Snipped Fake, Swapped Tale
GM:いちま
本セッションは、「矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
キャラシート
目次
プリプレイ
GM:時!
GM:例によって自己紹介とハンドアウトの確認をやっていきましょう
GM:PC番号どうするんだっけ……待ってね
GM:暫定ちるちゃん1、瑠璃ちゃん2、絢香さん3とします
GM:というわけでひなたさんからどうぞ キャラシを貼って、なんかを述べてください
妙典ちる:はいさ~い
妙典ちる:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByGgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgIDAsbvthAsM
妙典ちる:妙典ちる。高校生のイリーガルです。
GM:なんか完全にチルドレンだと思ってた
GM:イリーガルだったの!?
妙典ちる:はい。ワークス高校生だと少しだけお得なのです。多分、確か。
GM:いやすみません あまりにも仕草がチルドレンだったから…(前回稼働)
妙典ちる:性格としては真面目で礼儀正しく、その一方で鋼の図太さを誇ります。
妙典ちる:幼少期、児童OVを改造・再教育して販売するFHセル"アビサル"に誘拐され"製品"に仕立て上げられましたが、セル崩壊に伴いUGNに保護されました。
GM:経歴が怖すぎる
妙典ちる:第三世代の生物兵器である彼女は、セルにおいて旧世代の製品を完全に無価値化したと評される
妙典ちる:『フルブラッド』と呼ばれていました。Dロイス超血統のことですね。
GM:既視感のある文言
GM:なるほどなあ そのフルブラッドさんは何ができるんですか?
妙典ちる:何って……"完璧で究極の製品"として、オーナーである管轄の支部長への万全かつ最適なご奉仕を可能としておりますが。
GM:怖い怖い
妙典ちる:能力はピュア特有の超出力で斥力・引力を操り暴力的な成果を叩き出すスタイル。
妙典ちる:データ的にはUAで強化された範囲RC。係数信仰ですべてを挽き潰します。あと時の棺。
GM:かなり純粋な形の暴力
妙典ちる:閣下に増援を呼ばなくても済むように頑張ります!よろしくおねがいします~
GM:閣下じゃないよ よろしくお願いします
GM:じゃあ用意してきたハンドアウトがこちら
GM:・ハンドアウト:妙典ちる
シナリオロイス:あみ
“エミアブル”あみは子供向けの着せ替えドールから生まれたRBだ。RB0歳児にしては変にませていて理屈っぽい所はあるが、コードネームで呼ぶと拗ねるし、目下はヒューマンズネイバー体の背を伸ばす練習中である。持ち主に捨てられて覚醒した際にはちょっとしたR事案になったものの無事に回収され、現在はUGNの施設内で君と共に一般教育を受けている学友となっている。
数日前、そんな彼女が何も言わず行方不明になった。支部のリソースは別件のために逼迫しており、大きな脅威性も確認できていないRB一人の捜索のために人員を割くことは難しいという判断だ。君は支部長との決断的交渉によって、あみ捜索について支部内の指揮権を預かる立場になった。
GM:という感じで……イリーガルと言っても経歴的に義務教育とかやれてるか怪しい所があると思うので 支部ではその辺りのケアをしているんだと思います
妙典ちる:なるほど、彼女とは"製品"繋がりのずっともになるわけですね。
GM:そういう感じかも 比較的新入りなのでずっとかは分かんないし失踪しちゃってるけど…
GM:頑張って見つけてあげてください
妙典ちる:では私が姉御として面倒を見てあげなければいけませんね。必ずや彼女を見つけ出します。
GM:がんばってください ではつぎ!
GM:DTさんお願いします
細川瑠璃良:は~い
細川瑠璃良:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY8K-bygMM
細川瑠璃良:ほそかわ・るりら。女子高生/UGNチルドレン。
細川瑠璃良:完璧美少女としてのカヴァーを持ち明るく元気に振る舞っていますが、
GM:あらかわいい
細川瑠璃良:完璧美少女としての本性を持ち辛辣気ままに振る舞っています。
GM:助かるな 助かります
GM:17だからちる氏の方がお姉さんなんだな…
細川瑠璃良:部外者には前者のパーソナリティなので前者で通していくことになると思います
細川瑠璃良:レネゲイド隠すのはあんま好きじゃないな……と思ってはいますが、他の組織が論外すぎるので消極的なUGN派。
GM:そういう意味だと今回あんまり身内っぽい身内はいないのかも
細川瑠璃良:シンドロームはサラマンダー/ソラリス。熱殺蜂球を駆使するミツバチ使い。
GM:まあ今やると世界やばいだけでいずれは公表しなきゃねという向きもあるしねUGN内にも
細川瑠璃良:性能は昔スタンダードキャラとして使い倒すつもりで作ったので太古の性能をしていますが
GM:これ武器の中にハチが住んでるんだ 面白いなあ
細川瑠璃良:回避不可範囲攻撃とガード&カバーと高い社会とバディムーヴがあるのでまあ……完璧美少女だと思います
GM:カバーできてバディムーブ持ってるとモテる 確かな筋からの情報です
細川瑠璃良:そんな感じ!みんなに好きになってもらおうと思います よろしくねっ♪
GM:くそ~好きになってしまう
GM:・ハンドアウト:細川瑠璃良
シナリオロイス:石見摩耶
石見摩耶は、特に今回の本筋とは関係のない捜査任務(そろそろケリがつきそう)で潜入していた学校で仲良くなったクラスメイトの一人だ。ギターが得意で、澄ましているけどかっこつけで、辛いものが苦手で、溺愛している妹がいる。
その妹の様子が最近ちょっと変わったらしく摩耶は君に相談を持ちかけるが、それ自体は別段事件的なものには聞こえなかった。
そんな彼女と別れた直後、悲鳴を聞いたので駆けつけてみれば、黒い泥のような怪物が彼女を襲っていた。
GM:ハンドアウトはこちら!
細川瑠璃良:たいへんじゃん!
GM:今度も任務無事に終わりそうだな~と思ってたら全然関係ないラインから知人が事件に巻き込まれた感じです
細川瑠璃良:がんばるぞ~
GM:実はゆいいつの正規人員らしい 模範になってくださいね
GM:では最後侘助さんおねがいします!
咎 絢香:は~い!
咎 絢香:https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=Lk7VGL
咎 絢香:咎 絢香(とが・あやか) 大学生で家業の傭兵業をしています。
GM:こんなにクールなのに152cmなんだ かわいいね
咎 絢香:実は一番年上であり一番背が低い...ぐぬぬ
咎 絢香:古くから妖刀、魔槍などのEXレネゲイドの武具を収集・保管するオールドオーヴァード”咎一族”に属しています。
GM:由緒あるおうちだ
咎 絢香:そのためUGNやFHの区分は気にせず各個人の判断で依頼を受けたり希少な武具類を取りに行ったりそんなことをしています。
GM:結構アウトローなんだなあ
咎 絢香:遺産継承者等が多めの家系ですが私は比較的契約条件の緩い武具類をゴルフバッグに詰めて大量に操作する戦術スタイル。
咎 絢香:構成は令和のチカラでパワーアップした秘密兵器をダンシングシミターと令和のエフェクト神速舞踏で振り回します。
咎 絢香:中途半端なマネーパワーで打点は+5しかされませんがシナリオ内でクレジットデータなどのインセンティブが発生すると
GM:なんかデータ整理してたらすごいつよいことが書いてあって怯えちゃった
咎 絢香:FF10のヨウジンボウよろしくちょっと強くなります。
GM:FEARさん……本当に神速舞踏ってこれでいいんですか!?
咎 絢香:このエフェクト...何か変...
咎 絢香:そんな感じ!
GM:よろしくお願いします~ いっぱい暴れてほしい
GM:ではハンドアウトがこちら!
GM:・ハンドアウト:咎絢香
シナリオロイス:"メソギの鋏刃"
ある日一族の本家に呼びつけられた君は、従姉にして一族の占術師である咎晶姫から”メソギの鋏刃”なる遺産の回収を命じられる。ついでに異性交友の近況と縁談についても話を振られそうになる。
古くから伝わる目録に記された遺産を回収することは一族の使命であるが、今になってその存在を探知できたのは、誰かがそれと契約を結び振るっているからであるとも。
GM:というわけで今回は実家からの指令です 多分そういう事もあるのではないかと思って…
咎 絢香:ふ~ん、新しい遺産か.......縁談は...いいって
GM:一族の血を残す事も使命のうちじゃないの?ってハラスメントが発生します
咎 絢香:使い勝手がよければ私のコレクションに加えてあげようかな?
GM:あ、ちなみにご実家ってざっくり関東と関西どっちのイメージですか?
咎 絢香:ざっくり関東イメージで!
GM:理解!従姉から方言属性が消えました
咎 絢香:惜しい事をしてしまった気がする...
GM:ではハンドアウトの確認もできたところで……トレーラーはないので
GM:このままオープニングに入っていきましょう いくぜ~
咎 絢香:よろしくお願いします~!
妙典ちる:よろしくおねがいします~
細川瑠璃良:よろしくお願いします!
オープニング:妙典ちる
GM:OP:妙典ちる
GM:登場侵蝕をどうぞ!
妙典ちる:33+1d10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+2[2] → 35
GM:数か月ほど前に、メリー事件と呼ばれる小さなレネゲイド案件があった。
GM:ある女の子が捨てた人形がRBのように自我を持ってしまい、自宅まで歩いて戻って軽い騒ぎになった所でUGNが介入し、記憶処理の後に回収・保護された……という程度のものだ。
GM:報告時の適当な仮称としてそういう名前がついただけなので、実際のところ人形の名前はあみと言って、今は君と一緒にUGNの児童向け教育カリキュラムに取り組んでいる。
GM:科目としては家庭科であり、君達は教師役の支部員から調理器具の使い方について指導を受けながら、肉じゃがの材料を切っている所だ。
あみ:「ナナ先生、タマネギの皮剥きってこういう感じでいい?」
あみ:一段落ついたらしい少女が、小皿を手に抱えて、教師役をしているおっとりした女性の元へ歩いていく。
ナナ先生:「あら。あみちゃん、綺麗に丸く剥けましたねえ。宝石みたいだわ~」
あみ:「ふふ、そうでしょ?」
ナナ先生:「でもねえ、少し皮じゃない部分まで削ってしまってるわね?次は白い部分を沢山残せるように頑張ってみましょうか」
あみ:「ええー」
GM:ビー玉ほどの大きさになったつるつるの白い球体を見て発した先生のコメントは、かなり控えめと言って良いだろう。
あみ:「難しいわね……ちるの調子はどうなの?」とぼとぼと戻ってくると、君の作業の方を覗き込んできます。
妙典ちる:「…………」
妙典ちる:几帳面に髪先を揃えた青色ショートヘア。学生服の上から、チャックを首元まで上げてカチッと着用したジャージ姿の少女。
妙典ちる:更にその上からエプロンを付け、割とこなれた手つきでじゃがいもを乱切りしている。
妙典ちる:「っ、と。何でしょう、あみさん」ようやく声掛けに気付いて。
あみ:「ええっ、すごい……随分慣れてるのね、ちる」
あみ:「その……玉ねぎの皮を綺麗に剥こうとしたのだけど、上手くいかなかったみたいで」
あみ:「…………確かにちるが剥いた物の方がずっと大きいわ……」
あみ:まじまじと皿の上を見ている。
妙典ちる:「気にすることはないですよ」
妙典ちる:「私事の奉仕でそれなりに料理する機会があるので、単純な経験の差があるだけかと思います」
妙典ちる:「料理を作ってあげたいと思う相手が出来れば、あみさんもすぐに出来るようになりますよ」
あみ:「料理を作ってあげたい相手…………」
あみ:少し俯いて考え込んでから、困ったように笑って。
あみ:「……よく、分からないけど。今はちるに食べて欲しいわね」
妙典ちる:「おや」きょとんとして見つめ返す。
あみ:「ほら。そもそも私、食べても味とか分からないし」ヒューマンズネイバーの再現精度が味覚までできていないようだ。
あみ:「でも、あったかくて美味しそうってイメージくらいはできるもの」
あみ:「それに、私の味付けが間違ってたら教えてくれるだろうし……」
妙典ちる:「……なるほど。料理の出来を判定してほしいというのであれば、お付き合いしましょう」
あみ:「……うん。ありがとうね」
GM:調理実習の授業自体、希望制のものだ。自分の体質がそういうものであると知りながら、彼女は食事を通して人と交わる事に興味がある……そういう風にも見えるかもしれない。
妙典ちる:「ですが、私を"料理を作る相手"として定めるのはやめた方が良いかと思います」
あみ:「……? どういうこと?」
妙典ちる:「その……なんといいますか。私はどちらかというと作る専門なので」
あみ:「ふうん。ちるは食べるの好きじゃないんだ」
妙典ちる:「あまり、"美味しい"とか、"嬉しい"とか、そういった感情を返すのが若干苦手なのです」
妙典ちる:「食べるのが嫌いというワケではないのですが……」
妙典ちる:「料理を提供する側にとって一番の報酬は、食べてくれた相手がその料理を喜んでくれること」
あみ:「んー……確かに、ちるは色々落ち着いてるタイプかも。ほぼオトナだし」子供の目線だと18歳ってそういうものなのかもしれない。
妙典ちる:「感情表現の乏しい私を相手にしても、そういった成功体験は中々得られないのではないかと……そう危惧しています」
あみ:「そういうもの……かしら」ふむむ、と考え込んでいる。
妙典ちる:会話しながら具材を一通り切り終わり、中華鍋に肉を入れて炒め始める。
妙典ちる:「……ですが」
妙典ちる:「私に食べてほしいと言ってくれたのは、その」
妙典ちる:「嬉しいと思いました」ほんの少しだけ顔を赤らめて、視線を鍋に逸らしながら。
あみ:「あら……」
ナナ先生:「ふふ……」たまたま会話を聞いてしまったので一緒にほほえましそうにしている。
妙典ちる:肉に色が入ったら野菜類も投入。軽く炒めたのち、煮汁を投入。
妙典ちる:「……そうですね」
妙典ちる:「調理実習の間や……そうでなくとも、暇な時間であれば料理の仕方を教えることはできます」
あみ:「お、教えなくてもいいわよ。食べてくれたら……」妙に意地を張りがたる所がある。
あみ:「全部教えてもらったとおりにやるんじゃ、ちるが自分で作ってるのと変わらないでしょ」
あみ:「私は私でやるから……」
妙典ちる:「いいえ。そうではないのです」
妙典ちる:「料理に一番大切なのは、作る者が食べさせる者のために込める、千差万別の愛情ですから」
あみ:「愛情……」
妙典ちる:「それさえ大切にすれば、おのずとついてくる技術など二の次なのです」
あみ:「……よくわかんないけど。あったかくて、幸せになる味がするのかな……」
あみ:「……うん。考えて、みるね」
妙典ちる:煮汁が無くなったら火を止める。落し蓋をしたまま10分間蒸らしたのち、蓋を開けて皿に盛り付ければ。
妙典ちる:「はい。何か困ったら”製品”として相談に乗りましょう」
妙典ちる:味の染み込んだ、ほくほく肉じゃがのできあがり。
あみ:「むむ……」自分の方は、かなり形も崩れているし、ところどころ焦げ付いている。味が分からずとも、並べれば見栄えの差ははっきりする。
GM:その日、続けて何度かリベンジしていたが、あみが納得いく一皿を作る事はできないままに終わった。
GM:その数週間後、あみは支部を離れて行方不明になった。書き置きや、君に対して何かを告げるという様子もないままにだ。
GM:生活していた寮室に暴力の形跡もなかった事から、自主的に出ていったという見方が有力だ。
UGN支部長:「──当然、状況は把握しています」君の報告を受けて、支部長はそうすぐに切り返した。
UGN支部長:「RBという時点で一定の脅威度はあるでしょう。昨今の状況を思えば、グレイプニルからの干渉も憂慮すべきではあるでしょう」
UGN支部長:「しかしながらUGNで保護した時点での彼女について、OVとして特筆すべき能力は計測されてもいません」
UGN支部長:「自ら去ったという部分も考慮すれば──組織として、対応する優先度を下げざるを得ないという事です。付け加えるなら現在、我が支部の管轄区域で同程度の等級評価を受けている潜在的事件は29件存在します」
UGN支部長:「理解できましたか?”メリザンド”」
妙典ちる:「はい。私があみさんの捜索と29件分の潜在的事件を快刀乱麻疾風迅雷で解決してくればよいのですね」
UGN支部長:「違いますね全く違います」
妙典ちる:しゅ、しゅ、と。ボクシングスタイルで拳を片方ずつ突き出しながら。
UGN支部長:「そもそもですね、我が支部において未成年のチルドレン・イリーガルは教育課程を受けている訓練生として扱い、実戦には出さないのが原則で……」
GM:(10分経過)
UGN支部長:「…………。いいですか?貴方のこれは今回限りの、特別な判断です」通話口から聞こえるのは少しぐったりした声になっている。
UGN支部長:「過去、貴方にはやむをえず参加する運びになった作戦中に挙げた実績があり……」
UGN支部長:「その対価として単に金銭報酬だけ受け取って大人しくしていればいいものをどうしても、実戦に出たくて仕方がないと申告してくるので……」
UGN支部長:「特例的に、こういった任務への参加を許可しているわけです。これを当然の事態と考えず、他人に押し付けず、慎ましく模範的に行動するように」
妙典ちる:「……承知いたしました。任せてください、支部長」
UGN支部長:「……その返事が誠意から出た物であることを期待しておきます。それでは」
妙典ちる:「他人に押し付けることのないよう、私が千人力となって支部長を悩ませる仕事の割り振りから救ってみせましょう」
妙典ちる:通話を切る直前、返答されないギリギリのタイミングで差し挟む。
GM:通話は切れる。最後に舌打ちのようなものが挟まった気もしたが、わざわざかけ直される事もなかった。
GM:ともあれ、君はこの件に関して暫定的な指揮権を預かった事になる。やったね。
妙典ちる:「……心配ですね。私の知る限り、あみさんが自発的に逃げ出す兆候はなかったように思えますが」
妙典ちる:「"製品"心はフクザツですからね。若気の至りで盗んだバイクで走りだしたい……そんな時代もあったことでしょう」
GM:シーンカット。ロイスのみ処理可能です。
妙典ちる:あみ/〇連帯感/不安
妙典ちる:これで!
GM:OK!
オープニング:咎絢香
GM:OP:咎絢香
GM:登場侵蝕をどうぞ~
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(30 → 40)
咎 絢香:くっ...
GM:咎絢香の仕事には、大別して二種類がある。
GM:一つは個人としてUGNや在野の組織から遺産の始末・回収を依頼されるケース。
GM:もう一つは、一族の意思によって遺産の回収を命じられるケース。
GM:今回は後者であり、今、君は数か月ぶりに本家の屋敷に呼びつけられていた。
GM:使用人の案内に従って進んだ先、いつ来ても薄暗く大仰な広間に、白い和装の女性が正座して君を待っていた。
咎晶姫:「ああ、絢香ちゃん」
咎 絢香:「久しぶりです、晶姫姉さん」
咎晶姫:「元気そう?変な怪我とかしてないかな」
咎 絢香:「まぁ、特に問題は無いよ...呪いとか病気の類の器物は最近出会ってないし」
咎 絢香:「そっちは特に変わりない?」
咎晶姫:「そりゃ幸運なのか不運なのか。まあ、前者だとしたら今日きりで尽きたってことになるけど」
咎 絢香:僅かに眉が動く
咎 絢香:「”訳あり”なんだ」
咎晶姫:「うん?まあ、ひとり引退する子が出たくらいかな」
咎晶姫:一族の為に力を尽くすオーヴァードは、侵蝕不安に陥る前に事務方に回る事になる。
咎晶姫:「大事を取ってってやつだから、普通に療養してるけどね」
咎晶姫:「絢香ちゃんは頑丈そうで何よりだ」わざと怖がらせるように笑顔を作りながら。「そうそう、訳アリの……」
咎晶姫:「取ってきて欲しい物があってね。”メソギの鋏刃”って言って」
咎晶姫:「うちの”目録”の八十二番。聞き覚えくらいはあるかな?」
咎 絢香:戦えなくなった者にこの家は優しいわけでもない...何らかの”役目”を全うしなければ咎という保管庫には収まらないから
GM:平安期から名の続く咎家はかつて、世の安寧のため外道の武具蔵を保管し誰の手にも触れさせないという役目を与えられた家柄であった。
GM:その収容品を記述した書物こそ“咎蔵目録”。その一部は時代の流れの中に散逸しており、回収は一族の使命であるとされる。
咎 絢香:「晶姫姉...もう怪談に怖がる歳じゃないよ」はぁ...と吐息を漏らす
咎 絢香:「”忌物”か...他に誰か同行者はいるの?」
咎晶姫:「ふふ。まあ怪談じゃなくても怖いものではあるよ」
咎晶姫:「この鋏に影を切られたら、周りから忘れられて、自分でも自分が誰だったか分からなくなる。昔の文献だけど、おおよそ事実ではあるはずだから気を付けてね」
咎晶姫:「同行者は……」
咎晶姫:ぐっと握った拳を見せる。順に人差し指を立て、中指を立て。ひとり、ふたり。
咎 絢香:「(縁切り、影遊び...見立ての裁ち鋏...脱落者が出たって事は振るう者がいる)」
咎 絢香:「...........?」
咎晶姫:やっぱりぎゅっと握る。0になった。「うちからの用意はありません」
咎晶姫:「でも、方士の感覚としてね。二人くらい……」
咎晶姫:「その場で見つかるんじゃないかな~って感じがしてるんだ。協力者」
咎 絢香:「随分と私の事をかってくれてるんだね...あぁ、そういう事」
咎 絢香:「なら八卦に応えて縁を大切にしてみようかな」
咎晶姫:「本当はバッチリ鋏刃の所在まで当てられたら良かったんだけどね」
咎晶姫:「記録見る限り、享徳の頃のごたごたで失くなったやつだから。縁を辿るのも難しくてさ」
咎晶姫:「ただ、今になってそれを感じ取れるようになったっていうのは」
咎 絢香:「既に”持ち主がいる”」
咎晶姫:「そ、誰かが契約して使ったからだと思うんだ。これまでのパターンからしてもね」
咎晶姫:「もう少し取っ掛かりがあれば精度も上がるんだけどね。まあ、何とか頑張って」
咎 絢香:「持ったのがただの素人か...あるいは目当てに来たFHか...」
咎 絢香:「あぁ、いつも通りにやり遂げるさ」
咎晶姫:「うんうん、よろしい。……ああ、それと縁と言えばだ」
咎晶姫:「大学はどうかな。良いお相手は見つかりそう?」
咎 絢香:露骨に苦い顔をする
咎晶姫:「あはは。呪物探しよりも旦那探しの方がイヤか」
咎 絢香:「飲み会とかはちゃんと行くようにしてる...」
咎 絢香:「なんか女の先輩にばっかり可愛がられるけど」
咎晶姫:「参加してるだけだと厳しいぞ。ちゃんと愛想よくしないと」
咎 絢香:「護ってあげたい...みたいな態度が透けてるのがムカつくの」
咎 絢香:「デカいからって偉そうにさ...」
咎晶姫:「あら。そういう何かしたい、って行動を引き出せるのは十分な愛嬌だと思うけどな~」
咎晶姫:「何も反応がもらえない、興味を持たれない、ってのが一番しんどいんだから」
咎 絢香:「わかんないな...そういうの」
咎 絢香:「というか晶姫姉もわかった感じの事言ってるけどモテてたじゃん」
咎晶姫:「そりゃ男の子にはね?でも目上のお……姉様のご機嫌を伺わないといけない席だってあるのよ」
咎晶姫:「咎の名前で生きていく以上、地域や血縁の付き合いって避けられないんだから」
咎晶姫:任務指示を与える場だったはずがどんどん酒の席の愚痴みたいになってきている。もしかしたら、普段身近に砕けた話ができる相手がいないのかもしれない。
咎 絢香:「......再来月、誕生日だからさ」
咎 絢香:「お酒の飲み方教えてよ...」
咎 絢香:「そういうのまだ分からないけど話なら聞くからさ」
咎晶姫:「あら。私のご機嫌取ったって仕方ないのに、可愛いこと言って」
咎晶姫:「じゃあ、良いお酒を用意しておくわ」
咎 絢香:むすっとした表情は変わらないまま頷く
咎 絢香:「それじゃあ行ってくる...お酒、忘れないでね」
咎晶姫:「うん。……あ、絢香ちゃんにもう一つだけ」
咎晶姫:「"最初に出会った敵は殺生しない方が良い"って」
咎 絢香:「...........大事な事じゃん」
咎晶姫:「話が終わってないのに行こうとしちゃったんでしょ」
咎 絢香:「ぅ.....」
咎 絢香:いい感じのことも言えたので話が終わったと勝手に思い込んでいたのがバレていた
咎晶姫:「まあ、星読みは外れる事もあるから。一応覚えておくくらいで大丈夫だよ」
咎 絢香:「ん...覚えとく」
咎晶姫:そのまま、にこにこと手を振って君を見送る。
咎 絢香:「(約束も取り付けたし...ちゃんと帰らなきゃだ)」
咎 絢香:身の丈に少し不釣り合いなゴルフバックを担ぎ、軽く手を振る
GM:シーンカット。ロイスのみ可能です
咎 絢香:咎晶姫 〇尊敬/縁談はいいって...
咎 絢香:これで
GM:OK!
