「一夜二人転 有島まひろ/北条サイカ」 GM:すきゃっと
メイン / 見学室
キャラシート
PC1:有島まひろ(キャラシート) PL:めかぶ
PC2:北条サイカ(キャラシート) PL:いちま
目次
トレーラー/自己紹介
オープニング
ミドル1
ミドル2
クライマックス
エンディング
プリプレイ
GM:というわけで始めていきますサキュバス二人転
GM:まずはキャラシートを貼って元気よく自己紹介してね
GM:有島さんからお願いします!
有島まひろhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2uvX_QIM
有島まひろ:はーい♡ 有島まひろ32歳、UGNエージェントです。
有島まひろ:2児の母親で普段は専業主婦をしています。先日、大N市に引っ越してきたばかりです。
GM:ママだ~
有島まひろ:能力はブラムストーカーキュマイラのクロスブリード。
有島まひろ:隠密しながらパッと舞ってガッとやってチュッと吸います。
GM:サキュバスらしさ
有島まひろ:とりあえずそんな感じかな! 以上です~よろしくお願いします!
GM:はーい!よろしくお願いします~!
GM:では続いて北条さんお願いします~
北条サイカ:はぁい
北条サイカhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY0crI9gIM
北条サイカ:北条サイカです!第五支部のチルドレンをやっています!
北条サイカ:チルドレンとしては割と常識のある方で、学校生活とかもそんなに苦労せずこなしているタイプです。
GM:サキュバスなのに……
北条サイカ:サキュバスなのが最近の悩みです。男子の視線とかが気になっちゃう
GM:あいつサキュバスだってよ 北条えろじゃん
北条サイカ:えろじゃないもん……!
北条サイカ:シンドロームはキュマイラとソラリスで、エフェクトは全部ソラリスのやつです。サキュパワーで幻覚(ユメ)を見せて戦います
北条サイカ:あと両親とは死別してます。今は支部のみんなが家族みたいな感じかな
北条サイカ:そんなもんで!よろしくお願いします~ 頼りになる先輩と一緒にがんばるぞ
GM:はーいよろしくお願いします!
オープニング
GM:では早速始めていきましょう!OPからです~
有島まひろ:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 1[1]+32 → 33

