『ストレイ・キャットは夜を抜け』 GM:いちま
メイン 見学
PC1:"ゴーストハンター"伊織 兼丸 キャラシート PL:マグロダ
PC2:"ジェノサイダル・オーガン" 天ヶ崎 禪 キャラシート PL:すきゃっと
PC3:"万人敵" 久瀬 涼 キャラシート PL:占任
PC4:"プレイヤー・ワン" 鍛冶 境子 キャラシート PL:粘土
オープニング1:久瀬涼 鍛冶境子
オープニング2:伊織兼丸
オープニング3:天ヶ崎禪
ミドル1:合流
ミドル2:会議室
ミドル3:情報収集
ミドル4:突入
クライマックス
エンディング1:伊織兼丸 栂野エリ
エンディング2:久瀬涼 鍛冶境子 実川和真
エンディング3:天ヶ崎禪 伊与野透
GM:それではセッションを始めていきますね!
GM:まずは自己紹介!PC1の伊織くんから、キャラシを張りつつお願いします~
伊織兼丸:セイハーッ
伊織兼丸:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYzoCw7gIM
伊織兼丸:伊織兼丸です。自称ゴーストハンターの住所不定無職。
伊織兼丸:ビミョーな毎日を過ごしていたところ、妖刀を拾って覚醒。せっかくなんか超能力とか身に着けたし、いっちょ旅に出ることにしました。
伊織兼丸:ところが超能力者は思ったよりメチャクチャたくさん存在し、あんまり特別じゃなかったのかーとがっかり。
GM:この街が特別おかしいだけという説はあるけどね……
伊織兼丸:妖刀もあるし、仕方ないからゴーストハンターを自称してR案件に首を突っ込んだりして暮らしています。
伊織兼丸:N市って街でもがんばるぞ~
GM:頑張って!たぶん今回もお給金が出るはず
伊織兼丸:性能は感覚を白兵で置換したシンプルな単体アタッカー。
伊織兼丸:ただしあんまり強くないので戦闘には多大な集中力と心身の疲労を伴うため、
伊織兼丸:ちゃんとした攻撃はシナリオに三回くらいしか打てません。コワッパ!
GM:マスヴィジョン3回も撃ったら大体の敵は死んでいるのでは……
GM:ともあれ夏バテには気を付けつつ頑張ってほしいです
伊織兼丸:普通にUGNに入っていれば、もっと効率的な戦法を教えてもらっていたかもしれないのに…
伊織兼丸:ガンバルゾー! こいつは家がないから毎日暑い!
伊織兼丸:皆さんと仲良く頑張りたい! よろしくお願いします
GM:ではそんな伊織くんのハンドアウトがこちら
ロイス:栂野エリ(とがの・-)
君はゴーストバスターを名乗るフリーのオーヴァードだ。
しかしながら今日も今日とて特に仕事の依頼もないため、宛もなく市内を警邏していたある日。
君は、少女の声で流暢な日本語を話す野良猫を発見した。
彼女は栂野エリと名乗り、自分は猫に憑依した幽霊であり────昨日、誰かに殺されたのだと話す。
伊織兼丸:まさか本当に幽霊がこの世にいるとは…
GM:悪い幽霊じゃないのでハントしないであげてほしい
GM:まあ本当に幽霊なのかどうかは……話を進めていけば明らかになる はず!
伊織兼丸:正規の手法で成仏させてやるからな…!!
伊織兼丸:明らかにしてやるぜ!
GM:よろしくお願いします。では次!
GM:PC2の天ヶ崎くん!キャラシを張りつつよろしくお願いします~
天ヶ崎禪:はい!
天ヶ崎禪:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2ODtwQIM
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪(あまがさき ぜん)です。
天ヶ崎禪:N市で何でも屋を営んでいるオーヴァード。人助けが好きでいつも面倒に巻き込まれており、借金まみれです。
GM:変換の難しい字だが既に辞書登録は済ませたのだぜ
天ヶ崎禪:流石だぜGM
天ヶ崎禪:不幸体質も相俟ってだいぶ悲惨な境遇にありますが本人はいつもヘラヘラ笑っています。
天ヶ崎禪:昔はSOGの実験体で、身体を弄くりまわされて他人への憎悪の感情を切除されています。
天ヶ崎禪:戦場に投げ込まれて爆弾みたいな使い方をされてたみたいですね
GM:暗い過去とヘラヘラ顔、いいですね……
天ヶ崎禪:性能は色んなデバフをシーン化してばらまきます。それだけ!
GM:助けてくれ
天ヶ崎禪:今回も人助け頑張るぞ!よろしくお願いします!
GM:俺は何をされるんだ……
GM:ワオワオ、よろしくお願いします!
GM:それでは天ヶ崎くんのハンドアウト
ロイス:”ムーンバイツ”伊与野透(いよの・とおる)
君はUGNに協力的なイリーガルのオーヴァードだ。
ある日君は、郊外の倉庫区画にて、SOGの構成員に追われている女性を見つける。
その姿には見覚えがあった。それほど交流があった訳ではないが、かつては君と立場を近くした実験体オーヴァード、”ムーンバイツ”伊与野透だ。
彼女はしかし、この状況に介入しようとした君に対しても敵意を示した。
話が通じる様子はなく、君を巻き込んで攻撃を放ってくる。
GM:人助けをしようとしたらなんかややこしい事態になってきました。
天ヶ崎禪:ムーンバイツさんじゃないか!
天ヶ崎禪:何でだろう……嫌われてるのかな……
GM:顔を忘れてるのかも…
天ヶ崎禪:とにかく放っておけないですよ
GM:その姿勢ありがたし!
天ヶ崎禪:頑張って助けます!
GM:頑張って構いに行ってくれるとGMはうれしいです。
GM:では次!
GM:HOは共通なので
GM:自己紹介を連続で行きましょう。まずはPC3(という事になった)久瀬くんから!
久瀬涼:はい!
久瀬涼:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYsOSB_QIM
久瀬涼:久瀬 涼、16歳男子高校生のUGNチルドレンです。
久瀬涼:平均くらいの体格にお人よしっぽい顔立ち、性格は明るく真面目であまり際立った特徴はありません。
GM:こっちのお兄さんも笑顔が素敵だぜ
久瀬涼:喧嘩とか諍いごとを見ると仲裁に入りたがる癖があり、それで貧乏くじを引くことしばしば。
久瀬涼:しかし実際は、人間同士が争ったり戦ったりするのを見るのが生まれつき大好きで、能力もそんな感じです。
久瀬涼:とはいえ彼自身己のそういう嗜好を強く厭っており、目に入る争いはできるだけ止めたいと思っています。
久瀬涼:性能的には純支援型。魔術師+アドヴァイスでC値-1とダイス+5を三人に撒き、シナリオ1回ですがアウトレイジでそこから更にC値-1します
久瀬涼:加えてDロの記憶探索者により、夢のC値2の実現を強力にサポートします
GM:衝動に抗う男! ダブルクロスの肝の一つであり、いいですね
久瀬涼:あと余禄程度ですがバディムーブもあります
GM:最強エンブレムだぜ
久瀬涼:争いに飲まれないよう頑張ります! よろしくお願いします!
GM:初稼働期待してます!では
GM:最後はPC4の鍛冶さんどうぞ!
鍛冶境子:はーい!
鍛冶境子:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY8azw7AIM
鍛冶境子:かじ きょうこ、第4支部所属のUGNエージェントです。
鍛冶境子:やたら体格が良くて手足と髪の長い33歳独身エンジニア兼戦闘員です。
鍛冶境子:妹3人と弟の面倒を見て育ち、きっぷがいい大らかなお姉さんです。あるいはおばさんですね。好きに扱って良し!
GM:安心の粘土製お姉さんだ
鍛冶境子:シンドロームはノイマン・オルクスのクロスブリード。Dロイスは秘密兵器。
GM:今回も年下がいっぱいなので面倒見てあげてほしい
鍛冶 境子:お姉さんに任せときなさい
鍛冶 境子:自ら開発した機械式可変斧「金箍斧」とぴっちりフィットのボディアーマー「翠鉄甲」を身に着けています。
鍛冶 境子:《機械の声》で装備自体を操ることで肉体の反応・挙動限界を超えた駆動が可能。対象を《構造看破》して的確に攻めます。
GM:クールだぜ
鍛冶 境子:データ的には《フェイタルヒット》で増やしたダメージダイスをフォールンアックスで振りなおします。
GM:これかしこいよね 今度機会があったらパクろ……
鍛冶境子:とはいえ火力も範囲攻撃も侵蝕率上がってからなので、それまではあまり期待しないでね!以上です!
GM:はーい、ではそんなお二人のハンドアウトがこちら
ロイス:”デバウアースノウ”
君達はN市UGNの正規チルドレン/エージェントだ。
半年前に大規模な討伐戦が行われ、大きな手傷を与えたものの取り逃がしたFHエージェント”デバウアースノウ”。
行方を晦ましていた彼が現在、再び市内に潜伏しているという。
君達に与えられた任務は、その所在と負傷状態の調査。ひいてはその討伐だ。
また、この任務のサポートをする実川和真は過去、”デバウアースノウ”との交戦で前線を退いた元チルドレンだ。
任務に対しては協力的だが、未だこの敵に対する恐怖を拭いきれていない様子が見える。
GM:潜伏中のジャームを見つけて良い感じに処してね!という任務です
鍛冶境子:見つけ出してぶちのめします!
GM:あと進行補佐NPC少年も生えます
鍛冶境子:2人でしっかりケアしながらね
久瀬涼:三人で任務を成功させます!
GM:仲良くやっていってほしいぜ
GM:では自己紹介はそんなところで
GM:一応さっきなんとかトレーラーも仕上げてきたため、これを張ってからOPにいきます。
伊織兼丸:えらーい!
■トレーラー
居処なくさまようものに、世界はひどく辛辣だ。
少女は日常を失い、街を這う獣となった。
帰る家なんてないけれど。
日は暮れて、風が身を苛むのだから、
いつかは歩き出さねばならないのだ。
その旅路は、身に起きた理不尽への応報のため。
あるいはもう一度、誰かを信じることを思い出すための。
Double Cross the 3rd Edition
「ストレイ・キャットは夜を抜け」
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。
GM:という訳でオープニング。
GM:最初のオープニングは久瀬くんと鍛冶さんです。登場をどうぞ!
鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:35->43)
久瀬涼:久瀬涼の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:33->35)
GM:所はN市UGN第四支部、小会議室の一つ。
GM:ジャームの討伐任務を命じられた君達は、作戦参加者の顔合わせ、および
GM:その詳細な説明を受けるため、この場に集められていた。
実川和真:「えっと……この度は、どうも」温厚そうな、眼鏡の青年だ。
実川和真:「今回の作戦の支援をさせていただきます。実川和真です」
鍛冶境子:「うん、バックアップよろしくね~実川くん」
久瀬涼:「これはどうもご丁寧に! 久瀬涼です、よろしくお願いします」
鍛冶境子:「久瀬くんもよろしくよろしく。あたしは鍛冶境子ね、好きに呼んじゃっていいから」
実川和真:「呼び方……あっ、そうだ」
久瀬涼:「よろしくお願いします! では、鍛冶さん、と」
実川和真:「僕のコードネーム……前はあったんですけど、今はもうなくて」
実川和真:「その、まあ。適当に名前の方で呼んでください」
久瀬涼:「そうですか? じゃあ……実川さんと」
実川和真:「こちらも、じゃあ。鍛冶さん、久瀬さんと呼ばせていただきますね」
久瀬涼:「俺──や、僕のことは、久瀬でも、涼でも、好きな方で呼んでください」
久瀬涼:「コードネームは"万人敵"っていうんですが、まあ、なんか物々しいですし」
実川和真:「へええ、いかにも強そうだ……」
実川和真:「……と、そろそろ」
実川和真:「任務の説明、始めていきますね」
久瀬涼:「と、そうですね。お願いします」
鍛冶境子:「うん。作戦目的について確認しましょうか」
実川和真:「ええ」頷いて、皆の前に資料を差し出す。「今度の作戦は、あるジャームの討伐、です」
GM:という訳で、ここで自動的に公開される情報項目があります。
情報:”デバウアースノウ”について
FHの実験体でありエージェント。不健康そうな痩躯の青年。シンドローム分類はエグザイル/サラマンダー。
肉体の液状化による高い防御性能と、熱攻撃による広範な破壊能力を有する。
欠点として、長時間の継続戦闘能力に難がある。
半年前の討伐戦では多数のオーヴァードによる消耗戦を仕掛けたが、あと一歩の所で介入があり取り逃がす事となった。
GM:こういう感じの情報が資料には記載されています。
鍛冶境子:「ふむ、”デバウアースノウ”……しばらく前に名前を聞いた奴だね」
鍛冶境子:「単純に個体としての性能が強力、厄介な相手だね。大捕り物になりそうだ」
鍛冶境子:「今になって追跡を再開する理由は?」
実川和真:「……半年前の戦闘があって以来しばらく、彼の活動情報は全く見られなくなっていました。ですが」
実川和真:「つい先日、彼がこのN市に潜伏しているとの情報がありました」
実川和真:「単純にその状況は潜在的な脅威です。……それに」少し目を伏せて
実川和真:「……ここまで追い込むために、相応の犠牲も出ました」
鍛冶境子:「……そうかい」
久瀬涼:「討伐戦は多数のオーヴァードによる消耗戦だった……って話ですが──」資料へ目を落としながら
久瀬涼:「現状、こいつの戦力はどの程度のものっていう評価なんですか? 僕らだけで手に負えるくらいには弱ってると?」
実川和真:「以前ほど活発に活動していない事からして、弱っている……という予想は立てられますが」
実川和真:「その脅威度の調査が、まず第一」
鍛冶境子:「現在の活動、なにかしでかしているようならそこも調査しないとだね」
実川和真:「その結果次第では、投入する戦力を再調整する必要もあるでしょう」
実川和真:現実的にそれが可能かはともかく、と付け加えつつ。
鍛冶境子:「最近うちの支部も戦力拡充してるけど、それでもまだまだイリーガル戦力に寄り掛かりがちだからね」
久瀬涼:「なるほどね、偵察がメインで、行けそうなら行く、無理そうなら帰って報告、って感じですか」
実川和真:「そういうことです。……確かに、そうですね。討伐任務と言い切るのは、少し正確さを欠いたかもしれません」
実川和真:笑みを浮かべたまま、すみませんと頭を下げる。
久瀬涼:「ああいやいや、ちょっと確認したかっただけなので!」慌てて言い添える
鍛冶境子:「気にする事ないさ。その辺はいつだって重複するもんさ」
鍛冶境子:「で、それを両立できるのがここにいるエージェントとチルドレンってことで」
実川和真:「はい。ひとまずはここにいる三名を中心に進めていく事になります」
久瀬涼:「よっし、了解しました! 戦力の偵察、並びに可能なら討伐!」
鍛冶境子:「”デバウアースノウ”を今度こそ追い詰めにいこうじゃないか」
GM:ではシーン終了。ロイスのみ可能です。舞台裏の方でよろしくね
GM:では続いて伊織くんのオープニング!登場侵蝕をお願いします~
伊織兼丸:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 8[8]+31 → 39
GM:N市内、河川敷。
伊織兼丸:「あぢぃ~」手をパタパタさせながら歩いている若者が一人。
GM:しばらく前にこの街を訪れた君は、レネゲイド案件が多数発生する稼ぎ場だとあるいは期待したかもしれないが
GM:今のところ特に仕事の依頼にありつける事もなく、今日も今日とて街を適当にぶらぶらしているところだ。
伊織兼丸:擦れたジーンズによれたシャツ、そして塗装が剥げ、鍔は欠け、錆びた鎖で抜刀を封じられた日本刀を背負っている。
伊織兼丸:「クソ……なんで住所がないとバイトもできねえんだよォ~」
伊織兼丸:「そう思わねえか、妖太郎」妖刀に話しかけるが、返事はない。
伊織兼丸:そもそもそういう類のレネゲイドアイテムではないからだ。
伊織兼丸:(その辺の草でも揚げて食うしかねぇか…?)河川敷を見つつ。
GM:では、そんな実りのない会話をしていると。
GM:見る間に雲行きが怪しくなってきた。ぱら、ぱらと雨粒が頬を打つ。
伊織兼丸:「ゲーッ」
伊織兼丸:暑いのは困るが、服が濡れるのも困る! 単純に、替えをいくつも持っていないからだ。
伊織兼丸:慌てて橋の下に駆け込む。
GM:ちょうどいい所に橋があった。幸い、他のホームレスが寝床にしている……という事もないようだ。
伊織兼丸:「おっ、さては意外と穴場だな……?」
GM:……と、思ったが。
???:「っげ、雨降って来たじゃん……」
GM:草村の陰から、女の声が聞こえてきた。
???:「いやまあ、クソ暑いよりはマシだけどさ……そろそろ移動しようと思ってたのに……」
伊織兼丸:「あ?! なにもんだ! ここは俺のシマだぞ!」
伊織兼丸:威嚇! ホームレスの縄張り意識にはすさまじいものがあるのだ。
伊織兼丸:「フシャーッ」
???:「……って、うぇぇ!?」
GM:君の威嚇に驚くようにして、草むらから飛び出してきたその陰の正体は。
猫:「……」見るからに、猫であった。
伊織兼丸:「なんだネコか」
伊織兼丸:「……」
猫:「……にゃーん」
伊織兼丸:「え? お前今喋った?」
猫:「……」目を逸らす。
伊織兼丸:「ごまかされねーぞ、オイ!」
猫:「ひいっ!」
猫:「い……いや、あのっ……違うんです!」
伊織兼丸:「てめぇこのネコ助野郎が~。人間語をしゃべる上に俺をだまそうとはふてえやつだぜ」
伊織兼丸:「何が違うんだよ」
猫:「え……えっと、ですから」
猫:「めっちゃ知能が高くて人間の言葉を喋る珍しい猫……とか」
猫:「マジで本当、全然、そういうのじゃないので……!」
伊織兼丸:「そうなの?」
猫:「捕まえて売りに出すとか……そういうのはちょっと……!」
猫:こくこくと頷く。
伊織兼丸:「ああ、そういうことってしていいのか……」
猫:「えっ墓穴だった!?……いや、だから、あの」
伊織兼丸:「まあ、いいけどよ。めっちゃ知能が高くて人間の言葉を喋る珍しい猫じゃなかったらなんなんだよ」
猫:「えっと……」
猫:「あの、マジで本当の事を話すので」
猫:「笑わないで聞いてくださいよ」
伊織兼丸:「おあ? おお」
猫:「……私、幽霊なんです。たぶん」
猫:「ほんとの名前は、栂野エリって言って」
栂野エリ:「いつの間にか、この猫さんにとりついてて……」
伊織兼丸:「ま、」
伊織兼丸:「マジかよ……!! 幽霊って本当にいたんだな!!」
栂野エリ:目を伏せながらぽつぽつと話していたが、
栂野エリ:ここで面を上げて君の方の反応を伺う。
伊織兼丸:「全面的に信じるぜ…!! 何せ俺は”ゴーストハンター”だからな…!!」
栂野エリ:「そう……そう、あの、私も大分びっくりしたんですよ 何せ私も死ぬのとか初めてで……」
栂野エリ:「……」ずず、と三歩くらい後ずさる。
栂野エリ:「えっと、今、なんと……?」
伊織兼丸:「待て待て待て、心配するな。お前……エリ? だっけ?」
栂野エリ:「ゴーストハンター……?それって、私を……」心配するな、と言われて。言葉を切る。
伊織兼丸:「ああ。最近始めたんだよ。”ゴーストハンター”。もしかしたらそういうのいないかな~と思って」
栂野エリ:「え……」
栂野エリ:「幽霊がいるかいないか分からない段階から"ゴーストハンター"を……?」
栂野エリ:「な、なんでそのような進路決定を……?」
伊織兼丸:「いいだろ……別にそれくらい……!!」
伊織兼丸:《七色の直感》で、なんか霊体とか見えたりしますか?
GM:あっそうですね 七色の直感か……
GM:霊体は見えないですね。
伊織兼丸:ガーン
GM:ただまあ、目の前のこいつが嘘を言っているつもりがない事はわかります。
伊織兼丸:思わぬ効果が
GM:感情とかわかるらしいし……
伊織兼丸:「……」目を凝らしていたが、結局霊体を目視することはかなわなかった。残念…
伊織兼丸:「しかし、どうしてお前は死んじまったんだよ」
伊織兼丸:「なんか……若そうだろ。しゃべり方とか」
栂野エリ:「あ……えっと」
栂野エリ:少し、言い淀んで。君の目を見てから。
栂野エリ:「……あの、私」
栂野エリ:「殺されたんです、誰かに」
伊織兼丸:「あ?」
伊織兼丸:「マジかよ」
栂野エリ:「こ、こんなウソ言いませんよ……!」
伊織兼丸:「やべーじゃねーか。つまり」
伊織兼丸:「その辺を人殺しがウロウロしてるってことだろ」
栂野エリ:「流石にもう、捕まって……どうだろう……」
伊織兼丸:「この街のネコがみんな幽霊に取りつかれちまうかもしれねえ」
栂野エリ:「……それは、確かに」
栂野エリ:「ほっとけないです、けど……」
栂野エリ:「ど……どうすればいいんでしょう、私」
伊織兼丸:「ええ…? それはマジでどうすりゃいいんだろうな……」
伊織兼丸:「ま、俺のやることは決まった。その人殺しをブチのめす」
栂野エリ:「え」
伊織兼丸:「俺にいわせりゃ、お前よりそいつの方がよっぽど”ゴースト”だ」
栂野エリ:「だ、大丈夫なんですか、それ……?」
伊織兼丸:「だって、幽霊にあったことないし……どうなの? 成仏とかするわけ?」
栂野エリ:「成仏……」前足で、自分の身体をぺしぺしと触って。
栂野エリ:「成仏ってどうやるんだろう……」
伊織兼丸:「知らんけど……」
伊織兼丸:「……」
伊織兼丸:「まあ、なるようになるだろ!」
栂野エリ:「……あ、あの」
栂野エリ:「私も……付いて行ってもいい……?」
伊織兼丸:「幽霊なら今更のたれ死ぬこともないしな。お前の霊力で悪しきゴーストの波動を感じたら教えてくれ…んあ?」
伊織兼丸:「いいけどよ」頭をかく。「飯は出ねーぞ」
栂野エリ:「あっ、なんか既に決定事項になってた!いやゴーストの波動とか多分わからないですけど……」
栂野エリ:「……お兄さん、懐に余裕なさそうだもんね」
伊織兼丸:「そうだな……家もねーし」
栂野エリ:「えっ」
伊織兼丸:「お前を殺したやつが、100億くらいで指名手配されてる超絶大量殺人鬼だったらいいんだけど」
伊織兼丸:「なんだよ! お前だってねーだろ」
栂野エリ:「さ、流石に寝床くらいは確保できたと思ったのに……」
栂野エリ:「そ、そりゃそうですよ!猫は家とか借りれないもん!」
伊織兼丸:「……俺は伊織兼丸。まずは公園からテントをこっちに移動させるところから始めようぜ」
伊織兼丸:「警察に撤去される前にな!」
GM:……かくして君は、奇妙な猫と共にこの街にいるかもしれない殺人犯を追う事になった。
GM:シーンカット。ロイスのみ可能です。
伊織兼丸:猫幽霊女/栂野エリ/○幽霊!/幽霊……?