オープニング:細川瑠璃良
GM:登場侵蝕どうぞ~
細川瑠璃良:は~い!
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(33 → 34)
GM:君は少し前から、UGNの指令でこのN市立高校に学籍を置いて調査任務を行なっていた。
GM:結論から言ってしまえば特に大事には繋がらないような任務であり、本編でも触れられることはない──君が関与する前に事態には収集がついて、任務としての転校期間もそろそろ終了しそうな時期にある。
GM:石見摩耶は、君がこの期間中に知り合った数人の友人のうちの一人だ。その中でたまたま帰路が近いから、帰宅部の友人グループで下校していると最後はなんとなく二人になる事が多かった。
GM:夕方の、まだサラリーマンの退勤が始まらない、そこそこに空いてる電車内。互いにスマホを弄りながら並び座っている。
石見摩耶:「しかし、大変だよな転勤族」
石見摩耶:「この前転校して来たと思ったら、またすぐ出ていくんでしょ。えっと……2か月ないくらい?」
細川瑠璃良:「慣れちゃったものだけどね……でもやっぱちょっと淋しいかな~」
細川瑠璃良:「仲良くなった子ともすぐ離れ離れだよ~」
石見摩耶:「私だったら面倒になって友達作るのやめちゃいそうだ」
石見摩耶:「んー……お別れ会とかするか。つっちーとかはっちゃん辺りも呼んで」
細川瑠璃良:「その方がいいと思ってるんだけどね~……」
細川瑠璃良:「ホント!?楽しみ~!」
石見摩耶:「自然とできるみたいな感じなの?それはそれですごいな……」
細川瑠璃良:「あ、でも……摩耶ちゃんと2人でもいいけどな、瑠璃」
細川瑠璃良:「なんか……居心地いいから」
石見摩耶:君も入っているグルチャにお別れ会のメッセージを送りかけて、指を止める。
石見摩耶:「……え。二人きりの方がってこと?」
細川瑠璃良:「そうそう。ダメ?」
石見摩耶:「全然。ダメってことないけど」
石見摩耶:「じゃあ……静かにやっとくか。カラオケとスイーツビュッフェ、どっちにする?」
細川瑠璃良:「摩耶ちゃんのお歌聞きたいかも」
石見摩耶:「ん。じゃあ予約しとく……」
細川瑠璃良:「ふふ。楽しみ~……」
石見摩耶:「……確かに、あんまり盛大に皆で送るぞ~ってノリされるのダルいもんな」
石見摩耶:「中学の部活辞めた時にちょっと思ったからわかる」
細川瑠璃良:「そうなんだよね……これから会わないしね」
細川瑠璃良:「また会おうね~って話すし。そうしたいって気持ちがみんなにあるのが嘘ってわけじゃないけど」
細川瑠璃良:「じゃあ実際会う計画する?って言ったらさ。そうじゃないじゃない?」
石見摩耶:「まあなー。うちも転校していった友達とのやり取り、なんだかんだ頻度減ってったし」
細川瑠璃良:「摩耶ちゃんはさ、わざわざ会おうって言わないでしょ。そういえばあんときウマの合う可愛い子が居たなあ、って思うだけで」
細川瑠璃良:「だからいいの」
石見摩耶:「……まあ、そうかも。瑠璃なら私が見てない所でもいい具合にやってるだろうし」
石見摩耶:「人好きしすぎて心配いらないタイプっていうか……」
細川瑠璃良:「慣れてますから~」
石見摩耶:「…………」少し考えるような間があってから。
石見摩耶:「話……変わるんだけどさ。そういう瑠璃にちょっと意見聞きたいやつがあって」
細川瑠璃良:「ん~?」
石見摩耶:「ほら、相手の気持ちを察するのとか……私は瑠璃ほど上手くやれてる気がしないから」
石見摩耶:「あ、恋バナじゃないから」釘刺し。
細川瑠璃良:「”友達”の恋バナ~?」
石見摩耶:「違くて! 妹が……なんかちょっと雰囲気変わったっていうか」
GM:摩耶にはめちゃくちゃ猫可愛がりしてる妹がいる。グルチャで日曜に遊びに行く話になった時、妹の部活の試合を応援に行くからという理由で断ったような女だ。
石見摩耶:「急に私の布団入って一緒に寝たがったり……撫でてくれって言ってきたり。小さい頃に戻ったような感じで」
細川瑠璃良:「ん~。逆だったらありそうだけどね」
石見摩耶:「かと思ったら、今までやってなかった料理に興味持ち始めてたり」
石見摩耶:「ストレスとか溜めてんのかな……」
細川瑠璃良:「料理に興味持つのはいいことだと思うけどね~」
細川瑠璃良:「甘えてくるのも摩耶お姉ちゃんにとっては嬉しいことじゃないの?やっぱり心配?」
石見摩耶:「ううん。確かにそうなんだけど……」
石見摩耶:「嫌とかじゃないけど。そう、まあ心配」
石見摩耶:「仮に……私が中学生の時……ママに向かってそういう事を言いだしたとしたら、多分相当疲れてる時だと思うし……」
細川瑠璃良:「それは……そうかも。でもそういうこと言ってくるなら、摩耶ちゃんが嫌われてるわけじゃなさそうだし」
石見摩耶:「いや実際に言った事はないけど!言いたくなるような状況を想像したら……って事な」
細川瑠璃良:「聞いちゃってもいいんじゃないかなあ」
石見摩耶:「うーーん……変に心配されるのも嫌かなと思って黙ってたけど」
石見摩耶:「確かに……何でも察するで済ませようとするのも無理あるか。瑠璃が言うくらいだしな……」
石見摩耶:「うん。今度甘えてきたらそれとなく聞いてみるわ」
細川瑠璃良:「うん。それで引くようだったらまたアプローチ変えればいいしね」
細川瑠璃良:「その時はまた瑠璃に聞いてよ。向こう行ってからでも大丈夫だしさ」
石見摩耶:「ん、そうしてみる。ありがと」
石見摩耶:「……と、着いたわ。じゃあ」降車駅になったらしく、荷物を手に軽く手を振って降りていく。
細川瑠璃良:「じゃあね~」にこやかにひらひらと手を振る。
細川瑠璃良:「……」電車が過ぎ去るまでずっとそうして。
細川瑠璃良:(じゃあね、“瑠璃”に合う友達)内申でひとりごつ。
GM:……そうして別れてから十分と経たない頃、彼女から通話のコールがあった。一応連絡先の交換はしているものの、普段いきなり通話し合うような関係ではないのだが。
石見摩耶:『や、やめろって……待て、こいつ、っ……』
GM:出てみれば、普通ではなさそうな悲鳴、何かと揉みあうような音。
石見摩耶:『け……警察……電話、しないと……』
GM:その掠れ声からして、110番にかけようとしたものの上手くタップできず、電話帳から君にコールしてしまったという様子だ。
細川瑠璃良:「摩耶ちゃん!?今どこ!?」
GM:ごほごほとせき込むような声がして、明瞭な返答はない。
GM:ただ、普通に家路を歩いたのであればある程度のルートは予想をつけられるし、そこから大きく外れた場所という事はないはずだ。あるいはUGN経由でスマホの位置情報を追跡するという手もある。
細川瑠璃良:「切らないで繋いでて!瑠璃が助け呼ぶから!」
細川瑠璃良:あるいはそれはレネゲイドによらない事象なのかもしれないし、もう終わる任務であれば切り上げてもいい。
細川瑠璃良:UGNに発信。スマホの位置情報割り出しの緊急依頼をかけながら。
GM:君はどうにかしてその現場に辿り着く。人気のない高架下、石見摩耶は黒い泥のような怪物に捕まっていた。
泥の怪物:「ァ ァ ァァ」
泥の怪物:頭身は人間のそれだが、声は喃語のようで、およそ知性があるようには見えない。
細川瑠璃良:「……当たりなことあるのね」ひとりごつ。
泥の怪物:摩耶の腕を掴み、地面に押し当てるようにしている。
細川瑠璃良:「……そこの怪物さん!」
細川瑠璃良:「摩耶ちゃんを離してください!」
石見摩耶:「っ、は……っ」まだ息はある。外傷の問題よりも恐怖にパニックになっているようにも見える。
泥の怪物:「ァ ァァ」言葉が通じている様子がない。あるいは、そもそも聞こえてもいないのかもしれない。
細川瑠璃良:「……そういう感じか」
細川瑠璃良:「摩耶ちゃん、今助けるからね!」叫びながら、《ワーディング》を展開して。
細川瑠璃良:「ったく。人がせっかくいい終わりできそうって時に……」
細川瑠璃良:「言っとくけど、その手のに容赦する気ないから。瑠璃は」
GM:シーンカット。ロイスのみ可能です
細川瑠璃良:石見摩耶/庇護:○/無関心 で!
ミドル1
GM:全員登場!登場侵蝕をどうぞ
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(34 → 38)
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(40 → 42)
妙典ちる:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+3[3] → 38
GM:河原の高架下で摩耶が襲われている所に細川さんが介入し、《ワーディング》を展開した状況。
GM:別件でこの周辺の捜査を進めていた咎さんと妙典さんもその気配を察知し、ひとまず駆け付ける事でしょう。
GM:こういう無関係そうな事件が自分の任務に繋がる出来事であるというのは、業界的にもよくあることです。たぶん。
細川瑠璃良:通信位置割り出しの依頼は、緊急増援要請へと切り替えている。「とはいえ……」
細川瑠璃良:周囲にはハチが絶えず飛び回り、泥の怪物を牽制するように周回している。
妙典ちる:「……景気のいい《ワーディング》を追ってきてみれば」
泥の怪物:ハチに取り巻かれながら、なおも気絶した摩耶を離そうとしない。かといって、どこかに逃げたり攻撃したりする様子もないが。
細川瑠璃良:「瑠璃の火力じゃ無理か。気いくらいこっちに回せっての……」小さくひとりごちて。
妙典ちる:「これも、支部長から承っていた"潜在的事件"の一つなのでしょうか?」
妙典ちる:身軽な足取りでスニーカーの底を慣らしながら、高架下に着地する青ジャージの少女。
細川瑠璃良:ぱっと弾かれたように振り返って。「お姉さん、どこのセルの人ですか?」
妙典ちる:「む。確かに私はセル育ちかもしれませんが……」
妙典ちる:「今はキャピキャピのUGNイリーガルです」
細川瑠璃良:「ごめんなさいっ、そう見えたんじゃなくって……そっちだとより困るから聞いただけです!」
妙典ちる:嵌めていた黒手袋を投げ捨て、ジャージの内ポケットに手を入れようとして。
細川瑠璃良:「“ミルクアンドハニー”です!あちらに要救助非オーヴァードが1!」
細川瑠璃良:「助けてほしいです!」
妙典ちる:「うん?……あ、FHじゃないのか」目をまん丸くしていたが、合点がいって。
妙典ちる:「"メリザンド"です。同僚の期待に応えられないようでは高額製品の名折れ。助太刀いたしましょう」
細川瑠璃良:「ありがとうございますっ!……そちらのお姉さんもお仲間です?」さらに後ろに目をやって。
咎 絢香:ゴルフバックを背負った女、その上蓋のチャックが開かれ無数の武具が露わになる
咎 絢香:「違う、というか初対面...」
咎 絢香:「あの子を助ければいいの?」
細川瑠璃良:「はい、お友達なんです! お願いできますか?」
咎 絢香:「ん、わかった」
咎 絢香:バッグから放たれた槍、剣、斧、それらが放たれ内の一部が抑えていた泥の腕に飛ぶ
咎 絢香:「拘束は外すから、確保お願い」
細川瑠璃良:「はい……!」駆け出しながら。(遺産?いや……)
泥の怪物:「ウ ウウ……」苦痛を感じているかどうかもわからないが、いくらかの泥が剥離してよろめく。
妙典ちる:「お見事。人質から離れれば何とでもしてみせましょう」
細川瑠璃良:(でも尋常の得物じゃない。EXレネゲイドの複数のキャリア)滑り込むように摩耶の姿を抱え込んで転がる。
妙典ちる:「(私の能力はこういう時、小回りが利かなくて困りますので。羨ましいですね)」
石見摩耶:《ワーディング》の影響を受けて気絶しています。息はありますが、魘されているようにも見えます。
細川瑠璃良:(“トイボックス”あたりか。操作能力はオルクス?他の可能性もあるか……)
細川瑠璃良:「助けたよっ!“メリザンド”さん、なんとでもしてみせちゃってください!」
細川瑠璃良:「お姉さんもありがとう!お名前聞いてもいいですかっ」
咎 絢香:「えっ、咎....咎 絢香っ」急に質問され本名を名乗ってしまう
妙典ちる:「承知しました“ミルクアンドハニー”。武器投げ屋の貴女も、ご協力感謝いたします」
細川瑠璃良:「絢香さん!あれやっつけるのも手伝ってもらっていいですか?」
細川瑠璃良:「その素敵な力、お借りしたいです!」
咎 絢香:「(武器投げ屋...)」
咎 絢香:「いいよ...そのつもりだけど.......でもコイツ殺さない方が良いらしいよ」
咎 絢香:「詳しいことはしらないけど」
妙典ちる:「……そうなんですか?じゃあ……ほどほどに体幹を抜く程度にとどめますか」
細川瑠璃良:「そうなんですか?絢香さんがそう言うなら……」
細川瑠璃良:(生きて回収したい意図がある?)手元の端末で2人の素性の調査をかけながら。
咎 絢香:地面に突き立てられた武器が泥人形を囲う、無数の武具の墓標の内の一振りを抜き...対峙する
妙典ちる:今度こそジャージの内ポケットから銅色の弾薬を三発分引き抜き、左手に握り込む。臨戦態勢。
GM:では、ここから簡易戦闘に入ります。
GM:〇簡易戦闘
エンゲージを管理しない簡易戦闘です。
ラウンド制で進行し、合計ダメージ70で怪物を戦闘不能にできます。
エネミーの行動はありませんが、イベイジョン14相当で回避を行います。
また、1ラウンドごとに摩耶の精神に負荷が発生し、この後に話を聞き出す際の難易度が上昇します。
(ワーディングで気絶はしていてもオーヴァードの戦闘状況に晒されている事にリスクがあるというイメージです)
GM:という感じ!
細川瑠璃良:そんなあ~
妙典ちる:たいへん
咎 絢香:ちゃっちゃと倒すわよ!
GM:範囲攻撃にボーナスはないです(単体なので) 他に疑問とかなければやっていきましょう
咎 絢香:今のところ大丈夫です~!
細川瑠璃良:OK!
妙典ちる:はいさい
GM:1ラウンドめ!行動値8がふたりいるから好きな方から殴り始めてね
妙典ちる:じゃあ私から~
妙典ちる:マイナーなし
妙典ちる:メジャー《Cバロ》《黒の鉄槌》《黒星の門》対象怪物
妙典ちる:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[1,2,3,5,6,6,9]+2[2]+4 → 16
妙典ちる:あぶなっ
咎 絢香:セーフ!
GM:あたってる!
GM:ダメージもどうぞ
妙典ちる:2d10+4 といってもミドルは……
DoubleCross : (2D10+4) → 9[7,2]+4 → 13
妙典ちる:13点。
GM:13/70 になりました
妙典ちる:侵蝕42。以上
咎 絢香:では続いて動きます
GM:どうぞ!
咎 絢香:原初の赤:ダンシングシミター、使用武器は骨断肉喰(ブレードオブアデプト)+螺旋號(フォールンランス)+ペレキュス(フォールンアックス)
咎 絢香:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 8[1,1,2,5,7,8]+2 → 10
GM:アアッ
咎 絢香:オートアクションで神速舞踏
GM:これで外れ……なんだと~~?
咎 絢香:武器3つなので3回使用し...達成値は40!
GM:何かがおかしいよ~~ ダメージどうぞ!
咎 絢香:5d10+9 ダメージ
DoubleCross : (5D10+9) → 32[4,3,10,5,10]+9 → 41
GM:54/70 になりました…
咎 絢香:ペレキュス(フォールンアックス)のこうかにより3,4,5を振り直し!
咎 絢香:3d10
DoubleCross : (3D10) → 12[3,5,4] → 12
細川瑠璃良:一緒じゃん
GM:なに~~っ
妙典ちる:同値だ
GM:ほんとだ
咎 絢香:一緒...じゃん! 以上です。 侵蝕率42→52
GM:では細川さんどうぞ!
細川瑠璃良:行きます!
細川瑠璃良:メジャーで『ハーレムシェイク』:《エクスプロージョン》《ツインバースト》
細川瑠璃良:2dx+1 ドッジ不可
DoubleCross : (2DX10+1) → 6[1,6]+1 → 7
GM:あたっちゃう ダメージどうぞ!
細川瑠璃良:1d10+17
DoubleCross : (1D10+17) → 9[9]+17 → 26
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を6増加(38 → 44)
GM:残り16点だから……撃破!
咎 絢香:やった!
細川瑠璃良:わ~い!
妙典ちる:やった~
GM:無事に1ラウンドで突破です!
GM:演出入りましょうか
泥の怪物:3人に包囲されても、反撃をしてくる様子はない。ただ呻き声を漏らしながら、摩耶の方へもう一度歩き出してくる。
妙典ちる:「吹き飛ばさないように……軽く、軽く……」
妙典ちる:ぶつぶつと呟きながら、9x19mm弾を取り出して人差し指と中指で挟む。左手はそのまま突き出し、リングを嵌めた右手は握り拳。
妙典ちる:「Si Vis Pacem, Para Bellum」
妙典ちる:「我が身は"拳銃"。オーナーの意向を引鉄とするだけの装置であると誓う」
妙典ちる:伸ばした腕は銃身。指輪は撃針。振り被った拳が弾薬底部、雷管を捉えると。
妙典ちる:炸裂光。ついで周囲一帯に疾風が荒ぶ。
泥の怪物:被弾した部位からぼとぼとと影めいた泥が腐り落ちるように剥離する。ウロボロスシンドロームであるように見える。
泥の怪物:欠損を補うように再生は続くが、被弾につれて少しずつ動きは緩慢になっている。
咎 絢香:「っ__(衝撃の発散だけでもこの出力...凄まじいな)」
妙典ちる:「……再生を何度も繰り返しそうな見た目ですが、ちゃんと耐久度は存在していそうですね」
細川瑠璃良:「わ、すっごい……!」
細川瑠璃良:「すっごくお強いんですねっ」
妙典ちる:「それほどでもありません。支部長の懐刀ですから」
咎 絢香:「言うだけの事はあるじゃん...周りから削ぐよ」空いた指先が中空をなぞる
細川瑠璃良:「おお~……信頼が厚いんですね!」
咎 絢香:突き立てられた武具の内のいくつかが軌跡を描き泥の怪物の体積を削ぐ
咎 絢香:「骨断肉喰、螺旋號___」
咎 絢香:接近、周囲の武具に合わせるようなタイミングで大斧が怪物を抉る
咎 絢香:「ペレキュス」
咎 絢香:ドッ___ 蓄積されたエネルギーが刃先より爆ぜる
細川瑠璃良:「わ、かっこいい……」
泥の怪物:「アア アア」
咎 絢香:「アンタは戦わないの?」
妙典ちる:「ただ投げるだけではなく、自在に操れると。器用なのですね」
泥の怪物:大きく体積を削り取られるようになって、一気に姿勢が崩れる。再生も追いつかない。
細川瑠璃良:「瑠璃はそういう力はないので……お願いするだけです!」
細川瑠璃良:「お願い、虫さんたち!」
泥の怪物:それほどの痛手を負っていても、君達に反撃をしてくる様子はない。単にその能力がないのか。
細川瑠璃良:「力を貸してっ!」号令とともに、一糸乱れぬ編隊でミツバチたちが飛びかかる。
細川瑠璃良:崩れた端から、少しずつえぐり取るように蜂弾が掠め飛んでいく。
細川瑠璃良:その一つ一つは大きな量ではないが。それが連続して無数に。
泥の怪物:まばらに穿孔が増えていき、やがて骨格を支えきれなくなった様子でその場に崩れ込む。
妙典ちる:「おぉ~」
泥の怪物:《リザレクト》もほとんど停止していて、当分は動けない様子です。
咎 絢香:「やるじゃん...十分無力化できてる」
細川瑠璃良:「……えへへ……火力が足りないだけですけどねっ」
細川瑠璃良:「でも、どうして倒しきっちゃったらダメなんです?」
妙典ちる:「有機生物を操ることができるのですね。武器投げ屋の彼女に負けず劣らずの器用さ」
咎 絢香:「あ~~、占い...とか?」
咎 絢香:「そう言う殺生をこのタイミングでやらないのが吉...みたいな」
細川瑠璃良:「えへへ、ありがとうございますっ♪……えっ占いができるんですか!?」
細川瑠璃良:「すご~い!瑠璃も占ってもらえるんですかそれ?」
妙典ちる:「ええと……積もる話もあるとは思うのですが、人質さんは大丈夫なのですか?」
咎 絢香:「えっと...私はできないんだけど身内が..........」言ってて若干説明が面倒になっている
咎 絢香:「そうだね、まずそっちを見た方がいい」話題変え
石見摩耶:ひとまず目立った外傷はないが、念のため検査は急いだ方が良いだろう。ショックによる覚醒のリスクもある。
細川瑠璃良:「あっそうですね!摩耶ちゃん、結構苦しそうにしてましたから」
妙典ちる:「私の属している管轄の支部が近場にあります。そこの怪物共々運んであげましょう」
咎 絢香:「ユージーエヌだっけ? そっちの人がいるなら預けられる設備とか人を呼んだ方がいい」
細川瑠璃良:「急いで診てもらわないと……申し訳ないんですけど、もう少し一緒に居てもらえますか?」
妙典ちる:「……あ。武器投げ屋さんはUGNじゃないんですね」
細川瑠璃良:「UGNとしてと瑠璃としての両方のお願いです!」
咎 絢香:「マーセナリーってとこ、詳しい話はそこでするよ」
妙典ちる:「私からもよろしくお願いします。手が多いほどありたがいのが我々ですから」
細川瑠璃良:(……マーセナリー、ね。イリーガルでもなく)
咎 絢香:「そのさぁ...武器投げ屋っていうのやめな」
咎 絢香:「なんかテキ屋みたいじゃん」
細川瑠璃良:どちらかと言えば、向こう側の仕事を主とする者の自称であることが多い。
妙典ちる:「あ、そうでしたね。武器を投げるだけしか能のない方と捉われては困りますでしょうしね」
咎 絢香:「それはどうでもいいけどなんか...ダサいし」
妙典ちる:「……武器曲芸屋?」
細川瑠璃良:「絢香さんって名前は可愛くて好きです!」
咎 絢香:「直さない限りアンタのこと”タマ屋”って言うからっ」
咎 絢香:「...ありがと」
GM:素性を探るのはひとまず後回しにしつつ、君達は近隣のUGNの拠点へと急いで向かった。
GM:シーンカット、ロイスのみ可能です。
細川瑠璃良:ロイスは保留しようかな~
咎 絢香:同じく保留! 次シーンまでとっとこ
妙典ちる:保留~~
GM:おっけー
ミドル2
GM:ミドル2
GM:続けて全員登場どうぞ!