北条サイカ:1d10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 1[1]+30 → 31

GM:N市 第五地区 路上
GM:世界有数のR案件発生率を誇る都市、N市。
GM:この日も住宅街で高濃度のレネゲイド反応が観測され、UGNが調査に向かう運びとなった。
GM:任務に当たるのは、N市に赴任してきたばかりのエージェント、有島まひろと、当該地区に所属するチルドレン、北条サイカ。
GM:互いの経験を補い合う形での采配というわけだ。斯くして君達は、住宅街でレネゲイド反応の発生源を探していた。
北条サイカ:「うーん、隠れるとしたらこっちの方かな……?」先導するように少し先を歩く、セーラー服姿の少女。
有島まひろ:「すっかり頼りにしちゃってごめんなさいねえ」その後ろを行く、ニットワンピース姿の女。
北条サイカ:「えっ、そんなの全然!どんどん使ってやってくださいよ」
有島まひろ:「まあ、使ってやるだなんて。こんな可愛い子を」微笑む。
北条サイカ:「エージェントとしては有島さんの方がずっと経験豊富なんですから。あたしにもちょっとくらい役に立てる事がないと、ね」
有島まひろ:「あらあら」ニコニコしている。
北条サイカ:「ええー、可愛いだなんて……そんな褒めてもやる気しか出ないですよ~」砕けた笑みを見せる。
有島まひろ:「うふふ。褒められ慣れてる顔しちゃって」
有島まひろ:「サイカちゃん、今、中学生だっけ? 何年生?」
北条サイカ:「んん、慣れてる訳じゃ……えっと、そうです。13歳で、中学1年生」
有島まひろ:「お友達も多そうねえ」
有島まひろ:頬に手を当てるようにして、丸い瞳でサイカちゃんを見る。
北条サイカ:「ん、そうですね……今の中学に来てからは、別の学校に潜入通学とかもしてないんで」
北条サイカ:「バッチリ仲良くやれてます。えへへ」
有島まひろ:「あ、そうなんだ。そっかあ、人も多いし潜入しなくていいのね」
北条サイカ:「まあ、今いる学校内を調べる案件は結構あるんですけどね。その辺も気遣ってくれてるのかなあ」
有島まひろ:「気を遣ってくれてるんじゃない? 良いわねえ」
有島まひろ:「私がチルドレンだった時、潜入するたびに友達つくりなおすの、やっぱりちょっと気まずかったもの」
有島まひろ:「女の子はともかく…。男の子がね」首を傾げる。
北条サイカ:「あ、有島さんの頃もやっぱりそういうのあったんですね……そりゃそうか」
北条サイカ:「男の子……?」いっしょに首を傾げる。
有島まひろ:「男の子と仲良くなろうとするのが下手だったの、私」苦笑する。
有島まひろ:「サイカちゃんは大丈夫? 男の子も女の子も、関係ない?」
北条サイカ:「あ……」眼を見開く。「ああー……」
北条サイカ:「いえ、分かります……難しいですよね、男の子……」
有島まひろ:「中学1年生も、難しいかあ」
北条サイカ:「んんー、なんか……友情と、そうじゃないものがすぐ混じっちゃう……みたいな?」
有島まひろ:「そうなの。みんな、そういうのに興味を持ち始めるのかしらね。ヘンな噂が立つというか」
北条サイカ:「まあ……あたしの周りの女の子も、かっこいい男の人を見るとすぐに浮いた話になっちゃうし」
北条サイカ:「そういうもんなのかなあ。あたしがイマイチ付いて行けてないだけなのかも……って思ってたけど」
北条サイカ:「有島さんもそうだったなら、ちょっと安心したかも」
有島まひろ:「うふふ。サイカちゃんとね、ほら、同じ因子を持ってるって聞いてたから」
有島まひろ:何の因子だとは言わないが。「お話ししてみたかったの。会えて良かったわ」
北条サイカ:「あっ」一瞬、気まずそうな顔になって。しかしその微笑みを見て、小さく頷く。「そっか、同じ……」
有島まひろ:「うん。……言われたくない話題だったら、ごめんね」申し訳なさそうに首を傾げる。
北条サイカ:「え、えっと……謝らなくても、その」首を振る。
北条サイカ:「うちの支部の人が伝えたんだったら、有島さんなら大丈夫だって判断したから……だと思いますし」多分、という言葉を飲み込んで。
有島まひろ:「うん」目を細める。
北条サイカ:「それに……えっと」
有島まひろ:「ん?」
北条サイカ:「あたしも、同じ人のを持った人に会うのは……初めてで」
北条サイカ:「ちょっと色々聞いてみたい……かな」
有島まひろ:「まあ!」ニコニコ笑う。
有島まひろ:「ええ、話せる範囲で話しちゃう。私も、初めて会ったから」
北条サイカ:「あ、それも……お気分を悪くされなければ……?ですけど……」相手のデリケートな部分を突っついてしまわないか、こっちも少し心配になって。
有島まひろ:「そうねえ。じゃあ、サイカちゃんとたくさん仲良くなって、お互い気持ちよく話せるようにならないと」
有島まひろ:「うふふ、良い考えじゃない? そうしたら、ほら。早く任務も済ませないと」
北条サイカ:「ん、そうですね。あたしも、有島さんと……あっ」ふと、言葉を切って
北条サイカ:「じゃあ、貴女のこと、まひろさん……って呼んでもいいですか?」
有島まひろ:「むしろ、こっちからお願いしたかったくらい」
有島まひろ:「まひろさんって呼んでください」悪戯っぽく言う。