伊織兼丸:でロイスを取得します。以上!
GM:では最後のオープニング!天ヶ崎くんは登場をどうぞ~
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:46->52)
GM:ガガガガガッ!!
GM:夜の郊外に響く銃撃音。
GM:人気のない倉庫区画にて、戦闘が行われている。
GM:ワーディングが展開されてはいるものの、そこにUGN構成員の姿はなく。
GM:リーダー格らしき着崩したスーツの男が身に着けているのは、ステイト・オブ・グレイス──オーヴァード優性論を掲げるテロ組織のものだ。
スーツの男:「チッ……おい、ヘタクソ! 脚を狙えと言ってるだろ!」
スーツの男:「下手に転移されねえために、わざわざワーディングまで張ったんだ」
スーツの男:「とっとと片をつけねえと、犬に見つかっちまうだろうが」
部下の男:「ね、狙ってますよ……! あいつ、弾道を捻じ曲げてる!」
スーツの男:「ああ!? なら曲げられねえくらい近づいて撃て!」
GM:彼らの視線の先には、背を向けて逃げ続けるコートの女がいた。
GM:最も、単純な数の差によってその退路は徐々に失われていき。
GM:やがて追跡者たちは、通路の逆側から挟み撃つ形に追い込んだ。
???:「……」
GM:八方、銃口が退路を塞ぐ形。
???:行き場を失った女が、足を止める。
???:その表情に変化はなく、探るように周囲を見渡している。
スーツの男:「ここまでだな、おい。”ムーンバイツ”……失敗作のクソ野郎が」
スーツの男:部下の銃撃を片手で制止しつつ、蔑むような声を向ける。
スーツの男:「命乞いをするか? 素直に諦めるか? それとも、ヤケになって暴れてみるか?」
スーツの男:「最期に選ばせてやるよ」
スーツの男:「”自由”が欲しかったんだろう」
スーツの男:バチ バヂッ
スーツの男:威嚇めいて、その右腕が電光を纏う。
天ヶ崎禪:その瞬間、空気が塗り替えられる。
天ヶ崎禪:≪ワーディング≫だ。その場の全員に、捕食者と対峙した被食者めいた悪寒が走る。
スーツの男:「……ッ!?」
“ムーンバイツ”:眼前の追跡者から視線を切らぬまま。意識をそちらへと向ける。
天ヶ崎禪:「……あの~……」通路の影から、薄笑いを浮かべた男が恐る恐る顔を出す。
天ヶ崎禪:「いや、どうもどうも……あの、ちょっと落ち着きませんか?皆さん……」男達と女に割って入る。
スーツの男:「……テメェ、UGNか。いや……」君の顔を見て、何かを思い出したように
スーツの男:「上辻の所の玩具じゃねえか、オイ」
天ヶ崎禪:「いやだなあ。今はただの、通りすがりの野良犬ですよ」
GM:君も、この男の名前くらいは知っているだろう。
天ヶ崎禪:「事情は分かりませんけど、乱暴は良くないですって。この人、何かしたんですか?一族郎党皆殺しとか……?」
GM:“アルバラード”奥山久志。前線での戦闘および指揮を担当する、SOGの構成員だ。
天ヶ崎禪:言いつつ振り返り、ようやく女の顔を見て(ろくに見もせずしゃしゃり出た)。
天ヶ崎禪:「……あれ」見覚えのある顔に僅かに目を見開く。
天ヶ崎禪:「君は確か…… ……“ムーンバイツ”?」
“ムーンバイツ”:「……え」こちらも、意外そうにすこし眼を見開いて。
“ムーンバイツ”:「そう……珍しい事もあるんだね」すぐに何事もなかった様子に戻る。
天ヶ崎禪:「ああ、ああ。なるほど、そういうこと……」“アルバラード”に向き直り
天ヶ崎禪:「偶然飛び込んだ先がこれとか、ホントついてないなあ……」
天ヶ崎禪:「……“アルバラード”。僕の能力のことは知ってるよな?」
“アルバラード”:「全くだ。ノコノコ出てこなきゃ、もう少し好きに生きられただろうに……」
天ヶ崎禪:「今、君達何人いる?1、2……まあいいや。とにかく」
天ヶ崎禪:「ここで君達同士で死ぬまで撃ち合いするか、大人しく帰って柔らかいベットで寝るか……」
天ヶ崎禪:「どっちがいい?僕のオススメはBプランだけど」
“アルバラード”:「ああ?」
“アルバラード”:「これ以上舐めたクチ聞かされて手ェ出さねえほど、俺の気は長くねえぞ」
天ヶ崎禪:「ウッソ!えっ話聞いてました!?帰ってほしいんですけど!」
天ヶ崎禪:後ろ手に“ムーンバイツ”に逃げろ、という仕草。
天ヶ崎禪:「勘弁してほしいなあ……お互い嫌でしょ?痛いの」ヘラヘラと笑みを浮かべたまま話す。
“アルバラード”:「……そいつが遺言って事でいいな?」上着を脱ぎ捨て、戦闘の構えを取る。
天ヶ崎禪:「ちょちょちょちょ……!タイムタイム!」
天ヶ崎禪:「逃げてほら!早く!」“ムーンバイツ”を振り返り、追い払おうとする。
“ムーンバイツ”:「……そう、これで全部、かな」そこで、背後から声。逃げる様子はない。
“ムーンバイツ”:「29人……全員、見つけた」
“ムーンバイツ”:「みんなオーヴァードだよね、多分……うん、悪くないな」
天ヶ崎禪:「僕が時間を稼ぐから……え、何……?」
“ムーンバイツ”:夜闇に、ひときわ深い斑点が浮かぶ。
“ムーンバイツ”:「じゃあ」
GM:"アルバラード"の号令が飛び、一斉に銃撃がされると同時。
“ムーンバイツ”:「収穫しておこう」
“ムーンバイツ”:四方八方で。レネゲイドの励起する気配──黒点の魔眼。見る間に直径2メートル程度まで膨張したそれらは、
“ムーンバイツ”:弾き出されたように一斉に飛行。空間を削り取り、岐路上にあるものを飲み込み削る。
“ムーンバイツ”:銃弾も、人間も、区別なく。──その中には天ヶ崎禪、君も含まれている。
天ヶ崎禪:「ちょっ待っ……おわーーーーっ!?」
天ヶ崎禪:命からがら物陰に飛び込む。物理的に回避や防御をどうこうする手段は皆無だ。背中越しに破砕音と悲鳴を聞く。
GM:一瞬の内のこと。この場にいた人間の半数以上が、跡形も残さず「消えた」。
GM:消えなかった者は……あるいは半身や片腕を削られ、血を飛沫かせて呻き。
天ヶ崎禪:「や……やりすぎでしょ……?」
天ヶ崎禪:恐る恐る顔を出し、“ムーンバイツ”を見る。
“アルバラード”:「っ、グ……!?」仰け反るように躱すが、肩のあたりが弾け飛ぶ。破けたスーツ越しに、機械化した躯体が露出する。
GM:今も無事に立っているのは、数人しかいない。
“ムーンバイツ”:「……ああ、けっこう生き残ったな」君の言葉に、耳を貸す様子もなく。呟く。
天ヶ崎禪:「ちょっと!死ぬところでしたけど!?」
“アルバラード”:「なっ、何が……こいつ……!」
“アルバラード”:「あり得ねえ……お前が、そんな出力を出せる筈が……!」傷口を抑えたまま、驚愕の様子。
天ヶ崎禪:「えーと……」二者を見比べる。「もしかして僕、来た意味なかった……?」
GM:方々で、まだ手傷を負ったSOGの構成員たちが立ち上がる。《リザレクト》の兆候。
“ムーンバイツ”:「意味ならあるよ」応えて、薄らと君に微笑みかけて。
“ムーンバイツ”:「次は避けないでね」
天ヶ崎禪:「へ?」
“ムーンバイツ”:口にするや、再びふつふつと黒点が浮かぶ。……先ほどよりも幾らか小さいが、魔眼が励起を始める。
天ヶ崎禪:「ちょっ待っ……!僕もすか!?」
“アルバラード”:「……舐めやがって、不良品どもが」
“アルバラード”:《完全獣化》稲妻が弾ける。皮膚が破けるようにして、金属装甲が露出する。
“アルバラード”:「あいにく俺は修理屋じゃねえんだ」
“アルバラード”:「まとめてスクラップにしちまうが、文句はねえよなァ」
天ヶ崎禪:「待って待って!僕今は悪い事してない!無罪!友達!歩み寄り!」
“アルバラード”:訊く耳はない。こちらも、君とその背後にいる女の両方を敵と見定めている。
GM:さて、こんな状況ですが一旦シーンカットとなります。
GM:ロイスのみどうぞ!
天ヶ崎禪:“ムーンバイツ” 〇懐旧/脅威 でロイス取得します。以上!
GM:という感じでオープニングが完了しまして。
GM:お次がミドル。合流シーンとなります。全員登場よろしく!
伊織兼丸:ウオーッ
伊織兼丸:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 5[5]+39 → 44
久瀬涼:久瀬涼の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:35->36)
鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:43->50)
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:52->58)
GM:状況としては天ヶ崎くんのオープニングから変わりなく。"ムーンバイツ"、及び"アルバラード"が今にも戦闘を始めようというところ。
GM:さりとて隠しもなくワーディングを発動し、戦闘を繰り返していたのだ。N市でこんな真似をすれば、その異変に気付く者が必ずいる。
天ヶ崎禪:「皆一旦落ち着いて!喧嘩はよくないよ!ね!?」両者の間に入ってあわあわと手を振る。
天ヶ崎禪:「ご飯とか食べます?奢りますよ!全然お金ないけど!素パスタ好き?」
GM:それが今夜に関しては、市内に潜伏中のジャームを探るべく調査に出向いていた第四支部のエージェントとチルドレンであり
GM:流離いのゴーストハンターであった訳だ。
伊織兼丸:「オイオイオイ……どうなってんだこりゃ」
伊織兼丸:「めちゃくちゃなことになってるじゃねえ! エリ、あっちいってろ」びょい~んと首根っこをつかんで猫を投げる。
栂野エリ:「え、ええぇ!?ちょっと!」
栂野エリ:いきなり乱暴に投げ捨てられた事に不満がある様子だったが、指示には素直に従う。どこかの物陰に隠れたようだ。
伊織兼丸:「ていうか、こいつらか? 人殺しヤローはよ~。そこで見とけよ」
天ヶ崎禪:「えっ誰!?」伊織くんに気付いて
天ヶ崎禪:「君!危ないから帰りなさい!マジでヤバいことになってるから!」
伊織兼丸:「なんか分かったら腹から声出すんだぞ! で……」声に気づき。「あ!? 俺?!」
天ヶ崎禪:「ヤバいヤクザが100トンくらい麻薬取引とかしてんの!!」
伊織兼丸:「マジでヤバいから来たんだろ~が!! 俺は、」
伊織兼丸:「”ゴーストハンター”だ。そういう”取りついてる奴”をぶちのめすって決めてるんだよ」
天ヶ崎禪:「ゴーストハンター!?」
“アルバラード”:「ああ……? どんどん訳わかんねぇのが来るじゃねえか。どうなってんだよ」
天ヶ崎禪:「すげえ!そういうのホントにいるんだ!」
天ヶ崎禪:「……」
天ヶ崎禪:「ゴーストいんの!?ここ!?」
伊織兼丸:「それは俺にも分らん!」あたりを見回す。「だが、あんたのそばに出てきたのは正解だったみてーだな」
天ヶ崎禪:「分かんないのに来たの……?」
伊織兼丸:「めちゃめちゃ悪そうなやつらばっかじゃねーか! こいつらもしかして……本当に100トンくらい麻薬取引とかしてんのか!?」
伊織兼丸:「ヤベエ~。ぜんぜん関係ない問題に首を突っ込んじまったかもしれん」
天ヶ崎禪:「そうだ!マジでヤバいから早く逃げなさいよ!銃とか持ってるでしょホラ!」
天ヶ崎禪:「銃も1億丁くらい取引してるからマジで!」
伊織兼丸:「いや……銃とか普通持ってないけど……売ってないし」振り返る。「エリ! なんか分かるか? お前もがんばれ!」
“アルバラード”:「クソ面倒だな……おい、あれも撃っていいぞ」
“アルバラード”:「俺は本命の相手をしてくる」言って、"ムーンバイツ"の方に仕掛けると同時、
GM:ドガガガガッ! 君達の方に狙いをつけた銃撃が放たれる!
天ヶ崎禪:「ウワーッ!?」咄嗟に伊織くんを庇おうとする。
伊織兼丸:「オ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」そのまま一緒に物陰に退避!
伊織兼丸:結局エリのところまで戻ってしまった。
天ヶ崎禪:「痛い痛い痛い!」数発銃弾を掠めつつ、一緒の物陰に逃げ込む。
天ヶ崎禪:「ヤバいって言ったじゃん!ヤバいって言ったじゃん!」
伊織兼丸:「ヤバ……人殺し集団じゃん」体勢を立て直し。「生かしておけねえよ」
天ヶ崎禪:「えっ何この子……ヤバ……」
伊織兼丸:「でも一人じゃもっとどうしようもなかっただろ!? 多分何とかなるって!」
栂野エリ:「ひ、人殺し多くない……?」
天ヶ崎禪:「猫が喋ってる!?!?」
栂野エリ:「こ、この街ここまで治安やばかったの……?」
伊織兼丸:「お前……死ぬ前に引っ越すべきだったな」
天ヶ崎禪:「猫が喋ってるんだけど!?」
栂野エリ:「栂野エリです!よろしく!」
天ヶ崎禪:「あっどうもよろしく……天ヶ崎です……」
栂野エリ:全部説明すると面倒なので勢いで押し切ってやろうとばかりの自己紹介。
伊織兼丸:「あ、俺は伊織ね」
天ヶ崎禪:「あ、伊織くん。どうも……」押し切られる。「最近は猫も喋れるんだな~」
伊織兼丸:「でもこれ、結局どうすりゃいいんだよ。どうすりゃ何とかなるわけ?」
天ヶ崎禪:「逃げた方がいいと思うけどな~……逃がしてくれればだけど」
天ヶ崎禪:顔を出してSOGの様子を伺う。
伊織兼丸:「それ撃たれない?」
天ヶ崎禪:「オワーッ!」銃弾が顔を掠める!
天ヶ崎禪:「あの中、知り合いがいるんだよね。放っておけないっていうか……」
伊織兼丸:「マジかよ」
伊織兼丸:「じゃあ、やるしかねーじゃねえか」
GM:銃弾の雨の向こうでは、黒点が飛び回り倉庫の壁に孔を開けているのが見えるかもしれない。
天ヶ崎禪:「君、ここで動けてるってことはオーヴァードなんだよね?UGNの人?」
伊織兼丸:(でもどうやって…?)直感が告げている。何かもう一手が必要だ……
伊織兼丸:「いや、全然違う」
伊織兼丸:「そう聞くってことは、あんたも違うの?」
伊織兼丸:「てことは……」
天ヶ崎禪:「素人しかいないってこと?」
天ヶ崎禪:「一応イリーガルだけど……これ、ちゃんと訓練とかしてる人じゃないとどうにもならなくない?」
伊織兼丸:「違う!」刀を構えて。「『もうすぐ来る』ってことだ!」
天ヶ崎禪:「マジ?あっ!霊感!?」
伊織兼丸:「そういう奴らだろ! 確か!」
天ヶ崎禪:「ではなかった……!でも確かにそうだ!この街なら……!」
鍛冶 境子:「──そういうこと。待たせちゃってごめんね?」
鍛冶 境子:ヒュゴァッ 決意を固めた2人(と猫)の頭上にて、風切り音。
鍛冶 境子:SOGの射線を裂いて、そのど真ん中に破壊的な爆裂音。漆黒の斧槍が突き刺さる。
鍛冶 境子:特殊樹脂からなる機甲戦闘服。全身をぴっちりと覆う黒色と、冷たい鋼の手甲。
伊織兼丸:「すっげ…」
天ヶ崎禪:「うおおぉ……」
鍛冶 境子:肌にぴったりと張り付いた戦闘服の女と、一人の少年が歩いてくる。
久瀬涼:「おお、鍛冶さんさすが! ……うわ、なんだこりゃ」
久瀬涼:鍛冶さんの後からひょっこり顔を出し、周囲の修羅場を見回す
久瀬涼:「状況がイマイチ掴めないけど……まあ、オーヴァードが暴れてるっていうのは確かみたいですね」
久瀬涼:辺りに散らばる血溜りを眺めて口元に手をやる。嘔気を抑えるためではなく、つい上がってしまった口角を隠すために。
鍛冶 境子:「実際に見てみると、まあ酷い現場もあったもんだねえ」
鍛冶 境子:「UGN、エージェント。"プレイヤー・ワン"」
久瀬涼:「……ああ、申し遅れました。UGNチルドレンの"万人敵"です」
伊織兼丸:「最高だ。強そうな奴と……すげぇ~強そうな奴が来た」
実川和真:「随分な事になっていますね……ええと]通信機の向こうから声。「そちらの二人は、協力的な方でしょうか」
鍛冶 境子:「そこの2人……と猫?猫いるじゃん。大変だね」
鍛冶 境子:「逃げれる?それか戦える?」
天ヶ崎禪:「何とかなりそうだね……イリーガルの天ヶ崎です!コードネームは“ジェノサイダル・オーガン”」
天ヶ崎禪:「中に知り合いがいます。お手伝いさせてください」
伊織兼丸:「モチ、戦う。”万人敵”ね。クソ度胸のあるあだ名じゃねーか」
久瀬涼:「おっ、イリーガルの方! そりゃ助かります!」
伊織兼丸:「”ゴーストハンター”伊織兼丸。手伝わせてもらうぜ」
栂野エリ:「す、すみません……私は手伝えそうにないので、引き続きこの辺りで隠れています」
久瀬涼:「"デバウアースノウ"は……あの中にはいないっぽいな。不幸中の幸い、ってやつですかね?」銃弾の飛び来る敵方を覗き込み
鍛冶 境子:「今の声はオルクス能力者かな……うん。それでもこれは私たちの領分だね」
実川和真:「ええ。姿も能力も、彼の特徴とは符号しません」
伊織兼丸:「デバ……ああ? まだほかにもなんかあんのかよ……」
伊織兼丸:「とにかく天ヶ崎の知りあいをどうにかしてえ! つっこみゃいいのか? ねーちゃんよ!」
鍛冶 境子:「ま、そっちはおいおいね。それじゃあジェノサイダル・オーガンにゴーストハンター」
鍛冶 境子:「ここに共同戦線を開きまして、前哨戦がてらこの人たちをとっちめるとしましょう」
GM:と、ではこの辺りで
GM:判定の説明をしていきましょう
伊織兼丸:ハンテイダー!
GM:ミドル戦闘の代わりに全員の命中達成値の合計する、いつものやつです
GM:言うほどいつもではないな
鍛冶 境子:そこそこですな
GM:各自エフェクト使用可、メインプロセス1回分の行動。範囲攻撃は+5の補正。判定する順番は任意で、支援行動を取っても構いません。
GM:目標A:合計値70以上を出せば”アルバラード”およびSOG陣営が撤退。
GM:目標B:合計値90以上を出せば”ムーンバイツ”も撤退。
天ヶ崎禪:中々高い
GM:目標Aをクリアしない場合、5D10のダメージ。目標Bをクリアしない場合、別途7D10のダメージが発生します。
伊織兼丸:なにっ
伊織兼丸:やっぱ銃で撃たれたりすると痛いんだな~
鍛冶 境子:被弾初心者で新人感出す事ある?
GM:撤退させる事に失敗した場合は振り直しですが
GM:その場合合計値は持ち越されます
GM:説明以上!
伊織兼丸:なるほどだぜ
伊織兼丸:早速支援を…受けたい!
鍛冶 境子:それじゃあ久瀬くんの《アドヴァイス》を聞いていきたいところですね
天ヶ崎禪:うけたーい
GM:行動順は好きにしていいため、そうするがよき!
久瀬涼:魔術師つきで全員で大丈夫ですよね?
鍛冶 境子:OKかと!
伊織兼丸:ですね
天ヶ崎禪:お願いします!
久瀬涼:了解です!
久瀬涼:《アドヴァイス》+《戦場の魔術師》対象3体、メジャーのC値-1(下限6)&ダイス+5個
久瀬涼:対象は伊織くん天ヶ崎くん鍛冶さん!
伊織兼丸:つえ~
鍛冶 境子:力が溢れる!
伊織兼丸:力がみなぎるゾイ
GM:OK!侵蝕も上げておいてね
GM:演出は後で纏めてやりましょうか
久瀬涼:久瀬涼の侵蝕率を+7した(侵蝕率:36->43)
鍛冶 境子:は~い
天ヶ崎禪:最強になっちゃったな
伊織兼丸:うーんじゃあ私から行っていいですか? 今のところ浸蝕も軽いし
天ヶ崎禪:お願いします!
鍛冶 境子:どうぞどうぞ~
伊織兼丸:ウオーッ
伊織兼丸:マイナーなし
伊織兼丸:《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《カスタマイズ》+《光の舞踏》
伊織兼丸:アドヴァイスも込みで…
伊織兼丸:13dx6
DoubleCross : (13R10[6]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,8,9,10,10,10]+10[1,6,7,8,8]+10[1,2,2,6]+10[9]+10[10]+10[8]+2[2] → 62
GM:えっそんなに?
伊織兼丸:なるほどね?
