「超級仙界大戦」

GM:もれぞう
メイン / 見学室
キャラシート
PC1:波児・マレキュール(キャラシート) PL:そごう
PC2:蔡春嵐(キャラシート) PL:ヤヒロギンジ
PC3:セレーネ・F・カナベラル(キャラシート) PL:いちま
PC4:正玲諷呀(キャラシート) PL:白金
目次
・プリプレイ
トレーラー/自己紹介
・オープニング
マスターシーン
オープニング:セレーネ・F・カナベラルと正玲諷呀
オープニング:波児・マレキュールと蔡春嵐
・ミドルフェイズ
ミドル1「突入・九黎山脈」
ミドル2「陽界・黄金鏡万輪華/陰界・摩穹天蠍」
ミドル・クライマックス1「陰陽層踏破・破天作戦」
ミドル3-1「土界・岳城」
ミドル3-2「金界・血桜伽藍虚」
ミドル3-3「火界・天嵐地震」
ミドル3-4「水界・慈蓋星母」
ミドル3-5「木界・桃源謡」
マスターシーン
ミドル3-6「武界・奇門遁甲」
ミドル・クライマックス2「五行層踏破・奇門遁甲四極解」
・クライマックスフェイズ
クライマックス1「創世理『”神位僭称”人界・永世賛惨歌』」
クライマックス2「創世語『”天地開闢”超界・无涯蒼穹』」
・エンディングフェイズ
エンディング
プリプレイ
GMore:では改めてこちらで。本日はよろしくお願いします!!
セレーネ・F・カナベラル:よろしくお願いします!
白金:GOGO
波児・マレキュール:ヨロシクオネガイシマス
GMore:BGMが気になったら音楽ページを開いてジュークボックスの
蔡春嵐:よろしくお願いします!
白金:名前変えなきゃ
GMore:BGM音量を0にするなり止めてくださって大丈夫です
正玲諷呀:よし
GMore:では一度左側にキャラを寄せさせてもらって…(?)
GMore:で、まずは挨拶!
GMore:本日は集まって頂き改めてありがとうございます!TRPGをはじめます!!
波児・マレキュール:卓だぜ
セレーネ・F・カナベラル:やるぜやるぜ
正玲諷呀:フフフ、腕がなるぜ
GMore:今日はこちら『https://privatter.net/p/6114983』のプレイエイドを使って遊びます
GMore:導入!
夏の本番を迎えようとする7月末、中国・四川省で発生した超大規模な電磁障害と地震。
霊峰峨眉山周辺のプレート・溶岩が活性化し、厳戒態勢が敷かれたとニュース。

その実、霊峰峨眉山上空に突如として超々巨大な浮遊岩塊が出現。
UGNは即座に情報統制をかけた。

FHセル『鉄剣枢団』は、これらが高位のオリジン:レジェンド達による”創世理(コトワリ)”の儀式であるとして
現生人類に影響を与えるものとして討伐・神位簒奪作戦を開始。

同時に対象を認識したものの、互いに戦力の不足であるとしてエトランゼの人員と協力者との共同作戦を提案した。
──ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
GMore:こちらハンドアウトの文章です。皆さんには何か……スゲー事起きたからスゲー敵と戦って貰います!イメージは夏の劇場版
波児・マレキュール:舞台は2021年……夏!
GMore:まあ、夏の劇場版めちゃくちゃ多かったらしいですね
セレーネ・F・カナベラル:神位簒奪作戦、最高の文字列
蔡春嵐:目指せ100億
GMore:舞台は2021年の夏です!
GMore:俺は本当に断片的にしか摂取できていない(ログが凄い量あるので)のだが、2020年末を超えるために色んな人がめちゃくちゃ頑張って
GMore:年を超えてからもとんでもない事が連続しておきていたらしい
GMore:そういうわけで、キャラクターの紹介をして頂いたあと、マスターシーンとしてのオープニングをはって
GMore:その後オープニングをしていこうと思います PC順は決めていなかったけど、こういう時に便利なのが行動値だと思うので
GMore:ポールさん→春嵐さん→セレーネさん→正玲さんの順番でお願いしたい
波児・マレキュール:はーい
波児・マレキュールhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2oid_AIM
波児・マレキュール:ポール・マレキュール。オリジン・レジェンド神話災害対策機関、UGN神禍討滅局の局員です
波児・マレキュール:口は悪く偏屈で常に説明不足。他人に協力を求めるのに根本的に向いていない性格をしており。
波児・マレキュール:とはいえそれなりの戦闘能力、分析力と神特攻能力を持っているため出世しました。
波児・マレキュール:というのも、神聖圏界を相手取るのには本部権限をちらつかせて現地の組織力を借りる最低限の社会性を除けば前線での単独行動がものを言うため。
波児・マレキュール:そういう部分ばかり育ってしまったんだと思います。35歳にもなってどうしようもない男です。
GMore:いよっ!コミュ障のおっさん!
波児・マレキュール:おっさんです。
GMore:UGN神禍討滅局の筆頭NPC 初出はハワイを舞台にした神話大戦「ありえざるメロフェティア(そごうログ参照)」から と言う事で認識してます。
GMore:能力の絵面がめちゃくちゃ格好いい男
波児・マレキュール:道路標識でアンリミテッドブレードワークスがやりたくて生まれたキャラよ!
波児・マレキュール:性能はそれなりの行動値からそれなりの範囲攻撃! と若干のサポート能力!
波児・マレキュール:初PC稼働です。よろしくおねがいします。
GMore:PCとしては初稼働の方が多い(2名。他2名は今回新規で作って頂いた)
GMore:内1名です。カッコイイことしてほしい ありがとうございました!
GMore:ではもう一人の香港人、裏九龍城の覇者、蔡春嵐さんお願いします
蔡春嵐:はーい!
蔡春嵐https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY1O-NsQMM
蔡春嵐:"小覇王"蔡春嵐(ツァイ・チュンラン)。UGN香港市部長です。
蔡春嵐:UGN香港支部はその拠点である"裏九龍城"を中心にUGNとFHの自由交戦エリアと化しており
蔡春嵐:所属組織、有名無名、善悪貴賤を問わずオーヴァード武侠が集い、日常的に路地裏で決闘が行われている無法地帯です。
蔡春嵐:その長たる香港支部長、"小覇王"は、直接的な戦闘力のみで決定されるとされ、その座を巡って大規模な武闘会が開かれています。
蔡春嵐:(ここまで公式設定)
GMore:この設定、正気か?ってずっと思ってます
GMore:カッコいいので許すしかないが…
蔡春嵐:そんなバカ共の祭典を勝ち抜いて裏九龍の頂点に立った馬鹿の親玉
蔡春嵐:それが私です
GMore:最強のバカ!
GMore:いや、ログを読む限りちゃんと信念とちゃんと戦士の在り方について考えている方なのだが……
蔡春嵐:バカなりに理屈と信念を持って仕事に取り組んでいますが
蔡春嵐:口は悪く直情的で常に説明不足。他人と協力し合うのに根本的に向いていない性格をしています。
GMore:現時点での根本的に向いてない率は100%
蔡春嵐:性能は遺産『栄光と勝利の槍』による《カウンター》型
蔡春嵐:とにかく達成値を稼いで相手の攻撃を跳ね返します。
蔡春嵐:範囲攻撃も《孤独の魔眼》で何回かは吸い込んでいきます
GMore:只者じゃない感じがあってめちゃくちゃカッコイイ 射程:視界なのもポイント
蔡春嵐:あと達成値稼ぐ用に妖精を持ってるので
蔡春嵐:遺骸なところで持ち前の面倒見の良さを発揮し、思いの外協調性のある所を見せていけるのではないでしょうか
蔡春嵐:以外
蔡春嵐:みなさんと一緒に仲良く悪党をぶっ殺します!よろしくお願いします!!
GMore:よろしくお願いします!!
GMore:見せて欲しいよな、人間の協調性の可能性って奴を…!!
GMore:では3人目、セレーネさんお願いします! 社会性に期待
セレーネ・F・カナベラル:おす
セレーネ・F・カナベラルhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2KX5uAMM
セレーネ・F・カナベラル:セレーネ・F・カナベラル。エトランゼのエージェント。長いから大体セラって名乗りがち。
セレーネ・F・カナベラル:二年ほど前にとある宇宙探査機が打ち上げ事故を起こした際、その航行制御プログラムに発生した自我を起源とするRBです。
GMore:今回の人間じゃない枠 人間じゃない枠も欲しいしな…
セレーネ・F・カナベラル:性格はロマンチストでかっこつけたがるお姉さんみたいな感じ。
GMore:これ好きな人滅茶苦茶多そう
セレーネ・F・カナベラル:誰にでも結構砕けた感じで接するため、社交性に問題はない……と思いますが
セレーネ・F・カナベラル:かといってリーダーシップがある訳でもない気がするので、メンバーの取りまとめとかはできないかも。
セレーネ・F・カナベラル:本体は赤いエネルギー体で、オリジン:サイバーらしく通信回線とかを渡って移動できたりしますが
セレーネ・F・カナベラル:基本的にはヒューマンズネイバー状態を好んで過ごしています。自己認識も人外というよりは人間寄り。
GMore:人間の生み出したものだから、自然霊より人間のアルゴリズムに寄ってるみたいなのはありそう
セレーネ・F・カナベラル:右腕に装備した小型の掘削モジュール(要はドリル)を武器に戦います。
セレーネ・F・カナベラル:起源が未開地を探索する機械であることから、存在そのものが神性に対して汚染効果を持っており
セレーネ・F・カナベラル:その辺りの理由もあってエトランゼ所属になったものと思われます。
GMore:神性圏界に対抗できなくてはエトランゼ人員たりませんからね・・・
セレーネ・F・カナベラル:データ的には白兵単体攻撃、カバーリング、そこそこのミドル調査性能など。
セレーネ・F・カナベラル:あとは《時の棺》とDロイス触媒も持っています。
セレーネ・F・カナベラル:そんな感じかな……?基本的に大体の人間に対して好意的なので、仲良くやっていきたいと思います。
GMore:今回は本当になんか、全員生存率高そうなスキルをとってもらっててかなり安心感がある
GMore:以上かな?宜しくお願いします!!!
セレーネ・F・カナベラル:あっ以上です!よろしくお願いします~
GMore:では4人目、正玲諷呀さんよろしくおねがいします!!
正玲諷呀http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY3b_UsAMM
正玲諷呀:正玲諷呀です。なんと、このキャラは聖剣の王者と同等の攻撃力を持つ剣を精製できます。インフィニティウェポンとリーサルシャインで丁度なのです。
正玲諷呀:更に聖剣の王者の固有能力であるC-2も賢者の石で完全再現。
GMore:聖剣を己の肉体から生み出せる人間、すげえカッコイイよな・・・完全にカンピオーネだもん
正玲諷呀:論理上は遺産なぞ何時でも何処でも生み出せるオーヴァード。おお。なんと趣味に走ってしまった構成でしょう。
GMore:フレーバー最強の構成、あまりにも美しいんですよね 趣味、大いに結構!!を感じる
正玲諷呀:それをリミットの咎人と視界化のフレイムタンでぶっぱするだけなのですが、ミドルから安定した火力が出せるのでそれなりに強いと思います。
正玲諷呀:後、最強の支援能力バディムーブも搭載してるのでいるだけで役に立ちますよ、きっと。
GMore:ミドルから戦えて支援能力も持っている上初期侵蝕も低いの、美しいが過ぎるんですよね
正玲諷呀:性格の方は、鏡のような感じで、新設には親切を、敵意には敵意をで行こうと思ってたんですが、社会不適合者が多いようならマイルド調整するのも吝かではない
正玲諷呀:ただ、クールで不遜で根は暴君気質ではあると思います。そんなとこ!
GMore:社会不適合者の方向性が「説明を端折る」に特化しているだけで、基本的には親切っぽい気がするから凡そ問題はなさそう(と言う希望的観測)
GMore:稼働がマジで楽しみ!以上かな?ありがとうございました!!
GMore:よろしくおねがいします!!
GMore:では、ちょっと手前みその長帳場になるが、少し頑張って打ち込んできたマスターシーンを出させてもらって、OPに移ろうかな・・・
マスターシーン
牛娘:縁 起 縁 滅
一 幕 幕 重 演──♪
牛娘:花 謝 花 開
一 年 年 更 迭──♪
GMore: ──折り重なった白雲を階にして、広がる、涼やかな紺穹。

それを吸い込んで、川面は生気溢れる翠に満ちた星屑景色を映し返して見せた。

一片の花弁が群青の水面に透き通った波紋をたてて、蝉の大合唱が盛夏の始まりを告げる。

時は2021年、文月=七月の末。人気一つなく、静まり返った早い朝。
急峻なる天府の国と呼ばるる、中国は四川省。──霊峰、峨眉山。
詩聖の謡う景色一望できるその峰切っ先、海抜3077m、千仏頂…通称、金頂。

未だ聖地・神秘残る地として名高い中華名山に残り、名に違わぬ黄金の仏像と寺院。
壮麗華美なる偉容の裏、広がる山の奥底に、『それ』はあった。

洞天福地、第七洞天。虚陵洞天峨眉山洞。
苔生した旧山を血管のように走る神仙の住まう地下幻想都市。
 万古の昔に生まれ、千の旧きよりの霊場として知られる無何有郷。

──即ち。人々の信仰を拠り所とするレネゲイド・ウイルスの濃縮体。
神話起源レネゲイド・ビーイングの巣窟である。
牛仙人:「依然(イーラン)。依然…」
牛娘:「はい、お父様」
牛仙人:「少し…謡うのを我慢なさい。…舌を噛みますよ」
牛娘:「はぁい…」
孔雀仙人:「好いではないですかァ、独骨。
 こんなシチュエーションで舌を噛める機会などそうはありませんよォ?」
牛仙人:「君は…よいのかもしれませんがね…」
GMore: ──UGNの初動として、凡そこれ以上打てる手段は存在しなかったと言ってよいだろう。
 その日、峨眉山洞を中心に中国全土へと広がったワーディング──否。
分類名・神性圏界(ドミニオン)は瞬く間に世界の、おおよそ1/3──アジア大陸全域を飲み込んだ。

何も知らない人々の知る、なんでもない世界が、異なる世界層──
神の世界に塗り潰される寸前、支配域を逃れた彼らは、残る総力を結集して世界規模の情報統制・モルフェウス・オルクス・バロール能力者による概念防御を決行した。
東西南北、この星をぐるり。その誤差、凡そ1秒コンマ4。僅かでも遅れていれば、残った大地までも飲み込まれていたに違いなかった。

その日、星そのものが大きく揺れた。──かつてのアルプス・ヒマラヤ造山帯の再活動。溶岩帯活性化による国家の緊。
何も知らない人々は誰もが、発表されたその偽りを疑わなかった。そうであるとしか思えなかったからだ。地球活動による大地の揺れ。
 ──だが、そうではない。

超々上空。雲海すらも遥か下、霊峰より尚尖っては天を衝く、黄金塔すら嘲るように。
巨大な星にも似た山々が、星の重力の軛からすら離れかけたその闇に身を浸して連なっていた。

人々がそれを見上げても、それが何であるかを把握する事は困難だったろう。
人は、己の認識よりも、遥かに巨大なものを認識できない。それ程までに、星空を覆い隠すそれらは巨大きかった。
リーダー格の男:「いい朝だ。準備はいいか?お前達」
GMore: 地平線の向こうから、今日も太陽が昇って来る。
それを特等席から眺めて、岩肌と人が交じり合ったような異貌を持つ男は破顔した。
天空星間山脈の頂き、そこに聳える楼閣の最上階より、伸びを一つ。
中間圏の冷気を、まるで朝の涼しさのように受け止めて。
孔雀仙人:「美しいィ私の、美しさにかけて!」
サソリ仙人:「是<yes> 」
牛仙人:「は…」
猿仙人:「否否否。よくありませんなあ若!大切なものが抜けておりますなあ!」
豚仙人:「グハ!師博(センセイ)はいッッつもそれだ!!呑(や)らずにはいられないのか?」
狐仙人:「でも、確かに足りないわねぇ。ねぇ陛下。私も飲みたいわ?月は尾を引き、陽光はまるで杯のよう。いい刻よ。そこにお酒があれば、きっといい門出よぉ」
ヘビ仙人:「ふふふふ!どうされましょうか、我が君。あたくしも、よい提案だと思いますわ。一舞さしましょうかしら?」
リーダー格の男:「ヅァハハハハ!好!そうだな!俺もようやく飲んでいい年なんだった!好、好!用意しよう」
GMore: 右手をぶんと振り上げると、その手中に大杯。首肯一つ。遅れ、付き従うもの達がそれぞれに小さな杯をとる。
道どけると、男は高欄より大きく身を乗り出す。遥か頭上に広がる星空が、まるでねじれるように歪んで、空間にありもしない雫を垂らす。
それを一吹き。雫は散って各々が持つ杯の中へと収まり、星空を映した。
リーダー格の男:「然らば一献!さあ命よ、胸を張れ、この世に生まれ落ちたのならば。夢は、超巨大(でっか)く──」
GMore: 怪人は、少年のように口角をつりあげて笑い──
牛娘:「あのっ!陛下!私まだ貰ってないです!」
牛仙人:「依然…!お前は……!…も、も…申し訳もありません陛下…!今…下げますので…!」
リーダー格の男:「ヅァッハッハッハ!!構わんさ、姉のようなものだ!だが依然、貴様には刺激が強いだろうなあ…
 依然にはオレ秘蔵のクルミとカエデの混ぜ蜜をやれ。…………よし、準備はいいな?さあて、今度こそ行くぞ」
リーダー格の男:「──目指せ、天地開闢とくらあ!」

──Double Cross the 3rd Edition


『超級仙界大戦 无涯・开天辟地』


GMore:以上です!(ここでオープニングムービーが入る)
GMore:(1分30秒ほどのオープニングムービー)
GMore:───ここまでマスターシーン───
オープニング:セレーネ・F・カナベラルと正玲諷呀
GMore:以上です。先にルール説明になりますが、今回はオープニングで登場浸食は振りません!ミドルフェイズ開始時から…もサイコロは振らないです!上がる侵蝕は一律で1になります。これはミドルフェイズ開始時の確定情報項目の際に再説明します。
波児・マレキュール:やったぜ
蔡春嵐:高初期侵蝕の身体にスゥーッと効きます
GMore:では、オープニング1。こちらからの指定者はまず香港じゃない新キャラ組から始めようと思っています。セレーネさんと諷呀さんからですね
セレーネ・F・カナベラル:はあい
GMore:二人ともエトランゼ所属と言う事で、エトランゼのリーダーであるガゼッタ氏から指令が降りる所からを想定していますが
セレーネ・F・カナベラル:39+1
GMore:あ、オープニングなので+1すらなくていいですよ 時系列は……
GMore:「コト」が起きる三日ほど前です。
セレーネ・F・カナベラル:あっそうなの 39に戻しておきます
GMore:──時刻。事件時刻より63時間前。午後1時。
GMore:──場所。中国。四川省、省都。成都市。
GMore:成都市は、『天府の国』と呼ばれる四川省の中央都市であり、一般的に中国奥地…にカテゴライズされる山ばかりの土地において、ほぼ唯一の都会といってよい場所だ。
GMore:君達は、UGN本部直轄の特別支部であり、オリジン・レジェンドに起因する神話災害への対策機関……
GMore:神禍討滅局”エトランゼ”の人員として、"儀仗通信(ガゼッタ・デルモンド)"マウリツィオ・ラボッティーニから指令を受け、こうして飛行機で中国の山奥くんだりまでやってきたというわけだ。現在は数時間のフライトが終わり、ようやく解放されたところ。
GMore:山岳地帯の中にあるだけあって、都市部ではあるが空気は思った以上に澄んでいるし、うまい。
GMore:どういう感情でここまで来させられたかはおいておいて、指令の内容としてはこうだ。
「中国は四川省で神性圏界の兆候あり。君達2人は先んじて現地の協力者と合流すること!」
GMore:残る面子としては君達は”困線交叉(ラフィック・ジャム)"と”超脳風水伯”が、香港にいってもう一人協力者を連れてくる!という事を先んじて聞いていてよい。
GMore:そういうわけで彼らは遅れており、君達は先に現地にいって説明を聞いておいてね、という事になっているのだ。
GMore:現在時刻は13時。現地協力者は既に到着しているという話だが、今回君達が呼ばれる事になった原因である”超脳風水伯”は、先んじてボスにこういう言伝をしてあるため、なんとですね…
GMore:言伝の内容としてはこう。君達はこれも知っていてよいです
GMore:14時までは自由時間!勿論、早めに電話をかけて迎えにきてもらってもよい。
GMore:「三日後に四川省の南の方、川北のあたりで神性圏界の兆候あり。開始は止められないので、誤魔化す準備優先。焦っても無駄なので、今回はのんびり対処するのが吉。」
正玲諷呀:「ディメンジョンゲートで一瞬と言うわけには行かない未開の地まで良く来るものだ」
正玲諷呀:「なぁ、セラもそう思わないか?それだけ神秘も濃いと言う事だろうが、僕の趣味じゃあない」
セレーネ・F・カナベラル:「諷呀は不服ですか?私は好きなんですけどね、フライト」
セレーネ・F・カナベラル:「それに、ほら。私達の仕事場なんて、ゲートが通じることの方がレアじゃないでしょうか」
セレーネ・F・カナベラル:両腕を上げて、軽く伸びをする。黒いスーツを着た背の高い西洋系の女。
正玲諷呀:「そうかもしれないけどね。先行員がいるならバロールを配置しろと言う事だよ。それが効率だろうよ」
正玲諷呀:白いジャケットを羽織り、髪先を弄る東洋人の青年。
セレーネ・F・カナベラル:「あはは、今回は私がその先行させられてるバロールなんだろうなあ」
セレーネ・F・カナベラル:「何、人手不足のしわ寄せはいつもの事です。割り切って行こうじゃないですか」
正玲諷呀:「僕達は切禍だと認識していたがね、先行員なら話は違ってくる」
セレーネ・F・カナベラル:「そうは言ってもまだ、先なんでしょう?圏界が降りてくるのは」
正玲諷呀:「拠点を作ったら観光してしまおう。それが割り切りと言う物だ」
セレーネ・F・カナベラル:「ああ、実は私もそう提案しようと思ってました」
正玲諷呀:「先だからこそ、退避や隠蔽が出来るんだな、今回は。有難い事だ、神様の類も毎回こうあって欲しいね」
GMore:観光としてはやはり、この辺りだとちょっと豪華な寺院とか、やっぱり食事、まあ、食事は……協力者が合流するまで止められています。
GMore:それ以外に見るものといえばやはり動物、これは山にいけば見る事ができるし、空港の入り口あたりに人だかりがあり、そこでは四川発祥の伝統芸能、「変面師」の芸が披露されていたりもしますね。
セレーネ・F・カナベラル:「それなりに見所のありそうな街ですしね。わざわざ足を運んで、残る思い出が殺し合いだけじゃもったいないや」
正玲諷呀:「女連れと言う事なら僕の外からの見栄えも良いだろうよ、行きたいところはあるか?レディ」
セレーネ・F・カナベラル:「おっ。そういう風に扱われるの、すこーし新鮮ですね」少しくすぐったそうに微笑む。
正玲諷呀:「わざわざ足を運んで、残る思い出が殺し合いだけでは勿体なかろう。という話ならば、それなりの扱いをするぞ、僕は」
正玲諷呀:気障ったらしく笑う。
セレーネ・F・カナベラル:「気の利くお兄さんだ。感心しちゃいますね。……なら、そうだなあ」空港で手にしたパンフレットに目を落とす。
正玲諷呀:「たわけ。まだ未成年だ」冗談で返して、こちらも観光パンフを見る。
セレーネ・F・カナベラル:「生まれてからの歳で言ったら、私なんてまだ……」年齢を口にしそうになるが、周囲の一般人に不審がられることを嫌ってやめる。
GMore:四川の観光資源といえばやはり絶景!更に動物!更に伝統芸能!そして辛い食事! 凡そこの四つですね
GMore:かつては三国志の時代に蜀の地として栄えただけあって、そういった雰囲気をウリにしています
正玲諷呀:「セラそう言えば知っているか?四川にはなんとエビチリがないらしいぞ。元になった料理はあるようだがな」
セレーネ・F・カナベラル:「へえ。エビチリじゃないエビチリ、ですか?」瞳孔の奥がぱちぱちと赤く明滅。ウェブの情報を拾いに行っている。
正玲諷呀:「あれは日本人の好みに合わせて日本で作られた料理らしい」
正玲諷呀:なんて事を話しながら観光客意識丸出しで風景を楽しみながら取りあえずアジトに荷物でも置きに行くのだろう。
GMore:周囲の一般人は男女二人連れで服の色も対になっているのもあって、完全に二人組の旅行者だと思ってすれ違ったり等していきます。
GMore:観光パンフレットを見ているのを見て、「へへ、お二人さん見る先は決まってないんですか?」等の声をかけようとした所で……
GMore:では、NPC参戦させてもらっちゃおう。失礼。
”獣王”:「いや、すまない。彼らは私の客でしてね」と穏やかに割り込む
”獣王”:「やあ、二人が”エトランゼ”からの人員で間違いなさそうだな。私はこういうものです。」と、二人に名刺を渡す。
”獣王”:日本の獣医学者だ。大学の准教授とある。
”獣王”:王杭大学 准教授 紫芝雅灯。”獣王”を名乗るUGNのイリーガルでもある。
セレーネ・F・カナベラル:「おっと、お迎えですか。助かりましたね」客引きからそっと距離を取りつつ、一礼して受け取る。
正玲諷呀:「僕は朧光幻幽の正玲諷呀だ。正規職員と言う事になるな」名刺を受け取り、IDを提示する。
セレーネ・F・カナベラル:「いかにも。エトランゼ、"ナイトローバー"のセラ。よろしくね」
”獣王”:「”玄冬”さんとは仲良くさせて貰っていてね。君達を宿まで送る事になっている。」そういって、新しい連絡用の端末を渡す。市内の地図のデータも入っている。
”獣王”:「正玲君に、セラ君か。任務開始まで短い付き合いになるが、宜しく頼む。車は駐車場の方に用意してある。観光がてら……」
正玲諷呀:「これは丁寧な出迎えだぞセラ 宿に現地集合じゃないというのは極めて珍しいな」
”獣王”:「俺の聞いている範囲で、軽く説明させてもらうよ」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、手の入ったおもてなしですね。流石は日本の方と言うべきでしょうか」
正玲諷呀:「人力車は帰りに乗るとしようじゃあないか。無論それは、この地を守り切るという事だが」
”獣王”:では、問題がなければアジトに向かう最中、車中での会話に移ります。本当にちょっとした説明なんですけどね
”獣王”:勿論、車の乗り心地はお世辞にもいいとはいえない。現地で借りた車なので、どうしても多少古かったりしてね。
セレーネ・F・カナベラル:時折がたがたと揺られながら、これはこれで面白みがあるなあと思っている。
”獣王”:「神性圏界の出所は、ここから南、恐らくは”峨眉山”のあたり。で、それに先んじて……君達がここに呼ばれたのは………」
”獣王”:「肉体(カラダ)作りのためだ。申し訳ないが、観光は自由だが、食事は俺の指定した店でしかとってはいけない。」
”獣王”:「若者の食事を偏らせるのは慙愧に堪えないが………」苦虫をかみつぶした顔をしながら
正玲諷呀:「食事で気になり陰陽也を整えるという事だろうよ。それは必要経費と言う物だ」
正玲諷呀:「僕たちが相手するのは、神だからな。そこが縛られるのは仕方がない」
セレーネ・F・カナベラル:「なるほど、口にするものから汚染される事もあるらしいですしね」
セレーネ・F・カナベラル:「エビチリじゃないエビチリも、事が済んだ後のお楽しみってわけだ」
”獣王”:「そういう事になる。話が早くて助かるが、抵抗力をつけるためにね。現地にほど近い、”仙人”達の作った野菜だ。美味い事は当然、美味いんだがね」
正玲諷呀:「良い、後の楽しみが多い方が生きる気力も沸くというものだ」
”獣王”:「そう言ってくれて助かるよ。俺は現地にはいけないが……君達が無事帰って来る事をここから祈り続けている。」
”獣王”:「まあ、店の案内もかねてあと三日は一緒にいるんだがね。とにかく、無事終わった暁には、俺のオススメの店をゼヒ紹介させてくれ。13件ほどあるんだ。」
セレーネ・F・カナベラル:「あら、それまで待ってくれるいるんですね。ならば、早めに済ませないとだ」
正玲諷呀:「僕たちはこう見えても腕利きだ。と、奢るつもりはないが、プロフェッショナルではある。任せておけ」
正玲諷呀:「この手の人員にしては、協調性もあるしな」
セレーネ・F・カナベラル:「おや、誰のことを思い浮かべたんです?」冗談っぽく笑いながら。
正玲諷呀:「年齢2倍以上の男だな。度し難いとまでは言わないが」
正玲諷呀:真面目くさって頷く。
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ。後でちくってやろー」
正玲諷呀:「ふっ。こんなところにダブルクロスがいようとはな」
GMore:では、そうこう会話している間に、宿につく。事件が事件かつ、準備の要求が要求なので、ホテル…とまではいかないかな。
GMore:UGNの息のかかった、隠れ家的民宿兼レストランのような建物だ。ここで君達は一息つき…
GMore:作戦時刻まで、観光を楽しみながら、辛い精進料理を食ったりする。肉はあるが、大豆の加工品だったりしており、何とか肉に近いものを食わせようとした苦心がうかがえる。
GMore:というわけで、オープニング1を〆ましょうか!何かあれば待ちの構えです
セレーネ・F・カナベラル:こちらは大丈夫~
正玲諷呀:OKです。
GMore:では、ありがとうございました!説明不足な所があったら裏ででも教えてください!
オープニング:波児・マレキュールと蔡春嵐
GMore:と言う事で、オープニング2に移ろうかな。
GMore:参加PCは波児・マレキュールと蔡春嵐!よろしくおねがいします!
蔡春嵐:よろしく!
GMore:──事件発生より63時間前。13時。…同時刻。香港と四川に時差はない。
GMore:場所。香港。
波児・マレキュール:「…………居ないな」
波児・マレキュール:所はUGN香港支部、裏九龍(リバースクーロン)城。
”超脳風水伯”:「おらんのう」
”超脳風水伯”:巨大な甲羅を背負った中華服の青年が、半目で「いませんよ」と言われた窓口を眺めている。
波児・マレキュール:慌ただしく動き回る支部員を捕まえてここの主の所在を聞いたのだが、示された部屋及び執務室のどこにも影がない。
波児・マレキュール:「道姑というのは……あるいは武術家というのは、か」
波児・マレキュール:「ああいう気質の奴がやると厄介だ。どこに居るまるで辿れん」
波児・マレキュール:イライラとつま先を上下させる。案内した支部員が「お、やるか?」と構えを取る。
”超脳風水伯”:「波児くんは知己なんじゃろ。心当たりはないか?  そう、なさそうじゃな…」
波児・マレキュール:「逆に風水伯、お前は同じ穴の……なんとかならんのか」
波児・マレキュール:「……まあ心当たりは無いこともない」
”超脳風水伯”:「まあ、ええか……わしの八卦にも、「探し人、その辺にあり」とでておる……見つかるまでにそう苦労はせんじゃろう」
波児・マレキュール:「奴は弱者の盾を標榜して、日頃からその行動原理をやかましく吹聴しているからな」
波児・マレキュール:「どうせ今とて────」
”超脳風水伯”:「何とか、何とかなあ。まあ、方角くらいはわかるかもしれんが。やってみるか?」
GMore:では、場面はかわり。
蔡春嵐:裏九龍城。
蔡春嵐:国際都市香港の中心にポッカリと空いた異界。その名前の元となったスラム街とはもはや似ても似つかない、巨大な摩天楼。
蔡春嵐:その外縁部、薄汚い路地裏に佇む一人の影
蔡春嵐:「フゥーーー」
蔡春嵐:ぷく、とピンク色のチューイングガムを大きくふくらませる
"怒号鮫歯"永静波:「女一人、我らの幇に因縁をつけにくるとはな。少しはやるようだが……」
蔡春嵐:その足元には、折り重なって倒れ伏した夥しい数のゴロツキたちの山
蔡春嵐:「おう、いい加減雑魚をあしらうのも飽きてきたんだけどな」
"怒号鮫歯"永静波:じわじわと香港の黒社会で勢力を伸ばしつつある新興マフィア。
蔡春嵐:「最初から言ってるよな。ボスを出せってよ」
"怒号鮫歯"永静波:キミを囲む男たちが色めき立つ。
蔡春嵐:風船ガムが弾ける。口の周りについたそれを再び舐め取ってクチャクチャと咀嚼。
"怒号鮫歯"永静波:「あまり調子に乗るなよお嬢ちゃん。少し棒切れを使える程度で」
"怒号鮫歯"永静波:言いながら、身長の3倍はあろうかという長大な棒を持ち上げる。
蔡春嵐:「ハァー……」大きく溜息
"怒号鮫歯"永静波:狼牙棒……否、先端の棘は狼牙棒の名で示される器械のそれより物量夥しく、鮫の牙の形をしている。
蔡春嵐:「テメーこそ調子乗ってんなよ。そんな……」
"怒号鮫歯"永静波:「無限に再生する俺の牙は鋼鉄よりも鋭く、硬い! 我が鮫牙棒、受けてみよ!!!」
"怒号鮫歯"永静波:ぶぉん。
"怒号鮫歯"永静波:無数の棘が空気を裂く独特の風切り音とともに、高速の振り下ろし。
蔡春嵐:少女のジャケットの裾が翻る。深紅の裏地のポケットから、爪楊枝か縫い針かというほどの小さな棒を取り出し
蔡春嵐:くるり、と掌の中で一周りさせる
蔡春嵐:「そんな短い棒っきれで、誰をどうするって?」
蔡春嵐:次の瞬間には、"怒号鮫歯"が振るう鮫牙棒の何倍もの長さに伸長したその得物のが
蔡春嵐:石突を対手の鳩尾にめり込ませ、ビルの壁へと叩きつけている。
"怒号鮫歯"永静波:驚嘆の声を発する間もなく吹き飛び、気を失う。
"怒号鮫歯"永静波:攻撃を受ける直前に見開かれた目が、その棒を認め、ようやくキミが何者かを悟った。
GMore:──どよめき。瞠目する、周囲の男たち。
”稚葉”宮鄭蜂:「その武器……!まさか!」
”稚葉”宮鄭蜂:道士服の男。
”鵠雨釼”幽彊:「否!怯える必要はない!」
”鵠雨釼”幽彊:大男。
”禄散烏”華平多:「然様………所詮はジャームにもなりきれぬオーヴァード……」
”禄散烏”華平多:小柄な男。
”流牟蓮雷”荒軒:「四人でかかれば倒せぬ敵ではない」
”稚葉”宮鄭蜂:道士服の男が幅広の剣を振り回す。刃の背に開けられた穴から歌うような音が流れる。「崇派喬子剣・”稚葉”宮鄭蜂!参る!」
──ソラリス。ノイマン。
”鵠雨釼”幽彊:半裸の大男が蛇矛の如き刀身のはえた鉄鎖を振り回す。不規則な動きで空を割くその軌道を真に把握できるのは、その男だけだ。「虞山派”鵠雨釼”幽彊!」
──エグザイル。キュマイラ。
”禄散烏”華平多:鍔のない日本刀の如き刀に、着流しの男は手を滑らせた。刀身に刻まれた鳳凰が、男が塗りつけた血によって浮かぶ。「”禄散烏”華平多…」
──ブラムストーカー。サラマンダー。
”流牟蓮雷”荒軒:幾重にも鋼糸の巻かれた三節棍を構えたのは、顔の半分を機械化した男。「──”流牟蓮雷”荒軒」
──ブラックドッグ。
GMore:何れも、闇の侠客として、それなりの実力を持つオーヴァード達だ。彼らが、最早なりふり構わず君の命を狙う!
蔡春嵐:「……聞いてもないのにベラベラと」
蔡春嵐:鈍い風鳴りの音を立てて、棍棒が振るわれる。
蔡春嵐:ただの一薙ぎ、しかしそれは
GMore:音を武器にする刀剣術。不規則な軌道を獲物とする鉄鎖術。毒血を利用する刀術。そして、雷鳴を纏う棍術。その何れもが、達人の軌道で襲い掛かり──
蔡春嵐:一本、二本、三本……更に無数に
蔡春嵐:四方から襲いくる凶手の軌跡を塗りつぶすように、一薙ぎで数百本に分裂したその一撃が
蔡春嵐:最早高速で迫る壁の如き衝撃となって、全く同時にそれを弾き飛ばす。
GMore:──その小細工ごと、圧倒的な”面”に打ちのめされた。
”稚葉”宮鄭蜂:「が、ァばッッ……!!」
”鵠雨釼”幽彊:「───ッグォ……!」
”禄散烏”華平多:「………!!」
”流牟蓮雷”荒軒:「───かは……」
GMore:四者、四様の致命傷。
蔡春嵐:「お前らが戦士ならば」
蔡春嵐:再び針ほどの長さに縮んだ得物を黒髪の中に隠しながら、歩みを進める。
蔡春嵐:「手向けに名乗りもするとこだけどな」
蔡春嵐:「生憎、戦士ですらない外道に教えるほど安い名じゃない」
”稚葉”宮鄭蜂:「ぐ……!!……く、くく……!」地面に這いつくばり、血の泡をはきながら蔡春嵐を見上げる。
蔡春嵐:「なんだ、外道の割には根性あるじゃん」
蔡春嵐:「丁度いいや。いい加減お前らの親玉呼んでこい」
蔡春嵐:しゃがみこんで頭を掴む
”稚葉”宮鄭蜂:道士服の男が、血に塗れた唇を歪めてにやりと笑う。
”稚葉”宮鄭蜂:「カ───」口をあけようとして
蔡春嵐:「子供を」
蔡春嵐:ガッ、という鈍い音とともに
蔡春嵐:道士の口に大きな柱が突き立つ
蔡春嵐:否、一瞬の間に突き入れられた棍の一撃が、道士の口から肺までを貫通し
GMore:──崇派喬子剣秘伝。音を武器にする剣術流派が辿り着く最後の「自爆技」。首で反響させた音を、荒れ狂うカマイタチの嵐として出力する決死の大技、成らず!
出所を失った吸気が、肺腑ごと爆裂する。
蔡春嵐:決死の覚悟で放たれんとしたその秘技ごと、息の根を止める。
蔡春嵐:「売ってただろ」
蔡春嵐:「アタシのダチに小梅(シャオメイ)っていう女がいてな」
GMore:──UGNとFHの自由交戦エリア・香港では、日常的に抗争が行われている。だから、『手段を択ばない』……ファルスハーツ・セルは、日常的ともいえる頻度で求めている。若く、可能性のある、より洗脳しやすい『子供』を。
GMore:だから、こうして、『供給』が発生していた。
蔡春嵐:「そいつがお前らに『預けた』子を探してる」
蔡春嵐:「自分が腹痛めて生んだ子を売る親も親だが、買う方も買う方だ」
蔡春嵐:「ムカつくからまとめてぶっ潰しとこうかと思ってな」
蔡春嵐:「って、聞いてねえか」足元の亡骸から目を移し
蔡春嵐:「お前らは知ってる?」
波児・マレキュール:「どちらの話だ」
波児・マレキュール:上方から声。黒コートにサングラスの、底冷えする眼光の男がビルから張り出した看板に腰掛けている。
波児・マレキュール:「親玉か、それともその少女か……やはり居たな風水伯。他にも増して……こういう奴らだ。裏九龍の武侠どもは」
”鵠雨釼”幽彊:「しッッッ………しし、しらねえッ!!知るもんかッ!」そう叫んで、恥も外聞もなく大男が這うように逃げ出そうとする。殴って聞こう、と言う春嵐の「加減」もあっただろう。体格に優れたその男だけが、僅かに意識を保つに至った。
波児・マレキュール:その看板にはキミの居る方角を示す矢印と、『蔡春嵐 0m』という字が刻まれている。
波児・マレキュール:果たして逃亡しようとした男は──
”超脳風水伯”:「うーむ、本当に思ったより苦労せんかったのう。流石は波児くんじゃ」
波児・マレキュール:這々の体で走り、走り、気づけば元の場所に戻っていることに気づく。
”鵠雨釼”幽彊:「ひッ…ひぃっ」
波児・マレキュール:環状交差点を示す道路標識が、先程まで何もなかったはずの場所にぽつんと屹立しているのに気づくだろうか。
波児・マレキュール:それ1つではない。
波児・マレキュール:左折、丁字路、つづら折り。いつの間にか無数の道路標識の白柱がばらばらの角度で突き立ち、サブリミナル的に男の無意識に影響を与え逃亡を許さない。
”超脳風水伯”:「しかし、聞きしに勝る無法地帯じゃ。わしの担当が西の方で本当に良かったのう。…こんなもんが日常だとしたら、疲れてたまらんぞ」
波児・マレキュール:夜の冷気を際立たせるように大気が仄蒼く澄んだ。
波児・マレキュール:「全くだ。いつ来てもうんざりする」
波児・マレキュール:悪態をつきながら、漢服に身を包んだ小男を放る。
”鵠雨釼”幽彊:何度も、逃げようとして……そうして辿り着く。…蔡春嵐。0m。男は、恐怖に白目をむき…そのまま倒れた。
波児・マレキュール:「お前が派手にやっている間に親玉は確保した」
蔡春嵐:「おおー」頭上に佇む男へ向けて、のったりと拍手を送る。
波児・マレキュール:「被害者も香港支部員が保護済みだ。仕事で疲れているかと思うが」全くそういった気遣いをしている表情ではない。
波児・マレキュール:「こちらの話を聞いてもらう」
蔡春嵐:「サンキュー、波児のおっさん。相変わらず嫌らしい術使ってんね」
”超脳風水伯”:看板の下、路地裏の薄明りに照らされて、巨大な甲羅を背負った小柄な男。
”超脳風水伯”:「そういう事じゃ。忙しいところすまんが、わしの卦にも……お嬢さんが必要と出ておるでな。同行願いたい」
蔡春嵐:「けどま、ちゃんと帰ってきた挨拶に来るってのは、ちょっとは社会人っぽくなった」
蔡春嵐:「ってわけじゃなさそうだな……」
波児・マレキュール:「フン……」
波児・マレキュール:「お前こそ、いつ目にしても小憎らしい一言を付け加えねば気が済まんと見える」
波児・マレキュール:どうでもいいが、とつぶやく。
蔡春嵐:「ばーか心配してやってんだよ。頼りない兄弟子のことをよ」
波児・マレキュール:「大きなお世話だ」
”超脳風水伯”:「わしは玄冬。仙人くずれじゃ。…それで、すまんが………」これを口にするのか?みたいに顔を歪める
波児・マレキュール:「……」
”超脳風水伯”:「落ち着いて離せる場所、あるかのう…」
GMore:では、ここで切り!
GMore:本当に落ち着いて話せる場所、あるのか?と言う所で
GMore:移動して今回の作戦説明などしつつ、みたいな形でオープニング2、〆です!
ミドル1「突入・九黎山脈」
GMore:では、ミドル1。
GMore:登場PCは全員推奨!というか全員出て貰おうかな
GMore:全員浸食率を1増やして貰おう
正玲諷呀:28→29
波児・マレキュール:はーい登場 侵蝕33
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕39->40
蔡春嵐:侵蝕48→49
GMore:では、君達が各々の場所でミッションを伝えられ、四川省・成都空港に飛ぶ事になってから……
GMore:三日後。
GMore:君達は四川省・成都市におけるUGNアジト内で神性圏界の展開を目の当たりにした。世界全域に展開された、超々巨大な神性圏界。
GMore:───から、三日後。
GMore:君達は、ようやく”超脳風水伯”玄冬から「では、そろそろ突入するか……」と言う声を聴き、今、成都空港に集められている。
GMore:これはシステム的な処理なのですが………
GMore:ここは既に「世界を対象に発動された神性圏界の内部」ではありますが、その中枢部である「九黎山脈」への突入後、外部との連絡は困難を極めます。
GMore:そのため、準備期間(後述の確定開示情報から出る猶予時間)として、神性圏界発動後、突入までにタイムラグがありました。
GMore:道中、購入等で手に入ったアイテムは「この期間にかっておいたものを取り出した」体でいきます。
GMore:成都空港では現在、遥か上空に浮かぶ巨大な岩塊、現在地点から南の方角に浮かぶ『九黎山脈』への突入用の航空機を整備中です。
GMore:君達は現在、発着場で玄冬、そして同行する事となった二人の人物……
GMore:”アートマン”
GMore:”ラグナロック”
GMore:そう呼ばれるファルスハーツの構成員と共に待機しています。
”アートマン”:”アートマン”糞掃衣に身を包んだ、10歳前後に見える少年です。
”ラグナロック”:”ラグナロック”パンクファッションに身を包んだ、10代後半に見える少女です。
GMore:それと、確定情報を改めて出します。これ、ここだけで長いから、ワンチャン読んで貰うだけで今日の部、過ぎる。
GMore:では確定情報。
▼浮遊城塞九黎山脈
現在、四川省峨眉山上空から周辺一帯にかけて広がる超巨大岩塊。神性圏界と同時に発生し、
神性圏界に対応しないあらゆるものが『神仙とはそういうものである』と認識させられているため、これを問題と捉えるものは少ない。
問題と捉えるものも現在、凡そはこのように考えだしてしまっている。

『日当たりが悪い。これでは立ち行かない。天帝に祈りを捧げ、太陽を増やしてもらうべきだ』

九黎とは古代の中国神話・伝説において黄帝と対立した賊神・蚩尤が率いた民族集団の名である。
今回に限っては多数の妖怪仙人が発生させた神性圏界によって発生させているものではあるが
神話上の山脈、特に悪神・悪仙とされているものが再現されているらしい。

現状、不周(フシュウ)山、羽(ウ)山、鴻鈞(コウキン)山、邽(ケイ)山、崇(スウ)山
岱輿(タイヨ)山、員嶠(インキョウ)山、太湖仙(タイコセン)山、成都載天(セイトサイテン)山の九山と、それを取り巻く島々から成っている。
▼霊峰峨眉山
四川省・峨眉山は道教の聖地として知られ、遥か古来より人間の立ち入りを禁じられてきた”神秘”の現存する空間であり
絶滅危惧種を含んで5000種超を数える動植物の宝庫でもある。
UGN・FHですら軽率に踏み入る事が出来ず、レネゲイド・ウイルス拡散から数十年がたった今でも全容は不明。
その事から、現代に残る自然信仰をかき集められた事による、特殊なレネゲイドビーイング…妖怪仙人の跋扈を許した。

現在、人類への敵対行動を始めた妖仙一派以外にも多数の神仙が蔓延っているとされ、確認も可能だが
神仙の本質は中道、そして不干渉であるためにこれらの問題をほぼ静観、極々一部が”エトランゼ”への協力を約束している。
その協力の一部が今回の玄冬たちが振舞った食事。
▼UGN神禍討滅局"エトランゼ"出向
”超脳風水伯”玄冬(げんとう)
中華風の服装に身を包んだ小柄な青年。巨大な亀の甲羅を背負う。外見は20代中ごろだが実年齢は数百を数え、口調も老人のもの。
RB分類:伝承起源の一柱、玄天上帝(北極星・霊獣玄武の神格化)のレネゲイドウイルスを注入された人造仙人であり、
風水見立てによる浄化を得意とし、転じてエレメンタル・結界系神性圏界に対する特攻術式を持つ。戦闘においては中国武術を用いる。
▼創世理(コトワリ)の儀式とは?
一部の特権神格級オリジン:レジェンドが起こし得る、『起こそうとしてきた』特殊事象。
創世神話・人類創造神話等において、神が現象を生み出した逸話を転じて、己を認知し影響=信仰下にある存在に『理=ルール』を追加する。
──『1日は24時間である』『人間の寿命は100年である』等。世界の構造そのものを変革させる。
有史以来、大きな影響がある形で実行された事はなく全ては水際で防がれているはずだが
もしも実行された場合に、それを感知できるかどうかは現状、不明のまま。
恐らくは世界中に蔓延したレネゲイドウイルスに干渉し、感染した生物・無機物の情報を書き換える事によって行われると思われる。
▼鉄剣枢団(アクセンツァイト)
神格級オリジン:レジェンド、これを打ち斃し、その権能を何らかの形で継承した超越者、通称『神殺し』のみで構成されたファルスハーツ・セル。象徴は鉄の剣。
権能の継承についての方法論は様々だが、神格を殺害または何らかの手段によって権能を簒奪し、人類の下に収集する事を目的としている。
成員は何れも神殺しを遂げ、その権能を簒奪・継承した事で勧誘された存在。通常のオーヴァードと比して、単独で途方もない戦闘力を持つが、組織的に行動してはいない。
当該ファルスハーツ・セルのセルリーダー及び、収集された権能の使用用途等については現状不明である。

セルとしての特定のアジトのようなものはなく、簒奪された権能に関しても簒奪した者がそのまま引き受けるという形であり
『神の力を所持するものが連絡を取り合っているだけ』と言う状態が正しい。
セルリーダーは彼らに動物の端末で接触し、先んじて神格級レネゲイドビーイングの『発生場所』『発生時刻』『発生する神の種別』を伝えて来るという。

作戦行動中のUGNに対して構成員の殆どは協調路線をとる事が多く、神格への対処策も基本的にはUGNに主導権を与えるように指示されている。

現在、『鉄剣枢団』より共同戦線を提案してきているのは2名。
3名が今回の事変に対応していたが、内1名は共同戦線提案以前に突入を試み、反応をロストしている。
協力者として同行するのはロストした一名、”泰山大帝”宇治川凍を除き
”ラグナロック”カレン=マグノリウスと”アートマン”の二名。
▼作戦目的
作戦目的としては九黎山脈に乗り込み、神性圏界を発動させている妖怪仙人達の鎮圧・撃破と言う事になる。
ただし、超々高濃度の『仙気』…レネゲイドが充満している、神性圏界の”本丸”たる九黎山脈は、踏み込めば即自我を失う魔境と化している上
加えて『陣』が貼られている様子が見られる。
この内、『仙気』対策のためにPC達をよんでいるため、その対策は必要ない。

※データ上の処理として、PC達はあらゆるシーンの開始時に浸食率が確定で1上昇し、浸食ダイスは振らない。
これは本来浸食率の上昇が1d10で常に10になり続ける所、PC達に施された術、加えて積み重ねのため、浸食率が1/10になっているという演出である。
この極限状況に耐え、覆し得るのは、混沌たる戦場の最中で戦い抜いてきた君達だけだ。
GMore:以上になります。これらの情報を共有するロール後、様子を見て調査項目への判定に移ります。
●調査項目

・情報:UGN『九黎山脈』
・情報:妖怪仙人『魔妖七仙』
・情報:『────』魔妖七仙項目の神性圏界について。上記項目の成功により解放
・情報:『鉄剣枢団』鉄剣枢団の構成員の詳細について。
・情報:UGN 目標値7『九黎山脈』
・情報:UGN/オカルト 目標値7 妖怪仙人『魔妖七仙』
・情報:UGN/オカルト 目標値7 『────』魔妖七仙項目の神性圏界について。上記項目の成功により解放
・情報:UGN/FH 目標値8『鉄剣枢団』鉄剣枢団の構成員の詳細について。
GMore
正玲諷呀:では。コネUGNを使って九黎山脈を判定します。
正玲諷呀:4dx+2
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10+2) → 9[3,5,6,9]+2 → 11
正玲諷呀:成功です。
GMore:了解!
波児・マレキュール:5dx+1 鉄剣枢団の構成員の詳細について。コネ使用
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (5DX10+1) → 10[2,4,5,5,10]+4[4]+1 → 15
波児・マレキュール:成功!
セレーネ・F・カナベラル:妖怪仙人『魔妖七仙』に行きます。コネ使用、情報:UGN
セレーネ・F・カナベラル:3dx+1+4>=7
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10+5>=7) → 7[3,4,7]+5 → 12 → 成功
GMore:では魔妖七仙について成功したので
GMore:もうふっちゃって大丈夫です!
蔡春嵐:では魔妖七仙の成功で開放される項目について判定!
蔡春嵐:コネ:UGN使用してダイス+2
GMore:ネタバレになるが、(どうせ数秒後に壊れる)この項目の名は
GMore:・『魔妖七仙陰陽五行陣』についてです
蔡春嵐:3dx+1>=7 『魔妖七仙陰陽五行陣』
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 9[2,7,9]+1 → 10 → 成功
GMore:成功!
GMore:では全員成功したので情報をはっていきます
▼神性圏界『九黎山脈』
『神性圏界』により出現している九黎山脈には、その内部に更に、首謀者である妖仙による『陣』が張り巡らされている。
これらについて、討滅局エトランゼ局員玄冬、並びに峨眉山所属の妖仙達はそれを『魔妖七仙陰陽五行陣』と呼称。
現状、神性圏界内部に置かれたアジア大陸では、神仙が存在するという認識が当然となっているだけで、凡そ人類の営みに変化はない。

中心には人間への干渉を決めた妖仙の中でも突出した力を持った七体、通称『魔妖七仙』が七つの山を中心に結界を張っているという。
彼らの居る七つの山は中央にある二つの山を中心に回転しており、これをその周回軌道から、外天二岳、中天五岳と呼ぶ。
何らかの重要な事実がある事は明らかである。

当然、彼らが自称するその山脈名から
これら七仙の上位である今事件の格となる神格は七仙とは別個に存在し、その神格はそのもの『蚩尤』と見られている。

『蚩尤』とは伝承に曰く、銅と鉄の肉体を持つ複眼多臂の怪物にして戦の神。
あらゆる武器の祖であり、中国神話における最古最大のまつろわぬ神にして、同時に人々に武器を与えた『英雄』の側面を持つ。
この事から『人類に概念を撒布しうる』存在として祭り上げられているものと考えられる。
▼魔妖七仙について
峨眉山に巣食っていたRB分類オリジン:レジェンドの中でも突出した力を持っていた七体。
それぞれが「より多くの信仰を集めやすい」核を持つ動物のRB=化身であったために、集めやすい場所に巣食い続けたがために
二千年の旧きから存在し力を蓄え続けてきた、生きる神格そのもの。
元々は通常の神仙たちよりもより人間に近しくあろうとしている程度だったが、ここ20年の内に急速に過激化が進み、人類種への干渉を行う提言がなされてきた。
同様に彼らに従う『眷属』達と呼べる神仙たちも幾らかおり、突入者の前に現れる事が推測される。
彼らは七つの山を中心にはった結界を『魔妖七仙陰陽五行陣』と称し、これらを核に神性圏界を広げている。

七体の内訳は以下。
1.”虹天大聖”王混-孔雀の化身。『羽あるもの』を眷属とする。
2.”平地星”独骨-牛の化身。『増やされたもの』を眷属とする。
3.”赤銅真仙”弩天毛-猿の化身。『知恵あるもの』を眷属とする。
4.”轟鬣元帥”呑海-豚の化身。眷属を不要とした。
5.”覆海天女”姫劉濤-蛇の化身。『水に住まうもの』を眷属とする。
6.”三毒聖母”天焔玉-蠍の化身。『作られたもの』を眷属とする。
7.”九雲公主”王蘭明-狐の化身。『争うもの』を眷属とする。
▼魔妖七仙陰陽五行陣について
陰・陽・木・火・土・金・土の陰陽+五行の特性を持つ結界=神性圏界。
これらは九黎山脈を構成する九の山の内、中枢の二山を除いた七つの山を中心に発生させられており
同一位相上で相互に絡み合う事によってそれぞれをより強力なものとして発揮させている。
現在の神性圏界の影響規模はアジア大陸全域であるが、現在も拡大を続けており、最終的に地球全土を覆う事が危惧されている。

この神性圏界はその特性上、『陰陽層』と『五行層』に分かれており、それぞれ
一つの神性圏界を破壊・弱体させたとしても相生・相克によって即座に補完され修正されるようにできている。

・『陰陽層』
多重展開された神性圏界の内『陰』『陽』を司る結界。
”三毒聖母”天焔玉の神性圏界=陰陽五行陣『陰界・摩穹天蠍』
”虹天大聖”王混の神性圏界=陰陽五行陣『陽界・黄金鏡万輪華』
の二つから構成された層。
九黎山脈の最外殻であり、五行層への戦力突入ルートを用意するにはこの二陣を突破する必要がある。
鉄剣枢団の三名は正面からの突破を不可能と判断し、カレンの権能を用いて五行層への突入を試みたが分断されてしまい、一時的に撤退した。

・『五行層』
”平地星”独骨の神性圏界=陰陽五行陣『木界・桃源謡』
”赤銅真仙”弩天毛の神性圏界=陰陽五行陣『火界・天嵐地震』
”轟鬣元帥”呑海の神性圏界=陰陽五行陣『土界・岳城』
”覆海天女”姫劉濤の神性圏界=陰陽五行陣『水界・慈蓋星母』
”九雲公主”王蘭明の神性圏界=陰陽五行陣『金界・血桜伽藍虚』
の五つから構成された層。
九黎山脈を主に構成する部分であり、中枢である『太極層』に突入するにはこの五陣を突破する必要があると推測される。
詳細は不明。

・『太極層』
九黎山脈中枢。陰陽五行陣はこの部分を中心に配置されており、彼らにとっての本丸であると推測される。

結界の性質としてはあくまで「維持する」事にリソースが割かれているためか、内部で活動不能にならない限りは『陰陽層』に関しては出入りが自由。
エトランゼから玄冬が出向したのはこの結界の分析のため。
結果として結界を通るだけなら幾つかの手段はありそうだが、今回玄冬が優先的にとるべきと判断した策はその中でも一番難易度が高いはずの以下。

原身(魔妖七仙の真の姿)の破壊 難易度:☆☆☆☆☆
魔妖七仙はそれぞれ、陣(=神性圏界)を構成する際に化身と原身(彼らの怪物としての真の姿。超々巨大な異形の動物である場合・可能性が高い)を切り離し、原身を陣の中核としている。
原身の位置を特定・戦闘可能状況に追い込む事でミドル・クライマックス戦闘Xを開始でき、原身を破壊する事で陣が修復されきるまでの猶予を最大にできる。
この際、敵は陣を攻撃的に励起させ、尚且つその権能をフルに使用してくるために苦難を極めるが
魔妖七仙を構成する神格要素を分析・対策する事で戦闘を優位に進める効果が期待できる。

※その他 難易度:?
結界を突破する事自体は、上記の他七仙が己の敗北を認めるか敗北を認めざるを得ない状況になればよいため
提案次第で選択肢は増える可能性がある。GMとの相談。
▼鉄剣枢団の構成員/協力者について
1.”ラグナロック”カレン・マグノリウス サラマンダーシンドローム。
パンクファッションに身を包んだ赤紫髪のティーンエイジの少女。戦闘流派は喧嘩殺法。
「世界」と言う概念を持つならば無条件で破壊できる、『世界特攻』を持つ権能継承者。

2.”アートマン”ノイマン・モルフェウスシンドローム。
糞掃衣に身を包んだ僧形の少年。本名無し。年齢は10歳前後。リーダー格であると推測される。戦闘流派はカラリパヤット。
「存在しないが故に不滅」「遍在するが故に不滅」である存在に「我」を定義する事で収束・存在を崩壊させる『反存在特攻』を持つ権能継承者。

3.”泰山大帝”宇治川凍 バロール・ブラムストーカーシンドローム。
旧い日本の軍服の上から白衣を羽織った30代程に見える長髪の男性。日本・K都府出身。戦闘流派は陸軍両手軍刀術。
「死んでいるが故に不死」「生命でないが故に不死」である存在を生者に再定義する事で殺害可能にする『反死特攻』を持つ権能継承者。
上記2名との協力により『魔妖七仙五行陣』の攻略を試みるが、『五行層』に斥候として踏み込んだ際に反応をロストした。
GMore:情報項目としては以上となります。
GMore:では本日もよろしくお願いします!前回はミドル1、情報項目を全て出し終わった所でセーブ。今日はミドル1、情報項目共有寸前のところから!
GMore:あらためて、状況の説明!
GMore:現在時刻は事件発生から凡そ78時間ほどが経過した、現地時刻で午前10時ごろ。
GMore:神性圏界発動から既に三日、現在も時速90㎞程で神性圏界は世界に拡大しており、今は中国から円形に広がり、インドを過ぎて西はヨーロッパ、東はカナダにかかるあたりかな。残り猶予時間は当初の計測からみて4日ほど。
GMore:ただ、突入してしまえば時間の心配はあまり必要ないんじゃないかと言う見解が仙人の人達から出ています。何故なら内部時間は結構遅めに歪んでいるので。
GMore:現在地は中国は四川省、山奥の都会、成都の空港。どうせ戻ってこないんだけど、荷物を積んだりなんだりのおかげである程度の積載量が必要になったので
GMore:大体10億ちょっとで中古の自家用ジェット機を経費で購入、現在、発着場で突入用の吶喊魔改造が繰り広げられています。作業終了時刻はここからおおよそ1時間ほど。11時には出発。
GMore:君達はその時刻までに各自、UGNはエトランゼの観測班なり、峨眉山の協力的仙人なりに情報を集め、おおよその情報と、持ち込む用の装備・医療器具その他を準備しています。今回は準備万端の総力戦だ。
GMore:そういうわけで、君達は飛行機の待合室で待機中です。ちなみに、空港は現在化し切られており、君達と、同行する事になったファルスハーツの二人、あとは作業員たちしかいません。通常の飛行機は神性圏界と同時に運航が完全に止まっています。何故なら、神様が今、あのクソデカい何かの上で宴会をしており、通常の通信が立ち行かないからです!
GMore:これには現地中国の方々も「困ったなあ」という気持ちでいます
GMore:で、紹介はこんなものかな。以上!宜しくお願いします。何か相談とか、説明不足で…ここはどうなってる?みたいなのがあったらその辺もお願いします
”アートマン”:待合室。目を伏せた僧形の少年が、窓から改造中のジェット機を一瞥し、改めて君達へ。
”アートマン”:「情報は既に聞いているとは思いますが、改めて名乗らせて頂きましょう。私は”アートマン”。よろしくお願いします」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「カレンだ まあ、短い期間になるが宜しく頼むぜ」
波児・マレキュール:「甚だ遺憾だが、協力に感謝する。UGN神禍討滅局だ」
波児・マレキュール:ぶっきらぼうに返すと、自分の荷物に腰掛ける。
波児・マレキュール:「状況を理解できていない者がいるとは思わんが──」
波児・マレキュール:じろり、とUGN側の人員を眺め回し。
蔡春嵐:「30点」
波児・マレキュール:「何だその採点は」
波児・マレキュール:出鼻をくじかれて鼻白む。
正玲諷呀:「協力者に喧嘩を売るな。小学生か貴様は」
セレーネ・F・カナベラル:「お二人に名前くらい教えてあげほうがいいんじゃないですか?波児」
セレーネ・F・カナベラル:「それぞれをどう呼んでいいのかも分からない状態での連携は難しいと思うんです」
蔡春嵐:「所属を言ったらせめてコードぐらいは名乗れよ。礼儀のなってないオッサンだな」
波児・マレキュール:「……"ラフィックジャム"、波児・マレキュールだ」
波児・マレキュール:鉄剣枢団の面々に向き直り、苦々しげに。
セレーネ・F・カナベラル:「まあ、礼儀指導に関しては人間のお二人にお任せするとして……」
セレーネ・F・カナベラル:「"ナイトローバー"のセラ。よろしく、鉄剣枢団の皆さん」彼らの方を向いて微笑みかける。
GMore:彼らと会うのはここが初になりますが、君達は既に情報だけは知っていますね
”アートマン”:「”ラフィック・ジャム”。宜しくお願いします。私達はあくまで神の討滅が目的。あなた方の足手まといにはならないよう配慮させていただきます」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「アンタいっつも腰が低すぎんよな…”ナイトローバー”か。おう。」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「もう知ってると思うが、アタシ達は”鉄剣枢団”。まあ、突っ込んで敵が強かったので逃げ帰ってきた所さ!畜生め。あいつら全員ブッ殺してやる」
波児・マレキュール:「フン……そんな懸念はしていない」
波児・マレキュール:「行動目的が秩序に振れている超越者がFH(そちら)の側に居るというのはな」
波児・マレキュール:「大概に、足を引っ張るよりも始末が悪いことが多いのでな」
波児・マレキュール:そうでないことを期待しているが、と言葉を切る。
セレーネ・F・カナベラル:「波児? 機嫌が悪いんですか?」懐に入れていた饅頭を差し出すかどうかと考えている。
蔡春嵐:「そうな。事前に聞いてた話だと」
蔡春嵐:「その辺の奴とは桁が違うって聞いてるぜ。楽しみだな」
”アートマン”:「ええ、私も彼女も腕に覚えはあったのですが、それでも不足の始末。汗顔の至りです」
正玲諷呀:「貴様、相手を挑発しなければ会話が出来ないのか?年長者」
正玲諷呀:「今更、所属にこだわるなど二流のそしりを免れんぞ」
正玲諷呀:呆れたように言う。
波児・マレキュール:「……そうだな。この状況では」
”アートマン”:「それで、恥を忍んでUGNとの方々に協力を申し出た次第。とは言え、我らは本来敵対組織。ダブルクロスも日常でしょう。仲間として信頼できぬは道理。」
”超脳風水伯”:「が、わしもまあ、不足だと思っていたでな。こちらからも打診を考えておった所なのよ。そういう事情も鑑みて、お互いに利用し合える所は利用し合おうという事での」
正玲諷呀:「まあ良い。僕は朧光幻幽。味方が味方であり続ける限りは友として振舞う男だ。よろしくな」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「おう、ヨロシクヨロシク!そこのけんかっ早そうなおっさん以外は話が早そうで、何よりだぜ!!」乱暴に全員に握手をもとめてきます。
正玲諷呀:握手には応じる。
セレーネ・F・カナベラル:「おお、どうも」流されるように握手をする。「……波児に関しては、いつも口が悪い人なんです。あまり気にしないでね」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「こういう不愛想なおっさんの相手はアタシも”アートマン”ももう一人で慣れっこでな!まあ、気にしないでくれていいぜ!まあ、そいつはもう……(泣く真似。何も悲しんでいなさそう)」
波児・マレキュール:表情を変えぬまま握手に応じる。
蔡春嵐:「本人に悪気はないらしいから許してやってくれな」同じく握手に応じて
蔡春嵐:「アタシは蔡春嵐。香港支部のもんだ」
蔡春嵐:「"小覇王"なんて呼ばれちゃいるが」
”アートマン”:「喝!」叫ぶと、カレンが「ヒッ!」という。「冗談でもやめておきなさい。言霊はかえってきますよ」
蔡春嵐:「あの街を離れれば大した名じゃない。好きに呼んでよ」
セレーネ・F・カナベラル:「まあ、今日はいつもより更に言葉に毒が多い気がしますが……こっちに来てからの食事制限がストレスだったのかな」勝手なことをぼやいている。
正玲諷呀:「単純に敵対組織と組むことになるのが嫌なのだろう。気持ちはわかるがな」
”アートマン”:「”小覇王”ですか。並々ならぬ武の称号ですね。まさかその”位”に相応しいものが現代のUGNにいるとは」
波児・マレキュール:「勝手に人の事をべらべらと」むすっとした様子。
蔡春嵐:「ただの巡り合わせさ。何代か前はFHの奴がやってたって言うぜ」
正玲諷呀:「FHと行動を共にするというのは、警察官が殺人犯と組まざるえない意識を持つ者もUGNには多い」
”アートマン”:「UGNの香港支部ですよね。それはどうなのですか?」真顔
正玲諷呀:「なれ合いがない精神と言うのは一面では大変結構な事ではある」
波児・マレキュール:「香港支部に関しては、UGNの中にも問題視する者が多い。お前たちに心配される筋合いではないが」
波児・マレキュール:「筋合いでは……」内部で解決できているかどうかは微妙なところだ。
”アートマン”:「私達も綺麗事を言うつもりはありません。UGNの理念に共感出来ないからこそ、こうして敵対組織に身を置いている。とは言え、現在の目的は一つでしょう。現代(いま)は、『神』を自由気ままにのさばらせておく時代ではない。」
波児・マレキュール:「それに関しては著しく同意できる所だな」
正玲諷呀:スマートフォンを弄っていたが、その指を離す。
波児・マレキュール:「……九黎山脈」
正玲諷呀:「ふん、その神代の者共も現代機器に対応しはじめているな。奴らの時代にないモノは大抵急所になるのだが、通信や電波には警戒していると見える」
波児・マレキュール:見上げる。
”アートマン”:「そのための鉄剣。神と人の決別を示すエンブレムです。あなた方もそうでしょう。新たな文明をもたらす者、”異邦人(エトランゼ)”」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、もっとも。ましてや、彼らは過去をも『神』の歴史に塗り替えようとしているんでしょう。創世理とやらで」
GMore:九黎山脈は現在、南方おおよそ100㎞程を中心に広がっています。
GMore:飛行準備が整えば、5分程でより濃密な影響範囲に侵入します。
GMore:現在地から峨眉山中央までの距離が100㎞程という意味です。(日本語がヘン)
波児・マレキュール:「そうとも、『神殺し』よ」
正玲諷呀:「魔妖七仙だったか。要は大目標が七体と言う事だな。一人一殺ならば一仙余る計算よな」
波児・マレキュール:「我ら神禍討滅局の人員も、その名で呼ばれる事がある。だがお前たちほど真性のそれではないな」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「アタシ達は突入して、まず外縁2つの山……を中心に発生した異界に突入してきた。うち一つ、『サソリ』の怪物は、『機械』を眷属にしている。見境のねえ信仰喰いだ。先端技術の対策もそこらで済ましているんだろう」
蔡春嵐:「いーや、おそらくは二つ余る」
波児・マレキュール:『世界』否定。『反存在』否定。それに今は見えぬ『反死』否定。神より能力を奪い取ったおそるべきオーヴァード達。
波児・マレキュール:「ほう?」
蔡春嵐:「魔妖七仙ってのが居座ってる山のさらに中心が連中の本丸なんだろ?」
蔡春嵐:「ならそこに親玉がいるはずだ」
セレーネ・F・カナベラル:「まあ、神性圏界で外部との通信が途絶するのはままあることですね。私の能力なら、内部同士での連絡を中継する事は可能かもしれませんが……」
蔡春嵐:「トップがのこのこ前線に出てくるなんざ相当のバカしかやらねーからな」
波児・マレキュール:「道理だな、小覇王」
蔡春嵐:「なんだよ珍しく意見が合ったじゃん」
セレーネ・F・カナベラル:「これだけ手厚い陣を張っている相手なら尚更でしょうね」
波児・マレキュール:自覚があるようで何よりだな。と思っている。
正玲諷呀:(波児のそれはいつもの皮肉だな)
蔡春嵐:「しっかし、『創生理』ねえ……」頭の後ろで手を組んで
波児・マレキュール:「神性圏界の異層が星を覆うまであと4日。内部の時の流れは、こちらと異なっているようだが……」
蔡春嵐:「一応道中でオッサンに渡された分厚いハンドブックを流し読みはしたけど」
”超脳風水伯”:(分厚いハンドブックを渡した)
蔡春嵐:「結局肝心なとこがわかんないんだよな」
セレーネ・F・カナベラル:「と言うと?」
波児・マレキュール:「……目的だな」
蔡春嵐:「そうそれ。この世界に新しい法則を書き加えるって話だけど」
蔡春嵐:「一体神様連中はこの世をどんな世の中にしたいんだろうね」
セレーネ・F・カナベラル:「高い所に腰掛け崇められたがるのは、神格の本能みたいなものじゃないですか?と思ってましたけど……なるほど、その先の話ですか」
”アートマン”:「探りを入れる機会はあったかもしれませんが、我々は斥候時点では彼らとの対話を一切行いませんでした。神格との会話は、敵が敷く『ルール』によっては命取りになる。」
波児・マレキュール:「単に自らの版図を敷く、御世を呼び戻すという衝動を持つ神々は多い……が」
正玲諷呀:「その話に付き合うのならば、本人に聞くのが早いだろうよ。と言うのを抜くとだ、仙人を名乗るのならば植物のような世ではないか?」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「慎重すぎなんだよ!思ったより話は通じそうだったぜ。宴会に混じろって言われたじゃねえか」
正玲諷呀:「陰陽を整え欲得を捨て自然に身を委ね、ただ生きる。争いのない世界と言うやつだ」
”アートマン”:「宴会に混じってどうするんですか?」
波児・マレキュール:「中国のように神格の細分化著しい地域で、世界を塗り替える事を目的に行動するというのは珍しいものだ。一神教どころか……」
セレーネ・F・カナベラル:「宴会に応じて飲み食いしたら眷属にされたりするんじゃないです?それ」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「いや、アタシの歌声を聞けるなんてそうそうねえ事だからよ、一曲披露してやろうかと…」
波児・マレキュール:「神話にすら名も記されぬ妖仙どもというのも、それらしくはない」
正玲諷呀:「ふん、目的はそこまで大事ではあるまい。人界の危機であるというのが大事であり、何時もの事だ」
正玲諷呀:「それよりも、神を打倒するに当たって、此処までの陣を整える連中だ。理を暴く必要はありそうだがな。それも中での調査か」
”アートマン”:「我らに対して、客人を迎えるような所作ではありました。向こうから即座に敵対してくる事は無かった…結果として、私達が先に口火を切りましたが」
波児・マレキュール:「……」
蔡春嵐:「ま、とにかく話が通じるならいいや」
蔡春嵐:「目的は大事じゃない。確かに人類にとっちゃそうかもだけどな」
蔡春嵐:「少なくとも、戦士が力を振るうには理由が必要だ」
波児・マレキュール:「理を暴く、というのと目的を知る、というのは表裏一体でもある」
波児・マレキュール:「ことオカルトの手合に関しては」
蔡春嵐:「ああ、だから今のうちに言っとくぜ」
蔡春嵐:「もし実際話して、あっちの"理"がめちゃくちゃ気に入った時は」
波児・マレキュール:苦虫を噛み潰したような顔。
蔡春嵐:「それが"小覇王"の戦う理由になる。ま、その時はよろしくな」
波児・マレキュール:「正玲、カナベラル、聞いているかも知れないが」
”アートマン”:(場合によらなくても困るが?と言う顔)
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「場合によっちゃ困る~!!そうなったらブッ殺してやるから、気にせず好きにしてくれよな」
波児・マレキュール:「こいつは以前……月の事件だ。スタラグリフ他UGN側の人員と敵対行動を取った」
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ……あははっ。すごいこと言うなあ」
セレーネ・F・カナベラル:「どっちがFHだか分かんないですよ、これ」
正玲諷呀:「それを鑑みても、選ばれたというなら、腕の方は確かと言う事だし、万が一が起こったら上の見る目が、木に空いた穴だ」
”超脳風水伯”:「わしの占いによると……」カセットガスコンロで亀の甲羅を炙っていた「その宴会、出るが吉とあるな」
正玲諷呀:「僕はただ対処をするだけだな。そんな事で一々動揺するのは二流だ」
”超脳風水伯”:(物凄い遅い回答。風水伯はのんびりした引きこもりジジイのため、完全にワンテンポ遅い)
波児・マレキュール:「お前のそういった性質は頼もしい限りだな。あの狼男も、叩きのめせば言うことを聞くだろうと言っていた」
蔡春嵐:「いいねぇ、話がわかるやつが多くて助かるよ。どっかの根暗なオッサンと違ってさ」
波児・マレキュール:「この女の言い草を聞いて出るのが吉、か。確度は?」
正玲諷呀:「根暗だから、そう弄ってやるな。更に口が悪くなるぞ」
波児・マレキュール:それなりには信を置いてはいる様子だ。
波児・マレキュール:「チッ……」
”超脳風水伯”:「これは自慢じゃが、わしの占いは外れた事がない。最初の1回になるかもしれんが」毎回言う。
正玲諷呀:「セラはどうだ?何か質問なり、懸念はあるか?」
セレーネ・F・カナベラル:「懸念ですか……おっきい懸念(春嵐のこと)がたった今出てた気がしますけど、まあそれは置いとくとして」
セレーネ・F・カナベラル:「そうだな、どこから落としにかかります?魔妖七仙」
セレーネ・F・カナベラル:「勿論、中に入ってから都合が変わることはあるでしょうけど……現時点での優先順位としての話」
正玲諷呀:「順番を決めれるなら蠍だろうよ。現代人にとってネットを取り上げられるのは我慢ならん」
正玲諷呀:ふ。と口の端を歪める。
セレーネ・F・カナベラル:「いち個人として、そこはかなり同意見ですね」
セレーネ・F・カナベラル:「三毒聖母”天焔玉……被造物に対する眷属化か。流石に、圏界に耐性のある私は影響外だと思いますけど」
波児・マレキュール:「特に異論はないな。明確に敵対するより先に宴とやらに招かれておいてもいいかも知れんが」
蔡春嵐:「アタシは成り行き次第で構わないけどね。戦るとなったら全員ぶっ飛ばすわけだし」
蔡春嵐:「むしろ相対した時の役割分担は決めといたほうが良いんじゃない?」
蔡春嵐:「連中は陣を張ってるんだろ。バカ正直にやりあっても先にバテるのはこっちだぜ」
蔡春嵐:「妖怪仙人との勝負ならアタシもそこそこ覚えがなるからな。あの規模の陣を維持するなら」
蔡春嵐:「まず間違いなく、その核として自分の原身を使ってるはずだ」
蔡春嵐:「そこで提案。アタシが仙人と戦りあってる間にあんたらが原身を探してぶっ壊す」
蔡春嵐:「あんまり急がなくていいからな。早く終わりすぎてもつまらんし」
正玲諷呀:「小覇王の力を何処まで信じられるかに懸かっている作戦だ」
セレーネ・F・カナベラル:「要するに、『仙人とタイマンしたい』ってこと?」
蔡春嵐:「なんならここで証明しとく?」
波児・マレキュール:「やめろ。力は俺が保証する」
正玲諷呀:「取りあえず一仙目で様子見だな。その推測が当たって、力を信じられるなら実行する価値はあるだろうよ」
波児・マレキュール:「力以外に保証できるものは……あまりないな。この女の侠気の風向きは独特で、あまりあてにするものではない」
セレーネ・F・カナベラル:「じゃあ、春嵐がちょっとでも苦戦してそうだったらこっちも手を貸す……って感じでどうです?」
波児・マレキュール:「風向き次第では、その通りの役回りを任せることもあるかも知れんが……」
波児・マレキュール:もとより、集った人員の完璧な統制が可能だとは思っていない。
蔡春嵐:「なら、がっかりさせないようちょっとは気合い入れてかないとな」
波児・マレキュール:神を殺す者とは、そういった存在だと理解している。他の局員に言わせれば違うのかも知れないが。
”アートマン”:「私達は全員で事にあたりましたが、出来ない、とも言いきれないですね。神殺しの条件とは、不可能を不可能なまま可能としたものの事をいう。」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「おい!!難しい話はおいておいて、今飛行機の調整が終わったらしいぜ!!見ろよ!日本の最強ロックシンガー、ミミナシ・ホーイチみてえなことになってやがる!!」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「クールだなあ!オイ!」窓の外を覗き込んでいる
”超脳風水伯”玄冬:「出来たか。発着場に向かうかの。荷物の積み込みは終わっているはずじゃ」
波児・マレキュール:「耳なし芳一というのはそういう逸話だったか……?」この場にいる唯一の日本人に。
波児・マレキュール:名前だけは聞いたことがある。仕事で各国の民話について勉強しているので。
正玲諷呀:「見落としが一つあって、ひどい目に合う。と言う不吉な話だ」
セレーネ・F・カナベラル:「飛行機が耳なし芳一って、どういう……」一緒になって窓を覗き込む。「わ、ほんとだ」
正玲諷呀:「つまり、落ちるな。目的地で」
波児・マレキュール:「それは知っているぞ」
GMore:飛行機には耐呪術・仙術防御として卦の文様や中国語の経文等が刻まれている。玄冬の指示だ。
蔡春嵐:「なーに、届きさえすれば十分ってやつだろ」
波児・マレキュール:「予め不吉を表に出しておくことで不吉を避ける考えだ。同様の風習は世界中にあるが──」
”超脳風水伯”玄冬:「何とかなるかわからんが、一応全員分のパラシュートは積ませてあるからの」
セレーネ・F・カナベラル:「何、墜落なら一度経験してますよ、私。意外となんとかなります」
蔡春嵐:「またクソ長い薀蓄が始まるぞ。早く乗ろうぜ」
正玲諷呀:「僕はどうともならん。リザレクトを無駄に一つ使いたくはないものだがな」
正玲諷呀:言って乗り込む。
GMore:では、君達は待合室の会話を切り上げ、発着場。飛行機に乗り込もうとした所で───
GMore:ワーニング!!
正玲諷呀:「む?」
正玲諷呀:足を止め、振り返る。
GMore:警告音が鳴り響き、自家用機──これは、神性圏界の中枢に踏み込めるのは一部の存在しかいないため、独立したAIと言う事になるが
GMore:これが、空港全域に「発進不可」の機械音声を流す。同時に、周囲に存在するレネゲイド関連の計器が振り切れた。
セレーネ・F・カナベラル:「……なるほどなあ。つくづく周到な敵ですね」
波児・マレキュール:「自然ではあるな。こちらも動きを探られている方が、さて」
GMore:全員、知覚で8!振って貰おう
GMore:正体がわかる。
波児・マレキュール:3dx>=8
セレーネ・F・カナベラル:2dx>=8
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (2DX10>=8) → 9[7,9] → 9 → 成功
GMore:あ、ダイスボット指定
正玲諷呀:2DX
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (2DX10) → 6[4,6] → 6
波児・マレキュール:忘れがち
波児・マレキュール:3dx>=8 知覚
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10>=8) → 5[1,1,5] → 5 → 失敗
蔡春嵐:4dx+1>=8
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 9[1,3,3,9]+1 → 10 → 成功
波児・マレキュール:よわ!
GMore:この二人がまずわかるのは解釈一致みたいなもんではあるな
GMore:では電磁RBのセレーネ、道士の修行を積んだ二人は同時に、周囲のレネゲイド計器が振り切れた理由がわかる。
GMore:UGNの反応では「遺産」!道士の言葉に言わせれば……
GMore:「宝貝」と呼ばれるもの。巨大な仙気=レネゲイドの濃縮兵器がザッと10!
GMore:それに付随するレネゲイドの反応。恐らくは羽持つ妖怪仙人達が、遠くに浮かぶ巨大な島から、君達のいるこの空港方角へと向かい、高速で飛来してきているのだ!
蔡春嵐:「待ち構えるだけじゃないってか。思ったより余裕ないのかね」
GMore:───中国・四川省。成都上空。高速で飛来する、羽持つ仙人の一団。
GMore:その先頭にいる、3人の道士。
GMore:一人、三つ首の鳥怪人。妖仙分類:”尚伏(へつふ)”。日照りの権能を所持する。所持宝貝。『青天剣』。不可視の『空気』の刃を生み出す。空が青く透き通っていればいるほど、明るければ明るいほど力を増す、剣の柄だけの宝貝。
GMore:──快晴!時刻・昼!
GMore:二人、水鳥の羽を持つ、白い道士服の女。妖仙分類:”瞿如”。所持宝貝。『紅龍箭』。
赤い龍の形をしたエネルギー体…『熱』を矢として番える事のできる弓。
突き刺さった部位から一気に熱を放ち、触れた部分を蒸発させる。現季節。盛夏!
GMore:三人、蝙蝠翼の生えた、鼠の獣人。妖仙分類:”寓鳥”。所持宝貝。『餓蝗鏢』。
周辺レネゲイドウイルス量に応じてその数を分裂する鏢。現濃度、測定不可!
セレーネ・F・カナベラル:「……諷呀」その反応を受信した。全身が赤い電光を帯びて、銀髪が波立つ。戦闘態勢。「あっちから飛んで来ます」
正玲諷呀:「なんだ、僕にやれって言うのか。まぁ、よかろう」
正玲諷呀:「宴会に入れない小者の腹いせに付き合うのも、招かれた者の度量だろうよ」
セレーネ・F・カナベラル:「いやあ。君なら、この距離でも届かせられるじゃないですか」目を細めて空を見上げる。「この通り、見晴らしも良好」
正玲諷呀:「ならば女の方は任せたぞ。僕は積極的に女子供は相手にしたくない」
セレーネ・F・カナベラル:「諷呀ってばそういうとこありますよね。オッケー、引き受けましょう」
波児・マレキュール:「うちの若手の見せ場を取るなよ、小覇王。こいつらがどの程度遣うか知っていたほうが」
波児・マレキュール:「やり易いだろう、見た上で寝返られたら堪った物ではないが」
蔡春嵐:「あのな、アタシを戦闘狂か何かと勘違いしてんのか?」
蔡春嵐:「言われた通りせいぜい……お?」
GMore:他。
宝貝『金天槍』
宝貝『朔剣』
宝貝『万外通布』
宝貝『竜奇砲』
宝貝『白貂号』
宝貝『酩緑樹』
宝貝『磨鳳石』
───
GMore:───
GMore:消滅。
”虹天大聖”王混:先頭を突き進む三頭を残して消滅。
”虹天大聖”王混:太陽の具現とも思える高熱が妖仙達の内側から溢れ───一瞬にして残る七仙は蒸発した。その行いに、戦闘の三仙が、速度を緩める。
”尚付” 金観:「な……!!”虹天大聖”様!!如何なおつもりか!」
”瞿如”嗎明:「我らはかかる火の粉を先んじて払わんとしたのみ!」
波児・マレキュール:「……"虹天大聖"」聞いた名だ。
”虹天大聖”王混:何処からともなく響く、声だけが彼らの疑問に答えた。
”虹天大聖”王混:「貴方達は……とても美しィ!貴方達の献身、私はよォくわかりますよォ……」
”虹天大聖”王混:「ですが!美しい貴方達だからこそ、私はこう思うのです………」
”虹天大聖”王混:「我が眷属は、寡兵で多数にぶつかる時こそ、更に美しいと。わかりますね?我らが居城に乗り込んでくる無数の最強たる人類の粋…それに…三仙で立ち向かう!!くッ……」
”虹天大聖”王混:「美しすぎる……!」
セレーネ・F・カナベラル:「おや、内輪揉めかな。かなり上司に欲しくないタイプですね、あれは」
”虹天大聖”王混:「以上です。」それ以上の返事はない。戦闘を突き進んでいた三頭の怪人は、あきれてものも言えぬ。だが…………
正玲諷呀:「僕としても、あれは理解不能だ。多分ジャームなのだろうな」
蔡春嵐:「上に立っちゃ駄目なタイプだろ。同情しちゃうぜ」
波児・マレキュール:『美しい』『献身』あたりの単語に嫌なもの(上司)が過る。あちらの方がはるかにマシではあるが。
正玲諷呀:「そして、ジャームならば、神であってもUGNの敵じゃない」
GMore:犠牲となった七仙のいた場所に、途方もない濃度の熱が残っている。それは、紛う事なき。禍々しく空を照らす───
GMore:『太陽』の権能。
GMore:そして、先んじて説明された三仙の持つ宝貝、その性質は、何れもが──
”尚付” 金観:「おおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!!!」本来は仙気を流し込む事で使う宝貝から、逆に流れ込む力が、残る三仙の肉体に、溢れんばかりの力として結実する。こうなってしまえば、彼らの目に困惑はない。ぎらり、三鳥の猛禽の目が、君達の居る発着場を狙う!
正玲諷呀:「雄叫びは結構な事だが、そんなところを飛んでいて良いのか?」
正玲諷呀:敵を見据え、一歩も動かず、指先は音を斬りながら印を組み式を編んだ。
正玲諷呀:「そこは、すでに僕の間合いなのだがな」
”尚付” 金観:「戯言を!我が刃は既に貴様を射程に捉えッッ───」
正玲諷呀:尚伏の足元から、碧色の炎が渦を巻いて吹き上がり、その中から一本の豪奢な剣が意志を持つように跳ね上がった。
正玲諷呀:剣は碧炎を散らし、その刀身は星の如くに煌き、眼前の敵を切り裂き宙を舞い、空に血と炎の弧を描き創生者たる正玲の掌中に収まる。
正玲諷呀:「碧炎断蜃刀(へきえんだんしんとう)と名付けている。紛れもなく聖剣の格だが、神の前に試し斬りといこうではないか」
”尚付” 金観:──事実ではあった。超濃厚な、太陽の『昼』を浴びた『青天剣』の不可視の刃は、その切れ味、射程ともに既に正玲をとらえている。──だが、唯一。未だ振られてはいなかった。
「碧炎断蜃刀、何するものぞ!」
果たして、その言葉を抱いているのはどちらか。与えられた力に、雄叫びをあげる。そんな”慢心”の余裕が果たして、あったか?
”尚付” 金観:──二つに分かれながら、リーダー格であった鳥妖は沈黙した。
”瞿如”嗎明:「くッ!!」女が、弓に矢を番える。厳密には、その動きをしただけだ。宝貝、『紅龍箭』は、周囲に存在する熱をそのもの矢とする。盛夏。太陽の傍。女の持つ宝貝は、未だかつてない程の出力で、天空に巨大な炎の龍を具現する。
セレーネ・F・カナベラル:「なるほど、この気候は君達に味方するんだろうね。しかし」その膨大な熱を感じ取り、見上げながら。
セレーネ・F・カナベラル:右腕をかざす。開いた掌から、腕一本ほどの長さがある白銀色の六角軸が伸び出している。
セレーネ・F・カナベラル:螺旋状に赤い雷光を散らし渦を巻く。空気を引き裂くような音が響いて、
セレーネ・F・カナベラル:「そういう時こそ、空に気をつけた方がいい」
セレーネ・F・カナベラル:不意にその音が止まると同時。轟、と赤い電光が空を割いた。
セレーネ・F・カナベラル:尋常であれば天より地に落ちる落雷が、その逆の路を辿ったようなものだ。
セレーネ・F・カナベラル:《ヒューマンズネイバー》再発動。いかづちの「落ちた」先──青々とした天を背に負い、黒いスーツの女が舞っている。
”瞿如”嗎明:「───な?」
正玲諷呀:「あの女仙、稲妻よりは遅かったようだ」
セレーネ・F・カナベラル:ブラックドッグとバロールの複合的発症(クロスブリード)。電磁操作と重力操作を併用した超加速と共に、突き出した螺旋が女を穿った。
”瞿如”嗎明:彼、彼女らは、天を支配する者達だ。鳥類の妖怪仙人は、一切その性質として元来傲岸であり、己以上の天を仰ぐことは殆どない。太陽の権能を浴び、彼女の力はかつてない程の最高潮にあった。だから、想定しているはずもない。
”瞿如”嗎明:──敵が己よりも高みにいる等。真上。かかる影。理解できず、消えた敵を探し──ようやく、振り向くこうとした頃には──その女鳥妖は、大地に突き刺さっていた。
正玲諷呀:「首魁の言葉を持たずに斬りかかれば、勝機はまだあったな。僕とセラを同時に相手取る事になった時点で詰みだ」
正玲諷呀:星のように輝き明滅する碧銀の聖剣を肩に寝かせ構えている。
”寓鳥”楚抜:「ひッ……ひッ!」傲慢さでは2仙に劣る。鳥ではなく、羽持つ鼠の妖怪であるその怪人の臆病さが絶命を遅くさせた。───退がるか? ───それで首魁に何を言う?
恐怖が天秤を揺らし──それこそ、致命的な隙を生む。
セレーネ・F・カナベラル:「迷いましたね?しかし、それは悠長だな」
セレーネ・F・カナベラル:着地の勢いそのままに移動し、退路を塞ぐ位置に立っている。
セレーネ・F・カナベラル:「こっちとしても、のんびり屋さんを待ってあげる時間はないんですよね。急いで出航しなくちゃいけない」
正玲諷呀:脚を動かさず、菱形を描くように腕を振った。
正玲諷呀:聖剣が輝き上下左右に碧の火線が走る。逃げ場を塞ぐ高熱の斬線。
正玲諷呀:正面のみが攻撃の死角ではあるが、言うまでもなく、その道は稲妻の螺旋が塞いでいる。
セレーネ・F・カナベラル:然り、その斬線が描いた角形を通り抜けるようにして光が疾走する。
セレーネ・F・カナベラル:鼠の心臓に風穴が開き、弾けた。
正玲諷呀:「僕は、詰みだと言ったぞ」
GMore
己の命を天秤にかけ怯えた数瞬、既に逃げ場なく。かかる二頭を切り捨てた、己以上の怪物ども。
ここにきてようやく、鼠怪が武器を構える。周囲の仙気を吸い、その数を増やす投剣は、最早無数に分裂する未来が見えた。
が、それもまた、死に際の、都合のいい蜃気楼にすぎない。この戦場で、どれだけの悠長を晒したのか。
広がった火炎、残る唯一の活路──等というものも、最初から存在しない。
”寓鳥”楚抜:──「お、げ……」言葉すらなく、風穴のあいた胴からはじけ飛ぶ。散った肉片が、碧火に呑まれて夏の陽炎と消えた。
セレーネ・F・カナベラル:「さて……」彼らが飛んできた方の空を見遣る。「これ以上は来てないかな。今の所」
GMore:沈黙。僅かに遅れて、命を燃やし尽くしたのか、七つの太陽が消える。
GMore:はらり、遅れて鳥の羽毛が大地に落ちた。
蔡春嵐:瞬きの間に行われたその攻防……とは言い難い一方的な殲滅に、口笛を吹いて賛辞を送る。
セレーネ・F・カナベラル:「お疲れ様です、諷呀。……小覇王サマのお眼鏡にもかなったのかな、これは」
正玲諷呀:「セラほど体を動かしてるわけじゃない」手の中から星の如き輝く聖剣が消える。
波児・マレキュール:「ご苦労。鮮やかな手際だった……が、出力に絶対的な差はないな」
波児・マレキュール:「”虹天大聖”の加護があったとは言え……聞いた通りの厄介な任務になりそうだ」
セレーネ・F・カナベラル:「……今の戦いの様子、"虹天大聖"に見られましたかね」
GMore:言葉に出してみますか?割と気持ち悪い返事が返ってきます
波児・マレキュール:「案外聞いてみればいらえがあるかもな」
正玲諷呀:「構わないだろう。僕もセラも全てを見せたわけじゃない」
蔡春嵐:「そりゃわざわざ好みの盤面を作ったんだ。見届けなきゃおかしいだろうさ、手下の美しい散りざまをよ」
セレーネ・F・カナベラル:「どうも、部下の様子を覗き見するタイプっぽいし……まあ、敵の陣地で戦う以上は手の内を晒すのを怖がっても仕方ないですが」
正玲諷呀:「見えているなら、言うべきことはそもそも一つだ、こう言うのだ」
正玲諷呀:「首を洗って待っていろ」
波児・マレキュール:小さく笑う。
セレーネ・F・カナベラル:ひゅう、と口笛を吹く。
波児・マレキュール:返事を待たずに、特殊なワーディングが空間を満たし、残る邪仙の気配をかき消した。
波児・マレキュール:「行こう」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「やるじゃねえか!!」既に乗り込んでいい席を陣取り、ぱちぱちと手を叩いている。
”超脳風水伯”玄冬:「それでは……出発するぞい!えーと、確か…ここを、こうやって……」説明書を見ながら、特殊な機械技術制御のコックピットにいる。
”超脳風水伯”玄冬:「ポチっとな」
蔡春嵐:「マジでパラシュートの確認しといた方が良さそうだな」
GMore:神性圏界発生より80時間。本丸、”九黎山脈”───突入!!
GMore:一行で説明します。
GMore:不時着しました。
GMore:───ミドル1、終了!!!
GMore:と言う所で、ロイスの取得、購入をして……
GMore:ミドル2、『陰陽層突入編』にいきましょう。調査項目は後で出ますが、一通り内部説明をし、歩いてから出ます。
GMore:では終わった人は以上!と言って欲しい!
正玲諷呀:セラっちにロイス取ろう 同僚 信頼○/食傷 で。
波児・マレキュール:ロイス/香港武侠/蔡春嵐/感服/辟易◯
正玲諷呀:購入は応急手当にしておきます。
波児・マレキュール:購入もできるなら大槌かな
正玲諷呀:2dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (2DX10) → 8[6,8] → 8
正玲諷呀:買えた
波児・マレキュール:日本刀投げつけるより強いから……
蔡春嵐:ロイス 波児・マレキュール 信頼○/呆れ で所得
蔡春嵐:応急手当買います
波児・マレキュール:3dx+3>=10
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10+3>=10) → 5[3,4,5]+3 → 8 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:正玲諷呀:◯信頼/隔意
波児・マレキュール:◯尽力/心配
でロイス取ります。
蔡春嵐:1dx+1>=8
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 2[2]+1 → 3 → 失敗
波児・マレキュール:目標値間違えてたけどどのみち失敗! 財産は使いません。以上。
正玲諷呀:バディムーブ
正玲諷呀:お買い
セレーネ・F・カナベラル:私も応急手当買っておこ
セレーネ・F・カナベラル:1dx>=8
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1DX10>=8) → 7[7] → 7 → 失敗
波児・マレキュール:正玲君!
GMore:あとこの隙にNPCカードというものを私も提示しておきたいです
セレーネ・F・カナベラル:財産はいいや おわりです
波児・マレキュール:いや、目標14なのでバデムでも届かないので
蔡春嵐:こちらも以上!
波児・マレキュール:セラちゃんに上げて!
正玲諷呀:じゃあセラさんの応急に回す。お買いなさい
GMore:コレでセレーネが購入成功で……終了!
セレーネ・F・カナベラル:わ~い 買いました
正玲諷呀:以上。
セレーネ・F・カナベラル:改めて以上です
GMore:では協力的NPCのNPCカードを投げておこう 大丈夫か?(設定が)まあ…いいだろ
NPCカード:『超脳風水伯』
常時、リザレクトにおける侵蝕値の上昇を-1(最低0)する。
『玄天甲』1シーンに1度、発生するダメージを0にできる。