北条サイカ:「あっ。えへへ……あたしも、いつお願いしようかな~って思ってました」くすぐったそうに微笑む。
北条サイカ:「じゃ、改めて……行きましょうか。まひろさん」
有島まひろ:「はあい」
有島まひろ:「あ、そうそう。その、高濃度のレネゲイド反応なんだけど。場所の、おおよその見当はついてるの?」
有島まひろ:住宅街をきょろきょろと眺める。
北条サイカ:「ううん。大体この辺り、って部分までは絞れているんですけど……」一緒に辺りを見回す。
有島まひろ:「やっぱり、ジャームなのかしら?」
北条サイカ:「具体的な場所は眼と足で探すしかなさそうって話で。ワーディングでも使ってくれれば、絞れると思うんですけど……」
有島まひろ:「動き回られると厄介よねえ」
GM:その時、上方から甲高い声が響く。
RB:バード:「ギャァッ!」
北条サイカ:「っ、上……!」
有島まひろ:「……あれは…!」声のほうを見上げる。
GM:光が遮られ、君達に影が落ちる。
GM:そこにいたのは、巨大な鳥だ。
GM:黒と灰色の身体。翼長はゆうに3メートル以上はあるだろうか。
北条サイカ:「う……マズいな。この高さはちょっと厳し……」空を見上げて。
GM:叫び、≪ワーディング≫と共に君達に急降下してくる!
RB:バード:「ギャァアーッ!」
有島まひろ:「サイカちゃん! 構えて!」咄嗟に、庇うように前面に出る。
北条サイカ:「──と思ったら、だいぶ好戦的だね!?」
北条サイカ:咄嗟に鞄からルビー色の刀剣を取り出し、応じようとする。
RB:バード:怪鳥の目から、閃光が放たれる。
RB:バード:それは北条を庇った有島の視界を白く染め上げる!
有島まひろ:「…っ!?」
有島まひろ:視界が覆われ、違和感に襲われて膝をつく。
RB:バード:「アァーッ!」そのまま二人に飛び掛かろうとする。
北条サイカ:「ま、まひろさん……!」その隙を掻い潜って、間合を詰めるように動く。「こいつっ!」
北条サイカ:跳びかかり、袈裟に斬り上げるような対空剣術。怪鳥の喉元を取りにかかる。
RB:バード:「ギャァッ……!?」
RB:バード:咄嗟に上昇するも、浅く切り裂かれて血が飛び散る。
RB:バード:「ギィィッ……!」
RB:バード:思わぬ反撃に驚いたのか、そのまま空高く舞い上がり、姿を消してしまう。
北条サイカ:(ブレた、浅い……!)勢い余って姿勢を崩す。追撃を仕掛けようとするが、その高度は既に手の届かない距離。
有島まひろ:「………」額に手を当て、ゆっくりと立ち上がる。
北条サイカ:「う……すみません、逃がしてしまいました」苦々しい表情。「えっと」
北条サイカ:「大丈夫ですか?まひろさん……」
有島まひろ:サイカちゃんとまじまじと目を合わせる。
北条サイカ:立ち上がれているなら深い傷ではなかったのかな、とは思いつつも。心配そうな視線を向けている。
有島まひろ:「それは、こっちのセリフよ、サイカ。大丈夫だった?」
有島まひろ:心配そうに、顔を覗き込む。先ほどより遠慮がない距離感。
北条サイカ:「さい……」急に"ちゃん"付けが取れた事に、少し違和感を抱きつつも。「ええ、はい。あたしは平気です」
北条サイカ:「攻撃も受けてないし……」
北条サイカ:(距離が近い……?そ、そんなに心配してくれてるのかな……)
有島まひろ:「それに」
有島まひろ:「お母さんは、”お母さん”でしょう?」
北条サイカ:「おか……」絶句。
有島まひろ:「お母さんのこと名前呼びだなんて、何かのドラマの影響?」
有島まひろ:「中学生って、そういう年頃なのかしら?」至極真剣な様子で。
北条サイカ:「え……えっと……?」
北条サイカ:目を何度かしばたかせて。ゆっくりと人差し指をまひろさんに向ける。
有島まひろ:「?」人差し指を視線で追う。
北条サイカ:「お……お母……さん……?」
有島まひろ:「そうよ、当たり前じゃない。もう、急にどうしたの?」
北条サイカ:「あたし、の……?」そのまま人差し指を今度は自分に向ける。
有島まひろ:「もう、サイカったら」
有島まひろ:そのまま、サイカちゃんの身体をぎゅうっと抱きしめる。
北条サイカ:「あわっ」
有島まひろ:「お母さんはお母さんでしょう? よしよし」
北条サイカ:(う……嘘や冗談って感じでもないし……)
北条サイカ:「あわわ……」なすがまま撫でられている。
北条サイカ:(ど、どうしよう……どうしよう……!?)
有島まひろ:「どうしちゃったのかしら、うちの娘ったら」
GM:シーン終了。
GM:ロイス・購入可能です。
有島まひろ:購入もできる~やった~
有島まひろ:ロイスはサイカちゃんに! 北条サイカ/愛情:〇/反抗期の始まりかしら?/ロイス で取得します。
北条サイカ:何買おうかなあ
北条サイカ:ロイスはじゃあ 有島まひろ:親近感/〇困惑 で取ります~
有島まひろ:こっち完全獣化するから防具いらんのですよね
北条サイカ:ブルゲがあると足を補えたりするかな
有島まひろ:あ、そうですね そうします ブルゲ狙い!
北条サイカ:じゃあブルゲいきます~
有島まひろ:1dx>=20
DoubleCross : (1R10[10]>=20) → 1[1] → 1 → ファンブル