天ヶ崎禪:嘘やん
伊織兼丸:これは…《剣精の手》を節約可能でしょう!
久瀬涼:強すぎる
鍛冶 境子:あとは任せな……
鍛冶 境子:ありがたや
伊織兼丸:44→50
GM:で……では合計62です。次の方どうぞ
伊織兼丸:久瀬くん最強
天ヶ崎禪:つ……つぎ次鋒出ろ!
鍛冶 境子:では次鋒レオパルドン行きます
伊織兼丸:あっズルい! まさかそんな名乗りを
鍛冶 境子:グオゴゴゴ!
鍛冶 境子:メジャーでコンボ【金箍斧】《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》侵蝕率+5。
鍛冶 境子:12dx6+2
DoubleCross : (12R10+2[6]) → 10[2,2,3,4,5,5,5,5,7,8,8,9]+10[7,9,10,10]+10[2,3,4,9]+10[9]+10[8]+10[9]+10[9]+10[9]+3[3]+2 → 85
天ヶ崎禪:は……?
鍛冶 境子:鍛冶境子の侵蝕率を+5した(侵蝕率:50->55)
鍛冶 境子:見ててくれましたか……キン肉マン万人敵様!
GM:え、ええ……マジ?
久瀬涼:””暴力””
伊織兼丸:ヤバ…
天ヶ崎禪:僕いらんな……
伊織兼丸:これもう勝ったんじゃないですか?
GM:合計値がじゃあ……147なので目標ABともクリアですね
鍛冶 境子:やった~
伊織兼丸:イェイイェイ
天ヶ崎禪:すごいぜ
久瀬涼:追い返したぜ
GM:では、そうですね
GM:元々、SOGの戦力は"ムーンバイツ"の攻撃で大半が削られていたところ。
GM:戦闘型オーヴァード4人を相手取っては、劣勢に傾くまでに時間を要さなかった。
“アルバラード”:「っ、また……!」その状況を察知して、
“アルバラード”:異様な跳躍力を以て、倉庫の上から一足に飛び降りてくる。君達の前に立つ。
“アルバラード”:「減るどころか増えてんじゃねえか」「どんな仕事やってんだ、てめえらはよ」
“アルバラード”:傍に倒れていた兵士の一人を、乱雑に蹴りつける。
鍛冶 境子:「一応確認するけど、知り合いってのはこっちじゃないよね?」
鍛冶 境子:視線を天ヶ崎に向けて確認。
天ヶ崎禪:「うん。知り合いはこっちと戦ってる方です」頷く。
伊織兼丸:「そりゃ良かったよ。見るからに助けがいがねえや」
久瀬涼:「そりゃよかった。じゃ、遠慮なくやってもらっていいんですね」
鍛冶 境子:「お仕事しよっか、ゴーストハンター、万人敵」
久瀬涼:「……あ、そう、そういえば」戦いの最中に不似合いなほど気楽な表情。
久瀬涼:「"万人敵"っていうコードネームね、あれ聞くとみんな褒めてくれるんですけど」
伊織兼丸:「仕事。いいね、いい響きだ……なんだよ急に」
久瀬涼:「僕自身は全然戦闘力ないんですよねえ。情けない話なんだけど、ほんと非力で」どこまでも暢気に苦笑する
久瀬涼:「僕にできるのは、こういうことだけ」
久瀬涼:ふ、と唇を結び、真剣な表情を作る。
伊織兼丸:「あぇ!? じゃあ何しに来たんだよ…!?」
久瀬涼:【聞け】
久瀬涼:UGNチルドレン、久瀬涼。その能力は、己の声に特殊な波長を乗せるというだけのもの。
久瀬涼:己の裡にある闘争衝動から戦闘に有用な部分を抽出し、音の波形として符号化。
久瀬涼:その情報を、『最初からあったものの如く』三人の脳内にフィードバックする。
伊織兼丸:「!」
天ヶ崎禪:「……なるほど」
久瀬涼:「──あ、これ多分気持ち悪い感覚だと思うんですけど、そんな長続きしないんで安心してください」
久瀬涼:そう言う頃には、また元の能天気な表情に戻っている。
伊織兼丸:「良くわかったよ。お前が万人敵ってことがな……やる気が出てきたぜ」
鍛冶 境子:全身を覆う鉄甲が作動音を響かせて、発光。
鍛冶 境子:「そういうわけで、それぞれ頑張りましょうか」
伊織兼丸:(そういう奴でも、なんかいいことはできるってことだ。つまりは)
天ヶ崎禪:「皆さんお手柔らかに……僕は」区画の奥に目をやって「ちょっと、知り合いと話してきます」
鍛冶 境子:「いってらっしゃい。2人で無事なら帰ってこなくてもいいよ」
鍛冶 境子:「こっちはこっちで、なんとかするからね。なあゴーストハンター」
伊織兼丸:「えっ今もしかして急にエロい話した?」
天ヶ崎禪:「伊織くん!」
伊織兼丸:「ま、後ろ半分はその通りだな!」古びた刀を鞘に入れたまま振り回す。
“アルバラード”:「ああ? そうやってノコノコと──」天ヶ崎の方へと踏み込み。行かせるか、と口にしようとして。
伊織兼丸:「俺が悪いのか──よ!」それを遮るように刀で殴打!
“アルバラード”:ギィン! 腕部の装甲が刃と競り合う。膂力で押し込めようと、力を込めたところ。
鍛冶 境子:「これそういう衝動喚起するやつじゃなかったと思うんだけど、ねぇっ!」
鍛冶 境子:対処の隙を与えないかのように機械斧をスイング!"アルバラード"を釘付けにする!
天ヶ崎禪:「任せました……気を付けて!」三人を背にして、丸腰で走り出す。
“アルバラード”:「ッ、グ……!」逆手に斧を受けようとして、損なう。左腕から、部品の砕けるような音。
“アルバラード”:二人を同時に相手にして、一転。押し込まれそうになる。
“アルバラード”:「ああ……クソ、が……ッ!」そのまま一歩、二歩と後退り。
伊織兼丸:「こりゃ便利だ」頭を揺らしながら。(それに、やっぱり強ぇ)
“アルバラード”:バチィッ!!
“アルバラード”:放電。弾けるような音と共に、二人から距離を取る。
伊織兼丸:「あっづ!!」
鍛冶 境子:「ッ……付き合っちゃくれないかい?」空いた距離のまま構え直す。
“アルバラード”:「……やめだ」焦げ付くような匂いが立ちこめるまま。
伊織兼丸:「どういう意味だよ」
“アルバラード”:「どうもこうもあるかよ。何一つ、思った通りに進まねえ」
“アルバラード”:「このままお前らを仕留めたって、何の評価にもならねえし」
“アルバラード”:振り返る。天ヶ崎が向かった方角に視線をやり。
“アルバラード”:「出直すぞ、クソ共」《瞬間退場》
“アルバラード”:再びの電光、今度は目晦ましのための。
GM:それが晴れた後には、"アルバラード"の姿はない。
伊織兼丸:「あってめ、待てコラ!」
鍛冶 境子:ヒュゴァッ 目くらましの中で振るわれた一撃は空振りに終わった。
久瀬涼:「お、逃げましたね」
鍛冶 境子:「ん。そうだね」機械斧を一振り、その後収縮。
伊織兼丸:「クソ。あんだけドチンピラなら、エリの事件も何か知ってるかもしれなかったのによォ~」
鍛冶 境子:「口惜しいところはあるけど、まあ及第点」
鍛冶 境子:「その事件とやらの話を小耳にはさみつつ、彼と合流といきましょう」
“ムーンバイツ”:「……」壁に背を預け、息を切らす。
“ムーンバイツ”:腹部を抑えながら、じっと耳を澄ます。喧騒が波のように引いて行ったのがわかる。
天ヶ崎禪:「……“ムーンバイツ”!」その影を探してきた。周囲の敵の意識に、脳をスプーンでかき混ぜるかのような強烈なノイズを送り込みながら。
“ムーンバイツ”:それと入れ替わるように。近付いてくる足音が、一人分。
天ヶ崎禪:「良かった、生きてた……!」
“ムーンバイツ”:「……君か」表情は変わらないが、どこか呆れたような様子。
天ヶ崎禪:こちらは安堵の表情を浮かべる。深く呼吸をすると、次第に与えられた闘争衝動は霧散していく。
天ヶ崎禪:「無事かい?怪我は?」
“ムーンバイツ”:「……分からないな。何がしたいの?」
“ムーンバイツ”:「私、どう見ても敵じゃない」
天ヶ崎禪:「そうかな。少なくとも僕は君の敵じゃない」
天ヶ崎禪:「連中に追われてるんだろ?何がしたいって言われたら……そうだな……」
天ヶ崎禪:「君を助けたい、かな」
天ヶ崎禪:笑みを浮かべて言う。
“ムーンバイツ”:「……ふふ、何それ。いろいろおかしいと思うな」
“ムーンバイツ”:「君を信用する理由がないし」
天ヶ崎禪:「そりゃ、そうかもしれないけど……」困ったように頭を捻って。
天ヶ崎禪:「じゃあ、僕じゃなくてUGNなら?僕も今は保護を受けてる」
天ヶ崎禪:「少なくとも、SOG(うち)よりはマシだと思うけど」
“ムーンバイツ”:「…………」少し考えて、首を振る。
“ムーンバイツ”:「無理だね」
天ヶ崎禪:「なんでさ」
“ムーンバイツ”:「……無理なんだよ。UGNにも、君にも、どうにもできない」
“ムーンバイツ”:「だからあの人には、私しかいないんだ」
“ムーンバイツ”:「それを裏切る訳にはいかないからね」
天ヶ崎禪:「……僕に何か、手伝えることは?」
“ムーンバイツ”:「……そうだな」じっと、君の目を見て
“ムーンバイツ”:「私達を、放っておいて」
天ヶ崎禪:「……分かった」
天ヶ崎禪:「と、言いたいところだけど」
天ヶ崎禪:薄笑いのまま視線を返して。
天ヶ崎禪:「それは君達次第かな」
“ムーンバイツ”:彼女の足元に、黒点が浮かぶ。その亀裂へ落ちていくように、姿が消えていく。《瞬間退場》
“ムーンバイツ”:最後までその言葉を聞いていたのだろう。また、呆れたような顔をして。
天ヶ崎禪:「……」その姿を見送って。
天ヶ崎禪:もう届かないことを知りつつ、古い知人に言葉を零す。
天ヶ崎禪:「……良かった、生きてて」
GM:シーンカット。ロイスのみ可能です。
鍛冶 境子:同僚:久瀬涼/P信頼〇:N興味 でロイス取得
鍛冶境子:ひとまずは以上です
天ヶ崎禪:伊織兼丸 〇興味/隔意 でロイス取得
久瀬 涼:伊織兼丸/●P:有為/N:ガラが悪い で取得、とりあえず以上で
GM:では次のミドルシーン。今度も全員登場でお願いします!
鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:55->57)
伊織兼丸:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 1[1]+50 → 51
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:58->62)
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:43->52)
GM:第四支部、会議室。
GM:昨日起きていた事の状況に整理をつけるため、君達はこの場に集まっている。
GM:非正規員の天ヶ崎くんと伊織くん、あと栂野エリはひとまず参考人として呼ばれた形だ。
GM:モニタには先日の戦闘の映像……SOG構成員と”ムーンバイツ”の戦闘の様子が映されている。
伊織兼丸:すごくキョロキョロしている。清潔な空間自体、そう見慣れていないためだ。
天ヶ崎禪:何度かUGNの仕事に関わったことはあるため、それなりに慣れた様子で映像を見ている。
鍛冶境子:「改めて見ても、だいぶ錯綜した状況だね。はい飲み物」
久瀬 涼:「あ、その辺に自由にかけていただいて」
鍛冶境子:それぞれの席にペットボトルを置く。栂野エリさんの元にはミルクの入った皿。
伊織兼丸:「ラッキ~」
天ヶ崎禪:「ありがとうございます。いやあ、メチャクチャでしたねえ」
栂野エリ:「あっ、ありがとうございます」机の端に腰かけている。ぺこり、と頭を下げて。
久瀬 涼:「おお、ありがとうございます! やっぱり一仕事すると喉が渇きますよね」
実川和真:「……あの、女」呟く。飲み物にも気付かず、画面の方を見ていた。
鍛冶境子:「SOGの逃げ出した実験体が、追跡者に反撃か……」
伊織兼丸:「んぉ?」早速開けてガブガブ飲んでいた。「知り合いかよ」
天ヶ崎禪:「あら、見覚えでも?」
実川和真:「ええ、見覚えがある。……彼女は、”デバウアースノウ”の協力者です」
久瀬 涼:「おっと、ここで繋がるんだ」
実川和真:「過去、奴を取り逃がしたのは」
実川和真:「最後の最後で、あいつの介入があったからです」
天ヶ崎禪:「なるほど……」彼女の言葉を思い出し。「それが『あの人』か」
伊織兼丸:「なんか……昨日も言ってたよな。それがあんたらの今回の仕事か」
天ヶ崎禪:「……それで、“デバウアースノウ”って?悪い奴?」
鍛冶境子:「とびっきり危険な奴さ」
久瀬 涼:「そうですそうです。今回の我々の任務対象」
伊織兼丸:「じゃあこの女も悪い奴の手先ってことじゃねーか!」
久瀬 涼:「かつて大勢のオーヴァードで追い詰めたけど、すんでのところで逃げられたって話で」
天ヶ崎禪:「そっか……こりゃ放っておくわけにはいかなそうだなあ」頭を掻いて。
久瀬 涼:「で、その逃亡を手伝った下手人があの人らしい……ってな具合ですね」
鍛冶境子:「繋がりがあるってことは分かったけど、どういう関係かはまだ分からない」
伊織兼丸:「禪、お前……ちゃんと更生させろよ」
鍛冶境子:「ま、私たちが協力する理由が1つ増えたってのは良いことだね」
実川和真:「ええ」頷く。「僕もその場に居ました。"ムーンバイツ"という名は知りませんでしたが……見間違いはない」
天ヶ崎禪:「どうかなあ。そうしたいけど」笑って「昨日もナンパしたけど、フラれちゃった」
栂野エリ:「……あっ。あの、私もいいですか」こういった会議の場に慣れていない。恐る恐る、前足を挙げる。
鍛冶境子:「いいよ、エリちゃん」
伊織兼丸:(コイツ、マジでシケこむつもりだったのかよ!!)
栂野エリ:「あ、あの……もしかしたら、と思っていたんですけど」
栂野エリ:「私を殺したのも……あの女の人、だったと思います」
伊織兼丸:「ゲェ~ッ」
天ヶ崎禪:「えっ!?」
久瀬 涼:「……あの」
伊織兼丸:「どうすんだよコレ。お前、"ムーンバイツ"を殺さないと成仏できないとか言い出さねーだろうな!?」
伊織兼丸:「そん時は除霊するぞ、除霊」シャドーボクシングする。
久瀬 涼:「イマイチ状況が分からないんですが……その猫ちゃんは霊かなんかなんですか?」
栂野エリ:「あ、あわわ……」周りの反応に対して、気まずそうにして。
天ヶ崎禪:「ゴーストなの……?」
伊織兼丸:「そうなんだよ」首根っこをつかんで膝に乗っける。「殺されて、いつの間にか」
栂野エリ:「え、えっとまあ……そんな感じ……です」
鍛冶境子:「なるほど、喋れる猫なら寄船場動物園辺りで保護するとこだけど」
伊織兼丸:「猫に憑りついてたんだと」
鍛冶境子:寄船場動物園とは第4地区に存在するUGNの出資施設であり、様々なAオーヴァードやR感染動物を収容している。
鍛冶境子:「猫に入れられてる人間ね。それなら別の対応が必要だ」
久瀬 涼:「へええ……。……あっ、猫の霊じゃなくて猫に取り憑いてるんだ」
天ヶ崎禪:「参ったなあ……思ったよりだいぶグレてるみたいだ」
鍛冶境子:「ワーディングの影響下で動いてたってことは、少なくともオーヴァード」
鍛冶境子:「自他の感覚や精神を他の肉体に移し替える、なんて能力者もたまにいたりするね」
鍛冶境子:「詳しくはエリちゃんの検査が必要だけど」
伊織兼丸:「エリ……やっぱり実は幽霊じゃないのか……!?」
栂野エリ:「そ、そうなの……?」
栂野エリ:「わ、私だって死ぬの初めてだし……」自信がなくなってきたようだ。
鍛冶境子:「この面子だとオカルト系強いの、兼丸くんしかいないからなんとも……」
鍛冶境子:「え、わかんないの?」
天ヶ崎禪:「まさか。ゴーストハンターなんでしょ?」
伊織兼丸:「いや……俺も幽霊についてはさっぱり……」エリの喉をゴロゴロしつつ。
天ヶ崎禪:「ゴーストハンターなのに……?」
久瀬 涼:「ゴーストハンターがゴーストに詳しくないことってあるんですか?」
伊織兼丸:「”ゴーストハンター”はまあ、そうだったらいいなーと思って名乗ってるだけだ」
久瀬 涼:「あ~なるほど、志的な」
天ヶ崎禪:「……うん、まあ大事だよね、目標っていうのは」
伊織兼丸:「だってよ、オーヴァードなんて超能力者がこんだけわんさかいるんだから」
伊織兼丸:「宇宙人とか、幽霊とか、なんかそういう奴だって一つや二つはあるだろ。多分」
鍛冶境子:「まあ、居ないことはないね」うちに一人宇宙人いるし。とは言わないが。
天ヶ崎禪:「何だか夢のある話でいいねえ」
天ヶ崎禪:「僕も探そうかな、ツチノコとか」
久瀬 涼:「いや実際いいですね。目標って一つあるだけでやる気が出ますから」
伊織兼丸:「だろ!? そういうのを捕まえたりなんかしたら、なんかすごそうじゃねーか!」
伊織兼丸:「…で、結局これからどうすりゃいいんだ?」
実川和真:「まあ、確かにこの街では幻想生物の目撃事例も多いですが……」
実川和真:「あっと、失礼。そうですね」
久瀬 涼:「とりあえず現状、エリちゃんは幽霊なのかオーヴァードなのか分からないし、どっちにしても保護って感じでしょうか」
実川和真:「彼女に関しては、そうですね。恐らくは何らかのレネゲイド現象だろうとは思いますが……検査の必要があるでしょう」
天ヶ崎禪:「それと……“ムーンバイツ”の捜索もかな?どうするにせよ、放っておけないよね」
伊織兼丸:「ホゴ…」エリの腹をさすっている。「良かったな。家だぜ」
伊織兼丸:「あと、昨日のチンピラは?」
栂野エリ:「ちょ、ちょっと」いやそうに身を捩る。
栂野エリ:「中身は普通に人間なんだって。あんまりそういう、気安く触るのはダメだから」
鍛冶境子:「連中についてもそうそう諦めの良い奴らじゃないでしょ」
鍛冶境子:「目標もだいぶ被ってるしね。動向は把握しておきましょう」
久瀬 涼:「ですね。それに街中であんだけ暴れる連中を、放置しとく訳にも行きませんし」
鍛冶境子:「という訳で、二人にはイリーガルとして正式な協力を申し込みます」
伊織兼丸:「ああ、そっか。悪い悪い。そんで、あー。デバ、アー、うんたらかんたらをどうこうする、と」
天ヶ崎禪:「勿論。こちらからお願いしたいくらいです」
伊織兼丸:「セイシキナキョウリョク」
実川和真:「そうしていただけると、こちらとしては非常に助かりますね。……いかがでしょうか?」
久瀬 涼:「謝礼金も出ます! 危険手当も!」
天ヶ崎禪:「是非お手伝いさせてください。ここまで来て見て見ぬふりは無理でしょう」
栂野エリ:「伊織、受けた方がいいんじゃない?」
栂野エリ:「お仕事ないんでしょ」
鍛冶境子:「任務中の諸経費やその後の医療検査もばっちり」
伊織兼丸:「カネ……」
伊織兼丸:「仕事……」
鍛冶境子:「この子大丈夫?腕前とかではなく」
伊織兼丸:「つまり、敵を片っ端からぶん殴ってけばいいんだろ!? 任せろ任せろ!」
天ヶ崎禪:「大丈夫かな……」
伊織兼丸:「それぐらいなら問題ねーよ。手伝わせてくれ」
鍛冶境子:「OK、二人ともよろしくね!」
久瀬 涼:社会とは世知辛いなあみたいな目で見ている
伊織兼丸:「大丈夫だって! ……多分」
実川和真:「……殴っていい相手かどうかは、ちゃんと確認してくださいね?」不安になったのか、諌めるように口にしつつ。
伊織兼丸:「それは……お前らに言われたら従うってことで……」実川くんに。
久瀬 涼:「ま、いい人ではありそうだし、大丈夫でしょう! よろしくお願いします!」
天ヶ崎禪:「人助けも出来て謝礼も出る。鍛冶さんみたいな美人も一緒だし、いやあ良いこと尽くめだなあ」
鍛冶境子:「あらありがとう。でもあんまり方々に手を回し過ぎないようにね」
鍛冶境子:「それじゃあ各自、目的にむかい出発!」
GM:ではシーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
伊織兼丸:ボデマかおー
鍛冶境子:ビジネス:伊織兼丸/P有為:N心配〇 で取得
鍛冶境子:3dx+1>=15 購入は強化素材
DoubleCross : (3R10+1[10]>=15) → 8[3,8,8]+1 → 9 → 失敗
鍛冶境子:以上!
天ヶ崎禪:久瀬 涼 〇連帯感/脅威 で取得
伊織兼丸:1dx+1>=12
DoubleCross : (1R10+1[10]>=12) → 5[5]+1 → 6 → 失敗
伊織兼丸:チーン
天ヶ崎禪:2DX+1 メイド服
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[6,9]+1 → 10
天ヶ崎禪:ダメ、以上です
久瀬 涼:天ヶ崎禪/●P:連帯感/N:不信 で
伊織兼丸:なんかすごい/UGNの人たち/○連帯感/疎外感
伊織兼丸:以上!
伊織兼丸:メイド服!? 誰に着せる気なのか
天ヶ崎禪:自分だが……?