NPCカード:『アートマン』
オートアクション。1シナリオに1度、以下の効果から1つ選んで選択できる。
『ヴァジュラ・ムドラ』①任意のキャラクターの侵蝕率を20減らす。この効果で浸食率を減らした後、シーン開始時よりも浸食率が低い間、そのキャラクターはあらゆるエフェクトを使用できない。
『ソーマ・ムドラ』②任意のキャラクターの侵蝕率を30上げる。この効果で浸食率を上げた場合、シーン終了時に浸食率を30下げる事ができる。

NPCカード:『ラグナロック』
オートアクション。1シナリオに1度使用できる。
『スルトル・ライジング』15点以上の任意のダメージを受ける。命中判定の達成値とダメージを((受けたダメージ/15の端数切捨て)+1)倍にする。
この効果で最大HP以上のダメージを受ける事はできない。
波児・マレキュール:あんたがGMよ
GMore:以上、3人分の必殺技です
ミドル2「陽界・黄金鏡万輪華/陰界・摩穹天蠍」
GMore:では、全員分の取得が終わった辺りで、シームレスにミドル2に突入します!
GMore:登場PCは全員!侵蝕率が1上昇します
正玲諷呀:29→30
セレーネ・F・カナベラル:40->41
蔡春嵐:49→50
波児・マレキュール:33→34
GMore:感謝!では引き続きよろしくお願いしますの構え
GMore:では、状況説明。君達はオートパイロットされた仙人改造・小型旅客機に乗って、空港から南に向かって飛行。
GMore:単純距離にして100㎞、高度混みでも到達までは精々5分ほど~と言う計算であり、そこまではあっていた、のだが。
GMore:ある程度の距離まで近づいた瞬間、空間が「ぐにゃり」と歪む。九黎山脈は巨大なヤバそうな岩塊が電子軌道のようにぐるぐるのだが───その正体は、7枚重ね+αの異層空間であるが故に!!
GMore:ぬめった油のプールに飛び込んだような嫌な感覚が肌を通り過ぎて行った後、君達を含むこの旅客機が飛び出したのは───
GMore:炎の海の上。空には、宇宙空間が広がっていて、地球が遠くに見える。
GMore:簡単な物理の帰結として、真下から吹きあがる熱波によって破損!!暴風によって大揺れ!!!とんでもない状況の中──
GMore:炎の海に浮かぶ、黄金の空中都市に不時着したのである!!
GMore:九黎山脈、陰陽層──『陽界・黄金鏡万輪華』。
GMore:というわけで、今君達は、空中に浮かぶ巨大な都市……中央には巨大な宮殿があり(これも当然金ぴか!)それ以外は普通の中国の城塞のような民家が立ち並ぶ……(黄金である事を除いて!)
GMore:空間に旅客機ごと不時着し、現地住民の家を二つ三つ潰してしまった所です。
GMore:現地住民とは羽を持つ生き物が妖怪化したものであり
ニワトリ妖怪:こういう二足歩行のニワトリの妖怪とか
フクロウ妖怪:こういうフクロウっぽい髪型の女妖怪とかが
フクロウ妖怪:「ひえーっ!!!」
ニワトリ妖怪:「うわーっ!!オラの家が!!」
波児・マレキュール:「んん……」
波児・マレキュール:〔停止線〕〔速度制限〕〔安全地帯〕……様々な標識が熱と衝撃にひしゃげ転がっている。
セレーネ・F・カナベラル:「あはは……本当に二度目を体験することになるとはね」
GMore:等と右往左往している。
蔡春嵐:「つーか普通に人?住んでるのな」
正玲諷呀:ひしゃげた椅子に悠然と脚を組んで座っている。
セレーネ・F・カナベラル:電磁操作による防護領域を作り出し、熱波や暴風を防いでいた。慎重に周囲の様子を伺いながらそれを解除する。
波児・マレキュール:「『羽あるもの』」
”超脳風水伯”玄冬:「こ、腰…!」腰を抑えて地面にのたうっている。
波児・マレキュール:「虹天大聖の眷属だな。偶々か、呼ばわれたか」
”アートマン”:涼し気。
蔡春嵐:「戦士ではなさそうだ」立っていた棒の先から降りて、それを小さく折りたたむ。
正玲諷呀:「なんだ?着いたのか。僕はもう少し現実から逃避したいぞ」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「慣れんわ………」よろよろと這い出た。
波児・マレキュール:「帰る便が無くなったのは……」
セレーネ・F・カナベラル:「おお……大丈夫?お兄さん」玄冬に手を貸している。
正玲諷呀:「宝くじが当たるよりも確率が低い。などと、人類の産み出した欺瞞だな」
”超脳風水伯”玄冬:「ホホ、アリガト」
波児・マレキュール:「あまり気にするな。後でなんとかしよう」
波児・マレキュール:「……それで」妖怪たちを睨みつけます。
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ、それを言うなら目の前のこれも十分非現実的ですよ。私らの仕事じゃ日常かもしれませんけどね」
ニワトリ妖怪:「オラの家ーッ!!」あまりの混乱に、家の墓を作って拝んでいる。
フクロウ妖怪:「?」「??」
波児・マレキュール:「"虹天大聖"はどこだ」
ニワトリ妖怪:「へっ!虹、虹虹、”虹天大聖”様ですか!へえ!あっ…ああッ、ああ、に、人間!?」
フクロウ妖怪:「?」「??」「?」「人間?」
波児・マレキュール:ひたすら不躾にシンプルに問う。目つきの鋭さも相まって威嚇しているようである。
正玲諷呀:「ふん。確かに波児がどうしようもない情報収集をしてるのだからな、これは最早、現実だろうよ」
ニワトリ妖怪:「ひぃーっ!!!に、人間だ…人間…ハッ!!はっ、人間!!そうだ…」
ニワトリ妖怪:「よく来ていただきました!!我らが仙境へ!!」
正玲諷呀:椅子から立ち上がり、地面に降り立つ。
波児・マレキュール:「どうしようもないとは何だどうしようもないとは」
蔡春嵐:「お?なんか歓迎されてんぞ」
セレーネ・F・カナベラル:「敵対的じゃない相手を威圧するからそう言われるんですよ、波児」
フクロウ妖怪:「人間の方だ!!これは、これはようこそ!今おもてなしを……」
フクロウ妖怪:「家?」
ニワトリ妖怪:「家ーッ!!」
波児・マレキュール:「威圧はしてない」
セレーネ・F・カナベラル:「とは言え……こんな風に歓迎されるのは予想外でしたが……」
正玲諷呀:「礼をもって接した方が情報は得やすかろう」
蔡春嵐:「なんか悪いことしちゃったな……」
正玲諷呀:「それに、まあ住処を破壊したのは事実ではあるしな」
セレーネ・F・カナベラル:「そうかなあ。相手が子供だったら泣かれてますよ多分」
ニワトリ妖怪:「まあ、”虹天大聖”様なら我らのかわりに人間の方たちをもてなしてくれるだろう」
波児・マレキュール:「……そうか」
フクロウ妖怪:「そうですねえ……」ようやく一息つきつつある。
波児・マレキュール:目尻を揉みほぐしている。
蔡春嵐:「落ち着いたか?」二頭の妖仙へ
波児・マレキュール:「歓待を受けろという話だったな。ひとまずは案内に従うか」
蔡春嵐:「いいよ。道を教えてくれるだけで。”虹天大聖”さんにも良くしてもらったって言っとくから」
ニワトリ妖怪:「……」改めて、黄金の家の残骸と、不時着した旅客機と、周囲に散らばる標識を見る。「ここでは話すにも不便ですな。人間をお見掛けしたら連れてこいと、我らは”虹天大聖”様に言いつけられております!」
波児・マレキュール:「不便だな」ぐしゃぐしゃになった民家を見る。
セレーネ・F・カナベラル:「しかし、”虹天大聖”がそんな指示をね……」
正玲諷呀:「ならば案内されよう。勝手にこちから動くとなれば彼らがお叱りを受けるかもしれん」
セレーネ・F・カナベラル:配下を焼き殺していた様子を思い出して、僅かに顔をしかめる。
フクロウ妖怪:「”虹天大聖”様はあちらの”黄金宮殿”におられます」と言って、放射状に広がった都市部の中心を示す。
正玲諷呀:「即ち、部外者に自由に動いてほしくないだろうよ。歓待、案内などは建前であろう」
蔡春嵐:「どういう狙いであれ、雑魚を何匹もけしかけられるよりは大分マシだ」
GMore:では、彼らの案内に従い、中央の宮殿へと向かってみますか?
GMore:聞きたい事があれば、辿り着くまでの時間で何点かは質問できます。
正玲諷呀:「聞いておこう。他にここに来た人間はいるか?」
GMore:ついでにここに辿り着いた時点でわかる確定情報を提示しちゃおう
GMore:▼『陽界・黄金鏡万輪華』
魔妖七仙が展開した神性圏界『陰陽五行陣』の内、陽を司る。
煌びやかな黄金や虹を湛える宝飾に包まれた中国様式の建造物が立ち並ぶ空中都市。ひときわ目立つ黄金の巨大な宮殿が中央にある。
大地と呼べるものはなく、広がる限り太陽のように燃え盛る星、その黒点の上空に浮いており、遥か頭上には青と緑に包まれた地球のような星の姿が見える。
羽を持つ生き物が妖怪化した者達が住民として暮らしている。
ニワトリ妖怪:「いえ、おられません。しいて言うなら、そちらのお連れの方々…を一度お見掛けしましたが」
波児・マレキュール:「鉄剣枢団か」アートマン達をみやって。
”アートマン”:彼らには別の侵入手段があり、先ほども言った通り、彼らは前回の突入の際、対話を可能な限り避けた。
”アートマン”:「一度見た景色です。私達が前回来た際も、侵入と退却はほぼ力技でしたね。突入時点でこう……」
”アートマン”:「台無しになりますが、防ぐ手段もないので先んじて説明はしませんでした」
波児・マレキュール:「……お前たち流の、その、優先順位の付け方が」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「アタシ達は前回、射出ポッドで突入したから、そっちはもう炎の海の藻屑になったぜ!一瞬でも反応が遅れたら、ジュッ!だったよな!」
波児・マレキュール:「限りなく『正解』に近づいてしまうのが忌々しいところだ、世界災厄というのは」
GMore:彼らは落下中にポッドを飛び出して何とかこの空間に辿り着いたそうです。
波児・マレキュール:周囲を見回す。どこまでも広がる宙に浮かぶ黄金の建造物。遠く蒼い星。
波児・マレキュール:「住んでいる者は蛾眉山の妖怪仙人なのか」
ニワトリ妖怪:「はい。元々は峨眉山に生まれた動植物や、妖怪(RB)となり、行き場を失ったもの達が集まった峨眉山の霊洞で…尚且つ、”七仙”様の思想に共感した幾らかのものたちが、ここに住まっています。」
ニワトリ妖怪:「人間、いいですよね……」
フクロウ妖怪:「人間、いい…守護(まも)りたい…」
セレーネ・F・カナベラル:「人間を守りたい、ですか」
波児・マレキュール:「いきなり旅客機で突っ込んできて家を破壊してもか」自覚はあるらしい。
セレーネ・F・カナベラル:「どうしてそう思うようになったんです?興味があるな」
蔡春嵐:「そいつが"七仙"の思想ってことか?」
ニワトリ妖怪:「壊れたものはしょうがない!わざとではないのでしょう?無論、悪意があるとなれば…自衛はしますが」
波児・マレキュール:「む……そうだが」
正玲諷呀:「人間がいないから、邪気や悪意が薄いのだろうよ。良い事だ」
セレーネ・F・カナベラル:「無論、わざとではないよ。しかし、だからと言って許してくれる者は、人間社会ではかなり珍しいだろうね」
ニワトリ妖怪:「七仙の方々は皆、人間を愛しておられます!人間の生き方が好きで、我らもそのように人間かぶれな所がありますね」
セレーネ・F・カナベラル:「つまり……君達の心の広さに、少しばかり驚いたのさ」
ニワトリ妖怪:「何故人間が好きか?それはもう、嫌いな妖怪達もいますよ。でも、我らは好きですからね!ちなみに私は人間の勤勉さが好きで」
フクロウ妖怪:「私は人間の風流が好きですね」
蔡春嵐:「ふーん……」
ニワトリ妖怪:「”虹天大聖”様も、「人間…美しすぎる……!」と呻いておられるようです」
波児・マレキュール:それにはちょっと嫌そうな顔。
GMore:では、そうこうしている内に君達は『黄金宮殿』へとたどり着きます。
GMore:近づくと、雅な音楽が流れてきており、どうやら宴会が行われているようです。
GMore:ここまでの移動や会話、雰囲気から二つの情報項目が解放されます!
◆調査項目
▼孔雀化身 ”虹天大聖”王混 芸術:全て/意思 7
▼魔蠍化身 ”三毒聖母”天焔玉 知識:機械/情報:ウェブ 7
▼陰陽五行陣 『陽界・黄金鏡万輪華』 調達/白兵 10
▼陰陽五行陣 『陰界・摩穹天蠍』 射撃/運転:機械類 10
▼『───』上記判定が全て成功した後、ミドルフェイズ内で条件を満たす事で解放。
GMore:と言うか、情報項目はこうなのだが。
GMore:現在、この内『虹天大聖』と『黄金鏡万輪華』の調査ができます。
GMore:残りはまだ踏み込んでいないためわかりません。ちなみに、もう一つの陣については…
GMore:「入りたい」と思えば、その瞬間に世界が切り替わります。
波児・マレキュール:マジかよ
正玲諷呀:では陰陽五行陣 『陽界・黄金鏡万輪華』を白兵で
波児・マレキュール:プレインズウォークはまだいいかな 折角案内を受けているし……
正玲諷呀:4dx+8
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10+8) → 10[4,4,6,10]+4[4]+8 → 22
蔡春嵐:孔雀化身 ”虹天大聖”王混を意思で
GMore:マジ。今は宮殿の前にいるが、「そう言えばもう一つってどんな感じなの?」と認識した瞬間、周囲がパッとかわり、月面都市になる。(予定)
蔡春嵐:2dx+4>=7
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (2DX10+4>=7) → 4[1,4]+4 → 8 → 成功
GMore:では両方成功!
GMore:こちら二つ、情報項目として内容を提示します。
▼孔雀化身”虹天大聖”王混 
神鳥鳳凰・孔雀明王への信仰から化身した孔雀の仙人。
不死の権能、浄毒の権能、太陽の権能を所持。

性質は多弁で高慢。己の美しさを鼻にかけた言い回しを多用する。
戦闘においては炎・風・光を操る他、武器の中でも鉄扇、鞭術を好んで用いる。
化身は現在、圏界の内にある黄金宮殿において美の宴と称して遊芸に興じている。

以下の権能を所持。

《不死》
HPが0以下になった時、HPを最大値まで回復する。
《浄毒》
あらゆるバッドステータスは適用されず、ダメージを受けた際、HPを最大値に戻す。
《太陽》
ラウンド開始時、フィールド上に存在する全てに999点のダメージを与える。
GMore:▼『陽界・黄金鏡万輪華』
太陽都市・黄金鏡万輪華。妖怪仙人・王混の発動した神性圏界の核。
黄金と虹色の素材で編まれた煌びやかな都市は、その全てが真実、光を増幅する人界に存在しない物質で構成されており
王混の攻勢励起により、都市下に存在する太陽光を受けて全てを焼き尽くす閃光兵器と化す。

王混の《太陽》の権能を増幅し、データとしては以下の効果を与える。
《太陽》によるダメージを10倍にする。
この能力の適用下でHPが0になり、リザレクト等でHPが0以上になった場合、もう一度同じダメージを与える。
波児・マレキュール:何いってんだこいつ……
セレーネ・F・カナベラル:めちゃくちゃなの来たな……
GMore:『超クリメイト』です
蔡春嵐:どうやって戦えば良いんだ…
GMore:現状、わかりません。(強い事がわかるだけ)
正玲諷呀:権能を剥奪しようぜ!
GMore:正解!
GMore:正解されてしまった。終わりでしょ
波児・マレキュール:方法! 方法が大事だから!
セレーネ・F・カナベラル:フィールド上に存在する全て、本人も含まれるのかな……
GMore:つまりコレを剥いで打倒可能にしてから打倒するのが今回のテーマです
GMore:本人も含みます。死なないので大丈夫なだけ
GMore:『派手』美しいですからね
セレーネ・F・カナベラル:なるほどね 派手に死んで派手に蘇る
GMore:現状、原身の存在は不明です。まあ、推測はつくんだが…
GMore:このあたりは一歩一歩把握していってもらうつもりだったので4枚全部抜いたらわかる
蔡春嵐:じゃあ一回陰側に行かないとなのね
セレーネ・F・カナベラル:もう一つの陣に行けばいいのか
GMore:そうなります。ただ、宮殿の前まで来たので挨拶だけはしていくかな。
GMore:君達が宮殿に近づくと、豪奢な楽団の音がどんどん大きくなり…
GMore:向こうからも近づいてくることがわかります。
蔡春嵐:「話が早いな。早速お出ましだ」
”虹天大聖”王混:天空から虹色の光。
”虹天大聖”王混:スポットライトがクルクルと回転し……
”虹天大聖”王混:一点をさしてとまる!
”虹天大聖”王混:「ようッッッこそおいでいただきましたァ……!」
”虹天大聖”王混:バッ、と虹色のセンスを広げる、シルエットの巨大な、虹色の、常軌を逸した長髪の美形。
”虹天大聖”王混:周囲に従える楽団が、ぴたりと音楽を止める。
”虹天大聖”王混:「その名は?」耳をそばだてる動き。
GMore:「「「「「虹~~~~~天~~~!!!大~~~!!聖~~~!!!♪」」」」」
GMore:「「「「「王~~~~~~♪ 混~~~~~~~♪」」」」」」
セレーネ・F・カナベラル:「わはぁ、豪奢というかなんというか……」
”虹天大聖”王混:パチン!(扇子を止める音)「人間の方々よ。よくぞ御足労頂きましたね。我が精鋭……くッ、三名を……」
”虹天大聖”王混:「倒した活躍、拝見しておりましたァ………くく、くッ…」
”虹天大聖”王混:「美しすぎる…!」口元を覆う
波児・マレキュール:「感極まっているのか、こいつ」
”虹天大聖”王混:「まさかこの私の美しさに叶うものがこの世にいるとは思いませんが、迫る美しさでしたよ…!」
セレーネ・F・カナベラル:「怒らないんですか?お仲間の仇、と言っていいと思うんですけどね。私達」
波児・マレキュール:「それを言うなら、仇のうち7人はこいつの持ち分だろう」
波児・マレキュール:「気色の悪いやつだ」
”虹天大聖”王混:「ああ、良いのです。あれらは私が敷いた絶対の掟、『人間を食ってはならない』…を、私に隠れて犯していた者達。哀しいかな、我ら鳥類の妖は…『従いきる事が出来ぬ』性なのです。」
”虹天大聖”王混:「私がッッッ……気色が悪い……!?!?」
”虹天大聖”王混:「私を前にして!?!?!」
”虹天大聖”王混:「その度胸、美しすぎるッ……」(感極まる)
正玲諷呀:「つまり、迎撃にかこつけた処刑であったと」
正玲諷呀:「まぁ、そちらの法や所業に嘴は突っ込むまい」
正玲諷呀:「歓待は受けよう。貴公達の目的はなんだ?人界をなんとする」
セレーネ・F・カナベラル:「ふうん?そういう事情がね……」半信半疑と言った様子で。
波児・マレキュール:怪仙の悦に入った様子を見て臨戦態勢を維持したまま力を抜く。
蔡春嵐:「それはそれで回りくどいことしてんなって気もするけどね」
”虹天大聖”王混:「我らは人間の未来を思えばこそ立ち上がった、人間の味方!!あと僅かな時間をくだされば………よりよい未来をお約束しますよ。ああ、それはですね…」
”虹天大聖”王混:「見たかった…ですからねェ……」
”虹天大聖”王混:「我らが望むのは、人界の繁栄。」バッ、と扇子を広げ、君達を宮殿の奥に案内しようとする。周囲にいる鳥妖が、色とりどりの羽を広げて歓待する。
波児・マレキュール:「見事なものだな」
”虹天大聖”王混:「ですが、人類は、哀しいかな…………」
”虹天大聖”王混:「人類同士で滅ぼし合おうというのです!!」滂沱。「昨年を切り取っただけで、いかに世界の大気が震えましたか?」
”虹天大聖”王混:「これを、私達は……」
”虹天大聖”王混:「”次につなげる意思の不足”と見ました。」
蔡春嵐:「次につなげる意思ぃ?」
波児・マレキュール:ひとしきり鳥妖の翼の彩りを眺めて、視線を戻す。
蔡春嵐:「波児並に要領を得ねえな。もっとわかりやすく説明してくれよ」
”虹天大聖”王混:「人間の命ははかなく、短いからこそ美しく、力強い。果たして我ら妖仙も、そして星を滅ぼそうとしたものどもも、一代で何かを成し遂げようとする。その歪みが、人を侵蝕していると見ました。つまりですねェ」
”蚩尤”:「人の命!!!!」
”蚩尤”:「種に定められた寿命を、今の1/8とする!!!」
”蚩尤”:───朗らかな声。
”蚩尤”:「───と言うのはどうですか?と、オレは願われたわけだ。」宮殿の奥!『宴』の場で身を横にして、杯を煽る大男。
”蚩尤”:「無論、成長の速度も8倍にするらしいぞ。サイクルを早めたいらしいな!」
蔡春嵐:「……そうか、アンタが親玉か」
”蚩尤”:「そうだ。まあ、オレも、担ぎあげられた身分ではあるが!ヅァハハハ!!!」
セレーネ・F・カナベラル:「おお……」突拍子もない宣言に、思わず目をぱちくりとさせる。
波児・マレキュール:「ものすごく迷惑だ」
”蚩尤”:「オレの名は、あるが。そこはまあ、大変だろうから、多く呼ばれている名で自己紹介をしよう。我が銘は”蚩尤”!」
”蚩尤”:「”虫”の仙人だ。まあ、もう一人いるが……厳密には違うらしいな?アレは」
セレーネ・F・カナベラル:「"蚩尤"……つまり、七仙の親玉ですか」
波児・マレキュール:「銅身鉄額の神。甲虫を象るとは、よもや思わんだが……」
正玲諷呀:「蚩尤よ。それは ハイ、そうですか。とは受け入れられんな」
”蚩尤”:「人よ増えろ。だがその在り方に瑕疵ありき!異聞の神が定めた『100年』は間違えっていたのではないか?その責任を我らが果たすべきだ!というわけだ。オレは、まあ、いいんじゃないか?と思っている。何しろ……」
”蚩尤”:「やってみなければ、わからん!」
波児・マレキュール:頭を押さえる。あまりにも思考の尺度が違う、神々とは概してそういうものだが……
セレーネ・F・カナベラル:「やってみなければ分からない、ね……」
”蚩尤”:「だろうな!ヅァハハハハ!」腹を抱えて笑う。「依然はどうおもう?」
”侍女”依然:「私もわかりません!」
”蚩尤”:「無論、ハイそうですかというわけにもいくまい。何せ、勝手に決められるわけだからな。」
”蚩尤”:「だが、親というのは子供の駄々に付き合わず、取り上げるべきものは取り上げるだろ?その結果が、800年から100年というじゃないか!」
セレーネ・F・カナベラル:「確かに……君達の語る仮説が、思い描いたとおりに運ぶ可能性だって否定はできないね」
セレーネ・F・カナベラル:「『やってみなければ分からない』というのも。大きく未来を変える決断とは、往々にしてそういうものだ」
セレーネ・F・カナベラル:「しかしね、だからこそ……そういう選択は、人間達自身の意思で選び取るべきだ」
セレーネ・F・カナベラル:「子を育てるようにものを喩えるが、いつまでも親離れできない子じゃないだろう」
セレーネ・F・カナベラル:「神代と呼ばれるものが終わってどれほど経ったと思ってる」
”蚩尤”:「ま、オレも、生まれの地を離れ、ここにいる七仙を父母、そこな女を姉と慕い、かけられた期待に応えようというわけだが……オレにも夢はある。短い虫生…やってみたい事がな!わかるだろ?親が勝つか、子が勝つか。”来るだろう”と思っていたのだ。その分かれ目はたった一つ…」
波児・マレキュール:「うちの最年少が言うとある種真に迫っているな」
蔡春嵐:「どっちが強いかってことだろ。まあ結局そこに落ち着くよな」
正玲諷呀:「隠居の引き籠りが出てきたのだから、そちらにも覚悟はあろう」
正玲諷呀:「性能差は絶大だが、子は親の思惑を超えるモノ。覆すのが人の矜持よ」
”蚩尤”:「ヅァハハハハ!!!そうだ。寡聞にしてオレはまだやっていないが……親離れする方法はたった一つ。」
正玲諷呀:「と、言ったところか。ふん、単純な話、僕は100までは生きたいのでな」
”蚩尤”:「親の思惑を超えるしかあるまい!」
波児・マレキュール:「親の思惑とやら」
”虹天大聖”王混:「と、いう事ですねェ。いや、苦労しましたよ!我らが夢を託すに相応しい種を極東の地から探して……」
波児・マレキュール:「こんなものがあと六つあるのか? 流石に養いきれんぞ」
”虹天大聖”王混:「小さな人間の子供に『その方は我らが王になるお方なのです!』と泣きながら説得して譲ってもらうのは……」
セレーネ・F・カナベラル:「何、蹴っ飛ばして独り立ちしてもらいましょう」
”虹天大聖”王混:感極まって泣く。
波児・マレキュール:「……」視線が険しくなる。
”蚩尤”:「さて、要件も済んだ所だ。混。お前はこいつらを……」
”蚩尤”:「『超級美麗精彩大戦』なる、美しさを競う競技の相手に選びたいそうだが……」
”蚩尤”:「その景品を説明する前に、焔玉に会わせぬでは、こいつらにも…焔玉にも不義理だろう!」
”蚩尤”:「と言うか、多分怒るぞ…中々怒らん女だが…多分怒る…これはやってみなくてもわかる。」
蔡春嵐:「焔玉って、例の蠍の妖怪か?わざわざここまで来て他所の山に行かされるとかナシだぜ」
”蚩尤”:「それには及ばん。戻ろうと思えば戻って来れる。何しろ───」
”蚩尤”:『ただの裏表だ』
”蚩尤”:蚩尤、と名乗った男が、パン、と手を叩くと───
GMore:君達は宮殿の奥に案内され、宴の間で”虹天大聖”と”蚩尤”と会話をした所だったのだが
”侍女”依然:今は既に彼ら二人はおらず、同行した玄冬、アクセンツァイトの面々を含む七人ともう一人、”蚩尤”の侍女らしきこの女を含む八名で、『陰陽層』もう一つの陣──
GMore:──『陰界・摩穹天蠍』 その内部にいる。
波児・マレキュール:「(まるで反応できなかったな。敵意がなかったのもあるが)」
GMore:この場所は月面のようになっており、見上げると、ほの明るい薄い光のドームに包まれている。
GMore:内側には黒いマットな質感で出来た立方体や四角推、窓のないビルや、ピラミッドが立ち並び──
GMore:その表面に赤い幾何学模様の光が走っている。
波児・マレキュール:姿勢も重力の方向も変わっていないのにぐるりとした酩酊感がある。思わず周囲を見回し欠員が居ないかを確認してしまったほどだ。
正玲諷呀:「小覇王は月に行った事があると伝聞しているが、果たしてこのような場所であったか?」
GMore:通行用の道らしき場所は整備されており、街路樹のかわりに立方体や円柱を組み合わせた木のようなオブジェが並んでいる。
蔡春嵐:「どうだかね。アタシが行った時はあっちも異常事態だったが」
セレーネ・F・カナベラル:「……へえ」まばたきをする。「足を一歩も動かさなくて良いとは。ゲートよりも上等かもしれないや」
セレーネ・F・カナベラル:軽口を叩きつつ、周囲を見渡している。
GMore:ここの住民は全員が、人型をとったような岩石や、椅子、木像や石像といった「人間によって加工されたもの」だ。彼らは表情はわかりづらいが、君達を見かけると会釈して通り過ぎていく。
GMore:以上。説明文は以下です
『陰界・摩穹天蠍』
魔妖七仙が展開した神性圏界『陰陽五行陣』の内、陰を司る。
光のドームに覆われた都市。黒くマットな質感の立方体に赤いラインが幾重にも走ったようなビルディング・ピラミッド状建造物が立ち並ぶ。
都市内部の通路は整備されており、金属で出来た樹木のようなオブジェが映えているが、ドーム外縁から見る事の出来る都市外部や、通路以外の場所は月面のような荒野になっており
遥か頭上には青と緑に包まれた地球のような星の姿が見える。
人により作られたものが妖怪化した者達が住民として暮らしている。
蔡春嵐:「月に住んでるお人形が出張ってこないってことは、よく似た何処かなんだろうさ」あたりを見回し
波児・マレキュール:「あちらが岱輿山、こちらが員嶠山」
波児・マレキュール:「外から見た姿よりいかに大きくとも、ベースとなる大地は九黎山脈のものだろう」
正玲諷呀:「つまり、見立ての庭と言う事か。環境の人工再現は魔術の基本と言えるしな」
正玲諷呀:「しかし月と言うよりも未来都市だな、これは」
”アートマン”:「先ほどの”蚩尤”と名乗った男とは初遭遇ですが、もう一人、”虹天大聖”の方は、私達が最初に侵入した時も、凡そあのような調子でした。恐らくあの怪物に嘘を言い我らを引き込む意図はなく感じましたが」
”アートマン”:「会話にはなりません。奴らには”曲げる”気はない。」
波児・マレキュール:「ああ、妥協点を探るのは凡そ不可能だと感じた……打倒するのとどちらが骨が折れるかは、神のみぞ知るというやつだが」
セレーネ・F・カナベラル:「会話はできても交渉は通じない、って感じでしたね」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「”こっち側”の奴は”こっち側”の奴で、引きこもって出てきやしねえ。かと思えば……視線は感じやがる」
正玲諷呀:「月に住んでる人形。UGN月面支部のエイル何某、確か地上にも支部員がいたという話だが……ここが本物の月でないなら助っ人とは行きそうにないな」
”侍女”依然:「そこで話をするための窓口として遣わされたのが私です~」ヒラヒラと手をふる
”侍女”依然:「あくまで、似た世界を作っているだけと聞きます。ホンモノの太陽や月というわけではないですね~」
セレーネ・F・カナベラル:「もし本当に世界法則が塗り替えられたら、ここが本物の月だったことになるのかも」
蔡春嵐:「それは困るな。エイルはともかく、日織を巻き込むわけには行かないや」
蔡春嵐:「よし、ようやくやる気が出てきたぞ。さっさとソイツのとこに案内してくれよ」
波児・マレキュール:「蚩尤は『顔見世がないと怒る』と言っていたが、割に引きこもっているんだな」
正玲諷呀:「そのような物言いをするという事は、戦士ではないという事ではあるな。ならば、本物の月ではないのは不幸中の幸いの方か」
”侍女”依然:「私の事は依然(イーラン)とお呼びください!皆さんと敵対する七仙の一柱、”独骨”の娘です。ではっ!むん!」
波児・マレキュール:他の妖怪仙人に比してまともそうに見える侍女へ。
”侍女”依然:「焔玉さ~ん」近くの建物に向かって話しかける。
正玲諷呀:「うむ。件の蠍を見立ててやろう。こちらが一番欲しいのは情報故な」
サソリメカ:建物の表面が開き、小さなロボットが出てくる。
蔡春嵐:「ロボだな」
セレーネ・F・カナベラル:「おお」感心したようにそれを見上げる。「面白い機構だな……」
サソリメカ:その機械は君達の周囲を一週、ぐるりと大回りをして……
波児・マレキュール:「お前から見てもそうか、カナベラル」
サソリメカ:それだけでは飽き足らずもう一周。更に二週ぐらいして、ようやく
サソリメカ:「要件を伺います」
サソリメカ:と言う言葉を発した。
波児・マレキュール:尾のような部分のサーボの駆動を眺めている。
サソリメカ:現代技術ではありえない軸回転をしながら推進力を生み出しています。
正玲諷呀:「そちらがこちらを拝見する。そう言う話であったと思ったがな」
セレーネ・F・カナベラル:「そも、私は普通に現代っ子ですよ。出自にこそSF味はありますが、超科学に精通してる訳じゃないんです」
波児・マレキュール:「(逆に通じるやつか? 俺の能力は……)」
”侍女”依然:「彼らを貴女に引き合わせたいのと、王混さんが面白い催しものをすると」
サソリメカ:「为什么! ??」
セレーネ・F・カナベラル:「正直に言えば、この街にあるものを調べて回りたい欲求が存在することは否めませんが……大丈夫、優先順位は分かっていますから」
”三毒聖母”天焔玉:「WTF!!!」……ヴン、と音を立てて空中に女の姿が投影された。
波児・マレキュール:「そういった心配はしていない、これでもお前たちのことは……む」
正玲諷呀:「何?岩盤採掘モジュールの機構部分や構成要素は最早超科学だと思っていたのだが、精通していないのか?……む、出てきたな」
蔡春嵐:「なぜもクソも……お、今度はなんだ」
波児・マレキュール:不穏な叫びとともに現れたホログラムへ向き直る。
”三毒聖母”天焔玉:「あのクソ鳥、本当にろくな事をしない……」憂鬱な表情でふよふよと浮いている。
セレーネ・F・カナベラル:「私にしか再現できないものは、科学とは呼べませんよ。ただの異能です。汎用的に使えてこそ……おお、中身だ」
波児・マレキュール:「対面早々、意見の一致を見たな」
”三毒聖母”天焔玉:「お初にお目にかかる。私は”三毒聖母”…天焔玉。本来ならば、人の前に姿を現すような…身分ではありませんが。陛下の命とあれば……是しかありません」
波児・マレキュール:「それはどうも。わざわざ口にする必要も無いだろうが、UGNの者だ」
”三毒聖母”天焔玉:ぐるん、と空中で回転して君達に向き直り、一礼。
セレーネ・F・カナベラル:「身分、というと。そちらさんの間にも序列のようなものが?」
”三毒聖母”天焔玉:「それで、貴方達が……我らの目的をクラック………破壊しにきたものかしら。」
”三毒聖母”天焔玉:「歓迎よ。健闘を祈ります。」
”三毒聖母”天焔玉:「いえ…………その」
”三毒聖母”天焔玉:「人前に出るのは、ちょっと……」恥じらう。
蔡春嵐:「鳥頭よりは話が通じそうだと思ったが……」
蔡春嵐:「その口ぶりだと、アンタらの総意ってことでいいんだな」
セレーネ・F・カナベラル:「あ、引きこもってたのは単純に恥ずかしがってたんだ」
波児・マレキュール:「受け取り方にグラデーションが出るな。俺は小覇王寄りの解釈だが」
蔡春嵐:「人間の寿命を8分の1にするとかいう馬鹿げた計画はよ」
正玲諷呀:「ただの照れ屋か。もっとも、初対面の人間が大挙して押しかけて来たのだ、反応としては自然かもしれんが」
”三毒聖母”天焔玉:「ええ。我らは人を未だ未熟とし、人の進化を求めて、この仕掛けを起こした。無論我らは…その個体によって、人の何を美徳とするかは違うけどね」
正玲諷呀:「よし。貴姉 一応聞くが、こちらにつく気はないか?ならば、そちらの生存と危害を加えぬことを保証するが」
”三毒聖母”天焔玉:「人が我らに非を突きつけるならばそれも可。淘汰の先に進化はある」
”三毒聖母”天焔玉:「認識に相違があるわ。我らは全員、貴方方と最初から共にいるつもりなの」
セレーネ・F・カナベラル:(女子供を傷つけるのは気が進まないって言ってたからなあ)と思い出しながらその会話を聞いている。
”三毒聖母”天焔玉:「ですが、それを、他の六仙達と戦い、我らの計画を自発的に破壊する、と言う意味にとるなら───」
”三毒聖母”天焔玉:「私は元より、人によって生み出されたもの達の王。使役される事は吝かではありません、が───答えは、それでも非。私がつく事で貴方達が勝利したのでは、証明にならない。」
”三毒聖母”天焔玉:「我らが不要であるという証明に」
”三毒聖母”天焔玉:「お言葉だけ、有難く頂戴しましょう。……それで、依然。あのクソ鳥は…なんと?」
”侍女”依然:「彼らと美しさ勝負をして、負ければ貴方と彼の原身のありかを教えるそうです」
”三毒聖母”天焔玉:「WTF!!?!?」
波児・マレキュール:「(そういう意味だったのか……)」
正玲諷呀:「かってに自分を賭けの景品にされるとは、不憫よな」
”三毒聖母”天焔玉:「それは幾らなんでも人にヒントを与えすぎでしょう!?これだから鳥類は……協調性というものがないわ!」
”侍女”依然:「陛下も楽しみにしていらっしゃると」
蔡春嵐:「引き籠もってばっかだとそういう扱いもされちまうってこったな」
”三毒聖母”天焔玉:「ぐああッ」頭から黒い煙をふく。
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。すると、君は……人間の寿命を減らす事自体が目的というより」
正玲諷呀:「僕がされたら七孔憤血させて八つ裂きにし九つの部位を別々に火葬にしているな」
波児・マレキュール:「ここだけ妙にローテクな壊れ方をするやつだな……」
セレーネ・F・カナベラル:「期待してるんですか。人間の抵抗を」
波児・マレキュール:「別に、どちらだけということもないだろう」
波児・マレキュール:「先程のけばけばしい大男とて、こいつとて。そのどちらもを肯定しているように俺には見えるが」
”三毒聖母”天焔玉:「…ま、まあ、いいわ。計算は修正します。陛下がそうおっしゃられていなかったら、今すぐ殺していたとあの鳥に伝えておきなさい」
”侍女”依然:「はい!そう言われたら「死ぬわけないじゃないですかァ~!私が!この私が毒で!」と伝えるように言伝されていました」
”三毒聖母”天焔玉:(歯を食いしばる音)
正玲諷呀:「殺す手立てがあるなら、力を貸すが?」
正玲諷呀:「こちらにも利がある話だしな」
”三毒聖母”天焔玉:「ええ。私達は…いえ、誰もが。期待しています。『人は、今のままでよいのか?』」
”三毒聖母”天焔玉:「身勝手な話だけれど、我らが人の信仰から生まれ、人と共にある事は、我らの誰もが把握している」
”三毒聖母”天焔玉:「殺す手立ては、私にはないわ。同時に、あのクソ鳥が私を殺す事も出来ない。我らは裏表。常に拮抗している。それを崩す可能性があるとすれば──」
”三毒聖母”天焔玉:「知っているのは貴方達よ」
”三毒聖母”天焔玉:「……ヒントを与えすぎたかしら。……まあ、頭痛の種はつきないでしょうが。戦いに戻る事ね。そろそろいいかしら、依然。私、人前は本当に苦手なの」
波児・マレキュール:「易有太極 是生兩儀」
蔡春嵐:「あくまでお前らが頑張れってことね。ったく、どいつもこいつも上から物を言いやがる」
波児・マレキュール:小さく呟く。
蔡春嵐:「え、何?」
GMore:以上の会話により、(本当か?) 先ほどの情報項目、残り二つの調査が可能となります。
波児・マレキュール:「さて、このヒントとやらをありがたく辿らせて貰うか、美しさ勝負なんぞというふざけた土俵に乗るか。まあ、他を手繰るのでもいいな」
蔡春嵐:「おまえそのボソボソ喋るのやめろって師匠にも言われてただろ。勘弁してよ恥ずかしいから」
セレーネ・F・カナベラル:「え。乗る選択肢、あるんですか?」
波児・マレキュール:「煩いな……!」
”超脳風水伯”玄冬:「申し訳ないが……」本当に申し訳なさそうに…
”超脳風水伯”玄冬:「ちなみにワシはそういうの苦手じゃから後ろにおるで…」
正玲諷呀:「三回り下の女子に所作を注意されるとは、中々に辛いな」
”アートマン”:「恥ずかしながら…」
正玲諷呀:優しく波児の肩を叩く
正玲諷呀:「今度何か奢ってやろう、この僕が」
波児・マレキュール:「やめてくれ正玲。お前の慰めもなかなかに辛い」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「おっさん、気にすんなよ!なおんねえもんはなおんねえからよ!」
波児・マレキュール:「いや、そもそも辛さなど感じては居ないが」
波児・マレキュール:「……」
”侍女”依然:「……では……」
GMore:ではなかった。残る2項目!
波児・マレキュール:判定しようぜしようぜ!
GMore:◆調査項目
▼孔雀化身 ”虹天大聖”王混 芸術:全て/意思 7 オープン済
▼魔蠍化身 ”三毒聖母”天焔玉 知識:機械/情報:ウェブ 7
▼陰陽五行陣 『陽界・黄金鏡万輪華』 調達/白兵 10 オープン済
▼陰陽五行陣 『陰界・摩穹天蠍』 射撃/運転:機械類 10
▼『───』上記判定が全て成功した後、ミドルフェイズ内で条件を満たす事で解放。
条件
▼『超級精彩美麗大戦』に勝利
GMore:えいっ!
GMore:と言う事で宜しくお願いします
波児・マレキュール:普通にきついな
蔡春嵐:もしもの時は妖精もあるけえ安心しな
正玲諷呀:でも実質7だよ。僕がバディムすれば良い
セレーネ・F・カナベラル:”三毒聖母”天焔玉 いきます
波児・マレキュール:陰陽五行陣 『陰界・摩穹天蠍』やります
セレーネ・F・カナベラル:3dx+4>=7
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10+4>=7) → 4[2,3,4]+4 → 8 → 成功
波児・マレキュール:3dx>=10
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10>=10) → 9[2,3,9] → 9 → 失敗
波児・マレキュール:正玲~~~~
正玲諷呀:バディムーブ
波児・マレキュール:なんて頼りになる後輩なんだ
GMore:宇宙最強
波児・マレキュール:達成値12で成功です
GMore:では情報を開示します!
蔡春嵐:よかったな
波児・マレキュール:神禍討滅局の未来は明るい
▼魔蠍化身”三毒聖母”天焔玉
女神ガイア・女神セルケトへの信仰から化身した蠍の仙人。
魔毒の権能、遍在の権能、多産の権能を所持する。

性質は寡黙かつ偏執的。常に他者を観測し、分析しようとする。
戦闘においては毒と鉄を操る他、超長距離から狙撃する事を主戦法とする。
化身は現在、圏界の内にあるピラミッドの内から都市の稼働率を監視している。

以下の権能を所持。

《魔毒》
この権能を組み合わせた攻撃で対象のHPを1点以上減少させた場合、以下の効果を持つバッドステータスを与える。
ラウンド終了時に999点のダメージを与える。このダメージを受けた場合、次のラウンドは行動できない。
このバッドステータスは解除できない。
《遍在》
フィールドに存在せずしてあらゆるエンゲージと一方的に接触しているものとして扱う。
《多産》
ラウンド開始時、任意のエネミーを任意の位置に任意の数出現させる。
GMore:▼『陰界・摩穹天蠍』
星月都市・摩穹天蠍。妖怪仙人・天焔玉の発動した神性圏界の核。
黒い近未来的な建造物は妖怪達の住まいであり、同時に全てが天焔玉の監視端末機にして本体。
天焔玉の攻勢励起により、建造物全てが兵器の製造ラインとしての役割を果たし、極無数の《子機》を生み出す。

天焔玉の《遍在》《多産》の権能を増幅し、データとしては以下の効果を与える。
天焔玉の全ての能力に、フィールドに存在する全てのエネミーの各能力の合計数値を加算する。
正玲諷呀:凄い毒なので邪毒扱いはしない!!
GMore:邪毒ランク999!ってかくのとどっちにしようか結構悩みました
波児・マレキュール:www
GMore:以上。こいつらをどう攻略するかというと、PLの提案を聞いても全然いいです。チュートリアルステージなので、一通りイベントを突破すると
GMore:攻略方が情報項目として開示されるつもりなのでこの辺りは陰陽層突破までの手ごたえを見てそのままいくか少し悩みます
GMore:では、以上の情報を把握した後、君達のナビ役である牛娘、依然が
GMore:むんっ!と気合を入れると(ウマ娘のマチタン信者)
”虹天大聖”王混:「戻ってきましたねェ~!!!」スポットライト!
蔡春嵐:「うわっ」思わず声が出る
セレーネ・F・カナベラル:「おおう。待っててくれたんですね」
波児・マレキュール:「色覚情報量が……ワッと……」
正玲諷呀:「目が痛い」
波児・マレキュール:サングラスの位置を直す。
セレーネ・F・カナベラル:「なんか君、めちゃくちゃ同僚に嫌われてましたよ」
”虹天大聖”王混:「目も私の美しさに打ち震えているようですねェ。私の美しさ……!怖い……!美しすぎる…!」
”虹天大聖”王混:「私はこんなにも焔玉さんの事を美しいと思っているのに……」口元を覆って泣く。
”虹天大聖”王混:「では、話も済んでいるようですし……」
”侍女”依然:「陛下がいなかったら殺してるぞ!と言われました」
”虹天大聖”王混:「知ってましたァ~!!」
波児・マレキュール:「仲のおよろしいことだな」
正玲諷呀:「あの二人、案外良い組み合わせなのでは?俺が嗜む漫画(コミック)の脇役カップルの掛け合いのようですらある」
”虹天大聖”王混:「では、ルールを説明しましょう。貴方方を私の土俵に引きずり込み、完膚なきまでに敗北させる………それはおよそ約束された事ではありますが、やはり…やる気を出して頂きたいですからねェ!」
”虹天大聖”王混:「景品は貴方達が恐らくブチ殺したくてやまない、私と彼女の原身のありか。」
セレーネ・F・カナベラル:「カップル……?そういうものなんでしょうか……」
”蚩尤”:(このやりとりからして、ブチ殺したくてやまないと思われているのは王混の方だけじゃないか?と言う顔)
蔡春嵐:「しゃーない、回りくどいけど乗ってやるか~」頭を掻いて
”虹天大聖”王混:「ではルールを説明します!そこに我が眷属と、陛下の貴賓席、そして、貴方達が『技』を見せるステージを用意しました!」扇子を振るうと、虹色の光が黄金の台を照らす。宴会場の中央、円形のステージだ。
正玲諷呀:「うむ。憎からず思ってるからこそ、ふざけてる男に生真面目な女は怒る。そういうものらしい」
”虹天大聖”王混:「そこで貴方達の内4人と、私が交互に3度ずつ『技』を魅せあい……より美しいと判断された方の勝ちとします!」
”虹天大聖”王混:「そして、特別ルールとして……」
セレーネ・F・カナベラル:「へええ……そう言われると確かに、忌憚なく互いの想いをぶつけることができている節はありましたね」
”虹天大聖”王混:「私があまりに美しすぎるため、このままではつまらないですからね。貴方達の美しさの審査には、私も加わります!!」
波児・マレキュール:「やつの情動の傾向を見るに、カナベラルの誕生秘話なんかを聞かせてやれば勝負になるんじゃないかと思っていたが、そうか技くらべか……」
波児・マレキュール:本気か冗談かわからない調子で言う。多分本気だろう。
セレーネ・F・カナベラル:「ちょっと、波児?そんな事を考えていたんですか」不服そうに頬を膨らませている。
GMore:ルール説明!!
GMore:勝負は3ラウンドの達成値の合計!PC側4人は、毎ラウンド1度、各自の最も得意な技能ダイスを振り、その達成値を合計します!更にここに毎回王混が「う、美しすぎる……ッ!」として、更に+10していきます。
GMore:その達成値の合計が、王混の判定3回分の達成値を上回れば美しさ勝利!となります
波児・マレキュール:www
GMore:王混の判定は激アマなので、どんな技能でも問題ありません!
正玲諷呀:これは支援やエフェクトはなし?
GMore:支援もエフェクトもありです
セレーネ・F・カナベラル:なるほどね
蔡春嵐:攻撃扱いということでいいかな
波児・マレキュール:やったーバディムーブもらえる
GMore:攻撃ではないのでコンセントレーションはのらないかも
GMore:あくまで技能を魅せる感じとなります
GMore:ちなみにこんな所で神側の判定説明をするのはヤバいな…と思うのですが、こいつらの判定方式をここでチュートリアルする意味も含めて
セレーネ・F・カナベラル:理解を得ました
GMore:”虹天大聖”含む中国神格たちは神なのでステータスがぶっちぎっているかわりに、神なので「可能性」を引きずり込む力は、あまり強くないです。なので、振るダイスは自動的に「全て期待値通り」となります。
波児・マレキュール:おお。予定調和。
セレーネ・F・カナベラル:良い解釈だな~
GMore:つまり、こいつらの判定数字は一律「〇〇DX10の期待値通り」として出力されます
蔡春嵐:イヴェイジョンみたいなものね
正玲諷呀:欲しい能力だ。常に期待値
蔡春嵐:例えば《ソードマスター》は攻撃判定の達成値が上がるエフェクトなんですけど
セレーネ・F・カナベラル:安定体さんに求められていた力
蔡春嵐:演舞を見せるという解釈で使って良くなったりしません?
GMore:なるほど・・・
GMore:許可します!
GMore:想定はしてないが、まあ勝ってほしい所なので…
蔡春嵐:やった~!
GMore:ただ一応ここまで堂々とやってコンセントレーションなしで圧敗もな・・・wみたいな見栄があっただけです
GMore:コンセントレーションありにして圧敗もな・・・w だった
波児・マレキュール:出目が読みにくいしね コンセ入ると一気に
GMore:ちなみに王混はこのようにして「芸術:美」の判定を行い、999DX10+20で
GMore:常に57の達成値を出します。なので合計数字は3回分で171
蔡春嵐:割とギリギリの勝負になりそうね……
波児・マレキュール:さすが神だ
セレーネ・F・カナベラル:結構シビアなようね
GMore:では、第一ラウンド。
”虹天大聖”王混:”虹天大聖”は横笛をふき、めちゃくちゃ心に来る美しい旋律を披露!
ニワトリ妖怪:礼賛する眷属たち!
”蚩尤”:10点10点10点9点9点9点!
GMore:適当ブッこいてますがガチ演出してもいいです。
GMore:ではPC側、1回目のチャレンジをお願いします。セットアップ、ラウンド1回系は毎回使ってよし
波児・マレキュール:「…………っは」我に返る。
波児・マレキュール:「あまりに美しい旋律に我を失っていた……言うだけはあるな……!」
蔡春嵐:「言ってる場合かよ!負けてらんねーぞ波児」
セレーネ・F・カナベラル:「……あれを上回る必要があるのか。どうしたもんかな」
正玲諷呀:「美しいが伝染したな。これは早めに勝負をつけねば、洗脳の恐れがある」
波児・マレキュール:「……致し方あるまい」
GMore:これが「ガチ」な数字なのは、鳥系の神格の中には音楽神のものも混じっているからですね。こと芸能関係において、ケバいはケバいですが、思った以上に侮れない相手であったことは間違いないでしょう!
セレーネ・F・カナベラル:「覚悟を決めるのはいいけど、やる前に聞かせてね?」
波児・マレキュール:セットアップ《剣の王城》《ソードマスター》 日本刀相当の武器を5本作成。達成値+9
セレーネ・F・カナベラル:身の上の話をネタにされそうになった事をやや根に持っている。
波児・マレキュール:侵蝕41に
波児・マレキュール:「聞かせると言ってもな、ただの器械套路だ」
波児・マレキュール:「巻き込む気はないから安心しろ」
波児・マレキュール:それはつまり自分の分は自分で考えろということである。
波児・マレキュール:いつの間にかその手に長い白柱が精製される。それを槍に見立てて蔡春嵐と向き合う。
蔡春嵐:「巻き込む気はないんじゃなかったのか」
波児・マレキュール:「お前は要るに決まっているだろうが」
蔡春嵐:そういう口元はどこか気色を隠せずにいる
波児・マレキュール:「散々同門の面をしておいて」
正玲諷呀:「あれはあれで、いちゃつきたいのではなかろうか?」とセラさんに言う。
セレーネ・F・カナベラル:「なるほど、あれもそういう仲なんですね。少し分かってきた気がします」
蔡春嵐:「なんだよ。遊びたいなら素直にそう言えよ」
セレーネ・F・カナベラル:薄ら口元を吊り上げながら言っている。
波児・マレキュール:「……どいつもこいつも知ったような口を効く」
蔡春嵐:結んだ髪の隙間から棍を取り出して2m程に伸ばし、構える。
蔡春嵐:「けど良いぜ、歳取って鈍ってないか見せてもらおうか」
蔡春嵐:セットアップ。《ソードマスター》 随心鉄桿兵(栄光と勝利の槍)による攻撃の達成値+9
蔡春嵐:侵蝕50→53
波児・マレキュール:白兵判定を行います
波児・マレキュール:1DX+9
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1DX10+9) → 2[2]+9 → 11
蔡春嵐:射撃判定を行います
蔡春嵐:4dx+14
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (4DX10+14) → 9[1,3,6,9]+14 → 23
GMore:合計34!
波児・マレキュール:武器にするには太い、その獲物を風車のように手のひらで回転させ、一息に踏み込んで突く。
蔡春嵐:半歩横にずれる。最小の動きでその踏み込みを躱し
蔡春嵐:逆に下から大きな弧を描いて鉄棍を振り上げる。
波児・マレキュール:軽く握った左手を砲身のようにして、間合いの許す限界まで伸びた先端は、しかし引くのも一瞬。
”虹天大聖”王混:「う、美しい……!」二人が織りなす演舞に、滂沱。
波児・マレキュール
どころか先端を軽く回転させ棍を払う、否。
”侍女”依然:「あの女性の方の持ってる得物…似たものを見た事が?」
波児・マレキュール:互いがオーヴァードの身体能力を前提にして行う演舞である。通常ならば武器を払い落とす動きで、自らの体を高く跳ね上げる!
”蚩尤”:「ヅァハ!”師博(センセイ)”のものと似ているな。同じ神話体系。否、違う”山”のものか?」
波児・マレキュール:そのまま手足を丸めて三回転し、後ろ手に構えながら着地!
波児・マレキュール:「哈!」
波児・マレキュール:よくある気合いの声も入れる。
波児・マレキュール:人間力は壊滅的だが、こういうところでは案外小器用な男だ。
蔡春嵐:「それで終いかよ」
蔡春嵐:その声は、波児の遥か頭上から聞こえる
波児・マレキュール:声を聞くまでもなく、反応は素早い。
蔡春嵐:彼が自らの武器を捌く動きで身体を跳ね上げたのと全く同時に
蔡春嵐:こちらも、鉄棍を支えにして天高く飛び上がっていた
蔡春嵐:しかし、その高さは実に5m以上。立ち会いの間合いに収まる程度だった鉄棍が、一瞬でそこまで伸びていた。
波児・マレキュール:支柱となる棍を旋回させた白柱で、達磨落としがごとく狙う!
蔡春嵐:白柱が棍を弾く直前、それが自ら姿を消す。
蔡春嵐:少女の身体は一回り大きな半月を描いて波児の背後に着地し
波児・マレキュール:「(まぁ、だろうな)」分かっていても防ぐ術はない。それほどに差がついた。
蔡春嵐:「哈!」
正玲諷呀:「見世物の割には良くやる。後の者が大変になるぞ」
蔡春嵐:先程男がやったのと同じ動きで、鉄棍の石突を喉元に突きつけている。
”蚩尤”:「見事!!」
セレーネ・F・カナベラル:「ほんとにね。つくづく後輩に厳しい人ですよ」
”蚩尤”:「ヅァハ!!どうだ、混!……勝てそうか?」
波児・マレキュール:「参るな」立ち上がり礼。
波児・マレキュール:「それなりに本気だったが、動きの見栄えでも普通に上をいかれた」
蔡春嵐:「ふん、どんなもんよ」鉄棍を納めて礼を返す。
”虹天大聖”王混:「ぐッッッッッ!!!!!」美に真摯なので、観客の空気から”劣勢”を感じている。それも、2人を残して。4対1が仇と出たか?否、そんな事はない。何より、この男は神格であり──「認めざるを得ませんねぇ!!強敵であると……!」如何に己が、傲岸かつ不遜なる鳥の神格だとしても、いや、であるからこそ、己が決めたルールは絶対遵守であるのだ…!
正玲諷呀:「達者なものだ。小覇王の名に偽りはなし」
蔡春嵐:「波児も年の割にはキレが落ちてなかったじゃん。よく頑張ってたって師匠に伝えとくぜ」
”虹天大聖”王混:「まッこと美しい技でしたよォ…!」満点!
蔡春嵐:「ほらな、二人で取った満点だ」
波児・マレキュール:「くれるというのなら貰っておくか」
波児・マレキュール:こきこきと体ごなしをしながら下がる。
”超脳風水伯”玄冬:「いやスゴいのう……」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「スゴかったぜー!!」ガヤ
”アートマン”:「静かに。次は”ナイトローバー”さんですよ」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、見事でしたよ……っと」
セレーネ・F・カナベラル:「さて。来ちゃったな、私の番」
蔡春嵐:「空港で見せたのが全部じゃねえんだろ。二人とも期待させてもらうぜ」
正玲諷呀:「ふむ。火のつけ方を知っているな。僕はそう言われると手を抜けないのだ」
正玲諷呀:「期待すると良い」
蔡春嵐:「素直で良いね。香港向きだぜアンタ」
波児・マレキュール:「期待の新人、と呼ぶほど短い付き合いでもないが」
セレーネ・F・カナベラル:「上げるじゃないですか、ハードルを……そこまで言うなら、諷呀」
波児・マレキュール:「それなりのものを見せてはやれるだろう、やってこい」
正玲諷呀:「ならば今の部署が首になったら香港に出向くとしよう。ふ、セラ そちらで終わらせても僕は一向に構わんぞ」
セレーネ・F・カナベラル:とん、と床を靴先で叩くと同時。赤白く発光する無数の魔眼が、泡のように吹き出して舞い上がる。
セレーネ・F・カナベラル:ふわりと飛び上がるようにして、その一つの上に足を置いた。
セレーネ・F・カナベラル:「やだな。そこまで言った男の子に、見せ場を作らない訳にもいかないでしょ」諷呀くんの方を振り返りながら言う。
正玲諷呀:「なに、僕はセラの腕を良く知ってるからな」
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ。なら、手伝ってくださいな」そっと引き上げようとするように、空から手を差し伸ばす。
セレーネ・F・カナベラル:「踊りましょ。打ち合うよりも、そっちの方が気が進むでしょう?」
正玲諷呀:手を伸ばし添える。
正玲諷呀:「そうだな。芸術を競うという事ならば、そちらの方が風雅であろう」
セレーネ・F・カナベラル:その手に触れると同時、君はふわりと身体が浮き上がるような感覚を覚える。否、実際に浮き上がっている。
正玲諷呀:「リードせよ。外しはせんが、達者。と言う訳でもないのでな」
”蚩尤”:見入る。
セレーネ・F・カナベラル:「結構、合わせてくださいな。私も、君の腕は知っているつもりですから」
セレーネ・F・カナベラル:手を引くように身体を捻りながら、たん、と妖精めいて飛び上がる。
セレーネ・F・カナベラル:宙で円弧を描きながら二人の身体は入れ替わって、次の魔眼に着地する。
正玲諷呀:合い方の動きに合わせているだけだが、その所作はしなやかで美麗である。
正玲諷呀:信頼関係と元からの運動神経、そして底なしの度胸で見事に合わせる。
セレーネ・F・カナベラル:こちらとて特別、ダンスに習熟している訳ではないが。極端な立体戦闘を可能とするための身体操術を活用し、二人で空を縫うような舞を続ける。
セレーネ・F・カナベラル:この辺りで判定。白兵で行きます。
セレーネ・F・カナベラル:3dx+6
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10+6) → 9[6,6,9]+6 → 15
正玲諷呀:バディムーブで+3
GMore:お見事!合計49!
セレーネ・F・カナベラル:ありがと~
GMore:更に3だから52か
正玲諷呀:では、こちらも合わせて振ろう。
正玲諷呀:白兵で振ります。
正玲諷呀:4dx+8
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10+8) → 8[2,4,7,8]+8 → 16
GMore:合計値68!
GMore:ここに+10が乗って、完全勝利です!
セレーネ・F・カナベラル:最後のステップ。右手の指をパチン、と弾くと同時に、展開していた魔眼が一斉に割れる。
セレーネ・F・カナベラル:二人の身体は緩慢な重力と共に、地へ降りていく。
波児・マレキュール:「カナベラルはRBであるが故に、むしろ尋常の人間より意識的に体の末端までを操る術に長けているのだ。正玲のやつが妙に堂に入っているのは知らんが……」解説にしては曖昧!
正玲諷呀:着地と同時、空に一瞬だけか細い碧焔が走る。セラの頭に簪のように、頭上にあった花の枝が静かに落ちた。
正玲諷呀:「と、こういうのはどうだ?」
”虹天大聖”王混:「くッッ……ぐッ……ぐぐ……」
セレーネ・F・カナベラル:「わ」僅かに目を見開いて、頭上を確かめて。
”虹天大聖”王混:「精彩(素晴らしい)!!!美麗的(あまりにも美しい)!!!」
セレーネ・F・カナベラル:「……ふふ。素敵、です」周囲の視線が集まるのを感じながら、はにかむ。
GMore:誰よりも先に叫んだ王混に続き、審査員ならず、宮殿にいたもの達が同時に立ち上がり、君達の演武、舞踏に万雷の拍手で答える!!!
”蚩尤”:「勝敗を分けたのは、やはり──二人でこそ出せる美を貫いたからか?混、お前……」
”蚩尤”:「出来ないだろう。ああいうのは」
蔡春嵐:「気障ったらしい真似も不思議と嫌味にならないんだな。羨ましいねえ」
”虹天大聖”王混:「がはァッ!!!!」
”虹天大聖”王混:心臓を抑えて呻く「私が、不死でなければ、死んでいましたよォ、陛下…!」
セレーネ・F・カナベラル:「あ、やった。評価してもらえたみたいです」
波児・マレキュール:「危なかったな。たまたま妹弟子と来ていなければ俺も出来ない枠に入っているところだった」
波児・マレキュール:ぽりぽりと頭を掻く。
蔡春嵐:「感謝しろよ波児。アタシは別に誰とでも組めたけど」
正玲諷呀:「舞って憤死させたと言うのは、流石に不名誉ではあった。不死と言うのに初めて感謝したかもしれん」
波児・マレキュール:「それが事実なのが、本当に可愛げのない奴だなお前は」
セレーネ・F・カナベラル:「……そういえば、今のも"イチャつく"ってやつなのかな。一般的には」今更、そんな事を思ったりして。
”虹天大聖”王混:よろよろと後ろに下がり、背をつく。”虹天大聖”は、渾身の技芸を繰り広げるも、君達に及ばず。「認めましょう。まさか私が超級精彩美麗大戦で敗北するとは…………残る五仙にも、決して侮らぬように伝えるしかなさそうです」
”侍女”依然:「お父様は”そんなものの勝敗を伝えられても困ります”と言えと……」
”虹天大聖”王混:「知ってましたァ~!」
”虹天大聖”王混:「どうやら、伝えるしかないようですねェ!我らが心臓の在処を!」に、と凄絶に笑み、扇子を広げる。
セレーネ・F・カナベラル:「……どうも、やはり。悪い人じゃないんだろうなあ」判定に対する実直さといい、負けた時の潔さといい。
GMore:では全員、”知覚”または”RC”で判定をお願いします!
波児・マレキュール:2dx+6 RC
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2DX10+6) → 9[8,9]+6 → 15
GMore:あ、目標値!
蔡春嵐:「美しさに拘るだけあって義理は通すんだな。悪くねえ」
GMore:7です
セレーネ・F・カナベラル:3dx>=7 RC
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10>=7) → 9[1,8,9] → 9 → 成功
蔡春嵐:4dx+1>=7
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 9[1,3,4,9]+1 → 10 → 成功
正玲諷呀:2dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (2DX10) → 10[7,10]+10[10]+9[9] → 29
正玲諷呀:なんだ、おまえ
波児・マレキュール:わ、転載
GMore:何?
セレーネ・F・カナベラル:!??
蔡春嵐:超知覚
波児・マレキュール:転載じゃなくて天才
GMore:こういうの見抜くのの天才?
正玲諷呀:運をこういう所で使うな!
GMore:では!説明!
GMore:君達は、その陣の主人に『敗北感』を与えた事により、原身が露出した事を感じます。
GMore:それは力の源流として、目を閉じればありありと感じる事ができるほど!
GMore:そして、この『陽界・黄金鏡万輪華』の核をなす、孔雀化身。”虹天大聖”王混の正体、原身が───
GMore:この陣の中枢部に存在する、君達のいる都市の何十倍もの巨大さを誇る──『炎の海』そのもの!
セレーネ・F・カナベラル:うわ あれだったのか~
GMore:炎で出来た孔雀である事に気付きます。宇宙の闇に広がる炎の球体が羽を広げ、輪郭が生まれました。
波児・マレキュール:やはりな……って顔してよ
GMore:これは当然推測はついたかもしれないですね……(どう考えてもそういうタイプの敵なので)
GMore:当然、”裏側”でも同じ事は起きており───
GMore:”月”の外装が剥がれ、ダイソン球染みた機構を備える巨大なサソリと人工衛星の融合体の如き真体が明らかになっています。
GMore:それも、数十、数百基。
GMore:以上の情報開示により、最後の調査項目が解放されました。
GMore:▼上記四つの情報項目をクリア後、ミドルフェイズで条件を満たし解放『陰陽層踏破・破天作戦』
GMore:全員判定が可能です。一人でも 知識:神仙 について目標値10で成功すれば解放されます。
セレーネ・F・カナベラル:じゃあやってみようか
GMore:おねがいします!
セレーネ・F・カナベラル:3dx+4>=10 えいっ
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10+4>=10) → 7[3,3,7]+4 → 11 → 成功
GMore:話はやすぎ
波児・マレキュール:ナイス!
蔡春嵐:天才的
正玲諷呀:出来る女!
GMore:成功したのでいっか…w
セレーネ・F・カナベラル:データブレイン様様よ
GMore:では、最後の情報!
GMore:これは作戦説明ですね
▼上記四つの情報項目をクリア後、ミドルフェイズで条件を満たし解放『陰陽層踏破・破天作戦』

王混・天焔玉共に規格外の権能を保持するため、正攻法での突破はほぼ不可能。
以上の不可能を可能とするため玄冬が打ち出した作戦は、陰陽五行における能力の相殺。即ち『神格の同士討ち』。

天焔玉の持つ『蠍神』としての権能は『英雄殺しの毒生物』の概念全般を包括しており強力を極めるが、その強力故に『類型神話であればそれがどのようなものでも含んでいる』。
この場合、ギリシャ神話におけるヘラクレスやケイローン等の不死の神格がヒュドラ=怪物の毒により『激痛により死を選んだ』逸話から
彼女の『毒』は『不死の存在から不死を奪う毒』としての概念を含んでいる。

この際、王混の持つ『毒虫を喰らい無力化する神』としての権能が最大のネックとなるため、こちらは王混のその権能に焦点をあわせた神性汚染を行う必要がある。
この対策は既に出来ており、王混が強力を極めるが故に持つ『孔雀神』=ルシフェル、マラクタウス等としての性質の一部である
『傲慢であり、屈する事を拒む』ルールを、王混が挑んできた『超級精彩美麗大戦』で打ち負かした事によって一時的に歪める事に成功している。
そのため、一定以上のダメージを与え、損耗度ではなく衝撃等により彼に僅かでも『屈した』と思わせる事でその権能を剥がす事ができる。

これらの要素を利用し、王混・天焔玉の各陣内で同時に戦闘を挑み、その上で戦闘中に陣の空間内部を繋げることによって天焔玉の毒攻撃を王混に対し誘導。
王混から不死性と耐毒性を同時に剥ぎ取り撃破、王混から簒奪する耐毒の権能を用いて天焔玉を撃破する。

※この際、データ上は天焔玉が毒攻撃を行うまでの戦闘・攻撃誘導は鉄剣枢団側の構成員が担当する事になるため
PC達は王混に一定以上のダメージを与える事を狙う事になる。

※特殊処理
ここまでの神格情報の分析完了により、”虹天大聖”王混の戦闘時の達成値を-10。与えるダメージを10倍、受けるダメージを1/10として算出する。
GMore:以上。この情報を共有し、明日に続きます!(でいいかな)
セレーネ・F・カナベラル:了解です
蔡春嵐:了解!
波児・マレキュール:はーい!
蔡春嵐:「原身の在り処がわかったのはいいけどよ」足元の巨大な気配を感じながら
蔡春嵐:「……デカすぎない?どう壊すのこれ」
GMore:では、君達は一度撤退し、作戦を会話する事にした、と言う感じにしておきましょう!
セレーネ・F・カナベラル:「単純な大きさ以上に、権能による防御性能が問題ですね」
GMore:流石に今の今まで敵の本拠地にいたし、情報をお出しする気持ちよさを優先してしまった。
GMore:と言うワケで君達はフクロウとニワトリの家のあたりかな。まで下がってきて、荷物のあたりで結界を張るなり!し、作戦を会議しています!
正玲諷呀:「だが神をたった今打倒したことで、奴の権能にひびが入ったであろう。この敗北を忘却するまでは、奴は殺すことが可能であろうな」
セレーネ・F・カナベラル:「理論上は、という感じですけどね……何せ、単純な生命力そのものが埒外だ」
波児・マレキュール:「陰は陽より、陽は陰より──『鳳』と『蠍』の表象する神性を見境なく取り込んでいる、因果関係としては」
波児・マレキュール:「セルケトは太陽の守護者であり、孔雀明王は三毒の克服者である。故に互いに互いを害すことはできない」
波児・マレキュール:「といった所だろう」
セレーネ・F・カナベラル:「天焔玉自身も、そういう感じの事を言っていましたね」
蔡春嵐:「マジでごった煮なのな。柔軟なんだか節操がないんだか」
正玲諷呀:「ごった煮というよりは人が分かたれる前の根源的な神の形かもしれん。神格の先祖返り的な」
波児・マレキュール:「古老のたぐいだからな、首魁を除けば」
正玲諷呀:「バベルの塔はその存在が確認されているしな。遥か古代には確かに人は統一されていたのだろうよ」
蔡春嵐:「あーなるほど、原初であるが故に分岐したすべてを兼ねるってやつね」
波児・マレキュール:「卜占、鬼道、方術、仙道……無数の支流がより集まり道教と呼ばれる大河となった。中でも奴らはかなり古い……シャーマニズムの形だ」
蔡春嵐:「進歩のねー神様らしい理屈だ」
GMore:───尚、これらを裏付けるように
GMore:道教の聖地、峨眉山は『道教聖地』としても特異であり、同時に仏教聖地でもある。
GMore:複雑な信仰を兼ねる土地であり、それらが彼らの神性に寄与している事は最早疑うまでもない。
蔡春嵐:「そんなだから人間の進化なんてもんに夢見ちゃうのかね。ほんと迷惑な話だけど」
正玲諷呀:「進化することに異論はないが、寿命を縮められるのは我慢がならん。さて、先も言ったが、今、孔雀は権能にひびが入ってる状態だ」
正玲諷呀:「即ち蠍との拮抗にズレが生じているのではないか?」
波児・マレキュール:「そういった大目的で束ねられた力だといえる」「神の中でも出力がふざけている分、かなり分かりやすく『試練』を課してくるタイプだな」
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。天焔玉の毒で王混を殺せないのは、王混に不死の権能あってこそのもの」
セレーネ・F・カナベラル:「とりわけ、毒虫を喰らう孔雀神の権能か。これを破壊すれば……いや」
蔡春嵐:「まさに今疵付いたのがその権能ってわけか」
セレーネ・F・カナベラル:「……むしろ、引き剥がして用いることができれば。天焔玉にとっても致命となるかも」
GMore:そこで必要になってくるのが、鉄剣枢団の用いる『神位簒奪』策。
GMore:割り込むようにアートマンが説明します。
”アートマン”:「我らは”神格”を打ち倒し、その力をわが物とする事を目的としたFHセル。そのため……」
”アートマン”:君達に、七つの『虹色の卵』のようなものを差し出します。
蔡春嵐:「なにこれ」
”アートマン”:「神格の力を封じた”もの”……当然、心当たりがあるでしょう。UGNの分類でいうならば───」
”アートマン”:『遺産』
波児・マレキュール:「ただならぬ気配だな、風水伯の結界で隠せていると良いが」受け取ります。
波児・マレキュール:敵も何せ『太陽』だ。どこまで見えているかわからない。
”アートマン”:「これは、討ち斃した神を『遺産』の形に封印する、遺産を生み出すアーティファクト。名を、『覇王の卵』」
”アートマン”:「名前に大した意味はありません。これを使い、貴方達に一時的に、『孔雀神の権能継承者』となってもらい、その権能を用いて蠍神と対峙する、と言う話です」
セレーネ・F・カナベラル:「神格の遺産化。そのような物が……"ナイトフォール"の人達が聞いたら頭を抱えそうな話だ」
セレーネ・F・カナベラル:「一時的な継承……と言うと。使った後はどうなるんです?」
”アートマン”:「とくには何も。こう言ってはなんですが、不可能を不可能なまま可能とし、神を打倒したものは、既に代償を支払っています。」
”アートマン”:「神格を打倒してしまった…と言う代償を。その遺産の使用の続行に関わらず、平穏は二度と訪れないでしょうし、遺産が奪わずとも、多くのものを失います。資格者としては認識されたままでしょうが……」
”アートマン”:「そちらの然るべき場所に預けておけば、まあ、油断して周囲を焼き付くすような事もないでしょう」
蔡春嵐:「つまりちょっとした変身アイテムみたいなもんか」
蔡春嵐:「ほら、日本の……日曜日の朝にやってるやつみたいな」
正玲諷呀:「確かに代償はないな。僕たちは異能をその身に宿した時点で平穏とは程遠い」
波児・マレキュール:「ややこしくなる例えはともかく」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「おっ!!知ってるぜ!アレだろ?」のろうとした所で例えをとめられ、しょんぼりした。
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ、忠告ありがとう」彼自身の身にも色々あったのだろうな、と思いながら。
正玲諷呀:「よし、具体的な手はどうする?ちなみに、小覇王であれば8時30分のやつだな」
波児・マレキュール:「道筋を整理しようか。俺達は鳳の権能を奪い、蠍を焼く」
”アートマン”:「蠍の権能は、私が対峙します。恐らくは──毒の一撃を出させる所まではやれるでしょう。」
波児・マレキュール:「そのためには『覇王の卵』の起動のため、鳳を弑逆することが必要不可欠」
蔡春嵐:「わかる?いいよなプリピュア……っと」
”超脳風水伯”玄冬:「繋げる”道”が必要になる。流石に戦闘ともなれば出入り自由ともいかん。表と裏、両方から、世界を繋げる一撃を放つ必要がある。」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「そこで、サソリ側からはアタシだ。世界の壁を破るのは得意でね」
GMore:この相談はほぼイベント演出であり、実際にやることは4人で孔雀のHPを削るだけではありますが
GMore:世界の壁に穴あけたい人~
波児・マレキュール:「『偏在』の性質を持つ"三毒聖母"は俺達の攻撃規模では相手取ることすら不可能、"アートマン"が必要となり、その毒を昼夜──決して混在できぬはずの場所へと届ける役割を"ラグナロック"が担う」
蔡春嵐:「ってことは、アタシらは四人で鳥野郎担当か」
波児・マレキュール:「そうなるな。やつの神性の亀裂を拡げるとは言っても、生半可な話ではない。人員を使えるだけ使う必要がある場所がここになる」
GMore:とりあえずブチあけるのは全部この女に対応させておいたほうが気持ち公平かな?
セレーネ・F・カナベラル:「パズルの詰めみたいな理屈になってきたな……いや実際、君達がいなければ成立し得ない策です。つくづく協力出来て良かった」
波児・マレキュール:「実際、信じがたい話だったのだ」
正玲諷呀:「なにセラ、難しく考える必要はない。ピースが嵌ったのだ、パズルは終わった。これから僕たちがやるのは力押しだ」
波児・マレキュール:「俺達がいなければ別の策を考える……そこに本来策などでどうにかする余地がない場所でもこじ開ける連中が"鉄剣枢団"だからな……だが」
正玲諷呀:「相手の力を相殺させ、こちらが勝負できる程度に弱体させる。そら、そうなれば後は普通に闘うだけだ」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ。美しい舞を見せる必要もなく……つまり、いつも通りですね」
波児・マレキュール:「こんな代物を7つ打ち破らなければいけない本丸があるとなれば、UGNに手を伸ばしもするだろう。こちらも九死に一生を得ていたな」
”アートマン”:「これも神殺しの資格の一つです、”ラフィック・ジャム”。」
”アートマン”:「貴方方にもその素質がある。私達にもあった。」
”アートマン”:「不可能を可能にするのに必要な手段が、必要な時にあるという『資格』。」
波児・マレキュール:「一緒にされるのは……いや」
波児・マレキュール:「神々と戦って生き残っているという意味では、同じか」
”アートマン”:「言葉遊びですがね。私達も、貴方方がいなければ」
正玲諷呀:「ふん。聖剣とはあるべき場所にあるから聖剣と呼ばれる。と言う話だな」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「どうするかと思ったよなあ!」
セレーネ・F・カナベラル:「運命でも味方に付けなきゃ神なんて殺せない……だから、君達と私達が出逢う運命がここにあった」
波児・マレキュール:「詩人だな、カナベラル。数奇な運命の子よ」
セレーネ・F・カナベラル:「好きな考え方ですね、それ。気に入りました」
蔡春嵐:「運命論ってのはあんま好きじゃないんだけど。ま、ツイてることには素直に感謝しとこうかな」
波児・マレキュール:「『覇王の卵』使わせてもらう、"三毒聖母"は任せよう」輝く卵を懐に収める。
GMore:では、君達は準備と、覚悟を終えた。
GMore:成すべきは、傲岸不遜な上から親目線、糞ったれな神様どもの目を、ぶちあかしてやること!
GMore:神殺し!
GMore:───『陰陽層踏破・破天作戦』!
GMore:ミドル2、終了!ミドル・クライマックス1へ続きます!
GMore:アイテム購入とロイス取得が可能です!
セレーネ・F・カナベラル:ロイスは保留で。また応急買っておこうかな
正玲諷呀:バディムをまず構える。
蔡春嵐:ロイス 正玲諷呀 親近感○/隔意 で取得
波児・マレキュール:神性圏界/九黎山脈/畏怖/敵愾心◯
蔡春嵐:ボデマ狙ってみます
セレーネ・F・カナベラル:1dx>=8 応急
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1DX10>=8) → 10[10]+5[5] → 15 → 成功
GMore:スゴ
セレーネ・F・カナベラル:2個め買えた!持っておきます 以上で
蔡春嵐:1dx+1>=12
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 4[4]+1 → 5 → 失敗
蔡春嵐:ぜんぜんだめ
正玲諷呀:標的 ”虹天大聖”王混 敬意/辟易○ でまずロイス
波児・マレキュール:3dx+3>=14 爆破用大槌
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10+3>=14) → 10[6,9,10]+2[2]+3 → 15 → 成功
波児・マレキュール:確保して装備
正玲諷呀:む。では応急
正玲諷呀:2dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (2DX10) → 10[5,10]+6[6] → 16
GMore:なんか目いいな・・・
蔡春嵐:さっきから冴えてる
正玲諷呀:買えてしまった。運の無駄遣いこれで2つ目
GMore:最強の流れに乗ってきてますね
正玲諷呀:以上です。
GMore:では全員以上!かな?
波児・マレキュール:以上です!
GMore:ウス!それでは、今日はありがとうございました!また明日20時!
ミドル・クライマックス1「陰陽層踏破・破天作戦」
GMore:ではミドル2が終了し、ミドル・クライマックス1に入ります!本日は宜しくお願いします!
GMore:侵蝕は1だし、別に衝動判定とかもない
波児・マレキュール:よろしくお願いします 侵蝕42に
セレーネ・F・カナベラル:41->42 です
GMore:登場PCは全員!
正玲諷呀:29→31
蔡春嵐:侵蝕53→54
GMore:では、えーと、処理とかルールを説明していく必要があるな………
GMore:まずは雰囲気のためのマップ変更!!
セレーネ・F・カナベラル:おおー
蔡春嵐:おお~
波児・マレキュール:なった 雰囲気に
波児・マレキュール:敵のコマもできてる!
GMore:これは完全に雰囲気の存在ですが、PC達は今、宇宙空間的空間に存在する超巨大火の鳥の上に浮かぶ空中都市の上にいて
GMore:ここから、このマップ右側にいる相手、孔雀男を粉砕する必要があります!
GMore:勝利条件は、孔雀に一定以上のダメージを与えること。
10倍バフがかかっているので、具体的には300点ぐらいを想定してます。
波児・マレキュール:それは10倍にする前で300ってことですよね
GMore:で、射程とかエンゲージとかどうなってんだよマジで…と言う概念ですが
GMore:いや、10倍後に300なので、厳密には正直、30点ぐらいでいいかなって……(ろくろ) 気持ち的にはこいつらなら最強だし10倍前300行けるだろ!みたいな気持ちがあるんですけど
GMore:実はこいつ、回避判定値がめちゃくちゃ高いので
波児・マレキュール:ゲーッ
GMore:事故を減らしたい。何故ならダイスを振らずに37を出し、そこから-10するから
GMore:こいつは全ての達成値を27として算出するからです
波児・マレキュール:一発当てる勝負ということね
正玲諷呀:イベイション27か
蔡春嵐:上等だぜ
GMore:そう これも多分当たると思うんですけどね へへ
セレーネ・F・カナベラル:先に教えてくれるのはありがたいわね
GMore:固定値と盛れるバフ見た感じ多分全然当てれるんだけど、とにかくこいつらの戦闘は俺にとってもチュートリアルなんだ 事故らねえようにするし、データ上は弱くても、いいよなあ!皆、盛ってくれるだろう!
蔡春嵐:まかせて
セレーネ・F・カナベラル:了解~
正玲諷呀:では、はじめましょう
波児・マレキュール:ブンブン
GMore:では、宜しくお願いします!
GMore:で、他にもルールがあるんだった!!
GMore:えーとですね、どっちに攻撃しても処理は同じなんですが
GMore:敵エネミー”虹天大聖”は、現在、2つの姿で同時に顕現しています!
GMore:空中都市・黄金宮殿にいる”化身”と、マップそのものとなっている”原身”です。これは、演出上、どっちに攻撃してもいいです!
GMore:黄金宮殿にいる化身は既に至近エンゲージしているものとして扱い
GMore:『マップそのもの』に対しては、射程:視界があれば攻撃できます!
GMore:こいつらは今、体は二つあるし両方で殺す気なので、この層では1度のイニシアチブでそれぞれ1回ずつ、合計2回攻撃をしてきますが…
GMore:意思は1つなので、どっちに攻撃しても同じだけ積み重なる、みたいな事を言いたい
蔡春嵐:《高速分身》と同じ処理ってわけね
セレーネ・F・カナベラル:理解を得たぜ
正玲諷呀:はいよ
GMore:説明不足している所あるかもしれないですが、その辺はちょっと許して貰って、何か忘れてたらお願いします!
GMore:では短い地の文。
GMore:──勝利への筋道を見つけた君達は、そうしてこの山脈を構成する七つの怪物の内、二体を討ち斃す作戦を開始した!
GMore:陰陽層踏破・破天作戦。──開幕!
GMore:では、セットアップから!
セレーネ・F・カナベラル:「エヴリシングレディ」でパワーアシストアーマーを購入、装備。行動値7から2へ修正
波児・マレキュール:セットアップなし
正玲諷呀:なし
蔡春嵐:《ソードマスター》栄光と勝利の槍による攻撃の達成値を+9
蔡春嵐:侵蝕57
波児・マレキュール:いややっぱ使っとこう 《ソードマスター》で大鎚を使った攻撃の達成値+9です
波児・マレキュール:侵蝕44
GMore:では全員のセットアップ処理が済んだら、忘れた時の「宣言」をします。
”虹天大聖”王混:《太陽》
ラウンド開始時、フィールド上に存在する全てに999点のダメージを与える。
”虹天大聖”王混:虹天大聖、”太陽”の権能!
波児・マレキュール:カバーリングは可能ですか?
”虹天大聖”王混:カバーリングは可能とします!
GMore:では、君達が作戦行動を開始したと同時、王混は君達がいる都市内部、黄金宮殿の中枢でそれを察知。
セレーネ・F・カナベラル:ならば《マグネットフォース》。春嵐さんに対するダメージを引き受けます。
セレーネ・F・カナベラル:42->44
”虹天大聖”王混:ばっ、と音を立てて扇子を広げます。「──”陽界・黄金鏡万輪華”──」
”虹天大聖”王混:「『攻勢励起』!!!」原身から放たれた光を受け、空中都市はまるで蓮華のように展開。花弁にあたる部位が光を受け──
”虹天大聖”王混:黄金が光を反射。虹が拡散。増幅。増幅。増幅を繰り返し、都市内部を駆け抜け、君達にレーザー光として降り注ぐ!
蔡春嵐:「わかっちゃいたけど筒抜けかよ!」
”虹天大聖”王混:「──”光遁”」
”虹天大聖”王混:仙人の術の一つ。仙人は、『己に縁深いもの』に乗り、風や葉、音、はたまた──
”虹天大聖”王混:光と同化し、移動することができる。
正玲諷呀:「悠長な事をしてこないのは、話が早くて助かると言う物。斯様な事をされれば、こちらも命を奪うのに躊躇せずに済む」
”虹天大聖”王混:姿が消えた瞬間、レーザー光線に乗り、君達の前に”虹天大聖”が出現!原身への攻撃を阻むように、空中で翼を広げます。
セレーネ・F・カナベラル:「──あっはは。分かってたけど、メチャクチャしますね!」引きつった笑みを浮かべる。
セレーネ・F・カナベラル:赤い電磁防壁が外套めいて体表を覆い包む。短い銀髪がふわりと浮いて逆立つ。
蔡春嵐:幾筋もの光条が行く手を阻む。しかし攻勢は既に始まっている。二、三度身体を焼かれることは承知で歩みを進めるが。
正玲諷呀:全身が虹光に貫かれ倒れる。しかし直後、体が碧炎に包まれ一度灰となった後に蘇生する。《リザレクト》だ。
正玲諷呀:31+1d10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (31+1D10) → 31+7[7] → 38
セレーネ・F・カナベラル:先程は移動に利用していたリソースの防性展開。最も、その全出力を以てもこの熱量を防ぎ切るには及ぶまい。
セレーネ・F・カナベラル:再生に身を任せるしかないと判断。心臓たる魔眼が輝き、近くの光条を引き寄せる。
波児・マレキュール:《ワーディング》とともに無数のカーブミラーを生成し、自身にリザレクトの余地を辛うじて残す。
GMore:宜しい。では、リザレクトの代償!
GMore:王混の《太陽》の権能を増幅し、データとしては以下の効果を与える。
《太陽》によるダメージを10倍にする。
この能力の適用下でHPが0になり、リザレクト等でHPが0以上になった場合、もう一度同じダメージを与える。
波児・マレキュール:1d10+44-1 風水伯パッシブでリザレクト侵蝕-1
BCDice:波児・マレキュール:DiceBot : (1D10+44-1) → 6[6]+44-1 → 49
波児・マレキュール:領域の盾使えばよかったな……
波児・マレキュール:1d10+49-1 再び《リザレクト》
BCDice:波児・マレキュール:DiceBot : (1D10+49-1) → 5[5]+49-1 → 53
GMore:2回リザレクトを要求するヤバいスキル
セレーネ・F・カナベラル:瞬時に右半身が溶け落ち、弾け飛ぶ。赤い火花とともに欠損を再構築していく。
正玲諷呀:風水伯パッシブ忘れてたので。今回の結果から更に―1しよう。では
正玲諷呀:38+1d10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (38+1D10) → 38+7[7] → 45
セレーネ・F・カナベラル:1d10+1d10+44 2回リザレクト
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10+1D10+44) → 6[6]+2[2]+44 → 52
セレーネ・F・カナベラル:HP2です。
正玲諷呀:これに-2で43
蔡春嵐:セラちゃんに守ってもらったので変わらず!
蔡春嵐:「これは……流石に素直に礼言っとこうかな」
”虹天大聖”王混:では、光線が世界を蹂躙し終えた後、君達を見下ろして、眼下にその扇を向けます。
”虹天大聖”王混:「美麗的ッ!!!私のッ……結界を受けて……未だ、この世から消え去っていないとはッ!!!」
”虹天大聖”王混:「───美しすぎるッ……!」感涙。「そのような目を向けている事から察するに──」
”虹天大聖”王混:「勝機を見出していますねェ?……それがどのようなものかは、わかりませんが」
蔡春嵐:セラが展開した電磁障壁の内側、僅かに裾を煤けさせて武器を構える。
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ、何、イカロスの翼とは出来が違う。太陽に灼かれたとて、そうそう溶け落ちるものではないですよ、私達」
正玲諷呀:「二度焼かれたぞ。厄介この上ない。次の照射までに仕留めたいところではあるが」
正玲諷呀:「出来るか、貴様ら?」
セレーネ・F・カナベラル:「それと……お礼は結構ですよ、春嵐」
セレーネ・F・カナベラル:「次の働きで返してもらえれば」
蔡春嵐:「そうかい。なら!」
蔡春嵐:「お日様の一つや二つ、朝飯前に落としてやらないとな!」
”虹天大聖”王混:「私の美しさに、焦がしてさしあげましょうッッ!!」続く攻撃!
”虹天大聖”王混:では、”虹天大聖”は行動値50で行動しようとしています。
”虹天大聖”王混:割り混める方はいますか?
波児・マレキュール:いません!
”虹天大聖”王混:これ、どう考えてもイヤミなんだけど、いるんだろうな世界によっては
正玲諷呀:僕は出来ないぜ。GO。
”虹天大聖”王混:そんな奴に殴られたら感動してやる!!
蔡春嵐:来るなら来やがれ!
セレーネ・F・カナベラル:ないです!
”虹天大聖”王混:では”化身”王混の攻撃!ピンポイントレーザーLV99+マスヴィジョンLV99!
”虹天大聖”王混:攻撃対象は……
波児・マレキュール:ピンポイントレーザーのレベル94個、無駄!
”虹天大聖”王混:こいつはその性格上挑発に弱いので、挑発があればそいつにいきます。
波児・マレキュール:「試練を──」黒いコートにサングラス。死神の如きシルエットが再生する「受けようというのだ、孔雀仙」
波児・マレキュール:「この程度で終わってはやらん」
波児・マレキュール:「我らエトランゼ。悪鬼の牙、祈りなき者の剣故に」
”虹天大聖”王混:「───美しすぎる……!!いいでしょう。まずは──」
”虹天大聖”王混:「貴方から!!」ピンポイントレーザー、そう称するに相応しい光線は、真実光線でありながら──
”虹天大聖”王混:──高速移動するその怪人そのものだ。増幅された光に乗り、文字通り一条の光と化して迫り来る。
急制動。波児の眼前に姿を現すと、ぐるり大きく身を捻る。
尾羽が変化したその扇刃は切れ味鋭く──同時に、一振りで無数の斬撃を巻き起こす!
”虹天大聖”王混:こいつは神なのでサイコロはふりません。命中達成値は色々加味し、合計27!
波児・マレキュール:ドッジ
波児・マレキュール:1dx>=27
波児・マレキュール:1dx>=27
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1DX10>=27) → 7[7] → 7 → 失敗
波児・マレキュール:ダイスボット設定し忘れてました。ダメージください
”虹天大聖”王混:ダメージはマスヴィジョン分が乗り、495+18で513点です!
”虹天大聖”王混:これが結界分析ボーナスにより1/10になり、51点になるが・・・
波児・マレキュール:余裕で死ぬ……!
波児・マレキュール:1d10-1+53 リザレクト
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1D10-1+53) → 1[1]-1+53 → 53
波児・マレキュール:HP1に
”虹天大聖”王混:2回リザレクト要求する奴は『太陽』時だけなのでこれでおしまいです
波児・マレキュール:「──軌道」
波児・マレキュール:無形のエネルギーを僅か弾かれたことで実体を伴った攻撃にシフトした。
波児・マレキュール:それ自体はこちらの土俵に近い。黄金の都市に無数の矢印標識が生え、斬撃を乱す。
波児・マレキュール:「がぶっ…………」吐血。一切の抵抗が抵抗たりえぬ、それは速度であり質量。
波児・マレキュール:だがそうだ。大いなるものとの戦いはこういうものだ、力のフォーカスをコントロールし、ぎりぎりで生き延びる。そうして、流れからはずれた者が束の間の自由を得る。
GMore:では、王混化身が君に向かってそう攻撃している裏。
GMore:もう一撃!”虹天大聖”、原身による攻撃──
GMore:破壊の光LV99+マスヴィジョンLV99!
GMore:対象は全員です。達成値は先ほども言った通り27
正玲諷呀:ドッジしましょう。
蔡春嵐:ドッジ!
正玲諷呀:4dx+1
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10+1) → 8[3,6,7,8]+1 → 9
蔡春嵐:2dx+1>=27
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (2DX10+1>=27) → 7[1,7]+1 → 8 → 失敗
波児・マレキュール:1dx>=27 ドッジ
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1DX10>=27) → 5[5] → 5 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:ドッジダイスない!ガードします
GMore:ではダメージは495+3d10=18+2の515点!
正玲諷呀:《リザレクト》
正玲諷呀:43+1d10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (43+1D10) → 43+7[7] → 50
蔡春嵐:《リザレクト》!
セレーネ・F・カナベラル:無理なのでリザレクト
正玲諷呀:-1de49
波児・マレキュール:1d10-1+54 《リザレクト》
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1D10-1+54) → 1[1]-1+54 → 54
セレーネ・F・カナベラル:1d10-1+50
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10-1+50) → 9[9]-1+50 → 58
波児・マレキュール:天才
蔡春嵐:57+1d10-1
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (57+1D10-1) → 57+3[3]-1 → 59
GMore:昨日白金さんがいってた最悪の揺り戻し来てるな・・・
GMore:では、原身の攻撃。無論、ここまでスケールが大きいと、君達一人一人を狙っているつもりなど、最早毛頭ない。
”虹天大聖”王混:黄金都市は既に攻勢結界として生まれ変わっており、真下から受ける強大な光エネルギーを、レーザーの雨と化し──
”虹天大聖”王混:君達を只管に苛んでくる!
GMore:──だが。
GMore:彼は知らない。ここからは──
GMore:君達のターンであるということを!
GMore:ということでイニシアチブ順にPC達のターンですね。へへ。お願いします。
波児・マレキュール:待機を宣言します
波児・マレキュール:8割方当たらないので
蔡春嵐:では行動値10の私が手番を頂いちゃおうかな
波児・マレキュール:行け! 固定値には固定値!
正玲諷呀:やってしまえ
セレーネ・F・カナベラル:やっちゃえ!
GMore:見せてもらおうじゃねえかよ!香港最強ダイス!
GMore:香港最強粉砕描写の時はダイスふってないからな…
蔡春嵐:マイナー移動なし。メジャーで《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》栄光と勝利の槍で”虹天大聖”の化身に射撃攻撃します
蔡春嵐:7dx7+17
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (7DX7+17) → 10[1,2,3,6,9,9,10]+10[1,3,7]+10[9]+1[1]+17 → 48
GMore:実質目標値27システムなのでめちゃくちゃ話が早いと言われる
GMore:ヒット!
正玲諷呀:おっと、まった
正玲諷呀:バディムーブします。
正玲諷呀:51にしな!
蔡春嵐:やった!
蔡春嵐:攻撃ダイスが1個増えたぜ~
蔡春嵐:ダメージ出します
GMore:押忍!
蔡春嵐:6d10+11+1d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (6D10+11+1D10) → 21[1,3,5,3,5,4]+11+6[6] → 38
GMore:これが10倍になって380!
GMore:装甲が実は99点あるので(?)
GMore:281点!!
GMore:演出ありましたら、どうぞッ!
蔡春嵐:「オイコラ鳥野郎!」
蔡春嵐:鉄棍を支点にして空高く飛び上がり、飛翔する”虹天大聖”の更に頭上へと迫る
蔡春嵐:「さっきからガバガバな審査してくれやがって。美しいしか言ってねーじゃねえかオウム野郎が」
蔡春嵐:「いい加減聞き飽きたぜ。この際逆にこっちから聞いてやる!」
蔡春嵐:「お前が"醜い"と思うもんはなんだ」
”虹天大聖”王混:──刃扇による斬撃を、波児の生み出す標識は止め得たか?それは果たして…否!
振るう度に牙無き人の盾、その男は切り裂かれ、まるで玩具遊びのように宙を切り裂かれた『とるにたらぬ』ものが舞う。
確かに生きながらえる時間は稼げよう。だが、この程度か?……その僅かな疑念は
蔡春嵐:問いの間にも、鉄棍は先端を蛇のように撓らせ妖鳥を襲う。
”虹天大聖”王混:「───」視界にかかる影で理解した。「フフ」振り向くに躊躇なく!
正玲諷呀:敵の回避しうる全ての方向に、空を裂き地を割る碧の火線が走る。碧焔の牢獄。
正玲諷呀:”虹天大聖”と小覇王の直接衝突の場を作り上げた。
正玲諷呀:「存分にやれ。香港支部」
”虹天大聖”王混:香港最強、蔡春嵐の鉄棍が万敵に値するというならば、こちらもまた一振り万剣!暴風の如き剣戟の打ち合いが火花を散らす。
”虹天大聖”王混:「──ありませんよ、そんなもの!世はなべて美しい。美しくないものがあるとするなら──」
”虹天大聖”王混:「それを見出せていない、我が眼でしょうねェ!!」
蔡春嵐:「そうかよ!」火線の隙間を縫って、鉄棍がは比喩でなく大蛇の如くうねる。
蔡春嵐:金属にありえざる軌道で”虹天大聖”の羽根を少しずつ散らしていく。
”虹天大聖”王混:「私に、炎の牢獄をつきつけてみせるとは!」───それも、美しい。それも。
”虹天大聖”王混:これも。『圧され』つつある。弾く。切り裂く。否、敵の手数が──多い!翼が散る。それ自体は、恐るべき事でも、何でもない。───本来ならば!
蔡春嵐:「ならば、アタシが見せてやるよ」
蔡春嵐:「美しさの欠片もない、目を背けたくなるような醜いものがこの世にはある」
”虹天大聖”王混:「──面白いッッ!!大言壮語の類ですか?否。本気のようですね!」
蔡春嵐:「弱さから生まれるものは、強者により奪われたものは」
蔡春嵐:「みな醜い。醜い故に人はその先へ行こうとするんだ」
蔡春嵐:「それを尚"美しい"と嘯くのなら、それは全ての弱き者への侮辱だ」
蔡春嵐:「"小覇王"は」
蔡春嵐:棍がしなる。炎刃を纏って、太陽の化身の翼に食らいつく。
蔡春嵐:「その醜さをこそ、守る者である!」
”虹天大聖”王混:──押される。縦横無尽、蛇の動き──『蛇』。孔雀化身、”虹天大聖”王混が、概念的に必ず勝つもの。
勝つ事を約束されているもの!
「…醜いものは醜く」
──その軌道は描き続かれ、ついには──
「───ッッッ!!!」