有島まひろ:www
北条サイカ:4dx>=20 てい
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 8[3,6,7,8] → 8 → 失敗

北条サイカ:だめだめ 撤退だよ~
ミドル1
GM:ミドルシーンに入ります。
GM:ミドルシーンでは侵蝕は80固定で変動しません。
GM:そしてこちらの特殊なFS判定に挑戦していただきます
使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4

GM:そして最初のイベントはこちら。
GM:6:特殊技能の要求
GM:今回の要求技能は≪芸術:お料理≫です。
GM:というわけで判定どうぞ!
有島まひろ:《芸術:お料理》で振ります~
有島まひろ:4dx+1>=6
DoubleCross : (4R10+1[10]>=6) → 8[1,2,7,8]+1 → 9 → 成功

北条サイカ:1dx>=6 芸術:お料理
DoubleCross : (1R10[10]>=6) → 6[6] → 6 → 成功

北条サイカ:ママにはかなわないや
有島まひろ:えへん
GM:お見事!無事にクリアして進行度は2/4です。
GM:市内 セーフハウス
GM:何やら様子がおかしいと、君達は一時的にUGN所有のセーフハウスに足を運んだ。
GM:北条が連絡した第四支部の見解によると、有島の症状は何らかの能力による『関係性の誤認』。
GM:即ち、北条サイカを娘と思い込んでいる状態にあるらしい。
GM:原因たるジャームは逃亡してから未だ発見に至らず、症状の改善はすぐには難しいだろう。
GM:ちなみにセーフハウスは普通の民家っぽい感じで食材とかも一通り用意してありました。よかったね。
北条サイカ:「……えっと、つまり。こういう事みたいで」第四支部員から伝え聞いた話を、そのまま伝えてみる。
有島まひろ:「ふんふん」頷く。
北条サイカ:「おか……まひろさんは、あたしの事を娘だと思わされてる……みたいで」
北条サイカ:言いながら、さっき自分を娘扱いしてくれたことを思い出して胸が痛くなってくる。
有島まひろ:「思わされてる、だなんて」サイカちゃんの前に座っている。
有島まひろ:エプロン姿で。
有島まひろ:「サイカは私の娘よ。大丈夫」
北条サイカ:「う……」真っ直ぐなその言葉を、否定できない。しなきゃいけないのに。
北条サイカ:「でも、それは……だから……」続く言葉に迷って
北条サイカ:「……なんでエプロンしてるんですか?」逃げた。
有島まひろ:「ああ、これ?」目を落とす。
有島まひろ:「さっき、サイカに『ちょっと待ってて』って言われたでしょう」サイカちゃんが第四支部と連絡をしていた時のことだ。
北条サイカ:「え、言ったけど……」それとどう関係あるんだろう、という顔。
有島まひろ:「そろそろお昼時でしょ? おなかすいたかなって思って、ご飯作ってたの」
北条サイカ:「え、すごい……いいんですか?」
有島まひろ:「当たり前でしょ」くすくす笑う。「待っててね、すぐ用意しちゃうから」
有島まひろ:という流れで一瞬で献立が食卓に並んだ。
有島まひろ:丸い器によそられたシチュー、軽くトーストしたバケッド、ミニトマトで彩られたサラダ。
北条サイカ:「わ、すご……ちゃんとしてる……」
北条サイカ:「任務中の食事でここまでしっかり手作りやる人、初めて見たかも……」
有島まひろ:「うふふ、サイカに褒められたの、初めてみたいに嬉しい」
北条サイカ:(だって初めてだし……)
有島まひろ:ニコニコと頬杖をついて、サイカちゃんが食べるのを見守っている。
北条サイカ:「あ、えっと」何かを期待するような視線に促されて。
北条サイカ:「じゃあ。……いただきます」綺麗に手を合わせる。
有島まひろ:「うん、えらいえらい」
北条サイカ:スプーンを手に、シチューをひと掬いしたところで。手を止めて、まひろさんの方を見る。
北条サイカ:「え、えっと……一緒に食べないんですか?」
北条サイカ:じっと見守られているのがこそばゆくなったらしい。
有島まひろ:「味見してたらお腹いっぱいになっちゃって」
有島まひろ:にこにこしている。「もう、どうしたの。今日はずっと他人行儀なんだから」
北条サイカ:(う、嘘っぽい……気を遣ってくれてるのかな……)
北条サイカ:「他人行儀、って…………だから、他人……なんですよ……」後半はか細い声になる。
北条サイカ:それ以上、言葉を続けられなくて。誤魔化すように、スプーンを口元へと運ぶ。
有島まひろ:「あら、どうしたの」心配そうにその顔を覗き込む。
北条サイカ:「んん……」心配されている。その気持ちには混じりけがないと分かって、居心地が悪い。
有島まひろ:「おいしい?」
北条サイカ:一口。ゆっくりと咀嚼して。
北条サイカ:「……おいしい」
有島まひろ:丁寧に作った、手作りの味。
有島まひろ:「そう」嬉しそうに微笑む。「良かった。おかわりもあるからね」
北条サイカ:「おいしい、よ……」なぜか分からないけど、声が震える。シチューなんて、支部の食堂で何度も食べた事があるはずなのに。
北条サイカ:(……違う。きっと、それよりも前の……)
有島まひろ:「……」「あらあら」
北条サイカ:自分の本当の両親は、もう死んでしまった。元々、自分を一人で家に置いておくことの方が多いような二人だったし、思い出らしい思い出もない。
北条サイカ:(なのに……なんで)
北条サイカ:(なんで、懐かしいんだろ……)(あたしも、おかしくなっちゃったのかな)
有島まひろ:席を移動して、サイカちゃんの隣に座る。
有島まひろ:「どうしちゃったの、サイカったら。今日は甘えん坊なの?」
有島まひろ:サイカちゃんの、さらさらとした頭を撫でる。優しい手つきで髪を梳く。
北条サイカ:「……あたし、は」言葉に迷う。こんなお母さんがいたら、なんて思った事はないはずなのに。
北条サイカ:授業参観や運動会で一人ぼっちになっても、友達も、支部のみんなもいるから大丈夫だって。
北条サイカ:(そう思ってた……筈だったのに)
有島まひろ:「よしよし」
有島まひろ:「学校でからかわれた? 嫌になっちゃったかしら」
北条サイカ:スプーンを置く。……撫でてくれるその手の方へ、ゆるりと寄りかかる。
有島まひろ:「ふふ」柔らかい体温がある。
北条サイカ:「……ごめん」
北条サイカ:(ごめんね……ごめんね、まひろさん。だけど)
北条サイカ:「もうちょっとだけ……こうしてたいかも」
有島まひろ:「ふふ、甘えん坊さん」
有島まひろ:優しい手のひらが、サイカちゃんを抱きしめて、ゆっくりと髪を梳く。
北条サイカ:「……チルドレンだから、ちゃんとしてなきゃいけないなんて」
北条サイカ:「分かってるよ。分かってる……」
有島まひろ:「頑張り屋さんなのね」
有島まひろ:「えらいね、サイカ。学校でも、皆と仲良くやってるんだものね」
北条サイカ:「うう……そうだよ」
北条サイカ:「あ……あたし、頑張ってて……だから……」
有島まひろ:「うん」
北条サイカ:気が付くと、言葉にするつもりもなかったことが溢れていて。本当におかしくなっちゃったみたいだ。
北条サイカ:「支部長も、先生も、他の大人も……褒めてくれるし、優しくしてくれる、けど……」
北条サイカ:「こんな風に……甘えられるのは」
北条サイカ:「お母さんしか、いないの」
北条サイカ:そうやって言葉にして。自分の中でずっと気付かず張りつめていたものが、ひとつほどけたような心地がする。
北条サイカ:(そっか、あたし)
北条サイカ:(やっぱり、羨ましかったんだ……普通の、みんなが)
有島まひろ:「そっか。そっか……、ありがとうね、サイカ」
有島まひろ:「お母さんに話してくれて、ありがとう」ゆっくりと背中を撫でる。落ち着かせるように。
北条サイカ:「ん……」心地よさそうに撫でられて。
有島まひろ:「ふふ、甘えん坊さん」
北条サイカ:「えへへ……実はそうなの」悪戯っ子のような笑みで。
北条サイカ:(ダメなのに……分かってるのに。早く、こんなこと解決しなきゃいけないって)
北条サイカ:(……少しでも長く、こうしていたい)
北条サイカ:(あたし、悪い子になっちゃった)
ミドル2
GM:第2ラウンド。
GM:イベントはこちら
1:支部員など共通の知り合いに出くわす。
ラウンド中の使用技能を≪意志≫に変更する。

GM:というわけで早速判定どうぞ!
有島まひろ:3dx>=6 えい!
DoubleCross : (3R10[10]>=6) → 10[2,10,10]+10[3,10]+10[10]+10[10]+7[7] → 47 → 成功