鍛冶境子:ピースしてピース
久瀬 涼:購入は応急で
伊織兼丸:天ヶ崎禪メイド服チェキ…
久瀬 涼:4dx>=8 〈調達〉
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 9[1,1,5,9] → 9 → 成功
GM:ではでは、次のシーンからは情報収集になります。項目を開示しますねー
情報項目
・”デバウアースノウ”の状態について / 情報:FH (10)
・”ムーンバイツ”伊与野透について / 情報:裏社会 (8)
・”ムーンバイツ”の動向について / 情報:UGN または裏社会 (7)
・栂野エリの状態について / 知識:レネゲイドまたは情報:UGN (8)
・”アルバラード”の動向について / 情報:裏社会またはウェブ (7)
GM:ではでは、調査する人は登場どうぞ!
鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:57->58)
伊織兼丸:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+2[2] → 53
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:62->66)
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:52->55)
鍛冶境子:それでは”デバウアースノウ”の状態についてを調べようかなと思います。
GM:どうぞ!
鍛冶境子:コネ:要人への貸し、情報:FHで判定。
鍛冶境子:マイナーでジェネシフト。2D
鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+14(2d10->7,7)した(侵蝕率:58->72)
鍛冶境子:7dx>=10
DoubleCross : (7R10[10]>=10) → 9[2,3,3,5,6,7,9] → 9 → 失敗
鍛冶境子:財産1使って成功。残り5点!
伊織兼丸:グッド!
天ヶ崎禪:さすが
伊織兼丸:私は貧弱なので後詰めに残っておきます
久瀬 涼:さすがだ……
GM:では開示!
・”デバウアースノウ”の状態について
人としての名は白銅ユウヒ。N市外のFHで作られた実験体オーヴァードだが、3年ほど前にその所属セルは壊滅している。
「持続発展的なレネゲイド濃縮」を志向した実験体であり、他のオーヴァードを喰らう事で自己の能力を強化できるという特質を持つ。
一方で、強い食人衝動を有しており、他の方法では生命維持に必要なエネルギーも得られない体質である。
ユミルの心臓と呼ばれる遺産によって自身の不安定な生命力を補強していたが、現在はそれを喪失しているようだ。
それもあって、半年前に受けた傷は未だに癒えていないようだ。当時と比較すると、戦闘能力は大幅に欠落している。
ジャーム化している。
伊織兼丸:食人ジャーム…!
天ヶ崎禪:ヤバいわよ
鍛冶境子:大変だね
GM:やばいのであった
天ヶ崎禪:じゃあ”ムーンバイツ”伊与野透について / 情報:裏社会 (8) いきます
GM:OKどうぞ!
天ヶ崎禪:≪原初の紫:援護の風≫使用
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+3した(侵蝕率:66->69)
天ヶ崎禪:4DX>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 7[5,6,7,7] → 7 → 失敗
天ヶ崎禪:財産1使用で成功、のこり1です
GM:ではこっちも開示!
・”ムーンバイツ”伊与野透について
元SOGの実験体。3年ほど前に組織より脱走している。
意思制御のための感情調整を試験的に行った機体であり、度重なる調整実験の影響で生存寿命が短くなっている。
想定によると、遅くとも数か月前には稼働限界を迎えているはずだった。しかし現在、むしろその出力は増している。
SOGの離脱後は”デバウアースノウ”と行動を共にしており、彼を支える事に尽力しているようだ。
現在”デバウアースノウ”の姿は確認できていないが、彼女がその元を離れる可能性は低いと見て良いだろう。
ジャーム化している。
GM:こういう事がわかります。
天ヶ崎禪:ウギャーッ
鍛冶境子:おう……
GM:また、この二つの情報を抜いたため、
GM:"デバウアースノウ"の持っていた遺産が伊与野に移譲され、それによって彼女が延命しているということが予想できていいです。
伊織兼丸:なるほどなあ
久瀬 涼:SOG……許せねえ!
鍛冶境子:一蓮托生なわけだ
GM:ではでは次の方どうぞ
久瀬 涼:”ムーンバイツ”の動向について狙います
GM:どうぞ!
久瀬 涼:情報:UGN、コネ:UGN幹部使用
久瀬 涼:6dx+2 〈情報:UGN〉+コネ:UGN幹部
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[1,3,7,8,10,10]+4[2,4]+2 → 16
GM:無事成功ね!
鍛冶境子:出来るチルドレン!
久瀬 涼:メッチャ抜けた
天ヶ崎禪:優秀
伊織兼丸:倍分かる!
・”ムーンバイツ”の動向について
自身の能力で異空間を形成し、そこを拠点としているらしい。恐らくは”デバウアースノウ”もそこに居るものと思われる。
拠点空間の所在は高度に隠匿されており(Eロイス:悪意の伝染)、辿り着くには「知覚」にして達成値40相当が必要。
また、ここ数週間の中で散発的に、市内の人目につかない場所で一般人を襲撃していたようだ。死体が残らないために「失踪事件」として扱われていた。
恐らくは、栂野エリもその犠牲者の一人なのだろう。
この一連の「失踪事件」はUGN内部では別案件として調査が進められていたが、この調査報告によって、そちらの調査人員も君達に合流する事になった。
→以後、情報収集シーンにおける情報判定のダイスを+2個してもよい。
GM:こういった感じです
伊織兼丸:お前まさか……俺の噂好きの友人……!?
伊織兼丸:ワシのじゃ
伊織兼丸:・栂野エリの状態について いきます
GM:という訳で次の人はダイスを増やせるぜ どうぞ!
伊織兼丸:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 8[5,6,8] → 8 → 成功
伊織兼丸:あっわかっちゃった!
GM:やったね!
伊織兼丸:いっぱい撫でたのが功を奏しました
鍛冶境子:仲良しじゃん
天ヶ崎禪:ねこのきもち読んだ?
久瀬 涼:生けるニャウリンガル
・栂野エリの状態について
実のところ彼女は幽霊、ないしはそれに近しい存在になった訳ではない。
オルクスの《ハンドリング》と呼ばれるエフェクトの使用者の中には「完全離魂型」と呼ばれるものがある。
このタイプの能力者は、発動中さながら魂が抜けたように本体の意識がなくなり、操作対象の方に意識が移り切ってしまう。栂野エリはこれに相当する。
恐らくは死亡時のショックで覚醒すると同時、無意識に発動した《ハンドリング》によって近くにいた猫に意識を移したのだろう。
彼女が今なお無事でいる事から、その本体は「生きて」おり、意識を失った状態でどこかにいるものと思われる。
ある程度レネゲイド操作について教えれば、今の状態を解除する事も可能になるだろう。ただし、もしも一度《ハンドリング》を解除してしまえば、彼女の意識がここに戻って来る事はできなくなる。
GM:やっぱり幽霊じゃなかったね
鍛冶境子:幽霊じゃなくてイタコでした
伊織兼丸:ええ~~~っ
伊織兼丸:ちょっともう一回死に瀕してみない?
天ヶ崎禪:ゴーストじゃなかった
久瀬 涼:この場合イタコは乗り移られた猫側なのでは
鍛冶境子:確かに!
伊織兼丸:生霊としても覚醒するかもしれないし……
伊織兼丸:でも生きているのは良かったねえ
GM:無事に解決すれば本体の美少女が拝めるぞ がんばれ
GM:各々に情報を集めてきた君達は、再び会議室に集っていた。
伊織兼丸:エリの検査に付き添っていただけなのだが、一仕事やり遂げた顔をしている。
栂野エリ:「……」恥ずかしいのか、申し訳ないのかで俯いている。
栂野エリ:「幽霊じゃなかった……ぜんぜん違った……」
鍛冶境子:「いいのいいの、覚醒する時は誰だっていっぱいいっぱいだからね」
天ヶ崎禪:「そうそう。良かったじゃない、とにかく生きてたんだから」
栂野エリ:「それは……そう、なんですけど」
伊織兼丸:「でもこれ、早く自分の体に戻ったほうがいいんじゃねーのか?」
伊織兼丸:「餓死とかするんじゃねーの……あ、どうしたエリ」
栂野エリ:「あ、ううん」面を上げて、首を振る。「なんでもない」
伊織兼丸:「めっちゃ気になるやつ~! まあいいけどよ」
鍛冶境子:「私としては戻るの、反対かなあ」デバウアースノウ、ムーンバイツの資料を指ではじく。
伊織兼丸:「みんなは外出ていろいろ調べてたんだろ。やっぱりそういうのって、なんか新事実が分かるのか?」
久瀬 涼:「将来的にはともかく、今すぐに戻るのは避けた方がよさそうですね」
伊織兼丸:「ほえ~」
伊織兼丸:「なんで?」
鍛冶境子:「デバウアースノウが食事に困ってるってことと、でかい家に住んでるってことが分かって」
鍛冶境子:「昨日の連中やエリちゃん、それに町のあちこちの失踪者がそこに送られてるってあたりかな」
鍛冶境子:「意識戻したらそこはホラーハウスってこと」
久瀬 涼:「あの人ら、どうも異空間に潜伏してるみたいで。見るからにバロールって感じの能力だったし、多分その応用でしょう」
実川和真:「食事に……困っている。それって」
久瀬 涼:「目覚めたらヤバい連中がいるだけじゃなく、もし見つからなくても逃げ出せるか分からない、という感じです」
実川和真:「失踪者たちは、奴の……」食事になっているという事か、と言いかけて。エリの前だから呑み込む。
伊織兼丸:「つまりそいつら、人間を食ってるってことかよ!」言っちゃう。
栂野エリ:「え、えええ……」
天ヶ崎禪:「まあ……そういうことだね。早く見つけないと眠ったまま夕食にされちゃうよ」
栂野エリ:「死んでなかったけど、なんかそれはそれとしてめっちゃヤバくない?私……」
伊織兼丸:「ヤベェ~。エリお前、猫になってて良かったな」エリの顔をうりうり揉んでいる。
栂野エリ:「やぁめ~て!」
栂野エリ:軽く爪を立てて反撃している。
伊織兼丸:「ぎゃーっ」
久瀬 涼:「まあまあ、逆に言えばまだセーフってことです!」
天ヶ崎禪:「……で、その世話をしてるのが、“ムーンバイツ”……って話か」
鍛冶境子:「……残念だけど、ムーンバイツも彼岸に行ったとUGNは判断します」
鍛冶境子:「改めて、どう動くか考えるようにね」
天ヶ崎禪:「……そうみたいですね」薄笑いを浮かべたまま。「いやあ、大丈夫ですよ。よくあることでしょう、僕達には」
実川和真:「……栂野さんの無事を確保するためにも、連中の拠点を突き止める必要がありますね」
天ヶ崎禪:「うん。一般人も襲ってるんでしょう?止めなきゃ」
伊織兼丸:「でも、なんかすごいとこに隠れてるんだろ。どうやって探すんだ?」
鍛冶境子:「今はお手上げかな……だけど」
GM:あ、そうですね。諸々を満たしたので、情報項目として
GM:・”ムーンバイツ”の拠点へ向かう方法について 知識:レネゲイド(9)
GM:が追加されます。
鍛冶境子:「案外、糸口はもう掴んでるのかもね」
伊織兼丸:「???」
天ヶ崎禪:会議室を出て、屋上に足を運んだ。
天ヶ崎禪:人見知りする方でもないが、今は何となく一人になりたい気分だった。
天ヶ崎禪:空には分厚い雲が垂れこめている。フェンスに寄りかかり、飲みかけのコーヒー缶を揺らす。
伊織兼丸:ところがしばらくして、ガコンと背後で扉の開く音がする。
天ヶ崎禪:「……ん」振り返る。「あれ、伊織くん」
伊織兼丸:「よ」
伊織兼丸:自販機のアイスを歩きながらかじっている。
天ヶ崎禪:「うん。どしたの?こんな所に」
伊織兼丸:「なんか、建物の中は落ち着かなくてよ」天ヶ崎くんの横に。「屋上の方が汚くていいぜ」
天ヶ崎禪:「あはーはー、分かる。僕ら部外者だもんね」
伊織兼丸:「だよなー? それになんか、頭よさそうだし」
天ヶ崎禪:「それはちょっと分かんないけど……」
天ヶ崎禪:「ねえ、ゴーストハンタ?って、普段何してるの?」
伊織兼丸:「ちぢこまっちまうぜ、これじゃ」がじがじアイスをかじる。「普段?」
天ヶ崎禪:「除霊してお礼貰ったり?でもまだ目標なんだっけ。じゃあ大学生とか?」
伊織兼丸:「まあ、日雇いの工事とか……家にも住んでねーしよ。ぶらぶら旅でもして、」
伊織兼丸:「金がなくなったら働くし、まだ余ってたら適当やってるよ。んで、なんかヤバそうなことがあったら首を突っ込む」
天ヶ崎禪:「住所不定無職なの君!?大変だねその歳で……」
伊織兼丸:「家出しちまったからなー。禪はどうなんだよ」
伊織兼丸:「フリーランス? ってやつだろ? それって、つまりどういうやつなんだ」
伊織兼丸:「儲かる?」
天ヶ崎禪:「僕は一応、なんでも屋やってるんだ。これ名刺ね」手渡して「何ならしばらく住むかい?狭い事務所だけど、それでよければ」
天ヶ崎禪:「儲かってはいないから、今にも追い出されそうだけどね」
伊織兼丸:「メイシ! すげぇ~」
伊織兼丸:「ギャハハ! ダメじゃねーか! 俺が行ったら、それがトドメだぜ。追い出されちまうよ」
天ヶ崎禪:「まあ、ちょっとなら大丈夫じゃない?初めてでもないしね。ほら、住所ないとあんまりバイトも出来ないでしょ」
天ヶ崎禪:「家が無い人をしばらく泊めたりとか、時々ね」
伊織兼丸:「へぇ~。ジゼンジギョーじゃん」
天ヶ崎禪:「いやぁ、一回それで金目の物全部盗まれたけどね。あの時は参ったなあ」ヘラヘラ笑う。
伊織兼丸:「儲かってないのにえらいじゃん……ダハハ!! ヤベェ~!」
伊織兼丸:「そりゃあったら盗む奴の方が多いって! ……んで」
伊織兼丸:「”ムーンバイツ”ってやつも、そうやって助けんのか? 泥棒されるんじゃなくて、食われちまうかも知んねーぞ」
天ヶ崎禪:「うーん……どうだろうね」困ったように笑って。
天ヶ崎禪:「あの子はちょっと違うかな。言ったろ?昔の知り合いなんだよ。別に仲良くはなかったんだけどね」
伊織兼丸:「小学校とか?」
天ヶ崎禪:「……まあ、隠しておいてもしょうがないか。僕も昔、SOGにいたんだよね」
天ヶ崎禪:「あの子と似たような境遇だったわけ。だから放っておけないのかなあ」
伊織兼丸:「あ……? ああ? うん。ん?」ちょっとSOG何だったか考えて。
伊織兼丸:「エエーッ!! お前もメチャメチャ悪の手先だったのかよ!」
伊織兼丸:「それがこんな……立派になって!」
天ヶ崎禪:「うん。ていうか、悪の組織の実験台? あんまり立派じゃないけど」笑う。
伊織兼丸:「ああ。悪の改造手術みたいなやつか」
天ヶ崎禪:「うん。“ムーンバイツ”も同じような感じ」
天ヶ崎禪:「……でも、あの子が人を殺していて、もうジャームになってるなら……」
天ヶ崎禪:「……どうすればいいんだ?助け方なんてあるのかな。そもそも、助けるべきなのか」
伊織兼丸:「それは……マジでわからねー」
天ヶ崎禪:「いやあ、分かんないよねえ、マジで」薄笑いのまま。
伊織兼丸:「俺は、どれだけクソ野郎でも、なろうと思えばもっとマシな別の何かになれるって信じてる。そうじゃないと困るしな。だけど」
伊織兼丸:「普通、幽霊は生きた人間にはなれねー。それはジャームとオーヴァードも一緒だ」
天ヶ崎禪:「……そうだね。割れた卵は元に戻らない」
伊織兼丸:「じゃあ俺たちにできるのは、掃除くらいってことか?」
天ヶ崎禪:「そうかもしれない。それでも、たぶん僕は、大切な人が死ねば生き返ってほしいと思うし、割れた卵も温めようとするんだろうね」
天ヶ崎禪:「バカだと思うけど。性分だからね。仕方ない」
伊織兼丸:「そんなの、みんなそうだろ。バカなのはお前だけじゃねーよ」
伊織兼丸:「だから”ムーンバイツ”は今も生きてるし、そのせいで俺たちが二人分のツケを払うことになっちまった。やってらんねーぜ」
伊織兼丸:「……戻ろうぜ。昨日みたいに、雨に降られちゃかなわねえ」一人でさっさと歩きだしてしまう。
天ヶ崎禪:「……うん、そうだね」返しながらも、ひとりその場に留まる。
天ヶ崎禪:本当に、馬鹿なことだと思う。事ここに至っても自分は、まだどうにか“ムーンバイツ”を助けられないかと、必死に考えている。
天ヶ崎禪:それはきっと無駄な足掻きだろう。彼女だって、本人が言った通り、放っておかれたほうが幸せなのかもしれない。
天ヶ崎禪:それでも、きっと。
天ヶ崎禪:缶コーヒーを飲み干して、歩き出す。
天ヶ崎禪:それでもきっと、こんな愚かさこそが自分たちを──オーヴァードをオーヴァードとして、繋ぎ止めているのだろう。
天ヶ崎禪:今にも雨の降り出しそうな空を見て、そんなことを思った。
鍛冶境子:会議室を後にして、情報収集の手配を済ませ。端末を触りながら休憩室に足を運ぶ。
鍛冶境子:「あ、お疲れ様~」
実川和真:「……ふう」ガタン、と自販機の音。屈み込んで缶コーヒーを取り出し。
久瀬 涼:「どうも、お疲れ様でーす」
実川和真:「あっ、鍛冶さん。お疲れ様です」
久瀬 涼:「お、お二人ともこっちにいたんですね。」
久瀬 涼:休憩室の椅子を一つ引いて座る
久瀬 涼:「ふう、それにしても……食人ジャームかあ」
鍛冶境子:「ろくでもないのとかち合っちゃったね。最初から分かっちゃあいたことだけど」
実川和真:「……ええ、本当に」
久瀬 涼:「第五かどっかから回ってきたレポートでも食人セルの話は見たような気はするけど、それとはまた別口っぽいですね」
鍛冶境子:「飢餓衝動は大分類に組み込まれるぐらいありがちだからね」
実川和真:「あれを作ったセルは壊滅したって話ですからね。つくづく、厄介なものを野に放ってくれたもんだ」
鍛冶境子:「とはいえ、デバウアースノウは偏向するように後付けされたみたいだけど……」
鍛冶境子:「実川くんは、だいぶ思うところありそうだね」
実川和真:「……はは、そう見えますかね」
鍛冶境子:「詳しくは知らないけど、時期も重なるしね」
実川和真:「つくづく未熟だな。いや、自覚はしていますけど」
実川和真:はあ、と溜息をついて。
鍛冶境子:「ここに居るのは私と久瀬くん、正規組だ。今のうちに吐き出しておきなさい」
鍛冶境子:「あ、久瀬くんも良い?嫌なら他所で話聞くけど」
久瀬 涼:「えーっと、聞く側としてはとしては全然大丈夫ですけど、実川さんは……?」
実川和真:「敵わないな……」頭をかいて。「ええと、その」久世くんの反応を見る。
久瀬 涼:「どうかな、一回出てた方がいいです?」
久瀬 涼:「もし大丈夫そうなら……聞かせてほしいです」
実川和真:「僕としては、どちらでも。……本当に、つまらない自分の事なので」
実川和真:「……」頷いて、座る姿勢を正して。
実川和真:「トラウマ、って言うんですかね」
実川和真:「あいつと戦った時から、エフェクトが使えなくなったんです」
実川和真:「ウロボロスの、能力を奪う能力だとか……そういう話じゃありませんよ。ただ、僕の心の問題で」
実川和真:「コードネームを返上した、って話しましたっけ。それも、そういう状態になったからで……」
実川和真:「……だから。この任務に参加した事に私情がないと言えば、嘘になります」
実川和真:「あいつとの事に、決着が付けば。それを、自分の目で確認できれば……あるいは、と」
実川和真:吐き出すように、そこまで言って。冷めたコーヒーに口を付ける。
鍛冶境子:「そっか。因縁の相手だね」
鍛冶境子:「嫌なこと思い出させてごめんね。話してくれてありがとう」
実川和真:「……いえ。僕が弱いのが、悪いんですから」
久瀬 涼:「ありがとうございます。なるほどなあ……」
久瀬 涼:「……弱いのは、別に悪いことじゃないでしょう」
実川和真:「……」「そう思えるなら、きっとその方がいいんでしょうけどね」
鍛冶境子:「強い弱いなんて絶対値じゃないさ」
鍛冶境子:「戦場に立たなくても、決着を着けるためにこうして立ち向かってるんだ」
鍛冶境子:「それも一つの強さ、とこう私は思う」
久瀬 涼:「まあこういう仕事してると、どうしても強い弱いにこだわりたくなりますからね」ちょっと苦笑する
実川和真:「……ありがとう、ございます」
鍛冶境子:「上を見てもきりが無いから、せめて前を向いていたいねえ」
久瀬 涼:「……そりゃもちろん、強いには越したことはないですけど──」
久瀬 涼:「でも仮に弱かったとして、それが悪いってことは絶対にないです」
実川和真:「……どうして、そう思うんです」久瀬さんに
久瀬 涼:「どうして、……」ちょっと考える
久瀬 涼:「……実川さんの、自分の弱いところに決着をつけたいっていうのは、本当に立派だと思います」
久瀬 涼:「ただその……強さ弱さにこだわりすぎて、おかしくなってしまうことっていうのも、あるので」
久瀬 涼:「……いくら強くてもおかしくなるくらいだったら、弱いほうがずっといい」
実川和真:「……」
実川和真:「そう、ですね……ああ」
実川和真:「少し、気が楽になった気がします」
実川和真:「……僕の友人は。あいつと最後まで戦って、命を落とした奴は」
実川和真:「僕よりももっと勇敢だった。……でも、それを呪いみたいにしちゃ」
実川和真:「あいつにも嫌がられるでしょうね、きっと」
実川和真:そう言って、力の抜けたような笑顔を浮かべる。
久瀬 涼:「……実川さんは、ちゃんとした人です」
久瀬 涼:「僕らのサポートの任務もきちんとやってくれてるし、弱い自分を変えたいって思う真面目さも、喪った仲間のために戦いたいっていう気持ちも」
久瀬 涼:「……そういうのがなくなったら、終わりですから。そういうののために、UGN(われわれ)はいる訳ですし」
久瀬 涼:「だから……UGNとして、実川さんみたいな人は、立派だし、大事だと思う」
鍛冶境子:「よしよし、その意気だ。嫌なことは出来るだけしたくないからね」
鍛冶境子:「じゃあ気を取り直して、するべき事に取り掛かりましょうか」
久瀬 涼:「すみません、ちょっと変な話しちゃって。……そうですね、早期解決のために!」
実川和真:「……そこまで言ってもらっちゃ、期待に応えない訳にはいきませんね」
GM:シーンカット。ロイス取得と購入が可能です。
鍛冶境子:ロイスは保留
鍛冶境子:4dx+1>=15 購入は強化素材
DoubleCross : (4R10+1[10]>=15) → 6[3,3,5,6]+1 → 7 → 失敗
伊織兼丸:ロイス保留
鍛冶境子:失敗して以上
伊織兼丸:ボデマ!