    ッ
”虹天大聖”王混:「──な」 翼に、巨大な穴があく。バランスを崩し、ぐらりと体勢が崩れた。
”虹天大聖”王混:「──それこそがッ……」”未知のルール”。それこそ、神格を打倒する一手とでもいうのか
「貴女の、強さであると…!?」
蔡春嵐:「応とも!手始めにテメーのグッチャグチャのボッコボコに腫らした醜い顔面を鏡で見せてやるから覚悟しやがれ!!」
正玲諷呀:「ふむ。中々、聞きごたえのある口上であった。然り、この世には目背けたくなるほど醜きものがある。感じ入ったぞ小覇王」
GMore:次はイニシアチブ5!
GMore:正玲諷呀さんお願いします!
正玲諷呀:ではマイナー《インフニィティウェポン》49→52
正玲諷呀:メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》《フレイムタン》52→62
正玲諷呀:7dx7+10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (7DX7+10) → 10[5,6,8,8,8,9,10]+10[1,2,3,6,10]+10[8]+3[3]+10 → 43
GMore:お見事!!
GMore:命中です!
正玲諷呀:ではダメージを出しましょう。
正玲諷呀:5D10+29
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (5D10+29) → 22[6,3,6,2,5]+29 → 51
GMore:510点!
GMore:ここから装甲値を引き…目標値、到達です!
正玲諷呀:では演出を。
正玲諷呀:「そも、僕は最初から疑問に思っていたのだ。全てを美しきモノと思うのならば、このような事を起こすまい」
正玲諷呀:「より美しく。などと言ってはいたが、人の世は貴様にとって目を背けたくなる醜さだったのだろうよ」
”虹天大聖”王混:「───なッ」
正玲諷呀:「その蜃の如き幻惑を僕の剣で断ち切ってやろう。貴様の真をさらけ出すが良い」
”虹天大聖”王混:言葉に詰まる。返せない。この世に美しくないもの等はないと、その怪物は信じていた!
己の在り方は美しい!それを生んだこの世界も美しく、人は美しく、醜さも、美しく──
醜さは、醜さであると女は解いた。
『変えようとした』のは?『瑕疵ありき。それもまた美しい』のならば、何故?
正玲諷呀:敵体は遥か遠く。無限の彼方に等しい距離。だが問題などない。意志が届く処であるならば……そこに、聖剣は在る!
正玲諷呀:「僕は視界内なら、何処にでも聖剣を生み出せるのだが」
正玲諷呀:「例えば」
正玲諷呀:”虹天大聖”王混の内部、肉体の内から碧の炎が湧き水のように漏れ出し収束すると翠鋼の刃が形成された。
正玲諷呀:「このような事も出来る。この場で回転させることもな。さぁ、我が手に還れ 碧炎断蜃刀」
正玲諷呀:聖剣は言葉と共に残像を残しながら回転し、担い手の元に飛んだ。
GMore:───その瞬間、怪物の中で、事実、確かに、何かが砕けた。
GMore:暗黒の大海に浮かぶ、巨大な火鳥が、その命ではなく、存在に傷を受けたかのように大きく苦しむ声を上げ──
波児・マレキュール:「──梧桐に非ざれば止まらず、練実に非ざれば食わず、醴泉に非ざれば飲まず……鳳凰とは」
波児・マレキュール:「見たいものを、見たいようにしか見ぬ鳥とされている。その欺瞞に、お前自身耐えられぬというのなら」
波児・マレキュール:こちらの条件は整った。ならば向こうはどうか。
GMore:──碧炎が、陽光を割くように広がり、爆炎と散るッ!!而して、本来ならば、その程度物の数ではない。太陽を司る不死神、”虹天大聖”は事実として不死不滅、如何な死を迎えようとも蘇る存在なのだから。だが。

『そうでなくなった』のなら、別だ。不死神ならぬ、その怪物は認めてしまった。
GMore:『我に瑕疵ありき』。そうなれば、神格はそれを維持できない。
GMore:───再生が遅れる。その間隙を、彼らは突いた。
GMore:───マスターシーン。『陰界・摩穹天蠍』
GMore:暗黒を埋め尽くす、巨大な人造の神。否。元は、怪物を生み出す地母神であり、怪物そのものの神格であろう。
GMore:”三毒聖母”天焔玉は、己の前に立つ、矮小な存在を『世界』視点で見下ろし──
GMore:致命打を受けた。
”アートマン”:──”アートマン”!
”マハーヴィローチャナ”そして”インドラ”の権能を受け継いだ継承者。
阿修羅の王、神々の王。その権能は彼らが追い求めた、『我とは何か』に由来する。
ヴィローチャナは『観測したもの。それこそが我である』と定め、インドラは『全てが無くなった後に残るもの。それこそが我である』と定めた。
その両輪の権能が齎す神格干渉。
”アートマン”:──『私は何処にでもいる。故に、殺しきれない。』
否!『そこにいる』
”アートマン”:──『私は存在しない。故に、殺しようがない。』
否!『お前はそこにいる』
”アートマン”

──果たして、電脳の海に潜み、全てに紛れ、概念の怪物と化した神格は、ただ一つの個を定義される。
作られた宇宙空間内に存在する無数のダイソン球。権能によって生み出され、その性質を引き継ぐことで生まれた『無数』は『唯物』となり、
収束を以て、その『ただ一つ』以外はこの世から消滅した。
”アートマン”
「──さて、毎度の事ですが」
光焔を模した長得物を担ぎ、少年は宙空に浮かぶ、鋼の残骸を足場に、敵を見た。
あれらは、あくまで『エネルギー源』たる小規模な恒星に過ぎないが、巨大な目に睨まれているような錯覚を覚える。

ぐるん、と長柄を振り回すと、炎と稲妻が尾を引いた。

「ここからは自力ですね」
”アートマン”:──ほぼ同刻。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「『レイギャルン』ッッッッ!!!!」叫んだ女の左腕に赤い閃光が走り、パズル染みた図形集合を描く。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「”黒の大地(ブラック・アース)”!」
「”血塗れ痕”(スティグマータ)!」
「”燃え落ちる橋”(バーニング・ブリッジ)!」
「”原罪の報い”(ウェイジズ・オブ・シン)!」
「”反逆の賛歌”(アンセムズ・リベリオン)!」
「”終末機構”(ドームズデイ・マシン)!」
「”暴王の隆盛”(ライズ・オブ・ザ・タイラント)!」
「”無秩序の軍勢”(ケイオス・リージョン)!」
──「”目ぇかっぽじってよおく見やがれ”(ウォー・エターナル)!」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:九段階の封印の成された破滅の魔剣を呼び起こす、九つの鍵。強大な力を引き出すには、力に応じた鍵がいる。
──その言葉そのものに、大した意味はない。彼女と、その『力』にとってはそれがそうだというだけ。叫ぶ度に亀裂が広がる。
拘束を解き、力を呼び覚ますという工程を踏み、魂の出力を力に変換する。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス
「──『”アタシこそが世界の敵だ”(アーチ・エネミー)』ッッ!!」
最早赤い光の塊となった左腕──露出した『鞘』へと腕を突っ込む。そうして抜き出すのは禍々しく光る、赤と黒の大刃。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス
──”ラグナロック”カレン=マグノリウス。
北欧の巨人”スルトル”の権能を受け継いだ継承者。
北欧神話の神話世界に終焉を齎した破壊神。その権能は、彼が為した『世界樹の破壊』に由来する。
スルトルの親族が大樹を飲み込み、神々の時代は終わった。スルトそのもの、神の命を燃料にして。
故に彼女が振るう権能は、『世界層の絶対破壊』。
それは、敵でなく己も否定する諸刃の剣だが──故にこそ、この権能に抗える『世界』は存在しない。
GMore:──瞬間、世界は炎に包まれ──
GMore:昼と夜に、穴が開いた。
GMore:天焔玉は、予想外の打撃を受けた。こいつらは、一度逃げ帰ったはず。
『温存していた』何かがあるのはわかっていた。だが、これほどとは思っていなかった。だから──
GMore:咄嗟に、切り札の一つを支払った。
GMore:そして、それは過たず──
”虹天大聖”王混:「ッッッがあああああああああああああああああッッッッッッ!?!!?!?」
波児・マレキュール:「人間(われら)が苦難の根源たる三毒、灼き滅ぼせまい」
”虹天大聖”王混:美しさの欠片もない悲鳴をあげる。それもまた美しいか?否。もう美しくはない。これは、その怪物が生まれて初めて放った、心の底からの無様な絶叫だ。
”虹天大聖”王混:空間に開いた穴は狙い通り、”三毒聖母”の放った、鋼の巨大な毒針を、再生を間近にしたその巨大な火鳥へと誘導した。
蔡春嵐:「はっ、どうやら届いたみてーだな」
正玲諷呀:「当然だ。僕の聖剣に仕損じと言う言葉はない」
蔡春嵐:火の鳥との演武を経て、焼けただれた身体を鉄棍に預けて支える。
正玲諷呀:「向こうが上手くやったのは賞賛すべきであろうがな」
セレーネ・F・カナベラル:「おっと、見事に中てたもんだ。あちらさんも上手くやったらしいですね」
”虹天大聖”王混:「ぐッ、おおッ、おおおおおおッッッ!!」毒が効かぬはずのこの身に毒が効く。揺らいだからだ。人の信仰が、ではない。己の存在の揺らぎ。「くッ……ぐぐッ!」歯を食いしばる。「ああああああああああああッッッ!!!!」のたうつ。「私のッッ……!!私の、力がッ…!?」焼け焦げる音。己の高熱に、己自身ですら耐えきれず、融解し始める。…原身たる巨大な火鳥は、再生すらできず沈黙し──
”虹天大聖”王混:意識を残す人の化身は、朦朧とした表情で、君達を睨んだ。「…やって……くれましたねェ…!」
”虹天大聖”王混:データ処理。現時点を以て、”虹天大聖”王混の権能、『不死』『浄毒』『太陽』は効果を失い、『太陽』の喪失により、『陽界・黄金鏡万輪華』は効果を失います。
”虹天大聖”王混:加えて、更に達成値をオール-10します!
GMore:以上。戦闘は続行!イニシアチブ2、セレーネさんお願いします!
正玲諷呀:「セラ、見せ場だ。行け。年寄りに楽をさせてやれ」
正玲諷呀:波児さんをちらと見て、笑う。
波児・マレキュール:一瞬何か言いたげな顔をするが、ぼろぼろの自分を顧みたのか。
波児・マレキュール:「そうなると助かるな」と返す。言い逃れようもなく中年であり、身体も衰え出している。
セレーネ・F・カナベラル:「見せ場と言っても、お二人より映えることはないと思いますけどね。既に潮目を変えたのは君達だ」
セレーネ・F・カナベラル:「とはいえ……ま、そっちの方は期待しといてください」波児にウィンクで応じて、融けかけた太陽の化身を見上げる。
蔡春嵐:「いつもそんくらい素直なら職場での扱いも変わるのにな」
蔡春嵐:「アタシを見習えアタシを」
セレーネ・F・カナベラル:宣言。マイナーはなしで
セレーネ・F・カナベラル:メジャー、「レインジャー」《コンセントレイト》《アームズリンク》《ライトニングリンク》
セレーネ・F・カナベラル:8dx+5@7 命中
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (8DX7+5) → 10[1,1,2,5,6,6,7,9]+10[5,7]+10[9]+3[3]+5 → 38
GMore:ヒット!
GMore:実質トドメです
セレーネ・F・カナベラル:4d10+26 一応ダメージ
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (4D10+26) → 25[10,3,5,7]+26 → 51
GMore:510点!
GMore:これはね、死!
セレーネ・F・カナベラル:58->66 です
GMore:勝利演出をどうぞ!ガハハ
セレーネ・F・カナベラル:ライトニングリンクで戦闘不能にもなるが……ここで戦闘終了ならリザレクトしなくていいかな
正玲諷呀:良いのでは。いざとなれば領域でカバーすればよいと思うし
セレーネ・F・カナベラル:OK。ではそのまま
GMore:リザレクトしなくて大丈夫です!でいいかな 大丈夫だろ・・・
GMore:しないならしないにこしたことない
セレーネ・F・カナベラル:「私は別に、君に説教をするつもりはないんですけどね」
セレーネ・F・カナベラル:「ただ、不自由な生き方だなって思いますよ。それ」
セレーネ・F・カナベラル:「何にでも美しさを見いださなければいけない、なんて。感性の否定じゃないですか。息苦しいでしょう?」
”虹天大聖”王混:「…かは………」息も絶え絶え。だが、屈してはいなかった。
これは、屈さないというルールではない。この怪物の気位がただ屈していないだけだ。鉄扇を広げ、胸をはる。
「ならば、どうするおつもりでしょうかねェ?……私は!」
”虹天大聖”王混:「この通り……!立っています」腕を揮う。斬撃が飛ぶ。「フフ……」
セレーネ・F・カナベラル:「もしも君と私が友人だったら、『もっと自分の心を大切にした方がいい』なんて言ってたかもしれませんが」
セレーネ・F・カナベラル:不意に、その影が浮き上がる。重力ベクトルの変換。真上へと「落ちて」いく。
セレーネ・F・カナベラル:「ええ。私は……"ナイトローバー"。未踏の闇を暴く眼。人の先駆け」
セレーネ・F・カナベラル:その姿が、宙に縫い留められたように留まり、反転する。右手に赤い螺旋を描きながら、
セレーネ・F・カナベラル:「拓きましょう。君の敷く則の、その先を」
セレーネ・F・カナベラル:到達点たる王混目掛けて、磁力と重力による多重加速を加えながら降下した。
セレーネ・F・カナベラル:原身たる太陽の焔火が、接近したその身を灼くよりも疾く、その右腕が孔雀の心臓を通貫した。
正玲諷呀:「まさに我が身を貫き通す。洒落たことをやってくれるものだ」
”虹天大聖”王混:「──私の、否、私達の。その先───」   「ですか」
口端から血が零れる。あらゆる権能をはく奪され、その核を砕かれてしまえば、不死鳥の怪物と言えどこのようなものだ。結局、見とれていた。ただあるがまま、ろくな反撃も出来なかった。原身が打ち砕かれ、化身である人型も致命傷を受けた。
”虹天大聖”王混:「………フフ。ハ…ハハ。」息も絶え絶えに「”ナイトローバー”。私の在り方もね……そう、悪いものでは……ありませんでしたよ」
”虹天大聖”王混:「私を否定した…貴方達は」……後ろに、ズルズルと下がる。「まぎれもなく、私達が愛した、人間であり」
”虹天大聖”王混:「美しかった!」そうして、倒れる。
最早、何一つままならぬ。闇に浮かぶ不死鳥は最早燃え盛る事なく。光を失った黄金宮殿の中、男は鳥怪の本懐すら投げ捨て、空を仰いだ!
GMore:───”虹天大聖”王混……完全撃破!
セレーネ・F・カナベラル:「……ふふ。この私が、まぎれもなく人間だって?」
セレーネ・F・カナベラル:「嬉しいな、それ」
セレーネ・F・カナベラル:「何百回美しいって言われるよりも、ずっと嬉しい」
セレーネ・F・カナベラル:子供のように笑ってから、ふらりと倒れる。
GMore:───世界が、闇に呑まれます。何故なら、『陽』を担保するものがなくなったからです。
正玲諷呀:「おっと、無理をしおって、成程、その遮二無二さは人間らしい」
正玲諷呀:その身体を支える。
波児・マレキュール:〔速度制限〕
波児・マレキュール:いつの間にか出現した標識が、わずかに倒れる速度を緩めた。
GMore:では、タイミングが許せばそのまま「封印」されちゃう事になるが、こいつ最後の寸劇は許して貰おうな。大した量ではないです。さらば、大ボスの内1匹!
波児・マレキュール:「まず一柱」
蔡春嵐:「なんかお前らセラには優しくない?」
セレーネ・F・カナベラル:「おっと……ふふ、世話を焼くつもりで、焼かれてしまったようです」支えられながら、ゆっくりと立ち上がる。
波児・マレキュール:「お前はまず倒れないだろうが」
波児・マレキュール:懐から『覇王の卵』を取り出す。
”虹天大聖”王混:「……まさか私が、毒が効いて、尚、死ぬ事があろうとは。……フフ。そうそう、無い機会でしたねェ!」
正玲諷呀:「セラは僕に優しいからだろう。僕は鏡でありたいと思っているしな」
”虹天大聖”王混:「陛下……独骨、天毛、海、劉濤、蘭明!あと……フッ、フフ!あの女……最後に、ストレスを…私に…いえ、そんなつもりは……フフ!」
”虹天大聖”王混:「陛下…!申し訳も、ありま……」
”侍女”依然:「陛下は、そう言われたら──」
”蚩尤”:「大儀であった!!」
”虹天大聖”王混:「……」
”虹天大聖”王混:「知ってましたァ~!」
GMore:王混の姿が光と化し──
GMore:覇王の卵へと吸い込まれます。
波児・マレキュール:「……こちらもそうそう都合よく事が進むと思っていたわけではないが」
正玲諷呀:「美しいという言葉ではないが、中々に厄介な手合い(かみ)であったよ。手向けにしても嬉しくもないだろうが」
GMore:では、パーティー単位で、貴方達は遺産の取得をします。
『明星虹鳳笛』
鳥をイメージした豪奢な装飾の成された蛋白石(オパール)の横笛。
死しても蘇り、あらゆる毒を喰らう鳥神を含む、”虹天大聖”王混の権能が込められており、あらゆる毒・病に対する特攻を持つ。
所有者に降りかかるあらゆるバッドステータスを無効化。
また、オートアクションで道具として使用する事で使用したラウンドの間、リザレクトの内容を以下の文章に変換する。シナリオ1回使用可能。
侵蝕上昇0。HPが0以下になった時に使用する。最大値まで回復する。
笛のこの効果の使用に対して、GMは『芸術:音楽』の目標値判定を要求してもよい。
蔡春嵐:「ともあれ、これで”虹天大聖”ゲットだな。やってみりゃ何とかなるもんじゃねえか」/span>
波児・マレキュール:「メンバーが優秀だったということだ。特に正玲の攻撃が白眉だったな」
正玲諷呀:「さもありなん。もっと称えても良いぞ。波児」
波児・マレキュール:自分がさして働いていなかったことはどこ吹く風だ。
GMore:で、この遺産をですね……使用!して頂くと……
波児・マレキュール:「事実の追認だ。それ以上を過剰にやるつもりはない」
波児・マレキュール:おっ
GMore:天焔玉の権能である『魔毒』を封じ、撃破にむかう事が可能になります。(システム処理)
GMore:既に『遍在』『多産』はアートマンによって封じられています。
セレーネ・F・カナベラル:「それで、この笛が向こうの戦場を左右する鍵ですか」
セレーネ・F・カナベラル:「気をつけてくださいね、波児。取り扱いをしくじると、さっきのが蘇ったりしてきそう」
正玲諷呀:「相克を成していたのならば、此処からは積木崩しだ。勝算よな」
波児・マレキュール:「言っておくが俺はな」
”超脳風水伯”玄冬:「事実じゃ。この『陰陽五行陣』は維持に特化した結界……つまり」
波児・マレキュール:「コミュニケーションに難があることを除けば局でも勤勉で慎重な方だ」
”超脳風水伯”玄冬:「あっちの方も急いで斃さなければ、陰がある以上、陽も元通りじゃ!」
蔡春嵐:「自覚はあったのかよ」
波児・マレキュール:「二十年言われていればな」
蔡春嵐:「ならこうして悠長にもしてられないな」
セレーネ・F・カナベラル:「自分自身の不得手を自覚できているのは偉いことです。私はどうもその辺り、無頓着らしく」
波児・マレキュール:「……」それは俺ほどダメ出しを貰わないからだろう、と思ったが何も言わなかった。
正玲諷呀:「ああ、そうだ。移動の前に言うがな。僕の攻撃が白眉と言ったが、僕の見識は違うぞ」
正玲諷呀:「ふん。小覇王の初檄が肝だったと思うがな。改めて良い啖呵であった。奴の欺瞞を取り去ったのだからな」
正玲諷呀:「次もその調子で頼む」
蔡春嵐:「へっ、ほら聞いたか?後輩は中々見る目があるじゃねえか」
波児・マレキュール:「謙虚でいいだろう。やらんぞ」
波児・マレキュール:真顔でそう言い放つ。「さて」億劫げに肩を回しながら、念じる、『裏側』へ向かうために。
蔡春嵐:「いやー、やっぱ神様狩りなんて名目でドサ廻りさせるには惜しいと思うんだけどなあ」
セレーネ・F・カナベラル:「そういう香港支部の普段の活動って……っと、雑談してる場合じゃないな。行きましょうか」
正玲諷呀:「どちらも喧嘩ドサ回りよな」
GMore:では、君達のいる「世界」が切り替わり──
GMore:君達が立っているのは、闇に浮かぶ、月に生えていた建造物だったもの──黒いマットな質感の、ピラミッドやビルディング。
GMore:その上にいる君達を見下ろすように、巨大なサソリのシルエットを象るダイソン球の連結体──
”三毒聖母”天焔玉:そして、それを背にする女。
”三毒聖母”天焔玉:「──『してやられた』形なのは、素直に悔しいですが」
”三毒聖母”天焔玉:「見つけましたね、解答を。精彩。」
”三毒聖母”天焔玉:「……………”虹天大聖”は、よくやりました。」
波児・マレキュール:「よくやった、と。そうなるのか」
GMore:闇夜に浮かび、くるくるとその周囲をホログラフが舞う。君達のデータを確認し、射線の計算に含めている。
波児・マレキュール:あれほど反目している様子であっても、彼女たちの存在目的は同じ方向を向いている、だからだろうか。
セレーネ・F・カナベラル:(……分析してる?すると、もう気付かれてるかな。こっちの鬼札に)
波児・マレキュール:準備を始める敵に対応するように、こちらも横笛を構え、奏でる。
波児・マレキュール:判定の要求はありますか?
GMore:「貴方達の解答を引き出して見せた。我らの目的の不達成は、我らの人への思いの裏切り”ダブルクロス”たちえません」
GMore:判定は無し。音色は、夜闇に静かに溶け込み──天焔玉は、妨害せずそれを聞きます。
GMore:同時、連結されていた巨大な蠍型シルエットの関節部が、立て続けに爆裂。幾らかが宇宙空間に解けていきます。
セレーネ・F・カナベラル:思考を表情には出さないまま、遺産を手にする波児を庇う事のできる位置へと動く。
GMore:これを以て、”三毒聖母”は全ての権能を失います。
蔡春嵐:「随分と潔いね。勝負を捨てた奴と戦りあう趣味はないんだけど?」
GMore:「いえ。少し──旧友を思い返していただけです。」
”三毒聖母”天焔玉:「計算完了。」
”三毒聖母”天焔玉:君達目掛け、「砲」の狙いが定められた気配がする。
GMore:と言う事で、ラウンド2。データ入力しなきゃ…
正玲諷呀:「勝つ気でいるな、あれは」
蔡春嵐:「はっ、そうこなくちゃ張り合いがない」
波児・マレキュール:「そうか、良かったな」笛を懐に収める。
GMore:さっきのクソ気合入った描写と、その中身の文章からワンチャン推測つくとは思いますが、アートマンとカレンちゃんは
GMore:まあボロボロです。皆もボロボロだと思いますが……
GMore:背景にいます(今)
波児・マレキュール:カレンちゃん本当にただでは済まない力!って感じだったもんな……
正玲諷呀:「僕は女の相手はしたくはないが、だが、貴女が神ならば是非もない」碧炎を纏った聖剣を構え夜空を照らし上げる。
セレーネ・F・カナベラル:「連戦か。まあ、二柱同時に相手するよりは随分とマシかな」呟きながら、"アートマン"達の方を見やりつつ。
”アートマン”:「流石に、時間稼ぎと、攻撃をそらすだけでも強敵でした。……援護に回ります」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「………っつう………まだだ!まだいけるぞォア!!」己に喝をいれている
GMore:NPCカードは使用可能です。(説明)
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、たった二人でよくやってくれました。おかげでこっちは楽させてもらった」
蔡春嵐:「無理はやめとけ。後は任せな」
GMore:では、戦闘…2ラウンドを開始します!
正玲諷呀:セットアップはないぜ。
GMore:セットアップはGM側なし!
蔡春嵐:《ソードマスター》栄光と勝利の槍による攻撃の達成値を+9
波児・マレキュール:《ソードマスター》侵蝕57 大鎚を使用した攻撃の達成値+9
蔡春嵐:侵蝕66
セレーネ・F・カナベラル:ないです
GMore:では今回も同様に、ボスは化身と本体で2回攻撃をします!
GMore:天焔玉のイニシアチブは30。動ける奴~!
波児・マレキュール:セラちゃんが触媒使うかですね
セレーネ・F・カナベラル:イニシアチブで触媒を使用。波児さんを動かします
波児・マレキュール:サンキュー!
波児・マレキュール:では動きます。マイナーなし
波児・マレキュール:《ダンシングシミター》《サンドシャード》日本刀を爆破しながらナイフ・日本刀・大鎚を選択
波児・マレキュール:化身を攻撃します。
GMore:行けッ、やれッ!
波児・マレキュール:2dx+18 命中怖いなこれ……1%でファンブるじゃん
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2DX10+18) → 3[2,3]+18 → 21
GMore:目標値は今回はボコボコにされてないので、最後のダメ押しマイナス10はないので…27!最強状態!
GMore:あっ
波児・マレキュール:あっ外れた。妖精貰っていい?
蔡春嵐:《妖精の手》
蔡春嵐:ダイス一個10にしな!
GMore:まずは命中確定!
波児・マレキュール:助かります!
波児・マレキュール:1DX+28
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1DX10+28) → 6[6]+28 → 34
蔡春嵐:侵蝕72
波児・マレキュール:4d10+1d10+1d10+9+5 ダメージ 装甲有効
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (4D10+1D10+1D10+9+5) → 24[3,8,5,8]+5[5]+1[1]+9+5 → 44
蔡春嵐:つよい
波児・マレキュール:侵蝕64
GMore:440にして、まあ、99ひいて、これは実は、44-10でいいのだが、便宜上、そういうことにして
GMore:ダメージ341点!!
セレーネ・F・カナベラル:「波児」声をかける。その左腕が激しく赤熱する。
波児・マレキュール:「知道了(わかった)」
セレーネ・F・カナベラル:答えを口にするが早いか、その背に手を置く。
セレーネ・F・カナベラル:──陽光司る"虹天大聖"は、正しく光速を体現していたが、しかし。
セレーネ・F・カナベラル:私の愛する人達の見ていた世界の中では、光速でさえ鈍過ぎた。
セレーネ・F・カナベラル:天狼(シリウス)を捕まえるのに8年もかかるんじゃ、そらの果てには手が届かない。
セレーネ・F・カナベラル:より疾く、遠く。不可能を思い知って尚、もがくように手を伸ばし続ける
セレーネ・F・カナベラル:私の出生に込められたのは、その祈り。多くの不可能を超えて、人を届かせる可能性の熱。
セレーネ・F・カナベラル:それを、彼の身体へと流し込む。常のような電磁力や重力加速ですらない、説明のつかないその力が、瞬間的な超光速を実現する。
波児・マレキュール:再び出現した波児は、既にダイソン球表面付近、"三毒聖母"の斜め後方。
波児・マレキュール:その手には黒曜歯剣(マカナ)の如く、シンプルに矢印を示す看板がずらりと並んだ白柱が握られている。制御不能、亜空の速度域から開放され、再加速!
”三毒聖母”天焔玉:”三毒聖母”天焔玉は、敵を侮る事はない。”虹天大聖”は、その格、信念においても”強靭(つよ)”かった事は、凡そ間違いがない。
”三毒聖母”天焔玉:それを斃した。のであれば、凡そ、間違いなく。「──ええ。」”光の速度を超える”ぐらいの事はするだろう。
”三毒聖母”天焔玉:その動きは穏やかに。一瞥、歪んだ重力が、加速し迫り来る超光の槍を、過たず『撃ち落とす』ッ!
波児・マレキュール:「──否、だ」
波児・マレキュール:無数のダイソン球が瓦解したことによる巨大なスペースデブリに、異物が生えている。
波児・マレキュール:標識。標識。標識標識標識────
波児・マレキュール:男の《ワーディング》より出現していたそれは、神性への攻撃意図を込めた結界である。
波児・マレキュール:サブリミナル誘導によって完璧なはずの計算に針の穴のような盲点を生む、そして確信がある。
波児・マレキュール:針の穴ほどもあれば、やつは通して見せる。
蔡春嵐:超光の槍とそれを迎え撃つ重力球、その間に生まれた陥穽に
蔡春嵐:針の穴を通す精度で、否、正しく針ほどの微細なそれが飛来する。
蔡春嵐:曰く、五帝が大河の底を鎮めるために用いた要石、重さ実に一万三千五百斤。
蔡春嵐:或いは、担い手の意に随って更に重く
蔡春嵐:天河定底神珍鉄。その限界まで圧縮した器に、同じく限界まで膨張した質量を封じ込めたならどうなるか
蔡春嵐:針の穴程の空間が、黒く塗りつぶされる。極小のブラックホールが緻密な計算の元に配置された重力障壁を崩壊させていく。
蔡春嵐:「あの鳥野郎と同じだな。”三毒聖母”」
蔡春嵐:「眩い光ばかり見てるから、足元を掬われる」
GMore:「───な……!」エラー。防げるはずのものが、防げない。重力場は異なる重力場によって干渉され、崩壊し──
波児・マレキュール:過たず命中するそれは刃ですら無い。ただの道路標識だ。
波児・マレキュール:だが確かにそれは天蝎の妖仙の肉体を切り裂く──『通過』する。
波児・マレキュール:「神代より比して」
”三毒聖母”天焔玉:───「がは……!!」壁を失ったならば、それは最早受けきれる速度と質量を超えている。対神汚染の槍が、胴体をまるで、何事もなかったかのようにつき抜け──風穴のあいた胴体から、どろりとした体液を垂れ流した。
”三毒聖母”天焔玉:「──その、忠告………」ぐぷ、と口端から血をこぼし。「記録しておきましょう……!」原身、励起。
波児・マレキュール:「人類は別に賢くなっていない、というのは。さして珍しい言説でもない、俺もそう思う。相も変わらず実体のないものを信じ、よすがとし……だが」
波児・マレキュール:「地続きだから通る攻撃もある。それは破壊ではなく更新であるからだ」
”三毒聖母”天焔玉:”三毒聖母”天焔玉原身、超巨大ダイソン級魔蠍コロニーの攻撃!!
”三毒聖母”天焔玉:因果歪曲LV99+魔王の覇気LV99+インビジブルハンドLV99
”三毒聖母”天焔玉:対象はPC全員です。命中すると99点のダメージ、当たると攻撃力が198点下がるぜ!
蔡春嵐:そこに割り込んで!
”三毒聖母”天焔玉:──巨大な機械兵器が動き出す。その蠍形を構成する無数のダイソン球は、その何れもが超巨大な質量を兼ね備える恒星であり──無数の怪物を生み出す権能の、命の源であり……力ある魔王の”魔眼”そのものだ。
蔡春嵐:アートマンさんの効果『ソーマ・ムドラ』を使用します。
蔡春嵐:私の侵蝕が一時的に30上がって102に。これにより
蔡春嵐:《孤独の魔眼》《カウンター》
蔡春嵐:範囲攻撃を私一人に限定し、《カウンター》を行います
蔡春嵐:侵蝕114
蔡春嵐:《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》栄光と勝利の槍で射撃攻撃
蔡春嵐:11dx7+20
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (11DX7+20) → 10[1,1,2,2,4,6,7,7,9,10,10]+10[3,10,10,10,10]+5[1,2,2,5]+20 → 45
GMore:了解!
GMore:カウンター…成功です!
蔡春嵐:5d10+11+1d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (5D10+11+1D10) → 19[2,4,9,3,1]+11+8[8] → 38
蔡春嵐:侵蝕計算間違ってた。オートアクションで112→メジャーで116です。
GMore:380点!
GMore:281点ダメージを受け、残り377点です!
”三毒聖母”天焔玉:──それらが君達を「観測」。己が意のままに操る空間の性質そのものを書き換え、超重力の坩堝へと落とし込む!
強大な力を誇りながら尚、敵の戦力を削る、魔毒の如き戦略、これこそこの怪物の本領と言えるだろう。
蔡春嵐:「───見たな、アタシを」鉄棍が手元へと戻る。それを構え直し
蔡春嵐:「ならばその眼、とくと見開け!」
蔡春嵐:鉄棍が先程とは逆に伸長する。何処までも長く、月の如き星が浮かぶこの宇宙の端まで届こうかという勢いで。
蔡春嵐:「納められるもんならな!」
蔡春嵐:その先端が目視できないほど遠ざかったところで、ふと
”三毒聖母”天焔玉:「───まさか!」まさか?───遍在と観測を得手とする、その怪物が、まさか、と思う事など、本来あってはならない。
蔡春嵐:棍の節が割れる。
”三毒聖母”天焔玉:敵の力が、己に届く?それはあるだろう。予想を超える?それも、あるだろう。だが、これは「超える」というレベルではない。人間が、『その仙具』で、『その規模』を実現できるなど!
蔡春嵐:一本の巨大な柱だったそれが、幾千もの節を持つ多節棍へ、それはまるで
蔡春嵐:天に浮かぶ蠍の尾のように鎌首をもたげて、それを凝視する魔眼の一つ一つに狙いを定める。
蔡春嵐:「潰れな!!」小さく手首を返す。その動きで、棍を繋ぎ止めていた節が弾け飛び
蔡春嵐:節の一つ一つが矢となって、魔眼の中心を射抜いていく。
GMore:───爆裂!
波児・マレキュール:「戯画的に構築された異界の中で、律理の手段を器械的な記録に定めた」
波児・マレキュール:「その矛盾を突いたな。神秘の空間であるが故に──それでは縛れん、"小覇王"の戦闘嗅覚を前に」
正玲諷呀:「見事なものだ。僕の聖剣の次位にはな」
GMore:空間に飛び散った無数の矢が質量爆弾と化して、その身を構成する、同じく無数の巨大機械を砕き散らす。制御を失った魔眼が、その力を溢れさせ、次から次へと重力崩壊を巻き起こし、まるで内側に吸い込まれるように砕けちってゆく。
蔡春嵐:「フン、他の奴はともかく、アタシの技にンな野暮な解説はナシだぜ」
”三毒聖母”天焔玉:漆黒の海に闇の数珠が浮かんだよう。「………これが……!”我ら”を打倒しようとするものの力、ですかッ…!」
”三毒聖母”天焔玉:その原身は、最早頼りなく宇宙空間に浮かぶ骸に過ぎない。
セレーネ・F・カナベラル:「なに、波児は『助かった』って言ってるんですよ。あれで」
波児・マレキュール:「カナベラル」
波児・マレキュール:眉をしかめる。
”三毒聖母”天焔玉:「ですが」ですが。「まだ」まだ?敵の力を、認めてしまっていて、尚?
正玲諷呀:「僕の聖剣が再び煌くかどうかは波児の腕次第であろうな。漏れが出たなら是非も無しだが、さて」
蔡春嵐:「ははっ!ほら見ろ。人にやったことはそうやって帰ってくるってこった」波児の表情を見て笑う
波児・マレキュール:「こちらもまだ現役だからな」意図せずおっさんくさい台詞を返す。
”三毒聖母”天焔玉:「終わっていません。」ふ、と目元が笑む。ぐにゃり。化身たるその女の周囲の空間が歪み──周囲を舞うスペースデブリが、周回軌道を描く。
”三毒聖母”天焔玉:マイナー:斥力の矢LV99 メジャー:巨人の斧LV99 対象は…
”三毒聖母”天焔玉:一番侵蝕率が低いし、なんか、眷属と似た気配のするあの女にいってやるぜ!
”三毒聖母”天焔玉:対象はセレーネ・F・カナベラル。やはり過たず、この女は、己の支配する空間に対する天敵を見誤らない!
”三毒聖母”天焔玉:お願いします
セレーネ・F・カナベラル:私じゃん!
セレーネ・F・カナベラル:ドッジできないぞ。ガードします
”三毒聖母”天焔玉:その数、その質量、共に無数!!破壊された己の原身、その破片すら使えば、即ち威力は恒星級。
”三毒聖母”天焔玉:加速。加速。空間に電磁嵐すら生み出し、その全てが、その怪物の計算した最大の敵。我が異相・踏破の権能持ちうるその女へと降り注ぐ!
”三毒聖母”天焔玉:命中は色々混みで固定値25ということになり、ダメージは513点です!
”三毒聖母”天焔玉:これが51点になり出力される
セレーネ・F・カナベラル:倒れます!リザレクト
セレーネ・F・カナベラル:1d10-1+58
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10-1+58) → 9[9]-1+58 → 66
セレーネ・F・カナベラル:「う、わっ──」両の掌に集中させた電磁防壁──そうして密度を高めなければ、抗する事も能わないと判断した。
セレーネ・F・カナベラル:無数の質量の波を受け流すように弾き、かろうじて自身の中核を守り切る。
セレーネ・F・カナベラル:「食らっちゃ不味いと分かっていたけど……」形ばかりは再生して尚、手足に力が入らない事を確認して。
セレーネ・F・カナベラル:「ふ、ふふ。とんでもないですね、この毒は……正真正銘、か弱い女の子とやらになってしまった心地です」
正玲諷呀:「宇宙を飛ぶものの天敵やもしれんな、あの蠍は」
正玲諷呀:「何、もう休んでいろ。セラの手番までは回さぬ」
セレーネ・F・カナベラル:「うん。甘えさせてもらいましょうか」
GMore:では、行動値30……”三毒聖母”天焔玉のターンは終わり
GMore:改めて君達のターンです!!(何故既に2発食らっているのだ?)
GMore:こっちのターンだったよな…(答えがわかりきっている質問
波児・マレキュール:ではイニシアチブ13
波児・マレキュール:マイナーは依然なし。メジャーでさっきのコンボ
波児・マレキュール:《ダンシングシミター》《サンドシャード》大槌を爆破しながらナイフ・日本刀・日本刀を選択
波児・マレキュール:2dx+18 当たれー!
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2DX10+18) → 6[6,6]+18 → 24
波児・マレキュール:あ、バディムーブもらっても足りませんねこれ
正玲諷呀:ディムって27か
正玲諷呀:丁度じゃん。
正玲諷呀:いやまって
正玲諷呀:侵蝕でダイス1個増えない?
波児・マレキュール:あっ本当だ!
GMore:振り直し券をやるぜー!!
波児・マレキュール:やった やさしい
波児・マレキュール:3dx+18>=27 えい
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10+18>=27) → 3[1,2,3]+18 → 21 → 失敗
波児・マレキュール:下がった。おとなしく失敗します。
GMore:面白い!
正玲諷呀:波児ーーー!
GMore:悲しむ権利をあげます!
波児・マレキュール:めそめそ
蔡春嵐:歳には勝てんか……
セレーネ・F・カナベラル:よしよし こっちで一緒に休んでよ
GMore:いやまだいけるから!!こいつより年上で頑張ってる人一杯いるでしょ!
波児・マレキュール:侵蝕71に
波児・マレキュール:あっいや、待って
GMore:待ちます!
波児・マレキュール:ラグナロックの効果勘違いしてたけどこれHP払うんじゃなくてダメージか
GMore:あ、そうです
GMore:後払いです!
波児・マレキュール:貰います。15ダメージ受けて達成値2倍
波児・マレキュール:で42。命中
蔡春嵐:カレンちゃんありがとー!
GMore:所で俺はかき方間違えてたからよ!
GMore:「ダメージも2倍」でいいぜ!
波児・マレキュール:あぶねー 絶対次のシーンでメイド服買お
波児・マレキュール:マジで言ってる?
GMore:マジ!
波児・マレキュール:じゃあとりあえず殴った後に倒れることにして ダメージを出します
波児・マレキュール:C((5d10d10+1d10+1d10+9+12)*2)
波児・マレキュール:5d10d10+1d10+1d10+9+12
波児・マレキュール:コピペが変だった
GMore:どっか全角ですね
波児・マレキュール:5d10+1d10+1d10+9+12 これを2倍
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (5D10+1D10+1D10+9+12) → 21[3,3,4,10,1]+2[2]+2[2]+9+12 → 46
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:難しい計算はわかんねえけど、ブッ殺してえなら命と引き換えに力を貸してやるぜー!!!
波児・マレキュール:2倍にしてなかったらギリ残ってたな 8くらい……
波児・マレキュール:というわけでカレンちゃんの超パワーで920ダメージだ! くらえ!
GMore:92点!!ここから10倍にして、920点、からの99wo
GMore:引いて820点ダメージ、天焔玉…撃破!!
GMore:同時に、ポールマレキュール…撃破!
波児・マレキュール:ぐあーーーっ!
蔡春嵐:波児ーーーッ!
GMore:カレンチャンは半分ぐらい魔神と融合しているので、魂の一部を分けてもらう事で、その魂を燃料にしてやる事ができるぜ!
波児・マレキュール:「強いもか弱いも大差あるまい」
波児・マレキュール:スペースデブリの上でくるくると標識を回し、構える。「100倍無体が10000倍無体になったところで、だ」それほど本気で言っている調子ではない。
波児・マレキュール:気を抜くな、程度の意味だろう。
波児・マレキュール:「が」
波児・マレキュール:突如として加速。
波児・マレキュール:不可視の力場を作り、あるいは魔眼の残骸から横に突き出させた足場を蹴り天焔玉へと迫る。
波児・マレキュール:「"ラグナロック"。俺を触媒にしてくれ。決める」
”三毒聖母”天焔玉:──迫る。波児・マレキュールと呼ばれるその男の『力』は、神性の零落並びに、純粋な空間へのオブジェクトの発生・干渉。その性質は、神には当然、非常に有効であり、尚且つ十分な性能を備えているに相応しいが──
”三毒聖母”天焔玉:断言できる。先ほど受けた程の無体ではない。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:──全身に焼け焦げを作った女が、その遠くでにやりと笑う。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「力が欲しいか。それなら───くれてやるッッッ!!」誓約は言葉だけで良い。
正玲諷呀:「ほう。波児が決める。と言ったか。ならば、この戦いはケリがついたようだ。こちらは出迎えの準備をしてやるとしよう」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:その瞬間、波児・マレキュールの心臓が、まるで鷲掴みにされたように強張った。黒い魔神が、心臓を引きずり出し、喰らうイメージ。その瞬間、停止した心臓が──再び、爆発したように稼働する。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:同時、波児の身から黒い炎が吹きあがる!!
波児・マレキュール:「ぐ」激痛に目を見開く。左胸の拍動が、血以上の何かを五体に巡らせ、吹き上がる。
蔡春嵐:「ったく、いい歳して無茶しやがって」
波児・マレキュール:「困線(ラフィック)──交差(ジャム)」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「それは世界を滅ぼす炎。終末の景色を齎す力。こいつは──まあ、言うまでもねえが!頭でっかちな相手にほどよく効くぜッ!」
蔡春嵐:「まだまだ先は長いんだ。バテんじゃねーぞ、波児」
波児・マレキュール:黒炎のごときワーディングが宙を舐めていった。
波児・マレキュール:「(ペースが速いのはお互い様だろうが)」
波児・マレキュール:これだから若いやつは、という思考が過り、すぐに消える。
波児・マレキュール:”三毒聖母”天焔玉、そして自分。気づけば風化した廃墟に立っていた。
波児・マレキュール:標識を生み出す。すぐに朽ちる。なるほど、『作られたもの』が。
波児・マレキュール:瞬時に理解する、右手を構え、左手で頭部のいくつかの経穴を押して素早く踏み込む。
”三毒聖母”天焔玉:「───な。」風景が、塗り替わる。そんな     
波児・マレキュール:掌底、肩、肘、いずれもこれまで繰り広げられた戦いと較べ、いかにもささやかな威力の。
”三毒聖母”天焔玉:そんなバカな。──重ねて言う。『そう思ってはいけない』権能を本来、この怪物は持っていたハズだ。
敵の作戦により零落し、それらは失われたが、それですら、通常の神仙とは比較にならない強度を、この怪物は所持している。───はずだった。
波児・マレキュール:だが今のこの一瞬だけは意味を持ち、力を剥奪された人間擬態の身に致命的なダメージを与える。そうして、荒涼の風景が終わる。
波児・マレキュール:「……肝が」
波児・マレキュール:「冷えたぞ、カレン=マグノリウス。いろいろな意味で」
”三毒聖母”天焔玉:『神』である事を保証し続けるが故に、大出力の超ワーディング──『神性圏界』を維持できているはずなのだから。権能の大半を失いながらも、空間を意に添わせる事ができる。…あってはいけないはずなのだ。『ワーディングにもっていかれる』──等と言う、ばかげた事象が。……精神の防御すら失い、己の領域ですらなくなったその怪物は……
”三毒聖母”天焔玉:あまりに脆い。
”三毒聖母”天焔玉:「………そんな事が………」そんな事が。「まさか……」まさか。全てを見届けるはずの『地母神』への信仰から生まれた怪物が、無惨にも繰り返す。
波児・マレキュール:能力の本質たる『更新』が暴走し──自身の奮っていた力すら置き去りにして。あれが。
波児・マレキュール:「……やっててよかった中国拳法、といった所だな」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「冷えるだけで済んだかよ!ハハッ……”ラフィック・ジャム”!アンタ……すげえなッ!」己の顔面を、掌で鷲掴みにするようにして笑う
波児・マレキュール:「終わった以上は笑い事か」ムスッとした顔で。
”三毒聖母”天焔玉:「…あは……」乾いた笑いを一つ。既に、女は致命傷を受けている。原身は崩壊し、化身もまた、生命維持など一切不可能なまでに破壊されつくした。「……は……ええ、ええ……」
”三毒聖母”天焔玉:「認めましょう、認めるしかありませんね。貴方達が…私を、打倒した事を。……精彩(素晴らしい)。」
”三毒聖母”天焔玉:「我らが、『九黎山脈』……『魔妖七仙陰陽五行陣』……その、『陰陽層』は…崩壊しました。」
”三毒聖母”天焔玉:ぐらり。よろけて倒れこむ様を──
波児・マレキュール:「律儀な奴らだな。お前たちは本当に」嘆息。
”蚩尤”:片腕で抱きとめる。
”蚩尤”:「…お前も逝くか!焔玉!我が母よ。」
”蚩尤”:女型の怪物を抱えて、怪人が君達の目の前に立っている。敵対の意思はない。ただ、悼もうとしている事だけは、その手つきからわかる。
波児・マレキュール:現れた"蚩尤"を緩慢に見つめ、警戒態勢を取ろうとしたところで指先が動かないことに気づく。
波児・マレキュール:「(あ、済んでいないな)」肝が冷えるだけで。
正玲諷呀:「波児、僕に女を斬らせなかったことには礼を言うがな。年齢(やりかた)は考えろ」
波児・マレキュール:「(年甲斐もないと言いたいのか。俺は今でも朝晩の鍛錬は──)」
”三毒聖母”天焔玉:「是(Yes)、陛下。私はこれにて暇を頂くようです。………人は、強い。やはり──強かった。少なくとも──」
”三毒聖母”天焔玉:「その点で、我らの想像を、超えてゆきました」
波児・マレキュール:言葉を返したつもりだったが、実際には乾いた息が漏れただけだった。
”蚩尤”:「フフ………そうか。…そうか」
”三毒聖母”天焔玉:「陛下……どうか、泣かないで。私は………これで、良いと思っております」機械の腕が砕け散り、そこには、何もない。失った腕で、己を抱きとめる男の目元を拭う、そんな動きをして──
”三毒聖母”天焔玉:女の姿は光へと消え、君達の懐に仕込まれた…『覇王の卵』へと吸い込まれる。
GMore:──魔蠍化身。”三毒聖母”天焔玉───完全撃破!
取得遺産
『紅心神産魔生碑』
蠍を含むあらゆる毒生物が刻まれた紅玉(ルビー)製のカルトゥーシュ。
英雄や神を打破する母としての怪物を含む、”三毒聖母”天焔玉の権能が込められており、神や英雄が持つ能力に対する侵蝕能力を持つ。
所有者が、対象の神話特性を知っている事で得られるボーナスが倍増する。
オートアクションで道具として使用する事で、巨大な怪物を出現させ、カバーリングを行わせる。怪物はカバーリング後消滅する。シーン1回使用可能。
GMore:瓦礫の上に、ぽとりと雫が一つ。「……見事だ、お前達!」目元を拭うように腕を振るい、怪人が君達へと向き直る。
セレーネ・F・カナベラル:「大切な親を亡くしてでも、成し遂げる覚悟……ですか」二人のやり取りを見届けて、小さく呟く。表情に色はない。
正玲諷呀:「僕は此処で止めて仙界にでも引き籠るというのなら、追撃をするつもりはないがな」
”蚩尤”:空間が揺れる。この空間への干渉、ではない。ほぼ同時に二柱の仙人を失った事により、『陰陽層』そのものが消滅しつつある。
蔡春嵐:「こいつは……あんま長居できそうもねーな」
”蚩尤”:「ハハハ!まさか。失う事は、辛い事だ。だが──それでも止まれない。それが辛くてやめるのならば、最初から何事も始める必要はない!」
”蚩尤”:「”人間”も、そうだろう?誰かの思いを引き継いででも。失われる事がわかっていても、次の世代につなげるために──何かを残すために、生きて、死んでゆくのだ。」
波児・マレキュール:「っそれは……強い考えだが、強いだけだ」
波児・マレキュール:ようやくまともに出来るようになった呼吸を整えながら、"蚩尤"を睨む。
波児・マレキュール:「どうあっても引き返す事ができないお前たちと"人間"は……少しだけ、違う。……少しだけな」
セレーネ・F・カナベラル:「……人は何かを残すために生きる。それも道理の一つですが」
セレーネ・F・カナベラル:「しかし、人はそのためだけに生きるものでもない。君の哲学は、片手落ちだ」
”蚩尤”:「我が名は『三苗』の”蚩尤”。『五行』の先で、貴様らを待つ!残る我が五つの父母を引き裂いて、辿り着く事を──そうだ。ああ。」
”蚩尤”:「……楽しみにしているぞ!」
”蚩尤”:「だが一つ、重ねて言う。貴様らに恨みはない。お前達は、敵ではあるが、仇では、決してない。混も、焔玉も──」
”蚩尤”:「お前達に倒された事を、きっと喜んでいた!」
波児・マレキュール:「……」
波児・マレキュール:よろよろと踵を返し、崩れ行くピラミッドへ降り立つ。
”蚩尤”:「俺の涙は俺が別れを惜しんだだけのこと。……そうか。やはり人間には──まだ、俺の知らぬ力があるな」
”蚩尤”:では、蚩尤はそのまま両手を広げ、空間へと『落ちて』ゆきます。君達も、じきに世界に吸われる。
”蚩尤”:表層がなくなった以上、君達が降り立つ場は、更なる内部──五行層でしかありえない!と言う論理において。
蔡春嵐:「涙を流してはいたが……」蚩尤が落ちた先を見下ろして
蔡春嵐:「喪うことを是とするなら、あれは戦士だ」
蔡春嵐:「なら、アタシのやることは一つだな」
蔡春嵐:「お望み通り、仇ではなく敵として、"小覇王"が立ち塞がってやんよ」
蔡春嵐:言葉を放ると同時に、その足元もまた崩れていった。
GMore:では、本日もよろしくおねがいしまーす!!!
GMore:と言うワケで、前回(3日前)のあらすじ。
GMore:「うおお!やべえ事するぜ!」と言い放ち、巨大な神性圏界で地球を覆い、やべえ事をしようとした古の神格たちを止めるため、彼らの本拠地、九黎山脈へと突入した君達!
GMore:九黎山脈は「陰陽層」「五行層」「あとボスがいるっぽい場所」の三つから成り立っており、君達は陰陽層の強い奴をダンス、そして演武で圧倒し、神様パワーを奪い、ファルスハーツの連中とも協力し、これらを撃破!
GMore:俺の親が死んだ!でも、まあ、悔いはなかったんじゃないかな?と言うかなかったと思う!お前達と雌雄を決するのを楽しみにしているぜ…蚩尤だけに!(※)と言い残す敵の首魁、蚩尤を後目に陰陽層は崩壊し、君達は九黎山脈の中核、「五行層」へと落下し──
GMore:見事、大分断を喰らったのであった!
GMore:ということで、超級仙界大戦!中盤開始です!
GMore:で、今日のやるべきことはまずバックトラックなんだな…(なんで?)
GMore:まず処理として、春嵐ちゃんの跳ね上がった侵蝕値はドーピングで30上がったものなので、これはドーピングで30下げてよい。
蔡春嵐:はーい
蔡春嵐:116→86
GMore:で、今回君達が潰した権能は一匹3つ、それが2匹分!よって、下げたい人は侵蝕率を3d10または6d10さげてよい。(下げ過ぎに警戒した提案)
波児・マレキュール:命中不安だけど目一杯下げちゃお
GMore:で、シナリオ1回、シーン1回系はクライマックス戦をクリアしたので回復します!
セレーネ・F・カナベラル:ううーん まあこれからどうなるかわかんないしな……いっぱい下げとくか
波児・マレキュール:71-6d10
BCDice:波児・マレキュール:DiceBot : (71-6D10) → 71-35[7,5,10,8,3,2] → 36
波児・マレキュール:ほぼ初期侵蝕
セレーネ・F・カナベラル:66-6d10
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (66-6D10) → 66-21[5,9,2,1,3,1] → 45
蔡春嵐:目一杯下げます。いざって時はジェネシフトしよう
正玲諷呀:62-6D10
BCDice:正玲諷呀:DiceBot : (62-6D10) → 62-47[10,8,7,5,8,9] → 15
正玲諷呀:下がり過ぎ。
蔡春嵐:86-6d10
BCDice:蔡春嵐:DiceBot : (86-6D10) → 86-37[4,9,7,8,6,3] → 49
GMore:そんなに下がるとはw
蔡春嵐:適正
波児・マレキュール:正玲くんがオーヴァードじゃなくなっちゃいかねない
正玲諷呀:えーと初期値よりも下がるとどうなるんです?
GMore:あ、そこは特に用意してないです!問題はありません
セレーネ・F・カナベラル:マイナスになるのかな それとも0で止まるのかな
GMore:あっそういうこと 浸食率0は……それ多分オーヴァードじゃないよな
GMore:気持ちの問題で最低値1にしましょう。初期値より下がる事で何かは起きないと思う
正玲諷呀:はーい。じゃあ今15です。
セレーネ・F・カナベラル:理解!
GMore:とは言え、今回はこのままいってみよう。問題が出たら俺の死を見た誰かが次回に活かしてください!
蔡春嵐:あっ回数制限のあるエフェクトは全部一回回復でいいでしょうか
GMore:です。おねがいします!
蔡春嵐:はーい!ありがとうございます!
GMore:1回回復!
セレーネ・F・カナベラル:シナリオ3回のやつを2回使ってたら残り2回になるというわけね
GMore:では俺は「うーん、大分断してみたいな、折角だから分断するか…」と言う折角だから的事情で
GMore:今から1シーンずつ全員ソロパートなのだが、哀しい目にあわせたらごめんね(先んじていう)
波児・マレキュール:俺はPLに割を食わせがちなGMなので
波児・マレキュール:あっここ雑談じゃない メインだ
波児・マレキュール:すべてを受け入れます
蔡春嵐:どんとこい!
正玲諷呀:来るのだ
GMore:「皆一体どこに落ちたか?」は先んじて「うーん、今から落ちる先は4つ!好きな所を選んでくだちい!」をしてあり、今しがたの雑談場所で火=春嵐 土=諷呀 金=セラ 水=ポールが落ちる先ということになっています!!
GMore:と言う事で、この順番だが、全員同時なので特に順番は決めていないです
GMore:希望がなければサイコロで決めちゃおうかと思う
GMore:天才の判断により自己紹介とオープニング行動値順の逆でいきましょう。つまり諷呀くんです。
GMore:で、ロイスと購入処理をしていないので・・・
GMore:これが終わり次第です!よろしくおねがいします
蔡春嵐:では購入!応急買います
蔡春嵐:1dx+1>=8
セレーネ・F・カナベラル:うーん 応急かな……
正玲諷呀:小覇王にロイス取ろう 感服○/厭気 で。
波児・マレキュール:神禍討滅局の同僚にまとめて取ろうかな
蔡春嵐:1dx+1>=8
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 8[8]+1 → 9 → 成功
蔡春嵐:買えた!すぐ使う
正玲諷呀:そして邪毒対策にBCスーツを買おう。
セレーネ・F・カナベラル:1dx>=8 応急
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1DX10>=8) → 5[5] → 5 → 失敗
正玲諷呀:バディム
正玲諷呀:お買い
セレーネ・F・カナベラル:ありがとう~~
正玲諷呀:2dx
蔡春嵐:3+2d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (3+2D10) → 3+9[2,7] → 12
GMore:邪毒999警戒だ
正玲諷呀:2dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (2DX10) → 10[2,10]+3[3] → 13
正玲諷呀:買えたので装備
波児・マレキュール:神禍討滅局/信頼◯/知ったような口を……
正玲諷呀:行動値が4も下がるのだが、邪毒に対して無敵
波児・マレキュール:3dx+3>=20 アルティメイド服買いたい
波児・マレキュール:またダイスボット設定忘れてた 永久に忘れる
波児・マレキュール:3dx+3>=20 えい
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10+3>=20) → 8[1,3,8]+3 → 11 → 失敗
波児・マレキュール:うーん バディムーヴ貰っていい?
正玲諷呀:使ってしまった
セレーネ・F・カナベラル:使ってもらってしまった
波児・マレキュール:本当だ 了解
蔡春嵐:妖精いるかい?
セレーネ・F・カナベラル:ロイスは保留で 以上です
波児・マレキュール:まってね どうしようかな
波児・マレキュール:くれると嬉しい……!
蔡春嵐:いいよ!一回増えたしな!
蔡春嵐:《妖精の手》!
波児・マレキュール:一生介護され続けている ありがとうございます
蔡春嵐:侵蝕55
波児・マレキュール:1DX+13
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1DX10+13) → 3[3]+13 → 16
波児・マレキュール:財産4点で購入しウェポンケースにしまいます 日本刀を装備 終了
蔡春嵐:セラさんに 感服/憤懣 でロイス所得
蔡春嵐:以上!
GMore:一通りの終了を確認!
ミドル3-1「土界・岳城」
GMore:では、改めまして区切り的には、ミドル3-1。──『土界・岳城』
GMore:登場PCは正玲諷呀。登場NPCはカレン=マグノリウス。侵蝕上昇をお願いします!
GMore:では説明。(地の文)
GMore:──そこは、音一つ、風一つない、見渡す限り幻想的な光を放つ水晶で出来た大地。
魔妖七仙が展開した神性圏界『陰陽五行陣』の内、土を司る。
時折、空間に『無』としか形用しようのない穴が開き、周囲にあるものを飲み込む。
荒れ果てたような大地の中央に、ぽつりと岩城が一つある。
ここには何かの眷属と呼べるようなものは存在せず、ただ主が中央で座すのみ。
正玲諷呀:15→16
GMore:陰陽層を構成していた二柱の仙人、王混と天焔玉を打倒した君達は五行層……五つの結界層へと落下し、その最中に分断された。
GMore:そうして正玲諷呀が放り込まれ、目を覚ました世界は、恐らくは五行の内でも『土』を司る、水晶の世界。
GMore:周囲には大地から突き出たザクザクの剣や槍のような水晶が光っており、それ以外の気配は何もない。遠くには、周囲の光に照らされた岩城が存在し…
GMore:君の後ろを、「すげえなあ!」と能天気な様子で水晶を触っている女がついてきている。
正玲諷呀:「よくも串刺しにならなかったものだ。これも僕の天運と思っておこう。もっとも、《リザレクト》1回で済んだだろうが」
正玲諷呀:「あまり触ると何か染るかもしれんぞ」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「”朧光幻幽”、字面だけ見ると幸は薄そうな気もするが……その分悪運だけは凄そうだよな。全然しななそーっていうか」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「うわッ!」言われて手を引っ込める。その瞬間、水晶を『無』が飲み込んだ。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:唐突に球状に抉られたように欠けたのだ。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「……あぶねッ!サンキュ!」フー、と怪我もない指先に息を吹きかけて慌てて背に近寄る
正玲諷呀:「ふん。死んでもな、化けて出てやるのだ。僕を殺すだけ損と言うコードだな、これは…………ふむ、自動攻撃の類か?」
正玲諷呀:水晶の周辺をまず見る。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:君達はこの地表で目を覚ました後、このように水晶の道を歩く…と言うより、それしかないのだからそうするしかなかったわけだが。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:水晶の周辺には、特に何も存在していません。恐らくは「地面」だった場所も、恐らくは偶発的に発生する「無」が抉り取り、地面に落ちた水晶の破片が積み重なり、ジャラジャラとした鉱石の大地になっている。
正玲諷呀:「ただ歩いてるだけで、空間事削り取られる大地か、これは特に面白いモノでもない」
正玲諷呀:「見るに、あの城は形をとどめている。と言う事はだ。あそこを目指すとしよう……異論はあるか?」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ぜってえオバケになって出てやるぞ!ってことか?めちゃくちゃカッケエな……アンタも”世界の敵”じゃねえか!!」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:…周囲を見る。うーむ、と腕を組んで考えた後……
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「無し!異論なーし!いくぜ!」そういって足を踏み出した。何事もなければ、不規則に現れる自動攻撃など、実質君達の敵ではない。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:問題なく「城」に辿り着く事はでき、その主と対面する事ができます。
正玲諷呀:「たわけ。世界と秩序が僕を生かしてる以上は、僕は世界と秩序の味方だぞ。では、そのようにだ」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ふうん。アンタは世界と秩序が自分を生かしてると思うのか?…いや、違うな…「生かさなかったら敵に回ってやるぞ」か?」
正玲諷呀:白いジャケットの端を無に齧られ、眉を軽く顰める。
正玲諷呀:「吝かではない。味方にならぬモノを義理立てする意味もあるまい」
正玲諷呀:「それに、僕は力あるモノだからな。無辜の民は守護すべきだろう。位の感覚はある」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「いいね。で、今はギリ生きてっから、そっち側なワケだ。アタシもそんぐらいのバランスにしとこっかな。でも、”世界を敵に回してでも”…って奴、カッケエしなあ。悩むぜ」
正玲諷呀:「ふむ。世界の敵と言うならな。貴様は何故FHなぞをやっている?腕があるなら、こちらに来る方が良いぞ」
正玲諷呀:「なにせ、テロリストと違い身分は保証されている。神とも戦える、制限はあるとはいえ、殺しもし放題と言えん事もない」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ああ、そういう話を……」首をひねる「するか!今は仲間だしな。」
正玲諷呀:「僕はFHに与するということが、いかにも不思議なのだ。メリットがなさすぎる」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「今のところ「全部ブッ壊してやるぜ」って思った事はねえんだけどよ。アタシはね」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「壊そう!ともし思った時に、壊せなかったら、逆にそれがコエーの。そのためには「守る」みたいなお題目なんかゴメンだね」
正玲諷呀:「抑制の問題だな。煮干しを食むが良い。だが、納得はいった」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「抑制を覚えちまったら、アタシがアタシじゃなくなる気がすんだ。まあ、煮干しにチャレンジしたことはねえけどさ。煮干しか……」
正玲諷呀:「そのような考えの持ち主が、こちらにいたら、波児の胃がどうにかなるだけではあるがな」
正玲諷呀:「トラブルの種になるのは違いない、くくく」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「アタシが煮干し噛んで、それでも自我を保っていられたら……まあ、もうちょっとは考えてやってもいいか?」当然自我を保っていられるので、何も考えられていないことがわかる
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「そういやそうだよな。アンタらの方にも、アタシとそんなかわんねーキレ度の奴、居るもんな?”小覇王”とかさ」
正玲諷呀:「人にはそれぞれ尺度があり、その尺度が世の理とは別と言うのはUGNにも珍しくはない」
正玲諷呀:「だが、それが概ね他者の安寧や庇護に向いているか、自分に向いてるかが、UGNとFHの差なのだろう」
正玲諷呀:「あの女はそう言う意味では根っからのUGNであろうよ」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「…なるほどね。スカした顔して、めちゃくちゃ人の事みてんな、オマエ!」
正玲諷呀:「自分に関わる人間の事はな。ふっ、それこそ命に係わる」
正玲諷呀:「さて、喋っていれば、そろそろ城か。良い暇つぶしにはなったな」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「確かに!仲間の事はわかってるに越したことはねえもんな。そうなると今かなり話したから……こりゃ、無敵になっちまったかもしれねえな、このコンビ」
正玲諷呀:「波児との連携を見るに、そちらの腕を疑がってはないぞ。いざという時は連携は当てにしている」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:と言う事で、君達が辿り着いた城。門の前に衛兵はおらず、これをカレンは蹴破って踏破。(特に何事もない) そのまま階段を昇っていくと、闘技場のように開けた場所があり──
”轟鬣元帥”呑海:「────」深い瞑想に耽る、巨大な姿があります。
”轟鬣元帥”呑海:おおよそ5mはあるかという巨躯の怪人が座禅を組み、君達が来るのを待っていました。
正玲諷呀:「邪魔をするぞ。勝手に上がった非礼は詫びるがな」
”轟鬣元帥”呑海:「グハ!!!構わん。何もない所だが、ゆっくりしていけ」
”轟鬣元帥”呑海:重苦しい空気と共に、ゆっくりと膝を押して立つ。「自己紹介をしよう。我が銘、”轟鬣元帥”…我が名、呑海。『食らうもの』の王。」
正玲諷呀:「ゆっくりとはいかんな。仲間が他所にいるのでな。朧光幻幽 正玲諷呀だ。孔雀と蠍を打倒してここに来た」
正玲諷呀:「来た。と言うより落ちたか」
”轟鬣元帥”呑海:「グハハハ!まずは見事だ、”朧光幻幽”!…と?そこの小娘は………───」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「オラアッッッ!!!」切りかかる!
”轟鬣元帥”呑海:「オット!」指先で止める。
正玲諷呀:「ふむ。”ラグナロック”だったか。連れの非礼は詫びるべきか?」
”轟鬣元帥”呑海:「グハ!!ハハハ!!……通じんよ。」剣に纏った黒い炎が、受け止めた指先から先に──広がらない。
”轟鬣元帥”呑海:「”破壊神”由来の力は、俺にはな」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「……ちっ!!そうだよ!”ラグナロック”──カレン・マグノリウスだ。覚えとけ!」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「……嫌な予感がしたんだよな…」
正玲諷呀:「打倒するのが目的故な、最終的にはこうなる。が、今からやりあうか?」
”轟鬣元帥”呑海:「グハハ!!!それもよかろう。俺は貴様らのような、武人の粋には寛容なタイプだ」
”轟鬣元帥”呑海:「既にわかっているかもしれんが…俺達は、それぞれが怪物だが、怪物なりに人間が好きでしょうがなくてなあ!俺は取り分け、貴様らの言う『武』が好きだ」
”轟鬣元帥”呑海:「今はじめてもいいが、今のお前達は俺を殺す術を知らぬ。それではアンフェアと言うものだろう。なあ?間合無用の剣士よ」
正玲諷呀:「武が好き=得意である。と言う態度だがな。ま、その通りだ。またぞろ、権能を破らなければ戦いにもならんのだろう。僕の力はその後に振るわれるべきものだ」
正玲諷呀:「完勝を目指すなら今スグにやるべきだ。僕ならそうする」
正玲諷呀:「もっとも、その時は、化けて出てやるがな」
”轟鬣元帥”呑海:「グハハハハハ!!わかっているじゃあないか!俺はな、殴り合いなら誰にも負けんと思うておる」
正玲諷呀:ふ。と鼻で嗤った。
”轟鬣元帥”呑海:「否!既にわかっているだろう。俺達は確かに勝利を欲している。だが──同時に。」
”轟鬣元帥”呑海:「敗北も欲しているのだ。人が、俺達のような怪物を打ち倒し…我らの不要を証明することを。」
”轟鬣元帥”呑海:「だが、その言葉、気に入った!俺はな、一度やり合うなら………」
”轟鬣元帥”呑海:「何も残さん。化けて出るなど不可能なほど、喰らい散らかしてやる」
正玲諷呀:「ふん。ならば言うが良い。貴様の権能と、その破り方をな」
正玲諷呀:「その時に僕の剣を見せてやろう。全霊をもって血錆へと変えてやろうぞ」
”轟鬣元帥”呑海:「フハハハハ!!!そうだな。この世界には、俺しかおらんからな。いいぞ、よく聞け!そして俺を喰らいに来い!我が名、呑海──」
”轟鬣元帥”呑海:「”貪”の怪にして──維持と破壊の権能を振るうもの!!」
”轟鬣元帥”呑海:す、と拳を振り上げる。
”轟鬣元帥”呑海:───ド
    オ
            ン!!!!
GMore:裏拳。空間に亀裂が走り、「何もない空」に穴が開いた。
GMore:ありもしなかったはずの穴が、空間ごと風を引きずり込み──
GMore:君達は吸い込まれ、再び意識を失った──
GMore:と言う所でこんなところ…です!
GMore:情報判定をどうぞ!
正玲諷呀:陰陽五行陣『土界・岳城』白兵/射撃 か 混豚化身 ”轟鬣元帥”呑海 かな
GMore:あっそうか、失礼、これは本体の方だけかな。
正玲諷呀:混豚化身 ”轟鬣元帥”呑海の方にしよう。
正玲諷呀:回避で。
正玲諷呀:4dx+1
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10+1) → 7[1,2,6,7]+1 → 8
正玲諷呀:成功。
GMore:お見事!
GMore:では情報!大したことはないけど、知っている事で破壊フラグがたつ
▼混豚化身”轟鬣元帥”呑海 
ヴァラーハ・貪への信仰から化身した豚の仙人。
維持の権能、破壊の権能、無の権能を所持。