北条サイカ:3dx>=6 意志!
DoubleCross : (3R10[10]>=6) → 10[8,8,10]+9[9] → 19 → 成功

有島まひろ:えっ
北条サイカ:???
北条サイカ:ママどうしたの
GM:???
GM:催眠打ち破ってないこれ??
有島まひろ:いやっ……えっ!?
有島まひろ:そうかも
GM:サイカちゃんもすごいのに霞んでる
GM:ともあれこれで進行は4/4!FS判定クリアです!
GM:束の間の穏やかな時間を過ごす君達の耳に、インターホンの音が届く。
GM:このセーフハウスに通常の客人が訪れることはまずない。UGNが寄越した連絡要員だろう。
有島まひろ:「あ、はあい」席を立って、ぱたぱたと扉の方へ行く。
GM:扉を開くと、そこにいたのは──
北見菫:「あ……まひろ、さん」
北見菫:北見菫。つい先日から、新たな家族として有島さんが預かっている少女だ。
有島まひろ:「あら、菫ちゃん」
北条サイカ:「あっ……」外部からの来客に、僅かに思考が醒める。結局、いつまでもこうしている訳にはいかないのだ。
北条サイカ:「えっと……こんにちは」支部の関係者だろうか。立ち上がって礼をする。
北見菫:「と……北条さん、ですね?初めまして……北見です」頭を下げる。
北条サイカ:「はい、北条サイカ……第五支部のチルドレンです。よろしくお願いしますね、北見さん」
北条サイカ:(どうしよう……この状況、どうやって報告しよう……いや、どうもこうもないんだけど!)
有島まひろ:「やあねえ、菫ちゃんが来てくれるなんて、心配されてるみたいで恥ずかしい」
有島まひろ:「あらあら」サイカちゃんと菫ちゃんを交互に見る。「二人は会うのは初めてだっけ?」
北見菫:「いや……し、心配、してるんですけど……」
北見菫:「能力を受けたって聞いてますけど……大丈夫なんですか……?」
北見菫:不安げに有島さんを見る。
北条サイカ:「あっ」やっぱりその話になるよね。
有島まひろ:「大丈夫よ、この通り、とても元気です」顔の前できゅっと両手を握る。
北見菫:「そ、そうですか……?よかった……」やや半信半疑ながら、ひとまず安堵の表情を見せる。
北見菫:「えっと……私、まだ研修中なんですけど……UGNから情報を持ってきて……」
有島まひろ:「あ、それでねサイカ。こっちがあなたのお姉ちゃんの菫ちゃん」
北見菫:「……?」
北見菫:北条さんに視線を移す。
北条サイカ:「えっと……はい」
北条サイカ:「その……そういう異常……みたいで……」ばつの悪そうな顔。
有島まひろ:「娘が増えて嬉しい」ニコニコしている。
北見菫:「あ……あ、ああ……」
北見菫:「そ……そうですよね、はい……そう聞いてます……」
北見菫:「大丈夫です、はい」こくこくと自分に言い聞かせるように、何度も頷く。
北条サイカ:(……そっか。この人が、本当のまひろさんの娘さん……)微妙に誤解したまま、菫ちゃんを見ている。
北条サイカ:(あたしが横取りしちゃ、ダメ……だよね)
北見菫:「えっと……改めて」
北見菫:「お二人を襲ったのは、“ヒッチコック”と呼ばれるジャームです」
北見菫:「動物、あるいは情報を起源に持つレネゲイドビーイング、で……」慣れない様子で資料を読み上げる。
有島まひろ:「うんうん」見守るような表情でそれを見ている。
北見菫:「他の生物に、自分を子供だと思わせる能力を持っている、そうです」
北見菫:「その能力で、何もせずに餌を手に入れたり、抵抗の意志を奪って戦闘を有利に運んだり……」
北見菫:「既に、何件か被害が報告されているみたいです」
北見菫:「今回の場合は、途中で能力が中断……あるいは、一番近くにいた北条さんを、ジャームの代わりに子供と思い込んだのでは……と」
北条サイカ:「……ああ」
北条サイカ:「そう、ですよね」当たり前だ。あれほど好戦的なジャームが飛び回って、実害がない筈もない。
北条サイカ:そんな事は分かりきっていたというのに、自分は……。
有島まひろ:「なるほど…。強い戦闘力を持つオーヴァードが操られでもしたら危険ね」神妙な顔。
北見菫:「えっと……今、所在を調査班の皆さんで調べているので……発見次第、討伐に向かってほしいということです」
北見菫:「それで……あの……」気まずそうに
北見菫:「本当に大丈夫なんですか……?まひろさん……」
有島まひろ:「ん? どこか、大丈夫じゃなさそうに見える?」首を傾げる。
北見菫:「……えっと……」北条さんに視線を移す。
北条サイカ:「……。説明にあった通り、強い催眠能力です」
北条サイカ:「あたしも何度か説明したんですけど……自分じゃ気付けないみたいなんです」
有島まひろ:「怪我もないし、平気よ。今度は、ヒッチコックに先手をとられないようにするからね」
北見菫:「き、気を付けてくださいね……?」
北見菫:「まひろさんに何かあったら、私……」
北見菫:「北条さんも、あの……よろしくお願いしますね」
北条サイカ:「……その。ごめんなさい、あたし」
北条サイカ:菫ちゃんに向かって、頭を下げて
北条サイカ:「このままでも良いかも、なんて。一瞬でも思っちゃってました」
北見菫:「えっ……」
北見菫:「ど、どうして……?」
北条サイカ:「……。どうしてでしょうね」自分でも分からない、という風に首を振る。
北条サイカ:「あたしは、人に恵まれて、ちゃんと満たされてたはずなのに。欲をかいちゃったみたいで」
北条サイカ:「……でも、今はちゃんと目が醒めました」
北条サイカ:「だから、もう大丈夫です。任せてください」
有島まひろ:「サイカ」呼びかける。
北条サイカ:「……まひろさん」
有島まひろ:「お母さん、でしょ。もう」
有島まひろ:「さっきの甘えん坊さんはどこいっちゃったの?」
北条サイカ:「う……」
北条サイカ:気まずそうな目で菫ちゃんの方を見たり。
北見菫:「……」
北見菫:(まだ私はちゃん付けなのに……)
有島まひろ:サイカちゃんの頭を撫でて、おでこにキスする。
北条サイカ:「ぁ……」
北条サイカ:頬が朱に染まる。ぱちぱちと、どこか夢見心地な目をまばたきさせて。
有島まひろ:「うふふ。やめてよ、お母さんが寂しくなっちゃうじゃない」
有島まひろ:甘やかすように頬を撫でている。
北条サイカ:「う、う……」
有島まひろ:「やあねえ、中学生ったらおませさんで」
北条サイカ:「やめ、てよ……あたし……」
有島まひろ:「ん?」
北条サイカ:「ちゃんと、頑張るって決めたのに……こんな、こんなの……」
北条サイカ:「醒めたら、そのあとがずっとつらいだけ……なのに……」
北条サイカ:「分かってる、のに…………」振り絞り、縋るような声。
北見菫:「……北条さん」
北見菫:「あの、私……」
北見菫:「……私も、まひろさんの、本当の子供じゃないんです」
北条サイカ:「……え」
北見菫:「私、親を……亡くして。まひろさんに引き取って貰って……」
北見菫:「……まひろさん、すごく優しくて。だから……」
北条サイカ:「……」
有島まひろ:「菫ちゃん」手招きする。「おいで」
北見菫:言葉を探すような沈黙があって。
北見菫:「……」
北見菫:歩み寄る。
北見菫:「……だから、その。……分かります。気持ち」
有島まひろ:「どうしたの、二人とも。そんな顔しないで」
有島まひろ:菫ちゃんの腕を、安心させるようにさする。
北見菫:「……」小さく微笑を浮かべる。
北見菫:「今だけ……」
北見菫:「少しくらい甘えたって……怒る人じゃないですよ」
北条サイカ:「あ……」彼女の言葉に、きっと嘘はなくて。
北条サイカ:それでも、目の前にある二人の姿は。自分が焦がれた本物と違いなくて。
北条サイカ:ふらふらと、歩み寄る。……手を伸ばす。
有島まひろ:それを、当たり前のように受け入れる。
有島まひろ:「サイカ」
北条サイカ:「……」抱き寄せられる。その温もりを肌に感じながら。
北条サイカ:「お母さん」
北条サイカ:(ごめんなさい。今は、もう少しだけ)
北条サイカ:(そう呼ばせて)
有島まひろ:娘二人を撫でる。
有島まひろ:その仕草に、差はなくて。
有島まひろ:ただ、二人が幸せであるようにと願っている。いつものように。
GM:シーン終了。
GM:ロイス・購入可能です。
有島まひろ:菫ちゃんにも 愛情:〇/庇護/ロイス で取得しちゃう
北条サイカ:北見菫:感謝/〇罪悪感 で!
有島まひろ:えっと…ブルゲ!
有島まひろ:3dx>=20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 9[4,7,9] → 9 → 失敗

