へと昇る。
GM:それは月の中央に突き立ち、尚勢いを緩めず。
大橋綺羅星:オーバーヒートした光線砲が光の粒となって消滅する
:刃風の回廊を駆け抜けたその光は到達の過程で減衰すること無く、むしろ直径の半分まで届こうかという太さまで増幅されて月へと穿たれた。
大橋綺羅星:「暴発するくらいでいいじゃん。こういうのは気持ちだよ」「せっかく夢だしね!」
:光の柱に押し出される形で、目に見える月の大きさは小さく、遠くなっている。
:しかし、天体の引力に限りはない
朱南文尊:「それは確かに。世間から暴発してるのがそもそもスケバンだったかな」
朱南文尊:「夢のある話だ」
:もう一度、ゆっくりと確実に
:再び、月は君達へと迫ってくる。
大橋綺羅星:侵蝕146→160

GM:イニシアチブ
GM:晩翠さんの手番です。
晩翠凍衿:《異世界の因子》。花町さんの《縮地》をコピーして取得。
晩翠凍衿:マイナーでの戦闘移動時に使用し、月にエンゲージ。
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+2した(侵蝕率:161->163)
晩翠凍衿:メジャーで支援②:外殻斬壊。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《風鳴りの爪》《ジャイアントグロウス》。
GM:判定しな!ダメージ目標値は100!
晩翠凍衿:14dx7+8
DoubleCross : (14R10+8[7]) → 10[1,1,3,3,4,5,5,5,6,6,7,10,10,10]+10[1,5,8,10]+10[7,10]+10[6,10]+2[2]+8 → 50

花町日織:ラスト妖精の手!
花町日織:振り足して~
花町日織:花町日織の侵蝕率を+4した(侵蝕率:134->138)
晩翠凍衿:1dx7+58
DoubleCross : (1R10+58[7]) → 4[4]+58 → 62

晩翠凍衿:ダメージ出します
:ガード
GM:どうぞ!
晩翠凍衿:7d10+12+2d10+2d10+2d10
DoubleCross : (7D10+12+2D10+2D10+2D10) → 62[10,6,9,10,9,9,9]+12+5[3,2]+18[9,9]+8[2,6] → 105

晩翠凍衿:2,2,3を振り直し
晩翠凍衿:98+3d10
DoubleCross : (98+3D10) → 98+14[7,4,3] → 112

:ひえ~っ!
GM:ダメージ目標値を突破。月の外殻が破壊され
GM:中に囚われていた"ロレム・イプサム"への接触が可能になります。

[月(60)]["ロレム・イプサム"(9)][朱南文尊(4)][晩翠凍衿(10)]


242,964km


[花町日織(7)][大橋綺羅星(25)]
[N市]

晩翠凍衿:「日織ちゃん」
晩翠凍衿:手を差し出す。
花町日織:「うんっ」
花町日織:その手を握り返す。
花町日織:掌を熱が走っていく。互いの力を融け合わせながら、自分の内に湧き出る力を流し込む。……それと、もう一つ。
花町日織:レネゲイドの奔流に混じって、走馬燈のように光る景色がある。晩翠凍衿はそれを垣間見る。
花町日織:花町家での幸福な日常と、この月で出会った友人たち過ごした時間。その思い出にして残影。
花町日織:もうすぐ終わる夢だと知って、花町日織はそれを託す。
花町日織:(──オーヴァードの力が、想いの強さに由来するのなら)
花町日織:きっとそれは、あなたの心の中で薪になると
花町日織:それを受け取ってくれるあなただと、信じているから。
晩翠凍衿:にっこりと笑って。
花町日織:「お願い、凍衿ちゃん。私の、大切な人達を──」
晩翠凍衿:「ええ」
晩翠凍衿:「“またね”。……次は」
晩翠凍衿:「地上で会おう!」
晩翠凍衿:手を離す。
花町日織:「……うんっ、きっと!」
花町日織:解いた手を振って、彼女を見送る。
晩翠凍衿:疾駆する。色の付いた風が花町日織の築いた影の橋を駆け、それすらも一呼吸の後には常人の動体視力を逸脱する。
晩翠凍衿:加速。加速。加速。加速。夢の中であるならば、本人ができると信じる限りその速度は無限大。
晩翠凍衿:そして、そう信じることにかけては、晩翠凍衿は誰にも負けない。ずっとその通りにしてきたのだから。
晩翠凍衿:最後の加速。……そして浮遊感。
晩翠凍衿:辿り着いた先は月面ではない。それを遥か前方に望む天の一角。
晩翠凍衿:相当に離れていてさえも、天体の尺度を前にしては、限りない大地であるようにしか見えない。けれど。
晩翠凍衿:自身が恃みとする得物も、今この場においては──
晩翠凍衿: 
晩翠凍衿:──かつて月は二つであったのだという。
晩翠凍衿:それはきっと、このような意味ではない。しかし。
晩翠凍衿:この夜空を仰ぐ者には見える。
:月の地表に、巨大な影が落ちる。
:虚空より地を睥睨するはずの月の瞳が
:奥底から喚起される"恐怖"と共に、それを見上げる。
晩翠凍衿:滅びの使者となって迫る月の真隣に。星の規模をもなお上回る、巨大な真紅の三日月が現出する。
晩翠凍衿:それがゆっくりと……否。大きさ故にそう感じるだけで。
晩翠凍衿:実際には凄まじい速度で、振るわれて。
晩翠凍衿:月の中心に落ちる。食い込む。切り進める。やがて。
晩翠凍衿:真円を描く軌跡で以て、白銀の天体を両断する!
:月が割れる。
:文字通り、三日月の鎌に両断されて、その外殻が斬壊する。
:その裡に蠢くのは、岩石でも溶岩でも無く、只々漆黒の虚。
:その中から影が四方八方へ伸びて斬り裂かれた外殻を繋ぎとめ、張り子の天体を再び形成しようとする。
:しかし、その僅かな時間、確かに晒されている月の核
:闇に浮かぶ双銀の結晶体。その中央に半ば取り込まれるようにして
"ロレム・イプサム":「………日……織……?」
花町日織:「あ……」その姿を、はっきりと捉えて。
花町日織:「そうだよ!あなたの友達の、花町日織だ!」
花町日織:「待ってて──今!行くから!」
"ロレム・イプサム":銀髪の少年が、二十万kmの彼方から───それはここではさほど意味を持たない数字だが
"ロレム・イプサム":君の目を見据える。
花町日織:夢の主として、滅亡の条件は理解した。その根源はあの月にこそあって、
花町日織:もはや楽園の13人ではない今の彼は、大帰還の成因とはなり得ない。つまり、
花町日織:──今度こそ、掴める。

GM:イニシアチブ
晩翠凍衿:晩翠凍衿の侵蝕率を+19した(侵蝕率:163->182)
晩翠凍衿:(異世界の因子の侵蝕込み)
GM:ロレム・イプサムは待機。花町さんの手番です
花町日織:はい。マイナーで戦闘移動、縮地5回目の使用。
花町日織:ロレム・イプサムにエンゲージ。メジャーで交渉判定を行いたいです。
花町日織:花町日織の侵蝕率を+2した(侵蝕率:138->140)
GM:わかりました。では難易度を開示します。
・特殊判定:"ロレム・イプサム"を説得する
対象の至近距離でのみ判定可能
〈任意の技能〉目標値:30000

GM:判定して下さい。
花町日織:マスターズコネクションを使用したいです。
GM:許可します。
花町日織:技能を選ぶ必要はあるのか。交渉で。
GM:了解しました。ではマスターズコネクションにより自動成功。
GM:ロレムイプサムは《加速する刻》を使用し即座に行動します
GM:その後の処理は演出の後で

花町日織:"ネイバーハンド"の──花町日織の、「手を繋ぐ」能力は。
花町日織:対象となる人の姿を、その手を視認する必要がある。
花町日織:だから、今。あの外殻が閉じてしまうより早く、私があなたに届くためには、
花町日織:「お願い、手を伸ばして!」
花町日織:「今度こそ、ちゃんと掴むから……!だから!」
花町日織:叫び、乞うようにして。冷たい夜空へ開いた右手を伸ばす。
"ロレム・イプサム":「……日織、僕は」上げかけた手が止まる。数秒の逡巡
"ロレム・イプサム":「──────」しかし、その脳裏に
"ロレム・イプサム":記憶の果てのいつか、始まりの記憶の中のその手が
"ロレム・イプサム":確かに、彼女のそれと重なり
"ロレム・イプサム":「日織……」半ば無意識に手を伸ばす。途中からは
"ロレム・イプサム":「日織……!」確かに、自らの意思で
花町日織:──そうして一度、想いが通じたなら。後は距離も時間も関係ない。
花町日織:互いに向けて伸ばした手は、必ず重なる。誰にも見えない、だけど確かに存在する力に引かれ合って。
花町日織:そんな夢物語を、花町日織は信じている。
花町日織:「ロレム・イプサムっ……!」
花町日織:少年の手に、熱が走る。
花町日織:それは少女の持つ体温であり、レネゲイドであり、思い出であり、
花町日織:そして、きみに向けられた想いの温度だ。
"ロレム・イプサム":その熱を、確かに受け取る。それは彼の中で溶け合い、光となって放たれる。
"ロレム・イプサム":彼を戒める青白い結晶。氷の如きそれが
"ロレム・イプサム":静かに溶け出し。崩れ落ちる。
花町日織:一度、掴んだその手を離す事のないように。固く指を結んで、握りしめたまま
花町日織:(……私一人じゃ、辿り着けなかった)
花町日織:(皆が道を作ってくれた)
花町日織:(ここまで、来たんだ……ようやく、掴んだんだ!)崩れかかった水晶を足場に、掴んだ腕を伸ばして
花町日織:「絶っっっ対に! 連れて帰るっ──!!!」
花町日織:叫ぶ声と共に
花町日織:かれの身体を、それを捕えている結晶体から引き抜く。
"ロレム・イプサム":結晶体……賢者の石から解き放たれ、君へと体を預ける。
花町日織:「あ……っ」引き抜いた勢いに、ややふらついた足取りで。それを受け止めて
"ロレム・イプサム":「あり……がとう。日織、ぼくの……友達」
"ロレム・イプサム":少し照れたように微笑む
花町日織:「……ふふ」その言葉に、こちらも満足気に微笑む。
花町日織:「ね、どう?」
花町日織:「信じてよかったでしょ。私のこと」得意げにそう言って。
"ロレム・イプサム":「うん、よかった。本当に……だからぼくも」
"ロレム・イプサム":「もう少しだけ、ぼくを信じてみる。未来を」
"ロレム・イプサム":「君が迎える新しい朝を、信じるよ」