性質は豪快、勤勉。
戦闘においては素手の武術のみを用いる。

《維持》
世界を支える維持神としての権能。
《破壊》
万物を崩壊させる破壊神としての権能。
《無》
全てを喰らいつくす怪物としての権能。
GMore:以上!俺の考える最強の豚です
GMore:ではミドル3-1編終わり。ロイス・購入が可能!
正玲諷呀:応急手当 
正玲諷呀:2dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (2DX10) → 5[5,5] → 5
正玲諷呀:無理。以上で
GMore:オス!ありがとうございました
ミドル3-2:金界・血桜伽藍虚
GMore:ではミドル3-2。登場PCはセレーネ・F・カナベラル!
GMore:登場NPCは『???』です。(名前は一応すでにある)
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕45->46
GMore:──説明!
GMore:──そこは、天も地も見えない、巨大な集合住宅様建造物の内部。
魔妖七仙が展開した神性圏界『陰陽五行陣』の内、金を司る。
何処まで続くかもわからない先の見えない廊下に、無数の扉やベランダ、方向不明の歪んだ階段。
言語不明のネオン看板が立ち並び、天井をパイプや電線が葉脈のように生物的に走り、時折思い出したように明滅する灯を垂れ下げる。
ここに住まうのは現世にて争いをするもの、即ち人間が妖怪…仙人を目指し屍化したものである。
GMore:──『金界・血桜伽藍虚』
GMore:君が眼を覚ました世界は、恐らくは五行の内でも『金』を司る、血生臭い、錆びの世界。
セレーネ・F・カナベラル:「おおう、こりゃまた……誰がどうやって建てたんだか」
セレーネ・F・カナベラル:手頃な電柱の上に立ち、手を庇にして周囲を見渡している。
GMore:そこかしこに血飛沫が散り、これがただの人間ならば耐えられぬ程の悪臭の中に君はいる。
GMore:この世界に住まうものは先ほども言った通り屍であり──君の視線の先、建物から出て、ルーチン的に一定の動作を繰り返している。
セレーネ・F・カナベラル:「なんとも物騒。こんな所で迷子になりたくはないものですが」
セレーネ・F・カナベラル:「どうも、既になってるらしい。早く合流しないと、また波児のお小言が増えるかな、これは」
GMore:そして、君が、ある程度『彼ら』から離れた場所にたっていることが幸いした。その理由は…後述する。
と言う辺りで判定を要求しようかと思う。判定に関係なく、確認しておきたいことや見てみたいものがあったら、調べられる。
GMore:この判定というのは知覚またはレネゲイドコントロール、場が進む判定の奴です
GMore:目標値は7!
セレーネ・F・カナベラル:うーん。さっきの王混はいかにもそれっぽい目立つ建物のところにいたので、そういう感じのものがないか目で探すくらいかな。強いて言えばだけど
セレーネ・F・カナベラル:とりあえずRCで判定いきます
セレーネ・F・カナベラル:3dx>=7 RC
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10>=7) → 9[2,4,9] → 9 → 成功
GMore:ああ、この『金界』はそういう辺り、ちょっと異形染みていて、特に『目立つ建物』や『目立つ部屋』が存在しない。世界の造詣に関しては、恐らくはそれぞれの陣の主の意向が反映されている。
GMore:つまり、この陣の持ち主の意向はそういう感じ=己を目立たせようとはしていないととれる。
GMore:成功!
GMore:では、君のレネゲイド感知力が、この建造物内全体に、ワーディングではない──恐らくは、単純に何らかの「合図」ともいえる、力の波動を感知。
GMore:──直後。
GMore:びしゃッッ!! 君のいるほんの下まで血飛沫が舞う。
セレーネ・F・カナベラル:「──!」
GMore:今まで何の変哲もないゾンビーだったこの世界の住民が突如として牙をむき、違いに刀を取り出し、振り下ろしあったのだ。
GMore:「───!!!」「ッッッ!!」共に、眷属として世界に住まう事を許された、まがりなりにも死体から仙人に上った者達。彼らの武錬は並大抵のものではなく、直撃は少ないが──
GMore:それこそ踊り、削り合うようにして、壁に赤い模様が上塗りされる。
セレーネ・F・カナベラル:「今の……衝動の励起、ですかね。一部のジャームなんかにありがちな……」
キョンシー:そして、その中にはこういったものもいる。
キョンシー:──「弑ッッッ!!」雷を纏い空を飛来し、鋼鉄のような爪を君に向かって振り翳す、更なる上級屍……通称、飛行キョンシー!!!
セレーネ・F・カナベラル:自らの腕を撫で、呼吸を整える。ひとまず、自分までが正気を失うことはなさそうだと判断しつつも、電磁防壁を展開。警戒を強化する。
キョンシー:嘘。飛行キョンシーは「飛僵」と言うらしいです。
セレーネ・F・カナベラル:「っと──手荒いな!」胸部に埋め込まれた魔眼を励起。爪の迫る方角の防壁を強化し、それを受け止める。
GMore:とにかく、屍から蘇り仙人を目指すとされた中国ゾンビ、キョンシーの上位体には、当然のように上級仙術を使いこなし、飛行し、圧倒的怪力を発揮するキョンシーが存在するらしく──
セレーネ・F・カナベラル:「ここまでの住人は、もう少し話が通じたんですけど……もしかして、奥に行くほど治安が悪くなっていったりするんでしょうか」
GMore:それが一!二!三!十、ザッと二十!君の防壁に幾らかが弾かれ、幾らかが飛びつき──
”泰山大帝”宇治川凍:「──”死を賜す”」
”泰山大帝”宇治川凍:全ての死体が、糸が切れたように落ちます。
セレーネ・F・カナベラル:「なんて、答えてもくれないか。さて、ちょっとこの数は気合を入れないと不味い──」
”泰山大帝”宇治川凍:それは、カン、という、小さな、剣鞘の底が地面をたたく音と同時。
”泰山大帝”宇治川凍:その人物は、周辺の死体が動きを失い、唐突にばたりと倒れ伏し、屍の通路と化した道に、軽く黙祷。君の方へと、通路の奥から歩いてきます。
セレーネ・F・カナベラル:「──おっと。君は味方……って事でいいのかな?」
”泰山大帝”宇治川凍:時代錯誤な軍服に白衣。今となっては時代的におかしい…が、セレーネさんはこの辺り、人の自由だと思って許してくれそうだよな。
”泰山大帝”宇治川凍:「それはわからないね。だが、君はどうやら、違うようだったからな。ここの住民たちとは」
セレーネ・F・カナベラル:「できればそうであってほしいな。真意はどうあれ事実、助けられたようなものなんだから……ここからそういう風向きになるのは、ちょっと嫌ですよ」
”泰山大帝”宇治川凍:「私は宇治川。宇治川凍──体感時間で百年は前からかな。ここの出口を探している」
セレーネ・F・カナベラル:言いながら両手を降ろしつつも、右手に装着した掘削機の刃を仕舞うことはない。
セレーネ・F・カナベラル:「宇治川……と、言うと。ああ」この作戦の開始時に読み込んだ資料の一つを思い出す。
セレーネ・F・カナベラル:「そうだ、古い日本の軍服……なるほど、確かに一致します」
”泰山大帝”宇治川凍:「君が私の邪魔をするというのなら、私も今から一戦交えるのも吝かではないが、まずは聞きたくはないかね?ここの主がどのようなものなのか。」
”泰山大帝”宇治川凍:刀を下ろす。感情の色薄い眼が、君を、諦めたように見た。
セレーネ・F・カナベラル:「ああ、いや。私はUGN神禍討滅局、"ナイトローバー"のセラです」
セレーネ・F・カナベラル:「君の所属する……で、いいんだよね?鉄剣枢団とは、一時協力関係にあります」
”泰山大帝”宇治川凍:「なるほど、その姿に見覚えがない所を見るに…恐らくは、UGNの”神殺し”か。”アートマン”が気をきかせてくれたか」
”泰山大帝”宇治川凍:「”ナイトローバー”か。わかった。それが”アートマン”の采配であるなら、私は従おう」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ。”アートマン”さんとも、既にこの外層の戦いで共闘しました」
”泰山大帝”宇治川凍:「それで、君は……どうやら、人間ではないようだが。…人間は好きかな?」
セレーネ・F・カナベラル:「孔雀と蠍の二柱を討伐したものの、崩壊に巻き込まれてここに落ちた……という次第です」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、好きですよ。……いきなりそれを聞いてくる人、ちょっと珍しいな」
”泰山大帝”宇治川凍:「…奴らを斃したか!孔雀の権能を突破するのは、私抜きでは…いや、私は太陽とは相性が悪い。私混みでも難しいと思っていたが、成し遂げたか」
”泰山大帝”宇治川凍:「奴らは、それの『度』が抜けている。とりわけ、この悪趣味な陣の担い手、”九雲公主”はそうだ」
”泰山大帝”宇治川凍:「人間が醜く争う姿を見るのが好きなんだそうだ」
セレーネ・F・カナベラル:「私のことが信用ならない……いや、信用したいと思ってくれてるのかな。そういう事を聞き出そうとするのは」
セレーネ・F・カナベラル:「……ああ、いや、そういう文脈ね。なるほど」
”泰山大帝”宇治川凍:「いや、話の結びだが……」説明が足りずに言いたい事だけ言う奴。「この流れで「人間が好き」は少々、嫌だな。君、本当に信用できるかね?」
”泰山大帝”宇治川凍:「失礼、随分長い間一人でいたものでね………」
セレーネ・F・カナベラル:「人間、というには些か……」足元に散らばったキョンシー達を見下ろす。「彼ら、人間性というものが削れ落ちてる気もしますが」
”泰山大帝”宇治川凍:「それで、君はどういう所が好きなんだ?やはり心臓?それとも脳?」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ……違いますけど……」普通にドン引きしたような顔色になって。
”泰山大帝”宇治川凍:「親交を深めるためにも、あえて私も己の事を語ろうと思うが、私は人間の部位の中では……」
”泰山大帝”宇治川凍:「………」
セレーネ・F・カナベラル:「部位って、君……焼肉屋じゃあないんですから……」
”泰山大帝”宇治川凍:「ああ、彼らは、所詮は修行中の身と言う事なのだろう。無論、先ほど君に襲い掛かった……『取り戻している』奴らもいるがね。」
セレーネ・F・カナベラル:「修行して、取り戻す……?何を取り戻すんです?」
”泰山大帝”宇治川凍:「彼らは死んでいるが故に死なずの肉体を持ち、決まった時間に殺し合い、決まった時間に決まった事をする。それが彼らに後付けされた、”九雲公主”の思う『人間性』なのだろう」
”泰山大帝”宇治川凍:「『脳の機能』だ。取り戻しているのは、脳の機能に過ぎない……こんなもの、死者の蘇生でもなんでもない…が、それだけに厄介だ」
セレーネ・F・カナベラル:「私にはむしろ『機械的』に見えますけどね、それ」
”泰山大帝”宇治川凍:「それが人間と”奴ら”の乖離なのだと私は見ている。無論、「これ」を人間に見せて……」
セレーネ・F・カナベラル:「そりゃあ、また……相容れなさそうな相手だな。今までよりも幾分と」
”泰山大帝”宇治川凍:「いや、人間ではないか。心ある、何者かに見せて……」
セレーネ・F・カナベラル:「お気遣いどうも」くすりと微笑む。
”泰山大帝”宇治川凍:「反応を楽しみにしている、そういう素振りもあるがな。…腐った女だ。………腐っている。フフ、ハハハハハハハハ!!!」
”泰山大帝”宇治川凍:「そんな女が、私に、ここを出たければ、と持ち掛けた条件がある。推理できるかね?」
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ」顎に指を当てて考え込む。「君も彼らと同じになる、とか?」
”泰山大帝”宇治川凍:諦めたような眼で、君を見た。ゆっくりと深呼吸をして、腰に下げた軍刀に掌を載せる。
セレーネ・F・カナベラル:倒れている動死体の山を指し示して言う。
”泰山大帝”宇治川凍:「………」
”九雲公主”王蘭明:「ふふ。あはははははぁ!!」──ねばりつくような女の笑い声。
”九雲公主”王蘭明:「就是那样!(その通り)」
”九雲公主”王蘭明:「正解よぉ。ねっ、”泰山大帝”ちゃん。”ナイトローバー”ちゃん、私はねぇ、そう言ったのよぉ」
セレーネ・F・カナベラル:「あはは。外れて欲しい時に限って当たるもんですね、こういうの」
”九雲公主”王蘭明:いつのまにかそこにいる。積み重なった死体の山、その上を、肉の潰れる音をたてながら、愛情深く、踏みしめるように歩んで、君達の前で軽く踊って見せた。
”九雲公主”王蘭明:「私はねぇ、人がそうやって、無理難題に襲われた時、苦しんで、苦しんで、苦しんで……」
”九雲公主”王蘭明:「死んで出す答えが好きなのよぉ。そのためには、やっぱり、もっと人には増えて欲しいの。ねっ!」
セレーネ・F・カナベラル:「そう。無理難題、って自覚はあるんですね」
”九雲公主”王蘭明:豪奢なドレスを来た、宇治川の言う「腐った女」は、眼を伏せたまま、ゆっくりと煙管を吸う。
”九雲公主”王蘭明:「そうよぉ!出来ると思って出してないわ。させるつもりもない!無論、私も?神ですから、一度条件を出したからには嘘ではないけどねぇ。何しろ、狐だから!人を悪い方に誘導するのが……」
”九雲公主”王蘭明:「好・き♡」ふっ、とセラに向かってハートマーク状の煙をはく。
”泰山大帝”宇治川凍:「以上が、この私が、この狂った時間間隔の中で、百年も彷徨った理由だ」
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ。宇治川さんのこと、少し尊敬しちゃったな」
”泰山大帝”宇治川凍:「必要だったわけだ。相争い、どちらかが死に、”彼ら”と同じになるための……もう一人が」
セレーネ・F・カナベラル:「よくこんなのと100年も付き合えたもんだ」
”泰山大帝”宇治川凍:「ああ。……そして、これでその100年も、ようやく終わりだ。君は言ったな。陰陽層を踏破したと」
”泰山大帝”宇治川凍:「……人間の勝利も近い」
”泰山大帝”宇治川凍:──軍刀を抜き放つ。
”泰山大帝”宇治川凍:それを───
”泰山大帝”宇治川凍:ためらいもなく己の喉にねじ込み、勢いよく手首を捻る。
”泰山大帝”宇治川凍:ざぐっ    ぎゅりッ   ぼと
セレーネ・F・カナベラル:「な、っ……」
セレーネ・F・カナベラル:それに気付き、何かをするには既に遅い。目の前に物言わぬ首が転がったのを、しばし絶句して見下ろす。
”泰山大帝”宇治川凍:少し遅れて胴体が膝をつき、軍刀が落ちる。血のシャワーを吹き出し、男は物言わぬ骸となった。
”九雲公主”王蘭明:「………ふふっ」
”九雲公主”王蘭明:「やるじゃない!やっぱり………!」
セレーネ・F・カナベラル:「君、それは……思い切りの良さが、過ぎるだろう」
”九雲公主”王蘭明:「人間って、いいわねぇ。」浴びた血を指先で拭い、それを愛おしむように舐る。
セレーネ・F・カナベラル:「いや……違うか。君は……」
セレーネ・F・カナベラル:「一生分の時間を使って、悩んで、思いつく限りの全てを試した。だから……もうずっと前に、決めていた事だったのか」
”九雲公主”王蘭明:つぽ、と綺麗になめとられた指先を唇から抜き。「…でも、少し残念ねぇ!私は他の子達と違って……」
”九雲公主”王蘭明:「本当に、負けてあげる気なんて欠片もなかったのに。……フフ、そうねぇ!」
”九雲公主”王蘭明:「”泰山大帝”…宇治川チャンは、結構悩んでたわよ?20年ほどたった頃からかしら!答えを出したのは、本当に、ついさっき!貴方が来るちょっと前!」
セレーネ・F・カナベラル:深く息を吐いて、彼の傍に膝をつく。「……そう」背を向けたまま、その言葉に応えする。
”九雲公主”王蘭明:「どうかしら、フフ。少しでもあなたの心の傷になった?…ふふふ!冗談よ。だって、彼は今から蘇るからねぇ。勿論、ちょっと違うかもしれないけれど──」
”九雲公主”王蘭明:「そんな当たり前な別れと新しい出会いを、貴方も、人間と一緒に、繰り返してくれると、お姉さん嬉しいわぁ!」
”九雲公主”王蘭明:濡れた指先で、空間に円を描く。
セレーネ・F・カナベラル:スーツの上着を脱いで、彼の死に顔を覆うように被せる。
GMore:宇治川凍の遺体は、膝をついた姿勢のまま固まっています。
GMore:では、君が死に顔を見たなら、男の口元が
GMore:……何かを含んでいる事がわかる。手に入れますか?
セレーネ・F・カナベラル:む。どうしようかな……ゲームイベント的には拾うべきな気もするが
GMore:ああ、ゲーム的にも大したアドバンテージにはなりません!
セレーネ・F・カナベラル:死者の口に手を突っ込むの、よほどの強い「理由」がないとしないよな……と思うので
GMore:後、普通にヤバいよね。死体の首から上が何かを口に含んでいたからって手に入れるの
GMore:そういうわけなんで、アホな描写をした俺がヤバいのでこっちから譲歩しておきます。
セレーネ・F・カナベラル:そうですね。代わりにじゃないけど、帽子とかを拾っていきたいかな……仲間に見せる形見が必要かなと思うので。
GMore:べ、と君にだけ見える位置で力を失った口が開き、小さなお守り(唾液と血まみれ)が吐き出される。
GMore:ということで、とりあえず帽子は拾えます……
GMore:では、帽子を回収したセラ。
GMore:君の背で、”九雲公主”のあけた門が開く。
セレーネ・F・カナベラル:「……」帽子を手に、立ち上がる。門へと向かう前に、”九雲公主”の方をじっと見遣り。
”九雲公主”王蘭明:「ふふっ!それじゃぁ、またねぇ。そうねぇ。私は、きっと遠くない内にあうと思うわよぉ」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、でしょうね」
セレーネ・F・カナベラル:「君の在り方は神禍そのもの。それを滅する為の"エトランゼ"だ」
セレーネ・F・カナベラル:手元の帽子をぎゅっと握り締め、背を向ける。
GMore:本当に、ここまで必死に推す事ではない情報量しかないんですけど
GMore:帽子に仕込まれてた事にしていいですか?(無様の一回)
GMore:帽子にも。流石は全身遺言男だぜ!
セレーネ・F・カナベラル:あ、もちろん大丈夫です。
GMore:やった~!ありがとうございます。じゃあ、持ち帰ってください。奴の遺言を…
GMore:まあ、今から蘇るんだが……
GMore:あ、遺言の内容は全員集合した後にでも伝えます!
GMore:では、その言葉を最後に──
GMore:君は、光に吸い込まれ、この場から消えてゆく。
GMore:───そうしてから、少し。
GMore:マスターシーン。
GMore:───血生臭い、薄汚れた、争いばかりが先行する、人間だったものが住まう世界。
そこに、新しい住民が加わった。死の汚泥の中から、それは産声を上げた。
”九雲公主”王蘭明:「ふふふ!──えぇ、よく、答えを出してくれたわねぇ!私、嬉しいわぁ」
”泰山大帝”宇治川凍:「……まだ、首の据わりが悪いな。筋の縫合が甘かったか?」
”九雲公主”王蘭明:「蘇ったばかりなら、そんなものよぉ。…これで、貴方は約束を果たしたわ。され、それなら私も──果たしましょうかしら」
”泰山大帝”宇治川凍:「──ここに迷い込んだものがいれば、生かして解放する。これで、約束の一つ。もう一つは──」
”九雲公主”王蘭明:「えぇ、えぇ、覚えているわ……そう、ふふ、私は祝福するわよぉ、貴方の…『勝利』!」
”泰山大帝”宇治川凍:「無論だ。──私は遍く人の味方。死別は、悲劇だ。人の寿命を減らす計画など……断固として認めるわけにはいかない。力を貸せ──裏切者(ダブルクロス)」
GMore:──ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
GMore:”九雲公主”王蘭明の情報判定が可能です!判定は交渉/意思!
GMore:目標値は7です(いつもの)
セレーネ・F・カナベラル:意志でやります
セレーネ・F・カナベラル:3dx>=7 せい
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10>=7) → 9[5,7,9] → 9 → 成功
GMore:成功!
GMore:以下の情報がわかります!
▼天狐化身”九雲公主”王蘭明
イナンナ・九天玄女への信仰から化身した狐の仙人。
傾国の権能、勝利の権能、死の権能を所持。

性質は享楽的かつ破滅的。
戦闘においては魅惑に特化した妖術の他、己の武器として人間を操る。

《傾国》
王を蠱惑し国を亡ぼす魔女の権能。
《勝利》
王に勝利を与える軍神の権能。
《死》
逃れ得ぬ死を与える死神の権能。
GMore:というわけで、ミドル3-2 『金界・血桜伽藍虚』終了!
GMore:ロイス・購入が可能です
セレーネ・F・カナベラル:ううーん 宇治川さんにロイス取ります ◯:遺志/悔悟 で
セレーネ・F・カナベラル:購入は応急
セレーネ・F・カナベラル:1dx>=8
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1DX10>=8) → 6[6] → 6 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:失敗。以上で
GMore:オス!
ミドル3-3:火界・天嵐地震
GMore:では春嵐ちゃんです。宜しくお願いします!
蔡春嵐:応!
蔡春嵐:侵蝕56
GMore:登場PCは蔡春嵐、登場NPCはアートマンです(特に悩まずそのまま)
GMore:では説明!
GMore:──そこは、地平線までを覆いつくす溶岩の海の中、ぽつりぽつりと顔を出す活火山の群れ。
魔妖七仙が展開した神性圏界『陰陽五行陣』の内、火を司る。
今も尚間断的に爆発を続ける活火山は単なる溶岩ではなく、鋭利な槍・刀等の形で鉄を吐き出し、武器の雨を降らしている。
赤黒い岩山に走る、灼赤の川沿いに、黒い溶岩石で作られた寺院が立ち並ぶ。
人類の伝承でも『道具を使う』とされた者達、類人猿や一部の哺乳類・鳥類等が妖怪化したものが住まい、荒れ狂う天候の中、修練に身を委ねている。
GMore:──『火界・天嵐地震』
GMore:君が”アートマン”と共に目を覚ましたのは、武器の雨の下。獄界と表現するに相応しい、荒れ狂う死の嵐の中だ。
GMore:無論、天から燃え盛る刀に矛、矢、隕石が降ってきた所で死ぬ奴は何とここには一人もいない。
蔡春嵐:「ったくよお」降り注ぐ武器の一振りを無造作に掴み取る
蔡春嵐:それを一薙ぎして別の刃を弾き、やがて刃がこぼれれば新たな得物を
”アートマン”:”アートマン”はこういう時もそれなりに落ち着いている。「確かに、武器を払うための武器が降ってきてくれるのであれば、何も困りませんね……」
”アートマン”:「私はこの手の環境には慣れているので、問題ありませんが…」素足で熱された岩石の上を歩く。「”小覇王”、手は大丈夫ですか?」
蔡春嵐:次々と武器を取り替えて死の雨を凌ぎながら、平素と変わらない歩みを進めていく。
”アートマン”:「神やその眷属との対話は、不要……私の主義には反しますが、埒があきません。聞き込みでもしてみましょうか?」
蔡春嵐:「別に、鉄が溶ける程熱いわけでもねえ。このくらい余裕だっての」
蔡春嵐:「ああ、そうな、。もっとも……」
蔡春嵐:足元を見やる
”アートマン”:君の後ろをついていき、時折、胴体を狙ってくるものだけを巨大な杖にも見える光輪で弾く。
蔡春嵐:「ここの住人、香港の連中より血の気が多いぜ。会話になんのかね」
蔡春嵐:足元には、既に撃退した妖怪仙人達が何人も倒れている。
”アートマン”:「豪気な方だ。ちなみに私は、大丈夫なだけであり、非常に熱いですよ」見栄は不要なのではらない。
”アートマン”:「フフ、確かに。ですが、彼らは一様に、”師博(センセイ)”と言っていました。恐らくここの主は、彼らの師たらんとしているのでしょう。」
”アートマン”:「ですが、おおよそ貴女に勝てるようなものもいなかった。これは、彼らの武林にとって酷な事ではありますが」
蔡春嵐:「謙遜すんなよ。アンタの助けもあってこそだぜ」
蔡春嵐:「さも悟りを開きましたみたいな見た目しといてよ、なかなかどうして」アートマンに意味深な視線を送る。
蔡春嵐:「仕事中じゃなかったら一本お手合わせしたかったとこだ」
”アートマン”:「ハ……」息を吐くように笑う。「それもいいかもしれませんね。私も……人と、純粋に武を競おうとしたことなど、思い起こせば確かに無い」
”アートマン”:「我が武は神に向けるべき決別の剣。…人に自由を齎す刃なれば。わが身に宿るものも、決して悟りではなく……」
”アートマン”:「恐らくは”怒り”でしょう。」
蔡春嵐:「へえ、怒りね」ニヤリと笑う
蔡春嵐:「奇遇だな。アタシもだ」
”アートマン”:「貴女もまるで、気に喰わぬというようにその棍を振るう。そうでありながら、私達と所属を異にするのは……」
”アートマン”:「少し、面食らう事ではあります。組織の下積みから入って、年月をかけて在り方をかえる……と言う程、気に喰わない上司を殴るのを我慢できるようには…」
”アートマン”:「申し訳ないが、見えませんし……」
”アートマン”:「やはり。」(何故その性質で?みたいな声のリアクション)
蔡春嵐:「あー、なんつーか……」頬を掻いて
蔡春嵐:「まずもって、香港(ウチ)は気に食わない上司を殴る必要がないからな。あそこで一番偉いのはアタシだし、中央からは放ったらかされてるからうっとおしい四課の連中も滅多に来ないし」
蔡春嵐:「ま、その辺を差し引いても私はUGN(こっち)の方が性に合ってるよ」
蔡春嵐:「アタシがムカついてんのは暴力を振るう誰かじゃない」
”アートマン”:「フムム、ナルホド……」顎に手をあてて考える。「ひとえに、職場環境のおかげだと…」
蔡春嵐:「暴力でなんとかなる世界そのものだからな」
”アートマン”:「…ほう」
蔡春嵐:「ま、職場に恵まれてるのは否定しねーけど」
”アートマン”:「世界ですか。…やはり、世界を変えたいと?」
蔡春嵐:「そこまで大それたことは考えちゃいねーよ。アタシは決して神様なんかじゃないんだし」
蔡春嵐:「放っといても世界なんて日々変わっていくもんだしな」
蔡春嵐:「その変化もまた暴力だ」
”アートマン”:「いいえ、暴力以外でも世界は変わります。」
蔡春嵐:「へえ、例えば?」
”アートマン”:はは!と笑い声をあげる。
”アートマン”:「もしかして、わかっていっていませんか。今の言葉を、会う人皆から聞ければ……」
”アートマン”:「多分、それが貴女なのでは?」
蔡春嵐:「アタシ?なんだそりゃ」首をかしげる
蔡春嵐:「救世主の真似事ならもっと似合う見た目のやつがいるだろ」
蔡春嵐:「"小覇王"はそういうのじゃないよ」
蔡春嵐:「アタシは暴力をよりでっかい暴力で叩き潰してるだけ」
”アートマン”:「救世主の資格に、見た目は含まれていませんよ。私が生まれた土地の、凄い昔の、凄い偉い人なんか……」
”アートマン”:「一時期、全裸でしたからね」
蔡春嵐:「なら尚更アタシは違うな」
蔡春嵐:「流石に全裸は恥ずかしいわ」
”アートマン”:「…………」反論できなくなった
”アートマン”:「確かに!」
蔡春嵐:「わかってもらえたか?んじゃあぼちぼち、アタシらに出来ることをやるとしようぜ」
”アートマン”:「救世主、難しいですね。ですが、覚えておいてください。変化そのものが暴力で、世界は何時だって暴力で何とかなる。だから、暴力は貴女という暴力に叩き潰される。…そんな貴女が、さっきみたいな事を言うと……」
GMore:では、出来る事が起きます。
GMore:「「悔しい…!!!!!俺達の積んだ功夫が通じぬとは……!!!」」
GMore:「「更なる暴力で答えるしかねえ……!!」」
”アートマン”:溜息。
蔡春嵐:「はっ、いつもの事だっての」
”赤銅真仙”弩天毛:そうして、再び世界が殺気立ち、君達に向かう、寺院の怪物僧兵たちの怒り、殺意、武器!それらを!
蔡春嵐:機先を制して飛びかかろうとした、その寸前に……
”赤銅真仙”弩天毛:それらを一舐めにする殺気が塗り潰した。瞬間、溶岩はその唸りをやめ、雨のように降り落ちる刃はぴたりと止まる。
”赤銅真仙”弩天毛:───蔡春嵐の眼前に、朱塗りの棍、その切っ先が『在る』。
”赤銅真仙”弩天毛:───その柄は、遥か地平線の彼方へと続き──
”赤銅真仙”弩天毛:次の瞬間、僅かな瞬きで小枝へと変貌。その「根本」にいた存在を、君達の眼前へと連れてきた。
蔡春嵐:「ふぅん……」微動だにせず、楽しげに唇を舐める。
蔡春嵐:「お師匠様(ボスザル)の登場かよ。手間が省けたな」
”赤銅真仙”弩天毛:「カッ!カッ!カッ!」びたり。あらゆる物理法則を無視して、最初からその場にいたように、君の鼻先三寸の位置に顔を近づけ──笑う。「おみごと、みごとじゃわいのう!!」
”赤銅真仙”弩天毛:小柄な老人、程度のサイズと言える。それが、くるりと後ろに飛ぶと同時、ボム!と煙が生まれる。
”赤銅真仙”弩天毛:大瓢箪。その上に、くるり、足をひっかけてバランスをとる。「わしの不肖の弟子を、えー、えー!」ひい、ふう、みい、と君達の旅路、足元に転がっていたものを数え…
”赤銅真仙”弩天毛:それにプラス、見せつけるように2本の指を折る。「一杯倒すとはのう!カッカッカ!」
蔡春嵐:「どーも。けど弟子の人数くらい覚えといてやれよ」
”赤銅真仙”弩天毛:「おう、おう、ワシが来てやったぞい!我ら、魔妖一、二、三、四、五、六、七、八……七!七仙、七仙の…えー…」
”赤銅真仙”弩天毛:「ヒック!」
”赤銅真仙”弩天毛:「”赤銅真仙”弩天毛。七仙最強の、酔いどれジジイこと、このワシが!えー、それで、あー……”小覇王”の。蔡春嵐だったかいのう?」
”アートマン”:「”小覇王”」
GMore:アートマンは警戒するように後ろに下がる。
蔡春嵐:「いかにも。そういうアンタは、まさか孫行者ご本人ってわけじゃねーだろうが……」
GMore:”条件を満たした”
蔡春嵐:アートマンを一瞥するが、自分は下がらず前を見据える。
GMore:君の肉体が空間ごと歪み、彼の足元、巨大ヒョウタンこと、封印宝貝──『紫金紅葫蘆』に吸い込まれつつあります。
”赤銅真仙”弩天毛:これは判定を不要とせず、名前を呼び、その返事に答えた相手を瓢箪に吸い込み、ドロドロの酒にして溶かす凶悪な神仙級アーティファクト──
”赤銅真仙”弩天毛:だが!!
蔡春嵐:だが!
GMore:君は最強なので、この「ルール系最強宝貝のルールに抵触してしまった」所から…
GMore:巻き返す方法を雑談で一緒に考えるとワクワクしませんか?(クソみたいな提案)
蔡春嵐:へっ面白ぇじゃないの
GMore:───かかった。君の返事に、老猿はたいそう笑顔になり──
蔡春嵐:その笑顔のすぐ側を
”アートマン”:”アートマン”は咄嗟、この”後”の状況を打開するために、僅かに息を吸う。
蔡春嵐:疾風が駆ける。歪み吸い込まれる空間を一瞬抜け出す勢いの踏み込み。伸ばされた手が弩天毛の首を捉えようとする。
蔡春嵐:「元ネタ全部盛りはズルだろ……!」
蔡春嵐:「テメーも来い!」
”赤銅真仙”弩天毛:「ほっほっほ!!…それぐらいじゃないと詰まらんじゃろ?」にま!と笑う。───古来、『猿』は知恵の象徴であり、猿神、斉天大聖、ハヌマーン、等々にもそれらの様子は見受けられる。つまり。
”赤銅真仙”弩天毛:『猿』の神格とは、『道具』を使いうる神なのだ。「そうはいかんもんよっ!と!」身軽な動きで瓢箪にかけた足を軸にくるりと回り、その手から逃れる。「お酒になったら、美味しく飲んでやるからのう!お嬢ちゃん!」
蔡春嵐:「そういうのを」腕が空を切る。同時に足元の空間が収縮し、瓢箪の中へと吸い寄せられていく。
蔡春嵐:「猿知恵っていうんだよ!」
蔡春嵐:しかし、その腕が引き寄せられる寸前、手首に撒かれていた腕輪が弾ける
蔡春嵐:無論唯の腕輪ではない。彼女の意のままに姿を変える鉄棍『随心鉄桿兵』
蔡春嵐:腕輪から解けたそれは、元の姿に戻ることなく鞭のように撓って弩天毛の腕に絡みつき
蔡春嵐:二人の腕を繋ぐ枷となる。その姿は普段の鈍い朱色ではなく
”赤銅真仙”弩天毛:「───ひょひょ!!!」大した足掻きではない。くるり、身を捻ればよけられる程度の動き。
その上、名だたる宝貝の中でも『紫金紅葫蘆』は最上位に値するものだ。呼ばれ、返事をする。『ルール』が明確に定められており、それが『相手の許可』に値するものである以上──抗う事はどんな神具を使おうとも、まず不可能と断言してよい。『答えたものは吸い込まれ、出られる事はない』。これは、これ以上足しも引きも出来ない、明確な世界の理である。
蔡春嵐:二つに連なった黄金の輪。即ち、緊箍児。
”赤銅真仙”弩天毛:──「ひょっひょ!」老猿の愉悦が、その腕に絡みついた”それ”を見た瞬間、凍った。
”赤銅真仙”弩天毛:(声にならない声)     (顔とは最早いえない程に広がった顔)
蔡春嵐:「神性圏界はその源流となった神話(レジェンド)に縛られる。それが『ルール』だったな」
蔡春嵐:「三蔵を修めるような徳なんてないけどよ、こうなったからには逃さねーぜ」
蔡春嵐:金輪が蛇のように弩天毛と彼女の腕の両方へ巻き付き
蔡春嵐:やがて老猿の額をきつく締め付ける。
”赤銅真仙”弩天毛:「おおおおおおおああああああああああああああああ!!!!!!!!!」吸い込もうとする瓢箪と裏腹、頭に巻かれた金箍が思いっきり引き締められ、抗おうとする事で頭ごと歪み、伸びる!!
蔡春嵐:「"私に付いてこい!弩天毛!!"」
”赤銅真仙”弩天毛:「おおおおおお……!!!!!伸……!!のびびっびびび!!!!」(腕と頭を軸に引っ張られ、”すごい”事になっている)
”アートマン”:「!?」驚愕している
蔡春嵐:言霊とともに、弩天毛を道連れに自ら瓢箪の入り口へと身を投げ出す。
”赤銅真仙”弩天毛:「ぎ、ぎぎ、ぎぎ……!!!ぎ、やァ~~~ッッッッッ!!!!!!!!!ああッ!!!!!!降参!!!降参じゃ~~~~~っ!!!!!!!」
”赤銅真仙”弩天毛:──所有者がその使用を放棄したのと同時、ぽん!と勢いよく瓢箪の中身が逆流し、君を吸い込む力を反転させる!
蔡春嵐:「うぉおおっと!?」
”赤銅真仙”弩天毛:その勢いですぽーん!!と地面に吐き出され、老猿がゴロゴロと転がる。
蔡春嵐:収束していた空間がもとに戻り、同じくはじき出される形で地面に投げ出される。
蔡春嵐:同時に、弩天毛を拘束していた緊箍児が解け、鉄棍の姿に戻って手元に帰ってくる。
”赤銅真仙”弩天毛:「負け負け~ッ!!!わしの負けじゃわいの!」頭を抑え、泣き真似をする。「うう、最近の人間の娘っ子は厳しいのう!カワイイ女の子を瓢箪にいれて愛でたいっちゅう、哀れな老人の最後の望みすら断つとは…!」
”赤銅真仙”弩天毛:「や、そんなクソジジイ、死ぬべきじゃわいのう!がはは!」
蔡春嵐:「わかってんなら今すぐ殺してやってもいいんだぜ」
蔡春嵐:額に青筋を立てて得物を構える。
”赤銅真仙”弩天毛:「しっかし、見事じゃのう………そら混の奴も、焔玉の奴も負けるわいて!」
”赤銅真仙”弩天毛:「こうやって、わしらの弱点をブチぬいて、叩き潰してきたんじゃのう。ひッ、ひッひ」構えられた武器を見て、にまりと笑う。くるん、と跳ねるように立ち上がると、相対するように長柄を構えた。
”赤銅真仙”弩天毛:──その銘を、『如意金箍棒』。奇しくも神話系統を同じくする、対となる武器であり──
蔡春嵐:「はっ、アイツらはそもそも負けても良いなんて舐めた態度で戦ってやがったんだ。こっちが譲る道理はねえ」
蔡春嵐:「アンタはどうなんだクソ猿」
”赤銅真仙”弩天毛:かの神格、斉天大聖の持つ武器である。「カッ!カッ!カッ!!」
”赤銅真仙”弩天毛:「長く生きると、何かを信じて消えたいと思うようになる。が。」
”赤銅真仙”弩天毛:「それがワシにとってはあいつらだったんじゃい!!!!ようやってくれたのう、こんの小娘どもが~~~ッッッ!!!!この弩天毛、齢5000にして裸一貫、未だ現役を噛みしめざるをえんくなったわい~~~ッッッ!!!!!!」
蔡春嵐:「仇討ちってか?わかりやすくていいな。アンタらの親玉程人が……いや猿が出来てはいねーらしい」
”赤銅真仙”弩天毛:「負けていいわけがあるか~~~ッッッッ!!!!!バカどもが!!!ここまでは物分かりのいい一緒に消えてやる師匠、而してここからは弟子の仇討ちに燃えるスーパークソジジイ、弩天毛様じゃあ~~~ッッッ!!!!」
蔡春嵐:「面白ぇっ!!すぐに弟子ん所に送ってやるぜ!!!!」
”赤銅真仙”弩天毛:「この世には負けていい勝負など一つもない!!!そういう勝負根性とくやしさをアイツらに伝えきれんかったわしの負けじゃ~ッ!!クソ!!」顔面を凄い事にして白目をむきながら歯噛み。そうして、バチバチに火花を散らした所で──
蔡春嵐:機先を制して、最小の動作で鉄棍を突き出す。
蔡春嵐:鈍色の穂先は空気摩擦だけで朱色に赤熱し
蔡春嵐:やがてその先から、幾筋も枝分かれするように鋭利な先端が伸びていく
”赤銅真仙”弩天毛:────────────その姿が、増える。
一。二。四。八。それは誰もが一度は聞いた事がある、なんてことのない分身の術。
「髪の毛」を、「己と同じ力持つ分身」に分身させる技。それを。
十六、三十二…………万。

分身がそれを行う形で只管繰り返す。風の一吹き、飛び散った毛が増える。
億。兆。京……溝、澗、正!
”赤銅真仙”弩天毛:────世界を覆った。
蔡春嵐:分厚い岩盤を砕く神速の一突きが、巨大な槍衾となって老猿を押しつぶそうと迫る。
蔡春嵐:「ッ!!」
蔡春嵐:「マジかよこいつ!!」
”赤銅真仙”弩天毛:───恒河沙、阿僧祇、無量大数。以下、説明不要。


「───むん!」赤熱。──棍だけでない!それは、己が身全てを赤熱した刃に変える『鉄』の英雄──
生きながらにして焼き入れられ、無双の神武を手に入れたものの持つ権能。

「───ッ!!」それが、一度に溶け合う。それは、それらを鍛え上げ、神をも殺す刃にする──『鍛冶』の権能。
蔡春嵐:「くっそがァ!!!!」鉄棍を持ち替え、那由多の彼方まで伸ばして薙ぎ払う。
”赤銅真仙”弩天毛:「───」そうして、巨大な『剣』そのものと化した、世界を埋め尽くす”己ら”を振るう──『魔術師』の権能。

「天毛・壊界。」世界が鳴動する。かの『鉄』の英雄──孫悟空。バトラズは──その身だけで、世界の海を蒸発させつくしたという。「ご照覧あれってよォーッッッッ!!!!!」

『世界』ごと蒸発させながら、あらゆる空間、全方位から、灼熱の究極が突きつけられるッッ!!!
”赤銅真仙”弩天毛:──だが、それに先に悲鳴をあげたのは、『世界』そのものだ。
蔡春嵐:灼熱の刃に圧し潰され、存在ごと蒸発するその寸前、自らの足元が崩れ去る感覚と同時に、その意識が白く塗りつぶされた。
蔡春嵐:されど所詮は一本の棍。大海を掻くが如く、無量の質量に押しつぶされていく。
GMore:───
GMore:──『火界・天嵐地震』破壊。
GMore:───陰陽五行陣のルールにより、即座に世界が修正されます。
GMore:こうして、世界から押し出された君達は──
GMore:情報項目、▼岩猿化身 ”赤銅真仙”弩天毛 白兵/射撃 7の判定が可能です。
蔡春嵐:射撃で判定します
蔡春嵐:4dx+6>=7
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (4DX10+6>=7) → 10[6,7,9,10]+1[1]+6 → 17 → 成功
蔡春嵐:成功!
GMore:成功!
GMore:▼岩猿化身”赤銅真仙”弩天毛 
”斉天大聖”孫悟空・ハヌマーン・バトラズへの信仰から化身した猿の仙人。
鉄の権能、鍛冶の権能、魔術の権能を所持。

性質は陽気で酒を好む好々爺ではあるが狡猾。
戦闘においては特に魔術・妖術・仙術を操る他、無数の宝貝を使いこなす。

《鉄》
己の肉体を進化させる英雄神としての権能。
《鍛冶》
新たな武器を生み出す鍛冶神としての権能。
《魔術》
知恵を用い工夫する魔術神としての権能。
GMore:では、ミドル3-3。火界・天嵐地震』 syuuryou!
蔡春嵐:ロイス取ります!
蔡春嵐:”赤銅真仙”弩天毛 驚嘆/憤怒○ で取得
GMore:thanks!!!!you!!!!
蔡春嵐:購入は応急
蔡春嵐:1dx+1>=8
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX10+1>=8) → 8[8]+1 → 9 → 成功
蔡春嵐:やった!すぐ使います
GMore:asu yorosiku onegai simasu!!!
GMore:kaihuku!
蔡春嵐:12+2d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (12+2D10) → 12+13[5,8] → 25
ミドル3-4:水界・慈蓋星母
GMore:今日はミドル3-4 海ステージ編から。登場PCは波児・マレキュール 君についてくる登場NPCは”超脳風水伯”玄冬と”侍女”依然です。
波児・マレキュール:依然ちゃんもいるんだ
波児・マレキュール:侵蝕36→37
GMore:偉い人においていかれた 彼女はここに住民なので自由に移動できるが、理由があってついてきているのだ 老人とおっさんだけでは華がないという理由のために
波児・マレキュール:俺だって美形なのに
GMore:嘘 ではミドル3-4。『水界・慈蓋星母』
GMore:めちゃくちゃイケオジだよな しかもエトランゼおっさんズの中では清潔感もある方
GMore:説明!
GMore:──そこは、海中に作られた幻想的な都市。色とりどりの珊瑚や宝石、頑丈な泡や巨大生物の骨等で飾られた宮殿を中核とする。
魔妖七仙が展開した神性圏界『陰陽五行陣』の内、水を司る。
絶え間なく光を放つ真珠のようなものが巨大な泡の中央にあり、泡の表面を覆う海藻の根や苔を大地に建造物が立ち並ぶ
地球空洞モデルのような形になっており、天候は中空に無数に浮かぶ泡が発生させるオーロラによって変動する。
海水・淡水の区別なく水に住まう生き物が妖怪化した者達が住民として暮らしている。
GMore:──『水界・慈蓋星母』
GMore:アガルタやシャンバラといった幻想地底都市。そういった世界構造に君は心当たりがあるだろう。その世界はまさにそうだった。そういった空洞が、仮に水で満ちていれば──
GMore:それを、幸福に演出しようとしたならばこうなるだろう。君達が目を覚ましたその場所は、まさしく伝説に歌われる水底の楽園だ。
GMore:建物はカラフル。魚の下半身を持つ人型、何体生物の特徴を持つ人間、巨大な鯛や鮃が着飾ったもの等が往来を闊歩している。
”超脳風水伯”玄冬:君と共にここで目を覚ました玄冬は、主にその姿から亀の妖怪だと思われ、道行く魚に話しかけられており、あやふやな論法であやふやな受け答えをしています。
波児・マレキュール:「……む」
”侍女”依然:そして、君が目覚めた所にいたものがもう一人。
波児・マレキュール:起き上がって状況を把握しようと周囲を見渡し、その存在に気づく。
波児・マレキュール:「風水伯、どうなっている」
”超脳風水伯”玄冬:「う~む。わしが聞いた事を話そう」
波児・マレキュール:「五行を天体の運行に見立てるなら、ここは水星と言ったところ──『水界・慈蓋星母』。それは判るが」
”侍女”依然:「はい!お父様の言いつけで…貴方達を、我らが『木界』に案内せよ、と言われていたのですが…」
”侍女”依然:「陛下と一緒にいたら、私も一緒に落ちてしまいまして!こうして今しがた一緒に目を覚ました所です!」
波児・マレキュール:「依然といったか」かぶりを振って、ズレていたサングラスの位置を整える。
波児・マレキュール:「間抜けな侍女もあったものだな。最も、それを言うこちらも今まで寝ていた大間抜けだが」
波児・マレキュール:「クソッ、"ラグナロック"め……! なんだあれは」
”侍女”依然:「それで、ちょうど私も仲良くさせて頂いた、劉濤さんがいる世界だったので、皆さんと一緒に挨拶していこうかなと~」
”超脳風水伯”玄冬:「と言う事らしいぞい。全部言われてしまったのう……」老人なので若者にテンポで負ける。「…そうじゃ、体は無事か?」
波児・マレキュール:「敵のいる前で平然と聞くな、問題はないが」
波児・マレキュール:「挨拶……か。折角だしな、そうしていくか」
”超脳風水伯”玄冬:「ここは、峨眉山の仙人達が『水界』と称した場所。見るからに水の中に作られた島じゃな。」
波児・マレキュール:微妙な表情で首肯する。
波児・マレキュール:「無辺の空に浮かんでいた太極層に比して」
波児・マレキュール:「こちらは無辺の海か」
”超脳風水伯”玄冬:「敵か。…」依然を見る。「…そうだったかもしれん。いや…」目を伏せる。
波児・マレキュール:「なんだ、言いたいことがあるなら言え」
波児・マレキュール:「どうせ普段から言われ放題だ」
”超脳風水伯”玄冬:「…うーむ。今、大した意味のある言葉ではないのだが。少しまて」
”超脳風水伯”玄冬:周囲をみて、問題のなさそうな場所を見つけると、その場に座り込んで、火を起こす。
”超脳風水伯”玄冬:その上に何やら古い文字を書き込んだ甲羅を置き………
”超脳風水伯”玄冬:そうして焼きあがったものがこちらになります
”超脳風水伯”玄冬:「吉と出るかもしれん。意味はわからんが、伝えておこう」
波児・マレキュール:「頼む」
波児・マレキュール:真剣な表情になって、玄冬を見る。元より甲羅に目を落として何かを読み取れるほど卦術に通じているわけでもない。
”超脳風水伯”玄冬:「あの娘は恐らく、我々に益を与えるものだ。あの角につけられた符が見えるか?」
波児・マレキュール:「……ああ」
”超脳風水伯”玄冬:「随分悪趣味なものだと思ったが……あの女の角につけられた符にはこうある」
”超脳風水伯”玄冬:「食物成仏。万力招来………食中毒除け、とな」
波児・マレキュール:「……」
”超脳風水伯”玄冬:「何を指しているかはわからん。恐らく、『木界』で突きつけられるじゃろ。まあ…覚悟だけはしておいたほうがいいな」
波児・マレキュール:「判らんと言えばそうだが」
波児・マレキュール:「まあ、そうだな。」
波児・マレキュール:立ち上がって宮殿へと向かう。
”侍女”依然:「みなさーん!!!劉濤様にあわれるならこちらですよー!!」
”侍女”依然:離れた所から手を振っている。
波児・マレキュール:短くいらえを返し、彼女のもとへ。
”侍女”依然:では、君達は宮殿へと向かう。「この泡屋さんで泡に乗ると、早くつけるんですよ!」
”侍女”依然:「いいですよね~」ムフー!と拳を握りしめて喜んでいる。
”超脳風水伯”玄冬:「寝心地良さそうじゃの~」
波児・マレキュール:「泡──随分と多くの役割を成しているようだな、ここでは」空を見上げながら。
GMore:と言う事で、君達は泡に乗ってフワフワと飛んでいける。これは本当に大したことのない情報だが、ここに住まう魚人たちは美容への意識が高く、マッサージ店等が目立つ。
波児・マレキュール:「"陰陽五行陣"、これまで目にしたことのないタイプのドミニオンだ。それぞれの主が統括する領域が、並べると1つの系になって……」
GMore:巨大な龍の骨のようなものが渦巻き、朱塗りにされ、宝飾をちりばめられ、珊瑚等で骨組みを作られた宮殿。贅の極みともいえるそれだが、陰陽層にあったもの程、バカの一つ覚えではない
波児・マレキュール:「広大に波及していく。水際でUGNが食い止めてはいるが……なるほど、中華深山の古老たち、侮れん。元より侮ったことなど無いが」
波児・マレキュール:泡に揺られながら、眼下の町並みを興味深そうに眺めています。
”超脳風水伯”玄冬:「神同士で覇権を争うのではなく、神々が強力して一つの陣を作り上げている。特に陰陽五行とくれば、見立ても、相互増幅も容易だったじゃろ。」
”超脳風水伯”玄冬:「これらの見立てを持つものは、中華以外ではそうお目にかかれん、とは思うが…」ふむ、と目を細める
波児・マレキュール:「品のない国柄だからな」
”超脳風水伯”玄冬:「同時に、あまりにお膳立てが過ぎている。…それも、『突破させる』方向で。波児君。わしの卦には、前に進むが吉、と確かに出ておるが……」
”超脳風水伯”玄冬:「当たるも八卦、当たらぬも八卦。困ったら、思う通りにしてくれい」
波児・マレキュール:「……フン」
波児・マレキュール:「俺はその『お膳立て』とやらにはさして危機感を持っていない」
波児・マレキュール:「さっきは『敵』と呼んだが、ギリシャでの先日の件」
波児・マレキュール:「あれのようなケースで無い限りは、神禍討滅局はわかりやすい悪性と争っているわけではない」
波児・マレキュール:「現代を生きる俺たちが過去からの恩恵を受けるのと同じように」
波児・マレキュール:「過去からは試練も訪れると、俺は考えている」
波児・マレキュール:「……だが、こと神仙どもに関してはお前のほうが専門だからな」
”超脳風水伯”玄冬:「神々はただ在るがままに在るだけ。そこに善も悪もなく。神の暴威と言う試練があるのみか」
波児・マレキュール:「その不安も預かっておこうとも」
波児・マレキュール:「……そうだ。変化が置き去りにしたものが、変化をつれてくる」
”超脳風水伯”玄冬:「いや、わしもそう変わらんよ。…それに神仙は『試練を与えるもの』と言う概念においては、あらゆる文明圏でも一、二を争うじゃろう。恐らくは、奴らが吸った信仰故に、常に我らに勝ち目があるよう縛られている気がないでもない。」
波児・マレキュール:「かつてのパラダイムシフトの揺り戻しだ。その激震の犠牲になるものがいるのならば、止める者が必要だ」
”超脳風水伯”玄冬:「じゃが、同時に仙人は、無駄な事はしないもんじゃ。九黎山脈。七仙。五行陣。三苗の蚩尤。」
”超脳風水伯”玄冬:「…まだ、何かある。」
波児・マレキュール:「……」その言葉に納得すると、返事もなしに黙り込む。
波児・マレキュール:目の前の人間を置き去りに思索に耽っているのだ。
GMore:では、そうこうしている内に泡は海底宮殿の前へとたどり着き、一人でに割れた。
GMore:考え始めれば、時間は一瞬だっただろう。玄冬の口数は少なく……依然は景色を見て、ただ目をきらきらさせていた。
GMore:パン!という大きな音で君達は到着に気付くわけだが、君達を出迎えに現れたものが一人いる。
”覆海天女”姫劉濤:緑の羽衣を波に漂わせるように纏う、肌を露出した半裸の優男──といっても190㎝弱程はある。『彼ら』の中では小柄なほう、と言った程度だ。
波児・マレキュール:「む、ついたか」
”覆海天女”姫劉濤:この男──いや、女…いや、男は、君達の姿を改めて確かめると、君達の下に走って来る。「あいたかったわ~!!!依然ちゃん!!」
”覆海天女”姫劉濤:ハグ。
”侍女”依然:「劉濤さん!!こんにちは~!!」
”覆海天女”姫劉濤:「玄冬ちゃんもあいたかったわ~!!!」ハグ。
”覆海天女”姫劉濤:───波児・マレキュールをみた。
”覆海天女”姫劉濤:「はじめまして~!!!会いたかったわ~!!」ハグ。
波児・マレキュール:「!?」
”覆海天女”姫劉濤:これは余談だが、いい匂いがする。
波児・マレキュール:「離れろ」即座に反応。良掌を揃え、胸板を突き飛ばします。
波児・マレキュール:「どちらだ風水伯、陰陽の気は……肉体的には男のようだが……いや、どうでもいいか」一瞬セクハラをしたかもと考え、すぐに思い直したようだ。
”覆海天女”姫劉濤:では判明します。
”覆海天女”姫劉濤:その衝撃が全て殺されたかのように、突き出された掌は勢いを失い、ぺたり、と肌に触れました。
”覆海天女”姫劉濤:「きゃっ!」
”覆海天女”姫劉濤:黄色い悲鳴。
波児・マレキュール:「…………」
波児・マレキュール:手を引っ込めます。
”覆海天女”姫劉濤:…これは恐らくこの男の権能である。
”超脳風水伯”玄冬:「両方じゃ。”覆海天女”姫劉濤は、中華における蛇神……”女禍”への信仰が形を成した化身。男と女、両方の性質を併せ持つ」
波児・マレキュール:「普通に恥じらうな……じゃあなんだその格好は…………!」キレ気味。
”覆海天女”姫劉濤:「でも、私はねえ、この姿が最も美しいと思うのよねえ?」ひらり、と両手をあげる。
波児・マレキュール:「……また美しい奴か」玄冬さんに。
”覆海天女”姫劉濤:「それは私の美しい舞が最も映え(バエ)るからよ!華麗にして美麗、この世で最も美しい……この私、覆海天女……姫劉濤様の美しさがね!」
”超脳風水伯”玄冬:「…そうじゃ」ぐったりした顔で。
”覆海天女”姫劉濤:「ちょっと。聞き捨てならないわねえ!あたくしの方が美しいわ!」
”覆海天女”姫劉濤:恐らく全く同じ事を言います。
波児・マレキュール:「そんな事はどうでもいい」
波児・マレキュール:真顔で地雷を踏む。
波児・マレキュール:「歓迎を受けた以上はこちらからも挨拶しておこうか。波児・マレキュールだ。”覆海天女”姫劉濤」
”覆海天女”姫劉濤:「なッ……!!そんな…………酷い!」よよよ、と崩れ落ちる。「…依然ちゃん、彼が酷いのよ~!」
GMore:無様に泣きついている。
”侍女”依然:「よ~しよし、怖かったですね~」
波児・マレキュール:「何だこの茶番は……王混といい…………」
”覆海天女”姫劉濤:「波児ちゃんね!いい名前ねえ。それじゃあ、歓迎会の準備はしてあるのよ。来てくれるかしら?ねっ。腕を振るったのよ。依然ちゃんとは、これでお別れになるかもしれないし…」
波児・マレキュール:イライラと靴先で生石灰の床を叩く。
波児・マレキュール:「お別れになる、か」
波児・マレキュール:玄冬と目配せ。
”超脳風水伯”玄冬:頷く。
波児・マレキュール:「歓待を受けよう」
波児・マレキュール:「やり合うまでの短い付き合いだろうが、宜しくしてほしいものだな」
GMore:では、”覆海天女”姫劉濤は、君達を歓待するために宮殿の奥へと案内し──
GMore:王混達がそうしていたように、己の本拠地で宴の準備を始める。
GMore:そこからは、おとぎ話に語られるようだ。魚達の踊り。豪華な海鮮、魚介類の振舞い。
GMore:これを口にするかどうかは君達に委ねられるが──
GMore:その魚介類は、では何処から出て来たものなのか。彼らの倫理観は、恐らく人間とかけ離れている事を感じるだろう。
波児・マレキュール:うーんどうしようかな。
GMore:依然はそれを額面のままに受け取って食らい、神酒に酔っています。
この辺り、何かこう…
波児・マレキュール:玄冬くんの警告を思い出して口にするのはやめておくか。
GMore:確認したい事があったら確認しておけます。
GMore:おっ。いいですね。(いい?)
波児・マレキュール:では少し、先程からの流れで嫌な予感が実像を結びつつあるのも手伝い、食物には口をつけず魚たちの踊りを眺めます。
波児・マレキュール:この男は歓待を受けると言っておいて平然とこういう真似ができる。案外芸には真剣に見入っているが……
GMore:実際私はヨモツへグイしない事、大事だと思いますよ。
GMore:では、宴もたけなわ。覆海天女は、君達が食わない事を見届けると、好悪もわからぬ笑みを浮かべて──それ以上出す事はしなくなった。
GMore:ただ、踊りが終わったころにふっという。
”覆海天女”姫劉濤:「既に分かっていると思うけれど、あたくしはねぇ、人間には、負けていい、と思っている側よ。あたくし達は身勝手な理屈で人間たちの行き先を決め、そうなるように手配したわ」
波児・マレキュール:「『そうでない側』が居るというところまで教えてもらえるとは……いや」
波児・マレキュール:「不自然もないか」
波児・マレキュール:王混とのファーストコンタクトを思い出して微妙な顔。
”覆海天女”姫劉濤:「半数はそうよ。陰陽は表裏一体。勝って通したいものがあるものがいれば、負けて、通さなかった事に安堵するものがいる。ただ、闘う時は本気よ。だって、貴方達が人類の代表であるという確証はない」
波児・マレキュール:「そうだな」
波児・マレキュール:「かつて人がお前たちを自然や運命の擬人としたように」
波児・マレキュール:「俺たちがここに居ることが、お前たちが見る『人類』とやらの擬人たりうるかどうか」
波児・マレキュール:「こういった話は正玲の方が得意か? 奴は何せ、因果の積み、返しに遊びがない」
波児・マレキュール:「それは本質だ。お前たちは『神禍討滅局』と戦っているのではない」
”覆海天女”姫劉濤:「長く生きたいものがいれば、短く死にたいものがいる。だから、結局どちらが正しいかは──「やってみるまでわからない」。だから我が君、いえ、我が愛し子はそう定義したわ」
波児・マレキュール:「俺たちの突入を成立させる──UGNを成立させる──人類の営みを成立させる──」
波児・マレキュール:「そうして大きく組み合った中で、単に一番近くにいると言うだけの話」
波児・マレキュール:「これからもっと近づく奴が、別に現れるかも知れない。そういった喧嘩を」
波児・マレキュール:「お前たちは仕掛けてきている」
”覆海天女”姫劉濤:「ふふふ。その子は随分と厳しいわね。そう。きっと議論は平行でしょうけど──人と語り合うのは、我らにとっては、とても嬉しい事ねえ。」
波児・マレキュール:「俺はあまり嬉しくもないな」
”覆海天女”姫劉濤:「じゃあ、教えたお礼に、そうねえ!一つ、勝負を仕掛けようかしら。もし言えたらご褒美をあげる。勿論、あたくしは強敵よ。この勝負に勝てたものは、未だかつて…………」
”覆海天女”姫劉濤:「そうそういないわ」
”覆海天女”姫劉濤:しなを作り、微笑む。
波児・マレキュール:「最低限の敬意を払いたいとは思っている。だがそうして討ち果たす時に躊躇が生まれたら、という恐れもある、迷える人の子で、それに」
波児・マレキュール:「まぁまぁ年だからな。しかし、そういう事であるなら」
波児・マレキュール:「受けよう、その試練も」
”覆海天女”姫劉濤:「そう!!それじゃあ、今からルールを説明するわね。あたくしは、怪物の母である焔玉ちゃんと対になる、人の創造神への信仰をうけてうまれたもの。つまり──」
”覆海天女”姫劉濤:「『ママ』と呼んでくれたら、ご褒美あげちゃうわ!」
波児・マレキュール:「……………………」
波児・マレキュール:思わず視線が玄冬の方へ泳ぐ。
波児・マレキュール:「聞き間違いか?」
”超脳風水伯”玄冬:「これは先ほどまで言っておらんかったことだが、この蛇怪は先ほど、わしの名前を知っておったろう。まあ、蛇と亀でな。この怪物が………ことを起こす前にあったことがある」
”超脳風水伯”玄冬:「………全て事実じゃ…」
波児・マレキュール:「そうか」
GMore:言えなくてもペナルティはありません!
波児・マレキュール:それから真顔のまま”覆海天女”へ向き直り。
波児・マレキュール:「制限時間とかはあるのか」
”覆海天女”姫劉濤:「どれくらい欲しいのかしら?波・児・ちゃん♡」
波児・マレキュール:敬意を払うと今さっき口にした手前、バッサリと拒絶しづらい。勝ちたいのも事実だし、何より目の前の女(?)怪が明らかにこちらの誇りのほどを試すような性質ではない
波児・マレキュール:けど嫌。
波児・マレキュール:「余り時間をかけるとそちらのほうが障るな……!」
波児・マレキュール:「いや」
波児・マレキュール:逆に考えろ。幸運だと思っておこう。
GMore:これは余談だが、女禍は蛇身の女神とされているが、女禍については非常に古い文献のため、三人称が「彼」「彼女」という「性別が不確定」である様が散見される。
波児・マレキュール:今この場に、俺の行状を面白おかしく言いふらしそうな者はいない。そのタイミングで勝負を持ちかけられたということに。
波児・マレキュール:ギラリとサングラスの奥の瞳に光が灯る。
GMore:一説には伏羲との二神一対の神であるためとも言われており、事実壁画には絡み合う蛇として描かれている………つまり、男でありながら女であり、かの神と同一化された蛇が、「母」と呼ぶ事を共用してきても、サイコではないのである!な!
波児・マレキュール:「(こいつがバラしそうになったら適当に遮るか、それより先に殺そう)」
”覆海天女”姫劉濤:ワクワクしながら待っている。
波児・マレキュール:「そうだな、勿体を付けたほうが妙なことになる。助けてくれ」
波児・マレキュール:「…………ママ」
”覆海天女”姫劉濤:「きゃ~~~~~っ♡ ママ波児ちゃんのこと甘やかしちゃう~~~♡」ハグ。
波児・マレキュール:「勝ってしまったな…………何だこの敗北感は…………」
波児・マレキュール:されるがまま
”覆海天女”姫劉濤:流石に君のプライドを鑑みたのか、少し短め。「あたくしの負けよ~~!!!!」
”覆海天女”姫劉濤:「……ふふ!失礼。呼ばれてみたかったのよねえ!苦節数千年、ようやく夢がかなったわ~!」
波児・マレキュール:「(妖怪仙人にも気を使われてしまった)」
波児・マレキュール:「おい待て」
”覆海天女”姫劉濤:「あたくし達の力で生まれたはずの我が君ですら、どうしてもあたくしの事を「ママ」とは呼んでくれないし………」
波児・マレキュール:「他にも突破者がいる口ぶりだっただろう、お前、それは」
波児・マレキュール:「ええ…………」
波児・マレキュール:「別にいいが…………」
波児・マレキュール:「別に……」
”覆海天女”姫劉濤:「それ以外だと、あたくしが直接産んだ子もあたくしの事を「パパ」って呼ぶのよ。嬉しいわ~♡」
波児・マレキュール:「産んだのにか」
波児・マレキュール:それは難儀な話だな、と流石にちょっと同情する。
”覆海天女”姫劉濤:「それじゃあ、あたくしからのご褒美。」すっ、と立ち上がり、指先で輪を作る。
波児・マレキュール:「ああ」
”覆海天女”姫劉濤:ぷっ、と吹きかけると、巨大な虹色の泡が生まれた。「まずは出口。きっと貴方達の仲間は、『木界』で待っているわ。恐らく、そこに集められている──」
”覆海天女”姫劉濤:「我ら七仙の中のリーダー格。いえ、同格である以上、取りまとめ役、ぐらいでしかないけれど。父権を司る、雷の牛神。『独骨』ね」
波児・マレキュール:「五行の木気は空高きを示す。西欧の四元素では火がそれを担うが……」
”覆海天女”姫劉濤:「そして、これは、人間に、負けてあげたいあたくしからのホントのご褒美。」掌を出す。五行にあわせた五色の石。
波児・マレキュール:「ジュピターか。成程」
波児・マレキュール:「ありがたく受け取ろう」
”覆海天女”姫劉濤:「五行補天」
”覆海天女”姫劉濤:「あたくしの権能の一つ。世界を『修復』する力──それがあれば、そうねえ。…骨ちゃんの想定通りにはいかないんじゃないかしら。」
波児・マレキュール:絆されたわけでもないが警戒する様子はない。神性圏界のルールを解体する者でありながら、あるいはそうであるが故にこの男は風土への順応が速い。
”覆海天女”姫劉濤:「そして、これはオマケのご褒美♡」ちゅっ!
”覆海天女”姫劉濤:頬にキス。
波児・マレキュール:受け取った五色の石をコートの内側に縫い付けられたポケットに仕舞う。
波児・マレキュール:「やめろ」露骨に嫌そうな顔。
”覆海天女”姫劉濤:「またね、私の波児ちゃん♡ 他の人をママってよんだら今いったこと全部忘れてでも殺すからね♡」
波児・マレキュール:「他のどころか」ふ、と小さく笑う。
”超脳風水伯”玄冬:「おお、コワ……波児君はまだ若いからいいが、ワシはもういい年じゃから、絶対に『ママ』とは口に出せんのう…」
”超脳風水伯”玄冬:身震いしている
波児・マレキュール:「お前のことも二度と呼ばん。安心しろ。じゃあな」
波児・マレキュール:「こいつわざと言ってるのか……」
”侍女”依然:「では、いきましょーっ!!」といって、開いた『門』に飛び込んでゆく。
GMore:ミドル3-4 『水界・慈蓋星母』 了!
GMore:ロイスの取得と購入が可能です
GMore:それと、判定が可能なんだった。
波児・マレキュール:おっとそうだった
GMore:”覆海天女”姫劉濤 芸術/RCの7で判定が可能です
波児・マレキュール:2dx+6>=7 ファンブるな
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2DX10+6>=7) → 8[7,8]+6 → 14 → 成功
波児・マレキュール:やったぜ
波児・マレキュール:ロイスは保留、購入はどうしよっかな
波児・マレキュール:3dx+3>=20 ブルゲチャレンジ
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10+3>=20) → 9[1,1,9]+3 → 12 → 失敗
波児・マレキュール:以上
▼星蛇化身”覆海天女”姫劉濤 
ヴリトラ・女媧への信仰から化身した蛇の仙人。
大海の権能、反殺の権能、修復の権能を所持。

性質は愛情深いが嫉妬深く、束縛的。
戦闘においては水と薬を操る他、武器としては鞭を好む。

《大海》
荒れ狂う水を司る龍神の権能。
《反殺》
あらゆる手段で殺害不可能な反神の権能。
《修復》
傷つき壊れた全てを癒す命神の権能。
GMore:以上です。五行層から権能に説明が入ると同時に数字がなくなったのは、俺が「後で説得力パズルするんだし何由来かだけかいた方がよくない?」と言う理由と、そのパズルの結果剥がれて…これは後述。ということで、バグではありません…!少し手抜きではある
GMore:では、ミドル3-4終了!!
ミドル3-5:木界・桃源謡
GMore:ミドル3-5。で、今日はこのシーンまでにしましょう!の気持ち。
GMore:登場PCは全員です!宜しくお願いします。
正玲諷呀:16→17
蔡春嵐:56→57
セレーネ・F・カナベラル:46->47
波児・マレキュール:37→38
GMore:では、君達は各々、吹き飛ばされたり、弾き飛ばされたり、送られたり等で──
GMore:その世界にいる。
GMore:説明!
GMore:──そこは、幾百倍にも巨大化した植物が生い茂り、甘い香り漂う幻想の樹海。
GMore:魔妖七仙が展開した神性圏界『陰陽五行陣』の内、木を司る。
GMore:一定の間隔ごとに規則的に配置された、通行しやすくなるための蔦の洞穴、菌糸による建造物
ちょうど喉が渇くような距離感で配置されたわわに実る甘い果実、植物で出来た巨人が自動的に耕している畑などが存在する。
人間によって管理・育成されていた牛等の食肉類犬・猫等の愛玩類が妖怪化したものが住民として暮らしている。
GMore:──『木界・桃源謡(とうげんのうた)』
GMore:君達はこの世界に吹き飛ばされ、ほぼ全員同時に、空中から落っこちて来た。
GMore:空中、と言っても上を見上げても木の幹と、天を埋め尽くす枝葉があるのみだから、恐らくは『門』が纏めてそこに開いたのだろう。
GMore:君達が落下する先には、ふかふかの苔が敷き詰められており、着地すると気持ちよく跳ねる事ができる。
波児・マレキュール:ワーディングとともに苔の絨毯に無数の標識が突き立ち、不可視の力場で減速して着地する。
GMore:無論、君達と同行していた『鉄剣枢軸団』の面々──案内!と称してついてきた、蚩尤の侍女だった女も含め、君達に遅れて空間から吐き出され、一部は真面目に、一部はボヨンと飛び跳ねて着地する。
正玲諷呀:「着地に気を使う必要がないのは助かるが、どうも遊ばれているな」2度ほどバウンドして着地。
蔡春嵐:一瞬の閃光。小さく開いた門から全身火だるまとなって地面に激突する。
セレーネ・F・カナベラル:苔に衝突、ふわりと跳ね上がる。反動を制御しながら両の足で着地する。
蔡春嵐:苔を焦がしながらゴロゴロと転がり、煤の中からようやく立ち上がる。
正玲諷呀:「波児よ。お楽しみだったようだな」自分の頬に指をとんとんとつつく。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「うひゃほーッッ!!!」ボヨ~ン。「せいッ!………フッ、10点!」両手を広げて。
蔡春嵐:「うぇっ……クッソ~あのクソザル次あったら覚えとけよ」
波児・マレキュール:「何の話だ」しれっと拭います。
”アートマン”:「───がはッ……!」そんな余裕もない。跳ねた後、大の字になって広がる。
セレーネ・F・カナベラル:「合流……させてもらったんですかね、これは。どうも手球に取られてる感じがあるなあ」
正玲諷呀:「うむ。皆、無事のようで何よりだ。時間軸がズレていたら再会もかなわんからな」
セレーネ・F・カナベラル:上着のないシャツ姿。くたびれた軍帽を手にしている。
”超脳風水伯”玄冬:「……」ローテンション。余計なこといわんとこ~、の雰囲気。
正玲諷呀:「手ひどい歓迎を受けた者もいるようだな」小覇王たちの組に目を向ける。
波児・マレキュール:「そうだな。全員の合流が適ったのはこう言っては何だが、少し意外だ」
正玲諷呀:「セラも上着がないようだが………それぞれ何があったか」
波児・マレキュール:自分も手ひどい歓迎を受けた、と言いたいところではある。口に出しはしないが。
”アートマン”:「あれは、「不在にして在」でも、「個にして全」でもない。あれが『個』だ。…私の権能では対処できませんでした。力不足です」
蔡春嵐:「見りゃ分かんだろ。戦って叩き出されたんだよ」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、まあ。こっちも中々、治安のよろしくない場所でしたね」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「……その帽子!!”最悪おじさん”の奴じゃねえか…!」
セレーネ・F・カナベラル:「そんな呼ばれ方を……ええ、向こうで一時的に合流しました」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「元々医者だったからか、人との話題のきっかけに内蔵の感触を選ぶような奴だ!間違いねえよな?」
セレーネ・F・カナベラル:「……ええ。その特徴とも一致しますね」
波児・マレキュール:「鉄剣枢団の……宇治川凍か」
蔡春嵐:「なんだよ。ロストしたって話だったけど生きてたのか」
波児・マレキュール:血痕のついた帽子から察せることを察する。
セレーネ・F・カナベラル:「外界との連絡や行き来を遮断されていたようです。何を隠そう、私も閉じ込められかかった所で」
セレーネ・F・カナベラル:「彼は私を逃がすために、"九雲公主"と取引をしました。自分の……骸を差し出したのです」
正玲諷呀:「ふむ。それで上着をくれてやったか」
波児・マレキュール:「……全員の合流が、というのは訂正したほうが良さそうだな」
GMore:会話での情報共有後、引き続きそれぞれが見てきた『陣』の情報判定を行う事が可能です。難易度高かろう、人多かった方が良かろうの精神です!
セレーネ・F・カナベラル:「ええ。死者の顔を寒い風に晒すのは、どうかと思ったので……最も」
セレーネ・F・カナベラル:「あの世界では死体が動いていました。安らかに眠った、という訳でもないでしょうね」
蔡春嵐:「そういうことかよ……けどまあ」
”アートマン”:その言葉を聞いた”アートマン”と”ラグナロック”が眼を伏せる。
蔡春嵐:「弔う機会ならそう遠くないうちに来るさ」
”アートマン”:「そうですか。確かに、彼の根底にあるのは、他者の死を否定する気持ちだった。貴方を逃がして己を断ったというのも、あながち彼らしい行いと言えるかもしれません。ですが………」
正玲諷呀:「セラよ。辛くはなかったか?目の前で自分の為に誰かが死ぬというのは堪える事ではある」
正玲諷呀:「何事かあるなら、今の内に吐き出すが良い。此処から先はそのような機会があるかはわからんぞ」
セレーネ・F・カナベラル:「……ふふ。そりゃあね」ここで合流して以後、仮面のように作っていた表情が崩れて、やや疲れたような色を浮かべる。
セレーネ・F・カナベラル:「ほとんど会ったばかりの私のために、ですよ。困惑はあるし……重いな、とも思う」
セレーネ・F・カナベラル:「彼が私にくれた以上のものは、もうどうしたって返せないんだ。弔いは……勿論、やりますけどね。全然、足りないでしょう。あの献身には」
正玲諷呀:「命を懸けられたのだ、命を懸ければ問題はあるまい。足りぬのなら、不足分は僕と波児も引き受ければ良いだろう」
セレーネ・F・カナベラル:「あら、命懸けは元々でしょう?……でも、そうだな。それしかなさそうだ」
波児・マレキュール:「巻き込むな、とも」むすっとして。
波児・マレキュール:「言えんな」
正玲諷呀:「名目上は貴様が責任者だからな」ふ。と笑う。
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ。良い上司を持っちゃったみたいだな、私」
蔡春嵐:「ったく、揃いも揃って辛気くせえなあオイ」
蔡春嵐:「お前らの中で完結してないでアタシも混ぜろよ」
波児・マレキュール:「名目上はも何も、責任者だからな」
波児・マレキュール:「……俺が辛気臭いのは生まれつきだ」
蔡春嵐:「大体返す先がないんならな、自分も他の誰かにくれてやれば良いんだ。その余り物をよ」
波児・マレキュール:「それに、俺の中ではとっくに勘定に入っている。お前のこともな」
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。明るく振る舞ったほうがいいんでしょうか?こういう時は」
正玲諷呀:「人によるであろう。僕としてはどちらでも構わないが」
セレーネ・F・カナベラル:「何分、人との別れに慣れていないのです。生まれ落ちて年月浅い身ゆえ」
波児・マレキュール:「それはお前が優秀だということだ」
波児・マレキュール:「だから今回もうまくいくだろう」
正玲諷呀:「辛み、悲しみは、泣ける胸を作っておくと楽と言うぞ」ははは。と笑う。
正玲諷呀:「さて」
正玲諷呀:「そうだな。一番負傷を被った小覇王の遭遇者が僕は気にかかっている。強いか?」
セレーネ・F・カナベラル:「人の胸で泣く、というやつですか。知識としては知っていますが、実際の経験は……ああ、失礼。そうですね、脅威の共有を優先しましょう」
蔡春嵐:「ああ。気に入らねえが、アイツ自身の言葉を借りるなら」
蔡春嵐:「七仙最強だとよ」
蔡春嵐:「実際、野郎の陣地の中とは言えても足も出なかったしな」
”アートマン”:肯定する。
波児・マレキュール:「武侠として、道士として」どかりと座る。「蔡春嵐もUGN最強だ、とりわけ目がいい、戦闘勘というのか」
波児・マレキュール:「手も足も出ない、はこの女の自分ルールに乗っ取った無用の謙遜の可能性があるが、強いのだろう」
波児・マレキュール:「どの陣だ」
セレーネ・F・カナベラル:「七仙最強、ですか。先の二柱は、力が拮抗していたようでしたが……そりゃ、全てがそうではないか」
セレーネ・F・カナベラル:「よほど有無を言わせぬ権能を持っているのでしょうか」
正玲諷呀:「鍛えるのが趣味と言うのがいたら、それだけで個体差も出てくるだろうよ」
正玲諷呀:「権能を剥がすか、相克をずらすか、どの手段を取るかな」
GMore:スッと割り込んで説明しておきます。PCの皆さんは七仙との邂逅、陣を直接歩いた事によって彼らの情報を得ました。本体の情報項目に成功したため、陣の内容の内容がわかる… と言う理屈で、情報項目は何時でも可能です。 裏の所に雑談のほうに改めて項目自体はだしておきますね
波児・マレキュール:あっじゃあ今判定しちゃいたいな
GMore:内容の内容って何?陣の内容の理屈とかタネ、みたいな話です。
波児・マレキュール:こっちに貼っちゃってください。
▼陰陽五行陣『火界・天嵐地震』 白兵/回避 10
溶岩の海。火山が武器を吐き出し、剣と槍の雨が降る。
▼陰陽五行陣『土界・岳城』 白兵/射撃 10
生き物のいない水晶の世界。広大な石の荒野の中にぽつんと城が一つ。
▼陰陽五行陣『水界・慈蓋星母』 知覚/RC 10
泡に包まれた幻想水中都市。泡の外には深く昏い海が広がる。
▼陰陽五行陣『金界・血桜伽藍虚』 交渉/射撃 10
乱雑に増改築された、何処か血生臭い気配漂う規模のしれない集合住宅。
GMore:判定可能な情報項目です
GMore:このミドルフェイズを終え、『木界』の主、その陣の判定に成功した後、シナリオ進行によって追加の情報項目が開示されます!
波児・マレキュール:2dx+9 ▼陰陽五行陣『水界・慈蓋星母』 アルティメイド服を着てRCで判定
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2DX10+9) → 10[9,10]+7[7]+9 → 26
蔡春嵐:「その辺含めてみんなの見てきたこと整理しとこうぜ」
波児・マレキュール:攻撃判定で出ろ 成功です
正玲諷呀:陰陽五行陣『土界・岳城』白兵/射撃 10 白兵で振ります。
正玲諷呀:4dx+8
蔡春嵐:火界行きます
正玲諷呀:4dx+8
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10+8) → 10[1,1,10,10]+10[4,10]+4[4]+8 → 32
セレーネ・F・カナベラル:金界いきます 失敗したらごめんね
蔡春嵐:4dx+6>=10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (4DX10+6>=10) → 7[4,5,5,7]+6 → 13 → 成功
セレーネ・F・カナベラル:2dx+1>=10 射撃
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (2DX10+1>=10) → 6[3,6]+1 → 7 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:バディムを……いただけると!
蔡春嵐:あと三点!
正玲諷呀:バディムーブ
セレーネ・F・カナベラル:やった~ ぴったり10で成功。
波児・マレキュール:本当に助かるな バディム……
GMore:マジで凄い。では全員成功だと思うので一気に出します。
▼『火界・天嵐地神』
灼熱世界・天嵐地神。妖怪仙人・弩天毛の発動した神性圏界の核。
天空より振り続ける武器類は、その全てが名前を持たないが故に権能を持たない宝貝の種子であり
弩天毛の攻勢励起により、それらは《鍛冶》の権能により覚醒、無数の魔器突き立つ大地へと変わる。
▼陰陽五行陣『土界・岳城』
荒涼世界・岳城。妖怪仙人・呑海の発動した神性圏界の核。
呑海の攻勢励起により、大地から突き出す水晶は天を覆う牢獄を生みそこに触れる者全てを喰らう虚無が城堀と化し、城は闘技場を象る。
僅か十数メートルの円。そこから弾き出されたものが、この世から消える。
▼陰陽五行陣『水界・慈蓋星母』
深海世界・慈蓋星母。妖怪仙人・姫劉濤の発動した神性圏界の核。
幻想的な都市の外、周囲を覆う泡の外は、全てを搾り潰す星蛇の胎内。
姫劉濤の攻勢励起により、星を埋め尽くす海水は酸の海に変じ、深海圧との相互作用で攻略不可能な卵殻と化す。
▼陰陽五行陣『金界・血桜伽藍虚』
鮮血世界・血桜伽藍虚。妖怪仙人・王蘭明の発動した神性圏界の核。
天地を埋め尽くす無数の巨大な建造物の内部には、天地が生まれてより
天仙となる事を求めて世の狭間に消えた無数の死者たちが収められている。
王蘭明の攻勢励起により屍人は失った魂を求めて立ち上がり、間近にある動くもの全てを食いつくす。
GMore:情報は以上です!対して攻略に必要なデータではないが、あけておくとフラグがたつ
GMore:あ、「そういえばここはどうなっていたの?」等あれば、見て来たという前提で答える事ができます。
正玲諷呀:「僕は猪の仙とあったぞ。武人肌でシンプルな手合いであったな。シンプルなだけに強い、そう言う感じだ。水晶の森と空間を削り取る不可視の力が発生する場所だった」
正玲諷呀:「敢えて言うと「無」の力か」
波児・マレキュール:「頓知のような物言いだな。だが「無」か」
セレーネ・F・カナベラル:「無を以て削り取る……切り取り加工のような能力かな」
蔡春嵐:「ざっくりしすぎてわかんねーよ。波児、解説頼む」
波児・マレキュール:「良いだろう」
波児・マレキュール:ふー、と息を吐く。
波児・マレキュール:「陰陽五行陣……その五行が今俺達の居るエリアだが」
波児・マレキュール:「木火金水がそれぞれに春夏秋冬の季節を割り当てられる中でその境界、すなわち『どの領域でもない』を割り振られた属性がある」
波児・マレキュール:「それが土行だ。金属ならざる鉱物……すなわち水晶」
波児・マレキュール:「司るのは万物の保護と虚無……そしてシンプルな武人がその主であったと言うのなら」
波児・マレキュール:「その領域が活性すれば、単純に闘争より逃げ場がないのであろうよ」
蔡春嵐:「ああー、なるほどね」
正玲諷呀:「よし、見事だ」
蔡春嵐:「たまに金持ち共が開いてるデスマッチみたいなもんか」
セレーネ・F・カナベラル:「ははあ。先鋭化した闘技場の具現、というわけですか」
蔡春嵐:「リングの周りに虎とか鮫とか放しとくやつ。やったことあるわ」
正玲諷呀:「そんな非生産的な見世物が、まだ現代社会にあるのか?」
波児・マレキュール:「香港支部は現代社会じゃないからな」
波児・マレキュール:「香港武林は、と言い換えたほうが良かったか」ちょっと気を使った!
蔡春嵐:「変な気ぃ使うなよ。まあアタシらが粗方荒らし回ったからかなり減ってはいるけどな」
波児・マレキュール:「そう。春嵐が入ると賭博が成立しなくなる」
波児・マレキュール:「"小覇王"が」小さく咳払いして言い直す。
セレーネ・F・カナベラル:「あ、参加者として出るんですか」
セレーネ・F・カナベラル:「こう……取り締まったりとかではなく……」
正玲諷呀:「まぁ、今から動物と戦うという意味であれば、そうやることは変わらないか」
蔡春嵐:「そういうことよ。リングをぶっ壊すなら自分もリングに上がるのが一番早いってな」
正玲諷呀:「ならば、他の奴らのリングはどのような?」
正玲諷呀:「ざっくりでも波児が解析してくれるだろうよ」
波児・マレキュール:「カナベラル。お前の見てきたものが気になる」
セレーネ・F・カナベラル:「さっき言ったように、動く死体がいましたね。それも沢山」
セレーネ・F・カナベラル:「互いに見境のない闘争を繰り返し、喰らい合う……という営みを繰り返していたようでした」
波児・マレキュール:「まるで地獄だな」
セレーネ・F・カナベラル:「それと、無数に増築を繰り返されたスラムのような建造物が広がっていました。九龍城砦、とはああいったものを呼ぶのでしょうか」
正玲諷呀:「それは、あれだな。汚いヴァルハラのような営みよな」
波児・マレキュール:「あんまりな表現だが、正鵠を射ているやも知れんな」
蔡春嵐:「なんかさっきから九龍城に対する誤解がひどい気がする」
波児・マレキュール:「お前は本来の九龍城があった頃生まれてないだろうが」
波児・マレキュール:自分も10歳いかないくらいに無くなったが。
蔡春嵐:「意外とちゃんとしてるからね?今度見に来てみろよ」
セレーネ・F・カナベラル:「そう、裏じゃないですよ、表の方です……私も古い写真で見たばかりですが」
蔡春嵐:「あー、本家本元ね」
セレーネ・F・カナベラル:「それに規模で言えば、こっちで見たもののほうがずっと上ですね。あるいは雲に架かるかというほどの高さでした」
波児・マレキュール:「半ば消去法になるが、金気」
波児・マレキュール:「器械(武器)による闘争と、流血。それがルールか。不死は副産物だろう」
波児・マレキュール:淡々と分析を口にしていく。
蔡春嵐:「闘争と流血ねえ……殭屍を使う連中ってのは手っ取り早い"兵隊"として使ってると思ってたんだけど」
蔡春嵐:「わざわざそいつらを争わせて減らすってのも変な話だな」
蔡春嵐:「結局何がしたいんだ?そこの主は」
正玲諷呀:「人の営みの縮小再生産ではないか?起床、労働、闘争、就寝。いずれ来る8倍速世界の見立てとかな」
セレーネ・F・カナベラル:「曰く、死の間際における人の選択、意志にこそ輝きがあるのだと」
セレーネ・F・カナベラル:「宇治川さんのあの最期も、彼女にとっては望む所だったのでしょう。……人間種の寿命を短くする、という目的に同意する理由も十分に見えます」
蔡春嵐:「あー、人の死に様でよがってる変態か。いいね」
蔡春嵐:「あの糞ザルに続いて、気持ちよくぶっとばせそうだ」
波児・マレキュール:「死を無限に繰り返し、武技を練達させてゆく。住民も妖仙ではなく、仙道を志ざし山入りした人、ということになるか」
波児・マレキュール:「当然、牙を剥けば突きつけられるのは『死』だろうな。ふん……」
セレーネ・F・カナベラル:「そうですね。個人的には是非とも、生者の刃を以て叩き潰してやりたいところ」
波児・マレキュール:「そうしてやれ」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ。必ず討ちますが、死んでもあれと刺し違えるのだけは嫌です」
GMore:あれ(スーパークソ女)
正玲諷呀:「セラが刺し違ったら、僕の苦労が増えそうだ。そうならないようにしなくてはな」
波児・マレキュール:「お前も勝利条件の定め方がらしくなってきたな、なんというか」
波児・マレキュール:「だが、それでこそエトランゼだ」
正玲諷呀:「ふん。金行ならば僕の碧炎の餌食であろう。火気金に克ち だ」
蔡春嵐:「おっし、その意気で行こうぜ。あのサルへのリベンジにはみんなの力も必要だしな」
波児・マレキュール:「では、俺と風水伯の降りたところだが」
波児・マレキュール:「大海に浮かぶあぶくの中に作られた都市だ。言うまでもなく水気水星、陰陽五行陣『水界・慈蓋星母』」
波児・マレキュール:「生命の湧出と回帰──泡の弾け水に飲まれれば、そのまま心身ともに溶解する」
波児・マレキュール:「物理現象としてはおそらく、酸だ。陰陽陣で宇宙空間を模していた部分が、その膨大な深海圧によって生存・生命活動に必要な全てを奪う」
波児・マレキュール:※陰陽陣で宇宙空間を模していた部分がまるまる海に変じ、 に修正
波児・マレキュール:「神性としては蛇がベースだな。水神として広く祀られる、その体内がそのまま陣となっている。生半な準備では、対策のため動くことすら許されまい。最も──」
波児・マレキュール:「あの領域の主はかなり分かりやすくこちらに負けたがっている。餞別も受け取った」
波児・マレキュール:懐から5つの石を取り出す。
蔡春嵐:「マジかよ。あの無愛想な波児がよく気に入られたもんだ。神様の趣味ってのはよくわかんねーな」
正玲諷呀:「その蛇仙は女か?」
蔡春嵐:「一体どんな手使ったんだよ」いたずらっぽく肘を当てる
波児・マレキュール:「女といえば女だ……やめろ小覇王!」
セレーネ・F・カナベラル:「女……なるほど、そういう」先程拭っていた頬を見遣り。
波児・マレキュール:「正玲もどういう意図の質問だ。いや」
波児・マレキュール:「分かる、分かるが…………」
正玲諷呀:「色仕掛けで篭絡できるのであれば、それに越したことはないだろう」
波児・マレキュール:「俺は。かなり。この五行陣の攻略に真剣だからな」
正玲諷呀:「波児に出来るならば、それは面白いという本音もある」
波児・マレキュール:「色仕掛け、という所は否定しておきたいが」
波児・マレキュール:否定した先はドツボだ。
”超脳風水伯”玄冬:「……」実際に何があったかは口にしない。
セレーネ・F・カナベラル:「仕掛けられた側ってことですか?」
波児・マレキュール:「その体たらくで俺が、さも役に立つ道具を持ってきましたとばかりに怪しいレネゲイドアイテムを取り出す人間だと思っているわけでもあるまい」
波児・マレキュール:不機嫌そうにセラちゃんを睨む。
蔡春嵐:「ああ、安心しろよセラ。このオッサンはだいぶ度を越した朴念仁だ」
正玲諷呀:「ふむ。そうすると、この世界は雰囲気からすると木界と言う事になろうな」
蔡春嵐:「色仕掛けとかそういうの、多分気づかないんじゃないかな……」
波児・マレキュール:「”覆海天女”姫劉濤。やつもそう言っていた。合流地点は木界であるとな。……与太話はいい、"小覇王"」
波児・マレキュール:「お前だ。最も厄介な敵」
波児・マレキュール:「……火界」
蔡春嵐:「おう。つまりアタシんとこは消去法で……」
蔡春嵐:「そうそう、それだな」
セレーネ・F・カナベラル:「いえ、まさか骨抜きにされたと思ってた訳じゃ」かぶりを振る。「春嵐の言う通り、持ち前の無愛想で見事に跳ね除けた上で、モノだけ巻き上げてきたのかな……と」
波児・マレキュール:かなり正解を当てられて嫌な顔をする。
蔡春嵐:「あそこはそこら中からマグマの吹き出す岩山だ。それだけでも大分不快指数高かったが」
波児・マレキュール:「人間が分かりすぎるのも良し悪しだぞ、カナベラル」
蔡春嵐:「極めつけは、吹き出したマグマが固まって武器になって振ってくることだな。文字通り槍の雨ってわけ」
セレーネ・F・カナベラル:「む、気に障ったなら申し訳ないです」少し憶測でものを言い過ぎたかな、と反省している。
蔡春嵐:「多分アレ、無銘の宝貝じゃないかな。ちょっととはいえアタシの棍と打ち合えてたし」
セレーネ・F・カナベラル:「なるほど、刃鋼を鍛える火ですか」
正玲諷呀:「なに、セラつまるところ図星だったのだろうよ」
正玲諷呀:「錬鉄の仙人。人以外で道具を使う動物、つまりは猿か」
蔡春嵐:「そう、猿。わかりやすく戦神の系譜ってやつだな」
蔡春嵐:「住民も血の気が多かったけど、あのボスザルはマジで強い」
蔡春嵐:「孫行者の真似事は大体"伝承通り"のスケールでやれちゃうっぽいな」
波児・マレキュール:「鉄を鍛える火だな。単純な強さに加え、おそらくは最もこちらに取って相性が悪い相手だ」
正玲諷呀:「この文化圏で猿と言うとアレだからな」
波児・マレキュール:頭が痛い様子で眉間を揉む。
セレーネ・F・カナベラル:「天焔玉が道具そのものの神格であるならば、道具を扱う側の神格ですか」
蔡春嵐:「アタシもちょっと喧嘩売ったらアホみたいな数に分身されて叩き出されちまった」
波児・マレキュール:「その手の神というのはな、概ねにして不死であり、そして同時に征服者の性質を持つ」
蔡春嵐:「アレだけでもヤバいけど、それにあの無限湧きする宝貝が合わさったらどうしようもねーな」
波児・マレキュール:「悪伐、神話になぞらえれば異教の神を悪鬼悪神として討伐する宿命を持っているのだ」
セレーネ・F・カナベラル:「異教の神……外界からやって来た侵略者、ですか」
波児・マレキュール:「即ち神殺し殺し」
セレーネ・F・カナベラル:「つまり、此処における今の私達のような」
波児・マレキュール:頷く。
蔡春嵐:「うん、だからアイツだけは他の神とは心構えから違う」
正玲諷呀:「負ける気がない、と言うやつだな」
蔡春嵐:「そういうこと。最強の上に狡猾、おまけに本気で『勝ち』に来てやがる」
正玲諷呀:「人の可能性に価値など見出していないのならば、その部分で付け入る隙はない訳だ」
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。七仙最強の相手に相性でも不利を取っているというのは、なかなか風向きが良くないや。おまけに闘志も盤石ときてる」
蔡春嵐:「先にぶっ倒した二柱も、相手の驕りを付いて突破口にしたようなもんだ。同じようには行かねーだろうな」
波児・マレキュール:「これが最悪なとこだと思うんだが、数も多い」
蔡春嵐:「大勢で一柱の神をボコれるのはアタシらの唯一のアドバンテージだったもんな」
セレーネ・F・カナベラル:「まあ、向こうの強さの要が道具ということであれば、すべきことは自ずと決まってくるのではないですか」
正玲諷呀:「ふむ。僕らの侵蝕の事も考えれば、余裕があるわけでもないしな」
セレーネ・F・カナベラル:「権能そのもの、よりは。幾らか剥ぎ取りやすいでしょう、宝貝という形を持つのであれば」
蔡春嵐:「ああ、まー問題はあのクソザルの肉体自身が神様の武器そのものってことなんだけど」
蔡春嵐:「確かにやりようはあるよ。頭に血が昇ってる奴相手ってのは隙もデカイ」
蔡春嵐:「次はアッツアツの鉄に思いっきり冷や水ぶっかけてやるさ」
GMore:君達は合流し、各々が観測してきた陣の内部情報、そしてその陣を張った七仙の情報を共有した。
GMore:火界・土界・水界・金界。五行に準えた陣。残るは──木。今、君達がいるこの世界だ。
GMore:そして、その陣の案内役として、陰陽層からついてきた”侍女”が今君達と共にいる。彼女は、君達の会話が一段落するのを待っていて、四つの陣の情報を整理し終えた所で君達に声をかけた。
”侍女”依然:「それでは、お父様のところへ向かいましょう!私が案内しますね!」
”侍女”依然:ばっ、と両手をあげる。「ついてきてください!」そういって、大きく両手をあげて歩く。
目的地へ向かうつもりはあるが、それまでは少しかかりそうだ。
”侍女”依然:縁 起 縁 滅
一 幕 幕 重 演──♪
”侍女”依然:花 謝 花 開
一 年 年 更 迭──♪
”侍女”依然:正月里采花无哟花采
二月间采花花哟正开──♪
”侍女”依然:暫く、彼女は君達を先導して歌を歌っていた。峨眉山、季節の花を歌う、四川の民謡。
”侍女”依然:ふと思い出したように、彼女は歌を歌うのをやめて、君達に声をかける。
”侍女”依然:「……そうだ!聞いてませんでした。皆さん、ここにこられるまでは、どんな事をしていたんですか?」
波児・マレキュール:「ここに来るまで、というのは。地上でという意味か」
”侍女”依然:「そうです。私は、思えば峨眉山から出た事はないので!私は、ここの仙人、”平地星”独骨の娘。『依然』です。
 力の強い神仙ではありませんが、役目があって存在しています。」
”侍女”依然:「貴方方を案内し、歓待しろ、というのはお父様からの言いつけですが……歓待する相手の事を、何も知らないのは少し……寂しいな、と思いまして」
波児・マレキュール:「……」通常なら、この質問は歓待の最中に齎されるものだと思うのだが。
波児・マレキュール:理由は類推できなくもない。当たっているかは判らないが。
蔡春嵐:「ははは!依然、そういう質問ってのはな」
蔡春嵐:「実際の酒の席まで取っとくもんなんだぜ。話題に困った時のためにさ」
波児・マレキュール:「"小覇王"」
波児・マレキュール:「……いや」思い直す「悪くない着眼点だ」依然へと視線を遣る。
”侍女”依然:「酒の席?」首を捻る「はい!ですから、その『前』に聞いておきたいなと──」
”侍女”依然:「”人間”はそうなんですか?」
”侍女”依然:「………」理解できないように何度か首をひねる。「わかりません!頑張ってみますね」
波児・マレキュール:「頑張る、か」
正玲諷呀:「過去を語る事は、僕たちが不利になる事柄かもしれん。その人也を深く識ることで魔術、呪術はかけやすくなるからな」
セレーネ・F・カナベラル:「そんなに変なことでもない気はしますけどね、私の感覚としては。……まあ、諷呀の言うことは最もですが」
正玲諷呀:「だが、ま、こちらも似たような事をして相手を斃すそうとしているのだ。語らぬのは公平でないのかもな」
セレーネ・F・カナベラル:「最も、この子に本当に邪気があるならもっと前に酷い目に遭っている気もしますけどね。今の所は、きちんと案内役を務めてくれている」
波児・マレキュール:「歓待の前に人となりを知りたい、というのも分からんでもない。俺達が、例えばヒンドゥー教徒であるかも知れんしな」
蔡春嵐:「アタシはそこは別に心配してないいけどな。仮になんかされても力ずくでぶち破ってやるさ」
セレーネ・F・カナベラル:「UGNの食事会だって、アレルギーや苦手な食べ物がないか、って確認が来ますものね。いつも」
”侍女”依然:「あっ!そう!そうですね!…多分、アレルギーが起こる事はないと思うのですが──肉類が苦手な方は…」
”アートマン”:肉類は食わないが、この手の存在と会話することを忌避しているので、苦虫をかみつぶした表情で黙っている。
蔡春嵐:「え、波児いつの間にか改宗してたの?」
蔡春嵐:「でも香港で豚食ってなかったっけ?」
”侍女”依然:ほっとした表情。
波児・マレキュール:「豚が食えない宗教はイスラムだ」
波児・マレキュール:「仮にも香港支部長がな……」
波児・マレキュール:「まあいい。俺の話なら、UGNとしてこき使われてアジア圏を飛び回っている」
”侍女”依然:「それで、やっぱり聞くからには、私からですよね!えーと、私は、十年ほど前に生まれまして…」
波児・マレキュール:「おっと」口を噤む。
”侍女”依然:「生まれの峨眉山には、人間と交流を持つ仙人もいて、七仙は特に、人間の文化や在り方に興味、好感を抱いていた人達です。そんな方達に囲まれて、私も人間の方たちには興味があったのですが──この『陣』が発動するまで、人間の方々とはあったこともありませんでした!」
セレーネ・F・カナベラル:「ああ、そっちも興味がありますね。このような山から出ずに、どういった暮らしをしているのかと思っていたので」
”侍女”依然:「そうです!そのUGN…?アジア圏!みたいな話も、聞いてみたかったのです!」むん、と拳を握る
セレーネ・F・カナベラル:「あら。すると、私達がファーストコンタクトなんですか」
波児・マレキュール:「実際に野に下りて人を目にしてみれば、それなりに碌でもないやつらだぞ、あれは」
波児・マレキュール:「お前たちと同じ程度にはな」
”侍女”依然:「そうです!私、喜んでいます。陛下は幼虫だった頃に人間を見た事がある、というので……随分と反撃の材料に使われました!私の方がお姉さんなのに!」
”侍女”依然:「これでイーブンです。やったー!」
セレーネ・F・カナベラル:「そこまで強い興味があるなら、こっそり抜け出してみようとは思わなかった?」
”侍女”依然:「ええ。私には役割があります。私の父を含む七仙は、それぞれ神の伝承からなる力を吸い…伝承に等しい力を得ていますが──その父に生み出された私にも、似た系統の力があります。だから…」
”侍女”依然:「私の興味は、私の自由にしていいものではないのです」
セレーネ・F・カナベラル:「生まれついての役目、ですか」
”侍女”依然:「人間、よくない所もたくさんあり、決して、自然に愛されるだけの存在ではないと聞きます。俗世が嫌いで、人間から逃れてきた妖怪の方々も、一杯いました。…そういう所も含めて、本当はどうなのかな、と思っていたのです」
波児・マレキュール:「聖餅、聖体。あるいはミノアに一日だけ君臨する王」
波児・マレキュール:「それで牛の似姿を取るか。言っておくが」
波児・マレキュール:「この際な──少なくとも、直前まで会話していた相手を腹に入れる文化圏で暮らしていたやつはこの場には居ない」
”侍女”依然:「…………」
波児・マレキュール:「だから、そうするのが当然だという態度でいられたままでは困るな。何故そんな事をする必要がある。お前の『役割』とはなんだ、依然よ」
蔡春嵐:「あ?どういうことだよ波児?」波児と依然を見比べて
蔡春嵐:「え、いや、マジか……"そういう"こと?」
波児・マレキュール:「風水伯の卦(うらない)と、角に提げられた札からの帰結として」
波児・マレキュール:「そういうことだろう。この侍女は俺達に勝機を齎す吉兆のひとつだそうだ」
蔡春嵐:「………」
”侍女”依然:「──私の父、”平地星”独骨は、生命を管理し増やす、雷牛の化身。それにまつわる”神話”を得て力を増した──」
”侍女”依然:「その神の”子”には、『父を打ち斃す』力が宿るのだそうです。私の父、独骨は常にこういっていました。」
”侍女”依然:「その命を使い、人に奉仕する事が喜びであるのだと」
GMore:「私の肉を食べる事で、貴方達に、神を打ち斃す力を与えること。それを以て、五行層を突破していただく事──」
”侍女”依然:「それが、私の役目です!」ぐっ、と拳を握る。「でも………もしかして、お食べに……ならない?」
セレーネ・F・カナベラル:「それが、君の言う饗しですか」顔を顰める。
正玲諷呀:「気は進まないな。僕はつい先刻まで言葉を交わしていた知性体を餌になぞしたくはないぞ」
蔡春嵐:「依然、仮にオマエが」
蔡春嵐:「明日絶対死ぬような病気にでも罹ってて、でもどうしてもここの神様連中をぶっ殺したいから是が非でも食ってくれって言うなら」
”侍女”依然:「でもでも、人間は、畜獣を、食べるために育てられるんですよね?私も、その血を引く牛ですし──食べられる事は、もちろん!……その、私の生まれた理由の、全てであるというか…」
”侍女”依然:「…」
蔡春嵐:「まあ、ガマンして食うかもな。アタシは」
蔡春嵐:「でもそういう訳じゃないだろ」
蔡春嵐:「真面目に生きてねー奴の命を背負う義理はない」
蔡春嵐:「誰かに命令されて捨てるような命ならその辺の豚にでも食わせとけ」
蔡春嵐:苛立ちを隠さずに吐き捨てる
セレーネ・F・カナベラル:「……言葉と心の通じる相手を血肉にするとは、人ではなく獣のすること。人間が否定してきたやり方だ」
セレーネ・F・カナベラル:「これが神と人との戦いだと言うのなら、私達は人間のやり方を通して勝つべきです。私は、そう思う」
正玲諷呀:「自分の意志で食われたいならともかく、そのように育てられ、そこに疑問を持たぬようなら、食う価値などない。と、まあ、そういう事だな」
”侍女”依然:「……………」案内する歩みを止め、何かを失ったように呆けている。「……そんな…」
波児・マレキュール:「俺は正直、お前を食肉とすることを拒む論拠はあまり無い。人間は畜獣を食べるために育てる。だが、まあ──」
波児・マレキュール:幼少時には、何の肉かよくわからないようなものも食べた。貧民街の出である。
波児・マレキュール:「一番いい加減な答えになるが、自らの中の禁忌に触れてこの場のルールに従うのは。やはりカナベラルの言う通り、あるべき戦い方ではないのだろうよ」
GMore:───そんな君達の鼻腔を、一際濃い、酒のような甘い香りが擽った。
”平地星”独骨:地面に生まれた、発酵した果実の液溜まりから、ぐにゅり、と太い木の枝が生み出される。それがねじれるように形を作り──
その形が結実する。
”平地星”独骨:「…これは、私の失態ですね………」地の底から零れるような、丁寧だが、圧のある声音。「…そちらの方が……」
”平地星”独骨:「良い肉になると思っていたのですが……味だけを見てしまったが故に、消費者に……感づかせてしまうような娘に、育ててしまった」
波児・マレキュール:「こちらの占術が優秀だったと言って欲しいな。知らぬ間柄でもないだろう……あるのか?」どうでも良さそうに。
”平地星”独骨:「…ようこそ、皆さん。私の世界……『木界・桃源謡』へ。私は…歓迎しますよ」
波児・マレキュール:”超脳風水伯"を顎で示します。
セレーネ・F・カナベラル:「我々が消費者なら、君は生産者か。なるほど、親と呼ぶよりはずっと相応しいでしょうね」
”平地星”独骨:「…ああ、”玄冬”ですか。ええ、彼は、”異邦人”として、中華の仙洞を監視していた。交流のあるものも…いたようです」
”平地星”独骨:「…大方、劉濤が入れ知恵でもしましたかね……困った。品質の管理には……注意を払っていたのですが」
正玲諷呀:「そちらの事情や倫理観に嘴は突っ込まないがな。要件があるなら今の内に言うが良い」
蔡春嵐:「ああ、さっさとした方がいいぜ」棍を抜き放つ
”平地星”独骨:「私の要件は、やはり一つ。私達を……全力の元に打倒し、五行層を突破。陛下の元へと『至って頂く』こと。そのための──鍵として。」
蔡春嵐:「これでもぶん殴るのを必死にガマンしてるんだ。モタモタしてるとまともに喋れなくしちまうからよ」
”平地星”独骨:「我が権能を打破し得る鍵──依然を生み、あなた方へと与えるつもりだったのですが──当てが外れましたね。ですが…」
”平地星”独骨:ゆっくりと右腕をあげる。
”平地星”独骨:君達の肉体が、君達の意思に逆らい、一切の身動きがとれなくなった。これは、父権を司る神──
波児・マレキュール:「……!」
”平地星”独骨:それらに準ずるものが持つ『支配』の権能です。
”平地星”独骨:『───その神は天地の全てを支配し、あらゆる神の上位に立ち、全ての命脈を管理している──』
波児・マレキュール:瞬時に《ワーディング》を展開し、影響力を弱めようとする。
セレーネ・F・カナベラル:(……なるほど、当然のように宣うだけの事はある。『鍵』がなければ、自分を打ち破ることはできないなどと)
蔡春嵐:「テメエ……」無理やり身体を動かそうとするが、突きつけた棍の切っ先を小さく震わすことしか出来ない
”平地星”独骨:「その刃を向ける相手は、私ではありませんよ。……人間よ。貴方がたは素晴らしい。私達を管理し、増やし、愛情をこめてくださった。だから、私達は……愛情をこめて。貴方がたの、利益になるように、知性を使い、力を使い、奉仕するのです」
波児・マレキュール:神秘を貶め、朽ちた過去へと変える波児のワーディング。だが、それすらも封じられているとしたら。
”平地星”独骨:「あなた方のために」その刃を、武器を、思考を、男は少女──君達に喰わせるべき『肉』である、依然へと向けさせようとし──
セレーネ・F・カナベラル:明確な敵意の込もった視線。不可避の重圧めいた支配の前に、構築した人間体の解除すらもできない。強張った身体を震わせるばかり。
”侍女”依然:「逃げてくださいっ!!!!!」”その神を打倒し得る”権能を持つ、その娘が──叫びと共に、それを打ち消した。
正玲諷呀:「この短い間で絆されたものだ!余計なものを背負わされたな、これは」
正玲諷呀:腕を軽く振る。脚も動く。
正玲諷呀:依然の首根っこを掴み、走り出す。
”超脳風水伯”玄冬:「撤退じゃ!!!───策がある。そう長くはもたんが──」
”超脳風水伯”玄冬:「こっちじゃあ!」ばっ、と背中に背負っていた巨大な亀の甲羅を振り上げる。その甲羅の中は、異界に繋がっており──
波児・マレキュール:今度こそ《ワーディング》が波及する。柵のようにばらばらに互い違いに突き出した白柱が力場を編み、わずか移動を阻害する。意識をそらす。
波児・マレキュール:「でかした」コートをはためかせ、飛び込む。
セレーネ・F・カナベラル:枷が消散すると同時、赤い電光が発散する。重力と磁力によって編まれた防壁が、独骨の追撃を僅かに遅らせる。
”侍女”依然:「───っ!!」諷呀に首をつかまれ、その速度に、つの字に折れ曲がりながらつれていかれる。
蔡春嵐:「十分!」棍を振り回す。鞭のように周囲の樹や標識に絡みつき、それらをデタラメに引き倒して道を塞ぐ。
正玲諷呀:「おい、依然 僕たちの過去を知りたいと言ったな。僕の過去を教えてやる」
蔡春嵐:「クソ牛!テメーはたった今クソ猿を超えてぶっ殺すランキング一位になったからな!」
正玲諷呀:「その命を使い、人に奉仕する事が喜びであるのだ。と自らの命も懸けずに強要する輩に、例外なく口内に聖剣を打ち込んでやったぞ」
”平地星”独骨:────ガシャアンッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