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(52 → 53)
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(44 → 51)
妙典ちる:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+2[2] → 40
GM:1時間後、UGNセーフハウスにて。
GM:ひとまず岩見摩耶の容態は安定しているようだ。この後に話を聞きに行く事も可能だろう。
GM:捕縛した怪物の素性についても回収後、UGNの解析に回している。念のため解析の過程で殺して解剖する事がないようにとも伝達済みだ。
GM:さしあたって次の問題は、居合わせた彼女達がどこから来た何者かという事になるが……。
細川瑠璃良:「と、いうわけで……」
細川瑠璃良:「お二人にはもうちょっとの間協力してもらおうかな~って感じです」
細川瑠璃良:「アレでお別れだったら寂しかったですし。瑠璃的には嬉しいです」
咎 絢香:「UGNも人手不足で大変ってわけ」絶妙に足が床につかずにプラプラさせながら
妙典ちる:「問題ありません。この管轄で起きたことであれば、解決に携わらないわけにはいきませんし」
咎 絢香:「協力はいいけどおそらくこの件に関わっている遺産の回収...それをこっちに任せて欲しい」
細川瑠璃良:「瑠璃も絢香さんのお願いは聞いてあげたいんですけど……」
妙典ちる:「何か事情でもあるのでしょうか?こう……投げがいのある遺産だったりとか……」
細川瑠璃良:「絢香さんって……その……結構ワル系っていうか。その~……」
細川瑠璃良:「瑠璃たちとちょっとだけ合わない人たちとも仲良くお仕事してますよね」
細川瑠璃良:「だから、そっちの人たちには~い、って渡しちゃったりしない保証ができなくって」
咎 絢香:「条件に応じてね...それと、投げ心地で武具は選んでないから」
細川瑠璃良:「だから、今渡しますよ~!って言うことはできないんです。ごめんなさい~……」
細川瑠璃良:「瑠璃は絢香さんは優しいし助けてくれたから渡しちゃっていいと思ってるんですけど……」
咎 絢香:「瑠璃の言いたいことは分かるよ」
咎 絢香:「咎の家はFHもUGNも関係なく仕事してるし...」
咎 絢香:「ただ、今回のは”目録”って言うのに載っている厄物だから家で保管したほうが良いとは思うよ」
細川瑠璃良:(“刃塚”。魔具蒐集を目的とするオールド、咎家の一員)
咎 絢香:「器物の保管、管理についてはこっちの方がノウハウはあるから」
妙典ちる:「なるほど。悪用目的ではなく、あくまで人の手に渡らぬために収めたいのですね」
咎 絢香:こくりと頷く
細川瑠璃良:「“目録”?」(家で保管するってのはマジでしょうね。他に流すとは思ってないけど)
細川瑠璃良:(FHだからじゃない。好き勝手やってる野良オーヴァード連中がレネゲイド戦力を拡充するのが単純にリスクでしかない)
咎 絢香:「百の”曰くつき”のEXレネゲイドの武具類...人格を乗っ取ったりするのはまだいい方で誰か持ち主を得たら洒落にならない災害を起こすとされるって言われてる」
細川瑠璃良:「ええっ、そんなものが……」
細川瑠璃良:「絢香さんはそういう事が起きないように活動されてるんですね。素敵だなあ……」
咎 絢香:「本当に思ってる?」疑うような視線を向ける
細川瑠璃良:「思ってるよ~」
細川瑠璃良:「人のためになることをしてることを……素敵だなあって思うのは普通のことじゃないですか?」
細川瑠璃良:「あと絢香さん普通にかっこいいし。そこもいいなって思ってます」
咎 絢香:「私が今まで接してきた組織の人たちは皆”そう”は思ってなかったよ」
細川瑠璃良:「瑠璃は瑠璃ですよ~。組織の人だから~ってよりは瑠璃を見てほしいかもです」
細川瑠璃良:「あ、ここの人に聞かれたら怒られちゃいますかね……」
咎 絢香:「ま、変にギスギスされるよりはいいか...」
咎 絢香:「どの道、目録関係なら捨て置けないし手は貸すよ...よろしく」
細川瑠璃良:「よろしくお願いします! そうだ、改めて自己紹介させてください」
細川瑠璃良:「細川瑠璃良。“ミルクアンドハニー”で、UGNです」
細川瑠璃良:「瑠璃って呼ばれると一番可愛いから嬉しいかも。絢香さんにはもう呼んで貰っちゃってますね」
咎 絢香:「ん、よろしく瑠璃」
細川瑠璃良:「よろしくお願いします!能力は虫さんたちの力を借りることです。基本はミツバチを使ってます」
細川瑠璃良:「“メリザンド”さんにも瑠璃って呼んでもらえて嬉しいです!」
細川瑠璃良:「あっでもこっちがコードだと他人行儀ですよね?」
細川瑠璃良:「お名前教えてもらえると嬉しいですっ」
妙典ちる:「……そうですね。であれば、私も正式名称を」
妙典ちる:「"メリザンド"妙典ちる。UGNイリーガルです」
細川瑠璃良:「ちるさん!かわいい……」
咎 絢香:「イリーガル....イリーガルで支部長の懐刀?」
細川瑠璃良:「あっかわいいとか言ったら失礼です?……ほんとだ。正規かと思ってました」
妙典ちる:「いえ構いません、瑠璃さん。あまり他者から褒められる経験がなく恐縮なのですが……」
妙典ちる:「はい。支部長をオーナーと定め、彼の期待に応えられる高額製品として精進しておりますので」
咎 絢香:「? ?? 今UGNの用語で話した?」
細川瑠璃良:「そんな用語ないですよ~」
妙典ちる:「ああ。ええっと……私の幼少期の話になるのですが」
細川瑠璃良:(これ長くなりますかね……?)ひそひそ
妙典ちる:「幼い頃FHに誘拐された経験があります。そこが、OV児童を生体兵器として販売するセルだったので」
咎 絢香:(ちゃんと聞こ、じゃないと独特の世界観を紐解けないし...)ひそひそ
妙典ちる:「私は"製品"として扱われ、人格をも捻じ曲げるほどの教育と改造を施され……」
細川瑠璃良:「ひどい……!」
妙典ちる:「UGNに保護された今でも、"製品"である自認を捨てられないというわけです」
咎 絢香:「それは....ご愁傷様というか.....辛かったね」
細川瑠璃良:「……ちるさんは、それが嫌じゃないんですか?」
妙典ちる:「……と、三行で済ませましたよ。並みの製品には真似できない要約力と自負しております」
細川瑠璃良:「中略を覚悟もしていたのでそれは本当にありがたいですけど……!」
妙典ちる:「いえ」一貫して、口調は淡々と台本を読むように。
妙典ちる:「確かに当初、UGNの方々は『過去は忘れた方がいい』と度々仰ってくれましたが」
妙典ちる:「仕えるに値すべき人のために尽くす"製品"というのは」
妙典ちる:「存外、心地がよいのです」
妙典ちる:「……まぁ、現オーナーである支部長が優しく頼りがいのある男性だからかもしれませんが」
細川瑠璃良:「頼ってもらえるのが嬉しいは理解りますけど……」
咎 絢香:「あ~でも、わかるかも...傭兵として依頼料上がるとなんか”良いもの”になってるなって実感湧くし」
細川瑠璃良:「え~っ、いいなあ~!」
咎 絢香:「でもイリーガルのままなんだ」
細川瑠璃良:「そんな人の懐刀を任せてもらえるなんて……確かにそれは誇りですもんねっ」
細川瑠璃良:「イリーガルなのに絶大な信頼を置かれてるのってそれはそれですごいことですよ!」
妙典ちる:「はい。ですから、私に対する気遣いに心を回すよりは」
妙典ちる:「この自他ともに認める、完璧で究極の生体兵器である私を積極的に頼って頂ければと思います」
妙典ちる:ぺこり、と背筋を伸ばして一礼。
咎 絢香:「うん、よろしくちる...いっぱい暴れようね」
咎 絢香:「あと私の事も絢香って呼んでいいから」
妙典ちる:「はい。こちらこそよろしくお願いします、絢香さん」
細川瑠璃良:「お二人とも、よろしくお願いしますっ♪」
妙典ちる:「…………っと、そうだ」
妙典ちる:「お二人とも、こちらの方を見たことありませんか?」
妙典ちる:ジャージの内ポケットから写真を取り出す。金髪碧眼、西洋人形のような造形をした少女。
咎 絢香:「可愛い」
GM:一応ないはずですね。
細川瑠璃良:「うん、お人形さんみたい……」
咎 絢香:「私は無いな...ここには来たばかりだし」
細川瑠璃良:「瑠璃は見たことないと思います。その子を探すのがちるさんの本来の任務なんですっけ?」
妙典ちる:「そうです。彼女は着せ替えドールのRBなのですが、先日支部内から失踪したようで……」
細川瑠璃良:「こちらが片付いたら瑠璃も協力出来るかもです。助け合っていきましょう」
妙典ちる:「私が行方を追っております。本件が片付いたら、また任務に戻ろうかと」
妙典ちる:「……恐縮です」
咎 絢香:「オッケー、留意しておくよ」
妙典ちる:再び頭を下げる。先ほどよりも気持ち深めに。
細川瑠璃良:「それで、今後の方針なんですけど……摩耶ちゃん、あ、助けた子ですね、の検診が終わったらしいです」
細川瑠璃良:「今のところ特に異常なし。よかったあ~……」
妙典ちる:「よかった。一安心ですね」
咎 絢香:「良かったけど...ちょっと疑問だよね」
細川瑠璃良:「あ、こほん。なのでまずは、摩耶ちゃんにお話を聞いてみようかなって思ってます」
細川瑠璃良:「疑問?」
咎 絢香:「うん、あの質量で暴走状態のオーヴァード...ジャームかにあんなに接触してほぼ問題なしって」
咎 絢香:「明らかに向こうが手加減していて何かしらの目的があるって考える方が自然かも」
細川瑠璃良:「実は絢香さんが思うほど恐ろしいものじゃなかった、とか?」
細川瑠璃良:「こっちを攻撃してくる様子もなかったんですよね」
妙典ちる:「生きたままの人体をこっそり回収するだけの用途だったということでしょうか」
咎 絢香:「そうかもね...ただその子はしばらく匿っておいた方がいいかも」
細川瑠璃良:「そのつもりです。そもそも記憶処理もしなきゃですし」
妙典ちる:「新たな被害者が生まれる前に、何とか怪物の実態を掴みたいものですね」
細川瑠璃良:「はい、そこも含めて調査、ということで。それじゃあ……」
細川瑠璃良:「ちるさん、絢香さん。不束者ではありますが、これよりよろしくお願いしますねっ」
咎 絢香:「よろしく、瑠璃リーダー」
妙典ちる:「はい。改めてよろしくお願いいたします」
GM:シーンカット。ロイスと購入処理が可能です。
咎 絢香:
細川瑠璃良 〇いいやつ/あやしい...
妙典ちる 〇やるじゃん/独特の世界観だ
これで
細川瑠璃良:-同行者/絢香さん/有為/脅威:○/ロイス
-同行者/ちるさん/有為/隔意:○/ロイス
妙典ちる:細川瑠璃良/〇連帯感/隔意 咎絢香/〇興味/保管された遺物達は使われないことを考えるとちょっと不憫です
細川瑠璃良:物目線すぎる
細川瑠璃良:購入は強化素材でも狙っておこうかな
細川瑠璃良:いや普通にボディアーマー狙うほうがいいか そうします
咎 絢香:100を見据えてパイルバンカーを買います!
細川瑠璃良:4dx+9>=12
DoubleCross : (4DX10+9>=12) → 10[3,4,8,10]+8[8]+9 → 27 → 成功
細川瑠璃良:ふふん
細川瑠璃良:装備!
咎 絢香:1dx+2>=13 パイルバンカー
DoubleCross : (1DX10+2>=13) → 2[2]+2 → 4 → 失敗
咎 絢香:くっ
妙典ちる:大したもの買えなさそうだな……
妙典ちる:2dx+1>=13 パイルバンカー
DoubleCross : (2DX10+1>=13) → 7[6,7]+1 → 8 → 失敗
咎 絢香:ありがとう~
妙典ちる:ダメ!終わり
GM:では以上!
ミドル3
GM:ひとまず情報項目を出すので、それを見てから出たりしてもらおう
GM:〇情報項目
・メソギの鋏刃について…知識:遺産(9)
・石見摩耶を尋問する…交渉(5+[ミドル1のラウンド数×3]) 現状は8ですね
・影の怪物について解析する…知識:レネゲイド(8)
・あみの行方について…情報:UGN(8)
GM:一旦この4つです
細川瑠璃良:出るよ~
咎 絢香:出ます~
GM:尋問って書いちゃった 普通に知ってること聞き出すだけです
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(53 → 57)
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 10)増加(51 → 61)
GM:出る人は侵蝕どうぞ~
妙典ちる:侵蝕が欲しいので出ます
妙典ちる:40+1d10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+3[3] → 43
妙典ちる:低空飛行だな……
咎 絢香:安定した性能だ
細川瑠璃良:摩耶ちゃんとお話しに行っていい~?
咎 絢香:いいよ~!
妙典ちる:どうぞ~
咎 絢香:自分はメソギの鋏刃について調べようかな
細川瑠璃良:行きます 交渉を
細川瑠璃良:5dx>=8
DoubleCross : (5DX10>=8) → 10[3,5,7,7,10]+1[1] → 11 → 成功
GM:無事に成功
細川瑠璃良:えへへっ
咎 絢香:6dx+2>=9 メソギの鋏刃について
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 9[4,5,6,6,8,9]+2 → 11 → 成功
GM:こっちも成功
妙典ちる:どうしよっかな、手持ちが噂話しかないが……
GM:例によって再登場振り直しは可能です
細川瑠璃良:精神つかって知識レネゲイドでもよさそう
咎 絢香:アリ!
妙典ちる:そしたら>影の怪物について解析する
妙典ちる:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 9[7,8,9,9] → 9 → 成功
妙典ちる:OK
GM:みんないけとる!順番に出すわね~
GM:・石見摩耶からの尋問で得られる情報
襲ってきた怪物に心当たりは全くない。当時はパニックになっていたが、思い返すと確かに攻撃するというよりは抱き着いてくるような感じだった気もする。
また、彼女はあみの元々の持ち主である。
3歳の誕生日の頃に親から買い与えられ、妹が生まれてからも一緒に可愛がっており、小5の林間学校の時にはこっそり持ち込んで先生に叱られる程でもあった。
しかし中学に上がる頃には人形遊びから徐々に離れていき、数ヶ月前には腕が折れているのを見つけて修理するより捨ててしまう事を選んだようだ。
(彼女は記憶処理を施された一般人であるため、自分が捨てた人形がRBになっているとは当然知らない。)
そして、妹である石見咲耶の様子に変化があった時期とあみが失踪した時期はほぼ同時のようだ。
GM:・メソギの鋏刃について
「今の自分の身分立場を全て切り捨ててしまいたい」という情念から生まれた大鋏の呪物。メソギは”面削ぎ”の変形である。ウロボロスのレネゲイドに感染した遺産。
この刃によって影を切られた人間は自我を切り離され、自分が何者であったか分からなくなると言い伝えられている。
数百年前から失われていた遺産であるため、実際にその使用を観測した例はない。一応、類似の前例から踏まえて元からのOVであれば"ある程度の耐性"はあるとは考えられている。
契約の代償は、この力を自分と同じ願いを持つ他者の為に使う事であるらしい。
GM:・影の怪物について
身体構造を解析した所、人型の特別な能力を持たないオーヴァードでしかなかった。
発話能力はなく、思考活動を計測してみたところ赤子同様のレベルにある。また、普通生物が保持している遺伝子情報を保持していない。また、極端に知性が欠落しているだけでジャームではない。
状況から考えて、”メソギの鋏刃”に影を切断されて自我を喪失した被害者であると思われる。オーヴァード化しているのはそのショックによる副次的なものだろう。
外科的な作用ではなく呪術によって変質しているため、医療による回復は難しいが、前例を踏まえれば原因となった遺産あるいはその契約を破棄させることで回復する可能性がある。
→情報項目「影の怪物について解析する-2」が追加されます。
GM:各自で分担して情報収集を進めた君達は、支部備え付けの食堂に集合してここまでの内容を共有する運びになった。
細川瑠璃良:「2人ともお疲れ様~」ミニサラダだけ頼んでいる。
咎 絢香:「そっちもお疲れ、進展あった?」
咎 絢香:遠慮なくカツカレーを口に運ぶ、UGNの社食は滅多に食べないから表情には出さないが浮足立っている
妙典ちる:「お疲れ様です」トレイの上に資料の束と五段重ねのホットケーキを乗せて着席。
細川瑠璃良:「うん、摩耶ちゃんにお話聞いてきたよ……え~ホットケーキすご!」
細川瑠璃良:「瑠璃もそれにすればよかったかな~」
咎 絢香:「ふわふわのやつじゃん...くそ、少し軽めにしてそっちにすればよかった」
妙典ちる:「俗にいう裏メニューというヤツです。食堂のおば様と仲良くすると頂けるのですよ」
妙典ちる:無表情のままもっちもっちとホットケーキを頬張ります。
咎 絢香:「一生頼めないからちょっと分けて、カツカレー一切れあげるから」
妙典ちる:「交換成立です」ケーキ1/2枚を切り渡す。
細川瑠璃良:「瑠璃からお話しするね。えーっと、摩耶ちゃんはクラスのお友達なんだけど」
細川瑠璃良:「怪物には心当たりがないみたい。まあそこはそうだよねって感じだけど、絢香ちゃんが当たりで」
細川瑠璃良:「抱きつかれてるみたいだった、だって。害意はなかったのかも」
咎 絢香:「瑠璃大丈夫、サラダだけじゃ足りなくない?」
細川瑠璃良:「大丈夫、たまに甘いものいっぱい食べるために普段は減らしてるんだ~」
妙典ちる:「……ふむ。怪物については、UGNの解析結果と相違なさそうです、かね」
細川瑠璃良:「それからね、記憶処理のためにちょっと深層まで聞き出そうと浚ってたんだけど……」
細川瑠璃良:「摩耶ちゃんの強い思い出に、“人形”があった」
咎 絢香:「人形....って」ちるを一瞥する
細川瑠璃良:「金髪で碧い眼のお人形さん」
妙典ちる:「おや。それはあみさん……私の探し人形さんのことでしょうか?」
細川瑠璃良:「そうかも。小さい頃ずっと大事にしてたけど、数カ月前に壊れて捨てちゃったんだって」
咎 絢香:「話が繋がってきたね」
妙典ちる:「彼女がRB化した際の状況と、時期も恐らく一致してそうですね」
細川瑠璃良:「もう一個。繋がってほしくないこと言うね?」
細川瑠璃良:「摩耶ちゃんから相談されてたことがあって。最近、咲耶ちゃん……摩耶の妹の様子がおかしいって」
細川瑠璃良:「なんだか雰囲気幼くって、甘えてくるみたいになったって」
咎 絢香:「幼児退行....いや、自我、人格の剥離かな」
細川瑠璃良:「うん。ただの退行ではないな~って思うことがあって」
妙典ちる:「ふむ。十代前半特有のわだかまりに起因するものではないと」
細川瑠璃良:「料理にも興味が出たらしいんだ。それは小さい頃みたくなる~だと不自然じゃないかな?」
妙典ちる:「……料理、ですか」
細川瑠璃良:「うん。そういうパーソナリティの別人になった、って方が近いように思って」
咎 絢香:「メソギの鋏刃は...とある将軍の情念から生まれたものと言われている"身分、立場を切り捨ててしまいたい”という思いから」
細川瑠璃良:「……そういうことがやれるものなの?絢香さんの探してたものって」
妙典ちる:「失踪前のあみさんも、家庭科の調理実習に参加希望を出して熱心に取り組んでおりましたが……」
咎 絢香:「あぁ、そしてその情念から生まれたこの大挟もその特性を有しているだろう」
咎 絢香:「あの影の怪物は鋏によって存在を切り離された被害者だろうな」
細川瑠璃良:「……絢香さんが倒すべきじゃないって言ってたの、そういうことだったんだ」
妙典ちる:「……解析した結果によると、あの怪物は生物としての遺伝子情報を持たず、赤子同然まで知能の落ちたOVだそうです」
妙典ちる:「照らし合わせると絢香さんの認識と相違ないかと。侮れませんね、占いというのは」
咎 絢香:「実家の占術だけどね...知らないまま最悪の結果にならなくて良かった」
妙典ちる:「ですが、ポジティブな情報も付け加えると」解析資料を二人に手渡しつつ。
妙典ちる:「遺産の呪術に起因した変化。これと類似するUGNの過去案件を参照した限りでは」
妙典ちる:「原因となる遺産の効果を切ることで回復の見込みがある……かもしれない、とのことです」
咎 絢香:「俗に言う契約破棄...遺産との繋がりを断つことだけど」
妙典ちる:「簡単にできることであれば嬉しいですが……」
細川瑠璃良:「……絢香さん」
細川瑠璃良:「もしメソギの鋏刃が見つかって、契約破棄の術が簡単には見つからなかったら」
細川瑠璃良:「絢香さんがどれだけ欲しがっても、瑠璃はそれ、壊しますよ」
細川瑠璃良:「嫌って言わせないです」
咎 絢香:「........モノの価値は人一人より遙かに上回るケースはざらにある」
咎 絢香:「けど、瑠璃の大切な人ならこっちの道理を無理に通すほど人でなしじゃないよ」
細川瑠璃良:「ありがとうございます。危険への対処についてはこっちの方がノウハウがありますから」
妙典ちる:「(……人よりも価値のあるモノ、か)」
細川瑠璃良:「慮ってくれて、嬉しいです、瑠璃は」
咎 絢香:「とはいえ壊して悪化するケースもあるからそこは専門家に頼りなね」
細川瑠璃良:「頼りになる~♡ ……何にせよ、契約している術者がいるってことですから」
細川瑠璃良:「その人を探すのが当座の目的って感じはしますね」
細川瑠璃良:「ちるさんのほうの任務も一緒に片付いちゃうかも」
妙典ちる:「……ですね。既に人命が懸った問題にシフトしておりますし」
妙典ちる:「あみさんの家出も想像以上に複雑な事情があるようです。引き続き、迅速に調査を進めていくべきでしょう」
咎 絢香:「そうだね、何せ前例の無い遺産被害だからどれだけ猶予があるかわからない」
細川瑠璃良:「ぱぱ~っと終わらせて今度はみんなでホットケーキ食べましょう!」
咎 絢香:「うん、UGNの経費でね」
GM:シーンカット。ロイスと購入処理ができます
妙典ちる:ロイス保留
細川瑠璃良:ロイスは保留で……強化素材狙ってみようかな。
咎 絢香:細川瑠璃良 〇いいやつ/あやしい...→〇しっかりバチれるじゃん/脅威 に変更
細川瑠璃良:5dx+9>=15
DoubleCross : (5DX10+9>=15) → 10[3,3,5,9,10]+5[5]+9 → 24 → 成功
咎 絢香:パイルバンカーを狙います!
咎 絢香:1dx+2>=13 パイルバンカー
DoubleCross : (1DX10+2>=13) → 10[10]+3[3]+2 → 15 → 成功
咎 絢香:しゃぁっ
細川瑠璃良:調達精鋭のちからです クリシーに装着してガード値を+!
妙典ちる:2dx+1>=20 ブルーゲイル
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 8[7,8]+1 → 9 → 失敗
妙典ちる:以上
ミドル4
GM:引き続き情報をこねるシーンです 現在のがこちら
GM:・あみの行方について…情報:UGN(8)
・石見咲耶について…情報:噂話(7)
・影の怪物について-2…情報:UGN(10)
GM:登場したりしなかったりして調査したりしなかったりしてください
細川瑠璃良:ちょうど3じゃん 出ます
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(61 → 69)
妙典ちる:侵蝕が欲しい 登場します
咎 絢香:同じく出ます
妙典ちる:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+1[1] → 44
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(57 → 60)
妙典ちる:わぁ……
咎 絢香:完璧な侵蝕コントロール
咎 絢香:ち、ちるちゃん...
GM:100超えないとパワーが出ないのに…
妙典ちる:ジェネシフトが視野に入りつつある
妙典ちる:>・石見咲耶について…情報:噂話(7)
妙典ちる:4dx+2>=7 コネ付き
DoubleCross : (4DX10+2>=7) → 6[1,2,6,6]+2 → 8 → 成功
妙典ちる:OK
GM:・石見咲耶について
石見摩耶の妹。
近所の私立中学に通う中学生。テニス部所属。
摩耶と比べてかなり学業面で優れており、両親からも強い期待を向けられていた。姉妹関係は良好。
一方、ここ数日は小テストで今までになかったような低い点数を取ったり、教室の場所や当番を間違えるようなミスを繰り返しており、友人からは少し心配されているようだ。
咎 絢香:影の怪物について-2やりましょう
GM:どうぞ~
咎 絢香:2dx>=10 影の怪物について-2
DoubleCross : (2DX10>=10) → 7[2,7] → 7 → 失敗
咎 絢香:くっ...失敗
GM:3足りない……3?
細川瑠璃良:3か~
細川瑠璃良:バディムーブするねっ 達成値を+3して!
GM:失敗なら再登場して振り直してもいいですよ
咎 絢香:る...瑠璃.......!
GM:くっ優秀
妙典ちる:最強エンブレム
咎 絢香:ありがとう~~!
咎 絢香:友情パワーで成功!
GM:・影の怪物について-2
過去視系能力を持つ検死エージェントが精査したところ、恐らくはメソギの鋏刃によって影を引き裂かれ、自我を剥離させられた岩見咲耶本人であると考えられる事が判明した。
しかし、石見摩耶いわく妹は今朝も普通に学校に出かけて行ったし、今さっき「帰宅が遅れる」と伝えたメッセージに返信があった所だという。
……もしもこちらのオーヴァードが咲耶本人ならば、彼女の傍にいる妹は何になるのか。
→「”石見咲耶”の正体について…情報:UGN(9)」が可能になります。
細川瑠璃良:これってこのシーンからやれちゃうのかな
GM:やれていいよ!
細川瑠璃良:やった~ じゃあ狙ってみちゃおう。
GM:やる事になるかもと思ったので早めで出すようにしていました
GM:どうぞ~
細川瑠璃良:コネUGN幹部を使って判定します
細川瑠璃良:7dx+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 10[1,3,3,5,7,8,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
細川瑠璃良:ふふ~ん
妙典ちる:すごい
咎 絢香:すご~
GM:・”石見咲耶”の正体について
彼女の姿には強力な認識阻害のエフェクトがかけられている。
監視カメラの情報から人間の認識が介在しない形で彼女の姿を観測した結果、そこにいるのは「黒い仮面を身に着けている(ヒューマンズネイバー体の)あみ」であった。
仮面については身に着ける事で周囲に自分を石見咲耶であると思い込ませている他、日常会話についても周囲に対してある程度ごまかしが効いていたという点から、恐らくは石見咲耶自身の知識や記憶も取り込む作用もある物品だと考えられる。その上で、同じ知識や技術が備わっていても別人である事の無意識の齟齬が行動の中に現れていたのだろう。
→「石見咲耶を追及する(ミドル戦闘)」が可能になります。
→「黒い仮面について」が、ミドル戦闘後に調査可能になります(実物を回収する必要があるため)
GM:そういう感じでした
咎 絢香:な...なり替わってる...
妙典ちる:ひえぇ~……
細川瑠璃良:はわわ……
GM:・あみの行方について…情報:UGN(8) 引き続きこれも調べたいとの声があったのでお願いします
妙典ちる:私は侵蝕が欲しい 再登場します
妙典ちる:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+4[4] → 48
妙典ちる:>・あみの行方について…情報:UGN(8)
妙典ちる:2dx>=8 素振り
DoubleCross : (2DX10>=8) → 7[7,7] → 7 → 失敗
妙典ちる:財産1点払って成功にしたく
GM:では成功
妙典ちる:残4!