"ロレム・イプサム":花町さんのロイスをP友情に変更し、Sロイスに指定。
"ロレム・イプサム":タイタス昇華します。効果は
"ロレム・イプサム":『再起』花町さんの《間隙の魔術師》の回数を回復。
"ロレム・イプサム":それに付随してもう一つ
"ロレム・イプサム":花町さんのライフパス:覚醒を変更して頂きます。
"ロレム・イプサム":現在の『感染』から、『生誕』に
GM:これは拒否できません。
花町日織:え……はい、変更します
花町日織:現在侵蝕値は変化しますか?
GM:変更しなくて大丈夫です。
花町日織:了解です。

"ロレム・イプサム":「君は4年前、一度死んだ」君の手を両手で握る。
花町日織:「え……」一瞬、驚いたようにまばたきをして。
花町日織:「……へへ。そろそろ、何を言われても驚ききれないや」
"ロレム・イプサム":「今もそう。ただ心臓が止まっていないというだけで」
花町日織:あなたがそう言うなら、そうなんだろうね。と、困ったような笑みを浮かべる。
"ロレム・イプサム":「生きてはいない。生き返る見込みもない。」
花町日織:「……うん」頷く。
花町日織:静かに、ただ。覚悟していた現実を、確かめるように。
"ロレム・イプサム":「だけど、もう一度生まれることは出来る」
"ロレム・イプサム":「"花町日織"のまま、新しい朝に生まれ直す」
花町日織:「生まれ……えっ」
花町日織:「ぜ、0歳からやり直す、ってこと……?」
花町日織:「いや。ずっと目覚めないよりは、その方が全然いいけど……そんな、ことって」
花町日織:現実味のない提案を前に、目を白黒とさせている。
"ロレム・イプサム":「ううん、そんなことにはならないさ」小さく笑って
"ロレム・イプサム":「君は病院のベットで目が覚める。お父さんとお母さんが待つそこで、花町日織として」
花町日織:「え……」
花町日織:「できる、の……?そんな、事が……」
花町日織:「う……嘘だったら承知しないよ!?」
"ロレム・イプサム":「消えた灯火を付け直すだけだよ。だから、生き返るんじゃなくて生まれ直し」
花町日織:「だって……私、は……もう、帰れないって……」
"ロレム・イプサム":「そこには少しだけ、僕の熱も混ざるだろうから」
"ロレム・イプサム":「帰れるよ。ここは君の夢なんだから」
"ロレム・イプサム":「君が心から望めば、それが出来る」
"ロレム・イプサム":「ぼくが叶えてみせるから。信じて」
花町日織:「あ……」力が、抜けていくのを感じる。一度は結んだ覚悟が、解けてしまったからか。
花町日織:「そんなの……決まってる」
花町日織:「帰りたい……!帰りたいよ!お父さんと、お母さんの待ってる所に!」
花町日織:「今度こそ、学校に、通って……っ」
花町日織:なんでだろう。悲しくもないのに、涙が零れてくる。
花町日織:さっきまで強がっていた自分が、嘘だったみたいに。
花町日織:「スピカさんみたいに、たくさん友達作って……っ、朱南さんみたいに、素敵な、恋とかして、みたくて……っ、私……!」
"ロレム・イプサム":「大丈夫。きっと叶うから」
"ロレム・イプサム":「ぼくを、信じてくれる?」
花町日織:「……っ、うん」涙を拭う。
花町日織:「信じる。……信じる、よ」
花町日織:今度はこちらから、手を差し伸べる。
花町日織:「友達、だもん」
"ロレム・イプサム":「良かった」その手を掴んで微笑む、
花町日織:まだ泣きそうな顔で、微笑みを向けて。
"ロレム・イプサム":「これで僕も、もう一度───」そして後ろを振り向く。
"ロレム・イプサム":塞ぎつつある月の外殻。そして未だ輝きを失わない蒼い結晶へと。
"ロレム・イプサム":「もう一度、戦える」
花町日織:「……え」戦う?何と?
花町日織:口にするまでもなく。繋いだ手を通して、その疑念は少年に伝わったかもしれない。
GM:その瞬間、月が激しく鳴動する。
GM:止まっていたはずのそれが、急速に加速し、下へ、下へ
GM:強大な引力に引き寄せられて、再び地へ堕ちようとする。
"ロレム・イプサム":「この月を引き寄せる引力は、"ロレム・イプサム"の重ねた罪」
"ロレム・イプサム":「この手を取って月に魅入られた、行き場をなくした魂たちの」
"ロレム・イプサム":「砕かれた絆の、帰りたいという願いだ」
"ロレム・イプサム":「それは、僕一人が抗ってどうにかなるものじゃない」
"ロレム・イプサム":「けれど、君と二人なら」握った手の力が強まる。
"ロレム・イプサム":「君が手を握ってくれるなら、みんなに僕の声を届かせられる。きっと」
花町日織:「よく分からないけど、分かった」
花町日織:「あなたが前に進むために、必要な事なんだね。だったら」
花町日織:「手を貸すよ、いくらでも!」そう応じて、強く握り返す。
"ロレム・イプサム":「ありがとう。日織」
"ロレム・イプサム":片手を賢者の石に触れる。
"ロレム・イプサム":「本当にありがとう。だから、ここで」
"ロレム・イプサム":「ここで、さよならだ」
花町日織:「え、っ」

GM:"ロレム・イプサム"の手番
"ロレム・イプサム":《原初の虚:ナーブジャック》インフィニティエクリプスを使用。
"ロレム・イプサム":対象は月。リアクション不可により命中。
"ロレム・イプサム":メジャーアクションで移動させます。
GM:この移動に対して
GM:《間隙の魔術師》を使用された場合、月は拒否できません。
花町日織:分かりました。《間隙の魔術師》を使用します。
花町日織:花町日織の侵蝕率を+5した(侵蝕率:140->145)
GM:了解しました。
GM:月と地球の距離は元の位置に戻り、それは現実にも反映されます。
GM:その移動の際
:《原初の白;巨獣の背》を使用。"ロレム・イプサム"を同行させます。
"ロレム・イプサム":拒否しません
GM:戦闘終了。皆さんの勝利です。
朱南文尊:勝ったぞ。
大橋綺羅星:勝ったね
晩翠凍衿:勝った……
花町日織:お疲れ様……