天を貫き振り落ちる、光条。古来より、『雷』は『木が生む』ものとされていた。故に備わる──雷の権能。
その破壊力は、いわんや、天災の象徴であり。あらゆる神の頂点に立ちうる──そう称するに相応しいと言ってあまりある。
蔡春嵐:「首を洗って待ってやがれ!!」捨て台詞を吐いて穴へ飛び込む
正玲諷呀:「他人の事情で命を利用されるのはな、クソ喰らえだ」
正玲諷呀:そんな事をほざいて飛び込んだ。
”平地星”独骨:あらゆる防壁はその神威の前に無力。しかして──…「……やはり、私に……師博(センセイ)程の……丁寧さは、ありませんね…」………一帯、灰燼と帰した森の中で。牛の怪物が、頭を垂れて嘆いた。
GMore:──ミドル3-5。『木界・桃源謡』終了。
GMore:ロイス・アイテムの購入。以下の情報項目の判定が可能です!
GMore:▼雷牛化身 ”平地星”独骨 RC/意思 7
▼陰陽五行陣『木界・桃源謡』 調達/意思 10
果実が所狭しと成る樹海。川には甘い酒が流れている。
波児・マレキュール:雷牛化身行きましょう
正玲諷呀:バディムの構え。
波児・マレキュール:2dx+9>=7
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2DX10+9>=7) → 6[1,6]+9 → 15 → 成功
蔡春嵐:よくやった
▼雷牛化身”平地星”独骨 
”平天大星”牛魔王・ゼウスへの信仰から化身した牛の仙人。
豊作の権能、天の権能、支配の権能を所持。

性質は穏やかで実直だが、頑迷。
戦闘においては雷と植物を操る他、巨大な棍棒を用いる。
化身は現在、中央地帯に存在する巨大な原身の前で畑仕事に勤しんでいる。

《豊作》
大地に生命を生み出す農耕神としての権能。
《天》
気象を司る天空神としての権能。
《支配》
全てを支配する父権神としての権能。
セレーネ・F・カナベラル:じゃあ桃源謡いきます
セレーネ・F・カナベラル:3dx+1>=10 意志
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10+1>=10) → 10[2,8,10]+2[2]+1 → 13 → 成功
正玲諷呀:よーし優秀な同僚たち
GMore:こいつには弱点があり、牛魔王、ゼウスともに「子供がいる」と言う設定で、尚且つ何れも子供が物語上の「弱点」になり得た共通点があります。よってこいつは依然の肉を食べるか、依然そのものが父親に反骨する(これはロールでそうなりうるな…)事で、攻略が可能になる存在でした。ということで…
▼『木界・桃源謡』
樹海都市・桃源謡。妖怪仙人・独骨の発動した神性圏界の核。
規則的に編まれた樹海世界は、効率的にあらゆる場所に力を送るための陣と化している。
あらゆるものの生命そのものを活性化させる《豊作》の権能を強化し、影響下にあるものを強化。更なる異形へと変換する。
GMore:以上の全情報を抜いた事により──
GMore:次のミドルフェイズ、3-6。”超脳風水伯”玄冬のワーディング空間内『武界・奇門遁甲』内で追加情報が解禁されます!
GMore:では、ミドルフェイズ3-6前に、マスターシーンを開始します。これ、本当にどうかと思うが…
GMore:おっと、そうだ。情報項目は出したので
GMore:ロイス・購入です!
波児・マレキュール:ロイスそのまま!
蔡春嵐:ロイス保留で
セレーネ・F・カナベラル:こちらもロイス保留で
正玲諷呀:僕も保留で 何を買うか
波児・マレキュール:3dx+3=>14 大鎚
波児・マレキュール:3dx+3=>14 小文字になってなかった
蔡春嵐:ダイスボット合ってる?
波児・マレキュール:3dx+3>=14 まだ大文字混ざってました
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10+3>=14) → 7[1,4,7]+3 → 10 → 失敗
正玲諷呀:バディムする?
波児・マレキュール:大丈夫! 終了です
蔡春嵐:ぼでま買います
蔡春嵐:1dx+1>=12
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 4[4]+1 → 5 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:応急買っておこ
セレーネ・F・カナベラル:1dx>=8
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1DX10>=8) → 10[10]+5[5] → 15 → 成功
正玲諷呀:ボディーアーマー
蔡春嵐:以上!
正玲諷呀:2dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (2DX10) → 6[1,6] → 6
セレーネ・F・カナベラル:回るじゃん
正玲諷呀:無理。以上。
セレーネ・F・カナベラル:以上です
GMore:以上全部確認!
マスターシーン
”蚩尤”: ──九黎山脈『太極層』中枢土台・成都載天山。
長城の如くして天へと延びる、鼎のような世界にその男はいた。

「──ヅァハハハハ!!五行層を超えてくるのは、当然……奴らであろうと踏んでいたが」

 怪人が、最終中枢──世界蛹・不周山を背にして笑う。
新たな世界のルール──即ち創世理生み出す要たる世界蛹=蚩尤の『原身』から別たれた化身として立つ最終番人、この世に最も無数たる存在の王。
”泰山大帝”宇治川凍:その言葉に対し、刀を抜き払い、答えとする──軍人の装いをした長髪の男。

「”泰山大帝”…宇治川凍」名乗りは短く。──直後、二人の怪人の間で火花が散る。
”蚩尤”
 刃が振り抜かれ、それを迎え撃った拳が弾いた。互いに僅かな隙。
その違和感に、蚩尤は目を瞠った。鋼の肉体を持ち、武器神の権能を持つ蚩尤の肉体と打ち合える武器は存在しない。

 返す刀、捻りこむような突きを蚩尤は掌で受けてその正体に気付く。

「なるほど。蘭明を──!」
”蚩尤”
──蚩尤の肉体を構成する鋼の外殻。掌の可動域のため、動かし得るその隙間を──神気纏った刃が貫いている。
これが意味するものは簡単だ。『判定勝ち』──いうなれば、『蚩尤に外傷を与えうる可能性』を収束し、実現してみせたのだ。これこそが『勝利』の権能。
母であり臣であったものの力が己に牙を剥いた事実に、蚩尤は、唇をかみしめて笑った。
”泰山大帝”宇治川凍
「──よおく効くだろう、神話の再現は──!」

振るう刃が、的確に蚩尤の装甲を削る。
魔妖七仙は、意識的ではないものの複数の神格への信仰を受けて、己が力の出所を複数とする事で、純粋な神話上の弱点を弱点足り得ずしている。
だが、”蚩尤”にはそれがない。即ち、神格の逸話への影響を大きく受けた。黄帝を補佐した勝利の女神──
『九天玄女』の力を受けた、傾国と勝利の魔女の権能は、蚩尤への致命的なクリティカルだ。
”蚩尤”:「確かに効くッ、だが!!!」

がきん。
──金属の散る音。

「──オレを甘く見るなよ」

然し、それを補って余り得る”力のスケール”がこの世にある。蚩尤の権能は大まかに三つ。
あらゆる武器を生み出した逸話を持つ、鋼の肉体を持つ存在──『武器神』『英雄神』の側面を同時に持つ、『鋼神』の権能。
軍勢を率い、天地、魍魎、あらゆる『零れた』ものを味方として扱い、勝利を繰り返す『軍神』『逆神』の側面を同時に持つ、『戦乱神』の権能。
そして──彼のオリジナル。多くのものが、王者であると認識して疑わない──甲虫。即ち、『力強きもの』の権能!

「ッッッッ!!!!!!」
”泰山大帝”宇治川凍
──が シャ ァ ッ ツ ! ! !

振り下ろされた右の手刀で砕け散った武器に態勢を崩した宇治川凍が、左の拳を顔面に受ける。
そのまま軍服の男は右半身ごと引きずられるように千切れ飛び──生命反応を消失。

その先の景色。身軽になったその死体の後ろで─”見慣れた女”が微笑んでいる姿が見えた。
 宇治川の振るった権能は、簒奪したものではない。あくまで女が加護として与えたもの。
その事実に、死体への追撃が遅れた事が、その怪人の敗因だった。
”蚩尤”
”蚩尤”の視界が赤く潰れた。

「……ッ、な……」

喉元。それは人ではなく、甲虫を元にした化身である蚩尤にとっての心臓、経点であり──
理解して狙えるものは限られている。少なくとも──人間ではない。突き立った刃が、神の命脈を裂く。

「蘭…明!なん………ぐッ、がああ!!」
”泰山大帝”宇治川凍: 右半身を失った宇治川凍の肉体が、残る左腕で割れて半分の長さになった刃を、更に捻りこむ。

「──いや、私だよ。…神によって生み出された神格か。力があっても、未熟で助かった。所詮は野生動物の化身。
 ”殺した事を確信した”程度で、止めてくれるとはね」

 その言葉は、遥か上空。肉片が吹き飛ばされた先──”蚩尤”の原身に、こびりつくような形で。肉片が肉片のまま、張り付いた唇がそう口にした。
死したるものを死すべきと定め、逃れ得ぬ死の裁きを下す、”閻魔大王”──ヤマラージャの権能には、もう一つの側面がある。
世界最初の死者であり、死にながらにして、死の国に君臨するその魔神は、言うまでもない事だが『死んでいる』事で成り立つからだ。
死のルールを他者に強いながらも、本人は死んでいるが故に死なぬ。

 ──いくら神殺しと言えど、一つの神格から、そこまでの性質を引き継ぐ事は可能なのか?それでは──神そのものではないか。
”その通り”だ。
”九雲公主”王蘭明:「ふふ。そうねぇ、陛下!…私から言えるのは、たった一つよぉ。」
”九雲公主”王蘭明:───
”九雲公主”王蘭明:「──私、退屈は嫌いなのよねぇ!」
”蚩尤”
 女の嬌笑と、乱暴に刃を抜かれ、力なく蚩尤が膝をつくのが同時。
その直後。世界蛹が苦しむように乱暴に光を放つ。入力された『ルール』が、書き換えられようとしていた。
”泰山大帝”宇治川凍
「──待っていろ。無辜なる人々よ。──私が切り開く、この先の未来で──」
”泰山大帝”宇治川凍
「人が死ぬ事は、二度とない」

 人から化身した冥府の神格が、蛹から生まれ落ちようとしていた。
”泰山大帝”宇治川凍:──九黎山脈・魔妖七仙・陰陽五行陣。三苗蚩尤。───はじまりの人。これで数字が収束して、1。
創世理──『人界・永世賛惨歌』
”九雲公主”王蘭明: ──”九雲公主”は、人の身に余る、人の愚かを象徴してきたその祈りを祝福し──…退屈そうに、嘲笑った。
ミドル3-6:武界・奇門遁甲
GMore:それでは、視点はミドル3-6。ワーディング異空間『武界・奇門遁甲』内に移ります。
これは、仙人パワーを使った玄冬が作った、とりあえずの逃亡用の異空間です。
GMore:登場PCは全員!各自登場侵蝕をお願いします。
波児・マレキュール:37→38
セレーネ・F・カナベラル:46->47
蔡春嵐:57→58
正玲諷呀:17→18
GMore:ありがとうございます。では、君達はクソ牛、”平地星”独骨の異空間から、玄冬の用意した逃亡手段で僅かな時間の安全を買う事に成功……(亀で良かった~!)
GMore:それほど大きくはない異空間、落ち着いた中華風の寺院の中にいます。
GMore:もうちょっとしたら善だった頃の宇治川の遺言を提示して、状況が動きます。
”侍女”依然:「わ、わわ…わ!!! はあー………」息をきらしている。
”侍女”依然:「ありがとうございます!」諷呀に。「お父様に………はじめて…その!」
”侍女”依然:「絶対良くない事なのですが!」
”侍女”依然:「良くない事なのですが…」やった事に震えている。
蔡春嵐:「良くないことなわけあるかよ」
波児・マレキュール:「『逃げて』とはな。くく、くくく……」
波児・マレキュール:抑えたように笑っている。
”超脳風水伯”玄冬:「…………」結界の外に注意を向けている。咄嗟に陣を関連付けて生み出したものの、何時破壊されるかもわかったものではないからだ。
蔡春嵐:「頑固親父ってのはこのくらいしないとわかんねーもんだ」
セレーネ・F・カナベラル:「君がそうしたいと思ったんでしょう。親の言いなりに過ごすよりは、ずっと健全で良い生き方だ」
正玲諷呀:「反抗期と言うやつは早くにやっておく方が良いらしい」
”侍女”依然:「………ふふ、ふふ……クソ喰らえ!で、いいんですね。人間の、「悪いほう」です!…はー………」
波児・マレキュール:「ほら見ろ。碌でもないだろう、人間というやつは」
”侍女”依然:「どうしよっかな………」床の上に大の字。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「いや、見どころがあるぜ。何かをしろ、とかいう奴、心底真実(ちょうぜつマジ)に許せねーからよ……」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「頭が沸騰する所だったぜ…」
正玲諷呀:「碌でもない。30過ぎても不良やってる人間が言うと実に含蓄がある。僕もかくありたいものだ」
正玲諷呀:うむうむと頷き。
波児・マレキュール:「至って本部直轄のエリートだが?」
正玲諷呀:「だから、かくありたい。と言っておろうが」くくくと笑う。
波児・マレキュール:ぽりぽりと頭を掻く。
”アートマン”:「”平地星”独骨。……流石に、人口が多い国の牛の神格だ。とてつもない出力を持っていますね。……しかし」
”アートマン”:「…”ナイトローバー”。いいですか?私は、ずっと引っかかっていたことがあるのです」
セレーネ・F・カナベラル:「おや。私にですか」
”アートマン”:あ、またつい喋っちゃった
”アートマン”:「ええ。……”泰山大帝”の遺品、その帽子を貸してください。」
セレーネ・F・カナベラル:「帽子? ああ、確かに本来の仲間である君達が預かるのが道理でしょうね」
”アートマン”:「我らは鉄剣枢団。それぞれが神殺しを成し遂げたもの。…頼る、と言う思いはあります。使うべきものを使い、敵を打ち倒す。仲間の力を借りる事はある」
セレーネ・F・カナベラル:「……と、そういうウェットな話でもなかったようだ」
”アートマン”:「ですが……貴方を、己と引き換えに生かした?それは、わからない。我らはそのエゴが故に神を否定し、打倒したもの。ともすれば、その行為も彼らしいのかもしれませんが…彼は、初めてあった人間の善性を信じる人間ではあっても…」
”アートマン”:受け取った帽子を裂く。中から、呪文のかかれた符が零れ落ちる。「『次に託す』ような殊勝な人間ではない。」
”泰山大帝”宇治川凍:「連絡する。」
セレーネ・F・カナベラル:「……ははあ。流石、お仲間のことをよく分かってるんですね」
”泰山大帝”宇治川凍:──呪符が開かれると同時に現れる、半透明な姿。
蔡春嵐:「うわっなんか出てきた」
セレーネ・F・カナベラル:感心した様子で呟いて、幽霊めいたその姿を見る。
”泰山大帝”宇治川凍:「私は”泰山大帝”…宇治川凍。FH『鉄剣枢団』構成員だ。遺言…ではないがね。わが身の一つでも届けばよい。今後の作戦目的をここに記す。」
”泰山大帝”宇治川凍:「私は”九雲公主”王蘭明と交渉し、”蚩尤”を打倒する事とした。仙人の眷属となり、太極層に侵入する。蚩尤が打撃を受ければ、恐らくは──他の陣も、そのままとはいくまい。続け。これを見た人よ。神を打斃し──」
”泰山大帝”宇治川凍:「真なる未来を手に入れるのは、我々人間だ」
GMore:そういって消えます。
セレーネ・F・カナベラル:「……これは」しばし絶句して。
セレーネ・F・カナベラル:「つまり、"九雲公主"は……七仙を裏切っている?もとより寄せ集めの神々だ、無論あり得ない話ではありませんが……」
”アートマン”:「わかりません。話を聞く限り、九雲公主の目的と、”泰山大帝”の目的は、端から噛み合っていない。」
セレーネ・F・カナベラル:「……あれが人間の味方をする、なんて手合にも思えないな」
セレーネ・F・カナベラル:「ひとまず……確かなのは、宇治川さんが彼女の眷属になったということ」
波児・マレキュール:「秘密裏にメッセージを渡す必要があった。それも、これほどに不確定な方法で」
正玲諷呀:「ともあれ陣に異変が生じたのが本当であるかが要点だな」
”超脳風水伯”玄冬:「───じゃが、助かる一手じゃ!この先で何が待っているかはわからんが──今、その通りの事が起きている。」
正玲諷呀:「撃破できるならば、それで良し、その時はこの御仁を称えよう」
波児・マレキュール:「"泰山大帝"が、"九雲公主"の裏を掻こうとしているのもまた、概ね間違いはない……という事でいいか。鉄剣枢団よ」
蔡春嵐:「そうすんなり行くもんかねえ……」
”アートマン”:「…恐らくは。」慎重にそう言った。
蔡春嵐:「言っちゃ何だけどこの男、香港(ウチ)の軍師と似たような面構えしてんだよな」
波児・マレキュール:「……そうか」
蔡春嵐:「信用しすぎると痛い目見そうな……いや根拠はねえんだけど」妙に実感の籠もった表情で唸る。
正玲諷呀:「小覇王がそう言う心構えなら問題はなかろう」
波児・マレキュール:「まぁ、当てにはしないまでも、機を伺う材料くらいにはなるだろう」
セレーネ・F・カナベラル:「オーヴァードの世界は裏切りに満ちている、とは言ったものですが。猜疑心を先に立たせすぎるのも、あまり気が進まないな。個人の感情としては」
GMore:では───その瞬間。君達のいるこの異空間にまでわかるほど明確な「振動」が世界を襲います。
正玲諷呀:「僕たちは、結局のところ罅を見つけて広げるしかないからな。罅を作ってくれたなら、後の災厄はその時にであろう」
蔡春嵐:「ま、それもそうだな。今まで通り、何かあったら食い破ればいいだけのこと」
蔡春嵐:「やることは変わんねーか」
GMore:それは太極、五行と伝播し───陣の中で気を張っていた玄冬が、「なんだかわからんが…ヨシ!」と拳を打ちました。
波児・マレキュール:「もしや……早速か?」
GMore:以下の情報が解禁されます。と同時にここからはガチPL相談タイムでもある
GMore:▼『五行層踏破・奇門遁甲四極解』
GMore:判定はなし。このまま説明してしまいましょう。
▼『五行層踏破・奇門遁甲四極解』
──独骨、弩天毛、呑海、姫劉濤、王蘭明の五体、強力無比極まる権能を誇る神格を打倒し、五行層を踏破するための作戦。
厳密には正確ではなく、王蘭明を除く四体を打倒する作戦。以上を可能とするため玄冬が立てた策は、『五行陣の乗っ取り』。

《豊作》《天》《支配》の権能を持つ独骨は常に回復し続ける生命力。
《鉄》《鍛冶》《魔術》の権能を持つ弩天毛は肉体的・魔術的な通常強度。
《維持》《破壊》《無》の権能を持つ呑海は権能への耐性と防御技術。
《大海》《反殺》《修復》の権能を持つ姫劉濤は殺害法そのものを禁じる権能。
《傾国》《勝利》《死》の権能を持つ王蘭明はあらゆる闘争に勝利する権能を以て打倒不能。

これらは本来不可能であるかに思えたが、今回は
”泰山大帝”宇治川凍が”九雲公主”王蘭明を離反させた事により状況は大きく変わった。
九天玄女の権能を持つ王蘭明は、人間と神帝が共に打倒不可能な大逆神”蚩尤”に対する特攻神格である。
その権能を用い王蘭明は”泰山大帝”宇治川凍と共に”蚩尤”に反逆。深手を負わせる事に成功した。
その直後に”泰山大帝”宇治川凍は”九雲公主”王蘭明を撃破。

これによって五行陣を構成する残り四仙は、その力の多くを『蚩尤の生命の維持』に割かざるを得なくなり
一角が消滅したことによる五行陣の揺らぎが同時に発生した。

これによって揺らいだ陣を、姫劉濤が用意した神具、五行補天石によってこちらに有利な場に書き換え
敵に対して有効な権能を陣を通じて獲得、これを撃破する。

それぞれの不敗・不滅を約束する
無限の生命力を与える《豊作》には、無意味な消費を齎す《傾国》
鍛え上げられた《鉄》には錆齎し、劣化させ得る《大海》
あらゆる干渉を弾く《維持》にはあらゆる防壁を打ち砕く《破壊》
あらゆる殺害方法を否定する《反殺》には、天命による死を齎す《天》の権能が有効。
GMore:ここからはPL相談。
GMore:※他「この力にはこの力がこの形で有効なのではないか?」と言う案があれば自由に提案して貰って問題ない。
その力を演出として持ち込んで貰うための奴です。数値とかスキルとか武器的なボーナスも考えてつけます。
無ければ俺が急いで捏造し、フルアーマー波児・マレキュール、フルアーマー蔡春嵐、フルアーマーセレーネ・F・カナベラル、フルアーマー正玲諷呀だった事にします
GMore:これを俺が、相談して「こういう権能でこういう形で叩き潰したいぜ」と言うリクエストを聞いた後、昼の部終了後、21時の後半の部までに急いで捏造し、クライマックスを仕掛けます。
GMore:これは「全員フルアーマー存在になって、それぞれの陣に乗り込み、一人一殺しようぜ!!」案件です
(相談中)
波児・マレキュール:『土界・岳城』へ乗り込みます。五行補天は《太陽》《反殺》《破壊》。
GMore:と言うワケで各自記載をお願いしたい。裏で色々相談などしていました。(処理の説明)
蔡春嵐:『木界・桃源謡』に殴り込みます、五行補天は《傾国》《鍛冶》《魔毒》。
正玲諷呀:『火界・天嵐地震』に参じよう。五行補天は《大海》《無》《多産》。
セレーネ・F・カナベラル:『水界・慈蓋星母』を攻略します。五行補天は《死》《不死》《天》。
GMore:───以上!奇門遁甲陣・四極解(よっつのきわみのかい)!
GMore:状況の大変により、世界の景色が切り替わる。君達はそれを、視界ではなく、感覚で理解した。
巨大な怪物が、本性を現す時とはそのようなものだ。
──その原身は黄金の骨で出来た巨大な牛の怪物。世界を支える巨大樹を背負い、その根を全身に絡ませる。

──その原身は、溶岩流れる大火山で出来た大猿。白く・赤く・青い。その三面は即ち──星の核熱から生まれたが故。

──既に原身。故に無変貌。ただ、大地が狭くなった。存在するだけで空間崩壊が発生し得る、あり得ざる密度を持つ猪怪。

──その原身は、世界の果てを覆う蛇。愛し子を抱きしめるように、束縛するように世界に蓋をする。

彼ら四柱の神を斃すため、君達は作戦を練る事となった。
GMore:──次回。
GMore:ミドル・クライマックス2!
GMore:『五行層踏破・奇門遁甲四極解』!
ミドル・クライマックス2「五行層踏破・奇門遁甲四極解」
GMore:では開始時刻になりました。ミドル・クライマックス2『五行層踏破・奇門遁甲四極解』編!開始です!
GMore:よろしくおねがいします!
GMore:ルール説明!
正玲諷呀:よろしくお願いします。
蔡春嵐:よろしくお願いします!
セレーネ・F・カナベラル:よろしくおねがいします!
波児・マレキュール:よろしくお願いします
GMore:今回は皆さん4人に、敵を殺すために必要な権能1+選択してもらった権能2個を背負い
GMore:皆さんのPCには神の権能を搭載したゴッドオーヴァード、即ちGODとなって神と戦って頂きます
GMore:権能の内容は別タブで既に説明してあるので、これはもう、使う時に改めてこっちに記載して頂ければいいか?ぐらいの気持ち
GMore:で、4人でわかれてそれぞれの陣に乗り込み、それぞれの陣のボスとタイマンをします。
GMore:タイマンはちょっと特殊な進行をします。こういうやり方もあるぜ!と教えてもらったので、名リプレイ「蹂躙するナラシンハ」のものをパクらせて頂き
GMore:ポールの1R目→春嵐の1R目→セラの1R目→諷呀の1R目→ポールの2R目……と言うように
GMore:全員分の1ラウンドが終わってから全員の2ラウンド目…と言うように進行します。
GMore:以上!他にこのタイミングで説明必要な情報ありましたっけ
GMore:一応いまのところ問題はなさそう。処理の問題とかが発生したら温めて適宜!では始めます!
GMore:ミドル・クライマックス2。『五行層踏破・奇門遁甲四極解』
GMore:第一解。──「土界・岳城」。登場PCは波児・マレキュール。敵は”轟鬣元帥”呑海です。
波児・マレキュール:侵蝕38→39
GMore:荒涼たる水晶世界・『土界・岳城』は五行陣の異変、周囲の原身露出に際して、活性化を開始。
GMore:世界が大きく狭まり、もはや闘技場一つ分、程度のスペースしかありません。その直系はおおよそ1㎞程度。他の世界に比べれば、最早微々たるものです。
GMore:直系1㎞が闘技場1つ分程度?1行矛盾シリーズか?と思いの貴方 まあ俺も今打ち込んでる時にそう思ったのだが…
GMore:その世界で、波児・マレキュール──否。彼らは誰が来るかなど、気にしていません。彼らの役目はただ一つ。
GMore:決戦の時。踏み込んできたものの命を無に帰す事だけです。…そのようにして待ち受けるものが一騎。
”轟鬣元帥”呑海:「───」世界の中央で、座禅を組む怪物。それが、ゆっくりと立ち上がり──
”轟鬣元帥”呑海:「グハ!」笑い声一つ。───
”轟鬣元帥”呑海:──ッッッド!!!!     ン───……
”轟鬣元帥”呑海:震脚。狭い大地が震える。「八卦丹田、無極勁──」ぐるん、全身に力を籠める。『無』『破壊』『維持』。最早それは一つの概念と化し、内腑より全身へ。……魔妖七仙。”土界”の番人。
”轟鬣元帥”呑海:『反物質内家拳』(アンチ・マテリアル・)──”轟鬣元帥”呑海。
”轟鬣元帥”呑海:「待っていたぞ!戦士よ!」ごきり、と首をならし、笑む。
波児・マレキュール:「”轟鬣元帥”だな」
”轟鬣元帥”呑海:「──いかにも。我が銘、”轟鬣元帥”。我が名、”呑海”。喰らうものの王!」
波児・マレキュール:対する。長身の……といっても小さい。目の前の闘士に比すれば豆粒のように小さい男。
波児・マレキュール:眼光に炯々とした光を灯しながら、その原身を睨みつける。
波児・マレキュール:「武術家の端くれとして、一手ご教示願おうか」
波児・マレキュール:「俺の名は波児。波児・マレキュール」
波児・マレキュール:そう口にして、手にした石を握り込む。
”轟鬣元帥”呑海:「グハ!……なるほど。剣士とやるのも一興かと思っていたが。…同流とはな。」
波児・マレキュール:拳の中より一瞬光が溢れ、身長の倍ほどもある白棍が握られた。
”轟鬣元帥”呑海:「波児!波児・マレキュールか。いいだろう。その名──確かに刻み込んだ。何しろ、このような場所だ。誇り高き闘士として、名前ぐらいは残るものがなければな。」
波児・マレキュール:《ワーディング》とともに、陰陽五行陣『土界・岳城』がにわかに明るく照らされる。水晶の檻、逃げ場も隠れ場もない、それは闘技場。
波児・マレキュール:「ゆくぞ。──五行補天陣、『混仙交叉』」
”轟鬣元帥”呑海:──見敵・必倒!
”轟鬣元帥”呑海:戦闘開始です。セットアップ何かありますか?
”轟鬣元帥”呑海:こちらはあります。《ターゲットロック》99
波児・マレキュール:あります。
波児・マレキュール:《剣の王城》《ソードマスター》
波児・マレキュール:日本刀相当の武器を5本生成しシーン中攻撃力+10、さらに現在装備している日本刀を使用した攻撃達成値+9
波児・マレキュール:侵蝕46
”轟鬣元帥”呑海:では、イニシアチブ!行動値40の”轟鬣元帥”の2回行動が予定されています
波児・マレキュール:割り込みは……なし!
”轟鬣元帥”呑海:ではマイナー!
”轟鬣元帥”呑海:破壊の爪99 攻撃力107
セントールの足99 戦闘移動495m
ハンティングスタイル99 マイナー移動
”轟鬣元帥”呑海:メジャーで吹き飛ばし99 198m移動  血に飢えた跳躍99 ダメージ+297です
波児・マレキュール:それは貰ったら終わる!
”轟鬣元帥”呑海:これが2回起きます。命中達成値は2回とも27!
波児・マレキュール:《反殺》を宣言します
波児・マレキュール:いや、違うか
”轟鬣元帥”呑海:ああ、そうか、「即死」のルールを説明していませんでしたね
”轟鬣元帥”呑海:こいつの権能を改めてオープン場所で提示!
波児・マレキュール:よろしく!
”轟鬣元帥”呑海:《維持》 - 常時。HPを含むあらゆる数値を変動しない固定のものとして扱う。
《破壊》 - メジャー。この権能を使用した状態で対象にダメージを与えた場合、対象は自分の所持するエフェクトから一つ選ぶ。
そのエフェクトはこの権能を使用したキャラクターが存在する限り、使用不可能になる。
《無》 - 常時。対象がマップ上に指定した地点に移動した場合、その時点でキャラクターシートをロストする。
”轟鬣元帥”呑海:一つ!《維持》!こいつはあらゆる外界からの干渉を受け付けずに一方的に殴ります。
”轟鬣元帥”呑海:二つ!《破壊》!ダメージを与える度に相手を構成する何かが砕け散ります!
”轟鬣元帥”呑海:三つ!これが一番大事。無!
”轟鬣元帥”呑海:現在、君は直系1㎞の闘技場の中央にいます。前後左右に500m程の空間があり
”轟鬣元帥”呑海:戦闘中に500m以上移動すると
”轟鬣元帥”呑海:消えて塵になります!
波児・マレキュール:495mまでは……動ける!
”轟鬣元帥”呑海:以上です。495mまでは動いてよし!
波児・マレキュール:ではドッジ
”轟鬣元帥”呑海:1発食らうと200m吹き飛ばされるするので、2発までは猶予があるとみていいでしょう そうならないためには全力で動くしかない
波児・マレキュール:1dx>=27
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1DX10>=27) → 7[7] → 7 → 失敗
波児・マレキュール:うーん、受けます
”轟鬣元帥”呑海:では1度目はヒットでいいかな。ダメージもダイスを振らずに行い…719点!これが……
”轟鬣元帥”呑海:1/10になり…72点ダメージです!
波児・マレキュール:1d10-1+46 《リザレクト》
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1D10-1+46) → 6[6]-1+46 → 51
”轟鬣元帥”呑海:1発目了解。では波児マレキュールは大体198mほど吹っ飛び…
”轟鬣元帥”呑海:消滅まで302m。
”轟鬣元帥”呑海:同時に、所持するエフェクトから一つ、放棄してください。
”轟鬣元帥”呑海:これはイージーエフェクトからでも構わないです
波児・マレキュール:《闘争の渦》を失います
”轟鬣元帥”呑海:了解。では二発目!
波児・マレキュール:いや……《力の法則》で!
”轟鬣元帥”呑海:おっと…了解!
”轟鬣元帥”呑海:今のとまったく同じ事が起きます。
”轟鬣元帥”呑海:マイナー:
破壊の爪99 攻撃力107
セントールの足99 戦闘移動495m
ハンティングスタイル99 マイナー移動
メジャー:
吹き飛ばし99+198m移動  血に飢えた跳躍99 ダメージ+297
波児・マレキュール:ではドッジの判定は行わずガード
波児・マレキュール:さらにダメージに対し
”轟鬣元帥”呑海:何…!
波児・マレキュール
《反殺》 タイミング:オート 侵蝕上昇:10
効果:
白兵、射撃、RC、権能によるHPの減少を0にし、無効にした数字を対象にダメージとして与える。ラウンド1回。
苦難を乗り越え、反撃する者である事を示す権能。
波児・マレキュール:これを宣言します。
”轟鬣元帥”呑海:了解です。では、2撃目のダメージは…無効!
”轟鬣元帥”呑海:吹き飛ばし処理、エフェクト放棄処理ありません。
”轟鬣元帥”呑海:では軽い演出!
”轟鬣元帥”呑海:ダン!
その踏み込みと同時、大地が球状に抉れ散る。理由は単純至極。世の武闘家がすなる、『力を内で練る』を、ただ『行きすぎた』のみ。
物質の重力が高まり続ける事で崩壊が起き、生み出される『反物質』を、肉体を通じて出力し、作用・反作用に変換するだけ。

それだけで得た反作用は容易に5mからなる巨躯を認識外の速度で駆動させ──空間ごと破裂させる掌打を産むに至る!
”轟鬣元帥”呑海:それが立て続けに二度!しかし──といった所で
”轟鬣元帥”呑海:処理上の轟鬣元帥のターンは終わります。次は行動値13、波児・マレキュール!
波児・マレキュール:見えているはずもない。捉えられるはずもないその動きに対し。
波児・マレキュール:僅かに視線が反応した──ように見えた。
波児・マレキュール:勿論、察知できることに意味など無い。事実その身はひしゃげ、遮るもののない大地をバウンドし、大きく吹き飛ばされる。
波児・マレキュール:そうして”轟鬣元帥”は理解する。自らを観測していたのはその五感ではない。いつの間にか周囲に設置されていたNシステムが、彼の知覚の代わりに、その動きを読み取っている。
波児・マレキュール:そうして同じように踏み込まれ、振るわれたはずの二撃目が不可視の障壁に激突して止まった。
”轟鬣元帥”呑海:──まずは一打。──闘技場の直径、1㎞。広いと『人』は言うだろう。だが、神と戦ったものならば理解できるだろう。この殺し合いの場は余りに狭い!

──続く二打。違和感。認識不可の超越速であるはずのこの身がよもや───
波児・マレキュール:……遠く、けたたましい金属警告音が連続して鳴る。
”轟鬣元帥”呑海:──ガァン!!! 空間から、黒い雷のようにも見える、空間の破砕痕が広がる。それはしかし、壁を超えて伸びる事はなく。狙いの位置まで届かなかった事にずれた力の作用が、大地をめくりあげた。

「──見慣れぬ宝貝。…なるほど。これが貴様の!」
波児・マレキュール:2者を遮るように発生した踏切遮断機の向こう側で、男がサングラスを掛け直す。
波児・マレキュール:「……お前たちが知るように」
波児・マレキュール:「人は実体のない形而上の何かを信じることに長けている……信じて存在させている。未知、あるいは恐怖と向き合うために」
波児・マレキュール:神秘を。質量へ、速度へ、ただの現象に貶めたなら。そこにあるのは未知ではない。
波児・マレキュール:波児・マレキュールの能力は『神性圏界を劣化させるワーディング』。その力を五行補天によって拡張した。
”轟鬣元帥”呑海:「…グハッ…!!!グハハハ!!…無と破壊の化身たるこの俺をさしおき、解体者を名乗るか!」
波児・マレキュール:「そうとも、我ら神禍討滅局──」
波児・マレキュール:「異邦者(エトランゼ)」
波児・マレキュール:イニシアチブ13。
GMore:波児・マレキュールの行動可です。どうぞ!
波児・マレキュール:マイナーアクション。《破壊》を使用します。
波児・マレキュール:《破壊》 タイミング:マイナー 侵蝕上昇:5
効果:
対象の権能を一つ指定して使用できる。このラウンド中対象の権能を一つ無効化する。
障害を打ち破るものである事を示す権能。
波児・マレキュール:侵蝕56
波児・マレキュール:更にメジャーアクション。《ダンシングシミター》《サンドシャード》日本刀を爆破しながらナイフ・日本刀・日本刀を選択
”轟鬣元帥”呑海:これはもう間違いないんですが、『絶対不可侵』の力たる《維持》の権能が破壊されます。
波児・マレキュール:《維持》を無効化し、呑海を対象に視界RC攻撃!
波児・マレキュール:2dx+21>=27
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2DX10+21>=27) → 2[2,2]+21 → 23 → 失敗
波児・マレキュール:《太陽》を使用。達成値+7
《太陽》 タイミング:オート 侵蝕上昇:効果参照
効果:
判定後に使用できる。侵蝕値を任意の数値上昇させる。その数値分その判定の達成値を上昇させる。
光により、全てを詳らかにする者である事を示す権能。
”轟鬣元帥”呑海:そういう事にしておいて── 良かった~!!!
波児・マレキュール:助かる~
波児・マレキュール:侵蝕63です。
”轟鬣元帥”呑海:でもついでに刈り取らせてもらうぞ。《復讐の刃》を宣言。
波児・マレキュール:くっ 攻撃を貰わなかったから至近に居る……!
”轟鬣元帥”呑海:武術魔神”轟鬣元帥”の戦術は、隙を生じぬ二段構え…!
波児・マレキュール:4d10+1d10+1d10+10+9+5 装甲有効
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (4D10+1D10+1D10+10+9+5) → 13[4,4,2,3]+6[6]+2[2]+10+9+5 → 45
”轟鬣元帥”呑海:ダメージは190点で確定です。
”轟鬣元帥”呑海:45点。10点引いて350点ダメージ!
波児・マレキュール:そういえば反殺の反射ダメージは入ってない感じでしょうか
”轟鬣元帥”呑海:そう、次のターンから入ります
波児・マレキュール:あっ維持だ
”轟鬣元帥”呑海:あのタイミングでは「維持」が残っているので
波児・マレキュール:了解。そして当然復讐で死んでリザレクト
波児・マレキュール:1d10-1+56
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1D10-1+56) → 3[3]-1+56 → 58
波児・マレキュール:HP3。演出いきます。
”轟鬣元帥”呑海:ウッス!
波児・マレキュール:荒涼たる虚無の大地──遮るもののない闘技場。
波児・マレキュール:「詳らかに白日のもとに」
波児・マレキュール:──《太陽》
波児・マレキュール:「それは観測し確定したものを過去へと変えてゆく」
波児・マレキュール:《反殺》《破壊》
波児・マレキュール:それは呪言だ。異界への、さらなる異界の侵蝕。
”轟鬣元帥”呑海:───びしり。……踏み込んだ大地の砕け方が、通常の「それ」ではない。より、脆くなっているのだ。
波児・マレキュール:無数の標識が突き立つ。その意味を、世界中の誰もが知っている。
波児・マレキュール:絶対であったはずの神が相対化されてゆく。不可視の力場が荒れ狂う。
波児・マレキュール:その力を五体に乗せて、震脚。大地がさらにめくれ上がる。
波児・マレキュール:蔡春嵐ほどの内功は、自分にはない。だが武術というのは畢竟物理現象だ。発勁とは自らの肉体を通じて物理量を叩き込む手段にほかならない。
波児・マレキュール:「こおぉぉぉッッ!」
”轟鬣元帥”呑海
絶対防御。あらゆる干渉を弾き得る『維持』の権能とは何か?──それは、世界を守護し支える、不倒の神に由来する。
そういった神が、一体何をすると信じられていたのか?…その多くは、『平らな大地や空を、真下から支える』というものだ。
その力を持つが故に土。だが、恐るべき事に。今ここにいる男は──現代文明の。そして、暴く太陽の。全てを観測し、詳らかにする権能を持つという。
”轟鬣元帥”呑海:───今、最早、『この異界ですら』も。『世界が狭く、平である』と信じるものは──居ない!
波児・マレキュール:呼吸を気勢に乗せて白棍を振るう。一合、ニ合、三合。打ち合いが成立する。
”轟鬣元帥”呑海:「───」それにこの獣は笑った。「ぐはッッッッ!!!!!」ついぞ、いなかった。己と正面から打ち合おうというものは──ッ!
波児・マレキュール:「ふ、ふふ……!」
波児・マレキュール:”轟鬣元帥”のレネゲイド圧を間近で受けて、闘争の衝動が沸き立つ。
波児・マレキュール:だが、戦いの律動に身を任せるだけでは、破壊そのものである神を相手に敵うべくもない。
波児・マレキュール:<幅員減少><高さ制限><転回禁止>
波児・マレキュール:互いの打突のリズムが大きく崩れた。
波児・マレキュール:自らも幾らかの制動を受ける……そうだ。Nシステムによって聴勁を拡張している今なら、あえて非効率な動きを選び取ることが出来る。
”轟鬣元帥”呑海:世界が歪み、力が逆流するを感じる。
圧倒的逆風の中で、力が釣り合う事によって発生する拳と棍の戟合は、一打ごとに着轟点に割れた空間痕を残す。

「ッ!」波児・マレキュールの権能による制動支配──!僅かに、その巨躯がバランスを崩す。
波児・マレキュール:そうして、紙一重での打ち合いの中で”轟鬣元帥”の読みをこじ開け、伸び切った腕を潜りもたれかかるように背を当てる。
波児・マレキュール:毫勁。
波児・マレキュール:「まずは1つ、お返しだ」
波児・マレキュール:吹き飛んだ神にそう言いながら、外れた肩を嵌め直す。
”轟鬣元帥”呑海:「波児・マレキュール。訂正しよう。貴様の名──散り行く闘士ではなくッッ……!!」ドッ───
”轟鬣元帥”呑海:─────ッッッザザ!!!      轍の先。「……仇敵として、俺の魂に刻んでやろう!」
GMore:───場面転換。
GMore:第二解。──『木界・桃源謡』。登場PCは蔡春嵐。味方NPCとして”依然”が出撃。敵は”平地星”独骨です。
蔡春嵐:侵蝕58→59
GMore:肥沃たる樹海世界・『木界・桃源謡』の活性化。世界の樹木が一斉に更なる巨大化を果たし、大地よりつきあがったのは、天を貫く『世界樹』を背にはやした黄金の骨牛。
GMore:大地が鳴動し、巨大な樹木がせりあがるにつれ、その世界の真実が明かされます。黄金骨牛・独骨の原身以下、大地の下には、無数の──この世界の糧となり、死んでいく事を選んだ──果たして、選ばされたのか?
GMore:………それは、わかりません。何故なら、彼らは『家畜であったものたち』だからです。
GMore:───それ以外の道を知りませんでした。
GMore:その地獄の頂点に立つのが、君をこの世界で待ち受ける、『大地を平らげる怪物』──
”平地星”独骨:──金色雷牛。”平地星”独骨。
蔡春嵐:「ハッ、胸糞悪りいにも程があるぜ」
蔡春嵐:骨が敷き詰められた大地に、天空から朱棍が突き刺さる。
蔡春嵐:その背から世界樹の頂上へと叫ぶ。
蔡春嵐:「宣言通り戻ってきてやったぞ!!腐れ牛野郎!!」
”侍女”依然:「───うわああああッッ!!!!」世界に放り出され、落下!必死に棍に縋り付いています。
”平地星”独骨:「私の所には………貴女が来ましたか。……依然。………依然!」
”平地星”独骨:「───何をするつもりですか?貴女の肉体は最早一人のものではなく、貴女の役目は──」
蔡春嵐:依然の手を取り引き上げる「こいつは」
”侍女”依然:──「ありがとうございます!」反射的にそういいながら上へと昇る
蔡春嵐:「"ンなこと知ったことか"だってよ。当然だよな。この子の命はテメーのもんでもねーんだよクソ親父」
”侍女”依然:「………そうです!…私………人間、興味があります!もう少し、知ってみたいです!だから……」
”侍女”依然:「ここで命を使うのは……嫌だ!」
”平地星”独骨:ガシャアアアアンッッッッッッ!!!!!!!!!!!
”平地星”独骨:天を劈く、怒号の如き雷鳴。
”平地星”独骨:「……そうですか」…言葉は丁寧で、その怪物の言葉は、穏やかに紡がれる。……だが。
”平地星”独骨:「そうであるなら──新しく生産しなければ。…旧きものは。不要なるものは──”堆肥”としましょう」
”平地星”独骨:…怒りが見える。
蔡春嵐:「言ったな牛魔王。ここで一番古臭くて遅れてんのはテメーのことだ」
”平地星”独骨:「幾ら、消費者の方と言えど──我が娘の商品価値に傷をつけた事。……決して…許される事ではない」
蔡春嵐:「この子の価値はこの子自身が決める」
蔡春嵐:「期限切れのラベルは取り替えるべきだぜ。お父さんよォ!!」
蔡春嵐:轟、と風を裂いて棍を構える。
”平地星”独骨:それでは───
”平地星”独骨:戦闘開始。
”平地星”独骨:害敵・粉砕!!!
”平地星”独骨:ラウンド開始前に、この怪物の権能を説明します。
《豊作》- 常時。お互いの行動が終了する度、お互いのHPの1/3が回復する。
《天》- 常時。行動回数を3回増やす。
《支配》- メジャー。攻撃が命中した場合、対象の次のラウンドの行動をこちらが決定する。
”平地星”独骨:一つ!豊作。お互いが行動する度にお互いのHPが1/3ずつ回復する、無尽蔵の生命を約束する権能!
蔡春嵐:最大HPの1/3ってことですよね
”平地星”独骨:二つ!天。天命を支配するものは、あらゆる場所に手を伸ばし、あらゆる事を可能とする!
”平地星”独骨:おっと。そうです。また文字が途切れたか?
蔡春嵐:理解!
”平地星”独骨:途切れてない うちミスです。最大HPの1/3ずつ回復します。こちらは333ずつ。そちらは25の1/3…8.3で、今は最強の神の力を持っているので無理やり切り上げ…
”平地星”独骨:9回復としましょう!
蔡春嵐:なるほどな……
”平地星”独骨:三つ。支配!メジャー。あらゆるものを支配する、暗黒クソオヤジの権能です。これだけは相当な理由がないと突破困難。
蔡春嵐:最後のが厄介すぎる!
”平地星”独骨:これを、天神、雷神、とにかく「父権神」が持つべき権能を打ち倒す事ができるのは──
”平地星”独骨:「父権神を打ち倒す」という因子を持って生まれた直系の子のみ。よってこの場に同行した少女・依然が
”平地星”独骨:依然:
《反王権》 - 常時。自分と自分の指定したキャラクターの行動権が変更される事はなくなる。
蔡春嵐:やったー!
”平地星”独骨:──このような権能をもっており、自動的に《支配》の権能は無効になります。
蔡春嵐:やはりな、お父さんは娘に弱い
GMore:実は娘が殺る気を出せば殺れます。いや、そうでなくとも強すぎたので、君達が…今、君達がつけば勝てる!
GMore:ということで、戦闘前の権能説明は終了です。ラウンド…開始!
GMore:セットアップ確認です。
”平地星”独骨:神だから固定値が凄いのですが、この怪物がいかにヤバいかを演出するためだけのスキルをこいつもとっています!
”平地星”独骨:加速装置99 行動値+396
GMore:これで平地星毒骨の行動値は、0から396に上昇。
蔡春嵐:《ソードマスター》栄光と勝利の槍による攻撃の達成値を+9。同時に《傾国》の権能を使用。
《傾国》
タイミング:セットアップ
侵蝕上昇:10
効果:
この権能を使用した状態でダメージを与えた回数分、敵にバッドステータス《魅了》状態を与える。
※この回数分、次のラウンドで行えるメジャーアクションの回数が減る。
天意によって選ばれた者を大地に引き摺り下ろす者である事を示す権能
蔡春嵐:侵蝕72
”平地星”独骨:春嵐ちゃんにはあると思っていましたよ、傾国の女(物理的に国を掘り返して傾けた逸話からくる)の才能がね……
”平地星”独骨:では、イニシアチブ。イニシアチブ396、”平地星”独骨の4回行動です。
”平地星”独骨:割り込み確認!
蔡春嵐:ないです!
”平地星”独骨:では、平地星独骨の行動!!
”平地星”独骨:マイナー:
真なる雷99 ブラックドッグ攻撃力+198
緑の鞭99 攻撃力101
”平地星”独骨:メジャーは『雷の牙』99です。ドッジダイス-99個。
蔡春嵐:うぎゃーっ!
”平地星”独骨:この世界でドッジなんか選ぶ奴はいねえ!以後、マイナー真なる雷、メジャー雷の牙です。
”平地星”独骨:命中固定値は27。ダメージは299点、1/10になって30点になります。
蔡春嵐:ガードします。回復してたけどギリギリHPゼロになって……
蔡春嵐:《リザレクト!》
蔡春嵐:72+1d10-1
BCDice:蔡春嵐:DiceBot : (72+1D10-1) → 72+2[2]-1 → 73
蔡春嵐:ものすごく上手くリザレクトしました。
”平地星”独骨:うまッ!
”平地星”独骨:では1撃目の攻撃力プールが発生しますね。メジャー処理後だから…HPが0から2、2になる所を1になって1プール。
”平地星”独骨:その後9回復して、攻撃力ストック+10!
蔡春嵐:イエス!一応宣言しとくぜ
《鍛冶》
タイミング:常時
侵蝕上昇:
効果:
自分のHPが回復した場合、HPは2以上には回復せず、回復するはずだった分を次以後の攻撃のダメージに加える。この効果は重複する。
大地から生み出される恵みを大地を侵すものに反転させる者である事を示す権能。
蔡春嵐:《鍛冶》の権能によりHP回復分が攻撃力に変換されます。
蔡春嵐:この後の三攻撃も一緒ですね?
”平地星”独骨:全て同じです。
”平地星”独骨:命中、ダメージ全て同じ!
蔡春嵐:では順繰りに。次もガードでHP0。《リザレクト》
蔡春嵐:73+1d10-1
BCDice:蔡春嵐:DiceBot : (73+1D10-1) → 73+10[10]-1 → 82
蔡春嵐:下手くそ!
”平地星”独骨:HPは1のままになり、9点回復。後9点回復。攻撃力18点プール!
蔡春嵐:次行きます。再び《リザレクト》
蔡春嵐:82+1d0-1
BCDice:蔡春嵐:DiceBot : (82+1D0-1) → 82+1[1]-1 → 82
”平地星”独骨:9点プール!
蔡春嵐:今の三回で合計37点ですね
”平地星”独骨:合計37点です
蔡春嵐:それでは4撃目
”平地星”独骨:あっ!!!
蔡春嵐:《カウンター》
”平地星”独骨:こいつも1手目から気持ちよくなろうとして……!!!
”平地星”独骨:来い!
蔡春嵐:《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》栄光と勝利の槍で独骨に射撃攻撃。更に《魔毒》の権能を合わせます。
《魔毒》
タイミング:メジャー
侵蝕上昇:10
効果:
この権能を使用した攻撃でダメージを与えた場合、敵にバッドステータス《魔毒》状態を与える。
※適用中のラウンド終了時、対象にこのターン与えたダメージと同じ量のダメージを与える。
その地に君臨する支配者を誅するものである事を示す権能。
蔡春嵐:侵蝕86
蔡春嵐:9dx7+16>=27
蔡春嵐:9dx7+16>=27
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (9DX7+16>=27) → 10[1,2,2,5,7,8,9,9,9]+10[1,3,6,8,9]+5[1,5]+16 → 41 → 成功
”平地星”独骨:カウンター…
”平地星”独骨:成功!!!
蔡春嵐:ダメージ行きます!
”平地星”独骨:どうぞ!!!
蔡春嵐:5d10+11+37+1d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (5D10+11+37+1D10) → 24[3,7,5,2,7]+11+37+10[10] → 82
GMore:オギャーッ!!!!!
蔡春嵐:侵蝕はピッタリ100
GMore:装甲値99点を引いて……
GMore:721点ダメージ!!!!
GMore:魔毒の権能によってこのラウンド終了時………もう一度721点のダメージを受けます!
蔡春嵐:カウンターを撃ったので私はもう行動済!
”平地星”独骨:”平地星”独骨……死亡、確定!!
”平地星”独骨:では、演出だけして………死にます!!
正玲諷呀:1ラウンド切るだすげーぜ
GMore:とは言え、途中で粉砕してくれて結構!!雷の最強おじさん…!
”平地星”独骨
──「混鉄棍。」5mに至る、”轟鬣元帥”に負けずとも劣らぬ巨躯が、ゆっくりと右腕を上げる。
その先にじゅる、と生えた太い木の幹が、そこから生えた蔦に搾り上げられ、圧搾、縮──一本の細く、長大なる棍へ。

───ガッッッ!!シャアアアン!!!!

それに、天より雷が落ちて、仙器の完成とする。

ぐるうんッ!それを、一度大きな軌道を描いて振るった後──その身が、雷そのものと化す!

「──我が娘を喰らわずに、私に勝利しようとは……何ッッたる傲岸、不遜……!」
”平地星”独骨:──ズガァァンッッッッッッ!!!!!!!  天空より、大地より、交差するように振り落ち、天へと上る雷の嵐。その光の最中を、閃光に乗る事で移動する。
蔡春嵐:「ハッ、試してみねーとわかんねーだろ」ニヤリと笑い、棍を大地に突き立てる。
”平地星”独骨:その姿は、その速度だけで一が無数へと増えたかが如く。
蔡春嵐:迎撃の構え、とは言い難い。地に根が生えたかのように直立したまま、迫りくる雷光に身を晒す・
”平地星”独骨:「───その不遜。例えあなたが許そうと──この私が許可しないッッッッ!!!!!」焼結して生み出された緑の棍が、黄金の輝きを放つ。天空に蠢く雷鳴の力。真空の焼けこげる、奇妙な匂いと音を引き連れ──
”平地星”独骨:雷の如き突き、薙ぎ、払い。振り下ろしが襲い掛かるッ!!
蔡春嵐:「ふっ、ぐぅぅう……!!!!」
蔡春嵐:立ち塞がったまま、稲妻を纏う棍の連撃に飲み込まれる。
蔡春嵐:肉が抉れた先から焼け焦げ、異臭を放つ。吹き出す血が尽く蒸発し、僅かな飛沫が大地を穢す中で
蔡春嵐:怒りに満ちた眼光だけが、目の前の神を捉え続けている。
”平地星”独骨:「───その目。」棍を振るいながら。その怪物は冷徹に、己が信念に狂った言葉を吐く。
「何故そのような目をするのですか?……言ったはずです。」
蔡春嵐:「これで終わりか?まだまだ全然肉に火が通ってねーんだがなぁ」
”平地星”独骨:「私の予定通りにしてくれれば、『あなた方人間は我らに打ち克つ事ができる』というのに…!」
”平地星”独骨:「何故私の奉仕を受け入れない?…………なるほど。火力が───」天空が揺らぐ。天を衝く巨木が黒雲の枝をはやす。「足りませんか──!!!」
蔡春嵐:「思い上がってんじゃねーよ。支配する立場になってまで家畜根性丸出しにしやがって……」
蔡春嵐:がくりと膝が折れる。地に突き立てた棍を常にしてかろうじて姿勢を保つ。
蔡春嵐:「テメーの言う通りの方法でアタシらが勝ったところでなあ、それはアタシらの勝利じゃねえ」
”侍女”依然:ごくり、と唾をのむ。『父』だ。打ちのめされれば──何かが痛みもする。
蔡春嵐:「ただテメーが勝っただけじゃねえか。オママゴトに人間様を巻き込むんじゃねえ」
”侍女”依然:だが、父は──『間違っている』のではないか?否、少なくとも、自分とは、きっと、道を分かった。だから、それを見届けないわけにはいかない。そして、今、自分の味方をしているのは、当然。
”侍女”依然:「……負けないでください!」ただ、応援の言葉をなげて、拳を握る。祈るように。
蔡春嵐:「誰に向けて言ってやがる……アタシはな」
蔡春嵐:「"小覇王"は、子供を背にして負けたことは一度もねーんだよ!」
”平地星”独骨:「ならば。───父として。貴方がたのその間違った考えを。修正をしてあげましょう」
──ガツン。大地、否──黄金の骨。今、自分達が足場にしている、己が原身に石突を立てる。

──古来より、雷は木行に属する。それは、なぜか?───

『雷』とは、『木』が生み出すものだからだ。人間が、鉄も文明も持たない時から、雷が落ちる先は、いつも、巨大な木だった。だから、その『伝説』が刻まれている。
”平地星”独骨:──雷は、木が生み出す。
それは即ち、木の葉の揺れが雷を呼ぶものであったり──木の高さが雷を受けるに相応しいものであったり。
あるいは。




───あらゆる世界文明に残る、『世界樹』の木の葉と認識されていたものこそ
その木にかかる──積乱雲であったり。
”平地星”独骨:「落ちろ。”雷鳴樹”───!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

世界樹にかかる枝葉。天をつく木が纏う黒雲が一斉に発雷し──全てを焼き滅ぼす閃光と化して落ちるッ!!!
蔡春嵐:世界樹と向かい合うように、雷の大樹が地に突き刺さる。
蔡春嵐:その中心、空間ごと蒸発するようなプラズマの嵐に全身を焼かれながら、それでも尚
蔡春嵐:「……いいぜ、いい火だ」
蔡春嵐:不敵に笑う。その足元には……
蔡春嵐:「これでようやく、炉に薪を焚べられる」
蔡春嵐:ズ  ズ  ン ……
蔡春嵐:言葉と同時に、大地が揺れる。”平地星”の原身たる黄金の骨牛、泰然不変たるその巨体が
蔡春嵐:たしかに"傾いた"
蔡春嵐:「──五行補天陣……」
蔡春嵐:「傾国……傾城……」
蔡春嵐:「八卦炉、点火だ」
蔡春嵐:轟と、地面から炎が上がる。
蔡春嵐:森が、否、燃えているのは更にその下
蔡春嵐:無数の畜獣の骨で編まれたその堅牢な外殻を炉壁として
蔡春嵐:雷を種火に、世界樹の根を薪としながら、この世界の内側に強大な熱量が渦巻き始める。
蔡春嵐:その中心に流れ込み、今まさに鍛え直されようとしているものがある。
蔡春嵐:大地へと突き立てられた棍、神珍鉄『随心鉄桿兵』
蔡春嵐:この樹海で唯一にして最大の鉄は、突き立てられたその時からその切っ先を地中へと根のように張り巡らせ
蔡春嵐:担い手の心の随に膨れ上がるその質量の尽くを、神火の炉の中へと注ぎ込んでいた。
蔡春嵐:「アタシは今の形が一番つえーと思ってんだけどよ、この場に限っちゃこれが最適だろ」
蔡春嵐:大地に突き立ち赤熱した棍を、否───
蔡春嵐:剣の柄を、豪快に引き抜く。
”平地星”独骨

──雷が全てを焼いた。世界は白く染まり、樹木を更地にするほどの火力が天をつき、黄金の骨身を奔る。
その熱量。究極電圧を受けて生存可能な生命が果たして存在するか?……否。『否』。──では、ない?

──揺れる。大地に根を張り。
無数の死を、命を糧に、世界そのものを支配するように立つ黄金雷骨牛、独骨の原身が、ぐらり。一つ。

「まだ…」

「”足掻き”ますか。」

支配者たる高慢。慢心ではなく、頑迷。骨面の中に浮かぶ、畜獣を管理する者の冷酷な目が、果てなる最下層を見下ろす。
燃えている。大地ではない。──己が、己の世界が糧にした、死獣達の、『喰えぬ』部位が燃えている。
……骨は、古来より、燃料であった。
蔡春嵐:「当然、足搔くさ」
蔡春嵐:「それが、家畜(テメエら)と人間(アタシ)の違いだ」
GMore:「困りましたね」
GMore:「───肉に血が回ると、味が落ちます」
蔡春嵐:「気にすんな!大抵のもんはなぁ!!」大地を割り、その真紅の刃が顕現する。
蔡春嵐:「焼いたら美味しく食えんだよ!!!!」
蔡春嵐:「三昧の神火を以って、いざここに降ろし奉る!!」
蔡春嵐:「"レイギャルン"!!!!」
蔡春嵐:それは世界樹の高さすら超える刃渡りを持つ炎の剣
蔡春嵐:遥か異郷の神話にて世界そのものである大樹を伐採した黄昏の枝であり
蔡春嵐:カレン=マグノリウスが垣間見せた破界の権能、その猿真似に過ぎないが
蔡春嵐:この鋼を振るうものの猿真似が真に迫り、時にそれを凌駕するのは、神話が保証する処である。
蔡春嵐:「これがやれるのはもう一人いたんだけどな。あんまりムカついたんで無理言って譲ってもらったんだ」
蔡春嵐:「だから、引導はあいつの言葉で渡してやる」
蔡春嵐:剣を振りかぶる。大地と樹海の尽くを焼き払いながら骸の上に聳える世界樹を
蔡春嵐:「役目だの、道理だの、価値だの、そんなものは……みんなまとめて!」
蔡春嵐:「"クソくらえ"だ!!!!」
蔡春嵐:一太刀のもとに、伐採する。
蔡春嵐:乾・坎・艮・震・巽・離・坤・兌、八卦炉の火を以て八つの封印を予め溶かし。
蔡春嵐:支配者たる神との訣別の勅を以て、古き世界を焼き滅ぼす神剣の力を開放する。
GMore:──その剣を見た瞬間。無表情のはずの骨面が、歪むような音がした。
”不味い”。……ここまで、その怪物は、己が神話の絶対者である事に胡坐をかきすぎた。
全てを支配し、全てを支配する力があり、尽きぬ命脈があり、事実尽きるはずもない。世界を支える大樹。それこそ己の本性なのだから。
それを全て木っ端微塵にする鬼札が──確かに存在する。

世界樹を滅ぼす、世界の終わりの剣。──それが果たして、今、それに違わぬ形で存在する。

「──が ァ ッ ッッ────!!!!!!!」

硬直が解け、その叫びが漏れたのは、視界の果て、巨大な樹木がその幹ど真ん中から真っ二つに上下に別たれてから。
──燃え広がる。世界樹が。それを支える、黄金の骨牛が。まるで朝日が夜を引き裂くが如く、赤く広がりゆく光が、
雷牛化身、”平地星”独骨より、その存在する力を奪う。
”平地星”独骨:「ぐ!!!あ゛!!あ゛!!あ゛!!あ゛がががががが
”平地星”独骨:轟、と音を立て、その肉体に火がつく。爆発するように燃え広がり、全身が炎に包まれた。
”平地星”独骨:がしゃん。…木と骨で出来た肉体が、まるでウィッカーマンのように燃え落ち、支える足首を失って両膝をつく。
”侍女”依然:「…………お父様…」乾いた喉を誤魔化すように、唾をのむ。「クソ喰らえ」……言いたかった言葉だ。お前の役目は、「ここまでだから、もう終わりなさい」と、そう言われたから、お別れを告げて、言いたかった言葉だ。…そうして、決別の一撃は正しく振るわれた。
”侍女”依然:見届ける事が正しいのか、父の燃え落ちる姿を見て、痛む心の侭に泣くのが正しいのか、わからない。
”平地星”独骨:「………『まさか』」
”平地星”独骨:「皆、このような気持ちで散るのですかね………」
蔡春嵐:「……さあな、けどきっと」
蔡春嵐:「ここで死んだ奴らはそうでもなかったと思うぜ。すべてを管理されるってのはそういうことだ」
”平地星”独骨:「役目も、道理も、価値も……『クソ喰らえ』ならば……私達は?……私達は?」
蔡春嵐:「アンタが今、そう思ってるのは、アンタが足掻いたからだよ」
”平地星”独骨:「私が、…足掻いた、ですか…………私が……?」
”平地星”独骨:「……人間の…………進化。人が、より完璧な存在になるための…奉仕。……このままでは──」
”平地星”独骨:「人が滅ぶと……思っていたから………」
”平地星”独骨:「……足掻いて、いましたか……」
蔡春嵐:「家畜の死は敗北ではない。それがあいつらの"運命"だからだ」
蔡春嵐:「運命を受け入れるものに悔恨は生まれない」
蔡春嵐:「勝者と敗者とは常に、運命に抗った者の結果でしかない」
蔡春嵐:「そこにあるのはちょっとした風向きの違い。でもって、"小覇王"の前に立ったのがアンタの運の尽きだ」
蔡春嵐:「……安心しな。人間は勝ち続けるよ。これからもずっと」
蔡春嵐:「アンタに勝ったんだからな」
”平地星”独骨:「……天も運命も管理し、支配する。…その私の……運の尽きとは」…腕が砕け散る
”平地星”独骨:「…あるのかもしれませんね。”小覇王”よ」
蔡春嵐:「おうよ。……それよりも、いいのか?」
蔡春嵐:「最後に遺す言葉がそれじゃあ、アンタ」
”平地星”独骨:「………依然の事ですか。…この娘は。……本当に…………」
蔡春嵐:依然を方を振り向き、顎で差す。
”平地星”独骨:「不出来な……家畜だった。家畜としての分も………弁えず……」
蔡春嵐:「悔いが残るぜ」
”平地星”独骨:「己の運命の先を……見てみたいなどと。……許された事では………ない」
”侍女”依然:───唇をかみしめながら、その言葉をきく。
”侍女”依然:「……知った事じゃ……ないです!そう言われたら……」
”侍女”依然:「こういいたいと思いました!『クソ喰らえ』です!」
”平地星”独骨:「……ハー………」崩れてゆく。腕を伸ばし。「失格だ。お前は……最早、家畜ではありません」
”平地星”独骨:「ただの獣に……つける首輪は……ない。好きに…しなさい」
”平地星”独骨:──その言葉が、その怪物の最後の言葉だった。
GMore:何を思って、その怪物がその言葉を残したのか。その言葉を受けた娘が…その父の言葉から何を感じたのかは………わからない。それは親娘の事であるから。ただ……
”侍女”依然:「…はい」少女は、ぐい、と涙を拭った。
GMore:───魔妖七仙。雷牛化身”平地星”独骨──完全撃破!
GMore:ミドル・クライマックス1R目で死ぬラスボス……!
GMore:──場面、暗転。
GMore:再開!
GMore:第三解。──『水界・慈蓋星母』。登場PCはセレーネ・F・カナベラル。敵は”覆海天女”姫劉濤です。
GMore:登場侵蝕をお願いします。
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕46->47
GMore:では──説明!
GMore: 幻想的な深海世界・『水界・慈蓋星母』の活性化。世界を構成する『海』が、あらゆるものの解ける『原初』の属性を帯び、全てを溶かし飲み込まんとする。
そんな最中を悠然に泳ぐ、世界の果て──巨大な蛇球を構成する外殻より飛び出した二頭一対──遺伝子螺旋を描く星蛇。
GMore: 泡に包まれた都市宮殿が圧壊して行き、そこに住まう住民達が海中へと飛び出す。彼らは”覆海天女”の眷属であるが故に海に溶け込む事はなく──
真の姿を現し、色とりどりの鱗持ち、深海を柔らかく照らす、壮麗な魚群と化した。
GMore: その世界に、ぽちゃんと投げ込まれた人類の牙が一つ。”ナイトローバー”セレーネ・F・カナベラル。
それを待ち受けるように──海中を優雅に舞う影が一つ。深海宮殿の支配者──
”覆海天女”姫劉濤:──魔妖七仙、星蛇化身。”覆海天女”姫劉濤。
セレーネ・F・カナベラル:あらゆるものを解かせる「原初」なる海。彼女もまたその例外である。
セレーネ・F・カナベラル:ここがやがて生命の還るべき正しき場所であるならば、彼女は正しき生命の在り方を外れている。
セレーネ・F・カナベラル:《不死》たる権能を得た事で。否、あるいはそのずっと前からか。
セレーネ・F・カナベラル:すべてを飲み込む深海を割り開くようにして、赤色の電磁光球が浮かんでいた。その中に一人、スーツ姿の女が静かに佇んでいる。
セレーネ・F・カナベラル:「成程、こりゃ絶景だ。こういう仕事でなければ、写真の一枚でも撮って残したかったけれど」
”覆海天女”姫劉濤:「ふふっ!!見るも麗しいあたくしの世界──楽しんで頂けているかしら?……本来ならば、そんな余裕はないはずですけれど──」
セレーネ・F・カナベラル:冗談めかした呟きと共に、深海の主たる原身を見上げる。
セレーネ・F・カナベラル:「ええ、見事なものです。滅ぼしてしまう事が少し惜しいくらいには」
”覆海天女”姫劉濤:「上手くいったようね?……あたくし達と、力比べをする準備は」その声は液体を伝播し、君の脳裏に直接響くように。最早重力の軛もない超深海。見上げた先に、正面を向けて”居る”。くるり、身を捻る。
セレーネ・F・カナベラル:「お陰様でね」
”覆海天女”姫劉濤:穏やかに舞うようにくるりとめぐる。「もし、貴方達の勝利で終わったら…海に行ってみるといいわ。ちょうど、そういう季節ですものね。四川に海はないけれど」
”覆海天女”姫劉濤:「──もし、勝てなければ。ええ、そうね。貴方の見る最後の海がこの景色。…覚えておくといいわ。どちらにせよ──二度とは見れない景色だものね?」
”覆海天女”姫劉濤:「あの狐に踊らされているようで、少し癪ですけれど──あの『怒り方』を感じる限り──依然ちゃんも、無事みたい。ふふ♪……あとは、どうなるかしら」───ご、ごぐお、と深海の奥から、何かの鳴動。
セレーネ・F・カナベラル:「海水浴も悪くないですが、何分忙しい身でしてね。取れるかな、そんなお休み」
セレーネ・F・カナベラル:「それに、何。君と戦った後ともなれば」
セレーネ・F・カナベラル:「もうしばらく、海は遠慮したい。これでも陸地が恋しくてね」
”覆海天女”姫劉濤:「あら!真面目ねぇ。でも、そうね。あたくしの『海』を堪能したら──他の『海』では、満足できなくなるかもしれないもの。」───ぎゅるんッッッ!!!ぼぼッ!! 水中に、強烈な『渦』が生まれる。水そのものが意思を持ち、高速でうねり、鞭と化す。…巻き込んだものを塵とする射程無限大の水刃。それが”覆海天女”の海中武装。 
セレーネ・F・カナベラル:「はっはは。それは満足というより、辟易と呼ぶべきものでしょう」
セレーネ・F・カナベラル:「……五行補天陣」呟く。鳴動する海の呼吸を感じ取り、こちらも身に宿した神性を展開する。光球が唸り、翼めいた二本の帯が展開される。「『迦具夜』」
”覆海天女”姫劉濤:「手厳しいわね!でも…それ位の方が。…浮気しないかもしれないわ?」
セレーネ・F・カナベラル:未知の深海。それは彼女にとって進むべき航路であり、己が翼に味方するものだ。
セレーネ・F・カナベラル:その両翼を羽ばたかせる事もなく、ただ落ちていくように推進する。加速。加速。加速。災厄めいて唸り弾ける水鞭を掻い潜らんとする飛翔を開始する。
セレーネ・F・カナベラル:「おや。君と愛を語った覚えはありませんけど」
セレーネ・F・カナベラル:「それとも、これから惚れさせてくれるのでしょうか」
”覆海天女”姫劉濤:「──挑発的。ええ、いいわ。徹底的に───見惚れさせてさしあげましょう!」
GMore:──戦闘開始!
セレーネ・F・カナベラル:「──ふふ。私を見惚れさせたいならば、星よりも眩しく輝いて見せることです」
GMore:無明・踏破!という事で、ラウンド開始前にこいつの持つ権能を説明します。ほぼ打ち消し合うので無ではあるが
《大海》 - 常時。行動する度に対象のHPに最大HPの1/3のダメージを与える。
《反殺》 - 常時。白兵、射撃、RC、権能によるHPの減少を受け付けない。
《修復》 - オートアクション。対象のHPを最大値まで回復させる。
GMore:一つ!《大海》全てを溶かす原初の海!動く度に肉体が解けていき、死にます!
GMore:二つ!《反殺》あらゆる手段でダメージを与える事ができません!
GMore:三つ!《修復》使用回数無制限、タイミング自由の全回復です!!
GMore:以上。戦闘前の権能説明、終わり──
GMore:戦闘開始。ラウンド開始、セットアップからです!
”覆海天女”姫劉濤:セットアップ、こちらありません。
セレーネ・F・カナベラル:セットアップ、「エヴリシングレディ」でパワーアシストアーマーを購入、装備
セレーネ・F・カナベラル:行動値7から2へ修正
GMore:それと、すぐに意味がなくなるのでいっておきますが──現状のエンゲージは文字にしておよそこうなっています。
GMore:セレーネ・F・カナベラル    -10000m-    星蛇化身”覆海天女”姫劉濤
セレーネ・F・カナベラル:理解しました
”覆海天女”姫劉濤:では、イニシアチブ。行動値30、姫劉濤のメインプロセスです。割り込み確認!
セレーネ・F・カナベラル:なし!
”覆海天女”姫劉濤:では、メインプロセス1、”覆海天女”のターン。
”覆海天女”姫劉濤:マイナー 生命の黄金律99+形状変化:剛+速+柔99+骨の剣99
”覆海天女”姫劉濤:攻撃力198追加、行動値297追加、ガード値198追加!
”覆海天女”姫劉濤:メジャー 妖の招き99+伸縮腕99+怒涛の大蛇!
GMore:命中達成値は神なので27。ダメージは諸々有効の320点、つまり32点になります!!
セレーネ・F・カナベラル:一応ドッジします
セレーネ・F・カナベラル:いや万一したらダメだな ガードで
GMore:了解!ではヒットし、君のエンゲージが深海1万メートル先まで移動!
セレーネ・F・カナベラル:装甲有効で32点。アームブレードがガード3あって
セレーネ・F・カナベラル:パワーアシストアーマーが装甲25 差し引き4点
セレーネ・F・カナベラル:HP9->5です
GMore:”強靭”すぎる
GMore:では2回目。マイナーなし、メジャーは伸縮腕99+爪剣99になります。ダメージはさっきのに198追加されて52点!
セレーネ・F・カナベラル:3dx-4>=27 ダメ元の回避!
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10-4>=27) → 7[3,5,7]-4 → 3 → 失敗
GMore:粉砕!
セレーネ・F・カナベラル:喰らいます。差し引いても死ぬ!リザレクト
セレーネ・F・カナベラル:1d10+47
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10+47) → 1[1]+47 → 48
GMore:では軽い演出!
GMore:うわっこいつリザレクトのプロ
セレーネ・F・カナベラル:あ、NPCカード効果で0だ
セレーネ・F・カナベラル:HP1、侵蝕47です
GMore:じじいの効果があるため侵蝕上昇なし!
GMore:オス!
”覆海天女”姫劉濤:では軽い演出!
”覆海天女”姫劉濤:──指先を深海の闇へと振り上げる。白い、紐のような回転が、見えぬ果てまで延び。
振るう一瞬、渦が《大海》を引き裂くように振り抜かれる。海中に残った白い気泡が、直後次々と破裂し──
爆発するような海流を生み出す!!!

同時。遥か深海で、君をとらえる──二対の黄金の巨大な眼。

ごヴぉァッ!!!!!!

鼓膜が炸裂したかのような、くぐもった音が響き──君の肉体は、超高速で深海へと引きずり込まれゆく!
セレーネ・F・カナベラル:「っ──!」航行者としての異能も、人智を超越する大災に抗しうるものではない。電磁光球の端々、軋むような音と共に亀裂が走る。超重力めいた津波の力に呑まれ、引き寄せられる。
”覆海天女”姫劉濤:「───それでは、ひとさし。」その海流に身を委ねるようにして、蛇怪の姿がセレーネ・F・カナベラルに並走──否、並流する。……回転。
光すら吸い込む、白い渦と化す──それを、再び薙ぐように払い。
海中、渦で生み出された槍が、蛇のよう、異形の軌道を描いて襲い掛かるッ!!
「御目にかけましょう!」
GMore:で、この行動自体は終わっているので──”ナイトローバー”のメインプロセスです!演出してから反撃でもいいし、反撃ダイスふってから演出でもよいです!
セレーネ・F・カナベラル:三度、捻るような飛翔と共に回避。続く四撃目が電磁防壁を貫き砕く。
セレーネ・F・カナベラル:電磁防壁は砕かれ、セレーネの姿もろとも泡のように消散した。──否。
セレーネ・F・カナベラル:本来の姿に「回帰した」。赤い亡霊めいた影が、深海を疾っている。そして、
セレーネ・F・カナベラル:手番に移ります。
GMore:はい!
セレーネ・F・カナベラル:マイナーはなし。メジャー、《コンセントレイト》《アームズリンク》《ライトニングリンク》
セレーネ・F・カナベラル:同時に権能《死》《天》を使用宣言。
《死》
タイミング:メジャー
侵蝕上昇:10
効果:
この権能を組み合わせた攻撃によるダメージは、現在HPではなく対象の最大HPに対して与える。
命運の終わりを見届ける者である事を示す権能。
《天》
タイミング:メジャー
侵蝕上昇:効果参照
効果:
この権能と組み合わせて使用するエフェクトの内1つのLVを、3+任意の数値上昇させる。上げたLV×5点侵蝕値が上昇する。(この権能と組み合わせた時、『最大』や『最大レベル』の上限を突破する)
この権能を組み合わせた攻撃によるダメージはHPの減少ではなく
「相手のHPを、相手の現在HPからこのダメージ数値を引いた数字だった事として書き換えるもの」として認識する。
この世の果ての先を観測する者である事を示す権能。
セレーネ・F・カナベラル:《天》の効果により、《ライトニングリンク》のレベルを3上昇。
セレーネ・F・カナベラル:攻撃対象は当然、"覆海天女"
セレーネ・F・カナベラル:8dx+5@7 命中
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (8DX7+5) → 10[2,3,4,4,5,7,7,8]+4[1,2,4]+5 → 19
セレーネ・F・カナベラル:なるほどね
GMore:それぞれ、《反殺》《修復》に対応した能力です。データの直接書き換えというシステム処理のため、殺せない存在を殺す事が出来る、と言う意味のわからない解釈であり…
GMore:最大HPを減らす事で再生能力を無意味にします。
GMore:ところで申し訳ない、恐らくこれは文章に不備がある事に今気付いたのだが
GMore:このスキル、侵蝕上昇が発生するのは「上げたレベルが3を超えて4に入ってから」なので「3までは確定であがり、4以上になると上げた分×5点侵蝕が上がる」つもりでした。つまり……
GMore:今回は《天》による侵蝕、ないものとします。
セレーネ・F・カナベラル:あっなるほど
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕上昇ヤベーなと思っていた 理解です
GMore:それはそれとして特にNPCカードの使用とかはない?
セレーネ・F・カナベラル:回避の達成値も27でしたっけ
GMore:そう と思ったけど、俺が何のためにそれをとらせていたのかようやく思い出した
GMore:ここで姫劉濤はリアクションとしてガードを宣言。同時に自動触手99を発動します。
セレーネ・F・カナベラル:なるほどね~~
セレーネ・F・カナベラル:とりあえずダメージは出るということなので、出します
GMore:どうぞ!
セレーネ・F・カナベラル:2d10+21+12 相手のガード-5計算
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (2D10+21+12) → 14[10,4]+21+12 → 47
GMore:ではガード値マイナスも10倍されて50減り……
セレーネ・F・カナベラル:自動触手で死ぬ。リザレクト!
セレーネ・F・カナベラル:1d10-1+47
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10-1+47) → 7[7]-1+47 → 53
GMore:ガード値20から5点減らして15減らして320点ダメージ!!
セレーネ・F・カナベラル:ライトニングリンクで更に5減ってHP2。
セレーネ・F・カナベラル:メインプロセス分の侵蝕上昇+18で
セレーネ・F・カナベラル:53->71
GMore:では処理終了。残HP、679点!
GMore:おっと、《処理》を忘れていましたね…
GMore:こいつは最早『最大HP』が679なので、《修復》の権能による回復が出来ません。
セレーネ・F・カナベラル:了解。では演出入ります。
GMore:どうぞ!
セレーネ・F・カナベラル:赤雷が、長大な蛇の背後より迫る。《ヒューマンズネイバー》再構築。ボイジャー・エキスカベータ起動。その鱗に、白銀色の六角軸が突き立てられる。
セレーネ・F・カナベラル:それは、自らの数百倍にも及ぶ巨躯にとっては羽虫に針を突き立てられたようなものであろう。閃光、回転──掘削という攻撃は、双方の体積にある程度の均衡があってこそ成立する。
GMore: 昏い海中を切り分けて、星蛇の二頭が駆ける。身じろぐだけで爆発的な海流を生み出し、敵を引き寄せ、渦がそれを破砕する。
”覆海天女”の原身が、己と比べれば蟻より尚小さいその姿を蹂躙せんと、糸を織るように縦横無尽駆け巡り。
渦槍が散り散りにした敵を一飲みにしようかと大顎をあけ──ちくり、と感じたか、どうか。それ単体では、確かに何の意味もなかったかもしれない。
セレーネ・F・カナベラル:そんな事は分かっている。だからこそ、この一撃は本命ではあり得ない。そのような悪寒を感じ取った”覆海天女”は、次の瞬間
セレーネ・F・カナベラル:──遠く、轟くような音を聞いた。
セレーネ・F・カナベラル:それは、彼のよく知る海の轟きではなく。あるいは地の揺れ鳴らす音でもない。
セレーネ・F・カナベラル:セレーネの魔眼。白熱する心臓が、今は深海において太陽めいて赤白い輝きを放つ。その光輝が標となって、遥かな天空より『それ』を呼び寄せる。
セレーネ・F・カナベラル:激しい熱と共に海水を蒸発させながら、降りてくる一筋の光条がある。
セレーネ・F・カナベラル:「アブローッタ(天空より来れ)」彼女が呟いたのは、その異称の一つ。
セレーネ・F・カナベラル:空を覆う雨雲を払い、地に光明を齎すもの。リグ・ヴェーダにおいて姫劉濤が神核の半分たるヴリトラを討ちし、インドラの神具ヴァジュラ──
セレーネ・F・カナベラル:──すなわち、雷だ。
セレーネ・F・カナベラル:激しい熱が、凍てついた深海を侵略し迫る。姫劉濤の肉体を貫き灼いた。
”覆海天女”姫劉濤: 五行の力を操り、己に匹敵する程の力を──それが、何にせよ。彼女は手に入れたはずだ。
それが、このような羽虫の足掻きであるはずはない。では一体。彼女は一体、何を手に入れてきたのか?