GM:・あみの行方について
一週間ほど前、食料の買い出しへ向かった際に帰り道で行方不明となったようだ。持たせていた携帯端末は遺棄されていたため、現在の所在は不明。
また、覚醒時の行動から考えても元々の持ち主に執着を抱いていた。
カウンセリング記録によれば、その傾向は現在も残っていた一方、当人なりに自分の立場を考え、納得して忘れようと努力していたようだ。
また、彼女は計測結果としてはサラマンダーシンドロームであるが、使用できるエフェクトはほぼ無い。自分自身の力で何かをするというのは難しいだろう。
GM:君達は現在、来校者用の札を首から下げて咲耶が通っていた私立中学へと訪れている。
GM:無論UGNの工作による賜物であり、部活の練習試合で出入りしている他校生徒という体裁だ。
咎 絢香:「ねぇ...これ本当にする必要ある?」
咎 絢香:デカめのテニスバッグに持ち換え律儀にテニスウェアを着ているがどこか腑に落ちない様子
咎 絢香:「かなり無理があると思うんだけど...そろそろ二十歳になるし...ねぇ?」
妙典ちる:「……絢香さんは大学生ですから、より入念に変装し馴染む努力が必要ということでしょう」
細川瑠璃良:「え~、とっても似合ってるよ~っ!」
GM:他校から来ているという事でしばしば通り過ぎる学生に好奇の視線を向けられてはいるが、特に不審に思われている様子はない。
妙典ちる:かく言う自分はジャージ姿のまま。練習試合に来た学生みてぇな恰好を普段からしてるやつ。
咎 絢香:「それはそれでムカつく...というかちるは変装してないじゃん、まんまジャージじゃん!」
妙典ちる:「でも部活に励む学生ってこんな感じでは……?」
妙典ちる:「それに、いち製品に華美な塗装は不釣り合いですからね」
細川瑠璃良:「え~、そんなことないですよ!」
細川瑠璃良:「絶対可愛いのとかも似合いますよ~!」
咎 絢香:「そうよ、それになんかこういう場面で1人だけキチっとしてると変に気合入れてるみたいでハズいんだけど」
妙典ちる:「……オーナーから直々に依頼があれば、着るのはやぶさかではありませんが」
細川瑠璃良:制服の上からジャージ姿。伊達眼鏡も準備してきており、マネージャーといった風情。
細川瑠璃良:「あ、じゃあメイドさんとかどうですか?」
細川瑠璃良:「アルティメイド服なら機能だって高いですよ」
咎 絢香:「そうなるといよいよ文化祭じみてくるんだけど...色物集団確定じゃん」
妙典ちる:「メイド……」頬に指を当てて、クラシックタイプのメイド服に身を包む自分を想像する。
妙典ちる:「…………悪くありませんね。いかにも、製品らしくて」
細川瑠璃良:「今じゃないですよ~」
咎 絢香:「ちゃっかり瑠璃もジャージじゃん...なんか...ズルじゃない?」
細川瑠璃良:かがみ込んで配線を引っ張り上げている。「瑠璃の身長のが用意できなかったみたいで」
細川瑠璃良:「瑠璃も絢香さんみたいに着たかったですよ~」
細川瑠璃良:監視カメラの配線を引っこ抜いて自前の記録端末に挿し替えている。
妙典ちる:「瑠璃さんの様な方こそ、ああいった可愛らしい服装が似合うかと存じます」
細川瑠璃良:「えへへ……そうですか?じゃあ今度みんなで着ましょうよ!」
咎 絢香:「ぐぅ....2人ともいっちょまえに身長持ってからに...」
細川瑠璃良:「あと準備の時間がなかったのもありますけどね。ちるさんはあみちゃんさん?の捜索してましたし」
細川瑠璃良:「そっちの進捗はどうでした?」
妙典ちる:「着せ替え人形ということであれば、製品として役目を果たせそうで……おっと」
妙典ちる:「そうでした。あみさんの行方について、判明している情報をプリントアウトしたものがこちらです」
妙典ちる:学生よろしく、藁半紙印刷の資料を手渡す。令和だともうなさそう。
細川瑠璃良:「ありがとうございますっ。カウンセリング記録に能力強度査定の結果まで……」
咎 絢香:「携帯の遺棄...失踪、カウンセリングの感じからは考えられないけど」
細川瑠璃良:「やっぱりすっごく危険な事態ってのには見えないですよね?」
妙典ちる:「はい。元々の持ち主に対する執着……私と会話した限りではそんな姿は見せなかったはずですが」
細川瑠璃良:「摩耶ちゃんにってことですよね。そもそも、それ自体が必ずしも悪いことじゃないですしね」
妙典ちる:「努力の賜物だったのでしょうね。気付けなかった自分の不甲斐なさを痛感するばかりです」
細川瑠璃良:「大事な人のことを想うって……とっても大事なことですもん」
咎 絢香:「だね、むしろRBの子はそういう心の拠り所みたいなのがあったほうが安定するって聞いたことがあるし」
妙典ちる:「はい。ただ彼女を捜索するだけでは問題は解決していない、ということですね」
妙典ちる:「……後は、石見咲耶さんについてですが」
細川瑠璃良:「どうでした?」ベンチに座り、タブレットを膝に乗せて打ち込みながら話を聞いている。
妙典ちる:「こちらで聞き取りをした感じでは、非常に成績優秀な方だったようですね」
細川瑠璃良:「あ~。摩耶ちゃん前に自慢してたかも」
妙典ちる:「姉である摩耶さんとの軋轢も特になさそう……だったのですが」
細川瑠璃良:「自分とは全然違って頭いいんだ~って。嬉しそうに」
咎 絢香:「絵にかいたような仲良し姉妹ってわけね」
妙典ちる:「ここ数日は小テストの成績悪化や当番の物忘れがちょくちょく発生していたらしく」
細川瑠璃良:「いいですよね~。瑠璃は独りっ子だから羨ましい……」
妙典ちる:「親からの期待がプレッシャーになってるんじゃないかな~っ、という話も聞きました」
妙典ちる:「摩耶さんが証言していた彼女の幼児退行etcにリンクする情報かと」
咎 絢香:「実際にはメソギの鋏刃の影響を徐々に受けていたってわけだ...」
咎 絢香:「まっ、断定はできないけどね」
咎 絢香:「ただ、カウンセリングで安定してた子が凶行に出たのであれば相応の外因もあると私は睨んでる」
妙典ちる:「悪しき心を持った何某かに唆されたということでしょうか?」
咎 絢香:「そうであってほしいと思う...いい子だったんでしょ?」
妙典ちる:「はい。他者を傷つけるような方では決してありません」
細川瑠璃良:「そもそも、最初から悪いことするぞ~って思ってるわけないですもんね」
細川瑠璃良:「もしあみちゃんさんがメソギと契約していたとして……支部を離れる前からしていたはずはないですから」
咎 絢香:「で...その岩見妹についてだけど..........メッセージの記録が残ってる」
咎 絢香:「しかもついさっき」
妙典ちる:「ついさっき」
咎 絢香:「影の怪物は検査の結果、岩見妹本人だってデータが出た以上おかしな話だ」
咎 絢香:「私達が今から会おうとしてる”アレ”....なんだろうね?」
細川瑠璃良:「おかしな話のからくりが分かったかもです」カメラの解析をしていたタブレットを見せて。
妙典ちる:「……どういうことでしょうか。今回の事件は、咲耶さんの立場を欲した何某がアカウントを乗っ取るために……?」
妙典ちる:「流石、仕事がお早い」のぞき込む。
咎 絢香:「ん...」少し背伸びしながら覗き込む
細川瑠璃良:そこには黒い仮面を身に着けているあみの姿がある。「咲耶ちゃんを映しているはずのものらしいです」
細川瑠璃良:「でも、周りの誰も、この光景に疑いすら持ってない……」
咎 絢香:「なんだ...これ?」
妙典ちる:「……透き通るように輝く金髪。人形のように小柄な体躯。表情は見えませんが」
妙典ちる:「あみさん、ですね」
細川瑠璃良:「推測ですけど……その仮面が、人の頭か、目や耳か。に作用する効果を発揮しているんだと思います」
細川瑠璃良:「直接見たら、石見咲耶ちゃんに見えちゃう、聞こえちゃう。こうして端末越しにでないと疑問にすら思えない」
細川瑠璃良:「……瑠璃たちがこれから会うのはこの子になります」
咎 絢香:「これは...知らないな。 少なくともメソギの鋏刃の機能じゃない」
細川瑠璃良:「はい。でも回収が必要なものです」
妙典ちる:「RBとしての彼女はサラマンダーシンドローム。こういった偽装能力は見つけていない筈ですが……」
細川瑠璃良:「瑠璃ですら、いっぱい悪いこと思いついちゃいそうだもの。野放しにはできないよ」
妙典ちる:「ですが、事実として石見咲耶さんに成り代わるための機能ということですね」
咎 絢香:「事前確認なんだけどさ、言葉が通じなかった場合は少し手荒になるけど.......問題ないよね?」
妙典ちる:「……はい。問題ないかと思いますが」
細川瑠璃良:「瑠璃はあんまり得意じゃないですけど……みんなの邪魔にならないくらいにはお手伝いします」
妙典ちる:「その前段階となる対話に関しては、慎重に行わせて頂ければと願っております」
咎 絢香:「それはちるに任せようかな...友達だもんね」
咎 絢香:「そっちの機能の方も期待してるからさ」
妙典ちる:「……恐縮です」折り目正しく一礼。
細川瑠璃良:「うん、じゃあ、準備しましょうか」
細川瑠璃良:「試合に向けて」
GM:シーンカット、ロイス処理と購入が可能です。ちるちゃんは2回購入していいよ
GM:(2回登場と判定したから)
妙典ちる:ロイス保留のままかな~
妙典ちる:購入はブルゲ
咎 絢香:ロイス保留で! 斧を買います
妙典ちる:2dx+1>=20
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 9[7,9]+1 → 10 → 失敗
咎 絢香:2dx+2>=11 斧
DoubleCross : (2DX10+2>=11) → 9[1,9]+2 → 11 → 成功
咎 絢香:わぁい
妙典ちる:2dx+1>=20
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 8[6,8]+1 → 9 → 失敗
GM:斧だ
細川瑠璃良:じゃあ瑠璃もブルーゲイル狙っちゃお~
妙典ちる:ぐぬぬ 以上
細川瑠璃良:5dx+9>=20
DoubleCross : (5DX10+9>=20) → 10[1,5,8,10,10]+6[4,6]+9 → 25 → 成功
細川瑠璃良:ふふん
妙典ちる:すご~~
細川瑠璃良:ちるさんにあげるねっ
GM:えっすごい 優秀
咎 絢香:すご~”
GM:では以上かな いくぜ
妙典ちる:感謝いたします。これで侵蝕も増える
ミドル5
GM:全員登場です。侵蝕をどうぞ~
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(69 → 78)
妙典ちる:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+7[7] → 55
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(60 → 64)
細川瑠璃良:ずっと高いよ~
GM:もしかして1d10登場って怖いのかも……
GM:君達は石見咲耶、もとい彼女に成り代わっているあみを問い詰める運びになった。
GM:大事になった場合の事を考えて、自宅や学校のような場所での接触は避ける。
GM:いつも通りの下校ルート、人気のない路地を通る地点を見計らって、その前後を塞ぐように出ていく。
石見咲耶:「……な、何ですか。お姉さん達……」
石見咲耶:訝しげな彼女の様子は、やはりこうして肉眼で相対すると石見咲耶にしか見えない。
咎 絢香:「(やっぱり違和感は無い...だからこそ気味が悪いな...)」
石見咲耶:あみとは正反対のウェーブがかった銀髪。背丈すら違っている。
石見咲耶:「……わ。私、用事があるので……っ」
妙典ちる:「不思議なものですね。こうして相対すると全くの別人……すばらしい性能です」
石見咲耶:目を合わせないように俯き、足早に通り過ぎようとする。
細川瑠璃良:「コスプレしたお姉さんに見えるみたいですね、絢香さん」
妙典ちる:「では、歩きながらで構いません」彼女の三歩後ろを追うように歩き始める。
石見咲耶:「な、何……」
咎 絢香:「だね、姉妹で似てるからかな...認識欺瞞でより近く見えるよ」
妙典ちる:「お久しぶり……というほどでもないですが。妙典ちるです。私のことを覚えていらっしゃいますか?」
石見咲耶:「え……っ」
石見咲耶:足を止める。何かが痛むように、こめかみを抑える。
石見咲耶:「違う……わ、私は……」
石見咲耶:「知りません……知らない、貴方の事なんて……私……」
妙典ちる:「……なるほど。ただ嘘をついているだけ、ではないのですね」
石見咲耶:自分の記憶とそうでないものとの記憶が混濁しているのだろうか。頭を抱えて苦しそうにしている。
GM:仮面の実体が何であれ、君達を欺瞞するほど強力なEXレネゲイドの使用であれば、相応にリスクがある。
GM:あみのような脆弱な部類のオーヴァードがそうしたものを手にした場合、その力の側に彼女自身が押し負ける……そのような例も、君達が知る中にはあるだろう。
咎 絢香:「...瑠璃、これって...」あまりにも役に没頭している様子に別の可能性を思い浮かべる
妙典ちる:「……大丈夫。落ち着いて聞いてください」彼女の背を支えるように手を伸ばし。
細川瑠璃良:「うん、まずいかも……!」
石見咲耶:「……はーっ……はぁーッ……」
妙典ちる:「私達は今、貴方の心に結び付き蝕んでいるR遺物から解き放つために……」
細川瑠璃良:「ちるさん、離れて!その子……“暴走”するっ!」
石見咲耶:「わ、私は……違う。捨てられて、みじめな、人形なんかじゃ……」
石見咲耶:「私のなまえ、は……い、石見……咲耶」
石見咲耶:ごう、とちるの手を跳ねのけるように、黒い焔が噴き上がる。本来のあみには見られなかった、ウロボロスの強い影響。
妙典ちる:「……っ!」
石見咲耶:「お姉ちゃんの……だ、大事な……かぞく……」
妙典ちる:焔が吹きあがった瞬間、両手の指輪を触れ合わせる。一方の座標を固定し、人一人を飛ばす程度の斥力を発生。
石見咲耶:苦し気に額を抑えているが、その炎はいっそう強まり続けている。
GM:明らかな暴走状態と、それに伴う本来の彼女が持たない出力のエフェクトの発露。制圧しなければ、彼女自身の身も危険だろう。
妙典ちる:「……あみさん!」結果、自身の身体を吹き飛ばして、瑠璃良達の傍まで後退。
咎 絢香:「頑張ったね...でもこれ以上は無力化してからじゃないと無理そうだ」
細川瑠璃良:「うん、助けよう……!」
妙典ちる:「く……仕方、ありませんか」歯がゆそうに弾丸を握り込んで。
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:勝利条件は石見咲耶(あみ)を戦闘不能にすることです。
咎 絢香:うぉー!
GM:[ PC ] –6m– [ 石見咲耶 ]
GM:イニ表はこう!
GM:敵の行動値は6です。
細川瑠璃良:瞬足だ
GM:瑠璃ちゃんは走るの苦手だもんね
GM:1ラウンド目!セットアップから
咎 絢香:な~し!
妙典ちる:なしんちゅ
石見咲耶:《氷の茨》。エンゲージから出ると4d10のHP減少が発生します。
咎 絢香:なにぃ~~!?
細川瑠璃良:ないよっ
GM:なしんちゅが多いようね
妙典ちる:わぁお
GM:では行動値8の2人から
GM:どっちが先行するか相談しつつ動きなされ~
咎 絢香:お先どうぞ~
妙典ちる:侵蝕低い私からかなぁ
妙典ちる:手番いただきます。マイナーなし
妙典ちる:メジャー《Cバロ》《黒の鉄槌》《黒星の門》対象あみんちゅ
GM:どうぞ~
妙典ちる:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[1,1,3,5,7,7,10]+10[4,7,10]+10[6,7]+10[9]+10[8]+10[9]+10[7]+3[3]+4 → 77
妙典ちる:ええ……
咎 絢香:すっご...
GM:??????
石見咲耶:が、ガードします……そして
石見咲耶:オート《蒼き悪魔》18点のHPダメージ
GM:そちらもダメージどうぞ~
妙典ちる:甘んじて受け入れましょう。ダメージ
妙典ちる:8d10+4
DoubleCross : (8D10+4) → 46[3,8,2,3,8,8,5,9]+4 → 50
妙典ちる:諸々有効、50点
細川瑠璃良:すご~い
石見咲耶:そんな ミドル火力は貧弱って話じゃ……
咎 絢香:すご~
妙典ちる:侵蝕59、HP8ですね
石見咲耶:大いに痛いですがまだ動きます
咎 絢香:続いて動きます
咎 絢香:マイナーアクションで螺旋號(フォールンランス) :対象のガード時にダメージ+3D。シナリオ3回。
石見咲耶:そんな…
咎 絢香:メジャーアクションで原初の赤:ダンシングシミター、使用武器はフォールンランス、フォールンアックス、パイルバンカー
GM:命中どうぞ~
咎 絢香:石見妹の戦術見たりってね
咎 絢香:7dx+2 命中
DoubleCross : (7DX10+2) → 10[2,4,6,7,7,9,10]+8[8]+2 → 20
石見咲耶:あっこれなら頑張ればよけれるかも…
咎 絢香:さらに神速舞踏×3で達成値50にしちゃいます!
石見咲耶:???
細川瑠璃良:がんばれなくなった
石見咲耶:6dx+1>=50 がんばります!
DoubleCross : (6DX10+1>=50) → 10[1,1,6,6,8,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗
石見咲耶:だめだったよ…
妙典ちる:かわいいねぇ
咎 絢香:ダメージにパイルバンカーの効果を乗せて+10
咎 絢香:6d10+10+9 ダメージ
DoubleCross : (6D10+10+9) → 21[4,4,4,1,3,5]+10+9 → 40
GM:えーっと装甲引いて……
咎 絢香:1,3,4のダイスをフォールンアックスで振り直します~
咎 絢香:3d10
DoubleCross : (3D10) → 16[10,2,4] → 16
咎 絢香:ダメージ44で!
石見咲耶:え……
石見咲耶:戦闘不能になっちゃう……
石見咲耶:そんな……
細川瑠璃良:つよ~い♡
妙典ちる:やったぜ
咎 絢香:えへへ♡ でも侵蝕も重くなっちゃう
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を12増加(64 → 76)
GM:では無事に勝利して必要なものとかも回収できます 演出!
妙典ちる:「……あみさん。最大限努力しますが、痛かったら申し訳ありません」
妙典ちる:先ほどと同様。銅色の弾薬を取り出し、左手の人差し指と中指で挟む。
石見咲耶:身に纏う炎が強く燃え立つほどに、その足元の影は濃く深くなっていく。
石見咲耶:熱は彼女自身の身すらも焼きながら、君達を拒絶しようとしている。
妙典ちる:「我が身は……"拳銃"!」
妙典ちる:「オーナーの意向を引鉄とし、友を覆い尽くす焔を掃うための装置であると誓う!」
妙典ちる:弾薬底部へ拳ごと指輪を叩きつけんと、腕を大仰に振りかぶる。
妙典ちる:が ぉ ん
妙典ちる:極超音速――レールガンに匹敵する――へ達した弾丸が、石見咲耶の傍を通過して空へと消える。
妙典ちる:その余波だけで、彼女の周囲に纏わりつく焔を吹き飛ばした。
石見咲耶:「っ、う……知らない、私は……」その轟風が焔を吹き消すが。
細川瑠璃良:「わ……」(こないだとは全然出力が違う……!)
石見咲耶:「あみなんて、しらない……!」振り払うように腕をかざす。君の足元、自らの影が掴むように纏わりついて発熱。炸裂する。
細川瑠璃良:(こいつ……このナリでそういうので出力上がるタイプなの!?)
石見咲耶:「げほ、ごほっ……」よろめき、せき込みながら、その体力を削り出してもう一度消えた焔が沸き上がる。
咎 絢香:「ナイス、ちる」
妙典ちる:「っ、ぐ……お願いします、絢香さん!」焦がされる脚の痛みで膝をつきながら。
咎 絢香:突き立てられた刃の内の二振りが宙を舞う
咎 絢香:「オッケー、いくよ__ペレキュス、螺旋號」
咎 絢香:回転する大斧が石見咲耶の足元に突き立てられその柄で縫い留める
咎 絢香:ライフリングが刻まれた槍、先の迎撃の火炎を見据えた尖突の機構が駆動し炎を散らす
咎 絢香:「足元を崩すから...瑠璃、後詰めはお願い」
咎 絢香:三振り目、機工槌が着弾と同時に炸裂、足元の地面を崩す
石見咲耶:「っ、ぐう……ううああ……」
咎 絢香:「爆尖槌」
細川瑠璃良:「うん、任せてっ!」
石見咲耶:頭痛に眉間を抑えながら、喚く子供ような声。その火勢が再び弱まり、姿勢が崩れる。元より戦えるような構えではなく、闇雲に力を振り回しているようなものではあるが。
細川瑠璃良:ぴっ、と。飛びかかる影群が、石見咲耶の目元を掠めた。
細川瑠璃良:それは蜜蜂の群れだ。その顔にあったものを、掠め取るように引っ掛け外した。
細川瑠璃良:「こんなの……付けっぱなしじゃ危ないですよっ」
石見咲耶:「あ、っ」本来なら少しの衝撃で外れるようなものではなかったが、ここまでの消耗の蓄積があったからか、あっさりと宙に浮いた。
石見咲耶:反射的に手を伸ばすが、届く事もなくよろめき倒れて、
あみ:そのまま意識を失う。同時に、君達の目に映る姿も欺瞞のないのただの人形のものに変わっている。
妙典ちる:「……お見事です。やはり、お二人の器用な能力は羨ましいですね」
細川瑠璃良:「瑠璃はちるさんの能力もすごいと思いますよっ」
細川瑠璃良:「それに……なんだか前よりも強かったみたいな感じがして。やっぱり、大事なもののためだとすっごく強くなれるって感じで!」
咎 絢香:「私はちるの方が羨ましいけどな...大火力はシンプル良いし」
細川瑠璃良:「憧れちゃうなあ~、って思いました」
咎 絢香:「それにまだ手加減してるんでしょ?」
妙典ちる:「そう、でしょうか。製品的には威力よりも小回りの方が重宝されやすいのかと思っていましたが……」
妙典ちる:「はい。奥の手はありますのでご期待くださいませ」焦げた脚で無理矢理立ち上がり、人形の傍へ。
妙典ちる:「……あみさん。流石に気を失いましたか」
咎 絢香:「不謹慎だけどさ...持ち運びやすくてちょっと良かったかも」
あみ:《ヒューマンズネイバー》も解除されている。それだけ消耗が大きかったという事かもしれない。
妙典ちる:「持ち運びやすさも利点ですからね」赤子を抱くように、優しく彼女の身体を抱えて。
細川瑠璃良:「流石に中学生の子背負ってたら目立ちますもんねえ」
細川瑠璃良:「こっちも無傷で回収できました。皆さんのおかげです!」
妙典ちる:「良かったです。この後は、あみさんを連れて支部に戻り……目が覚めたら事情を伺う感じでしょうかね」
咎 絢香:「そうだね、無事に回収できてよかったけど.........」仮面を持つ瑠璃良と人形をかかえるちるを一瞥する
咎 絢香:「さっさと帰ろう、悪目立ちするとハズいし」
細川瑠璃良:「目立つのは人目を引く美人さんだからでもじゃないかな~?」
咎 絢香:「あ~、もういいからっ さっさと戻るっ」
細川瑠璃良:「照れてる~♪」
細川瑠璃良:楽しそうについていく。
GM:ひとまず君たちはあみと仮面を回収した。しかし、この状況を招いている原因と思しき遺産と犯人についてはいまだ知れない。
GM:シーンカット。ロイスのみ可能です
細川瑠璃良:ほりゅ!
咎 絢香:おなじく!
妙典ちる:保留~~
GM:では以上!