伊織兼丸:1dx=>12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 9[9] → 9 → 失敗
伊織兼丸:バディムチャンス!?
久瀬 涼:おっバディムーブします!
鍛冶境子:久瀬くん流石だぜ!
伊織兼丸:ゴッド久瀬…!
久瀬 涼:達成値+3
鍛冶境子:ぴったり12だ
伊織兼丸:これはHPの高い人に進呈します
久瀬 涼:ロイス保留、購入はブルーゲイルに挑戦
伊織兼丸:天ヶ崎くん…これをメイド服だと思って着ておくれ
鍛冶境子:UGNボディアーマーなんてメイド服みたいなもんでしょ
天ヶ崎禪:これがメイド服……?
GM:催眠洗脳されてる……
天ヶ崎禪:ロイス保留で自分でメイド服を買います
久瀬 涼:マイナーでジェネシフト、2D
天ヶ崎禪:2DX+1>=20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 6[5,6]+1 → 7 → 失敗
天ヶ崎禪:買えない…………
久瀬 涼:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[5,5] → 10
天ヶ崎禪:メイド服(偽)を貰って着ます
久瀬 涼:5dx+1 〈調達〉
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[3,6,9,9,10]+9[9]+1 → 20
鍛冶境子:久瀬くん流石すぎる
伊織兼丸:久瀬神さま!?
久瀬 涼:おっ買えた
鍛冶境子:持たせるなら伊織くんかな?
天ヶ崎禪:調達の神
鍛冶境子:幽霊が見えるようになるクスリだよ
GM:超有能チルドレンがよ……
伊織兼丸:いただくぜ~
久瀬 涼:あっでも伊織くんに渡すとアドヴァイスが次ラウンドに……
伊織兼丸:これが仕事の報酬の劇薬かあ
伊織兼丸:おっと、じゃあやめといたほうがいいかも
伊織兼丸:天ヶ崎くんも抜いちゃうし
久瀬 涼:久瀬、アクセル足しても14までしか上がらないんですよね
伊織兼丸:鍛冶さんに2ラウンド目用に渡しますかね
久瀬 涼:そうですね、それがいいかも
鍛冶境子:それじゃあいただきます!
鍛冶境子:あたしがクスリに手を出すときが来るとはね
GM:改めて情報項目を張っておこうね
情報項目
済・”デバウアースノウ”の状態について / 情報:FH (10)
済・”ムーンバイツ”伊与野透について / 情報:裏社会 (8)
済・”ムーンバイツ”の動向について / 情報:UGN または裏社会 (7)
済・栂野エリの状態について / 知識:レネゲイドまたは情報:UGN (8)
・”アルバラード”の動向について / 情報:裏社会またはウェブ (7)
・”ムーンバイツ”の拠点へ向かう方法について 知識:レネゲイド(9)
鍛冶境子:では出ましょうか
鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:72->76)
GM:登場する方はどうぞ!
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:65->75)
久瀬 涼:うわっ
伊織兼丸:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+7[7] → 60
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:69->73)
鍛冶境子:精神そこそこ高いし、エージェントのレネゲイド知識を披露しちゃおっかな~
GM:では最初
鍛冶境子:(こいつは知識:機械工学)
GM:あっじゃあ鍛冶さんからどうぞ~
GM:あ、
GM:じゃあ機械工学でもいいよ
鍛冶境子:まじか
GM:よく考えたら機械工学でもいい気がして……
伊織兼丸:ロボテック!
鍛冶境子:ゴーストハント(小野不由美)みたいな……
天ヶ崎禪:そんなことが……?
鍛冶境子:知識:機械工学で行きます!
GM:どうぞ~
鍛冶境子:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 9[1,4,7,8,9]+1 → 10 → 成功
鍛冶境子:行けたわ
久瀬 涼:機械のプロ
GM:では
・”ムーンバイツ”の拠点へ向かう方法について
栂野エリが《ハンドリング》を解除した瞬間、彼女の意識が本体へと「帰還」する。
同じオルクスの鍛治境子であれば、任意のレネゲイド観測器具(どういう感じの代物かはPLにお任せします)を用いる事で、この経路を目視する事ができる。
この位置を突き止めた後には、攻撃によって《時空の裂け目》で作成された空間へのルートを強引にこじ開くことができるだろう。
→”ムーンバイツ”の拠点へ向かう行動が可能になりました。
伊織兼丸:おお~
鍛冶境子:何らかの器具を用意して待ってるぜ!
天ヶ崎禪:何らかの!
久瀬 涼:何らかの器具!
GM:何らかの器具です なんか……あるやろ!
鍛冶境子:あたしは第4支部のエージェントだぜ!
GM:では次の方!
天ヶ崎禪:誰も抜けなかったら援護の風使って判定します
久瀬 涼:じゃあとりあえず振ってみます
伊織兼丸:久瀬伸! お願いいたします
GM:まあクライマックスへの行き方は出たしこれは別に開けなくてもいいやつではあるんですが、せっかく登場したしふっておき得
GM:どうぞ~
久瀬 涼:”アルバラード”の動向について、コネも技能もなし!
久瀬 涼:5dx>=7 〈情報:ウェブ〉
DoubleCross : (5R10[10]>=7) → 10[2,3,5,9,10]+6[6] → 16 → 成功
天ヶ崎禪:つよすぎ
鍛冶境子:社会の支配者か?
久瀬 涼:なんだこの出目……
伊織兼丸:社会的な人だ…!
GM:つよいぜ……では公開!
・”アルバラード”の動向について
昨今の"アルバラード"は現場指揮官として思うように成果を上げられておらず、部下をよく使い潰している事もあって組織内での立場が危うい状態にある。
彼としてはどうしても”ムーンバイツ”を始末し、彼女の宿している遺産を回収する必要がある。しかし行方をくらました彼女を追い詰める目処が彼らは付いていない。
一方で、君達UGN側の行動を探っている様子がある。
恐らくはPC達が彼女を追い詰めにかかった時に現れ、漁夫の利を狙う心算なのだろう。
GM:こういう感じで、クライマックスへ移る事ができます。
天ヶ崎禪:許せねえ~~~~
GM:まあ、クズがクズですね……という感じのことがわかります
伊織兼丸:邪魔だぜ!
GM:ではそんな感じで
GM:第四支部内、医療検査控室。
GM:栂野エリの協力を前提とした作戦を行うにあたって、その最後の検査が行われたところ。
栂野エリ:「……」すやすや。バスケットの中に敷いた毛布のベッドで、仮眠を取っている。
伊織兼丸:「よー。人間には戻れそうか」ガチャーッ!
栂野エリ:「うあっ」
伊織兼丸:「あっ悪い」
栂野エリ:目を大きく見開いて、飛び跳ねるように起きる。
栂野エリ:「い、いいけど……」
栂野エリ:「うん、まあ……"戻り方"のレクチャーは、ちゃんと受けてきたから」
伊織兼丸:「そうか? いやー、向こうは何か準備してるけど、見てても全然意味が分からなくて」
栂野エリ:検査と同時、基本的なレネゲイドコントロールの方法を教わってもいた。
栂野エリ:「今ならできる……って、感じはする。多分……」
伊織兼丸:「ふうん。じゃあこれからは、暇なときに犬とか鳥とかにも入って遊べるんだな」
栂野エリ:「あ、そうじゃん」
栂野エリ:「え、ちょっといいな。楽しそう……」
伊織兼丸:「え~? ズルじゃん! 俺もそういうのがよかったわ」
伊織兼丸:「ま! ちゃっちゃと済ませて帰ろうぜ」
栂野エリ:「帰るって、伊織は家ないんじゃ……」
栂野エリ:「まあ、私もだけどさ」
伊織兼丸:「ふいんきで分かるだろ、ふいんきで!」
伊織兼丸:「ええ? お前もなの?」
栂野エリ:「……うん」
栂野エリ:「家出っていうか、なんか……そんな感じ」
伊織兼丸:「分かる分かる。俺もそんな感じだから」
栂野エリ:「え、思った以上にわかられた……まあ伊織はそうか」
伊織兼丸:「家にいてもなー。どうしようもねーよな」
栂野エリ:「どうしようもない、っていうか……」
伊織兼丸:「結局知り合いとつるんで、何日も帰らなかったりするし……あんだよ」
伊織兼丸:「ギャクタイとかされてたのか?」
栂野エリ:「そこまでじゃないけど」
栂野エリ:「お金取られた。親に」
伊織兼丸:「ギャハハ!! するよな、そういうこと! 俺もバイトした金で酒買いに行かされたりしたわ」
栂野エリ:「……一緒にしないでよ」やや怒気を孕んだ声で。
栂野エリ:「50万だよ。私がバイトして貯めてた、私学の入学金」
伊織兼丸:「地元はそういう奴らばっかりでさー。つるんで盗みやってる奴らとか……」
伊織兼丸:「わり。ガッコ行きたかったのか、お前」
栂野エリ:「普通の学校じゃないよ。地元でちょっと名前の知れた、名門のところ」
伊織兼丸:「すげぇ~。入学金ってことは、合格したってことだろ」
栂野エリ:「まあ、ね」
栂野エリ:「貧乏で、喧嘩ばっかで、しょうもない家だったけどさ」
栂野エリ:「私がそういうとこ入れば、なんか……変わるかなって、そう思って」
伊織兼丸:「でも、パーになっちまったわけか」
栂野エリ:「……そういうこと」
栂野エリ:「一応、血の繋がりっていうか……親だったのにさ。そこまですると思わなかったっていうか」
栂野エリ:「めちゃくちゃに喧嘩して、飛び出して……なんかもう、全部どうでもいいやって」
伊織兼丸:「そのうえ、死んじまったと。いや生きてたけど」
栂野エリ:「そ。なんかもうわけわかんなくなって、いっそ自殺しようかな~とか考えてたら」
栂野エリ:「殺されちゃってた。はは……そうだ、生きてたね」
伊織兼丸:「死んでたほうがキリは良かったよな~」
伊織兼丸:「でも、俺は生きてて良かったと思うぜ。多分きっと……生きてりゃ、まだなんかいいことあるだろ」
栂野エリ:「……なんでそんな、楽観的なのさ」
栂野エリ:「家も、ちゃんとした仕事もなくて。ゴーストハンターなんて言って、死ぬかもしれない事やってて」
栂野エリ:「なんでそんな風でいられるのさ」
伊織兼丸:「だってそうじゃなきゃ、もう”終わってる”だろ」
伊織兼丸:「俺はバカだし、別に強くもねーしよ。知り合いも多くないし……そうだよ。死ぬかもしれねーんだ」
伊織兼丸:「でもまだ生きてるんだ。だからこの世は多分、まだ捨てたもんじゃねー」
伊織兼丸:「だから俺はそうやって、なんかいいことあると思って生きていくしかないし」
伊織兼丸:「なんかいいことを、他のやつにも起こしてやりたい。それは多分、かなりマシな生き方だろ?」
栂野エリ:「……」
栂野エリ:「……締まらないの。"多分"なんて付けちゃって」
伊織兼丸:「もし、実はそんなことなくて、普通に途中でのたれ死んだって……それはそれで、そこそこマシな人生だろうしよ」
栂野エリ:「そういう台詞って、もっとズバッと言い切るもんじゃないの?」
栂野エリ:「でも……まあ、そうだね」
伊織兼丸:「うるせーな! 俺だって自信がねーんだ。ずっとクソで、マシだったことがねぇ」
栂野エリ:「いいこと……そうだね、"いいこと"だったよ」
栂野エリ:「あたしが。伊織に出逢えたのはさ」
栂野エリ:「……多分ね」歯を見せて笑う。
伊織兼丸:「お……おお。そうか」
栂野エリ:「ん。じゃあ……そろそろ、行こっか」
栂野エリ:「あたしも、人間の身体が恋しくなってきたし」
伊織兼丸:「ああ? もうそんな時間か」
伊織兼丸:「猫のままじゃ学校にも通えねえしな」
栂野エリ:「戻ったら、そうだな……チーズバーガー食べたいな。手づかみで」
栂野エリ:「……そっちは、まあ」
栂野エリ:「おいおい考えるよ」
鍛冶境子:第4支部の一室にて、レネゲイド観測機器を整備している。
久瀬 涼:「これが例の……レネゲイドの経路を見つける機械」
久瀬 涼:「……ってやつですか」整備中の機械を覗き込む
鍛冶境子:平たい台の上にスキャン用の器具などがあり、一見すると手術台か何かのようにも見える。
天ヶ崎禪:「UGNには便利なものがあるんだなあ」機械には全く疎いので、ただ見ている。
鍛冶境子:「支部長から許可貰ってきて、良いセンサーも使えるようになったよ」
鍛冶境子:黄色い粘菌状のものが入ったガラス瓶を、なにやら観測機器にセットする。
天ヶ崎禪:「これを使って、いよいよ本拠地に乗り込むわけですね」
久瀬 涼:「僕も見たのは初めてですねえ。こんなもんが気軽に出てくるのも第四(うち)だからこそって感じですが……」
鍛冶境子:「本当に幽霊が相手ならお手上げだったけど、伸ばせば届くやつで良かったよ」
鍛冶境子:身に纏った戦闘スーツにぶすぶすとコードを突き刺していく。
鍛冶境子:「というわけで道筋は整った。あと用意できるのはメンタルぐらいだね」
久瀬 涼:「メンタルかあ」苦笑「メンタルは機械じゃどうにもなりませんからね」
天ヶ崎禪:「心の準備。大事ですからね、ある意味一番」
久瀬 涼:「……天ヶ崎さん」
久瀬 涼:「……今回多分、一番複雑な気持ちなのは、天ヶ崎さんだと思います」
天ヶ崎禪:「……」二人を見て。「……まあ、そうですよね」苦笑する。
久瀬 涼:「鍛冶さんはベテランですし、僕はその……まあ色々あるんで大丈夫ですけど」
久瀬 涼:「伊織さんは、むしろプラスの動機がありますし。……」
久瀬 涼:「だからその……大丈夫かなと。失礼ですが……」
天ヶ崎禪:「うん。伊織くんにも心配された。いやあ、恥ずかしいなあ」
鍛冶境子:「きみ、彼とは別な方にあぶなっかしいところあるからねえ」
天ヶ崎禪:「でも、大丈夫だよ。事情がどれだけ複雑でも、結局選択肢はシンプルだから」
天ヶ崎禪:「やるか、やらないかだ」
天ヶ崎禪:「危なっかしく見えます?困ったなあ、安心感与えたいのに」笑う。
鍛冶境子:「択がシンプルでも、選んだ数だけ積み重なるからね」
天ヶ崎禪:「……“ムーンバイツ”にどんな事情があったとしても、彼女が人を襲っているのだけは事実だ」
天ヶ崎禪:「僕はそれを止める。今はそれだけを考えてますよ」
天ヶ崎禪:「どんな理由があったとしても、他人を傷つけることが正しい訳はないですからね」
久瀬 涼:「……はは、それは違いない」
天ヶ崎禪:「……だから、大丈夫。戦えるよ、僕は」
天ヶ崎禪:「戦って……出来れば話もしたい。それで駄目なら……」苦笑して「分からないけどね」
鍛冶境子:「OK。それなら任せられる」
鍛冶境子:「この仕事で善くあれる程度はたかがしれてるが、箍が緩んでないなら十分だ」
鍛冶境子:「彼女たちをきっちり止めにいかなきゃだもんね」
天ヶ崎禪:「はい。よろしくお願いします、お二人とも。殴り合いの方はからきしなので」
久瀬 涼:「こちらこそ、改めてよろしくお願いします。ははは、殴り合いがさっぱりなのは僕も同じでして!」
鍛冶境子:「殴り合いがからきしだけど飛び込む気満々なのが危なっかしいんだよな……」
鍛冶境子:「まああたしと兼丸くんがバッサリやるから、支援頼りにしてるぜ2人とも」
天ヶ崎禪:「肝に銘じておきます。ええ、こちらも頼りにしてますよ、鍛冶さん」
天ヶ崎禪:「さて、メンタルも用意出来たところで、二人を迎えに行きましょうか」
鍛冶境子:「うん。私はメタルから身体が外せないのでお願いね」コードがぴーんと伸びる。
久瀬 涼:「あ~、それってそういう仕組みなんですね……」
鍛冶境子:「そうそう、一人じゃ隣の部屋にも届かないのさ」
鍛冶境子:がしょんとごついヘッドギアを被る。
久瀬 涼:「ははは、じゃあこれが一番最初の支援ってことで。行きますか」
天ヶ崎禪:「ええ。何しろ今回は、五人もいますからね」
GM:シーンカット。ロイス購入が可能です。
鍛冶境子:同行者:天ヶ崎禪/P信頼〇:N不安 でロイス取得
鍛冶境子:4dx+1>=15 購入は強化素材
DoubleCross : (4R10+1[10]>=15) → 10[1,4,5,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗
久瀬 涼:バディムーブしますか?
鍛冶境子:大丈夫!
鍛冶境子:財産3使って成功。フォールンアックスの攻撃力+1
伊織兼丸:ジェネシフトしてメイド服!
天ヶ崎禪:鍛冶境子 〇信頼/隔意 でロイス取得
伊織兼丸:3d10
DoubleCross : (3D10) → 16[7,7,2] → 16
伊織兼丸:浸蝕75!
伊織兼丸:2dx+1>=20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 8[5,8]+1 → 9 → 失敗
伊織兼丸:だめ! 以上です
天ヶ崎禪:2DX+1>=20 メイド服
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 6[5,6]+1 → 7 → 失敗
天ヶ崎禪:ダメか……以上です
久瀬 涼:じゃあこっちもメイド服チャレンジ
久瀬 涼:5dx+1>=20 〈調達〉
DoubleCross : (5R10+1[10]>=20) → 10[3,3,5,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功
天ヶ崎禪:嘘だろ
久瀬 涼:あっ通った
GM:最強調達存在かよ
伊織兼丸:久瀬ゴッド!?
久瀬 涼:これは天ヶ崎くんに渡せばいいのかな?
鍛冶境子:なんて奴だ……
天ヶ崎禪:ありがたく頂戴して着ます
天ヶ崎禪:ボデマは鍛冶さんにパスでいいのかな
久瀬 涼:9つ年上の男にメイド服着せるぜ
鍛冶境子:私はもう防具来てるのです
鍛冶境子:自前の秘密兵器をね
鍛冶境子:おかげで買うものが全然ない
伊織兼丸:久瀬さんが着ちゃえばよい
天ヶ崎禪:じゃあ伊織くんにパス!
久瀬 涼:享受します!
鍛冶境子:メイド服疑惑のあるスーツを投げ合ってる
天ヶ崎禪:あっ久瀬くんに!
GM:ではクライマックス!全員登場!
鍛冶境子:鍛冶境子の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:76->84)
伊織兼丸:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 4[4]+75 → 79
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+6(1D10->6)した(侵蝕率:73->79)
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:75->78)
GM:栂野エリの本体が置かれている状況を考えれば、そう猶予はない。
GM:装置の準備が完了した所で、君達は"ムーンバイツ"らの作り出した空間に向かうため
GM:この場に集合していた。
鍛冶 境子:「こっちは準備万端。タイミングはエリちゃんに任せるよ」
栂野エリ:きょろきょろと、やや落ち着かない様子で周囲を見て。
栂野エリ:「あ……わ、分かりました」頷く。
天ヶ崎禪:「後のことは任せて。頑張ってね」
久瀬 涼:「絶対助けに行きますから、気を強く持って!」
栂野エリ:「……うん、ありがとう」
栂野エリ:深呼吸ひとつ。それから、ふと顔を上げて、
栂野エリ:「伊織はどう? 何か言う事はないの?」冗談めかしてそう言って。
伊織兼丸:「とりあえず、やってみ。行ってきな」
栂野エリ:「……ふふ。ほんと、雑なんだけど」
伊織兼丸:「うるせー! こういうの、めちゃめちゃ考えたくなるだろうが!」
栂野エリ:くすくすと笑うような声を出して、それから。
栂野エリ:「……信じてるから」
栂野エリ:それだけ言い残して、ふわり──と
栂野エリ:その身体が、前のめりに崩れ落ちる。
伊織兼丸:(勝手に信じやがって……いいけどよ)
GM:遅れて、鍛冶の準備していた装置がレネゲイドの波長を検知する。
GM:君達はその計測結果に従い、市内のとある廃墟の一点に
GM:"ムーンバイツ"が作り上げた"門"の痕跡を発見した。
GM:一度は閉じかけていたその入口をこじ開け、突入する。
GM:……白い。深く靄がかった冷気が立ち込めて、視界がはっきりしない。
GM:よく目を凝らせば、壁があり、天井がある。足音は、よく響く。
GM:片隅に、人影がある。
???:「誰、だ……?」
???:ぐちゃ、と何か液体を踏みしめたような音と共に、
???:それは君たちの方へ振り返る。
“デバウアースノウ”:口元を赤い血に汚した、顔色の悪い青年。……“デバウアースノウ”だ。
“デバウアースノウ”:その背後には、氷漬けになった人間の肉体が、何人分か。乱雑に散らばっている。
鍛冶 境子:「UGN」境界を裂いた斧を空中で一振り。
鍛冶 境子:「半年前の決着をつけに来たよ」
久瀬 涼:「お食事中失礼……って雰囲気でもないか」
“デバウアースノウ”:「……UGN」
“デバウアースノウ”:「……そうか、なら」のそり、と踏み出す。冷気が動く。「やるしか、ないな」
天ヶ崎禪:残骸に目をやって、僅かに顔を顰めて。「……“ムーンバイツ”はどこだ?」
“ムーンバイツ”:「……だから、放っておいてくれと言ったんだ」
“ムーンバイツ”:もう一つの影が、何もなかった場所から不意に現れる。
天ヶ崎禪:「……言ったろ?」へらりと笑って「君達次第だって」
“ムーンバイツ”:「私達次第だって?」
“ムーンバイツ”:「最初から君達に掛け合っていれば、彼を生かす事に協力してくれたとでも」
天ヶ崎禪:「……穏便なやり方だってある。UGNのジャームへの基本対応は殺害じゃない。凍結だ」
天ヶ崎禪:あまりにも詭弁だ。自分でもそう分かっているが、そう口にすることしかできない。
“ムーンバイツ”:「……話にならない。命を奪うのと、どれほど違う」
“ムーンバイツ”:「それが分からないほど能天気な君じゃないだろ」
天ヶ崎禪:「だからって……こんなの無いだろ!」
“ムーンバイツ”:「……こうするしかなかった、なんて言わない。私の意思でやった事だ」
“ムーンバイツ”:「この状況が、これから起きる事が、その責任なら」
“ムーンバイツ”:「それも支払おう。自由に生きるとは、そういうことらしいからね」
天ヶ崎禪:「……“ムーンバイツ”……!」
“ムーンバイツ”:そう言い捨てて、戦闘の構えを取る。
GM:そこで、背後から轟音ひとつ。
GM:君達が開いた門を更に大きくこじ開けて、入って来る影がある。
伊織兼丸:「お、来やがった来やがった」
“アルバラード”:「っ、はあ……こいつはまた」
“アルバラード”:「クソ見てえな場所に住んでやがるな、"ムーンバイツ"よ」
“アルバラード”:「冷房効きすぎじゃねえのか。まあ、どうでもいいけどよ」
GM:数十人の武装した兵士を引き連れ、"アルバラード"が背後から現れる。
伊織兼丸:「悪いけど、追っ払わせてもらうぜ……禪たちの邪魔んなるからな」
“アルバラード”:「……また、どっかで見たツラがあるみたいだが」
“アルバラード”:「今度こそ邪魔はさせねえ。全員ぶっ飛ばし、クソ女の死体を持って帰る」
SOG戦闘員:その声に応じて、一斉に武装を構える。
天ヶ崎禪:「……させないよ、“アルバラード”」
天ヶ崎禪:「そんな事はさせない」
“アルバラード”:「分かんねーな。お前らからすりゃ、その女も同じ悪党だろうよ」
天ヶ崎禪:「彼女から自由を奪ったのは、君達だろ」
天ヶ崎禪:「悪党っていうのは、そういう奴のことを言うんだ」
“アルバラード”:「そうかい。せいぜい正義の味方ぶってろよ」
GM:そうして、今にも戦闘が始まろうとするところ。
GM:"デバウアースノウ"の背後、氷漬けの人体が積まれているその影から。
栂野エリ:「あ、っ……」細い声が漏れる。
栂野エリ:冷気でひどく動きが鈍っているが、震える足で上半身を起こそうとした少女がいた
栂野エリ:力が入り切らないのか、すぐにまた倒れ込んだ。
栂野エリ:「いお、り」その声を、君達は知っている。
伊織兼丸:(バカ! 隠れてろ!!)