──幻想深海”慈蓋星母”は、『世界の一番外側』と言う概念から成り立つ異界。
神話に語られる、遥か深き、今では信じられていない信仰の形。『空とは、壁である』──その幻想が結実した
『すべてを胎内に収める蛇』と言う概念だ。故にここに空はなく、ただ、世界の果てと言う名の母、『星蛇』がいる。

その幻想を破壊し得る一撃とは、何か。それは即ち──『天』の証明。再定義。なるほど、雷そのもの──
神話上、この蛇怪を打ち破った雷神の武器、にも例えられる力持つ彼女でしか、あり得ない事だったのやもしれぬ。
セレーネ・F・カナベラル:「──ええ、"ある"のです。私が世界(ここ)に居る以上」静かに笑う。その右腕、今しもここに落ちてきた神雷を受け止め・宿し、螺旋を巻く。
セレーネ・F・カナベラル:「異なる星を求め、探求を続けた人間の意志。その結実の一つこそが、この私であるのだから」
セレーネ・F・カナベラル:「そこに天(そら)はある」
”覆海天女”姫劉濤

───『天』が定義された瞬間、その世界は崩壊を始める。
『果てのない空』があり──果てのない、空が仮にあるなら。この蛇は、一体どこにいるというのだろう?
天空引き裂き、雷が降る。神話的有利・物理的有利。あらゆる致命を掛け合わせて──直撃を受けた星蛇が、その巨体を解けさせた。
深海であったはずの場所は、蛇の作り出した球体の外層へ。

解けた蛇と、その内に存在した、世界一つ分の巨大な海は──
荒れ狂う天雷の元、地平線の果てまで広がる──海洋世界と化す。
”覆海天女”姫劉濤:─── ザ   ッッッ     バアッ……

………荒れ狂う太洋に、津波が起こる。うねる、赤青蛇龍の巨躯が、波間よりその姿を覗かせた。
セレーネ・F・カナベラル:深呼吸ひとつ。青空を仰ぎながら、あるはずのない洋上に浮遊する。
”覆海天女”姫劉濤:「あたくしの方が、見惚れちゃったわね。」海洋より姿を現す巨大蛇。その背。あり得ざる『天』を見上げて──君を見据えて。「空。……ふふ!人は空に手を伸ばし──『海(母)』に耽溺するばかりではなくなった。さしづめ貴方は……」
セレーネ・F・カナベラル:「……為せば成るものですね。なるほど、これが神権を振るうということ。溺れる者もいるわけだ」
”覆海天女”姫劉濤:「あたくしの孫のようなものかしら………」目を伏せて、笑い「それはまだいいわ!」焼けこげた肉体を、ゆっくりと起こす。
セレーネ・F・カナベラル:「おや。文句の一つも言われるかと思えば、意外と好評なようですね」
”覆海天女”姫劉濤:「──でも」──肉体が、否、存在そのものが『欠けた』感覚がある。…焼けこげた肉体が、修復されない。「まだ、認められないわねえ!…人の作り出した貴方が……あたくし達を、超えていけるのか。……ふふ。ええ。まだ───わからないわ!この母を──殺し尽くして、旅だっていきなさいッ!」
”覆海天女”姫劉濤:──踊るように腕を揮う。
バシャアアンッッッッ!!!!
飛沫が打ちあがり、水面から、巨大な水の刃が持ち上がる───!!
セレーネ・F・カナベラル:「……ええ、踏破して見せましょう」
GMore:──暗転。場面転換。
GMore:では!
GMore:第四解。──『火界・天嵐地震』。登場PCは正玲諷呀。敵は”赤銅真仙”弩天毛です。
GMore:登場侵蝕をお願いします。
正玲諷呀:18→19 あ。ここで応急手当使っても良いでしょうか?
GMore:あ。大丈夫です!
正玲諷呀:ありがとうございます。
正玲諷呀:では2個使っちゃおう。
正玲諷呀:4d10+7
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4D10+7) → 20[7,1,5,7]+7 → 27
正玲諷呀:OKです。
GMore:折角なのでね!回復! 実際どうなるかとは思うが
GMore:了解です!
GMore:では…説明!
GMore: 荒れ狂う灼熱世界・『火界・天嵐地震』の活性化。吹き上げられる溶岩──否。
蕩けて光る神珍鉄が、打ち上げられ、鋼の雲とぶつかる事で鍛造され──風との摩擦による急速冷却による焼き入れ工程が行われ、降る。
GMore: 鍛鉄の豪雨浴び、炎の海よりその身を起こす──核熱の三面猿。白面・青面・赤面がそれぞれ、爆熱による閃光を吹き出しながら──
咆哮を上げる。赤黒く流動する大地が死の飛沫と化し、飛び散った破片が僅かな大地に突き刺さる。
GMore: 天が荒らされ、大地が震える。終末景色の一つ、『火』を象徴するこの世に参じた男が一人。”朧光幻幽”正玲諷呀。
その前方。まるで、そんな世界が眼に入らないかのようにお道化る老猿。大きな瓢箪の上。からかうように。
”赤銅真仙”弩天毛:「よう来たのう。ワシが、七仙最強。”赤銅真仙”弩天毛。」──岩猿化身。中国・最強怪異の信仰より生まれしもの。
”赤銅真仙”弩天毛:「──おんしが”朧光幻幽”…正玲諷呀。で、間違いなかったかいのう?」──狡猾なるもの。
正玲諷呀:「やり口は聞いているぞ。ならば、女性が来るわけにもいかんだろう。だから僕が来た」
正玲諷呀:「丁度良い試金石でもある。これを潜り抜けられなければ、どのみち敗北は必定だろうしな」
正玲諷呀:「敢えて言おう。僕が”朧光幻幽”…正玲諷呀だ」
”赤銅真仙”弩天毛:「か!か!か!そうじゃろうともなあ!!まあ、構わん。わしからすれば、美しい女も、美しい男も、そうは変わらんわいのう!!あの小娘!わしを挑発しおって……!!!何百回ブチ殺しても飽き足らんだろう程には気骨に感動したがのう…………!!!」
”赤銅真仙”弩天毛:「随分と威勢のいい小坊主が来たもんじゃわいのう!!あの小娘の代わりと言うなら、楽しませてくれ───  ほう?」
”赤銅真仙”弩天毛:──正玲諷呀は、『紫金紅葫蘆』の条件を満たした。
それは、かの神話においても、一度も破られた事のない、必殺の致命宝貝。
”赤銅真仙”弩天毛:暴風。力ではなく、ルールによってその姿をとらえ──酒瓢箪へと、その身を吸い込みます。
正玲諷呀:身じろぎもせずに吸い込まれて、その内部へと放り出される。
”赤銅真仙”弩天毛:「カ!カ!カ!……面白い!…未だかつてみたことがないわいのう!!”怪物”か?”愚物”か!」……すぽん。そうして蓋をする事で、酒瓢箪は完全に封印され、内部にいるものをじわじわと溶かし、酒にする。
”赤銅真仙”弩天毛:内部は、弩天毛が飲んでいた仙酒──桃が発酵したような、蕩けるような甘い匂いが漂っており──外から見たより、遥かに広いです。
正玲諷呀:「ふん。では、抵抗を開始する。この瓢箪は、底なしと謳われるがな……七海の全てを汲むことは可能か?」
正玲諷呀:「権能《大海》」
”赤銅真仙”弩天毛:その酒はおおよそ膝の辺りまで。
”赤銅真仙”弩天毛:「───………か!!かかかかか!!!カカカカカカカカカ!!!!」笑い──
”赤銅真仙”弩天毛:──解放されたその権能で、瓢箪宝貝──『紫金紅葫蘆』の内部が、一気に塩水に満たされて行きます。
正玲諷呀:足元から海水が沸きだし、魔酒を希釈しながら、瞬く間に、その中身を満たしていく。
”赤銅真仙”弩天毛:あくまで『紫金紅葫蘆』は、神が使う道具であり、神の権能そのもの、否。『大海の神』が齎す、『海の世界』を含めるようには出来ていません。──酒は塩辛い水に飲まれ、一気にその水位を跳ね上げ──君を『紫金紅葫蘆』の外へと押し出します!
正玲諷呀:抜け出るとともに、水に濡れた髪を後ろに撫でつける。
正玲諷呀:「たわけ。あと3年は飲めんよ。水も滴るとは良く言ったものだが」
正玲諷呀:「権能の使い方として上出来だろう?」
”赤銅真仙”弩天毛:──栓ごとすっぽ抜け、吹き出した塩水を浴び──しゅうしゅうと、高熱を持つが故の湯気を噴き上げている。「こ、こ、こ、このクソ小坊主!!!!よ、よ、ようやってくれたわいのう!?!!?」
正玲諷呀:「すまんな。だが、お互い様だ。僕の一張羅もこの通り」
”赤銅真仙”弩天毛:「カーッ!!!……認めてやるわい!!」ガンッ! 瓢箪を蹴り、灼熱の大地に立つ。四足獣にも似た構え。背に担ぐように棍を据え。「上出来じゃ。これぐらいはして貰わねばのう!わしも、二流の真似をした甲斐があったもんじゃ。」
”赤銅真仙”弩天毛:「それで、見えたか、勝機とやらは。」試金石、と称した男の言葉。思い返すように、にやけた笑いをして。
正玲諷呀:「真似ではなく、貴公が二流なら勝てるだろうがな」
正玲諷呀:「さて、戦闘は出来るといったところが。そちらの切り札次第だ」
正玲諷呀:「僕の勝機はそんなところだがな。この期に及んで僕を侮るのならば死ぬぞ」
”赤銅真仙”弩天毛:「カッ!!!!………言いよるのう!!──おう、おう、おう、おう、見晒せ、クソガキ!!!!!!!そンならのその覚悟──」その身が、灼熱する。
己の肉体を、敵を弑するための武器へと鍛え直す──英雄神の怒りの権能。
”赤銅真仙”弩天毛:「ぶったぎっちゃるわいのう!!!!!!!」
GMore:──戦闘開始。
GMore:怒髪・天衝!
GMore:というわけで、戦闘開始です!演出上!意味は!大きくありませんが!正玲諷呀 - 50m - 弩天毛化身・弩天毛原身 ぐらいの案件になります。
正玲諷呀:「やろうか。僕は此処に仲間の借りを返しに来た。尻が赤くなるまで引っ叩いてやるとしよう。元から赤いようだがな」
GMore:猿のケツは…赤い! ラウンド開始前に、権能の説明をします。
GMore:《鉄》 - セットアップ。装甲値とガード値を計算時のみ10倍にする。
《鍛冶》 - マイナーアクション。以下の効果を持つ武器を作成する。
命中:判定時に決定。ダイスを振らず、対象のドッジ結果数値+99として扱う。
ダメージ:ダメージ計算時に決定。対象の最大HP+装甲値+ガード値+99
ガード値:防御時に決定。対象が算出したダメージ+99
《魔術》 - 常時。シナリオ中に使用されたエフェクトを全て修得しているものとして扱う。
今回の場合、ハッタリをしたくて盛ったものの、そんな選択肢から考えていると時間が無になるので、今回、『蔡春嵐』の持つエフェクトのレベルを全て99として使用します。
同時に、神なのでダイス目を操る類のものは意味がないので、『ソードマスター』と『カウンター』だけかります。
GMore:一つ!!《鍛冶》!あらゆる攻撃をかなり弾きます!!!
GMore:《鉄》だこれ
正玲諷呀:オート《大海》 19→29 無効化します。
《大海》
タイミング:オート
侵蝕上昇:10
効果:
対象が権能の発動を宣言した時に使用できる。
その効果を打ち消し、このラウンド中、命中・ドッジ判定の達成値とダメージを半減させる。
怒り狂えるものを鎮める者である事を示す権能。
GMore:二つ!改めて《鍛冶》!『相手を絶対殺す武器』を鋳造します!通常持っている武器は春嵐ちゃんと同じ「栄光と勝利の槍」相当の如意金箍棒です。
正玲諷呀:オート《無》その武器を消去します。 29→39
《無》
タイミング:オート
侵蝕上昇:10
効果:
権能または効果によって生み出された道具・装備を任意の数消滅させる。
無、転じて神秘を暴き、打ち砕く者である事を示す権能。
正玲諷呀:と、こういう使い他のハズ
GMore:三つ!《魔術》!とにかくあらゆる技能を治めている、と言う事を証明するスキル。これによって、既に出会った事がある春嵐ちゃんの技能を全部最強に使いこなし…     と言う体なのだが、ダイス系スキルは無視するので、ソードマスターだけを使います。
GMore:無を使えば出来ます。
GMore:問題なし!厳密には、行動タイミングも「マイナー」とかかいちゃっていたので、都度宣言して頂ければ問題はないが
GMore:今回はこのまま、使用しない体で進みましょう!
GMore:結果は変わらないですからね……
”赤銅真仙”弩天毛:「──八卦炉点火。」──今、この時、他の場所で。ある少女が、雷神の力を糧に唱えたその呪文を、一人で唱える。
《鉄》。──己の肉体を、闘う度、闘うための機能に進化させ続ける、『あらゆるものに耐える』ための、進化する不壊の権能。
《鍛冶》。それを実現する──灼熱した肉体に、指向性を与える、鍛冶神の力。『あらゆるものに勝つ』ための、進化する勝利の権能。
その力が、爆熱と化して吹きあがる!!炎の中、めきめきと肉が絞り込まれ、得物たる柱に刻印が刻まれ征く。
”赤銅真仙”弩天毛:「──”朧光幻幽”。」名前を呼ぶ。『適した武器』を作るためだ。それが意味するのは──「お前を、殺す!」
”赤銅真仙”弩天毛:ばぢィっ!!火花が散り、背負った棍棒に走る、紫光放つ八卦刻印!
正玲諷呀:「ふぅ。さて、ならば僕も倣うか」
正玲諷呀:指先が風を斬りながら印を組む。
正玲諷呀:腕を空に掲げる、
正玲諷呀:「五行補天陣───いや、五行補天刃と言ってやろうか『螢惑火徳星剣』」
正玲諷呀:空に掲げた手を振り下ろす。流星が”赤銅真仙”に降り注ぐ。
正玲諷呀:いや、真実それは流星ではなく、それと見紛うばかりの武具の群れだった。
正玲諷呀:幻想の剣群が津波の如く、神仙の鉄の体を打ち据える。柱を削ぐように無数の剣が突き刺さる。
正玲諷呀:「僕の選んだ権能は弱点を突くものではない。対等の勝負をするものだ。さぁ、此処から先は純粋に技と力と手持ちの武具の性能で決まるぞ」
”赤銅真仙”弩天毛:「───んなッッッッッッッ!!!!」雷鳴。黒雲。振り落ちる刃は、この世界の基本景色だが──それよりも、遥か高い所から。己目掛けて降る流星の雨がある。武具の雨。──大したことはない。そんなものは──
「不味───」

ガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッ!!!
”赤銅真仙”弩天毛:灼熱の中、鍛えられたはずの肉体に、刃が突き刺さる。神鉄の棍、尚鍛冶神の権能で鍛えられた、敵を倒すためだけの武器が──削られる。…拮抗。「…なるほどのお……!!」金属と金属がぶつかり合う火花。全身から湯気を噴き上げて、老猿が、真下から、怒りに満ちた目で、睨めあげる。
”赤銅真仙”弩天毛:「その上で勝つ、と吹きよるか!!!!こざかしいわいのう───ッッッッッ!!!!!」
ダンッッ!!…震脚が、世界を揺らした。
正玲諷呀:その脚力だけで木の葉のように吹き飛ばされる。体を空中で一回転させ、手から着地。
GMore:──では、セットアップ!
GMore:セットアップ、先陣の火99(行動値+495)、サポートデバイス99(ダイス198個追加、意味なし)、苛烈なる火99(攻撃力+297)、スタートダッシュ99(戦闘移動。現在移動距離1000m)。
これに常時、『一陣の風99』がつきます。
GMore:イニシアチブ。行動値995の”赤銅真仙”です!
GMore:VS1! 面白すぎるな…
正玲諷呀:来い!
GMore:では勢いよく。
GMore:行動値995、”赤銅真仙”のメインプロセス!
GMore:マイナー:ライトスピード2回行動。あわせて3回。+氷の回廊99。マイナー移動更に1198m。
GMore:メジャー:一閃 炎の刃99 クロスバースト99です。
GMore:合計4000m分、正玲諷呀の周囲を回転するように移動してから攻撃します!
GMore:命中達成値は《大海》によって白兵判定値が最終的に半減し、162点!
正玲諷呀:一応ドッジ
正玲諷呀:4dx+1
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10+1) → 4[1,3,4,4]+1 → 5
GMore:ダメージはスキル諸々で891点の、ダイス17個で102点の、武器11点で…
GMore:1004点。1/10して100点になります!
正玲諷呀:《リザレクト》
GMore:です!
正玲諷呀:39+1d10-1
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (39+1D10-1) → 39+2[2]-1 → 40
GMore:り、リザレクトがうまい!!
正玲諷呀:でも、何回も殴るんでしょう?w
GMore:です。あと2回!ギュオッ!!!と超高速でマイナー→メジャーで同じ行動を繰り返し、今度は3000m移動してタコにするのをします!!
GMore:ダメージは全部100点。総移動距離は10000m!
正玲諷呀:では、あと2回ガードして、2回リザレクトします。
正玲諷呀:40+1d10-1
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (40+1D10-1) → 40+4[4]-1 → 43
正玲諷呀:43+1d10-1
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (43+1D10-1) → 43+10[10]-1 → 52
正玲諷呀:3回振れば期待値にもなるぜ!
GMore:最終的に期待値って感じだ
GMore:では、演出!
GMore:───風を置き去りにし、雷を超えて。神速、と言う表現で足りるかどうか。
暴風を引き連れ、大気を引き裂き、己の肉体を摩擦熱で閃光そのものと化し──
不可能を可能とする。天にも斉しい大魔物──斉天大聖・孫悟空、そう言って余りある、魔神粋の速度!!
GMore:走るだけで大地が渦状に抉れ、通った後が即ち殺戮の嵐。天が荒れ、地が震える。
加え──

「──っ疾」

溶岩の海より姿現したる原身が、天空より拳を振るう!!それを、『蹴り』飛ばして再加速──!!!最早視認は不可能。通らば死ぬ、殺戮の風と化し。振るう金棍、刹那に無数!
正玲諷呀:「目で追える。攻撃の出所も判る…………ように見えるのは全て残像、まやかしか」視認と同時に二度死んだ。
正玲諷呀:直前に認識した刹那の閃光こそが本体である。という推測があるが単純に無意味だ。
正玲諷呀:その速度域への対応策がまるでない。ないが。
正玲諷呀:「そのような敵に対しても。《リザレクト》と言うのは有効だ。同じことを続けられれば流石に死ぬが」
正玲諷呀:《多産》の権能で健常な体を創生し直し立ち上がる。
GMore:では、イニシアチブ…1! ”朧光幻幽”のターンです!
GMore:では、改めて!
GMore:──”赤銅真仙”弩天毛は、行動1回を残して《待機》!!
GMore:イニシアチブ1の”朧光幻幽”に行動を譲ります。
正玲諷呀:では、行動頂きます。
GMore:どうぞ!お願いします!
正玲諷呀:マイナー《インフィニティウェポン》《多産》で12本使用。侵蝕率が63上がります。
正玲諷呀:52→115
正玲諷呀:メジャー:《コンセントレイト:モルフェウス》《咎人の剣》《カスタマイズ》《賢者の石使用》
正玲諷呀:では判定。オートで12本の《多産剣》を使用し達成値+120
正玲諷呀:11dx5+130
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (11DX5+130) → 10[1,2,3,3,6,6,7,9,9,9,10]+10[1,2,4,6,6,7,8]+10[1,1,4,9]+10[5]+10[7]+4[4]+130 → 184
GMore:では……
GMore:”赤銅真仙”弩天毛は、これに対しカウンターを宣言!!!!
GMore:これは、もしも弩天毛が『神』でなく、ダイスを振る力があれば、可能性はゼロではなかったでしょう。ですが、それを理解していても──こいつは打ちました!ということで。
《ソードマスター》化の達成値──162点で、達成値敗北!
GMore:直撃します。
正玲諷呀:ではダメージを出します。
”赤銅真仙”弩天毛:お願いします!
正玲諷呀:19d10+36
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (19D10+36) → 76[7,1,4,5,1,2,10,1,1,5,1,9,1,4,10,2,2,1,9]+36 → 112
”赤銅真仙”弩天毛:112点!!!
”赤銅真仙”弩天毛:112点!?
”赤銅真仙”弩天毛:装甲値99を引いて、1021点!!!
”赤銅真仙”弩天毛:……爆散します!!
正玲諷呀:要諦は二つ。相手の場所を見破る。そして、こちらの最強の武器を作る。
正玲諷呀:不可視絶速の神仙相手にそれを成さなければ死ぬだけだ。成さねばならぬのなら成す。
正玲諷呀:腕を掲げ、振り下ろす。空が煌き、世界に十二方向に飛ぶ、十二本の創生魔剣。
正玲諷呀:その能力は《ディメンジョンゲート》《蝙蝠の耳》《真昼の星》《偏差把握》《かしずく歯車》《獣の直感》《物質変化》《急速分解》《仕組まれた幸運》《熱感知知覚》《声なき声》《禁じられし業》
正玲諷呀:空間を跳躍し、あらゆる五感を研ぎ澄まし、機械のように正確に体を駆動させ、幸運すら味方につけ、物質と術を溶解する。
正玲諷呀:「見えたぞ。さぁ、避しておけ!」
正玲諷呀:燃え盛る炎が掌へと渦を巻き吸い込まれていく。幾重もの炎が混ざり合い圧縮され、鍛えあげられる。
正玲諷呀:そして閃光と風鳴りと共に火塵を払い。彼の聖剣は姿を現す。
正玲諷呀:碧の炎を纏った白銀の威容。星の光を集めたならば、この輝きに果たして届くかと錯覚する無垢なる刃。
正玲諷呀:惑いを断ち、斬ったという現実を残す真実の剣。その銘は。
正玲諷呀:「顕れよ。碧炎断蜃刀」
正玲諷呀:十二の魔剣が飛び交う空の下で、両手で聖剣の柄を握り、脚を開き、切っ先を背中まで回すように構える。
正玲諷呀:刀身に纏った碧炎が燐火の一片までも超高温でプラズマと化し収束、剣の周りで加速しながら、恒星の如く鳴動する光焔の刃を形成する。
正玲諷呀:「僕の聖剣の射程距離は∞だ。かの雲でも使って宇宙の果てまでも逃げてみるか?」
正玲諷呀:言葉と共に聖剣を薙ぎ払った。光焔の奔流が黒雲を切り裂きながら射線上にある一切を消し飛ばす。
正玲諷呀:ビームじみた熱光線が世界を照らし、空を焦がしながら大地を溶かす。そして天地が爆散した。
正玲諷呀:「もっとも同じ結果で終わるだろうがな。そうだ───全ては僕の掌の上だっ!」
”赤銅真仙”弩天毛:──ハヌマーンシンドローム。この世に異物たる超人、オーヴァードにおける能力分類の一つ。
その特徴は、即ち『風の神ハヌマーンが如き絶速(ありえざる速さ)』にある。では、風の神ハヌマーンとは?

今。朧光幻幽の前に立ちふさがる、この猿怪の事である。ハヌマーンの始源(オリジン)を前にして、この世の森羅万象遍く万物は全てが全て──
遅きに失する!

それは、同じく『神の域』に踏み込んだこの小坊主にしても同じ事。遅すぎる!!命を借りとる暴風と化し、既に二度。通らば吹き散る『死』そのものと化して荒れ狂い──
全てを置き去りに、男の命を狙う。しかして──……この世の森羅万象万物束ねて。
尚届かないとは、誰の傲慢か?

速度による不可触を実現する、空間、距離が意味を失う。全ては男の射程内。
光風による不可視を実現する、付随現象が意味を失う。全ては男の知覚内。
認識による不可応を実現する、速さそのものが意味を失う。全て男の想定内。
誤差はない!その男は幸運だ。惑いはない!それを断つ剣だ!
”赤銅真仙”弩天毛:───暴風。爆炎。全てを薙ぎ払う、炎も雷も超えた力、光の波動が、溶岩の海を吹き飛ばし、瓦礫を散らし──遥か地平線、居並ぶ火山ごと上下に別たれ──
”赤銅真仙”弩天毛:───  だッ     ばあああああああああ   ンっっっ!!!!        一瞬遅れて、丸々『浮かび上がった』世界が──溶岩の海に落ちて、巨大な飛沫を上げる。
正玲諷呀:「やっ……たか?否、化け物め」
正玲諷呀:荒い息を吐きながら嗤う。これ以上ない会心の手応えは、しかし命脈を断つに至っていない。
”赤銅真仙”弩天毛:…………”赤銅真仙”弩天毛──その原身にまでも。その本人が。届いた事を『認めてしまった』かのように──亀裂が走る。

「このワシがッッッッ……!?!!?逃げるッッ!?!!?だとッッ……!!!!!冗談ッッッッきついわいのうーッッッッ!!!!!!!!ワシは最強!!!この山最強無敵の猿仙!!”赤銅真仙”!」 歯が砕けんばかりに食いしばる。怒りだ。その老猿は──
”赤銅真仙”弩天毛:認めかけた敗北を、慄いたというその事実を──怒りによって打消し、立ち上がろうとし──事実、立っている。「……弩天毛様じゃわいのう!!!」
正玲諷呀:だが、それが楽しい。演技ではなく神仙の怒り狂う表情を見れたことは、一撃で斃すよりも
正玲諷呀:価値がある事に思えた。聖剣を構え直す。
”赤銅真仙”弩天毛:……認めるな。敗北を認めるな。認めれば、先に死んだ愛弟子をいかんとする?あの娘どもに負けた、あの弟子どもを如何とする。「わしはのう!!負けるわけには、いかんわいのう!!!」──この一手。敵も、消耗している。届かば、勝つ。そう、踏み切って、その老猿は──
”赤銅真仙”弩天毛:───ダン!!!!!!!
”赤銅真仙”弩天毛:───再び、『速度の神』そのものと化したッ!!
正玲諷呀:「"木"が消えたな」
正玲諷呀:極限まで強化された五感でそれが解る。
正玲諷呀:相手の姿は霞のようにしか感じられないが、その事実で手に入れたものがある。
正玲諷呀:「勝機が見えた」
正玲諷呀:大気が燃える。その中で神を待ち構える。
正玲諷呀:碧炎断蜃刀────人の身が生み出す聖剣の王者の極限近似値。ただ一振りの奇跡。
正玲諷呀:《朧光幻幽》の持つ絶対特権は、敵を蒸発させようと掌の中で唸りをあげている。
正玲諷呀:「人の強さとは、神を見捨てられる事と、先達の所業を再現できることだ」
正玲諷呀:「道具を使う貴公には解ると思うが」
正玲諷呀:相手の動きがはっきりと見える。
正玲諷呀:「一度起こりえた事象を技術と道具で模倣できる。そら、これは今先刻(はるかむかし)、目と鼻の先(はるかかなた)で起こったことだ!刮目せよっ!」
正玲諷呀:碧炎断蜃刀が振り上げられ、裂帛の気勢と共に振り下ろされた。
正玲諷呀:全てを溶断する斬焔が空間に断層を作る。聖剣の炎は大地を呑み込む一つの波濤となって荒れ狂った。
正玲諷呀:目も眩む焔の輝き、耳を覆う爆砕音、世界を生命誕生以前の姿へと戻す灼熱の渦。
正玲諷呀:炎の中で聖剣を握る手に力を籠める。これ以上の無い全力、これ以上の無いレネゲイドの燃焼。
正玲諷呀:炭にする?否、塵と化す?否、これは、そのような低温ではない。これは全存在を光の中に消滅させる絶対熱量。
正玲諷呀:「つまり」
正玲諷呀:一振りの剣(ほのお)で一つの世界(じだい)を燃やし尽くし終わらせる神話終末を此処に再現する。
正玲諷呀:「神殺とは世界ごと斬り伏せる」
”赤銅真仙”弩天毛

 ──神の如き速度。それを神速と言うのなら、まさしく神速だ。何しろ、そのものであるのだから。
踏み込み。獣の疾駆に乗せて、最後の一撃、如意棍を振るう。速度を載せる。射程を伸ばす。重量を増す。
こうも必死になった事など、果たしてここ数千年、あっただろうか。無様に顔を歪め、炎を噴き上げながら、神風が0秒。
再び、彼我の距離を無くす。

 また一人、弟子が消えたという。許すわけにはいかない。

 勝機が見えたという!…許すわけにはいかない!

怒りを原動力に、更に大地を踏みしめる。

──それが見えているという。許すわけにはいかない。

 ──許すわけには。

「──が……!」

0秒。踏み込むのが0秒であるなら。…そうなるのも、また、踏み込んだその瞬間の出来事だ。
”赤銅真仙”弩天毛
『無い』。切り裂かれた胴体が、半ばから、空間ごと消えている。──大地を、溶岩の海を。それよりも眩い、終わりの炎─光が、舐めた。
地平線まで、まるで漂白されたかのように燃え尽きた景色が広がっている。白い紙に火をつけたように。氷が割れるように、空間が燃え落ちゆく。
溶岩の海より姿を現す、その原身は、まるで、写真が、半ばから切り落とされたかのように、あり得ない断面を晒して沈黙した。
”赤銅真仙”弩天毛:……分断された胴体が、世界である事すら失った、漂白された世界の骸──その、「床」を構成する「層」へと落ちる。
”赤銅真仙”弩天毛:「………か…カ!カ!カ…………負けた…わいのう…」
正玲諷呀:「そうだな。僕の勝ちだが、今言ったように、これはカンニングだ」
正玲諷呀:「貴公が神でなければ、僕が破れていたかもな」
正玲諷呀:「その位は讃えよう。幾ら言葉を飾っても命を奪ったのには違いない」
正玲諷呀:「この感触は嫌なものだし、悪いが、もう少し斬る」
”赤銅真仙”弩天毛:「朧光幻幽……正玲諷呀!!カ!カ!カ!!……見事じゃ。見事じゃわいのう………本気で……人間なんぞに……この、わしが……ぐ、カ、カカ……わしの、弟子どもを………」
”赤銅真仙”弩天毛:「フン……死して、口なし!だが。カ。カカ…!カ!それは、許せんな!化けて、出てやるわいのう……!朧光…幻幽!」
正玲諷呀:「枕元に立つなら、女の方にしておけ」
正玲諷呀:「そちらの方がらしいだろう。セラや依然は駄目だけどな」
”赤銅真仙”弩天毛:「カ!カカ……!流石のわしも、幼子が相手では……型無しじゃわい!」
”赤銅真仙”弩天毛:「負けじゃ、負けじゃ、カカ………正玲諷呀。その名。………覚えて……逝って…やろう。」
正玲諷呀:”赤銅真仙”弩天毛にロイス取ります。 好敵手 敬意/敵愾心○
”赤銅真仙”弩天毛:「わしは……信じて消えるよ。神に勝てるのが人である……そういう理屈に……」
正玲諷呀:「逝った先で、同胞とどちらが勝つか賭けると良い。さらばだ、強き神仙よ」
”赤銅真仙”弩天毛:「勝てる…弟子じゃ。わしの……弟子たちは!」
GMore:──君の言葉に、上半身だけの猿が、微笑んで、白い、焼け残りの塵と化した。
GMore:”赤銅真仙”、弩天毛。……完全撃破!
正玲諷呀:「ふ、オケラにしてやるぞ。それで僕に二連敗だな」
正玲諷呀:残り風と共に言葉を乗せた。
正玲諷呀:侵蝕115→123
正玲諷呀:123+1d10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (123+1D10) → 123+10[10] → 133
正玲諷呀:ijyou .
GMore:押忍!!!
GMore:まさか1R目で2仙が脱落するとはね!!
GMore:───暗転。
GMore:──VS”轟鬣元帥”呑海!2R目!
GMore:2R目と言うだけなので他に特殊処理は挟まれないが、他の場所で戦果があった事を君は陣を通じてわかっても大丈夫です。(連絡)
波児・マレキュール:はーい
GMore:──1R目の出来事。”轟鬣元帥”の反物質功夫を受け、木っ端のように吹き飛ぶ君!迫る追撃!しかし、君は権能をフル活用…!敵の神格・神域を零落させ、打ち合い──
GMore:一瞬できた隙を突いて潜り込み──反撃の靠をぶち込む事に成功したのであった!
”轟鬣元帥”呑海:”轟鬣元帥”呑海は、君の反撃を受けて好戦的に笑い──衝撃を殺すように大地に轍を刻みながら──
”轟鬣元帥”呑海:2R開始。セットアップからです!
波児・マレキュール:《ソードマスター》攻撃達成+9 侵蝕61 ダイスボーナス獲得
”轟鬣元帥”呑海:セットアップ、”轟鬣元帥”は君の先ほど見せた『反殺』を警戒し、何も使いません。
”轟鬣元帥”呑海:では、イニシアチブ!イニシアチブ40、”轟鬣元帥”のメインプロセスです。割り込みの確認!
波児・マレキュール:なし!
”轟鬣元帥”呑海:了解!ではマイナー、ハンティングスタイル99、メジャーで吹き飛ばし99+血に飢えた跳躍99!それに《破壊》の権能が乗り──エフェクトを放棄させる絶望攻撃!
”轟鬣元帥”呑海:命中達成値は27。ダメージ達成値は422点転じて42点です!
”轟鬣元帥”呑海:ダメージを受けると198m移動し、『消滅』までの距離が残り104mになります。
波児・マレキュール:《反殺》を使用します 侵蝕71
”轟鬣元帥”呑海:了解。では反射を丸々受け、42点から、実質装甲値10点が引かれ、323点のダメージ!!!
”轟鬣元帥”呑海:残HP325点!!
”轟鬣元帥”呑海:──追撃。2度目の攻撃が入ります。
”轟鬣元帥”呑海:行動は同じ。吹き飛ばし99+血に飢えた跳躍99!
波児・マレキュール:ガードを宣言。
波児・マレキュール:1d10-1+71 固定ダメージでリザレクト。ロストまで104m
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1D10-1+71) → 4[4]-1+71 → 74
”轟鬣元帥”呑海:では軽い演出!しちゃお…少しおまちを!
”轟鬣元帥”呑海:反射ありきなので、一発目を打ち込む辺りまでのつもりでいきます。
波児・マレキュール:了解!
”轟鬣元帥”呑海:「──行くぞ!”波児・マレキュール”ッッ!!我が、仇敵!」
──水晶と化した大地がめくれ上がる。大の大人3人分縦に並べておつりの来る巨躯が、その人間一人と正面から打ち合っている。
加速。制動。加速。制動。純粋な速度ではなく、高速・低速を織り交ぜた拳打。

ッッダン!!

震脚。大地を揺るがす一歩。螺旋をその身にぎちぎちと練りこみ、破裂せんばかりに筋繊維を膨らませる。
極限までねじれた筋骨を放てば弩砲の如く!”打ち込む”動作が次への”溜め”巨躯に見合わぬ速度、そしてその巨躯に見合った──否。その巨躯から、尚想像もつかぬ程重い拳が波児・マレキュールを襲う!
波児・マレキュール:──中国武術の拳は落下の衝撃に似る。
波児・マレキュール:ただそこに「在るが儘にある」打撃こそが、最も威力を持つからだ。勁の衝撃とは自然の力である。
波児・マレキュール:なれば、超重量そのものである”轟鬣元帥”の拳はこの世のどんな拳士のものよりも重い。
波児・マレキュール:「标较千鈞力」
波児・マレキュール:無数の速度規制看板が撃ち抜かれる。命中した拳より伝播した力が────
波児・マレキュール:ズッ……ドドドドドドドドドドッッ!!!!
波児・マレキュール:ワーディングとともに同方角へ向けて突き立った<一方通行>の標識に従うままに肉体を通り抜け、そのまま波児の足元に伝わり、くり抜いたような圧潰を引き起こす。
波児・マレキュール:「照陽定乾坤!」
波児・マレキュール:土行。万物の土台、巡る四季をつなぎ合わせる力、それは自然そのものだ。内家拳を操るのにこれほど適した者がいるだろうか。
波児・マレキュール:──ならばその力を、圧するのではない、受け流し、あるいは。
波児・マレキュール:「撃ち返すまで」
波児・マレキュール:換勁・整勁・用勁。それはあらゆる中国武術の要訣である。
波児・マレキュール:とりわけ1動作がそれら全てを最初から含む
波児・マレキュール:それは環状交差の戦闘術。
波児・マレキュール:杖術によって追撃を受け流す、今度は大地にではない。先端に打ち付けられた円環矢印の標識が示すがごとく、そのまま”轟鬣元帥”の肉体へ。
波児・マレキュール:砕ける足場の上で決して体制を崩さぬ低架式より放たれる──
波児・マレキュール:「邪拳・五行補纏」
波児・マレキュール:圧倒的なエネルギーをそのままに、螺旋をまとった発勁。吹き飛ばしはしない。その力は全て、その神仙の臓腑を破壊するために使われる。
”轟鬣元帥”呑海: 荒れ狂う──否、荒れても狂ってもいない。狙いを定め、的確に敵を粉塵とすべく振るわれる拳が、偶然嵐に似るのみ。
枯れた木の葉を打ち払うように標識を貫く。権能においては最早拮抗しながらも、通行不可を示す力学法則の上書きを、破壊の権能が僅かにこじ開け──
その針の孔のような道を、過たず通す。
”轟鬣元帥”呑海: 「グハッ──」笑み。
その反動が大地を軋ませ、そうして再び世界が縮小する。
より鋭く。より極みへ。より小さく、より、研ぎ澄まして、武の先へ。
狙いは、どのような戦士も、肉体が指示を受け付けきらぬ、リザレクトの間際。極瞬の間隙。
”轟鬣元帥”呑海: ──无涯辟地・通天掌!
”轟鬣元帥”呑海の絶招──誰にも真似のできぬ、必殺技と解く。
本来ならば世界産む質量持つ原身をその化身の枠に留め、生み出される超々極密度から成る”反物質”を、炸裂と同時に吐き出す、質量消滅拳。
”轟鬣元帥”呑海
それが。
”轟鬣元帥”呑海:   ボ ッ
”轟鬣元帥”呑海:過たず、敵ではなく、己に向かって炸裂した。
──”五行捕纏”。恐らくは──持ち込まれたものでなく。今。この場。己が振るった力までをも利用した──二重・権能・破壊!否。元々、その権能は、”己”から奪われていたものか──?
”轟鬣元帥”呑海:「───っがあッッッッ……!!!」
波児・マレキュール:「我らの武術には──」
”轟鬣元帥”呑海:──間隙。直後、膨れ上がる胴体。ぎちぎちと『抑え込む』力が途切れかけたのだ。その破壊力はそのまま深く内部を狂わせ──炸裂する!
胴体の半ばまでが文字通り”消滅”し、まるで三日月染みたシルエットをその身に残す。
波児・マレキュール:「体制反射を利用するものが多い。自らのものも」
波児・マレキュール:「そして当然、敵のものも、な」
波児・マレキュール:どれだけスケールが変わっても、その応用だ。その応用が通じる敵手だという確信。
波児・マレキュール:だが、最高出力のワーディングを依代に人の意で振るう神権は確実に波児の身を蝕んでいる。蝕み続けている。
”轟鬣元帥”呑海:「グハッ……!」……ぐらり、肉体を大きく欠けさせながら、後ろに蹈鞴を踏み、立ち留まる。「やはり。……グハ!やはりな!」
”轟鬣元帥”呑海:「…その目。その戦い。俺と戦うまでに、貴様は幾度も神を屠ってきただろう。…負けるわけよ、我ら、神が!……そうだろうとも、我らの研鑽は、所詮、神!神が、その術理を極めたというだけにすぎぬ。お前達は、敵を見ている」
波児・マレキュール:「……」打ち合うだけで、こちらの肉体も健常ではいられない。全身の出血で、コートが赤黒く染まっていく。
波児・マレキュール:「流石にお前たちほどの神と闘うのは初めてだ」
波児・マレキュール:否、正確には『初めて』ではない。最後の一瞬だけ加担した、ムーの太陽神を『戦った相手』に含めるのなら。
”轟鬣元帥”呑海:「グハ!!!そうか!!照れるな。俺も、お前程のものと戦った事は、無い!……残る連中も、きっとお前程に強いのだろう。……グハ!!師博が去り、独骨が逝った。……それ程の相手に、今、俺は──」
波児・マレキュール:「脆弱性を補うためにお前たちが手に入れた脆弱性……それが無ければ戦いの土俵にすら上がれてはいないだろう。最も、奴らはどうだかな。俺ほど行儀がよくない」
”轟鬣元帥”呑海:「勝ちたいと思っている。俺の技で──貴様たちに。」──右掌を上に。左掌を下に。腰を落とす。脇腹から背にかけて弾けた胴、欠けて異形と化した肉体で、武術の構えをとる。
波児・マレキュール:《太陽》を通して感じられる。武門の後輩と、UGNの後輩の勝利。
波児・マレキュール:「奇遇だな。武術家としての誇りなどとうに投げ捨てた気でいたが──」
波児・マレキュール:くるりと後ろ手に棍を構え、割れたサングラスの奥に眼光をぎらつかせる。発端は、久しぶりに春嵐とやりあったことだろうか。
GMore:──イニシアチブ13!”困線交叉”波児・マレキュールのメインプロセスです!
波児・マレキュール:マイナー。《破壊》を使用。侵蝕76
波児・マレキュール:《維持》を無効化し、”轟鬣元帥”呑海を攻撃します。
GMore:へへ、来やがれ………度肝を抜いてやるぜ
波児・マレキュール:なんだその予告!
波児・マレキュール:《ダンシングシミター》《サンドシャード》日本刀を破壊しながらナイフ・日本刀・日本刀を選択
波児・マレキュール:3dx+18 命中
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (3DX10+18) → 10[5,8,10]+10[10]+1[1]+18 → 39
波児・マレキュール:回った!
波児・マレキュール:ではここで《太陽》を使用
GMore:気付かなかったか?とかいうのも変な話だから無茶苦茶言うが、俺はね、そう、この能力を持つなら『ウロボロス』だと思ったんだよな…
GMore:まずはリアクション、リアクションを放棄して復讐の刃99!!
波児・マレキュール:侵蝕率を77まで上昇させ達成値40
GMore:そして、処理後のダメージが発生する際にウロボロスシンドロームから『雲散霧消99』を宣言するぜ
波児・マレキュール:今回は吹き飛ばしでエンゲージが離れているのでは? 否、原身は常に同一エンゲージにいる!
波児・マレキュール:な、何ーッ!
GMore:ダメージは485点分減算される!!
波児・マレキュール:こいつ……こっちの行動回数はラウンド1回なんだぞ……!
波児・マレキュール:ダメージ出します
波児・マレキュール:7d10+24
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (7D10+24) → 24[9,2,2,7,1,2,1]+24 → 48
GMore:そう、これ、俺も常々そう思っているので
GMore:GM側は改めてルールとして宣言しておかなければならない この手の減算系スキル、使い切りです!
GMore:では──ダメージ、消滅!
波児・マレキュール:ギャーッ!
GMore:ここを乗り切る手段、実は一つだけあります
GMore:ご存じではあるかと思われるが…
波児・マレキュール:だから『貴様たちに』なのか
波児・マレキュール:では"ラグナロック"NPCカード使用。
波児・マレキュール:15点のダメージを受け、達成値と攻撃ダメージを2倍に!
波児・マレキュール:9d10+24 これにより達成値が80になり
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (9D10+24) → 36[5,3,6,8,1,1,6,1,5]+24 → 60
波児・マレキュール:さらに倍、120点!
GMore:厳密な減算値とは違うけど、装甲値は実質49点分と言う事を言いたい奴
GMore:120点…なので!!1200点として扱い…
GMore:485点、減算して尚……死亡!!!
GMore:では、改めて……『復讐の刃』の処理だけ、させてもらっちゃいましょう!
波児・マレキュール:ラグナロックのHP減少処理よりそちらが先ですね
GMore:ダメージは192点、転じて19点!
波児・マレキュール:倒れます。
波児・マレキュール:リザレクトなしで戦闘終了。
GMore:──相打ち…!
波児・マレキュール:では演出!
波児・マレキュール:一歩を踏み出す。その度に風景が刷新され。塗り替えられ、別の標識(ルール)が適用される。
波児・マレキュール:一歩を踏み出す。その度にブロックロイズと、何かがねじ切れるような音がして法則が切り替わる。
波児・マレキュール:一歩のリズムを規定するように、うねる力を肉体へと通してゆく。
波児・マレキュール:お前は武林には向いていない、と幼い頃に言われた。
波児・マレキュール:天性な戦闘勘と身のこなしに用勁センス。それは外功への適性である。
波児・マレキュール:比して、内功が呆れるほど上手く行かなかった。オーヴァードとして覚醒した今ならば、わかる。
波児・マレキュール:あれは『待っていた』のだ。俺の身体は、俺よりも知っていた。
波児・マレキュール:いずれ人の身には到底生み出せぬ力を乗せて、理外の怪物と闘う運命のことを!
波児・マレキュール:塗り替わる。互い違いに突き立つ長さもまばらな白柱すべてに、直滑降を示すがごとく。地を向く矢印。
波児・マレキュール:沈墜勁を速度に変えてロケットのように飛び出す。
波児・マレキュール:塗り替わる。互い違いに突き立つ長さもまばらな白柱すべてに、肉体を開き武技を加速させる十字矢印。
波児・マレキュール:十字勁とともに握った白柱が突き出される。音も雷も超えるような速度で伸び上がる。
波児・マレキュール:塗り替わる。互い違いに突き立つ長さもまばらな白柱すべてに、陰陽のサイクルを示すがごとき転回矢印。
波児・マレキュール:いかにも素直な加速を受けていたはずの正しく美しい突きの先端。それが纏糸勁によって急激にぶれた。神仙たる”轟鬣元帥”の知覚で尚、コマ送りの如くほども視認できぬ。
波児・マレキュール:どのように立ち会い、どのように技を出し、どのように仕留めるか。
波児・マレキュール:すべて詳らかに。五行補天陣と陰陽五行陣、いずれの法則もそれを歓迎する。乾坤一擲、必殺の突き。
”轟鬣元帥”呑海:”欲しい”。
──維持。破壊。無。「変化はなく」「障害はなく」「そこに、何もない」──三つの権能。
それが、その猪怪の根元。それは、全てを喰らいつくしたから。
変化する余地もない。破壊する余地もない。極めたから。欲しがって、欲しがって──極めたから。

 そうして辿り着いた果てが、この、狭苦しい、闘争の世界。
呆れる程に荒涼とした、その怪物の心象風景。

──ではない!わからないか?これほど可能性に満ちた世界はない!!
何もない。この世界に居るのは、最強の敵と、最強の己だけ!

「勝利が欲しい!!!」

 飢えている!血沸き肉躍る、真なる強敵と、競い合って──全てを出し合っての、勝利が欲しい。
怪物は貪欲に吼えた。抉れた肉体、最早神格たるを維持できぬ程に欠けた肉体で叫び──その武の、更なる結実を読んだ。

──無極・雲散霧消勁!

 あらゆる物理学、あらゆるオカルトを超越して無に帰す防御。敵が今しがた見せた、神格術理──それすら模倣して。
完全なる真弧を描く、神仙の武の極み。

纏う勁が、『知覚』『視認』共に不可能とされる、違わず神域、必殺の一撃を──
”轟鬣元帥”呑海: ──『捉えた』。”練り”を軸とする、その武術の神随はそれにある。
……知覚は、不要。視認は、不要。極限まで張り詰めた筋骨を動かすのは、何時だって己の脳髄でなく──
その張り詰めた鋼に入る、敵の殺気だ。──先んじて、全身に『予定していたのだからそうなる』指示を出す。

「そこだッッッッッッ!!!!!」

 ──敵の一撃を流す。否、それでも流しきれはしない。突きを受ける、真円描く左腕は細切れになるように消滅し。
それでもその動きの『反作用』をもって己の肉体を再稼働させる、鏡映しの掌打が──波児・マレキュール目掛けて放たれた。
波児・マレキュール:────『誓約は言葉だけで良い』
波児・マレキュール:いかなる武技、いかなる術理。
波児・マレキュール:全て見せた。見せた上で打ち掛かり、破られた。破られたことを理解できる。
波児・マレキュール:慣性を残して、波児の肉体に掛かっていた力がふっと消えた。見せたのなら、こちらが見る番であるから。
波児・マレキュール:知覚より速い殺気よりもなお速く、無数のレンズが捉える。電子より光よりもなお速く、情報掌握した領域が伝達する。
波児・マレキュール:「持って──」
波児・マレキュール:例えば。
波児・マレキュール:大口径の銃弾を肉体に受けた時、被弾部位だけが損傷するのではない。衝撃は全身の血管に波及し、人間はそのショックで即死する。
波児・マレキュール:そういう一撃だ。オーヴァードであっても、神域を味方につけていてさえ、否。そんなものの管理にリソースを奪われていればこそ!
波児・マレキュール:まともに受ければ死ぬ。衝撃の伝達。波及。それを
波児・マレキュール:「行け!」
波児・マレキュール:心臓から火の手が上がった。この世ならざる火が波児の半身を食い尽くす。
波児・マレキュール:燻っていた『代償』が励起され、極限まで引き伸ばされた時の中で、呑海の拳が命中するはずだった左上半身が消滅した。
波児・マレキュール:そして、それが決定打だった。必殺を躱され隙を見せたものが反転する。
波児・マレキュール:満足に練勁の行えぬ肉体で──否だ。この男に、そんな事は関係ない。重心を滑らす両の脚が接地し、拳を突き出す腕があるのなら。
波児・マレキュール:──『ラフィック・ジャム』
波児・マレキュール:<葛籠折り><滑><最低速度制限><停止線><荷重><専用通行帯><横風>
波児・マレキュール:ありえざる軌道を以て放たれた手刀が、その心臓を穿つ。
波児・マレキュール:「……」
波児・マレキュール:「さらばだ、我が仇敵よ」
波児・マレキュール:「死にゆくお前がそうであるように、俺もお前の名を忘れることはない。”轟鬣元帥”呑海」
波児・マレキュール:「それが敬意であるからだ。この戦場、この立ち会いへの」
波児・マレキュール:言いたい放題の事を口にして、目の前の敵が膝を屈するより先に、ばたりと倒れる。
波児・マレキュール:これが二者にとって勝利であるのか敗北であるのかは余人の預かり知るところではないだろうが──
波児・マレキュール:ともあれ『神仙』と『人類』との局地戦の1つとしては、辛うじての勝利を収めた。
”轟鬣元帥”呑海

「──かはっ」

 その吐息は、それまでの戦いが、まるで、嘘だったかのように穏やかで、小さな音だった。
混豚化身。”轟鬣元帥”呑海、畢生の武技。それまでの数千の年月で、その猪怪は紛れもなく最強だった。
全身の駆動を利用した、受け、そして切り返し。”触れねばならぬ”以上、その怪物にとっての師、かの”赤銅真仙”にすら届いただろう。
だが。結果として──その神武は、”波児・マレキュール”には届かなかった。

 闘っていたならば、”ある”はずのものがそこに無い。当然、あるはずだった。そして、当たらば──
否。仮定の話は意味を持たない。……”轟鬣元帥”の、武人としての読みに、一点の誤りがある。
勝利に拘るが故に──その世界の性質が故に。この速度域。『殺し合いの最中、己の一撃より先に敵が砕ける事』はないと──
”轟鬣元帥”呑海:「───ぐ、は。」
……その姿勢から、一撃が襲い来る。…ありえない、わけがない。
その怪物は、既に己が身を欠いた上で、尚最強であったのだから。

──畢竟。今、この瞬間。貪欲の化身。”轟鬣元帥”呑海の、勝利への渇望を
”困線交叉”波児・マレキュールが上回ったという話だ。即ち。
”轟鬣元帥”呑海:「……完敗だな」……その言葉を発した時、既に波児・マレキュールの意識はない。
”轟鬣元帥”呑海:「ぐは……ぐは……ッ…は!はは…」ぐらり。遅れて、その巨体が揺らぐ。その身が、後ろへと傾きながら、まるで、世界と同じ末路をたどるように、結晶と化して行き──
”轟鬣元帥”呑海:「さらば!!!波児・マレキュール!」
”轟鬣元帥”呑海:がしゃん。倒れると同時、砕け散って、消えた。
GMore:──混豚化身。”轟鬣元帥”呑海──完全撃破!!
GMore:これで内…三仙の撃破が確認されました。
GMore:──同時刻!
GMore:VS星蛇化身”覆海天女”姫劉濤──第2R!
GMore:セットアップからです!
セレーネ・F・カナベラル:こちらはないです
GMore:セットアップ、こちらありません。
GMore:それでは1R目の出来事。”覆海天女”は君をその力で一気に深海に引きずり込み、渦を武器にした鞭戦術で君を追い詰めるも、セレーネ・F・カナベラルは”天”の権能を活用──
GMore:世界に『天』を定義する事で、天が無い、世界そのものであるが故に無敵を誇る大星蛇を、太洋の怪物へと貶める事に成功!!
GMore:その不死性を失った”覆海天女”を撃破するため、戦闘は続行されたのであります。
GMore:イニシアチブは396。”覆海天女”のメインプロセスです。割り込みの確認!
セレーネ・F・カナベラル:なし!
GMore:では”覆海天女”姫劉濤のメインプロセス!
GMore:永続発動系ばかりなので、マイナーなし!メジャー、伸縮腕99+爪剣99です。
GMore:命中達成値は27!
セレーネ・F・カナベラル:一応の回避!
セレーネ・F・カナベラル:4dx-4
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (4DX10-4) → 9[4,7,9,9]-4 → 5
セレーネ・F・カナベラル:当たります
GMore:ダメージは518点転じて52点です。これが……2回!
セレーネ・F・カナベラル:一度目死亡、リザレクト
セレーネ・F・カナベラル:1d10-1+71
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10-1+71) → 2[2]-1+71 → 72
セレーネ・F・カナベラル:HP2点で受けてもう一度戦闘不能。リザレクト
セレーネ・F・カナベラル:1d10-1+72
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10-1+72) → 8[8]-1+72 → 79
セレーネ・F・カナベラル:HPは8点へ
GMore:リザレクトがウマい いや、通常達成値だなこれ
GMore:では軽い演出。
”覆海天女”姫劉濤


──既に、世界は『深海』ではなく、『太洋』へと切り替わった。
天の無い世界に、天(そら)が定義されたからだ。……そうであるならば、最早その怪物は母ではない。
未開の太洋──未知を行くものの前に立ちはだかる、巨大な水怪。

”覆海天女”の号令で海が荒れ、洋表に巨大な『影』が現出する。
津波のような轟音を立て、盛り上がった超々質量の海水が鞭と化し──
”覆海天女”姫劉濤:───だッッッ ぱァぁァァ   ァンッッッッ!!!!!!!!!
”覆海天女”姫劉濤:全てを飲み込む、”星”の暴力として振るわれるッッッ!!!
セレーネ・F・カナベラル:電磁防壁は端から切り捨てた。圧倒的な質量差──点でもなく、あるいは面でもなく「場」によって覆い呑み込まんとする類の攻撃。それを前にして力比べを試みるなど、無駄と断じたからだ。
セレーネ・F・カナベラル:防御用の熱源、その全てを移動加速へと転じる。《ヒューマンズネイバー》部分解除、半身を解く・質量と空気抵抗の減算に並行し、斥力と電磁力による多重加速を以て災害めいた波濤の狭間をくぐり抜けるように飛翔する。
セレーネ・F・カナベラル:それでも尚、躱し切るには及ばない。その全てをくぐり抜ける頃には、一度ならぬ《リザレクト》を使用させられている。人間体が崩れかかり、破けた肌の向こう、核たる魔眼が鼓動にも似た電光の明滅を帯びて露出している。
”覆海天女”姫劉濤: ──空気よりも早く水中を伝わる、不可視の力学を用いた超高速機動の衝撃波。
遠く離れ、巨大な星蛇の頭部、その鱗の一枚の上で、蠱惑的な服装をした蛇怪が、角にまで響く耳鳴りを、軽く煩わし気に払う。

「ふふ──!」

 生み出される力場、数学的な弧を描き、直線を描き、まるで物理学者が描いた黒板の上のような軌道が、迷いなくこちらに向かい突き進む。
荒れ狂う水流、津波──ソリトン図形への解!

 待ち受けるように、蛇怪が両腕を広げ、海底より無数の泡が弾ける──
GMore:──イニシアチブ2!”ナイトローバー”セレーネ・F・カナベラルのメインプロセスです!
セレーネ・F・カナベラル:はい。マイナーはなしで
セレーネ・F・カナベラル:メジャー、《コンセントレイト》《アームズリンク》《ライトニングリンク》。権能《死》《天》。姫劉濤を攻撃。
セレーネ・F・カナベラル:《天》の効果により、《ライトニングリンク》のレベルを3上昇
セレーネ・F・カナベラル:9dx+5@7 命中
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (9DX7+5) → 10[1,2,3,4,4,5,5,7,8]+10[7,10]+10[2,9]+10[9]+4[4]+5 → 49
GMore:スゴ
GMore:ではガード!自動触手!なんとこのガードも実はガード値ごと下げられ、結果的に装甲は15点相当になり
GMore:反撃ダメージはガード宣言時に30点!
セレーネ・F・カナベラル:ガード宣言時にダメージが入り、死亡します。リザレクト
セレーネ・F・カナベラル:1d10-1+79
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10-1+79) → 4[4]-1+79 → 82
セレーネ・F・カナベラル:改めてダメージ。
GMore:では、ガードしたのでダメージです。お願いします!
セレーネ・F・カナベラル:5d10+26+12 ガード-5
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (5D10+26+12) → 37[8,7,10,6,6]+26+12 → 75
セレーネ・F・カナベラル:お、いい感じ
GMore:おお!?!!?
GMore:いいダメージだ 750にして
GMore:ガード値を引き、602点ダメージ!!
GMore:残り77点です。演出、追加宣言等ありましたらどうぞー!
セレーネ・F・カナベラル:相談の結果、後でまとめてやる感じで!
GMore:押忍。とりあえず「数値上どういう流れがあったか」の処理を先にして
GMore:決着後、演出に入ります!(テンポ上の問題)
セレーネ・F・カナベラル:あ、ライトニングリンク反動で5点失って倒れます
セレーネ・F・カナベラル:1d10-1+82
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1D10-1+82) → 3[3]-1+82 → 84
セレーネ・F・カナベラル:HP3
GMore:ではクリンナップ。
GMore:こちらは特に無し、なければそのまま第3R処理へ。セットアップです
セレーネ・F・カナベラル:こちらもクリンナップ、セットアップないです
GMore:では”覆海天女”のメインプロセス、イニシアチブ327!恐らくないので、このままいきましょう。
GMore:マイナーなし、メジャー伸縮腕99+爪剣99! 命中達成値は27、ダメージは518点転じて52点が2回!
セレーネ・F・カナベラル:2回ともドッジ!
セレーネ・F・カナベラル:5dx-4>=27
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (5DX10-4>=27) → 9[2,4,5,5,9]-4 → 5 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:5dx-4>=27
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (5DX10-4>=27) → 10[2,5,5,5,10]+7[7]-4 → 13 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:両方当たるので、
セレーネ・F・カナベラル:1回目、取得遺産『明星虹鳳笛』を使用。
GMore:了解。じゃ……
セレーネ・F・カナベラル:リザレクトの効果を書き換えます。侵蝕0でHP全回復に。
GMore:あくまでダイス上、吹いちゃってもらおうかなぁ!!!
GMore:芸術:音楽で目標値7です。
セレーネ・F・カナベラル:4dx>=7 うおお
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (4DX10>=7) → 9[3,6,8,9] → 9 → 成功
GMore:う、美しすぎるッッッッ………
GMore:ではあまりの美しい音色に全身の細胞が喜び、不死鳥になります
セレーネ・F・カナベラル:メッセージテキストが怖い
セレーネ・F・カナベラル:では2回目、取得遺産『紅心神産魔生碑』を使用。
セレーネ・F・カナベラル:怪物にカバーリングしてもらいます
GMore:では虚空に描かれた蠍の星座がそのまま巨大な怪物と化し、君への攻撃を受け止めて散ります!
GMore:では、完全防御成功!
GMore:ではイニシアチブ2、セレーネ・F・カナベラルのメインプロセスです
セレーネ・F・カナベラル:では、マイナーなし
セレーネ・F・カナベラル:メジャー、《コンセントレイト》《アームズリンク》《ライトニングリンク》権能《死》《天》《ライトニングリンク》のレベルを3上昇
セレーネ・F・カナベラル:姫劉濤へ攻撃。命中
セレーネ・F・カナベラル:10dx+5@7
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (10DX7+5) → 10[1,2,3,4,4,7,7,7,9,10]+10[1,3,5,7,9]+1[1,1]+5 → 26
GMore:へへ、では……
GMore:固定値ドッジ!27なので避けます。
GMore:何かあります?(対応確認)
正玲諷呀:界を超えての支援が可能と言う事なのでバディムーブ
セレーネ・F・カナベラル:えーと、今回は支援スキルは世界を超えて飛ばせるということなので
セレーネ・F・カナベラル:ありがと~~~!
セレーネ・F・カナベラル:達成値29になりました。
蔡春嵐:アタシの力も受け取りな!《妖精の手》!
セレーネ・F・カナベラル:やったー!振り足す!
セレーネ・F・カナベラル:1dx@7+35+3 こうかな
セレーネ・F・カナベラル:1dx+38@7 んん
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (1DX7+38) → 2[2]+38 → 40
GMore:うわジャスト
蔡春嵐:侵蝕106
GMore:では……ドッジ、失敗!!貫通……!!
セレーネ・F・カナベラル:ダメージいくぜ~
セレーネ・F・カナベラル:5d10+26+12 ガード-5
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (5D10+26+12) → 23[5,5,6,4,3]+26+12 → 61
GMore:”覆海天女”姫劉濤、正直コレは間違いなく死亡確認です!!
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕84->102
GMore:610点にして、今回はドッジだったので、装甲値0を引き……610点、丸々貫通!
GMore:『最大HP』0!天命死!
GMore:以上です!
セレーネ・F・カナベラル:さっき全回復したためライトニングリンク分でHP29->24
GMore:では、演出は…どうぞ!でいいかな
セレーネ・F・カナベラル:押忍。いきます
セレーネ・F・カナベラル:……浅くない損傷だ。意識が朦朧とする。あるいは、発散しようとしているのか。
セレーネ・F・カナベラル:レネゲイドビーイング──レネゲイドウイルスそのものが自我を獲得したその成り立ちは、
セレーネ・F・カナベラル:大気そのものが常に一定濃度のレネゲイドを帯びているこの世界において、不安定で儚いものだ。正しく、海中の泡のように。
セレーネ・F・カナベラル:現に、彼らがジャーム化する確率は通常のオーヴァードよりも有意に高い。その中で彼女が今の彼女として像を結び、繋ぎ留められたのは
セレーネ・F・カナベラル:被造物としての役目があったから──ではない。
セレーネ・F・カナベラル:私の船員が、死に瀕していた。どうにかして彼らを生かしたいと思った。理屈はない。それが全てだ。
セレーネ・F・カナベラル:その熱と共に、『セレーネ』は世界に生まれ落ちた。そして、今も。
セレーネ・F・カナベラル:「……誰に命じられた訳じゃない」強大な複合神性と混ざりあった意識の中で、自分自身を繋ぎ止めるように、呟く。
セレーネ・F・カナベラル:「私が選んだ生き方です」
セレーネ・F・カナベラル:「神禍の牙、無辜の人々に届かせぬため。その盾として──」閃光。
セレーネ・F・カナベラル:血の色をした電光が唸り、空を飲むが如く覆い広がる。
セレーネ・F・カナベラル:蜘蛛が巣を張ったように一瞬の内に網目を広げたそれは、”覆海天女”の原身たる巨体を包み飲み干し、真紅の光球へと変ずる。
セレーネ・F・カナベラル:──さながら、赤い満月。
セレーネ・F・カナベラル:海上に煌々として浮かぶそれは、イザヤ書に記された世界清算の予兆に似てしかし、神代の終わりを齎すための──船にして、棺である。
セレーネ・F・カナベラル:爆撃めいた轟音──電磁重力場による多重加速を以て、海面を離れ弾けるように「それ」は飛翔した。
セレーネ・F・カナベラル:……姫劉濤を構成する、根源たる二つの神核。ヴリトラは既に、神雷を以て瑕疵を与えている。
セレーネ・F・カナベラル:ならば、砕くべきはもう一柱の。
セレーネ・F・カナベラル:「──女媧。地と海に満ちる命すべてを作り、崩れた世界を補修し、己が庭とした神性」
セレーネ・F・カナベラル:「ならば、その権勢は」
セレーネ・F・カナベラル:疾駆する雷光の上に立つ女が、挑戦的に笑う。
セレーネ・F・カナベラル:「果たして及びますか? 青天の、更にその向こう側で」
セレーネ・F・カナベラル:加速。加速。加速加速加速──
セレーネ・F・カナベラル:天に数多浮かぶ星のごとく。セラの周囲に明滅する魔眼群が、「姫劉濤そのもの」を包む光球を断続的に弾き飛ばし続ける。
”覆海天女”姫劉濤: ──遥か広がる『天』の下。自由自在に空を駆ける、人の祈りの化身。
人がその全てを尽くして、未知を踏破し、命を守るために作り出した、『祈り』から生まれたレネゲイドビーイング。
その身に宿す神格から、人を我が子と称するその蛇怪にとって、その姿はあまりにも優しく、そして美しい。
”覆海天女”姫劉濤: そんな存在が、己の世界に無かったはずのものを、定義した。天。
最早、星空は蛇の鱗ではなく、海を支えてもいないと言う。その成長を愛した。同時に、母の手を離れて、母の手の届かぬ世界を切り開いていく彼らを見て──寂しい、と思う。
”覆海天女”姫劉濤: だから、手放さないように、海が荒れて、その巨大な津波と言う名の手を伸ばす。
こんなもので捕まえられるのなら──ずっと、人は、そこに居るべきだ。彼らの──覚悟が。前に進む力が。母の予想を、もし、裏切らないのであれば──
 ずっと、貴方達は、母の愛の中でいい。
”覆海天女”姫劉濤:「──なんて」
”覆海天女”姫劉濤
 わかっていた。天を見た瞬間から、認めてしまっていたのだ。
──「私が選んだ生き方です」。だなんて。
そう。……人が作り出したものまでが、人の手を離れ、彼女の意思で何かを決断するのならば。
”覆海天女”姫劉濤: 勝てる道理は、無い。…”覆海天女”姫劉濤は。魔妖七仙の中で…言い訳のしようもない。最も弱い。
”覆海天女”姫劉濤
「そうじゃない、わよね。貴方達は──あたくし達に、勝てる。」
”覆海天女”姫劉濤
 ──星を包む程に巨大な蛇が、それを上回る程に大きな力で包まれる。
加速する。『天』がある事によって定義された、『星』の重力からすら、離れ、離れた先──人にとっても、未知。
 決別されるべき、星を包む神格にとっては、尚。
”覆海天女”姫劉濤:「──いいえ」彼女の、挑戦的な問い。……微笑んで、蛇怪は目を伏せた。続く言葉だけは、小さな意地で、口には出さずに。
セレーネ・F・カナベラル:「──ええ。元より神代は既に過去遠く。今の地上は、君達のような君臨者を必要としない」
セレーネ・F・カナベラル:「旅立ちの時です。五行補天陣・天権解釈──」
セレーネ・F・カナベラル:《天》の権能──この世の果ての先を観測する者である事を示すもの。
セレーネ・F・カナベラル:これに新たな名を与え、再定義する。自らは「この世の果てを観測”させる”ために、他者を連れて往く者である」と。すなわちは、
セレーネ・F・カナベラル:「──渡月終天航路」
セレーネ・F・カナベラル:亜高速に到達する光球は、天蓋そのものを突き破り果てを超える。
セレーネ・F・カナベラル:その先に在るのは、彼が作り上げしこの水界に本来、あるはずのない空域。
セレーネ・F・カナベラル:それと同時に、彼女がこの世界に存在する事から逆説的に存在を保証される「天」そのもの。海よりも深く昏い闇の世界。
セレーネ・F・カナベラル:「──ようこそ、お祖母様。空の果てへ」
”覆海天女”姫劉濤
 ──その景色は、この世界において、もっともあり得ざるもの。
世界樹の神話が、炎によって朽ちるように。世界を支える土台が、観測によって崩壊するように。
 世界の果ての蛇は、世界の果てを切り開く事で、その存在理由を失う。

 その力こそが、あらゆる手段で殺されず、あらゆる傷の全てを立ちどころに治す、絶対不死身の蛇怪が、死を迎える理由。
その怪物が存在する限り、そこが果てであり。決して、その怪物に──

『見る事が叶わない』──果てを超えた先にある、果てのない世界。

「…ああ………ズルい。ズルいわねえ………」
”覆海天女”姫劉濤:「見惚れっぱなしだわ、あたくし。…悔しいわねえ………」
セレーネ・F・カナベラル:赤い電光が、常闇のそらを背に人形を結ぶ。
セレーネ・F・カナベラル:その姿は変わらず矮小なれど、今の姫劉濤にとってみれば「大きい」と感じられる──大海よりも広く果てのない深淵が包む世界、今は彼女が真にその支配者であると直感できるがゆえに。
セレーネ・F・カナベラル:「……そう。君が作り上げた訳でないのなら」
セレーネ・F・カナベラル:「私が作り上げたということ。今この時においては、それが起こり得る」
セレーネ・F・カナベラル:《ワーディング》。超越者らの、非超人に対する絶対支配域を顕現せしめる異能現象。
セレーネ・F・カナベラル:否、一時的に神権に身を染めた事で、今や世界そのものを書き換え・作り出す程の出力を誇るそれに相応しい呼び名は──
セレーネ・F・カナベラル:「君達の流儀に則るならば、そうだな」
セレーネ・F・カナベラル:「神性圏界──星界・光陰無辺天球」
”覆海天女”姫劉濤:「──星界。無辺!……ふふ。いいわね。果てのない世界──我が君も見たいと言っていたかしら。ああ、いけない。………ふふ、忘れる所だったわね。」目を伏せる。
最早、この世界の支配者は彼女であり。逆に、己は、矮小な、太洋を支配する巨大な蛇の怪物に過ぎない。だが──
”覆海天女”姫劉濤:「人があたくしの子で。貴方が、あたくしの孫にあたるとしても──尚。今、闘おうとしている──我が子が、居ると。」──そのために、”覆海天女”は、他の六仙と同様に、人に牙を剥き──陣を敷いたのだ。……薄れゆく存在理由、最期の力を振り絞り──巨大な蛇が、その身を溢れんばかりの大量の海水へと化身させ──魔眼からの脱出。世界の最果てまで、溢れる海で満たさんと試みる!
セレーネ・F・カナベラル:──そうなるだろうと、分かっていた。自らが在る場所に神域を展開できるのは、敵も同じこと。
セレーネ・F・カナベラル:慢心はない。元より、外付けの力で五分に渡り合えるように見せかけているに過ぎないもの。そして何より、
セレーネ・F・カナベラル:強大な力を持つ神が人に敗れ去る、その少なくない原因が慢心にあることを「神殺し」はよく知っている。
正玲諷呀:朧光幻幽は十二魔剣の力《真昼の星》で、その闘いの光景を見た。《蝙蝠の耳》で、その声を聴いた。
正玲諷呀:指を弾くように鳴らす。崩壊する火界に突き刺さっていた十二の魔剣が音と同時に消える。
正玲諷呀:《ディメンジョンゲート》で仙界の壁を越え、十二の魔剣が”ナイトローバー”を護るように宇宙を切り裂きながら展開した。
正玲諷呀:「セラ、余計な世話だとは思うがな。いるようなら使うがいい。僕は既に勝った、もうこれ等は必要ないのでな」
正玲諷呀:「負けることは許さん。共に帰るぞ」
正玲諷呀:《声なき声で》それだけを告げた。
蔡春嵐:時を同じくして、新たなる天を満たそうとする大海の底から、一条の赤雷が瞬いた。
蔡春嵐:この仙域においてもう一柱、"天"の権能を持つ神格。それを斬り裂いた結果として
蔡春嵐:刹那の間、古き天の裂け目は新しき天へと繋がった。
蔡春嵐:世界樹の頂上で渦巻いていた雷雲、神剣に裂かれた神威は行き場を失い、地上ではなく空へと放たれる。
蔡春嵐:宇宙空間への超高層紅色型雷放電(レッドスプライト)。妖精の悪戯にも等しい一瞬の輝きの先を
蔡春嵐:一筋の流星が駆ける。
蔡春嵐:『セラぁ!ちょっとだけ貸してやる!!ちゃんと返さねーと承知しねーぞ!!』
蔡春嵐:遠い残響と智に放たれたそれは、随心鉄桿兵、またの名を『天河定底神珍鉄』
蔡春嵐:古において、夏帝禹王が海底を突き固める為に「海の重り」として用いた神鉄である。
蔡春嵐:神鉄は大海の中で瞬く間に膨張する。僅か小石を投じた程度のその質量が、少しずつ大海の勢いを減じていく。
セレーネ・F・カナベラル:「……ふふ。何とも行き届いたエスコートだ。後でお礼をしなくちゃいけないかな、これは」自らの周囲に滞空する十二の魔剣と、その先で大海の膨張を押し止める一本の鉄棍を見て
セレーネ・F・カナベラル:負ける事など初めから排除したような物言いで、そう呟く。
セレーネ・F・カナベラル:常闇の世界を、赤光が瞬く。この世界を侵食する海の"源流"、そこへ到達するまでの時間は須臾をも満たさない。
セレーネ・F・カナベラル:光速すらも遅いと感じられるほどに、深く遠大なる黒天世界──今は彼女こそがその支配者なれば、「遥かな星間を瞬時に渡り跳ぶ神域の速度」こそを有しているべきだとする因果逆転の領域権能。故に、彼我の距離は既に消失する。
セレーネ・F・カナベラル:その道程の海水は、神雷を帯びた十二魔剣と右腕の螺旋刃が斬り裂き、蒸発させている。
セレーネ・F・カナベラル:魔眼が恒星の如く、激しく赤熱する。赤色電光の潮を巻き起こしながら、超常の重力を以て拡散する海水を引き寄せる。
セレーネ・F・カナベラル:巨大なる雷渦の中心にて、立て続けに十三の刃を振るう。《蝙蝠の耳》《真昼の星》《偏差把握》《獣の直感》《熱感知知覚》──所有者に加護を齎す魔剣の齎す超越知覚が、海水の水分子中に拡散し点在する姫劉濤の神体を正確に断ち砕いていく。
セレーネ・F・カナベラル:自らの肉体をも蝕み破壊する災雷、しかし刃を振るう事を止める訳にはいかない。その最中にあって美しい笛の音色が骨身そのものを震わせ、焼け落ちかける肉体を再生していく。
セレーネ・F・カナベラル:やがては潮の引くようにして、海神が展開する神域は力を失う。
セレーネ・F・カナベラル:雷光一閃ならぬ、百閃をとうに超えた頃。荒波立つ音は閑かに、やがて静寂に融け消えて
セレーネ・F・カナベラル:後にはただ、闇色の孔が浮かぶばかり。
”覆海天女”姫劉濤: その身を引き換えにして振り絞る《大海》の権能。
爆発的に広がる、星の海に、尚広がる、生命の海。
それは重力を失ったその場において、ぶくぶくと広がり続ける泡のよう。
”覆海天女”姫劉濤: その中心。己が原身を全て権能の燃料へと変えながら、蛇怪は笑う。
やはり──最後まで、足掻かねば。人を試したことには、ならないのだろう。
勝とうとしなければ──人と、競い合った事には、ならない。
”覆海天女”姫劉濤
 ならば、今の己には勝つべき理由がある。己らが生み出した、世界を書き換える、この儀式に恥じぬ──
強い母であらねばならぬ。海が狭まる。『海の果て』を定めた術具だ。速度が弱まる。──
”覆海天女”姫劉濤: 見据えた、人の生み出したる、──否。…『敵』の周囲に、神の生み出したる武具が並ぶ。
”覆海天女”姫劉濤:「負けて──」
”覆海天女”姫劉濤: 見惚れっぱなしだ。ああ、それも。優美なる、海の支配者のプライドがある。
”覆海天女”姫劉濤:「られないわ───ッッッ!!!」
”覆海天女”姫劉濤: 世界を満たすのは、古来──海であった!世界の再塗り替え。しかし。
海が蒸発する。空間に規定された重力渦が、形なく、「満たす」と言う概念持つ『大海』を否定し、水流へと凋落させる。
──遥かな天。開けた空間の、距離を。支配者である彼女が、その権能で否定する。……既に、彼女は”覆海天女”の胎内の中。
しかし、その羊水とも言える、巨大な水泡は──
”覆海天女”姫劉濤:「まだ………」
”覆海天女”姫劉濤:「…ま……」
”覆海天女”姫劉濤: ──赤雷が、碧炎が、……そして、彼女と言う、『天』が。
駆け抜けた後には。そうして、最早、無く。
己の原身、その全てを失った蛇怪が、その、最期の一片まで吐き出した事を示すように……末端から、砕け始めた。
”覆海天女”姫劉濤:「─ああ──」干からびたように、萎んだ体に、亀裂が走る。「…癪、だけれど」
”覆海天女”姫劉濤:「あたくしの──」……一度は、飲み込んだ、その言葉を、吐く。それが、闘った彼女への、果たすべき約束であるかのように。「負けね」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ。私の……」息をつく。自分自身で確認するように、あるいは誰かに報告するように、そう言葉にする。「私達の、勝ちです」
”覆海天女”姫劉濤:「………あたくし達は……人間を、己の思う、理想で包もうとして闘った。……そして、負けた。……ふふふ、見事ね、ええ、あたくしは、そして、……独骨、天毛、呑海…は、負けた、みたいね。……そう。見事、だわ。」
”覆海天女”姫劉濤:「後は…ふふ、あたくし達の、いとし子。……あたくし達が、願いを託した…”蚩尤”だけ。」
”覆海天女”姫劉濤:「………でも、彼も、ようやく。あたし達の手の中から、飛び立っていける。…貴方達と…同じように」崩れた両腕で、どこかを、何かを抱きしめるように手を伸ばす
”覆海天女”姫劉濤:「……きっと、とても強いわよ」
セレーネ・F・カナベラル:「分かっていますよ。初めから──」疲れたような笑みを浮かべる。同時にぴしり、と黒く澄んだ空間に亀裂が走る。
セレーネ・F・カナベラル:疑似的な神性圏界──神格たる素質を持つ存在が、ジャームの領域へと至って初めて展開できる権能である。既にその維持は限界に近い。
”覆海天女”姫劉濤:「………あの子の勝利を、あたくし達は信じているけれど。同時に──」君を見た。軽く瞼を伏せる。「あなた達の勝利も、信じている。……ふふ。……頑張って──ね。」ウインク。砕けた手首で、投げキッスを一つ。
セレーネ・F・カナベラル:「無茶に無茶を重ねなければ、抗し得ない相手だ。君も、そうだった」
”覆海天女”姫劉濤:───最後に、君の言葉を聞いて……笑む。
そうして、その怪物の姿は解け、泡と化した。二つのシャボン玉が、回るようにして浮き上がって──ぱん。弾けて、おしまい。
セレーネ・F・カナベラル:「……ええ」
セレーネ・F・カナベラル:握り締めていた左手の拳を開く。五行補天石が、闇の中で薄らとした輝きを放っている。
セレーネ・F・カナベラル:「君が、私達の中に見出したもの。信じた可能性」暫し、その輝きを見つめて。
セレーネ・F・カナベラル:「それが間違いではなかったと、証明して見せましょう」
GMore:──君の手の中で…否。皆の掌の中で、生み出したものを失い、役目を果たしたその石が光を失っていきます。
GMore:それでは…
GMore:──星蛇化身”覆海天女”姫劉濤──完全撃破!!
GMore:──おめでとうございます!『五行層踏破・奇門遁甲四極解』──完全正解!
GMore:ミドル・クライマックス2、終了!!
GMore:バックトラックだー!!!!
GMore:では、今回一人一人が撃破したのは……
GMore:権能を三つ持つ、神ども!ということで
GMore:3d10減らす事が出来ます。また、侵蝕を減らすNPCカードも今ならノーリスクで使う事ができる
正玲諷呀:NPC効果アートマンを使って侵蝕20下げて 3D振ります。
正玲諷呀:133-20-3d10
BCDice:正玲諷呀:DiceBot : (133-20-3D10) → 133-20-26[8,10,8] → 87
正玲諷呀:むっちゃ下がった。やったー!
蔡春嵐:侵蝕106、3D振ります!
蔡春嵐:106-3d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (106-3D10) → 106-21[6,7,8] → 85
蔡春嵐:いいかんじ
セレーネ・F・カナベラル:3d10振ります~
セレーネ・F・カナベラル:102-3d10
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (102-3D10) → 102-6[3,2,1] → 96
セレーネ・F・カナベラル:ええ……
波児・マレキュール:悲しみじゃん
蔡春嵐:セラ……
GMore:では、ロイス取得、購入が可能です!
波児・マレキュール:僕は侵蝕減少なし
セレーネ・F・カナベラル:姫劉濤に取得します。◯遺志/脅威 で
GMore:全員終わったら、クライマックス1で殺し合う事になるヤツの過去回想モノローグ(そこに触れる事、今後一生ないため)を張って、今日は散開人間になりましょう
波児・マレキュール:流石に覚えてると言ってしまったので最後のロイスを取ろうかな
正玲諷呀:僕はそうだな。一応応急手当だ
正玲諷呀:4dx
正玲諷呀:4dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (4DX10) → 8[4,5,7,8] → 8
正玲諷呀:即使用
正玲諷呀:10+2d10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (10+2D10) → 10+20[10,10] → 30
正玲諷呀:おおう!?
正玲諷呀:全快してしまった
蔡春嵐:すごい
GMore:それと、今回の君達の拾得品だ この辺り、最強アイテム!とは言いつつ、この卓がクリアして物理的に残っていたら、他の卓には絶対持ち込めないし、UGN的にも多分封印案件だろうから、まあ、トロフィーなのだが
GMore:スゴ
セレーネ・F・カナベラル:そういえばなんか
セレーネ・F・カナベラル:応急手当キットが4つあります
波児・マレキュール:武侠/”轟鬣元帥”呑海/懐旧◯/脅威
セレーネ・F・カナベラル:使いたい人使って
セレーネ・F・カナベラル:強化素材買おうかな
蔡春嵐:私はシューターズジャケット!
波児・マレキュール:アルティメイド服をウェポンケースに格納
セレーネ・F・カナベラル:3dx>=15
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (3DX10>=15) → 8[3,6,8] → 8 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:だめ。以上です
波児・マレキュール:4dx+3>=14 大鎚
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (4DX10+3>=14) → 10[1,3,9,10]+2[2]+3 → 15 → 成功
波児・マレキュール:所持品に加えます
蔡春嵐:3dx+1>=13
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (3DX10+1>=13) → 10[1,1,10]+8[8]+1 → 19 → 成功
蔡春嵐:やった!装備します!
蔡春嵐:応急二つもらってもいいです?
セレーネ・F・カナベラル:どうぞ~
蔡春嵐:わーい!
蔡春嵐:最終HPga
セレーネ・F・カナベラル:残り在庫2
蔡春嵐:10なので……と
蔡春嵐:10+4d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (10+4D10) → 10+23[5,7,10,1] → 33
蔡春嵐:全快!
蔡春嵐:以上!
波児・マレキュール:応急貰おうかな メイド服で耐えられる攻撃が来るかも
セレーネ・F・カナベラル:どうぞ~ 残り1個
波児・マレキュール:1個じゃ流石に無理だな HP1だし
波児・マレキュール:セラちゃんが使って
セレーネ・F・カナベラル:え、じゃあ2個どうぞ
セレーネ・F・カナベラル:1個減って1個になるという意味だった 紛らわしくてごめん
波児・マレキュール:あ~成程 サンキューです
波児・マレキュール:4d10+1 えいえいむんっ
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (4D10+1) → 32[5,9,10,8]+1 → 33
波児・マレキュール:前回復しました
波児・マレキュール:全
波児・マレキュール:以上です
GMore:全員以上っぽいかな
GMore:では、今回拾得したアイテムたち!
GMore:まず牛!
取得遺産
『九天雷声平天鍬』
雷気を纏う、黄金の柄、琥珀石(アンバー)の刃を持つ鍬。
天空を支配し、大地を耕す父権神を含む”平地星”独骨の権能が込められており、大地に生命を与える能力を持つ。
メジャーアクションで道具として使用する事で、オートアクションでHPを最大値まで回復する消費アイテム『仙桃』を一つ作成できる。
このアイテムはオーヴァードで無いものに対しては蘇生すら可能な薬効を発揮するが、オーヴァードに覚醒する可能性がある。
GMore:次!猿!
取得遺産
『混元通天炉』
赤・青・白の三色火を放つ、溶岩石で出来たランタン。
己の肉体を進化させ、外敵を討ち滅ぼす英雄神を含む”赤銅真仙”弩天毛の権能が込められており、使用者の肉体を強靭にする能力を持つ。
HPが0以下から1以上に回復する際、オートアクション道具として使用する事でそのシーン中攻撃力を+5する。この効果は重複する。
GMore:次、蛇!
取得遺産
『竜宮八卦笙』
二重螺旋の文様が入る、珊瑚と真珠(パール)で装飾が為された木管楽器。
世界を修繕する女神を含む”覆海天女”姫劉濤の権能が込められており、使用者を崩壊から遠ざける能力を持つ。
オートアクションで使用する事で1シーンに1回、1メインプロセス分の侵蝕上昇を0にする。
GMore:次、豚!
取得遺産
『山海凶獣面』
水晶で出来た、恐ろしい形相をする獣の面。
あらゆるものを喰らう欲望の擬神化を含む、”轟鬣元帥”呑海の権能がこめられており、使用者を喰らいつくす。
この面を装備している限り、所持するあらゆるエフェクトのレベルと上昇する侵蝕値が1ずつ上昇する。
GMore:以上四つです!
GMore:では、バックトラック……ロイス・購入後処理、終了!
GMore:マスターシーンに入ります。あくまでキャラクターに決着をつける過去回想でしかないので、現状そこまで重要ではないが…
GMore:──マスターシーン──
GMore: ──運命です、と誰もが言った。
GMore:「バカな……」
GMore: 力なくうなだれる男がいた。
GMore:「治らないはずがないんだ」
GMore: 運命です、自分を責めないで、と妻が言った。
神様の思し召しですから、と、泣きながら妻が言った。
男は医者だった。治せぬ病も怪我も無い、稀代の神医と知られた男だった。
医者の家に生まれ、研鑽を怠らず、貪欲に手を伸ばして、中国、西洋のあらゆる医術を学び尽くした。
だが、そんなもの、神でもなんでもない。神ならば、何故に病に苦しむ息子一人救ってやれない?
GMore
「……そんな事があってたまるか」
GMore: 力不足だ、と男は呻いた。貪欲に手を伸ばした。どんな手も使った。
化学、科学、呪術、魔術、仙術、シャーマニズム、神の奇跡。『治せる』と聞けば、それがどのようなものでも、男は使った。
そうして効果はあった。息子は決して死なない化け物になった。
GMore:「……そんな事が……」
GMore: そんな事があってたまるか。妻を引き裂いた息子を見て、男の目は赤い涙を流した。
そんなものをこの世に出すわけにはいかなかった。震える手で刀を握り、息子に突き刺す。
GMore: 結論として、殺せるはずもなかったものを男は殺し、勝てるはずもなかった相手に、男は勝った。
最期の瞬間、微笑んで塵と化した息子。息子の頭をなでて事切れた妻を見て、男は思った。
GMore: これが運命なら。……神など、この世にあっていいはずがなかった。
──神など不要。神が定めた死など、この世には不要なのだ。
GMore:「──そうねぇ、私もそう思うわよぉ。だから………」
GMore: だから?
GMore:「なってしまえばいいのよぉ!神様に。そうして──」
GMore: そうして?
GMore:「貴方が、人の命を、无涯と定めればいいの──」
GMore: どろりとした黒い何かが、脳髄を浸す。
GMore:──クライマックス。
GMore:創世理『”神位僭称”人界・永世賛惨歌』
GMore:そこは屍山血河。誰もが夢見た、呪いの果て──
GMore:地平線まで、白骨と血肉で埋め尽くされた、赤と白の世界。
GMore:満月の代わりに、骨の顔が笑う。
GMore:以上!!明日に続きます!
クライマックス1:創世理『”神位僭称”人界・永世賛惨歌』
GMore:前回までのあらすじ。陰陽層を支配する仙人・孔雀と蠍を撃破した君達は五行層に落下!分断されながらも各地で敵の情報を集め、蛇仙人から得たアイテム、牛仙人の娘の反抗等により、神の力を得て狐を除く四仙人、牛・猿・豚・蛇を撃破!!
GMore:五行層を踏破した君達は、再び世界の崩壊に飲まれ、魔妖空中城塞・九黎山脈の中枢部──
GMore:『太極層』──成都載天山へとついに辿り着いた!!
GMore:それは魔妖七仙が目論んだ、世界法則書き換えの儀”創世理”の中枢部である、とされていたのだが──
GMore:それぞれの世界を破壊し、落下するように落ちてきたその場。君達が踏みしめた大地は、底知れぬ量の人骨で埋め尽くされており──
GMore:赤黒い空が天を蓋う、邪悪なる異界そのもの形だった。
GMore:以上となります。クライマックス1。創世理『”神位僭称”人界・永世賛惨歌』。登場PCは全員、現状の味方側登場NPCは”アートマン””ラグナロック””超脳風水伯””依然”となります。
GMore:登場侵蝕をお願いします!
セレーネ・F・カナベラル:96->97
波児・マレキュール:侵蝕率77→78
正玲諷呀:87→88
蔡春嵐:85→86
GMore:では、改めて。君達は今、神の力を振るい、陰陽五行陣の残る五陣、五行層を守る番人たちを撃破。
GMore:空間に開いた穴より、新たな、この、奇妙な空間へと放り出された所です。
GMore:見渡す限り、骨、骨、骨!つきあがる、骨同士が連なって生み出された巨大な骨格がまるで山脈のように、高層ビルのようにつきあがり──
GMore:血涙を流す、巨大な髑髏が君達を見下ろします。
セレーネ・F・カナベラル:「これは……」着地の少し手前で、ふわりと浮かび上がる。
セレーネ・F・カナベラル:「なんとも悪趣味だな。金界も相当なものでしたが、いい勝負だ」
正玲諷呀:「解りやすく地獄であるな。む、皆、無事なようで何よりだ」
正玲諷呀:骨をジャリと踏みしめ不快な表情を作る。
波児・マレキュール:「そうだな」リザレクトにより、焼け落ちた半身は復元している。
正玲諷呀:「僕などここ数時間、赤と黒と白しか色を見ていないぞ。色彩感覚がおかしくなりそうだ」
正玲諷呀:「特に空が赤いというのはな、気が滅入るというものだ」
GMore:先んじて、ルールを説明します。君達がここに入った瞬間に感じる違和感。
GMore:この世界では”リザレクト”並びにHPを0以下から1以上に回復するエフェクト・権能は禁止されています。
セレーネ・F・カナベラル:「夕焼けほど風流なものでもありませんからね。しかし……」違和感を確かめるように、自身の胸に触れる。
GMore:これは君達の肌に張り付く、『見られている』と言う感覚から察する事が出来るでしょう。既に幾多の神格と戦ったもの達ならばわかる。この権能を《審判》と呼びます。
蔡春嵐:「牛の骨の次は人骨ってか。さて、ここの親玉も碌なもんじゃねえらしい」
”アートマン”:「………”彼”です」
波児・マレキュール:「皆、無事……とはいえ地獄という心象もまた真実」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ああッ!この趣味の悪い能力、間違いねえ!アタシ達の誇る最悪おじさんだぜ!」
波児・マレキュール:「泰山大帝。……それは冥府に君臨する神の名だ」
セレーネ・F・カナベラル:「……何をされているのか。領域全てに適用される類の権能でしょうか」周囲を訝しげに見渡している。
蔡春嵐:「気に入らねえな……」パチンと指を鳴らすと、上空から飛来した赤い光が手元に納まり、棍の形に戻る。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「その”コード”は既に捨てたよ。……三人以外は、お初にお目にかかるな。」──底冷えするような、感情の無い低い声。既に”支配者”であるが故、その声は、あらゆる距離、あらゆる障害を越えて君達の脳裏に届きます。
セレーネ・F・カナベラル:「久しぶり……と言うほどでも、ありませんが」
波児・マレキュール:ぞわり、と背筋を寒気が這い上がる。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「こう呼んでくれたまえ。我が名は”鉄剣閻羅王”──鉄の剣を持ち、神を裂くもの。冥府を打ち砕き──この世に、不死を溢れさせるもの。………宇治川凍だ。よく、やってくれた。我が──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「”同志たち”」
蔡春嵐:「あ?同士だあ?」
波児・マレキュール:「鉄剣枢団──に対して言っているわけでも、どうやらないらしいな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「ああ。許せないだろう?神が人の命を──短くしようだ等と。許せぬ。死は悲哀。死は悲劇。死は──本来、この世にあってはならぬものだ」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「だから、神を殺したのだろう?安心し給え。君達の理想は叶う。………我が”創世理”──『人類の永劫』をもって!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──ザッ。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:ザッ。ザザザ。ザッ!!! 大地を埋め尽くす人骨が、波打つようにめくれ上がり──
セレーネ・F・カナベラル:「……どうあれ、まずは礼を言っておくべきでしょうね。私が身を助けられたのは事実で、あの時は挨拶も何もありませんでしたから」
セレーネ・F・カナベラル:「しかし、ふむ。また極端な話になってきたな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:軍装に身を包んだ、無数の骸の軍勢が立ち上がる。その数──測定不能。この世界そのものだ。
正玲諷呀:「さて、セラを救ってくれたことには感謝しかないが。僕は聞こう。その不死とは如何なる形か?」
波児・マレキュール:「そうだな。助かったのは事実だ。神位簒奪作戦・奇門遁甲四極解」
波児・マレキュール:「お前の動きなしには成し得なかっただろう」
正玲諷呀:「人としての理性と知性、自由と財産、娯楽に試練に勉学に成長、鍛錬はあるのか?」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:そうして、男がその骸の軍勢の向こうより、姿を現す。ざく、ざく、と君達に向かって歩く──
セレーネ・F・カナベラル:「短命の次は、永命ですか。聞こえの良い理想を掲げる割には、しかし随分と……」周囲の軍勢を見渡す。「おぞましい景色だ」
波児・マレキュール:口調はいつも通り固く。奇妙なノイズを伴って手の中に獲物を生成する。
”九雲公主”王蘭明:その背後に傅き、目を伏せ、微笑む──女の姿。
蔡春嵐:「ハッ、聞く必要あんのかそれ。アイツラを見てみろよ」
正玲諷呀:「僕は人間だからな。相互理解の機会があるなら、それは実行することにしている」
正玲諷呀:「小覇王の言わんとすることはよくわかるがな」
セレーネ・F・カナベラル:「試しに算数の問題でも出してみましょうか」虚ろな骸骨たちを見やりながら、冗談めかして言う。
波児・マレキュール:「それでは器械的に答えを出せてしまうからな」どうでも良さそうな相槌。
波児・マレキュール:「ジョークをふっかけて見たらどうだ?」
正玲諷呀:「それは妙案。わが国では言い出しっぺの法則と言うのがあるぞ、波児」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「私は、人を構成するルールから、『死』を取り除くだけだ。理性もあれば、知性もあろう。自由も、財産も、娯楽も試練も勉学も成長も鍛錬も──全てを、このままとし。ただ──死。死を──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「………」頭を抑えて、呻く。
”九雲公主”王蘭明:「そうよねぇ!貴方は、”死”が憎いだけ──…成長も、老いも、本当はあったほうがいいのよねぇ……?ふふっ!」
波児・マレキュール:「人得其位、位得其人」
”九雲公主”王蘭明:「立派よお!…それでこそ、人界の王に相応しいわぁ…」
波児・マレキュール:「適材適所という言葉もあるだろうが」
波児・マレキュール:そう正玲へと返し、宇治川凍の背後。"九雲公主"へと視線を移す。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「……ッ、黙っていろ、”九雲公主”。これは、私の理想の、私の世界のための戦い…!そのために貴様は──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──腰に下げた、灯篭を叩きます。
”超脳風水伯”玄冬:「──”遺産”じゃ!」
GMore:”九雲公主”王蘭明から取得された遺産の情報を説明します。これは、観測しただけでどういう物体かわかります。
GMore:『走馬灯嘲笑影絵図』
何処か古ぼけた朱塗りの走馬灯。浮かび上がる影絵は、それを覗き込むものの思い出したくない記憶を暴き出す。
勝利を与え、王権を授与する戦女神を含む”九雲公主”王蘭明の権能が込められており、所有者に勝利を与える。
この遺産を所持している限り、この遺産の所持者はあらゆる対決判定に達成値を無視して勝つ。
GMはこの効果をいつ無効にしてもよく、無効にした場合、それまでに判定に勝利した回数分、衝動判定を行わせてもよい。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「私に原身を破壊せしめ、道具と化したハズだ……!」
セレーネ・F・カナベラル:「……あれがそんな事をする性でしょうか」疑わしそうに呟く。
”九雲公主”王蘭明:「ふふっ!そうよぉ。私は既に影。……影ながら──貴方達、王の誕生を見守る者!そして、貴方は既に”勝って”いる──ふふふ!うふふふ!おめでとう──この世界は、その是非を無視して、もう、貴方の理に屈するわ。だって──条件は満たされたもの!」
正玲諷呀:「また、厄介なものを持っているぞ。これは"勝負"にならない」
波児・マレキュール:「……人が神の権能を取り込む術を持ちうるのなら」
セレーネ・F・カナベラル:「この世界の風景はむしろ、"九雲公主"の理想を映しているように見える」
セレーネ・F・カナベラル:「真に操り糸を類っているのはどちらなんでしょうね」
GMore:──走馬灯とは、内側にともした火で、影絵を映し出すもの。
波児・マレキュール:「その術に介入する神もいるということか」
GMore:ぐるんッ。灯篭の中の『影絵』が回転し──
GMore:赤い空に、巨大な狐の影絵を生み出す。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「……ああ、そうだな。」頭を抑えながら、君達を見据える。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「私は、既に勝利している。”魔妖七仙”を撃破して──全ての条件は整った。」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「君達も、気付いていただろう?”七仙”は──君達が、『突破できる』ような口ぶりで──君達に…勝機を与えようとしていた。」
正玲諷呀:「いや、そんな事は僕の言ったところでは全くなかったが」
蔡春嵐:「一部大人気ねーやつもいたけどな」
正玲諷呀:「概ねその通りだったとはいえだ」
”九雲公主”王蘭明:「おじいちゃんはねぇ…」あはー……と苦笑いをする
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「本来は、そういう儀式なのだ。九!七!五!三!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「……大きな数字から、小さい数字へ。『より原初の神』から──『世界を構築する要素の神』へ、広がった、世界神話の──逆見立て。」
波児・マレキュール:「『源流』か」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「そうだ。彼ら、世界の要素を構成する神は──逆説的に、彼らが存在する事で、より強大な神を封じていると言える」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「無論、時が来れば──それでも十分な世界法則の書き換えがされたはずだと思うがね」
波児・マレキュール:「……やられたな」
波児・マレキュール:「始めから気づくべきだった。否、気づいたとて──同じか」
蔡春嵐:「要はアタシらが座るはずだった椅子に横入りされたってわけか」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「結果として、君達は──神を打倒する事で、より強大な神に力を与える事になった。『三苗』の蚩尤──三の真数を内包する神が、七仙の内側に配置されたのはそのためだ」
正玲諷呀:「閻羅王がこのような事をしなければ、そも手詰まりだったのだ。互いが互いを利用したに過ぎんだろうよ」
正玲諷呀:「こちらのターンに戻す方法こそ考えよ。波児」
セレーネ・F・カナベラル:「……なるほど。色々と、腑に落ちる話ですね。それは」今際の際、あくまでも蚩尤の勝利を信じていた姫劉濤の姿を思い出して。
”九雲公主”王蘭明:「ふふ」よくできました、とばかりに、掌を叩いている。
波児・マレキュール:「三苗の蚩尤を擁立したのがお前たちだということは……奴に力を与えた者々もまた」
波児・マレキュール:「だが」
波児・マレキュール:正玲諷呀の言葉に、小さく頷く。
”九雲公主”王蘭明:「──私達、強大な神を討ち斃すには、やはり、何らかの運命を持つ者達が必要。…一人ぐらいは居ると思っていたけれど──居てくれてよかったわぁ。ねぇ、”鉄剣閻羅王”──」
”九雲公主”王蘭明:「『原初の一人』!」
”九雲公主”王蘭明:「ふふっ!!そう、そうよぉ、私、貴方をずっと待っていたの。貴方が必要だったのよ。9・7・5・3。真数の見立て。それは、神話の世界で、とっても意味があること。3よりも尚、始原に近づくための──1!それが貴方よ」
蔡春嵐:「随分惚れ込まれてるなあオッサン。さぞ気持ちがいいだろうよ」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「私は既に冥府の神、そのもの。………ふっ。はは………それでも、最早同じ神といえど──」笑う気の全くない笑い声
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「反吐が出るな、この女に入れこまれるのは」
波児・マレキュール:「"アートマン"、"ラグナロック"」
波児・マレキュール:「お前たちはどうする」
”アートマン”:「……………神の力を振るうもの。」
”アートマン”:「神に墜ちるなかれ。我らは、神との決別のために存在する。」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ちッッッ……!こんな根性無しだとは思わなかったぜ、おっさん!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「……耳が痛い事だ。だが、我らは、己が目的のために神と戦うもの。神の定めを破壊するために神となるのならば──私にとっては、些事でね」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「何より、既に言っているな?………勝負はついている。」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「儀式は、終わったのだ」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「五行層到達、おめでとう!七仙は崩壊し。真神の完成を以て──」遥か頭上。髑髏が、カタカタと笑う。
依然:「……陛下は!陛下は、どうなったんですか!」
”九雲公主”王蘭明:「あら、依然ちゃん!そうねぇ、陛下なら──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「既に、燃料になったよ」──頭上を指す。笑う髑髏がある。それは、冥府の神格宇治川凍の、原身──ではあるが。元々、人間であったその身に、『力の核』とも言えるその概念は存在しない。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:だから──『書き換えた』のだ。本来の太極層、世界を書き換える陣の中核たる、蚩尤の原身を、己の神性で。
依然:「……そんな」
依然:拳を握り、唇をかみしめる。
依然:「陛下は強いんです!!そんなはずない!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「無駄な問答だ。……さて、君達、聞こう。……今から、あと数秒もしない内に、世界は書き換わる。君達は、当然──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「賛同してくれるだろうな?」
正玲諷呀:「書き換えか、ならば、後は貴公を斃すだけで万事片が付くという訳にもいかぬか」
波児・マレキュール:《猫の道》《不可視の領域》
正玲諷呀:「斃した後に戻るな、これは。まさに骨と言うやつだ」
波児・マレキュール:気配を絶ち、滑るように接近した男の顔は五行層にて取得した遺産『山海凶獣面』で覆われている。
波児・マレキュール:《ワーディング》を展開し、能力による加速加重を入れた白棍を振り下ろすが──。
波児・マレキュール:遺産効果で能力のレベルが上昇し侵蝕率→80
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:───
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:《罪穢》
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:《罪穢》常時:神格由来のNPCカード・遺産の効果を使用した場合、追加で侵蝕値が5上昇する。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:説明。
▼”鉄剣閻羅王”宇治川凍
”閻魔大王””太歳星君”への信仰から化神した元・人間。
この男の神格を構成するものは以下。