"ロレム・イプサム":半ば崩れかけた賢者の石の中へと、"ロレム・イプサム"の指先が沈み込む。
花町日織:「まっ……待ってよ! さよなら、って……」
花町日織:「ようやく、本当にあなたと友達になれたと思ったのに……!」
"ロレム・イプサム":「月を元の軌道に戻す」
"ロレム・イプサム":「ぼくが連れて行く」
GM:賢者の石から、月の外殻を繋ぎ止める闇の中へと
GM:幾筋もの青い光の線が伸び、血管の如く緻密に張り巡らされる
花町日織:「……」不安そうに、彼の眼を見る。「それは」
花町日織:彼が自暴自棄になった訳じゃない。本当に、他に手段のない選択なんだって分かったから。
花町日織:「……帰って来れるの?」
花町日織:引き留める代わりに、そう訊ねた。
"ロレム・イプサム":「それは……どうかな」困ったように笑って
"ロレム・イプサム":「けど、離れ離れになるわけじゃない」君の手を強く握る
"ロレム・イプサム":「この石はね。"ロレム・イプサム"の願いを叶えるものだ」
"ロレム・イプサム":「それは、ぼくだけの願いじゃない。何万もの叶わなかった願いの総体として、月は今ここにある」
花町日織:「それは……つまり。この月の、願いを?」
花町日織:硬く手を握り返したまま。その結晶の輝きを見る。
"ロレム・イプサム":「うん。だからこれから、少しだけインチキをする」
"ロレム・イプサム":「日織、君に」
"ロレム・イプサム":「君に、"ロレム・イプサム"になってもらう」
花町日織:「ど……どういうこと?」
花町日織:「それって……あれだよね。私が月と融合して、新しい世界を作るっていう……」
花町日織:「そっちの話とは、違うやつだよね……?」
"ロレム・イプサム":「そんな大げさなことじゃないよ。君とぼくたちのレネゲイドを、少しだけ混ぜ合わせるだけ」
"ロレム・イプサム":「君の一部を預かる代わりに、君にも僕の一部を預ける」
"ロレム・イプサム":「誰にでも出来ることじゃないけど……君と、ぼくの力なら」
"ロレム・イプサム":「そうすることでこの石を、君の願いを叶えるために使うことが出来る」
花町日織:「……なるほど。そりゃ、インチキっていうわけだ」
花町日織:「全部ちゃんと分かった訳じゃないけど……うん」
花町日織:「願えばいいんだね、この石に」
"ロレム・イプサム":「うん。一緒に」
花町日織:「一緒にね。うん──分かってる」
花町日織:「私の力は、一人じゃ大したことできないから」
花町日織:「今までと同じだ」
花町日織:「友達の力を借りて、使う……今度はそれが、あなたになっただけ」
"ロレム・イプサム":「大丈夫。合わせられるよ。君の願いは、あの夜にもう聞いたから」
"ロレム・イプサム":「君は新しい朝に目覚める」
"ロレム・イプサム":「そうしたら、着替えて、顔を洗って……お父さんとお母さんと一緒に朝ご飯食べて……」
花町日織:「……うん」
"ロレム・イプサム":「後は……春休みのうちに見に行きたい映画を見て……あとは美容院にも行って……」
花町日織:「そう。……記憶力いいね?」
花町日織:頷き、愉快そうに笑って。
花町日織:「じゃあさ。その続きも教えてあげる」
"ロレム・イプサム":首を傾げて「続き?うん、教えて」
"ロレム・イプサム":「願いが食い違ったら大変だ」
花町日織:「うん」
花町日織:「また、学校に通ってさ。いっぱい友達を作るんだ」
花町日織:「部活動もやってみたい。まだ何するかは決めてないけど……悩みながら決めるのも、きっと楽しいし」
"ロレム・イプサム":「……うん」
花町日織:「それに……またね、好きな人を作りたいな」
花町日織:「友達じゃなくて、ラヴの方ね」
花町日織:少し恥ずかしそうに笑って。
花町日織:「バレンタインとか、ずっと澄まして過ごしちゃってたけど。自分でチョコ作って渡すやつ、あれやってみたいし……」
"ロレム・イプサム":「ラヴ」キョトンとして
花町日織:「あ、通じなかった!?えっとね……なんて言ったらいいかな」
花町日織:「……」少し言葉に迷ったあと。
花町日織:「……私さ。昔、友達なんかいらない!って思ってたの」
花町日織:信じられる?と笑って
花町日織:「誰かに好かれようとするなんて、大変だし。嘘も吐いたりしなくちゃいけないし……なんて」
花町日織:「そんな風に捻くれてたから。自由に生きたい、なんて嘯いちゃってたのさ」
"ロレム・イプサム":「……うん」
花町日織:「でもね」
花町日織:「そんな気持ちなんて、全部どーうでもよくなるくらい」大きく両手を広げて
花町日織:「大好きな人ができちゃったんだ」
花町日織:「ずっとその子の事を目で追って、いつも頭の中で考えちゃって」
花町日織:「声を聞くだけで、心臓がドキドキしちゃって」
花町日織:「その人に少しでもよく見られたいと思って、笑顔の練習とかしたし」
花町日織:「声が細いのも直したくって、海辺でいっぱい叫んだりした」
"ロレム・イプサム":「そっか……」
"ロレム・イプサム":「また……会えると良いね。その人に」
花町日織:「……えへへ。でもね、私はその人の一番になれなかったからさ」
花町日織:「そう、一番」
花町日織:「ラヴっていうのは……一番近くに居て、ずっと一緒に過ごすって決めた相手のこと」
"ロレム・イプサム":「ずっと……一緒に……」
花町日織:「そ。うちのお父さんとお母さんみたいにね」
花町日織:「だから……またあの時みたいに、誰かを好きになってみたい。そんな出逢いがしてみたいな、って」
花町日織:「それが私の夢の続き」
花町日織:「……へへ、結構恥ずかしいこと言ってるね私!?」
花町日織:頬を朱に染めて、慌てたように笑う。
"ロレム・イプサム":「……ううん。そんなことないよ」ふっと笑って
"ロレム・イプサム":「いい夢だ。きっと、ぼくたちの誰もがかつてそう願った」
花町日織:「……そうだね。きっと、そうだと思う」
"ロレム・イプサム":「だから、君の夢は、" ロレム・イプサム ぼく "の夢にふさわしい」
"ロレム・イプサム":「叶えるよ。日織」
"ロレム・イプサム":「君の願いはきっと叶う、だから」
"ロレム・イプサム":「生きて、きっとぼくの願いを叶えてね」
花町日織:「あなたの、願い……」"ロレム・イプサム"の願い、ではなく。
花町日織:「うん……きっと叶えるよ。だからさ」
花町日織:「今ここで、"さよなら"はよくない」
花町日織:「"またね"、だ」
花町日織:「そうでしょう? あなたの夢が叶うって、信じるのなら」
花町日織:「そっちのが相応しいよ」
"ロレム・イプサム":「……そう、か。うん」前を向く
"ロレム・イプサム":「そうかも、知れないね」
GM:賢者の石が一際強く輝き、月の内側を虹色の光が満たす。
GM:その光は徐々に花町さんの身体に集まって吸い込まれていき
GM:やがてその胸に、確かな熱を灯す。
花町日織:「わ、っ……!」
GM:石の輝きが収まると同時に
GM:夢幻の月はその端から少しずつ、光る砂のような粒子へと分解されて宙へ還っていく。
"ロレム・イプサム":"ロレム・イプサム"の身体も同様に、その輪郭を薄れさせていく。
"ロレム・イプサム":「なら、僕もはっきりと口にするよ。日織」
花町日織:「……うん」薄れてゆくその姿に、向き合う。
"ロレム・イプサム":「ぼくは、君に生きてほしい」
"ロレム・イプサム":「友だちを作って、恋をして、家族に囲まれて」
"ロレム・イプサム":「幸せに生きてほしい」
花町日織:握る手は解いていない。だけど、姿が薄れるにつて、その掌から伝わる熱も少しずつ弱まっているのを感じている。
"ロレム・イプサム":「そうしていつか……」
"ロレム・イプサム":「君の話を、ぼくに聞かせてほしい」
花町日織:「……分かった」
花町日織:「きっと……ううん、絶対に!」
花町日織:「その日は来るよ。私が、来させてみせる」
"ロレム・イプサム":「うん。……さあ、手を離して」
花町日織:頷く。……ゆっくりと、その指を解く。
"ロレム・イプサム":手のひらに残る熱を静かに確かめる
"ロレム・イプサム":それはたとえ離れても、通じ合うものがそこにあったという証
花町日織:……そうだ。一度は重なった二人は、決してそれきりなんかじゃない。
花町日織:互いに受け取り、与え合ったものを抱えながら生きていく。
花町日織:道は分かれても、思い出はずっと そこ に残り続ける。
花町日織:そうでなくてはいけないのだ。なぜならこれは、まだ幼い少女が信じる夢であり
花町日織:その夢の具現こそが、彼女の力──"ネイバーハンド"なのだから。
"ロレム・イプサム":繋がりそのものではなく、その思い出と約束こそを、絆と呼ぶのかも知れないと
"ロレム・イプサム":本来それを結び得ない少年は、小さく頷いた。
"ロレム・イプサム":「"またね"。日織」笑って、その手をふる。
花町日織:「うんっ……! "またね"!」
"ロレム・イプサム":その言葉に、ようやく満面の笑みを返して
花町日織:応じて、手を振り続ける。
花町日織:その姿が見えなくなるまでずっと。
"ロレム・イプサム":"ロレム・イプサム"は、夢幻の月から姿を消した。
GM:後には、砕けかけた賢者の石だけが遺される。
GM:それももうじき、この月とともに消えるだろう。
花町日織:崩れ行く夢幻の跡形の中で、最後に残った輝きを──賢者の石を、見る。
花町日織:それが完全に砕け散ってしまう前に。
花町日織:彼と約束した、最後の願いを告げなくてはいけない。
花町日織:……花町日織が幾つもの言葉を費やして紡いだ、その夢には。
花町日織:きっとまだ、語り尽くせていない輝きがある。
花町日織:だって、そうだろう。
花町日織:この先にどんな素敵な事があるのかなんて、今日の私達には数えようがない。
花町日織:夜空に浮かぶ星の全てを数え上げる事なんて、きっと誰にもできないのと同じように。
花町日織:未来とは、そういうものだ。
花町日織:……それでも。この願いを、僅かな言葉に収めようとするのなら。
花町日織:きっと、こう口にするのが相応しい。
花町日織:「──また、明日が来ますように!」

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GM:今回のEロイスはこちら
GM
【Eロイス】

"アークトゥルス"
《悪夢の鏡像》
《変異する悪夢》

"フィネガンズ・ウェイク"
《神性圏界》
《不滅の妄執》

"月輪"
《神性圏界》
《あり得ざる存在》

"シリウス"
《神性圏界》
《暴食の胃袋》
《飢えの淵》

"ロレム・イプサム"
《無貌の月》


《囚人の鳥籠》
《究極存在》
《超越者の戯れ》

GM:13個!振りたきゃ振りな!
花町日織:振ります
朱南文尊:156-13d10
DoubleCross : (156-13D10) → 156-73[4,8,2,8,7,4,6,8,2,10,5,5,4] → 83

晩翠凍衿:振る!
大橋綺羅星:いただきます
花町日織:145-13d10
DoubleCross : (145-13D10) → 145-79[4,3,9,1,10,2,5,10,7,2,8,8,10] → 66

大橋綺羅星:160-13d10
DoubleCross : (160-13D10) → 160-64[5,7,3,5,7,3,5,2,8,1,5,4,9] → 96

朱南文尊:83-5d10
DoubleCross : (83-5D10) → 83-30[2,8,3,9,8] → 53

晩翠凍衿:182-13d10
DoubleCross : (182-13D10) → 182-70[2,3,4,2,10,6,2,5,9,9,6,9,3] → 112

花町日織:2倍で
大橋綺羅星:96-4d10 1倍
DoubleCross : (96-4D10) → 96-23[3,1,9,10] → 73

花町日織:66-10d10
DoubleCross : (66-10D10) → 66-59[5,3,10,3,7,4,9,3,6,9] → 7

朱南文尊:4点です。
花町日織:帰還。3点です
晩翠凍衿:メモリーを使用。侵蝕率を112→102に
大橋綺羅星:5点!
晩翠凍衿:で、一倍振り!
晩翠凍衿:102-4d10
DoubleCross : (102-4D10) → 102-29[9,8,9,3] → 73

花町日織:あっメモリーもあったわ
晩翠凍衿:5点!
花町日織:まあ何にしても無事帰還です
GM:では全員期間!
花町日織:よかった……
GM:Dロイスは

夏目靖章《起源種》
蔡春嵐《業師》
守屋間伊空《装着者》
澪標深々子《野獣本能》
風吹リュー《秘密兵器》
フェリドン・スタラグリフ《傍らに立つ影》
マーキュリー《人造の者》
フィネガンズ・ウェイク《傍らに立つ影》

以上8個

シナリオ10点、いつもの5点に
Eロイス13点、Dロイス8点
更に侵蝕点数を足して

花町さん:39点
大橋さん:41点
朱南くん:40点
晩翠さん:41点

以上を経験点として差し上げます。

GMは54点頂き、サブGMと山分けして各27点!