GM:……意識を失ったのか、それ以上の反応はない。
伊織兼丸:「クソ……速攻でケリつけてやる…!」
GM:クライマックス戦闘を開始します。
■エンゲージ:
“ムーンバイツ”(16)、”デバウアースノウ”(05)
6m
伊織兼丸(11)、天ヶ崎禪(12)、久瀬涼(06)、鍛冶境子(06)
6m
”アルバラード”(05)、SOG戦闘員A(08)、SOG戦闘員B(08)、SOG戦闘員C(08)
GM:全ての敵を戦闘不能にすることで戦闘終了となります
GM:衝動判定、目標値は9です。
天ヶ崎禪:6DX>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 7[2,5,5,6,6,7] → 7 → 失敗
伊織兼丸:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 6[6,6]+1 → 7 → 失敗
鍛冶 境子:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[2,3,4,6,6,10]+7[7] → 17 → 成功
鍛冶 境子:鍛冶境子の侵蝕率を+16(2d10->8,8)した(侵蝕率:84->100)
天ヶ崎禪:79+2D10
DoubleCross : (79+2D10) → 79+14[9,5] → 93
伊織兼丸:バディム?で成功させたほうがいい開いてっているかな
伊織兼丸:79+2d10
DoubleCross : (79+2D10) → 79+16[6,10] → 95
久瀬 涼:5dx>=9 衝動判定
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[1,3,3,9,10]+2[2] → 12 → 成功
久瀬 涼:バディムーブ使いますか?
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+19(2d10->9,10)した(侵蝕率:78->97)
鍛冶 境子:カバー持ちはいないし大丈夫かな
天ヶ崎禪:私は大丈夫!
GM:温存かな?
伊織兼丸:じゃあ私もいいや
GM:では
久瀬 涼:了解です、では温存で
GM:1ラウンド目
GM:セットアップ
鍛冶 境子:EXパスファインダーの効果使用。行動値+7して侵蝕率+3。
鍛冶 境子:鍛冶 境子の侵蝕率を+3した(侵蝕率:100->103)
“アルバラード”:《加速装置》。行動値+12
久瀬 涼:《アクセル》行動値+8 侵蝕1
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+1した(侵蝕率:97->98)
天ヶ崎禪:≪原初の黄:加速装置≫行動値12>16
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+2した(侵蝕率:93->95)
天ヶ崎禪:おっお前も加速するのかよ!
伊織兼丸:私はない!
GM:他はないです。
GM:イニシアチブ
GM:行動値17でアルバラードが最速かな
天ヶ崎禪:じゃあメイド服を脱ぎます 行動値16>19
鍛冶 境子:素敵!
GM:おっと
伊織兼丸:メイド服を…脱いだ!!
久瀬 涼:そういうプレイか?
“ムーンバイツ”(16)、”デバウアースノウ”(05)
6m
天ヶ崎禪(19)、久瀬涼(14)、鍛冶境子(13)、伊織兼丸(11)
6m
”アルバラード”(17)、SOG戦闘員A(08)、SOG戦闘員B(08)、SOG戦闘員C(08)
GM:脱衣加速!では天ヶ崎くんの手番から
天ヶ崎禪:はい!
天ヶ崎禪:マイナーから ≪侵蝕する悪意≫を使用 バッドステータスは憎悪を選択
天ヶ崎禪:メジャーでコンボ【ジェノサイダル・オーガン】
天ヶ崎禪:≪ワーディング≫+≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:死神の瞳≫+≪原初の紫:援護の風≫+≪スターダストレイン≫
天ヶ崎禪:対象敵全員!
GM:振っちゃいな~
天ヶ崎禪:9DX8+1
DoubleCross : (9R10+1[8]) → 7[1,1,3,3,4,5,6,7,7]+1 → 8
天ヶ崎禪:ウッソだろお前
GM:ええ
GM:そんなことある?
久瀬 涼:ば、バディムーブします……?
天ヶ崎禪:バディムーブはとりあえず頂こうかな……
伊織兼丸:コンセが8!
久瀬 涼:ではバディムーブ、+3
天ヶ崎禪:100行ってないからコンセは8なんです
GM:11になります
天ヶ崎禪:えーと……
伊織兼丸:あ、マイナーが巻き戻って変わったから…
天ヶ崎禪:ロイス切ろう SOGへのロイスを昇華して振り足し
鍛冶 境子:ロイスきりは後出しもOKですぜ
GM:どうぞ~
鍛冶 境子:リアクション見てからってことね
GM:あ、そうか
天ヶ崎禪:あっそうか 一応見ようかな
天ヶ崎禪:一旦11で!
GM:では改めて敵側リアクション
“デバウアースノウ”:《炎陣》”ムーンバイツ”をカバーリング
“アルバラード”:8dx+4 ドッジ
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 9[2,2,3,4,5,6,7,9]+4 → 13
天ヶ崎禪:ウワーッ
GM:戦闘員どものイベイジョンは14です。このままいくと回避ですね
天ヶ崎禪:やってやる~
天ヶ崎禪:改めてSOGへのロイスを昇華して振り足します
GM:どうぞ!
天ヶ崎禪:ダイスくん どどんとふくん 私は君達を信じているよ
天ヶ崎禪:11+1D10
DoubleCross : (11+1D10) → 11+8[8] → 19
天ヶ崎禪:ヨッシャ!!
GM:チィ~ッ
GM:ムーンバイツ以外全員に当たりました
GM:あ、憎悪の対象は?
天ヶ崎禪:命中で次に受けるダメージ+4D、憎悪の対象は
天ヶ崎禪:デバウアースノウとアルバラードは自分自身、SOG戦闘員はアルバラードで!
GM:OK!
GM:演出どうぞ~
天ヶ崎禪:「……残念だよ“ムーンバイツ”。本当に残念だ」
天ヶ崎禪:「もっと早くに君と出会って、話をしていたら。こんな事にはならなかったのかもしれない」
天ヶ崎禪:「そんな風に思えて仕方ない」
“ムーンバイツ”:「……意味のない仮定」
“ムーンバイツ”:「やめた方がいいわよ。苦しいだけだから」
“ムーンバイツ”:顔色一つ変えないまま。
天ヶ崎禪:「……そうかもね。だけど、多分。この苦しみを捨てるのは」
天ヶ崎禪:「僕が僕でなくなった時、だけだ」
天ヶ崎禪:閉ざされた両の眼を開く。
天ヶ崎禪:現れるのは紅蓮の瞳。灼け墜ちる銀河が如き、煌めく虹彩。
天ヶ崎禪:周囲に解き放たれるのは世界を塗り潰すかのような≪ワーディング≫と、そして。
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の、切り離された衝動。
天ヶ崎禪:敵への、味方への、そして自分自身への。
天ヶ崎禪:その魂までも焼き焦がすかのような、燃え盛る憎悪。
“デバウアースノウ”:「っ、透……!」身を乗り出す。異形化させた四肢が見る間に膨張し、人の形を外れて。
“デバウアースノウ”:「ッ、オ……ア」巨躯が、庇うように立ちはだかる。
“アルバラード”:「っ、クソ……があ、ァッ」
SOG戦闘員:「な……っ、何だ、この」武器を持つ腕が震えて、その銃口がぶれる。……前に立つ指揮官の背へと。
天ヶ崎禪:それはSOGの実験体であった天ヶ崎禪に施された、戦場で敵同士を殺し合わせるがための能力。自らは一発の引き金も引くことはない。
天ヶ崎禪:「……残念だよ。本当に」
天ヶ崎禪:「こんな力、使いたくはなかったな」
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+15した(侵蝕率:95->110)
GM:では次
GM:行動値17まで加速した"アルバラード"
“アルバラード”:マイナー戦闘移動、PC達にエンゲージ
“アルバラード”:メジャーで《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アタックプログラム》《獣の力》《大蛇の尾》《スタンボルト》
“アルバラード”:対象は憎悪のため、自身へ
“アルバラード”:10dx+12@7
DoubleCross : (10R10+12[7]) → 10[4,5,6,7,8,9,10,10,10,10]+10[1,2,4,7,8,9,10]+10[4,4,5,7]+10[10]+10[9]+6[6]+12 → 68
天ヶ崎禪:そんなに自分が嫌いなのか……?
鍛冶 境子:めっちゃ勢いよく自分殴ってる
“アルバラード”:リアクションはガードで
“アルバラード”:7d10+25+5d10
DoubleCross : (7D10+25+5D10) → 41[7,7,7,8,7,3,2]+25+25[3,3,8,5,6] → 91
“アルバラード”:《電磁反応装甲》!3回使い切って軽減
“アルバラード”:あと硬直と放心付与です。
天ヶ崎禪:ヤロ~~
“アルバラード”:「ぐ、ウッ……!」身の内より溢れ出る衝動を抑えきれず。自らの腕を掴む。
“アルバラード”:一歩、二歩と。唸りを上げながら君達の方へと向かい、殴りかかろうとするが、
“アルバラード”:閃光、衝撃。
“アルバラード”:振り下ろそうとした拳は、自らの腹部へと突き刺さっていた。
伊織兼丸:「うわ。何やってんだコイツ?」
天ヶ崎禪:「……だから、言ったじゃないか。“アルバラード”」無感情な目でそれを見下ろして。
天ヶ崎禪:「僕の能力を、知ってるだろって」
“アルバラード”:「っ、ああ……!ハア……ッ!」息を荒げる。立ち上がる
“アルバラード”:「舐めやがって……!」体の自由を取り戻した。殺意を込めた視線を、尚も君達に向けている。
GM:では次が
GM:行動値16。"ムーンバイツ"
“ムーンバイツ”:まずは
“ムーンバイツ”:オートアクションで《時空の裂け目》解除。この空間が崩壊します。
“ムーンバイツ”:これに伴い、各キャラクターのエンゲージ位置が”ムーンバイツ”の希望する位置に再配置されます。
伊織兼丸:ゲーッ
天ヶ崎禪:そんなことが
■エンゲージ:
“ムーンバイツ”(16)、”デバウアースノウ”(05)
15m
伊織兼丸(11)、天ヶ崎禪(23)、久瀬涼(14)、鍛冶境子(13)、”アルバラード”(17)、SOG戦闘員A(08)、SOG戦闘員B(08)、SOG戦闘員C(08)
GM:こうなります。
“ムーンバイツ”:改めて、マイナーはなし。
“ムーンバイツ”:メジャーは《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《因果歪曲》《黒星の門》《覇王幻魔眼》《黒の咆哮》
“ムーンバイツ”:対象は”デバウアースノウ”以外の全員!
“ムーンバイツ”:15dx+7@7
DoubleCross : (15R10+7[7]) → 10[1,1,2,4,5,5,6,6,6,8,8,9,9,9,10]+10[1,2,2,4,5,10]+2[2]+7 → 29
伊織兼丸:リア不!
GM:リアクション各々どうぞ
GM:戦闘員はまずイベイジョンで命中し
“アルバラード”:8dx+4 こいつはドッジ
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 9[1,2,2,5,5,7,8,9]+4 → 13
GM:命中しますね
久瀬 涼:一応ドッジ!
鍛冶 境子:4dx+1>=29 ドッジ
DoubleCross : (4R10+1[10]>=29) → 10[5,5,10,10]+7[6,7]+1 → 18 → 失敗
天ヶ崎禪:暴走リア不!
久瀬 涼:3dx+1>=29 〈回避〉
DoubleCross : (3R10+1[10]>=29) → 9[3,4,9]+1 → 10 → 失敗
“ムーンバイツ”:3d10+61 ダメージ
DoubleCross : (3D10+61) → 22[10,10,2]+61 → 83
GM:5d10 これは死神の瞳入ってるやつらの分
DoubleCross : (5D10) → 35[10,3,4,10,8] → 35
天ヶ崎禪:死!UGNへのロイス昇華して復活!
伊織兼丸:ち~ん リザレクトします
伊織兼丸:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6
鍛冶 境子:デバウアースノウへのロイスをタイタス昇華して復活!
久瀬 涼:死! リザレクト!
伊織兼丸:浸蝕は101に。
久瀬 涼:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
SOG戦闘員:戦闘員ABCは戦闘不能。
久瀬 涼:久瀬 涼のHPを7回復(HP:0->7)
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+7した(侵蝕率:98->105)
“アルバラード”:こいつは《蘇生復活》持ちこたえます。
“ムーンバイツ”:凍気の世界に、無数の黒点が浮かび上がる。膨張、整形し
“ムーンバイツ”:──次の瞬間、耳をつんざくような破裂音が響き渡る。
“ムーンバイツ”:形成していた異空間の解除。不意の浮遊感と共に、君達は
“ムーンバイツ”:"アルバラード"ら諸共に、廃墟へと叩きつけられるように落下。
伊織兼丸:「モギャアアアァァーーーッ!?」墜落しながらモロに食らう。
鍛冶 境子:「──っう!」身体を捻って着地、追撃に備える。
GM:「元の世界」に戻って来たようだ。通信機の向こうから、何があったんですかと実川の問う声がする。
“ムーンバイツ”:追撃は既にその頭上に、無数の黒点が浮かんでいる。
天ヶ崎禪:「──ヤバい……!」
久瀬 涼:「ちょ……っと洒落にならないですね……!」
“ムーンバイツ”:雨粒のように「降って」来る。地表に孔を開きながら、君達を無差別に削り取る!
伊織兼丸:「嘘だろ? 今の音が攻撃じゃなかったのかよ…!」
伊織兼丸:(エリは無事か!?)
SOG戦闘員:「あ、があああ……ッ!」血肉の潰れる音と共に、悲鳴が上がる。
SOG戦闘員:やがてそれは沈黙へと変わって、
天ヶ崎禪:「つ、あ……ッ……!」天ヶ崎の能力は精神汚染が専門だ。物理的な防御手段など皆無。為すすべなく吹き飛ばされ、床に転がる。
“アルバラード”:「っ、ぐ……は、あ……」ただ一人、火花を散らしながら。男が立ち上がってくる。
鍛冶 境子:「……ふー、こちら"プレイヤー・ワン"。異空間から戻された」そこら中傷ついた装甲から火花が散る。
鍛冶 境子:「こっちの戦力は損傷軽微。作戦は続行するよ」
久瀬 涼:「がっ、げっ、……」血反吐を吐き、潰れた胸を再生しながら立ち上がり、潰れた戦闘員たちの方を眺める。
久瀬 涼:「へへ。……」口元に垂れる血を拭い──口の端にのぼった薄笑いを拭う。
実川和真:「か、解放……まだ状況は終わってないんですね。了解しました……周辺区画への連絡と、逃走された場合の包囲網の手配を──」
伊織兼丸:「軽微かよ、コレ」ボロボロになりながら。「まあアンタが言うならそうなんだろうな」
鍛冶 境子:「まだまだこれからだよ。逃げ出したくなったら早めに言ってね?」軽口を返す。
“ムーンバイツ”:「……そう。まだ、残るんだ」
GM:エリら「食糧」として保管されていた人体は、この周囲には見当たらないが
GM:"ムーンバイツ"の目的を考えれば、戦闘で損傷するのは不本意だと考えられる。どこかに避難させたのだろう。
GM:では次!
GM:行動値14、久瀬くんへ
久瀬 涼:《アドヴァイス》+《戦場の魔術師》対象3体、メジャーのC値-1(下限6)&ダイス+6個 侵蝕7。現在値112。
久瀬 涼:対象は鍛冶さん伊織くん天ヶ崎くん!
伊織兼丸:ウオーッ
GM:これでさっきみたいな悲劇を防げるというわけね……
鍛冶 境子:久瀬様~!
天ヶ崎禪:最高ですぜ~っ
GM:演出どうぞ~
久瀬 涼:「分かってたけど……出し惜しみ、できるような状況じゃないよな」
久瀬 涼:「……すみません、ちょっと手荒なことをやります」
久瀬 涼:暢気に見える笑みを消し、片手を己の額に、もう片方の手を喉元に当てる。
伊織兼丸:「一発景気のいいのを頼むぜ」
久瀬 涼:「……今からやることの効果は、飽くまで一時的なものです。だから──」
久瀬 涼:その瞳を苦しげに歪め、
久瀬 涼:「だから、呑まれないでください」
久瀬 涼:口を開く。
久瀬 涼:【思い出せ】、『思い出せ』
久瀬 涼:──その声を聞いた三人の脳裏に、いくつもの記憶が蘇る。
久瀬 涼:友人との喧嘩、家族との諍い、組織の命で従事した戦闘、やむを得ず手を染めた殺生──
久瀬 涼:それは、彼らがこれまでの人生で経験した、暴力と争いの記憶。
久瀬 涼:確かにかつて経験したはずのその記憶は、しかしかつてとは異なる色彩を放っている。
久瀬 涼:【甘露の芳醇『】血膿の苦渋』
久瀬 涼: 【柔肌の滑『】死肉の硬』
久瀬 涼: 【華の香『】錆の腥』
久瀬 涼: 【旋律『】叫喚』
久瀬 涼: 【赤『】赤』
久瀬 涼:──記憶そのものが改変された訳ではない。違うのは、そこに付随する感情。
久瀬 涼:本来あったはずの怒りや苦しみ、義務感や不快感はない。
久瀬 涼:そこにあるのは、好物を味わう喜び、柔らかな感触の心地よさ、馥郁たる香りへの陶酔、壮大な音楽への昂揚、美しい光景への感興。
久瀬 涼:即ち、あらゆる快感。
久瀬 涼:【『思い出せ』】
久瀬 涼:記憶に塗りこめられた偽りの快感は、闘争と暴力を甘美なるものと錯覚させ、目の前に展開するそれへと駆り立てる。
天ヶ崎禪:「ふ、ふっ……!」笑みに一筋汗を垂らして。「確かに……随分荒っぽいな、これは……!」
鍛冶 境子:「なに……任せときな。あたしも同根だ、慣れてる方……さ」
伊織兼丸:「お? おおお? おお???」酩酊している。
GM:イニシアチブ
GM:次は行動値13、鍛冶さん
鍛冶 境子:待機を宣言します。
GM:OK、では次の
GM:行動値11、伊織くんどうぞ
伊織兼丸:いくぜー
伊織兼丸:マイナーで暴走解除!
伊織兼丸:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《カスタマイズ》+《光の舞踏》+《マスヴィジョン》
伊織兼丸:対象はアルバラード!
GM:どうぞ!
伊織兼丸:18dx6
DoubleCross : (18R10[6]) → 10[2,2,2,2,2,3,4,5,6,6,6,7,7,7,8,9,10,10]+10[1,5,5,6,8,9,10,10,10,10]+10[2,3,6,6,8,9,10]+10[1,6,7,9,10]+10[3,6,8,9]+10[3,7,10]+10[2,6]+10[7]+1[1] → 81
GM:ひえっ
伊織兼丸:ひょえー
伊織兼丸:かっこいいから《剣精の手》も使います
“アルバラード”:ドッジしか活路ないけど……無理だもん!
伊織兼丸:1dx6+90
DoubleCross : (1R10+90[6]) → 10[10]+1[1]+90 → 101
“アルバラード”:ガード、《スタンシールド》
“アルバラード”:爪痕を残しつつ死んでいく
“アルバラード”:HP6点ダメージと放心です
“アルバラード”:戦闘不能。もう蘇生ありません
伊織兼丸:6点はピッタリ死!