北条サイカ:こっちもブルゲ買う~
北条サイカ:6dx>=20
DoubleCross : (6R10[10]>=20) → 10[4,5,5,6,9,10]+1[1] → 11 → 失敗

北条サイカ:1点足りね~
北条サイカ:おしまいです
クライマックス
GM:市内 雑木林
GM:調査班から情報が入り、君達はジャーム“ヒッチコック”を追い詰めた。
GM:巨体故にあまり飛行が得意でなく、操った生物に巣に餌を運ばせていたらしい。
RB:バード:「グェエエエ……」
RB:バード:地面近くで滞空しながら、威嚇するように声を上げる。
北条サイカ:「っ、居た……!」
有島まひろ:「ええ! 洗脳攻撃を受けないよう、隙をついていきましょう」
北条サイカ:「はい……お母さんも、気を付けて」《ワーディング》。呼吸に紛れて体液を揮発展開する。
有島まひろ:「ありがと、サイカ」微笑み、戦闘態勢を取る。
有島まひろ:足元から少しずつ、姿が景色に溶け始めた。
北条サイカ:にわかに足を止め、間合を図る。腰を落とし、紅玉色の刀剣を構える。
RB:バード:「ギャァーーッ!!」君達の臨戦態勢に反応し、激しく羽搏くと共に、≪ワーディング≫を展開する!
GM:衝動判定、難易度9です。≪ワンナイトフィーバー≫により侵蝕率を100%まで上昇可能。
北条サイカ:可能らしいので100にします!
有島まひろ:100にします!
北条サイカ:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,2,7,10]+1[1] → 11 → 成功

有島まひろ:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 8[6,6,8] → 8 → 失敗

有島まひろ:こいついっつも失敗するんだよな
有島まひろ:暴走!
GM:戦闘開始です。敵との距離は5m。
"ヒッチコック" [10]
有島まひろ [05]
北条サイカ [03]
有島まひろ, 北条サイカ---5m---"ヒッチコック"

GM:セットアップから!
有島まひろ:なし!
北条サイカ:うーん、なしで!
RB:バード:≪ミラーイメージ≫ラウンド間ドッジC値-1、攻撃力-5
GM:ではイニシアチブ。行動値10、“ヒッチコック”の手番です
“ヒッチコック”:マイナーなし
“ヒッチコック”:メジャー……
“ヒッチコック”:≪ナーブジャック≫だ!死ね!
北条サイカ:こいつ……!
有島まひろ:結局www
“ヒッチコック”:対象は北条サイカ!
有島まひろ:何~~ツ!邪悪!
“ヒッチコック”:7DX+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[1,1,1,2,5,6,9]+2 → 11

北条サイカ:意志でリアクションよね
GM:意志で抵抗せよ!
有島まひろ:がんばえ~~!
北条サイカ:クソッ絶対負けねえ……!
北条サイカ:4dx>=11
DoubleCross : (4R10[10]>=11) → 10[3,3,8,10]+9[9] → 19 → 成功

北条サイカ:ウオオオ
GM:勝ってんじゃねーよ!!!!
有島まひろ:よかった~~~!!!
北条サイカ:フリのつもりで言ったら回るんだもんな

“ヒッチコック”:「ギャアァーーッ!!」
“ヒッチコック”:叫び声と共に、北条に目を向ける。
“ヒッチコック”:先程見た洗脳攻撃の予備動作。
北条サイカ:(! 来る──)
“ヒッチコック”:ガラス玉のような双眸から、閃光が放たれる!
有島まひろ:「なっ…」サイカちゃんの方を見る。
北条サイカ:回避動作と、それに交えて"ヒッチコック"の脳神経に干渉。僅かに視界を揺らす──サキュバス因子に由来する幻惑能力。
“ヒッチコック”:まともに光を見てしまえば、人とはかけ離れた鳥を愛する我が子だと思い込まされてしまうだろう。
“ヒッチコック”:「……?」
有島まひろ:「……」安心するように息を吐く。
“ヒッチコック”:ほんの僅かに、発光の起点と対象がズレる。
北条サイカ:(っ、思ったより……!)躱しながら間合いを詰めようとするが、僅かにその輝きが視界に映る。
北条サイカ:「……あ」不意に、足を止める。じっと、目の前の"ヒッチコック"を見て。「あなた、は……」
有島まひろ:「だめよ、サイカ…!」
“ヒッチコック”:「クェエエ……」
北条サイカ:記憶が揺れる。脳が微睡む。この、感覚は……
“ヒッチコック”:まるで感情があるかのように、目を細める。
北条サイカ:「……そう、なんだ」笑う。しかしそれは慈母の微笑ではなく、獰猛な。
北条サイカ:「他の人にも、こんなことしてるの」はっきりと怒気を孕んだ声。
北条サイカ:「君のおかげでいい夢見れたけどさ」
“ヒッチコック”:「ギッ……!?」
北条サイカ:「許せないね、やっぱり」