GM:本日はここまで!ありがとうございました!
花町日織:お疲れ様でした~!めっちゃ楽しかったです!
晩翠凍衿:ありがとうございました……!
晩翠凍衿:最高でした
大橋綺羅星:お疲れさまです!
サブGM:お疲れさまでした~
■ED:大橋綺羅星
■阿修羅地獄堂女学院 屋上
GM:月の戦いから数日後。
GM:君とその周囲を取り巻く日常は、すっかり元の姿を取り戻しつつ会った。
茜屋笑:「大橋ぃ!おどれよくも平気な顔してワイの前にそのツラ見せられたなぁおおん!?」
大橋綺羅星:「あはは、ごめんごめん。ちょっといろいろバタバタしててさ~」
茜屋笑:「いろいろっ……!なんやいろいろって!!何はなくともまずはワイのとこに挨拶しに来るのが筋やろ!!」
茜屋笑:「この新生八大天王、"トリガー・スケバン"様の所にのお~!!」
大橋綺羅星:「うんうん」「……いいと思う!新生八大天王!」
茜屋笑:「頭が高いんじゃぼけ!前言撤回は効かんからなあ~おどれはパシリからやり直……」
茜屋笑:「……し……」
茜屋笑:「お、おどれ、ホンマにええんか……?」
大橋綺羅星:「うーん……それもいいかなって思ったんだけど……」
大橋綺羅星:「やっぱ返して!」
大橋綺羅星:「これ返すから」月に行く前に渡された拳銃を返す
茜屋笑:「はぁーーーっ!!?」
茜屋笑:「おまっ……勝手にもほどが……うおっとっと」
茜屋笑:慌ててそれを受け取る
茜屋笑:「ってワイの銃やんけ!!」
大橋綺羅星:「おかげで助かったよ、ありがと!」
茜屋笑:「おまっ!何勝手に使っとんねん!!ワイがこいつ手入れすんのに何時間かけてると……」
茜屋笑:「……いや、ま、まあ」
茜屋笑:「ワイのおかげでおどれが勝てたゆーんなら、まあ」
茜屋笑:「悪い気は、せんけどな。多少は」
大橋綺羅星:「そうだよ、エミーのおかげ!」
茜屋笑:「……っ!」
茜屋笑:「そ、そうか……」
茜屋笑:「……ふへへ、ワイのおかげかぁ~ふへへへ」
大橋綺羅星:「そうそう。エミーには横に居て欲しいから」
大橋綺羅星:「八大天王の座は他の人から奪ってね!」
茜屋笑:「まあそらそうやろなあ!やっぱし肝心な時にはワイがおらんとアカンっちゅー事や!」
茜屋笑:「まあしゃーないのお~!そんなに言うなら返したる!いらへんわこんな称号……」
茜屋笑:「……って!!」
茜屋笑:「んなわけあるかボケぇ!!」バチーン!テンガロンハットを地面に叩きつける。
大橋綺羅星:「どしたの?虫でもいた?」
茜屋笑:「ハァ!?誰が虫けらや!いてこますぞワレェ!?」
大橋月:「返すも返さないも」やれやれと言った様子で横から出てくる
大橋月:「誰もコイツが八大天王だなんて認めてない」
大橋綺羅星:「そうなの?」
大橋月:「コイツに任せるくらいなら私がやったほうがマシ」
茜屋笑:「自称妹はだぁーっとれ!!こいつはワイと大橋の……」
大橋月:「つまり」
大橋月:「みんな待ってたってこと。アンタが帰ってくるのを」
大橋綺羅星:「……」キョトン
大橋綺羅星:「……そっか」そして、笑顔に
大橋綺羅星:「ただいま!」
大橋月:「うん……おかえり」口元だけ笑って
茜屋笑:「うぐぐぐ……」
茜屋笑:「よ……」
茜屋笑:「……よう帰ってきたな……ボケ大橋」
大橋綺羅星:「えへへ」
大橋綺羅星:「うん。……終わったよ、いろいろ」
GM:君は帰ってきた。しかし月での一件以来、澪標深々子はその姿を見せてはいない。
GM:学校はおろか、UGNでも消息を掴めていないという。
GM:彼女の能力からすれば、月の裏側の崩落に巻き込まれたとは考えにくいが……
大橋綺羅星:「……まだ終わってないこともあるケド」
大橋綺羅星:「もうちょっと待ってようかなって思って」
大橋綺羅星:「……だから、もうしばらく八大天王はあげないよ、二人とも」
大橋月:「……そうか」
茜屋笑:「ハッ!望むところや!次こそおどれをコテンパンにのして」
茜屋笑:「後腐れなく八大天王の椅子に座らせてもらうからのお!」
茜屋笑:「覚えとけよ!大橋ぃ!!」
茜屋笑:言うだけ言って大股で屋上を去っていく。
大橋綺羅星:「……覚えとくよ。」微笑みながら見送る
大橋月:「……私も行くよ。お前らと違って授業は真面目に受けることにしてるからな」
大橋綺羅星:「授業……あっ」
大橋綺羅星:「うーん、あーしはもうちょっとしたら行くから適当にごまかしといて……」
大橋月:「わかった」小さく頷いて
大橋月:「……この手で"ロレム・イプサム"の奴ににやり返せなかったのは残念だけど」
大橋月:「一応、礼は言っとくよ」
大橋月:「……ありがとう。おつかれさま」
大橋綺羅星:「……」「うん。」
大橋月:後ろ向きにそう告げて出口へと走っていった。
大橋綺羅星:守りたかったその姿を見送り
大橋綺羅星:屋上の柵に腰掛けて、校庭を眺める
大橋綺羅星:……これも、守りたかったものだ。
GM:しばらくの間、屋上に静寂が訪れる。
GM:そこへ、一筋の風が吹いて
澪標深々子:「すぴか」
大橋綺羅星:「……!」
澪標深々子:君の後ろ、中庭に面した柵に背を預けて
澪標深々子:背の高い少女が立っている。
澪標深々子:「無事に帰ってこれたみたいだね。おめでとう」
大橋綺羅星:「ありがと。深々っちのおかげ」
澪標深々子:「ばーか、元はと言えばアタイのせいなんだ」
澪標深々子:「差し引いたって感謝される筋合いはないさ」
大橋綺羅星:「あはは、そうだったけ?」
澪標深々子:「そうだとも」
大橋綺羅星:「それでも」「……ありがとう」
澪標深々子:「やめなよ。どう繕った所でアタイは裏切り者だ。 阿修女 アンタら も」
澪標深々子:「"ロレム・イプサム"も、好きなように利用しただけさ」
大橋綺羅星:「もう、素直じゃないなあ」
大橋綺羅星:「……」
澪標深々子:「はは、そうだね……我ながら本当に、素直じゃない」
澪標深々子:「だからさ。最後に」
澪標深々子:「最後に一回だけ、素直な気持ちを伝えたかったんだ」
澪標深々子:「不屈やリュー達には、アンタから伝えといてくれると助かる」
大橋綺羅星:「……うん」
澪標深々子:柵の上に腰掛ける
澪標深々子:「アンタ達とのスケバンごっこ」
澪標深々子:「悪くなかったよ。楽しかった」
大橋綺羅星:「あはは、ごっこかあ」
大橋綺羅星:「でも、楽しかったなら許したげる」
大橋綺羅星:「……じゃあね。あんまりモタモタしてるとリューたんに蹴っ飛ばされるよ」
澪標深々子:「ああ、そいつは勘弁だ」困ったように笑って
澪標深々子:柵を超えて、屋上の端へ
澪標深々子:「まったく、"チェンソー・スケバン"とはよく言ったもんだ」
澪標深々子:「一度裏切った奴は、きっと何度だって裏切る」
澪標深々子:「アタイの は、簡単に誰かを傷つける刃になる」
澪標深々子:「次にそうなったら、例えアンタが許しても」
澪標深々子:「アタイが、私を許せないからさ」
澪標深々子:「だから、さよならだ」
大橋綺羅星:「……」
澪標深々子:君に微笑みかけたまま、後ろ向きに身体を倒す。
澪標深々子:屋上から中庭へとその身を投げ出す。
?????:めきょっ。
?????:嫌な音がして、跳び下りた筈の澪標深々子が、ちょっと面白い首の角度で君の方に吹っ飛んできた。
風吹リュー:「よっと」
大橋綺羅星:「じゃあね、深々……ってええええ!?」
風吹リュー:フェンスに指をかけて、いかにもガラの悪いフライトハットの少女が現れる。
大橋綺羅星:「リューたん!」「……本当に来た」
澪標深々子:「うおおおぉお!??……なっ!!??痛っ~~~~~~!」
風吹リュー:「サメってぇのは電気を感じ取れるらしいからな、バレて躱されなかったのは」スケボーを持ち上げる「太郎の力だ」
風吹リュー:「うちのスケボーは優秀だな~……んで」
風吹リュー:「何逃がそうとしてんだスピカ」
風吹リュー:片腕を包帯で吊った、風吹リューだ。
澪標深々子:「ぐ……リュー、アンタ……」首の後ろをさすりながら立ち上がる
風吹リュー:「つーかさー。何のけじめでいなくなろうとしたのか知らねーけど」
大橋綺羅星:「えー……今のそういう流れじゃない……?」
風吹リュー:「3つあるからな!」
澪標深々子:「……3つ?」
風吹リュー:「ロレムなんたらに協力したやつ、勝手にいなくなったやつ、日織の命狙ったやつ、勝手に今いなくなろうとしたやつ」
大橋綺羅星:「……4つあるけど」指を折る
風吹リュー:「あん? ……まあいい。全然流れじゃねーよ。居なくなって帳消しにできるのは1コだろーが。それでもスケバンか?」
澪標深々子:「……ぷっ」思わず吹き出す
大橋綺羅星:「うーん、さすがリューたん」
澪標深々子:「はは、アンタらしいよリュー、色んな意味で」
風吹リュー:「スピカ的にはどう? 深々子居た方がいい?」
大橋綺羅星:「そりゃ居てくれるならそのほうがいいケド」
風吹リュー:「お、じゃあオレもそう思うから2つ分だな」
風吹リュー:「さっき蹴っ飛ばしたので1個。と後は……」
澪標深々子:「なら、足りない分はどうすりゃいいんだい?」
澪標深々子:「まだ殴り足りないんならいくらでも付き合うが……」
風吹リュー:「んー」
風吹リュー:「日織にちゃんと謝った?」
澪標深々子:「ま、そういうんじゃないかリューは。変な所で真面目だから……」
澪標深々子:「………いや」
風吹リュー:「じゃ、それで」
大橋綺羅星:「それは名案」
風吹リュー:「もうフケんなよ~」
風吹リュー:そのままカラカラと屋上を去ろうとして。
風吹リュー:「あ、スピカ」
大橋綺羅星:「ん?」
風吹リュー:「よくやった」
大橋綺羅星:「……」
風吹リュー:すれ違いざまに肩を叩き、拳を打ち合わせる。