マスターシーン
GM:その日、料理の買い出しに出かけた先のスーパーで、出会いたくない人に出会ってしまった。
GM:……商店街の脇道を、親しげな姉妹が隣り合って歩いている。
GM:ちょっと買い食いしちゃおうか、あそこのコロッケ美味しいんだよ。とか、最近の部活の調子どう?とか、今日は見たいドラマの続きがあるとか、なんてことのない言葉を交わしている。
GM:摩耶ちゃん。私の家族だった人。
GM:ううん、私だけが家族だと思っていた人。
GM:あの子にとって、私はただの持ち物でしかない。
GM:壊れたら捨てるのは当たり前だし、十分すぎるほど長く"使って"もらえた方だ。私はそれを喜ぶべきなんだろう。
GM:……でも本当は、ちょっとだけずるいって思ってる。
GM:私は、あの子の傍に行って名乗りたい気持ちさえ、こんなに我慢しようとしているのに。
GM:たまたま妹に生まれたというだけで、私が欲しい居場所を当たり前に手にしている人がいる。
GM:そんなことを考えてしまうのも、私が出来の悪い子だからなのかな。
GM:だって、
GM:本当は、夕日は燃えるように赤いものらしい。
GM:私の目は、その色を映さない。
GM:本当は、料理の味は幸せを与えてくれるものらしい。
GM:私の舌は、それを感じられない。
GM:本当は、人形はどんな時も笑っているものらしい。
GM:私の胸は、消えない痛みに悶えている。
???:「……分かるよ。苦しいよね」
???:「みんな私達が少し違ってるからって、同じ人間と見てくれない」
???:「でも、それって向こうが間違ってるわけじゃん」
???:「なら。直すべきはあっちだよね」
???:「そりゃそうでしょ。この世界はどう見たって人間のものなのに」
???:「私達だけが、日常から除け者にされる理由なんてないの」
???:「私が、君の席を用意してあげる」
GM:知らない声が、そんなことを囁いて。私はそれに頷いてしまった。
GM:誘われるままに進めば、冷たくて暗い仮面が、顔に張り付いて。
GM:隙間から見えたのは、大きな鋏。
GM:その刃先があの子に届こうとして。
GM:……やっぱり、私は、どこまでも出来の悪い子だったみたい。
ミドル6
GM:現在の情報項目がこちら
GM:〇情報項目
・あみの尋問で得られる情報…交渉(3)
・仮面について調査する…知識:レネゲイド(10)
GM:調べる人は登場とかしていってね
妙典ちる:出ます
咎 絢香:出ます
妙典ちる:59+1d10
DoubleCross : (59+1D10) → 59+9[9] → 68
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(76 → 81)
細川瑠璃良:でるよ~
妙典ちる:よしよし
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(78 → 87)
妙典ちる:尋問ってことは抵抗的な何かが発生するのでしょうか ロール的に
GM:特にしないのでこの難易度です
妙典ちる:了解です じゃあ尋問したいです
GM:どうぞ~
妙典ちる:3dx>=3 素振り
DoubleCross : (3DX10>=3) → 9[4,5,9] → 9 → 成功
咎 絢香:えらし!
妙典ちる:OK
GM:では成功しますが…
GM:・あみの尋問で得られる情報
何も覚えていないと話している。
記憶処理班の能力者が確認した所、確かに彼女の記憶はソラリス系のエフェクトによって抹消されているようだ。
UGNの情報工作と同様に、精神干渉系のオーヴァードが彼女に干渉したものと考えられる。
復元も不可能ではないかもしれないが難易度が高く、すぐにできるものではない。
仮面による精神侵蝕と相俟って、どこまでが自分の意志による行動だったのか彼女自身ですら判別がついていない様子だったが、石見咲耶に成り代わる事自体は、自分が望んで行った事だと彼女は考えている。
妙典ちる:ほえぇ~~
咎 絢香:つけ込まれてる!
咎 絢香:仮面について調べます
咎 絢香:8dx>=10 仮面について調査する
DoubleCross : (8DX10>=10) → 10[3,3,3,6,7,9,9,10]+5[5] → 15 → 成功
GM:どうぞ~
GM:うま
妙典ちる:ナイスゥ
咎 絢香:出目のチカラで完全王者
細川瑠璃良:素敵……
GM:・黒い仮面について
これと類似する品を生成する能力者として、"アントロポス"セルのFHエージェント”ヴィサージュ”が浮上した。
桃山時代の面を起源とするRBであり、装着した人間に架空の人格と認識阻害による別人の容姿を齎す仮面を制作する能力を持つ。シンドローム分類はモルフェウス/ソラリス。
ただ、これはあくまでも実在しない人物に成りすます事を可能とする能力であり、実在する人物を模倣するような物ではなかったはずだ。
自らが“メソギの鋏刃”の使い手となり、切り出した影を材料として併用する事で、自身の能力を「他者のアイデンティティを切除し、その人に成り代わる仮面を作り出す」という形に昇華させたものと考えられる。
→「"アントロポス"セルについて」が調査可能になります。
細川瑠璃良:情報いっぱいだ
咎 絢香:悪のシナジーが発生している
妙典ちる:メソギの鋏刃とのマジックコンボ
GM:あ、忘れてた
GM:・"アントロポス"セルについて…情報:UGN(9) こうです
細川瑠璃良:しらべちゃお~
細川瑠璃良:8dx+1>=9 コネこみ
DoubleCross : (8DX10+1>=9) → 10[1,1,2,4,6,8,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功
細川瑠璃良:常にクリティカルしてるかも 社会ダイス
咎 絢香:社交性が漲ってる
GM:・"アントロポス"セルについて
「人間と同じような日常を暮らしたい」という願いを基にする欲望共有型セル。
その趣旨からしてメンバー全員がRBやAOV等、人ならざる存在であり、何らかの手段で「普通の人間」に成り済まして日常を過ごす事を目的としている。
組織としての実体は希薄で、潜入工作・隠蔽そのものを目的としている事、積極的な加害活動を行わない事から、UGNとしても捕捉が困難化している。
“ヴィサージュ”の居所についても、「Dロイス:工作員」相当の情報隠蔽がされている。目標値は40を超えるだろう。
ただし、咎晶姫は”メソギの鋏刃”との縁の強さに応じて占術探知の精度が上がると述べていた事から、「遺産の影響を直接受けたもの」等があれば、使い手の位置を特定する事ができる可能性がある。
→「咎家と助力交渉を行う」が可能になります。
咎 絢香:姉さん!
細川瑠璃良:はえ~
妙典ちる:なるほどなぁ
GM:回収されたあみは今も治療を受けている。RBに対する医療技術は研究が進んでいない事もあり難しいとは聞くが、ひとまず容態は安定したようだ。
GM:最も、先まで暴走したという状況を鑑みて対OVの防護措置がされた個室を与えられている。
GM:君が様子を見に行くと、ベッドの上で力なく腰掛けていた彼女は逸らすように目を伏せた。
妙典ちる:「……良かった。意識が戻ったのですね」
妙典ちる:エンドテーブルに手持ちのトレイを乗せ、傍らの椅子に背筋を伸ばして座る。
妙典ちる:「果物はお好きですか?」
あみ:「……いらないわ。食べ物なんて……」
あみ:「私にはもったいないから……」
妙典ちる:「そうですか。事前に調査した限り、病み上がりにはコレが一番だと認識していたのですが……」
あみ:ヒューマンズネイバーの姿に戻ってはいるが、ほつれたフェルトの毛先が髪の間から伸びている。
妙典ちる:皿に乗っていたのは、赤い皮部分で特徴的な耳の飾りを付けたリンゴ。八切れ分。
あみ:「本当は、食事なんて必要ないの。私……」
妙典ちる:「後で気が向いたら……おや」
あみ:「お医者さんが診やすいから、こっちの姿でいてくれって言われただけで……」
妙典ちる:「そうでしたか。それは失礼を」ぺこり。
あみ:「……謝らなくていいのに」
あみ:「……」しばし無地の壁を見つめてから。
あみ:「私のこと怒りに来たんだと思ってたけど、違うの?」
妙典ちる:「…………」要らないと言われてしまったので、りんごを一口しながら。
妙典ちる:「まさか。貴女は事件に巻き込まれた被害者です。怒るなどとんでもない」
妙典ちる:「私が貴女に尋ねたいのは、貴方に"仮面"を付けた者のことです」
あみ:「私が良い子ならこんなこと起きてなかった。貴方達を傷つけもした……」
あみ:「…………」
あみ:沈黙。目を閉じて俯く。「……覚えてないの」
妙典ちる:「……覚えていない?」
あみ:「何も……覚えてない。思い出したいのに……」
あみ:「ごめんね。役に立たなくて」
あみ:「必要だったら、頭の中割って調べたりしてもいいよ」
妙典ちる:「いえ。無理に思い出す必要はありません」口に指を当て、少しだけ思索してから。
あみ:「それで役に立つなら、そっちの方がまだいい……」
妙典ちる:「オーヴァードには精神干渉系……ソラリス症例というものがあります」
妙典ちる:「UGNの情報工作と同様、秘密が漏れることを防ぐために手先の者の記憶を操作した結果なのでしょう」
妙典ちる:「それならそれで、瑠璃良さん達と合流して犯人を捜しにいくだけなのです」
妙典ちる:「気に病むことはありません」
あみ:「……犯人、なんて。そんなの……」
あみ:「だって……私、みんなを攻撃した時も、見たことない力を使ってた」
あみ:「摩耶と……妹として暮らしていた頃の私は……まるで自分じゃないみたいだった」
あみ:「私の中に、私じゃない私がいて……私の知らない力を持っていて」
あみ:「だったら……」
妙典ちる:「…………」
あみ:「わ、私が全部やったんじゃないの?ねえ……!」
あみ:立ち上がって、君の肩を揺する。
妙典ちる:「お、落ち着いてくださいませ……」がっくんがっくん頭が揺れる。
あみ:「だって、本当はずっと……そうしたいって、思ってたから……」
妙典ちる:「……だから、自分が"良い子"ではないと?」
あみ:「誰に食べてほしいかなんて、そんなの……摩耶以外にいなかった」
あみ:「……わかんないよ。私……」
あみ:「自分のことなんて、何も信じられない」
あみ:「そもそも……れね、レネゲイドビーイングってなに?」
あみ:「ずっと、なにも考えたり感じたりしない、ただの人形だったはずなのに、私」
あみ:「じゃあ、前まで私は私じゃなかったの……?摩耶が小さかった頃の事は、覚えてるのにっ」
あみ:「わかんないよ……こんなに、自分のことがわかんないのに」
あみ:「自分のことなんて、信じられない……」
妙典ちる:「……いえ。貴女の行動原理は至極シンプルではないですか」
あみ:「……どこが……」
妙典ちる:「"所有者"に愛されたい。そのために料理などを頑張っていたのでしょう?」
あみ:「……あ、あれは……ただ、自分の分からない事を知りたかっただけで……」
妙典ちる:「真っ当で、健気で、真っすぐな感情。RBとして目覚めたがゆえに会うことが出来なくなったとしても」
妙典ちる:「彼女の妹のことを知り、魔が差した瞬間を犯人につけ入れられたとしても」
あみ:「…………」そう思っていた。嘘じゃない。でも、本当にそれだけだっただろうか?
妙典ちる:「腐らずに抱き続けられること、同じ"製品"として尊敬を抱かざるを得ません」
あみ:もう何年も前。ままごと遊びをして、プラスチックを自分の口元に押し当てて「おいしいね~」とニコニコしていた記憶がある。
あみ:あの時、彼女が自分と分け合おうとしていたものが何だったのか。自分はそれを知りたかったんだろうか?
あみ:「……そんなのじゃない。第一もう、摩耶に合わせる顔なんてないし……」
あみ:「だから、私は私として生きていかなくちゃ……いけない、から……」
妙典ちる:「問題ありません。摩耶さんには、貴方が起こした行動のことは伝わりませんから」
妙典ちる:「それを踏まえた上で、事件が解決してすべてが元通りになったら……」
あみ:「そっ」
妙典ちる:「会いに行きましょうよ。彼女に」
あみ:「そ、そんなの……それで済ませちゃダメなんじゃ……」
あみ:「大体、元通りになんて」
あみ:「そんな都合のいいこと……」
妙典ちる:「貴方は"良い子"ではないのでしょう?」
妙典ちる:「レネゲイドの秘匿なぞのために、自分のやりたい事をないがしろにするなど勿体ない」
あみ:「……そ、そうだけど……それがダメってことで……」
あみ:「うう……」
あみ:なんだか分からないが、どうやってもこの子のことだけは、自分には言い負かすことができないような気がしてきた。
妙典ちる:「貴方がそれを気にするなら。規範を守った上で会いに行くことも考えないのですか?」
あみ:「……だって。気持ち悪がられそうだし」
あみ:「レネゲイドの事とか知ったら、変に狙われる事も増えるらしいし。そんなのに、摩耶を巻き込みたくなくて……」
妙典ちる:「それなら、気持ち悪がられないよう自然な話題を用意していけばいいでしょう」
妙典ちる:「襲われるのが心配なら、私が30m周囲を哨戒して安全を確認するように致します」
あみ:「自分が捨てた人形が動いてる時点できもちわるいでしょ……」ぐずっている。
あみ:「ちるはなんでそんななの……」
妙典ちる:「だ・か・ら!」
妙典ちる:先ほどの意趣返しのように、彼女の肩を掴んで。
妙典ちる:「製品なら製品らしく、所有者に気に入られるためのあらゆる手段を講じるのです!」
妙典ちる:「だって、貴方がこの場で摩耶さんと関わることを諦めてしまったら」
妙典ちる:「何の目標も持つことが出来ず、一人でに消えゆく結末しか私には想像できません」
妙典ちる:「レネゲイドビーイングが何ですか」
あみ:「……そ、それで……またこの事件みたいなことになったら……」
妙典ちる:「前科一犯が何ですか!」
あみ:圧に押されて声が震えている。
妙典ちる:「そこらに売ってる人形達は意思表示すら出来ないのですよ!そう、千載一遇のチャンスなのです!」
あみ:「???」
妙典ちる:「世界は貴女に、オーナーと仲良くきゃっきゃうふふせよと微笑みかけているのです」
妙典ちる:「製品に他者を気遣う必要がありますか?自分に遠慮する必要がありますか?」
あみ:「あ……あった方がいいんじゃない……?」おそるおそる意見。
妙典ちる:「否。貴女が慮るべきは摩耶さんただ一人」
妙典ちる:「今日から、合法的に摩耶さんに取り入り甘えられるための手段を兎に角ノートに書き出していってください」
あみ:「??????」
妙典ちる:「どんな些細なことでも、馬鹿なことでも、今まで以上に企業努力し、売れるために最善を尽くすのです」
妙典ちる:「そのために必要なことがあれば、何でもおっしゃってください」
妙典ちる:「最大限協力致します。アドバイスも惜しみません。なんせ私は……」
妙典ちる:「売れた"製品"ですから」
妙典ちる:ずいっと、彼女に顔を近づけて。
あみ:「……わ、わかりました……」迫力に押し負けてなんとなく了承してしまう。
妙典ちる:「…………」小さく頷き、席に座りなおして。
妙典ちる:「ようやく、元気が出たのではないでしょうか?」
あみ:「……わかんない……けど」
あみ:「さっきよりはちょっとマシ……かも」
妙典ちる:「良かったです」終始無表情だったが、柔らな微笑みが浮かんで。
あみ:「……ねえ。ちるはさ」
妙典ちる:「はい」
あみ:「どうして"人間"より"製品"の方がいいなってなったの?」
妙典ちる:「……あ~」
妙典ちる:「簡単なことです。私は、"製品"として生きるしか道がなかったのです」
あみ:「……そうなの?」自分よりもずっと人間に近いように見えるのに……というか人間そのものなのに。と言いたげな顔。
妙典ちる:「幼くしてFHに誘拐され、頭のてっぺんから足の爪先まで改造を施され」
妙典ちる:「生体兵器という"製品"に仕立てられ、売却される未来をただ待つしか私にはなかったのです」
あみ:(肩揺すった時も普通の女の子の感触だったけどな……)
妙典ちる:「UGNに保護されしばらく経った今でも。自認"製品"を止めることができません」
妙典ちる:「ですが、私は幸せです」
妙典ちる:「私の知る限り、最高のオーナーに愛用して貰えているのですから」
妙典ちる:「その心地よさは貴女も痛いほど知っている筈です」
あみ:「……うん」
あみ:「ありがと。……正直、まだ色々……整理はついてないけど」
あみ:「もう少し、考えてみる。自分のしたこと、これからするべきこと……」
妙典ちる:「はい。やはり、前向きな貴女の表情は人形らしくて素敵です」
あみ:「……りんご、もらっても良い?」
妙典ちる:「勿論です」フォークに一切れ刺して差し出す。
あみ:「必要はないけど、食べることはできるの。……贈り物は、受け取ったほうがいいと思ったから」
あみ:それにかじりつく。味というものはやはり、まだ自分の身体ではわからないけど。
あみ:しゃく、しゃくと水気が口の中で形を変える。それは少し、心地良いと思った。
GM:君達はあみの事についてはちるに任せ、仮面の出処について調査を進めていた。
細川瑠璃良:「この仮面……遺産なりEXレネゲイドなりとかじゃなさそうなんですよね?」
咎 絢香:「あぁ、EXレネゲイドや遺産には器物特有の経年の証が残るんだ」
細川瑠璃良:「不死のアイテムだとしても不老のアイテムじゃないってことですかね」
咎 絢香:「そういう事、あとこれに関しては生まれたて...あるいはモルフェウス能力者の剣とか銃に近いかも」
細川瑠璃良:「クリエイトアイテム、ってことですね」
細川瑠璃良:「絢香さんち的にはでも専門じゃない?たどるのは難しいですかね?」
細川瑠璃良:「でもちょっと安心かもですけど、その方が」
細川瑠璃良:「これの出どころもバッチリ分かっちゃったら絢香さんのこともっと好きになっちゃう気がするから……」
咎 絢香:「瑠璃さぁ...そんな分かりやすいハニトラいくら私でも引っかからないんだけど」我ながら上手いことを言ったのではないか? と内心思う
細川瑠璃良:「やっぱりわかんないです……?」
咎 絢香:「分析は難しいかな...ただ辿る事はできるよ」
咎 絢香:「ほら、例の占術」
細川瑠璃良:しゅんとしてたが、ぱあ……と顔が明るくなる。「本当!?」
咎 絢香:「あれは縁を辿るから実物があればより精度の高い情報は得られるけど...」
咎 絢香:「実家に繋いでもいいけど交渉事は瑠璃がするのよ」
細川瑠璃良:「瑠璃が、ですか?」
咎 絢香:「ほら、UGN側の代表だし」
細川瑠璃良:「絢香さんが可愛くおねだりすれば一発だったりしないんです?」
咎 絢香:「どちらかというとそういう魂胆を見透かすタイプ...あの人は」
細川瑠璃良:「身内じゃないんですか?」
咎 絢香:「普通の家庭がどうかは知らないけど咎の身内っていうのは家内政争の相手でもあるから...だからあんまり甘い顔はされない」
咎 絢香:「まぁ、晶姫姉は仲はいいけどね...だからこそ瑠璃も思われたくないでしょ?」
細川瑠璃良:「そんな……家族同士で仲良くできないなんて哀しいですね……」
咎 絢香:「可愛い妹をコマして協力を取り付けようとしてる...なんて」
細川瑠璃良:(いつの時代なんだか……時代遅れも甚だしい)
細川瑠璃良:「コマす……ええと、可愛い妹の絢香さんと仲良くなってる~、って嫉妬されちゃうってことですか?」
細川瑠璃良:「仲良くなったと思ってくれてるんですね、絢香さん。嬉しい……」
咎 絢香:「コイツ...」見上げながら頬を両手でつまみひっぱる
細川瑠璃良:「ひう~っ」
咎 絢香:「(可愛いなコイツ...)」
細川瑠璃良:「ふふ」笑って。
細川瑠璃良:「絢香さんにこういうことしてもらえると嬉しいかも」
咎 絢香:「な、なんでよ...?」
細川瑠璃良:「絢香さん、身内にほど雑……というか。ラフになるタイプですよね?」
細川瑠璃良:「気安くしてくれてるんだ~って思えるんです」
咎 絢香:「そっちがぐいぐい距離を詰めてくるからそういうの気にするのが馬鹿らしいってだけ」
細川瑠璃良:「でも離れないでくれるじゃないですか」
咎 絢香:「アンタが真面目にちるとか私に気を回してくれてるんだから...邪険にしたら嫌な奴になるじゃん」
細川瑠璃良:「そういうところも見てくれるんだ」
咎 絢香:「.......こっちも雑にしてるんだからアンタもこんな時まで気を張らなくていいから」ぷいっと顔を背ける
咎 絢香:「まぁ、外部の人間相手だしこっちがラクならそれでいいけど」
細川瑠璃良:「ありがとうございますっ♡」
細川瑠璃良:「じゃあお言葉に甘えて~……ちょっとだけラクにしちゃおっかな」
細川瑠璃良:「敬語やめるねっ」
咎 絢香:「ん、その方が話しやすいわ」
細川瑠璃良:「支部のDB調べたよ。仮面の造り手……“アントロポス”の“ヴィサージュ”だと思う」
細川瑠璃良:「“アントロポス”は“人間と同じような日常を暮らしたい”ってのを共通の欲望にするセルで~……」
細川瑠璃良:「“ヴィサージュ”も古いお面を起源にするレネゲイドビーイングなんじゃない?って感じみたい」
咎 絢香:「ヴィサージュ...名前は聞いたことがある...安土桃山時代の面に由来する奴」
細川瑠璃良:「絢香ちゃんがFHに詳しいとちょっと不安になるな~」
細川瑠璃良:「向こうの仕事受け過ぎだよお~」
咎 絢香:「旧いしがらみの面倒な所ってわけ...でもなんというか」
咎 絢香:「私の認識とはちょっと能力にズレがあるな」
細川瑠璃良:「ズレ?」
咎 絢香:「ヴィサージュは...そんな取り回しの良い能力じゃなかったはず」
咎 絢香:「実在する役には成れないかわりに無い存在をでっち上げる...そういう擬態能力だったと記憶してるけど」
細川瑠璃良:「つまり、実在する人になれるようになってるなら……」
細川瑠璃良:「なんらかの外付けの力の影響があって」
細川瑠璃良:「ご丁寧にも、今はまさにお誂え向きの、自我を切り離すレネゲイドアイテムの所有者が分からないって問題がある」
細川瑠璃良:「絢香さんはそう言いたいんだよね?」
咎 絢香:「やっぱり瑠璃は俯瞰して物事を見るのが上手いね」
細川瑠璃良:「えへへ……普段虫さんにお願いしてるからかも?」
細川瑠璃良:「でも、見るのが上手い自信があっても、“ヴィサージュ”……“アントロポス”を見つけるのは難しくって」
細川瑠璃良:「欲望が積極的に悪いことする!って感じじゃないし。成り代わる、なりすます術を極めようとしてる人たちってことになるから」
細川瑠璃良:「UGNでは足跡を追えてない。絢香ちゃんちの占いで調べるとか、本当にそういう手段しかないかも」
咎 絢香:「やっぱり実家の力を借りるしかないか...」
細川瑠璃良:「怖い要求されないといいなあ……」
咎 絢香:「持ち前の可愛さと生真面目さでなんとかしな...助け船は出してあげるから」
細川瑠璃良:「ありがとう~」
細川瑠璃良:「でもこれで、あみちゃんは操られていた被害者、ケアするべき相手って確定したから」
細川瑠璃良:「ちるさんにあとは任せていいと思うんだ。瑠璃たち部外者が行くよりよほど」
咎 絢香:「だね、それにあの子も負い目があるし」
咎 絢香:「ちるの変さならそういうのもなんとかしてくれそう」
細川瑠璃良:「……ちるさん独特のオーラがあるよねっ。マイペースっていうか……自分を持ってるみたいな」
咎 絢香:「自分のなるべき事とかやりたい事みたいな芯があるからかもね...そういう子は強いよ」
咎 絢香:「瑠璃もそういうマイペースさに憧れたりするわけ?」
細川瑠璃良:「瑠璃はマイペースだよ?」
細川瑠璃良:「瑠璃のやりたいようにやってるもの」
咎 絢香:「以外かも、割と周りの緩衝をしたりとか結構合わせるタイプだと思ったから」
細川瑠璃良:「したくてやってるんだよ~?」
細川瑠璃良:「絢香さんみたいな人と、なかよくなりたいから」
咎 絢香:「もしそうなら...瑠璃はかなり”UGN向き”だね」
咎 絢香:「実際、瑠璃と一緒に仕事してて楽しいよ」
咎 絢香:指先でつんと額を突く
細川瑠璃良:「ぴう……も~!」
GM:シーンカット。ロイス購入が可能です
妙典ちる:あみ/〇応援/不安 に変更。
細川瑠璃良:絢香さんのロイスをN脅威からP有為にしておこうかな なかよしだよ~
咎 絢香:グギギ...
GM:有為ってなかよしって意味だったんだ
咎 絢香:こちらはそのままで!
妙典ちる:どうしよっかな 応急手当
妙典ちる:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 10[3,9,10]+10[10]+6[6]+1 → 27 → 成功
妙典ちる:高級な応急手当(高級手当ではない)
咎 絢香:セレブリティ...
妙典ちる:8+2d10 使用
DoubleCross : (8+2D10) → 8+13[5,8] → 21
咎 絢香:UGNボディーアーマー買います
妙典ちる:まぁまぁ回復して以上です
咎 絢香:3dx+2>=12 ボデマ
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 10[1,2,10]+10[10]+7[7]+2 → 29 → 成功
細川瑠璃良:すごい服じゃん
咎 絢香:ハイソサエティ・UGNボディーアーマーを得ました
細川瑠璃良:リアクティブアーマーでも狙ってみようかな
細川瑠璃良:6dx+9>=24
DoubleCross : (6DX10+9>=24) → 9[1,3,3,7,8,9]+9 → 18 → 失敗
細川瑠璃良:財産6点使って買います
細川瑠璃良:細川瑠璃良の財産点を6減少(10 → 4)
細川瑠璃良:装備して以上!
GM:では以上~
ミドル7
GM:ここは別に全員登場ではない気もするけどとりあえず全員登場!
咎 絢香:うぉー!
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 8)増加(81 → 89)
妙典ちる:出るか出ないかで言ったら出る
妙典ちる:68+1d10
DoubleCross : (68+1D10) → 68+10[10] → 78
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(87 → 92)
妙典ちる:追い付けねぇ……!