伊織兼丸:アルバラードにロイスをとって即昇華で復活します。
GM:OK!演出どうぞー
伊織兼丸:浸蝕は101→114
伊織兼丸:「フー……」頭を振る。(思い出せ。俺が何でここにいるのか)
伊織兼丸:N市を最初に見たときのことを覚えている。
伊織兼丸:自身の能力がとらえた、街全体を覆う……何かの気配。
伊織兼丸:単なるレネゲイドか、もしかしたら何か別のものか、なんなら霊的な瘴気なのかもしれない。その判別はつかない。だが。
伊織兼丸:それがどれだけ危険でも、それを祓う戦いに身を投じれば??もっとマシな別の何かになれると思った。
伊織兼丸:「ッシャ! 行くぜ~」
伊織兼丸:ガッと刀を掴む。モルフェウスの物質分解により、刀身を縛める鎖を瞬時に破壊。そして、
伊織兼丸:錆び切ってそもそも抜けないはずの刃を、その一瞬だけ抜刀する!
“アルバラード”:「ッ……!」
伊織兼丸:その切っ先はきらりと閃き、
伊織兼丸:灼ける銀河と凍える廃墟に一瞬の閃光をもたらす。そして、不格好な斬撃が”アルバラード”を切り裂いた。
伊織兼丸:「ムショで坊主になってきな」
“アルバラード”:「ガアアア……ッ!」電磁バリアは既に機能していない。腕の装甲で受け止めようとして、
伊織兼丸:ビュゴッ!! 朽ちた鞘が喰らいつくように刀身を飲み込み、ジャラジャラと勝手に再生した鎖が巻き付いて再封印を施していく。
“アルバラード”:肩口ごと、二つに引き裂かれた。飛沫く血のかわり、電撃が弾ける。
伊織兼丸:「ギャーッ!!」電撃に巻き込まれる!
“アルバラード”:……そのまま、声もなく前のめりに倒れ込んだ。戦闘不能。
伊織兼丸:「ク……クソ~~~」すっ転がっている。「かっこつけさせろや!」
GM:では次、
GM:行動値5の"デバウアースノウ"。
“デバウアースノウ”:マイナーは《ブレインコントロール》
“デバウアースノウ”:メジャーは《コンセントレイト:サラマンダー》《コキュートス》《無機なる四肢》
“デバウアースノウ”:対象は、自分を含む”ムーンバイツ”以外の全員
“デバウアースノウ”:12dx+4@7 命中!
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,4,4,6,7,7,7,9,10]+4[1,2,3,3,4]+4 → 18
“デバウアースノウ”:ええ……
GM:リアクションどうぞ。
伊織兼丸:ワンチャンドッジ!
鍛冶 境子:4dx+1>=18 ドッジ
DoubleCross : (4R10+1[10]>=18) → 10[4,6,9,10]+1[1]+1 → 12 → 失敗
天ヶ崎禪:暴走リア不!
“デバウアースノウ”:こっちはガード宣言。《スプリングシールド》
伊織兼丸:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[2,3,5,6,9]+1 → 10
久瀬 涼:一応ドッジ!
伊織兼丸:だめ!
久瀬 涼:4dx+1 〈回避〉
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[2,4,5,10]+2[2]+1 → 13
“デバウアースノウ”:2d10+21 ダメージ!
DoubleCross : (2D10+21) → 14[4,10]+21 → 35
“デバウアースノウ”:5d10 死神分
DoubleCross : (5D10) → 16[2,1,9,1,3] → 16
天ヶ崎禪:死!ムーンバイツへのロイス昇華で復活!
鍛冶 境子:伊織くんのロイスをタイタス昇華して復活。
伊織兼丸:UGN組へのロイスを昇華して復活。
久瀬 涼:デバウアースノウへP:敬意/●N:敵対で取得し即昇華で復活!
“デバウアースノウ”:「ふう、う」白く溶け出して、ずるりと皮膚の蠢くような異形が。冷気を纏ったまま、息を吸い。
“デバウアースノウ”:ゆらり、と腕を突き出す。
“デバウアースノウ”:膨張。膨張。膨張。更に膨張。
“デバウアースノウ”:大樹のように肥大化したそれが、弾ける。
“デバウアースノウ”:白い津波が、一帯を飲み込むよう舐め尽くす。激しい熱を帯びたそれは、苦痛と共に身を焼き焦がす。
天ヶ崎禪:「ッ、あ、ああ……!」両の腕を盾にして、激痛の中で必死に意識を保つ。
鍛冶 境子:「っ、づっああぁぁぁ!」スーツの機関を過剰駆動。激しい火花と共に斧槍を振るい熱波を両断する。
伊織兼丸:「ガボボボ……」完全に飲み込まれ、白目をむきながらもがいている。
GM:では
GM:次、待機してた鍛冶さんどうぞ~
鍛冶 境子:は~い!
鍛冶 境子:マイナーで戦闘移動、デバウアースノウたちにエンゲージ。
鍛冶 境子:メジャーでコンボ【如意金箍斧】《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》《神機妙算》で侵蝕率+8、
鍛冶 境子:フォールンアックスで攻撃。対象はデバウアースノウとムーンバイツ。
GM:どうぞ!
久瀬 涼:《アウトレイジ》C値を-1(下限5)、対象は暴走。拒否可能。1シナリオ1回 侵蝕6
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+6した(侵蝕率:112->118)
鍛冶 境子:頂きます!やるきが盛り盛り湧いてくる!
鍛冶 境子:17dx5+2
DoubleCross : (17R10+2[5]) → 10[1,1,1,1,2,3,4,4,5,6,7,7,7,9,10,10,10]+10[1,2,2,2,5,5,7,8,9]+10[1,3,6,8,9]+10[1,1,8]+10[5]+10[10]+3[3]+2 → 65
GM:何ィ~!
鍛冶 境子:鍛冶 境子の侵蝕率を+8した(侵蝕率:103->111)
“デバウアースノウ”:《炎陣》”ムーンバイツ”をカバーリング。
鍛冶 境子:《フェイタルヒット》でダメージダイス+4D、侵蝕率+4.
“デバウアースノウ”:ガード時に《スプリングシールド》も使用
GM:ダメージどうぞ!
鍛冶 境子:鍛冶 境子の侵蝕率を+4した(侵蝕率:111->115)
鍛冶 境子:11+7d10+4d10
DoubleCross : (11+7D10+4D10) → 11+46[8,6,9,6,4,7,6]+18[10,3,4,1] → 75
鍛冶 境子:フォールンアックスの効果使用、ダメージダイスを3個まで振りなおす。侵蝕率+2。
鍛冶 境子:鍛冶 境子の侵蝕率を+2した(侵蝕率:115->117)
鍛冶 境子:1と3と4を振りなおす
鍛冶 境子:67+3d10
DoubleCross : (67+3D10) → 67+20[5,7,8] → 87
GM:ひええ
鍛冶 境子:跳ね上がった!ガード装甲有効!
GM:えーっとガード装甲分差し引いてカバーしたから倍になって……
“デバウアースノウ”:無理!戦闘不能です
GM:演出どうぞ!
鍛冶 境子:「武装機動」超重量の機械斧、金箍斧が唸りだす。全身を覆う翠鉄甲が作動音を響かせる。
鍛冶 境子:「万人敵……もっと入れていいよ」
鍛冶 境子:「私たちは、3人で組まされたチームだからね」
久瀬 涼:「……了解!」
久瀬 涼:「……支援行きます! 『重い』やつなんで、効くのは一瞬だけ!」
久瀬 涼:「本当なら一瞬でもヤバいんですが……鍛冶さん! あなたなら──!」
久瀬 涼:【【聞け】】
久瀬 涼:それは、この日初めに使ったものと同じ、己の闘争衝動を転写する波長。
久瀬 涼:違うのは、その純度。
久瀬 涼:有用な部分を抜き出しただけのものではない、己の生の衝動そのものを一瞬だけフィードバックし、彼女の闘争衝動に上乗せする。
鍛冶 境子:引き起こされた暴力への快楽が脳をとろかす。口元がにやける。
鍛冶 境子:ううん、それどころじゃない、全身の血潮が沸騰するみたい。
鍛冶 境子:《構造看破》血走った瞳が標的たちの肉体を舐め尽くす。
鍛冶 境子:どこを裂くのが一番気持ち良いか、如何に攻めるのが苦しむ姿を楽しめるか、瞬時に把握。
鍛冶 境子:「──」
鍛冶 境子:強烈な力だ。それこそ悪霊に取りつかれたような、危険な代物。
鍛冶 境子:だけど、彼と私がバディを組まされたのには理由がある。
鍛冶 境子:製造段階からオルクス因子を導入したその具足はスキルワイアを介して神経系に接続。
鍛冶 境子:機械を通じて全身を領域指定することにより、鍛冶境子の肉体は自由自在の操作を獲得する。
鍛冶 境子:「あたしは"プレイヤー・ワン"」その異能は自己制御。
鍛冶 境子:(彼我の境を引くのがエージェントの仕事、欲望にも感傷にも、呑まれない)
鍛冶 境子:爆音刻む踏み込みと同時、剛速の重機動斧槍を振り抜く。
鍛冶 境子:一閃、二周、三回転。幾つか飛ばして七旋風。
鍛冶 境子:漆黒の長斧槍の、白光がジャームを無慈悲に切り裂く。
鍛冶 境子:異形化した肉体構造、感知したレネゲイド反応。それを読み取っての最適の斬撃機動で。
“デバウアースノウ”:咆哮。身を乗り出している。
“デバウアースノウ”:斬撃。再生。追いつかない。
“ムーンバイツ”:「ユウヒ……!」再び庇うように前に出た仲間に、諌めるように叫ぶが
“デバウアースノウ”:「っ、が ア」白い肉片が弾かれて、よろめき
“デバウアースノウ”:「お、俺の」踏みとどまる。なおも続く斬撃を受けながら
“デバウアースノウ”:「俺の、せいだろう」うわごとのように
“デバウアースノウ”:「俺が、こうじゃなければ、お前は」
“デバウアースノウ”:「俺に関わらなければ、お前は」
“デバウアースノウ”:「もっと、マシに、生きられて──」
“デバウアースノウ”:轟音。大樹が斬り落とされるように、崩れ落ちる。
鍛冶 境子:「さようなら、白銅ユウヒ」
鍛冶 境子:「あたしを支配するのは、あたしだけだ」
鍛冶 境子:「……私のエゴで、君たちを殺す。生存競争だ、全力で抗いなさい」
“ムーンバイツ”:「……意味のない仮定」
“ムーンバイツ”:「やめて、そんなの」悲壮な顔をして。
“ムーンバイツ”:「苦しいだけ」
“ムーンバイツ”:動きを止めた、その身体に近付く。
“ムーンバイツ”:「……」覆いかぶさるようにして抱き寄せる。
“デバウアースノウ”:「あ、ああ……マズい」
“デバウアースノウ”:「ダメだ……透、俺は もう」
“デバウアースノウ”:生命の稼働限界に至った”デバウアースノウ”は、他のオーヴァードを喰らい活力を得ることで再生を加速させる。
“デバウアースノウ”:そういう本能が刻まれている。……たとえそれが、己の望まぬことであっても。
“デバウアースノウ”:「逃げて、くれ」
“ムーンバイツ”:「いいんだ」
“ムーンバイツ”:「貰い過ぎたのは、私の方だもの」
“ムーンバイツ”:「十分すぎて、お腹いっぱいなくらい」にこやかな笑みを浮かべて。
“ムーンバイツ”:「……だから、"これ"は返すよ」
“ムーンバイツ”:「大丈夫」
“ムーンバイツ”:「私ときみは、ずっと一緒だ」
GM:……ぐじゃり。
GM:その言葉を最後に、ひどく濁った音がして、女の姿が溶けた。
天ヶ崎禪:「……“ムーンバイツ”……!」血相を変えて叫ぶ。
“デバウアースノウ”:「あ……ああ、あ」
GM:Eロイス:愚者の契約。”ムーンバイツ”は死亡
GM:“デバウアースノウ”のHPと最大HPが、”ムーンバイツ”のHP数値分回復します。
“デバウアースノウ”:「あああああ」
鍛冶 境子:(……毎回毎回、嫌になるね。ほんと)距離を取り、油断なく構えをとる。
“デバウアースノウ”:慟哭。
“デバウアースノウ”:その自我はひどく錯乱したまま、しかし
伊織兼丸:「マジかよ…」
“デバウアースノウ”:その肉体は、本能に命じられるまま再生を続け
久瀬 涼:「………」少し顔を顰める
“デバウアースノウ”:その敵意を、自身の生存を妨げる君達へと向ける。
天ヶ崎禪:「……馬鹿、野郎……!」
GM:クリンナップ。なければ1ラウンド目終了です。
伊織兼丸:なし!
天ヶ崎禪:ありません
久瀬 涼:なし!
鍛冶 境子:なし!
GM:では2ラウンド目
GM:セットアップ!
伊織兼丸:なし!
鍛冶 境子:ここはなし!
久瀬 涼:《アクセル》行動値+10 侵蝕1
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+1した(侵蝕率:118->119)
GM:あ、言い忘れてた 今ので"デバウアースノウ"の使用エフェクトが幾つか解禁されます
GM:まあセットアップはないんですが……
天ヶ崎禪:えーと≪原初の黄:加速装置≫!
天ヶ崎禪:行動値23です
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+2した(侵蝕率:110->112)
GM:OK!
■エンゲージ:
”デバウアースノウ”(05)、鍛冶境子(06)
15m
伊織兼丸(11)、天ヶ崎禪(23)、久瀬涼(16)
GM:ではイニシアチブ、天ヶ崎くんどうぞ
天ヶ崎禪:マイナーで“デバウアースノウ”方向に3m戦闘移動
天ヶ崎禪:違う 間違えた
GM:侵蝕する悪意使う?
天ヶ崎禪:そうです!マイナーは≪侵蝕する悪意≫です 選択は憎悪!
GM:OK!
天ヶ崎禪:メジャーで≪ワーディング≫+≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:死神の瞳≫+≪原初の紫:援護の風≫
天ヶ崎禪:対象デバウアースノウ。
天ヶ崎禪:17DX6+1
DoubleCross : (17R10+1[6]) → 10[3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[2,4,5,7,8,8,9,10,10,10,10]+10[2,4,4,5,6,8,8,9]+10[4,4,9,10]+10[8,9]+4[1,4]+1 → 55
“デバウアースノウ”:ガード。《蒼き悪魔》
天ヶ崎禪:ウッッ
“デバウアースノウ”:18のHPダメージです。
GM:それはそれとして無事命中!
天ヶ崎禪:命中で次に受けるダメージ+5D、自身への憎悪付与です
GM:ぐええ
天ヶ崎禪:こちらは反撃でHP0、
天ヶ崎禪:久瀬くんへのロイスを昇華して復活します
GM:OK、演出どうぞー
天ヶ崎禪:「……」
天ヶ崎禪:ひどく表情を歪めて、“デバウアースノウ”を見つめる。
天ヶ崎禪:「……どうしていつも、こうなんだろうな。僕たちは」
“デバウアースノウ”:その声が届く様子はない。
天ヶ崎禪:「“デバウアースノウ”。もう、終わりにしないか」
天ヶ崎禪:「……君とは初めて会うな。でも、ああ、分かるよ」
“デバウアースノウ”:「う、ぐ オオ」深く錯乱している。意思も思考もなく、ただ膨張と再生を繰り返している。
天ヶ崎禪:「今、君が。一番憎いのは誰かってことは」
天ヶ崎禪:≪ワーディング≫。
天ヶ崎禪:天ヶ崎の身体から憎悪の波動が放たれる。荒れ狂う嵐のようなそれは、ただ“デバウアースノウ”に、彼自身に向けられている。
“デバウアースノウ”:「オ、オオオオ……!」その波に呼応するように、呻く声は大きくなり
“デバウアースノウ”:ブヂ ブジュッ
“デバウアースノウ”:絶え間ない再生に、断裂が生じる。白い四肢が千切れて落ちる。
天ヶ崎禪:真紅の虹彩が彼を見つめる。喚起されるのは、自らの身を引き裂かんとするような憎悪。
“デバウアースノウ”:あるいはそこには、自身の生存を否定する意思が働いたような。
天ヶ崎禪:「ごめん。僕には、結局」
天ヶ崎禪:「殺すことしか、出来ない」
GM:では次ですが
“デバウアースノウ”:イニシアチブ。《極大消滅波》
天ヶ崎禪:それが天ヶ崎禪の────“虐殺器官(ジェノサイダル・オーガン)”の本質だ。
天ヶ崎禪:天ヶ崎禪の侵蝕率を+9した(侵蝕率:112->121)
“デバウアースノウ”:憎悪のため、自身と鍛冶さんを対象に。
鍛冶 境子:うぎゃ~っ
“デバウアースノウ”:8d10
DoubleCross : (8D10) → 45[3,6,7,4,10,6,4,5] → 45
“デバウアースノウ”:5d10 死神分
DoubleCross : (5D10) → 40[9,8,7,6,10] → 40
鍛冶 境子:天ヶ崎くんのロイスをタイタス昇華。残り3.
“デバウアースノウ”:「グ、ウウウ」
“デバウアースノウ”:ちぎれた口より、また新たな腕が三つ。
“デバウアースノウ”:それは、自らの胴体へと伸びる。堪らず、掻き毟るような動き
“デバウアースノウ”:じゅ ぐ ぎっ
“デバウアースノウ”:自らの肉を抉り、飛び散らせ
“デバウアースノウ”:その断面より、熱を持った雪崩が噴出する。炎のように這いまわる。
“デバウアースノウ”:「オオオオ オ」自らの身をも焼き焦がしながら。白焔の中に立っている。
鍛冶 境子:「っち、ダァッ!」横薙ぎに振り抜かれる斧槍が、押し寄せる破滅をそこで食い止める。
鍛冶 境子:「ああ、痛いよね、本当にさ」溢れる熱に身を焦がし、されど戦闘体勢は崩さない。まだ、処刑してやる相手が残っている。
GM:では次!行動値順に戻って
GM:久瀬くんか
鍛冶 境子:「ああ、痛いよね、本当にさ」溢れる熱に身を焦がし、されど戦闘体勢は崩さない。まだ、処刑してやる相手が残っている。
久瀬 涼:《アドヴァイス》+《戦場の魔術師》対象3体、メジャーのC値-1(下限6)&ダイス+6個 侵蝕7
久瀬 涼:対象は変わらず仲間三人!
伊織兼丸:力がみなぎるゾイ
GM:演出どうぞ!
久瀬 涼:久瀬 涼の侵蝕率を+7した(侵蝕率:119->126)
久瀬 涼:──『呑まれないで』だと?
久瀬 涼:狂乱する"デバウアースノウ"の姿を見据えながら、己の言葉を反芻する。
久瀬 涼:それはここにいる誰よりも、自分に向けられるべき言葉ではないか?
久瀬 涼:たまたま行き会っただけの少女のために、命を懸ける伊織。
久瀬 涼:実験体という過去を持ちながら、同じ運命を持った旧友に立ち向かう天ヶ崎。
久瀬 涼:その身に負った使命のため、己を律しエージェントとして戦い続けてきた鍛冶。
久瀬 涼:かつて受けた恐怖を克服するため、戦闘力を失っても任務に就いた実川。
久瀬 涼:いや、どころか。
久瀬 涼:人食いという呪いを背負い、ジャームとなっても仲間を庇った"デバウアースノウ"。
久瀬 涼:命を蝕まれながらも仲間のため人を狩り続け、最期には己すら捧げた"ムーンバイツ"。
久瀬 涼:歪んだ思想と野心のためとはいえ、望まぬ不利な戦場にも乗り込んで戦った"アルバラード"。
久瀬 涼:それらはいずれも、『人間的』ではないか?
久瀬 涼:今まさに、この戦いに胸躍らせている自分などより、よほど『人間的』では──
久瀬 涼:「……いや」
久瀬 涼:いまさら何を迷うことがあるだろう?
久瀬 涼:自分が『人間的』でないことなど、とうに分かっていたはずだ。だからこそ、……
久瀬 涼:「……あと少し! 生きて帰りましょう!」
久瀬 涼:──だからこそ、非『人間的』な力を振るおう。
久瀬 涼:せめて彼らに恥ずかしくない程度には、『人間』であるために。
久瀬 涼:【『思い出せ』】!
GM:では次
GM:行動値11の伊織くんどうぞ。
伊織兼丸:ウオオーッ
伊織兼丸:マイナーでデバウアーたちの所へ戦闘移動!
伊織兼丸:め《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》+《カスタマイズ》+《光の舞踏》+《マスヴィジョン》
GM:命中どうぞ!
伊織兼丸:対象はもちろん“デバウアースノウ”!
伊織兼丸:あ、放心はもう回復してるな。
GM:ラウンドだけなのでね
伊織兼丸:18dx6
DoubleCross : (18R10[6]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,3,4,5,5,6,7,9,9,10]+10[3,5,7,9,10]+10[2,3,7]+10[7]+10[9]+10[6]+10[10]+10[6]+10[10]+10[7]+1[1] → 101
GM:ひええ
伊織兼丸:なんか調子いいっすね~
“デバウアースノウ”:ガード。《スプリングシールド》《自動触手》
“デバウアースノウ”:18点の反撃
GM:ダメージどうぞ
伊織兼丸:ぐえー
伊織兼丸:よし、出します! 剣精はさすがに必要なかろう
伊織兼丸:11d10+30
DoubleCross : (11D10+30) → 50[6,3,10,4,2,2,9,2,2,3,7]+30 → 80
GM:うおお
GM:えーと……
“デバウアースノウ”:……これは耐えない。戦闘不能です。復活もありません。
GM:戦闘終了!
GM:演出どうぞ~
伊織兼丸:じゃあ反撃にはそのまま倒れてもいい…?
伊織兼丸:いや、厳密は復活しないとちゃんと攻撃を終えられないのか…?
GM:あ、いや
GM:じゃあ倒れていいよ!
GM:今回はそういう感じで!