大橋綺羅星:「……うん。ありがと」拳を打ち合わせる
風吹リュー:「んじゃな」
風吹リュー:気配は階段へと向かい。
澪標深々子:「……たく……ズルいだろ、そういうさぁ」
大橋綺羅星:「リューたんだからねえ」
大橋綺羅星:「知ってるでしょ?」
風吹リュー:「おわっ」バキグシャーーーッ。
澪標深々子:「断り難い所を突いてくるんだもんなあリューは。本当ズルい」
大橋綺羅星:「あっ」
風吹リュー:不吉な音とともに去った。
大橋綺羅星:「……リューたんだからねえ」苦笑い
澪標深々子:「……やれやれ」ぎこちなく笑って
澪標深々子:「世話が焼けるのもお互い様、か」
澪標深々子:前を向く。瞳に鋭さが戻る。
澪標深々子:「じゃあ行こうか。すぴか」
大橋綺羅星:「うん!」
澪標深々子:「途中でリューのやつも拾って、医間子先生に診てもらおうかね」
大橋綺羅星:「あー……そだね」
澪標深々子:「ふふ、全く 阿修女 ここ は本当に」
澪標深々子:「退屈してる隙間もないよ」
澪標深々子:冬の風に吹かれて、階段へと歩いていく
大橋綺羅星:その後姿を見ながら
大橋綺羅星:最初は学園を、そして妹を、友達を守りたいだけだったけど
大橋綺羅星:ついでに世界も守れたんだったら……
大橋綺羅星:上出来、だよね。
大橋綺羅星:とはいえまだまだ苦労は続きそうで。
大橋綺羅星:そんな毎日が続いていくことが、嬉しくて
大橋綺羅星:「……うん!みんなに会いに行こう!」
■ED:朱南文尊
■N市 海岸線
GM:海沿いの道を、一台の赤いスポーツカーが走っている。
GM:運転席には赤い髪の女性、助手席にはそれより少し年下に見える男性。
守屋間伊空:「うーん、この時間は他の車も少ないから気持ちいいねえ」
朱南文尊:「しかしさ、確かにこの車にそう言うのつけるのは美観を損なうと思うけど、カーナビがないのはビックリかな」
朱南文尊:白いパーカージャケットにヴィンテージジーンズ、サングラス。レジャースタイルの私服で助手席に座っている。
守屋間伊空:「私は元々カーナビ好きじゃないんだよ。旅の楽しみを損なうからね」
守屋間伊空:「知ってるだろ?自由を愛する女なのさ」
朱南文尊:「心行くまま、気のいくまま、ま、君を束縛できるのは俺くらいのものかな。という話だ」
朱南文尊:「でも、さ、人気のない所で葬ろうと思ってない?」時折マップに目をやり。洒落になっていない冗談を飛ばす。
守屋間伊空:「その時はもう少し装いに気を使うかな」ノースリーブのブラウスに細身のジーンズ。大きめのサングラスと、こちらもラフな格好
守屋間伊空:「最後の手向けなんだから、お互いに一番綺麗な姿でいたいだろう?」
朱南文尊:「その恰好も好きだよ。そもそも何着ても綺麗でしょ、伊空さんは。あぁ、言っておくと心中がしたいって意味じゃ勿論ないかな」
GM:「なるほど、いつでも命を賭けられるということだね。私のために」
守屋間伊空:「なるほど、いつでも命を賭けられるということだね。私のために」
朱南文尊:「今回も賭けたじゃない。行動で証明したでしょ」
朱南文尊:ボリューム控えめにカーラジオをつける。軽快なBGMが風と共に流れていく。
守屋間伊空:「ふふ、そうだったそうだった」
朱南文尊:「あのレストランの支払いは、まあ、最初からするつもりだったけど、しましたから。で、そっちの家ではもともとどういう話だったの?」
朱南文尊:「今回の騒動さ」
守屋間伊空:「本当に助かったよ朱南くん。今回は……今回もかな?まあいいや」
守屋間伊空:「じゃあご褒美になんでも答えてあげちゃおう。あ、勿論報酬は別でちゃ~んと払うから安心してね」
朱南文尊:「じゃあ、俺の良い所を後で10個くらい言ってもらおうかな。承認欲求が最近芽生えてきたよ、君限定で」
朱南文尊:「ま。じゃあ君の 実家 FH 側の今回の件の動向みたいなやつをお願い」
朱南文尊:「一応、情報交換って体で抜けてきてるんだ、今回」
守屋間伊空:「お安い御用さ。そう言う素直なところもかわいいけど、それ以外にちゃんと10個、ね」
守屋間伊空:「ああそうそう、うちの長老たちの動きについてね」
守屋間伊空:「今回の件、発端は最初に店で話した通りだよ」
朱南文尊:「ふむ。それで、あのお月様をどうしようと?」
朱南文尊:「原本がああだとは流石に想像の外だったしね」
守屋間伊空:「彼らの間でも、"組織"の成立に好意的な派閥と、懐疑的な派閥が存在する」
守屋間伊空:「一番多いのは中立的な派閥みたいだけどね」
朱南文尊:「日和見の風見鶏。いいね。俺もそう言う風に生きてみたいかな」
朱南文尊:「査察部って言うのは中立の極みではあるので、その上で忙しくない派閥が良い」
守屋間伊空:「で、一番露骨な反"組織"派が"イデア"っておじさん。これは前も言ったね」
朱南文尊:「聞いたね」
守屋間伊空:「博士はああいう立ち位置だから、まあ正直どのロードからも距離を置かれてて、"イデア"についてもそうなんだけど」
守屋間伊空:「こと"組織"の件に限っては、"プランナー"と結託している」
守屋間伊空:「あれも今はFHを抜けた身だから、はぐれ物同士って感じだけどね」
朱南文尊:「やっぱり今回、大事だったんだねぇ。いたしね、実際 ゼノスの凄腕の端末が」
守屋間伊空:「それで、その"プランナー"の庇護下にあって、裏では"イデア"と取引してた"星"の端末」
守屋間伊空:「それがあのスケバンの子。"アルレシャ"」
朱南文尊:「星の端末にあの概念植え付けるの」
朱南文尊:「冒涜的かなぁ、正直さ」軽く笑う。
朱南文尊:ドリンクホルダーの水を取って口をつける。
守屋間伊空:「あはは、冒涜度合いじゃ向こうも大概だよ」
守屋間伊空:「月にもいたでしょ?簒奪ダーッ!って怒ってた小さいおじさん」
朱南文尊:「フィネやん」
朱南文尊:「ああ、これは俺達の間で流行った渾名なんだ」
守屋間伊空:「おや、短い間に随分仲良しになったみたいだね」
朱南文尊:「なんで、これを使ってるかというと、正式名称で復活されると面倒だしね、ウチの実家的に」
朱南文尊:「存在階位を悪いけど貶めてるようなものだよ。ほら昔、世界最大手宗教とかがやってた手」
朱南文尊:「次に復活する時が良い存在になってるかもだ」
守屋間伊空:「なるほど。それなら次出てくる時はかわいいマスコット的な何かになってるかもね」
守屋間伊空:「ほら、日曜日の朝にやってるやつ」
朱南文尊:「あぁ。今回のメンバーが似合いそうな、あれね」
朱南文尊:「まあ、それで?あ。次、右ね」
守屋間伊空:「はいはい。さしずめ朱南くんはアレかな?主役の子たちを見守るお兄さんで」
守屋間伊空:「敵の女幹部と恋に落ちるやつかな。いや、これだと少し時間帯がずれるかも」
守屋間伊空:「まあとにかく続きね」
守屋間伊空:「"ロレム・イプサム"の起こしてきた事件は」
守屋間伊空:「どれも最終的に、この街の地下に眠る鉱床と一体化することを目的としていた」
守屋間伊空:「なんのために……てのは聞かないでくれよ?推測はできるが、今となっては憶測でしかない」
朱南文尊:「もともと月は地球だったって話だったからね。憶測でいいよ」
朱南文尊:「好きな方かな。考察とか、突飛な与太話は」
朱南文尊:「それに、伊空さんは聡明でもあるから、それっぽい答えが聞けるでしょ」
守屋間伊空:「乗せるのが上手いなあ。帰りは運転変わってもらおうか」
朱南文尊:「寄りかかって寝ても良いよ。それでも安全運転ができるスキルは持ってますので」
守屋間伊空:「お、つまり運転以外の安全は保証しないということかな?やっぱり月の光は人を獣に変えるのかな」
守屋間伊空:「まあともかく大雑把に予想するなら」
守屋間伊空:「それが、鉱床の意志なんだろう」
朱南文尊:「月光は大量に摂取したからね。でも シンドローム キュマイラへ の変質はなかったかな。ただ手が早いだけでしょ、その場合は」
守屋間伊空:「結局の所、"ロレム・イプサム"が鉱床を求めたのではなく、鉱床が彼を求めた」
朱南文尊:「元々、賢者の石は地球の触覚だって説もあるからねぇ。完全な形に戻りたいって言う欲求だったのかもね」
守屋間伊空:「かもね。尤も、彼以外にも色んな所に粉かけてるみたいだけど」
朱南文尊:「知り合いの言葉を借りると」
朱南文尊:「やってる事は壮大だけど、雑いなぁ」
朱南文尊:と、思わず笑ってしまうのだった。
朱南文尊:「まぁ。でも、同じか。帰るべき場所に帰ってくる。それがオーヴァードの本質だ」
朱南文尊:「どんな存在であろうと、俺達と変わらないってお話だね、これは、きっと」
守屋間伊空:「ふふ、そうなるのかもねえ。確かに誰だって元いた場所に帰りたくなるし」
守屋間伊空:「年の瀬ともなれば、浮足立って足元が疎かになる」
朱南文尊:「帰省シーズンだしね。じゃあ、しょうがないかな、年の瀬にやらかすのも」
守屋間伊空:「だからこそ博士や他の長老もこれ幸いと群がったんだしね、月の一件はスケールだけなら"ロレム・イプサム"の起こした事件の中でも一番大きいが」
守屋間伊空:「本当に雑だったんだよね。いろんな勢力が布石を打てるくらいには」
守屋間伊空:「ま、タイムリミットは誰にでも平等に訪れるってことかな」
朱南文尊:「付け入る隙があり過ぎたから、シンプルな構造が……各組織や派閥の陰謀うごめいて複雑化したって訳か」
朱南文尊:「酷い種明かしもあったもんだよ。現場の身にもなって欲しい。あ、じゃあ、もう一つ質問」
守屋間伊空:「はいはい。なんでも答えるよー。今日の伊空さんは大盤振る舞い」
朱南文尊:「はい。貴方、月で何やってました?」
朱南文尊:「凄く心配したよ、これでもね」
守屋間伊空:「おっと……これは」小さく笑って