GM:行動値5、有島さんの手番です。
有島まひろ:待機します!
北条サイカ:譲りを受けた!ありがとうお母さん~
GM:では行動値3、北条さん!
有島まひろ:いいのよ……
北条サイカ:じゃあ行きます。マイナーで戦闘移動、ヒッチコックへエンゲージ
北条サイカ:メジャー、ブリンクα /《コンセントレイト》《アドレナリン》でヒッチコックを攻撃
北条サイカ:11dx+1@7 命中
DoubleCross : (11R10+1[7]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,5,6,8,10]+10[8,8]+4[2,4]+1 → 25

“ヒッチコック”:その程度……避けてやるぜ!
“ヒッチコック”:≪神の眼≫+≪御使いの声≫でドッジ
“ヒッチコック”:7DX9>=25
DoubleCross : (7R10[9]>=25) → 10[2,2,2,4,5,6,9]+4[4] → 14 → 失敗

有島まひろ:あ、あぶねえ
“ヒッチコック”:クソ~ッ
北条サイカ:ひやひやするわね
GM:ダメージどうぞ!
北条サイカ:3d10+11 ダメージ!諸々有効!
DoubleCross : (3D10+11) → 17[3,5,9]+11 → 28

GM:まだ生きてる!
GM:演出どうぞ!

北条サイカ:「今のやつ、君のとっておきみたいだけど」走り出す。
北条サイカ:「連発はできないんでしょ? それが、最初にあたしから逃げた理由」
“ヒッチコック”:「ギグッ……!」
“ヒッチコック”:慌てて羽搏き、上空に逃れようとする。
北条サイカ:「あはっ」
北条サイカ:「飛べてないよ。それ」
北条サイカ:不敵な笑みを浮かべて、踏み込み。上段から、拙く羽を動かして"まだ地上にいるヒッチコック"を斬りつける。
北条サイカ:一秒前後の催眠。運動神経を狂わせつつ、回避行動を取れたと思い込ませた。
“ヒッチコック”:「ギ、ギャァッ!!」
“ヒッチコック”:無数の羽を散らし、混乱と共に悲鳴を上げる。
北条サイカ:「まだ動ける? けど、絶対逃がさないからね」
北条サイカ:「……どんなに心地よくたって。あたしは、まひろさんを醒まさせてあげるんだから」自分に言い聞かせるように、呟く。

GM:イニシアチブ0、待機していた有島さんの手番です。
有島まひろ:はい!
有島まひろ:マイナーで《完全獣化》《ハンティングスタイル》《襲撃迷彩》。
有島まひろ:5m移動してヒッチコックとサイカちゃんのいるエンゲージに移動。
有島まひろ:隠密になります。
有島まひろ:メジャーで《渇きの主》《血に飢えた跳躍》。
有島まひろ:ヒッチコックに攻撃。
GM:どうぞ!
有島まひろ:16dx@7+2
DoubleCross : (16R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,2,4,5,5,6,6,7,7,7,7,8,9]+10[4,4,6,6,8,8]+5[3,5]+2 → 27

北条サイカ:バディムーブ!達成値3増やします
有島まひろ:やったー好き!達成値30です
GM:為替ピカチュウ!
“ヒッチコック”:7DX9>=30
DoubleCross : (7R10[9]>=30) → 10[2,4,7,8,9,10,10]+10[5,6,9]+4[4] → 24 → 失敗

有島まひろ:あっぶねえ
GM:クソ~~ッがんばったのに!
有島まひろ:ダメージ出す!
GM:ダメージどうぞ!
有島まひろ:4d10+7
DoubleCross : (4D10+7) → 21[8,4,3,6]+7 → 28

北条サイカ:あ、えっと
北条サイカ:《力の霊水》!ダメージダイス4個増やし!
GM:振り足しな!
有島まひろ:!
有島まひろ:はい!
有島まひろ:4d10+28
DoubleCross : (4D10+28) → 22[5,10,6,1]+28 → 50

GM:ギャ~ッ
北条サイカ:北条サイカの侵蝕率を+9した(侵蝕率:100->109)
有島まひろ:装甲値無効50ダメージ!
北条サイカ:さっきのメジャー行動の侵蝕上げてなかったので一緒に増やしました
“ヒッチコック”:回避型だから身体が弱い!
“ヒッチコック”:戦闘不能!
GM:戦闘終了です。
有島まひろ:やった~
GM:演出どうぞ!