伊織兼丸:温情! そうします
伊織兼丸:「“デバウアースノウ”。てめーは……俺が祓ってやる」
伊織兼丸:疾駆。強引に正面から斬りかかる。
伊織兼丸:「そんなに再生するんならよ~」斬撃! 斬撃! 斬撃!「それよりもっと速く切りまくればいいってことだよな~!?」
“デバウアースノウ”:動きは鈍い。その踏み込みに反応する事もできないが
“デバウアースノウ”:「オ、オオオオッ」斬撃が削るたび、傷口から
“デバウアースノウ”:純白の熱が噴き出し、身を包む。
伊織兼丸:「クソが!! 効かねぇーッ!!」
“デバウアースノウ”:それでも止む事のない攻撃を前に
“デバウアースノウ”:その体積は削れ、失われていく。
伊織兼丸:「おとなしく……!!」斬撃! 斬撃! 斬撃!斬撃!斬撃!「成仏して、あの世で二人で暮らしな」
伊織兼丸:ひときわ刀身が輝き、閃光と共に切り裂く。
“デバウアースノウ”:「グ」「ゴ」「オ」「オ」「ォ」
“デバウアースノウ”:声と共に途切れ、分かたれ。
伊織兼丸:「ヘ。ヘヘ……」煮立つ血の海に倒れこむ。
“デバウアースノウ”:砂城の崩れ去るようにして、その命を失う。
伊織兼丸:「涼ァ~。おめえの、相性良すぎるわ。なんかめちゃくちゃいてーんだけど、今更」
伊織兼丸:「鍛冶さん、あと頼む……」意識を失いながら。「禪、わり……俺……」
伊織兼丸:最期を見ることなく気絶した。
GM:その後には、血の煮凝ったような結晶が一つ。
GM:形見のように残されたそれが、薄く差す月明りに一度、煌めいた。
GM:クライマックスを終了します。
バックトラック
GM:Eロイスは
GM:《愚者の契約》《悪意の伝染》《超越活性》
伊織兼丸:あっいっぱいある
天ヶ崎禪:助かる~
鍛冶 境子:振るぜ振るぜ~
GM:3個です。振る人は振っちゃってね~
久瀬 涼:振ります!
鍛冶 境子:117-3d10
DoubleCross : (117-3D10) → 117-10[2,5,3] → 107
天ヶ崎禪:振ります!
伊織兼丸:さっきので126になってるから振っちゃお
天ヶ崎禪:121-3D10
DoubleCross : (121-3D10) → 121-12[6,3,3] → 109
伊織兼丸:126-3d10
DoubleCross : (126-3D10) → 126-15[3,9,3] → 111
久瀬 涼:126-3d10
DoubleCross : (126-3D10) → 126-16[4,7,5] → 110
鍛冶 境子:等倍で
伊織兼丸:等倍
伊織兼丸:111-5d10
DoubleCross : (111-5D10) → 111-30[10,4,4,3,9] → 81
鍛冶 境子:107-3d10
DoubleCross : (107-3D10) → 107-21[10,10,1] → 86
天ヶ崎禪:ロイス2個なので流石に怖い、2倍振りで
久瀬 涼:天ヶ崎くん探索者使います?
天ヶ崎禪:109-4D10
DoubleCross : (109-4D10) → 109-18[7,7,1,3] → 91
久瀬 涼:あっ大丈夫だった
天ヶ崎禪:大丈夫だった!
GM:あっ普通にいけた!
鍛冶 境子:良かった~
久瀬 涼:等倍で
久瀬 涼:110-5d10
DoubleCross : (110-5D10) → 110-41[9,7,7,9,9] → 69
鍛冶 境子:5点です!
GM:みんな無事の帰還!
GM:Dロイスは、デバウアースノウが「変異種」「実験体」「遺産継承者」 ムーンバイツが「遺産継承者」「実験体」
GM:アルバラードは何もないな
久瀬 涼:ギリ4点!
鍛冶 境子:アルバラードくん……
GM:シナリオ5点といつもの5点にDロ5点なので
伊織兼丸:そんなだからジャムるんだよお前ら…!
GM:15点+侵蝕分で
鍛冶 境子:20点です!
伊織兼丸:20点!
久瀬 涼:19点!
天ヶ崎禪:18!
GM:えーと
GM:GMは26点か
GM:いただきます
鍛冶 境子:お疲れ様でした!
伊織兼丸:いただくぜ~
天ヶ崎禪:うめ……うめ……
久瀬 涼:お疲れ様でしたー!
GM:事件から数日。UGNからの報酬もあって、いくらか懐の温まった君は……
GM:しかし以前とそう代わり映えのしない生活を送っていた。いや、食べるものに困らないくらいにはなっただろう。
GM:目下、そういう意味では一歩前進と言える。
伊織兼丸:「バカウメェ~」地べたに座ってアイスを食べている。明らかに無駄遣いだ!
栂野エリ:「ふふっ、何それ」
伊織兼丸:最初は大金を得て(当然銀行口座もないので現金だ)かなり挙動不審だったが、ようやく普段通りになってきたところである。
栂野エリ:「バカみたいな感想じゃん」
栂野エリ:いつの間にか人影がある。あれから何度か、友達の家にでも遊びに来るような感覚で、
栂野エリ:橋の下にある、この君の住処を訪れてきている。
伊織兼丸:「よぉ、エリ。生意気言いやがってこの野郎!」
栂野エリ:「いいの?まだちゃんとした家も借りれてないのに」
栂野エリ:「そんなアイスなんか買っちゃって。……結構高いやつだよね、それ」
伊織兼丸:「なんかいくら使ってもなくならねーし大丈夫じゃねーか?」
栂野エリ:隣に座り込みながら、アイスの銘柄を確認する。
伊織兼丸:「お前こそ、ブラブラ出歩きすぎだろ。暇なの?」
栂野エリ:「そんなことある?」
伊織兼丸:「いや……ちょっと減ってるかも……」
栂野エリ:「いや、ないよね。伊織の事だし、ちゃんと数字見てないんじゃないの……?」
栂野エリ:「暇……って訳でも、ないけどさ」
伊織兼丸:封筒をごそごそやっている。確かに厚みは減っていないどころか増えているように見えるが、それは一万円札が千円札に崩れているからだ。
伊織兼丸:「おう。つーか、お前こそどこに住んでるんだっけ」
栂野エリ:「え、まあ。アパート借りたよ」
伊織兼丸:「ええっ」
伊織兼丸:「い、一度死んでるのに借りられる家があるのかよ…!!」
栂野エリ:「死んでないし!」
栂野エリ:「鍛冶さんたちの口利きで、UGNの仕事を手伝う事になって……そしたら、住むところとかも手配してくれたみたいで」
伊織兼丸:「マジかよ! よかったじゃねーか」
栂野エリ:「……ん」
栂野エリ:「なんていうかな、まあ……」
伊織兼丸:「おう」
栂野エリ:「……よかったっていうか、伊織のお陰っていうか」
栂野エリ:「感謝してるから。……もう言ったっけ、これ?」
栂野エリ:「まあいいや、何回でも言っとく。ありがとね」
伊織兼丸:「毎回言われてるよ。もういいっつの」
栂野エリ:「何それ。じゃあもう言わなーい」
伊織兼丸:「俺の偉大なるこれからを考えたら、お前くらい助けて当然……ああ!? それはそれでなんかむかつくな!?」
伊織兼丸:「とにかく、なんもかんもこれからだろ。油売ってねーでコツコツ働けよ」
栂野エリ:「偉大なるこれから……ねえ」立ち上がって、ジーンズの汚れをはたいて。
栂野エリ:「ゴーストハンター、っていうの。まだ続けるの?」
伊織兼丸:「当たり前だろ。まだまだこれからだって」
伊織兼丸:「なんかそういう、できる限り妙なヤツの方が……変われた気になるだろ」
栂野エリ:「……ふーん」
栂野エリ:「ま、そういうものかもね。伊織の場合は」
伊織兼丸:「そういうものなんだよ! おっと、UGNに勧誘するなよ。決意が鈍るからな」
伊織兼丸:「それに、パソコン使ったりとか、何時間も座ったりとか、できる気がしねえ」
栂野エリ:「情けない理由ー。はいはい」
栂野エリ:「でもまあ、こっちの仕事を任せるくらいはいいでしょ」
伊織兼丸:「?」
栂野エリ:「ほっとくと野垂れ死にそうだもんね。ほら、なんか……今回みたいに、君に回せそうなやつがあったら回して」
栂野エリ:「ゴーストハンターの名前を売る、手伝いくらいにはなるでしょ。そういうの」
伊織兼丸:「お、おお~!」
伊織兼丸:「マジかよ! 超助かるぜ……! ハッキリ言って、これまではUGNのやつらと話をするのも一苦労だったんだ」
栂野エリ:「一苦労って……ああ」
栂野エリ:「不審者扱いされてたの……?」君の身体の、靴先から頭まで見渡して。
栂野エリ:「確かに……身だしなみ、もう少し気を遣った方がいいかも」
伊織兼丸:「うっせーなー。仕方ないだろ、カネがなかったんだよ」
栂野エリ:「じゃあ服買いに行こうよ。お金あるんでしょ、今なら」
伊織兼丸:「そ……そうだった! 今はめちゃめちゃあるじゃねーか! よっしゃ! こうなったら買いまくるしかねえ!」
伊織兼丸:「駅前のでけー所に行こうぜ! 冷房も効いてるしよ」
栂野エリ:「買いまくるって……無駄遣いは控えなよ?」
栂野エリ:「あ、行くのは賛成ね。あたしがいいの見繕ってあげる」
伊織兼丸:「そんなこと言ったって、何が無駄なのかよくわかんねーって」
伊織兼丸:「ああ、頼む。うまいことどうにかしてくれ」
栂野エリ:心なしか楽し気に、肩を揺らしながら。河川敷を歩き登っていく。
栂野エリ:「ほらー、出発出発!」振り返って、手を振って。
伊織兼丸:「なんか元気だな、おい! そうこなくっちゃ」あとをついていく。
伊織兼丸:(わりいけど。俺はこうやって……お前らを斬って生きていくよ。今はそれしか知らねえ)
伊織兼丸:「よっしゃ! ダッシュだ、ダッシュ!!」
GM:"デバウアースノウ"討伐任務とそれに伴う事件、その一通りが片付いて。
GM:N市第四支部、休憩室。
GM:報告業務を終えた後。誰が何を言うともなく、君達はこの場に集まっていた。
鍛冶境子:「はは、奇遇ってやつだね」
鍛冶境子:缶コーヒーをぐいっと一口煽って。
実川和真:「ああ……」少しくたびれたような笑顔を浮かべて。
実川和真:「お疲れ様です。お二人とも」
久瀬 涼:「どうもどうも。このたびはお疲れ様でした」
久瀬 涼:能天気な顔で笑い、自販機でミネラルウォーターを買う
鍛冶境子:「大体の整理も付いて、ようやっとひと心地ってところだね」
実川和真:ペットボトルのミルクティーを手に、腰かけて。
鍛冶境子:「ユミルの心臓を収容、エリちゃんの処遇も落ち着いたし」
実川和真:「ええ。栂野さんに関しては……情報部門の方で研修中、という感じで」
鍛冶境子:「激動だねえ。ちょくちょく様子見に行こうっと」
実川和真:「遺産の方は今頃、隅々まで調べ尽くされてるんじゃないでしょうか」
久瀬 涼:「情報部門。動物に憑依できるエリさんにはうってつけってやつですね」
実川和真:「ええ、まあ……多少クセはありますが。あの精度での動物使役能力は中々、重宝するらしく」
鍛冶境子:「この世界じゃあ失うことばかりだ。一人でも前に進めるようになったなら、嬉しいことだね……」
鍛冶境子:「その辺、実川くんは最近どうだい?」
実川和真:「……ええ」少しばかり遠くを見て、頷いて。
実川和真:「友人に、報告してきました」
実川和真:「……今まで、あいつの墓の前に立つと」
実川和真:「後悔とか、恐怖とか、罪悪感とか……そういうのが、一気に降って来て」
実川和真:「その、ちゃんとした言葉の一つも出てこなくなってたんですけど」
実川和真:「ようやく、全部伝えられた気がします」
実川和真:「ですから……ああ」
実川和真:「改めて、お二人にはお礼を伝えておきたかった」
実川和真:「……ありがとう、ございました」
実川和真:深く、頭を下げる。
鍛冶境子:「……どういたしまして。改めてお疲れ様」くすぐったそうに少し頬を掻く。
久瀬 涼:「お礼を言われるってのも変な話ですが──」困ったような苦笑を浮かべる
久瀬 涼:「……少しでも、役に立てたなら良かった。お疲れ様です」
鍛冶境子:「今回の戦いの、個人的な感想を1つ挙げるなら、そうだね……」
鍛冶境子:「デバウアースノウの全盛期なんて、想像したくもないね」
鍛冶境子:「あれと戦って生き延びた実川くんも、実川くんを生きて返したみんなも。私は強かったって思う」
鍛冶境子:「ほんと凄い戦いだったよねえ、久瀬くんのお陰でなんとかやり切れたよ」
久瀬 涼:「ははは、そりゃもっともですね。手負いかつ遺産が抜けててアレだもの」
実川和真:貴方達にそれを言われると……なんだか、くすぐったいものがありますが」
実川和真:やや照れ臭そうに。「ええ、ありがたく受け取っておきましょう」
久瀬 涼:「あー、その節はちょっと無茶なことを頼んでしまって……」
鍛冶境子:「無茶な頼みって結構好きだよ。信頼の証だもの」
鍛冶境子:「じゃんじゃんしなさい。頼れる相手がいるならね」
久瀬 涼:「そうですか? ……へへ」
久瀬 涼:「……なんていうんですか、その……」
久瀬 涼:「……鍛冶さんと組めてよかった」
久瀬 涼:「僕の能力って、結構アレな感じじゃないですか。だから自分でもあんまり好きじゃないんですけど」
久瀬 涼:「……同じ衝動の鍛冶さんが、あれだけ自分を律して戦ってるのを見て」
久瀬 涼:「この衝動を抑えこみながら戦って、生きていくっていうことに、ちょっと……希望っていうか、自信が出てきたんです」
久瀬 涼:「……へへ、同じって言うのもおこがましいかもですけど」
鍛冶境子:「……いや、くすぐったいなあ」
久瀬 涼:「僕も……俺も、鍛冶さんみたいな大人になれたらいいなと、思ったんです」
鍛冶境子:「エージェント冥利に尽きるね、うん」
鍛冶境子:「それなら、なるべくでっかい背中を見せたげましょう」
鍛冶境子:「立派になるとこ、楽しく見守らせてもらいますからね」
GM:……今から数年前、SOGの実験施設にて。
GM:その日、君達が言葉を交わす事になったのは全くの偶然だ。
GM:この施設には近しい境遇のオーヴァードが何十といて、その「処置」を待たされる間に放り込まれている部屋で
GM:僅かな時間、二人きりになったということ。
天ヶ崎禪:それはまだ、衝動の一部を人為的に処置されるより前の記憶。
天ヶ崎禪:昼夜を問わずして繰り返される実験に、身体は切り刻まれ、精神は擦り切れて。
天ヶ崎禪:そうしていると、人は段々と何も考えられなくなっていく。どんなことをされても反応は次第に鈍く、何も感じられなくなっていく。
天ヶ崎禪:だからその日、彼女に話しかけたのは単なる気まぐれだった。
天ヶ崎禪:その日の処置は疲労よりも苦痛のほうが強いもので、誰かと話していた方が気が紛れそうだったから。確か、そんな理由だった。
天ヶ崎禪:「……あんた」
天ヶ崎禪:掠れた声で口を開く。
伊与野透:「……」何をするでもなくぼんやりと、天井を見上げていた。
天ヶ崎禪:「……あんた、名前は?」
伊与野透:「……私?」呼びかける声に気付いて、視線を合わせる。
天ヶ崎禪:「……他にいないだろ」痛む身体を億劫そうに動かして。
伊与野透:「とおる」
伊与野透:大きく、ぎこちなく口を開いて。
伊与野透:「伊与野、透」
天ヶ崎禪:「……そうか。俺は禪。天ヶ崎禪」
天ヶ崎禪:「あんた……ここに来てどれくらいだ? 透」
伊与野透:「ぜん……」「どう、だったかな」
伊与野透:「300日までは、数えてた……と思う」
天ヶ崎禪:「ハッ……300日?すげーな」
天ヶ崎禪:「俺は100日くらいからもう数えてない」
伊与野透:「数え間違えてない自信、ないけどね」
伊与野透:「ほんとは私も100日かも」
天ヶ崎禪:「どうでもいいだろ、そんなの」輪の付いた首を動かす。
天ヶ崎禪:「どうせ俺たち全員、ここで死ぬんだからよ」
天ヶ崎禪:吐き捨てるように言う。
伊与野透:「……」肯定するでも、否定するでもなく。じっと見つめて。
伊与野透:「……禪は、死ぬのが怖いの?」
伊与野透:「私は」
伊与野透:「なんだか、よく分からない」
伊与野透:「ここにあるのは、苦痛だけで。私は何も持ってない」
伊与野透:「それが、ゼロになるだけなら……」
伊与野透:「……別にいいのかなって、思えてる」
天ヶ崎禪:「……確かにな」頷く。
天ヶ崎禪:「……あいつらに頭ん中弄くり回されてると、死んだ方がマシだっていつも思う。殺してくれってな」
天ヶ崎禪:「でも、一つだけ思うのは」
天ヶ崎禪:「どうせ死ぬなら、あいつら全員ブッ殺してから死にてえってことだ」
伊与野透:「……できるの?そんなこと」
伊与野透:「できもしないこと、考えたって」
伊与野透:「意味ないと思うけど」
天ヶ崎禪:「意味のない仮定だって?」自嘲気味に笑う。身体の各所には首輪をはじめ、至る所に拘束具の類。
天ヶ崎禪:「でも、考えるのには意味があるだろ」
伊与野透:「……そうかな」
天ヶ崎禪:「少なくとも、気は紛れる。あいつらのハラワタ引きずり出して、引き裂いた血でシャワーでも浴びたら、気分がスッとするだろうな」
天ヶ崎禪:「俺はこのまま使い潰されて、ゴミみたいに捨てられるのは嫌だ」
天ヶ崎禪:「違うのか、あんたは」
伊与野透:「……」じっと、考え込むように黙り込んで。
伊与野透:「……そうだよ」
伊与野透:「嫌だよ、そんなの……でも」
伊与野透:「嫌がったって、泣き喚いたって、余計に苦しいだけだから」
伊与野透:「考えないように……どうでもいいやって、思う事にしてたんだ」
伊与野透:「……それを、今。思い出した」肩をゆすり、拘束具が音を鳴らす。
伊与野透:「最悪な気分になった」重く、息を吐いて。「君のせいだ」
天ヶ崎禪:「それで?」せせら笑う。「明日からまた全部忘れて、あいつらにとって都合のいいだけの、大人しいモルモットになるのかよ?」
天ヶ崎禪:「反吐が出るな」
伊与野透:「……」じろり、と睨みつける。
天ヶ崎禪:真正面から睨み返す。
伊与野透:「もういい」先ほどまでの、何も色のない眼差しとは違って。そこには仄かな怒りの色があった。
伊与野透:「これ以上、話しかけないで」
伊与野透:「疲れるだけだから」
天ヶ崎禪:「は。そっちこそ」
天ヶ崎禪:「抵抗しないなら、結局は回り回ってあいつらに協力してるだけだ」
天ヶ崎禪:「それじゃお前も奴らの仲間だ。俺に話しかけるなよ」
天ヶ崎禪:敵意と憎悪の篭った視線を残して、忌々しそうに背を向ける。
伊与野透:こちらもまた、拒絶するように横を向いた。君の存在を視界から外すみたいに。
GM:この思い出は、それきりだ。そこからは、何もいないのと変わりない沈黙が続いて
GM:やがて現れた研究員に、どちらかが──あるいは二人とも同時に、連れて行かれて。
GM:後はただ、忌々しい過去の中に埋もれていくばかりの。
天ヶ崎禪:……びくり、と身体が跳ねて。微睡から目を覚ます。
天ヶ崎禪:そこはSOGの研究施設──ではない。乱雑に散らかった、自分の事務所兼自宅だ。
天ヶ崎禪:どうやらソファに座ったまま眠ってしまっていたらしい。身体を伸ばすと、ゴキゴキとあちこちで関節が鳴る。
天ヶ崎禪:……夢を見た。古い記憶だ。
天ヶ崎禪:それは忘れていた、否、忘れさせられてしまっていたものだ。
天ヶ崎禪:SOGでの実験はそれからも続き、自分は憎悪の感情を切除されると共に、記憶処置を施された。
天ヶ崎禪:伊与野透。その名前も、UGNの捜査資料で見るまで忘れてしまっていた。記憶にあったのはただのコードネームだけだ。
天ヶ崎禪:冷め切ったコーヒーを口に運ぶ。
天ヶ崎禪:“ムーンバイツ”。
天ヶ崎禪:“デバウアースノウ”。“アルバラード”。それに数えきれないSOGの構成員達。
天ヶ崎禪:今回の一件で、自分は何人を殺して、何人を助けた?
天ヶ崎禪:数で測れるものなどではないと分かっている。それでも、どうしても考えてしまう。
天ヶ崎禪:かつて自分はSOGの道具として、無数の敵を、人間を殺めてきた。
天ヶ崎禪:たとえこれから死ぬまで戦って。救って、救って、人を助け続けたとしても。
天ヶ崎禪:その罪を贖い切れる時など、果たして来るのだろうか?
天ヶ崎禪:────「私達を、放っておいて」
天ヶ崎禪:“ムーンバイツ”の……伊与野透の言葉が浮かぶ。
天ヶ崎禪:言われた通りに、もし自分が首を突っ込まなければ、今頃彼女はどうなっていただろうか。
天ヶ崎禪:……かぶりを振って、その考えを振り払う。
天ヶ崎禪:それこそ、意味の無い仮定だ。
天ヶ崎禪:代わりに、栂野エリのことを考える。あの場に囚われていた人々を。これから奪われるはずだった命のことを。
天ヶ崎禪:彼らを助けられたことは、それだけは確かにきっと、意味のあることだろう。
天ヶ崎禪:これからも自分は、悩むことを、考えることをやめない。
天ヶ崎禪:彼女たちの未来を奪った、それがせめてもの責任であり、負うべき傷であるのだろう。
天ヶ崎禪:それを忘れないことが、自分に出来る唯一の確かな贖罪なのかもしれない。
天ヶ崎禪:カップの中で揺れる、夜闇のような黒い液体。それに口を付けて、一気に飲み干した。
天ヶ崎禪:「……苦……」
『ストレイ・キャットは夜を抜け』 END
GM:ではこれにて、セッション全行程終了となります。
GM:お疲れ様でした~!
鍛冶境子:お疲れ様でした~!
天ヶ崎禪:お疲れさまでした!
久瀬 涼:お疲れ様でしたー!
伊織兼丸:おつかれsだまでした!
伊織兼丸:めちゃめちゃあせっちゃった
伊織兼丸:お疲れ様でした!!