守屋間伊空:「本当に、そこまで素直にされると茶化せないかな」
朱南文尊:「今は、ほら、仕事じゃないしね」
朱南文尊:「気づいたんだけど、完全に二人きりでしょ」
守屋間伊空:「ふふ、こめんね、君にばかり心配させちゃってたみたいだ」
守屋間伊空:「私は勿論、ちゃんと来てくれるって信じてたから何の心配もしてなかったんだけど」
守屋間伊空:「おや、ようやく気付いたか」
朱南文尊:「俺が女の娘を引き連れてきたことには危機感を懐くべきじゃない?」
朱南文尊:茶化すように笑う。
守屋間伊空:「そこはほら。みんなまだまだ子供だったじゃない」
守屋間伊空:「朱南くんの趣味が変わらない限りは安心かな—」
守屋間伊空:「それに、月が見てたら流石に遠慮するでしょ。何事も」
朱南文尊:「そこは、まあ、危険な女が好みですからね。ついでに言うと性格もやや悪いとベスト」
守屋間伊空:「なんと。じゃあ私ももっと努力しないと」
朱南文尊:「例えば、こう、微妙に返答をはぐらかすような、そんな人なんかたまらないね」
朱南文尊:「その上で正直に言うように」
守屋間伊空:「む、釘を差された」
守屋間伊空:「いいよ。何かな?」
朱南文尊:「月で何してたっかって話。まだ終わってないでしょ」
朱南文尊:「怪盗してたんじゃない?って踏んでるんだけど」
守屋間伊空:「なんと、朱南くんは名探偵だったのか」
守屋間伊空:「まあ、実はそうなんだよね。びっくりした?」
朱南文尊:「宿敵だからね。怪盗の宿敵はそりゃ探偵だ。盗まれたのは心だけかな」
朱南文尊:「ものによるね。びっくりするのは」
守屋間伊空:「ふふーん。ならこうしよう」
守屋間伊空:バッグの中から四角い箱を取り出し、君へ渡す。
守屋間伊空:「山分けだ。開けてごらん」
朱南文尊:「片手ハンドルでうまいもんだよね」受け取り、開ける。
GM:中には指輪が二つ並んで入っている。いわゆるペアリングであり
GM:その中央には、見覚えのある輝きを放つ青い宝石が嵌められている
守屋間伊空:「原本丸々は盗めないけど、欠片程度はね」
朱南文尊:「あぁー。この石。成程、転んでもただでは起きない。君らしくて、本当に最高だ」
守屋間伊空:「博士にはそれより少し大きいやつを上納した。それで手打ち」
朱南文尊:「はははは。うん、今度こそ本当に一人勝ちだね。御見それしました」
朱南文尊:「よし、目的地変更しようか」
守屋間伊空:「そうだろうとも」胸を張って
守屋間伊空:「ん?良いけど」
朱南文尊:「海の見える丘の上の教会にしよう。その指に、俺から嵌めるのが」
朱南文尊:「マナーかな。これは」
守屋間伊空:「ふふ、ちょっと見ない間に」
守屋間伊空:「随分と大人になったんじゃない?ならお言葉に甘えて」
守屋間伊空:「悪いけど、カーナビはついてないんだ」
守屋間伊空:「エスコートをお願いできるかな?」
朱南文尊:「俺が道を示して、君が走らせる。この関係が、末永く続くように」
朱南文尊:「お月様も見守ってくれよ。それだけのことをしたつもりだからさ」
朱南文尊:真昼の白い月を、ついこの間まで死線を潜った月を車窓から仰ぎ見る。
朱南文尊:「喜んで、お姫様。じゃあ行こうか」
■ED:晩翠凍衿
■N市 晩翠家
晩翠凍衿:何の変哲もない集合住宅の一室に、冷たい冬の風が吹き込む。
晩翠凍衿:「ただいま帰りましたー」
晩翠凍衿:玄関を開けて入って来たのは、この部屋の主。UGNチルドレン、晩翠凍衿。
晩翠凍衿:以前までならば、そのように声を掛ける必要も無かった。最低限の家具しかない殺風景な自宅には、住人も自分一人しかいなかったのだから。
晩翠凍衿:しかし最近は、そこに変化があって。
天花寺アスカ:その声に返事は無いが、しばらくの間があってから、ごそごそと物音がする。
天花寺アスカ:ややあって、寝室から一人の少女が顔を出す。
天花寺アスカ:ぺたぺたとフローリングを踏む脚は素足。
天花寺アスカ:下着の上から勝手に君のシャツを羽織っている。
天花寺アスカ:「やあ、凍衿」
天花寺アスカ:寝起きを隠しもしない、癖のついた髪。
天花寺アスカ:「おはよう」
天花寺アスカ:一応(本当に一応)、手で隠して欠伸をする。
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:閉めた玄関のドアを再度全開にする。
天花寺アスカ:「ひゃっ」
天花寺アスカ:再度寝室に引っ込んで。
天花寺アスカ:恐る恐るドアを開ける。
天花寺アスカ:「凍衿?」
天花寺アスカ:「寒いのだけれど」
天花寺アスカ:「扉を閉めてもらえると嬉しいな……」
天花寺アスカ:目もあまり開いていないが、化粧もしていないのにその顔は美しく整って、却って崩れた色気が漂っており
晩翠凍衿:溜息をついてまた閉ざして。
天花寺アスカ:あと何かやたらいい匂いがする。
晩翠凍衿:「……おはようございます」
天花寺アスカ:「仕事は終わったのかい?」
天花寺アスカ:ぺたぺたと部屋から出てきて、リビングに放置してあったジーンズを、ベルトをかちゃかちゃ言わせながら履いている。
晩翠凍衿:「終わりましたよ。誰かさんがお昼まで寝てる間に」
晩翠凍衿:「まったく。そんな有様でよく高嶺の花をやれてたもんです」
天花寺アスカ:「君が手折って引きずり降ろしてくれたんだろう?」くすりと笑んで。
天花寺アスカ:「お疲れ様だね。コーヒー飲むかい?」
晩翠凍衿:呆れた語調。冷えた外気に晒されてきた鼻の先は、不服を表明するかのように、ほんのりとした赤に色付いていて。
晩翠凍衿:「……まあ、そうですけど」
晩翠凍衿:「いただきます」
晩翠凍衿:しかしそれ以上は何も言わず、靴を揃えて脱いで中に上がる。
天花寺アスカ:キッチンに立ってコーヒーを用意する。
天花寺アスカ:「中々大変だったみたいだね」
天花寺アスカ:「疲れた顔をしてる」
晩翠凍衿:「む……」──丁度、手を洗うために洗面台に向かっていたところだ。
晩翠凍衿:鏡に映る自分の顔を見て、両手で軽く挟むようにはたいて。
晩翠凍衿:首を傾げる。
晩翠凍衿:「そうですか? いつもと変わらないと思うんですけど」
天花寺アスカ:「君は君が思ってる何倍か、顔に出るからね」愉快そうに。
天花寺アスカ:「褒められた時なんか、特にそうだね」
晩翠凍衿:「えーっ、嘘だあ」洗面所から寝室へと声を移動させながら。
晩翠凍衿:「…………。そんなの言われたことないですもん」
天花寺アスカ:「嘘じゃないさ。せっかくだから、もう一つ当ててあげようか」
晩翠凍衿:途中、室内の惨状に絶句しつつも、コートを脱いでクローゼットに掛けて。
晩翠凍衿:「なんです?」
天花寺アスカ:二人分のマグカップを運んできて、片方を君に手渡す。
天花寺アスカ:君の顔をじっと見て。
天花寺アスカ:「大変な仕事だったけれど……」
天花寺アスカ:「そう悪いものじゃあ無かった」
天花寺アスカ:「違うかな?」小首を傾げる。
晩翠凍衿:「むむ……」
晩翠凍衿:カップを傾けて一口啜ってから、これまた不服げな上目で見返す。
晩翠凍衿:「……あたしが関わった仕事が悪いものになるわけないでしょ」
天花寺アスカ:「僕としては、もう少し慰め甲斐があってもいいのだけれどね」肩を竦める。
天花寺アスカ:「まあ、君がのびのび出来ているのなら、それが何よりだ」
天花寺アスカ:「それで、どんな任務だったんだい?」
晩翠凍衿:「助けられてはいますよ、実際。コーヒー美味しいですし、他にも……」
晩翠凍衿:言葉を途切れさせ、曖昧に視線を彷徨わせて。「……あー」
天花寺アスカ:「他にも?」
天花寺アスカ:悪戯っぽく笑む。
晩翠凍衿:「……お土産話はちゃんとしますから、一旦先に向こう行っててください」
晩翠凍衿:カップを押し付け、食卓のある部屋に向けて押し出そうとする。
天花寺アスカ:「おやおや……怒ったかな?」されるがままに押し出される。
晩翠凍衿:「いや、って言うか」
晩翠凍衿:むず痒そうにしながら少し頬を染める。
晩翠凍衿:「分かるでしょ……?」
晩翠凍衿:「着替えるんです」
天花寺アスカ:「?」
天花寺アスカ:「今更──」
晩翠凍衿:「いいから!」乱暴に押しやって寝室の戸を閉める。
晩翠凍衿:それから少し、衣擦れとハンガーの触れ合う音。
晩翠凍衿:……やがてリビングに現れた時には、灰色のタートルネックのセーターに、柔らかい黒のズボン姿になっている。
天花寺アスカ:既にソファに座って待っている。
天花寺アスカ:「それで?」
晩翠凍衿:その隣に腰を下ろす。
天花寺アスカ:「聞かせてくれるかい?お土産話を」
晩翠凍衿:「ええ。今回はですね」
晩翠凍衿:何でもないような表情に戻りながらも、落ち着く場所を探り直すようにひとたび身動ぎして。
晩翠凍衿:「凄いですよ。月に行ってきました」
天花寺アスカ:「月?」目をぱちくりさせる。
天花寺アスカ:「へえ……それは」
天花寺アスカ:「随分と遠出をしたんだね」
晩翠凍衿:「ロケットには乗れませんでしたけどね。そこで」
晩翠凍衿:「UGN月面支部の子や、迷い込んだ子とかと一緒になって」
晩翠凍衿:「スケバンと戦ったり、巨大ロボットと戦ったり、神様と戦ったりして」
晩翠凍衿:「最終的にはまた一つ世界の危機を潰したってわけです」誇らしげに言う。
天花寺アスカ:「……」
天花寺アスカ:「大活躍だったみたいだね。インドの映画みたいだ」
天花寺アスカ:君の話じゃなければ信じられないな、と笑って
天花寺アスカ:「その迷い込んだ子、可愛かった?」
晩翠凍衿:「あっ、可愛かったですよ!」勢い込む。
晩翠凍衿:「なんて言うのかなあ。無邪気で、まっすぐで、あったかい感じがして」