GM:君達は咎絢香の伝手を頼り、改めて咎家に訪問した。
GM:これまでの捜査経緯と、"メソギの鋏刃"を補足する占術が必要であること。そうしなければ咎家側の目的である遺産の回収も叶わないということ。
咎晶姫:「……なるほど。確かに、聞く限りは可能でしょうね」
咎晶姫:絢香と二人での砕けた感じは抑えていて、ある程度よそ行きの振る舞い。
咎晶姫:「人助けのためなら喜んで、と言いたい所でもあります……が」
咎晶姫:ううん、と悩ましげに首を傾げつつ。
咎晶姫:「うちの大事な道士一人借り出して、占法秘術まで使いたいってわけでしょう」
咎晶姫:「そうなると遺産くらいは譲っていただかないと、こちらも瀬がないのですが……」
咎晶姫:「その辺りはまだ決めかねている、と絢香からの報告では伺っております」
咎晶姫:「そこは今も違いないでしょうか?」
細川瑠璃良:「あ、は、はい……」縮こまっている。
細川瑠璃良:「わ、私たちとしては……やはりどうしても……」
咎晶姫:「ええ……そちらの事情はお察ししますが。私個人の気持ちで済む問題でもないのですよね」
咎 絢香:「(悪いっ、全然助け船出せないかも....)」少しバツが悪そうに瑠璃良にアイコンタクトを送る
咎晶姫:「術も人も、家の財産という面がありますから」
咎晶姫:「勝手に貸し出しました、得るものはありません、では首が涼しくなってしまいます」
細川瑠璃良:(ほんっと使えない……)
細川瑠璃良:「危険な現象を引き起こせうる遺産を、預けていいよ~っておまかせするには……」
咎晶姫:つう、と細長い指で自分の首を掻く真似をする。
咎晶姫:「私共はその信頼がない、ということですよね」にこにこ。
細川瑠璃良:「晶姫さんたちのっていうか……お互いの信頼が足りてないと思います」
妙典ちる:「…………」のほほんと眺めてる。渡しても渡さずとも、遺産は保管死になるから可哀そうだと思ってる。
細川瑠璃良:「多分なんですけど……」
細川瑠璃良:「お互い対等な取引相手だと思ってないですよね?」
細川瑠璃良:「わ、私はそういう風に思ってないですよっ!」ぱたぱたと首を振って。
細川瑠璃良:「私個人の気持ちで済む問題じゃないので……」
咎晶姫:「ふふ……使いの子は大変ですね。その初々しさでこんなお役目を」
咎晶姫:「ああ……ところで、絢香さん」人前での呼び方。
咎 絢香:「は、はい...っ」自分に振られて背筋が伸びる
咎晶姫:「貴方は、その被害者さんに既に触れてるわけですよね」
咎 絢香:「あぁ...そうだけど...」
咎晶姫:「では……既にその分だけでも、下手人の所まで手繰れるかもしれませんね」
咎晶姫:「試してみる価値はあるかもしれません」自分達だけで先に遺産に辿り着く事を仄めかしている。
GM:元々は本物の石見咲耶を占術の起点にする想定ではあったが。そういうことも、全く不可能ではないようには聞こえる。
細川瑠璃良:「わあ……!すごいですね、そんなことできるんですか?」
細川瑠璃良:「だったら……私たちは絢香さんたちに着いていけばいいんですね!」
咎晶姫:「あら、試してみるまでは判断できませんけどね」
細川瑠璃良:「むう~……」
咎晶姫:「……ふふ。絢香さんはどう思いますか?」
咎 絢香:「(居心地悪い...)」実家と半ば協力状態となったUGNの間に板挟みになっている。こういう舌戦が嫌で実働役として動いたというのに
咎 絢香:「え”、えぇ~~? どうって...」
咎晶姫:「このままUGNの方とお話を続けてみるか、貴方一人でお役目を果たしてみるか」
咎晶姫:「実際にやる人の意見も聞いてみないと、でしょう?」
咎 絢香:「(どっち選んでも角が出るじゃん....誰か....誰か....いないか、私の味方は?)」視線を動かしふとちるに目が合う
妙典ちる:「…………」キラキラした瞳で絢香さんを見つめている。共闘、協力し合う未来に微塵の疑いもない。
咎 絢香:「(ダメだ~~、全部丸く収まるのに一切の疑いがない)」
妙典ちる:「(ご安心ください絢香さん。どのような結果になっても、私は決して貴方を一人にはさせません)」脳内に直接語り掛けられる錯覚を感じるだろう。
咎 絢香:「(おぉ...よくわからないけど途轍もない安心感を訴えてくる.........何とかなりそうな気がする)」
咎 絢香:「(具体的方策は一切、提示してくれなかったけど)」無茶
咎 絢香:「なんつーか...UGNとしては遺産が悪用される不安は無視できないし、ウチとしては一方的に協力しろっていうのは強欲だよなって事だよね?」
咎 絢香:「(多分、そういう事だよな?)」
細川瑠璃良:「人助けをお願いしてるだけなんですけどね……」
咎晶姫:「UGNさんはお金の事については気前がいいですけど、お金だけが目当てなら別の稼業をしていますからねえ」遺産以外は報酬にならないという意味。
咎 絢香:「要はUGNとしての信用の担保が欲しいって言うなら自分がそっちに所持している武具ごと所属っていう形とかじゃ...ダメ?」
細川瑠璃良:「UGNの預かりになってもらうってことですか?それなら別にいいですけど……遺産ですよね?」
細川瑠璃良:「適合して貰う前提が必要になっちゃうと思いますよ」
咎晶姫:「契約できたとして、絢香さんが使って無事でいられる物かも分かりませんしね」
咎 絢香:「いや、人質みたいな感じで自分が持ってる武器と一緒にUGNに所属する代わりに遺産を咎家に預けるみたいな...」
細川瑠璃良:「あ、それがありならじゃあこういうのはどうですか?」
咎 絢香:なんだか昔の政略結婚みたいだな...と言ってから思う
細川瑠璃良:「お家のみなさんに……UGNのイリーガルになって貰うんです」
細川瑠璃良:「そうすればお家にある遺産を取り上げたりとかないですよ。管理できてることになるので」
細川瑠璃良:「メソギも安心してお預けできます」
咎晶姫:「それはUGNさんの看板で仕事してください、って話です?」
細川瑠璃良:「イリーガルに対しては指揮権とかはないですよ」
細川瑠璃良:「必要に応じて、ご協力をお願いしたりするだけです」
咎晶姫:「お願い。お願いですか……」
咎晶姫:「なら、もちろん強制性はないですよね」
咎晶姫:「要は、そっちの台帳にどういう名前で書かれるかってだけの違い」
細川瑠璃良:「そうかもですね。すみません。そんなところをこだわらないといけなくって」
咎晶姫:「いえいえ……ええ、そういうものであれば。うちの面子を気になさる人達も、納得はするでしょう」
細川瑠璃良:「本当はやるべきことをやれればよくって、名とかどうでもいいのに。お互い大変ですよね」
咎晶姫:「そうですねえ。とはいえ、その名前で生かして貰ってる部分もありますから」
咎晶姫:「お互いよろしくやっていきましょう」
細川瑠璃良:「はい、よろしくお願いしますっ」
細川瑠璃良:くるりと振り返って。
咎晶姫:そう言って席を立ち、占術の準備を始めます。
細川瑠璃良:「絢香さんのおかげかもっ」
咎 絢香:「話が纏まってよかった...本当に」ヒリついた空気で薄っすらぐったりしている
妙典ちる:「はい。もう少し、絢香さんと一緒に居れそうで良かったです」
細川瑠璃良:「ちるさんもいてくれてありがと~!どっしり構えててくれて頼りになりました!」
細川瑠璃良:言外に余計な口出しをしないでいてくれたことを感謝している。
咎 絢香:「ちる...っ」思わずハグする
妙典ちる:「うおっ……ありがとうございます。なぜ褒められたり喜ばれたりするのかイマイチ掴めておりませんが……」
妙典ちる:それはそれとして、まるで銅像の様に背筋を立てて正座し微動だにしていない。公共の場ではこうせよとオーナーに言いつけられている。
咎 絢香:「どっしり構えてるアンタに安心するわ...」
細川瑠璃良:「絢香さん……瑠璃には~?」
咎 絢香:「瑠璃もお疲れ様...本当に偉いわ」抱きしめ、頭を撫でる
妙典ちる:「お疲れ様です。瑠璃良さんも、UGNとしての立場から色々考えて発言していたのだと思っております」
咎 絢香:「本来なら偉い人が担当するような話をできるの本当に凄いわ...晶姫姉さんにも引かなかったし」
細川瑠璃良:「んふふ……」
細川瑠璃良:「でも意外と優しい人でしたね。絢香さんに似てるかもです」
咎 絢香:「まぁ...ね..........あんまり実家で恥ずかしい事言わないで」少し気恥ずかしい
妙典ちる:「私から見ると、晶姫さんはちょっと疲れていそうだと感じました。色々と大変な立場なのかと」
妙典ちる:「まるで支部長のような……中間管理職特有の板挟み的な……」
咎 絢香:「家族っていっても皆が仲いいわけじゃないからね...口出ししてきたり嫌味言う身内とか...そういうのから庇ってくれてる」
細川瑠璃良:「仲良くしたほうがいいと思うんですけどねえ」
咎 絢香:「今みたいに外では厳しいし嫌な顔するけどね」
妙典ちる:「……なるほど。確かに支部長と同じ、優しい方ですね」
細川瑠璃良:「瑠璃のところも人のことは言えないですけど……」
細川瑠璃良:「ちるさんがそこまで言う支部長、一度会ってみたいです」
咎 絢香:「それはちょっと気になってる」
咎 絢香:「ちるがそこまで言うんだしかなり紳士的で...かっこいいんじゃない?」
妙典ちる:「はい。厭味ったらしいちくちく言葉と仏頂面からは想像も付かないほど優しく頼りがいのある方です」
細川瑠璃良:「厭味ったらしいちくちく言葉……」
妙典ちる:「私が"製品"として発言するたびに人として振る舞えと怒り、私の人生を案じて導こうとし」
妙典ちる:「私の戯れや出鱈目な冗談をいつでも真摯に受け止め、小一時間に渡る説教をしてくれるほど」
細川瑠璃良:「いつも怒られてません……?」
妙典ちる:「所有物に並々ならぬ愛情を注いでくれる、私の最高のオーナーです」
咎 絢香:「ちる、もしかしなくても結構やんちゃしてない?」
妙典ちる:「?」小首を傾げる。
細川瑠璃良:(これ懐刀も自称なんじゃないのこいつ……?)
咎 絢香:(その支部長さんもお疲れ様だな...)あったことの無いちるの所有者に思いを馳せる
細川瑠璃良:「ま、まあともかくっ!その支部長にもいい報告が出来るように……」
細川瑠璃良:「“占い”で良い結果を引けるように祈りましょう」
GM:その後、君達は”メソギの鋏刃”の影響を最も強く受けたもの──本物の石見咲耶を慎重に屋敷へと運び込み(占術は屋敷の中でなければできないという事であった)
GM:手順は明かせない、と簾の向こうで術を進める彼女の言葉を待った。
GM:そのまま、答えが出るまでに数十分。
咎晶姫:「……ええ、見えました」
咎晶姫:「N市……朝見区川浦通り3-6-17……」
咎晶姫:「ごく普通の……民家のようですね」
咎晶姫:「そこで暮らす住民の一人に……」
咎晶姫:少し困惑した様子で、晶姫は犯人の素性を説明した。
GM:シーンカット。ロイスのみ可能です。
細川瑠璃良:1枠残したままいくぜ クライのマックス
咎 絢香:おなじく!
妙典ちる:私も残しとくか 保留。
GM:では進みます
クライマックス
GM:全員登場!
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(89 → 91)
妙典ちる:78+1d10
DoubleCross : (78+1D10) → 78+3[3] → 81
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(92 → 95)
GM:某日夕刻、三好家。
GM:三好紗夜はエプロンを片付けながら、煮立った鍋の火を止める。
GM:彼女がこの家に戻ってきたのは、まだ高校生だった四年前の春だった。
GM:両親は早くに離婚し、父方に引き取られたが、父の再婚相手は祖父との同居を嫌がっていたらしい。
GM:元々中学に入った頃から父との折り合いは悪かったし、祖父の世話するために離れるのは、良心という体裁の良い名目になった。父も心配する体裁ばかり作りながら、喜んで了承していた。
GM:はじめはそういう不純な動機だったかもしれないが、祖父と過ごす時間は大変だけども心地よかった。
GM:うまく言葉に出来ないけれど──ほとんど家に帰ってこない父や、いつも苛立っていて声をかける時にはいつも胸がドキドキしていた母よりも、ずっと家族らしいと思っていた。
GM:「じいちゃん、ご飯もうすぐできるからね」
GM:「おお、おお……ご飯……ご飯か」
GM:「そう、今日は煮物作ったから。じいちゃんの好きな里芋も入っとるよ」
GM:祖父のよく通る低い声は今も変わりないが、返答がぼんやりしたものになっている。
GM:昔は生徒から恐れられる鬼の体育教師だったらしいけど。本当かな?と思う事もある。
GM:小さい頃から、私を叱ったことは一度もない。
GM:「紗夜なあ……おまえが、いてくれるだけで助かっとるよ」
GM:「んー?」
GM:「浩二も美奈も、俺の事なんか見向きもせんやろ……いてくれるだけで、なあ」
GM:「そうねえ、大変だよね」
GM:いつも夕食を囲みながら、祖父が話すのはとりとめもない言葉だ。
GM:時々よく聞き取れなかったりもするが、私はいつもにこやかに相槌を打っている。
GM:別に、適当に相手すれば良いと思っているからじゃなく。
GM:寂しいと言っている。私を必要としてくれている。
GM:それはいつも変わりなくて、分かっているからだ。
GM:「…………」
GM:そう、居心地が良かった。本当だ。
GM:私はここで必要とされていて、愛を感じている。
GM:でも、それは無限ではない。またいつか居場所を変える必要がある。
GM:「ねえ……じいちゃん」
GM:「おお……どうかしたんか」
GM:「ごめん、ちょっと用事」
GM:食事の途中で不意に席を立った私を、祖父は作法ができていないと叱る訳でもなかった。
GM:「すぐ戻るから」
GM:「おお。暗いし、気をつけえや」
GM:「うん。……行ってきます」
GM:嘘を吐いた。ごめんなさい、私はきっと戻らない。
GM:でも、安心して欲しい。私はまたどこかで、自分の巣を見つけるから。
GM:玄関の前で靴を履き直す。
GM:《折り畳み》大鋏を取り出す。黒い影が滴る。
GM:ずっと被っていた仮面を外して、戦闘用のものに付け替える。
"ヴィサージュ":(……この頃は、日本が騒がしいなあ。UGNもFHも)
"ヴィサージュ":(その分、いいこともあったけれど。特に、この鋏は素敵だ)
"ヴィサージュ":(人生は一つきりじゃない、って教えてくれる。こんなに夢のある話もない)
"ヴィサージュ":(ただ、次の家族は別の国がいいかな。韓国かベトナムか……オーストラリアも気になるな)
"ヴィサージュ":(まあ、そこを考えるのは後だ。今はまず……)
"ヴィサージュ":庭先の門をくぐり、君達の前に姿を見せる。
"ヴィサージュ":(邪魔者を消さないとね)
GM:目録に伝え聞く通りの大鋏を手にした、仮面の女。疑うべくもなく、君達が探していた相手がそこにいた。
"ヴィサージュ":「何人?……3人か」
咎 絢香:何の気なしに奥の標識が目に入る
咎 絢香:「三好って表札に書いてあるな...”奪った”の?」
"ヴィサージュ":「奪いに来たのは貴方達もでしょ」
"ヴィサージュ":「もう少し続くはずだったのに。私の、平穏な日常」
妙典ちる:「我々に狙われる自覚があるのですね。話が早くて助かります」
"ヴィサージュ":暗にそうしたと認めている返答。
細川瑠璃良:「あなたのではないです!」
咎 絢香:「アンタは派手にやりすぎた...前みたいなやり方だったら人目は引かなかったのに」
細川瑠璃良:「"アントロポス"の"ヴィサージュ"さん。おとなしくお縄に付いてください!」
"ヴィサージュ":「……自分が良ければそれでいい、ってのも違うでしょ?」
GM:記録に残っている"メソギの鋏刃"……その契約の代償は、この力を自分と同じ願いを持つ他者の為に使う事だ。
妙典ちる:「……だから、あみさんを唆したのですか」
咎 絢香:会話で分かる。コイツは武器に”使われる側”だ...遺産の代償で抑制が飛んでいる
"ヴィサージュ":「はあ……けど、あの子もバカだよね。"元"を残さなければこんなに早くバレなかったのに」
"ヴィサージュ":「それはやめてって、勝手に逃がすんだから……」
"ヴィサージュ":石見咲耶の事を言っているのだろう。
"ヴィサージュ":「下手に追って目立つより、君達の処理に任せたほうが良いと思ったんだけど。宛が外れたかな」
細川瑠璃良:「おバカさんはあなたですよ……!」
妙典ちる:「余計なことをしてくれましたね。彼女は自ら努力し、前に進む一歩を踏み出そうとしていたのに」
細川瑠璃良:「それが普通なんです。人を想うことの」
細川瑠璃良:「それが全然わからないなら、あなたは全然なりたいものに近づけてないですよ」
妙典ちる:「一時の迷いに付け込まれ、他者に被害を与え、夢中になるがあまり製品としての誇りを捨てる手前まで追い詰めた」
妙典ちる:「そのようなやり方では、誰も彼も自分も決して望み通りとはいきません」
"ヴィサージュ":「分かってるよ。身近な人や、家族を大事に思う気持ちくらい」
"ヴィサージュ":「でも、邪魔な人は邪魔でしょ?貴方達だって、私を排除したがってる」
"ヴィサージュ":「おんなじだね?」けらけらと笑う。
咎 絢香:「正直、“アントロポス”の境遇を聞いて同情の気持ちはあったから助かったよ」
GM:社会の中に溶け込んでこそいたが、この迷いのない加害的なエゴは正しくジャームのそれである、と君達は確信できても良いでしょう。
咎 絢香:「盗人相手なら大切なモノ取り上げても全然心は痛まないから」
細川瑠璃良:「……本当は、言葉で分かってもらえるなら一番なんですけど」
細川瑠璃良:「全然聞き入れてはもらえないみたいですね」
"ヴィサージュ":「私もね、争いは好きじゃないんだけど……」ちゃき、と大鋏を脇に構えて。
"ヴィサージュ":「追って来る人は、みんな消すようにしてるの」
"ヴィサージュ":「その方が、割に合わないって分かってもらえるし」
"ヴィサージュ":「逃げ隠れするよりも、平穏な日常を過ごせるでしょう?」
妙典ちる:「割に合わなかろうと。誰かの日常を歪ませる存在である貴女を」
妙典ちる:「決して……見逃すわけにはいきません!」
細川瑠璃良:(どいつもこいつも……割に合う合わない、損得、面子……くだらない)
細川瑠璃良:「命がかかってる以上に」
細川瑠璃良:「優先すべきことなんてあるわけ無いでしょ」
細川瑠璃良:苛立ちを含んだ声音で、そう告げた。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:エンゲージは以下。
GM:[ PC ] –8m– [ “ヴィサージュ” ]
GM:“ヴィサージュ”の行動値は4です。
GM:衝動判定です。目標値は9。
咎 絢香:8dx+1>=9 意志
DoubleCross : (8DX10+1>=9) → 10[1,3,4,5,8,8,9,10]+2[2]+1 → 13 → 成功
細川瑠璃良:6dx+3>=9
DoubleCross : (6DX10+3>=9) → 9[1,1,2,5,6,9]+3 → 12 → 成功
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を2D10(→ 10)増加(95 → 105)
妙典ちる:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 7[1,4,5,5,7] → 7 → 失敗
妙典ちる:暴走!
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を2D10(→ 8)増加(91 → 99)
咎 絢香:セーフ!
妙典ちる:81+2d10
DoubleCross : (81+2D10) → 81+12[6,6] → 93
GM:また、戦闘に入る前に観察判定というものをやってもらいます。
GM:暴走していない人だけが参加可能で、<意志>または<知覚>の判定に成功すると、相対した敵の行動ロジックや特殊能力を一部看破できます。こちらの目標値も9です。
咎 絢香:ほうほう!
GM:全員失敗した場合はマイナーアクションで再度挑戦できます。
妙典ちる:がんばえ~
細川瑠璃良:ほえ~
細川瑠璃良:見せます 鋼の意志を
咎 絢香:判定する技能によって内容って変わりますか?
GM:そこは特にないです!
咎 絢香:りょ!
細川瑠璃良:7dx+3>=9
DoubleCross : (7DX10+3>=9) → 10[1,3,5,7,8,8,10]+7[7]+3 → 20 → 成功
GM:全部見えてる
咎 絢香:8dx+1 意志
DoubleCross : (8DX10+1) → 8[1,2,3,4,6,7,7,8]+1 → 9
妙典ちる:やりおる
細川瑠璃良:2階席まで全部見えてるからね
GM:では観察して分かることを貼ります
GM:ちょっと長いんですが えーっと
GM:・観察情報
①攻撃対象の選択時、そのラウンドに自身がまだ攻撃していない敵を優先して攻撃する。ただし、2体以上への攻撃が可能な場合はそちらを優先する。
②この場の敵の殲滅を目的としており、自分から距離を取る相手がいれば追撃のために《加速する刻》《加速する刻Ⅱ》をただちに使用して攻撃する。
③以下の特殊な武器効果を持っている。
「メソギの鋏刃」
この武器を使用した攻撃で戦闘不能になった対象は、自身のロイス一つの感情を「P:忘却/N:忘却」に変更し、タイタス化する。この効果はデータ的にはEロイス:マジカルリクエスト(この遺産を作った人が持ってたEロイス)という事になります。
④以下のオリジナルEロイスを持っている。(2個分にカウント)
「一鬼駆け」
多くの相手から敵意を向けられるほどに力が増幅するジャームであることを現すEロイス。
自身が攻撃対象になる度に、指定したエフェクト一つのレベルと最大レベルが+2される(《砂塵の嵐》を指定)。この効果は戦闘終了まで継続し、累積するが、自身がメジャーアクションを行うとリセットされる。
⑤対象:単体の攻撃のみ使用できる。
GM:こういう感じです
GM:なにか質問あれば答えれるものなら答えます
GM:もし大丈夫そうならセットアップからはじめていきます
細川瑠璃良:大丈夫!
咎 絢香:いけます!
妙典ちる:大丈夫です
GM:ではセットアップ
細川瑠璃良:なし
"ヴィサージュ":《砂塵の嵐》
"ヴィサージュ":ラウンド中、自分を除くキャラクターが同一エンゲージ以外の対象に行う射撃攻撃の命中が-6。
"ヴィサージュ":エフェクトレベルは2です。
妙典ちる:ブルーゲイル使用。行動値11、侵蝕98。
GM:侵蝕上げるために飲んでる…
咎 絢香:な~し!
GM:イニシアチブ。11になった妙典さんからどうぞ
妙典ちる:待機ワンチャンあるかなぁこれ
細川瑠璃良:🦆
咎 絢香:あぁ~確かに
咎 絢香:ジェネシフトで侵蝕1d上げるのもアリ
妙典ちる:どうせマイナー使うなら戦闘移動で接敵したくもあるからな……
妙典ちる:待機を選択します。
GM:再度イニシアチブ。
GM:咎さんの手番です。
咎 絢香:う~む、同じく待機で!
GM:こやつら…
GM:じゃあ4同値はPC有利で細川さん
細川瑠璃良:あたし2です!リアクティブアーマーで行動値下がってるので
GM:あっ!わすれてた
GM:じゃあヴィサージュの行動
GM:1d3 初手はランダム
DoubleCross : (1D3) → 2
"ヴィサージュ":マイナー、《原初の青:斥力跳躍》でPCにエンゲージ。
GM:[ 妙典、細川、咎、"ヴィサージュ" ]
妙典ちる:普通にこっち来てくれたな……
"ヴィサージュ":見るからに白兵でしょ
"ヴィサージュ":メジャーは《コンセントレイト》《カスタマイズ》《クリスタライズ》で細川さんに攻撃。
"ヴィサージュ":14dx+7@7 命中
DoubleCross : (14DX7+7) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,5,5,7,7,10]+5[1,4,5]+7 → 22
細川瑠璃良:でも剣持ってても投げつけてくるかもしれないじゃん
"ヴィサージュ":オート《剣精の手》
咎 絢香:前例アリってね
"ヴィサージュ":1dx+27@7 追加分
DoubleCross : (1DX7+27) → 10[7]+1[1]+27 → 38
GM:装甲無視です リアクションどうぞ
細川瑠璃良:《氷盾》でガード!
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を2増加(105 → 107)
"ヴィサージュ":3d10+32 うおおダメージ
DoubleCross : (3D10+32) → 18[3,8,7]+32 → 50
細川瑠璃良:ガード値はクリシー12+1 氷盾20で33 17点受けます
細川瑠璃良:細川瑠璃良のHPを17減少(31 → 14)
咎 絢香:かた~い!
"ヴィサージュ":硬いなこいつ……
妙典ちる:かたぁい
"ヴィサージュ":手番終わり!
GM:改めてイニシアチブ。行動値2の細川さんどうぞ
細川瑠璃良:はあい マイナーなし、メジャーで「ハーレムシェイク」:《エクスプロージョン》《ツインバースト》。
細川瑠璃良:ヴィサージュを攻撃!