死・不死を司る、最初の人にして冥府の神たる《審判》の権能。
禍と禁忌を司る、厄神・凶神たる《罪穢》の権能。
それを《勝利》の権能がサポートしている。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:あ、これは、説明していなかったんで、「今後」と言う認識で大丈夫です。あくまで演出上──
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:ということでお願いします。
波児・マレキュール:こえーっ!
セレーネ・F・カナベラル:リザレクトとかできないのは《審判》の権能なのかな
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:君の肉体に、まず、違和感。臓腑を焼き滅ぼす、禁忌を侵した『反動』とも言うべき代償が倍増している。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:そして──    とびかかる君の刃を、男は『幸運』にも身を捻るだけで、足場の骨が滑り、避けた。
波児・マレキュール:「……ッッ!」回復しきっていない体内に直接の『滅び』を与えられ、それでも攻撃の軌道はぶらさない。この男にはそれができる。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:『神を下ろさずに』『ルールに則らず』──神と戦う、とは。こういう事だろう。
波児・マレキュール:だが、無意味だ。
正玲諷呀:「ふむ。波児よ、よくやる。あれで大体の向こうの権能は把握できたな」
正玲諷呀:「冷や水と言うやつでもあるが、感謝はすべきよな」
蔡春嵐:「ったく、無茶しやがって」
波児・マレキュール:「あまりずっと年寄り扱いされるとな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:ぐるり、捻るにあわせてその掌を向けた瞬間、波児の肉体が、まるで、至近距離で砲撃をブチまけたかの如く飛ぶ。
波児・マレキュール:「がはっ……少し、傷つくぞ。年寄りというのはな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:この世界では、この男がルールだ。……HPは現在、9999点!
波児・マレキュール:もうもうと粉砕された骨片と白煙が舞う中で憎まれ口を叩き起き上がる。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「やはり、賛同はして頂けないか。……仕方がない。君達が死ねば悲しむものはいるだろうから──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「その心だけでも、無くさせて貰おうか。」──この世界を支配する”審判”の神には、それができる──
波児・マレキュール:「────!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──ハズだった。「っぐ………っが!!!!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「があッッッ……おヴぉッ…!!」反吐をはく。
”蚩尤”:「ッッッッ……!!ハ!!!ヅァハハハハハハ!!!!!!!」
”蚩尤”:「死ぬかと思ったぞ!!!」
セレーネ・F・カナベラル:「死はなくとも、病はあると見えますね。この世界……いや」
正玲諷呀:その隙に波児さんの首根っこを掴んで、こちらに引き戻す。
蔡春嵐:「オイオイ今度は何だってんだ……」
波児・マレキュール:「がふ、すまない正玲……あれは」
”蚩尤”:めぎ、と音を立てて、天空の髑髏が軋む。内側から、『書き換え』と拮抗しているのだ。君達も聞いた事のある声。
セレーネ・F・カナベラル:「その声は。そう……そうですか」
蔡春嵐:「生きてるじゃねーか、あのカブトムシ」
正玲諷呀:「上書きしきれなかったと見えるな。つまり勝利や不死が陰る好機ではあるが」
セレーネ・F・カナベラル:「この状況に勝算があるとすれば、彼だろうとは考えていましたが、もう来るとは。思った以上に根がありますね」
”蚩尤”:「………俺が出て行ってやりたい所だが──ヅァハ!!必死だ!!…どうせ、俺の事も倒すだろうが!そいつも倒したいだろう?………なあ、好敵手どもよ!」
依然:「陛下!」
波児・マレキュール:「どうにかしてほしいなら……ハァ、もう少し……しおらしくしたらどうだ」
”蚩尤”:「ヅァハハ!!そうだな。見栄を張っている場合ではない───」
”蚩尤”:「『助けてくれ』!!オレも、やれるだけはやる!!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッッッッッッ……!!!」呻き声を上げ、天を見上げる。「まだッッ……!!消化し切れていなかったか…!」
”九雲公主”王蘭明:「──」ほくそ笑んでいる。
正玲諷呀:「つまるところ、ワザとか」
波児・マレキュール:「フン……」踵を引く。ここに来てからどうにもすぐに大人の対応というやつをされ、居心地が悪い。
正玲諷呀:「古来より狐など信用すべきではないな。いや、そう思って猟銃で撃ってしまった悲劇もあるが」
”九雲公主”王蘭明:「ええ!何せ、私は狐の神。騙すのも、悪い道に引きずり込むのも、お手のもの。それに───」
セレーネ・F・カナベラル:「形はどうあれ、七仙とも信じていたわけか。……蚩尤は、きっと勝利するだろうと」
”九雲公主”王蘭明:「”生温い”のよねェ!!!勝つなら、完全勝利よ!!!」
”九雲公主”王蘭明:「全部踏み躙って、全部叩き潰して勝つわ!!」
”九雲公主”王蘭明:眼を見開き、牙を見せつけて笑う。
蔡春嵐:「ハッ、初めて共感できるセリフを吐いたなクソ狐」
蔡春嵐:「上等だよ。アタシらだってやることは変わんねえ」
蔡春嵐:「何が相手だろうが、何人相手だろうが、全部打ち倒して勝つ」
GMore:──神性圏界”人界・永世賛惨歌”、内部からの抵抗により、大幅に弱体化!!
GMore:”鉄剣閻羅王”のHPが9999→500にダウン。味方PCのダメージ10倍、受けるダメージ1/10として換算されます。
GMore:あ、500じゃなかった。こいつ、俺がそうしたいだけ、と言う理由で
GMore:444になります。
GMore:で、ここまで神と戦い慣れているだろうから、もう体感で理解できます。こいつはこういう敵です。
《審判》常時:自分以外のリザレクト・HP0以下から復活するエフェクト・権能を禁じる。

《罪穢》常時:神格由来のNPCカード・遺産の効果を使用した場合、追加で侵蝕値が5上昇する。

《勝利》常時:命中、回避、達成値の比べあい等、判定勝負が発生した場合に必ず勝利する。”九雲公主”王蘭明・影の撃破で無効化。
GMore:PC - 10m - ”人倫超越”不死超兵団×5&”鉄剣閻羅王”宇治川凍-10m- ”九雲公主”王蘭明・影
GMore:現状のエンゲージはこのような形。
GMore:王蘭明・影と言うのは、こいつは影で、まだ真の変身を残しているからではなく、本体は既に死亡した上で──遺産と言う形で宇治川を侵蝕しきっており、その残った力で『端末』を維持しているから──ぐらいのつもりです。そこは五行陣突破の実績を作るのに必要だったので。
GMore:では、説明は…以上。
GMore:地平線まで広がる死骨世界、『人界・永世賛惨歌』。そのボス。”鉄剣閻羅王”宇治川凍 with ”九雲公主”王蘭明戦を開始……します!!
正玲諷呀:僕はセットアップはなしだぜ。
GMore:ラウンド開始前。セットアップ確認から!ちなみにこちらは何もありません
セレーネ・F・カナベラル:セットアップ、エヴリシングレディでアンチマテリアルライフル取得。以上。
波児・マレキュール:《剣の王城》《ソードマスター》 侵蝕92 日本刀5本生成。攻撃力+10 日本刀を使用した攻撃の達成値+9
蔡春嵐:《ソードマスター》栄光と勝利の槍による攻撃の達成値を+9
蔡春嵐:侵蝕89
GMore:で、一人一人行動値入れるのクソめんどくさくなったので代表1体だけに行動値いれよう
GMore:”人倫超越”不死超力兵団(しなずのちょうりきへいだん)はよっぽどの「無」に気付かない限り毎回ランダムに行動します。
波児・マレキュール:速いぞこいつら……!
GMore:そうだ。狐のHPは、他の連中と違い、分身みたいなものなので、最初から削れています!
GMore:そっちの権能を説明します!
GMore:こいつの持つ権能は三つ!
《傾国》
王を蠱惑し国を亡ぼす魔女の権能。
《勝利》
王に勝利を与える軍神の権能。
《死》
逃れ得ぬ死を与える死神の権能。
GMore

《死》メジャーアクション。判定に勝つと、対象のHPを0にする。
《勝利》常時。己の対決時の達成値を全て+20する。
《傾国》メジャーアクション。相手の《意思》との対決判定に勝利した場合、一度だけこちらの操作で行動させる。
GMore:内容はこうなっています。
GMore:狐は、ここまでのボスと違い、本体と原身の両方を持たないので1回行動です。エフェクトは使わずメジャー行動で「殺す」か「操る」かしてくる
GMore:《死》の方に対応技能かいてないな。《死》に抗う技能、何でもいいです。一番達成値が高い奴で問題ない。
GMore:で、他に「あ、ここどうなの?」と言う所がなければ、セットアップも完了してラウンド開始かな?
GMore:ではメインプロセス!!”九雲公主”のターン。
GMore:ターゲットは~!
GMore:1d4 イニシアチブ順
BCDice:GMore:DiceBot : (1D4) → 1
GMore:あ、待った!
GMore:メインプロセス、行動値50!
GMore:”九雲公主”のメインプロセス予定からです。割り込みあれば
セレーネ・F・カナベラル:じゃあ割り込み!
セレーネ・F・カナベラル:Dロイス触媒を使用。波児さんを即時行動させます
波児・マレキュール:ありがとう! 手番獲得
GMore:ではイニシアチブ割り込みで、波児・マレキュールのターン!!
波児・マレキュール:《ダンシングシミター》《サンドシャード》ソードマスターで対象指定したものでない日本刀を破壊しながらナイフ・日本刀・装備中の日本刀を選択
波児・マレキュール:ウェポンケースでアルティメイド服装備 達成値+3
波児・マレキュール:対象は不死超力兵団全てです。宇治川さんは含めない
波児・マレキュール:4dx+21 命中
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (4DX10+21) → 10[4,5,6,10]+10[10]+2[2]+21 → 43
波児・マレキュール:良い回転!
GMore:ナイス数値!!
GMore:固定値なので全員くらいまーす!!!
波児・マレキュール:7d10+24 装甲有効
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (7D10+24) → 38[7,2,6,6,5,8,4]+24 → 62
GMore:620点!!
GMore:…
GMore:爆散!!!!!
波児・マレキュール:侵蝕99に
波児・マレキュール:あ、失礼。さっきの面の使用で5上がってる扱いにしてました
波児・マレキュール:現在94。では演出
”アートマン”:「──仲間の不始末は、私達の不始末……!!」決裂と共に牙を剥く、地平線まで埋め尽くす、無数の死兵!!
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ッッッんの、やろう!!!………道ぐらいは開いてやるぜッッ!!」巨大な黒と赤の刃を生み出し──
”アートマン”:「”ヴァジュラ”!!!」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「”レーヴァテイン”!!!」
GMore:───世界が、爆裂するように開く。無数の死兵が、まるで絨毯をひっくり返すように波打ち──君達と、”鉄剣閻羅王”達を繋ぐ道が開ける!!
GMore:しかし、未だ残る無数の兵が、君達の前に立ちはだかる!
セレーネ・F・カナベラル:問答に応じるよりも、警戒に意識を割いていた。相対した軍勢より真に殺気が向けられると同時、波児を取り巻くように浮かんだ魔眼が視認不可能な速度で瞬く。
セレーネ・F・カナベラル:光速の更に先──人類がいずれ到達するかもしれない可能性の速度。それを現在此処に引き寄せる。極小規模における一つの信仰と祈りの具現。
波児・マレキュール:「ああ」
波児・マレキュール:その中心に、既に到達している。
波児・マレキュール:同時、全ての死者達の動きが停止した。否、正確には塩の詰まった歯車のように軋んだ。
波児・マレキュール:神々との戦いでは子供だましの役にも立たない。だが市街戦に於いては波児を最強とせしめる技術だ。
波児・マレキュール:ぼろぼろの軍衣から除く死者たちの骨の隙間を通すように白柱が乱立し出現する。地中深くより生えた鋼鉄が、動きの『起こり』を否定する場所に配置され。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: ──もしも、ここに居るものが、『生まれながらの神そのもの』であったなら、その男の力に意味はなかっただろう。
だが、よりによって、この、最終局面近く!勝利に王手をかけ、今、覆されんとしたのは──
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: 人であったもの!
男の指揮する不死の兵、魂と肉体の改造によって超越した力を持つ兵士達は──
……それでも、尚、人体の形状、力学の軛から、逃れられない!
波児・マレキュール:「弾けろ」《ワーディング》とともにその楔に標識が次々と配置され、死者の肉体にエネルギー負荷をかけ破壊した。
波児・マレキュール:「詳しくてな、人体の止め方も」背後から襲いかかろうとした人骨の肩に『とん』と手にした白柱の先端を『置く』。それだけで動かなくなる。
波児・マレキュール:「壊し方も」目にも留まらぬ速度で回転した石突が死者を粉砕した。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍
 ──当然の帰結として、不可能な稼働──否、骨の隙間をまるで縫うような三次元知覚、計算されつくした座標配置により
本来の動きは不可能とされたのだ。結果、炸裂。
まるで、自分から死を選び、爆発していったようにも見えただろう。支配から逃れんとした、戦時の哀れな死者たちが如く。
波児・マレキュール:「ご苦労、カナベラル。まだ働いてもらうぞ」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「我が手にかけた兵団も形無しか。認めるしかないな。……既に、私の勝利は不確定。…………勝ちにいかねば、手に入らんか…!」
GMore:お見事!
セレーネ・F・カナベラル:「あは。もちろん働きますけど、今と同じのをやるのはもう無理ですよ」
波児・マレキュール:「状況は変動している」返事のつもりだ。
セレーネ・F・カナベラル:「神権も手放してしまったし、通常営業だ。……ええ、分かってます」
”九雲公主”王蘭明・影:「ふふ、素晴らしいわねぇ!もう少し、手を焼くかと思ったけれど──」単純に、それを見る機会が無かった。七仙は、単純に一騎当千が故、配下を必要としなかったから。
”九雲公主”王蘭明・影:では、イニシアチブ50、”九雲公主”のターン。ターゲットは波児・マレキュールに対し《傾国》、抗いようのない(実はできる)洗脳攻撃!
”超脳風水伯”玄冬:すまねーっ、ジジイはダメージを0にできるが、お色気には弱いんじゃーっ
波児・マレキュール:『紅心神産魔生碑』を使用します
波児・マレキュール:さそり!
”三毒聖母”天焔玉:うおーッ!蠍パワー!
波児・マレキュール:侵蝕5上昇して99!
GMore:では、星座が描かれ、そこから出現した蠍の怪物が、”九雲公主”の視線を遮る!『王家の守護者』たるセルケトの権能が、『傾国』の権能と拮抗し、弾きます!
波児・マレキュール:「どうやら通じた……か。鉄剣枢団様々だな」
”九雲公主”王蘭明・影: ──傾国の魔女の眼は、一舐めで男を魔性。
その神格が振るう、精神支配に堪えうるのは、それこそ神にも匹敵する英傑か──
国を守る、守護神格の持ちうる権能のみ。

「あーあ、悔しいけど──使わせる事には、成功したわねぇ!」
波児・マレキュール:我ながら現金なものだが、と自嘲する。
GMore:以上。では、イニシアチブ44──”鉄剣閻羅王”宇治川凍のメインプロセスです!
GMore:割り込み確認太郎
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:ここまできて大体、割り込めるのはまあセラちゃんだけだろうから大丈夫だとわかっているが・・・
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:いくぜーッ!!
正玲諷呀:こいっ
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:マイナー戦闘移動、君達にエンゲージ、メジャーブラッドバーン99、渇きの主99、血の宴99だぜーッ!!!
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:で、攻撃対象は4人全員。判定値は絶対勝つ27(小学生文章) ダメージは396点転じて40点だぜーッ!!!
蔡春嵐:《原初の白:孤独の魔眼》その攻撃の対象を私一人に変更します。
蔡春嵐:侵蝕95
GMore:了解です!問題なし
蔡春嵐:そしてダメージを風水伯さんの効果で0に!
GMore:お見事!
GMore:では演出…!
GMore
「天地混沌・乾坤蒼范・人世蒙塵・鬼怪猖狂!!」
それは呪いの真言。
世界に秩序なく、天地は闇に包まれ、人の世に鬼があふれ出す。

五芒星の描かれた手袋を、世界への筆として呪文を描きながら疾駆!
それに応じた世界が、大地から無数の白骨を再び呼び起こし──それを足場に、君達の上空へと跳ぶッ!!

上空、振り上げる拳。
「貧狼・巨門・隷大・文曲・廉貞・武曲──」

死を意味する詠唱。即ち──死界とこの世を繋げる星の名前!
虚空に生み出される無数の白骨が、巨大な掌と化し──

「破軍!!!!」

振り下ろされる!
蔡春嵐:「チッ、流石に舐め腐った神様共とは違うな。初手でまとめて潰す。定石だぜ」
波児・マレキュール:「ちぃ……!」届かない。やつの神権に《ワーディング》を触れさせぬよう立ち回った。
蔡春嵐:「けどな!」振り下ろされる掌に正面から飛び込んでいく。
蔡春嵐:棍を振り回す。回転の度に10倍、20倍の長さに伸びていくそれを振るう先は敵ではない
蔡春嵐:棍の先で仲間たちを掬うように持ち上げる。随心の名に恥じず、意思の速度で伸展するその切っ先は
蔡春嵐:瞬く間に巨骨の掌の範囲から彼らを離脱させる。
蔡春嵐:相対するは"小覇王"。ただ一人。
波児・マレキュール:「おおっ」まさしく風に攫われた如くの速力で吹き飛ばされ、だがその強い衝撃が肉体にダメージを齎すことはない、達人の旋棍。
セレーネ・F・カナベラル:鬼札は今しも切った。次手はない。波児一人逃せただけ良しとするべきか──そう考えた矢先、弾き飛ばされるようにして攻撃圏を離脱させられた。
正玲諷呀:「喧嘩腰で攻撃的に見えるが、小覇王の真骨頂は受け手の多彩さにあり。だな」
セレーネ・F・カナベラル:「見事な技量、ですがっ」ただ一人残った少女の背を見──違う。もう一人、そこに留まっている。
正玲諷呀:「僕は詰めに徹するぞ。つまりは、任せた。それまでの工程を任せるに値すると言う事だ」
蔡春嵐:「ハッ、釈迦の掌ならまだしもなぁ」
蔡春嵐:棍を地面に突き立て、その上に足をかける
蔡春嵐:「閻魔の指先なんざ、今まで何度もへし折ってきたっつーの!!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: ──一網打尽を避けたか!
僅かに想定外。一つの事象に対処するに辺り、基本的には、協力対処が定石のはずだ。
 己を犠牲にする事で、味方の行動を助ける性質か?
冷たい脳裏が、眼下、振るわれた朱棍と、その結果生まれる一対一の対峙を受け止める!
蔡春嵐:一瞬で朱棍が空へ伸び、その先に立つ身体が骨の掌を追い越す。
蔡春嵐:先程の不死兵団と同じように、いかに巨大であってもそれが人の骨格を形どったものであるのなら
蔡春嵐:関節可動域の限界、絶対に対処できない死角は存在する。
蔡春嵐:空中で棍を持ち替え、巨大な骨腕の甲に向けて
蔡春嵐:「くたばれ!!」渾身の一撃を振り下ろす。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍
 ──その得物を持つ女を見て、恐らくかの猿神を思い起こすものは多いだろう。
神珍鉄を軽々と振るい、その天衣無縫!無体なる強さ!閻魔の指先、何するものぞ!確かにそれは事実!
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: だが!その概念に、一つの穴が存在する。
”勝利”の権能振るう九天玄女。即ち、勝てぬものに勝利を与える勝利の女神にして──天帝の愛妾。転じて、その力を振るうもの!
その権能持つものは、必ず勝利する。何故なら──『勝つ運命』にあるからだ。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: 如何に強者と言えど、その軸は精々が一人の人間。究極に至ろうと、同じ究極である蔡春嵐の動きを追う事は出来ぬ。
だが!追う必要は──最初から、無い!
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「天地玄妙──行神変!!!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: 一筆!空中にて描く指先が、絡み合った骨を──組み替える。
本来のその形ならば絶対に対処できぬ死角を強引に組み替え──その強引が、幸運により『成る』事こそその力。
あり得ぬ軌道が空中で再び描かれ──鋭利なる刃の嵐、そのものと化す!
”超脳風水伯”玄冬: ダン!!!大地を踏みしめる震脚。
つま先を立て、ぐるりと回る。
──八卦掌。その特徴は、走圏と呼ばれる、独特の歩法にある。
”超脳風水伯”玄冬は、その八卦の認識に、亀卜、四柱推命、並びに──その『歩』を用い、天命を読む。
蔡春嵐:「なっ!?」
”超脳風水伯”玄冬:──初手の、棍棒の薙ぎ払いを、避けていたのだ。何故って──『そっちのがいいような』気がしたから。
”超脳風水伯”玄冬:「ほっ、ほ。あまりやると、まあ、ワシも体がまずいんじゃが──
 ワシの身体より、ここを見過ごすとマズいからのう…!」
”超脳風水伯”玄冬: 乾。兌。離。震。巽。坎。艮。坤。──歩幅を世界とし、陽・陰・四象。八卦を刻み──
世界の『風水』を一時的に書き換える。これこそ『玄天上帝』──命運を支配する、武神の権能。
歩の度、水面に葉を落とすような、静かな波紋が広がってゆく。
己の力を増幅する、その概念操作に加え。
”超脳風水伯”玄冬:「──天府・天梁・天機・天同・天相・七殺!」
”超脳風水伯”玄冬: 詠唱。対敵の唱えた、死を呼ぶ北斗の七星に対応する吉星の名!
これぞ『風水』。悪を善を以て和し、凶を吉と以て和す日常魔術!!
”超脳風水伯”玄冬:──以て、その『勝利』を中和する。

だん!! 大地を踏みしめる、その一手が引き金。
蔡春嵐の眼前に迫るその骨塊が、空中で瓦解する!!
蔡春嵐:「チッ……余計な真似しやがって」朱棍が空を切り、その勢いまま玄冬と共に着地する。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──転げ落ちるように、大地に落下!!身を捻り、即座に距離をとるように跳ぶが──!
蔡春嵐:「って言いたい所だけど、あのままやったら死んでた……か」
蔡春嵐:「ありがとよ爺さん」
”超脳風水伯”玄冬:「ほほ!ま、たまには悪くないじゃろ。そういうのも運じゃよ、運!」
GMore:──では、宇治川凍2回目の行動!
GMore:同エンゲージに1体、ザコを呼びます!
GMore:終わりです
正玲諷呀:「しかし、此処に矛盾がある。死を忌むべき男が僕らを殺そうとしているぞ」
正玲諷呀:「これはふざけていると思うのだがな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「──ちッ!」大地に手を突き立てる。死兵が再び立ち上がる──も、肉壁の役割を果たすかどうか。
波児・マレキュール:「全くだ、一撃凌ぐ毎にこの有様か!」
GMore:では、”鉄剣閻羅王”宇治川凍の行動は終了し、行動値10!波児のメインプロセスです!
波児・マレキュール:お、ということは生成されたトループは行動済みですね
GMore:そうです!
波児・マレキュール:カバーリングがあるというのを風のうわさに聞いたので攻撃します
波児・マレキュール:待機しようかとも思ったが……
波児・マレキュール:メインプロセス。マイナー移動なし。《ダンシングシミター》のみでトループを攻撃。日本刀・日本刀・ナイフを選択
波児・マレキュール:4dx+21 命中
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (4DX10+21) → 9[1,4,7,9]+21 → 30
波児・マレキュール:まあまあ良し
GMore:命中です!
波児・マレキュール:6d10+14 装甲有効
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (6D10+14) → 22[2,5,3,2,5,5]+14 → 36
GMore:死ぃ~!!
GMore:不死兵団って言ってるのに死ぬ
GMore:死はよくないよねって言ってる奴が殺そうとしてるし
波児・マレキュール:侵蝕102に
GMore:ダメだぁ~!裸の大将。
GMore:演出ありましたら改めて描写して全滅しますが、春嵐ちゃんのターンでもあり、自由に突破してくださっていいです!そっちで軽く触れるだけでも全滅します
波児・マレキュール:ではちょっと演出。
波児・マレキュール:「生憎な」
波児・マレキュール:立ち上がり武器を構えている状態の骸たちですらその動きを縫い止めてみせたのだ。
波児・マレキュール:今まさに組み上がりつつある不死者たちを僅か──そうだ。超脳の風水が宇治川凍の支配力を弱めている僅かの間だけ。
波児・マレキュール:「通行止めだ。死を失ったものは、生者には触れられん」押し止める程度のことは出来る。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「矛盾は承知の上。…やらねばならぬ事が、私にある以上──犠牲を払ってでも!進ませて貰う!」正玲に。吐き捨てるようにして、肉、ならぬ骨壁を生み出しながら僅かに下がり、腰に下げた刀に手をかける。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「ク…!!」その身を守るはずの兵士が、今尚、生み出された標識にからめとられ──
波児・マレキュール:道は、開けたまま。
GMore:では、イニシアチブ8!春嵐ちゃんのメインプロセスです!
蔡春嵐:マイナーなし
蔡春嵐:メジャーで《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》栄光と勝利の槍で射撃攻撃
蔡春嵐:対象は……王蘭明!
”九雲公主”王蘭明・影:命知らずの小娘がァ~ッッ!!!回避達成値・47!勝負だ
蔡春嵐:10dx7+17>=47
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (10DX7+17>=47) → 10[2,3,4,5,5,5,6,7,8,9]+10[5,6,7]+10[8]+10[9]+10[7]+6[6]+17 → 73 → 成功
蔡春嵐:《剣精の手》
GMore:げェ―ッ!?
蔡春嵐:最後のダイスを10にして振り足します
蔡春嵐:1dx7+77
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX7+77) → 10[10]+10[8]+10[9]+10[10]+10[7]+10[9]+2[2]+77 → 139
蔡春嵐:オラッ
GMore:すげーっ!!!
GMore:猿にも勝てるよこれ!!
蔡春嵐:これが真の傾国じゃ!
GMore:うわーっ!!!腕力で国傾ける奴に女としての魅力で負けた事にされるーっ!!!
”九雲公主”王蘭明・影:いやイイ女だと思いますけどねマジで では……
”九雲公主”王蘭明・影:回避、ありません!割り込みとか追加判定あるかな?
蔡春嵐:ダメージ出します!
蔡春嵐:14d10+11+1d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (14D10+11+1D10) → 57[6,2,2,1,10,1,4,1,9,1,5,10,3,2]+11+8[8] → 76
蔡春嵐:侵蝕101
”九雲公主”王蘭明・影:こっちはやや判定値以下だが、まあ十分すぎるでしょ
”九雲公主”王蘭明・影:760点!!!なので、装甲を仮にひいても、悠々と330を超えます!!よって…………
”九雲公主”王蘭明・影:”九雲公主”王蘭明・影……死亡、確定!!!
蔡春嵐:「オッサンを相手にしてても埒が明かねえ……なら!」
GMore:おっと、演出ありましたら…どうぞの構えです!!こいつは実際の動きだと普通に巨大な鉄煙管を使った武器術を使うので、勿論白兵戦でも強いのだが──
GMore:何しろ、今の君は最強すぎた…!
蔡春嵐:朱棍を支えに、棒高跳びの容量で宙へ身を投げ出す。
蔡春嵐:しかしその長さは高跳びの比ではない。宇治川が波児との攻防に意識を割いた一瞬の間に、彼の頭上を飛び越えて
蔡春嵐:その背後、影となって嘲笑う狐の女怪の元へ
蔡春嵐:「テメーのにやけ面も見飽きたぜ!一足先に───」
蔡春嵐:突進の勢いのまま朱棍を突き出す。
蔡春嵐:「アタシが裁きを下してやらあ!サボってる閻魔サマの代わりにな!!」
”九雲公主”王蘭明・影: 「へぇ──目端が効くわねぇ!ふふ、いい女は困るわぁ?」
──その女の狙いは、一目瞭然だった。先ほどの防御のやり取り。着地際には、既に狙いを定めていたのだろう。
”鉄剣閻羅王”を斃すには、”手順”が存在する。その一つが──己の影の、完全破壊。意図を以て、強大なる加護を流し込み続ける──
王権授与・勝利の側女!それが、”九雲公主”王蘭明の核。

 「だけど──」
ヒュンッ──   振るわれる鉄煙管。鋭角に、空を切り刻むように数度振られ、煙を軌跡に残し──
蔡春嵐:「───!?」
”九雲公主”王蘭明・影:──ガ ァんッ!!

「生憎、私が閻魔より弱いと言った覚えは、ないわねぇッ!!」

一撃目、それを打ち落とすように弾くッ!降ろしたその棍を踏みつけ、押さえつけるようにして踏み込んで、その胴目掛けたつま先の前蹴り!
蔡春嵐:「───ハ」ニヤリと口元を釣り上げる。棒術使いにとって致命的な隙。当たれば胴を貫き上下に断ち割るであろうそのつま先を
蔡春嵐:「アタシが」右肘と右膝で挟み込み受け止める。
蔡春嵐:踏みつけられた愛棍を一顧だにせず手放した。そのまますかさず左手で脚をひねり上げ肉薄。白打の間合いへ
蔡春嵐:「棒振ってるだけの女に見えたかよ!!」
”九雲公主”王蘭明・影:「──!!」打ち込んだ必殺の蹴り。
”勝利”の権能持つ、”九雲公主”は、無論、戦闘においても尚不敗不倒。軍神たるは伊達でなし。武器術においても、引けをとるものではない。が。そこに誤算がある!
”九雲公主”王蘭明・影:「まずッッ」”幸運”でもどうにもならぬ。致命的な失着手!
”九雲公主”王蘭明・影: ──その武器は、常に彼女と共にあった。
今、この瞬間、何柱もの神を斃すまで、見せていなかったその一手。
勝利を得るために、最強のその得物すら、かなぐり捨てて、尚──最強であるという、その強み!
蔡春嵐:震脚が大地を抉る。零距離での肘付き。突進の運動エネルギーを余さず一点に伝えたそれは砲弾すら凌駕する破壊力を秘めている。
”九雲公主”王蘭明・影: 「──なんてね。」
そう呟いて、おどけて見せる。──白兵、ゼロ距離の間合において。
幾百の戦士が、女に勝てぬ理由がある。それこそが”傾国”の間合。
”九雲公主”王蘭明・影:──それは、抗えるはずのない、脳髄を、魂を直接揺さぶる隷属魅心の香。
煙管から吐き出される煙が、女の纏う香と合わさり。このゼロ距離。
致命打の間合において尚──反撃の刃と化す!
蔡春嵐:「ハッ、騙し合いなら───」行く手に立ち込める魅了の煙、このまま絶招を撃てば対手に致命打を与えることはできるだろう。
蔡春嵐:しかしそれでも尚、決着よりも自身が虜となる方が早い
蔡春嵐:進むも必死、されど退いたとしても魅了の香は広がり続ける。絶好の機会は二度と訪れないだろう。
蔡春嵐:故に、「狐より猿の方が上だったな」
蔡春嵐:「足元が疎かだぜ」
蔡春嵐:《折り畳み》 握り込んだ掌を開く。その掌中には
蔡春嵐:先程まで女怪に踏みつけられていたはずの朱棍。心の儘に姿を変えるそれが針のような大きさで収まっている。
蔡春嵐:それは握り込むと同時に再び転身する。棍棒の姿ではない。
”九雲公主”王蘭明・影

 ──罠は仕掛けた。棒を手放して、尚強い事など──折り込み済みだ。
彼女の戦いぶりは、決して甘くない。既に時遅く、春嵐は既に《傾国》の間合にある。
しかし。その状況を尚、その女は把握していて。

 「──安い、挑発!」
このような、女にとって、許せぬ軽口を叩いて見せた。
何せ化かしに一家言。劣ると言われて気がすまぬ──微笑んだ表情のまま、好戦的に口端が歪むも。

「そんな、言葉に──」
蔡春嵐:柄の先が幅広に広がる。それは大きな芭蕉の葉の如く───
”九雲公主”王蘭明・影:……事実だ。──一瞬遅れて、足が大地を踏む。すり抜けた事に気付くのが遅れたのは、怒り故か?
蔡春嵐:「"随心天変───"」
蔡春嵐:「"芭蕉扇"」
蔡春嵐:女怪の眼前で扇を振り抜く。その小さな葉から生じたとは思えない暴風が、立ち込めていた香を根こそぎ吹き飛ばし
蔡春嵐:そのさらに後方へと吹き抜ける。その先にあるものは
蔡春嵐:宇治川凍。先程までの攻防の間に、女怪は彼を背に負う位置に導かれていた。
蔡春嵐:その扇は神風を呼ぶ宝貝。風を起こし、雨を呼び
蔡春嵐:汎ゆる"火"を消すもの
蔡春嵐:閻魔王の腰に下げられたランタン。『走馬灯嘲笑影絵図』の炎が小さく揺れ
蔡春嵐:ほんの一瞬、その火が消える。
蔡春嵐:それは即ち、死した後走馬灯の影となり繰糸を退いていた女怪の命脈もまた尽きることを意味する。
蔡春嵐:「仕上げだ」
”九雲公主”王蘭明・影: ──真実、それは不味い。
”九雲公主”王蘭明。その原身は、事実として五行層に捧げられ、蚩尤踏破の際の一手として捧げられており──
今ここにいる”九雲公主”は、”鉄剣閻羅王”宇治川凍の持つ遺産の力から、そう仕組んだ故に生み出された『影』に過ぎないからだ。
『影』とは──『灯』に対応して生まれるものであり。その神具こそは、消えぬ事のない『灯』を吹き消すものである!
”九雲公主”王蘭明・影: 神話を拠り所にするその狐怪が、抗う術もなく吹き飛ばされ──その先には、己の現在の依り代たる影絵灯篭がある。
暴風が、灯篭の炎を明滅させる。それだけで、女の存在が揺らぐ。──避けられるか?否!それも不可能!
《勝利》の権能持つ女が、神話の不可抗力で《勝利》の権能と衝突する時。
……どちらも勝利する事はあり得ない。それは、勝敗を定める事でのみ成り立つ、軍神の勝利が故だ。結果として、この瞬間、《勝利を引き寄せる力》
までもが相殺される!
蔡春嵐:予備動作なしの掌撃。星門、人中、水月……人体の急所に容赦ない連打を打ち込み。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「──っなッ!!!」突如として襲い掛かる暴風。振り返り際──”それ”を目にする。
蔡春嵐:最後、初手に彼女が放った一撃の意趣返しとばかりに、渾身のつま先蹴りを叩き込んで女怪を弾き飛ばす。
蔡春嵐:「死人の戯言に付き合う趣味はねえ」
蔡春嵐:「今際の言葉は、閻魔サマにでも聞いてもらいな」
”九雲公主”王蘭明・影

 武術の術理に、人体の神経反応を利用したものがある。
耳を掴む。急所を突く。生理反応を利用し、受けを困難にするものだ。
 それらは、人外の怪異に本来通じ得ない。だが!依り代の明滅。即ち、存在そのものを揺らがされれば──
その連続性に、確かに瑕疵が出来得る。それは、そう存在するものである以上、決して逃れる事の出来ない、対神格の術理と言える!
”九雲公主”王蘭明・影: その上で受けた急所への連打は、消えかけたその存在にトドメをさすに、余りに十二分。
吹き飛ばされ、背をつくが早いか、消えるが速いか!……僅かな一瞬。春嵐の吐き捨てた言葉に、女が遺せたものといえば。
”九雲公主”王蘭明・影:──「くそッッッたれ、このッ、小娘──!!!!!!!!!」
”九雲公主”王蘭明・影:──負け惜しみ、一行!
”九雲公主”王蘭明・影:ぼッ! 影が霧散し、そこに最初から何もいなかったかのように──
”九雲公主”王蘭明・影:静かを取り戻した。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「───逝ったか、腐った怪物め」吐き捨てる。「多少の役には立ったな。後は、勝てればいいが」
蔡春嵐:「なんだ、あっさりしたもんだな」
蔡春嵐:「最後まで俗な恨み言、湿っぽい未練を残さないってのは存外、いい女だったけどよ」
正玲諷呀:「男女の結びつきなど余人がお呼びつかない事であろう。口出しは野暮と言う物よ」
正玲諷呀:「本心から嫌っていただけやもしれんしな」
蔡春嵐:「ハッ!なら結構!」
蔡春嵐:「この後本物の地獄でまたすぐ会えるんだからな!!いい嫌がらせになるぜ!!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「話す時間があったとして、あの怪物に、私に残すような言葉など──無かっただろうさ。当然…理解している。私達は──利用しあっただけだ。」
GMore:──では、イニシアチブ7!セレーネ・F・カナベラルのメインプロセスです!
セレーネ・F・カナベラル:はい。マイナーで斥力跳躍、宇治川にエンゲージ。
セレーネ・F・カナベラル:97->98
セレーネ・F・カナベラル:メジャー、「レインジャー」《コンセントレイト》《アームズリンク》《ライトニングリンク》対象は宇治川
セレーネ・F・カナベラル:命中いきます
GMore:どうぞ!
セレーネ・F・カナベラル:8dx+5@7
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (8DX7+5) → 10[1,1,1,1,5,5,5,9]+10[9]+10[7]+10[7]+5[5]+5 → 50
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──改めて、説明!!”九雲公主”王蘭明の撃破により──”鉄剣閻羅王”から《勝利》の権能が失われました。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:よって、判定に勝利する能力はなくなり、固定値式になります!よって命中!
波児・マレキュール:ではダメージ判定前《力の法則》
波児・マレキュール:ダメージ+5d10 侵蝕106に
セレーネ・F・カナベラル:ありがとう~~
セレーネ・F・カナベラル:ダメージいきます
セレーネ・F・カナベラル:6d10+21+5d10 ガード-5
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (6D10+21+5D10) → 30[8,9,5,1,6,1]+21+20[5,8,2,1,4] → 71
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕98->106に。HP24->19に。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:う~む 死にそうじゃ 死んだ!
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:でも安心!!
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:お前達は蘇生出来ないが、俺が出来ないとはかいてないもんねー!!()
蔡春嵐:何だとぉ……
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:不死不滅99で990点回復(最大値444まで)して復活します!!
セレーネ・F・カナベラル:うぎゃ~
波児・マレキュール:こいつ……!
正玲諷呀:お。法則崩してきたな。ボスなのに復活もっておる
GMore:そう、流石に今回ばかりはこういう、明確にアンデッド属性の敵だから
GMore:蘇生系を持たせたかったんでござるよね
GMore:逆にそれ以外の理由で蘇生系防御を持たせようと考えなかったから最高のカウンターを喰らって爆散したというのもあるが…
セレーネ・F・カナベラル:演出するね
GMore:では、死にますが復活と言う事で……演出どうぞ!
セレーネ・F・カナベラル:「……利用し合っただけ。ならば、君自身の絆はどこにあるのです?」
セレーネ・F・カナベラル:「それとも、捨てたと宣いますか」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「───」問い掛け。 刃に応じる術はあり、逆らう相手に向ける刃を持つ。だが、向けられた言葉に、反射的に言葉を詰まらせた。薄汚れた泥に満ちた脳髄で、遅れて言葉を絞り出す。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「私は、人間の死を否定するためにここにいる。それは、間違いない。──何処にあると言えば──置いてきたさ。決意した、あの瞬間に。」
セレーネ・F・カナベラル:「そうですか」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「私は一振りの鉄の剣。神からその位を簒奪し。人に不死を齎す──人類の刃だ」だから──殺してでも──殺してでも?
セレーネ・F・カナベラル:「だが、君は」
セレーネ・F・カナベラル:「勝負が付いたと言いながら、私達に賛同を求めました」
セレーネ・F・カナベラル:淡々とした口調で口にする。一歩、踏み出すと同時。心臓たる魔眼が鼓動のごとく明滅する。
セレーネ・F・カナベラル:「本当に、結果が出ているというのなら──」明滅に呼応し、多重の斥力が生じる。経路の微調整を繰り返しながらの多重加速、弾かれるようにして白骨の海を飛翔し越える。
セレーネ・F・カナベラル:「問答など無用のはずです。ただ私達の膝を折ればいい」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「──ッ、」……感情の無い眼が、セレーネを見る。敵意でない。否定でない。…圧されたように、踵が白骨を噛む。その音で、ようやく、己が、窮している事を理解した。
セレーネ・F・カナベラル:右腕。六角の金属刃が赤熱し、稲妻の渦を纏う。
セレーネ・F・カナベラル:切り拓く者、その切っ先。ボイジャー・エキスカベータ。
セレーネ・F・カナベラル:地獄の淀む空にプラズマが閃き、刹那に間合を零とした速度そのままに、宇治川の胸部に狙いを定め衝突。
セレーネ・F・カナベラル:到達と同時に伸び切った右腕、螺旋が貫手めいて捩じ込まれようとする。
波児・マレキュール:「『勝てればいい』だったか」
波児・マレキュール:彼女のオリジンは宙を征く船。地球重力を振り切って翔ぶ宇宙の速度。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: ──避けられなかった。
「──ッッッがッッッ………!!!!!!」
超高速回転が生み出す、大気のプラズマ化。
超高熱、雷を纏ったその突きをマトモに受け──肉体が胸を軸に融解。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「………無駄な、血を、流す…必要は……」その腕の、根本を握りしめようとする。「無い。……そう思った…までだ。やる事は、変わらない」
波児・マレキュール:段階を刻んで膨れ上がる<最低速度>を規定する標識が突き立っている。かつて昔なじみの銃弾を加速させたように。ささやかな発射台を、今度はこちらが用意した。
波児・マレキュール:あのときのように大気を排除する必要はない。いかなる速度域に於いてもセレーネ・F・カナベラルは燃え尽きない、そのように作られている。
波児・マレキュール:「お前の手に最早《勝利》はない、やがて訪れることもない」「取りこぼしたら二度と」
波児・マレキュール:「帰ってこないものもある」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「ふざけるな。………」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「…私は、何時だって。先のために戦っている。…死は、悲劇だ。誰かが、死ねば──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「…その哀しみは、誰かが背負う!!その輪廻を……断たねばならんのだ!!この、鉄の剣で!!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──強引に、肉体が修復されつつある。それは、死んでいるが、裁く神であるという、審判の神のみが許された、不滅の権能だ。
セレーネ・F・カナベラル:腕を押さえられた。だが、ここで踏み込むことは止めない。
セレーネ・F・カナベラル:「そもそも──"九雲公主"の眼に曇りがないとすれば、君は」
セレーネ・F・カナベラル:瞬時に無数の微小光点が光輪にも似て女の背に浮かび上がる──その全てが斥力を生み出す魔眼。杭打ちの要領で拮抗を崩しにかかる。
セレーネ・F・カナベラル:「八十年近い時間、あそこで迷い続けていたんだろう」
セレーネ・F・カナベラル:「君は──本当に」
セレーネ・F・カナベラル:「今も、自分の正しさを信じきれているのか」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「帰って……来るさ。今までの死すら、帳消しにして。この世を──この、地獄のような世を──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──救おうと、信じようとした結果が。否、理解しているからだ。その心象風景。”その神があるべき世界とは、こういうものである”。神が神たるべき、この神性圏界で!
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──その願いが、その理想が、”こういうもの”であると、”鉄剣閻羅王”は、事実、理解しているからこそ。…このように歪な世界が生まれる。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「やめろッ!!!私を──惑わせるな!」
セレーネ・F・カナベラル:「──理解者が、欲しかったのではないのですか」いかづちが、唸る。
セレーネ・F・カナベラル:「全ての人の不死を希う、自分の心を。その結論に至るまでに」
セレーネ・F・カナベラル:「君自身が感じて来た、無念と喪失の痛みを」
セレーネ・F・カナベラル:拮抗が崩れる──不老なる肉体を貫き、不朽の骨格を粉砕し、不滅の血を灼き焦がし──しかしながら、不死たる心臓を貫き切るには及ばず。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「仮に、そうだとして………そうだと言えば…!」
ドロドロに溶けた肉。焼かれ、胸に風穴を開きながらも──その怪人は、その腕を押し、引き抜き──後ろへと下がる。
「……世界は、変わるかね?」
セレーネ・F・カナベラル:「……私は」
セレーネ・F・カナベラル:本来仲間である"アートマン"も、"ラグナロック"も。彼の思想とは常に隔絶した場所にいる様子があった。
セレーネ・F・カナベラル:そのことが──そうした無理解の繰り返しが、「かつての彼」をこのような決断に至らしめたのだとすれば、私は。
セレーネ・F・カナベラル:「他ならぬ君に、教えられましたよ」
セレーネ・F・カナベラル:「眼の前で人を失うことの、痛みを」
セレーネ・F・カナベラル:「その結末がこのようなものであったとしても──あの時、私が感じたものは真実だった」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「…ならば、わかるだろう。…失われない事が!どれだけいいか!」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「100は、足りない。病で、100に満たず去っては、足りない。無限は生き飽きるのであれば、1000年に妥協すればいいか?否、1000年共に歩んだ先で、失われる痛みは、きっと人の想像を絶するだろう」
セレーネ・F・カナベラル:「そうだな。失われることは、どうあれ苦しい」
セレーネ・F・カナベラル:「だから……私の胸は、今も痛いままですよ」
セレーネ・F・カナベラル:「君の人としての心は、もう戻らない」
セレーネ・F・カナベラル:友、と呼ぶには短すぎる付き合いだが──今しも感じている寂寥は、きっと似たようなものなのだろうと夢想しながら、再び構えを取り直す。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「──君も、痛いか。」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「だが………私は。そんな痛みを、受け入れて。抱えていくだけが──先へ進む事だとは、思わないッ!」……刀を抜く。己の、最後に残った人間性を切り捨てるように──!
GMore:以上!……イニシアチブ、1!朧光幻幽、正玲諷呀のメインプロセスです!
正玲諷呀:まずは行動してから纏めて演出やらロールもしましょうか。
GMore:押忍!
正玲諷呀:マイナー:《インフィニティウェポン》87→90
正玲諷呀:メジャー:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》
正玲諷呀:9dx7+10
正玲諷呀:9dx7+10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (9DX7+10) → 10[1,1,2,3,7,7,9,10,10]+10[3,5,6,6,7]+10[8]+5[5]+10 → 45
正玲諷呀:《剣精の手》90→92
正玲諷呀:50+1dx7
正玲諷呀:1dx7+50
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (1DX7+50) → 1[1]+50 → 0 (ファンブル)
正玲諷呀:51だな。
GMore:回避は27固定、突破しているので間違いなく命中です
正玲諷呀:6D10+30
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (6D10+30) → 36[8,3,6,10,3,6]+30 → 66
正玲諷呀:92→100
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──では、そこから防御店を引き、余裕で444を超えるので……
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:”鉄剣閻羅王”宇治川凍、死亡!!復活、ありません!!
正玲諷呀:「なんだ。僕まで回ってきたか」
正玲諷呀:鷹揚に戦況を見ていた。『詰め』というのが常に自分の役割だ。盤面を最後に動く駒。敵の手の内を見た後に動き、撃ち漏らしを葬り、抜けを潰し、完全なる勝利を得る。
正玲諷呀:王者の剣とはそのようなものだ。抜かぬのであればそれで良く。抜くともなれば必勝を期する時のみ。
正玲諷呀:「さて、そちらの口上を承ったがな。まず、間違いが一つあると僕は見たぞ」
正玲諷呀:「その志は尊いだろう、喪失を回避するのに強さを持って耐える意味もあるまい。それは正しい」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: ──まだ終わらない。
成さねばならぬ事がある。切り捨てても、進まねばならぬ道がある。
抜き払った刃に、力を籠める。
「……何」
正玲諷呀:「だが、それは、そもそも人類全体が考えることだ。一人で背負う物ではない」
正玲諷呀:懐から金属製のオイルライターを取り出す。手の上で放り弄び、再び手の内に収めれば、火を灯し。
正玲諷呀:薙ぎ払うように腕を振り抜いた。
正玲諷呀:空間に引かれる碧色の炎。炎は消えることなく勢いを増し、見る間に一振りの聖剣へとその形を成す。
正玲諷呀:「人の死を、その全ての命を一人で背負うというのは傲慢だ。成せると言うのならば、それは神と言うのだろうし、貴様はその為に神になったのだろうが」
正玲諷呀:「一人の意志で生死が左右される世界など碌なものではなかろうよ。貴様が心変わりせぬ保証はあるか?衝動を暴走させない道理は?ま、だが、それが詰みだ」
正玲諷呀:「僕を誰だと思っている?概念のぶつかり合いを、そも戦いの要諦とするならば、神禍討滅局は、神が相手ならば負ける事はない」
正玲諷呀:碧炎の聖剣を地に打ち下ろすように構える。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「──誰かが、口火を切らねばならない!そのために私は……神に踏み込んだのだ!」
『興津鏡・辺津鏡・八握剣・生玉・足玉・死反玉・道反玉・蛇比礼・蜂比礼・品々物比礼!』──それは、神の力を引き出す言霊。本来ならば、それを振るうべく、帰依すべき神の名を口にするが──今のその怪人に、それはない。そんな神など、己しか居ないからだ。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:軍刀に、呪印を纏い、構える。
正玲諷呀:「惑いを断ってやる。30秒だ。その間に肉体を完全に再生させよ」
正玲諷呀:「未練など残してやらぬぞ。僕はセラと違って優しくないからな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「……神殺し!」”神殺し”とは、不可能を可能とし、神を討ち斃したものを言う。──ああ、知っている。神殺しは、神を殺すが故に、そう呼ばれるのだ!簡単な帰結だ。だが!

「いいだろう。その挑発に──乗ろう。」──肉体が、逆再生するように不気味に肉がせりあがり──元の姿を取り戻す。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「神殺しを、殺し返してこそ──あるいは。」…殺すのか。……ああ、ああ!殺すとも!己の道に立ちはだかるのなら──犠牲など、気にしてはいられない!そうして、幽鬼の如く立つ男が、ゆらりと姿勢を前に倒した。
軍刀術──古武術の流れを汲む、身を落とすような踏み込み。狙いは──急所目掛けた、三点突き!
「神を殺し、その位を奪う。私の証明になるやもしれん──!」
正玲諷呀:「結構。ならば勝負。朧光幻幽」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「──”鉄剣” 」区切るように「”閻羅王”──!!」
正玲諷呀:踏み込みながら放つのは、剣に纏う碧の爆炎を推進噴射剤とした限界加速刺突。
正玲諷呀:靴底が火花を散らす。さながらニトロを解放したドラッグガーのフルスロットル。
正玲諷呀:走行の後、骨の地面に一条の火線が走る。
正玲諷呀:爆音を掻き鳴らす脚部機動が骨の砕ける根源的不快音を掻き消し、白い欠片を熱波の中に消していく。
正玲諷呀:正面衝突上等。その急所を貫かれ
正玲諷呀:標的との距離、刃圏内。しかしてブレーキなどかけずにそのまま加速衝突運動エネルギーの全てを熱剣と共にぶつけ潰し───
正玲諷呀:溢れ出る血を炎で蒸発させながら
正玲諷呀:自動機械のような淀みのない滑らかさで、穿刺した刃を敵体ごと手首で引き寄せ
正玲諷呀:そして前蹴りにて、こちらに食い込んだ刃を抜きながら冥府の主を骨山に吹き飛ばした。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍: ──風に遅れて、その轍より碧炎が爆発するように立ち上る。
名乗りを聞くは一瞬。そこから、違いの最高速がぶつかり合い、余波が吹き散る。
”鉄剣閻羅王”の刃と、”朧光幻幽”の刃が互いに違いの急所を貫き──

「おッッッ……」

「おおおおおおおッッッッッッッ!!!!!!」

 純粋なる、出力の差。至近距離。睨み合うかのように歯を食いしばり、押し合いながら──
骨片をまるで木の葉のように吹き散らしながら、押し込まれる!

 そのまま、己の刃ごと──最高速のまま!
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:───ガッ ガガッッ    ジャジャシャ ァ ッッッ!!! 
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:くの字に折れ曲がった肉体が、骨の山を貫き、まるで、水切り石の如く跳ね──骨の塔を、抜く!
正玲諷呀:「ふうぅぅ、この痛みこそ、生きている証拠と言う物だ」
正玲諷呀:「ならば僕の勝ちと言う事だな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:──ガギャガガガガガッッッ!!! 全身に、大地に散らばる骨を突き立たせながら、それを制動として静止。……あまりの熱に、炭化した指先、欠けた掌を空に翳す。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「───ク。…ああ……」痛みなど、無い。痛みを超えるために──この身は既に人でなく。生きている証拠が、無いのであれば。「……その通りだ、”朧光幻幽”」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「……ろくなものではない。……その証明、成らずか。純粋な…力不足だな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「確かに、厳しい。どうにもならぬ現実を…見せつけられるのはな」
正玲諷呀:「だが、現実を見せられても、諦めぬのが人間だ」
正玲諷呀:「空の果てを目指し、宇宙に船を打ち上げるなどと言う夢のような事もやってのけた」
正玲諷呀:「まあ、故にな、志は引き継ごう。亀よりも鈍い歩みになるだろうがな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「……人の死の、否定。……いや。……痛くなくなるように、か。……結局──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「どうするのが一番良いか、わからなかった。答えなど、無かったのかもしれない。…亀のような歩みでも、ああ…そうだな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「進むのなら、良い」
正玲諷呀:「いつか人は死を超えよう。その夢を抱いて逝くが良い」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「………閻羅王、降臨ならずか。………結局、我が望みの一つは……叶わなかったが。……あと一つ。託して、逝くべきものがある」
正玲諷呀:「人間は決して負けないのだからな」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「そうだ。人間が、負けるわけにはいかん。……どんな手を使っても。……私を利用しようとした──あの女狐に。…今、私が、敗北して。冥府でほくそ笑む、あの腐った怪物に──」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「一泡吹かせる」
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:「”閻羅王”の象徴を……お前たちに、託す──」
波児・マレキュール:「応」『覇王の卵』を取り出す。
”鉄剣閻羅王”宇治川凍:びし、びしと、肉体に亀裂が走る。細胞が、死を受け入れたのと同時。止まっていたハズの時が、動き出したのだ。老化現象。男の姿は、枯れ果てた老人と化し……息絶えた。
報酬遺産:浄玻璃十王経
透明な水晶の板を繋げて出来た巻物。
死後の世界を管理し、全てを裁く原初の人を含む”鉄剣閻羅王”宇治川凍の権能が込められており、あるべきものをあるべき場所に封ずる。
この遺産を使用する事で── クライマックス2。イベント中に解禁。
クライマックス2「創世語『”天地開闢”超界・无涯蒼穹』」
GMore:そうして、条件は満たされた。
GMore:──九黎山脈。魔妖七仙。陰陽五行陣。三苗の蚩尤が斃れ、原初の一人が簒奪した。
GMore:では、最後に残ったものとは何か。
波児・マレキュール:"朧光幻幽"と"鉄剣閻羅王"の立ち会いを黙して静観していた黒コートの男が、老人の遺骸にそれをかざす。瞬くほどの間に『覇王の卵』の姿が変じ、手には一帖の巻物が収まっていた。
”蚩尤”:「───ッッッヅァハッッッ……!!!!」
”蚩尤”:──髑髏を打ち破り、内側から、『羽化』する。それと同時、世界が色彩を取り戻し、君達は──長城の如き、城塞の中にいる。──空には、巨大な、ムシの蛹。
”蚩尤”:「…見ていたぞ。お前達!……やはり、お前達は強かったなぁ──」
”蚩尤”:ばっ、と空から飛び降りる。君達の前に、角まで含めて2m半を優に超える巨体が落下し、ずん、と音を立てた。
蔡春嵐:「そりゃどうも。で、一応聞いとこうか」
依然:「陛下!!よくご無事で!!!良かったです~!!!」
依然:泣きながら駆け寄る。
蔡春嵐:「アンタを倒したあのオッサンをアタシらが倒した。それで格付け完了ってことにはならない?」
”蚩尤”:「ああ、まあ、超ピンチだったがな!ヅァハハ!皆のおかげで、何とかなった!と言う所だ。」
”蚩尤”:「そうだ!お前達は、凄い。強かった!俺を倒したあの男より、強い。ならば、俺よりも……強かったのだろう」
波児・マレキュール:「お前は妙に素直な奴だな」
波児・マレキュール:「年若いのもあるだろうが……俺や"小覇王"が図々しく出れば必ずそれを受け容れているように感じるぞ」
”蚩尤”:「おお、依然。いや、良かったな!お前、父に…反抗したのか!……そうか、お前も『変わった』か」
波児・マレキュール:言いながら、『浄玻璃十王経』を正玲へと投げ渡す。
波児・マレキュール:「引き継ぐと口にしたなら、これもお前が持つべきだろうな」
正玲諷呀:「人類すべてに背負わせるが、この場は預かろうではないか」
波児・マレキュール:「ふん……」
”蚩尤”:「………俺も、そうだ。ここにいる、人間どもを見ていた。やはり、俺は間違っていたのかと思ったよ。人の命を、どうこうしようなどと!親の言う事だ、まあ、期待に応えてはやりたいが──」
”蚩尤”:「……悲しむそうじゃないか。どうなんだ?オレ達の狙いが上手くいって、誰かが…悲しむと思うか。オレは──」
セレーネ・F・カナベラル:「君とて親を失う痛みを知っているなら、想像がつくのではないですか」
”蚩尤”:「やはり、哀しいよ。どんな事情があったって──オレに託して、皆、別れを告げていきやがった。少なくとも、オレは哀しかった。それを前にして……揺らいだとも!そもそも、始める必要があったのか。人は、十分に強い」
正玲諷呀:「そう言えば聞き損なっていたが、法則の上書きが適用されるのは人間だけか?」
”蚩尤”:「ああ。…人間だけだ。他のどんな動物も、そのままのハズだった」
正玲諷呀:「そうか。ならば事が成ればセラが悲しむな。僕らなど後10年もすれば死ぬとなったら、見送らせることになろう」
波児・マレキュール:「俺はもう数年短いかもな」
セレーネ・F・カナベラル:「む、そういう喩えかたする必要ありますか?二人して……」やや不服そうに。
”蚩尤”:「──そうなるよな!ヅァハハ!……そう、そうなるんだよ。オレは──」
”蚩尤”:「世界を良くするために送り出された。それが、良くないのであれば──」
波児・マレキュール:「歳の話は傷つくと言っておいて確かにこれはない」セレーネに謝る。さて、蚩尤はいかなる結論を出したのか。
”蚩尤”:「やり方は、変えなきゃならねえ。」
蔡春嵐:「へえ……」
”蚩尤”:「だから──オレのやりたかった事をやる!……ヅァハ!あのな、お前達は大嫌いだろうが──」
”蚩尤”:「蘭明の奴が裏切った時、俺に言った事があるんだよ。……このままじゃあ、つまらねえ!!それじゃあ、『いつもの』だろ、ってな!」
”蚩尤”:「──まあ、負けず嫌いだから、あのまま、”泰山大帝”に負けずにお前達と戦っても──改めてオレは負けていたんだろうな。だから……あいつらとお前の戦いも、見ていたよ!」
”蚩尤”:「見せるつもりだったんだろう。今となっちゃ。」
”蚩尤”:「だから、頭を搾ってよく考えたぜ。………やはり、俺達──強すぎる力を持つものは、この世にもういらねえのかもしらねえ。──だが!!俺達もこの世に存在している!!ただ消えてやるわけにはいかねえ。ってえ事は、だ」
”蚩尤”:「オレ達が存在していい場所を作ればいいんだよ。……だが!オレ達だけがそこに行くようじゃあ──そいつは、逃げって事なんじゃあねえか?せめて、この世をもっと良くしていかなきゃ、オレがその力を持った意味がねえ」
”蚩尤”:「つまり、だ──」ぐりぐり、と己のコメカミを親指で押す。
”蚩尤”:「この世に、天地とは別に。俺達のような神格。そしてお前達のような、オーヴァードだけが生きる世界を作り、無辜の民や今の世界と、遠ざける。……今この世に存在する全てと──これから、この世界に生まれ、力に目覚めた連中を──即座に、そこに送るルールを加えて。」
”蚩尤”:「……どうだ!いい考え……かはわからねえが。悪かねえだろう?」
蔡春嵐:「……この世からオーヴァードを一掃する」
蔡春嵐:「そう聞こえたぜ?アタシには」
セレーネ・F・カナベラル:「望まずして引き裂かれ、二度と会えない人達が星の数ほど生まれるでしょうね」
正玲諷呀:「この世にはオーヴァードと非オーヴァードの親子や兄弟、友人など山のようにいるのだぞ」
セレーネ・F・カナベラル:「その結論に至る理屈は分かりますが。独善的と言わざるを得ない」
正玲諷呀:「そしてオーヴァードは絆がなければジャームになり果てるのが必定よ。は。その能力者だけの世界は地獄と化すであろうな」
正玲諷呀:「それとも、ある程度は自由に行き来できるようにでもするか?」
”蚩尤”:「そうだな。……触る事はさせてやれねえが、魂だけなら──行き来できるようにさせてやったほうがいいかもしれねえ。…オレもよ。まあ、独善的かもしれねえと思っちゃあいるんだ。だけどよ──」
”蚩尤”:「オレはあの骨の中で、嘆きの声を聞いたよ。お前達が、絆を失いたくないのと同じように──その絆を、傷つけたくないと思ってるのも、そりゃあ、ホントの事だろう。」
蔡春嵐:「傷つけないために自分から離れるってか?随分お優しいこったな」
”蚩尤”:「オーヴァードを、一掃する。そうだな。──そういう事だ。…手が届かないようにする。オレ達も含めて──上から、影から。余計な親心で守る必要はねえ。…そして、オレにはその力がある。」
波児・マレキュール:「"蚩尤"」
波児・マレキュール:「必要のないものが存在してはならない法はない。俺達は、お前達がただ強大な力を持つゆえに敵対したのではない」
波児・マレキュール:目の前の相手が、心を変えることは無いだろうと知っている。
波児・マレキュール:軍神よ、既に血は流れた。その結果から逃れることは、お前はきっとしない。
波児・マレキュール:「これまでの魔妖七仙──かの古老たちのように」
波児・マレキュール:「お前がただこの世界に、共にある結末はないのか」
”蚩尤”:「逆に聞くぜ。お前達は──どうしても、今、この世に必要なのか?」
”蚩尤”:「……………」
波児・マレキュール:「この世に必要なものとはなんだ」
”蚩尤”:「…例えば、お前達が、目の前で人が襲われているのを見たとするな。…そこに、己がいる。怯えるものもいるだろう。……助ける奴もいるだろう?」
”蚩尤”:「オレにその力があって。オレには世界がそう見えて──そう思うなら!!……やらずに放り出すのは、よくねえだろう。」
波児・マレキュール:「……どこまでも人間というのを、世界と切り分けて特別視するように生まれてしまったものだ。否、ヒト以外を切り分けているのか」
波児・マレキュール:「ただの確認だった。やり合う用意はある」
依然:「──私は、陛下の意見に賛成です。もし、やりたいと思ったら──」
依然:「やらないのは損です。」……そういって、蚩尤の前に立つ。
蔡春嵐:「依然……」
依然:「でも──」
依然:「そういうの、早すぎると思います!陛下、育ってから、ここから出た事ないじゃないですか!それで、何でも見たように語るのは──」
依然:「”ガキ”です!」
”蚩尤”:「んなっ!?!!?」
波児・マレキュール:驚いたように眉を上げる。
”蚩尤”:「ん~~~~~~~~~~~」反論がない!
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。依然の話から、そうなのではないかとは思っていましたが……」
正玲諷呀:「ふ。そうだな、人の世を語るのは10年早いというものだ」
”蚩尤”:「……まっ!そうだな。……でもよ。……そう、そうなんだよな。」
”蚩尤”:「………”泣きの一回”だ。」ぴ、と指を立てる。
”蚩尤”:「お前達を美しく思う」
”蚩尤”:「お前達の事をもっと見たいと思う」
”蚩尤”:「お前達のために何かしたいと思う」
”蚩尤”:「お前たちに対する怒りがある」
”蚩尤”:「お前達に勝ちたいと思う」
”蚩尤”:「お前達を愛していると思う」
”蚩尤”:「お前達の選択を見届けたいと思う」
セレーネ・F・カナベラル:「……君には、猶予がないのですか」
”蚩尤”:「色々あるんだ。オレが思った気持ちは。」
”蚩尤”:「ここまで来たら、理由なんかもう無茶苦茶だ。ただ、こうなったら──純粋に、お前達と戦りあってみたい。……オレは、こうこう、こういう理由で!お前達の前に──立ちはだかった。オレは今言ってるのも、もうちょっと練ったら、そんなに悪い事じゃないと思うぜ?でも──気に喰わねえならよ。そう」
”蚩尤”:「オレを倒して、止めてみなよ」
蔡春嵐:「ハッ、ようやくわかりやすい話になったな。最初っからそう言えってんだ」
正玲諷呀:「ふむ。気概は天晴。だが、どうあれ人界に害成す者よ。僕は受けて立とう。もとより、僕はそう言う者だ」
”蚩尤”:「ところで、お前達の名前はなんだった?……一応、知ってはいるが。直接は聞いてねえからよ。」
正玲諷呀:「鏡というものがある……人の世に仇なすモノであれば、コレを返す」
正玲諷呀:「正玲諷呀と言う。瓢箪が残っていれば、それで勝ちだったかもしれんぞ」
セレーネ・F・カナベラル:「……話し合いでなんとかなるか、とも思ったのですが。なるほど、そこまで開き直られちゃ、受け止めるしかないよな」諦めたように呟く。
”蚩尤”:「正玲諷呀。ヅァハハ!!いい舞踊を見せて貰った。カッコつけすぎじゃねえか?と思ったがな!似合うので、良し!」
セレーネ・F・カナベラル:「……『人を守ってやる必要はない』。君はそこに気づいたと言った」
セレーネ・F・カナベラル:「しかし、私にはまだ傲慢が残っているように見える。仮に人類が、この世界が、超人を必要としていなくとも」
セレーネ・F・カナベラル:「私には、彼らの存在が必要だ」
セレーネ・F・カナベラル:「君も、そうじゃないのか。その根源、只人の信仰によって立つ存在であるならば」
セレーネ・F・カナベラル:「ですから……今このばかりは敢えて。世界の盾として、とは言いません」
セレーネ・F・カナベラル:「"ナイトローバー"のセラ。私自身のために。私の中の、大切な繋がりを守るために」
セレーネ・F・カナベラル:「君を止めます」
”蚩尤”:「”ナイトローバー”のセラ!なるほど、我らと同じ神よ。ヅァハハ!!確かに……その通りかもしれねえ!反論の言葉もない!」
依然:「負けを認めろー!陛下ー!」
”蚩尤”:「はあ!?負けてないが!?」
蔡春嵐:「ハッ───」朱棍をぶんぶんと振り回し、石突を蚩尤へと突きつける。
蔡春嵐:「蚩尤。戦士の神の名を受け継ぐ者よ」
蔡春嵐:「アンタの一番でっかい勘違いを教えといてやる」
”蚩尤”:「──ほう?」
蔡春嵐:「この世には生まれついての強者と弱者がいる。けどな」
蔡春嵐:「上辺の強さなんてのは、戦士にとって……いや」
蔡春嵐:「人間だろうが神様だろうが、クソほども関係がねえ」
蔡春嵐:「"小覇王"蔡春嵐。柄じゃあねえが、戦士の先達として未熟者に教えを授けてやるよ」
蔡春嵐:「本当につえーやつってのがどういうことかをな!」
”蚩尤”:「”小覇王”…蔡春嵐!!ヅァハハハ!!なら一手!御指南願おうじゃないか──と言う所だが──一つ!言っておく!」
”蚩尤”:「済んでねえからな!!格付け!!今のオレは、負けるまでのオレより強い!!」
波児・マレキュール:「……死と生が表裏であるのと同じように」
波児・マレキュール:「滅びと繁栄もひと繋がりのもの。お前が示した世界は、より健常で、より発展し、多くの悲劇を防ぐのかも知れん」
波児・マレキュール:「言っていたとおりだ。『やってみるまで分からない』」
波児・マレキュール:「だがな。一方で、レネゲイドの秘匿に示される──」
波児・マレキュール:「UGNの理念だ。真実の示す世界の変貌と、人々との緩衝地帯──その中に、神威の激変より巷間を守護する任を負う者たちが居る」
波児・マレキュール:「激流は恵みを齎すばかりではない、必ず痛みを伴うのだ」
波児・マレキュール:「名乗ろう。秩序の守護者(ユニバーサルガーディアン)、神禍討滅局」
波児・マレキュール:「"ラフィックジャム"の、波児・マレキュール」
波児・マレキュール:「その新世界とやら、罷り通らすわけにはいかん」
”蚩尤”:「ヅァハハハハ!!!!”ラフィック・ジャム”!波児・マレキュール!そう。そうだよなあ!!止めねばならんよな!!それでいい!…だって、わかんねえんだもんな!止める権利は。お前達にある!」
”超脳風水伯”玄冬:「──同じく、”超脳風水伯”の玄冬じゃよ~」
”アートマン”:「………」 「……」「”アートマン”」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「”ラグナロック”カレン=マグノリウスだ!!まあ、安心しろよ虫坊主!気に入らねえからぶん殴ってやるからよ!」
”蚩尤”:「──玄冬!”アートマン”!カレン=マグノリウス!いいだろう!!!」
”蚩尤”:──天空に浮かぶ、巨大な虫の蛹が裂ける。
”蚩尤”: ──その一連が、新たな神を産み出すための儀式であった事は、既に述した通りだ。
”蚩尤”:そうであるならば、今、君達の前に、最後に立つこの怪物は、何であるのか。
”蚩尤”: ──陰陽が生まれ、五行が生まれる。世界を構成する八卦、四象、両義──
その、全てが生まれる以前。原初の混沌を分けたものがいる。
”蚩尤”: 九黎山脈!魔妖七仙!陰陽五行陣──三苗蚩尤。原初の一人──それを尚遡り──元始へと至る!!
これこそ、真に魔妖七仙が画した最終神降臨計画!世界を構成する一部であった全員が、己の命を捧げる事で成す──
因果回避不可・妨害不可の超々級仙術儀式によって生まれし創世の理!!
”蚩尤”: そこから生まれしは──
”蚩尤”: ──天(ウラノス)と地(ガイア)の前の混沌(カオス)。
天と地を産んだ聖四文字。
海も大地もなく、淵だけが存在した巨人(ユミル)の時代。
GMore: そこから、世界を生み出し、新たに名付けた──天地開闢の神!
それを、布武の神たる蚩尤の外殻。原初の巨人の概念。そして世界の構成要素達を利用し、形にする。
”蚩尤”: その名を仙境でこう呼ぶ。あらゆる神の頂点に立つ、始まりのゼロ──『元始天尊』。
或いは──それよりも古く、文字すら無い時代。人の口だけで語られる、その神話から──
”蚩尤”:「改めて名乗ろう。オレの名は──”盤古・蚩尤”──混沌開天無極大聖王!!」
”蚩尤”:「無を天・地に開きしもの!!」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王
──VS天地開闢闘神”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ───     ッ !
何か、巨大なものが割れる音。
それと同時。『空』と『大地』に分かれていた、君達の視界が、『空』と『大地』と『何か』に分かれる。
『何か』?…とは、何か。それは新しく生まれた、未定義の次元であり──
今は何も持たず、ただ、その『何か』の無色透明を以て無限の宇宙、次元に広がる無限の可能性分岐を、綺羅星のように映しこむ。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:───ガシャアアアアアンッッッッッッッ!!!!!!!!
GMore:──説明!!!
GMore: 超次元存在、天地開闢闘神”盤古蚩尤”との戦闘に辺り、君達は裂かれた天地と地の更なる狭間──『无界』に放り出されました。
これにより『エンゲージ』『射程』は距離や接近といった概念がないため消失し、あらゆる行動は無意味になります。
GMore:これは──以下の権能によるものです。この神は、今から説明する権能しか持っていません。
GMore:《天地開闢》マップを自由に改変し、それに伴うルールを変更する事ができる。
GMore:──君達は、その、「世界の蛹」が割れ──”盤古蚩尤”その原身が姿を現すと同時に次元が崩壊し──『無』の隙間から除く、何か巨大な存在が在る事だけがわかります。
GMore:──無論。ですが!!!!
依然:「──陛下の言う事もわかるけど。──今すぐそんな事をされたら──人間と──交流する、時間すらなくなります!!そういう所、せっかちで……良くないと思います!」
依然:──”九黎山脈の神格”の中で、まだ強い力を持つものが一柱残っています。
”聖嬰娘々”依然:「──私の方が、お姉さんなので!!喧嘩して──勝ってみましょう!」
”聖嬰娘々”依然: ──ですが!今、この僅かな間ですが、君達と戦う事を決意した”九黎山脈の神格”である”聖嬰娘々”依然により、『九黎山脈の全ての最強神格を吸って出来た超存在』──と言う理屈が、僅かに瓦解!それを利用し、
新たに切り開かれた次元世界──『无界』を、今、先んじて『超界』と言う君達オーヴァードが足場とする事が出来る世界に書き換えました!
”聖嬰娘々”依然:これにより、超次元存在である天地開闢の神を相手に、君達はその力を振るう事が出来ます!
GMore: しかし!──天地開闢闘神”盤古蚩尤”はそれを加味した上で余りある戦力を持ち、通常の方法では──打倒困難。
GMore:なので!
GMore:この瞬間、”鉄剣閻羅王”宇治川凍の残した遺産、『浄玻璃十王経』の追加説明を行います!
報酬遺産:『浄玻璃十王経』
透明な水晶の板を繋げて出来た巻物。
死後の世界を管理し、全てを裁く原初の人を含む”鉄剣閻羅王”宇治川凍の権能が込められており、あるべきものをあるべき場所に封ずる。
この遺産を使用する事で、それが例えどのような神であろうと誓約を満たす事でその水晶板に封ずる事ができる。

一度は全ての神格覚醒条件を満たし、世界を書き換えかけた冥府神の力に加え、超高難度の誓約を化す事で生まれた封神特化遺産。
使用条件は一つ。『十柱の神格を同時に収める事』のみ。これに応じ、一時的に神格を解き放つため、遺産を破壊、解き放つ必要がある。
GMore: ──説明続行!