晩翠凍衿:「ちょっとアスカさんの気持ちが分かったかも、なんて」
天花寺アスカ:「へぇ……。」
天花寺アスカ:へぇ……。という顔。
晩翠凍衿:「高校に入るとか入らないとかの話になったので、ルツィアに誘えないかと思ったんですけどねえ」気付かずに話し続ける。
晩翠凍衿:「スケバンの押しがやたら強くて……」
天花寺アスカ:「じゃあ阿修羅地獄堂に行くのかな?」
天花寺アスカ:「そうか……」次はそっちに行くのもアリだな……という顔。
晩翠凍衿:「なんとか阻止したいんですがこのままだと……アスカさん?」
晩翠凍衿:「何考えてるんですか」そちらには気付く。
天花寺アスカ:「冗談だよ」朗らかに笑って
天花寺アスカ:「君にとって、良い出会いだったようだね」
晩翠凍衿:「……ええ。それで」少し真面目な顔をする。
晩翠凍衿:「その子の……悩みみたいなものを聞いてあげる時に、アスカさんならどうするかな、って考えました。おかげで上手く行った気がします」
晩翠凍衿:「他にも助けられたっていうのは、それです」
晩翠凍衿:「ありがとうございました」背筋を伸ばして頭を下げる。
天花寺アスカ:「随分と僕を高く買ってくれているんだなあ」
天花寺アスカ:「それは嬉しいけれどね、凍衿」
天花寺アスカ:「それは僕の出した答えじゃないよ。君が考えた、君自身の答えだ」
天花寺アスカ:「誇るべきだし、僕にお礼を言う筋合いも無いよ」
晩翠凍衿:「って言っても」きょとんとして。「アスカさんの真似ですし」
晩翠凍衿:「アスカさんと仲良くなってなかったら、そういう思いつき自体出てこなかったでしょうし……」
天花寺アスカ:「人は人に影響されて変わっていくものだよ」
天花寺アスカ:「多かれ少なかれ、本当の意味での自分だけの考えや答えなんて無いってことさ」
天花寺アスカ:「まあ、だから。僕はその答えに責任を負うつもりも無いって意味だけどね」肩を竦める。
晩翠凍衿:「む。あたしだって別にそんなつもりで言ったわけじゃありません」
晩翠凍衿:唇を尖らせ、テーブルの上のコーヒーをまた一口飲んで。
晩翠凍衿:「……あと、まあ」
晩翠凍衿:「お礼を言ったのは……これは助けられたってわけじゃないですが」
晩翠凍衿:「…………家で好きな人が待っててくれてるっていうのは、なかなか良いなって思いもしたので」
晩翠凍衿:「それもです」
天花寺アスカ:「……ふふ」
天花寺アスカ:顔を寄せて、君の前髪をかき上げ、額に軽くキスをする。
天花寺アスカ:「可愛いな、君は」
晩翠凍衿:「ん……」
晩翠凍衿:応じるように身を寄せて、その肩に頭を預ける。
天花寺アスカ:「君が帰ってきたなら、インスタント生活は終わらせないとな」
天花寺アスカ:「晩御飯は何がいい?」
晩翠凍衿:「作れるんですか?」
天花寺アスカ:「僕を誰だと思ってるのかな」
晩翠凍衿:「ええ……」
天花寺アスカ:「聖ルツィア女学院の生徒の規範が、料理程度完璧に出来ずにどうするのさ」
晩翠凍衿:顔を離す。その姿を改めてまじまじと見る。
晩翠凍衿:寝ぐせの残ったままの頭に、自分のものを引っ掛けただけの上半身。
晩翠凍衿:「ええ…………」
天花寺アスカ:「信用が無いな……」
天花寺アスカ:「僕が君に嘘をついたことがあるかい?」
晩翠凍衿:「割とあるでしょ」
天花寺アスカ:「本当のことを言わなかっただけさ」
晩翠凍衿:「信用無くすでしょ」
天花寺アスカ:「分かった。信じさせてあげよう」大きく伸びをして、身を起こす。
天花寺アスカ:「改めて、何がいいかな?」
晩翠凍衿:「ううーん……。じゃあ」
晩翠凍衿:思案して。
晩翠凍衿:「……じゃあ」
晩翠凍衿:「あの」
晩翠凍衿:「……。甘えても良いですか」
天花寺アスカ:「……」
晩翠凍衿:意を決した、という風に、唇を引き結んで顔を見上げる。
天花寺アスカ:「料理を聞いたんだけどな」
晩翠凍衿:「…………」
晩翠凍衿:「あなたがあたしに食べさせたいと思ってくれてる料理」
晩翠凍衿:「が」
晩翠凍衿:「良い」
晩翠凍衿:「……です」
晩翠凍衿:一言ごとに頬を染め俯いていきながら言う。
天花寺アスカ:笑って、頭に手を置き、撫でる。
天花寺アスカ:「分かった。たっぷり甘えさせてあげるね」
晩翠凍衿:「……へへ」よく懐いた動物のように、その手に頭を擦り付ける。
天花寺アスカ:腰を上げ、エプロンを締めて。キッチンに向かい。
天花寺アスカ:途中で何か気付いたように足を止め、振り返る。
天花寺アスカ:「ああ、そうだ、凍衿」
天花寺アスカ:「忘れてたよ」
晩翠凍衿:「はい?」
天花寺アスカ:君に笑みを向ける。
天花寺アスカ:「おかえり、凍衿」
晩翠凍衿:「……はい」
晩翠凍衿:柔らかく笑って返す。
晩翠凍衿:「ただいま」
■ED:花町日織
GM:然して、朝が来た。
GM:君を待つ者にとっては千数百回目の朝であり
GM:君にとっては、始まりの朝だ。
花町日織:長い、長い眠りから醒める。
花町日織:その時というものは、呆気ないほどに一瞬だった。
花町日織:──ぱちり、と目を見開く。
GM:眩しい光に目が眩む。世界が白く塗りつぶされる中で
GM:少しずつ、見知った輪郭が浮かび上がってくる。
花町日織:何度かまばたきをして、目元を擦る。
花町日織:その所作は、ほんの数十分の昼寝から身を起こす少女のそれと変わりない何気なさで。
花町陽介:「……日織……?」
花町陽介:信じられないものを見る様子で、手元の花を取り落としそうになる
花町玲紗:娘と同じように繰り返し目をしばたかせる。
花町玲紗:それから口元を押さえて。
花町玲紗:「よ、陽介さん……」
花町玲紗:声が震える。
花町日織:そうして晴れた視線の先に。懐かしい影と、声が──
花町陽介:「あ、ああ……」
花町日織:「あ……っ」
花町日織:うまく言葉が出ない。言いたい事は、沢山あったはずなのに。
花町玲紗:柔らかく、壊れ物を扱うように君を抱きしめる。
花町玲紗:「おはようございます。日織さん。本当に、本当に────」
花町玲紗:「よく頑張りましたね」
花町玲紗:植物状態──というのは、医学的には二度と脳機能の回復しない状態を指す。
花町玲紗:昏睡に陥った人間が、そうなのか、そうでないのかを見分ける手段はない。
花町玲紗:ずっと信じていた──というわけでもないだろう。それでも。
花町陽介:「日織……」二人の肩を抱いて
花町日織:「……う、あああ」
花町日織:不意に。胸に湧き上がるものが、自分という器から溢れてしまったように。
花町日織:眦に滴が走る。そこに少し遅れて、言葉が零れ出す。
花町日織:「うあああぁっ……!」
花町日織:「おかあさん……っ!おとうさん……っ!」
花町陽介:「うん、おはよう。それから」
花町陽介:「おかえり。日織」
花町玲紗:「はい、はい。ゆっくりでいいですよ」
花町玲紗:記憶よりも疲れた声が耳朶を撫でる。
花町玲紗:そこに、水を含むように活力が満ちていく。
花町日織:「あっ、あのね"……っ、わたし、っ!」
花町日織:ずっと動かしていなかった喉から、涙に混じって掠れるような声が漏れる。
花町日織:「ずっ……ずっと、返事、できなかったけど……!」
花町日織:「わたし……ちゃんと、聞こえてた、から"……っ!」
花町日織:「ぜんぶ、伝わってたから"ぁ……!」
花町玲紗:娘の背を撫でつけながら、夫と頷き合う。
花町陽介:「うん、うん……」
花町日織:「わたしのこと、まっててくれて……! 諦めないで、いてくれてっ"……!」
花町日織:「う……うあああっ、ありがと、う……!」
花町陽介:「ばか……諦めるもんか……」
花町陽介:「何年だって、何十年だって」
花町玲紗:「ふふ……。たっぷり感謝なさい」
花町玲紗:「特にお父さんには。毎日お見舞いに来ていたのよ」
花町日織:ありったけの力で抱き締め返す。自分の脈と拍動を伝えるかのように。そうして、
花町日織:ありがとう、だいすき、と。何度もかすれた声で繰り返して。
花町日織:きみたちの言葉に、何度も頷いてみせる。
花町陽介:「日織は、パパとママの大切な娘なんだから」
花町日織:「うん……! うんっ……!」
花町玲紗:「それと……感謝すると言えば」
花町玲紗:君を抱く手を放して、背後を振り返ってみせる。
花町玲紗:「ありがとうございました。この子の面倒を見て下さって」
花町日織:「……?」涙に滲んだ目元を、また擦る。そちらに人がいた事には気付いていなかった。
花町玲紗:深く頭を下げた先に居たのは────
大橋綺羅星:「う゛え゛えええええ~~~~~~よがっだねえひおりん~~~~~~~~」涙でべっしょべしょになっている
晩翠凍衿:笑顔で手を振っている。
花町日織:「ぴゃっ! す、スピカさん……!」
花町日織:「みんなもいる……!」
朱南文尊:「どうも。流石にこの空気には口を挟みませんでしたよ」
朱南文尊:指をぴっと振って。
朱南文尊:「4年分の情報誌とか買っておいたんで、置いておきますね」
朱南文尊:と、真新しい携帯端末を置く
花町日織:「わ、わっ」慌てたように、泣きはらした顔の半分をシーツで隠す。
花町日織:「あっ……ありがとう」
花町陽介:「話を聞いた時には、俄には信じられなかったけど……」赤く腫れた目尻を拭って
花町陽介:「本当に、友達になったんだね。この人達と」
花町陽介:「月……?で」
花町日織:「あ……えへへっ、そうなの!」得意げに微笑み、そう言ってから。
花町日織:「あ……っ」どうやって説明しよう……という顔になる。
朱南文尊:「まあ、時間はたっぷりありますからね」
朱南文尊:「それこそ、家でゆっくりと」
大橋綺羅星:「ズビッ……うん、うん」
花町玲紗:「ええ。今はお友達との時間を大切になさいな」