細川瑠璃良:5dx+1 ドッジ不可
DoubleCross : (5DX10+1) → 8[6,7,7,8,8]+1 → 9
"ヴィサージュ":攻撃対象になったので、Eロイス効果で《砂塵の嵐》のレベルが+2。
"ヴィサージュ":でも至近で殴られてるから意味ないな…
細川瑠璃良:どうせ当たるし……
"ヴィサージュ":そして回避もできねえ ガードします
細川瑠璃良:1d10+20 諸々有効
DoubleCross : (1D10+20) → 6[6]+20 → 26
"ヴィサージュ":実は命中-12だから必中でも失敗してた 遠距離からの攻撃なら…
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を6増加(107 → 113)
"ヴィサージュ":痛いけどまだ平気
GM:では次!行動値が逆順で…
GM:咎さんの手番です
咎 絢香:ウス!
咎 絢香:マイナーアクションジェネシフトします!
咎 絢香:メジャーアクションで原初の赤:ダンシングシミター 使用武器はブレードオブアデプト,斧,フォールンアックス,パイルバンカー
咎 絢香:やっぱりジェネシフトにします! 1dで侵蝕率上げるぜ
咎 絢香:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を1増加(99 → 100)
咎 絢香:かんぺき~
GM:うま
咎 絢香:では攻撃をヴィサージュに行います
咎 絢香:9dx+2
DoubleCross : (9DX10+2) → 8[1,1,2,2,3,3,7,7,8]+2 → 10
咎 絢香:ここで神速舞踏を使用武器回数...つまり4回発動!
"ヴィサージュ":攻撃対象になったので、Eロイス効果で《砂塵の嵐》のレベルが合計+4。
"ヴィサージュ":まあ至近なんですが…
"ヴィサージュ":多くなあい?
咎 絢香:c(10+48)
DoubleCross : c(10+48) → 58
細川瑠璃良:じゃあ……バディムーヴするねっ
細川瑠璃良:達成値+3して!
咎 絢香:ありがとっ♡
咎 絢香:61到達!
咎 絢香:これで命中は確定で!
"ヴィサージュ":えーっとこの場合
"ヴィサージュ":ドッジします。《命の盾》
"ヴィサージュ":10dx+6@10>=61 うおお
DoubleCross : (10DX10+6>=61) → 10[2,2,2,3,6,6,6,9,9,10]+2[2]+6 → 18 → 失敗
咎 絢香:怖いって!
"ヴィサージュ":130点キャラシの命中じゃないのよ
咎 絢香:7d10+12+10 ダメージ
DoubleCross : (7D10+12+10) → 51[9,3,10,7,9,5,8]+12+10 → 73
咎 絢香:斧の効果により3の出目を振り直します
"ヴィサージュ":流石に痛え
咎 絢香:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2
細川瑠璃良:減ってるじゃん
咎 絢香:72に減りました
細川瑠璃良:キリがいい
咎 絢香:咎 絢香の侵蝕率を11増加(100 → 111)
咎 絢香:これで以上!
GM:では待機行動値11、妙典さんの手番です
妙典ちる:はいさい
妙典ちる:マイナーでジェネシフト
妙典ちる:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
妙典ちる:侵蝕103まで上昇。
妙典ちる:メジャー《Cバロ》《黒の鉄槌》《黒星の門》《落星衝》対象"ヴィサージュ"
GM:命中どうぞ!
妙典ちる:黒星の門のお陰で至近攻撃が可能!
"ヴィサージュ":くそ~ エフェクトレベルが上がりますが省略
妙典ちる:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,4,5,5,7,8,8,8,9,9,9]+10[2,6,6,8,10,10,10]+10[3,6,6,7]+10[7]+4[4]+4 → 48
妙典ちる:まぁまぁ
"ヴィサージュ":10dx+6@10>=48 ぬおお
DoubleCross : (10DX10+6>=48) → 10[4,4,5,5,5,6,8,9,9,10]+8[8]+6 → 24 → 失敗
妙典ちる:こえ~~
咎 絢香:こわ~!
"ヴィサージュ":回ってなきゃなあ
妙典ちる:5d10+60 ダメージ
DoubleCross : (5D10+60) → 21[1,6,6,4,4]+60 → 81
細川瑠璃良:えぐ
妙典ちる:諸々有効、81点
咎 絢香:すっご...
妙典ちる:侵蝕114
"ヴィサージュ":それは死ぬが…
"ヴィサージュ":《アクアウィタ―エ》HP50で復活。
妙典ちる:なるほどなぁ
咎 絢香:確かな実力がある
GM:じゃあ……PC行動終わったんですが
"ヴィサージュ":なんか加速が余っているので、使います
"ヴィサージュ":《加速する刻》マイナーなし、メジャー《コンセントレイト》《カスタマイズ》《クリスタライズ》で妙典さんを攻撃
"ヴィサージュ":14dx+7@7
DoubleCross : (14DX7+7) → 10[1,1,1,1,1,1,2,3,4,5,6,8,9,10]+3[1,1,3]+7 → 20
妙典ちる:ちるーーーっ!!
"ヴィサージュ":なんか…
咎 絢香:ちるっち!
妙典ちる:暴走リア不
細川瑠璃良:お前は誰だよ
"ヴィサージュ":3d10+32 ダメージ
DoubleCross : (3D10+32) → 21[2,10,9]+32 → 53
妙典ちる:死にます
妙典ちる:えーっと、"ヴィサージュ"さんにロイスを取ってタイタス昇華するのと
"ヴィサージュ":「メソギの鋏刃」の効果で、戦闘不能になった場合に追加でロイス一つをタイタスにしてもらいます
妙典ちる:丁度黒歴史ロイスがあるから忘却を有効活用しちゃおう
"ヴィサージュ":こいつ…
妙典ちる:FHセル"アビサル"をP:忘却/N:忘却に変更してタイタス化。以上
咎 絢香:精神的な強さ
"ヴィサージュ":《加速する刻Ⅱ》!咎さんにも仲良く同じ攻撃を受けてもらう
"ヴィサージュ":14dx+7@7
DoubleCross : (14DX7+7) → 10[1,3,3,4,5,6,6,8,8,8,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,5,6,8]+2[2]+7 → 29
咎 絢香:ゲェ~ッ
"ヴィサージュ":3d10+32 ダメージ
DoubleCross : (3D10+32) → 12[2,7,3]+32 → 44
咎 絢香:ドッヂだ!
咎 絢香:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 7[4,6,7]+1 → 8
細川瑠璃良:さっき入りそびれたけど……カバーする!
GM:ゲーッ
咎 絢香:瑠璃ちゃん!
細川瑠璃良:「ブレイクビーズ」:《氷盾》《炎陣》
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を4増加(113 → 117)
細川瑠璃良:11点受けて……
細川瑠璃良:細川瑠璃良のHPを11減少(14 → 3)
細川瑠璃良:耐えました
"ヴィサージュ":なんだと~~っ
妙典ちる:かてぇ~~
咎 絢香:すご~!
GM:ゆるせねえ クリンナップです
咎 絢香:な~し!
妙典ちる:元の行動値に戻ります
"ヴィサージュ":黒い鬼のような面を被ったまま、ゆっくりと大鋏を振りかぶり歩み出る。
"ヴィサージュ":本来は別人と見紛わせるような欺瞞の幻術、それが今は輪郭や間合いの認識を誤らせる方へと働いている。
咎 絢香:「体格差、立ち位置...全ての感覚がめちゃくちゃだ...五感だけを頼りにしない方がいい」
"ヴィサージュ":牽制のために放った一射が掠めて逸れた。刃の間合いに踏み込まなければ、その姿を捉えることは至難であると感じられる。
細川瑠璃良:「うん、でも、なら……」無数の蜂を包囲するように侍らせている。それは相手の挙動をつぶさに観察する目となっている。
咎 絢香:ヴィサージュの能力起動と同時に突き立てられた無数の刃、囲う刃の結界の中で構えるのは突き立てられた剣に指を添える変則居合
細川瑠璃良:「こっちをまとめて叩く技じゃない。タイマンとか少数戦向き」
妙典ちる:「なるほど、同じ五感でも数を重ね合わせれば精度が上がるというワケですね」
"ヴィサージュ":「……。鬱陶しい羽音だなあ」
細川瑠璃良:(問題は“メソギの鋏刃”そのものね。触れるだけで自我を失わせるなら、戦いで食らったときにはとんでもないかも)
"ヴィサージュ":頭上を舞う蜂を見上げて鬱陶しがっていた。そのはずだ。一秒前の姿勢と接続しない動きで、君達の鼻先にいる。低い姿勢の構え。
妙典ちる:「私には絢香さんの様な超感覚はありませんが、一度でも攻撃を当てて場所を特定頂ければ……っ!?」
細川瑠璃良:(最悪釣り出して……)「……きゃっ……!」
咎 絢香:「(攻撃の”起こり”が見えないッ、見てからの対応はほぼ不可能か)」
"ヴィサージュ":ざん、と一閃する。一度の太刀筋の中で、細川瑠璃良の胴と影を同時に切り払うように振るう。影断つ事で呪い蝕む遺産なれば、両方への防御を強いる動き。
咎 絢香:「瑠璃っ!」
妙典ちる:「瑠璃さん!」
細川瑠璃良:ぐちゃり、と肉を裂く感触。
細川瑠璃良:だが人のそれではない。それよりも固く、小さく、衆い。
細川瑠璃良:蜂の群れが、間を阻むように影を落としている。それらが裂かれてぼとぼとと影の中へ落ちていく。
"ヴィサージュ":「モテるんだね。羽虫に」
細川瑠璃良:「はい。瑠璃の力は強くないですけど……」
細川瑠璃良:「こうして力を合わせられるんです」
細川瑠璃良:「でも……よかったんですか?」
細川瑠璃良:「弱い人から狙って、隙を作って」鋏刃が熱を帯びている。
"ヴィサージュ":「……!」
細川瑠璃良:それは擦過の摩擦によるものではない。たった今斬った虫たちの秘めていた体熱。
細川瑠璃良:それが刃を鈍らせるとともに、認識阻害の外、纏わりつく死骸片としてその位置を克明に示す。
細川瑠璃良:「見つけましたよ」
咎 絢香:目を瞑り、突き立てられた刃を抜く
"ヴィサージュ":「キャラに合わないやり方するね」熱による手傷自体は大きな問題ではないが。纏わりついた死骸全てを振り払うには遅い。
咎 絢香:それは刀身自体に亡き剣鬼の意志を宿し伝わる大気の変化すら洞察の材料とし自ら敵を斬らせる刀
咎 絢香:銘は骨断肉喰という
咎 絢香:ヒィン___
咎 絢香:風切り音と共に弧を描く動作は捉えざる敵に肉薄する
"ヴィサージュ":「……筋肉のつき方が」ぎぃん、と鈍い音色。蜂の骸が潰れて、刃先がそれを受け止める。
"ヴィサージュ":「棒振りのそれじゃないね。変な使い方してる?」
咎 絢香:「一度の斬り合いでそこまで気づくんだ...返り討ちにしたっていうのは本当みたいね」刀身を唯一の”事実”である刃の接触点に重ね、唾競り合う
咎 絢香:「ただ、一手遅いわ」
咎 絢香:砕斧が、槌がヴィサージュを縫い留めるべく打ち込まれる
"ヴィサージュ":「ん、っ」
咎 絢香:仕掛け槌がさく裂し火炎が至近距離で巻かれると同時、妙典ちるの隣に振りの槍が突き立てられる
咎 絢香:槍に巻き付いたのはサーモグラフィー、刃に熱を込め続けたのは細川瑠璃良だけではない
咎 絢香:「ちる、デカいのお願いッ!」
妙典ちる:「……なるほど、この槍が指し示す先に居るのですね」
妙典ちる:「承知しました。私が殲滅に特化した製品であることを御覧に入れましょう」
妙典ちる:背負ったリュックサックから取り出したるは、両手で抱えきれるギリギリの、巨大な鋼鉄柱。
"ヴィサージュ":「……」にわかに噎せてから、縫い留めた槌を払い落とす。
妙典ちる:「Ducis In Consilio Posita Est Virtus Militum」
妙典ちる:「我が身は"火砲"。指令を戦果へと換え、平穏を手招くだけの装置であると誓う」
妙典ちる:それは――"HW-MO-03 HUA-GAI"。
妙典ちる:UGN軍事工業部門『豊和』によって製造された120mm迫撃砲の弾薬であり、女性が携行可能な最大サイズの榴弾。
"ヴィサージュ":軽口を叩く余裕もない。その次に対応するには一手か二手遅れている。
妙典ちる:「出し惜しみは、しない!」
妙典ちる:ど ご ぉ ん
妙典ちる:落雷に似た砲声。指輪間の斥力によって撃ち出されたそれは、標的の眼下に着弾、起爆。
妙典ちる:電柱、コンクリート塀、自動車、民家。後方のあらゆる製品を余波で吹き飛ばしながら
妙典ちる:灼熱が、四方八方十把一絡げに焼き尽くす。
咎 絢香:面食らった、最も集中させた熱量をサーモグラフィーで探知させようとする小細工は大破壊が全てを薙ぎ払ったのだ
咎 絢香:「要らないじゃん...照準っ!」
"ヴィサージュ":にわかに面食らったような表情を見せて、その火炎に飲み込まれる。
細川瑠璃良:「え……!?何……!?」
"ヴィサージュ":「っ……ぐ、う……」
妙典ちる:「いえ、手元が20mズレると範囲外となりますから。助かりました」
咎 絢香:「自分の身長よりデカい手元誤差なんて間違えるかっ」
"ヴィサージュ":「…………」爆炎が晴れて、ひび割れた仮面だけが宙に浮いている。
妙典ちる:「……ですが、すみません。思ったよりタフなご様子」
"ヴィサージュ":《ヒューマンズネイバー》で構築したヒトの身体。一度は致命傷を受けたそれを消し去り、再構築する。
"ヴィサージュ":「……いや。正直、そこまでされるとは思わなかった」
細川瑠璃良:「まだダメなの……!」
"ヴィサージュ":「そう。そんなに私のこと消したいんだ」
GM:人体に傷一つない状態ではあるが、レネゲイドビーイングの消耗はそことは別にある。身体を作り直すような芸当は何度もできる代物ではないはずだ。
咎 絢香:「万全の状態に見えるけど見た目ほどは化け物じゃないはず...確実にリソースは消耗してるだろうな」
"ヴィサージュ":「でも困るな。明日起きたらおじいちゃんびっくりしちゃうよ、こんなにされたら」
咎 絢香:「(問題なのは身体の機能不全を起こしていないという一点...万全の攻撃が来るっ)」
妙典ちる:「ご心配なく。後始末は我々(私ではない)が責任を持って行いますので」
"ヴィサージュ":「どっちが日常の破壊者なんだかわからないね」
"ヴィサージュ":今度はゆっくりと正面から歩を詰める。剣道の試合でそうするように。
細川瑠璃良:「壊されたものは、元には戻せないですよ」
細川瑠璃良:「壊れていないふりをしたって一緒です」
"ヴィサージュ":下ろした切っ先で、地を掃くようにして君達の影を突き切る動きを繰り返し──躱すために視線を下ろした所で、ちるの側頭を重い打撃が襲う。薙ぐような蹴り。
細川瑠璃良:「っ……! ちるさん……!」
妙典ちる:「ぐ、あっ!?」
"ヴィサージュ":君達の陣形の真ん中に飛び込みながら、回転の勢いのままに鋏刃がちるを裁断する。
咎 絢香:「ちるっ!」
"ヴィサージュ":苦痛と共に、自分の思考の一部が空白になったような感覚がある。戦闘中に気にしていられるようなものではないかもしれないが。
妙典ちる:反応する暇もなく、体躯が横一文字に千切れたまま舗装道路に転がる。
妙典ちる:リザレクトしつつ立ち上がるも、しかし鋏が齎した思考の靄が戦闘続行を阻害する。
"ヴィサージュ":一人を落として離脱するような歩みから、ブロック塀を蹴りつけて反転した。後ろ手にゆるりと刃先を振るい、次いで絢香を狙う。
妙典ちる:「っ……あの鋏、一度喰らうと……絢香さんっ!」
咎 絢香:「くそっ(守りは捨てて....刺し違えてもやってやるよッ)」
細川瑠璃良:「迎撃しないっ!」
咎 絢香:構えた刃は上段に、むき出しの胴、振り下げられた刃が僅かにヴィサージュの正中線を掠る
咎 絢香:考えは一切ない、だが少女の判断に委ねる
細川瑠璃良:斬線上に割り込んだ蜂の群れが、下手人に正確に纏わりつく。
細川瑠璃良:完全に見えているかのように、纏わり付き、熱を帯びた体で包み焼こうとしている。
細川瑠璃良:認識を阻害されていないわけではない。
細川瑠璃良:"ヴィサージュ"の動きは殆ど追えてはいない。
"ヴィサージュ":「また、それ……」纏わりつくものを振り払いながら、しかしその動きのために絢香を狙った一手は機を逃す。
細川瑠璃良:「うん、絢香さん……動かなくていい。その方が助かるんだ」
細川瑠璃良:「祝福の地にようこそ」ただ、巣を作るように待ち構えていただけだ。
細川瑠璃良:見えている味方の位置から予測を立てただけのこと。
咎 絢香:「助かった、1つ借りだな」
"ヴィサージュ":「やっぱりさ……」億劫そうに視線を切り替え、腕を振り抜く。鋏刃が、炎を背にブロック塀に映っていた細川の影を切り抜いた。
細川瑠璃良:「ふふ。何で返してもらうか考えとく……ぐ、ふっ……ふふ!」
"ヴィサージュ":「人じゃないものの命を使い潰すのは、別に気にしないんだよね」蜂の死骸を踏み潰しながら言う。
"ヴィサージュ":「いつもそうだ。君達がそうだから、私達は……」
"ヴィサージュ":「人並みってものが欲しくなるの」
GM:2ラウンド目!
GM:セットアップから
妙典ちる:なしんちゅ
咎 絢香:なしんどです
"ヴィサージュ":《砂塵の嵐》、Eロイス「唯我独尊」《砂の騎士団》
細川瑠璃良:ないよ~
"ヴィサージュ":ラウンド中、自分を除くキャラクターが同一エンゲージ以外の対象に行う射撃攻撃の命中が-6。
"ヴィサージュ":また現在地に自身の分身を作成し、そこにいるかのように攻撃を行えるようになります。
GM:[ 妙典、細川、咎、"ヴィサージュ"、《砂の騎士団》 ]
GM:こうなります
GM:イニシアチブ
"ヴィサージュ":イニシアチブ《原初の紫:異形の転進》17m移動します
GM:[ 妙典、細川、咎、"ヴィサージュ"、《砂の騎士団》 ] –17m– [ "ヴィサージュ" ]
GM:こうなりました
妙典ちる:なるほどね
GM:で、改めてイニシアチブ8 ちるちゃん絢香さんのどちらか
咎 絢香:ちるちゃんのパワをみたい
妙典ちる:では……殴りますか……
妙典ちる:マイナーで暴走解除
妙典ちる:メジャー《Cバロ》《黒の鉄槌》《黒星の門》《落星衝》対象"ヴィサージュ"
GM:えーとでは
"ヴィサージュ":攻撃対象になったので、Eロイス効果で《砂塵の嵐》のレベルが+2
"ヴィサージュ":遠距離なので命中-12で判定してください
妙典ちる:承知しました。では判定
妙典ちる:11dx7+4-12
DoubleCross : (11DX7-8) → 10[2,3,3,5,5,6,8,9,9,10,10]+10[2,8,9,10,10]+10[5,9,9,9]+6[1,3,6]-8 → 28
細川瑠璃良:バディムーヴ!
妙典ちる:31!
GM:出目よくない?
咎 絢香:👍
"ヴィサージュ":《命の盾》ドッジします
"ヴィサージュ":10dx+6@10>=28
DoubleCross : (10DX10+6>=28) → 10[1,2,2,4,6,7,8,8,9,10]+7[7]+6 → 23 → 失敗
"ヴィサージュ":終わったかも…
咎 絢香:怖いよ~
妙典ちる:もう少し低かったら《時の棺》でゴリ押したんだが……
妙典ちる:ダメージ
妙典ちる:3d10+60
DoubleCross : (3D10+60) → 16[9,5,2]+60 → 76
GM:どうぞ!
妙典ちる:76点。諸々有効
"ヴィサージュ":死ぬが…
"ヴィサージュ":復活もないです
妙典ちる:侵蝕125
咎 絢香:やった~!
妙典ちる:やった~~
細川瑠璃良:いえい
GM:クライマックス戦闘終了です。
妙典ちる:「……申し訳ありません。私には、貴方の言葉に応えるだけの機能は備わっていない」
"ヴィサージュ":煙に身を隠して視線を切ってから、再び君達の懐へ飛び込んできた少女は、仮面を着けていない。
"ヴィサージュ":「おかしいの」
"ヴィサージュ":「話し合いでどうにかするつもりなんて、お互いないのに」
妙典ちる:「ですが、少なくとも"製品"は……今のオーナーに一度たりとも」
"ヴィサージュ":RBとして面の方が本体であるとすれば、人の姿だけを前線に置いて、本体を攻撃から守っている。そういう推察ができる。
妙典ちる:「使い潰されたことなどありません」
妙典ちる:「だから私は、正義の味方などと名乗るつもりはない。ただ、オーナーの理念に従い、与えられた役割をこなす」
妙典ちる:懐へ飛び込んできた分身には目もくれず。彼女が身を隠した煙へ向けて、再び迫撃砲弾を構える。
妙典ちる:「Errare, Humanum, Est」
"ヴィサージュ":「じゃあ私だって、おじいちゃんとは仲良くやれてた」
"ヴィサージュ":その意図に気づき、加速する。手首を切り捨てるように鋏を切り返す。「やらせない」
妙典ちる:「私は……"製品"っ!」
妙典ちる:「自我や感情を持つことなく、オーナーが望む世界への橋を渡す」
妙典ちる:「完全無欠の装置であると――――誓う!!」
妙典ちる:疾走する火嵐球。硝煙の波を撒き散らし、砂埃の帳を吹き飛ばしながら。
妙典ちる:その威力は、大気圏さえなければ地球を砕くほどの、隕石の衝突へ匹敵するまで膨れ上がる。
妙典ちる:戦闘後の後始末など考慮するに能わず。手元の狂いは火力範囲で誤魔化す。
妙典ちる:ただこの一瞬に、全霊を込めて、ぶつける!!
"ヴィサージュ":斬撃が手首を切り付ける方が僅かに早い。その勝負には勝利したが、ただ、それでも彼女は撃ちきった。
"ヴィサージュ":ごぉん、と。強大な衝撃と焦熱が、地平に小さな空白を作り出す。
"ヴィサージュ":「…………」
"ヴィサージュ":女の身体は、君を斬りつけたままに硬直している。
"ヴィサージュ":「は……はは」
"ヴィサージュ":「うそつき」
"ヴィサージュ":そう唇が動いたと同時、ぴしりと乾いた煉瓦のようにヒビが入り、砕けて散った。
妙典ちる:「……支部長にもよく言われます。嘘が過ぎると」
GM:からん、と鋏刃が落ちる音が響く。
妙典ちる:砂埃の中へ掻き消えていく姿に、背筋をピンと伸ばして一礼。
咎 絢香:「おっと」足元の影が反り上がり鋏刃を絡めとる
咎 絢香:「契約者が死ねば流石に契約破棄になるかな...?」手繰り寄せ、その獲物を覗き込む
細川瑠璃良:「いや……あの……それはいいんだけど……そのね……」
細川瑠璃良:周囲を見渡すようにして。
細川瑠璃良:「ちょっと……元気すぎるんじゃないかなあ~?」
GM:今すぐこの場で検証することは難しいでしょうが、結論としてはUGNの研究施設に預けるか咎家で解呪の術を探せばどうにかなります。
妙典ちる:「…………」彼女の視線を追うように、荒野を見渡して。
妙典ちる:「ありがとうございます」
咎 絢香:「(完全に投げる気だ)」
細川瑠璃良:「ありがとうございますって何~!?」
咎 絢香:「ま、そういうことだよね...瑠璃リーダー」少しずつ後退りしている、後処理に巻き込まれたくないからだ
妙典ちる:「いえ、その……褒められたら素直に謝辞を述べなさい、と支部長に言われたことがあったようななかったような……」
細川瑠璃良:「あんた今の褒められたと思ってんの!?」
妙典ちる:「ふえっ!?」びくっ、と肩が跳ねる。
細川瑠璃良:「こんだけやらかしといて……てか自称製品なんだったら出力の制御も要件に入れろっての!」
妙典ちる:「うぇっ、えっと、あの……も、申し訳ありません……」
細川瑠璃良:「謝れたのはいいわ!よし!次!」
妙典ちる:慌てて頭を下げる。怒られよりも、今まで見たことのなかった瑠璃さんの強気な一面にびくついてる。
細川瑠璃良:「あんたも……何がそういうことだよねよ!」
細川瑠璃良:「テキトー言ってるでしょ!」
咎 絢香:「...........え?!」
咎 絢香:「だ、だってちるのありがとうって”片付けしてくれてありがとう”だと....」
咎 絢香:「ヤバっ」墓穴を掘ったのに言ってから気づく
細川瑠璃良:「へええ……?」
細川瑠璃良:「こんなにしといて瑠璃が全部やれば?って思ってるんだ」
細川瑠璃良:「自分はさっさとそれだけは持ち帰って?」
咎 絢香:「か、解呪の役割分担がぁ...」しどろもどろ
細川瑠璃良:「あんたに心得があるわけ!?」
咎 絢香:「ヒィィっ」
咎 絢香:身長の自分より高い年上に詰められる、しかも正論で...泣きそう
細川瑠璃良:「はあ~~~…………」
妙典ちる:「る、瑠璃さん……事件は人的被害こそなかったのですから、矛を収めて頂けませんでしょうか……」
咎 絢香:「て、手伝わせていただきます...」
妙典ちる:「私も、製品にできることならばお手伝いいたしますので……」
細川瑠璃良:「うん。よろしい。別に言ったって仕事が減るわけでもないし……」
細川瑠璃良:「……」
細川瑠璃良:「まずは支部に連絡して~……それから一緒に謝りましょうねっ!」
細川瑠璃良:「お疲れ様でしたっ」声音は元の通りだが目が笑ってない。
妙典ちる:「お、お疲れさまでした……」震え声。製品に自我や感情などないはずなのに……。
咎 絢香:「うぅ~、お疲れ様でしたァ」思ってもみなかった
咎 絢香:まさか強敵を倒したと思ったら身内からそれ以上の強敵が出るだなんて
GM:焦土にも近い様相の現場から、黒い炭のようになった仮面が見つかったのは、その後の状況処理の時のことだった。
バックトラック
GM:Eロイスは3個です 振ったり振らなかったりしな
妙典ちる:114-3d10 振ります
DoubleCross : (114-3D10) → 114-5[1,2,2] → 109
細川瑠璃良:ひく
妙典ちる:何かこわ。倍振りにしとこ
細川瑠璃良:振るよ~
妙典ちる:109-8d10
DoubleCross : (109-8D10) → 109-36[5,1,2,9,7,3,6,3] → 73
妙典ちる:3点
咎 絢香:ふらない夫
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を3D10(→ 13)減少(117 → 104)
咎 絢香:通常振りでいきます!