そのため、一度はこの九黎山脈を支配しかけるに至った神格である”鉄剣閻羅王”宇治川凍の残した神格遺産──『浄玻璃十王経』による
『完結』を意味する『十』の数字で神格を定義づけ、十の神格の力を利用し相互に神を封じ込める『十柱封神』を用いるしかありません。
全ての遺産を一時的に破壊。再び世界に七妖仙の力を『敵の急所』として解放し、再破壊する事により──
『他の神格が封印された以上、十の内一つであるその神が封印されていないのはおかしい』と言う状況を作る『連鎖封神』を狙います。
GMore:具体的にはマップ上に存在する、ここまで破壊してきた『魔妖七仙陰陽五行陣』を敵ユニットとして出現させ、これらを全て撃破する事で
天地開闢闘神”盤古蚩尤”の封印に成功するものとして扱います。
GMore:これらは全て別エンゲージ!!
GMore:ただし、既に距離は意味を失っています。君達の行動は本来無意味ですが──
GMore:こういう無茶苦茶な処理でここに理屈をつけます。この次元空間を操る敵を前に、世界の書き換えで拮抗した君達の攻撃の射程を全て──
GMore:射程:『ゲームをプレイしているプレイヤーの視界』とします
GMore:では──説明!!!
GMore:──君達の視界が、明瞭になる。
GMore:その神の覚醒と同時に振るわれた力が、どのようなものか理解できる。
それは事実、創世の力であるだろう!
GMore:──その世界が今、君達と戦う事を決意した依然によって、『認識でき、届く相手になった』事がわかる。
GMore:──だが!!!当然の如く敵は強い!!
GMore:正玲諷呀の手にしていた『浄玻璃十王経』が輝く。あの怪人は、こうなった時に放つ二の矢として──己の神格が遺せる、最大の封神兵器を用意していたのだ。
GMore:君達の所持する遺産が砕け散り──あふれ出た力が、君達が倒した七仙の幻影を形にする!
GMore:以上です!
波児・マレキュール:天地が消失し、距離も時も質量も力も意味を成さぬ原初の混沌に囚われていた意識が、肉体が。開放される。
波児・マレキュール:正常な重力下に────? 否。存在するかどうかも分からぬ、これは。
波児・マレキュール:「国産みか? 古い印欧神話には大地の聖獣の死によって陸地を拡げてゆく法則が存在する……これはまさか」
波児・マレキュール:「牛……依然!」
”聖嬰娘々”依然:「はい!」
波児・マレキュール:《ワーディング》とともに不確かな大地に降り立つ。
波児・マレキュール:「三の一の……その"鉄剣閻羅王"を踏み台にさらにその先の階梯まで遡ったか! 命拾いしたぞ」
GMore:──君達も、同様に。「そこに大地があるのか、本当にわからない」──不確かな足に、「そこに足場があると思えば」降りる事が…出来ます!
正玲諷呀:『浄玻璃十王経』を片手に、空を踏みしめる。
正玲諷呀:「ふむ。しかし、打倒するには七仙に閻羅王を含めても二つほど足りぬが、当てはあるか?」
セレーネ・F・カナベラル:「っ、遺産が……解き放たれましたか。しかし、これは……」
蔡春嵐:「よっと」宙返りして着地する。
”聖嬰娘々”依然:「こんなに無茶苦茶するんだったら…私がちょっとこっちについて戦っても、陛下は怒らないと思います。だから──こっちについて、もうちょっと──人間の世界を、このままにします!」
”聖嬰娘々”依然:「……あります。残る二つが──『私』と『陛下』。厳密には──」
”聖嬰娘々”依然:「あの七つの幻影を再び倒し、私が──恐らく、その遺産に吸い込まれた時点で。」
”聖嬰娘々”依然:「十あるうちの九が満たされ、最後の『一』を満たすために──自動的に、陛下を封印できるはずです!」
蔡春嵐:「オイオイちょっと待て」
蔡春嵐:「なんで依然も巻き添え食ってんだよ。ここを降りて人間に会うんじゃなかったのかよ」
”聖嬰娘々”依然:「ええ!やってみたいです!そういうこと。でも──」
”聖嬰娘々”依然:「私一人で、っていう意味ではないです。それをするなら、あのバカ弟──陛下も一緒じゃないと」
波児・マレキュール:「バカ弟、か」
蔡春嵐:「んなことのためにオマエが犠牲に……いや」
波児・マレキュール:「お前の野蛮さに影響されたんじゃないのか? つくづく教育に悪い女だな、"小覇王"」
蔡春嵐:「うっせえな……。依然、それは」
波児・マレキュール:鉄面皮が僅かだが揶揄するように口元を歪める。
蔡春嵐:「"戻ってこれる"心算があってやってるんだろうな」
”聖嬰娘々”依然:「………それは──」
”聖嬰娘々”依然:「やってみなくちゃ、わからないですね!」
セレーネ・F・カナベラル:「……封印という形を取るのであれば、解く手立てもあるでしょう」
蔡春嵐:「オマエな……」
正玲諷呀:「これは僕たちの悪影響だな。此処に来てから博打しか打ってないことが裏目に出た」
セレーネ・F・カナベラル:「すぐに見つからなくとも、必ず探し出す……そうしなくてはいけない」
セレーネ・F・カナベラル:「君を犠牲に勝利したのでは、"平地星"に乗せられたのと同じだ」
正玲諷呀:「ふ。宇宙を渡るモノの在り方か」
”聖嬰娘々”依然:「ちなみに文句は、この、閻魔の人に言うべきだと思います!!十じゃないとダメって……」
”聖嬰娘々”依然:「ケチ臭いですよね」
波児・マレキュール:「ここにある決断と意思の差を忘れるなよカナベラル。だが一方で──そうだ」
”超脳風水伯”玄冬:「それはマジで十っていう数字に意味があるんじゃよ…!」
波児・マレキュール:「十王だろう。分かっている。始め九つであったのなら、それ以上の数に分割しなければこの創世理は破れん……その上で、こちらに依然を咎める資格がないのは正玲の言の通り」
波児・マレキュール:「勝つしかあるまい、このまま全てに」
蔡春嵐:「ああクソッ!仕方ねえな……気に入らねえが仕方ねえ」髪の毛を掻き毟る。
蔡春嵐:「戦士は守る者ではなく、喪うことを認めた者」
蔡春嵐:「その勘定に自分が入ってるなら、まあ上等な方だ」
蔡春嵐:「依然、君を戦士だと認める。アタシは戦士が決めたことに口は出さない」
蔡春嵐:「好きにしな。その代わり……」
蔡春嵐:「次に会った時は、一発殴らせろ」
”聖嬰娘々”依然:「痛いのは嫌です!…その時は…避けて反撃します!」
”聖嬰娘々”依然:にっ、と笑う
蔡春嵐:「ハッ、やれるもんならな」歯を剥いた笑顔で返す。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「ヅァハハハハハハハハハ!!!!!!!!……準備は、出来たみたいだな!」
波児・マレキュール:「させる気がある歓迎だったかのような口ぶりだな」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「依然は多分、そっちにつくだろう。ついた!ヅァハハ!そうだな、認めてやろう………もしオレが負けたら、まあ──」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「世界全部、自分の足で見て回るまでは。無茶苦茶言うのはやめてやるさ!」
正玲諷呀:「ふむ。大した妥協だ。では、そろそろ始めるか」
正玲諷呀:「こちらとしては何度目かの全身全霊を込めた神封じを、そちらは最初の全存在をかけた戦いをだ」
波児・マレキュール:「──ゆくぞ。神位簒奪作戦、最終段階」
波児・マレキュール:「十王封神道生一」
GMore:──VS”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王。
GMore:クライマックス2。
GMore:『超界・无涯蒼穹』──戦闘開始!!!
GMore:尚、シーンは、完全に最強の流れなので、『武器作成や達成値上昇などのシーン中継続するものは全て継続するが』『シーン1回系スキルは全部回復したもの』とします!!
GMore:では、戦闘開始!まずは…衝動判定!
GMore:になるのかな
セレーネ・F・カナベラル:目標値いくつ?
GMore:衝動判定の難易度、7にしておきましょう
正玲諷呀:はいよ。
セレーネ・F・カナベラル:7dx+1>=7 意志
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (7DX10+1>=7) → 8[1,1,1,2,5,7,8]+1 → 9 → 成功
正玲諷呀:3dx
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (3DX10) → 10[3,10,10]+8[5,8] → 18
正玲諷呀:成功。
波児・マレキュール:5dx+1>=7
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 9[5,6,6,7,9]+1 → 10 → 成功
セレーネ・F・カナベラル:2d10+106 侵蝕
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (2D10+106) → 14[6,8]+106 → 120
正玲諷呀:100+2d10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (100+2D10) → 100+12[7,5] → 112
蔡春嵐:5dx+4>=7
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (5DX10+4>=7) → 10[1,3,8,8,10]+4[4]+4 → 18 → 成功
波児・マレキュール:2d10+106
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (2D10+106) → 7[2,5]+106 → 113
蔡春嵐:101+2d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (101+2D10) → 101+16[10,6] → 117
GMore:では──こいつは、今までにない宇宙最強ボスなので……
GMore:3回行動するぜー!!
GMore:いや、する奴いたがw
GMore:では、セットアップ!!!
波児・マレキュール:《ソードマスター》。装備中の日本刀を使用した白兵射撃攻撃の達成値+12
蔡春嵐:《ソードマスター》栄光と勝利の槍による攻撃の達成値を+12 侵蝕120へ
波児・マレキュール:侵蝕116
GMore:”盤古蚩尤”は君達にも──本来デカすぎて視認できないが、視認できる──超巨大な原身と、この『无界』を自由に操る──大柄な人型としての化身体が同時に存在します。
セレーネ・F・カナベラル:さっきの戦闘時エヴリシングレディで買ったアンチマテリアルライフルはそのまま持ち越しでいいということなので、なし。
正玲諷呀:なし
GMore:では蚩尤…
GMore:セットアップ:ワイルドグロース65535 完全獣化65535 進化の重鱗65535 進化の末脚65535 進化の大爪65535
波児・マレキュール:バカ!!!
蔡春嵐:おバカ!!
正玲諷呀:ファミコンの限界数字じゃん
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:ヨシ!!(名前長すぎてHP入力できなくなってた)
波児・マレキュール:wwww
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:神系の最後の奴、「これ」であって欲しいという祈りが込められているっぽいので、俺も9999とかケチ臭い事いわずに65535にしました
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:ではイニシアチブ19万6605!!!”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王のメインプロセスです
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:割り込みある方(ここまで数字を盛ってもまだ割り込める)
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:無さそうだ!いきます!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:こいつは今から3回同じ事するぜー!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:マイナー:一角鬼65535 オリジン:アニマル65535
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:メジャー:獣の力65535 獣王の力1 グラップル65535 増腕65535
蔡春嵐:もうツッコまないぞ
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:フフフ もう完全に気持ちよくなるだけの数字ですからね
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:そんなダメージださんくても敵は死ぬんじゃい!では命中達成値は……
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:65535+65535DX10(完全獣化によりほぼ2倍)の達成値は…
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:58です。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:お願いします
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:対象はPC全員!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:ダメージ達成値は65万5335点になります!
波児・マレキュール:《領域の盾》正玲くんをカバーリングします
セレーネ・F・カナベラル:一応ドッジが先かな
波児・マレキュール:侵蝕120
蔡春嵐:いちおうドッジ! 5dx+1>=58
波児・マレキュール:そういえばそう
蔡春嵐:5dx+1>=58
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (5DX10+1>=58) → 10[1,1,2,4,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗
セレーネ・F・カナベラル:6dx+1>=58 回避
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (6DX10+1>=58) → 6[1,3,3,4,4,6]+1 → 7 → 失敗
波児・マレキュール:1dx ドッジ 度々忘れてたけど破壊者でダイス-3
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (1DX10) → 3[3] → 3
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:これ避けたら…神だぜ!
正玲諷呀:一応避けるか
正玲諷呀:7dx+1
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (7DX10+1) → 5[1,1,1,1,2,3,5]+1 → 6
波児・マレキュール:すごい出目
セレーネ・F・カナベラル:《マグネットフォース》春嵐ちゃんをカバー。
蔡春嵐:ありがと~!
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕120->122
セレーネ・F・カナベラル:死にます。宇治川さんのロイスを切って復活。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:流石に省エネの事も考えて3発纏めて処理してから演出に移りますね。へへ
セレーネ・F・カナベラル:HP13
波児・マレキュール:九黎山脈のロイスを切って復活 HP11
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では処理完了と見た
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:2発目ェ!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:一切同じです。命中58、ダメージ65万と端数!
セレーネ・F・カナベラル:《時の棺》命中判定を失敗にします。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:判定失敗!!
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕122->132
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では、3度目!!同じです。
蔡春嵐:《孤独の魔眼》攻撃対象を私に限定し
蔡春嵐:超脳風水伯さんの効果『玄天甲』!ダメージを0にします。
蔡春嵐:侵蝕126
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では無効!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では、最後の処理まで終わったので軽い演出。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王
 ──その腕を一振り。世界が垂直・無辺に割れる。
あらゆる分岐を『あった』事にする。
 その足を一振り。世界が並行・不可説に割れる。
あらゆる可能性を『あった』事にする。
 これぞ混沌開闢、太極斬裂。天地次元分割の極神。盤古開山!!!

「──さあ」「大喧嘩といこうぜ!!!!」

──ぐるん。遥か遠く。君達を視界に収めて、大きく腕を振るえば──その原身が、従うように動く。
直後。君達の視界に迫る、星ごと砕かんばかりの、超巨大拳!!!
波児・マレキュール:「ブンダヒシュンの語る創世において、大地には『死すべき人々』『原初の牡牛』がいた」
正玲諷呀:「ちっ、無理だな。これは避けられんぞ。波児よ、詩など吟じてる場合か?」
蔡春嵐:「またデカイ手かよ!けどこいつは……」迫りくる怪腕を見上げる。
蔡春嵐:「デカすぎんだろ!!」
波児・マレキュール:「俺だって呪句を諳んじるのは専門ではない」
波児・マレキュール:だが、こういった行為が意味を持つ状況だ。
波児・マレキュール:『超界』──この大地は。
波児・マレキュール:文明の熾火だ、俺とカナベラルの能力を強力に賦活する。
波児・マレキュール:「行くぞ」《ワーディング》とともに無数の可能世界の道を示す。
セレーネ・F・カナベラル:「ええ」着地と同時に無数の微小魔眼を展開、それらを"触覚"として周囲を探査していた。
セレーネ・F・カナベラル:今この場には、無数の次元に発散する可能性の熱が満ち渡っている──「可能性を引き寄せる」近しい異能を持っているから、それが分かる。
セレーネ・F・カナベラル:女の眼前に浮かび上がった光球が、激しく燃え落ちるごとく白熱する──規格外の破壊、その本質は数多の並行宇宙より同時に迫る拳打。
セレーネ・F・カナベラル:叶う限りその全てを、小さな──その巨体が誇る拳の大きさに比べれば全く矮小な一点に引き寄せ、対衝突を引き起こす。
セレーネ・F・カナベラル:無論、全ての衝撃を殺し切るとはいかないが。再生可能な程度の被害に抑え込める。
波児・マレキュール:遅れ、全くでたらめに出現し存在しない道を示していた標識が一斉に爆砕する。「かふっ……」
正玲諷呀:「良し。見事。僕への被害を逸らしたな」
蔡春嵐:「守られてばっかってのは性に合わねーんだが……」
セレーネ・F・カナベラル:「何、守るのが得意なだけです」笑いながら言う。唇の端に、ついと血が垂れる。
波児・マレキュール:『僕への』で絶妙に嫌そうな顔。
蔡春嵐:「ま、これで終わりじゃねーようだしな。次はこうはいかねえ」
正玲諷呀:「ふん。しかし、王と名乗る割にはせっかちな奴よな。いや、十分待ったが故か」
セレーネ・F・カナベラル:「ええ。巨きければ鈍い、なんてお約束は。どうも、あれには全く通じない話らしい」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「───はッッ……!!!」空に目掛けて拳を振り抜く。それらが──敵の中央ではなく、反らされ着弾したことに笑う。「やるじゃねえかッッッ!!!なら──」虚空に五指を突き立てる。裂けた虚空から、昆虫の複眼構造染みた並行世界の景色が覗く──!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:───開いた並行世界の向こうから同時に、ギラつく”盤古蚩尤”の眼が覗き込むように映る。魚眼レンズ染みて、こちら目掛けて首を引き絞り、身を捻るその姿が映りこみ──
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:万華鏡のよう。全方位・全時空間から、槍襖が如くその怪人の最硬部位。甲虫の角を用いた『ヘッドバット』の渦!!!!!!!!
蔡春嵐:「どんだけ数が増えたところでなあ、狙う先が一点なら同じことよ!」
蔡春嵐:「クソ猿に使いそこねたとっておきを見せてやる!くらいやがれ!!」
蔡春嵐:朱棍を振り回す。その軌跡に残る幾つもの残像、それは数秒を経ても消え去ることなく。
蔡春嵐:朱棍を振り回す腕と共に、百、千を超える実体となって独立して動き出す。
蔡春嵐:「"身外身・大羅仙中壇元帥"!」
蔡春嵐:無数に枝分かれした朱棍の石突が二股に避け、迫りくるそれと同じように甲虫の角の形を取る
蔡春嵐:全方位から襲い来るそれを向かい打つ形で、ヤマアラシの如く穂先が繰り出される。
蔡春嵐:片や盤古の原神、対するは卑小な一人の人間。拮抗はわずか一瞬。しかしその刹那に
蔡春嵐:「爺さん!」
”超脳風水伯”玄冬:「ほっ!……任せんしゃい!」
”超脳風水伯”玄冬: ──ぐるん。とん。くるん──たん。
力の入らない、軽やかな歩。力みのない、穏やかな歩み。
虚空に波紋を立たせ、舞うように老人が世界へと太極・八卦を刻む。
”超脳風水伯”玄冬: ──その神は本来、武神として知られる。
『哪吒太子』に指令を出す立場でもあるとされる。──玄天上帝の神格を最大限まで励起。
狙いは、その縁故をたどる事。
”超脳風水伯”玄冬:「そらっ!」
 たん、と春嵐の背に軽く触れる。それが最後のスイッチ。
荒れ狂う世界の中和──太極も八卦もない世界に刻む太極は今、世界を閉じる力として働く!
春嵐の手にした無数の棍。その表面に浮かぶ無数の八卦刻印が。触れた角より世界断面に力を流し込み──強引に、全ての門を閉じる!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「ンなッにぃ!?!!?」
蔡春嵐:「ハハッ!こいつは気持ちがいいや!!爺さん香港くる気ない?」
”超脳風水伯”玄冬:「ほほ!絶対いやじゃ~!!」
GMore:ではイニシアチブ10!波児マレキュールから!!
波児・マレキュール:ではマイナーなし。
波児・マレキュール:《ダンシングシミター》《サンドシャード》日本刀を破壊しながらナイフ・日本刀・日本刀を選択
波児・マレキュール:侵蝕が100を超えているのでもう一つ選択しよう
波児・マレキュール:対象は──『陽界・黄金鏡万輪華』!
波児・マレキュール:5dx+21 命中
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (5DX10+21) → 9[1,7,7,7,9]+21 → 30
波児・マレキュール:これもソードマスターのレベルが上っているから33ですね
GMore:あ、こいつらは回避も装甲も……ありません!!
GMore:命中です
波児・マレキュール:6d10+27 ではダメージ
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (6D10+27) → 38[8,3,2,9,7,9]+27 → 65
波児・マレキュール:侵蝕127
GMore:確認!
GMore:──陽界・黄金鏡万輪華──破壊!!!!
波児・マレキュール:「知っているか、日本。大N市、あそこで討たれた十三複合世界災厄……平行世界の呪を一点に集積したあれの最後の1つも、蛹の姿で現出したらしい。妙な符号を感じなくもないな」
波児・マレキュール:口にして、一歩前に出る。
GMore:──世界には、八つの幻影が、割れた鏡に映るように紛れ込み──散らばっています。それがこの世界に解放され、『刻印』された”盤古蚩尤”の急所。
波児・マレキュール:全空よりの事象飽和攻撃の門が閉じる、その瞬間に発生した情報熱を掠め取った。
波児・マレキュール:ズゥ……ン……
波児・マレキュール:どこから生えたのかも定かではない、上下も確度もばらばらな、暗緑色の巨大な鉄柱が幻影の1つを取り囲む。燃え盛る極彩色、不死なる太陽。
波児・マレキュール:夥しい密度のカーブミーラーが陰陽のもう片側で目にしたダイソン球の如くその陣を覆い尽くし、鏡面に映した光景を開放する。
波児・マレキュール:無限の蚩尤の角が同時刻同一箇所に重なるように出現し、矛盾に耐えきれず空間が破断。三魂七魄の一を封ずる。
GMore:──次元圧壊!!!
『陽界・黄金鏡万輪華』の影が、世界に押し出された急所としての概念と化し──
GMore:虹光と共に飛び出した魂魄が、浄玻璃十王鏡へと収められる。
”虹天大聖”王混──封神完了。その直後──
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「──っぐ!!!!!」ガシャアンッッッッ!!! 金属が叩きつけられるような音。巨大な枷がその怪人の腕に生み出され、遥か遠く──視認不可能な巨大原身の背負う、星系光輪の一つが、砕け散る!
GMore:では、イニシアチブ8──小覇王のメインプロセスです!!
蔡春嵐:はい!マイナーはなし
蔡春嵐:メジャーで《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》栄光と勝利の槍で射撃攻撃
蔡春嵐:対象は火界・天嵐地震!
GMore:押忍!回避防御ありません!
蔡春嵐:12dx7+20
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (12DX7+20) → 10[1,2,4,5,5,6,7,7,10,10,10,10]+10[1,2,2,2,5,10]+10[8]+2[2]+20 → 52
GMore:命中~!
蔡春嵐:6d10+11+1d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (6D10+11+1D10) → 39[9,6,6,8,9,1]+11+4[4] → 54
GMore:爆砕~!!!
蔡春嵐:侵蝕130
GMore:──火界・天嵐地震──破壊!
蔡春嵐:「さて、今度こそ再戦……とは行かなそうだな。クソザル」
蔡春嵐:八卦印の力を背負ったまま、猿神の幻影の前へ降り立つ。
蔡春嵐:「四の五の御託を並べて年寄りを辱める趣味はねえ。アンタ程の戦士なら尚更な。だから───」
『火界・天嵐地震』:───力は感じる。”赤銅真仙”の概念をそのままに遺産化されたものから、抽出されたそのままだ。…だが、あくまでそれは、映し出された影にすぎず。
『火界・天嵐地震』:君を見て、ほくそ笑むこずるいジジイの顔は、それ以上動く事はない。
蔡春嵐:朱棍を振りかぶる。切っ先が虚空の果まで伸び、その直径、質量が際限なく増大していく。
蔡春嵐:「一撃だ」
蔡春嵐:空間を軋ませる程の極限質量。自らの想像力、精神力の限界。"小覇王"に振るえる最大の一撃を以って
蔡春嵐:誉れ高き戦士の残骸を叩き潰す。
GMore:”小覇王”蔡春嵐の、最大最強!その一撃を手向けに──その幻影は、再び白塵と化して砕け散る。
GMore:周囲に火の粉と高熱を振りまき、飛び交う魂魄が春嵐の周囲を一度巡った後──十王経へと収められた。
GMore:”赤銅真仙”弩天毛──封神完了。
GMore:では行動値7!セレーネ・F・カナベラルのターンです!
セレーネ・F・カナベラル:はい
セレーネ・F・カナベラル:マイナー、《ポルターガイスト》《斥力跳躍》。アンチマテリアルライフルを破壊し、シーン攻撃力+20
セレーネ・F・カナベラル:あ、斥力跳躍いらない!なしで
セレーネ・F・カナベラル:132->136
セレーネ・F・カナベラル:メジャー、《コンセントレイト》《アームズリンク》《ライトニングリンク》
セレーネ・F・カナベラル:対象は「金界・血桜伽藍虚」!
セレーネ・F・カナベラル:14dx+5@7 命中
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (14DX7+5) → 10[1,1,4,4,5,5,5,6,6,8,9,10,10,10]+10[4,5,6,6,8]+6[6]+5 → 31
GMore:命中です!
セレーネ・F・カナベラル:4d10+45
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (4D10+45) → 21[3,5,6,7]+45 → 66
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕137->145
セレーネ・F・カナベラル:HP13->8
GMore:では、『金界・血桜伽藍虚』──破壊!!!
セレーネ・F・カナベラル:今は動かぬ影となったその姿を見上げる。地獄にて彼女が放った最期の断末魔、その声をにわかに思い出して。
セレーネ・F・カナベラル:苦しみ抜いて、死んだ末に出す答えこそが美しいと言った彼女が最期に託したもの。自らの勝負を賭けた存在は、果たして今この世界に牙を剥いている。
セレーネ・F・カナベラル:「死者を道具のように利用する真似は好きませんが」魔眼励起。光球が浮かび上がり、その影に重なる。
セレーネ・F・カナベラル:像が歪む。隣接し重なり合う複合世界そのものを吸い上げる。
セレーネ・F・カナベラル:「あれだけ死体弄りに明け暮れていたんだ」
セレーネ・F・カナベラル:泉水のごとく一息に飲み干し、拡散する可能性の熱を一点に集約させた宝石となった。
セレーネ・F・カナベラル:一閃。その上に赤い電光が降り立ち、ドリルを振り下ろす。甲高い破砕音と共にそれを打ち砕く。
セレーネ・F・カナベラル:「応報、と言ってもいいでしょう。君の場合はね」
GMore:──崩壊。次元の熱を吸って回転する破砕兵器が、その幻影を打ち砕く。
GMore:ぼわり、とまるで影のように浮かび上がる魂魄が、くるくると踊るように十王経へと吸い込まれ──
GMore:”九雲公主”王蘭明──封神完了。
GMore:それでは──イニシアチブ1!正玲諷呀のターン…お願いします!
正玲諷呀:では行動。メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》
正玲諷呀:11dx7+10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (11DX7+10) → 10[2,3,4,4,4,6,6,6,7,9,10]+2[1,1,2]+10 → 22
正玲諷呀:《剣精の手》
正玲諷呀:1dx7+30
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (1DX7+30) → 10[10]+1[1]+30 → 41
GMore:命中です!
正玲諷呀:5D10+36
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (5D10+36) → 41[7,7,9,9,9]+36 → 77
GMore:──『土界・岳城』──撃破!
正玲諷呀:聖剣の切っ先を『土界・岳城』の蜃気楼に向ける。
正玲諷呀:「ふん。動くまでもないと言う事か、よかろう」
正玲諷呀:碧炎断蜃刀を不動のまま、その場で指揮棒を動かすように軽く振るう。
正玲諷呀:ゴゥッと空気を焦がす音を立てて、幾本もの翠火線が土界・岳城の蜃気楼に穿つように放たれた。
正玲諷呀:「なにせ貴公らは神仙だ。その行いは人の目から見ても、悪しきモノ、善きモノを内包していたのだろうが」
正玲諷呀:「火炎崑岡。玉石倶焚。だが人と刃を交えてでもその行いを通そうとした。戦となれば善も悪も共に『無』へと消え去るのが宿命だ」
正玲諷呀:「平穏無事を『破壊』するのは容易でも『維持』するのは、なんと難しい事か」
正玲諷呀:「今更憂いを言っても詮無きことだがな」
正玲諷呀:最後の一線は狙いを僅かに逸らす。蚩尤の頬に掠めるように斬熱閃が飛んだ。
『土界・岳城』:──不動。既に何かを言う力があるわけでもなく──正玲諷呀の放った炎に焼かれ、その姿が塵と消える。
正玲諷呀:「ふむ。岳城にも言ったのだがな。頸を洗って待っていよ。今度はその言葉、違えるつもりはない」
『土界・岳城』:魂魄が、一直線に十王経へと収められる。”轟鬣元帥”呑海──封神完了。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「──」ヂリ、と肌を焼いていく炎熱。挑発の言葉に、にやりと笑い。「ああ──お前こそ!」
GMore:──1R、終了~!!!
GMore:クリンナップに何かある人います?
セレーネ・F・カナベラル:なし!
波児・マレキュール:ありません
蔡春嵐:なし!
GMore:了解!!
正玲諷呀:なし
GMore:それでは今日はここまでにして…次回、5/1の13時!!宜しくお願いします!!
GMore:2R目冒頭から!
正玲諷呀:侵蝕112→122
GMore:では、本日もよろしくお願いします!!
GMore:では、1R目のクリンナッププロセスが終了し──2R目冒頭。演出空間です。
GMore:1R目と2R目でやる事が同じなので、大胆にカットしていいという……荒療治!
GMore:残り4つの急所を破壊します。
GMore:──君達に続く、君達と共にこの場で戦う4人の戦士達!!
”聖嬰娘々”依然: ──彼女は父に反抗した。憎かったわけではない。ただ、やりたい事がやっぱりあって──
己を惜しんだだけだ。父と娘の愛情が無かったかといえば、そんな事はない。父なりの愛情はあったし、娘も、それで痛む心があった。
 ただ──やはり。己は、したいようにしようと思う。それは──いつか、人間と話したり、実際に見て──
何をするにしても、そこから決めようということだ。今はただ、時間が欲しい。

別れを告げるように、雷が鳴り響く。幻影が砕かれ──魂魄が飛ぶ。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス: ──ここにあるのは、最早世界でも何でもない。作られたのではない。分かたれただけ。
何処にでも繋がる超越世界に、彼女の嫌う狭さはない。壊すべき世界は何処にもない。
 なんて、くだらない考えだ。いいや。ある。『どんな世界でも作れる』なんていうのが、狭すぎる!
お前が──ルールを決めんじゃねえよ。
 ──刃が降り抜かれる。一瞬遅れて、空間が──その、飽和破壊に紛れて幻影が──賽の目に割れ、瓦礫崩しのようにはじけ飛ぶ!
”超脳風水伯”玄冬: ──と、と、と、とん。
波紋が虚空に陣を描き、巨大な太極を生み出す。
ところにより吉。ところにより──凶!
天の機を手繰り──己の優位を引き寄せる。既に幾度も振るわれた破砕。突かれた急所。
見えた綻びを、違えなく撃ち抜く。柔らかく押したようにしか見えないその掌が、幻影を砕いた。
”アートマン”: ──奇妙な構えだった。
『そう』まで腰を落としきってしまい、果たして速度を担保できるのか?
『そう』まで身を捻りきってしまい、果たして起こりを生み出す事ができるのか。
──できる。全身の骨筋──そして経絡。その全てを熟知する事がその武術であるからだ。
蛇とも獅子ともつかぬ異形の象形、からの超加速。そこから放たれる、異形の軌道を描いて振るわれる炎槍が、幻影を打ち砕く。

 ──象形、そして筋骨鍛錬を第一とする剛拳、少林拳のルーツの一つであるともされる──
古武術。カラリパヤットゥ!
GMore:──ガガガガシャアンッッッッ!!! 全包囲で砕け散る、残る幻影!
GMore:”平地星”独骨
”覆海天女”姫劉濤
”三毒聖母”天焔玉
”鉄剣閻羅王”宇治川凍

──封神完了。
GMore: その魂魄が、ぐるぐると螺旋を描いて舞い──十王経へと封じられる。
封じられた神格は、これにて10の内──8!!残るは2神。『8封じられているのだから、残り2が封じられてなければ、おかしい』と言う理屈が──
純粋に世界の法則として、"聖嬰娘々"依然と”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王の肉体に負荷をかける。
GMore: ──封印を受け入れている"聖嬰娘々"依然に、今現在さしたる影響はない。
『封印されている』事が結果として来る以上、それが多少遅れようがルールに抵触することはないからだ。
GMore: ──だが、それを受け入れぬ”盤古蚩尤に効果は覿面である!
封じられた魂魄の重さ、それらの力が相互に作用し、伝説における”蚩尤”の手枷、足枷と化して具現化、その身を重く封じてゆく。
 しかし!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「ンッッッッぬがあああああああああああああッッッッッッ!!!!!!!!」
──純粋なる膂力!!!純粋なる意地!!!己よりも強大なものを動かし、打ち克つ──”盤古蚩尤”の神格でないオリジンが、その枷をつけられて尚──動く事をやめない!
”聖嬰娘々”依然:「…陛下のバカ力!!皆さん……!申し訳ありません!この封印でも──これ以上の制御は、困難です!……条件は整っているはずなのに──封じられない!」
”聖嬰娘々”依然:「……でも……すべての力を出し切る事は、もう出来ないはず!最後の一押しを…お願いします!」
蔡春嵐:「ああ、十分だ依然!どのみちこういうバカは最後にぶん殴ってやんねーとわからねえ!!」
蔡春嵐:「こっからは小細工抜きの真っ向勝負と行こうぜ!」
波児・マレキュール:「"泰山大帝"……奴の方策だけですべてが上手く行っても癪だからな」
セレーネ・F・カナベラル:「これほどの相手、人形八つ砕いただけで片がつくほど楽ではないか」
正玲諷呀:「なに、自らの肉体が傷つけられずに敗北しても、納得はいかぬであろう」
正玲諷呀:「神を封じる上で一番の要諦は、相手に気持ちよく眠ってもらう事だと僕は見ているぞ」
GMore:──それでは、ここからのルールを説明します!!
GMore:ここからは、”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王に対する貴方達のダメージを……
GMore:1000倍として扱います!!
GMore:加えて、受けるダメージも一応1/1000になります。(これはそれでもほぼ死ぬので実質無意味)
GMore:ダメージ1000倍で39万のHPを削りきれば貴方達の勝利!!加えて…
GMore:八柱の神格を再び貴方達の手に収めた事により、ここまで手に入れた全ての遺産の効果を再解禁!!
GMore:加えてNPCカードを追加します!
NPCカード:『"聖嬰娘々"依然』
”平天大聖”牛魔王、”天空神”ゼウスの権能を所持する牛怪・独骨の娘。以上の因果から
”聖嬰娘々”依然は”聖嬰大王”紅孩児”守護女神”アテナに纏わる神格権能を所持する。

『雷威雷動』タイミング:常時。味方にバリアクラッカー99の効果を与える。
『練丹三宝』タイミング:オート。シナリオ1回。シーン中1回、使用回数制限のあるNPCカード、エフェクトの使用回数を1度ずつ回復する。
GMore:──以上です!
GMore:それでは一通りの説明は終わったかな。2R目を開始します! 行動決定とか宣言とかは相談をしたり終わったりしつつで大丈夫です!(急に情報を出すし使用可能にしてきているので)
GMore:それでは2R目セットアップ。蚩尤側ありません。
波児・マレキュール:《ソードマスター》侵蝕130に
セレーネ・F・カナベラル:なし。
蔡春嵐:《ソードマスター》栄光と勝利の槍による攻撃の達成値を+12 侵蝕133
GMore:それともう一つ忘れていた。ここからは蚩尤の命中・回避達成値も半減してイベイジョン(固定値にする技らしい)29になります!!(それでもこれまでの神より強いという計算になっている)
GMore:では何事もなければ…イニシアチブ19万6605!!”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王のメインプロセスです
正玲諷呀:ないのでGO
GMore:これはもう宇宙最強存在なのでメジャー:獣の力65535 獣王の力1 グラップル65535 増腕65535を3回します
GMore:達成値は29!ダメージは一発65万です!
波児・マレキュール:《闘争の渦》セラちゃんを対象に暴走付与、時の棺を回復。拒否可能です。
セレーネ・F・カナベラル:受けます。暴走!
波児・マレキュール:侵蝕132に
セレーネ・F・カナベラル:まず《時の棺》。1回目の命中を失敗に。
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕145->155
GMore:一発目、失敗!
セレーネ・F・カナベラル:NPCカード、アートマンを使用。
セレーネ・F・カナベラル:『ヴァジュラ・ムドラ』①任意のキャラクターの侵蝕率を20減らす。この効果で浸食率を減らした後、シーン開始時よりも浸食率が低い間、そのシーン中そのキャラクターはあらゆるエフェクトを使用できない。
セレーネ・F・カナベラル:こちらを使用し、侵蝕を減らします。155->135
GMore:これは当然クライマックス開始前より侵蝕が多いので
GMore:問題なくエフェクト使用できます
セレーネ・F・カナベラル:続けてNPCカード:『"聖嬰娘々"依然』
セレーネ・F・カナベラル:『練丹三宝』タイミング:オート。シナリオ1回。シーン中1回、使用回数制限のあるNPCカード、エフェクトの使用回数を1度ずつ回復する。
セレーネ・F・カナベラル:こちらを使用!
GMore:では全員の所持するエフェクトの使用回数とNPCの使用回数を
GMore:全て1度ずつ回復してください!
蔡春嵐:力がみなぎってくるぜ~
セレーネ・F・カナベラル:ということなので 2度目の命中にもう一発の《時の棺》!
セレーネ・F・カナベラル:135->145
GMore:二発目、失敗!!
GMore:では最後の三発目!
蔡春嵐:《孤独の魔眼》で攻撃対象を私単体に縮小
蔡春嵐:そして《カウンター》!勝負じゃ!
蔡春嵐:侵蝕143
GMore:達成値は29!!!
GMore:失敗したら粉々になるぜ!!
蔡春嵐:《カスタマイズ》《コンセントレイト:モルフェウス》栄光と勝利の槍で射撃攻撃
蔡春嵐:13dx7+20>=27
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (13DX7+20>=27) → 10[1,3,3,4,5,5,6,6,6,7,7,10,10]+10[1,3,4,9]+10[10]+10[9]+10[7]+6[6]+20 → 76 → 成功
GMore:ウーム、ワシの負けじゃ!
蔡春嵐:《剣精の手》
GMore:この辺りから完全に最強だなこの女…
蔡春嵐:侵蝕145
蔡春嵐:1dx7+80
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX7+80) → 6[6]+80 → 86
蔡春嵐:《原初の紫:妖精の手》
蔡春嵐:1dx7+90
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (1DX7+90) → 10[8]+10[9]+3[3]+90 → 113
蔡春嵐:侵蝕149
蔡春嵐:ダメージ出します。ダメージロールに《原初の黒:フェイタルヒット》で+4D
GMore:あ、雑談で
GMore:相談があるっぽいですよ!
蔡春嵐:このまま行くぜ!
GMore:押忍!!
蔡春嵐:12d10+11+1d10+4d10 装甲無視ガード不可
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (12D10+11+1D10+4D10) → 60[2,2,5,7,7,4,2,7,8,9,1,6]+11+1[1]+33[7,9,8,9] → 105
GMore:10万5000ダメージ!!!!!!!!
GMore:グッシャアアア
蔡春嵐:侵蝕159
GMore:強烈なカウンターがヒット!!残りHP、28万8210!
蔡春嵐:計算違い。161でした
GMore:では全ての処理が終わりました!!
GMore:では演出しておこう!いきます!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王
 ──「おおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッ!!!!!」
世界に響き渡る咆哮。虚空から生み出された枷が、怪人の肉体をとらえ、引きずり込まんとする、その世界の強制力に抗いながら──
ばぎん!!世界を映す鏡面を割りながら、前へと踏み抜き──君達の元へと、その姿が飛ぶ!!

「万易粉砕──」

 ──無数の万華鏡染みた幾何学円が男の前に浮かびあがる!

「無極拳!!!」

 その壁目掛けて打ち込む拳。鏡面に移りこむ拳が、壁を通過して華のように万を数え。その万を数えた拳が、尚開くように『増える』!!!
波児・マレキュール:無窮の空に、鳥居が如く無限の門柱が連なる。
波児・マレキュール:いくつもの眼(カメラ)が、可能性を観測する。選り分ける。展開された嵌合パネルが示すのは──<トンネル>。
波児・マレキュール:原初の大地が、未来を加速させてゆく。神の一撃を構成する全粒子がポテンシャル障壁を超え、7人1柱の肉体を破壊せずに『通り抜ける』、天文学的確率を天文学的回数潜った先の未来を──。
波児・マレキュール:「掴め、カナベラル!」
波児・マレキュール:無明を往く者、"ナイトローバー"。
セレーネ・F・カナベラル:──そうだ、掴み取ることができる。今この混沌世界において、そこに隣接する可能性であるのならば。
セレーネ・F・カナベラル:不断の時間軸上において、現に自分が「そうであった」事があるのならば──可能性を引き寄せるその数秒、手が届く。
セレーネ・F・カナベラル:女の右手に、霞むばかりの輝きを放つ宝石が一瞬だけ現れて消える。
セレーネ・F・カナベラル:まさしくその一瞬。"盤古蚩尤"は、星々煌めく深淵黒天の中に立つ、矮小な自分を視た。既に喪われた《天》の神権。その片鱗発露。
セレーネ・F・カナベラル:何一つ触れることなく通り過ぎた神拳、その衝突による世界創生級の熱量はしかし、存在しない宇宙へと消え去った。
セレーネ・F・カナベラル:「……いい旅だっただろ?」蚩尤にとって、夢と錯覚するほどの一瞬が過ぎた。生気の褪せた表情で、笑う。
セレーネ・F・カナベラル:「世間を知らない君に、ちょっとした贈り物だ」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──分厚い硝子の壁が、幾重にも束ねられて砕ける音を奏でて、その壁を超える度無数に増える拳が世界を埋め尽くす。
点ではなく面。面ではなく──空間制圧!しかし!それを跳ね返すはこの世界、あらゆる可能性平行分岐を内包する世界創世原初の熱──
それをくみ取った、数多の並行世界における──最強の彼女。その可能性!

 波児・マレキュールが繋げた門から、”ナイトローバー”が引きずり出し振るうその権能は──
世界を割断し、意のままに操るその神の力を──尚、凌駕する一瞬を見せた。そのまま消える。何事もなかったかのように──

 胡蝶の夢。詩人が見た、幻の走馬灯。しかし──それは、歪ませ、増やした拳までもを打ち消してゆく。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「──……はッ!!!まだ……小さいか!」
波児・マレキュール:脳が焼け落ちそうに熱い。精神力で表情を保つ、その去勢も見え透いている。
波児・マレキュール:見え透いた上で、なお自らの手練に不足があると口にした。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 「なら──」
その両腕を、大きく広げる。何もない虚空が大きく泡立ち、広がり──その泡の向こうで。
宇宙を埋め尽くす光体──超々々々巨大なるその原身が。世界を泡立たせる、ビッグバンの熱量を両手に湛え、広げている様が見える。

「こいつでどうだーッッッッッッッッッッ!!!!」

バギィンッッッッ!!!!岩石染みた甲殻に覆われたその両手を合掌のようにあわせる。
直後、迫りくる、宇宙を拓く神そのものの両掌が、全てを挟み、無限の熱に昇華せんと迫る!!!
波児・マレキュール:「は。これは……流石に、無いぞ。可能世界が!」
波児・マレキュール:あったところで、二度あの奇跡を手繰ることができるかどうか。
正玲諷呀:「立ってるだけで骨が軋む。どのような出力だ?さて、喰らっても再生できるものか?」
正玲諷呀:「僕に出来ることは耐えることに期待するしかないが、手立てがあるなら頼みたいものだ」
蔡春嵐:「馬鹿言ってんじゃねえ!可能性が無いなら創るんだよ、今ここでな!!」
セレーネ・F・カナベラル:「食らってみなきゃ分かりませんね」意味のない強がりを吐き零す。虚脱感が意識を苛む。次手はない。
蔡春嵐:「依然!」少女の手を取る。
”聖嬰娘々”依然:「──はい!!」握り返す
蔡春嵐:「オマエの権能を少し借りるぜ。今ここで───」
蔡春嵐:「あいつに勝てる武器を鍛ち直す!」
”聖嬰娘々”依然: ──主神、ゼウスの娘。アテナの神格。守護の女神にして──英傑に力与えるもの!
その権能の一端が、『トロイア』に描かれる。アキレウス・オデュッセウスの盟友の一人。ディオメーデースは。
かの女神の権能を借り──アレスを倒し。アフロディーテを打ち負かしたという。即ち──『神に打ち克つ』祝福を、持つ!
蔡春嵐:朱棍を天に放り投げる。神鉄で象られた輪郭が真円に収束し、白く輝き始める。
”聖嬰娘々”依然:「使ってください!!」──紅孩児の持つ権能。それもまた、親から離れるもの。反支配。己の道で仏道に帰依したその神格が持つ力はこれもまた
──あらゆる毒を焼き尽くす、”三昧神火”。炎と雷の権能が、春嵐へと流れ込む!
蔡春嵐:「"三昧の真火を以って、此処に勝利の証を示す!"」
蔡春嵐:白光が瞬き、世界そのものを圧し潰さんとする両腕を跳ね返さんばかりに拡散していく。
蔡春嵐:規格外の巨大さで顕現したそれは、鏡の如く磨き上げられた二対の楯
蔡春嵐:ありとあらゆる邪悪・災厄を払い弾き返す。主神を脅かせし戦女神の権能、絶対無敵の象徴。
蔡春嵐:「"アイギス!!"」
蔡春嵐:原初の神の両腕、その掌に込められた天地開闢の熱量を正面から受け止め
蔡春嵐:更に収束倍加させて、弾き返す!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王
 ──クラップ・ハンズ!!!!
 馬鹿げた規格外の熱量と、あらゆる可能性分岐ごと押しつぶす、世界創世質量の両掌が両側からぶつかり合い──
その軌道、無限に広がる虚空が、その熱と質に耐えきれずに沸騰。ここに集い、神を斃さんとする者どもは、残らず消え去るかに思える。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: しかし!!
今ここに、英傑を守護するその女神と。笑える程の天地に逆らった大猿の武器持つ、その英傑が存在する!!
千変万化、その本質は──鍛冶!勝てる可能性がないなら勝てる可能性を。その可能性を作る『道具』がないなら──作り出せばよい!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 畢竟!生み出された反撃の可能性は──あらゆるものを防ぐ、女神の大盾!全てを支配する全能神にこそ有効な──
神殺しの奇跡を与える武具!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:──超極大無限熱量が、その巨大盾を昇華する事叶わず──真正面から、押し切られる。

─  ─   ── ガシャアンッッッッ!!!

世界が砕け散るような音、弾かれた巨大な『天地開闢闘神』の両腕に──天まで上る如き亀裂が走る!!!!
波児・マレキュール:「……萬古、あるいは原始天尊」ぽつり、と。
波児・マレキュール:「唯一全権の君臨者であるならば、それは父神の属性か」
波児・マレキュール:戦慄とともに流れた汗すら蒸発している。香港支部長、"小覇王"蔡春嵐。この女がいなければ、今の一瞬で幾百度幾千度死んだか──否、それですら生温い。
波児・マレキュール:彼女だけではない、この場の誰が欠けていたとて。
GMore:──では、イニシアチブ10。波児・マレキュールのメインプロセスです!
GMore:色々相談して決めてくださって大丈夫!
波児・マレキュール:では……待機!
GMore:はい!!
GMore:ではイニシアチブ7、セレーネ・F・カナベラルのターンです!
セレーネ・F・カナベラル:はい。マイナーで暴走を解除
セレーネ・F・カナベラル:メジャー、《コンセントレイト》《アームズリンク》《ライトニングリンク》
セレーネ・F・カナベラル:盤古蚩尤を攻撃
GMore:受けます!
セレーネ・F・カナベラル:11dx+5@7 命中
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (11DX7+5) → 10[1,3,3,3,6,6,7,8,8,9,10]+10[1,3,4,8,10]+6[5,6]+5 → 31
GMore:ドッジ達成値は……よく考えると、ねえぞ!!オレはさっき依然ちゃんのNPCカードに「全員常時バリクラ」とかいた。リアクションはないのだ!
GMore:命中!
セレーネ・F・カナベラル:4d10+25+20
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (4D10+25+20) → 16[3,10,2,1]+25+20 → 61
セレーネ・F・カナベラル:HP3に
波児・マレキュール:《力の法則》《闘争の渦》ダメージロールに+5dして力の法則を回復。暴走します。
セレーネ・F・カナベラル:侵蝕145->153
波児・マレキュール:侵蝕136
セレーネ・F・カナベラル:あ、じゃあ追加振ります
セレーネ・F・カナベラル:5d10+61
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (5D10+61) → 38[8,10,10,4,6]+61 → 99
GMore:9万9000ダメージ!!!!!!!
セレーネ・F・カナベラル:蛍のように微かな光が、盤古蚩尤の視界を飛ぶ。魔眼による到達座標点の捕捉定義。
セレーネ・F・カナベラル:巨神の胸の上に浮かび上がるそれと、セレーネが持つ金属刃軸の切っ先。それらを結ぶように、細く赤い雷が軌跡のように走る。
セレーネ・F・カナベラル:盤古・蚩尤、その半分。中華黄帝が蚩尤を討つにあたって用いた仙具「指南車」──設定した方角へ向けて、常に正しい道筋を差し続けるというもの。
セレーネ・F・カナベラル:「要は、方位磁針だ。君を討ち貫くのは──」
セレーネ・F・カナベラル:呟く。尋常であれば必要としないルーティーンを今、作り出したのは、刃を届かせるがための一つの呪い。
セレーネ・F・カナベラル:「──混沌霧中を迷いなく疾り、抉り貫くものこそ」
波児・マレキュール:『方位』『距離』『時間流』
波児・マレキュール:存在している。セレーネの定義した"蚩尤"の原身を基準に。”聖嬰娘々”の領域を越えて。
波児・マレキュール:「届いた」《ワーディング》が、混沌を分割し、整地し、決定づけていく。そこまで続く道が舗装される。線形誘導表示板が無限遠を突破する、経路を示す。
セレーネ・F・カナベラル:爆発めいた閃光と共に射出されたのは、雷鳴そのものと化した己が身。
セレーネ・F・カナベラル:男の言葉に違うことはなく、無数に交錯し重なり合う並行世界軸の渦を貫き通すように
セレーネ・F・カナベラル:螺旋の掘削、文明の牙。一直線に飛翔したその影より、その原身に突き立てられる。赤熱するエネルギーがその内側で弾け、巨大な孔を開いた。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──それは、無限に広がる世界の、創世を操る天地開闢の闘神にとって、あまりに矮小な座標点。
『それ』を軽んじたが故に、神々は破れ、人類にとって過去のものとなってきた。ここまでのその怪人を支えた──
魔妖七仙。中華神峰、峨眉山仙洞の最強者たちもがそう。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ならば、それごとかき消してやればいい──!!!圧倒的世界熱量、防御行動を。しかし!!
『その法則』が覆す。その存在が神のルールに則る以上──致命的、とまではいかずとも。有効打を与えるのに十二分。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 無限の無明を裂くもの、星界の権能が──巨大すぎるが故に測定不可。広すぎるが故に方位特定不可のその巨体を──
尚、特定する!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──拓けた無限空間。何もなかった道にルールを測定、距離を可視化──
それこそ、神ではなく、人間が持つ天地開闢、『制定』の権能と言ってよいだろう!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 無いはずの道が、神の権能、人の権能、その全てを利用して生み出される。
届くはずのない巨体、無限の空間に刻まれた、『辿れば届く』必殺の経路──それが、先駆放電染みた彼女の『通り道』!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ── ギュルッッ 

 まるで、気泡が膨らみ弾けるように。黒いドロドロの飲み物に、白い液体を足らしてかき混ぜたあの瞬間のようにその巨体の胸が歪み──
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:──ドッ  パァァァァアン!!!!!!!!!!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:噴火を迎えた火山のように破裂し、虚空に荒れ狂う光をまき散らす!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「───ぐッッッ……ぐうううおおッッ……!!!」”本体”へのダメージが、違いなく化身へと還る。その怪人の肉体に亀裂が走り、虚空に蹈鞴を踏む──
波児・マレキュール:「……正しく、視界に収めたな」確認だ。彼への。
GMore:──イニシアチブ1!正玲諷呀のメインプロセスです。
正玲諷呀:それでは。
正玲諷呀:メジャー《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《咎人の剣》《賢者の石》
正玲諷呀:.”虹天大聖”王混のロイス切ってc-1
正玲諷呀:判定します。
GMore:押忍!
正玲諷呀:11dx4+10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (11DX4+10) → 10[2,3,4,4,5,6,7,7,10,10,10]+10[1,3,3,5,5,6,8,8,9]+10[4,6,6,7,7,9]+10[2,2,2,2,3,10]+10[6]+10[10]+10[5]+2[2]+10 → 82
正玲諷呀:《剣精の手》
正玲諷呀:1dx4+90
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (1DX4+90) → 10[7]+10[8]+1[1]+90 → 111
蔡春嵐:《原初の紫:妖精の手》
蔡春嵐:最後の1を10に
正玲諷呀:1dx4+120
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (1DX4+120) → 10[6]+1[1]+120 → 131
蔡春嵐:侵蝕167
GMore:では…確定かな?命中です!!
波児・マレキュール:《力の法則》 ダメージ+5d10
正玲諷呀:19d10+36
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (19D10+36) → 108[6,10,7,6,8,8,5,6,2,5,5,3,7,9,4,2,4,1,10]+36 → 144
波児・マレキュール:侵蝕140
GMore:14万4000ダメージ!!!!!!!
正玲諷呀:侵蝕112→122
正玲諷呀:122+1d10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (122+1D10) → 122+6[6] → 128
GMore:──残HP、45210!!!!
正玲諷呀:碧炎断蜃刀を取り巻く炎気が、最後の神仙を前に唸り滾る。
正玲諷呀:「やはり、僕の力は神こそを相手にするものか」
正玲諷呀:その剣は聖剣の王者と呼称された遺産に極めて近い性質を持っていた。
正玲諷呀:神の祈りでもなく、悪魔の戯れでもなく、妖精の恵みでもなく、己が望むだけで、息をするように最強の聖剣を創生出来る。
正玲諷呀:その様を幼き頃から周りは奇跡と呼び称賛した。
正玲諷呀:ならば、人造聖剣の主人は、奇跡こそが必要とされる場が居場所として相応しいと考えたのは当然の帰結だった。
正玲諷呀:即ち"神禍討滅局"。
正玲諷呀:人ではなく、神と魔を相手にするのが、超常の力すら超えた奇跡持つ者の責務だからだ。
正玲諷呀:「"一切炎浄"僕の聖剣は神を斬るぞ」
正玲諷呀:剣が炎を纏わせる。結果何が起こるのか?
正玲諷呀:まず殺傷力が増大する、オーヴァードと言えど生物の体はレネゲイドの炎熱に耐えられるように出来てはいない。
正玲諷呀:そして間合い、殺傷範囲が拡大する。刃を包んだ揺らめく炎は、その範囲面積の分の攻撃判定に他ならない。
正玲諷呀:星の作りだした無秩序で形なき最古の凶器を、人の作りだした精緻で形ある凶器と融合させる。
正玲諷呀:それは人の持つ斬殺技巧と指向性を以て、破壊の力を思い通りに行使するという事。
正玲諷呀:無限とも思える距離を、見るだけで詰められた。剣を振るう。
正玲諷呀:一呼吸の内に四度繰り出される燃え盛る彗星の如き剣撃。
正玲諷呀:剣だけならば如何に鋭くとも線による連打でしかない、だが炎揺らめく剣による攻撃は紛う方なき面制圧。
正玲諷呀:四つの灼光の壁が、神核霊基を溶断せんと迫る。
正玲諷呀:威力は全撃必殺。さながら天意の神罰の再現。だが、それだけなら混沌開天無極大聖王にとっては見慣れたモノでしかない。
正玲諷呀:しかして、これは、それら全てが人の持つ狡知と悪辣さの結晶だった。
正玲諷呀:神域の切れ味と熱力が、明確で執拗な人類が積み上げてきた闘争の技巧に操られる。
正玲諷呀:こちらの望む動きを引き出す為の一撃、逃げ道を牽制し敢えて受けさせる一撃、急所を抉り斬る一撃。
正玲諷呀:そして
正玲諷呀:止めを刺す一撃。
波児・マレキュール:彼の剣は神を斬る。
波児・マレキュール:それは絶対の法だ、始めから如何にそれを届かせるかという勝負だった。
波児・マレキュール:空中──そう、空中だ。至るところに設置された案内表示を炎が通り過ぎ、焼き消してゆく。
波児・マレキュール:その度に一条の斬線が届く。全てを遡り全てに至るが故に無敵のはずの、この世の始めに現れる王の原身へ。
波児・マレキュール:「面目躍如と言った所か」
波児・マレキュール:君臨するのはもはや神ばかりではない。
蔡春嵐:「なら、こいつでダメ押しだ!」
蔡春嵐:空間を守っていたアイギスの楯が砕け、神鉄が手元に戻る。
蔡春嵐:三昧真火の残り火を宿したそれが、掌中で再びその姿を変える。
蔡春嵐:「ひとたび仰げば風を呼び、ふたたび仰げば雲を呼び、みっつ仰げば雨が降る───」
蔡春嵐:「四十九手で火山をも消し飛ばす。されどそこは使い方次第!!」
蔡春嵐:「神風受けて尚燃え盛れ!!"転身・芭蕉扇"!!」
蔡春嵐:巨大な扇を一薙ぎ。原初の宇宙を一迅の風が吹き抜ける。
蔡春嵐:本来汎ゆる炎を鎮める魔風。されど今は、勝利の戦女神の権能をも孕んだ追い風。
蔡春嵐:聖剣の炎の勢いを弱めるどころか、更に激しく燃え上がらせる。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王

 ──圧倒的上位存在。そのスケールそのものが規格を異とする力の具現。即ち、神。
それを斃す事は──不可能である。それが、この世界にまず存在する一つのルールだ。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 今ここにいるのは、世界を別つ、創造の巨人そのもの。
見る事も出来ず、感じる事も出来ず。遍在するわけでも、死んで蘇るわけもなく──
ただ、規格が違いすぎるが故に干渉が不可能。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──そのルールが、今、人によって破られている。干渉、測定。何れも人の業が可能とした。
故に、到達可能。だが、もう一つのルールがある。スケールが違う。故に、そもそもの討伐は──不可能。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: だが!!”神禍討滅局”──異邦人(エトランゼ)はそのためにある。
不可能を、不可能なまま可能とし──神格の討伐を為すためにある。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: そして、その男──朧光幻幽、正玲諷呀は、それを映すためにある。
不可能を不可能なまま可能とする、人類の切り開いた道に──最後の一手。『奇跡』を齎すためにそこにいる!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: それは即ち、人の生み出した技術のまま──神の領域に手を届かせる、人神合一の一手!!
──測定された超々々々──巨大。その偉容も──『視界に入るなら、届く』。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: その神を斬る圧が、神の振るうものと違うのは──人が練り上げてきた、悪意を内包するからだ。
悪意だ。神ではなく人が、己以外のものに勝つには、ただそこに在り、その力を振るうだけではいけなかった。
だから──『敵を倒す手段』が、『力』ではないものが必要なのだ。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 神の”視界”を以てして押し潰すように迫る溶断剣。──それに、獰猛に笑う。凌ぎきってやる。
反射行動。翳す巨神の左腕。受けた一撃が、神の装甲に覆われた片腕を刻む。だが、切断には至らない。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──だが、それで十分。『そのために』放つという事を──圧倒的過ぎるが故に、神は知らぬ!
続く一撃。神体の中心、神核たる急所──それを、振るう右腕が握り潰す。受け、潰された爆碧炎が世界に散り──
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:──露出した神核。それは、甲虫。この世に最も多く存在し、最も繁栄した──その数、測定不能。無数中の無数──
『虫の王』の神格が故の絶対急所!人で言うのならば心臓たるその部位は、この怪人においては喉元──神経節たる部位に。
『二つに別たれた混沌』の象徴として存在する!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──『その狙い』に気付いた時には──既に遅い!
防御行動──天地が揺らぎ、その巨神と正玲諷呀を繋ぐ線上、無数の空間障壁が展開され、その威力を殺──
──し、きれない。吹き荒れる爆碧炎。木生火。今正しく”風”の権能が、”火”の権能を極大まで増幅し──

その神核を、溶断するッッッ!!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「───お゛ッッッおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!」
絶叫!!!そのもの天地開闢闘神の悲鳴が、世界をまるまる揺るがし──
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「───」その神核まで失った状態で。振るわれる最後の一撃を──

ば──ぎィッッ!!!
その両腕が、受け止める。歯を全て折れんがばかりに食いしばり。

「──波児・マレキュール。」
「”ナイトローバー”のセラ。」
「”小覇王”蔡春嵐。」
「正玲諷呀。」
「依然!”アートマン””ラグナロック””玄冬──”泰山大帝”。」

「──まだ、オレは負けてねえぞッッッッ!!!!!」
正玲諷呀:「僕では経験は不足というもの。成ったところで心を満たしたのは、まだ未熟であろう。いや、土壇場で執念を覚える、そちらこそ見事と言うべきか」
正玲諷呀:「波児。詰めをくれてやる!」
波児・マレキュール:「どこまでも尊大な奴め」
波児・マレキュール:そして、それを仰ぐ。
波児・マレキュール:「だが、それを肯定させるだけの働きだった。ああ」
波児・マレキュール:「任せろ」
波児・マレキュール:待機手番。
波児・マレキュール:マイナーで暴走解除
波児・マレキュール:《ダンシングシミター》《サンドシャード》大鎚を爆破しながらナイフ・日本刀・日本刀・日本刀を選択 ”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王を攻撃
波児・マレキュール:5dx+24 命中
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (5DX10+24) → 9[1,2,3,9,9]+24 → 33
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:──命中は確定していますが!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では──命中!
波児・マレキュール:4d10+1d10+1d10+10+12+12 装甲ガード無視
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (4D10+1D10+1D10+10+12+12) → 22[6,7,7,2]+2[2]+10[10]+10+12+12 → 68
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:素でいけた!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:6万8000ダメージ!!!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では、演出は後にしますが、処理上の問題として先にいっておきましょう
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王──撃破!!!!
波児・マレキュール:勝利…………!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では、一旦昼の部は──ここまで!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:休憩とします。夜の部、今のところ20時で!!宜しくお願いします!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:20時!では、超級仙界大戦の真・クライマックス2!再開します!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:昼までのあらすじ!天地開闢闘神”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王を、あらゆる手段を使い、君達はこれを追い詰める事に成功!!小覇王の反撃、ナイトローバーの測定、朧光幻幽の必殺を以てその神核に致命打を与える事に成功したものの──尚、食いしばり耐え闘志を燃やすその怪物に──
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:今!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:波児・マレキュールが最後の一撃を放つ!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:と言う所です
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:では、宜しくお願いします!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:演出……途中!ありましたら…どうぞ!
波児・マレキュール:宜しく願いします。
波児・マレキュール:<喜>
波児・マレキュール:<怒><哀><懼><愛><惡><欲>
波児・マレキュール:共架金具に固定された案内板が、それぞれに制定された弱点の在処、穿たれた世界の点穴を今一度示す。
波児・マレキュール:それぞれを固定する複柱の円周は山のように大きく、遠く霞む高さまで。楔のごとく屹立する。
波児・マレキュール:「道(タオ)は一を生ずる」
波児・マレキュール:<陰>
波児・マレキュール:「一はニを生ずる」
波児・マレキュール:<陽>
波児・マレキュール:「二は三を、軈てあらゆるものを」
波児・マレキュール:案内板に示される方角へ、9つの不可視の力が盤古蚩尤へと伸びる。
波児・マレキュール:蛇のようにうねり、あるいは猿のごとくすばやく。
波児・マレキュール:豚の如く貪欲に、蠍のごとく執拗に。
波児・マレキュール:単純な破壊攻撃ではない。それは始まる前のゼロへと遡った"盤古蚩尤"を、始まりの1と繋ぐ経絡。
波児・マレキュール:「道を」
波児・マレキュール:──タオイズム。その現出こそが、混沌の終わりだというのなら。
波児・マレキュール:「繋げ。捕らえろ。」天地開闢闘神、”盤古蚩尤”。
波児・マレキュール:創世語『超界・无涯蒼穹』──
波児・マレキュール:「十王・陰陽、以て正経奇経二十脈」
波児・マレキュール:「敗北をくれてやる! 魂縛結界・十王封神道生一!!」
波児・マレキュール:無窮無辺の空を、最後のピースを求めて。
波児・マレキュール:光の軌跡を引いて、9つの力が駆ける。飛翔し、転回し、離散し、収束し、"盤古蚩尤"を追い詰める!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──満身創痍といっていいだろう。
全身全霊。全てを焼きつくす創世の熱を凌いだは──
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 香港支部最強。”小覇王”蔡春嵐、そして彼らに加護なす女神格、依然。その反撃が、生存不可能なはずの未来をこじ開ける。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 無明を暴くもの。”ナイトローバー”セレーネ・F・カナベラルによる事象観測。測定は、その神への干渉を可能とし、概念、そしてその胴体に巨大な風穴を開けた。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 聖剣の覇王。”朧光幻幽”正玲諷呀が、その概念的風穴を突く。人神合一、奇跡の炎剣が、奇跡を以てしか貫けない心臓を抜く。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 何れもが、神格打倒の不可能を、その全霊を以て可能とし。その不可能を可能とする、運命的運動量こそがその怪物を打ち貫いた。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 肉体に絡みつく無数の楔。牙を剥く人界の齎す鎖が、幾重にもその魂を縛る。
力など何も残っちゃいない。何が残っているかといえば、最早意地しかない。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: だが!──元々、お互いにそんなものだ。目の前の連中だって、そのようにしてここまで踏み込んできたようなものだ。
それなのに──負けたら。悔しいじゃないか。立ちはだかる敵達の名前を呼ぶ。まだ負けていない。そう証明しようとするのだって──ただの意地だ。
それが重要だ!その意地で立っている!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 眼前。最後に迫る、サングラスの男。──それこそ、人が神に対して剥いた、今──最後の牙!!
ラフィック・ジャム──波児・マレキュール!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:威嚇するように獰猛に笑い──引きずるように、足を延ばす。
「まだ、ま──」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ──ガン!!! ガガン!ガガ、ガン!!
鎖を引き延ばすように、重い腕を前方に伸ばす。それを遮るように生み出される、虚空世界、”超界”の点穴。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 詠唱が──世界を別つ。それは、この”元始”──ゼロへとたどり着くためにその身を捧げた。この山脈の──構成要素達。
9。7。5。3。1。──0。0へと至るための真数を、再び刻む事による、0から──増え、広がり、辿り着くための順則儀式。
波児・マレキュール:「決着だ」余裕はない。確信もない。視界が赤く明滅する。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 捕まれる。その頭を。その喉を。その骨を。心臓を。腸を。右腕を。左腕を。右足を。左足を。
波児・マレキュール:「決着をつけてやる……!」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「あ、ああdッッ──おおおおおお──」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: ガキン。金属質な、枷のはまる音。実際にそんな音がするわけもない。概念的な鍵の音だ。
ガキン!また一つ。ガキン!ガキン!──ガキン!全身に突き刺さる、不可視の枷。枷。──ゼロへと至った神を。
再び、彼らが足場とする、人の生きる未来、この世に繋げる──決別にして──継語の儀!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「おおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
波児・マレキュール:この場の誰もが、それを必要としている。勿論、自分だって。
波児・マレキュール:お前だって、そうなんだろう。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王: 世界に嵐が吹き荒れる。尚もその法に逆らわんとする意地だけが、その身を、力に引きずられるままに、その身を水面に映る鏡像が如く歪ませ──
尚も、大地を踏みしめんと、その足を延ばし──つま先が、地を噛んだ所で。
”聖嬰娘々”依然: 全てを見届けた、最後の1ピース。──魔妖七仙。原初の一。それら八に連なる──今、この場に必要な、9を埋める数字──今、彼らの背後にいた少女の姿をした最後の神格が、その怪物の元へと飛び込んだ。
”聖嬰娘々”依然:「──隙──あり!!!!!」
”聖嬰娘々”依然:───  ガッ!!!シャアンッッッ!!!   打ち付ける強力なヘッドバット、長く伸びた牛角が、甲虫の角を──たたき上げ、その姿勢を大きく崩す!
波児・マレキュール:「っ、おおおおおおおおお!!!」
”聖嬰娘々”依然:「──陛下。負けをッッッ……認めろーーッッッ!!!」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「───お、おい……!!!」──踏みしめかけた足が、大地を離れる!!!
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「おッッ……!!!」──世界に、引きずられるッ!!!
波児・マレキュール:荒れ狂う力場を繋ぎ、无界に地脈を引く。
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「ちッッッッッ………」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「ち……!!!」
”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王:「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガァン──ッッッ!!!!!男の身が、宙に浮く──
波児・マレキュール:大気らしきものが存在しない空より、俄に突風のような圧力が拡散し────
波児・マレキュール:気づけば足元に、完全な『地面』がある。
波児・マレキュール:「正玲……浄玻璃十王経を……」
波児・マレキュール:「────閉じろ!」
正玲諷呀:「応!これにて」
GMore:ギュオッ──── ギャルンッッッ!!! 空間が歪み、その怪人と、それに頭突きを喰らわせた少女の姿が、光となり───
正玲諷呀:浄玻璃十王経を広げ、光を受ければ
GMore:二色の渦を描いて──その経へと──吸い込まれる!!!
正玲諷呀:「終劇」
正玲諷呀:音もなく閉じた。
GMore:─────
GMore:君達は、気付けば──霊峰の頂上。人のいない、霊峰山中。遮るものなく。広がる蒼空を臨む、開けた崖の上。
GMore:………君達の鼻先を──濃厚な、夏の香りが、駆け抜けていった。
GMore:──天地開闢闘神”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王。並びに、中華仙道最強神仙。九黎山魔妖七仙───
GMore:完全撃破!!!!
GMore:お疲れ様です!!!!!!
波児・マレキュール:お疲れさまでした!!!
蔡春嵐:ウオーッ!お疲れ様でした!
セレーネ・F・カナベラル:お疲れ様でした~!
正玲諷呀:お疲れだわ
GMore:まずは戦闘後のバックトラック処理をしましょう!!
GMore:バックトラックは

”鉄剣閻羅王”《審判》《汚穢》《勝利》

”九雲公主”《勝利》《死》《傾国》

”蚩尤”《鋼》《戦乱》《天地開闢》

加えてここまでの世界観を構成してきた、《神性圏界》が合計9つで18個です!!
GMore:で大丈夫かな?大丈夫だろう
セレーネ・F・カナベラル:18個とも振るぜ
蔡春嵐:振る振る!
セレーネ・F・カナベラル:153-18d10
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (153-18D10) → 153-101[3,5,1,9,7,6,10,1,7,6,7,5,10,8,5,5,1,5] → 52
波児・マレキュール:すげー 振ります!
波児・マレキュール:147-18d10
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (147-18D10) → 147-84[2,2,9,2,7,3,6,1,1,3,6,10,1,7,10,1,7,6] → 63
蔡春嵐:167-18d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (167-18D10) → 167-96[3,10,1,3,7,1,4,6,3,4,9,9,9,7,4,10,1,5] → 71
GMore:あと通常ロイス分かな
GMore:おー、無事生存!!
GMore:何とかちょうどいいぐらいになったな
波児・マレキュール:63-10d10 倍
BCDice:波児・マレキュール:DoubleCross : (63-10D10) → 63-49[5,6,4,5,8,1,5,4,5,6] → 14
波児・マレキュール:3点!
正玲諷呀:振るか
正玲諷呀:128-18D10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (128-18D10) → 128-109[2,10,7,8,5,6,4,9,7,2,4,7,9,4,9,2,10,4] → 19
蔡春嵐:71-6d10 倍振り
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (71-6D10) → 71-24[4,2,6,1,2,9] → 47
正玲諷呀:2倍
正玲諷呀:19-10D10
BCDice:正玲諷呀:DoubleCross : (19-10D10) → 19-51[9,10,6,1,1,5,9,3,1,6] → -32
蔡春嵐:3点!
蔡春嵐:倍にしてなかった
正玲諷呀:これで3点もいかがなものかと思うが生存だ
蔡春嵐:47-6d10
BCDice:蔡春嵐:DoubleCross : (47-6D10) → 47-22[5,1,1,6,5,4] → 25
蔡春嵐:これで3点!
GMore:終わったぜー!!実は経験点計算あまりにも詳しくないので
セレーネ・F・カナベラル:52-6d10
BCDice:セレーネ・F・カナベラル:DoubleCross : (52-6D10) → 52-33[5,7,10,5,1,5] → 19
セレーネ・F・カナベラル:倍振り3点です
GMore:他に提示するもの何かあったら教えて欲しいぜ
GMore:でも、とりあえずそれはそれとして──
GMore:まずは全員生存!!!!!!!お疲れ様でしたー!!!!!!!!!!!
蔡春嵐:ルルブに載ってる点数+Dロイスの数+侵蝕点というのが一般的よ
波児・マレキュール:お疲れさまでした~
蔡春嵐:お疲れさまでした!
蔡春嵐:Eロイスもね
正玲諷呀:ルルブ1の211P+敵Dロイズの数+Eロイス+侵蝕+Sロイスボーナス
正玲諷呀:で、全員の最終侵蝕足して3で割った点数がGMの経験点
GMore:なるほど、今回はEロイスの代わりに《権能》って形でオリジナルを持っているから、何個打ち破ったかというと、あと3×6だから合計で36点か!!
GMore:全員そこに10点と36点のセッション進行の5点を追加して
GMore:+51点貰ってください!!ですね
GMore:…ヨシ!
セレーネ・F・カナベラル:わーい!
正玲諷呀:すげえ経験点!何度も!
正玲諷呀:頂きます。
蔡春嵐:いただきます!
波児・マレキュール:53点! マジで? いただきます
GMore:では、クライマックスが終了!!君達は無事、峨眉山上空に浮かぶ天空城塞──九黎山脈を、丸々撃破する事に…成功しました!!!
エンディング
GMore:では──エンディング。
GMore:登場PCは、4人全員。合同エンディングですね。
GMore: 空を埋め尽くしていた超巨大岩塊、”九黎山脈”はその痕跡跡形もなく消滅した。
GMore:中華仙洞峨眉山に蔓延る最大の七仙を撃破した事実は仙界にも稲妻のように伝わり、これ以上の事件は暫くは発生しそうにない。
GMore:世界は瞬く間に元の姿を取り戻し、大陸に住まう人達は皆、そんな事実があったことも幻の夢が如く忘れ──かくて世界は日常を取り戻した。
GMore:後で伝え聞いた、外にいたものの視点では、九黎山脈は君達が突入後
GMore:ほんの僅かな時間に何度か大きく揺れ、明滅し──
GMore:一度、認識できない「何か」で時計の針が止まった後。
外の時間で一時間もたたない、「あっ」という間に、世界から消え去ったのだそうだ。
GMore:そして君達は今、任務達成後の休暇として、通常、想定されていた任務日数の余剰分である日数が与えられ──
GMore:まずは宴会!ということで、中国は四川省、大都会・成都にある料理店──
GMore:超熊猫(スーパーパンダ)飯店で、大量の中華料理を目にする事になっているので──ある!
GMore:出席者は功労者である君達四人とジジイ、それと鉄剣枢団の2人と、君達に飯をくわせる事に躍起になっていた大学教師のおじさんの8人!
”獣王”紫芝雅灯:「さあ!!皆、突入前はあまり好きなモノを食わせられなかった分食ってくれ!!」
”獣王”紫芝雅灯:「俺のオススメは牛肉の水煮(水は何処にいったんだよ水は、って言いたくなるぐらい赤くて辛い奴)、麻婆豆腐、翡翠炒飯だ!!!」
”超脳風水伯”玄冬:「ハー……落ち着いた落ち着いた………」完全に燃え尽きた様子で椅子に蕩け落ち、お茶を飲んでいる。
正玲諷呀:「僕は乾焼蝦仁だ。本場にエビチリはない。元になったのがこれだと言うからな」
”アートマン”:「………!!!」肉を使っていない激辛麻婆豆腐と無言で格闘している
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「あ゛ー!!!!!!!!!!!!辛!!!!!!」のたうちまわっている。
蔡春嵐:「辛っら!!!!けどこの辛さがたまんねぇ~!!!!」珍しく正装に身を包んで麻婆豆腐を頬張っている。
波児・マレキュール:黙々と酒を煽り、小籠包を食べている。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ヒ~!!わかんね~!なんでここの飯皆赤いんだよ~!」涙目で水を煽る
蔡春嵐:「あとやっぱこの牛肉が……」箸が止まる。
蔡春嵐:「牛……」
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ、今更といえば今更ですけど」烏龍茶を片手に、海老をつついている。
蔡春嵐:「う……依然~~~!!!!」机に突っ伏す
正玲諷呀:「成程。うむ、海老の神仙はいなかったからな」
”獣王”紫芝雅灯:「………」何かあったのか?と蒼白になっている
正玲諷呀:「このように患う事もないというもの」
”獣王”紫芝雅灯:「すっ!すまない!牛は苦手だったか?」
波児・マレキュール:「なんだ、トラウマにでもなったか?」
セレーネ・F・カナベラル:「FHの方々と、こうして宴会までご一緒するとはね」
正玲諷呀:「それは、なろう。波児、忘れてるかもしれんがな。小覇王は僕と同じ年齢だぞ」
セレーネ・F・カナベラル:「案外これからも仲良くできるんじゃないですか、私達」
”アートマン”:「私としては、役目が終わった以上、これ以上の対話は、いざという時のために避けておいたほうが良いと提言しましたが…」
蔡春嵐:傍らには既に殻になった酒瓶が幾つも置かれている。酔っ払ってるのだ。
波児・マレキュール:「忘れるものか正玲。こいつはな」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ズルじゃん!!それは!!アタシだって飯奢られてえよ!!なあ!アタシらもやったもんな!」
”アートマン”:「と、このありさまで…」
”アートマン”:肩をすくめる。
波児・マレキュール:「俺が武林に居た頃には既に、同門の先達を軒並み叩きのめすほどに強かったのだ。そんな女が一回り以上も下とくれば」
波児・マレキュール:「何を飲んでいる!」
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ。可愛らしくて何よりじゃないですか」
”獣王”紫芝雅灯:「オット!!」口を抑える。責任問題か…?
正玲諷呀:こちらも、気にせずに酒を嗜む。
”獣王”紫芝雅灯:「まあ、いいだろう!日本じゃないんだ!バレなきゃよし、と先生も言っている!」
”超脳風水伯”玄冬:「紫芝くん…」
波児・マレキュール:「何だお前たちは、それでも世界の守護者か」
蔡春嵐:「そうだぜ!中国じゃ飲酒は18からって忘れたのかよぉ波児~!」
セレーネ・F・カナベラル:「まあ……法規がどうと言うなら、暴行・傷害・器物損壊のオンパレードですよ。私達」
正玲諷呀:「そもそもだ。殺し合いを強要する癖に飲酒はダメだと言うのは、倫理観が歪であろう」
波児・マレキュール:普段なら到底口走らないことを言っている。こいつも酔っている。
セレーネ・F・カナベラル:「今更、一つくらいいいんじゃないですか」
波児・マレキュール:「うーーん。そうかも知れん……」
”獣王”紫芝雅灯:「ユルいな、君達!まあ、それぐらいの気構えでないと、神様には勝てんのだろうが…」
正玲諷呀:「オーヴァードの肉体は死しても平常下だとリザレクトする。つまり中毒死に対してのリスクは度外視される」
正玲諷呀:「ふ。完璧な理論構築よ」
波児・マレキュール:「ほどほどにしろよ。足るを知れとほら、道教の偉いやつも言っている」
セレーネ・F・カナベラル:「言われてみれば、神格との戦いは押し付けられたルールに抗うのが常ではありますね」
蔡春嵐:「ハッ、安心しな!アタシの限界はまだまだこんなもんじゃねえからよ!」
波児・マレキュール:「ガキが限界まで呑むな」
波児・マレキュール:ひょいと春嵐の酒を取り上げようとした手が空を切る「お前」すかりすかり「お前お前」
正玲諷呀:「8倍の代謝で移り変わる世界であれば、こうもゆっくりできなかったであろうな」
正玲諷呀:飲みながら嘆息する。
正玲諷呀:「生き急ぎたくはないものだ」
蔡春嵐:「もうガキじゃありません~!オッサンこそ無理しないほうがいいんじゃないんですか~!」酒瓶を空中で弄ぶ。
波児・マレキュール:「お前達本当にずっとそれ言うな! 若さを笠に来て……!」
正玲諷呀:「セラ、小覇王のあれは、波児に甘えているのでは?」
セレーネ・F・カナベラル:「春嵐はともかく、波児も砕けてるな……。やはりお酒は人を変えるんですね」ゴマ団子をもちもちと頬張りながら見ている。
波児・マレキュール:「会食で大人に絡まれるのが嫌だろうと思っていればあまりに堂々と飲酒を……まぁそれはいいか。良いことにしちゃったしな……」
波児・マレキュール:こちらも一息に陶器ボトルを煽る。
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。小覇王といえども、大人に甘えてみたくなる日もあるものなのでしょうか」
”獣王”紫芝雅灯:「勿論、本当はよくはないが!郷に入りては郷に従え!出た酒は、まあ、飲めばいいでしょう!」
正玲諷呀:「酒は人の本性を暴くというしな。あれが素かもしれぬ」
”獣王”紫芝雅灯:一応のホストとして、玄冬ともどもノンアルコール。
正玲諷呀:「大人と言うよりも心許した近しい異性と言う話なれば、僕としては好みの談義だが、さて」
正玲諷呀:「む。このエビの殻の唐揚げは中々に珍味。揚げ油からして辛味をきかせておる」
セレーネ・F・カナベラル:「なるほど……思い返せば、あの二人の連携。深く通じ合ったものがありましたね。正しく心を通わせていると……」
波児・マレキュール:「余計な勘ぐりをするな」
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。勘ぐるのがダメなら、直接聞いてみても?」
波児・マレキュール:殺気を込めた目。
正玲諷呀:「小覇王。この堅物黒眼鏡はこう言っているがな。そちらとしては、どうなのだ?」
蔡春嵐:「あぁん?波児がどうかって話?そりゃオマエ……」
正玲諷呀:「然り。は。ただの兄妹弟子か、怪しいモノよ。と僕は言っておこう」
波児・マレキュール:「そういう話に興味があるのは、無いよりは良いがな……お前くらいの年頃で無いのも少々心配だし」
波児・マレキュール:「カナベラルは2歳だからともかく……2歳だったか?」
波児・マレキュール:「辛ーーーーっ!!」
”超脳風水伯”玄冬:「ふぉふぉふぉ。若い。若いのう…」肩肘をつき、ほほえましそうに見ている。
蔡春嵐:「いや、そうな……昔から知ってる兄貴みたいなもんとばかり思ってきたけど、なるほど」頭を捻る
セレーネ・F・カナベラル:「一応そうなりますね。我ながら違和感拭い難い数字なんですけれども」
波児・マレキュール:何気なく摘んだ牛肉に悲鳴を上げている。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「辛いよなぁ!!アタシはもうこのゴマ団子一択だぜ!」
波児・マレキュール:「くれ。パス」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ほい」ぽいっ、と2,3個大皿からつまんで投げる
蔡春嵐:「うーーーん」頭を抱えて悩み始める
波児・マレキュール:人指し指~薬指の隙間でニ個受けて、1つを春嵐の口に突き込む。
蔡春嵐:「むが」
波児・マレキュール:「おっと……あまりにも隙だらけだったから反射的に」
”アートマン”:「……!!」全身から汗を垂れ流しながら麻婆豆腐をカッこんでいる。
蔡春嵐:「もぐもぐ……うん、やっぱアレだな」
正玲諷呀:(波児め。…………誤魔化しに走ったか)
正玲諷呀:(胡麻菓子だけに……ふむ。いかん。酔っておる)
正玲諷呀:くくく。と一人嗤う。
蔡春嵐:「付き合うなら美味い飯作ってくれる奴がいいな!その点波児は落第だわ!アッハハハ!!」
波児・マレキュール:「ま、だろうな」
波児・マレキュール:無表情で胡麻団子をパクつく。
セレーネ・F・カナベラル:「それって……作ってあげたりするんですか?料理」
正玲諷呀:「波児よ。良い人がいないのであれば、ここらへんで手を打っておいた方が良いと僕は思うがな」言いながら指でひょいと黒眼鏡の蔓をあげて、取る。
正玲諷呀:言外に僕が楽しいからな。というニュアンスは勿論感じる。
波児・マレキュール:「ええい、何をする」普段はサングラスの下からでも主張する鋭い眼光が、今はなんだかぼんやりしていた。
波児・マレキュール:「言っておくが、この女も別に言うほど上手くないぞ」
セレーネ・F・カナベラル:「食べさせ合ってる……」
波児・マレキュール:「別に今もしているわけじゃない」うるさそうに手を払う動作。
蔡春嵐:「いいじゃねーか不味いメシの話はよお。つーかオマエらの方はどうなんだよ」
セレーネ・F・カナベラル:「お、珍しい。記念に1枚いいです?」サングラスを外した素顔を見て、スマートフォンのカメラを向けようとする。
蔡春嵐:「セラのメシとか興味あるな~。今度香港来た時寄ってかない?」
波児・マレキュール:嫌そうな顔。
”獣王”紫芝雅灯:(若々しいチームの中に独身のおっさんがいると、こういう事になるんだな…と言う光景にそっと目を伏せる)
正玲諷呀:「そうだ。セラの料理。僕は期待したのだ、宇宙食が食べられると思ったからな」
セレーネ・F・カナベラル:「私ですか?ご期待ほど面白いものは出せないと思いますよ」
セレーネ・F・カナベラル:「突き詰めれば、料理は科学実験のようなものですし……レシピを正確になぞっているだけです。私の場合」
波児・マレキュール:「それが出来ないやつもいるがな」
正玲諷呀:「文句のつけようがなく美味かったが、あの時の僕の落胆は中々だった」
蔡春嵐:「なんでアタシ見て言うんだよ」
波児・マレキュール:「別に」
波児・マレキュール:ちびちびと酒を空ける。
セレーネ・F・カナベラル:「ふむ。ウケを考えると、宇宙食の作り方も覚えたほうがいいのでしょうか……」
正玲諷呀:「僕はウケるぞ」
波児・マレキュール:「お前たちもよほどじゃないか。言っておくがな、こちらは単に飯当番が」
波児・マレキュール:「というか宇宙食はご家庭で用意はできんだろう……」
”獣王”紫芝雅灯:「宇宙食に近い作り方をする事はできるぞ!やはりスープ系は粘りを強めにするのがコツだな……」
セレーネ・F・カナベラル:「そのものはまあ、そうですが。真空状態にして冷凍すれば、近い保存性を担保することなら……」
正玲諷呀:ちびりと瓢箪に入れた酒を飲む。
波児・マレキュール:「そうだったのか。勉強になるな……」普段は絶対言わない。
正玲諷呀:「ふむ。しかし宴席に招かれたのだから、向こうで箸をつけてやれば良かったというのは、些か心残りよ。木以外はだが」
正玲諷呀:「中々に楽しい連中だったからな」
波児・マレキュール:「俺もなんとなく美味そうな刺身を見送ってきたな、風水伯が警戒させるようなことを言うから」
”獣王”紫芝雅灯:食品学系の人間なので、若者に披露するのが好きらしく、暫く背景で宇宙食について語っています
”超脳風水伯”玄冬:「まあ……」
”超脳風水伯”玄冬:「でも何か気持ち悪いじゃろ?魚が躍ってる前で、魚食えるか?」
”超脳風水伯”玄冬:げんなりした顔。
波児・マレキュール:「違いない」
蔡春嵐:「アタシは気にしねーけど……」
正玲諷呀:「む!?牛を見ながら泣いた女ではないか?」
正玲諷呀:「気にすると見たぞ。僕は」
蔡春嵐:「ちげーよ!あれは依然を思い出しただけ!牛肉は美味しく頂いたわ!!」
”超脳風水伯”玄冬:「ひょひょ!ま、それぐらいのタフさがあれば、特に困る事はないじゃろ。食事に命がついてまわるのは避けられん事実!」
セレーネ・F・カナベラル:「まあ……実際、言葉を交わした相手と同じ種を食べられないと言っていては、やがて何も口にできなくなるでしょうね。この仕事をしていると」
蔡春嵐:「姿形が似ていても別の命だろ。生者を想って死者を遠ざけるのはお互いにとっての冒涜だ」
波児・マレキュール:「今回の仕事だけでもう豚と牛ダメだからな」
波児・マレキュール:「魔妖七仙……いずれも劣らぬ強敵たちだった」
”獣王”紫芝雅灯:「そう!だから、有難く『頂きます』という他ないのだ。まあ、俺はそういった事で暫く飯を食えなくなるのも……人間らしいと思うがね。だから『忘れる』と言う機能がある。人は思ったよりナイーヴだぞ」
正玲諷呀:「僕としては、そろそろ人間は家畜の類のRB達に復讐される頃合いとみているぞ」
正玲諷呀:「果たして、遠目から見た場合、どちらに正義があるのだろうな」
正玲諷呀:「とは、言っても僕らは何処まで行っても人類の守護者な訳だが。などと、酔い人の戯言よ。忘れよ」
GMore:鳥・蠍・牛・猿・豚・狐・蛇・カブトムシ!美味しいですよね、カブトムシ
蔡春嵐:「ハッ、蚊帳の外から見た正義に何の意味があるってんだ。もしんなこと押し付けてくる奴がいたらなあ」
蔡春嵐:「真っ先にアタシがぶん殴って叩き出してやるっての!アッハハハハ!!」
蔡春嵐:顔を赤くして大笑いする。
波児・マレキュール:「そういえば」何本かの酒瓶を空けて、ふらりと口を開く。
波児・マレキュール:「俺は酔拳が使える」しゅっしゅっと危うい動きでシャドーボクシング。
波児・マレキュール:「お前たちは陽界のアレで格付けがついたと思っているかも知れんが、酔いがいい具合に回ると内功がアレで、春嵐ともいい勝負だぞ」
波児・マレキュール:唐突な謎の主張。
波児・マレキュール:「以前それでやりあった時はあわや勝利かというところまでこぎつけたからな」
正玲諷呀:「ふむ。このように人間は酔うと、愉快になるのだ。波児でさえ、これだ。 人間を理解するために、セラも一献どうだ?」
セレーネ・F・カナベラル:「……なんか、やっぱり似てますね。根が」
セレーネ・F・カナベラル:「子供みたく負けず嫌いというか……」
”超脳風水伯”玄冬:「波児くん……!」
”獣王”紫芝雅灯:慌てて玄冬と目をあわせている。
波児・マレキュール:その後気づけば師にござの上で介抱されていた。
蔡春嵐:「あぁん……?」ピクリと眉根が動く
セレーネ・F・カナベラル:「そうですね。実を言うと、かなり興味が湧いてきていたところ」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「っしゃ!!!やれ!!!!」
正玲諷呀:セラのグラスに軽めのワインを注いであげる。
蔡春嵐:「ならアタシの酔拳とテメエの酔拳どちらが上か、この席で白黒つけてやろうか?」
セレーネ・F・カナベラル:「普段は人目もありますが。幸いとこの場にいる人は皆、許してくれそうな雰囲気ですし……」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「行くぜ!!」鉄皿を取り出し……鉄箸を一本とって、構える。本当は行儀が悪いが──
正玲諷呀:そして、こちらは見物モードに入るのであった。
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:──チーン!
セレーネ・F・カナベラル:「ふふ、どうも」グラスを手に会釈し、くいと一口。
蔡春嵐:「あの時は素面で遅れを取ったが、同じ条件ならアタシが波児に負ける道理はねえよなあ?」
波児・マレキュール:「食器割ったら問答無用で負けな」ゴングがなると同時、座った姿勢から両の手刀を突き出す。
蔡春嵐:ゆらりと立ち上がり、右手をクイクイと撚る。
”獣王”紫芝雅灯:「皆さん!!すいません!皆さん!──少し離れていてください!君も手伝って!」
”アートマン”:「!?………ええ?」
”ラグナロック”カレン=マグノリウス:「ぎゃははははは!!!!」
正玲諷呀:立ち上がり炎を収めた聖剣を作り
正玲諷呀:銅鑼を鳴らした。
正玲諷呀:ジャーン!ジャーン!ジャーン!
波児・マレキュール:しゅ、ば、ばたたた、袖と掌がぶつかる音が連続して響く。
蔡春嵐:「ウィ……ック」腰を90°のけぞらせて躱し、後転の勢いで下から蹴りを突き上げる
波児・マレキュール:その蹴りが命中し──ぐたりと身体が折れ曲がったまま絡みつくように足を取って放り上げる。
波児・マレキュール:呑海との戦いでみせたよりさらに低架式のままふらふらと。構え、緩急著しく突・突・突!
蔡春嵐:宙返りで体制を戻し、繰り出される突きに足をかけて更に上空へ跳ぶ
蔡春嵐:天井近くまで届くような弧を描いて、スラリと伸びた脚を酔っ払いの脳天に叩き込む。対するは───
波児・マレキュール:重心を落とした姿勢のまま転がり、こちらも大振りな蹴り上げを仕掛け────
GMore:──暗転。
GMore:──店にとっては──かなり迷惑!だが、その夜。君達の喧噪に、その酒場が湧いた事は──大いに間違いない!
GMore:以上!!合同エンディングを終了します!!
マスターシーン
GMore:そして──マスターシーン。
GMore: ──世界があわや、中国で発生した神性圏界に飲まれかけ。
それが、”異邦人”の活躍によって解決されて──事件発生から、X年。X日後。季節は──
GMore: ──蝉の鳴き声が、蒼空に吹き抜ける。木の葉が揺れる。
…夏の、ある日。どこかの公園。少女が、息を殺して、ゆっくりとその公園の中心にある、大きな木に近づいていく。
GMore: 「どおん!!」
張り手一発。公園で遊ぶ少年やその母が驚き──
GMore: 「うおわあ!!!」
 直後、それ以上の衝撃が場を支配する。木の上から人が落ちてきたのだ。
遠目から見て、少女より子供一人分は大きそうな大柄な男が、果たして樹上で何をやっていたのか。
GMore: 「…何故!?」
GMore: 「あんまりゆっくりしてるとダメですよ」
GMore: 「はあ!?お前が急ぐなと言ったんだろうが…!」
GMore: 「それはそれ!これはこれです!いい季節だからって急に習性を思い出さないでください!」
GMore: 「…ちっ……」
GMore: 「夜になってからだと、人間は遅いんです!元の飼い主さんも、ビビってたじゃないですか!…さっ」
GMore
GMore: 「久しぶりに。皆さんに──会いにいってみましょう!」
GMore:笑顔の少女に、バツの悪そうな大男の連れ合いが──蒼空の下、何処かに向けて歩き出した。
GMore:──Double Cross the 3rd Edition
GMore:『超級仙界大戦 无涯・开天辟地』
GMore:登場人物
GMore:PC1:波児・マレキュール PL:そごう
PC2:蔡春嵐 PL:ヤヒロギンジ
PC3:セレーネ・F・カナベラル PL:いちま
PC4:正玲諷呀 PL:白金
GMore:登場NPC
”超脳風水伯”玄冬
”獣王”紫芝雅灯
”アートマン”
”ラグナロック”カレン=マグノリウス
”泰山大帝”宇治川凍
”虹天大聖”王混
”三毒聖母”天焔玉
”平地星”独骨
”赤銅真仙”弩天毛
”轟鬣元帥”呑海
”九雲公主”王蘭明
”覆海天女”姫劉濤
ニワトリ妖怪
フクロウ妖怪
”稚葉”宮鄭蜂
”鵠雨釼”幽彊
”禄散烏”華平多
”流牟蓮雷”荒軒
”怒号鮫歯”永静波

”尚付” 金観
”瞿如”嗎明
”寓鳥”楚抜



”聖嬰娘々”依然
GMore:”盤古蚩尤”混沌開天無極大聖王!
GMore:以上!
GMore:──全行程、完了!
GMore:お疲れ様でしたー!!!!
正玲諷呀:おっつかれさまでしたーーー
蔡春嵐:お疲れさまでした~!!!!
波児・マレキュール:お疲れさまでした~~
セレーネ・F・カナベラル:お疲れ様でした~!
波児・マレキュール:本当にお疲れ様! すごかった!
GMore:ここまでお付き合いいただいて
GMore:本当にありがとうございます!!!
GMore:いい二週間を頂いた