花町日織:「えっと……これ、話しちゃっていいの?U……」喉まで出かかった残りの二文字を飲み込む。「のこととか」
花町日織:一般の人には教えちゃダメなんだよ、と何度も注意されたのを思い出した。
大橋綺羅星:「いっぱい遊ぼうねえ~~~」
晩翠凍衿:「大丈夫」頷く。
朱南文尊:「話のネタにしてください」月と変わったところと言えば指には青い宝石が嵌ったリングをつけている。
花町陽介:「UGN、だろ?実はこの病院に移る時に環境省の人がうちに来て」
花町陽介:「大まかなことは、パパたちも教えてもらったよ。半信半疑ではあったけど」
花町日織:「そうなんだ!それなら、よかった……」
花町日織:「……うん。じゃあ、後でゆっくり話すね」
花町日織:「今話そうとしても、あんまり上手くまとまらない気がするし……」
花町玲紗:「こういった便宜が図られることが多くないとも聞きました」
花町玲紗:「特別な世界の中でも、きっと特別な冒険をしてきたのね」
花町玲紗:ハンカチを取り出して、日織の涙を拭く。
花町日織:「わわ……っ」されるまま拭かれる。
朱南文尊:大橋さんにハンカチ渡して。
大橋綺羅星:「ズズーッ」ひったくるように受け取って鼻をかむ
晩翠凍衿:「めっちゃ感動してるし」綺羅星さんをからかって言う。
大橋綺羅星:「しえりーだってさっきまでめっちゃそわそわしてたし……」
晩翠凍衿:「いや、あれはだって!」
朱南文尊:「ご家族の皆さんがいるから二人とも緊張してたかな」と花町さんに言って
晩翠凍衿:「戻ってきてよし起こす方法探すぞーって思ってたら急に連絡来るからびっくりして……」
晩翠凍衿:「……まあ、めでたしめでたしで良かったけど」
花町日織:「えっと、いろいろ大変だったんだね……?」
花町日織:「ありがとね、その……私のために、色々してくれて」
花町日織:「あんな大変な事件の後にさ」笑って。
朱南文尊:「色々と言えば」
朱南文尊:「この携帯ですけどね。月と直通できますよ」
花町日織:「月。……それって」今この状況で月にいる人物と言えば、一人しか思い当たらない。
大橋綺羅星:「特別ゲスト!だよ!」
GM:すると、早速君の携帯に着信が入る
花町日織:「えっ、タイミング!」
花町日織:間を図ったような着信に驚きつつ、慣れない手つきで通話に出る。
GM:UGNのロゴマークと、"Dimension Network"の文字。レネゲイドを介した月への直通回線だ。
花町日織:「あ。これ、通話料とか結構かかります……?」受話器を耳に当てた後、気になって口にする。
晩翠凍衿:「大丈夫だから!」笑う。
エイル・ファウストゥス:「ふふ、そういうどうでもいいことを気にする辺り、日織で間違いなさそうだな」
花町日織:「あっ、やっぱりエイルだ!」
エイル・ファウストゥス:「おはよう。日織」画面の向こうから、小さくカクついた映像がニコリと微笑む
花町日織:「もしもしー! 私、私! 日織だよ!」
エイル・ファウストゥス:「うんうん、わかっているとも。見間違えたりしないさ」
花町日織:「……えへへ。ありがと」月で会った時と変わりない微笑みを返す。
花町日織:「そっか……そうだよね。エイルはこれからもそっちに残るんだ」
花町日織:「ごめんね、私。みんなで地球に帰ろう、なんて言っちゃってて」
花町日織:「その、エイルを除け者にしたかった訳じゃないっていうか……今もまたお話しできて、すっごくうれしいし……!」
エイル・ファウストゥス:「ああ、裏側の圏界は晴れたが、その下に眠っているものは変わらず見張らないといけないしな」
エイル・ファウストゥス:「ふふ、気にしなくていいよ。私も日織とまた話せて嬉しい」
エイル・ファウストゥス:「なんと言っても、日織は地球で唯一の月面基地支部のメンバーなんだからな」
花町日織:「え、えへへ……すごくかっこいい肩書きだ」
花町玲紗:「月面基地支部の……? そんな。月へ行ってしまうのですか……?」
花町玲紗:ふら、とよろめく。
花町陽介:「ああ!ママしっかり!」肩を支える
花町玲紗:「お手間を、陽介さん……」
花町日織:「えっ、どうだろ……」
花町日織:「もしかしたら行く事ある、かも……?」
朱南文尊:「いえいえ、地球へ出向という形になってますからね」
花町日織:「あっ、そうそう! もううちを離れたりはしないよ! 大丈夫だから!」
花町玲紗:「よかった……」どうやらまた遠くへ行って帰ってこないわけではないと知って。
朱南文尊:「ただ、月に行きたいと言えば、行けるかな。そう言う権限は一応あります」
花町日織:「えっ、いいんだ!」
花町日織:「そしたら、たまにはエイルに会いに行きたいな。月面支部のメンバーってだけじゃなくて、友達だもん」
大橋綺羅星:「うんうん。エーちゃんも友達!」
晩翠凍衿:(実際その気になったら一歩で行けるんだよな……)縮地で。
エイル・ファウストゥス:「その様子だと、バッヂを渡すのはしばらく先になりそうだな」困り気味に笑って
花町日織:「えっ、そんな!」
エイル・ファウストゥス:「大丈夫。さっき言った通りm会おうと思えばいつでも会えるさ。私達の力なら」
花町日織:「じゃあ、えっと……私がもう少しちゃんとしてたら、バッヂも貰える?」
エイル・ファウストゥス:「勿論だ。今はとにかく、ご両親を安心させてあげるといい」
花町日織:「私達の……」右手を握り、開く。夢幻の世界からは戻って来た今も、
花町日織:友達から分け与えてもらった力は、確かにまだそこに在ると分かる。
エイル・ファウストゥス:「月は突然離れたりしない。ずっとそこにあるんだからな」
花町日織:「急にくっついてきたりはするけどね」冗談めかして言う。
エイル・ファウストゥス:「何度も起きて欲しくはないな。存在しない寿命が縮まるところだった」
花町日織:「そうだねえ。来るにしても、エイルだけがいいかな」
花町日織:「ほら、今度また地球に報告に来るんでしょ?」ちらと朱南くんを見やりつつ。
エイル・ファウストゥス:「ああ、まあ仕事の一環だからまとまった時間が取れるかはわからないが……」
花町日織:「みんなで一緒に街を見て回ったりするの、楽しいと思うんだけどな」
朱南文尊:「その通り。そうですね。年明け初頭位にお願いします」
朱南文尊:「皆で初詣あたりが良いんじゃないですかね」
晩翠凍衿:「あー。良さそう」
大橋綺羅星:「いいじゃんいいじゃん!」
花町日織:「え~っ!行きたい!」すごく行きたそうな顔。
花町玲紗:「あらあら……」
花町玲紗:冷徹な表情だが、君たちを見守る視線はどこか温かい……かもしれない。
エイル・ファウストゥス:「初詣か!それは知ってるぞ。隣の参拝客とどんな願い事をしたか当て合って」
エイル・ファウストゥス:「願い事が重なると。その年の運勢が向上するやつだな。映像記録で見たぞ」
花町日織:「そんなルールだったっけ……?」首を傾げている。
朱南文尊:「お土産に最新の映像記憶をたくさん持たせましょう」
大橋綺羅星:「人に言ったら叶わなくなるって聞いたことあるけど……?ローカルルール?」
朱南文尊:「ついでにそうですね。せっかくだし、実写版デスノートTVドラマ版も」
朱南文尊:「天国の鷹山先輩も笑顔で頷いてくれるかな。知らないけど」
晩翠凍衿:「実写版デスノートって1個じゃないの?」小首を傾げて。
大橋綺羅星:「あっそれ観たい!上映会しよ上映会」
花町日織:「えっ、何……ドラマ? 鷹山先輩って誰……?」
朱南文尊:「まあ、俺は参加するならリモートですね、流石に」苦笑して「それで良ければ」
朱南文尊:「デスノートは映画版、1,2とTVドラマ版があるんだそうですよ。晩翠さんも是非、このパーティに参加してみてください」
エイル・ファウストゥス:「そんなにあるのか……朱南は詳しいな」
晩翠凍衿:「へええ。アスカさんなら見たことあるかな……聞いてみよ」
大橋綺羅星:「リモート……あめりーに頼んだらなんとかしてくれるかな」
花町日織:「へええ、面白いのかな……」なんとなくパーティという言葉の響きに釣られそうになっている。
朱南文尊:「全部受け売りです。この面でも俺は査察部最弱ですから」
花町玲紗:「日織さん」
花町日織:「わっと。何?」向き直る。
花町玲紗:君の両頬に掌を当てるようにして。視線を合わせて。
花町玲紗:「本当に。ずっと寝てたなんて思えないくらい」
花町玲紗:「同い年くらいの方たちと自然に話をして、笑いあっていて……」
花町玲紗:慈しむように髪を撫でる。
花町日織:「わ……」くすぐったそうに、それを受け入れる。「えへへ」
花町玲紗:「信じられないお話ばかりだけれど……」
花町玲紗:「あなたがここにいること以上に確かな事なんて、ないわ」
花町玲紗:「帰ってきてくれてありがとう、日織さん」
花町日織:「……うん」頷いて、
花町日織:ゆっくりと、ベッドの上から脚を降ろす。
花町日織:ふらふらとした足取りで立ち上がる。その背丈は、あなたの記憶にあるよりも幾分と伸びていて。
花町玲紗:「大きく……」
花町玲紗:「なりましたね」
花町日織:「そりゃあ……4年、経ったからね」ふにゃりと笑う。
花町日織:数年ぶりに動かした肉体。一歩の足取りが重く、拙い。
花町日織:半ば夢幻のものとして行動していた月とは、大きく異なる感覚。
花町日織:それはしかし、確かに生きているという証なのだろう。
花町日織:長い 眠り たび を経て、再び地に足を付けた少女は
花町日織:かくしてもう一度、自分の生を歩き進めていく。
花町日織:「──お母さん、お父さん!」
花町日織:「ただいま!」

Double Cross The 3rd edition

月吼 げっこう のアルケイデス』

-The Awakened-