細川瑠璃良:素振り
細川瑠璃良:細川瑠璃良の侵蝕率を5D10(→ 30)減少(104 → 74)
咎 絢香:111-5d10 バックトラック
DoubleCross : (111-5D10) → 111-23[1,5,5,6,6] → 88
咎 絢香:帰還!
妙典ちる:違うわ侵蝕125だった。それでも帰還成功。
GM:おかえり~
GM:15+帰還分の経験点を食べて育ってください
妙典ちる:18点 いただきまーす
咎 絢香:わ~い! 20点いただきます~!
細川瑠璃良:20点!
ED:妙典ちる
GM:咎家の協力を得て解呪を進めた事により、石見咲耶の容態は数日の後に回復し日常生活を遅れるようになった。
GM:石見摩耶は記憶処理は行われた。三好家周辺で発生した大火災に姉妹揃って巻き込まれ、長期入院していたというカヴァーになっている。
GM:あみについては以前よりも厳戒な体制でUGNの監視下に置かれている。状況として情状酌量の余地はあったが、彼女自身が一度そういう立場に置かれることを希望したらしい。
GM:勾留中によくよく自省をした結果、今一度自分自身を磨き上げ、自信と社会的を信用を獲得した後に石見摩耶にアタックするという考えに至ったようだ。
GM:……などという報告を、君は自身の支部長の前で報告したところ。
妙典ちる:「──ということで」
妙典ちる:「あみさんの捜索、および彼女が巻き込まれた潜在的事件の報告は以上となります」
妙典ちる:ぴしっと背筋を伸ばして直立。いつも通りの無表情ながら、背景にどやっとした光エフェクトが浮かんでいる。
UGN支部長:「……。確かに、私は彼女の捜索指揮を貴方に任せましたが」
UGN支部長:「良いですか、認めたのは"捜索"までです。それ以後の作戦への参加は承認していません」
UGN支部長:「それが何故だか分かりますか?」
UGN支部長:神経質そうなスーツ姿の男が眼鏡越しに君を睨んでいる。
妙典ちる:「恐らく、支部長が忙し過ぎるためかと。承認を待っていては全てが後の祭りになってしまうほどに」
UGN支部長:「単に行方不明者を探し出すだけであれば、貴方のその無軌道で野蛮な能力を市街地で振るい余計な被害を齎す懸念もないと判断したからです……!」
UGN支部長:「それが何ですかこの被害規模は……!結果的に住民の避難は済んでいたからいいものの……」
妙典ちる:「…………」目が泳ぐ。一応、瑠璃さんに怒られたので罪の意識が芽生えてしまったらしい。
UGN支部長:「UGNという組織は貴方方オーヴァードだけで回っている訳ではない」
UGN支部長:「破壊された市街の復興を行う人員の大半は、我々のように特別な力を持ち身体に無理をかけるもできない常人であり」
UGN支部長:「彼らの睡眠時間を削ることは組織に対して大きなダメージを与えるものであること、よく理解しておきなさい」
UGN支部長:「そして、そもそも今になって報告をまとめて持って来るという手順が気に入りません」
UGN支部長:「当初のRBの捜索という目標が達成された時点で私に報告を行い、次の判断を仰ぐのが筋であるはずですが」
UGN支部長:「そうしなかったのは何故か」
妙典ちる:「…………」背景の光エフェクトが消失し、どんよりとした暗黒エフェクトが立ち込め始める。
UGN支部長:「その時点で私に作戦への参加を止められると理解していたからではありませんか?」
妙典ちる:「確かに、指示を仰げばすぐに帰還させられるだろうな、とは思っていました」
妙典ちる:「……ですが、あみさん逃亡と同様の潜在的事件が29件も残っていたと脳内ストレージに記録しています」
妙典ちる:「彼女の事情を知っている私が引き続き調査をすれば、引継ぎの手間も削減できますし、その……」
妙典ちる:「要員アサインなど、支部長の手を煩わせることも、ないだろうと……」
UGN支部長:「……手を付けられていない事件が存在するのは、組織に余力が残っていないからです」
UGN支部長:「偶然にも別支部のチルドレンと流れのイリーガルが戦力となったようですが」
UGN支部長:「仮に貴方一人であれば無事に対処は不可能だった可能性が高いと考えています」
UGN支部長:「結果論として仕事が一つ片付いた。それは事実です、が」
UGN支部長:「貴方の判断は支部の将来の貴重な戦力候補を失わせる判断でもあった訳です」
UGN支部長:「結果的に成功したから不問、とするのは仕事の進め方としては最も可能で学習能力のない人間がするものです」
UGN支部長:「貴方も一端のエージェントになる気があるのであれば、その事を記憶しておきなさい」
妙典ちる:「…………」視線を落とし、俯いて押し黙る。
UGN支部長:そこまで捲し立てるように語ってから、溜息を一つ。「……とは言え」
UGN支部長:「そもそもは自分の管轄内の事件を処理しきれていない私にも責があります」
UGN支部長:「であれば、本件に関して私が貴方を罰するのは筋が通らないでしょう」
UGN支部長:「問題行動については不問としますが、次は同じ間違いをしないように」
妙典ちる:ぽたり、と、一滴。
UGN支部長:「……風邪でもひきましたか? 返事が聞こえないようですが」
妙典ちる:山吹色の瞳から溢れる涙が、静かに零れ落ちた。
妙典ちる:「……ご」
妙典ちる:「ごめんなさいぃ……」喉を絞るような弱弱しい声で。
妙典ちる:「まさか、支部長がそこまで、未来の私に期待を掛けてくださっていたなんて、知らなくって」
妙典ちる:「私は支部長の"製品"として常に命を賭し、イリーガルとして求められる以上の役割を果たそうとしていました」
妙典ちる:「既に私は完成した身だと自らを戒め、一瞬一瞬に全霊を込めてに生きておりました」
妙典ちる:「ですが、一つの任務に捨て鉢となるあまり、再起不能となることは支部長の、ひいてはUGNの多大なる損失であると」
妙典ちる:「そう仰っているのですね、支部長は!」
UGN支部長:「……貴方方年少オーヴァードの教育と生活の支援にどれほどの予算と人的コストを投入しているか知らないのであれば」
妙典ちる:零れ落ちる涙を、ジャージの袖でぐしぐしと拭い去って。
UGN支部長:「今度サマリーレポートを送付して差し上げましょう。数的に把握しておきなさい。貴方の気質ならその方が向くでしょう」
UGN支部長:君の見せた涙に動じる様子もなく、淡々とそう話す。
妙典ちる:「支部長っ!私……わたし!今まで以上に頑張ります!!」
UGN支部長:「……一つ付け加えると」
UGN支部長:「私は、反省ができる人間には挽回の機械を与える主義です」
UGN支部長:端末を操作する。君の手元に新しい任務の概要が送られてくる。
妙典ちる:「?」着信が3回鳴るより早く、端末を開く。
UGN支部長:「FHとの接触嫌疑が掛かっている有力者の屋敷への潜入任務です。そう難易度の高い物ではないはずですが、油断なく確実にこなすように」
UGN支部長:「それと……」
UGN支部長:「即席のチームアップでしたが、良好な連携が取れていたと認識しています」
GM:同行メンバーとして、細川さんと咎さんの名前が記されています。
妙典ちる:「支部長……っ!」背景にきらきらエフェクトが凄まじい勢いで増えていく。
妙典ちる:「ありがとうございます!私、やります!!」
妙典ちる:普段の無感情を装った声色ではなく。年相応の、認めてほしい大人に褒められて喜ぶ子供のような。
UGN支部長:「……」にわかに溜息をついて。「結構。これ以上の質問がなければ、下がって休憩に入りなさい」
妙典ちる:「……その、支部長」
妙典ちる:「そろそろ夕飯時ですが、食事のご予定などはありますか?」
UGN支部長:「……いえ、特にはありませんが」
妙典ちる:彼女が尋ねると同時、給湯室からほのかな和風だしの香りが漂ってくるのが分かるかもしれない。
UGN支部長:「……。常々言っていますが、私は貴方に炊事を命じた事などありませんよ」
妙典ちる:「正直な話、今回の一件は97%ほどの確率で怒られると思っておりました」
UGN支部長:「その予測は正確でしたね」
妙典ちる:「しかし、私は完全無欠な製品ですから、常にリカバリーの手段を用意しておくことができます」
妙典ちる:とっとっと、と小走りで給湯室に走っていく。
妙典ちる:「なので、この様に」細心の注意を払いながら、ゆっくりと土鍋を運んでくる。
妙典ちる:支部長席の机にそのまま置こうと思ったが、少しだけ考え直して傍の来客用テーブルに。
妙典ちる:蓋を開けた瞬間。
妙典ちる:ふわりと立ち上る湯気と共に、醤油の匂いが部屋全体に広がっていく。
妙典ちる:ほくほくのじゃがいも、飴色に輝く玉ねぎ、しっとり柔らかな牛肉、そのほか茜色の煮汁が染み込んだ具材の数々。
妙典ちる:和風の香ばしさに出汁の静かな深みが混ざり合い、暖かい旨味を約束してくれる家庭の味そのもの。
妙典ちる:「肉じゃが……あみさんと共に受講した家庭科実習の課題料理です」
UGN支部長:「……」
妙典ちる:「元々作れたとはいえ、学びの場で改めて向き合ったことで得たノウハウは非常に有益でした」
妙典ちる:「どうでしょうか。支部長も一緒に休憩をば」
UGN支部長:「……確かに、私に作られた料理を無駄にする趣味はありませんが」
UGN支部長:「常々貴方に伝えているように、あまり一方的に未成年に業務でもなく奉仕させているのは体裁が悪いという事をそろそろご理解いただきたい」
妙典ちる:「ふむ。では……確か今日は"ダスクウォーカー"殿と"トライシグナル"姉さまが来ていたはずです」支部員の面々。
妙典ちる:「もっとも身分の低い私が、支部長だけではなく支部の方々への賄として。これなら体裁は問題ないでしょう」
UGN支部長:「ええ。貴方も余計な風評を立てられて居心地の悪い身になりたくなければ、そうした方がいいでしょう」
妙典ちる:「ちょうど炊飯器でご飯も出来上がった頃合いですし……」
妙典ちる:「呼んできますね。トレーニングルームと、喫煙スペースに……」
妙典ちる:踵を返して扉へ向かおうとして。振り返って支部長の瞳を見つめて。
妙典ちる:「支部長はご存じですか?」
UGN支部長:「……何か?」
妙典ちる:「女性は、18歳であれば親の同意なしに婚姻を結ぶことができるそうですよ」
妙典ちる:それだけ言い切って、今度こそ支部員を呼びに部屋の扉から駆け出していった。
UGN支部長:「…………」何か言おうとしたが、どのように注意してもセクハラのラインに触れない自信がなかったので諦めて聞かなかったことにした。
UGN支部長:(教育課程に問題があったか……?もう一度練り直しが必要かもしれんな……)
UGN支部長:追加されたタスクを思考の片隅に追いやりながら、今は一時の休息に身を預けることにする。
ED:咎絢香・細川瑠璃良
GM:慣れた様子で学校潜入用の住居を引き払った細川瑠璃良は、支部付きの寮に帰還してしばしの休暇と安息を得ていた。
GM:……かに思ったのだが、どういう訳か呼んでいない来客が部屋に上がり込んでいる状態だ。
咎 絢香:「これ、つまらないものだけど」
咎 絢香:高級百貨店のバターサンドの詰め合わせ、どこか気品のようなものを漂わせ美味であろう裏打ちを感じさせる
細川瑠璃良:「……」石見摩耶へのメールを打ちながら、足を組んで椅子に座っている。
咎 絢香:傍には武具入りのゴルフバック、そして衣類を詰めたトランク等一式
細川瑠璃良:火事のお見舞いの話と、自分の送別会よりも妹さんと一緒にいる時間を大切にしてあげてね、との旨の内容。
咎 絢香:「............」
細川瑠璃良:「うん、確かに美味しそう……いいものね」
細川瑠璃良:「で」
細川瑠璃良:「するとあれなんだ?」
細川瑠璃良:「これを持っていけば……瑠璃はもうザルに許可出すだろうって」
細川瑠璃良:「そう踏まれたってことでいいんだ?」
咎 絢香:「一緒に棲むんだから礼儀は大切でしょ?」
咎 絢香:「瑠璃のおかげでイリーガルに入る決心がついた...ありがとう」穏やかで、そして晴れやかな笑顔だ
細川瑠璃良:「そこはいい。感謝はね」
細川瑠璃良:「棲むんだからは何?」
咎 絢香:「寮の部屋も不足しているって...UGNも大変だね」
細川瑠璃良:「咎家はさぞ優しいおうちだったのね」
咎 絢香:「................もしかして...怒ってる?」
細川瑠璃良:「あんた……なし崩しで全部通ると思って生きてるんでしょ?」
細川瑠璃良:「ぜ~んぜん怒ってませんけど???」
咎 絢香:「え、でも瑠璃は私の事好きだっていったし...ダメなの???」
咎 絢香:「ぜ、絶対怒ってるじゃん~!」
細川瑠璃良:「当たり前でしょ!」
咎 絢香:「ひぃんっ」
細川瑠璃良:「てかっ、そもそも、なんで……」げしげしと蹴る。
細川瑠璃良:「家出る必要あった?」
咎 絢香:「やぁ~~~」なすすべなく蹴られる、圧が強いのだ
咎 絢香:「実家は...息苦しいし...シェアハウスみたいなのも興味あって...」
咎 絢香:「瑠璃も私の事めっちゃ好きだし嬉しいかな~~って...」
細川瑠璃良:「瑠璃は興味ないしあんたがいると息苦しい」
咎 絢香:「う、嘘つき....っ」
咎 絢香:「私の事、弄んだんだ」
細川瑠璃良:「仕事をやりやすくしただけでしょ」
咎 絢香:「その言い分、ありえないんだけどっ」
咎 絢香:「絶対、出て行かないし」
細川瑠璃良:「はあ~……」
細川瑠璃良:「じゃあ瑠璃が出るわ」
細川瑠璃良:「家探し面倒なのに……」
咎 絢香:「そんなに嫌....?」半泣きのまま見上げる
細川瑠璃良:「何泣いてんのよみっともない……」
咎 絢香:「泣いてないし...」
咎 絢香:「.............ごめん、1人で勝手に舞い上がってた」
咎 絢香:「お土産...美味しいから」
咎 絢香:そういいゴルフバックを背負い...開封したお土産から1つ摘まむ
細川瑠璃良:「あんたしおらしい体出しておいて渡したお土産勝手に開けて回収してんじゃないわよ」
咎 絢香:「いいじゃん、元々一緒に食べるつもりだったんだから...」僅かに頬を膨らませる
細川瑠璃良:「はあ……」
細川瑠璃良:「次見つけるまでね」
咎 絢香:「.........いいの?」
細川瑠璃良:「だってあんたほっぽり出しても野垂れ死にそうだし」
細川瑠璃良:「もしくは……」
細川瑠璃良:「実家に泣きついてあんたが立場を悪くした挙げ句こっちが悪者にされるか……」
咎 絢香:「...........」あながち否定できずに沈黙している
咎 絢香:「......ありがと」
細川瑠璃良:「瑠璃の寛大さに感謝しなさいよね」
咎 絢香:「...................本当に好きじゃない?」
細川瑠璃良:「……ほんとは絢香さん……大好きだよっ」
咎 絢香:「.........やっぱり」
咎 絢香:安堵したように柔らかい笑顔を見せる
細川瑠璃良:「はあ……満足?」
咎 絢香:「ちょっとだけ........やっぱりなんやかんやで瑠璃は付き合いいいよ」
咎 絢香:「あ、これは頼めばなんでもしてくれるって言う意味でいったんじゃなくて...」
咎 絢香:「最初に感じた通りいい人って事」
細川瑠璃良:「あんたその迂闊なこと言い掛ける癖直したほうがいいよ」
咎 絢香:「だからそういう意味じゃないってば.............気を付ける」
咎 絢香:「それじゃあ改めて........よろしくね瑠璃」
細川瑠璃良:「そうしなさい。いつでも蹴り出せるんだから……」
細川瑠璃良:「ん。よろしく……あ」携帯端末を見て。
咎 絢香:「? どうしたの」
細川瑠璃良:「なんもしない奴を置く気ないと思ってたけど……」
細川瑠璃良:「ちょうどいいかも。付き合いなさい、UGNイリーガル」
細川瑠璃良:「仕事の時間よ」
ED:合同
GM:2週間後。君達は新たな任務として、FHへ資金提供を続けている疑いのある資産家の邸宅に潜入していた。
GM:奇しくも先と同じメンバーである。そして、効率的に屋敷内を内偵する方法を検討した君達は……新たに雇われた使用人というポジションで潜り込む事を選んだ。
GM:今しも部屋の清掃をするという体で書斎内の資料を漁っている所である。
咎 絢香:「ちる、瑠璃...目ぼしいの見つかった?」
咎 絢香:灰銀のショートヘアにカチューシャ、シックなロングスカートのメイド服はいつものズボンスタイルと違って動きづらい
細川瑠璃良:「ん~。見つからないねえ」
妙典ちる:「……今のところはこちらも。ままならないものです」
妙典ちる:ヴィクトリア朝の格式を残す、正統派メイド服。床すれすれまで伸びたスカートの裾は、一歩踏み出すたびに優雅な波を描く。
咎 絢香:「(しかしコイツら................全然、動じないな)」
細川瑠璃良:「絢香ちゃん姿勢悪いよ~?」
妙典ちる:「もっと背筋を伸ばしましょう。私達の服は正しい姿勢でないと清潔感が損なわれます」
咎 絢香:「仕方ないでしょ、ハイヒールも長いスカートも動き辛いんだから...うぉっ」靴がズレて転びかける
細川瑠璃良:「それに~、その方が可愛くて素敵!」
咎 絢香:「可愛いは良いってぇ~」慣れない言葉にムズ痒い
咎 絢香:「そういう瑠璃も可愛いじゃん...服装も相まって気品があるし」
咎 絢香:「ちるも佇まいからなんか...仕事できそう」
細川瑠璃良:「えへへ……でしょ?」くるりと回って見せて。
細川瑠璃良:裾をつまんで恭しく一礼する。
妙典ちる:「作業着が可愛い、というのはよく分かりませんが……ありがとうございます」
咎 絢香:「作業着て...間違っちゃないけど」
細川瑠璃良:「ただの作業着じゃないからね、メイドさんの服は」
妙典ちる:恭しく一礼。といっても、普段の所作から変わった部分はない。魂が従者気質。
細川瑠璃良:「御主人様にご奉仕するための、特別な装いなんだよ~」
妙典ちる:「はい。昨今のサブカルチャーにおいて未だ根強い人気を誇るコスプレ衣装であることも把握しております」
咎 絢香:「そういう意味でいうならちるの目指す方向と重なりはするのか」
妙典ちる:「ですが、電気街に居るようなミニスカでもフリフリでも、掃除など欠片もする気のない華美重視でもないのに」
妙典ちる:「不思議です……」こてんと首を傾げる。
細川瑠璃良:「そういうのだからこそいいって人もいるから……」
細川瑠璃良:「瑠璃はどっちでも好きだけどな~」
咎 絢香:「ふ~ん............しいて言えばどっちよ?」
妙典ちる:「瑠璃さんはどちらかといえば、フリルをふんだんにあしらった可愛らしいモノも似合いそうですが」
細川瑠璃良:「え~……そうだなあ……」
細川瑠璃良:「絢香ちゃんはどっちが見たいの~?」
咎 絢香:「................ミニスカートのやつ」
細川瑠璃良:「へえ…………」
咎 絢香:「まぁ、今回は潜入のためだからサ」
妙典ちる:「……なるほど。絢香さんはオタクだったのですね」
咎 絢香:「え”っ」
咎 絢香:「いや、特に意図はないからっ...というかそういう2人はどうなのさ」
妙典ちる:「ご心配なく。サブカルチャーをコミュニケーションに使う層とそうでない層がいることも把握しております」
咎 絢香:「変な配慮すんなよぉ...」
細川瑠璃良:「瑠璃は瑠璃に合う服は全部好きだよっ」
細川瑠璃良:「だからどっちも好きなの」
妙典ちる:「私は着る分には、やはり機能を重視した方が望ましいですね」
咎 絢香:「へいへい、100点満点のお答えありがとうございます~」
妙典ちる:「実際に着用して、想像以上に"製品"らしさを担保するものだと再理解できましたし」
妙典ちる:「普段着にしてもよいかもしれません……」
細川瑠璃良:「あはは、誤解が進行しそう~」
咎 絢香:「それで支部に入り浸ったら”いよいよ”だと思うけど」
咎 絢香:「でもちるのオーナーがどういう反応するかちょっと気になるかも」
妙典ちる:「いつも通り難色は示すでしょうが、流石に辞めろとまではいかないでしょうね」
細川瑠璃良:「そっちはそっちでハラスメントになっちゃうもんね」
妙典ちる:「……そういえば。当然のように任務に同行しておりますが」
妙典ちる:「絢香さんはどっぷりUGNとして働いてくださるようになったのですね。咎家の仕事はよいのですか?」
咎 絢香:「世の中にそういくつも名だたる武具が落ちてるわけもなし...実家の仕事はそう多いってわけじゃないんだ」
咎 絢香:「あっても傭兵業が主だね...だからUGNその分をイリーガルに充ててるってわけ」
咎 絢香:「まぁ...いい顔はされないけど今はみんなでワイワイするのが楽しいから良いんだ」
妙典ちる:「なるほど。こちらとしても、絢香さんの戦力は頼もしいと思っております」
細川瑠璃良:「こっちの仕事してくれたほうが嬉しいよ~」
咎 絢香:「へへっ、ありがと」
咎 絢香:「そういうちるは大丈夫?」
咎 絢香:「今回潜入だからあんまり大暴れはできないけど」
細川瑠璃良:「やめてね~?」
細川瑠璃良:「本当に。やめてね~?」
妙典ちる:「はい。直近でお叱りを受けておりますので、今回は火器弾薬の類は持ち合わせておりません」
妙典ちる:「……思えば、自らを火砲とするやり方はFH仕込みのもの」
細川瑠璃良:「RC型だろ……」
妙典ちる:「従来の手法に依存するのは成長を止めることと同義。あれだけ、支部長が未来の私に期待をしてくださっているのですから」
咎 絢香:「....つまり新たな戦術の用意があると」
咎 絢香:ごくり
妙典ちる:「その場にあるもので工夫、ないしは暗器のような武具を選択し、周囲に被害を及ぼさぬ戦い方を開拓していきたいと思っております」
細川瑠璃良:「志は立派だと思うよ、うん……」
細川瑠璃良:「でも今回は模索しようという気持ちはやめようね~?」
妙典ちる:「最悪、右手と左手で標的に触れれば吹き飛ばすこともできますし……あっ、はい」
咎 絢香:「絵面が怖いな...」
細川瑠璃良:「今回は平和なお仕事なんだから……」
細川瑠璃良:言いながら、本棚の一つに手をかける。
細川瑠璃良:ガコン、と何かが動く音がする。「う~ん……」
細川瑠璃良:「今回もただじゃ済まないかも…………」
妙典ちる:「何か見つけたの……おおっ、隠し扉?」
咎 絢香:「始末書...今回は三人で手分けしようね」
細川瑠璃良:「嫌よ。その方が面倒なんだから……」
細川瑠璃良:「瑠璃が書いたほうがマシ。はあ……」
細川瑠璃良:「本当、退屈したくてもさせてくれやしない」