有島まひろ:ヒッチコックの羽が舞うその上空で、空の色が歪む。
有島まひろ:姿を現すは、蝙蝠のような羽を広げ、イブニングドレスのシルエットを形どった影を纏った女。
“ヒッチコック”:「!!」
有島まひろ:「親が欲しいあなたに、親心を教えてあげましょうか?」
有島まひろ:冗談を言うように呟いて。一気に急降下して襲撃。
“ヒッチコック”:切り裂かれた羽を必死に羽搏かせ、逃れようとするが。
北条サイカ:「逃がさないって」彼女の刀剣は自身の血を凝固させたもの。先の一撃でその一部を深く取り込ませた。
北条サイカ:「言ったでしょ」一度は飛び上がった怪鳥が、自ら地上へと舞い戻ってくる。
“ヒッチコック”:「グッ……ギャッ……!?」
“ヒッチコック”:突如として『上空』に現れた『壁』に激突する。
“ヒッチコック”:その実、自ら地面に激突し、混乱と共に藻掻く。
有島まひろ:地上に落ちた怪鳥に、覆い被さるように、夢魔の翼が繭のように広がる。
有島まひろ:それは一気に膨張し、爆発。
有島まひろ:影色の羽根が、雨のように幾重にも降り注ぎ、鋭い先端が次々と怪鳥の身体を串刺しにする。
有島まひろ:「悪い夢を見ているの?」
有島まひろ:「だったら、そのまま───目覚めずに眠りなさい!」
“ヒッチコック”:「グ……ギェ……」
“ヒッチコック”:小さく痙攣し、そのまま動かなくなる。同時にその眼の放つ奇怪な光も消え────
有島まひろ:「…………」
“ヒッチコック”:その能力の効力も、消える。
有島まひろ:「……………………」
北条サイカ:「終わった、かな……えっと」ちら、とまひろさんの方を見る。
有島まひろ:倒れた怪鳥を見下ろすようにして、茫然と立ち尽くしている。
有島まひろ:「……さ」
有島まひろ:「…………サイカちゃん…」両手で顔を覆う。消え失せそうな声が指の隙間から漏れる。
北条サイカ:「……うん」小さく頷いて。
有島まひろ:真っ赤に顔を染めている。
北条サイカ:「おかえりなさい、まひろさん」安心したような、寂しそうな顔。
有島まひろ:「……い、いいのかしら……」
有島まひろ:「……ただいま」
北条サイカ:微笑みを返す。……短い夢が、終わった。
GM:バックトラック。≪ワンナイトフィーバー≫の効果により侵蝕率-50、帰還確定のため省略します。
GM:経験点は一律3点贈呈!お疲れさまでした!
北条サイカ:お疲れ様でした~!
有島まひろ:は~い!ありがとうございました!おつかれさまでした!
エンディング
GM:第五地区 喫茶店
GM:君達の任務は終わった。
GM:報告や処理班への引継ぎなどの事後処理も完了し、晴れて自由になった君達は、この喫茶店に足を運んでいた。
北条サイカ:「えっと……じゃあ」
北条サイカ:「ひとまずはお疲れ様、ですかね」
有島まひろ:「いえ……」
北条サイカ:レモンティーを前に、まだ少し気まずそうにして。
有島まひろ:「本当にごめんなさい………」ミルクティーを抱えるように持ったまま、沈痛な顔。
有島まひろ:「本当にお茶だけでいいの…? パフェとか、ケーキとか、なんでも頼んでいいのよ」
北条サイカ:「え、そんな……それを言ったら、あたしの方だって」
北条サイカ:「おかしくなってるまひろさんに、付け入るようなこと……しちゃいましたし……」
北条サイカ:こちらも視線が沈んでいく。
有島まひろ:「そんなことないわ! サイカちゃんは………」
有島まひろ:ぱっと顔を上げて、サイカちゃんを見る。「……そうね、あまり謝るのは、よくないかもね」
北条サイカ:「うん……そもそも、まひろさんがあの攻撃を浴びたのだって。あたしを庇おうとしてだったし……」
北条サイカ:「その……だから、気にしないでください。本当」
有島まひろ:「ありがとう。優しいのね」目を細める。
有島まひろ:「でも、良かったと思わない? 私が攻撃を浴びて」
有島まひろ:「サイカちゃんが私のお母さんになってたかもしれないのよ」
有島まひろ:ふふふ、と茶目っ気のある言い方。
北条サイカ:「それは……」自分が光線を受けて、あの鳥を子供と思い込みかけた事を思いだす。
北条サイカ:「……うん。そうならなくて、良かった」
北条サイカ:「まあ、その。今回の……お互いにとって恥ずかしい事だと、思いますし……」
北条サイカ:「任務としての報告はしましたけど……これ以上は、二人の秘密って事で」
北条サイカ:「どうですか?」視線を上げる。
有島まひろ:「ありがたい提案です」目を細めて、照れくさそうに笑う。「私達の秘密ね」
北条サイカ:「……ふふ。はい、もちろん」
北条サイカ:こちらも、ようやくリラックスできたような笑みを浮かべる。
有島まひろ:「ねえ、サイカちゃん。秘密って続いてくものでしょう」
北条サイカ:「ん……どういうことです?」
有島まひろ:ミルクティーを口に運びながら。「ん……と。あなたが、誰にも言いたくないような…つらいことを、誰かに言いたくなったら」
有島まひろ:「その時は、いつでも連絡ちょうだいね。お互いの秘密が、少し増えるだけだから」
北条サイカ:「誰にも、言いたくないような……」頬が仄かに染まる。あのセーフハウスで、自分が零した言葉を思い出して。
北条サイカ:「……うう。恥ずかしいな」
北条サイカ:「でも……うん」
北条サイカ:「まひろさんになら、話せるかも」
有島まひろ:「本当? 良かった」瞬きするようにして、嬉しそうに笑う。
北条サイカ:「……ふふ」一緒に笑顔を浮かべて。「ねえ、あたしとまひろさんって」
北条サイカ:「親子じゃないなら、友達……でいいのかな?」
有島まひろ:「あら。いいの? こんなおばさんと友達で」
北条サイカ:「……あっ」口元を抑える。「敬語取れちゃってた」
有島まひろ:「あら、全然気づかなかった」くすくすと笑う。
北条サイカ:「良い、っていうか……それが良い、っていうか」
北条サイカ:「あたしとしてはそんな感じです」
有島まひろ:「それじゃ、お友達からお願いします」
有島まひろ:「なんて。ふふ」くすくすと笑う。「この街に来て、初めてのお友達だわ」
北条サイカ:「……ふふ、良かった。フられたらどうしようかって思っちゃった」冗談っぽく笑って。
北条サイカ:「ええ。こちらこそ、です」
GM:一夜二人転 有島まひろ/北条サイカ
GM:おわり
GM: 
GM:お疲れさまでした!
有島まひろ:ありがとうございました~!
北条サイカ:お疲れ様でした~!超楽しかったです!ありがと!